JP2001241347A - 空燃比制御装置 - Google Patents

空燃比制御装置

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JP2001241347A
JP2001241347A JP2000052371A JP2000052371A JP2001241347A JP 2001241347 A JP2001241347 A JP 2001241347A JP 2000052371 A JP2000052371 A JP 2000052371A JP 2000052371 A JP2000052371 A JP 2000052371A JP 2001241347 A JP2001241347 A JP 2001241347A
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Japan
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fuel ratio
air
sensor
control device
activation
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JP2000052371A
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Kozo Katogi
工三 加藤木
Toshio Ishii
俊夫 石井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
    • F02D41/14Introducing closed-loop corrections
    • F02D41/1438Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
    • F02D41/1444Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases
    • F02D41/1454Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an oxygen content or concentration or the air-fuel ratio
    • F02D41/1456Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor characterised by the characteristics of the combustion gases the characteristics being an oxygen content or concentration or the air-fuel ratio with sensor output signal being linear or quasi-linear with the concentration of oxygen
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニア空燃比センサの出力に基づいてエンジ
ンの空燃比を制御し、エンジン始動直後の前記リニア空
燃比センサの活性化前においても空燃比を算出でき、排
気ガス中の有害成分のレベルを低減することができる空
燃比制御装置を提供する。 【解決手段】 排気管内の排気ガスの空燃比をリニアに
測定するリニア空燃比センサを備えたエンジンの空燃比
制御装置であって、該空燃比制御装置は、前記リニア空
燃比センサの出力信号に基づいて該センサの活性状態を
判定する手段と、該活性判定結果に基づいて前記リニア
空燃比センサの動作を切替える手段と、前記活性判定結
果に基づいて切替えられた空燃比を出力する手段とを備
えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、空燃比制御装置に
係り、特にリニア空燃比センサの出力に基づいて、エン
ジンの始動後から空燃比を制御する空燃比制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジン制御において、有害な排気ガス
のレベルを低減させるには、燃焼室内の空気量と燃料量
との比率を正確な理論空燃比になるように制御すること
が必要である。一方、前記空気量及び燃料量の計測には
誤差があることから、前記比率を理論空燃比にするため
に排気ガスの酸素残量に応じてフィードバックさせ、前
記比率の補正を行っている。
【0003】従来、この排気ガスの酸素残量は、酸素の
過剰又は不足の2信号を検出するO2センサで行われて
いたが、近年の排気ガス規制では、排気ガス中の有害成
分を一層低減させることが要求されており、酸素残量の
有無を検出する前記O2センサのみでは、酸素がどの程
度残存しているかを測ることができず、前記有害成分の
低減を図ることが困難になっている。そこで、現在で
は、酸素量に比例した空燃比を測定できるリニア空燃比
センサを用いて空燃比制御が行われている。
【0004】ここで、前記リニア空燃比センサは、その
出力特性がセンサ自身の温度に依存する、すなわちセン
サ温度が低いときには酸素イオンの移動度が無いため、
該リニア空燃比センサの温度が低いエンジン始動直後
等、該センサの活性化前には、空燃比を正確に測定する
ことができないという問題があり、これを解決するため
に、前記リニア空燃比センサを加熱し、該センサの温度
を上昇させて空燃比を測定する空燃比検出装置の技術が
提案されている(例えば、特許第2624731号公報
参照)。
【0005】また、前記リニア空燃比センサの活性化前
における前記問題を解決する他の空燃比制御装置として
は、例えば、特開平9−32608号公報、特開平10
−111271号公報、特開平10−260158号公
報、特開平10−111271号公報等の技術が各種提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術のうち、特許第2624731号公報所載の空燃比検
出装置の技術は、前記リニア空燃比センサを加熱するヒ
ータに対する通電時間に基づいてセンサ動作を切替える
手段を有し、該センサ動作を切替える手段の信号に基づ
いて空燃比の制御が行われているが、前記センサは、前
記ヒータのほか、エンジン運転状態の変化に応じた排気
ガスによっても加熱されるものであり、さらに、前記ヒ
ータの発熱量にはばらつきがあることから、より正確に
空燃比を制御する点については考慮がなされていない。
【0007】また、前記特開平9−32608号公報、
前記特開平11−132079号公報等所載の空燃比制
御装置の各技術は、前記リニア空燃比センサの活性化前
には該センサの出力によらないオープン制御等を行うこ
とが示されており、該センサの活性化前の空燃比制御に
ついて示されているものの、前記リニア空燃比センサの
信号に基づいて、エンジン始動後から直ちに空燃比を制
御することについては格別な配慮がなされておらず、該
センサ自身によってエンジン始動後から直ちに有害な排
気ガスのレベルを低減させる点については依然として課
題を残しているものである。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、リニア空
燃比センサの出力に基づいてエンジンの空燃比を制御
し、エンジン始動直後の前記リニア空燃比センサの活性
化前においても空燃比を算出でき、排気ガス中の有害成
分のレベルを低減することができる空燃比制御装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る空燃比制御装置は、基本的には、排気管内
の排気ガスの空燃比をリニアに測定するリニア空燃比セ
ンサを備えたエンジンの空燃比制御装置であって、前記
リニア空燃比センサの出力信号に基づいて該センサの活
性状態を判定する手段と、該活性判定結果に基づいて前
記リニア空燃比センサの動作を切替える手段と、前記活
性判定結果に基づいて切替えられた空燃比を出力する手
段とを備えること、具体的には、前記リニア空燃比セン
サの活性化前には、該センサに排気ガス中の酸素量の有
無を検出させ、前記リニア空燃比センサの活性化後に
は、該センサに排気ガス中の酸素量をリニアに検出させ
ることを特徴としている。
【0010】前記の如く構成された本発明の空燃比制御
装置は、前記リニア空燃比センサの活性状態を判定する
手段を備え、該センサの活性状態を判定する手段が、前
記リニア空燃比センサの特性を利用し、該センサの活性
化前には通常とは異なる動作から酸素量を検出してその
活性化を判定するので、該センサの活性化前にも該セン
サ自身の信号に基づいてエンジンの空燃比を制御でき、
エンジン始動後から排気ガス中の有害成分の低減が前記
センサで行われ、該センサを有効に用いて制御装置の簡
略化を図ることができる。
【0011】また、本発明に係る空燃比制御装置の具体
的態様は、前記センサの活性状態を判定する手段が、前
記排気管内の排気ガスと前記リニア空燃比センサ内部と
の酸素濃度比から生ずる起電力に基づいて前記センサの
活性化を判定すること、又は前記空燃比制御装置が、前
記リニア空燃比センサ内部にバイアス電圧を与えるバイ
アス回路を備え、前記センサの活性状態を判定する手段
は、前記バイアス電圧と前記起電力との差から前記セン
サの活性化を判定することを特徴としている。
【0012】さらに、本発明に係る空燃比制御装置の他
の具体的態様は、前記空燃比制御装置が、エンジン運転
状態に応じて目標空燃比をリッチ側又はリーン側に変化
させ、前記センサの活性状態を判定する手段は、前記起
電力の振幅を算出するとともに、該起電力の振幅に所定
の閾値を設け、前記起電力が、前記所定の閾値に達する
前には前記センサの活性化前と判定し、前記所定の閾値
に達した後には前記センサの活性化を判定し、前記セン
サの動作を切替える手段及び前記空燃比を出力する手段
に信号を出力することを特徴としている。
【0013】さらにまた、本発明に係る空燃比制御装置
の具体的態様は、前記空燃比制御装置が、前記リニア空
燃比センサの温度を測定若しくは推定する手段を備え、
前記センサの活性状態を判定する手段は、前記酸素濃度
比による所定範囲の閾値を設けるとともに、該所定範囲
の閾値の中間に前記センサの温度に応じた基準値を設
け、前記起電力が、前記基準値よりも大きいときには前
記センサの活性化前と判定し、前記基準値よりも小さい
ときには前記センサの活性化を判定し、前記センサの動
作を切替える手段及び前記空燃比を出力する手段に信号
を出力することを特徴としている。
【0014】また、本発明に係る空燃比制御装置の他の
具体的態様は、前記空燃比制御装置が、前記閾値若しく
は前記基準値と前記起電力とを比較してリッチ・リーン
を判定し、該判定結果に基づいて前記エンジンの空燃比
を制御すること、又は前記リニア空燃比センサが、セン
サ加熱手段を備え、前記センサの活性状態を判定する手
段は、前記起電力に前記センサ加熱手段に供給される電
力及び前記排気ガスの温度を考慮して前記センサの活性
化を判定することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
空燃比制御装置の実施形態を詳細に説明する。図1は、
本実施形態の空燃比制御装置を備えたエンジンシステム
の全体構成図である。
【0016】エンジン100は3気筒からなり、各気筒
107に導入される空気は、エアクリーナ106から取
り入れられて吸気管108内に入る。該吸気管108に
は、吸入空気量Qaを調整するスロットル弁104、前
記吸気管108内の圧力を検出する吸気管圧力センサ1
14が、各々の適宜位置に配置される。また、前記吸気
管108には、前記スロットル弁104をバイパスし、
エンジン100のアイドル運転時のエンジン回転数が目
標回転数になるように制御するアイドルスピードコント
ロールバルブ(ISCバルブ)105が適宜位置に配置
される。
【0017】燃料は、燃料タンク1014から燃料ポン
プ1011を介して燃圧制御弁1012に輸送され、該
燃圧制御弁1012で一定の燃料圧力とされる。前記ス
ロットル弁104で流量調整された空気は、前記気筒1
07の上流側に配設される燃料噴射弁(インジェクタ)
101から噴射された燃料と混合されて各気筒107に
供給・燃焼される。
【0018】前記各気筒107で燃焼した燃料の排ガス
は、排気管109を通じて触媒118に導かれ、浄化さ
れた後に排出される。排気管109には、排気空燃比
(酸素濃度)に対してリニアな空燃比信号を出力するリ
ニア空燃比センサ116が適宜位置に配置されている。
さらに、エンジン回転数を検出するクランク角センサ1
11、及びエンジン冷却水温を検出する水温センサ11
0等が、前記エンジン100の各々の適宜位置に配置さ
れている。
【0019】前記吸気管圧力センサ114、吸入空気流
量計115、前記リニア空燃比センサ116、スロット
ルポジションセンサ113、前記水温センサ110、前
記クランク角センサ111並びにカム角センサ112等
からの各出力信号は、後述する空燃比制御装置120A
を備えたエンジン制御装置120に各々入力される。
【0020】該エンジン制御装置120は、車体あるい
はエンジンルーム内に配置され、前記種々のセンサから
出力される電気的な信号に基づいて、所定の演算処理を
行ない、運転状態に最適な制御を行うべく、前記インジ
ェクタ101の開閉、点火コイル103を介した点火プ
ラグ102の駆動、及び前記ISCバルブ105の開閉
等を行う信号を各々出力する。
【0021】図2は、前記エンジン制御装置120の内
部構成を示したものである。該エンジン制御装置120
の内部は、マイクロコンピュータ401、多数の制御プ
ログラム及びデータを格納させたROM402、計算結
果等が一時的に格納されるRAM403、前記エンジン
100の各種センサからの信号を取り込む入力回路40
4、前記マイクロコンピュータ401に所定時間割り込
みを発生させるタイマ又はクロック回路(図示省略)、
前記マイクロコンピュータ401の指令によりオンオフ
可能な出力回路406等から構成される。
【0022】具体的には、エンジン制御装置120は、
吸気管圧力センサ114又は吸入空気流量計115の出
力を取り込み、センサ信号電圧を所定のテーブル変換に
基づいて単位時間当たりの実際の吸入空気量Qaを算出
するとともに、クランク角センサ111のパルス信号を
計測し、所定時間内のパルス数又はパルスエッジの時間
間隔TDATAに応じてエンジン100の回転数NDA
TAを計算する。そして、前記吸入空気量Qaを前記回
転数NDATAで除し、さらに気筒数で除することによ
り、1気筒の1回毎の吸入空気量Qacylを計算す
る。
【0023】次に、該吸入空気量Qacylにインジェ
クタ101の流量特性から求められる所定の係数KTI
を乗じて、該吸入空気量Qacylで燃焼できる燃料噴
射量TIが求められ、空燃比制御補正量ALPHAnを
含んだ補正係数COEFnを乗じてインジェクタ101
を所定時間開弁させることにより、必要とする燃料量を
噴射して、1燃焼毎の混合気を生成する。なお、燃料噴
射量TIの算出は、次の式(1)に基づいて行われる。
【0024】
【数1】 TI=COEFn×KTI×Qacyl (1)
【0025】ここで、COEFnは補正係数であり、該
補正係数COEFnの算出は、次の式(2)に基づいて
行われる。
【0026】
【数2】 COEFn=1+ALPHAn+増量補正項 (2)
【0027】なお、添え字nは気筒番号であり、気筒1
07別に制御する場合には、nを1から気筒番号毎に別
々のパラメータとする。また、前記吸入空気量Qacy
lは、エンジン100の出力に比例するので、前記吸入
空気量Qacylに乗数を乗じて最大の出力時を100
%とする負荷率LDATAに換算することができる。
【0028】また、リニア空燃比センサ116は、排気
管109の排気ガス中に含まれる残存酸素量を検出、排
気ガスの実空燃比(RABFn)を測定し、その酸素濃
度に応じた電圧信号をエンジン制御装置120に出力す
る。そして、気筒107別に前記実空燃比と目標空燃比
(TABFn)とを比較し、実空燃比が目標空燃比より
も高い場合(リーン状態)には、前記空燃比補正係数A
LPHAnを大きく、一方、低いとき(リッチ状態)に
は、前記空燃比補正係数ALPHAnを小さく補正す
る。なお、測定するタイミングは、エンジン100のク
ランク軸の回転に同期したレファレンスセンサ割り込み
毎、又は一定の時間毎に行っており、例えば、基準角度
パルスとしてのクランク角センサ111の出力信号、又
は気筒判別パルスとしてのカム角センサ112の出力信
号に基づいて、波形整形入力回路405を介してマイク
ロコンピュータ401に割込みを発生させて行われる。
【0029】そして、前記計算結果は、アウトプットコ
ンペア回路4061で現在の時間に計算値を加算してコ
ンペアマッチを起こさせて、必要燃料量に対応した時間
分のインジェクタ101を開弁させ、同時に、前記回転
数NDATA及び前記負荷率LDATAによって設定さ
れる点火時期を求めて点火出力を出し、パルス出力によ
り点火コイル103を介して点火プラグ102を駆動さ
せる。さらに、出力ポート4062を介して後述するセ
ンサ動作切替手段362に信号を出力する。
【0030】なお、前記エンジン制御装置120は、通
信手段407を備えており、該通信手段407によりマ
イクロコンピュータ401内の制御パラメータをモニタ
することができ、後述する異常診断の結果を表示するこ
とができる。
【0031】図3は、前記リニア空燃比センサ116の
構成とその特性を示す図であり、該リニア空燃比センサ
116は、(a)に示すように、所定の酸素濃度に保た
れた大気導入室1161と、排気ガスに曝された排ガス
測定室1162とからなり、両端に空燃比測定用の電流
(空燃比測定電流)を流して、大気導入室1161と排
ガス測定室1162との酸素濃度比が一定になるように
される。
【0032】すなわち、排ガス測定室1162の酸素濃
度が大気導入室1161の酸素濃度よりも小さい場合に
は、前記空燃比測定電流を排ガス測定室1162から大
気導入室1161に向けて流し、大気導入室1161内
の酸素を排ガス測定室1162に移動させて、排ガス測
定室1162の酸素濃度を増やす。一方、排ガス測定室
1162の酸素濃度が大気導入室1161の酸素濃度よ
りも大きい場合には、前記空燃比測定電流を大気導入室
1161から排ガス測定室1162に向けて流し、排ガ
ス測定室1162内の酸素を大気導入室1161に移動
させて、大気導入室1161の酸素濃度を増やす。
【0033】そして、大気導入室1161と排ガス測定
室1162との酸素濃度比に応じたリニア空燃比センサ
116の出力電圧が一定になるように、前記空燃比測定
電流をフィードバックさせることにより、該空燃比測定
電流が排気空燃比に比例することになる。なお、大気導
入室1161の酸素濃度を大気基準とする場合には、大
気との酸素濃度比を測定するので、酸素をため込む部屋
を必要としないが、大気導入室1161の酸素濃度を大
気の酸素濃度よりも微小の酸素濃度とする場合には、大
気又は排気ガスに含まれる酸素から所定の酸素濃度を作
成するので、酸素をため込む部屋が必要になる。このと
きには、大気導入室1161の酸素濃度を一定にするた
めに、空燃比測定電流とは異なる一定の電流を流して酸
素濃度を保つことになる。
【0034】ここで、前記リニア空燃比センサ116
は、排気空燃比に対する空燃比測定電流は(b)に示す
ように、大気導入室1161の酸素濃度をストイキ点相
当の微小の酸素濃度にすると、空燃比測定電流が、前記
ストイキ点よりもリッチ側では小さく、前記ストイキ点
よりもリーン側では大きくなるという特性が得られ、酸
素量に比例した値になる。一方、定電流源として前記空
燃比測定電流を一定にすると、大気導入室1161と排
ガス測定室1162の各電極間には酸素電池電圧(大気
導入室電圧)が生じ、排気空燃比に対する前記電極間電
圧は(c)に示すように、ストイキ点を挟んで約1.0
Vの電圧が生じる場合と生じない場合の特性が得られる
ことが分かる。これは、エンジン停止時には排気管11
9内に大気が導入されており、エンジン始動後の排気ガ
スの酸素濃度は高くなるので、酸素濃度比は1になって
大気導入室電圧はゼロになるが、排気ガス中の酸素濃度
が低くなると、酸素濃度比が大きくなるので、酸素濃度
比に対応した約0.8Vから1.0V程度の起電力たる
大気導入室電圧が生じるからである。
【0035】したがって、本実施形態の空燃比制御装置
120Aは、前記リニア空燃比センサ116の活性化前
には、図3(c)に示すように、大気導入室1161と
排ガス測定室1162との酸素濃度比から生ずる大気導
入室電圧から排気ガス中の酸素濃度を擬制し、前記大気
導入室電圧に基づいて前記センサ116の活性化を判定
するとともに、空燃比を測定する。一方、前記リニア空
燃比センサ116の活性化後には、該リニア空燃比セン
サ116の動作を切替えて、図3(b)に示すように、
酸素量に比例した空燃比を測定して空燃比制御を行うも
のであり、エンジン100の始動直後におけるセンサ温
度が低い場合にも、大気導入室1161に流れる電流の
変化に依存することなく、リニア空燃比センサ116自
身の出力信号に基づいて空燃比制御を行っている。な
お、エンジン始動直後から大気導入室に電流を流す場合
には、該大気導入室の抵抗に応じた抵抗分だけ電圧が重
畳する。この場合、酸素濃度比によらず電圧が生じるの
で、初期状態からの電圧変化量に応じて酸素濃度比を推
定することができる。
【0036】図4は、前記空燃比制御装置120Aの制
御ブロック図である。該空燃比制御装置120Aは、前
記リニア空燃比センサ116の活性化前にバイアス電圧
を与えるバイアス回路ブロック340と、該リニア空燃
比センサ116に生じる起電力たる大気導入室電圧を検
出して前記センサ116の活性状態を判定する活性化判
定手段361と、該活性状態の判定結果に基づいて前記
センサ116の動作を切替えるセンサ動作切替手段36
2と、前記活性状態の判定結果に基づいて切替えられた
前記エンジン100の空燃比を出力する空燃比出力手段
363と、リニア空燃比センサ116の活性化後に前記
空燃比測定電流を流す空燃比測定電流ブロック360と
を備えている。
【0037】前記バイアス回路ブロック340は、前記
リニア空燃比センサ116の活性化前には、前記大気導
入室電圧の値とは異なるバイアス電圧を前記リニア空燃
比センサ116にかけて定電流源の機能を果たすもので
ある。
【0038】前記活性化判定手段361は、活性化前の
前記センサ116に与えられたバイアス電圧と前記大気
導入室電圧とを監視し、該バイアス電圧と大気導入室電
圧との差を求め、該差の変化が所定値に達したか否かで
判定しており、これにより、前記リニア空燃比センサ1
16の活性化前には、該センサ116に排気ガス中の酸
素量の有無を検出させる。
【0039】具体的には、図5(a)(b)に示すよう
に、前記空燃比制御装置120Aは、バイアス電圧を初
期状態であるエンジン始動時の大気導入室電圧とは異な
る値、例えばバイアス電圧を0.3V程度とし、エンジ
ン運転状態に応じて目標空燃比をリッチ側(約14.
5)又はリーン側(約15)に意図的に変化させ、前記
大気導入室電圧と前記バイアス電圧との電圧差の振幅を
算出し、前記振幅の間には、O2動作判定電圧たる第一
の閾値及びセンサ活性化判定電圧たる第二の閾値とを設
け、前記閾値と前記電圧差とを比較して前記活性化判定
手段361にセンサ116の活性化を判定させ、前記電
圧差が、前記センサ活性化判定電圧に達する前であっ
て、前記O2動作判定電圧を超えると該センサ116の
活性前と判定し、前記電圧差が、前記センサ活性化判定
電圧に達した後には該センサ116の活性後と判定し、
そして、前記閾値と前記電圧差との比較からリッチ・リ
ーンを判定して空燃比を推定することができ、前記セン
サ116の動作切替えの早期化を図ることができる。
【0040】前記センサ動作切替手段362は、前記活
性化判定手段361の判定結果に基づき動作するもので
あり、活性化前にはバイアス回路ブロック340を介し
てセンサ116に排気ガス中の酸素量の有無を検出さ
せ、活性化した場合には、バイアス回路ブロック340
を空燃比測定電流ブロック360に切替えて、前記リニ
ア空燃比センサ116に排気ガス中の酸素量をリニアに
検出させる。
【0041】前記空燃比出力手段363は、前記活性化
判定手段361の判定結果が随時入力され、前記センサ
116の活性化前であるエンジン始動直後には、前記大
気導入室電圧に応じた酸素濃度比から実空燃比RABF
nを推定する。一方、前記センサ116の活性化後に
は、空燃比測定電流に応じた排気空燃比から実空燃比R
ABFnを求めており、前記活性化判定手段361の出
力信号に基づいて、エンジン始動直後から前記センサ1
16の信号から求められた空燃比をエンジン制御装置1
20の燃料噴射量補正手段302に出力している。
【0042】前記実施形態の空燃比制御装置120A
は、電位差がO2動作判定電圧に達するまではエンジン
始動状態と判別することができないが、センサ116が
加熱されて前記センサ活性化判定電圧に達するまでは、
排気ガスのリッチ・リーン状態に応じて電位差が変化す
るので、ストイキでの空燃比制御が可能になる。
【0043】そして、センサ116が活性化した後は、
バイアス回路ブロック340をオフにして空燃比測定電
流ブロック360に切替え、センサ116に空燃比測定
電流を流す。該センサ116に流れる電流値が、排気ガ
スの空燃比に比例することになり、電流を測定用抵抗に
流して、両端に生じる電圧差をA/D変換し、電圧値を
実空燃比RABFnに変換する。なお、抵抗の両端をそ
れぞれA/D変換し、該A/D変換値の差分を求めて電
圧としてもよい。
【0044】なお、エンジン始動直後にリニア空燃比セ
ンサ116の温度を素早く上昇させて活性化させるに
は、センサ加熱手段、例えばヒータ等を用い、該ヒータ
に供給する電力を通常よりも大きく設定することがある
が、センサ温度は、前記ヒータに供給される電力及び排
気ガスの温度で変化するものである。よって、熱伝対等
の温度センサを空燃比センサに取付けるほか、前記ヒー
タの発熱量及び前記排気ガスの温度から前記センサ温度
を推定することができる。すなわち、前記ヒータに供給
される電力は、該ヒータに印可される電圧にヒータ電流
を乗じることにより電力に応じた温度を求め、さらに、
前記排気ガスの温度は、予め測定されたエンジン回転数
NDATAとエンジン負荷LDATAとによるマップ値
から求めることができ、前記活性化判定手段361は、
前記大気導入室電圧にこれらを加味してセンサ116の
活性化を判定することができる。
【0045】また、大気導入室1161の電圧値はセン
サ温度に依存するので、その電圧値からセンサ温度を推
定することが可能であり、前記空燃比制御装置120A
が、前記リニア空燃比センサ116の温度を測定若しく
は推定する手段を備えている場合の活性化判定手段36
1は、図6に示すように、例えば、活性化前の前記セン
サ116に与えられた大気導入室電圧よりも大きな約5
Vのバイアス電圧と前記大気導入室電圧とを監視し、該
バイアス電圧と大気導入室電圧との電圧差を求め、該電
圧差の変化が所定値に達したか否かで判定しており、こ
れにより、前記リニア空燃比センサ116の活性化前に
は、該センサ116に排気ガス中の酸素量の有無を検出
させる。なお、図6の酸素移動度に依存した抵抗値と
は、定電流源と擬制できる高い値を有するものであり、
センサ温度が高くなると抵抗値が低下し、電圧が低下す
る。
【0046】そして、図7(a)に示すように、大気導
入室1161の酸素濃度比が1より大きい場合の閾値
(電圧値)から該酸素濃度比が1の場合の閾値(電圧
値)の範囲の中間に、直接測定された温度又は推定され
た前記センサ116の温度に応じた基準値(中間電圧)
を設け、前記電圧差が、酸素濃度比が1より大きい場合
の電圧値と前記中間電圧の範囲内にあるときには、前記
活性化判定手段361が前記センサの活性化前と判定
し、前記電圧差が、前記中間電圧と前記酸素濃度比が1
の場合の電圧値の範囲内にあるときには、前記活性化判
定手段361がセンサ温度の所定値以上による前記セン
サの活性化を判定し、前記センサ動作切替手段362及
び前記空燃比出力手段363に信号を出力する。そし
て、センサ116の動作を切替えて大気導入室電圧によ
らず空燃比測定電流を流すことにより、酸素濃度に応じ
た空燃比を測定する。
【0047】フローとしては、エンジン始動後、バイア
ス電圧をかけるようにポートを設定する。なお、ヒータ
を有する場合には通電を開始し、大気導入室1161の
電圧を測定する。そして、バイアス電圧と大気導入室1
161との電圧差が所定の閾値を切ったときに、活性化
と判断し、バイアス電圧回路を切り離して排ガス空燃比
測定電流を流す。
【0048】そして、大気導入室1161の電圧による
空燃比推定を行う場合には、予め目標空燃比、又は空燃
比制御補正量に所定の変化を与えて、大気導入室電圧が
上下することを確認することにより、空燃比センサとし
て動作でき、空燃比制御が可能になる。
【0049】例えば、図7(b)に示すように、基本燃
料噴射量計算手段からの信号に空燃比補正量等を乗じ
て、該空燃比補正量を100%よりも大きな値、若しく
は100%よりも小さな値を設定して、実燃料噴射量を
増減させる。これにより、排気ガスの空燃比はリーン又
はリッチ状態となり、リニア空燃比センサ116がこれ
に対応した値を取るので、両者の中間電圧の値をストイ
キの基準値として設定することができる。
【0050】さらに、バイアス電圧と大気導入室電圧と
の電圧差が所定値以上又は所定値以下になったとき、セ
ンサ116が十分加熱されたことを示し、ヒータを有す
る場合には供給電力を下げ、エンジン回転数とエンジン
負荷に応じて求められる電力をヒータに供給する。
【0051】図8は、エンジン制御装置120の制御ブ
ロック図である。該エンジン制御装置120は、前記空
燃比制御装置120A、目標空燃比計算手段301、燃
料噴射量補正手段302、燃料噴射量計算手段305、
駆動回路たる燃料噴射手段306を備え、さらに、後述
するリニア空燃比センサ診断手段302、リニア空燃比
センサ異常時切替手段303、回転変動計算手段304
を備えている。
【0052】前記目標空燃比計算手段301は、吸気管
圧力センサ114又は吸入空気流量計115のデータ3
20に基づいた負荷率LDATAと、クランク角センサ
111のデータ311に基づいた回転数NDATAとか
ら、エンジン100の運転領域を検出し、目標空燃比T
ABFnを計算する。
【0053】前記空燃比制御装置120Aの前記空燃比
出力手段363からの実空燃比RABFnの信号は、燃
料噴射量補正手段302で前記目標空燃比TABFnと
比較して前記空燃比補正係数ALPHAnを補正し、該
空燃比補正係数ALPHAnに基づいて燃料噴射量計算
手段305で燃料噴射量TIが求められ、該燃料噴射量
TIに基づいて燃料噴射手段306を介してインジェク
タ101を駆動させる。
【0054】また、前記リニア空燃比センサ診断手段3
02は、後述するリニア空燃比センサ116の異常を診
断するものであり、該診断結果が異常を示したときに
は、前記燃料噴射量補正手段302及び前記リニア空燃
比センサ異常時切替手段303に信号が出力される。そ
して、該リニア空燃比センサ異常時切替手段303を介
して前記回転変動計算手段304に異常時の信号が出力
され、前記目標空燃比計算手段301及び前記燃料噴射
量補正手段302に回転変動が出力される。なお、前記
回転変動計算手段304は、エンジン100の負荷が小
さい場合には、前記目標空燃比計算手段301及び前記
燃料噴射量補正手段302に回転変動を出力している。
【0055】図9は、前記リニア空燃比センサ116の
信号の取り込みを示す図である。前記リニア空燃比セン
サ116からの信号は、各気筒107毎に行われ、前記
カム角センサ112による各気筒107の基準角度位置
信号(カム角信号)を起動タイミングとし、回転数ND
ATA、負荷率LDATA又は吸入空気量Qaに応じて
各気筒107毎のディレイ時間を設け、その時点のデー
タを該当気筒107の空燃比として取り込んでおり、こ
れにより、排気弁117からリニア空燃比センサ116
の取付位置までの排気ガスの移動時間遅れを補償するこ
とができる。
【0056】図10乃至図14は、前記目標空燃比計算
手段301による目標空燃比TABFnの設定について
示したものであり、該目標空燃比TABFnは各気筒1
17毎に設定される。図10は、回転数NDATA及び
負荷率LDATAに対するエンジンの運転領域に応じた
目標空燃比TABFnの設定範囲について示しており、
エンジン100の負荷が小さい場合には、目標空燃比T
ABFnをリーンにして希薄燃焼を行う。なお、希薄燃
焼を行うとNOxが出るので、触媒118にはNOxを
吸着できるものを使う。
【0057】また、エンジン100が中負荷の場合に
は、目標空燃比TABFnをストイキにして触媒118
の3元点付近にて空燃比を制御し、排気ガス浄化を行
う。さらに、エンジン100が高負荷の場合には、目標
空燃比TABFnをリッチにしてパワーを目指すが、排
気ガス温度が異常に高くなることを防ぐ必要がある。な
お、触媒118の温度が低い場合には、該触媒118の
浄化ができないため、少なくともHCの排出量を抑える
ためにリーンにしている。
【0058】図11は、エンジン始動時間に対する目標
空燃比TABFnの設定を示しており、エンジン始動後
には、目標空燃比TABFnの初期値をリーン状態に
し、徐々にストイキに移行する。ここで、エンジン10
0の負荷が小さい場合には、一般にリーン領域では、回
転変動が大きく、運転性に悪影響を与えることになるの
で、このときには、リニア空燃比センサ116の出力に
よらず、前記回転変動計算手段304で回転変動を求め
て目標空燃比TABFnを補正することが必要になる。
【0059】図12は、前記回転変動の算出について示
す図であり、該回転変動は、各気筒107の基準角度位
置の時間間隔TDATAを測定することにより算出され
る。まず、各気筒107のTDATA[i](i:1〜
気筒数)に基づいて、式(3)に示すように前記時間間
隔TDATAと所定値KDATAとから回転数NELE
を求める。
【0060】
【数3】 NELE=KDATA/TDATA (3)
【0061】そして、回転変動率dNは、前記回転数N
ELEの関数とされ、該算出関数f(NELE)は、次
のように計算される。例えば、IIRフィルタ形式によ
り算出する場合には、式(4)に示すように、前記回転
数NELEにki0を乗じた値を入力とし、過去の演算
値dNtemp[i−1]、dNtemp[i−2]に
それぞれ係数ki1、ki2を乗じて和を新規の演算値
dNtempとする。
【0062】
【数4】 dNtemp=ki0×NELE +ki1×dNtemp[i−1] +ki2×dNtemp[i−2] (4)
【0063】そして、式(5)に示すように、これらの
演算値に係数ko1、ko2を乗じて和を回転変動率d
Nとする。
【0064】
【数5】 dN=dNtemp +ko1×dNtemp[i−1] +ko2×dNtemp[i−2] (5) なお、計算方法はIIRに限定されるものではなく、F
IR形でもよく、また、前記時間間隔TDATAから直
接計算してもよい。
【0065】図13は、回転変動がある場合の前記目標
空燃比TABFnの補正を示したものであり、前記回転
変動率dNに応じて目標空燃比TABFnをストイキ又
はリッチ状態に補正する。また、同時に点火時期につい
ても補正を行う。
【0066】なお、リーン状態で運転している場合には
着火性が悪いため、前記点火時期を基準角度位置(TD
C)付近にする必要があることから、各気筒107毎の
点火時期については、TDC方向への遅角側にはすぐに
点火時期が変化し、進角側には単位時間又は単位クラン
ク回転当たり所定の変化量のみ点火時期を進めるダイナ
ミックリミテーションを施すこととする。
【0067】すなわち、図14に示すように、リーン状
態にある気筒107には遅角側の点火時期とし、その
後、ストイキに戻っても前記点火時期を通常位置に戻す
のではなく、所定の回転数に亘りΔDLS分だけ前記点
火時期を進めるようにして、着火性を確保しながら前記
回転変動を抑えることができる。図15は、前記リニア
空燃比センサ116の活性化後におけるエンジン制御装
置120の空燃比制御を示したものである。
【0068】前記エンジン制御装置120では、前記リ
ニア空燃比センサ116が活性化した後には、該センサ
116によるリニアな酸素量の検出信号に基づいて前記
実空燃比RABFnを取り込んでおり、該実空燃比RA
BFnと前記目標空燃比計算手段301の目標空燃比T
ABFnとを比較してその差分DABFn(TABFn
−RABFn)を求め、該差分DABFnに基づいて、
前記実空燃比RABFnが前記目標空燃比TABFnに
一致するようにPID制御を行う。
【0069】すなわち、式(6)に示すように、比例部
の係数KP、積分部の係数KI、微分部の係数KDをそ
れぞれ求め、差分DABFnに基づいて空燃比補正量A
LPHAnを求めている。
【0070】
【数6】 ALPHAn=KP×DABFn +KI×IDABFn+KD×DDABFn (6)
【0071】ここで、IDABFnはDABFnの積算
値であり、式(7)のように示される。
【0072】
【数7】 IDABFn=DABFn+IDABFn(i−1) (7)
【0073】また、DDABFnはDABFnの前回値
との差分であり、式(8)のように示される。
【0074】
【数8】 DDABFn=DABFn−DABFn(i−1) (8)
【0075】なお、比例部の係数KP、積分部の係数K
I、微分部の係数KDは、それぞれ運転状態からマップ
又はテーブル検索により求められる値である。次に、前
記エンジン制御装置120における空燃比制御の診断を
説明する。図16は、前記エンジン制御装置120の前
記リニア空燃比センサ診断手段302の一例を示したも
のであり、診断項目には、リニア空燃比センサ116自
体の異常検出と制御値の異常検出とがあり、この診断結
果は、前記リニア空燃比センサ異常時切替手段303に
出力される。
【0076】まず、ケース(1)に示すように、リニア
空燃比センサ116からの信号電圧が、正常範囲(上限
値から下限値)外の場合、又はケース(2)に示すよう
に、各気筒107毎に空燃比を変えて運転しているとき
にもリニア空燃比センサ116の信号出力が変化しない
場合には、センサ116の異常と判定される。この場合
には、各気筒107毎に空燃比を変えて制御することを
中止してストイキで運転させる。
【0077】次に、ケース(3)に示すように、燃料カ
ット時にリニア空燃比センサ116の出力がリーン状態
を示さない場合には、リーン側異常と診断され、さら
に、ケース(4)に示すように、スロットル全開時若し
くは低水温時に燃料増量を行っているときに、リニア空
燃比センサ116の出力がリッチ状態を示さない場合に
は、リッチ側の異常と診断される。
【0078】図17は、前記リニア空燃比センサ診断手
段302からの信号に基づく空燃比制御を示しており、
リニア空燃比センサ116が正常の場合には、該センサ
116及び前記PID制御側において制御が行われるの
に対し、センサ116が異常の場合には、前記センサ異
常時切替手段303を介して前記大気導入室電圧及びス
キップ・積分制御側に切替えられ、リニア空燃比センサ
116の動作を切替えて大気導入室1161の信号電圧
を従来のO2センサ信号と同等に扱う。そして、前記大
気導入室電圧が後述する正常範囲内にあるときには、ス
キップと積分による空燃比補正をし、空燃比制御を行
う。
【0079】さらに、前記エンジン制御装置120にお
けるフェイルセーフについて説明する。図18及び図1
9は、前記リニア空燃比センサ116が異常と診断され
た場合における閾値の設定について示したものである。
【0080】前記リニア空燃比センサ診断手段302で
センサ116が異常と診断された場合には、リニア空燃
比センサ116の信号による空燃比制御が中止され、目
標空燃比TABFnをストイキ又はリッチとし、希薄燃
焼を停止する。そして、リニア空燃比センサ116の大
気導入室1161と排ガス測定室1162との酸素濃度
比によって発生する酸素電池電圧たる大気導入室電圧を
リッチ・リーン判定に用いている。
【0081】該大気導入室電圧をストイキに相当する電
圧VRLで判定し、リッチ側とリーン側に判別する。も
し、燃料カット時に大気導入室電圧がリーン状態を示せ
ば、少なくともリーン側のフェイルセーフは可能であ
り、また、加速時又は全開運転時に大気導入室電圧がリ
ッチ状態を示せば、リッチ側のフェイルセーフが可能で
ある。
【0082】前記電圧VRLは、リニア空燃比センサ1
16の異常状態によって変化させる。すなわち、リニア
空燃比センサ116がリーン側異常の場合には、前記電
圧VRLをリッチ側にシフトして、リッチ・リーン判定
の機会を平衡させる。一方、リニア空燃比センサ116
がリッチ側異常の場合には、前記電圧VRLをリーン側
にシフトして、リッチ・リーン判定の機会を平衡させ
る。
【0083】そして、図20に示すように、(a)に示
す前記電圧VRLを基準に(b)に示す前記リッチ・リ
ーン判定結果に基づき、リッチ状態であれば燃料補正量
を所定の変化量でリーンにし、リーン状態であれば燃料
補正量を所定の変化量でリッチ側に補正する。なお、変
化を与える間隔は、一定時間毎又はカム角信号毎に行
う。
【0084】このような補正により、リッチ状態からリ
ーン状態、若しくはリーン状態からリッチ状態に変化し
た場合には、(c)に示すように、燃料補正量に大きな
スキップ分変化を与えて、ストイキ付近でのスイッチン
グを行うこととする。なお、前記フェイルセーフは、目
標空燃比を一定にし、燃料補正量を変化させたが、実空
燃比に変化を与えてもよいものである。
【0085】この場合、前記リッチ・リーン判定結果に
基づき、センサ異常を検出したときに初期値として実空
燃比をストイキとし、リッチ状態であれば実空燃比を所
定の変化量でリーンとする。リーン状態であれば実空燃
比をリッチ側とする。そして、リッチ状態からリーン状
態、若しくはリーン状態からリッチ状態に変化した時に
は、実空燃比に大きなスキップ変化を与え、このフェイ
ルセーフ時の実空燃比がストイキである目標空燃比に一
致するように空燃比制御を行う。
【0086】また、前記ヒータたる加熱手段を有する場
合のリニア空燃比センサによる空燃比測定においては、
前記ヒータが断線している場合、若しくはエンジン制御
装置内のヒータ電流駆動トランジスタが破損している場
合には、リニア空燃比センサは動作しないが、エンジン
の運転状態が高負荷状態であれば排気ガス温度が高いの
で、ヒータが断線してもリニア空燃比センサが加熱され
るので、空燃比測定が可能である。なお、ヒータ断線又
はトランジスタ破損を検出したときには、ヒータ駆動を
停止し、エンジンの運転状態が低負荷状態であればリニ
ア空燃比センサの空燃比測定を禁止する。
【0087】さらに、リニア空燃比センサが異常と診断
される場合には、該リニア空燃比センサの温度が原因の
場合もあるので、少なくともリニア空燃比センサの温度
を確保するために、リニア空燃比センサのヒータに印可
する電圧を一定又は運転状態に応じて変化させて、セン
サ温度を保つようにすることも考えられる。この場合、
運転状態に応じたセンサ温度を推定し、リニア空燃比セ
ンサ出力に温度に応じた補正を加えてもよいものであ
る。
【0088】さらにまた、キャニスタパージを行ってい
る場合には、キャニスタに蓄えられた蒸発燃料が少量吸
入管側に導入されたとき、導入された空気に含まれる燃
料濃度がリッチ状態であれば、吸入空気はリッチ側にな
り排気ガスには未燃焼分のHCが多くなるので、一時的
にリーン側にならなくなり、リーン側異常と誤診断され
る可能性がある。一方、キャニスタからの燃料濃度がリ
ーンであれば逆にリッチ側異常と誤診断されることにな
る。
【0089】よって、キャニスタパージを行った場合
に、リッチ状態又はリーン状態になれば、キャニスタパ
ージ量を減らして目標空燃比をそれぞれリーン側又はリ
ッチ側にし、キャニスタパージを行わない場合の空燃比
をストイキからずらして、さらにキャニスタパージを継
続することもできる。
【0090】この他、EGR制御、スワールコントロー
ル制御、タンブル制御等の補助弁制御によって燃焼状態
が変化した場合にも一時的に空燃比制御を異常と診断さ
れることがあるが、前記補助弁制御を開始する前後の所
定時間の診断を禁止することにより、誤診断を防止でき
る。そして、リニア空燃比センサの診断を再度行う。
【0091】また、リニア空燃比センサが異常と診断さ
れた場合には、目標空燃比をストイキとしたが、目標空
燃比を設定せず、運転状態に応じた混合比でエンジンを
制御し、目標空燃比に実空燃比を一致させる空燃比制御
を停止し、オープンループ制御としてもよく、この場合
には、混合比をリーンにすることもでき、回転変動を検
出することでリーンにする度合を補正する。すなわち、
回転変動がなければ混合比を徐々にリーンとし、回転変
動が生じればリッチに補正する方式がある。
【0092】以上のように、本発明の前記実施形態は、
上記の構成によって次の機能を奏するものである。すな
わち、前記実施形態の空燃比制御装置120Aは、リニ
ア空燃比センサ116の活性化判定手段361を備え、
前記センサ116の活性化前には、前記センサ116の
特性を利用し、大気導入室1161と排気ガス測定室1
162との酸素濃度比に基づいて生ずる起電力を検出
し、該起電力とバイアス回路ブロック340の電圧との
差から前記センサ116の活性状態を判定しているの
で、該センサ116の活性化前から該センサ116自身
の信号に基づいて空燃比を制御することができ、エンジ
ン始動後から排気ガス中の有害成分の低減を前記センサ
116で行って装置の簡略化を図ることができる。
【0093】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく、設計において種々の変更ができるものであ
る。
【0094】例えば、前記エンジン制御装置120の前
記リニア空燃比センサ診断手段302には、図21
(a)に示すPID制御において、(b)に示すよう
に、差分DABFnがゼロになるまでの時間TMDAB
nを計測し、該時間TMDABnと所定時間とを比較
し、PID制御をしているにも拘わらず該時間TMDA
Bnが所定時間以上の場合には、センサの異常とするこ
ともできる。
【0095】また、図22に示すように、空燃比を制御
する気筒番号と、該当する気筒107のリニア空燃比セ
ンサ出力による空燃比とが一致しない場合には、排気管
若しくは排気系に異常、又はセンサの応答遅れが閾値よ
りも大きくなった場合には、応答性の異常とすることも
できる。
【0096】さらに、リニア空燃比センサの大気導入室
内の酸素を大気中の酸素としている場合には、大気の酸
素濃度が大気圧力に依存するために、大気圧センサによ
って大気導入量を補正するので、大気圧が所定値以下の
場合には、大気導入量が確保されないことから、リニア
空燃比センサ出力を使った空燃比制御を停止する。そし
て、大気導入量をリニア空燃比センサ内に溜めた構造の
場合、大気導入量に応じた酸素電池電圧(大気導入室電
圧)を診断する。ここで、酸素電池電圧が異常に高い場
合には、大気導入室内の酸素濃度が高いことを示すこと
から、リニア空燃比センサ出力はリッチ側異常となる。
一方、酸素電池電圧が異常に低い場合には、大気導入室
内の酸素濃度が低いことを示すことから、リニア空燃比
センサ出力はリーン側異常となる。なお、酸素濃度比は
排気ガスに含まれる酸素に依存するので、運転状態が一
定の状態で診断を行う必要がある。また、回転数と負荷
が所定の範囲に入っている時に、酸素電池電圧が正規の
範囲外で、所定時間以上留まっている場合にも、大気導
入量が異常と診断することができる。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る空燃比制御装置は、リニア空燃比センサの特性
を利用し、該センサの通常とは異なる動作から酸素量を
検出してその活性状態を判定するので、エンジン始動後
である前記センサの活性化前と活性後における該センサ
の信号に基づいて空燃比を算出することができ、排気ガ
スレベルの悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の空燃比制御装置を備えたエンジン
システムの全体構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置の内部構成図。
【図3】図1のリニア空燃比センサの構成及び特性を示
す図。
【図4】図1の空燃比制御装置の制御ブロック図。
【図5】図4の空燃比制御装置のセンサ活性化前の構成
等を示す図。
【図6】図4の空燃比制御装置のセンサ活性化前の構成
等の他の例を示す図。
【図7】図4の空燃比制御装置のセンサ温度に対する閾
値の設定等を示す図。
【図8】図1のエンジン制御装置の制御ブロック図。
【図9】図1のリニア空燃比センサによる空燃比取り込
みタイミングを示す図。
【図10】図1のエンジン制御装置の目標空燃比設定を
示す図。
【図11】図1のエンジン制御装置の始動直後の目標空
燃比設定を示す図。
【図12】図1のエンジン制御装置の回転変動算出を示
す図。
【図13】図1のエンジン制御装置の回転変動検出時に
おける目標空燃比の補正を示す図。
【図14】図1のエンジン制御装置の回転変動検出時に
おける点火時期の補正を示す図。
【図15】図1のエンジン制御装置のPID動作説明
図。
【図16】図1のエンジン制御装置におけるリニア空燃
比センサの異常検出を示す図。
【図17】図1のエンジン制御装置におけるリニア空燃
比センサ異常時の切替えを示す図。
【図18】図1の空燃比制御装置における大気導入室電
圧の閾値設定図。
【図19】図1の空燃比制御装置における大気導入室電
圧の閾値設定図。
【図20】図1のエンジン制御装置におけるフェイルセ
ーフ時の燃料補正の説明図。
【図21】図16のリニア空燃比センサの異常検出の他
の例を示す図。
【図22】図16のリニア空燃比センサの異常検出の他
の例を示す図。
【符合の説明】
100 エンジン 109 排気管 116 リニア空燃比センサ 1161 大気導入室 1162 排気ガス測定室 120A 空燃比制御装置 340 バイアス回路ブロック 360 空燃比測定電流ブロック 361 センサ活性化判定手段 362 センサ動作切替手段 363 空燃比出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 AA04 BA09 BA13 CA01 CA03 CA04 DA26 DA27 DA30 EA04 EA07 EA11 EB08 EB16 EC01 FA27 FA29 FA34 FA36 FA38 FA39 3G301 HA13 HA14 HA15 HA17 JA21 JB01 JB07 JB09 KA01 KA07 KA08 KA12 KA26 LA00 MA01 MA11 MA24 NA03 NA04 NA05 NA08 NB01 NB11 NC02 ND01 ND13 ND15 NE13 NE14 NE15 PA01Z PA07Z PA11Z PA15A PA17Z PD03A PD04A PD05A PD13Z PE01Z PE02Z PE03Z PE04Z PE05Z PE08Z PF16Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管内の排気ガスの空燃比をリニアに
    測定するリニア空燃比センサを備えたエンジンの空燃比
    制御装置において、 該空燃比制御装置は、前記リニア空燃比センサの出力信
    号に基づいて該センサの活性状態を判定する手段と、該
    活性判定結果に基づいて前記リニア空燃比センサの動作
    を切替える手段と、前記活性判定結果に基づいて切替え
    られた空燃比を出力する手段とを備えることを特徴とす
    る空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記空燃比制御装置は、前記リニア空燃
    比センサの活性化前には、該センサに排気ガス中の酸素
    量の有無を検出させ、前記リニア空燃比センサの活性化
    後には、該センサに排気ガス中の酸素量をリニアに検出
    させることを特徴とする請求項1記載の空燃比制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサの活性状態を判定する手段
    は、前記排気管内の排気ガスと前記リニア空燃比センサ
    内部との酸素濃度比から生ずる起電力に基づいて前記セ
    ンサの活性化を判定することを特徴とする請求項1又は
    2記載の空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】 前記空燃比制御装置は、前記リニア空燃
    比センサ内部にバイアス電圧を与えるバイアス回路を備
    え、前記センサの活性状態を判定する手段は、前記バイ
    アス電圧と前記起電力との差から前記センサの活性化を
    判定することを特徴とする請求項3記載の空燃比制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記空燃比制御装置は、エンジン運転状
    態に応じて目標空燃比をリッチ側又はリーン側に変化さ
    せ、前記センサの活性状態を判定する手段は、前記起電
    力の振幅を算出するとともに、該起電力の振幅に所定の
    閾値を設け、前記起電力が、前記所定の閾値に達する前
    には前記センサの活性化前と判定し、前記所定の閾値に
    達した後には前記センサの活性化を判定し、前記センサ
    の動作を切替える手段及び前記空燃比を出力する手段に
    信号を出力することを特徴とする請求項3又は4記載の
    空燃比制御装置。
  6. 【請求項6】 前記空燃比制御装置は、前記リニア空燃
    比センサの温度を測定若しくは推定する手段を備え、前
    記センサの活性状態を判定する手段は、前記酸素濃度比
    による所定範囲の閾値を設けるとともに、該所定範囲の
    閾値の中間に前記センサの温度に応じた基準値を設け、
    前記起電力が、前記基準値よりも大きいときには前記セ
    ンサの活性化前と判定し、前記基準値よりも小さいとき
    には前記センサの活性化を判定し、前記センサの動作を
    切替える手段及び前記空燃比を出力する手段に信号を出
    力することを特徴とする請求項3又は4記載の空燃比制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記空燃比制御装置は、前記閾値若しく
    は前記基準値と前記起電力とを比較してリッチ・リーン
    を判定し、該判定結果に基づいて前記エンジンの空燃比
    を制御することを特徴とする請求項5又は6記載の空燃
    比制御装置。
  8. 【請求項8】 前記リニア空燃比センサは、センサ加熱
    手段を備え、前記センサの活性状態を判定する手段は、
    前記起電力に前記センサ加熱手段に供給される電力及び
    前記排気ガスの温度を考慮して前記センサの活性化を判
    定することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項
    に記載の空燃比制御装置。
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