JP2001286774A - 籾摺精米施設 - Google Patents
籾摺精米施設Info
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Abstract
いて自動判別し、籾と判別したら籾摺装置と精米装置と
による籾摺精米作業を行い、玄米と判別したら精米装置
による精米作業を行う籾摺精米施設において、判別セン
サの穀粒検出状態が悪く、籾・玄米の判別がなされない
場合に、判別センサによる判別精度を向上させることを
目的とする。 【解決手段】 投入した穀粒を判別センサが検出しやす
い位置に移動させてから再度籾か玄米かの判別を行う。
Description
した穀粒の種類に応じて発信する信号を制御部で読み取
り、投入した穀粒が籾か玄米かを判別し、その判別結果
が籾ならば籾摺精米作業を、玄米ならば精米作業を行う
籾摺精米施設に関する。
の投入ホッパに穀粒判別センサを備えて、投入した穀粒
を籾か玄米かを判別し、その判別結果に応じて籾摺精米
作業あるいは精米作業を行う籾摺精米施設は知られてい
る。
の仕方によっては、あるいは投入する穀粒量が少量の場
合には穀粒判別センサに穀粒が接触しない場合や接触不
良等の理由で穀粒判別センサが穀粒種類の判別ができな
い場合が生じる。本発明は、籾摺精米施設における判別
センサによる判別性能を向上させることを目的とする。
みて以下のような技術的手段を構成した。すなわち、請
求項1記載の発明においては、籾摺装置と、精米装置
と、穀粒を投入する投入部と、投入部に投入した穀粒を
搬送する搬送手段と、投入した穀粒の種類に応じて異な
る判別信号を発する判別センサと、判別センサの判別信
号を読み取り投入した穀粒が籾か玄米かを判別する制御
部とを備え、判別センサの判別信号を制御部が籾と判別
した場合には籾摺装置及び精米装置による籾摺精米作業
を行い、判別センサの判別信号を制御部が玄米と判別し
た場合には精米装置による精米作業を行う籾摺精米施設
において、制御部が判別センサの判別信号より籾か玄米
かを判別できない場合は搬送手段を駆動させた後に、再
度制御部が判別センサの判別信号を読み取り籾か玄米か
を判別することを特徴とする籾摺精米施設とする。
と、精米装置と、穀粒を投入する投入部と、投入部に投
入した穀粒を搬送する搬送手段と、投入した穀粒の種類
に応じて異なる判別信号を発する判別センサと、判別セ
ンサの判別信号を読み取り投入した穀粒が籾か玄米かを
判別する制御部とを備え、判別センサの判別信号を制御
部が籾と判別した場合には籾摺装置及び精米装置による
籾摺精米作業を行い、判別センサの判別信号を制御部が
玄米と判別した場合には精米装置による精米作業を行う
籾摺精米施設において、制御部が判別センサの判別信号
より籾か玄米かを判別できない場合は所定時間籾摺精米
作業を行った後、再度制御部が判別センサの判別信号を
読み取り籾か玄米かを判別することを特徴とする籾摺精
米施設とする。
入部に穀粒を投入すると判別センサからの判別信号によ
り制御部が籾か玄米かの判別をする。そして、制御部が
籾と判別した場合には籾摺装置と精米装置とによる籾摺
精米作業がなされ、玄米と判別した場合には精米装置に
より精米作業がなされる。その際、制御部が穀粒の種類
を判別できない場合には、搬送手段を駆動させた後に再
度判別センサからの判別信号により判別をする。
精米施設に穀粒を投入したにもかかわらず判別センサが
検出しにくい位置に穀粒が存在するため穀粒の判別がで
きない場合に判別センサが検出しやすい位置に穀粒を移
動させることが可能になり、穀粒の判別性能を向上させ
ることができる。
御部が穀粒の種類を判別できない場合には、所定時間籾
摺精米作業を行った後に再度判別センサからの判別信号
により判別をする。このように構成することで、制御部
が穀粒の判別をなさない場合でも、所定時間は籾摺精米
作業をするため、作業を中断させることなく、実際に籾
を投入した場合でも未精白米が排出するのを防止するこ
とができる。一方、実際に玄米を投入した場合でも籾摺
精米作業を行うことで精白処理そのものを可能にするこ
とができる。そして、所定時間後に判別センサが穀粒種
類の判別を試みるため、穀粒の判別機会が増加し、穀粒
の判別性能を向上させることができると共に、作業途中
で玄米であることを判別した場合に精米作業のみに修正
することが可能になる。
摺装置、及び精米装置等各種設備を有し、作業者が持参
した穀粒を精白処理する料金式の籾摺精米施設の場合で
説明する。図1は籾摺精米施設の平面から見た建家の内
部を示す図で、建家の内部を仕切壁1で操作室A側と機
械室B側とに仕切っている。操作室A側には操作盤3を
挟むようにして、精白処理された精白米を貯留する白米
タンク4と穀粒を投入する原料投入タンク5とをそれぞ
れ備え、機械室B側には籾摺装置11、精米装置17、
糠処理部N等の籾摺精米作業に必要な各種設備を備えて
いる。
の具体的な構成について説明する。原料投入タンク5の
側壁には穀粒がセンサ面に接触すると静電容量が変化す
る穀粒センサ36を備えている。本実施例の穀粒センサ
36は静電容量の変化の有無に基づいて穀粒の有無の判
別信号を出す穀粒有無検出センサ36aと、静電容量の
変化量の検出に基づいて穀粒の種類すなわち籾であるか
玄米であるかの判別信号を出す穀粒種類判別センサ36
bと備えている。
投入タンク5に投入された穀粒を搬送する供給ラセン6
を配置し、供給ラセン6の搬送方向終端側を籾摺装置用
昇降機7の投入口7aと対向させる。籾摺装置用昇降機
7の排出口7bは籾タンク8に接続し、その下方には、
穀粒の搬送方向を還元通路9に切換える切換弁10、脱
ぷを行う籾摺ロール11a、及び脱ぷ処理された穀粒よ
り籾殻を除去する風選装置11d等とからなる籾摺装置
11、穀粒と共に搬送される石を選別除去する石抜機1
3とをそれぞれ備えている。
る藁屑等の長尺物を除去する異物除去装置14と、精米
装置用昇降機15とをそれぞれ備え、精米装置用昇降機
15の排出口15aと玄米タンク16とを接続する。玄
米タンク16の下方には穀粒を精白処理する精米装置1
7を備え精米装置17の排出口側を白米タンク4の上方
に臨ませる。精米装置17からは精白処理の際発生する
糠を空気搬送する糠搬送経路18を備え、その搬送終端
側を糠処理部Nに接続している。
ロン20と、分離した糠を搬送する糠ラセン21を内装
する糠移送樋22と、糠ラセン21で搬送した糠を貯留
する糠袋23とを備えている。次に、図3に基づいて操
作盤3について説明する。操作盤3にはもち選択ボタン
30、複数の精白度選択ボタン31が備えられている。
本実施例の精白度選択ボタン31には精白圧力を高くす
る上白ボタン31a・標準的な精白圧力にする標準ボタ
ン31b・精白圧力を低くする8分ボタン31cの3種
類のボタンを備えている。
投入口32、及び釣銭口33を備え、操作盤3の側方に
は穀粒返却口35と穀粒返却ボタン35aを備えてい
る。次に、図4に基づいてブロック図について説明す
る。制御部Sには精白度選択ボタン31、もち選択ボタ
ン32、穀粒有無判別センサ36a、穀粒種類判別セン
サ36b、穀粒返却ボタン35a、コインセンサ40、
玄米検知センサ16a、タイマーカウンター41等の情
報が入力され、これらの入力結果に基づいて、供給ラセ
ン駆動モータ6a、籾摺装置用昇降機駆動モータ7c、
精米装置用昇降機駆動モータ15c、精米装置駆動モー
タ17a、籾摺装置駆動モータ11b、籾摺ロール間隙
調節モータ11c、石抜機駆動モータ13a等が出力さ
れる。
および精米作業について図5に基づいて説明する。投入
する籾あるいは玄米の量に対応する料金をコイン投入口
37に投入し、次いで穀粒を原料投入タンク5に投入す
ると穀粒は穀粒有無判別センサ36a及び穀粒種類判別
センサ36bに接触する。そして、制御部Sは穀粒有無
判別センサ36aの静電容量が変化したのを読み取ると
穀粒有りと判別すると共に、穀粒種類判別センサ36b
の静電容量の変化量を読み取ることで投入された穀粒が
籾か玄米かを判別する(例えば、所定以上変化量があっ
た場合には玄米と判定する)。
31のいずれかを選択すると機械室B内の各種設備が所
定の順序に従って駆動を開始する。その際、投入された
穀粒が籾か玄米かを判別されると精白度選択ボタン31
が点灯するよう構成し、穀粒種類判別センサ36bが玄
米を判別すると精白度選択ボタン31の上白ボタン31
a・標準ボタン31b・8分ボタン31cのいずれのボ
タンも点灯し、いずれの精白度も設定可能になるが、穀
粒種類判別センサ36bが籾を判別すると精白度選択ボ
タン31は上白ボタン31a・標準ボタン31bのみ点
灯し、8分ボタン31cは選択することができないよう
構成する。
に低い精白度を選択することによる精白圧力不足による
未精白米の排出を防止することができる。なお、本実施
例の精白度選択ボタン31の点灯に関して、籾の場合に
は8分ボタン31cは選択できないよう構成している
が、別実施例として8分ボタンを選択しても、実際の作
業においては標準ボタン31bに対応する精白作業をな
すようにしても良い。
を判別した場合について説明する。作業者が上白ボタン
31aあるいは標準ボタン31bを選択すると、まず、
籾摺装置11が駆動を開始して籾摺ロール間隙調節モー
タ11cが籾摺ロール11aの間隙位置を調節し、次い
で供給ラセン6が駆動を開始して原料投入タンク5内の
籾の搬送を開始する。
石抜装置13、精米装置用昇降機15、精米装置17等
の機械室B内の装置がそれぞれ駆動を開始する。供給ラ
セン6で搬送した籾は籾摺装置用昇降機7を経て籾タン
ク8内に貯留されて籾摺装置11の籾摺ロール11a間
に順次供給され、脱ぷされる。
を吸引除去され石抜装置13及び異物除去装置14で石
や藁屑を選別除去されて精米装置用昇降機15を経て玄
米タンク16に貯留されて精米装置17内に順次供給さ
れ、設定した精白度に応じた精白圧力で精白処理され
て、順次白米タンク4に排出される。
うだけの精白処理時間が経過するのを検出するか、ある
いは、原料投入タンク5内の穀粒がなくなっていること
を穀粒有無判別センサ36aが検出すると、まず供給ラ
セン6の駆動が停止し、次いで籾摺装置用昇降機7、籾
摺装置11、石抜機13、異物除去装置14、精米装置
用昇降機15等が順次停止し、玄米タンク16内の穀粒
がなくなったことを玄米検出センサ16aが検出した
後、所定時間経過後に精米装置17が停止し、籾摺精米
施設の各種設備が停止する。
て説明する。作業者が上白ボタン31a・標準ボタン3
1b・8分ボタン31cのいずれかの精白度選択ボタン
31を選択すると、まず、籾摺装置11が駆動を開始し
て籾摺ロール11aの間隙が開方向に移動し、次いで供
給ラセン6が駆動を開始して原料投入タンク5内の玄米
の搬送を開始する。そして、それと共に、上記籾の場合
と同様の順序で機械室B内の各種設備が駆動を開始す
る。供給ラセン6で搬送された玄米は籾摺装置用昇降機
7を経て籾タンク8内に貯留されて籾摺ロール11aに
順次供給されるが、脱ぷ作用を受けることなく籾摺ロー
ル11a間を通過すると、上記籾の場合と同様の工程を
経て精白処理される。
択ボタン32を押すと、玄米と同様の工程を経て精白処
理されるようになっている。ところで、穀粒を原料投入
タンク5内に投入した際、制御部Sが穀粒種類判別セン
サ36bの静電容量の変化量から籾・玄米の判別ができ
なかった場合について図6に基づいて説明する。
粒種類の判別ができなかった場合には、制御部Sは投入
された穀粒を籾と判別し、精白度選択ボタン31は上白
31aと標準31bのみ点灯し、精白度選択ボタン31
を選択すると籾摺ロール11aを脱ぷ可能な間隙に設定
される。そして、供給ラセン6を駆動して原料投入タン
ク5内の穀粒を動かしながら再度穀粒種類判別センサ3
6bの静電容量の変化を読み取り穀粒の判別をする。
が籾と判別すると、そのまま、籾摺装置11が駆動を開
始し、次いで上記籾の工程と同様の工程を経て籾摺精米
作業がなされる。それに対し、玄米と判別すると、籾摺
ロール間隙を玄米が通過する程度まで開方向に移動し、
次いで上記玄米の場合と同様の工程を経て精米作業がな
される。
制御部Sが穀粒種類判別センサ36bの静電容量の変化
量を読み取り穀粒種類の判別を試みたにもかかわらず、
なお、穀粒種類が判別できない場合について図7に基づ
いて説明する。この場合には実際に投入された穀粒が玄
米であっても投入穀粒は籾であると判断し、前述の籾摺
精米作業がなされる。そして、1単価の料金(本実施例
では100円)分の供給ラセン6の駆動時間(本実施例で
は2分間)を経過すると、その時点で籾摺精米作業を終
了し、余った料金分は返却する。
入した際に、例えば穀粒種類判別センサ36bに穀粒が
接触してない、あるいは接触状況が良くない等の事情で
穀粒種類判別センサ36bの静電容量の変化量からでは
穀粒の種類を判別できないという場合には、供給ラセン
6を駆動し、原料投入タンク5内の穀粒を動かすこと
で、穀粒種類判別センサ36bへの穀粒の接触状況を向
上することが可能になり、制御部Sが穀粒種類の判別を
試みる際の判別精度を向上させることが可能になる。
Sが穀粒種類判別センサ36bの静電容量の変化量から
穀粒の種類を判別できない際には1単価分のみ籾摺精米
作業をすることによって、投入した穀粒が籾・玄米のい
ずれであっても精白処理作業が可能であり、未精白米の
排出を防止することができる。また、実際に投入された
穀粒が玄米の場合に、1単価分のみ籾摺精米作業を行っ
た後作業を終了するため、玄米を籾摺ロール間11aを
通過する際脱ぷ作用を受けるという不具合を最小限にす
ることができると共に、穀粒種類判別センサ36bが不
具合であることを把握することができる。
類を判別できない時には投入料金に関わらず1単価分の
料金分のみ籾摺精米作業を行っているが、別実施の形態
として、1単価分が終了する毎に制御部Sが穀粒種類の
判別を試み、玄米と判別した時点で籾摺ロール11aを
開いて精米作業に変更するまで、とりあえず籾摺精米作
業を継続して行うことで、穀粒の精白処理作業を停止さ
せることなく、かつ穀粒種類の判別の機会を多く与える
ことで穀粒種類の判別精度を向上させることが可能にな
る。
サ36を原料投入タンク5に備えているが、別実施の形
態として穀粒センサ36を籾タンク8に備えても良い。
この場合、原料投入タンク5に投入した穀粒を籾タンク
8まで搬送し終わるまでの時間を利用して籾摺ロール1
1aの間隙を設定することが可能になり、籾摺ロール1
1aの間隙を設定してから原料投入タンク5内の穀粒を
搬送し始めるのに対し、籾摺精米施設全体の作業時間を
短縮することができる。
電容量式のセンサを使用しているが、光学式のセンサ等
を用いても良い。
Claims (2)
- 【請求項1】 籾摺装置と、精米装置と、穀粒を投入す
る投入部と、投入部に投入した穀粒を搬送する搬送手段
と、投入した穀粒の種類に応じて異なる判別信号を発す
る判別センサと、判別センサの判別信号を読み取り投入
した穀粒が籾か玄米かを判別する制御部とを備え、判別
センサの判別信号を制御部が籾と判別した場合には籾摺
装置及び精米装置による籾摺精米作業を行い、判別セン
サの判別信号を制御部が玄米と判別した場合には精米装
置による精米作業を行う籾摺精米施設において、制御部
が判別センサの判別信号より籾か玄米かを判別できない
場合は搬送手段を駆動させた後に、再度制御部が判別セ
ンサの判別信号を読み取り籾か玄米かを判別することを
特徴とする籾摺精米施設。 - 【請求項2】 籾摺装置と、精米装置と、穀粒を投入す
る投入部と、投入部に投入した穀粒を搬送する搬送手段
と、投入した穀粒の種類に応じて異なる判別信号を発す
る判別センサと、判別センサの判別信号を読み取り投入
した穀粒が籾か玄米かを判別する制御部とを備え、判別
センサの判別信号を制御部が籾と判別した場合には籾摺
装置及び精米装置による籾摺精米作業を行い、判別セン
サの判別信号を制御部が玄米と判別した場合には精米装
置による精米作業を行う籾摺精米施設において、制御部
が判別センサの判別信号より籾か玄米かを判別できない
場合は所定時間籾摺精米作業を行った後、再度制御部が
判別センサの判別信号を読み取り籾か玄米かを判別する
ことを特徴とする籾摺精米施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000103626A JP4051854B2 (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 籾摺精米施設 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000103626A Expired - Fee Related JP4051854B2 (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 籾摺精米施設 |
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-
2000
- 2000-04-05 JP JP2000103626A patent/JP4051854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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