JP2001278299A - 気密保持容器 - Google Patents

気密保持容器

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JP2001278299A
JP2001278299A JP2000092036A JP2000092036A JP2001278299A JP 2001278299 A JP2001278299 A JP 2001278299A JP 2000092036 A JP2000092036 A JP 2000092036A JP 2000092036 A JP2000092036 A JP 2000092036A JP 2001278299 A JP2001278299 A JP 2001278299A
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opening
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JP2000092036A
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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Yoshida Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の取り出しを容易にするために気密保
持容器の開口部を大きくした場合にも、蓋体の開閉部分
に工夫を凝らすことにより、該開口部を閉止する蓋体の
密閉性を確保しつつワンタッチでの開放を可能とする。 【解決手段】 容器本体11の上面11bに取り出し用
の開口部15を形成する。開口部の周縁部からその周方
向に連続して所定長さのスカート部16を垂下する。開
口部の前方部に台座部17を突設し、台座部の内壁17
cの上端部に第1係合部26を形成する。上面11bの
後端部に前後移動機能を備えた蝶番19を介して蓋体1
8を蝶着する。蓋体の下面にスカート部内周に密接嵌合
される筒部20を形成する。蓋体の前端部から台座部の
前方に突出する操作部23を一体に延設し、その基端部
下面を凹設して屈曲部24を設ける。操作部の力点と屈
曲部との間の下面に前方が下方傾斜する傾斜部25aを
設け、台座部の前端角部に当接させる。筒部の前端部外
側に第1係合部に係脱自在に係合する第2係合部27を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体の上面に
形成された開口部を開閉式の蓋体で閉止することによ
り、内部を気密状態に保持することができる気密保持容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】ウエットティシュは揮発性や蒸発性の液
体が含浸されたティシュペーパであり、これを収納する
容器は液体の揮発や蒸発を防止するために高い気密性が
要求される。その容器としては従来では円筒状に形成さ
れた密閉容器が用いられ、その円筒状容器の内部に収納
されたウエットティシュが、該円筒状容器の一方の端板
に形成された小径の開口部から引き出されるようになっ
ている。この場合、その開口部が小径であるため該開口
部をキャップなどで閉止する構造として、比較的簡単に
その気密性を保持することができる。
【0003】ところがその反面、ウエットティシュの取
り出し用の開口部を小径にすると、取り出し時に大きな
力でペーパを引っ張り出す必要があり、また、その際に
開口部にペーパが引っ掛かって取り出しができなくなる
ことが頻繁にあった。
【0004】そこで、近年ではウエットティシュをカー
トリッジパックとして提供し、このカートリッジパック
の上面を大きく開口した後に別途用意した気密保持容器
に収納し、該気密保持容器の上面に形成された大径の開
口部からウエットティシュを容易に取り出すようにした
ものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記気
密保持容器は取り出し用の開口部が大径であるため、該
開口部を閉止する蓋体は面積が大きくなって撓み易くな
り、該蓋体による開口部の密閉性を確保するのが難しく
なる。そこで、開口部に蓋体を強く圧入することにより
密閉する構造が考えられるが、この場合には開口部と蓋
体との間の摩擦力が大きいため、ウエットティシュを取
り出す際には、気密保持容器の本体部分を一方の手で押
さえつつ、他方の手で蓋体を大きな力で持ち上げて開け
る必要があり、蓋体の開放性が著しく悪化してしまう。
【0006】このため、大きな開口部では蓋体による密
閉性と開放性とが相反する要素として存在し、容器内の
気密性を保持しつつ蓋体をワンタッチで簡単に開放させ
るのが技術的に著しく難しくなってしまう。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て成されたもので、内容物の取り出しを容易にするため
に開口部を大きくした場合にも、蓋体の開閉部分に工夫
を凝らすことにより、該開口部を閉止する蓋体の密閉性
を確保しつつワンタッチでの開放を可能とする気密保持
容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の気密保持容器は、上面に取り出し用の開口
部が形成され該開口部を閉止することにより気密構造と
なる容器本体と、前記開口部の周縁部から垂下されるス
カート部と、前記上面に前記開口部の前方部に突出させ
て形成される台座部と、前記台座部の前記開口部に面し
た内壁の上端部に形成される第1係合部と、前記上面の
後端部に前後移動機能を備えた蝶番を介して蝶着され前
記開口部を開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体の下面に形
成され前記開口部のスカート部内周に密接嵌合される筒
部と、前記蓋体の前端部から前記台座部の前方に突出す
るように一体に延設されその前端部を力点として蓋体の
開放操作力が下方に付加される操作部と、前記操作部の
基端部下面に凹設される屈曲部と、前記操作部の前記力
点と前記屈曲部との間の下面に前方が下方傾斜するよう
に形成され前記台座部の前端角部に当接して支点となる
傾斜部と、前記筒部の前端部外側に形成され前記第1係
合部に係脱自在に係合される第2係合部と、を備えて構
成する。
【0009】この構成によれば、容器本体の上面の開口
部を蓋体で閉止した状態では、該蓋体の筒部が該開口部
のスカート部内周に密接嵌合されて、その密閉性を確保
することができる。このとき、前記蓋体の蝶番は前後移
動機能を備えるため、前記筒部が前記スカート部に嵌合
される際に蓋体が全体的に移動して、筒部がスカート部
の形成方向に追随しつつ嵌合される。このため、筒部と
スカート部との間にこじりを生ずることなくスムーズな
嵌合を可能とし、また、このことは蓋体を開放する際に
もスカート部から筒部をスムーズに抜脱できることにな
り、ひいては、蓋体による開口部の開閉が滑らかに行わ
れることになる。
【0010】また、前記蓋体の閉止状態では台座部の内
壁上端部の第1係合部と、前記筒部の前端部外側の第2
係合部とが係合されて該蓋体の閉止状態が保持されるこ
とにより、開口部の密閉状態が保持される。そして、こ
のように閉止状態にある蓋体は、前方に突出した操作部
の力点を上方から押して開放操作力を付加することによ
り、該操作部は下方の傾斜部が前記台座部の前端角部に
当接する支点を中心としてこれの基端部を上方に押し上
げる。すると、該基端部に形成された屈曲部の屈曲を伴
いつつ、蓋体には蝶番を中心とする上方への回動力が作
用し、この回動力によって前記第1係合部と前記第2係
合部との係合が解除され、その後は蓋体が上方に回動し
て前記スカート部から前記筒部を抜脱する。そして、こ
のようにスカート部から筒部が抜脱された後は、蓋体を
簡単に開けることができるようになる。
【0011】つまり、本発明の気密保持容器では操作部
の力点を片手で押すことにより、蓋体の係合状態を解除
するとともに、筒部をスカート部から抜脱して蓋体を開
けることができるため、蓋体をワンタッチで開放するこ
とが可能となり、かつ、該蓋体の閉止状態では筒部とス
カート部とによって開口部の気密性を確保することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1から図7は本発明の
気密保持容器の一実施形態を示し、図1は気密保持容器
の分解斜視図、図2は気密保持容器の平面図、図3は気
密保持容器の正面図、図4は気密保持容器の側断面図、
図5は蝶番部分の拡大断面図、図6は蓋体が閉止状態に
ある操作部の拡大断面図、図7は蓋体の開放途中を示す
操作部の拡大断面図である。
【0013】即ち、本実施形態の気密保持容器10は、
図1〜図4に示すように合成樹脂を素材として全体とし
て直方体状に薄肉形成され、図外のウエットティシュの
カートリッジパックを収納するウエットティシュケース
として構成される。ここで、前記気密保持容器の具体的
構成を以下に述べるが、蓋体の開閉操作部側(図1中左
手前側)を前方とし、蓋体の蝶着側(図1中右向こう
側)を後方として説明するものとする。
【0014】前記気密保持容器10は、容器本体11の
下面が開放されて、この開放された下面に矩形状の底板
12が着脱自在に取付けられ、該底板12を取り外して
開放された容器本体11の下端部から前記カートリッジ
パックが挿入される。該底板12の周縁部には、外周壁
12aとこれより若干低い内周壁12bとが近接して上
方に突設され、これら外周壁12aと内周壁12bとの
間に、前記容器本体11の下端周縁部11aが差し込ま
れる。このとき、図4に示したように当該下端周縁部1
1aの外側に形成された凸部13が前記外周壁12aの
内側に形成された凹部14に係合されて抜止めされると
ともに、外周壁12aと内周壁12bとの間で前記下端
周縁部11aを挟むことにより気密性が保持される。
【0015】前記容器本体11の上面11bの中央部に
は比較的大径となる円形状の開口部15が形成され、該
開口部15の周縁部からその周方向に連続して所定長さ
h1(図1参照)のスカート部16が垂下される。ま
た、前記上面11bには前記開口部15の前端部に位置
して、該開口部15の前端縁に接するように台座部17
が形成されるとともに、該台座部17の前方部分には凹
所17aが設けられて一段低く形成される。
【0016】一方、上記上面11bの後端部に、前記開
口部15を開閉自在に覆う蓋体18が蝶番19を介して
蝶着される。該蓋体18は開口部15を余裕をもって覆
うことができる面積をもって板状に形成され、その下面
18aには前記開口部15に対応する位置に上記スカー
ト部16の内周に密接嵌合される筒部20が一体に突設
される。該筒部20は前記スカート部16の長さh1よ
り大きな長さh2(図4参照)をもって突設され、その
外周には前記スカート部16に嵌合される部分に環状突
起20aが複数段に突設され、これら環状突起20aが
スカート部16内周に線接触することにより、これらス
カート部16と筒部20との間の気密性が高められる。
【0017】前記蓋体18の後端部は断面半円弧状をも
って下方に滑らかに湾曲され、その両端部にそれぞれ設
けられた端板21の外側面にそれぞれ蝶番ピン19aが
突設される。一方、前記上面11bの後端部には前記蝶
番19を受容するための凹設部22が形成され、該凹設
部22の両側壁22aには上記蝶番ピン19aを挿入す
るピン穴19bがそれぞれ形成される。そして、これら
蝶番ピン19aをピン穴19bに挿入することにより、
前記蝶番19が構成されるようになっている。このと
き、前記ピン穴19bは図5に示すように前後方向に長
穴となっており、これに嵌合された前記蝶番ピン19a
の前後移動が許容されるようになっている。
【0018】前記蓋体18の前端部からは、前記台座部
17の前方に突出するように操作部23が一体に延設さ
れ、その前端部上面には力点Pとなる押力付加部23a
が設けられる。前記操作部23の基端部下面にV字溝2
4aが形成され、該V字溝24aによって操作部23を
全体的に屈曲させる屈曲部24が構成される。また、前
記操作部23の下面両側部には、中央部から前方に向か
って1対のリブ25が垂下され、これらリブ25の後方
部分下側は前方が下方傾斜する傾斜部25aが形成され
る。該傾斜部25aは前記台座部17の前端角部17b
に当接し、この当接部分が前記操作部23の支点Qとな
る。
【0019】前記台座部17の前記開口部15に面した
内壁17cの上端部には第1係合部26が形成されると
ともに、前記筒部20の前端部外側には該第1係合部2
6に対向して第2係合部27が形成される。前記第1係
合部26は、下端が略水平となりこれに連なる上部後方
が傾斜されるように突設されるとともに、上記第2係合
部27は、上端が略水平となりこれに連なる下部前方が
傾斜されるように突設される。そして、蓋体18が閉止
される際には、第2係合部27が第1係合部26を乗り
越えて、該第1係合部26の下端と第2係合部27の上
端とが係合されることにより蓋体18の閉止状態が保持
される。
【0020】ところで、前記気密保持容器10の上面1
1bには、操作部23を含めた上記蓋体18に対応した
部分に、該蓋体18の形状および該蓋体18の肉厚分に
相当する深さをもって段差部28が凹設される。そし
て、前記蓋体18が閉止された際、前記段差部28に操
作部23を含めた蓋体18が入り込んで、気密保持容器
10の上端が全体的に面一となるようになっている。
【0021】以上の構成により、本実施形態の気密保持
容器10は、底板12を外して容器本体11の下端部か
ら図外のカートリッジパックを挿入した後、該底板12
を再度装着して気密状態が保持される。この状態で上面
11bの開口部15から前記カートリッジパック内のウ
エットティシュの取り出しが可能となり、この取り出し
は該開口部15が大径に形成されていることにより、ウ
エットティシュは引っ掛かることなく、かつ、スムーズ
に取り出すことができる。
【0022】前記気密保持容器10の開口部15は、ウ
エットティシュを取り出した後に蓋体18で閉止するこ
とにより、該気密保持容器10内の気密性が保持され
て、内部のウエットティシュが乾燥するのを防止できる
ようになっている。
【0023】即ち、前記開口部15が蓋体18によって
閉止された状態では、図6に示すように該蓋体18の筒
部20が該開口部15のスカート部16内周に密接嵌合
(本実施形態では環状突起20aが線接触)されてその
密閉性が保持される。
【0024】ところで、蓋体18で開口部15を閉止す
る際、実質的に筒部20がスカート部16に嵌合されて
開口部15が密閉されるが、これらスカート部16およ
び筒部20はそれぞれ所定長さh1,h2を備えている。
このため、これらスカート部16と筒部20の中心線
は、両者が完全に嵌合された状態で初めて一致するもの
であり、蝶番19を中心に蓋体18が円弧軌跡を描いて
閉動される途中では、両者の中心線は相対的に傾斜され
た状態にあるため、必然的にスカート部16と筒部20
とにこじりを生じて、蓋体18に大きな閉動力が必要と
なり、また、蓋体18を開放する際にも大きな開放力が
必要となる。
【0025】ところが、本実施形態では上記蝶番19の
ピン穴19bを長穴として、蓋体18に前後移動機能が
備わるため、前記筒部20がスカート部16に嵌合され
る際、スカート部16の形成方向に筒部20が追随する
ように蓋体18が移動するため、筒部20がスムーズに
スカート部16に嵌合される。また、このことは蓋体1
8を開放する際にも同様で、スカート部16の形成方向
に筒部20が倣いつつスムーズに抜け出ることができ
る。従って、蓋体18の開閉力を極力小さくすることが
でき、蓋体18による開口部15の開閉を滑らかに行う
ことができる。
【0026】ところで、蓋体18の閉止状態では、台座
部17の内壁17cから突設する第1係合部26と、筒
部20の外側から突設する第2係合部27とが係合され
て、該蓋体18の閉止状態が保持され、ひいては開口部
15の密閉状態が保持される。
【0027】そして、このように閉止状態にある蓋体1
8は、前方に延設した操作部23の押力付加部23aを
上方から押して開放操作力Fを付加することにより、該
操作部23は図7に示すように傾斜部25aが台座部1
7の前端角部17bに当接する支点Qを中心として、こ
れの基端部を上方に押し上げる。このとき、操作部23
の基端部が上方に押し上げられることに伴って、上記傾
斜部25aの前記支点Q位置は該傾斜部25aに沿って
前方へと移動されることになる。
【0028】このように操作部23の基端部が上方に押
し上げられると、屈曲部24は上方に凸となる方向に屈
曲しつつ、蓋体18は蝶番19を中心として上方への回
動力が作用し、この回動力によって前記第1係合部26
が前記第2係合部27を乗り越えて離脱(係合解除)し
た後、蓋体18が上方に回動してスカート部16から筒
部20が抜脱される。この抜脱によって蓋体18を極小
さな力で容易に持ち上げることができるようになり、片
手で該蓋体18を大きく持ち上げる(若しくは図外の付
勢手段を設けて自動的に開ける)ことにより開口部15
を完全に開放することができる。
【0029】このように本発明の気密保持容器10で
は、操作部23の押力付加部23aを片手で押すことに
より、蓋体18の係合状態を解除して筒部20をスカー
ト部16から抜脱し、後は該蓋体18を大きく開けるの
みで開口部15を開放することができる。このため、蓋
体18をワンタッチで開放することが可能となり、か
つ、該蓋体18の閉止状態では筒部20とスカート部1
6とによって開口部15の高い気密性を確保することが
できる。
【0030】ところで、本実施形態の気密保持容器10
は、ウエットティシュケースとして用いる場合を開示し
たが、それ以外の揮発性または蒸発性のある収容物の容
器として、若しくは防塵容器や防湿容器として用いるこ
とができる。また、本実施形態では容器本体11の下端
部が底板12によって着脱自在に閉止されているが、こ
れに限ることなく容器本体11から一体に底部を形成し
た場合にも、本発明を適用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の気密保持容
器にあっては、容器本体の上面に形成した開口部を、前
後移動機能を備えた蝶番を介して開閉自在の蓋体で閉止
するようになっており、この閉止状態では蓋体に形成し
た筒部が前記開口部の周縁部に垂下したスカート部内周
に密接嵌合されて、その密閉性を確保することができ
る。
【0032】また、前記蝶番は前後移動機能を備えるた
め、前記筒部が前記スカート部に嵌合される際に蓋体が
全体的に移動して、筒部がスカート部の形成方向に追随
しつつ嵌合されるため、蓋体による開口部の開閉を滑ら
かに行うことができる。
【0033】更に、閉止状態にある蓋体は、操作部の力
点を上方から押して開放操作力を付加することにより、
該操作部は下方の傾斜部が台座部の前端角部に当接する
支点を中心として、これの基端部を上方に押し上げるこ
とができる。このため、蓋体には蝶番を中心とする上方
への回動力が作用し、この回動力によって蓋体を閉止状
態に保持する第1係合部と第2係合部との係合を解除し
て、スカート部から筒部を容易に抜脱することができ
る。
【0034】従って、前記開口部を開放するには前記操
作部に開放操作力を付加するのみで蓋体を開けることが
できるため、該蓋体をワンタッチで開放することが可能
になるとともに、該蓋体の閉止状態では筒部とスカート
部とによって開口部の気密性を高く保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す気密保持容器の分解
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す気密保持容器の平面
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す気密保持容器の正面
図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す気密保持容器の側断
面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す蝶番部分の拡大断面
図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す蓋体が閉止状態にあ
る操作部の拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す蓋体の開放途中を示
す操作部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 気密保持容器 11 容器本体 15 開口部 16 スカート部 17 台座部 18 蓋体 19 蝶番 20 筒部 23 操作部 24 屈曲部 25a 傾斜部 26 第1係合部 27 第2係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に取り出し用の開口部が形成され、
    該開口部を閉止することにより気密構造となる容器本体
    と、前記開口部の周縁部から垂下されるスカート部と、
    前記上面に前記開口部の前方部に突出させて形成される
    台座部と、前記台座部の前記開口部に面した内壁の上端
    部に形成される第1係合部と、前記上面の後端部に前後
    移動機能を備えた蝶番を介して蝶着され、前記開口部を
    開閉自在に覆う蓋体と、前記蓋体の下面に形成され、前
    記開口部のスカート部内周に密接嵌合される筒部と、前
    記蓋体の前端部から前記台座部の前方に突出するように
    一体に延設され、その前端部を力点として蓋体の開放操
    作力が下方に付加される操作部と、前記操作部の基端部
    下面に凹設される屈曲部と、前記操作部の前記力点と前
    記屈曲部との間の下面に前方が下方傾斜するように形成
    され、前記台座部の前端角部に当接して支点となる傾斜
    部と、前記筒部の前端部外側に形成され、前記第1係合
    部に係脱自在に係合される第2係合部と、を備えたこと
    を特徴とする気密保持容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531410A (ja) * 2005-02-25 2008-08-14 シークイスト クロージャーズ フォーリン、 インコーポレイテッド 蓋の密封を改良した閉鎖装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531410A (ja) * 2005-02-25 2008-08-14 シークイスト クロージャーズ フォーリン、 インコーポレイテッド 蓋の密封を改良した閉鎖装置

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