JP2001231041A - 画像符号化方法及び装置 - Google Patents

画像符号化方法及び装置

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JP2001231041A
JP2001231041A JP2000040142A JP2000040142A JP2001231041A JP 2001231041 A JP2001231041 A JP 2001231041A JP 2000040142 A JP2000040142 A JP 2000040142A JP 2000040142 A JP2000040142 A JP 2000040142A JP 2001231041 A JP2001231041 A JP 2001231041A
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JP2000040142A
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Hiroki Kishi
裕樹 岸
Makoto Sato
眞 佐藤
Hiroshi Kajiwara
浩 梶原
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を複数の領域(タイル)に分割し、注目
領域と非注目領域とが混在するタイルに対して、変換さ
れた所定周波数帯域の信号を示すビットをシフトアップ
して符号化する。 【解決手段】 画像を複数のタイルに分割するタイル分
割部2と、画像における注目領域を判定するROI決定
部3と、複数のタイルのそれぞれを、判定された注目領
域に属するか否かに応じて分類するタイル分類部4と、
複数のタイルのそれぞれを複数の周波数帯域の信号に変
換する離散ウェーブレット変換部5と、タイル分類部4
によりROIに一部が含むと分類されたタイルに対応す
る、離散ウェーブレット変換された複数の変換係数のい
ずれかを指定し、その指定された所定の周波数帯域の変
換係数を示すビットに対してビットシフトアップして量
子化し、その量子化されたデータをエントロピー符号化
部8により符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を複数の領域
に分割して符号化する画像符号化方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】多値画像は非常に多くの情報を含んでお
り、その画像を蓄積・伝送する際には画像データの量が
膨大になってしまうという問題がある。このため画像デ
ータの蓄積・伝送に際しては、画像の持つ冗長性を除
く、或いは画質の劣化が視覚的に認識し難い程度で画像
の内容を変更することによってデータ量を削減する高能
率符号化が用いられる。
【0003】しかしながら、このような高能率符号化に
よりある程度データ量を削減できたとしても、その符号
化データを伝送或いは読み出す場合に、多くの時間がか
かる。このような場合、伝送される画像データを受信す
る側では、画像データを受信して復号する際の初期段階
で、画像の興味ある領域(ROI:Region Of Interes
t)を認識できることが好ましい。
【0004】また、高能率符号化により画像データの量
が大幅に削減されても、ROIは高画質で復号されるこ
とが望まれる場合もある。これまでに上述のような、R
OIの早期復号並びに高画質復号を実現する画像符号化
方法(ROI符号化法)は、種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなROI符号
化法において、画像を構成する全ての画素に対してマス
ク処理を行う方法がある。このマスク処理とは、その画
像を構成する画素に対してマスク用のビットを1ビット
(マスク用ビット)用意し、ROI内の画素(ROI画
素)に対しては“1”を割り当て、非ROI内の画素
(非ROI画素)に対しては“0”を割り当てる処理で
ある。これにより、各画素のマスク用ビットの情報(マ
スク情報)から、各画素の属性を知ることができる。
【0006】しかしながら、従来のマスク処理によれ
ば、全ての画素に対してマスク用ビットを用意しなけれ
ばならず効率が悪くなっている。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、画像を複数の領域(タイル)に分割し、各領域が注
目領域に含まれるか否かを判定し、その注目領域と非注
目領域とが混在する領域に対して、変換された所定周波
数帯域の信号を示すビットをシフトアップして符号化す
ることにより、符号化効率の良い画像符号化を行うこと
ができる画像符号化方法及び装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像符号化装置は以下のような構成を備え
る。即ち、画像を複数の領域に分割する分割手段と、前
記画像における注目領域を判定する判定手段と、前記分
割手段で得られた前記複数の領域のそれぞれを、前記判
定手段により判定された注目領域に属するか否かに応じ
て分類する分類手段と、前記分割手段により分割された
前記複数の領域のそれぞれを複数の周波数帯域の信号に
変換する変換手段と、前記分類手段により前記注目領域
に一部が含むと分類された領域に対応する、前記変換手
段により変換された前記複数の周波数帯域の信号の内の
所定の周波数帯域の信号を指定する指定手段と、前記指
定手段により指定された前記所定の周波数帯域の信号を
示すビットに対してビットシフトアップするシフトアッ
プ手段と、前記シフトアップ手段によりシフトアップさ
れたデータを符号化する符号化手段と、を有することを
特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明の画像符
号化装置は以下のような構成を備える。即ち、画像を複
数の領域に分割する分割手段と、前記画像における注目
領域を判定する判定手段と、前記分割手段で得られた前
記複数の領域のそれぞれを、前記判定手段により判定さ
れた注目領域に所定の割合で属するか否かに応じて分類
する分類手段と、前記分割手段により分割された前記複
数の領域のそれぞれを複数の周波数帯域の信号に変換す
る変換手段と、前記分類手段により前記所定の割合以上
含むと分類された領域に対応する、前記変換手段により
変換された前記複数の周波数帯域の信号の内の所定の周
波数帯域の信号を指定する指定手段と、前記指定手段に
より指定された前記所定の周波数帯域の信号を示すビッ
トに対してビットシフトアップするシフトアップ手段
と、前記シフトアップ手段によりシフトアップされたデ
ータを符号化する符号化手段と、を有することを特徴と
する。
【0010】上記目的を達成するために本発明の画像符
号化方法は以下のような工程を備える。即ち、画像を複
数の領域に分割する分割工程と、前記画像における注目
領域を判定する判定工程と、前記分割工程で得られた前
記複数の領域のそれぞれを、前記判定工程で判定された
注目領域に属するか否かに応じて分類する分類工程と、
前記分割工程で分割された前記複数の領域のそれぞれを
複数の周波数帯域の信号に変換する変換工程と、前記分
類工程で前記注目領域に一部が含むと分類された領域に
対応する、前記変換工程で変換された前記複数の周波数
帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信号を指定する指
定工程と、前記指定工程で指定された前記所定の周波数
帯域の信号を示すビットに対してビットシフトアップす
るシフトアップ工程と、前記シフトアップ工程でシフト
アップされたデータを符号化する符号化工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明の画像符
号化方法は以下のような工程を備える。即ち、画像を複
数の領域に分割する分割工程と、前記画像における注目
領域を判定する判定工程と、前記分割工程で得られた前
記複数の領域のそれぞれを、前記判定工程で判定された
注目領域に所定の割合で属するか否かに応じて分類する
分類工程と、前記分割工程で分割された前記複数の領域
のそれぞれを複数の周波数帯域の信号に変換する変換工
程と、前記分類工程で前記所定の割合以上含むと分類さ
れた領域に対応する、前記変換工程で変換された前記複
数の周波数帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信号を
指定する指定工程と、前記指定工程で指定された前記所
定の周波数帯域の信号を示すビットに対してビットシフ
トアップするシフトアップ工程と、前記シフトアップ工
程でシフトアップされたデータを符号化する符号化工程
と、を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0014】図1において、1は画像入力部、2はタイ
ル分割部、3はROI決定部、4はタイル分類部、5は
離散ウェーブレット変換部、6は量子化部、7は領域指
定部、8はエントロピ符号化部、9は符号出力部であ
る。
【0015】以上の構成において、まず画像入力部1に
対して、符号化対象となる画像を構成する画像データが
ラスタ・スキャン順に入力され、その出力はタイル分割
部2に入力される。なお以降の説明では、入力される画
像データはモノクロの多値画像を表現しているが、カラ
ー画像等、複数の色成分を符号化するならば、RGB各
色成分、或いは輝度、色度成分を上記単色成分として符
号化すればよい。
【0016】タイル分割部2において、1フレームの画
像を複数のタイルに分割するためのタイルの大きさが決
定される。なお、ここでは、各タイルの形状を矩形とす
る。タイル分割部2は、その入力された画像データを、
決定されたタイルに相当するタイルデータに分割する。
このように、画像データが複数(16×16)のタイル
に分割された様子を図2に示す。ここで、各タイルの大
きさは、ROIを任意形状に表わすことができる程度に
小さいものとする。なお、符号化対象となる画像データ
はN個のタイルデータに分割され、1フレームの画像は
N個のタイルに分割されるものとする。こうして生成さ
れたN個のタイルデータはROI決定部3に入力され
る。
【0017】図3は、ROI(注目画像領域)決定部3
の具体例を説明する図である。
【0018】図3において、300はディスプレイを示
し、そこに図2に示すような画像が表示される。ユーザ
はその表示された画像を見て、外部入力デバイス301
(タッチペン)により画面上の位置を指示してROIを
決定する。図3では、ROIとして星型の図形部分が選
択されている。
【0019】次にタイル分類部4は、タイル分割部2に
おいて複数のタイルに分割された各タイルを、ROIタ
イル(そのタイル全体がROIに該当する),非ROI
タイル(そのタイル全体がROI以外の領域に該当す
る),混在タイル(そのタイルの一部にROIと非RO
Iが含まれる)のいずれかに分類する。また、これら分
類されたそれぞれのタイルのタイルデータを、ROIタ
イルデータ,非ROIタイルデータ,混在タイルデータ
と呼ぶ。
【0020】ここで、各タイルデータには、2ビットの
区別用ビットが付加される。この区別用ビットとして、
ROIタイルデータには“11”,非ROIタイルデー
タには“00”,混在タイルデータには“01”が付加
される。このタイル分類部4以降の処理は、各タイル独
立に行われる。尚、これら区別用ビットは処理の対象と
ならない。
【0021】離散ウェーブレット変換部5は、タイル分
類部4から入力されたタイルデータのそれぞれに対して
2次元の離散ウェーブレット変換処理を行い、その変換
係数を計算して出力する。
【0022】図4(a)は、離散ウェーブレット変換部
5の基本構成を示すブロック図であり、ここでは、入力
された画像データはメモリ201に記憶され、処理部2
02により順次読み出されて変換処理が行われ、再びメ
モリ201に書込まれる。
【0023】本実施の形態においては、処理部202に
おける処理の構成は同図(b)に示すものとする。即
ち、入力された画像データは遅延素子およびダウンサン
プラの組み合わせにより、偶数アドレスおよび奇数アド
レスの信号に分離され、2つのフィルタpおよびuによ
りフィルタ処理が施される。同図(b)における、sお
よびdは、各々1次元の画像データに対して1レベルの
分解を行った際のローパス係数及びハイパス係数を表し
ており、次式により計算されるものとする。
【0024】 d(n)=x(2*n+1)-floor((x(2*n)+x(2*n+2))/2) (式1) s(n)=x(2*n)+floor((d(n-1)+d(n))/4) (式2) ただし、x(n)は変換対象となる画像信号である。
【0025】以上の処理により、タイルデータに対する
1次元の離散ウェーブレット変換処理が行われる。な
お、2次元の離散ウェーブレット変換は、1次元の変換
を画像の水平・垂直方向に対して順次行うものであり、
その詳細は公知であるのでここでは説明を省略する。
【0026】図4(c)は、2次元の変換処理により得
られる2レベルの変換係数群の構成例を示す図で、タイ
ルデータは異なる周波数帯域の係数列HH1,HL1,
LH1,…,LLに分解される。なお、以降の説明では
これらの係数列をサブバンドと呼ぶ。各サブバンドの係
数は後続の量子化部6に、各タイルデータ単位で出力さ
れる。
【0027】ここで、この離散ウェーブレット変換部5
から量子化部6に入力されるタイルデータの内、混在タ
イルデータに対して、領域指定部7によりマスク処理が
行われる。この領域指定部7において、混在タイルにお
ける各サブバンド内の全ての離散ウェーブレット係数に
対して、各画素がROI画素の離散ウェーブレット係数
(ROI相当係数)か否かを示すマスク情報を生成す
る。また、各サブバンドにおけるROIに相当する領域
を、ROI相当領域と呼ぶ。つまりROI相当領域は、
ROI相当係数から構成される。
【0028】図5は、マスク情報を生成する際の一例を
示した図である。
【0029】同図において、500は、前述のROI決
定部3によりROIが指定された画像を示している。5
02は、その画像500における混在タイル501を拡
大して示している。この混在タイル501におけるRO
I相当領域は、503で示す内の灰色の領域となる。こ
の灰色の領域には、マスク情報のビット“1”が、それ
以外の領域にはマスク情報のビット“0”が割り当てら
れ、この混在タイル501のタイルデータのマスク情報
が生成される。そして、このマスク情報のビットを検査
することで、対応する位置の変換係数がROIに属して
いるかどうかを識別することができる。このようにして
生成されたマスク情報は、量子化部6に出力されて量子
化される。
【0030】また領域指定部7は、ROI相当領域毎に
定まる、復号画像の画質を指定するパラメータを不図示
の入力系から入力する。このパラメータは、ROI相当
領域に割り当てる圧縮率を表現する数値、或は画質を表
す数値でもよい。領域指定部7は、このパラメータか
ら、ROI相当領域における係数に対するビットシフト
量bを計算し、マスク情報と共に量子化部6に出力す
る。
【0031】量子化部6は、入力された3種類の各タイ
ルデータの係数を、所定の量子化ステップΔにより量子
化し、その量子化値に対するインデックスqを出力す
る。ここで、量子化は次式により行われる。
【0032】 q=sign(c)floor(abs(c)/Δ) (式3) sign(c)=1;c>=0 (式4) sign(c)=-1;c<0 (式5) ここで、cは量子化対象となる係数である。また、本実
施の形態においては、量子化ステップΔの値として
“1”を含むものとする。この場合、実際に量子化は行
われない。非ROIタイルデータは、この段階でエント
ロピ符号化部8に出力される。
【0033】続いて量子化部6は、領域指定部7から入
力されたシフト量Bに基づき、次式によりROIタイル
データの量子化インデックスqを変更する。
【0034】q'=q*2^B (式6) また量子化部6は、領域指定部7から入力されたマスク
及びシフト量Bに基づき、次式により混在タイルデータ
の量子化インデックスqを変更する。
【0035】q'=q*2^B;m=1 (式7) q'=q ;m=0 (式8) ここでmは、混在タイルデータ内の量子化インデックス
の位置におけるマスクの値である。以上の処理により、
ROIタイルデータにおける全ての量子化インデックス
qと、混在タイルデータにおいてROIに属する量子化
インデックスqが、bビット上方にシフトアップされ
る。
【0036】図6(a)及び(b)は、混在タイルデー
タにおける、シフトアップによる量子化インデックスの
変化を示したものである。図6(a)において、3つの
サブバンドに各々3個の量子化インデックスが存在して
おり、網がけされた量子化インデックスにおけるマスク
の値が“1”で、シフト数bが“2”の場合、そのシフ
ト後の量子化インデックスは図6(b)のようになる。
【0037】このように変更された量子化インデックス
は、後続のエントロピ符号化部8に出力される。
【0038】エントロピ符号化部8は、その入力した量
子化インデックスをビットプレーンに分解し、各ビット
プレーンを単位に2値算術符号化を行ってコードストリ
ームを出力する。
【0039】図7は、エントロピ符号化部8の動作を説
明する図であり、この例においては4×4の大きさを持
つサブバンド内の領域において非0の量子化インデック
スが3個存在しており、それぞれ+13、−6、+3の
値を持っている。エントロピ符号化部8は、この領域を
走査して最大値Mを求め、次式により最大の量子化イン
デックスを表現するために必要なビット数Sを計算す
る。
【0040】S=ceil(log2(abs(M))) (式9) ここでceil(x)は、x以上の整数の中で最も小さい整数値
を表す。
【0041】図7において、最大の係数値は“13”で
あるので、必要なビット数Sは“4”であり、シーケン
ス中の16個の量子化インデックスは同図(b)に示す
ように、4つのビットプレーンを単位として処理が行わ
れる。
【0042】ここではまず最初に、エントロピ符号化部
8は最上位ビットプレーン(同図MSBで表す)の各ビ
ットを2値算術符号化し、ビットストリームとして出力
する。次にビットプレーンを1レベル下げ、以下同様に
対象ビットプレーンが最下位ビットプレーン(同図LS
Bで表す)に至るまで、ビットプレーン内の各ビットを
符号化して符号出力部9に出力する。この時、各量子化
インデックスの符号は、ビットプレーン走査において最
初の非0ビットが検出されると、そのすぐ後に当該量子
化インデックスの符号がエントロピ符号化される。
【0043】図8は、このようにして生成され出力され
る符号列の構成を表した概略図である。
【0044】同図(a)は符号列の全体の構成を示した
図であり、MHはメインヘッダ、THはタイルヘッダ、
BSはビットストリームである。ここで各BSの下付き
文字は、サブバンドを示している。
【0045】メインヘッダMHは同図(b)に示すよう
に、符号化対象となる画像のサイズ(水平及び垂直方向
の画素数)、画像を複数の矩形領域であるタイルに分割
した際のタイルサイズ、各色成分数を表すコンポーネン
ト数、各成分の大きさ、ビット精度を表すコンポーネン
ト情報とから構成されている。
【0046】次にタイルヘッダTHの構成を図8(c)
に示す。このタイルヘッダTHには、各タイルデータの
ビットストリーム長とヘッダ長を含めたタイル長、およ
びタイルデータの種類、および各タイルデータに対する
符号化パラメータが書き込まれる。この符号化パラメー
タには、離散ウェーブレット変換のレベル、フィルタの
種別等が含まれている。また、各ROIタイルデータの
量子化インデックスに対するビットシフト数、各混在タ
イルデータにおけるROIを示すマスク情報と、ROI
画素の離散ウェーブレット変換係数の量子化インデック
スに対するビットシフト数も含まれている。
【0047】本実施の形態におけるビットストリームの
構成を図9に示す。
【0048】同図において、ビットストリームは、解像
度の小さいサブバンドを先頭として順次解像度が高くな
る順番に配置されている。また各サブバンドのビットス
トリームは、全タイルデータの該サブバンドのビットス
トリームから構成される。例えばBSLLは、1番目のタ
イルデータのLLサブバンド、2番目のタイルデータの
LLサブバンド、…、N番目のタイルデータのLLサブ
バンド、それぞれのビットストリームから構成される。
【0049】またそれぞれのビットストリームの詳細は
以下の通りである。各サブバンドのビットストリーム
は、上位ビットプレーンから下位ビットプレーンに向か
い、ビットプレーンを単位として配置されている。但
し、各ビットプレーンは、各タイルにおける該ビットプ
レーンから構成される。更に、各サブバンド内は上位ビ
ットプレーンから下位ビットプレーンに向かい、ビット
プレーンを単位として符号が配列されている。
【0050】尚、以上のような符号配列とすることによ
り、図10に示す様に、非ROIに対してROIを早期
に復号することが可能となる。
【0051】上述した実施の形態1において、符号化対
象となる画像全体の圧縮率は量子化ステップΔを変更す
ることにより制御することが可能である。
【0052】また別の方法として本実施の形態1では、
エントロピ符号化部8において符号化するビットプレー
ンの下位ビットを必要な圧縮率に応じて制限(廃棄)す
ることも可能である。この場合には、全てのビットプレ
ーンは符号化されず上位ビットプレーンから所望の圧縮
率に応じた数のビットプレーンまでが符号化され、最終
的な符号列に含まれる。
【0053】上記下位ビットプレーンを制限する機能を
利用すると、図4に示したROIに相当するビットのみ
が多く符号列に含まれることになる、即ち、上記ROI
のみ低圧縮率で高画質な画像として符号化することが可
能となる。
【0054】以上説明した様に本実施の形態1によれ
ば、従来のROI符号化法より効率がよいROI符号化
法を実現することが可能である。
【0055】[実施の形態2]前述の実施の形態1で
は、混在タイルデータの符号化においてマスクを生成し
た。しかし混在タイルによっては、ROI画素が非常に
少ないものもある。そのような混在タイルにおいて、R
OI画素を非ROI画素として符号化を行っても、復号
画像の主観的な評価に影響がない場合もある。その場
合、符号化の効率を考えると、マスクの生成は適当でな
い。
【0056】従って本実施の形態2では、各混在タイル
データを符号化する際、ROI画素の混在タイル中の全
画素数に対する比率(ROI画素比)を計算し、その比
率がある閾値(混在タイル判定閾値)より小さい場合、
その混在タイルデータは非ROIタイルデータとして符
号化する。
【0057】本実施の形態2に係る画像符号化装置の構
成を図11に示す。
【0058】本実施の形態2に係る画像符号化装置は、
前述の実施の形態1に係る画像符号化装置における、タ
イル分類部4をタイル分類部91に置き換えたもので、
その他の構成は同じであるため、それらの説明を省略す
る。
【0059】各タイルデータは、ROI決定部3から出
力され、タイル分類部91に入力されると、前述の実施
の形態1と同様にして、ROIタイルデータ,非ROI
タイルデータ,混在タイルデータとに分類される。
【0060】このタイル分類部91で分類された各タイ
ルデータの内、各混在タイルデータに関しては、ROI
画素比が計算される。こうして計算されたROI画素比
は、不図示の入力系から入力された混在タイル判定のた
めの閾値と比較される。ROI画素比が混在タイル判定
のための閾値より小さい混在タイルは、区別用ビット
“00”が付加されて非ROIタイルデータと分類され
る。またROI画素比が混在タイル判定のための閾値よ
り大きい混在タイルは、区別用ビット“01”が付加さ
れ混在タイルデータとして分類される。そして、離散ウ
ェーブレット変換部5以降の処理は、実施の形態1にお
ける処理と同様である。
【0061】以上説明した様に本実施の形態2によれ
ば、混在タイルデータを非ROIタイルデータとして符
号化した場合における、復号画像の主観的評価への影響
を判定する混在タイル判定のための閾値が定められ、各
混在タイルデータにおいて、ROI画素に対する混在タ
イル中の全画素数との比率であるROI画素比が計算さ
れる。そして、ROI画素比が混在タイル判定のための
閾値より小さい混在タイルは非ROIタイルデータとさ
れマスク処理は行われない。そのため効率の良い符号化
が実現される。
【0062】[実施の形態3]混在タイルの内、ROI
画素の数が非常に少なく、非ROIタイルデータとして
符号化を行っても復号画像に主観的に評価に影響を与え
ないものに対して、前述の実施の形態2では、そのよう
な混在タイルデータを非ROIタイルデータとして符号
化を行った。
【0063】これに対し本実施の形態3では、上述混在
タイルデータを符号化する際、ROI画素を包含する矩
形(混在矩形)を定義し、混在矩形にのみマスク処理を
行う。
【0064】以上のような符号化を用いることにより、
混在タイル中のROI画素は非ROI画素と処理される
ことはない。更に、マスク処理を行う領域が少ないた
め、実施の形態1における符号化と比較して、効率のよ
い符号化が実現される。
【0065】図12は、本発明の実施の形態3に係る画
像符号化装置の構成を示すブロック図で、実施の形態1
における画像符号化装置における、タイル分類部4をタ
イル分類部101に置き換え、混在矩形決定部102を
付加し、領域指定部7を領域指定部103に置き換えた
もので、その他の構成は前述の図1と同じであるため、
それらの説明を省略する。
【0066】前述の実施の形態2と同様にして、タイル
分類部101で分類された各タイルデータの内、各混在
タイルデータに関しては、ROI画素比が計算され、混
在タイル判定のための閾値と比較される。ROI画素比
が、この混在タイル判定のための閾値より大きい混在タ
イルには区別用ビット“01”が付加されて、第1混在
タイルデータとして分類される。また、ROI画素比が
混在タイル判定のための閾値より小さい混在タイルデー
タは、区別用ビット“10”が付加されて第2混在タイ
ルデータとして分類される。なお、第1混在タイルデー
タに相当するタイルを第1混在タイル、第2混在タイル
データに相当するタイルを第2混在タイルと呼ぶ。
【0067】タイル分類部101において、4種類のタ
イルデータに分類された各タイルデータの内、第2混在
タイルデータは、混在矩形決定部102に出力される。
また第2混在タイルデータ以外の3種類のタイルデータ
は、離散ウェーブレット変換部5に出力される。
【0068】図13に示すように、混在矩形決定部10
2は、入力された第2混在タイルデータに対して座標を
定義する。この座標の定義は、第2混在タイルデータを
構成する画素単位で行われる。
【0069】続いて、図14に示すように、ROI画素
を包含するような矩形が決定される。この混在矩形が決
定された後、この混在矩形を一意に指定する座標が、領
域指定部103と符号出力部9に送られる。こうして符
号出力部9に送られた座標は、タイルヘッダに書き込ま
れる。こうしてタイルヘッダに、混在矩形を指定する座
標が書き込まれた後、第2混在タイルデータは離散ウェ
ーブレット変換部5に出力される。
【0070】そして、この離散ウェーブレット変換部5
で離散ウェーブレット変換された各タイルデータは、量
子化部6へ出力されて量子化される。この量子化部6に
入力された各タイルデータの内、第1混在タイルデータ
と第2混在タイルデータは、領域指定部103によりマ
スク処理が行われる。そして第1混在タイルデータは、
前述の実施の形態1と同様な方法でマスク処理が行われ
る。また第2混在タイルデータに対しては、混在矩形を
指定する座標を基に、各サブバンドにおける混在矩形が
指定され、その混在矩形内の画素の離散ウェーブレット
係数に対してマスク処理が行われる。この量子化部6以
降の処理は、前述の実施の形態1と同様である。
【0071】以上説明した様に本実施の形態3によれ
ば、ROI画素比が混在タイル判定のための閾値より小
さい混在タイルデータを符号化する際、ROI画素を包
含する矩形(混在矩形)を定義し、混在矩形にのみマス
ク処理を行う。以上のような符号化を用いることで、混
在タイル中のROI画素は、非ROI画素と処理される
ことはない。更に、マスク処理を行う領域が少ないた
め、前述の実施の形態1における符号化と比較して、よ
り効率の良い符号化が実現できる。
【0072】(その他の実施の形態)以上説明した実施
の形態においては、入力画像を離散ウェーブレット変換
した符号化の例を示したが、この離散ウェーブレット変
換についても本実施の形態で使用したものに限定される
ものではなく、フィルタの種類や周波数帯域分割方法を
変えても構わない。更に、離散ウェーブレット変換以外
にも、DCT変換(離散コサイン変換)等、その他の変
換手法に基く符号化方式に適用しても構わない。
【0073】また周波数成分の量子化の方法、可変長符
号化の方法、そしてサブバンドの分割方法についても、
上述の実施の形態に限定されるものではない。
【0074】前述の実施の形態2では、混在タイルデー
タにおいてROI画素が非常に少ない場合について示し
たが、非ROI画素が非常に少ない場合も、本実施の形
態の範疇に含まれる。その場合、非ROI画素が少ない
混在タイルデータをROIタイルデータとして符号化す
る必要がある。また、1つの画像において、ROI画素
が非常に少ない混在タイルデータと非ROI画素が非常
に少ない混在タイルデータとが存在する場合、ROI画
素が非常に少ない混在タイルデータを非ROIタイルデ
ータとして、非ROI画素が非常に少ない混在タイルデ
ータをROIタイルデータとして符号化する方法も本実
施の形態の範疇に含まれる。
【0075】上述の実施の形態3では、混在タイルにお
いてROI画素が非常に少ない場合について示したが、
非ROI画素が非常に少ない場合も本実施の形態の範疇
に含まれる。その場合、非ROI画素を包含するような
混在矩形を決定すればよい。また、1つの画像におい
て、ROI画素が非常に少ない混在タイルデータと非R
OI画素が非常に少ない混在タイルデータとが存在する
場合、ROI画素が非常に少ない混在タイルデータに対
してはROI画素を包含するような混在矩形を決定し、
非ROI画素が非常に少ない混在タイルデータに対して
は、非ROI画素を包含するような混在矩形を決定して
符号化する方法も、本実施の形態に含まれる。また、ひ
とつの混在タイルデータ中に、複数の混在矩形を決定し
て符号化する方法も本実施の形態に含まれる。
【0076】なお本発明は複数の機器(例えばホストコ
ンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ
等)から構成されるシステムの一部として適用しても、
1つの機器(例えば複写機、デジタルカメラ等)からな
る装置の1部に適用しても良い。
【0077】また本発明は上記実施の形態を実現するた
めの装置及び方法のみに限定されるものではなく、上記
システム又は装置内のコンピュータ(CPU或いはMP
U)に、上記実施の形態を実現するためのソフトウエア
のプログラムコードを供給し、このプログラムコードに
従って上記システム或いは装置のコンピュータが上記各
種デバイスを動作させることにより上記実施の形態を実
現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0078】またこの場合、前記ソフトウエアに関する
プログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体、及びそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は
本発明の範疇に含まれる。
【0079】この様なプログラムコードを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テープ、不揮発性のメモリカ−ド、ROM等を用いる
ことができる。
【0080】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
動しているOS(オペレ−ティングシステム)、或いは
他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施の形
態が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発
明の範疇に含まれる。更に、この供給されたプログラム
コードが、コンピュータの機能拡張ボ−ドやコンピュー
タに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納
された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその
機能拡張ボ−ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上記実施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含ま
れる。
【0081】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、画像をいくつかのタイルに分割し、各タイルを、R
OIタイル,非ROIタイル,混在タイルに区別し、混
在タイルのみマスク処理を行うことで、現在のROI符
号化法よりも効率の良いROI符号化法を実現すること
が可能となる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像を複数の領域(タイル)に分割し、各領域が注目領域
に含まれるか否かを判定し、その注目領域と非注目領域
とが混在する領域に対して、変換された所定周波数帯域
の信号を示すビットをシフトアップして符号化すること
により、符号化効率の良い画像符号化を行うことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態において画像がタイルに分割され
ている様子を説明する図である。
【図3】本実施の形態1に係るROI決定部を説明する
図である。
【図4】本実施の形態に係る離散ウェーブレット変換部
の説明図である。
【図5】混在タイルにおけるマスク情報の生成を説明す
る図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る量子化インデックス
のシフトアップを説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るエントロピ符号化の
説明図である。
【図8】エントロピー符号化された符号列を説明する図
である。
【図9】エントロピー符号化された符号列を説明する図
である。
【図10】本実施の形態に符号化装置により符号化され
た画像が復号され表示される様子を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態3に係る画像符号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態3に係る混在矩形の決定
を説明する図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係る混在矩形の座標
による混在矩形の指定を説明する図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA24 MC11 MC38 ME01 PP01 PP21 TA57 TB08 TB15 TC47 TD11 UA02 5C078 BA53 DA00 DA01 DB00 DB05 DB07 5J064 AA02 BA13 BB13 BC01 BC16 BC22 BC29 BD02 9A001 EE04 HZ25 HZ27 KK42

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を複数の領域に分割する分割手段
    と、 前記画像における注目領域を判定する判定手段と、 前記分割手段で得られた前記複数の領域のそれぞれを、
    前記判定手段により判定された注目領域に属するか否か
    に応じて分類する分類手段と、 前記分割手段により分割された前記複数の領域のそれぞ
    れを複数の周波数帯域の信号に変換する変換手段と、 前記分類手段により前記注目領域に一部が含むと分類さ
    れた領域に対応する、前記変換手段により変換された前
    記複数の周波数帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信
    号を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された前記所定の周波数帯域の
    信号を示すビットに対してビットシフトアップするシフ
    トアップ手段と、 前記シフトアップ手段によりシフトアップされたデータ
    を符号化する符号化手段と、を有することを特徴とする
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記分類手段は、前記注目領域に全て含
    まれる領域、前記注目領域に一部が含まれる領域及び前
    記注目領域に全く含まれない領域とに分類することを特
    徴とする請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、低周波数帯域を再帰的
    に分割することを特徴とする請求項1又は2に記載の画
    像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は離散ウェーブレット変換
    を用いて変換することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記シフトアップ手段は、前記指定手段
    により指定された前記所定の周波数帯域の信号と、前記
    分類手段により前記注目領域に全て含まれる領域である
    と分類された領域に対する前記複数の周波数帯域の信号
    とを示すビットをシフトアップさせることを特徴とする
    請求項2に記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 画像を複数の領域に分割する分割手段
    と、 前記画像における注目領域を判定する判定手段と、 前記分割手段で得られた前記複数の領域のそれぞれを、
    前記判定手段により判定された注目領域に所定の割合で
    属するか否かに応じて分類する分類手段と、 前記分割手段により分割された前記複数の領域のそれぞ
    れを複数の周波数帯域の信号に変換する変換手段と、 前記分類手段により前記所定の割合以上含むと分類され
    た領域に対応する、前記変換手段により変換された前記
    複数の周波数帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信号
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された前記所定の周波数帯域の
    信号を示すビットに対してビットシフトアップするシフ
    トアップ手段と、 前記シフトアップ手段によりシフトアップされたデータ
    を符号化する符号化手段と、を有することを特徴とする
    画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、低周波数帯域を再帰的
    に分割することを特徴とする請求項6に記載の画像符号
    化装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は離散ウェーブレット変換
    を用いて変換することを特徴とする請求項6又は7に記
    載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記シフトアップ手段は、前記指定手段
    により指定された前記所定の周波数帯域の信号と、前記
    分類手段により前記注目領域に全て含まれる領域である
    と分類された領域に対する前記複数の周波数帯域の信号
    とを示すビットをシフトアップさせることを特徴とする
    請求項6に記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記分類手段により前記所定の割合以
    下含むと分類された領域で、前記注目領域に含まれる画
    素を包含する矩形領域を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された前記矩形領域の座標を決
    定する座標決定手段と、 前記座標を、符号化された画像データの制御データとし
    て付与する付与手段とを更に有することを特徴とする請
    求項6に記載の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 画像を複数の領域に分割する分割工程
    と、 前記画像における注目領域を判定する判定工程と、 前記分割工程で得られた前記複数の領域のそれぞれを、
    前記判定工程で判定された注目領域に属するか否かに応
    じて分類する分類工程と、 前記分割工程で分割された前記複数の領域のそれぞれを
    複数の周波数帯域の信号に変換する変換工程と、 前記分類工程で前記注目領域に一部が含むと分類された
    領域に対応する、前記変換工程で変換された前記複数の
    周波数帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信号を指定
    する指定工程と、 前記指定工程で指定された前記所定の周波数帯域の信号
    を示すビットに対してビットシフトアップするシフトア
    ップ工程と、 前記シフトアップ工程でシフトアップされたデータを符
    号化する符号化工程と、を有することを特徴とする画像
    符号化方法。
  12. 【請求項12】 前記分類工程は、前記注目領域に全て
    含まれる領域、前記注目領域に一部が含まれる領域及び
    前記注目領域に全く含まれない領域とに分類することを
    特徴とする請求項11に記載の画像符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記変換工程は、低周波数帯域を再帰
    的に分割することを特徴とする請求項11又は12に記
    載の画像符号化方法。
  14. 【請求項14】 前記変換工程では離散ウェーブレット
    変換を用いて変換することを特徴とする請求項11乃至
    13のいずれか1項に記載の画像符号化方法。
  15. 【請求項15】 前記シフトアップ工程では、前記指定
    工程で指定された前記所定の周波数帯域の信号と、前記
    分類工程で前記注目領域に全て含まれる領域であると分
    類された領域に対する前記複数の周波数帯域の信号とを
    示すビットをシフトアップさせることを特徴とする請求
    項12に記載の画像符号化方法。
  16. 【請求項16】 画像を複数の領域に分割する分割工程
    と、 前記画像における注目領域を判定する判定工程と、 前記分割工程で得られた前記複数の領域のそれぞれを、
    前記判定工程で判定された注目領域に所定の割合で属す
    るか否かに応じて分類する分類工程と、 前記分割工程で分割された前記複数の領域のそれぞれを
    複数の周波数帯域の信号に変換する変換工程と、 前記分類工程で前記所定の割合以上含むと分類された領
    域に対応する、前記変換工程で変換された前記複数の周
    波数帯域の信号の内の所定の周波数帯域の信号を指定す
    る指定工程と、 前記指定工程で指定された前記所定の周波数帯域の信号
    を示すビットに対してビットシフトアップするシフトア
    ップ工程と、 前記シフトアップ工程でシフトアップされたデータを符
    号化する符号化工程と、を有することを特徴とする画像
    符号化方法。
  17. 【請求項17】 前記変換工程は、低周波数帯域を再帰
    的に分割することを特徴とする請求項16に記載の画像
    符号化方法。
  18. 【請求項18】 前記変換工程は離散ウェーブレット変
    換を用いて変換することを特徴とする請求項16又は1
    7に記載の画像符号化方法。
  19. 【請求項19】 前記シフトアップ工程は、前記指定工
    程により指定された前記所定の周波数帯域の信号と、前
    記分類工程により前記注目領域に全て含まれる領域であ
    ると分類された領域に対する前記複数の周波数帯域の信
    号とを示すビットをシフトアップさせることを特徴とす
    る請求項16に記載の画像符号化方法。
  20. 【請求項20】 前記分類工程により前記所定の割合以
    下含むと分類された領域で、前記注目領域に含まれる画
    素を包含する矩形領域を決定する決定工程と、 前記決定工程により決定された前記矩形領域の座標を決
    定する座標決定工程と、 前記座標を、符号化された画像データの制御データとし
    て付与する付与工程とを更に有することを特徴とする請
    求項16に記載の画像符号化方法。
  21. 【請求項21】 請求項11乃至20のいずれか1項に
    記載の画像符号化方法を実施するプログラムを記憶し
    た、コンピュータにより読取り可能な記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003250132A (ja) * 2001-12-19 2003-09-05 Eastman Kodak Co メタデータを採り入れてトランスコードを容易にした動画取込システム
US6751356B2 (en) * 2000-02-07 2004-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method
US7349579B2 (en) 2001-09-25 2008-03-25 Ricoh Company, Ltd. Image processing device, image processing method, and image reading method
WO2019176361A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社日立国際電気 映像符号化装置及び映像符号化方法

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