JP2001260711A - 車両のオートクラッチ制御装置 - Google Patents

車両のオートクラッチ制御装置

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JP2001260711A
JP2001260711A JP2000083271A JP2000083271A JP2001260711A JP 2001260711 A JP2001260711 A JP 2001260711A JP 2000083271 A JP2000083271 A JP 2000083271A JP 2000083271 A JP2000083271 A JP 2000083271A JP 2001260711 A JP2001260711 A JP 2001260711A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンがファーストアイドル中でも減速ク
ラッチ断を実行可能とし、併せてドライバの意思に即し
た円滑な発進を可能とする。 【解決手段】 クラッチ回転が下降してきて所定値に達
したときクラッチを自動分断する車両の自動クラッチ装
置において、変速機がギヤイン状態でアクセル開度が実
質的にゼロのとき、エンジンのファーストアイドルを禁
止する。或いは、アクセル開度が実質的にゼロでなくて
も、車速が所定速度未満のときはエンジンのファースト
アイドルを禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にトラクタ等の
大型車両に適用される車両のオートクラッチ制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近ではドライバの負担を軽減するた
め、トラクタやトラック等の大型車両においても自動変
速装置を採用する例が多く見られる。この場合、車速に
応じた最適ギヤ段がマップに従って定められ、車両の加
速・減速に合わせて自動的にシフトアップ・シフトダウ
ンがなされる。
【0003】一方、このような自動変速装置にあっては
摩擦クラッチをアクチュエータで自動断接する自動クラ
ッチ装置を備えるのが一般的である。これによれば変速
の際、ギヤ抜き前にクラッチが自動分断され、ギヤ入れ
後クラッチが自動接続される。いわゆる発進制御を行う
ものもあり、この場合、車両停止状態でクラッチが断保
持され、変速機のギヤが発進段に入れられ、あとはアク
セル待ちの状態となる。そしてドライバがアクセルを踏
み込むと、これに伴ってクラッチが徐々に自動接続され
ていく。
【0004】この自動クラッチ装置にあって、クラッチ
回転の上昇・下降に合わせてクラッチを自動接続・分断
するものがある。この様子を図7に示す。ここでクラッ
チ回転とは、摩擦クラッチの出力側ドリブンプレートの
回転或いは変速機の入力軸の回転をいい、これはクラッ
チが接続されているときはエンジン回転と等しい。
【0005】例えば、下り坂で発進するとき、アクセル
踏み待ちの状態でブレーキが解除されると、車両が惰性
走行(惰行)状態となり坂をどんどん下り落ちていって
しまう。そこでこのようなときはクラッチを自動接続し
てエンジンブレーキを与えてやるのである。このときは
変速機がギヤイン状態にあるので、車両の増速に伴って
クラッチ回転も上昇する。図7に示すように、クラッチ
回転が上昇していって所定値NA に達したとき、クラッ
チを自動接続する。
【0006】一方、車両走行中、ギヤイン状態且つクラ
ッチ接状態でアクセルを戻し、車両を減速するときがあ
る(このような状態も惰行状態に含める)。このときエ
ンジン回転があまりに低くなるとギクシャク感が生じた
り、最悪エンストしてしまうので、図7に示すように、
クラッチ回転が下降していって所定値NB に達したと
き、クラッチを自動分断する。ヒステリシスを与えるた
めNA <NB とされ、NB はエンジンのアイドリング回
転NI より当然高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このクラッチ
自動分断に際して以下の問題がある。即ち、冷間時のエ
ンジン始動直後等では暖機促進のためファーストアイド
ルを行うのが一般的である。そしてこのファーストアイ
ドル回転NFIがクラッチ分断回転NB より高くなってい
ると、惰行状態で減速していってもクラッチ回転がNB
まで落ちることができず、クラッチを切ることができな
い。これに対しブレーキを踏んで強制的にエンジン回転
を落とし、同時にクラッチ回転をNB も落とすことが考
えられるが、トラクタ等の車両ではエンジンが強力であ
り、通常のブレーキ踏力ではエンジン回転を落とすこと
が困難である。
【0008】一方、発進時のクラッチ接制御に際して
は、アクセル待ちの状態でドライバがアクセルを踏み込
むと、アクセル開度に比例してクラッチが自動接続され
ていく。このときドライバは自らのアクセルコントロー
ルでエンジントルクとクラッチ接量とをコントロールす
る訳だが、エンジンがファーストアイドルを行っている
とアクセル開度と無関係に燃料噴射量が増量されてしま
うため、ドライバの意思に即した円滑な発進が行えな
い。
【0009】そこで、本発明の目的は、エンジンがファ
ーストアイドルを行っていることに起因する上記のよう
な弊害を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷間時等にエ
ンジンの暖機を促進するためにエンジンのアイドリング
回転数を通常より高い回転数に制御するエンジンのファ
ーストアイドル制御手段を備えたエンジンと、クラッチ
回転数を検出する手段と、アクセル開度を検出する手段
と、変速機のギヤイン状態を検出する手段と、前記エン
ジンと前記変速機の間に介設される摩擦型のクラッチ
と、該クラッチを断接駆動するクラッチアクチュエータ
と、該クラッチアクチュエータに指令して前記クラッチ
の断、接動作を制御するコントローラとを備えるオート
クラッチ装置において、前記クラッチ回転が低回転域の
所定値に達した時クラッチを自動分断する制御手段と、
変速機がギヤイン状態で、且つアクセルペダルが踏み込
まれていないとき、エンジンのファーストアイドル制御
を禁止する制御手段とを備えたものである。
【0011】また本発明は、冷間時等にエンジンの暖機
を促進するためにエンジンのアイドリング回転数を通常
より高い回転数に制御するエンジンのファーストアイド
ル制御手段を備えたエンジンと、クラッチ回転数を検出
する手段と、アクセル開度を検出する手段と、変速機の
ギヤイン状態を検出する手段と、前記エンジンと前記変
速機の間に介設される摩擦型のクラッチと、該クラッチ
を断接駆動するクラッチアクチュエータと、該クラッチ
アクチュエータに指令して前記クラッチの断、接動作を
制御するコントローラとを備えるオートクラッチ装置に
おいて、前記クラッチ回転が低回転域の所定値に達した
時クラッチを自動分断する制御手段と、変速機がギヤイ
ン状態で、且つ車速が所定速度未満のとき、エンジンの
ファーストアイドル制御を禁止する制御手段とを備えた
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】図1に本実施形態に係る車両の自動変速装
置を示す。ここでは車両がトレーラを牽引するトラクタ
であり、エンジンがディーゼルエンジンである。図示す
るように、エンジン1にクラッチ2を介して変速機3が
取り付けられ、変速機3の出力軸4(図2参照)が図示
しないプロペラシャフトに連結されて後輪(図示せず)
を駆動するようになっている。エンジン1はエンジンコ
ントロールユニット(ECU)6によって電子制御され
る。即ち、ECU6は、エンジン回転センサ7とアクセ
ル開度センサ8との出力から現在のエンジン回転速度及
びエンジン負荷を読取り、主にこれらに基づいて燃料噴
射ポンプ1aを制御し、燃料噴射時期及び燃料噴射量を
制御する。
【0014】図2に示すように、エンジンのクランク軸
にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール
1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1
cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを
出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウン
トしてエンジン回転数を算出する。
【0015】図1に示すように、ここではクラッチ2と
変速機3とがトランスミッションコントロールユニット
(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。
即ちかかる自動変速装置には自動クラッチ装置(オート
クラッチ装置)と自動変速機とが備えられる。ECU6
とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介して接続さ
れ、相互に連絡可能である。
【0016】図1、図2、図3に示すように、クラッチ
2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホ
イール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及び
ドリブンプレート2aをフライホイール1aに摩擦接触
或いは離反させるプレッシャプレート2bから構成され
る。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ10により
プレッシャプレート2bを軸方向に操作し、基本的には
自動断接され、ドライバの負担を軽減し得るものとなっ
ている。一方、微低速走行に際しての微妙なクラッチワ
ークや、非常時のクラッチ急断を可能とするため、ここ
ではクラッチペダル11によるマニュアル断接も可能と
なっている。所謂セレクティブオートクラッチの構成で
ある。クラッチ自体のストローク(即ちプレッシャプレ
ート2bの位置)を検知するクラッチストロークセンサ
14と、クラッチペダル11の踏込みストロークを検知
するクラッチペダルストロークセンサ16とが設けら
れ、それぞれTMCU9に接続される。
【0017】図3に分かりやすく示すが、クラッチブー
スタ10は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じて
エアタンク5に接続され、エアタンク5から供給される
空圧で作動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、
他方の通路bがクラッチマニュアル断接用である。一方
の通路aが二股状に分岐され、そのうちの一方に自動断
接用の電磁弁MVC1,MVC2が直列に設けられ、他
方に非常用の電磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部
にダブルチェックバルブDCV1が設けられる。他方の
通路bに、クラッチブースタ10に付設される油圧作動
弁12が設けられる。両通路a,bの合流部にもダブル
チェックバルブDCV2が設けられる。ダブルチェック
バルブDCV1,DCV2は差圧作動型の三方弁であ
る。
【0018】上記電磁弁MVC1,MVC2,MVCE
はTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき上流側を
下流側に連通し、OFF のとき上流側を遮断して下流側を
大気開放する。まず自動側を説明すると、電磁弁MVC
1は単にイグニッションキーのON/OFFに合わせてON/OFF
されるだけである。イグニッションキーOFF 、つまり停
車中はOFF となり、エアタンク5からの空圧を遮断す
る。電磁弁MVC2は比例制御弁で、供給又は排出エア
量を自由にコントロールできる。これはクラッチの断接
速度制御を行うためである。電磁弁MVC1,MVC2
がともにONだとエアタンク5の空圧がダブルチェックバ
ルブDCV1,DCV2をそれぞれ切り換えてクラッチ
ブースタ10に供給される。これによりクラッチが分断
される。クラッチを接続するときはMVC2のみがOFF
され、これによりクラッチブースタ10の空圧がMVC
2から排出されてクラッチが分断される。
【0019】ところでもし仮にクラッチ分断中に電磁弁
MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF と
なると、ドライバの意思に反してクラッチが急接されて
しまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診断
回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONする。
すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェック
バルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ10
に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッチ急
接が防止される。
【0020】次にマニュアル側を説明する。クラッチペ
ダル11の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ1
3から油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路
13aを介して油圧作動弁12に供給される。これによ
って油圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10
への空圧の給排が行われ、クラッチ2のマニュアル断接
が実行される。油圧作動弁12が開くと、これを通過し
た空圧がダブルチェックバルブDCV2を切り換えてク
ラッチブースタ10に至る。なお、クラッチの自動断接
とマニュアル断接とが干渉した場合はマニュアル断接を
優先させるようになっている。
【0021】図2に詳細に示すように、変速機3は基本
的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機で、前進16
段、後進2段に変速可能である。変速機3は入力側と出
力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッタ17及び
レンジギヤ19を備え、これらの間にメインギヤ段18
を備えている。そして、入力軸15に伝達されてきたエ
ンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段18、レン
ジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力する。
【0022】変速機3を自動変速すべくギヤシフトユニ
ットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メイン
ギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当する
スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ
21及びレンジアクチュエータ22から構成される。こ
れらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作
動され、TMCU9によって制御される。各ギヤ17,
18,19の現在ポジションはギヤポジションスイッチ
23(図1参照)で検知される。カウンタシャフト32
の回転速度がカウンタシャフト回転センサ26で検知さ
れ、出力軸4の回転速度が出力軸回転センサ28で検知
される。これら検知信号はTMCU9に送られる。
【0023】この自動変速機ではマニュアルモードが設
定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュ
アル変速が可能である。この場合、図1に示すように、
クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は運転席
に設けられたシフトレバー装置29からの変速指示信号
を合図に行われる。即ち、ドライバが、シフトレバー装
置29のシフトレバー29aをシフト操作すると、シフ
トレバー装置29に内蔵されたシフトスイッチが作動
し、変速指示信号がTMCU9に送られ、これを基にT
MCU9はクラッチブースタ10、スプリッタアクチュ
エータ20、メインアクチュエータ21及びレンジアク
チュエータ22を適宜作動させ、一連の変速操作(クラ
ッチ断→ギヤ抜き→ギヤ入れ→クラッチ接)を実行す
る。そしてTMCU9は現在のシフト段をモニター31
に表示する。
【0024】シフトレバー装置29において、Rはリバ
ース、Nはニュートラル、Dはドライブ、UPはシフト
アップ、DOWNはシフトダウンをそれぞれ意味する。
また運転席に、変速モードを自動とマニュアルに切り換
えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか段飛
ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25とが設
けられる。
【0025】自動変速モードのとき、シフトレバー29
aをDレンジに入れておけば車速に応じて自動的に変速
が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバが
シフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれば、
マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可能で
ある。この自動変速モードにおいて、スキップスイッチ
25がOFF (通常モード)なら変速は1段ずつ行われ
る。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大きい
ときに有効である。またスキップスイッチ25がON(ス
キップモード)なら変速は1段飛ばしで行われる。これ
はトレーラを牽引してないときや荷が軽いときなどに有
効である。
【0026】一方、マニュアル変速モードのときは、変
速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29a
がDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持さ
れ、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをU
P又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又は
シフトダウンが可能である。このときも前記同様、スキ
ップスイッチ25がOFF なら変速は1段ずつ行われ、ス
キップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行われ
る。このモードではDレンジは現ギヤ段を保持するH
(ホールド)レンジとなる。
【0027】なお、運転席に非常用変速スイッチ27が
設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ
27の手動切換により変速できるようになっている。
【0028】図2に示すように、変速機3にあっては、
入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上
に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平
行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレ
ート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33
とが相対回転可能に支持される。
【0029】まずスプリッタ17とメインギヤ段18の
構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSH
が回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33
にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,
MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤS
H,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャ
フト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,
C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバ
ースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤI
Rはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤC
Rに常時噛合される。
【0030】入力軸15及びメインシャフト33に取り
付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得
るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプ
ライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト3
3に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第
1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第
4スリーブ42〜45が前後スライド可能に設けられ
る。第1〜第4スリーブ42〜45を適宜選択してスラ
イド移動させ、ギヤ側スプライン36と係合・離脱させ
ることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行える。第1スリー
ブ42の移動をスプリッタアクチュエータ20で行い、
第2〜第4スリーブ43〜45の移動をメインアクチュ
エータ21で行う。
【0031】このように、スプリッタ17とメインギヤ
段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変
速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプ
リッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ
機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン
部にはシンクロ機構が存在しない。このため、シンクロ
制御なるものを行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速
し、シンクロ機構なしで変速できるようになっている。
ここではメインギヤ段18以外にスプリッタ17にもニ
ュートラルポジションが設けられ、所謂ガラ音対策がな
されている(特願平11-319915 号参照)。
【0032】次にレンジギヤ19の構成を説明する。レ
ンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ
・ローいずれかのポジションに切り替えることができ
る。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端
に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複
数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周
に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。
各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能
に支持され、キャリア68は出力軸4に連結される。リ
ングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69は出
力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれて出力軸4と
ともに二重軸を構成する。
【0033】第5スプライン41が管部69に一体的に
設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接し
て、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けら
れる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッショ
ンケース側に固定された固定スプライン71が設けられ
る。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ4
6が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46
の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジ
ギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在す
る。
【0034】第5スリーブ46が前方に移動するとこれ
が固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と
固定スプライン71とが連結される。これによりリング
ギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が
1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これ
がローのポジションである。
【0035】一方、第5スリーブ46が後方に移動する
とこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライ
ン41と出力軸スプライン70とが連結される。これに
よりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定さ
れ、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようにな
る。これがハイのポジションである。
【0036】このように、この変速機3では、前進側に
おいて、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギ
ヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に
変速可能であり、計2×4×2=16段に変速すること
ができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ
・ローを切り替えて2段に変速することができる。
【0037】次に、各アクチュエータ20,21,22
について説明する。これらアクチュエータはエアタンク
5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの
空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そして
これら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空
圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。
【0038】スプリッタアクチュエータ20は、ダブル
ピストンを有した空圧シリンダ47と三つの電磁弁MV
H,MVF,MVGとで構成される。スプリッタ17を
ニュートラルにするときはMVH/ON,MVF/OF
F,MVG/ONとされる。スプリッタ17をハイにす
るときはMVH/OFF,MVF/OFF,MVG/O
Nとされる。スプリッタ17をローにするときはMVH
/OFF,MVF/ON,MVG/OFFとされる。
【0039】メインアクチュエータ21は、ダブルピス
トンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ4
8と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当す
る空圧シリンダ49とを備える。各空圧シリンダに対し
それぞれ複数個の電磁弁MVC,MVD,MVE及びM
VB,MVAが設けられる。
【0040】セレクト側空圧シリンダ48は、MVC/
OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方
に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択
可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/O
Nのとき中立となり、メインギヤの1st、2nd又は
N2を選択可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,
MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メインギヤの
Rev又はN1を選択可能とする。
【0041】シフト側空圧シリンダ49は、MVA/O
N,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN
1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MV
B/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2n
d,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OF
F,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤ
の1st又は3rdを選択可能とする。
【0042】レンジアクチュエータ22は、シングルピ
ストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MV
I,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MV
I/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レ
ンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONの
とき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
【0043】ところで、上記メインギヤ18のシンクロ
制御に際してカウンタシャフト32を制動するため、カ
ウンタシャフト32にはカウンタシャフトブレーキ27
が設けられる。カウンタシャフトブレーキ27は湿式多
板ブレーキであって、エアタンク5の空圧で作動する。
この空圧の給排を切り替えるため電磁弁MV BRKが
設けられる。電磁弁MV BRKがONのときカウンタ
シャフトブレーキ27に空圧が供給され、カウンタシャ
フトブレーキ27が作動状態となる。電磁弁MV BR
KがOFFのときにはカウンタシャフトブレーキ27か
ら空圧が排出され、カウンタシャフトブレーキ27が非
作動となる。
【0044】次に、自動変速制御の内容を説明する。T
MCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示
すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU
9は、自動変速モードのとき、これらマップに従って自
動変速を実行する。例えば図4のシフトアップマップに
おいて、ギヤ段n(nは1から15までの整数)からn
+1へのシフトアップ線図がアクセル開度(%)と出力
軸回転数(rpm )との関数で決められている。そしてマ
ップ上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数
(rpm )とからただ1点が定まる。車両加速中は、車輪
に連結された出力軸4の回転数が次第に増加していく。
そこで通常の自動変速モードでは、現在の1点が各線図
を越える度に1段ずつシフトアップを行うこととなる。
このときスキップモードであれば線図を交互に1本ずつ
飛ばして2段ずつシフトアップを行う。
【0045】図5のシフトダウンマップにおいても同様
に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からn
へのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。車両減速中は出力軸4の
回転数が次第に減少していくので、通常の自動変速モー
ドでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフ
トダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に
1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
【0046】一方、マニュアルモードのときは、これら
マップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウ
ンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作
で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェ
ンジ操作で2段変速できる。
【0047】現在のアクセル開度はアクセル開度センサ
8により検知され、現在の出力軸回転数は出力軸回転セ
ンサ28により検知される。特に、TMCU9は、現在
の出力軸回転数の値から現在の車速を換算し、これをス
ピードメータに表示する。つまり車速が出力軸回転数か
ら間接的に検知され、出力軸回転数と車速とは比例関係
にある。
【0048】次に、本装置のクラッチ制御について説明
する。
【0049】本装置では、車両発進時に以下の発進制御
を行い、ドライバのアクセルワークだけで容易に発進で
きるようになっている。即ち、車両停止状態(車速実質
ゼロ)、クラッチ断保持、変速機が発進段に入れられて
いる状態で、アクセル踏み待ちの状態となり、ドライバ
がアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度に比例し
てクラッチが徐々に自動接続されていき、車両が発進さ
れる。
【0050】また本装置では、クラッチ回転の上昇・下
降に合わせてクラッチを自動接続・分断するようになっ
ている。この様子を図7に示す。クラッチ回転とは、ク
ラッチ2のドリブンプレート2a(出力側)或いは変速
機3の入力軸15の回転をいい、これはクラッチ接状態
にあってはエンジン回転と等しい。
【0051】図7に示すように、クラッチ回転が上昇し
ていって所定値NA に達したとき、クラッチを自動接続
し、逆にクラッチ回転が下降していって所定値NB に達
したとき、クラッチを自動分断する。NA <NB とさ
れ、ここではNA =900(rpm)、NB =1000(rpm) とされ
る。NA 、NB はエンジンのアイドリング回転NI より
高い。ここではNI =500(rpm)とされる。
【0052】クラッチ回転は、カウンタシャフト回転セ
ンサ26により検知されるカウンタシャフト回転から換
算する。即ち、TMCU9は変速機内の各ギヤ歯数及び
各ギヤ組のギヤ比を記憶しており、クラッチ回転数N1
を、カウンタシャフト回転数N2 と、スプリットハイギ
ヤSH(インプットギヤともいう)の歯数Z1 と、カウ
ンタギヤCH(インプットカウンタギヤともいう)の歯
数Z2 とから次式により換算する。
【0053】N1 =(Z2 /Z1 )×N2 このようにクラッチ回転をカウンタシャフト回転センサ
26を用いて間接的に検知するようにしたのは、クラッ
チ回転を直接検知するセンサをスペース上の都合で設置
できない等の理由による。しかしながら、当該センサを
設置する変形例は当然可能である。
【0054】既述したように、上記クラッチ接制御によ
って、例えば下り坂惰行時のエンジンブレーキによる減
速が自動的に行える。また上記クラッチ断制御によっ
て、例えば減速惰行時のアイドリング手前における自動
クラッチ断が行える。
【0055】しかしながら、エンジンのファーストアイ
ドルが行われ、そのファーストアイドル回転NFIがクラ
ッチ断回転NB より高いと、ブレーキを踏んで強制的に
エンジン回転及び車速を落とさない限りクラッチ回転を
B まで落とすことができず、自動クラッチ断を行えな
い。特に、トラクタのような強力なエンジンを搭載した
車両では通常のブレーキ踏力で車速を落とすことが困難
で、問題が顕著である。
【0056】一方、発進時のクラッチ接制御に際してエ
ンジンがファーストアイドルを行っていると、アクセル
開度と無関係に燃料噴射量が勝手に増量されてしまうた
め、ドライバのアクセルコントロールによる意思通りの
発進が行えない。
【0057】そこで、本装置では、このようなエンジン
のファーストアイドルに起因する弊害を防止するため、
一時的にファーストアイドルを中止し、アイドリング回
転を本来の回転NI に戻すようにしている。図6はこの
ファーストアイドル中止を決定するためのフローチャー
トである。このフローはTMCU9によって実行され
る。
【0058】図示されるように、TMCU9はまずステ
ップ101で現在のギヤ段がニュートラル(N)でない
か否かをギヤポジションスイッチ23の出力から判断す
る。ギヤ段がニュートラルでない、即ち変速機がギヤイ
ン状態にあるときに、減速過程でクラッチが切れない、
或いは発進が妨げられるなどの問題が発生するからであ
る。ニュートラルのときはステップ105に進んでエン
ジンのファーストアイドルを許可する。エンジンのファ
ーストアイドルがECU6によって制御されるので、ス
テップ105では具体的にTMCU9がECU6に何等
信号を送らない。これによってECU6は通常通りファ
ーストアイドル制御を実行することになる。ニュートラ
ルでないときはステップ102に進む。
【0059】ステップ102では、アクセル開度センサ
8により検知された現在のアクセル開度を予め記憶され
た所定開度と比較し、その所定開度以下か否かを判断す
る。所定開度とはここでは5(%) で、実質的にゼロとな
るような値が設定される。これはドライバがアクセルペ
ダルを戻して減速中であるという状態を検知するためで
ある。
【0060】アクセル開度が所定開度以下のときはステ
ップ104に進み、エンジンのファーストアイドルを禁
止する。具体的には、TMCU9がECU6にファース
トアイドルをキャンセルする旨の信号を送る。これによ
ってECU6がファーストアイドルをキャンセルし、ア
イドル回転を通常のアイドル回転NI に戻す。これによ
りエンジン回転がアイドル回転NI まで落ち込むことが
許容され、減速過程でクラッチ回転がクラッチ断回転N
B まで落ちることができ、クラッチを自動分断すること
ができる。
【0061】アクセル開度が所定開度を越えているとき
はステップ103に進み、出力軸回転センサ28により
間接的に検知される現在の車速を予め記憶された所定速
度と比較し、その所定速度未満か否かを判断する。ここ
では所定速度が10(km/h)に設定され、十分な低速とさ
れる。
【0062】このステップは発進制御の際に使用する。
即ち、発進の際はアクセルが踏み込まれるのでアクセル
開度が所定開度を越える。このときファーストアイドル
が許可されるとドライバの意思に即した発進が行えない
ので、車速が十分出ていないとき(ステップ103で
Y)は発進時であると判断し、ステップ104に進んで
ファーストアイドルを禁止するのである。これによりド
ライバの意思に即した発進が可能となる。
【0063】一方、ステップ103で車速が所定速度以
上と判断したときは、ステップ105に進んでファース
トアイドルを許可する。このときは車速が十分出てお
り、減速でクラッチ断する必要性が殆どないからであ
る。
【0064】このように、車速の所定速度としては、発
進ギヤ段で発進後、クラッチが完全に接続された後の車
速を若干越えるような値が設定される。
【0065】以上、本発明の実施形態は上述のものに限
られない。例えば本発明を適用する車両はトラクタに限
られない。
【0066】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0067】(1) エンジンがファーストアイドル中
でも減速クラッチ断が実行可能となる。
【0068】(2) エンジンがファーストアイドル中
でもドライバの意思に即した円滑な発進が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る車両の自動変速装置を示す構成
図である。
【図2】自動変速機を示す構成図である。
【図3】自動クラッチ装置を示す構成図である。
【図4】シフトアップマップである。
【図5】シフトダウンマップである。
【図6】本発明に係るファーストアイドル中止決定方法
を示すフローチャートである。
【図7】クラッチ回転とクラッチストロークとの関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クラッチ 3 変速機 6 エンジンコントロールユニット 8 アクセル開度センサ 9 トランスミッションコントロールユニット 10 クラッチブースタ 26 カウンタシャフト回転センサ 28 出力軸回転センサ NA クラッチ接回転 NB クラッチ断回転 NFI ファーストアイドル回転 NI アイドル回転 V 車速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 48/02 F16D 25/14 640Q 640T Fターム(参考) 3D041 AA32 AA34 AA36 AA37 AA39 AB02 AC11 AC15 AD02 AD10 AD20 AD22 AD23 AD31 AE03 AE07 AE16 AE19 AE21 3G093 AA01 AB01 BA05 BA06 BA14 BA15 BA21 CA03 CA04 CB05 CB07 DA01 DA06 DB03 DB04 DB10 DB11 EA03 EA05 EB01 EC03 FA06 FA10 FB02 3G301 HA02 JA03 JA04 JA06 JA07 JA31 KA05 KA07 KA14 KA16 KB05 LB04 LB13 MA11 MA18 NA07 NC04 ND12 PA11Z PC05Z PE01Z PE08Z PF03Z PF05Z PF06Z PF08Z 3J057 BB02 GA21 GB02 GB05 GB12 GB14 GB17 GB26 HH02 JJ04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷間時等にエンジンの暖機を促進するた
    めにエンジンのアイドリング回転数を通常より高い回転
    数に制御するエンジンのファーストアイドル制御手段を
    備えたエンジンと、クラッチ回転数を検出する手段と、
    アクセル開度を検出する手段と、変速機のギヤイン状態
    を検出する手段と、前記エンジンと前記変速機の間に介
    設される摩擦型のクラッチと、該クラッチを断接駆動す
    るクラッチアクチュエータと、該クラッチアクチュエー
    タに指令して前記クラッチの断、接動作を制御するコン
    トローラとを備えるオートクラッチ装置において、前記
    クラッチ回転が低回転域の所定値に達した時クラッチを
    自動分断する制御手段と、変速機がギヤイン状態で、且
    つアクセルペダルが踏み込まれていないとき、エンジン
    のファーストアイドル制御を禁止する制御手段とを備え
    たことを特徴とする車両のオートクラッチ制御装置。
  2. 【請求項2】 冷間時等にエンジンの暖機を促進するた
    めにエンジンのアイドリング回転数を通常より高い回転
    数に制御するエンジンのファーストアイドル制御手段を
    備えたエンジンと、クラッチ回転数を検出する手段と、
    アクセル開度を検出する手段と、変速機のギヤイン状態
    を検出する手段と、前記エンジンと前記変速機の間に介
    設される摩擦型のクラッチと、該クラッチを断接駆動す
    るクラッチアクチュエータと、該クラッチアクチュエー
    タに指令して前記クラッチの断、接動作を制御するコン
    トローラとを備えるオートクラッチ装置において、前記
    クラッチ回転が低回転域の所定値に達した時クラッチを
    自動分断する制御手段と、変速機がギヤイン状態で、且
    つ車速が所定速度未満のとき、エンジンのファーストア
    イドル制御を禁止する制御手段とを備えたことを特徴と
    する車両のオートクラッチ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6616577B2 (en) * 2000-06-30 2003-09-09 Isuzu Motors Limited Clutch control apparatus
JP2012013186A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Isuzu Motors Ltd 惰行制御装置
CN114893312A (zh) * 2022-06-08 2022-08-12 一汽解放青岛汽车有限公司 一种发动机低温起动控制系统、控制方法及汽车

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JP2012013186A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Isuzu Motors Ltd 惰行制御装置
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