JP2001258294A - フライホイール発電機の制御装置 - Google Patents

フライホイール発電機の制御装置

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JP2001258294A
JP2001258294A JP2000065940A JP2000065940A JP2001258294A JP 2001258294 A JP2001258294 A JP 2001258294A JP 2000065940 A JP2000065940 A JP 2000065940A JP 2000065940 A JP2000065940 A JP 2000065940A JP 2001258294 A JP2001258294 A JP 2001258294A
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flywheel generator
excitation
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Naohisa Tsuzuki
直久 都築
Fusao Saito
房男 斎藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライホイール発電機の電力入出力の制御が
適切に行えるフライホイール発電機の制御装置を提供す
ることである。 【解決手段】 電力系統の受電端母線3に接続された負
荷7が要求する消費電力パターンを満たすようにパター
ン設定手段10は負荷電力パターンを出力する。電力制
御手段11は、その負荷電力パターンに基づいて励磁装
置8の交流励磁用の周波数基準値を算出し、基準値出力
手段12を介して励磁装置8に出力する。励磁装置8
は、その周波数基準値に基づいてフライホイール発電機
1に交流励磁を与え、フライホイール発電機1の入出力
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力を回転運動エ
ネルギーとして保存し、その保存エネルギーを電力とし
て放出するフライホイール発電機を制御するフライホイ
ール発電機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フライホイール発電機は、発電
機の回転子が備えるフライホイールに電力を運動エネル
ギーとして蓄えて、その運動エネルギーを電力として放
出するものであり、パルス的な大電力を必要とする負荷
に電力を供給する場合に活用されている。
【0003】たとえば、磁場によるプラズマ閉じ込めを
行う核融合装置においては、数秒という短時間で数十万
kWという電力を供給する場合もあり、電力系統から直
接このようなパルス電力をとることは電力系統に与える
動揺が大きすぎて好ましくない。そこで、このような分
野にフライホイール発電機が適用される。フライホイー
ル発電機は、数分間の時間をかけて発電機の回転数を上
昇させ、フライホイールに運動エネルギーを蓄え、負荷
への供給電力を得る際に回転子の運動エネルギーを放出
して回転数を低下させるというサイクルで運転される。
【0004】従来のフライホイール発電機においては、
駆動のための電動機を発電機に直結している。また、発
電機の出力は電力系統から独立しており、電力の負荷へ
の供給に伴って回転数を変化させるため周波数も回転数
に同期して変化する。
【0005】図14は、このような従来のフライホイー
ル発電機装置の制御装置の構成図である。フライホイー
ル発電機1は、駆動用の電動機2により駆動されて運動
エネルギーがフライホイール発電機1に蓄積される。電
動機2は電力系統の受電端母線3から遮断器4aを介し
て接続され、セリビウス装置5により回転数検出手段6
からの回転数に基づいて制御される。セリビウス装置5
は電動機2を二次励磁制御を行うものであり、二次側で
発生する二次電力の一部を遮断器4bを介して受電端母
線3に回生する。
【0006】フライホイール発電機1から負荷7への電
力供給に当たって、フライホイール発電機1は励磁装置
8により励磁されて発電し、負荷7に電力供給して回転
数を低下する。励磁装置8には受電端母線3から遮断器
4cを介して励磁電源が供給される。
【0007】ここで、フライホイール発電機の制御装置
としては、負荷7の周波数が変化することを前提とした
特別の設計を行う必要があり、また、運転サイクルを短
くして負荷の要求に速やかに対応できるようにすること
が要求される。そのためには、電動機2の出力を大きく
し、速い回転数制御が必要となる。
【0008】電動機2の出力が大きいものとして、近
年、揚水式発電所で採用されている大型の発電電動機
(同期機)がある。この発電電動機は可変周波数変換器
により駆動され、界磁を交流励磁する方式が採用されて
いる。
【0009】この交流励磁の同期機では、同期機の電機
子は系統側に直結され、界磁回転子は3相巻線となって
おり、これを3相交流で励磁することにより、界磁にお
いて回転磁界を発生させている。この回転子の交流励磁
による回転磁界と回転とが加え合わされて作られる回転
子磁界が固定子(電機子)の相回転との間で同期を保つ
仕組みとなっている。つまり、同期を保つために回転数
制御を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フライホイ
ール発電機においては、電力の入出力制御が一次的であ
り、回転数制御は二次的なものである。従って、揚水発
電所で用いられる交流可変速の制御装置をフライホイー
ル発電機に、そのまま適用することはできない。
【0011】交流励磁同期機においては、回転子により
励磁されて作られる磁界は電機子側と同期を保ち、回転
子磁界が電機子に誘起する電圧と、系統電圧と、電機子
リアクタンスとにより決定される電機子電流との間で回
転力を生ずる。従って、回転子側は、励磁のみであり電
力の流れに直接関与せず、エネルギーの変換は、電機子
側のみで行われる。
【0012】フライホイール発電機に適用した交流励磁
発電機の制御装置としては、例えば、特開平5−153
732号公報や特公平6−5999号公報に示されるも
のがある。これは、回転子の回転速度を検出してその回
転速度に対して、位相の遅れや進みを与えるように交流
励磁装置の変換器の位相制御を行うものである。
【0013】この制御装置は、交流可変速制御の技術を
そのまま応用したものであり、回転数制御に重要な意味
を持つ場合は有効であるが、フライホイール発電機の本
来の電力入出力の制御に適用するには、制御装置として
複雑すぎるという欠点がある。
【0014】本発明の目的は、フライホイール発電機の
電力入出力の制御が適切に行えるフライホイール発電機
の制御装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するため手段】請求項1の発明に係わるフ
ライホイール発電機の制御装置は、電力系統の受電端母
線に接続された負荷が要求する消費電力パターンを満た
すように、励磁装置からフライホイール発電機に交流励
磁を与えて前記フライホイール発電機の入出力を制御す
るフライホイール発電機の制御装置において、前記負荷
の消費電力パターンと前記受電端母線の平均受電電力と
の差分を負荷電力パターンとして出力するパターン設定
手段と、前記負荷電力パターンに基づいて前記励磁装置
の交流励磁用の周波数基準値を算出する電力制御手段
と、前起電力制御手段で算出された周波数基準値を前記
励磁装置に出力する基準値出力手段とを備えたことを特
徴とする。
【0016】請求項1の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、電力系統の受電端母線に接
続された負荷が要求する消費電力パターンを満たすよう
にパターン設定手段は負荷電力パターンを出力する。電
力制御手段は、その負荷電力パターンに基づいて励磁装
置の交流励磁用の周波数基準値を算出し、基準値出力手
段を介して励磁装置に出力する。励磁装置は、その周波
数基準値に基づいてフライホイール発電機に交流励磁を
与え、フライホイール発電機の入出力を制御する。
【0017】請求項2の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項1の発明において、前記パタ
ーン設定手段は、負荷が要求する消費電力パターンに対
する負荷電力パターンを有効電力パターンと無効電力パ
ターンとに分けて出力し、前記電力制御手段は、前記有
効電力パターンに基づいて前記励磁装置の交流励磁用の
周波数基準値を算出し、前記有効電力パターンおよび前
記無効電力パターンに基づいて前記励磁装置の交流励磁
用の電流基準値を算出することを特徴とする。
【0018】請求項2の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項1の発明の作用に加
え、パターン設定手段は、負荷電力パターンとして有効
電力パターンと無効電力パターンとを出力する。電力制
御手段は、有効電力パターンに基づいて励磁装置の交流
励磁用の周波数基準値を算出し、無効電力パターンに基
づいて励磁装置の交流励磁用の電流基準値を算出し、基
準値出力手段を介して励磁装置に出力する。励磁装置
は、その周波数基準値および電流基準値に基づいてフラ
イホイール発電機に交流励磁を与え、フライホイール発
電機の入出力を制御する。これにより、与えられた負荷
電力パターンに合致するよう励磁周波数と励磁電流値と
を制御する。
【0019】請求項3の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項1の発明において、前記受電
端母線の受電電力を検出する電力検出手段を設け、前記
電力制御手段は、前記電力検出手段で検出された受電電
力に基づいて脈動分を算出し、その脈動分を前記負荷電
力パターンに加味することを特徴とする。
【0020】請求項3の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項1の発明の作用に加
え、電力制御手段は、電力検出手段で検出された受電電
力に基づいて脈動分を算出し、その脈動分を負荷電力パ
ターンに加味する。これにより、受電電力変動を抑制す
るようにフライホイール発電機は交流励磁される。
【0021】請求項4の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項2の発明において、前記受電
端母線の受電電力の有効分および無効分を検出する電力
検出手段を設け、前記電力制御手段は、前記電力検出手
段で検出された受電電力の有効分および無効分の脈動分
を算出し、有効分の脈動分を前記有効電力パターンに加
味し、無効分の脈動分を前記無効電力パターンに加味す
ることを特徴とする。
【0022】請求項4の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項2の発明の作用に加
え、電力制御手段は、電力検出手段で検出された受電電
力の有効分および無効分の脈動分を算出し、有効分の脈
動分を前記有効電力パターンに加味し、無効分の脈動分
を前記無効電力パターンに加味する。これにより、受電
電力変動を抑制するよう励磁周波数および励磁電流値は
制御される。
【0023】請求項5の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項2の発明において、前記受電
端母線の受電電圧を検出する電圧検出手段を設け、前記
電力制御手段は、前記電圧検出手段で検出された受電電
圧の変動分を算出し、その変動分を前記有効電力パター
ンに加味することを特徴とする。
【0024】請求項5の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項2の発明の作用に加
え、電力制御手段は、電圧検出手段で検出された受電電
圧の変動分を算出し、その変動分を有効電力パターンに
加味する。これにより、受電端の電圧変動を抑制するよ
う励磁周波数および励磁電流値は制御される。
【0025】請求項6の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項1の発明において、前記負荷
の運転との同期を行う負荷運転同期手段を設け、前記パ
ターン設定手段は前記負荷運転同期手段からの同期指令
に基づいて前記負荷電力パターンを出力することを特徴
とする。
【0026】請求項6の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、負荷運転同期手段からの同
期指令に基づいて、パターン設定手段は負荷電力パター
ンを出力する。これにより、負荷運転との同期をとりな
がら与えられた負荷電力パターンに合致するようフライ
ホイール発電機は交流励磁される。
【0027】請求項7の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項1の発明において、前記パタ
ーン設定手段に代えて、前記負荷の運転状態に基づいて
前記負荷電力パターンを算出するパターン算出手段を設
けたことを特徴とする。
【0028】請求項7の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項1の発明の作用に加
え、パターン算出手段は、負荷の運転状態に基づいて負
荷電力パターンを算出する。これにより、負荷より与え
られた負荷電力パターンに合致するようフライホイール
発電機は交流励磁される。
【0029】請求項8の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置は、請求項3の発明において、前記電力
検出手段で検出された受電電力に基づいて前記フライホ
ール発電機が同期を維持できるか否かを監視する同期維
持監視手段を設けたことを特徴とする。
【0030】請求項8の発明に係わるフライホイール発
電機の制御装置においては、請求項3の発明の作用に加
え、同期維持監視手段は、電力検出手段で検出された受
電電力に基づいてフライホール発電機が同期を維持でき
るか否かを監視する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わるフライ
ホイール発電機の制御装置の構成図である。
【0032】図1において、フライホイール発電機1
は、電力系統の受電端母線3に遮断器4aを介して接続
されており、運動エネルギーを蓄積するときは電動機と
して運転され、負荷7に受電端母線3および遮断器4d
を介してエネルギーを供給するときは発電機として運転
される。フライホイール発電機1は励磁装置8により交
流励磁され、この場合の交流励磁に必要な励磁周波数や
励磁電流値を調整することにより、エネルギーの入出力
が制御される。
【0033】なお、励磁装置8は、電力用半導体スイッ
チング素子を用いた周波数変換器で構成され、例えば、
インバータ、サイクロコンバータなどが採用される。励
磁装置8の励磁電源は受電端母線3から遮断器4cを介
して入力される。
【0034】フライホイール発電機1の交流励磁に必要
な励磁周波数や励磁電流値は、制御装置9からの指令に
より調整される。制御装置9のパターン設定手段10
は、電力系統の受電端母線3に接続された負荷7が要求
する消費電力パターンを満たすように負荷電力パターン
を出力するものであり、電力制御手段11は、その負荷
電力パターンに基づいて励磁装置8の交流励磁用の周波
数基準値や電流基準値を算出し、基準値出力手段12を
介して励磁装置8に出力する。励磁装置8は、その周波
数基準値や電流基準値に基づいてフライホイール発電機
1に交流励磁を与え、フライホイール発電機の入出力を
制御する。
【0035】図2は、負荷7の消費電力パターンの説明
図である。図2では、間欠的に大電力を消費する負荷7
の消費電力パターンを示している。図2に示すように、
この負荷7は時点1〜時点t8までのパターンを繰り返
す。時点t1〜時点t2の間および時点t5〜時点t6
の間は、負荷7は電力を消費するが受電端母線3の平均
受電電力Paより小さい状態であるので、フライホイー
ル発電機1はエネルギーを蓄えることになる。また、時
点t6〜時点t8の間は負荷7は電力を放出し、時点t
8〜時点t9の間は電力消費はないので、この間にも、
フライホイール発電機1はエネルギーを蓄えることにな
る。
【0036】一方、時点t2〜時点t5の間は、負荷7
の消費電力は、受電端母線3の平均受電電力Paより大
きいので、フライホイール発電機1はエネルギーを放出
することになる。
【0037】受電端母線3においては、できる限り電力
が平準化されていることが望ましい。そこで、フライホ
イール発電機1は、負荷電力の少ない範囲(時点t1〜
時点t2の間、時点t5〜時点t9の間)でフライホイ
ール発電機1の回転子の回転数を上昇させて、受電端母
線3から得た電力を運動エネルギーとして蓄積する。一
方、負荷電力の大きい範囲(時点t2〜時点t5)でそ
の蓄積エネルギーを電力として放出することにより受電
端母線3での電力の平準化を図るようにする。
【0038】ここで、回転体の持つ運動エネルギーU
は、回転子の慣性モーメントをJ、回転角速度をωとす
ると、(1)式で表現することができる。
【0039】U=J・(ω2/2) …(1)
【0040】フライホイール発電機1は、この運動エネ
ルギーを蓄えている。このフライホイール発電機1が蓄
えている運動エネルギーを電力Pとして引出すには、エ
ネルギーの時間的変化が電力であるから、(1)式を微
分したものが電力Pとして与えられる。電力Pを与えて
運動エネルギーUを蓄えることはその逆である。
【0041】 P=±dU/dt =±(J/2)・d(ω)2/dt …(2)
【0042】ここで、(2)式における符号は、発電機
としての動作(電力放出)を+、電動機としての動作
(電力吸収)を−としている。なお、以下の説明では、
フライホイール発電機1でのエネルギー損失等を無視し
て説明する。
【0043】電力Pに対応するフライホイール発電機1
の回転数ωは、(2)式より(3)式が導かれ、回転数
の初期値をω0として(4)式で示される。
【0044】 ω2=(2/J)・∫Pdt …(3) ω=ω0±[{(2/J)・∫Pdt}1/2] …(4)
【0045】一方、系統周波数ωs、周波数基準値ω
e、電気角回転速度ωrの間には、同期が維持されてい
る条件の下に、下記(5)式が成り立つ。
【0046】 ωs=ωr+ωe =k・ω+ωe …(5)
【0047】ここで、回転角速度ωに極対数kを乗じて
電気角速度ωrを得ている。(4)式および(5)式よ
り励磁周波数はωeは(6)式で示される。
【0048】 ωe=ωs−k・[ω0 ±{(2/J)・∫Pdt}1/2] …(6)
【0049】この(6)式において、フライホイール発
電機1の回転数が現在値から減少する方向で発電機とし
て作用し、増加する方向で電動機として作用する。
【0050】制御装置9のパターン設定手段10は、図
2で与えられる消費電力パターンと平均受電電力との差
を負荷電力パターンの有効電力パターンPrとして出力
する。また、パターン設定手段10は、有効電力パター
ンPrに加えて無効電力パターンQrも同様に保持して
いる。
【0051】図3は、第1の実施の形態における電力制
御手段11の構成図である。交流励磁の周波数基準値ω
eは、有効電力パターンPrに基づいて周波数計算手段
13で求められる。一方、交流励磁の電流基準値Ie
は、有効電力パターンPrと無効電力パターンQrとに
基づいて電流値珪酸手段14で求められ、無効電力分を
補償するような電流基準値Ieが算出される。この電流
基準値Ieおよび周波数基準値ωeは、基準値出力手段
12を介して励磁装置8に与えられ、有効電力の制御お
よび無効電力の補償を行う。
【0052】ここで、負荷7の運転とフライホイール発
電機1の制御とは、連動させる必要があるので運転開始
の操作は当然に同期させる。また、系統周波数ωsは一
定値とみなしても実用上は支障はないので一定値として
いる。
【0053】以上の説明では、電流基準値Ieを有効電
力パターンPrおよび無効電力パターンに基づいて算出
するようにしているが、無効電力の変動が小さく無視で
きる場合や、同期調相機により無効電力を調整する場合
には、フライホイール発電機1の設計条件を基にした定
格値を電流基準値Ieとして励磁装置8に与えるように
しても良い。
【0054】このように、第1の実施の形態によれば、
フライホイール発電機1は負荷7の変動に連動して電力
の発生と蓄積を行うことができるので、受電端母線3で
の受電電力の変動を抑制することが可能となる。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第2の実施の形態に係わるフライホ
イール発電機の制御装置の構成図である。この第2の実
施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、受
電端母線3の受電電力を検出する電力検出手段15を追
加して設け、電力制御手段11は、電力検出手段15で
検出された受電電力に基づいて脈動分を算出し、その脈
動分をパターン設定手段10からの負荷電力パターンに
加味するようにしたものである。その他の構成は、図1
に示した第1の実施の形態とと同一であるので、同一要
素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0056】図4において、電力検出手段15は、受電
端母線3における有効電力および無効電力を検出し電力
制御手段11に出力する。電力制御手段11は、電力検
出手段15で検出された受電電力の有効分および無効分
の脈動分を算出する。そして、有効分の脈動分をパター
ン設定手段10からの有効電力パターンに加味し、無効
分の脈動分をパターン設定手段10からの無効電力パタ
ーンに加味する。これにより、受電電力変動を抑制する
ような励磁周波数および励磁電流値を算出し基準値出力
手段12に出力する。
【0057】図5は、第2の実施の形態における電力制
御手段11の構成図である。電力検出手段15で検出さ
れた有効電力検出値Pdは、ローパスフィルタ16に入
力され、このローパスフィルタ16より平滑されて平均
受電電力Paを出力する。比較手段17aでは、平均受
電電力Paと有効電力検出値Pdとの差を求めて脈動分
eを得る。脈動分eに対して帰還制御手段18aは比例
積分演算を加えて脈動分補償値Pfを得る。
【0058】そして、加算手段19aにおいて、パター
ン設定手段10からの出力である有効電力パターンPr
に脈動分補償値Pfが加え合わされて有効電力基準値P
が求められる。この有効電力基準値Pを基に、周波数計
算手段14では、(6)式の演算を行って周波数基準値
ωeを得る。
【0059】一方、電力検出手段15で検出された無効
電力検出値qdは、本来0が望ましいので、比較手段1
7bにおいて0との差を求めて、その差に対して帰還制
御手段18bにおいて帰還制御演算を行い、その結果を
脈動分補償値Qfとする。
【0060】この脈動分補償値Qfは、加算手段19b
において無効電力パターンQrと加え合わされて無効電
力基準値Qとなる。電流値計算手段13において、有効
電力基準値Pと無効電力基準値Qとを用いてこれらを実
現する電流基準値Ieが計算される。ここで、脈動分補
償値Qfと無効電力パターンQrの符号は電流値計算手
段13における電流基準値Ieの計算式により決定す
る。電流基準値Ieは周波数基準値ωeと共に基準値出
力手段12より励磁装置8に与えられる。
【0061】このように、第2の実施の形態によれば、
有効電力や無効電力の脈動分を一定値になるように負帰
還制御を行うので、受電端母線3における有効電力や無
効電力の平準化を適切に精度良く行うことができる。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第3の実施の形態に係わるフライホ
イール発電機の制御装置の構成図である。この第3の実
施の形態は、図4に示した第2の実施の形態に対し、電
力検出器15に代えて電圧検出手段20を設け、この電
圧検出手段20で検出された受電電圧の変動分を算出
し、その変動分をパターン設定手段10からの有効電力
パターンPrに加味するようにしたものである。その他
の構成は、図4に示した第2の実施の形態と同一である
ので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略
する。
【0063】図6において、電圧検出手段20は受電端
母線3の電圧を検出し、電力制御手段11に出力する。
受電端母線3の電圧は、本来は一定値であるが、変圧器
などの受電設備の関係で負荷の大小に応じて電圧の変動
を生ずる。負荷電力の小さい時間帯では電圧は高めに、
大きい時間帯では低めになる。そこで、電力制御手段1
1では電圧変動の大小により負荷電力の大小を求め、そ
の変動分をパターン設定手段10からの有効電力パター
ンPrに加味する。
【0064】図7は、第3の実施の形態における電力制
御手段11の構成図である。電圧検出手段20で検出さ
れた受電端母線3の電圧Vは、比較手段17cに入力さ
れ、予め定められた一定電圧値V0との変動分eが算出
される。その結果に対して帰還制御手段18cにより負
帰還演算を行い、帰還電力Pfを得る。このとき、符号
は電圧低下に対して発電電力を増大させるように決定す
る。
【0065】帰還電力Pfと有効電力パターンPrとは
加算手段19cにおいて加算されて有効電力基準値Pを
得る。そして、周波数計算手段14により有効電力基準
値Pによる周波数基準値ωeが演算される。一方、電流
値計算手段14において、有効電力基準値Pと無効電力
基準値Qrとを用いて有効電力の発生と無効電力の補償
を実現する電流基準値Ieを計算する。電流基準値Ie
は周波数基準値ωeと共に基準値出力手段12より励磁
装置8に与えられる。
【0066】このように、第3の実施の形態によれば、
受電端母線3の電圧変動を抑制するように負帰還制御を
行い、これにより受電端母線3における電力の変動分を
抑制するので、より適切な電力の制御が可能となる。
【0067】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第4の実施の形態に係わるフライホ
イール発電機の制御装置の構成図である。この第4の実
施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、負
荷7の運転との同期を行う負荷運転同期手段21を設
け、パターン設定手段10は負荷運転同期手段21から
の同期指令に基づいて負荷電力パターンを出力するよう
にしたものである。これにより、負荷運転との同期をと
りながら与えられた負荷電力パターンに合致するように
フライホイール発電機1が交流励磁されるようにしてい
る。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態と
同一であるので、同一要素には同一符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0068】図8において、負荷運転同期手段21は負
荷7の動作信号を入力し、その動作信号の同期信号を判
定し、パターン設定手段10に同期信号を出力する。
【0069】図9は、負荷運転同期手段21の動作を示
すフローチャートである。図9に示すように、まず、フ
ライホイール発電機1の状態を判定し(S1)、フライ
ホイール発電機1が運転可能状態となっていれるかどう
かを判定する。フライホール発電機1が運転可能状態で
あるときは、負荷7に対して準備完了信号を出力する
(S2)。
【0070】この状態で、負荷7からスタート信号が来
たかどうかを判定する(S3)。すなわち、負荷7側で
は、この準備完了信号により負荷7が運転可能かどうか
を判断して、負荷7が運転可能であるときはスタート信
号を負荷運転同期手段21に出力する。負荷運転同期手
段21では、負荷7からスタート信号を受信したとき
は、負荷7からのスタート信号を受けたことをトリガと
して、パターン設定手段10の負荷電力パターンのスタ
ート位置が先頭になるようリセットし、負荷電力パター
ンの出力を開始する(S4)。
【0071】パターン設定手段10は、図2で説明した
消費電力パターンの1サイクル分を記録しており、それ
と平均受電電力との差を所定のタイミング周期で先頭か
ら順次出力する。そして、1サイクル分の出力が完了し
たところで、ステップS1に戻り同じ動作を繰返す。
【0072】このように、第4の実施の形態によれば、
負荷運転同期手段21により、負荷7の運転との同期を
正確に行うことができるので、フライホイール発電機1
の電力の平準化のための制御をより適切に行うことがで
きる。
【0073】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図10は本発明の第5の実施の形態に係わるフライ
ホイール発電機の制御装置の構成図である。この第5の
実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、
パターン設定手段10に代えて、負荷7の運転状態に基
づいて負荷電力パターンを算出するパターン算出手段2
2を設けたものである。その他の構成は、図1に示した
第1の実施の形態と同一であるので、同一要素には同一
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0074】図10において、負荷7の運転状態は、負
荷7を制御する負荷制御装置23からの制御情報として
パターン算出手段22に入力される。パターン算出手段
22では、負荷7の運転状態に基づいて負荷電力パター
ンを算出する。これにより、負荷7より与えられた負荷
電力パターンに合致するようにフライホイール発電機の
交流励磁は制御される。
【0075】すなわち、第1の実施の形態では、パター
ン設定手段10により負荷7が要求されるフライホイー
ル発電機1の負荷電力パターンを与えていたが、この第
5の実施の形態では、パターン設定手段10を用いるこ
となく、負荷7を制御する負荷制御装置23からの負荷
電力信号(制御情報)により、パターン算出手段22は
負荷電力パターンを算出するようにしている。
【0076】負荷7からの負荷電力信号は、数値として
のディジタル信号、あるいはレベルとしてアナログ信号
でやりとりを行うことができ、その信号方式によりパタ
ーン算出手段22は設計される。
【0077】図11は、パターン算出手段22の動作を
示すフローチャートである。まず、フライホイール発電
機1の運転が可能かを判定し(S1)、フライホイール
発電機1の運転が可能な場合は、負荷7に対して準備完
了信号を出力し(S2)、負荷7からの負荷電力信号の
パターン信号を待ち(S3)、このパターン信号を受け
取ると、受け取ったパターン信号を電力制御手段11に
与え、以下同様の動作を繰り返す。
【0078】このように負荷7からの負荷電力信号によ
り負荷電力パターンを算出し、フライホイール発電機1
の交流励磁を制御するので、リアルタイムに負荷7とフ
ライホイール発電機1とを連動して動作させることが可
能となる。従って、負荷7の電力変化に精度く追随する
電力の制御が可能となる。
【0079】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図12は本発明の第6の実施の形態に係わるフライ
ホイール発電機の制御装置の構成図である。この第6の
実施の形態は、図4に示した第2の実施の形態に対し、
電力検出手段20で検出された受電電力に基づいてフラ
イホール発電機1が同期を維持できるか否かを監視する
同期維持監視手段24を設けたものである。その他の構
成は、図1に示した第1の実施の形態と同一であるの
で、同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略
する。
【0080】図11において、同期維持監視手段24
は、電力制御手段11から励磁電流および負荷電力パタ
ーン(負荷7が要求する電力)を入力し、フライホイー
ル発電機1が負荷7の要求する電力を供給できるか否か
を判定する。すなわち、フライホイール発電機1が受電
端母線3と同期して運転が可能か否かを判定し、フライ
ホイール発電機1が同期を維持できない場合には、フラ
イホール発電機1の出力を制限したり警報を発したりす
る。
【0081】一般に、同期機の発生する電力(パワー)
Pは、相数をm、電機子電圧をV、励磁により発生する
内部電圧をE、電機子リアクタンスをXd、Xq、内部
相差角(電力角)をδとすると、以下の(7)式で与え
られる。
【0082】 P=m・V・E・sin(δ)/Xd+ m・V2・(Xd-Xq)・sin(2δ)/(2Xd・Xq) …(7)
【0083】この(7)式から明らかなように、パワー
Pが0のときにδ=0であり、パワーが増加するとδが
増加する。これにより、要求されるパワーと発生するパ
ワーとが釣り合い、回転子と電機子との同期が保たれる
わけであるが、通常の突極型同期機ではδ=60゜付近
で(7)式の右辺(パワーP)が最大値となる。
【0084】この最大値を超えるパワーでは同期は維持
できず、「同期はずれ」を生ずる。最大値は(7)式の
数学的処理により導くことができ、内部電圧E以外は一
定値とみなせるので、内部電圧Eを励磁電流値により求
めることにより決定できる。これはフライホイール発電
機1の設計条件による。
【0085】図13は、同期維持監視手段24の動作を
示すフローチャートである。同期維持監視手段24は、
まず、電力制御手段11からフライホイール発電機1の
励磁電流値および電力基準値(負荷の要求する電力)を
取り込む(S1)。次に、フライホイール発電機1の同
期可能な最大電力を計算し(S2)、要求される電力が
同期可能な最大電力を超える危険性があるか否かの判定
を行う(S3)。ここで、同期を維持することが困難と
判定したときは、電力制御手段11において算出した電
力を強制的に制限する(上限値に書き換える)と共に警
報信号を負荷7に対して発する(S4)。そして、電力
基準値が更新される度にステップS1〜ステップS4の
処理を繰り返し行う。
【0086】この第6の実施の形態によれば、同期維持
監視手段24を備えるので、負荷7の何らかの異常に伴
う過大な電力の要求に対して「同期はずれ」を生ずるこ
とを防止できる。また、負荷に対して警告を発し適切な
処置を促すことができる。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、間
欠的に大電力を必要とする負荷に対して所要電力の低い
時間帯ではフライホイール発電機に電力を回転エネルギ
ーとし蓄え、所要電力の大きい時間帯ではその回転エネ
ルギーを電力として適切に放出できる。このため、受電
端母線での電力を平準化することが可能となる。これに
より、受電設備の容量の削減を図ることができるほか、
電力系統への動揺を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるフライホイ
ール発電機の制御装置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における負荷の消費
電力パターンの説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における電力制御手
段の構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わるフライホイ
ール発電機の制御装置の構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における電力制御手
段の構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わるフライホイ
ール発電機の制御装置の構成図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における電力制御手
段の構成図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わるフライホイ
ール発電機の制御装置の構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態における負荷運転同
期手段の動作を示すフローチャート。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係わるフライホ
イール発電機の制御装置の構成図。
【図11】本発明の第5の実施の形態におけるパターン
算出手段の動作を示すフローチャート。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係わるフライホ
イール発電機の制御装置の構成図。
【図13】本発明の第6の実施の形態における同期維持
監視手段の動作を示すフローチャート。
【図14】従来のフライホイール発電機の制御装置の構
成図。
【符号の説明】
1…フライホイール発電機、2…電動機、3…受電端母
線、4…遮断器、5…セリビウス装置、6…回転数検出
手段、7…負荷、8…励磁装置、9…制御装置、10…
パターン設定手段、11…電力制御手段、12…基準値
出力手段、13…電流値計算手段、14…周波数計算手
段、15…電力検出手段、16…ローパスフィルタ、1
7…比較手段、18…帰還制御手段、19…加算手段、
20…電圧検出手段、21…負荷運転同期手段、22…
パターン算出手段、23…負荷制御装置、24…同期維
持監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H590 AA11 AA13 AA30 CA16 CA30 CC05 CC10 CE01 DD43 DD44 EA10 EB04 EB14 EB21 FA06 GA06 GB07 HA02 HA06 HA07 KK04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の受電端母線に接続された負荷
    が要求する消費電力パターンを満たすように、励磁装置
    からフライホイール発電機に交流励磁を与えて前記フラ
    イホイール発電機の入出力を制御するフライホイール発
    電機の制御装置において、前記負荷の消費電力パターン
    と前記受電端母線の平均受電電力との差分を負荷電力パ
    ターンとして出力するパターン設定手段と、前記負荷電
    力パターンに基づいて前記励磁装置の交流励磁用の周波
    数基準値を算出する電力制御手段と、前起電力制御手段
    で算出された周波数基準値を前記励磁装置に出力する基
    準値出力手段とを備えたことを特徴とするフライホイー
    ル発電機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン設定手段は、負荷が要求す
    る消費電力パターンに対する負荷電力パターンを有効電
    力パターンと無効電力パターンとに分けて出力し、前記
    電力制御手段は、前記有効電力パターンに基づいて前記
    励磁装置の交流励磁用の周波数基準値を算出し、前記有
    効電力パターンおよび前記無効電力パターンに基づいて
    前記励磁装置の交流励磁用の電流基準値を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載のフライホイール発電機の
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記受電端母線の受電電力を検出する電
    力検出手段を設け、前記電力制御手段は、前記電力検出
    手段で検出された受電電力に基づいて脈動分を算出し、
    その脈動分を前記負荷電力パターンに加味することを特
    徴とする請求項1に記載のフライホイール発電機の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記受電端母線の受電電力の有効分およ
    び無効分を検出する電力検出手段を設け、前記電力制御
    手段は、前記電力検出手段で検出された受電電力の有効
    分および無効分の脈動分を算出し、有効分の脈動分を前
    記有効電力パターンに加味し、無効分の脈動分を前記無
    効電力パターンに加味することを特徴とする請求項2に
    記載のフライホイール発電機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記受電端母線の受電電圧を検出する電
    圧検出手段を設け、前記電力制御手段は、前記電圧検出
    手段で検出された受電電圧の変動分を算出し、その変動
    分を前記有効電力パターンに加味することを特徴とする
    請求項2に記載のフライホイール発電機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷の運転との同期を行う負荷運転
    同期手段を設け、前記パターン設定手段は前記負荷運転
    同期手段からの同期指令に基づいて前記負荷電力パター
    ンを出力することを特徴とする請求項1に記載のフライ
    ホイール発電機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記パターン設定手段に代えて、前記負
    荷の運転状態に基づいて前記負荷電力パターンを算出す
    るパターン算出手段を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のフライホイール発電機の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記電力検出手段で検出された受電電力
    に基づいて前記フライホール発電機が同期を維持できる
    か否かを監視する同期維持監視手段を設けたことを特徴
    とする請求項3に記載のフライホイール発電機の制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106936131A (zh) * 2017-04-13 2017-07-07 中国南方电网有限责任公司 一种基于相轨迹分析的实用动态安全域的构建方法
CN108507805A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 中国铁建高新装备股份有限公司 一种基于飞轮-发电机组惯量模拟系统

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CN106936131B (zh) * 2017-04-13 2019-08-09 中国南方电网有限责任公司 一种基于相轨迹分析的实用动态安全域的构建方法

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