JP2001274131A - バッチ式処理装置およびバッチ式処理方法 - Google Patents

バッチ式処理装置およびバッチ式処理方法

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JP2001274131A
JP2001274131A JP2000089284A JP2000089284A JP2001274131A JP 2001274131 A JP2001274131 A JP 2001274131A JP 2000089284 A JP2000089284 A JP 2000089284A JP 2000089284 A JP2000089284 A JP 2000089284A JP 2001274131 A JP2001274131 A JP 2001274131A
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JP
Japan
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processing tank
processed
substrates
rotating
wafer
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Application number
JP2000089284A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tomita
寛 冨田
Hisashi Oguchi
寿史 大口
Motoyuki Sato
基之 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のウェハの各上に形成されたレジストをオ
ゾン水を用いて同時に剥離する際における剥離むらを小
さくすること。 【解決手段】複数のウェハ3にオゾン水を供給するとと
もに、処理槽1の外に設けられた回転モーター5によ
り、回転軸4を中心にして複数のウェハ3を高速回転さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のウェハの各
上に形成されたレジストを同時に剥離するなど、複数の
被処理基体を同時に処理するバッチ式処理装置およびバ
ッチ式処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体プロセスに用いられるレジストの
剥離方法の一つとして、硫酸と過酸化水素水との混合溶
液(SPM)を用いた方法が知られている。この方法に
おけるレジストの剥離メカニズムは、過酸化水素水の酸
化力と、硫酸と過酸化水素水の反応熱による加熱とによ
り、レジストが溶解することだと考えられている。
【0003】しかし、この種のSPMを用いたレジスト
の剥離方法には以下のような問題がある。一般に、半導
体デバイスの高集積化が進むほど、製造プロセスのフォ
トリソグラフィ工程が増加し、それに伴いレジスト剥離
工程も増加する。レジスト剥離工程が増加するほど、S
PMの使用量が増加する。これは、薬液(硫酸、過酸化
水素水)および純水の使用量削減の要請、すなわち環境
保護の観点から望まれるものではない。
【0004】一方、薬液を用いないレジストの剥離方法
として、酸素ラジカルやオゾンを用いて、200〜30
0℃の温度でウェハを加熱し、レジスト膜を炭化させる
方法(アッシング方法)が知られている。
【0005】しかし、アッシング方法には以下のような
問題がある。すなわち、アッシング方法はドライプロセ
スであるため、ウェハ上にレジスト剥離残渣が残ってし
まうという問題がある。
【0006】このような背景から、近年、環境に優し
く、かつウエット処理を用いたレジストの剥離方法が求
められている。その一つとして、酸化力が強いガスであ
るオゾンガスを超純水に溶解させた液体(以下、オゾン
水という)をレジスト剥離に用いることが検討され始め
ている。例えば、オゾン水をスプレー状に複数のウェハ
に供給してレジストを剥離するバッチ式のレジスト剥離
方法が報告されている。
【0007】しかし、この種のオゾン水を用いたバッチ
式のレジスト剥離方法には以下のような問題がある。す
なわち、オゾン水をスプレー状にウェハに供給するた
め、ウェハ面内のうちウェハキャリアーによって影にな
る部分にレジスト剥離むらが生じるという問題がある。
【0008】他の方法としては、ウェハにオゾン水を介
して超音波を印加してレジストを剥離するバッチ式のレ
ジスト剥離方法が知られ、処理を行う槽(処理槽)に超音
波発信ユニットを直に貼り付ける直貼り方式のものと、
間接槽を設けて間接槽内に導入する水を介して超音波洗
浄する間接槽方式のものがある。
【0009】最近の微細化に伴い回路パターンサイズが
縮小され、除去すべきパーティクルサイズもサブμmオ
ーダーになっているため、超音波発振ユニットは、周波
数がMHz帯の超音波を使用している。
【0010】しかし、超音波はMHz帯の周波数になる
とその直進性が強くなり、洗浄槽に配した超音波発信ユ
ニットの振動面直上には強い超音波が伝播するが、それ
以外の部分には非常に弱い超音波しか伝わらず、洗浄能
力にむらが生じてしまう。すなわち、レジスト剥離むら
が生じてしまう。
【0011】MHz帯の振動子はその短い振動波長によ
り照射面積の大きい振動子を作ることが困難である。そ
のため、大きな振動子を用いる代わりに、図8に示すよ
うに、洗浄槽51内のウェハ52上に超音波発信ユニッ
ト53を密に敷き詰めることが行われている。しかし、
このような解決策を講じても、洗浄槽51中の超音波能
力(音圧)を均一にすることは不可能に近く、やはり洗浄
能力にむらがあるのが実状である。
【0012】他の解決策として、ウェハを洗浄中に移動
して均一な洗浄を行うことが提案されている。これは、
例えば、図9に示すように、処理槽51内のウェハ支持
の部分にコロ状の部品54を設けて、この部品54を介
してウェハ52を回転させることにより被洗浄面を移動
させ、むらのある洗浄効果領域をなるべく均一にすると
いうものである。
【0013】しかし、コロ状の部品54が超音波洗浄の
影になり、この影になる部分では洗浄効果が現れず、そ
の結果としてその部分ではむらは残り続けるという問題
や、部品54が存在する分だけ洗浄領域が狭くなるとい
う問題がある。さらに、回転体であるコロ状の部品54
がウェハ52の近傍に位置するため、ここから発塵した
パーティクルが逆吸着するという問題もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のオ
ゾン水または超音波を用いたバッチ式のレジスト剥離で
は、ウェハキャリアーまたはコロ状の部品によって影に
なる部分が存在するために、ウェハ面内に影になる部分
が生じ、レジスト剥離むらが生じるという問題がある。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、環境負荷が小さく、か
つ被処理基体面内における処理むらを小さくできるバッ
チ式処理装置およびバッチ式処理方法を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。すなわち、上記目的を達成するため
に、本発明に係るバッチ式処理装置は、複数の被処理基
体および液体が導入される処理槽と、前記複数の被処理
基体を保持する、前記処理槽内に設けられた保持手段
と、前記保持手段と接続された回転軸と、この回転軸を
回転させる前記処理槽の外に設けられたモーターとを含
む、前記保持手段を回転させる回転手段と、前記保持手
段に保持された前記複数の被処理基体にオゾンを含む液
体を供給する液体供給手段または液体(純水等の環境負
荷が小さい液体)を介して超音波を印加する超音波印加
手段とを備えていることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、オゾンを含む液体または
超音波を用いて処理を行っているので、環境負荷を小さ
くできる。また、モーターを処理槽の外に設けているの
で、処理に対して影となる部分を少なくでき、その結果
として被処理基体面内における処理むらを小さくでき
る。
【0018】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記載および添付図面によって明ら
かになるであろう。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。
【0020】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係るバッチ式レジスト剥離装置の基本構成
を示す模式図である。同図(a)は側面図、同図(b)
は正面図を示している。
【0021】図中、1はレジスト剥離を行う処理槽を示
しており、この処理槽1内にはウェハホルダー2が設け
られており、このウェハホルダー2は処理槽1内に導入
された複数のウェハ3を同時に保持している。各ウェハ
3上にはレジストが形成されている。
【0022】ウェハホルダー2は回転軸4と接続してい
る。なお、ここでは、その接続状態は示されていない
が、第2の実施形態で具体的に説明する。回転軸4の一
部分は処理槽1の壁を貫通して処理槽1の外にあり、回
転軸4は処理槽1の外にある回転モーター5に直結して
いる。この回転モーター5が回転すると回転軸4が回転
し、その結果としてウェハホルダー2により保持された
複数のウェハ3が回転する。
【0023】処理槽1の下面にはオゾン送水管6が設け
られ、このオゾン送水管6からオズン水が複数のウェハ
3に供給されるようになっている。オゾン送水管6の設
置位置は下面に限定されるものではなく、左右側面、そ
の他、処理槽形状に合わせて任意の箇所に設置できる。
ただし、オゾン水(剥離液)がウェハ3の中心を通って
直進的に供給されるようにすることが好ましい。
【0024】本装置を用いたバッチ式レジスト剥離方法
は以下の通りである。すなわち、処理槽1内に複数のウ
ェハ3を導入し、これらのウェハ3をウェハホルダー2
により保持し、オゾン送水管6からオズン水を複数のウ
ェハ3に供給するとともに、回転モーター5を回転さ
せ、ウェハホルダー2を回転させて複数のウェハ3を回
転させる。
【0025】本方法によれば、レジストの剥離をオゾン
水により行っているので、環境負荷を小さくできる。ま
た、回転モーター5を処理槽1の外に設けているので、
剥離処理に対して影となる部分を少なくでき、その結果
としてウェハ3面内における剥離むらを小さくできる。
さらに、後述するように、ウェハ3を高速回転させるこ
とによって剥離むらを十分に小さくできる。
【0026】以下、本装置およびそれを用いたバッチ式
レジスト剥離方法についてより具体的に説明する。
【0027】まず、装置上部の洗浄漕カバー(不図示)
を取り外して、処理層1内のウェハホルダー2に複数の
ウェハ3をセットする。
【0028】次に上記洗浄漕カバーを取り付けた後、オ
ゾン送水管6からオゾン水をウェハ3に供給する。この
オズン水の条件は、ユースポイントでのオゾン濃度が5
ppm以上となることが好ましい。図2に示すように、
レジストの剥離速度はオゾン水濃度に比例するので、オ
ゾン濃度度は高いことが好ましい。実用的な剥離速度を
確保するためには5ppm以上とする。
【0029】オゾン送水管6には直径が数ミリの穴が上
部に設けられており、ウェハ3に向かってオゾン水が送
水されるようになっている。オゾン水の送水速度は2K
gf/cm2 で10リットル/分程度以上が好ましい。
その理由は、ウェハ中央部にまでオゾン水が送水される
程度の送水圧が必要であるためである。
【0030】ウェハ3の半分程度以上の部分が浸水する
量のオゾン水が供給されたら、ウェハ3を回転させる。
回転速度は10rpm以上、好ましくは10〜1000
rpm程度が良い。その理由は後述する。
【0031】処理槽1の内部全体がオゾン水で充満され
ると、余剰なオゾン水は回転軸4に設けられた隙間(排
水口)から外部に排水される。このとき、排水量は送水
量以下に調整する。これにより、処理槽1は常にオゾン
水で充填されていることになる。なお、排水口の設置個
所は回転軸4に限定されるものでは無く、例えば処理槽
1の上部等、ウェハ全体がオゾン水に浸水された状態を
実現できる位置であれば良い。
【0032】図3に、ウェハ3を回転させないで、オゾ
ン水を10リットル/分で2分間送水した場合のレジス
ト剥離途中の面内のレジスト残膜厚分布を示す。レジス
ト残膜厚の平均値は14.7272nm、最大値は平均
値+65.339nm、最小値は平均値−7.096n
m、標準偏差値は5.401568nmであった。
【0033】図から、ウェハ3を回転させない場合、オ
ゾン送水管6上だけがエッチング量が大きく、その部分
ではレジスト残膜厚が薄くなっていることが分かる。し
たがって、ウェハ3を回転させることによって、レジス
トを効果的に除去できることが分かる。
【0034】次に剥離処理に用いるオズン水およびウェ
ハ回転速度について説明する。オゾン水とレジストとの
エッチングにおける関係はオゾン水の供給律速状態にな
る。その理由を図2を参照して説明する。図4は、レジ
スト剥離処理時のウェハ回転速度と、レジスト剥離処理
後のレジスト残膜厚との関係を示す図である。より正確
には、ウェハ回転速度=1000rpm、100rp
m、10rpmのそれぞれについて、枚葉型洗浄装置に
てウェハ中央部からオゾン水を回転しているウェハ上の
レジストに供給して、レジストの剥離処理を行った後に
残ったレジストの、ウェハ中央を原点とした同径方向に
沿った膜厚分布を調べた結果を示す図である。
【0035】図から、ウェハ回転速度=10rpm、1
00rpmの場合、127mmウェハの周辺部まではレ
ジストを剥離はできないが、ウェハ回転速度=1000
rpmの場合、127mmウェハの周辺部までレジスト
を剥離できることが分かる。
【0036】この剥離能力のウェハ回転速度の依存性
は、オゾン水によるレジストの剥離がオゾン水の供給に
より律速されることが原因で生じることが分かった。そ
の理由としては、オゾン水自体がレジストと反応してオ
ゾン濃度が低下すること、オゾン水中のオゾン自体が自
己分解して濃度低下が起こることの二つが考えられる。
【0037】したがって、剥離能力を改善するために
は、ウェハへのオゾン水の供給が律速にならないように
ウェハにオゾン水を供給し、さらにオゾンが自己分解す
る前に効率良くオゾンとレジストとを反応させる必要が
ある。
【0038】そのためには、回転速度でウェハをオゾン
水中で高速回転(100rpm以上の)させることが重
要であることが分かった。具体的には、処理槽の下部か
ら上方向にオゾン水を供給しつつ、ウェハを100rp
m以上の回転速度にて回転させることによって、バッチ
式洗浄装置でもレジストを十分に剥離できることが明ら
かになった。
【0039】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態に係るバッチ式レジスト剥離装置を示す模式
図である。なお、図1と対応する部分には図1と同一符
号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0040】処理槽1内の下部には給水管7が設けら
れ、この給水管7からオゾン水等の液体が処理槽1内に
オーバーフロー状態になるように導入される。なお、処
理槽1内に導入する液体は処理の内容に変わる。給水管
7から処理槽1内に導入された液体は、必要に応じてウ
ェハ3間もしくはウェハ3に直に当たるように正確に制
御できるようになっている。処理槽1内に導入された液
体は槽上部のオーバーフロー受けドレイン8を介して排
出でき、これによって脱離したダスト等が逆吸着するこ
とを防止できるようなっている。
【0041】オゾン処理(レジスト剥離)中は、オゾン
水とウェハ3の表面との相対速度を増すために、回転モ
ーター5によってウェハ3を高速回転させる。この速度
は数百rpm、より好ましくは数千rpmである。な
お、この速度は処理(ここではレジスト剥離)の種類に
よって変わる。処理によっては数十rpm〜数百rpm
でも良い。
【0042】本装置の場合、常にオーバーフロー状態で
剥離処理が行われるため、通常のパーティクルの数は低
減される。ただし、本装置の場合、回転軸3を高速で回
転させるため、軸系に由来するパーティクルやダストが
発生する。
【0043】そこで、本装置では、ウェハホルダー2の
回転系の箇所、すなわち回転モーター5側とその反対側
の回転軸固定部分の近傍にはドレイン配管9を設け、そ
こから軸系由来のパーティクル等をオゾン水等の液体と
ともに排出する。このとき、オーバーフロー状態を保て
るように、オーバーフロー受けドレイン8からの排出量
を考慮して、ドレイン配管9からの排出量を設定する。
具体的には、オーバーフロー受けドレイン8からの排出
量とドレイン配管9からの排出量とがほぼ等しくなるよ
うに設定する。
【0044】また、高速回転によるオゾン水の分解で発
生するオゾンガスおよび酸素ガス、ならびにレジストと
オゾンとの反応で発生する二酸化炭素等をレジスト剥離
中に排出するために、上部蓋10に排気バルブ11を設
置してある。
【0045】排気バルブ9は単に排気のためだけではな
く、そこから不活性ガス等を処理槽1内に導入すること
で処理槽1内を適度な圧力下に保ち、オゾン水からのオ
ゾンの気化を抑制し、オゾンとレジストとの反応効率を
増加させるためにも使用される。また、処理時の酸素溶
解や、大気開放時におけるオゾン水の分解も防止でき
る。
【0046】ウェハ3は、処理槽1に導入される際に
は、図示しないウェハ移動用アームから、処理槽1中の
三本のうち一本が取り外された状態のウェハホルダー2
に移載される。つまり、ウェハホルダー2が移動用アー
ムからウェハ3を受け取った後は、二本のウェハホルダ
ー2によってウェハ3が自立できる構造になっている。
【0047】そして、ウェハ設置後、ウェハ固定用の可
動ホルダーが専用の移動ユニットによって処理槽1内に
導入され、上記可動ホルダーが固定用パーツによってウ
ェハホルダー2の本体と連結することにより、ウェハ3
は完全に三点固定される。
【0048】また、ウェハホルダー2の一端は処理槽1
の外部に設置してある回転用モーター5の回転軸と直結
しており、処理の際にウェハ3を希望の回転数に回転さ
せることができるようになっている。回転数は前述した
とおりである。一方、回転用モーター5と反対側のウェ
ハホルダー2の他端は、図示しないベアリングを介して
処理槽本体と連結している。
【0049】オゾン処理後は、ドレイン配管9からオゾ
ン水が排出され、給水管7からウェハ3をリンスための
純水が導入される。そして、十分リンスされた後に上記
純水は処理槽1から排出される。
【0050】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態に係るバッチ式レジスト剥離装置を示す模式
図である。なお、図1および図5と対応する部分には図
1および図5と同一符号を付してあり、詳細な説明は省
略する。
【0051】本実施形態が第2の実施形態と主として異
なる点は、処理槽1の下部に、超音波発信ユニット12
を設けたことにある。
【0052】これにより、オゾン剥離中にMHz帯の周
波数の超音波13をオゾン水を介してウェハ3に印加す
ることでレジスト剥離を十分に促進したり、あるいはリ
ンス処理中に超音波を印加することでパーティクルをよ
り効果的に除去できることにある。また、処理槽1の外
に設けた回転モーター5によりウェハ3を回転させてい
るので、超音波の直進性によって生じるレジストの剥離
むらや、パーティクルの除去むらを効果的に抑制できる
ようになる。これらは、処理後のウェハ表面の清浄化に
つながる。
【0053】超音波発信ユニット12は、図示しない発
振器用電源より供給される入力電圧により超音波発振を
行う。超音波発信ユニット12の設置位置は、オゾン送
水管6の設置位置の場合と同様に、下面に限定されるも
のではなく、左右側面、その他、処理槽形状に合わせて
任意の箇所に設置でき、好ましくは超音波がウェハ3の
中心を通って直進的に印加するように設置する。
【0054】また、本実施形態のように、超音波発信ユ
ニット12を複数の個所に設置しても良い。この場合、
処理槽1の下部に設けた給水管7は、超音波発信ユニッ
ト12から発生する超音波のダンパーになるため、洗浄
能力が減衰しないような配置にする。例えば、本実施形
態のように、超音波発信ユニット12を敷き詰めた際
に、ちょうど隣り合う超音波発信ユニット12の隙間に
給水管7を配置する。また、回転モーター5の回転数
は、超音波発信ユニット12によるMHz効果がウェハ
面内で均一化になるように選択する。
【0055】オゾン水および超音波がウェハ3の中心を
通って直進的にウェハ3に供給および印加させるために
は、例えば処理槽形状、ならびに給水管7および超音波
発信ユニット12の設置個所を図7に示すようにすれば
良い。
【0056】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、レジスト
剥離のバッチ処理について説明したが、本発明は複数枚
のウェハをまとめて洗浄するなど、他のバッチ処理に対
して適用可能である。
【0057】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施できる。
【0058】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、環
境負荷が小さく、かつ被処理基体面内における処理むら
が小さいバッチ処理を行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るバッチ式レジス
ト剥離装置の基本構成を示す模式図
【図2】レジストの剥離速度がオゾン水濃度に比例する
ことを示す図
【図3】ウェハを回転させないでオゾン水を送水した際
のレジスト剥離途中のレジスト残膜厚分布を示す図
【図4】レジスト剥離処理時のウェハ回転速度と、レジ
スト剥離処理後のレジスト残膜厚との関係を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態に係るバッチ式レジス
ト剥離装置を示す模式図
【図6】本発明の第3の実施形態に係るバッチ式レジス
ト剥離装置を示す図
【図7】オゾン水および超音波がウェハの中心を通って
直進的にウェハに供給および印加させる方法を示す図
【図8】従来のバッチ式レジスト剥離装置を示す図
【図9】従来の他のバッチ式レジスト剥離装置を示す図
【符号の説明】
1…処理槽 2…ウェハホルダー(保持手段) 3…ウェハ 4…回転軸(回転手段) 5…回転モーター(回転手段) 6…オゾン送水管(液体供給手段) 7…給水管(液体供給手段) 8…オーバーフロー受けドレイン 9…ドレイン配管(排出手段) 10…上部蓋 11…排気バルブ 12…超音波発信ユニット(超音波印加手段) 13…超音波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 基之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB01 AB33 AB44 BB04 BB85 BB92 BB93 BB98 5F043 CC16 DD10 DD30 EE04 EE05 EE35 EE36 5F046 MA02 MA05 MA06 MA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被処理基体が導入される処理槽と、 前記複数の被処理基体を保持する、前記処理槽内に設け
    られた保持手段と、 前記保持手段と接続された回転軸と、この回転軸を回転
    させる前記処理槽の外に設けられたモーターとを含む、
    前記保持手段を回転させる回転手段と、 前記保持手段に保持された前記複数の被処理基体にオゾ
    ンを含む液体を供給する液体供給手段とを具備してなる
    ことを特徴とするバッチ式処理装置。
  2. 【請求項2】複数の被処理基体および液体が導入される
    処理槽と、 前記複数の被処理基体を保持する、前記処理槽内に設け
    られた保持手段と、 前記保持手段と接続された回転軸と、この回転軸を回転
    させる前記処理槽の外に設けられたモーターとを含む、
    前記保持手段を回転させる回転手段と、 前記保持手段に保持された前記複数の被処理基体に液体
    を介して超音波を印加する超音波印加手段とを具備して
    なることを特徴とするバッチ式処理装置。
  3. 【請求項3】前記被処理基体は、半導体基板およびその
    上に形成されたレジストを含むことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のバッチ式処理装置。
  4. 【請求項4】前記回転手段は、前記被処理基体の中央部
    に回転中心があるように、前記被処理基体を回転させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバッ
    チ式処理装置。
  5. 【請求項5】前記回転手段は、前記被処理基体の回転速
    度が100rpm以上となるべく前記保持手段を回転さ
    せることを特徴とする請求項4に記載のバッチ式処理装
    置。
  6. 【請求項6】前記回転軸の一部分は前記処理槽の壁を貫
    通して前記処理槽の外にあり、この外にある部分が前記
    モーターに接続されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のバッチ式処理装置。
  7. 【請求項7】前記回転軸の一部分は前記処理槽の中にあ
    り、この中にある部分の周りの液体を優先的に排出する
    ための排出手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のバッチ式処理装置。
  8. 【請求項8】前記液体供給手段または前記超音波印加手
    段は、前記液体または前記超音波が前記被処理基体の中
    心を通るように、前記液体または前記超音波を前記被処
    理基体に直進的に供給または印加することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のバッチ式処理装置。
  9. 【請求項9】処理槽内に複数の被処理基体を導入する工
    程と、 前記処理槽内に設けられた保持手段により、前記複数の
    被処理基体を保持する工程と、 前記複数の被処理基体にオゾンを含む液体を供給すると
    ともに、前記保持手段に接続された回転軸を前記処理槽
    の外に設けられたモーターにより回転させ、前記複数の
    被処理基体を回転させる工程とを有することを特徴とす
    るバッチ式処理方法。
  10. 【請求項10】処理槽内に複数の被処理基体を導入する
    工程と、 前記処理槽内に設けられた保持手段により、前記複数の
    被処理基体を保持する工程と、 前記処理槽内に液体を導入し、この液体を介して前記複
    数の被処理基体に超音波を印加するとともに、前記保持
    手段に接続された回転軸を前記処理槽の外に設けられた
    モーターを回転させ、前記複数の被処理基体を回転させ
    る工程とを有することを特徴とするバッチ式処理方法。
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