JP2001246948A - 変速機のフック取付構造 - Google Patents

変速機のフック取付構造

Info

Publication number
JP2001246948A
JP2001246948A JP2000062463A JP2000062463A JP2001246948A JP 2001246948 A JP2001246948 A JP 2001246948A JP 2000062463 A JP2000062463 A JP 2000062463A JP 2000062463 A JP2000062463 A JP 2000062463A JP 2001246948 A JP2001246948 A JP 2001246948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
clutch
hook
boss
clutch housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000062463A
Other languages
English (en)
Inventor
Kei Hanada
圭 花田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2000062463A priority Critical patent/JP2001246948A/ja
Publication of JP2001246948A publication Critical patent/JP2001246948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、加工工数や部品点数を削
減し得て、コストの上昇を招くことがなく、クラッチハ
ウジングの強度を確保することにある。 【構成】 このため、この発明は、クラッチハウジング
のクラッチ側締結ボスを変速機ケースの変速機側締結ボ
スにクラッチハウジング内側から締結ボルトにより締結
した変速機において、クラッチハウジングのクラッチ側
締結ボスに締結ボルトのボルト頭部が当接されるボルト
頭部当接面を設け、このボルト頭部当接面近傍のハウジ
ング壁に冷却孔を形成して設け、この冷却孔から変速機
を吊持するフックの係合されるフック係合具をクラッチ
ハウジング内側のボルト頭部当接面に挿通位置させて締
結ボルトによりクラッチ側締結ボスとともに変速機側締
結ボスに締結して設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は変速機のフック取
付構造に係り、特に、加工工数や部品点数を削減し得
て、コストの上昇を招くことがなく、クラッチハウジン
グの強度を確保し得る変速機のフック取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の生産工場や整備工場等において
は、組立時に変速機を吊り上げたり搬送するために、フ
ックが係合されるフック係合具を取付けているものがあ
る。変速機は、フック係合具にフックを係合することに
より、吊持して搬送される。
【0003】このような変速機のフック取付構造として
は、特開平11−278072号公報開示されるものが
ある。この公報に開示されるものは、変速比を変更する
モータを備えた変速機をエンジンに連結して一体的に設
け、この変速機のモータよりも車両前側の変速機ケース
に係合具取付ボスを設け、この係合具取付ボスにモータ
を車両の前方側から覆うようにフック係合具を取付けて
設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の変速
機のフック取付構造には、変速機ケースやこの変速機ケ
ースに取付けられるクラッチハウジングに専用の係合具
取付ボスを設け、この係合具取付ボスにフック係合具を
取付けたものがある。
【0005】ところが、変速機ケースやクラッチハウジ
ングに専用の係合具取付ボスを設けてフック係合具を取
付けたフック取付構造の場合は、いずれの場合にも吊り
上げや搬送等のためだけに専用の係合具取付ボスを設
け、この係合具取付ボスにフック係合具を専用の取付ボ
ルトによって取付けているため、部品点数や加工工数の
増加を招く不都合がある。
【0006】また、従来のフック取付構造には、図7〜
図10に示す如く、エンジン102に連設されるクラッ
チ104のクラッチハウジング106にクラッチ側締結
ボス108を設け、前記クラッチ104に連設される変
速機110の変速機ケース112に変速機側締結ボス1
14を設け、クラッチ側締結ボス108と変速機側締結
ボス114との間にフック係合具116を取付ボルト1
18により取付けたものがある。
【0007】ところが、このフック取付構造は、図7に
示す如く、クラッチハウジング106のクラッチ側合わ
せ面120と変速機ケース112の変速機側合わせ面1
22との少なくとも一方、例えばクラッチ側合わせ面1
20に係合具挟持窪所124を形成するする必要がある
ため、加工工数の増加を招く不都合がある。
【0008】また、クラッチハウジング106及び変速
機ケース112には、締結力の低下や音・振動の原因と
なることから、クラッチ側合わせ面120及び変速機側
合わせ面122の加工に厳しい寸法公差を設けている。
【0009】このため、このような寸法公差の厳しいク
ラッチ側合わせ面120及び変速機側取付面122間に
フック係合具116を取付ける場合には、フック係合具
116やクラッチ側締結ボス108及び変速機側締結ボ
ス114に高精度の加工を要求される問題があり、コス
トの上昇を招く不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去すべく、エンジンに連設されるクラッ
チのクラッチハウジングにクラッチ側締結ボスを設け、
前記クラッチに連設される変速機の変速機ケースに変速
機側締結ボスを設け、前記クラッチ側締結ボスを変速機
側締結ボスにクラッチハウジング内側から締結ボルトに
より締結して前記変速機ケースにクラッチハウジングを
連結して設けた変速機において、前記クラッチハウジン
グのクラッチ側締結ボスに前記締結ボルトのボルト頭部
が当接されるボルト頭部当接面を設け、このボルト頭部
当接面近傍の前記クラッチハウジングのハウジング壁に
冷却孔を形成して設け、この冷却孔から前記変速機を吊
持するフックの係合されるフック係合具をクラッチハウ
ジング内側のボルト頭部当接面に挿通位置させて前記締
結ボルトによりクラッチ側締結ボスとともに変速機側締
結ボスに締結して設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の変速機のフック取付構
造は、クラッチハウジングのクラッチ側締結ボスに設け
たボルト頭部当接面近傍のハウジング壁に冷却孔を形成
して設け、この冷却孔からフック係合具をクラッチハウ
ジング内側のボルト頭部当接面に挿通位置させて締結ボ
ルトによりクラッチ側締結ボスとともに変速機側締結ボ
スに締結して設けたことにより、専用の係合具取付ボス
や取付ボルトを必要とせず、また、高精度の加工を要す
ることなく、クラッチハウジングの冷却孔を利用してフ
ック取付具をクラッチハウジング内側に既設のクラッチ
側締結ボスのボルト頭部当接面に挿通位置させることが
でき、また、クラッチ側締結ボスを変速機側締結ボスに
締結する締結ボルトを利用してフック取付具をクラッチ
側締結ボスに共締めにより締結することができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図4は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図4において、2は車両(図示せず)に搭載
されたエンジン、4はクラッチ、6は変速機、8はトラ
ンスファである。エンジン2には、クラッチ4と変速機
6とトランスファ8とを順次に連設して設け、シリンダ
ブロック10にクランク軸12を軸支して設けている。
【0013】前記クラッチ4は、エンジン2のシリンダ
ブロック10に連結されるクラッチハウジング14を設
け、クラッチ機構16を内蔵して設けている。クラッチ
ハウジング14は、ハウジング壁18のエンジン2側に
エンジン用締結ボス20を設け、図示しない締結ボルト
によりエンジン2のシリンダブロック10に締結して設
けている。エンジン用締結ボス20近傍のハウジング壁
18には、クラッチ機構16を冷却する冷却孔22・2
2を設けている。
【0014 】クラッチハウジング14は、ハウジング
壁18の変速機6側にクラッチ側締結ボス24を設けて
いる。クラッチ側締結ボス24には、クラッチ側ボルト
孔26を設け、クラッチハウジング14外側にクラッチ
側合わせ面28を設け、クラッチハウジング14内側の
クラッチ側ボルト孔26周囲にボルト頭部当接面30を
設けている。
【0015】前記変速機6は、クラッチハウジング14
に連結される変速機ケース32を設け、入力軸34と図
示しないカウンタ軸及び出力軸を軸支して変速機構を内
蔵して設けている。変速機ケース32は、クラッチ4側
の変速機第1ケース部32−1とトランスファ8側の変
速機第2ケース部32−2とからなり、締結ボルト36
により締結して設けている。入力軸34は、入力側をク
ラッチハウジング14内に延設され、クランク軸12と
の間に前記クラッチ機構16を設けている。
【0016】変速機ケース32を構成する変速機第1ケ
ース部32−1は、図1に示す如く、第1ケース壁部3
8のクラッチハウジング14側に変速機側締結ボス40
を設けている。変速機側締結ボス40には、前記クラッ
チ側ボルト孔26に合致する変速機側ボルト孔42を設
け、前記クラッチ側合わせ面28に合致する変速機側合
わせ面44を設けている。
【0017】変速機ケース32を構成する変速機第1ケ
ース部32−1は、変速機側合わせ面44に前記クラッ
チハウジング14のクラッチ側合わせ面28を当接し、
クラッチハウジング14内側から締結ボルト46のボト
ル軸部48をクラッチ側ボルト孔26に挿通して変速機
側ボルト孔42に螺着する。
【0018】これにより、クラッチハウジング14は、
締結ボルト46のボルト頭部50がクラッチ側締結ボス
24のボルト頭部当接面30に当接されて変速機側締結
ボス40側に押圧することにより、クラッチ側締結ボス
24を変速機側締結ボス40に締結して変速機第1ケー
ス部32−1に連結される。
【0019】前記トランスファ8は、変速機ケース32
を構成する変速機第2ケース部32−2に連結されるト
ランスファケース52を設け、第1・第2トランスファ
出力軸54・56を軸支して分配機構(図示せず)を内
蔵して設けている。トランスファケース52は、変速機
第2ケース部32−2に連結されるトランスファ第1ケ
ース部52−1と変速機6から離間する側のトランスフ
ァ第2ケース部52−2とからなり、締結ボルト58に
より締結して設けている。
【0020】トランスファ8は、変速機6の出力する駆
動力を分配機構により第1・第2トランスファ出力軸5
4・56に分配して出力し、図示しない前側・後側推進
軸を介して前側・後側車輪を駆動する。
【0021】この変速機6には、図1〜図3に示す如
く、フック(図示せず)の係合されるフック係合具60
を取付けるために、クラッチハウジング14のクラッチ
側締結ボス24に締結ボルト46のボルト頭部50が当
接されるボルト頭部当接面30を設け、このボルト頭部
当接面30近傍のハウジング壁18にクラッチ機構16
を冷却する冷却孔62を形成して設けている。
【0022】フック係合具60は、略長円板形状の本体
部64の長手方向一端側に前記締結ボルト46のボトル
軸部48が挿通される挿通孔66を設け、他端側にフッ
クが係合される係合孔68を設けている。
【0023】フック係合具60は、本体部64の一端側
の挿通孔66をハウジング壁18の冷却孔62から挿通
されてクラッチハウジング14内側のボルト頭部当接面
30に位置され、挿通孔66に挿通した締結ボルト46
によりクラッチ側締結ボス24とともに変速機側締結ボ
ス40に締結して設けられる。
【0024】ハウジング壁18には、冷却孔62内の締
結ボルト46回転方向一側端にフック係合具60の回転
を規制する係止縁70を設けている。締結ボルト46に
より締結されたフック係合具60は、係止縁70に本体
部64の幅方向一側縁72を係止することにより、回転
を規制されて位置決めされる。また、このフック係合具
60は、図1に示す如く、変速機6の組立完了後に、冷
却孔62を覆うように本体部64を折曲して設けること
により、ダストカバーとして機能する。
【0025】なお、図4において、符号74は、変速機
6後側に位置されるトランスファ第2ケース部52−2
に締結ボルト58により締結されるフック係合具であ
る。このフック係合具74は、前記フック係合具60と
同様に、略長円板形状の本体部76の長手方向各端側に
夫々挿通孔及び係合孔(図示せず)を設けている。変速
機6後側に位置されるフック係合具74は、変速機6前
側に位置される前記フック係合具60とともに変速機6
の組立時に夫々フックを係合され、吊り上げて搬送され
る。
【0026】次に、第1実施例の作用を説明する。
【0027】変速機6の組立時には、図示しないワイヤ
の下端に装着した一対のフックを変速機6後側のフック
係合具74の係合孔(図示せず)と変速機6前側のフッ
ク係合具60の係合孔68とに夫々係合することによ
り、変速機6を吊り上げて必要箇所に搬送し、設置する
ことができる。
【0028】この変速機6のフック取付構造は、クラッ
チハウジング14のクラッチ側締結ボス24に設けたボ
ルト頭部当接面30近傍のハウジング壁18に、既設の
冷却孔22と別途に、フック係合具60を取付けるため
の冷却孔62を形成して設けている。フック係合具60
は、冷却孔62からクラッチハウジング14内側のボル
ト頭部当接面30に本体部64一端側の挿通孔66を挿
通位置させ、締結ボルト46によりクラッチ側締結ボス
24とともに変速機側締結ボス40に締結して設けられ
る。
【0029】これにより、この変速機6のフック取付構
造は、従来のように専用の係合具取付ボスや取付ボルト
を必要とせずに、また、クラッチ側締結ボス24に高精
度の加工を必要とせずに、クラッチハウジング14の冷
却孔62を利用してフック取付具60をクラッチハウジ
ング14内側に既設のクラッチ側締結ボス24のボルト
頭部当接面30に挿通位置させることができ、また、ク
ラッチ側締結ボス24を変速機側締結ボス40に締結す
る締結ボルト46を利用してフック取付具60をクラッ
チ側締結ボス24に共締めにより締結することができ
る。
【0030】このため、この変速機6のフック取付構造
は、加工工数や部品点数を削減し得て、コストの上昇を
招くことがなく、フック取付具60を挿通する専用の孔
を別途に形成する必要がないことによりクラッチハウジ
ング14の強度低下を招くことがなく、クラッチハウジ
ング14の強度を確保することができる。
【0031】また、この変速機6のフック取付構造は、
クラッチハウジング14のボルト頭部当接面30近傍の
ハウジング壁18に冷却孔62を設け、この冷却孔62
をフック取付具60の挿通される孔に兼ねさせているこ
とにより、クラッチハウジング14のハウジング壁18
に既設の冷却孔22のいずれか1つを廃止することがで
きる。
【0032】このため、この変速機6のフック取付構造
は、クラッチハウジング14の強度を保持した状態で加
工数の増加を招くことなくフック係合具60を取付ける
ことができる。
【0033】さらに、この変速機6のフック取付構造
は、図1に波線で示す如く、変速機6の組立完了後に、
冷却孔62を覆うようにフック係合具60の本体部64
を折曲して設けることにより、フック係合具60をダス
トカバーとして機能させることができる。
【0034】このため、この変速機6のフック取付構造
は、冷却孔62からクラッチハウジング14内側への塵
埃の侵入を阻止することができ、クラッチ機構16の塵
埃の付着による機能低下を回避することができる。
【0035】図5は、この発明の第2実施例を示すもの
である。第2実施例の変速機6のフック取付構造は、ク
ラッチハウジング14のハウジング壁18の変速機6側
にクラッチ側締結ボス24を設け、このクラッチ側締結
ボス24にクラッチ側ボルト孔26を設け、クラッチ側
合わせ面28を設けている。
【0036】変速機ケース32の変速機第1ケース部3
2−1には、第1ケース壁部38に変速機側締結ボス4
0を設け、この変速機側締結ボス40に変速機側ボルト
孔42を設け、変速機側合わせ面44を設け、変速機第
1ケース部32−1外側の変速機側ボルト孔42周囲に
ボルト頭部当接面78を設けている。
【0037】第2実施例の変速機6のフック取付構造
は、変速機側合わせ面44にクラッチ側合わせ面28を
当させ、締結ボルト46を変速機側ボルト孔42に挿通
してクラッチ側ボルト孔26に螺着する際に、フック係
合具60を変速機側締結ボス40のボルト頭部当接面7
8に位置させ、変速機第1ケース部32−1外側から締
結ボルト46により変速機側締結ボス40とともにクラ
ッチ側締結ボス28に締結する。
【0038】これにより、第2実施例の変速機6のフッ
ク取付構造は、従来のように専用の係合具取付ボスや取
付ボルトを必要とせずに、また、クラッチ側締結ボス2
4に高精度の加工を必要とせずに、変速機側締結ボス4
0をクラッチ側締結ボス24に締結する締結ボルト46
を利用して、フック取付具60を変速機側締結ボス40
に共締めにより締結することができる。
【0039】このため、第2実施例の変速機6のフック
取付構造は、加工工数や部品点数を削減し得て、コスト
の上昇を招くことがなく、フック取付具60を挿通する
専用の孔を別途に形成する必要がないことによりクラッ
チハウジング14の強度低下を招くことがなく、クラッ
チハウジング14の強度を確保することができる。
【0040】なお、第2実施例のフック取付構造は、変
速機第1ケース部32−1外側からフック係合具60を
締結ボルト46により締結したが、この締結ボルト46
をボルト頭部50がフックの係合される環状に形成され
たアイボルトとすることにより、フック係合具60を廃
止することができる。
【0041】図6は、この発明の第3実施例を示すもの
である。第3実施例の変速機6のフック取付構造は、変
速機ケース32を構成する変速機第1ケース部32−1
の第1ケース壁部38に設けられた補強リブ80に、フ
ックの係合されるフック係合孔82を形成して設けたも
のである。フック係合孔82は、第1ケース壁部38に
交差するように設けられた複数の補強リブ80の、交差
する部位に近接して形成して設けている。
【0042】第3実施例の変速機6のフック取付構造
は、変速機第1ケース部32−1の第1ケース壁部38
に既設の補強リブ80にフック係合孔82を形成して設
けたことにより、従来のように専用の係合具取付ボスや
取付ボルトを必要とせずに、また、クラッチ側締結ボス
24に高精度の加工を必要とせずに、さらに、フック取
付具60を必要とせずに、変速機第1ケース部32−1
に既設の補強リブ80を利用して、フック係合孔82を
形成することができる。
【0043】このため、第3実施例の変速機6のフック
取付構造は、加工工数や部品点数を削減し得て、コスト
の上昇を招くことがなく、フック取付具60の取付けを
必要としないことにより、取付作業を簡略化することが
できる。
【0044】なお、第3実施例のフック取付構造は、フ
ック係合孔82を補強リブ80に設けたが、必要に応じ
てフック係合孔82の設けられた補強リブ80に綱板等
を当てることにより、補強することができる。
【0045】
【発明の効果】このように、この発明の変速機のフック
取付構造は、専用の係合具取付ボスや取付ボルトを必要
とせず、また、高精度の加工を要することなく、クラッ
チハウジングの冷却孔を利用してフック取付具をクラッ
チハウジング内側に既設のクラッチ側締結ボスのボルト
頭部当接面に挿通位置させることができ、また、クラッ
チ側締結ボスを変速機側締結ボスに締結する締結ボルト
を利用してフック取付具をクラッチ側締結ボスに締結付
することができる。
【0046】このため、この変速機のフック取付構造
は、加工工数や部品点数を削減し得て、コストの上昇を
招くことがなく、フック取付具を挿通する専用の孔を別
途に形成する必要がないことによりクラッチハウジング
の強度低下を招くことがなく、クラッチハウジングの強
度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図2の1−1線に
よる断面図である。
【図2】クラッチハウジングの正面図である。
【図3】クラッチハウジングの背面図である。
【図4】変速機の一部破断側面図である。
【図5】第2実施例を示すクラッチハウジング及び変速
機ケースの拡大断面図である。
【図6】第3実施例を示すクラッチハウジング及び変速
機ケースの拡大断面図である。
【図7】従来例を示す図8の7−7線による断面図であ
る。
【図8】クラッチハウジングの正面図である。
【図9】クラッチハウジングの背面図である。
【図10】変速機の一部破断側面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 クラッチ 6 変速機 8 トランスファ 14 クラッチハウジング 16 クラッチ機構 18 ハウジング壁 24 クラッチ側締結ボス 30 ボルト頭部当接面 32 変速機ケース 40 変速機側締結ボス 46 締結ボルト 60 フック係合具 62 冷却孔
フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA00 AB01 AC13 AC65 AD02 AD23 3J038 AA01 BA11 BA22 BB03 3J063 AA01 AC03 BA01 BA15 BB12 BB19 BB46 BB48 CA01 CA10 CD11 CD46 CD53 CD70 XA03 XH04 XH13 XH42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに連設されるクラッチのクラッ
    チハウジングにクラッチ側締結ボスを設け、前記クラッ
    チに連設される変速機の変速機ケースに変速機側締結ボ
    スを設け、前記クラッチ側締結ボスを変速機側締結ボス
    にクラッチハウジング内側から締結ボルトにより締結し
    て前記変速機ケースにクラッチハウジングを連結して設
    けた変速機において、前記クラッチハウジングのクラッ
    チ側締結ボスに前記締結ボルトのボルト頭部が当接され
    るボルト頭部当接面を設け、このボルト頭部当接面近傍
    の前記クラッチハウジングのハウジング壁に冷却孔を形
    成して設け、この冷却孔から前記変速機を吊持するフッ
    クの係合されるフック係合具をクラッチハウジング内側
    のボルト頭部当接面に挿通位置させて前記締結ボルトに
    よりクラッチ側締結ボスとともに変速機側締結ボスに締
    結して設けたことを特徴とする変速機のフック取付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング壁には、冷却孔内の締結
    ボルト回転方向一側端にフック係合具の回転を規制する
    係止縁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の変速
    機のフック取付構造。
  3. 【請求項3】 前記フック係合具は、冷却孔を覆うよう
    に折曲して設けたことを特徴とする請求項1に記載の変
    速機のフック取付構造。
JP2000062463A 2000-03-07 2000-03-07 変速機のフック取付構造 Pending JP2001246948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062463A JP2001246948A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 変速機のフック取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000062463A JP2001246948A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 変速機のフック取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001246948A true JP2001246948A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18582473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000062463A Pending JP2001246948A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 変速機のフック取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001246948A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034746A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Aisin Aw Co., Ltd. 車両用動力伝達機構収容ケース
JP2013092165A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Suzuki Motor Corp パワートレイン装置
JP2013113388A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用変速機の冷却構造
EP2101062B1 (de) 2008-03-10 2019-05-01 Wilo Se Motorpumpe

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009034746A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Aisin Aw Co., Ltd. 車両用動力伝達機構収容ケース
EP2101062B1 (de) 2008-03-10 2019-05-01 Wilo Se Motorpumpe
JP2013092165A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Suzuki Motor Corp パワートレイン装置
JP2013113388A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用変速機の冷却構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101519753B1 (ko) 차량 파워트레인의 인너샤프트 지지 장치
US10611232B2 (en) Final drive mounted motor for track-type tractor
US5145330A (en) Compressor housing having a structure for preventing the slippage of vibroisolating members
JP2001246948A (ja) 変速機のフック取付構造
EP0386686A2 (en) Compressor housing having a structure for preventing slippage of vibroisolating members
US7004277B2 (en) Power blocks
US7100561B2 (en) Cover for joint part between engine and transmission
RU2686782C2 (ru) Система монтажа дифференциала
JP2003074366A (ja) エンジンの補機取付構造
US20100316440A1 (en) Stamped link for supporting an engine
JP2001115852A (ja) エンジン補機の取付構造
JPH0721421U (ja) Cngエンジン搭載車
US20230193816A1 (en) Method and Apparatus for Transferring Auxiliary Power from an Engine Crankshaft Output to a Supercharger Input That Circumvents Belt Path Obstacles
KR102373356B1 (ko) 알터네이터 장착용 서브풀리
JPH074356Y2 (ja) 車両用エンジンの防振装置
EP3647100B1 (en) Power transmission apparatus
KR0180837B1 (ko) 레저네이터와 에어 덕트의 체결구조
JPH0329952Y2 (ja)
KR100463454B1 (ko) 차량의 리저버용 고정장치
JP2830719B2 (ja) エンジンとクラッチハウジングとの連結構造
JPH0628376Y2 (ja) リザ−バタンクの装着機構
JPH078632U (ja) イナーシャ取付装置
JP2001214955A (ja) フライホイールハウジングの構造及びその設計方法
JP2023049568A (ja) 伝動ケース取付装置、及びその伝動ケース取付装置を備えた多目的車両
KR200301613Y1 (ko) 차량의 리저버용 고정장치