JP2001291634A - 積層セラミックコンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電圧特性が良好で且つ大容量及び小型化が
可能な積層セラミックコンデンサ及びその製造方法を提
供する。 【解決手段】 導体層12を形成する導電性ペーストに
セラミック誘電体層11に含まれる添加物を混合させる
ことにより、導体層12の近傍におけるセラミック粒子
20のシェル部22の厚みを大きく形成した。これによ
り、耐電圧特性が向上するのでセラミック誘電体層11
の薄層化による大容量化及び小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体層と導体層
とを交互に積層した積層セラミックコンデンサに関し、
特にその誘電体層の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサは、以下の工
程により製造される。まず、スラリーを作成する。具体
的には、BaTiO3などのセラミック誘電体粉体に添
加物及びバインダを加え、これを数時間ボールミル等で
撹拌・混合することにより適度な粘度をもったスラリー
を作成する。
【0003】次に、例えばドクターブレード法などによ
り、スラリーからセラミックグリーンシートを作成す
る。このドクターブレード法では、ベースフィルム上に
スラリーを流し、その厚みをドクターブレードとの隙間
で調整する。この後に、これを乾燥させて所定の厚みの
セラミックグリーンシートを得る。
【0004】次に、セラミックグリーンシートに所定の
パターンで導電性ペーストを塗布する。次いで、これら
セラミックグリーンシートを必要枚数だけ積層・圧着し
てシート積層物を作成する。この後に、シート積層物を
単位部品あたりの大きさに裁断し、これを焼成して焼結
体を作成する。この焼成工程により、セラミックグリー
ンシートが焼成してセラミック誘電体層となり、導電性
ペーストが焼成して導体層となる。最後に、この焼結体
に導電性ペーストを塗布し焼成して外部電極を形成す
る。以上の工程により積層セラミックコンデンサが製造
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような積層セラミ
ックコンデンサでは、デラミネーションやクラックの発
生を防止することが課題としてある。デラミネーション
等の発生要因の一つとして、焼成時における導電性ペー
ストとセラミックグリーンシートの収縮挙動の差異が挙
げられる。この課題を解決するために、導体層を形成す
る導電性ペーストに、スラリー作成に用いたセラミック
誘電体誘電体を混入させる技術が一般化している。な
お、このような目的で導電性ペーストに混入させる材料
は「共材」と呼ばれている。
【0006】しかしながら、近年の積層セラミックコン
デンサの大容量及び小型化に伴いセラミック誘電体層の
薄膜化がすすむにつれ、前記共材の拡散反応によるセラ
ミック誘電体層の物性変化が無視できなくなってきた。
また、セラミック誘電体層を薄層化すると、耐電流特性
が悪化するという問題もあった。
【0007】本発明は、上記目的に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、耐電圧特性が良好で
且つ大容量及び小型化が可能な積層セラミックコンデン
サ及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、セラミック誘電体層と導体層
とを交互に積層してなる積層セラミックコンデンサにお
いて、前記セラミック誘電体層はコアシェル構造を有す
るセラミック粒子を含むとともに、該セラミック粒子は
導体層に近いものほどシェル部の厚みが大きく形成され
ていることを特徴とするものを提案する。
【0009】本発明によれば、セラミック誘電体層は、
導体層の近傍におけるセラミック粒子が、導体層と離れ
ているセラミック粒子よりもシェル部の厚みが大きいコ
アシェル構造を有しているので、耐電圧特性が向上す
る。したがって、セラミック誘電体層の薄層化による大
容量化及び小型化が容易となる。
【0010】ここで、セラミック粒子のコアシェル構造
とは、セラミック粒子の中心部であるコア部と外殻部で
あるシェル部とが物理的、化学的に異なる相を形成して
いる構造をいう。
【0011】なお、セラミック誘電体層中の全てのセラ
ミック粒子がコアシェル構造を有しているとは限らな
い。そこで、請求項2の発明では、請求項1記載の積層
セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック誘電体
層は、コアシェル構造を有するセラミック粒子がコアシ
ェル構造を有しないセラミック粒子の個数に対して(9
/1)以上(7/3)以下の個数含むことを特徴とする
ものを提案する。
【0012】本発明によれば、耐電圧特性とともに誘電
率を向上させることができる。なお、コアシェル構造を
有しないセラミック粒子には、コア部のみの粒子及びシ
ェル部のみの粒子が存在する。コア部のみのセラミック
粒子は誘電率向上に寄与し、シェル部のみのセラミック
粒子は耐電圧特性向上に寄与する。なお、コア部のみの
セラミック粒子はコアシェル構造を有する粒子としてカ
ウントし、シェル部のみのセラミック粒子はコアシェル
構造を有しない粒子としてカウントする。
【0013】また、請求項3の発明では、請求項2記載
の積層セラミックコンデンサにおいて、前記セラミック
誘電体層の前記導体層との界面又は導体層の近傍にコア
シェル構造を有しないセラミック粒子が形成されている
ことを特徴とするものを提案する。
【0014】本発明によれば、焼結が促進されてシェル
部のみになったセラミック粒子は耐電圧特性に優れてい
るので、これが導体層との界面又は導体層近傍に存在す
ることによりセラミック誘電体層全体の耐電圧特性が向
上する。
【0015】また、請求項4の発明では、第1セラミッ
ク誘電体粉体に第1添加物及びバインダを混合してスラ
リーを作成する工程と、このスラリーをシート状に加工
してグリーンシートを作成する工程と、前記第1添加物
中の少なくとも一成分を含む第2添加物と第2セラミッ
ク誘電体粉体とを混練した導電性ペーストをグリーンシ
ートに塗布する工程と、複数のグリーンシートを積層し
て積層物を作成する工程と、この積層物を焼成する工程
とを有することを特徴とする積層セラミックコンデンサ
の製造方法を提案する。
【0016】本発明によれば、焼成の過程において、導
電性ペーストからグリーンシートに前記第2添加物が拡
散する。この第2添加物は、セラミック誘電体層を形成
する元素のうち前記第1添加物中の少なくとも一成分を
含むので、導体層近傍におけるセラミック粒子のシェル
部の成長が促進される。したがって、導体層の近傍にお
けるセラミック粒子が、導体層と離れているセラミック
粒子よりもシェル部の厚みが大きいコアシェル構造を有
することになる。これにより、本発明により製造された
積層コンデンサは耐電圧特性が向上するので、セラミッ
ク誘電体層の薄層化による大容量化及び小型化が容易と
なる。
【0017】本発明の好適な態様の一例として、請求項
5の発明では、請求項4記載の積層セラミックコンデン
サの製造方法において、前記第1セラミック誘電体粉体
及び第2セラミック誘電体粉体は互いに同一の組成を有
することを特徴とするものを提案する。また、請求項6
の発明では、請求項4又は5何れか1項記載の積層セラ
ミックコンデンサの製造方法において、前記第2セラミ
ック誘電体粉体の粒径が、前記第1誘電体粉体の粒径の
半分以下であることを特徴とするものを提案する。さら
に、請求項7の発明では、請求項4記載の積層セラミッ
クコンデンサにおいて、前記第2添加物は、前記グリー
ンシートの焼結を促進する成分を含むことを特徴とする
ものを提案する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態にかかる積
層セラミックコンデンサについて図面を参照して説明す
る。図1は積層セラミックコンデンサの一部切り欠き斜
視図、図2は積層セラミックコンデンサの拡大断面図で
ある。なお、図2はTEM(Transmission
Electron Microscope:透過型電
子顕微鏡)で観察した断面図である。
【0019】図1に示すように、この積層セラミックコ
ンデンサ10は、セラミック誘電体層11と導体層12
とを交互に積層した略直方体形状の積層体13と、積層
体13の両端部に形成され前記導体層12と接続する外
部電極14とを備えている。ここで、導体層12は、両
端の外部電極14に対して交互に接続している。すなわ
ち、一方の外部電極14は導体層12と一層おきに接続
し、他方の外部電極14は前記一方の外部電極14と接
続していない導体層12と接続している。
【0020】セラミック誘電体層11は、例えばBaT
iO3系の強誘電性を有するセラミック焼結体からな
る。また、導体層12は、例えばPd,Agなどの貴金
属材料やNiなどの卑金属材料からなる。積層体13
は、導電性ペーストを印刷したセラミックグリーンシー
トを複数積層し、これを焼結して形成される。これによ
り、セラミックグリーンシートが焼結してセラミック誘
電体層11が形成され、導電性ペーストが焼結して導体
層12が形成される。外部電極14は、例えばNi,A
gなどの金属材料からなる。
【0021】図2に示すように、セラミック誘電体層1
1は、コアシェル構造を有するセラミック粒子20とコ
アシェル構造を有しないセラミック粒子30とを含んで
いる。両者の構成比率は、コアシェル構造を有している
コアシェル構造を有するセラミック粒子20:コアシェ
ル構造を有しないセラミック粒子30が、9:1〜7:
3程度であり、本実施の形態では約8:2である。ここ
で、セラミック粒子のコアシェル構造とは、セラミック
粒子の中心部であるコア部21と外殻部であるシェル部
22とが物理的、化学的に異なる相を形成している構造
をいう。また、コアシェル構造を有するセラミック粒子
20は、導体層12の近傍にあるものほどシェル部22
の厚みが大きく形成されている。
【0022】また、コアシェル構造を有しないセラミッ
ク粒子30は、コアシェル構造30を有するセラミック
粒子のコア部と同一の組成を有するセラミック粒子30
aとシェル部と同一の組成を有するセラミック粒子30
bとに大別される。コア部と同一の組成を有するセラミ
ック粒子30aはセラミック誘電体層11の厚さ方向中
央部に多く存在する。一方、シェル部と同一の組成を有
するセラミック粒子30bは導体層12との界面又は導
体層12の近傍に存在する。
【0023】なお、上記コアシェル構造を有するセラミ
ック粒子20とコアシェル構造を有しないセラミック粒
子30の構成比率は、TEMで無作為に多数の粒子(例
えば100個)を選んで観察し、コアシェル構造を有す
るセラミック粒子20とコアシェル構造を有しないセラ
ミック粒子30の個数を計上して算出する。また、コア
部と同一の組成を有するセラミック粒子30aはコアシ
ェル構造を有するセラミック粒子20としてカウント
し、シェル部と同一の組成を有するセラミック粒子30
bはコアシェル構造を有しない粒子としてカウントす
る。
【0024】この積層セラミックコンデンサの製造方法
について図3を参照して説明する。図3は積層セラミッ
クコンデンサの工程図である。
【0025】まず、第1セラミック誘電体粉体に第1添
加物及びバインダを混合してスラリーを作成する(ステ
ップS1)。ここで、第1セラミック誘電体粉体として
は、平均粒径0.35μmのBaTiO3粉体を用い
た。また、第1添加物としては、主として希土類元素の
酸化物を用いた。具体的には、MgO,Ho23,Sm
23及び焼結補助剤としてBaSiO3の混合粉体を用
いた。次に、このスラリーをドクターブレード法などに
よりシート状に成形してセラミックグリーンシートを得
る(ステップS2)。
【0026】一方、導体層を形成するための導電性ペー
ストを作成する(ステップS3)。この導電性ペースト
は、Pd,Agなどの貴金属やNiなどの卑金属からな
る金属材料粉体、第2セラミック誘電体粉体及び第2添
加物並びにバインダを混合して作成する。ここで、金属
材料粉体は導体層を形成する主材料である。本実施の形
態ではNiを用いた。
【0027】前記第2セラミック誘電体は、焼成の過程
においてセラミックグリーンシートと収縮挙動を一致さ
せるために混合されるものである。したがって、前記第
1セラミック誘電体と収縮挙動が近似するものが好まし
い。本実施の形態では、第1セラミック誘電体粉体に対
して同一の組成且つ平均粒径が半分以下であるものを用
いた。
【0028】前記第2添加物は、セラミックグリーンシ
ートのセラミック粒子においてシェル部の成長を促進さ
せるものである。この第2添加物は、前記第1添加物の
少なくとも一成分を含んでいる。本実施の形態では、第
2添加物として、MgO,Sm23及びBaSiO3
混合粉体を用いた。
【0029】次に、前記セラミックグリーンシートに所
定パターンで導電性ペーストを印刷する(ステップS
4)。そして、このセラミックグリーンシートを積層、
圧着してシート積層体を得る(ステップS5)。次に、
このシート積層体を単位寸法に裁断して積層チップを得
る(ステップS6)。次に、この積層チップに外部電極
用の導電性ペーストを塗布する(ステップS7)。
【0030】次に、この積層チップを所定の条件下にお
いて焼成する(ステップS8)。ここで、焼成条件はセ
ラミック誘電体や導体層などの組成等により決定され
る。本実施の形態では、還元雰囲気中1320℃で焼成
した後、1000℃のN2−O2弱酸化性雰囲気に切り替
えて焼成を行った。
【0031】最後に、外部電極にメッキを行い積層セラ
ミックコンデンサ10が得られる(ステップS9)。
【0032】以上のステップによれば、前記ステップS
8における焼成の過程で、セラミックグリーンシートが
焼成してセラミック誘電体層11を形成し、セラミック
グリーンシートに印刷された導電性ペーストが焼成して
導体層12を形成する。この焼成過程においては、導電
性ペーストに含まれる第2添加物がセラミックグリーン
シートに拡散する。そして、この第2添加物によりセラ
ミックグリーンシートにおけるセラミック粒子のシェル
部の成長が促進される。したがって、セラミック誘電体
層11は、導体層12の近傍ほどシェル部22の厚いセ
ラミック粒子20が存在する。また、導体層12の界面
又は導体層12の近傍にシェル部と同一の組成を有する
コアシェル構造を有しないセラミック粒子30bが存在
する。
【0033】このように、本発明によれば、積層セラミ
ックコンデンサ10のセラミック誘電体層11は、導体
層12の近傍におけるセラミック粒子20が、導体層1
2と離れているセラミック粒子よりもシェル部22の厚
みが大きいコアシェル構造を有しているので、耐電圧特
性が向上する。これにより、良好な耐電圧特性を維持し
つつセラミック誘電体層12を薄層化することができ
る。したがって、セラミック誘電体層12の薄層化によ
る大容量化及び小型化が容易となる。また、焼結が促進
されてシェル部のみになったセラミック粒子30bが導
体層12の近傍に存在することにより、セラミック誘電
体層12の耐電圧特性が向上する。
【0034】なお、本実施の形態では、セラミック誘電
体層11及び導体層12と外部電極14を同時に焼成し
て形成したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。すなわち、前記ステップS6において得られた積層
チップを焼成して焼結体を得た後に、この焼結体に導電
性ペーストを塗布し、これを焼成することにより外部電
極を形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
積層セラミックコンデンサのセラミック誘電体層は、導
体層の近傍におけるセラミック粒子が、導体層と離れて
いるセラミック粒子よりもシェル部の厚みが大きいコア
シェル構造を有しているので、耐電圧特性が向上する。
これにより、良好な耐電圧特性を維持しつつセラミック
誘電体層を薄層化することができる。したがって、セラ
ミック誘電体層の薄層化による大容量化及び小型化が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層セラミックコンデンサの一部切り欠き斜視
【図2】積層セラミックコンデンサの拡大断面図
【図3】積層セラミックコンデンサの工程図
【符号の説明】
10…積層セラミックコンデンサ、11…セラミック誘
電体層、12…導体層、13…積層体、14…外部電
極、20,30…セラミック粒子、21…コア部、22
…シェル部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック誘電体層と導体層とを交互に
    積層してなる積層セラミックコンデンサにおいて、 前記セラミック誘電体層はコアシェル構造を有するセラ
    ミック粒子を含むとともに、該セラミック粒子は導体層
    に近いものほどシェル部の厚みが大きく形成されている
    ことを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記セラミック誘電体層は、コアシェル
    構造を有するセラミック粒子がコアシェル構造を有しな
    いセラミック粒子の個数に対して(9/1)以上(7/
    3)以下の個数含むことを特徴とする請求項1記載の積
    層セラミックコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記セラミック誘電体層の前記導体層と
    の界面又は導体層の近傍にコアシェル構造を有しないセ
    ラミック粒子が形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 【請求項4】 第1セラミック誘電体粉体に第1添加物
    及びバインダを混合してスラリーを作成する工程と、 このスラリーをシート状に加工してグリーンシートを作
    成する工程と、 前記第1添加物中の少なくとも一成分を含む第2添加物
    と第2セラミック誘電体粉体とを混練した導電性ペース
    トをグリーンシートに塗布する工程と、 複数のグリーンシートを積層して積層物を作成する工程
    と、 この積層物を焼成する工程とを有することを特徴とする
    積層セラミックコンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1セラミック誘電体粉体及び第2
    セラミック誘電体粉体は互いに同一の組成を有すること
    を特徴とする請求項4記載の積層セラミックコンデンサ
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2セラミック誘電体粉体の粒径
    が、前記第1誘電体粉体の粒径の半分以下であることを
    特徴とする請求項4又は5何れか1項記載の積層セラミ
    ックコンデンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2添加物は、前記グリーンシート
    の焼結を促進する成分を含むことを特徴とする請求項4
    記載の積層セラミックコンデンサの製造方法。
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