JP2001266394A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JP2001266394A JP2000076196A JP2000076196A JP2001266394A JP 2001266394 A JP2001266394 A JP 2001266394A JP 2000076196 A JP2000076196 A JP 2000076196A JP 2000076196 A JP2000076196 A JP 2000076196A JP 2001266394 A JP2001266394 A JP 2001266394A
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清治 西野
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Yoshiaki Kaneuma
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Hiroaki Yamamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動体の姿勢がばらついて液晶素子で補正す
ることのできないAC的なチルトが発生することによる
記録再生信号の劣化、あるいはフォーカシング方向、ト
ラッキング方向に対物レンズを駆動したときの不要共振
の発生による制御性能の劣化を防止する。 【解決手段】 液晶素子の駆動信号をフォーカシング駆
動信号およびトラッキング駆動信号に重畳して可動体に
供給し、可動体上で液晶駆動信号を周波数帯域によって
分離し、液晶素子に印加することによって、可動体への
駆動信号の供給を4本のワイヤーで行うことができる。
従って、可動体に液晶素子を搭載することによって対物
レンズのトラッキング方向Tへの移動による収差補正能
力の劣化がない収差補正機能を実現することができると
ともに、従来と同様に4本のワイヤーによる信号の供給
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズ駆動装
置に関し、特に、円盤状記録媒体に光学的に情報を記録
又は再生する装置の対物レンズ駆動装置であって、対物
レンズ駆動装置の可動体に液晶素子を搭載して上記の光
学的に情報を記録又は再生する装置で発生する収差を補
正することができるものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】対物レンズ駆動装置は、CD(コンパク
トディスク)などの円盤状記録媒体(以下、ディスクと
いう)に光学的に情報を記録又は再生する装置(以下、
光ディスク装置という)に組込まれ情報を記録又は再生
するための光学系を備えた光ピックアップに搭載され、
ディスクの反りの上下運動によるフォーカシングずれや
偏心などによるトラッキングずれを補正するために、対
物レンズを該対物レンズの光軸方向であるディスクに対
して垂直な方向(以下、フォーカシング方向という)、
及びディスクの上記所定の半径方向(以下トラッキング
方向という)の2軸に駆動する。
【0003】上記のような対物レンズ駆動装置を含む光
ディスク装置において、ディスク面に対する対物レンズ
の光軸の相対傾き(以下、チルトという)が生じている
と、コマ収差が発生し記録再生時の信号が劣化する要因
となる。
【0004】さらに、ディスクの厚みのばらつきによっ
ても球面収差が発生し記録再生時の信号が劣化する要因
となる。
【0005】とくに、CDに比べてDVD(デジタルバ
ーサタイルディスク)などの高密度化されたディスクへ
の記録再生時にはチルトおよびディスク厚みばらつきに
対する許容度が小さくなっており、これらが要因となっ
て発生する収差を補正する機能が必要となる。
【0006】そこで、液晶素子を用いて収差を補正する
方式が特開平10−20263号公報などによってすで
に開示されている。
【0007】収差補正のための液晶素子は、制御電極が
所定のパターンで複数の領域に分割されて形成されてお
り、各領域に印可する電圧調整により透過するレーザー
光の位相差を加減して収差を補正する。
【0008】しかしながら、上記のような液晶素子を対
物レンズとは別体に光ピックアップの光学系に配置した
場合、対物レンズがトラッキング方向に移動したときに
液晶の制御電極のパターンと対物レンズの光軸との位置
ずれ、すなわち発生している収差分布と制御電極のパタ
ーンのずれによって収差補正能力が低下し、記録再生信
号が劣化するという課題があった。
【0009】この課題を解決するためには液晶素子を対
物レンズ駆動装置の可動体に搭載して、対物レンズと一
体に駆動することにより、対物レンズがトラッキング方
向に移動したときでも収差補正能力が低下することはな
く、記録再生信号が劣化することはない。
【0010】ところが、収差補正のための液晶素子にお
いて必要な給電線としては、制御電極の各領域に与える
電圧のうち最大電圧と最小電圧および共通電極に与える
電圧をそれぞれ印加するための少なくとも3本の給電線
が必要である。
【0011】一方、このような対物レンズ駆動装置にお
いては、対物レンズを保持するレンズホルダを、少なく
ともフォーカシング方向及びトラッキング方向の2方向
に弾性移動可能に支持するための支持機構として4本の
金属線を使用しており、レンズホルダに搭載されたフォ
ーカシングコイルおよびトラッキングコイルへの給電線
としてこの4本の金属線を兼用している。
【0012】従って、液晶素子のための給電線としては
リード線やFPC等を新たに設けて駆動信号を供給する
か、支持機構としての金属線の本数を増やしてこの金属
線を用いて駆動信号を供給する必要がある。
【0013】リード線によって駆動信号を供給する場合
には、可動体に負勢力がかからないよう細い線を用いる
必要があるが、組立時の作業性が悪く工数増大によりコ
ストアップ要因となることに加えて、組立後の断線など
信頼性を劣化させるという課題がある。
【0014】また、FPCを用いて駆動信号を供給する
場合には、リード線と比較して信頼性は向上するが、繰
り返し曲げ伸ばしして使用した場合の信頼性は金属線よ
り低く、組立ばらつきや可動体の移動、雰囲気温度によ
り可動体には任意の方向と大きさの負勢力がかかってし
まう。その結果、可動体の姿勢がばらついて液晶素子で
補正することのできないAC的なチルトが発生すること
による記録再生信号の劣化、あるいはフォーカシング方
向、トラッキング方向に対物レンズを駆動したときの不
要共振の発生による制御性能の劣化という課題を有する
こととなる。
【0015】そこで、支持機構としての金属線の本数を
増やして駆動信号を供給することにより信頼性を十分確
保することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カシング駆動およびトラッキング駆動の駆動信号の供給
に用いる4本の金属線に液晶素子の駆動信号の供給に用
いる3本を加えて合計7本となり、支持機構としての対
称性を得るために金属線の本数を偶数とするため最少で
も8本の金属線により支持機構を構成することとなる。
【0017】金属線の本数が4本から8本に増えた結
果、部品点数の増大による材料コスト、組立工数増大に
よる作業コストおよび不良品が発生する確立が増大する
ことによって製品のコストアップを招くという課題があ
った。
【0018】さらに、金属線の本数の増大に伴い、部品
単体ばらつきおよび組立ばらつきの要因が増えることと
なり、その結果、可動体の姿勢がばらついて液晶素子で
補正することのできないAC的なチルトが発生すること
による記録再生信号の劣化、あるいはフォーカシング方
向、トラッキング方向に対物レンズを駆動したときの不
要共振の発生による制御性能の劣化という課題を有する
こととなる。
【0019】また、金属線が増えたことによる支持機構
のバネ定数の増大を防止して、フォーカシング方向、ト
ラッキング方向の低域での駆動感度を確保するためには
より細い金属線を用いる必要があり、金属線の真直性等
の単体性能を確保することが困難となってさらにばらつ
き要因が増大してACチルトの発生や不要共振の発生を
招くという課題があった。
【0020】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、可動体に液晶素子を搭載し、対物レンズ
のトラッキング方向への移動による収差補正能力の劣化
がない収差補正機能を実現することができるとともに、
支持機構としての金属線による液晶素子への給電線の本
数を削減して、十分な信頼性の確保を達成すると同時に
ばらつき要因を低減してACチルトの発生による記録再
生信号の劣化や不要共振の発生による制御性能の劣化を
なくすことのできる対物レンズ駆動装置を提供すること
を目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る対物レンズ
駆動装置は、円盤状記録媒体に光学的に情報を記録又は
再生する装置に組み込んで使用され、前記円盤状記録媒
体に垂直な方向であるフォーカシング方向に光軸を有す
る対物レンズ、前記対物レンズを保持するレンズホルダ
を有する可動体と、基台と、前記可動体を前記基台に対
し少なくとも前記フォーカシング方向または前記円盤状
記録媒体の半径方向であるトラッキング方向に弾性移動
可能に支持するよう、先端を前記可動体に、基端を前記
基台に固定された少なくとも4本の導電性材料からなる
棒状弾性支持部材と、前記可動体に搭載され少なくとも
前記フォーカシング方向の駆動力を発生するフォーカシ
ングコイルと、前記可動体に搭載され少なくとも前記ト
ラッキング方向の駆動力を発生するトラッキングコイル
と、所定の形状で複数領域に分割された制御電極および
前記制御電極に対向した共通電極とを備え、前記対物レ
ンズの光軸上に位置するように前記可動体に搭載された
液晶素子と、前記基台に配設され前記フォーカシングコ
イルおよび前記トラッキングコイルに磁界を付与する磁
界発生手段からなり、前記フォーカシングコイルまたは
前記トラッキングコイルの駆動信号に前記液晶素子の駆
動信号を重畳して同一の前記棒状弾性支持部材を用いて
信号を供給するように構成したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による対物レンズ駆動装置の駆動回路の構成を示す
構成図、図2は本発明の実施の形態1による対物レンズ
駆動装置の斜視図、図3は本発明の実施の形態1による
対物レンズ駆動装置を含む光ピックアップの光学構成
図、図4は液晶素子の制御電極のパターン図、図5は液
晶素子の構造を示す断面図である。
【0024】これらの図において、Fはフォーカシング
方向、Tはトラッキング方向、Sはフォーカシング方向
Fおよびトラッキング方向Tに垂直な接線方向、Rは接
線方向Sの回りの回転方向であるラジアル方向、Kは光
軸方向を示している。
【0025】まず、図2および図3を用いて本発明の実
施の形態1による対物レンズ駆動装置の機構部の構成に
ついて説明する。
【0026】図2および図3において14はディスク、
1は対物レンズ、2は成形された樹脂からなるレンズホ
ルダである。4はレンズホルダ2に対してフォーカシン
グ方向Fの軸回りに巻回し固着されたフォーカシングコ
イル、5はレンズホルダ2に対してトラッキング方向T
の軸回り巻回し固着されたトラッキングコイル、7は対
物レンズ1の光軸K上に位置するようにレンズホルダ2
上に配置固着されたコマ収差補正用の液晶素子、8a,
8bはトラッキング方向Tに沿って対物レンズ1を挟む
ようにレンズホルダの側面に配置固着された端子板で、
端子板8bにはコンデンサ15bおよび15cが搭載さ
れている。従って、対物レンズ1、レンズホルダ2、フ
ォーカシングコイル4、トラッキングコイル5、液晶素
子7、端子板8a,8b、コンデンサ15a〜15dに
よって可動体12が構成されている。
【0027】3a〜3dは接線方向Sに軸をもつ互いに
略平行な導電性材料からなる棒状弾性支持部材であるワ
イヤーで、ワイヤー3a〜3dの一端は可動体12の端
子板8a,8bに半田固定されている。
【0028】また、11はワイヤー3a〜3dのそれぞ
れの一端が固定されているワイヤーホルダーであり、ワ
イヤーホルダー11は基台10に固定されている。
【0029】13はワイヤーホルダー11に固定され、
ディスク14とのラジアル方向Rの傾きを検出するチル
トセンサである。
【0030】6a,6bは接線方向Sに沿って可動体1
2を挟むように配置され互いに同極が対向するように基
台10に固定された永久磁石であり、永久磁石6a,6
bはフォーカシングコイル4の一部およびトラッキング
コイル5の一部と対向する位置関係にある。
【0031】従って、対物レンズ1のフォーカシング方
向Fおよびトラッキング方向Tへの駆動は以下のように
して行う。
【0032】まず、フォーカシング方向Fの駆動は、フ
ォーカシングコイル4の一部が永久磁石6a,6bによ
って発生する磁束と直交することにより得られる電磁力
を受け可動体12がワイヤー3a〜3dによって支持さ
れてフォーカシング方向Fに略並進運動することによっ
て得られ、フォーカシングコイル4に流れる電流の量に
よって対物レンズ1の移動量を加減する。
【0033】トラッキング方向Tの駆動は、トラッキン
グコイル5の一部が永久磁石6a,6bによって発生す
る磁束と直交することにより得られる電磁力を受け可動
体12がワイヤー3a〜3dによって支持されてトラッ
キング方向Tに略並進運動することによって得られ、ト
ラッキングコイル5に流れる電流の量によって対物レン
ズ1の移動量を加減する。
【0034】次に、図3を用いて本発明の実施の形態1
による対物レンズ駆動装置を含む光ピックアップの光学
構成について説明する。
【0035】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆
動装置を含む光ピックアップの光学構成は光源である半
導体レーザー19と、偏光ビームスプリッター20、集
光レンズ21、液晶素子7、1/4波長板22、対物レ
ンズ1、ディスク14、シリンドリカルレンズ23、光
検出器24によって構成される。
【0036】上記光ピックアップは以下のように動作す
る。半導体レーザー19より出射されたP偏光の光束
は、偏光ビームスプリッター20を透過し、集光レンズ
21により略平行な光束となり、液晶素子7と1/4波
長板22とを透過する。1/4波長板22を透過すると
き、光束はP偏光から円偏光に変えられる。1/4波長
板22を透過した光は、対物レンズ1によってディスク
14の情報記録面に集光される。
【0037】ディスク14の情報記録面からの反射した
光は、再び対物レンズ1に入り、1/4波長板22を透
過する。1/4波長板22を透過する光は、円偏光から
S偏光に変えられる。1/4波長板22を透過した光
は、液晶素子7を透過し、偏光ビームスプリッタ20で
反射され、シリンドリカルレンズ23で光検出器24に
集光される。光検出器24は、受光した光束を光電変換
して再生信号を形成するとともに、非点収差法によりフ
ォーカシング駆動信号を形成し、位相差法あるいはプッ
シュプル法によりトラッキング駆動信号を形成して、こ
れらの信号を出力する。
【0038】さらに、図1、図4および図5を用いてコ
マ収差補正用の液晶素子7について説明する。液晶素子
7はガラスによって形成された基材7m,7nの間に制
御電極7a〜7e、液晶部7g、共通電極7fの順に配
置構成されている。制御電極7a〜7eは図4に示すよ
うにラジアル方向のチルトが発生したときの収差分布に
合った形に領域分割されて基材7mの内面に蒸着されて
おり、共通電極7fは基材7n上に一様に蒸着されてい
る。ここで制御電極7a〜7eおよび共通電極7fは外
部からの信号を液晶部7gに印加するとともに、光を透
過させる透明電極である。
【0039】また、図1に示すように制御電極7aと制
御電極7eの間に直列に抵抗を配列した分圧抵抗7h〜
7kを構成し、分圧抵抗7hと分圧抵抗7iの間の接点
と制御電極7b、分圧抵抗7iと分圧抵抗7jの間の接
点と制御電極7c、分圧抵抗7jと分圧抵抗7kの間の
接点と制御電極7dをそれぞれ接続している。従って、
制御電極7aの電位と制御電極7eの電位の差が分圧抵
抗7h〜7kによって分圧され、制御電極7b,7c,
7dに分圧された各値の電位がそれぞれ付与される。結
果として、制御電極7a〜7eには階段状の電位がそれ
ぞれ印可されることとなる。この分圧抵抗7h〜7kは
光を透過させる透明な薄膜抵抗で形成されており、基材
7m,7nの内面に蒸着されている。
【0040】この液晶部7gは、共通電極7fの電圧に
対する制御電極7a〜7eの電圧の電位差によって入射
光束の位相を変化させ、電位差の大きさに応じて変化す
る位相量を加減することができ、これを用いてディスク
14と対物レンズ1との相対的なチルトによって生じる
コマ収差を上記のように制御電極7a〜7eの各領域に
階段状の電位を印可することにより補正することができ
る。
【0041】次に、図1を用いて本発明の実施の形態1
による対物レンズ駆動装置の駆動回路の構成について説
明する。本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置の駆動系は、チルトセンサ13、液晶制御回路18、
フォーカシング制御回路16、トラッキング制御回路1
7、ワイヤー3a〜3d、フォーカシングコイル4、ト
ラッキングコイル5、コンデンサ15a〜15d、液晶
素子7によって構成されている。
【0042】上記対物レンズ駆動装置の駆動系は以下の
ように動作する。まず、チルトセンサ13によってチル
ト量を検出し、液晶制御回路18によって液晶駆動信号
を生成する。一方、非点収差法によりフォーカシング誤
差量を検出しフォーカシング制御回路16によってフォ
ーカシング駆動信号を、位相差法あるいはプッシュプル
法によりトラッキング誤差量を検出しトラッキング制御
回路17によってトラッキング駆動信号をそれぞれ生成
する。ここでフォーカシング駆動信号およびトラッキン
グ駆動信号の周波数帯域は、DC〜40kHzの帯域で
あるが、液晶駆動信号は40kHz以上の周波数帯域と
なっている。
【0043】そこで、液晶素子7の制御電極7aに最高
電位、制御電極7dに最低電位を印可する場合は、液晶
制御回路18から出力される液晶駆動信号のうち最高電
位を有する信号をフォーカシング制御回路16から出力
されるフォーカシング駆動信号と重畳してワイヤー3a
および3bを通じて対物レンズ駆動装置の可動体12に
供給する。フォーカシングコイル4には重畳された信号
が通電され、対物レンズ1は信号に基づいてフォーカシ
ング方向Fに駆動されるが、可動体12の固有振動数は
40kHz以下であり、対物レンズ1は40kHz以上
の信号には応答しない。さらに、重畳信号はコンデンサ
15aおよび15bを介して液晶素子7にも供給されて
おり、コンデンサ15aおよび15bによって40kH
z以下の信号はカットされて、液晶制御回路18で生成
された液晶駆動信号のみに分離されて液晶素子7の共通
電極7fおよび制御電極7aに印可されることとなる。
【0044】液晶制御回路18から出力される液晶駆動
信号のうち最低電位を有する信号も同様にしてトラッキ
ング制御回路17から出力されるトラッキング駆動信号
と重畳してワイヤー3cおよび3dを通じて対物レンズ
駆動装置の可動体12に供給する。トラッキングコイル
5には重畳された信号が通電され、さらに、重畳信号は
コンデンサ15cおよび15dを介して液晶素子7にも
供給され、コンデンサ15cおよび15dによって40
kHz以下の信号はカットされて、液晶制御回路18で
生成された液晶駆動信号のみに分離されて液晶素子7の
共通電極7fおよび制御電極7eに印可されることとな
る。
【0045】液晶素子7の制御電極7aに最低電位、制
御電極7dに最高電位を印可する場合も上記と同様にし
て、液晶駆動信号をフォーカシング駆動信号およびトラ
ッキング駆動信号に重畳することによりワイヤー3a〜
3dによって可動体12に供給し、コンデンサ15a〜
15dによって信号を分離して液晶素子7の共通電極7
fおよび制御電極7a、制御電極7eに印加することに
よって行う。
【0046】以上により、液晶素子7の駆動信号をフォ
ーカシング駆動信号およびトラッキング駆動信号に重畳
して可動体12に供給し、可動体12上で液晶駆動信号
を周波数帯域によって分離し、液晶素子に印加すること
によって、可動体12への駆動信号の供給をワイヤー3
a〜3dの4本で行うことができる。従って、可動体1
2に液晶素子7を搭載することによって対物レンズ1の
トラッキング方向Tへの移動による収差補正能力の劣化
がない収差補正機能を実現することができるとともに、
従来と同様に4本のワイヤー3による信号の供給を実現
できるので、信頼性が高い金属線による支持機構を実現
すると同時にばらつき要因を低減してACチルトの発生
による記録再生信号の劣化や不要共振の発生による制御
性能の劣化をなくすことができる。さらに、ワイヤーの
本数が増えないので、部品点数の増大による材料コス
ト、組立工数増大による作業コストおよび不良品が発生
する確率が増大することがなく製品のコストアップをな
くすことができる。
【0047】なお、上記の説明では、液晶素子7はラジ
アル方向Rのチルトによるコマ収差補正用の制御電極パ
ターンを有しているとしているが、コマ収差補正用に限
らず如何なる種類の収差補正に対応した制御電極パター
ンであっても同様の効果を得ることができる。例えば、
タンジェンシャル方向のチルトによるコマ収差補正用の
パターン、ラジアルおよびタンジェンシャルの2軸同時
補正用のパターン、球面収差補正用のパターンであって
も同様の効果を得ることができる。
【0048】また、上記の説明では、チルトセンサーに
よってチルト誤差量を検知して液晶駆動信号を生成する
ようにしているが、チルト誤差量に対応して変化する信
号が検出できれば良く、例えばディスクの再生信号のジ
ッター値を検出してその値が最小になるように液晶駆動
信号を生成しても良く、あるいはディスクの再生信号の
振幅を検出してその値が最大になるように液晶駆動信号
を生成しても良い。
【0049】(実施の形態2)図6は本発明の実施の形
態2による対物レンズ駆動装置の駆動回路の構成を示す
構成図、図7は本発明の実施の形態2による対物レンズ
駆動装置の斜視図である。
【0050】これらの図において、図1および図2と同
一符号は同一または相当する符号を示しており、かつ本
発明の実施の形態2による対物レンズ駆動装置を含む光
ピックアップの光学構成、液晶素子の構造および制御電
極のパターンは図3、図4および図5と同一のものであ
る。
【0051】本実施の形態2が実施の形態1と異なって
いる点を以下に説明する。図6および図7において端子
板8a,8bにはコンデンサ15a〜15dに代えて抵
抗25aおよび25bが搭載されており、従って可動体
12は対物レンズ1、レンズホルダ2、フォーカシング
コイル4、トラッキングコイル5、液晶素子7、端子板
8a,8b、抵抗25a〜25dによって構成されてい
る。
【0052】可動体の支持は、ワイヤー3a〜3fの6
本によりフォーカシング方向Fまたはトラッキング方向
Tに移動可能に支持している。
【0053】本発明の実施の形態2による対物レンズ駆
動装置の駆動系は、チルトセンサ13、液晶制御回路1
8、フォーカシング制御回路16、トラッキング制御回
路17、ワイヤー3a〜3f、フォーカシングコイル
4、トラッキングコイル5、抵抗25a〜25d、液晶
素子7によって構成されている。ここで、抵抗25aと
抵抗25c、抵抗25bと抵抗25dはそれぞれ略同じ
抵抗値となる抵抗となっている。
【0054】上記対物レンズ駆動装置の駆動系は以下の
ように動作する。まず、非点収差法によりフォーカシン
グ誤差量を検出しフォーカシング制御回路16によって
フォーカシング駆動信号を、位相差法あるいはプッシュ
プル法によりトラッキング誤差量を検出しトラッキング
制御回路17によってトラッキング駆動信号をそれぞれ
生成する。
【0055】フォーカシング駆動信号はワイヤー3aお
よび3bを通じて可動体12に供給され、フォーカシン
グコイル4に印可されて、対物レンズ1はフォーカシン
グ駆動信号に基づいてフォーカシング方向Fに駆動され
る。
【0056】また、トラッキング駆動信号はワイヤー3
cおよび3dを通じて可動体12に供給され、トラッキ
ングコイル5に印可されて、対物レンズ1はトラッキン
グ駆動信号に基づいてトラッキング方向Tに駆動され
る。
【0057】一方、トラッキング制御回路17によって
生成されたトラッキング駆動信号の両端を直列に配列さ
れた抵抗25cおよび25dによって接続し、抵抗25
cおよび25dの間の中間電位が液晶制御回路18に入
力されている。さらに、チルトセンサ13によってチル
ト量を検出し、液晶制御回路18によって抵抗25cお
よび25dの間の中間電位を基準電位とした液晶駆動信
号を生成する。
【0058】そこで、液晶素子7の制御電極7aに最高
電位、制御電極7dに最低電位を印可する場合は、液晶
制御回路18から出力される液晶駆動信号のうち最高電
位を有する信号はワイヤー3eを通じて、最低電位を有
する信号はワイヤー3fを通じて対物レンズ駆動装置の
可動体12に供給され、それぞれ液晶素子の制御電極7
aおよび7eに印可される。さらに、トラッキングコイ
ル5の両端を直列に配列された抵抗25aおよび25b
によって接続し、抵抗25aおよび25bの間の中間電
位が液晶素子7の共通電極7fに入力されている。従っ
て、トラッキングコイル5の両端の中間電位を基準電位
とした液晶駆動信号に基づいて、液晶素子が駆動される
こととなる。
【0059】液晶素子7の制御電極7aに最低電位、制
御電極7dに最高電位を印可する場合も上記と同様にし
て、液晶制御回路18から出力される液晶駆動信号のう
ち最高電位を有する信号はワイヤー3fを通じて、最低
電位を有する信号はワイヤー3eを通じて対物レンズ駆
動装置の可動体12に供給され、それぞれ液晶素子の制
御電極7aおよび7eに印可される。さらに、トラッキ
ングコイル5の両端を直列に配列された抵抗25aおよ
び25bによって接続し、抵抗25aおよび25bの間
の中間電位が液晶素子7の共通電極7fに入力されてい
る。従って、トラッキングコイル5の両端の中間電位を
基準電位とした液晶駆動信号に基づいて、液晶素子が駆
動される。
【0060】以上により、トラッキングコイル5の両端
の中間電位を基準電位として液晶駆動信号を生成して液
晶素子7の制御電極7aおよび7eに供給するととも
に、そのトラッキングコイル5の両端の中間電位を可動
体12上で液晶素子7の共通電極7fに供給することに
よって、可動体12への駆動信号の供給をワイヤー3a
〜3fの6本で行うことができる。
【0061】従って、可動体12に液晶素子7を搭載す
ることによって対物レンズ1のトラッキング方向Tへの
移動による収差補正能力の劣化がない収差補正機能を実
現することができるとともに、液晶素子7への給電線の
本数を削減して合計6本のワイヤー3による信号の供給
を実現できるので、信頼性が高い金属線による支持機構
を実現すると同時にばらつき要因を低減してACチルト
の発生による記録再生信号の劣化や不要共振の発生によ
る制御性能の劣化を抑制することができる。
【0062】さらに、ワイヤーの本数を削減したので、
部品点数の増大による材料コスト、組立工数増大による
作業コストおよび不良品が発生する確率を最小限に抑制
することができる。また、上記の効果を得るのに可動体
12上に搭載する部品として液晶素子の他に抵抗25a
および25bのみで実現すことができるので、安価でか
つ可動体12の重量増加を抑制してフォーカシング方向
およびトラッキング方向の駆動効率を劣化させることな
く上記の効果を実現することができる。
【0063】なお、上記の説明では抵抗25a、25b
を別部品として説明したが、分圧抵抗7h〜7kと同様
に液晶素子7の内部に透明な薄膜抵抗として構成するこ
とも可能であり,この場合、可動体12上に搭載する部
品は液晶素子7のみであり、より安価でかつフォーカシ
ング方向およびトラッキング方向の駆動効率をより向上
することができる。
【0064】また、上記の説明では、液晶駆動信号の基
準電位をトラッキングコイル5の両端に抵抗25a,2
5bと25c,25dを接続することにより得られる中
間電位によって生成したが、トラッキングコイル5に代
えてフォーカシングコイル4の両端に抵抗25a,25
bと25c,25dを接続することにより得られる中間
電位によって生成しても同様の効果を得ることができる
のは言うまでもない。
【0065】また、上記の説明では、液晶素子7はラジ
アル方向Rのチルトによるコマ収差補正用の制御電極パ
ターンを有しているとしているが、コマ収差補正用に限
らず如何なる種類の収差補正に対応した制御電極パター
ンであっても同様の効果を得ることができる。例えば、
タンジェンシャル方向のチルトによるコマ収差補正用の
パターン、ラジアルおよびタンジェンシャルの2軸同時
補正用のパターン、球面収差補正用のパターンであって
も同様の効果を得ることができる。
【0066】さらに、上記の説明では、チルトセンサー
によってチルト誤差量を検知して液晶駆動信号を生成す
るようにしているが、チルト誤差量に対応して変化する
信号が検出できれば良く、例えばディスクの再生信号の
ジッタ-値を検出してその値が最小になるように液晶駆
動信号を生成しても良く、あるいはディスクの再生信号
の振幅を検出してその値が最大になるように液晶駆動信
号を生成しても良い。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1、請求項2およ
び請求項3の発明によれば、液晶素子の駆動信号をフォ
ーカシング駆動信号およびトラッキング駆動信号に重畳
して可動体に供給し、可動体上で液晶駆動信号を周波数
帯域によって分離し、液晶素子に印加することによっ
て、可動体への駆動信号の供給を4本のワイヤーで行う
ことができる。
【0068】従って、可動体に液晶素子を搭載すること
によって対物レンズのトラッキング方向Tへの移動によ
る収差補正能力の劣化がない収差補正機能を実現するこ
とができるとともに、従来と同様に4本のワイヤーによ
る信号の供給を実現できるので、信頼性が高い金属線に
よる支持機構を実現すると同時にばらつき要因を低減し
てACチルトの発生による記録再生信号の劣化や不要共
振の発生による制御性能の劣化をなくすことができる。
さらに、ワイヤーの本数が増えないので、部品点数の増
大による材料コスト、組立工数増大による作業コストお
よび不良品が発生する確率が増大することがなく製品の
コストアップをなくすことができる。
【0069】また、請求項4および請求項5の発明によ
れば、トラッキングコイルまたはフォーカシングコイル
の両端の中間電位を基準電位として液晶駆動信号を生成
して液晶素子の制御電極およびに供給するとともに、そ
のトラッキングコイルまたはフォーカシングコイルの両
端の中間電位を可動体上で液晶素子の共通電極に供給す
ることによって、可動体への駆動信号の供給を6本のワ
イヤーで行うことができる。
【0070】従って、可動体に液晶素子を搭載すること
によって対物レンズのトラッキング方向Tへの移動によ
る収差補正能力の劣化がない収差補正機能を実現するこ
とができるとともに、液晶素子への給電線の本数を削減
して合計6本のワイヤーによる信号の供給を実現できる
ので、信頼性が高い金属線による支持機構を実現すると
同時にばらつき要因を低減してACチルトの発生による
記録再生信号の劣化や不要共振の発生による制御性能の
劣化を抑制することができる。
【0071】さらに、ワイヤーの本数を削減したので、
部品点数の増大による材料コスト、組立工数増大による
作業コストおよび不良品が発生する確率を最小限に抑制
することができる。また、上記の効果を得るのに可動体
上に搭載する部品として液晶素子の他に2つの抵抗のみ
で実現すことができるので、安価でかつ可動体の重量増
加を抑制してフォーカシング方向およびトラッキング方
向の駆動効率を劣化させることなく上記の効果を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置の駆動回路の回路図
【図2】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置の斜視図
【図3】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置を含む光ピックアップの光学構成図
【図4】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置における液晶素子の制御電極のパターン図
【図5】本発明の実施の形態1による対物レンズ駆動装
置における液晶素子の構造を示す断面図
【図6】本発明の実施の形態2による対物レンズ駆動装
置の駆動回路の回路図
【図7】本発明の実施の形態2による対物レンズ駆動装
置の斜視図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3a〜3f ワイヤー 4 フォーカシングコイル 5 トラッキングコイル 6a,6b 永久磁石 7 液晶素子 7a〜7e 制御電極 7f 共通電極 7g 液晶部 7h〜7k 分圧抵抗 7m,7n 基材 8a,8b 端子板 9a 導線 10 基台 11 ワイヤーホルダー 12 可動体 13 チルトセンサ 14 ディスク 15a〜15d コンデンサ 16 フォーカシング制御回路 17 トラッキング制御回路 18 液晶制御回路 19 半導体レーザー 20 偏光ビームスプリッター 21 集光レンズ 22 1/4波長板 23 シリンドリカルレンズ 24 光検出器 25a〜25d 抵抗 K 光軸 F フォーカシング方向 T トラッキング方向 R ラジアル方向 S 接線方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 秀彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金馬 慶明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 博昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H044 BE02 BE07 BE09 2H045 AF02 DA32 5D118 AA14 BA01 BB01 CC12 CD04 DA40 5D119 BA01 BB01 BB11 EC01 EC04 JA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状記録媒体に光学的に情報を記録又は
    再生する装置に組み込んで使用され、前記円盤状記録媒
    体に垂直な方向であるフォーカシング方向に光軸を有す
    る対物レンズ、前記対物レンズを保持するレンズホルダ
    を有する可動体と、 基台と、前記可動体を前記基台に対し少なくとも前記フ
    ォーカシング方向または前記円盤状記録媒体の半径方向
    であるトラッキング方向に弾性移動可能に支持するよ
    う、先端を前記可動体に、基端を前記基台に固定された
    少なくとも4本の導電性材料からなる棒状弾性支持部材
    と、前記可動体に搭載され少なくとも前記フォーカシン
    グ方向の駆動力を発生するフォーカシングコイルと、前
    記可動体に搭載され少なくとも前記トラッキング方向の
    駆動力を発生するトラッキングコイルと、 所定の形状で複数領域に分割された制御電極および前記
    制御電極に対向した共通電極とを備え、前記対物レンズ
    の光軸上に位置するように前記可動体に搭載された液晶
    素子と、 前記基台に配設され前記フォーカシングコイルおよび前
    記トラッキングコイルに磁界を付与する磁界発生手段か
    らなり、 前記フォーカシングコイルまたは前記トラッキングコイ
    ルの駆動信号に前記液晶素子の駆動信号を重畳して同一
    の前記棒状弾性支持部材を用いて信号を供給したことを
    特徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】液晶素子の駆動信号はフォーカシングコイ
    ルまたはトラッキングコイルの駆動信号の帯域より高い
    周波数帯域であることを特徴とする請求項1に記載の対
    物レンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】液晶素子の駆動信号の周波数帯域は40k
    Hz以上である請求項2に記載の対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】円盤状記録媒体に光学的に情報を記録又は
    再生する装置に組み込んで使用され、前記円盤状記録媒
    体に垂直な方向であるフォーカシング方向に光軸を有す
    る対物レンズ、前記対物レンズを保持するレンズホルダ
    を有する可動体と、 基台と、前記可動体を前記基台に対し少なくとも前記フ
    ォーカシング方向または前記円盤状記録媒体の半径方向
    であるトラッキング方向に弾性移動可能に支持するよ
    う、先端を前記可動体に、基端を前記基台に固定された
    少なくとも4本の導電性材料からなる棒状弾性支持部材
    と、前記可動体に搭載され少なくとも前記フォーカシン
    グ方向の駆動力を発生するフォーカシングコイルと、 所定の形状で複数領域に分割された制御電極および前記
    制御電極に対向した共通電極とを備え、前記対物レンズ
    の光軸上に位置するように前記可動体に搭載された液晶
    素子と、 前記基台に配設され前記フォーカシングコイルに磁界を
    付与する磁界発生手段からなり、 前記複数の棒状弾性支持部材のうち少なくとも2本を用
    いてフォーカシングコイルの駆動信号が供給され、前記
    複数の直列抵抗器の各接点のうち前記フォーカシングコ
    イルの両端の電位の平均電位となる中間接点と前記液晶
    素子の前記共通電極が電気的に接続されており、かつ前
    記複数の棒状弾性支持部材のうち少なくとも他の2本を
    用いて液晶素子の駆動信号が供給されたことを特徴とす
    る対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】円盤状記録媒体に光学的に情報を記録又は
    再生する装置に組み込んで使用され、前記円盤状記録媒
    体に垂直な方向であるフォーカシング方向に光軸を有す
    る対物レンズ、前記対物レンズを保持するレンズホルダ
    を有する可動体と、 基台と、前記可動体を前記基台に対し少なくとも前記フ
    ォーカシング方向または前記円盤状記録媒体の半径方向
    であるトラッキング方向に弾性移動可能に支持するよ
    う、先端を前記可動体に、基端を前記基台に固定された
    少なくとも4本の導電性材料からなる棒状弾性支持部材
    と、前記可動体に搭載され少なくとも前記トラッキング
    方向の駆動力を発生するトラッキングコイルと、 所定の形状で複数領域に分割された制御電極および前記
    制御電極に対向した共通電極とを備え、前記対物レンズ
    の光軸上に位置するように前記可動体に搭載された液晶
    素子と、 前記基台に配設され前記トラッキングコイルに磁界を付
    与する磁界発生手段からなり、 前記複数の棒状弾性支持部材のうち少なくとも2本を用
    いてトラッキングコイルの駆動信号が供給され、前記複
    数の直列抵抗器の各接点のうち前記トラッキングコイル
    の両端の電位の平均電位となる中間接点と前記液晶素子
    の前記共通電極が電気的に接続されており、かつ前記複
    数の棒状弾性支持部材のうち少なくとも他の2本を用い
    て液晶素子の駆動信号が供給されたことを特徴とする対
    物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】液晶素子はコマ収差補正用のパターンを備
    えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1
    項に記載の対物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】液晶素子は球面収差補正用のパターンを備
    えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1
    項に記載の対物レンズ駆動装置。
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