JP2001278643A - セメントキルン用塩素バイパスの運転方法およびその方法を用いたセメントキルン用塩素バイパス - Google Patents

セメントキルン用塩素バイパスの運転方法およびその方法を用いたセメントキルン用塩素バイパス

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JP2001278643A
JP2001278643A JP2000092712A JP2000092712A JP2001278643A JP 2001278643 A JP2001278643 A JP 2001278643A JP 2000092712 A JP2000092712 A JP 2000092712A JP 2000092712 A JP2000092712 A JP 2000092712A JP 2001278643 A JP2001278643 A JP 2001278643A
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chlorine
kiln
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Kiyoshi Shimoide
潔 霜出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素バイパスに排ガスの一部とともに導入さ
れるダスト量をできるだけ少なくなるようにして塩素バ
イパスにおける熱損失、原料損失を最小に抑えるように
し、バッグフィルタで捕集されるダストのハンドリング
性を向上させる。 【解決手段】 抽気排ガス流の上流から下流にかけて冷
却手段を兼ねる排ガス抽気管11とバッグフィルタ15
とを備え、キルン排ガスの一部をキルン窯尻から抽気
し、該抽気した排ガスを該抽気管15で冷却して排ガス
中に含まれる塩素を塩素固化物とし、該塩素固化物を該
排ガスに同伴された少量のダストとともにバッグフィル
タ15で捕集して回収するようにしたセメントキルン用
塩素バイパス10の運転方法において、バッグフィルタ
15に導入される抽気排ガスにハンドリング性の良い改
質ダストを供給することにより、バッグフィルタ15で
捕集する該塩素固化物のハンドリング性を向上させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキルン窯尻からキル
ン排ガスの一部を抽気して抜き取ることによりキルン排
ガス中の塩素を除去又は軽減させるためのセメントキル
ン用塩素バイパスの運転方法およびその方法を用いたセ
メントキルン用塩素バイパスに関する。
【0002】
【従来の技術】有害物としての例えば塩素分を含んだ石
灰石等のセメント原料や廃棄物等を使用するセメントキ
ルン(セメント焼成装置)において、クリンカの塩素濃
度を既定値以下に保つこと、及び、揮発性の高い塩素が
キルン及びプレヒータ内を循環することでキルン窯尻や
プレヒータ下部に塩素が濃縮することによって発生する
コーティングトラブルを防ぐために、キルン窯尻のキル
ン排ガスの一部を抽気して抜き取ることによりキルン排
ガス中に含まれる塩素を除去する、所謂、塩素バイパス
はよく知られている。
【0003】このような従来のセメントキルン用塩素バ
イパスを図2に基づいて説明する。図2において、1は
セメント焼成用キルン、1aは焼成用バーナー、2はキ
ルン1で焼成されたクリンカを冷却するためのクーラ
ー、3は該キルン1のセメント原料供給側に取付けられ
た断面が略矩形状の入口フッドであり、該入口フッド3
はキルン窯尻において仮焼原料の受入れ通路の一部とキ
ルン排ガス通路を構成する。5は仮焼炉5bを備えたサ
スペンションプレヒーター(SP)であり、5aはサス
ペンションプレヒーター5の最下段のサイクロン、5c
は生原料をプレヒーター5に供給する生原料供給管、4
は入口フッド3の上端とサスペンションプレヒータ5を
連絡し、キルン排ガスを仮焼炉5bを介してサスペンシ
ョンプレヒータ5に供給するためのライジングダクト
(立上り管)である。
【0004】6はサスペンションプレヒーター5の排気
ファン、7は上端が該最下段サイクロン5aの下部に接
続され下端が該入口フッド3のキルン1側の側壁と交差
する側の側壁の下部に接続されて開口され、サスペンシ
ョンプレヒーター5で予熱された後、仮焼炉5bで仮焼
された高温のセメント原料(以下、仮焼原料という)を
キルン1に送り込むためのシュート、8はクーラー2の
排ガスを仮焼炉5bに送給するダクトである。
【0005】しかして、セメントキルン用の塩素バイパ
ス10は、入口フッド3の立上り部のキルン側に位置し
た側壁に開口された排ガス抽気口3aと内部が連通され
て該側壁に固着して取付けられた排ガス冷却手段を兼ね
る排ガス抽気管11と、該抽気管11の排ガス出口に接
続された塊状物除去装置12と、該除去装置12の排ガ
ス出口と排ガスダクト13aによりその排ガス導入口が
連絡されたバッグフィルタ(集塵手段)15と、該バッ
グフィルタ15の排ガス出口とダクト13bを介して連
絡された排気ファン16と、排気ファン16のガス出口
と前記クーラー排ガスを仮焼炉5bへ送るダクト8とを
連結するダクト13cと、該排ガスダクト13aのバッ
グフィルタ15の排ガス導入口の上流位置に接続された
ダンパ14a付きの冷風取入管14、及び、排ガス抽気
管11に空気供給ダクトで連結された冷却ファン11a
とで構成されている。
【0006】前記塊状物除去装置12は、入口フッド3
の内壁にコーティングしたクリンカや仮焼原料の塊状物
(通常5〜10mm径)が運転中にジェット水の吹き付
けにより剥離されて飛散され、排ガス抽気口3a、排ガ
ス抽気管11を介して塩素バイパス10内に取り込まれ
るが、その該塊状物を排ガスから分離して外部へ取り出
して廃棄するためのものである。
【0007】該バッグフィルタ15の下部ホッパ15a
に取付けられたダスト排出用スクリューコンベヤ15b
にはシュートを介してクッションホッパ21が接続さ
れ、該クッションホッパ21のダスト排出口には二重の
バタフライダンパ22が接続して取付けられている。こ
れらクッションホッパ21、ダンパ22及び該シュート
類は、ダスト貯蔵・払出設備20を構成する。23は該
ダスト貯蔵・払い出し設備20から払い出されたダスト
を受け入れて搬出するためのダスト搬出車(バルク車)
である。
【0008】30は、仕上ミル設備であり、前記クリン
カクーラー2を出たクリンカと別途供給される石膏等が
供給されて仕上粉砕されるボールミル31と、該ボール
ミル31で粉砕された粉砕品を粗粉と精粉に分級して粗
粉を該ボールミル31へ戻し、精粉をセメント製品とし
て取り出す分級器(エアーセパレータ)で構成されてい
る。33は、該ダスト搬送車23により運搬された、前
記塩素バイパス10のバッグフィルタ15で集塵され回
収されたダスト、を受け入れるダスト貯蔵受入ホッパで
ある。該ダスト貯蔵受入ホッパ33のダストは前記分級
器32へ搬送されて分級され、粗粉はボールミル31に
戻され、精粉は分級されたセメント精粉とともにセメン
ト製品として回収される。
【0009】上記のようなセメントキルン用塩素バイパ
ス10において、入口フッド3の排ガス抽気口3aから
950〜1100℃程度の高温のキルン排ガスの一部
(例えば、キルン排ガスの約1乃至3容量%)が排気フ
ァン16の吸引作用により一部の少量のダスト(仮焼原
料粉及びクリンカ粉)を伴って抽気されて(抜き出され
て)塩素バイパス10内部に取り込まれる。取り込まれ
た抽気ガスとしてのキルン排ガスは、抽気管11の内部
の混合室で冷却ファン11aから送給される空気と混合
されて300〜350℃程度までに冷却される。
【0010】このことにより、抽気管11の内壁面やそ
れ以降のバイパス設備のダクト内面へのダストの付着、
固着(所謂、コーティング)が防止されると共に、95
0〜1100℃程度の高温の抽気ガス中に含まれる高濃
度のガス(蒸気)状の塩素[ほとんどが揮発性、ガス状
のKCl(塩化カリウム)又はNaCl(塩化ナトリウ
ム)の塩素化合物(塩素アルカリ)として存在する]は
冷却されて、液化・固化され、塩素固化物とされる。
【0011】その後、抽気ガスとしての排ガスは塩素と
しての該塩素固化物および少量のダストを伴って抽気管
11の出口から排出されて塊状物分離装置12に導入さ
れ、ここで入口フッド3内壁にコーティング(付着)し
てジェット水で剥離されて飛散されてバイパス10内に
取り込まれたクリンカ等の塊状物は塊状物分離装置12
で排ガスから分離されて取出される。そして、塊状物分
離装置12を出た排ガスはダクト13a内を通してバッ
グフィルタ15へ送られるが、ダクト13a内にバッグ
フィルタ15の導入口の上流位置でダンパ14aが所定
量開かれて冷風取入管14から冷空気が取入れられ、排
ガスは温度を200℃程度まで降下される。
【0012】このことにより、バッグフィルタ15の濾
布が高温から保護される。なお、温度調節計(TIC)
によってバッグフィルタ入口温度を常に200℃に保つ
ように冷風ダンパ14aの開度が自動的に調節される。
また該TICによって同時にバッグフィルタ入口温度が
酸露点の120℃程度以下にならないように制御され
る。
【0013】このように温度を200℃程度に降下され
た排ガスはバッグフィルタ15に取り入れられ、濾布で
排ガス中に含まれた前記塩素固化物、及び、ダストが捕
集(濾過)され、下部のホッパ15aに落とされ、スク
リューコンベヤ15bによって機外へ排出されることに
より、回収される。該ダストや塩素固化物を除去された
排ガスはダクト13b、排気ファン16及びダクト13
cを経由してクーラー排ガス管8内に導入され仮焼炉5
bへリサイクルされる。バッグフィルタ15で捕集され
た塩素固化物及びダストはダスト貯蔵払出設備20のク
ッションホッパ21に一時的に貯蔵され、適宜、ダンパ
22が開かれてダスト搬送車23へ移載され、ダスト搬
送車23によりダスト貯蔵ホッパ33へ運ばれて貯蔵さ
れる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような図2に示し
たセメントキルン用の塩素バイパス10において、抽気
した排ガスの集塵機としてバッグフィルタ15を使用す
る場合は、ダストの電気抵抗値やダストの重さが集塵性
能に影響を与える電気集塵機を用いる場合と異なり、排
ガス抽気口3aからできるだけキルン排ガスのみを吸引
しダスト(前記の通り仮焼原料粉やクリンカ粉)の吸引
量が最小になるように排ガス抽気口3aの位置、向き等
が決められている。即ち、図2に示すように、排ガス抽
気口3aは、キルン排ガスが勢いよく排出されて衝突さ
れるキルンから遠ざかる側の立上り壁面や側面ではな
く、排ガス流に淀みが生じ、ダストの通過濃度の少ない
入口フッド3のキルン側の立上り壁面に開設されてい
る。
【0015】それは、キルン入口フッド3付近のキルン
排ガス温度は前記の通り950〜1100℃程度であ
り、この温度領域では塩素としての塩素化合物(KC
l、NaCl)は前記の通りガス体で存在するので、塩
素を抜き取る目的である塩素バイパス10においては、
ガスのみを抜けばよく、ダストを抜いても熱損失や原料
の損失を招くばかりでなく、塩素バイパス10で回収さ
れるダスト量が多くなり、そのハンドリングが厄介にな
るだけで無意味であるからである。
【0016】しかしながら、吸引されるダスト量が少な
すぎると、バッグフィルタ15で捕集される回収ダスト
の塩素濃度が高くなり、回収ダストのハンドリングが非
常に困難になる欠点があった。即ち、セメントキルンの
塩素バイパス10で回収される塩素は前記したようにそ
のほとんどがKCl、NaClであり、これらの粒子は
非常に微細かつ軽量でダストが塩素粒子とあまり混在し
ていない場合、即ち、ダストの塩素濃度が30%を越え
るような高い場合はフワフワの状態であり、また、空気
中の水分を容易に吸収して付着性が高くなり、バッグフ
ィルタ15の濾布からの払い落としが困難になる。
【0017】また、バッグフィルタ15の下部ホッパ1
5aのコーナー部や排出用スクリューコンベヤ15bの
スクリューシャフトにくっ付いたり、ダスト貯蔵・払出
設備20のクッションホッパ21の内部で内壁周囲にダ
スト層が付着形成され、円滑な払い出しが困難になった
り、中央部のみにダストの流れが生じるラットホール
(上下貫通穴)が形成されてクッションホッパ21が有
効容積が小さくなったりし、また、ダスト搬出車23の
ダスト貯蔵タンク内の底部に中央部の両側にそれぞれ設
置されたダスト排出用のエアースライダーの上部に堆積
してしまい、該タンクの下部のダスト排出口に通じる中
央部の上下方向のみにダスト流通穴(所謂、ラットホー
ル)が形成され、タンクの有効容積が小さくされてバル
ク車としての搬送能力が低下してしまうという問題があ
った。
【0018】さらに、ダスト貯蔵ホッパ33においても
前記クッションホッパ21と同様に中央部にラットホー
ルが形成されてしまい、ホッパの有効容積が狭められる
という問題があった。このように、バッグフィルタ15
後のダストの貯蔵・払出設備20等においてダストのハ
ンドリングが困難であった。なお、前記塩素濃度は、塩
素単体のダスト(抽気ガスの同伴ダストと塩素固化物の
合計値)に対する重量比である。
【0019】本発明は、上記のような従来の塩素バイパ
スの問題点に鑑みなされたもので、塩素バイパスに排ガ
スの一部とともに導入されるダスト量をできるだけ少な
くなるようにして塩素バイパスにおける熱損失、原料損
失を最小に抑えるようにし、ハンドリング性の良い改質
ダストを塩素バイパスのバッグフィルタよりも上流位置
の排ガス流に吹き込むなどして供給することにより、塩
素濃度を低減させて、バッグフィルタで捕集(回収)さ
れるダストのハンドリング性を向上させることを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成とした。
【0021】(1)抽気排ガス流の上流から下流にかけ
て冷却手段とバッグフィルタとを備え、キルン排ガスの
一部をキルン窯尻から抽気し、該抽気した排ガスを該冷
却手段で冷却して排ガス中に含まれる塩素を塩素固化物
とし、該塩素固化物を該バッグフィルタで捕集して回収
するようにしたセメントキルン用塩素バイパスの運転方
法において、該バッグフィルタに導入される抽気排ガス
にハンドリング性の良い改質ダストを供給することによ
り該バッグフィルタで捕集する塩素固化物のハンドリン
グ性を向上させるようにした構成とした。
【0022】(2)上記(1)の塩素バイパスの運転方
法において、該改質ダストの抽気排ガス中への供給は、
空気圧送による吹き込みにより行なう構成とした。
【0023】(3)上記(1)又は(2)の塩素バイパ
スの運転方法において、該改質ダストは、スラグ粉又は
セメント又はセメント原料粉である構成とした。
【0024】(4)上記(1)又は(2)又は(3)の
塩素バイパスの運転方法において、該改質ダストの量
は、供給後の塩素濃度が15重量%以下になるように供
給する構成にした。
【0025】(5)抽気排ガス流の上流から下流にかけ
て冷却手段とバッグフィルタとを備え、キルン排ガスの
一部をキルン窯尻から抽気し、該抽気した排ガスを該冷
却手段で冷却して排ガス中に含まれる塩素を塩素固化物
とし、該塩素固化物を該バッグフィルタで捕集して回収
するようにしたセメントキルン用塩素バイパスであっ
て、該バッグフィルタに導入される抽気排ガスにハンド
リング性の良い改質ダストを供給する改質ダスト供給手
段を該塩素バイパスの途中に接続して取付け、該バッグ
フィルタで捕集する該塩素固化物のハンドリング性を向
上させるようにした構成とした。
【0026】(6)上記(5)の塩素バイパスにおい
て、該改質ダスト供給手段は、改質ダストタンクと、該
改質ダストタンクから排出される改質ダストを受入れて
空気により圧送し改質ダストを抽気排ガス中に吹き込む
ための圧送端を塩素バイパスの該バッグフィルタの上流
位置のダクトに接続された改質ダスト輸送管を備えてな
る構成にした。
【0027】
【作用】上記(1)の方法又は前記(5)の装置の構成
では、ハンドリング性の良い改質ダスト、例えば、製鉄
所の高炉から排出されセメント原料の一部として使用さ
れるスラグ粉、又は、セメントキルンで焼成されて製造
されたセメント粉、或いは、セメントキルンに投入され
て焼成されるセメント原料粉、を塩素バイパスのバッグ
フィルタよりも上流位置の排ガス流中に吹き込むなどし
て供給することにより、排ガスに含まる塩素の濃度が低
減されることにより、塩素固化物および同伴ダストでな
る回収ダストのハンドリング性が向上される。
【0028】なお、本発明では、改質ダストとは、バッ
グフィルタの濾布で濾過(捕集)されるハンドリング性
の悪い回収ダスト(前記塩素粒子及び塩素バイパスに排
ガスとともに取り込まれる少量の仮焼原料等のダスト)
のハンドリング性を良くするための粒子状物のことをい
う。
【0029】これにより、バッグフィルタでの濾布から
のダスト払い落とし作用が円滑にされ、バッグフィルタ
の下部ホッパのコーナー部への付着、また、ダスト貯蔵
・払出設備及びダスト搬送車等での回収ダストの詰ま
り、堆積が解消され、ダストが円滑に排出、輸送され
る。ここで、本発明においては、塩素バイパスにおける
熱損失および原料損失を最小に抑えるために、塩素バイ
パスに排ガス抽気口から仮焼原料等のダストの吸引量を
できるだけ少なくするように該抽気口の取付位置、向き
などが設定される。
【0030】上記(2)の方法又は(6)の装置の構成
では、改質ダストの塩素バイパスの抽気排ガス中への供
給を空気圧送による吹き込みにより行なうので、改質ダ
ストがある所定圧力、流速で流れている排ガス中に所定
の圧力で吹き込まれことより確実に排ガス中に取り込ま
れて、バッグフィルタに導入される。
【0031】上記(3)の方法の構成では、改質ダスト
として、スラグ粉又はセメント又はセメント原料粉を用
いる。該スラグ粉はセメントキルンにセメント原料の一
つとして用いられ、該セメントはセメントキルンで製造
されるものであり、また、セメント原料はセメントキル
ンのサスペンションプレヒーターに供給されるもので本
来セメント製造に用いられるものである。このため、こ
れらスラグ粉又はセメント又はセメント原料粉を用いる
ようにすれば、改質ダストとして改めて別途準備する必
要がなく、本発明の実施を容易に行なうことができる。
【0032】上記(4)の方法の構成では、添加する改
質ダストの量を、添加後の塩素濃度が15%重量以下に
なるように決定することにより、塩素を含むダストのハ
ンドリング性がほとんど問題にならないようにすること
ができる。この場合、該塩素濃度とは、塩素単体のダス
ト(塩素固化物と抽気排ガスの同伴ダスト及び改質ダス
トの合計値)に対する重量比である。
【0033】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1は、本発明のセメントキ
ルン用塩素バイパスの一実施形態の系統図を示すもので
ある。本実施形態の図1において、前記図2と異なる部
分は、塩素バイパス10に改質ダスト供給装置40が接
続されて取付けられた点であり、塩素バイパスの基本構
成および他の部分は同一であるため、前記図2と同一部
分又は相当する部分には同一符号を付し、その構造、作
用の説明は省略する。
【0034】図1に示すように、本実施形態において
も、塩素バイパス10における熱損失および原料損失を
最小に抑えるために、塩素バイパス10に排ガス抽気口
3aから仮焼原料やクリンカ粉などのダストの吸引量が
できるだけ少なくなるように該排ガス抽気口3aの取付
位置、向きなどが設定されており、排ガス抽気口3a
は、キルン排ガスが勢いよく排出されて衝突されるキル
ンから遠ざかる側に位置した立上り壁面や側面ではな
く、排ガス流に淀みが生じ仮焼原料等のダストの濃度の
少ない入口フッド3のキルン側に位置した立上り壁面に
開設されている。
【0035】そして、塩素バイパス10の排ガスダクト
13aのバッグフィルタ15の上流位置の排ガス導入口
の手前位置であり冷風取入管14の取付点より下流位置
に改質ダスト輸送管46の圧送端46aが接続されて改
質ダスト供給手段としての改質ダスト供給装置40が取
付けられている。
【0036】該改質ダスト供給装置40は、上部にバッ
グフィルタ41a及び改質ダスト受入れ口を備えた改質
ダストタンク41と、その下部の排出口に接続して取付
けられた改質ダスト切り出し用のサークルフィーダ(テ
ーブルフィーダ)42と、その排出口とスライドゲート
弁43が介装されたシュートにより接続された脱気チャ
ンバー44と、該脱気チャンバー44の排出口とシュー
トを介して接続された貫流形ロータリフィーダ45と、
該貫流形ロータリフィーダ45に管内が連通されて接続
され、該フィーダ45の回転によりエアーシールされつ
つ管内に改質ダストが送り出される前記改質ダスト輸送
管46、及び、該輸送管46の端部に空気送出口が接続
された空気圧送源であるルーツブロワー47で構成され
ている。50は改質ダストを改質ダストタンク41に空
気圧送により供給するバルク車である。
【0037】このように構成されたセメントキルン用塩
素バイパス10において、改質ダストタンク41にはバ
ルク車50から改質ダストとしてハンドリング性の良い
スラグ粉が供給されて貯蔵される。そして該タンク41
に貯蔵されたスラグ粉はサークルフィーダ42によって
定量排出されて脱気チャンバー44で脱気され、さらに
貫流形ロータリフィーダ45によって改質ダスト輸送管
46内に送り出される。そして、ルーツブロワ47によ
って輸送管46内を空気圧送されて圧送端46aに至
り、圧送端46a位置で塩素バイパス10の排ガスダク
ト13a内の排ガス流中に吹き込まれる。
【0038】この吹き込みによって、ダクト13a内を
排ガスとともに流れて来た塩素固化物と該排ガスに同伴
されて排ガス抽気口3aを通して塩素バイパスの該ダク
ト13a内に取り込まれた少量のダスト(仮焼原料、ク
リンカ粉等)に、改質ダストであるスラグ粉が混合さ
れ、該塩素固化物、該少量のダスト、及び、該スラグ粉
が混合ダストとされて、この混合ダストは塩素濃度が下
げられた状態とされる。この場合、塩素濃度が好ましく
は15重量%以下になるようにスラグ粉が添加(供給)
される。なお、この塩素濃度は、塩素単体のダスト(該
塩素固化物と、該塩素バイパス内に取り込まれた少量の
ダスト、及び、該スラグ粉の合計値)に対する重量比で
表される。その状態で該混合ダストを伴った排ガスはバ
ッグフィルタ15にその排ガス導入口から流入され、濾
布により排ガスに同伴された該混合ダストが捕集され
る。
【0039】しかして、混合ダストは塩素濃度が所定の
濃度以下に下げられているため、混合ダストの濾布から
の払い落としが円滑に行なわれる。そして、バッグフィ
ルタ15の下部ホッパ15aのコーナー部への付着が防
止され、下部ホッパ15aから排出口を通して下部のス
クリューコンベヤ15bへ円滑にダストが排出され、ま
た、該ダスト排出用スクリューコンベヤ15b内部のス
クリューシャフトへのダストの付着が防止されてダスト
の排出が円滑に行なわれる。そして、ダスト貯蔵・払出
設備20のクッションホッパ21の内壁への付着が防止
されてラットホールの形成が防止されて有効容積が確保
され、該ホッパ21による貯蔵・排出が円滑に行われ
る。
【0040】そして、ダスト搬送車23でもタンク内部
のダスト排出用エアースライダーの上部へのダストの詰
まりや堆積が解消され、該タンクの下部のダスト排出口
に通じる中央部のラットホールの形成がなくなりタンク
の有効容積が確保され、タンクから搬送能力が確保さ
れ、ダストが円滑に排出・輸送される。また、ダスト貯
蔵ホッパ33においても前記クッションホッパ21と同
様に中央部のラットホールの形成がなくなりホッパの有
効容積が確保されるようになる。このように、バッグフ
ィルタ15でのダストの払い落とし、及び、バッグフィ
ルタ15以降のダストの貯蔵・払出設備20等における
ダストのハンドリングを円滑に行なうことができるよう
になる。
【0041】しかして、本実施形態では、スラグ粉の塩
素バイパス10の排ガスダクト13a内の排ガス中への
供給を、空気圧送による吹き込みで行なっているので、
所定速度、圧力でもって該ダクト13a内を流れている
キルン排ガスに円滑に送り込まれ、該排ガスに同伴され
ている塩素固化物及び少量の同伴ダストと円滑に混合さ
れ、塩素濃度を低くすることができる。
【0042】なお、スラグ粉は摩耗性を有しているが、
本実施形態では改質ダストの供給量は少量で良く、例え
ば、塩素バイパス10の排ガスダクト13a内の塩素濃
度を15重量%以下とする場合は、該排ガスダクト13
a内での改質ダストとしてのスラグ粉の濃度は10〜1
5g/Nm3以下となるため、該ダクト13aの摩耗は
ほとんど問題になることはない。
【0043】以上の実施形態では、改質ダスト供給装置
40の改質ダスト輸送管46の圧送端46aを排ガスダ
クト13aのバッグフィルタの排ガス導入口の手前位置
で接続した場合を示したが、図1に示すように排ガス
が、該圧送端46apを冷却手段を兼ねる排ガス抽気管
11を出て塊状物分離装置12を出た位置の排ガスダク
ト13aに接続して取付けても良い。
【0044】以上の実施形態では、改質ダストとしてス
ラグ粉を用いたが、本発明では、改質ダストとして、セ
メント(製品)又はセメント原料の粉末を用いてもよ
い。該スラグ粉はセメントキルンにセメント原料の一つ
として用いられ、該セメントはセメントキルンで製造さ
れるものであり、また、セメント原料はセメントキルン
のサスペンションプレヒーターに供給されるもので本来
セメント製造に用いられるものである。このため、これ
らスラグ粉又はセメント又はセメント原料粉を用いるこ
とによって、改質ダストとして改めて別途準備する必要
がなく、本発明を容易に実施することができ、好都合で
ある。
【0045】また、以上の実施形態では、バッグフィル
タ15に導入される排ガス中への改質ダストの供給を空
気圧送による吹き込みによって行なう場合を示したが、
この代わりに、排ガスダクト13aに図示しないロータ
リフィーダ等のエアーシール付きの粉体供給弁を設置し
て改質ダストタンク41とシュートで該粉体供給弁を接
続して粉体供給弁から改質ダストを直接、ダクト13a
内に落とし込んで排ガス流に乗せることにより、排ガス
中に供給するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はつぎのような優れた効果を有する。
【0047】請求項1又は5の構成では、例えば、製鉄
所の高炉から排出されるスラグ粉、セメント粉、セメン
ト原料粉などのハンドリング性の良い改質ダストを塩素
バイパスのバッグフィルタよりも上流位置の排ガス流中
に吹き込むなどして供給するので、バッグフィルタに導
入される塩素バイパスの排ガスに含まる塩素(塩素固化
物)の濃度を低減させることができ、該バッグフィルタ
の濾布で捕集される塩素固化物及び排ガスに同伴された
一部のダストでなる混合ダストのハンドリング性を向上
させることができる。
【0048】これにより、バッグフィルタの濾布からの
ダスト払い落とし作用が円滑にされ、バッグフィルタの
下部ホッパのコーナー部などへのダストの付着、また、
ダスト貯蔵・払出設備及びダスト搬送車等でのダストの
詰まり、堆積等が解消され、ダストが円滑に排出、輸送
され、塩素バイパス及びセメントキルンが円滑に運転さ
れる。
【0049】そして、このように改質ダストを別途供給
することによってバッグフィルタで捕集される塩素(塩
素固化物)のハンドリング性が改善されることにより、
塩素バイパスに排ガスに同伴されて取り込む(抽気す
る)仮焼原料粉やクリンカ粉などのダストの量は多くす
る必要がなく、最小で済み、塩素バイパスで持ち去られ
るダストの保有熱量損失及びダスト自体の損失を最小に
することができる。
【0050】請求項2又は6の構成では、改質ダストの
塩素バイパスの抽気排ガス中への供給を空気圧送による
吹き込みにより行なうので、改質ダストが、或る所定圧
力、流速で流れている排ガス中に所定の圧力で吹き込ま
れことより、改質ダストを確実に排ガス中に取り込ませ
てバッグフィルタに導入させることができる。
【0051】請求項3の構成では、改質ダストが、スラ
グ粉又はセメント又はセメント原料粉であって、それら
は、本来、セメントキルンの焼成用原料として、或いは
セメントキルンの製品として、セメントキルンに備えら
れ、或いは、備わっているものであり、改質ダストとし
て改めて別途準備する必要がなく、本発明の実施を容易
に行なうことができる。
【0052】請求項4の構成では、添加する改質ダスト
の量を、添加後の塩素濃度が15%重量以下になるよう
に決定することにより、塩素を含むダストのハンドリン
グ性がほとんど問題にならないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセメントキルン用塩素バイパスの一実
施形態の系統図を示すものである。
【図2】従来のセメントキルン用塩素バイパスの一例の
系統図を示すものである。
【符号の説明】
1 キルン 2 クリンカクーラー 3 キルン入口フッド 3a 排ガス抽気口 4 ライジングダクト 5 SP(サスペンションプレヒーター) 5a 最下段サイクロン 5b 仮焼炉 5c 生原料供給管 7 最下段サイクロンシュート 10 塩素バイパス 11 排ガス抽気管 11a 冷却ファン 12 塊状物分離装置 13 排ガスダスト 14 冷風取入管 15 バッグフィルタ(集塵機) 15a バッグフィルタ下部ホッパ 15b バッグフィルタダスト排出用スクリュコンベ
ヤ 16 排気(誘引)ファン 20 ダスト貯蔵・払出設備 21 クッションホッパ 30 仕上ミル設備 40 改質ダスト供給装置 41 改質ダストタンク 42 サークルフィーダ 44 脱気チャンバー 45 貫流形ロータリフィーダ 46 改質ダスト輸送管 46a、46ap 圧送端(改質ダスト輸送管) 47 ルーツブロワ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抽気排ガス流の上流から下流にかけて冷却
    手段とバッグフィルタとを備え、キルン排ガスの一部を
    キルン窯尻から抽気し、該抽気した排ガスを該冷却手段
    で冷却して排ガス中に含まれる塩素を塩素固化物とし、
    該塩素固化物を該バッグフィルタで捕集して回収するよ
    うにしたセメントキルン用塩素バイパスの運転方法にお
    いて、該バッグフィルタに導入される抽気排ガスにハン
    ドリング性の良い改質ダストを供給することにより、該
    バッグフィルタで捕集する該塩素固化物のハンドリング
    性を向上させるようにしたことを特徴とするセメントキ
    ルン用塩素バイパスの運転方法。
  2. 【請求項2】該改質ダストの抽気排ガス中への供給は、
    空気圧送による吹き込みにより行なうことを特徴とする
    請求項1のセメントキルン用塩素バイパスの運転方法。
  3. 【請求項3】該改質ダストは、スラグ粉又はセメント又
    はセメント原料粉であることを特徴とする請求項1又は
    2のセメントキルン用塩素バイパスの運転方法。
  4. 【請求項4】該改質ダストの量は、供給後の塩素濃度が
    15重量%以下になるように供給することを特徴とする
    請求項1又は2又は3のセメントキルン用塩素バイパス
    の運転方法。
  5. 【請求項5】抽気排ガス流の上流から下流にかけて冷却
    手段とバッグフィルタとを備え、キルン排ガスの一部を
    キルン窯尻から抽気し、該抽気した排ガスを該冷却手段
    で冷却して排ガス中に含まれる塩素を塩素固化物とし、
    該塩素固化物を該バッグフィルタで捕集して回収するよ
    うにしたセメントキルン用塩素バイパスであって、該バ
    ッグフィルタに導入される抽気排ガスにハンドリング性
    の良い改質ダストを供給する改質ダスト供給手段を該塩
    素バイパスの途中に接続して取付け、該バッグフィルタ
    で捕集する該塩素固化物のハンドリング性を向上させる
    ようにしたことを特徴とするセメントキルン用塩素バイ
    パス。
  6. 【請求項6】該改質ダスト供給手段は、改質ダストタン
    クと、該改質ダストタンクから排出される改質ダストを
    受入れて空気により圧送し改質ダストを抽気排ガス中に
    吹き込むための圧送端を塩素バイパスの該バッグフィル
    タの上流位置のダクトに接続された改質ダスト輸送管を
    備えてなることを特徴とする請求項5のセメントキルン
    用塩素バイパス。
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