JP2001228657A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001228657A
JP2001228657A JP2000035823A JP2000035823A JP2001228657A JP 2001228657 A JP2001228657 A JP 2001228657A JP 2000035823 A JP2000035823 A JP 2000035823A JP 2000035823 A JP2000035823 A JP 2000035823A JP 2001228657 A JP2001228657 A JP 2001228657A
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章嗣 冨田
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佳織 嵩下
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大作 今泉
Takashi Kitagawa
高志 北川
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友香 阪上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電装置による感光体表面の感度低下を補正
して、画像の乱れ、画像の濃淡ムラなどの画像不具合が
発生するのを防止する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 制御装置30において、回転時間加算部
33は、記憶部35から前回の回転時間を呼び出し、タ
イマー32によりカウントされた回転時間を前回の回転
時間に加算して記憶部35に格納する。また、コピー枚
数算出部34は、タイマー32によりカウントされた回
転時間から算出したコピー枚数を算出して記憶部35に
格納する。制御部31は、総回転時間と、停止時間、コ
ピー枚数、温度・湿度センサ26による相対湿度に基づ
いて、露光装置であるLSU12や除電ランプ17を制
御して、感光体ドラム16の帯電電位(明部電位)を均
一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
る複写機やプリンター等の画像形成装置に関し、特に、
感光体の表面抵抗変化による感度低下を効率的に低減化
し、帯電電位(明部電位)を安定化する画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来から、主帯電装置のコロナ放電によっ
て発生するオゾンガス及び窒素酸化物が感光体ドラムに
悪影響を及ぼし、感光体の感度低下及び劣化によって帯
電電位が不安定になり、画像ボケや画像濃淡ムラといっ
た画像不具合が発生していた。そこで、これらの対策と
して主帯電装置のオゾンガス及び窒素酸化物の発生量を
低減させるために放電電圧を低く設定するという手法が
用いられたが、設定値が低くなると、放電ムラ(チャー
ジムラ)が発生し、さらに画像劣化をおこしていた。
【0003】また、画像形成装置本体側としては主帯電
装置によって発生したガスを排気するために排気装置を
取り付け、強制的に機内より排出していたが、排気装置
のコストアップ及び騒音の問題が発生していた。感光体
の感度低下に伴う帯電ムラは使用環境や画像形成枚数及
び放置時間の長短によっても感光体の感度変化が生じる
ため、特開平4−331963号公報では画像形成終了
後から次の画像形成開始時までの放置時間を計測し、時
間の長さによって感光体の帯電電位を安定化させるため
に露光光量を可変させていた。
【0004】また、感光体の感度低下に伴う帯電ムラは
使用環境や画像形成枚数及び放置時間の長短によっても
感光体の感度変化が生じるため特開平8−179659
号公報では画象形成終了後から次の画像形成開始時まで
の一定時間以上休止された場合に帯電工程を経ていない
領域における除電工程を禁止する事によって感光体の帯
電電位を安定化させるために除電光量を可変させてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、繰り返し
によるコピー動作及び連続コピー枚数が多くなると、帯
電装置によって発生する窒素酸化物の活性化されたガス
は、放置状態によって主帯電装置(メインチャージャ)
直下部の感光体ドラム表面に付着し、感光体表面の抵抗
値を変化させ、感度低下が生じその部分の明部電位(V
L値)が上昇し、画像不具合が発生してしまう。
【0006】これらの現象は比較的、使用環境が高湿下
であり、長時間の放置では活性化されたガスが消滅して
しまい、感光体ドラムは汚染されないが、特に短時間の
放置では顕著に感光体を汚染し、帯電電位(明部電位)
が不安定になり画像の乱れ、画像の濃淡ムラなど発生
し、形成されるべき画像に悪影響を及ばす。また、タン
デム方式などで構成されたカラー画像形成装置において
は、その構成上、各色の感光体ドラムが4本とそれに付
随した帯電装置4本が搭載されているため、重ね合わせ
による画像原稿の場合、より顕著に画像の乱れが生じて
しまう。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、帯電装置による感光体表面の感度低下を補正して、
画像の乱れ、画像の濃淡ムラなどの画像不具合が発生す
るのを防止する画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯電装置、像
露光装置、現像装置、転写装置、除電装置の各装置を感
光体ドラムの周囲に移動方向に沿って順次配置し、画像
形成を繰り返し実行する画像形成装置であり、以下の特
徴を有する。
【0009】本発明は、前記感光体ドラムの使用環境条
件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラムの使用
履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から次の画
像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測手段
と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づい
て、前記像露光装置を制御することにより、前記感光体
ドラムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分の前
記像露光装置による像露光量を次回の画像形成時に均一
な明部電位を確保するように可変する制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記感光体ドラムの使用環
境条件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラムの
使用履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から次
の画像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測手
段と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づ
いて、前記像露光装置を制御することにより、前記感光
体ドラムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分の
前記像露光装置による像露光量を、次回の画像形成時に
前記感光体ドラムの1回転目と2回転目で均一な明部電
位を確保するように可変する制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】本発明は、前記感光体ドラムの使用環境条
件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラムの使用
履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から次の画
像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測手段
と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づい
て、前記像露光装置を制御することにより、画像領域内
の前記像露光装置による像露光量を次回の画像形成時に
均一な明部電位を確保するように可変し、プロセス制御
にて画像濃度を補正する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】前記制御手段は、前記像露光装置が発する
レーザビームの出力をパルス幅変調にて可変したり、前
記像露光装置が発するレーザビームの出力をレーザパワ
ーにて可変したり、前記像露光装置が発するレーザビー
ムの照射時間を可変したり、前記像露光装置が発するレ
ーザビームの照射幅を可変したり、前記像露光装置が発
するレーザビームのビーム径を可変したりする。
【0013】また、本発明は、前記感光体ドラムの使用
環境条件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラム
の使用履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から
次の画像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測
手段と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基
づいて、前記像露光装置を制御することにより、前記感
光体ドラムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分
の前記除電装置による除電光量を次回の画像形成時に均
一な明部電位を確保するように可変する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記感光体ドラムの使用
環境条件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラム
の使用履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から
次の画像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測
手段と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基
づいて、前記像露光装置を制御することにより、前記感
光体ドラムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分
以外の部分の前記除電装置による除電光量を次回の画像
形成時に均一な明部電位を確保するように可変する制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記感光体ドラムの使用
環境条件を検出する環境検出手段と、前記感光体ドラム
の使用履歴を記憶する記憶手段と、画像形成終了時から
次の画像形成開始時までの停止時間を計測する時間計測
手段と、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基
づいて、前記像露光装置を制御することにより、前記感
光体ドラムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分
及びそれ以外の部分の画像領域内における前記除電装置
による除電光量を次回の画像形成時に均一な明部電位を
確保するように可変する制御手段とを備えることを特徴
とする。
【0016】前記制御手段は、前記除電光量を除電印加
電圧にて可変したり、前記除電光量を照射幅にて可変し
たり、前記感光体ドラムの1回転目と2回転目で前記除
電光量を除電印加電圧にて可変したり、前記感光体ドラ
ムの1回転目と2回転目で前記除電光量を照射幅にて可
変したりする。
【0017】本発明においては、上記構成を有すること
により、前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基
づいて、像露光装置の光量や除電装置による除電光量を
可変して、次回の画像形成時に均一な明部電位を確保す
ることができる。繰り返しコピー動作と、放置期間の長
短により、帯電装置の放電で発するオゾンガスや窒素酸
化物によって感光体ドラム表面の帯電電位が感度の低下
を生じるが、この部分の感度低下を補正することによっ
て、均一な画像が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明に係る画像形成装置である
カラー複写機を示す構成図である。このカラー複写機
は、画像形成手段として4組の画像形成ユニット10
B,10M,10C,10Y及び転写定着ユニット20
を備えている。画像形成ユニット10B,10M,10
C,10Yは、転写定着ユニット20による記録媒体P
の搬送上流側からこの順に配置されている。この画像形
成ユニット10の近傍の温度・湿度を検出する温度・湿
度センサ26と各装置を制御する制御装置30が備えら
れている。
【0020】それぞれの画像形成ユニット10には、感
光体ドラム16の周囲に帯電器11、像露光装置である
LSU(レーザビームスキャナユニット)12、現像器
13、転写ローラ14、クリーナー15、除電ランプ1
7が配置されている。上記現像器13には、それぞれ異
なる色のトナーが格納されている。即ち、画像形成ユニ
ット10Bの現像器13Bにはブラック(B)のトナー
が、画像形成ユニット10Mの現像器13Mにはマゼン
タ(M)のトナーが、画像形成ユニット10Cの現像器
13Cにはシアン(C)のトナーが、画像形成ユニット
10Yの現像器13Yにはイエロー(Y)のトナーが、
収容されている。
【0021】上記転写定着ユニット20は、用紙を搬送
して像を転写する転写ベルト21、テンションローラ2
2,23、クリーニング装置24、定着装置25を備え
ている。転写ベルト21は、テンションローラ22,2
3により張架されて、記録媒体Pを画像形成ユニット1
0に搬送する。画像形成ユニット10の下流には、定着
装置25が配置されている。この定着装置25は、一対
のローラとしての定着(加熱)ローラと加圧ローラから
なる。テンションローラ23の下方には、クリーニング
装置24がテンションローラ23に対し転写ベルト21
を挟んで対向配置されている。
【0022】このカラー複写機は図2に示す制御装置3
0によって制御されている。図2は、制御装置30を示
すブロック図である。制御装置30は、各装置を制御す
る制御部31と、時間をカウントするタイマー32と、
タイマー32によりカウントした回転時間を加算して総
回転時間を算出する回転時間加算部33と、回転時間か
らコピー枚数を算出するコピー枚数算出部34と、回転
時間加算部33とコピー枚数算出部34が求めた感光体
ドラム16の使用履歴情報(総回転時間とコピー枚数)
を格納する記憶部35とからなる構成である。
【0023】以下に、このカラー複写機の動作概要につ
いて説明する。図示しない画像データ入力手段(たとえ
ば、複写機におけるスキャナ部または外部からの画像信
号でもよい)からの信号(デジタル、アナログをとわ
ず)に基づいて、LSU12が、あらかじめ帯電器11
によって、均一に帯電された感光体ドラム16に静電潜
像を形成する。そして、現像器13により、現像剤によ
る画像化を行う。図示しない給紙手段から搬送された記
録媒体Pを転写ベルト21にて搬送し、前記画像を担持
した感光体ドラム16と密着させる。同時に転写ローラ
14により画像を記録媒体Pに転写する。このように各
画像形成ユニット10B,10M,10C,10Yで画
像を重ねていき、定着装置25によって加熱定着を行
う。
【0024】制御装置30は、感光体ドラム16を回転
させる制御信号を出力するが、この制御信号が出力され
た時にタイマー32をリセットして回転時間をカウント
する。コピーが終了すると、感光体ドラム16の回転を
停止させる制御信号が制御部31から出力させるが、こ
のときタイマー32をリセットし、今度は停止時間のカ
ウントをする。
【0025】回転時間加算部33は、記憶部35から前
回の回転時間を呼び出し、タイマー32によりカウント
された回転時間を前回の回転時間に加算して記憶部35
に格納する。また、コピー枚数算出部34は、タイマー
32によりカウントされた回転時間から算出したコピー
枚数を算出して記憶部35に格納する。制御部31は、
総回転時間と、停止時間、コピー枚数、温度・湿度セン
サ26による相対湿度に基づいて、露光装置であるLS
U12や除電ランプ17を制御して、感光体ドラム16
の帯電電位(明部電位)を均一化する。
【0026】本発明の画像形成装置は、帯電器11が発
生するガス等による画像濃淡ムラや画像ぼけを防止すべ
く、制御部31により制御を行うものであり、以下にそ
の制御内容を詳しく説明する。
【0027】<第1実施形態>図3及び図4は、第1実
施形態における制御装置30の制御手順を示すフローチ
ャートである。画像形成ユニット10のまわりの環境を
温度・湿度センサ26にて検知し(S1)、相対湿度を
検出する。この相対湿度検出値が基準値以下であるか否
かを比較する(S2)。この相対湿度検出値が基準値以
下の時、制御部31は感光体ドラム16の総積算回転時
間を記憶部35から読み出し(S3)、設定時間T以上
であるかを確認する(S4)。また制御部31は、設定
時間T以上であれば、直前のコピー枚数のデータも記憶
部35から読みだし(S5)、100枚以上であるかを
確認する(S6)。100枚以上であれば、感光体ドラ
ム16の直前のコピー動作終了後から放置時間(停止時
間)をタイマー32から読み出す(S7)。停止時間が
5分以上であれば、この停止時間を確認し(S9,S1
1,S13)、5分〜60分の間であれば、露光装置で
あるLSU12の制御を設定する(S10,S12,S
14)。停止時間が、5分未満であれば、S15に進
む。
【0028】さらに前記一連の制御が実施された後、コ
ピー動作に入る。制御部31は、コピーランプをONし
(S15)、ユーザが指定したコピー枚数mをkと指示
する(S16)。コピーを実行させ(S17)、感光体
ドラム16を回転させる制御信号を出力してコピーを開
始するとともに、タイマー32をリセットする(S1
8)。制御部31は、帯電器11の直下部及び露光部の
感光体ドラム16の位置をあらかじめ感光体ドラム回転
モーターにて計測し、LSU12による露光部分に感度
劣化した部分が到達した時に、設定したパルス幅変調値
で露光する。そして、コピーを実施する。
【0029】コピー枚数mがkとなったとき(S1
9)、制御部31は、コピーを終了する(S20)。こ
のとき、タイマー32をリセットするとともに(S2
1)、それまでカウントしていた回転時間を回転時間加
算部33において、記憶部35に格納されていた総回転
時間に加算する(S22)。コピー枚数算出部34が回
転時間から算出したコピー枚数を記憶部35に格納する
(S23)。次の工程の待機状態になり上記動作フロー
を繰り返す。
【0030】以下に、この第1実施形態におけるLSU
11に対する制御の実施例について述べる。
【0031】(実施例1)実施例1では、LSU12が
発するレーザビームの出力をパルス幅変調にて可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図3のフローチャートのS9〜
S14において、例えば、次のような処理を行う。すな
わち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S9)、LS
U12のDuty制御は60/255だけアップする
(S10)。停止時間tが11≦t≦30のとき(S1
1)、LSU12のDuty制御は40/255だけア
ップする(S12)。停止時間tが31≦t≦60のと
き(S13)、LSU12のDuty制御は60/25
5だけアップする(S14)。このような処理を行うこ
とにより、明部電位は均一化される。
【0032】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。カラー複写機において、制御装置30による画
像補正を行わずに従来通り処理した場合について述べ
る。すなわち、連続コピー1000枚終了後、10分放
置後にハーフトーン画像をコピーした場合の時間軸にた
いする感光体ドラム16の帯電電位の関係を測定した。
この関係を図5に示す。
【0033】1000枚もコピーすると、放置状態によ
っては、帯電器11の放電によって発生した窒素酸化物
系の活性化されたガスが、帯電器11直下部の感光体ド
ラム16表面に付着する。このことによって、感光体ド
ラム16表面の抵抗値が変化して感度低下が生じ、その
部分の感光体明部電位(VL値)が上昇する。その時の
明部電位値はVL=−270Vとなり、それ以外の(帯
電器11直下以外の所)明部電位値はVL=−100V
となる。そのため、現像バイアス:−300Vで静電潜
像を可視画像に現像すると、画像の濃淡が生じ、白抜け
画像が発生してしまう。すなわち、帯電器11直下の所
は画像が白抜けを生じる。
【0034】これに対して実施例1の場合について説明
する。使用環境状態が50℃・20%の低温・低湿環境
で総積算回転時間は20時間が経過し、連続コピー10
00枚終了後、10分放置後に時間軸にたいする感光体
ドラム16の帯電電位の関係を測定した。この関係を表
したのものを図6に示す。画像濃淡を防止するために、
帯電器11の直下部及び露光部である感光体ドラム16
の位置をあらかじめ感光体ドラム回転モーターにて計測
し、露光工程部に感度劣化した部分が到達した時にレー
ザビームのパルス幅変調値をduty=64から128
に可変する。こうして、感度劣化を起こした部分の感光
体ドラム16の明部電位値はVL=−100Vになり画
像領域内での安定した帯電電位を確保する事ができ、画
像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得ら
れる。
【0035】図7は、放置時間と連続コピー枚数に応じ
て補正するパルス幅変調値を示す特性図である。図7に
示すように、放置時間10分が最もパルス幅変調値が大
きくなる。また、連続コピー枚数が多くなるとパルス幅
変調値も大きくなる。図7に示す特性図に基づいて、レ
ーザビームのパルス幅変調を行うことによって、使用環
境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じ
ても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの
発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0036】(実施例2)実施例2では、LSU12が
発するレーザビームの出力をレーザパワーにて可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図3のフローチャートのS9〜
S14において、次のような処理を行う。すなわち、停
止時間tに応じて(S9,S11,S13)、LSU1
2のレーザビームの出力値(レーザパワー)0.23m
wから0.33mwまでに可変する(S10,S12,
S14)。感度低下を引き起こした部分の感光体の明部
電位値はVL=−100Vになり、画像領域内での安定
した帯電電位を確保することができ、画像濃淡ムラの発
生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0037】図8は、放置時間と連続コピー枚数に応じ
て補正するレーザパワーを示す特性図である。図8に示
すように、放置時間10分が最もレーザパワーが大きく
なる。また、連続コピー枚数が多くなるとレーザパワー
も大きくなる。図8に示す特性図に基づいて、レーザビ
ームのパワー出力を可変することによって、使用環境、
放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じて
も、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発
生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0038】(実施例3)実施例3では、LSU12が
発するレーザビームの照射時間を可変し、画像濃淡ムラ
の発生しない均一なハーフトーン画像が得られるように
補正する。図3のフローチャートのS9〜S14におい
て、次のような処理を行う。すなわち、停止時間tに応
じて(S9,S11,S13)、LSU12のレーザビ
ームの照射時間を可変するために、ポリゴンミラーの回
転数を27000rpmから20000rpmに変化さ
せる(S10,S12,S14)。感度低下を引き起こ
した部分の感光体の明部電位値はVL=−100Vにな
り、画像領域内での安定した帯電電位を確保する事がで
き、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像
が得られる。
【0039】図9は、放置時間と連続コピー枚数に応じ
て補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性図であ
る。図9に示すように、放置時間10分が最もポリゴン
ミラーの回転数が小さくなる。また、連続コピー枚数が
多くなるとポリゴンミラーの回転数を小さくなる。図9
に示す特性図に基づいて、レーザビームの照射時間を可
変することによって、使用環境、放置時間とコピー枚数
によって帯電電位ムラが生じても、それを均一化でき
る。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフ
トーン画像が得られる。
【0040】(実施例4)実施例4では、LSU12が
発するレーザビームの書き込み幅(照射幅)を可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図3のフローチャートのS9〜
S14において、次のような処理を行う。すなわち、停
止時間tに応じて(S9,S11,S13)、LSU1
2のレーザビームの照射幅をA4Rコピー時は210m
mから100mmに可変する(S10,S12,S1
4)。感度低下を引き起こした部分の感光体の明部電位
値はVL=−100Vになり、画像領域内での安定した
帯電電位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しな
い均一なハーフトーン画像が得られる。
【0041】図10は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特性図で
ある。図10に示すように、放置時間10分が最もレー
ザビームの書き込み幅が大きくなる。また、連続コピー
枚数が多くなるとレーザビームの書き込み幅も大きくな
る。図10に示す特性図に基づいて、レーザビームの照
射幅を可変することによって、使用環境、放置時間とコ
ピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それを均一
化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一な
ハーフトーン画像が得られる。
【0042】(実施例5)実施例5では、LSU12が
発するレーザビームのビーム径を可変し、画像濃淡ムラ
の発生しない均一なハーフトーン画像が得られるように
補正する。図3のフローチャートのS9〜S14におい
て、次のような処理を行う。すなわち、停止時間tに応
じて(S9,S11,S13)、LSU12のレーザビ
ームのビーム径を制御しているアパーチャー径の大きさ
(面積)を現状2.5mm2から3mm2に可変する(S
10,S12,S14)。感度低下を引き起こした部分
の感光体の明部電位値はVL=−100Vになり、画像
領域内での安定した帯電電位を確保する事ができ、画像
濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られ
る。
【0043】図11は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を示す特
性図である。図11に示すように、放置時間10分が最
もレーザビームのアパーチャー面積が大きくなる。ま
た、連続コピー枚数が多くなるとレーザビームのアパー
チャー面積も大きくなる。図11に示す特性図に基づい
て、レーザビームのビーム径を可変することによって、
使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラ
が生じても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0044】<第2実施形態>図12及び図13は、第
2実施形態における制御装置30の制御手順を示すフロ
ーチャートである。図12及び図13は、図3及び図4
のフローチャートとほぼ同じであるので、同じ部分の説
明は省略する。図12及び図13が、図3及び図4のフ
ローチャートと異なるのは、LSUの制御設定部分(S
30,S32,S34)である。すなわち、停止時間を
確認し(S29,S31,S33)、5分〜60分の間
であれば、感光体ドラム16の1回転目と2回転目で露
光装置であるLSU12の制御を設定する(S30,S
32,S34)。
【0045】以下に、この第2実施形態におけるLSU
11に対する制御の実施例について述べる。
【0046】(実施例6)実施例6では、LSU12が
発するレーザビームの出力をパルス幅変調にて可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図12のフローチャートのS2
9〜S34において、例えば、次のような処理を行う。
すなわち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S2
9)、感光体ドラム16の1回転目でLSU12のDu
ty制御は60/255だけアップし、感光体ドラム1
6の2回転目でLSU12のDuty制御は20/25
5だけアップする(S30)。停止時間tが11≦t≦
30のとき(S31)、感光体ドラム16の1回転目で
LSU12のDuty制御は40/255だけアップ
し、感光体ドラム16の2回転目でLSU12のDut
y制御は15/255だけアップする(S32)。停止
時間tが31≦t≦60のとき(S33)、感光体ドラ
ム16の1回転目でLSU12のDuty制御は30/
255だけアップし、感光体ドラム16の2回転目でL
SU12のDuty制御は10/255だけアップする
(S34)。このような処理を行うことにより、明部電
位は均一化される。
【0047】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。カラー複写機において、制御装置30による画
像補正を行わずに従来通り処理した場合について述べ
る。すなわち、連続コピー1000枚終了後、10分放
置後にハーフトーン画像をコピーした場合の時間軸にた
いする感光体ドラム16の帯電電位の関係を測定した。
この関係を図14に示す。
【0048】1000枚もコピーすると、放置状態によ
っては、帯電器11の放電によって発生した窒素酸化物
系の活性化されたガスが、帯電器11直下部の感光体ド
ラム16表面に付着する。このことによって、感光体ド
ラム16表面の抵抗値が変化する事よって感度低下が生
じ、その部分の感光体明部電位(Vt値)が上昇する。
その時の明部電位値は感光体ドラム16の1回転目では
VL=−270Vで、2回転目ではVL=−120Vと
なる。(1回転目と2回転目で電位差が生じるのは感光
体ドラム16表面に付着したガスがクリーニング工程を
通過する事によってクリーニングプレードでメカ的に掻
き取られるためである。)それ以外の(帯電器11直下
部以外の所)明部電位値はVL=−100Vとなり、現
像バイアス:−300Vで静電潜像を可視画像に現像す
ると、感光体ドラムの1回転目と2回転目の所は画像の
濃淡が生し白抜け画像が発生してしまう(帯電器11直
下の所は画像が白抜ける)。
【0049】これに対して実施例6の場合について説明
する。使用環境状態が50℃・20%の低温・低湿環境
で総積算回転時間は20時間が経過し、連続コピー10
00枚終了後、10分放置後にハーフトーン画像をコピ
ーした場合の時間軸にたいする感光体ドラム16の帯電
電位の関係を表したのものを図4に示す。この様な画像
濃淡を防止するために帯電器直下部及び露光部の感光体
ドラムの位置16をあらかじめ感光体ドラム回転モータ
ーにて計測し、露光工程部に感度劣化した部分が到達し
た時にレーザビームのパルス幅変調値を、感光体ドラム
16の1回転目ではduty=64から128に、2回
転目ではduty=75に可変する。こうして、感度劣
化を起こした部分の感光体ドラム16の明部電位値は、
感光体ドラム16の1回転目と2回転目で、それぞれV
L=−100Vになり、画像領域内での安定した帯電電
位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しない均一
なハーフトーン画像が得られる。
【0050】図16は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するパルス幅変調値を示す特性図であり、
(a)は感光体ドラム16の1回転目、(b)は感光体
ドラム16の2回転目を示す。図16に示すように、放
置時間10分が最もパルス幅変調値が大きくなる。ま
た、連続コピー枚数が多くなるとパルス幅変調値も大き
くなる。図16に示す特性図に基づいて、レーザビーム
のパルス幅変調を行うことによって、使用環境、放置時
間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それ
を均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0051】(実施例7)実施例2では、LSU12が
発するレーザビームの出力をレーザパワーにて可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図12のフローチャートのS2
9〜S34において、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間に応じて(S29,S31,S33)、L
SU12のレーザビームの出力値(レーザパワー)を
0.23mwから感光体ドラム16の1回転目では0.
33mwに、2回転目では0.27mwに可変する。感
度低下を引き起こした部分の感光体ドラム16の1回転
目と2回転目の明部電位値は、それぞれVL=−100
Vになり、画像領内での安定した帯電電位を確保する事
ができ、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン
画像が得られる。
【0052】図17は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザパワーを示す特性図であり、(a)
は感光体ドラム16の1回転目、(b)は感光体ドラム
16の2回転目を示す。図17に示すように、放置時間
10分が最もレーザパワーが大きくなる。また、連続コ
ピー枚数が多くなるとレーザパワーも大きくなる。図1
7に示す特性図に基づいて、レーザビームのパワー出力
を可変することによって、使用環境、放置時間とコピー
枚数によって帯電電位ムラが生じても、それを均一化で
きる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一なハー
フトーン画像が得られる。
【0053】(実施例8)実施例8では、LSU12が
発するレーザビームの照射時間を可変し、画像濃淡ムラ
の発生しない均一なハーフトーン画像が得られるように
補正する。図12のフローチャートのS29〜S34に
おいて、次のような処理を行う。すなわち、停止時間に
応じて(S29,S31,S33)、LSU12のレー
ザビームの照射時間を可変するために、ポリゴンミラー
の回転数を感光体ドラム16の1回転目には27000
rpmから20000rpmに、2回転目には2500
0rpmに変化させる。このことによって、感度低下を
引き起こした部分の感光体の1回転目と2回転目の明部
電位値は、それぞれVL=一100Vになり、画像領域
内での安定した帯電電位を確保する事ができ、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0054】図18は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性図であ
り、(a)は感光体ドラム16の1回転目、(b)は感
光体ドラム16の2回転目を示す。図18に示すよう
に、放置時間10分が最もポリゴンミラーの回転数が小
さくなる。また、連続コピー枚数が多くなるとポリゴン
ミラーの回転数を小さくなる。図18に示す特性図に基
づいて、レーザビームの照射時間を可変することによっ
て、使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位
ムラが生じても、それを均一化できる。こうして、画像
濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られ
る。
【0055】(実施例9)実施例9では、LSU12が
発するレーザビームの書き込み幅(照射幅)を可変し、
画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得
られるように補正する。図12のフローチャートのS2
9〜S34において、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tに応じて(S29,S31,S33)、
LSU12のレーザビームの照射幅を、A4Rコピー時
は、感光体ドラム16の1回転目に210mmから10
0mmに、2回転目に50mmに可変する(S30,S
32,S34)。感度低下を引き起こした部分の感光体
ドラム16の1回転目と2回転目の明部電位値はそれぞ
れVL=−100Vになり、画像領域内での安定した帯
電電位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0056】図19は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特性図で
あり、(a)は感光体ドラム16の1回転目、(b)は
感光体ドラム16の2回転目を示す。図19に示すよう
に、放置時間10分が最もレーザビームの書き込み幅が
大きくなる。また、連続コピー枚数が多くなるとレーザ
ビームの書き込み幅も大きくなる。図19に示す特性図
に基づいて、レーザビームの照射幅を可変することによ
って、使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電
位ムラが生じても、それを均一化できる。こうして、画
像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得ら
れる。
【0057】(実施例10)実施例5では、LSU12
が発するレーザビームのビーム径を可変し、画像濃淡ム
ラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られるよう
に補正する。図3のフローチャートのS9〜S14にお
いて、次のような処理を行う。すなわち、停止時間tに
応じて(S9,S11,S13)、LSU12のレーザ
ビームのビーム径を制御しているアパーチャー径の大き
さ(面積)を、感光体ドラム16の1回転目に2.5m
2から3mm2に、2回転目には2.6mm2に可変す
る。感度低下を引き起こした部分の感光体の1回転目と
2回転目の明部電位値は、それぞれVt=−100Vに
なり画像領域内での安定した帯電電位を確保する事がで
き、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像
が得られる。
【0058】図20は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を示す特
性図である。図20に示すように、放置時間10分が最
もレーザビームのアパーチャー面積が大きくなる。ま
た、連続コピー枚数が多くなるとレーザビームのアパー
チャー面積も大きくなる。図20に示す特性図に基づい
て、レーザビームのビーム径を可変することによって、
使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラ
が生じても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0059】<第3実施形態>図21及び図22は、図
3及び図4のフローチャートとほぼ同じであるので、同
じ部分の説明は省略する。図21及び図22が、図3及
び図4のフローチャートと異なるのは、LSUの制御設
定が終了した時点で(S60,S62,S64)、プロ
セス制御により画像濃度を補正することである(S6
5)。
【0060】以下に、この第2実施形態におけるLSU
11に対する制御の実施例について述べる。
【0061】(実施例11)実施例11では、LSU1
2が発するレーザビームの出力をパルス幅変調にて可変
し、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像
が得られるように補正する。図21のフローチャートの
S59〜S64において、例えば、実施例1と同じ処理
を行う(S9〜14)。この処理によって、画像の乱れ
は防止できるが、現像電位が増加するために画像領域全
体の画像濃度が上がってしまう。そこで、これらの上昇
した画像濃度を補正するために、プロセス制御を実施し
する事によって画像濃度補正を行い、画像領域内での安
定した画像を確保する。
【0062】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。カラー複写機において、制御装置30による画
像補正を行わずに従来通り処理した場合について述べ
る。すなわち、連続コピー1000枚終了後、10分放
置後にハーフトーン画像をコピーした場合の時間軸に対
する感光体ドラム16の帯電電位の関係を測定した。こ
の関係を図23に示す。
【0063】1000枚もコピーすると、放置状態によ
っては、帯電器11の放電によって発生した窒素酸化物
系の活性化されたガスが、帯電器11直下部の感光体ド
ラム表面に付着する。このことによって、感光体ドラム
16表面の抵抗値が変化する事よって感度低下が生じ、
その部分の感光体明部電位(V上値)が上昇する。その
時の明部電位値は、VL=−250Vとなり、それ以外
の(帯電器11直下以外の所)明部電位値は、VL=−
100Vとなる。現像バイアス:−300Vで静電潜像
を可視画像に現像すると、画像の濃淡が生し白抜け画像
が発生してしまう(帯電器11直下の所は画像が白抜け
る)。
【0064】これに対して実施例11の場合について説
明する。使用環境状態が50℃・20%の低温・低湿環
境で総積算回転時間は20時間が経過し、連続コピー1
000枚終了後、10分放置後にハーフトーン画像をコ
ピーした場合の時間軸にたいする感光体ドラム16の帯
電電位の関係を測定する。この関係を表したものを図2
4に示す。画像濃淡を防止するために画像領域全面の像
露光量をレーザビームのパルス幅変調値にて可変する。
すなわち、Duty=64から128に可変する事によ
って、画像領域内の感光体ドラム16の明部電位値は、
VL=−100VからVL=−50Vになる。
【0065】これに伴ってドット画像は強調され画像の
乱れは防止できるが、現像電位が50V増加するために
画像領域全体の画像濃度が上がってしまう。そこで、こ
れらの上昇した画像濃度を補正するために、プロセス制
御を実施する。図24では現像バイアス値の補正量をD
VB=−300VからDVB=−250Vに可変する。
こうして、画像濃度補正を行い画像領域内での安定した
画像を確保する事が可能となり、画像濃淡ムラの発生し
ない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0066】図25は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するパルス幅変調値を示す特性図である。図2
5に示すように、放置時間10分が最もパルス幅変調値
が大きくなる。また、連続コピー枚数が多くなるとパル
ス幅変調値も大きくなる。図25に示す特性図に基づい
て、レーザビームのパルス幅変調を行うことによって、
使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラ
が生じても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0067】(実施例12)実施例2では、LSU12
が発するレーザビームの出力をレーザパワーにて可変
し、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像
が得られるように補正する。図21のフローチャートの
S59〜S63において、次のような処理を行う。すな
わち、停止時間に応じて(S59,S61,S63)、
LSU12のレーザビームの出力値(レーザパワー)を
現状0.23mWから0.33mWに可変する(S6
0,S62,S64)。感光体の明部電位値はVL=一
100VからVL=−50Vになる。
【0068】これに伴ってドット画像は強調され画像の
乱れは防止できるが、現像電位が50V増加するために
画像領域全体の画像濃度が上がってしまう。そこで、こ
れらの上昇した画像濃度を補正するために、プロセス制
御を実施し、図24では現像バイアス値の補正量をDV
B=−300VからDVB=−250Vに可変する。こ
うして、画像濃度補正を行い、画像領域内での安定した
画像を確保する事が可能となり、画像濃淡ムラの発生し
ない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0069】図26は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザパワーを示す特性図である。図26
に示すように、放置時間10分が最もレーザパワーが大
きくなる。また、連続コピー枚数が多くなるとレーザパ
ワーも大きくなる。図26に示す特性図に基づいて、レ
ーザビームのパワー出力を可変することによって、使用
環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生
じても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラ
の発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0070】(実施例13)実施例13では、LSU1
2が発するレーザビームの照射時間を可変し、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られるよ
うに補正する。図21のフローチャートのS59〜S6
3において、次のような処理を行う。すなわち、停止時
間tに応じて(S59,S61,S63)、LSU12
のレーザビームの照射時間を可変するために、ポリゴン
ミラーの回転数を27000rpmから20000rp
mに変化させる(S60,S62,S64)。感光体の
明部電位値はVL=−100VからVL=−50Vにな
る。
【0071】これにより、ドット画像は強調され画像の
乱れは防止できるが、現像電位が50V増加するために
画像領域全体の画像濃度が上がってしまう。そこで、こ
れらの上昇した画像濃度を補正するために、プロセス制
御を実施し、図24では現像バイアス値の補正量をDV
B=−300VからDVB=−250Vに可変する。こ
うして、画像濃度補正を行い画像領域内での安定した画
像を確保する事が可能となり、画像濃淡ムラの発生しな
い均一なハーフトーン画像が得られる。
【0072】図27は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性図であ
る。図27に示すように、放置時間10分が最もポリゴ
ンミラーの回転数が小さくなる。また、連続コピー枚数
が多くなるとポリゴンミラーの回転数を小さくなる。図
27に示す特性図に基づいて、レーザビームの照射時間
を可変することによって、使用環境、放置時間とコピー
枚数によって帯電電位ムラが生じても、それを均一化で
きる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一なハー
フトーン画像が得られる。
【0073】(実施例14)実施例14では、LSU1
2が発するレーザビームの書き込み幅(照射幅)を可変
し、画像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像
が得られるように補正する。図3のフローチャートのS
9〜S14において、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tに応じて(S9,S11,S13)、L
SU12の レーザビームの照射幅をA4Rコピー時は
210mmから100mmに可変する(S60,S6
2,S64)。感光体の明部電位値はVL=−100V
からVL=−50Vになる。
【0074】これに伴ってドット画像は強調され画像の
乱れは防止できるが、現像電位が50V増加するために
画像領域全体の画像濃度が上がってしまう。そこで、こ
れらの上昇した画像濃度を補正するために、プロセス制
御を実施し、図24では現像バイアス値の補正量をDV
B=−300VからDVB=−250Vに可変する事に
よって画像濃度補正を行い画像領域内での安定した画像
を確保する事が可能となり、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0075】図28は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特性図で
ある。図28に示すように、放置時間10分が最もレー
ザビームの書き込み幅が大きくなる。また、連続コピー
枚数が多くなるとレーザビームの書き込み幅も大きくな
る。図28に示す特性図に基づいて、レーザビームの照
射幅を可変することによって、使用環境、放置時間とコ
ピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それを均一
化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一な
ハーフトーン画像が得られる。
【0076】(実施例15)実施例15では、LSU1
2が発するレーザビームのビーム径を可変し、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られるよ
うに補正する。図3のフローチャートのS59〜S64
において、次のような処理を行う。すなわち、停止時間
tに応じて(S59,S61,S63)、LSU12の
レーザビームのビーム径を制御しているアパーチャー径
の大きさ(面積)を2.5mm2から3mm2に可変する
(S60,S62,S64)。感光体の明部電位値はV
L=−100VからVl=−50Vになる。
【0077】これに伴ってドット画像は強調され画像の
乱れは防止できるが、現像電位が50V増加するために
画像領域全体の画像濃度が上がってしまう。そこで、こ
れらの上昇した画像濃度を補正するために、プロセス制
御を実施し、図24では現像バイアス値の補正量をDV
B=−300VからDVB=−260Vに可変する。こ
うして、画像濃度補正を行い画像領域内での安定した画
像を確保する事が可能となり、画像濃淡ムラの発生しな
い均一なハーフトーン画像が得られる。
【0078】図29は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を示す特
性図である。図29に示すように、放置時間10分が最
もレーザビームのアパーチャー面積が大きくなる。ま
た、連続コピー枚数が多くなるとレーザビームのアパー
チャー面積も大きくなる。図29に示す特性図に基づい
て、レーザビームのビーム径を可変することによって、
使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラ
が生じても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡
ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0079】<第4実施形態>第4実施形態における制
御装置30の制御手順は、ほぼ前記実施形態と同じであ
るが、異なるのは、停止時間tをチェックした後、除電
ランプ17の除電光量により制御することにより、画像
濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られ
るように補正するところである。
【0080】放置状態によって主帯電器の放電によって
発生した窒素酸化物系の活性化されたガスが帯電器11
直下部の感光体ドラム表面に付着し、感光体表面の抵抗
値が変化する事よって感度低下が生じ、その部分の感光
体明部電位(VL値)が上昇する。その時の明部電位値
はVL=−260Vとなりそれ以外の(帯電器11直下
以外の所)明都電位値はVL=−100Vとなり現像バ
イアス:−300Vで静電潜像を可視画像に現像する上
回象の濃淡が生し白抜け画像が発生してしまう(帯電器
11直下の所は画像が白抜ける)。
【0081】本実施形態では、この白抜けを防止すべ
く、除電光量を可変するのであるが、以下に、この第4
実施形態における制御装置30の除電光量制御の実施例
について述べる。
【0082】(実施例16及び実施例17)実施例16
では、除電ランプ17の除電印加電圧を可変し、実施例
17では、除電ランプ17の除電照射幅を制御して、画
像濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得ら
れるように補正する。図30及び図31は、実施例16
及び実施例17における制御装置30の制御手順を示す
フローチャートである。図30及び図31は、図21及
び図22のフローチャートとほぼ同じであるので、同じ
部分の説明は省略する。図30及び図31が、図21及
び図22のフローチャートと異なるのは、停止時間tを
チェックした後(S89,S91,S93)、除電光量に
より制御するところである(S60,S62,S6
4)。
【0083】図30のフローチャートのS89〜S94
において、例えば、次のような処理を行う。すなわち、
停止時間tが5≦t≦10のとき(S89)、除電光量
制御において、除電印加電圧は20V、あるいは除電照
射幅は100mmである(S90)。停止時間tが11
≦t≦30のとき(S91)、除電光量制御において、
除電印加電圧は20V、あるいは除電照射幅は100m
mである(S92)。停止時間tが31≦t≦60のと
き(S93)、除電光量制御において、除電印加電圧は
15V、あるいは除電照射幅は40mmである。このよ
うな処理を行うことにより、明部電位は均一化される。
【0084】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。まず、実施例16について述べる。使用環境状
態が50℃・20%の低温・低湿環境で総積算回転時間
は20時間が経過し、連続コピー1000枚終了後、1
0分放置後にハーフトーン画像をコピーした場合の時間
軸にたいする感光体ドラムの帯電電位の関係を表したの
ものを図32に示す。この様な画像濃淡を防止するため
に帯電器直下部及び露光部の感光体ドラム16の位置を
あらかじめ感光体ドラム回転モーターにて計測し、感度
劣化した部分が除電工程に到達した時に除電印加電圧を
通常の10Vから20Vに可変する。このことによっ
て、感度劣化が生じた部分の帯電前電位を低くし、帯電
工程通過後の感光体帯電電位を図33の様に制御する。
こうして、象露光工程での感度劣化を起こした部分の感
光体の明部電位値は、VL=−250VからVL=−1
20Vになり、画象領域内でほぼ有意のない帯電電位を
確保する事ができ、画象濃淡ムラの発生しにくいハーフ
トーン画像が得られる(図34)。
【0085】図35は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。図35
に示すように、放置時間10分が最も除電印加電圧が大
きくなる。また、連続コピー枚数が多くなると除電印加
電圧も大きくなる。図35に示す特性図に基づいて、除
電印加電圧を可変することによって、使用環境、放置時
間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それ
を均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0086】次に、実施例17について述べる。感度低
下が発生した部分が除電工程に到達した時に除電光量は
記録媒体P中央部をセンターとし照射幅を現状の210
mmから100mmに可変する事によって感度劣化が生
じた部分の帯電電位を低くし帯電工程通過後に感光体帯
電電位を図33のように制御する。このことによって感
度低下を引き起こした部分の感光体の明部電位値は、V
L=−250VからVL=−120Vになり、画像領域
内でほぼ有意差のない帯電電位を確保する事ができ、画
像濃淡ムラの発生しにくいハーフトーン画像が得られる
(図34)。
【0087】図36は、放置時間と連続コピー枚数に応
じて補正する除電照射幅を示す特性図である。図36に
示すように、放置時間10分が最も除電照射幅が大きく
なる。また、連続コピー枚数が多くなるとパルス幅変調
値も大きくなる。図36に示す特性図に基づいて、除電
照射幅を可変することによって、使用環境、放置時間と
コピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それを均
一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない均一
なハーフトーン画像が得られる。
【0088】(実施例18及び実施例19)画像濃淡ム
ラの発生レベルは使用環境及び連続コピー枚数及びコピ
ー後の放置時間によって差が生じる。さらに濃淡ムラの
レベルが比較的弱い時は感光体表面に付着したガスがク
リーニング工程を通過する事によってクリーニングプレ
ードでメカ的に掻き取られるために感光体帯電電位に差
が生じる。その時の時間軸に対する感光体ドラム16の
帯電電位の関係を表したものが図37になる。感光体ド
ラム16の1回転目と2回転目で電位差が生じ画像濃淡
ムラが発生している。そこで、実施例18では、感光体
ドラム16の1回転目と2回転目で除電ランプ17除電
光量を可変して、画像濃淡ムラの発生しない均一なハー
フトーン画像が得られるように補正する。
【0089】次に、実施例18及び実施例19における
制御について説明する。図38及び図39は、実施例1
8及び実施例19における制御装置30の制御手順を示
すフローチャートである。図38及び図39は、図30
及び図31のフローチャートとほぼ同じであるので、同
じ部分の説明は省略する。図38及び図39が、図30
及び図31のフローチャートと異なるのは、停止時間t
をチェックした後(S119,S121,S123)、除
電光量により制御するところである(S60,S62,
S64)。
【0090】図38のフローチャートのS119〜S1
24において、例えば、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S119)、実
施例18の除電光量制御において、除電印加電圧は感光
体ドラム16の1回転目で15V、2回転目で12V、
実施例19の除電光量制御において、除電照射幅は感光
体ドラム16の1回転目で100mm、2回転目で60
mmである(S120)。停止時間tが11≦t≦30
のとき(S121)、実施例18の除電光量制御におい
て、除電印加電圧は感光体ドラム16の1回転目で13
V、2回転目で11V、実施例19の除電光量制御にお
いて、除電照射幅は感光体ドラム16の1回転目で70
mm、2回転目で30mmある(S122)。停止時間
tが31≦t≦60のとき(S123)、実施例18の
除電光量制御において、除電印加電圧は感光体ドラム1
6の1回転目で11V、2回転目で10V、実施例19の
除電光量制御において、照射幅は感光体ドラム16の1
回転目で40mm、2回転目で10mmである。このよ
うな処理を行うことにより、明部電位は均一化される。
【0091】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。まず、実施例18について述べる。感度低下が
発生した部分が除電工程に到達した時、除電印加電圧を
10Vから感光体ドラム16の1回転目では15Vに2
回転目では12Vに可変する事によって感度劣化が生じ
た部分の帯電前電位を低くし、帯電工程通過後の感光体
帯電電位を図40の様に制御する。このことによって、
感度劣化を起こした部分の感光体の明部電位値は、感光
体ドラム16の1回転目ではVL=−250VからVL
=−120Vに、2回転目ではVL=−120VからV
L=−100Vなる。こうして、画像領域内でほぼ有意
差のない帯電電位を確保する事ができ、画象濃淡ムラの
発生しにくいハーフトーン画像が得られる(図41)。
【0092】図42は、実施例18における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電印加電圧を示す特
性図であり、(a)は、感光体ドラム16が1回転目の
とき、(b)は、感光体ドラム16が2回転目のときの
グラフである。図42に示すように、放置時間10分が
最も除電印加電圧が大きくなる。また、連続コピー枚数
が多くなると除電印加電圧も大きくなる。図42に示す
特性図に基づいて、感光体ドラム16の1回転目と2回
回転目で電印加電圧を可変することによって、使用環
境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じ
ても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの
発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0093】次に、実施例19について述べる。感度低
下が発生した部分が除電工程に到達した時に除電光量は
記録媒体P中央部をセンターとし照射幅を現状の210
mmから感光体ドラム16の1回転目では100mm
に、2回転目では60mmに可変する事によって感度劣
化が生じた部分の帯電電位を低くし帯電工程通過後に感
光体帯電電位を図10の様に制御する事によって感度低
下を引き起こした部分の感光体の明部電位値は感光体ド
ラム16の1回転目ではVL=−250VからVL=−
120Vになり、2回転目ではVL=−120VからV
L主−100Vになり画像領域内でほぼ有意差のない帯
電電位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しにく
いハーフトーン画像が得られる(図41)
【0094】図43は、実施例19における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電照射幅示す特性図
であり、(a)は、感光体ドラム16が1回転目のと
き、(b)は、感光体ドラム16が2回転目のときのグ
ラフである。図42に示すように、放置時間10分が最
も除電照射幅が大きくなる。また、連続コピー枚数が多
くなると除電照射幅も大きくなる。図43に示す特性図
に基づいて、感光体ドラム16の1回転目と2回転目で
除電照射幅を可変することによって、使用環境、放置時
間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それ
を均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0095】(実施例20及び実施例21)実施例20
及び実施例21では、除電光量を可変し、感度低下を起
こしていない部分の帯電電位を高くして、帯電工程通過
後の感光体帯電電位を制御する。図44及び図45は、
実施例20及び実施例21における制御装置30の制御
手順を示すフローチャートである。図44及び図45
は、図30及び図31のフローチャートとほぼ同じであ
るので、同じ部分の説明は省略する。図44及び図45
が、図30及び図31のフローチャートと異なるのは、
停止時間tをチェックした後(S149,S151,S1
53)、除電光量により制御するところである(S15
0,S152,S154)。
【0096】図44のフローチャートのS149〜S1
54において、例えば、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S149)、実
施例20の除電光量制御において、除電印加電圧は7
V、実施例21の除電光量制御において、除電照射幅は
110mmである(S150)。停止時間tが11≦t
≦30のとき(S151)、実施例20の除電光量制御
において、除電印加電圧は8V、実施例21の除電光量
制御において、除電照射幅は150mmある(S15
2)。停止時間tが31≦t≦60のとき(S15
3)、実施例20の除電光量制御において、除電印加電
圧は9V、実施例21の除電光量制御において、除電照
射幅は170mmである。このような処理を行うことに
より、明部電位は均一化される。
【0097】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。まず、実施例20について述べる。画像領域内
における感度低下をおこしていない部分が除電工程に到
達した時に、除電光量を除電印加電圧にて現状の10V
から7Vに可変する。感度低下を起こしていない部分の
帯電電位を高くし、帯電工程通過後の感光体帯電電位を
図46の様に制御する。こうして、感度低下を引き起こ
した部分の感光体の明都電位値との電位差を小さくする
事が可能となり、画像領域内でほぼ有意差のない帯電電
位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しにくいハ
ーフトーン画像が得られる(図47)。
【0098】図48は、実施例20における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電印加電圧を示す特
性図である。図48に示すように、放置時間10分が最
も除電印加電圧が大きくなる。また、連続コピー枚数が
多くなると除電印加電圧も大きくなる。図48に示す特
性図に基づいて、除電印加電圧を可変することによっ
て、使用環境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位
ムラが生じても、それを均一化できる。こうして、画像
濃淡ムラの発生しない均一なハーフトーン画像が得られ
る。
【0099】次に、実施例19について述べる。画象領
域内における感度低下が起こつていない部分が除電工程
に到達した時に除電光量は記録媒体P中央部をセンター
とし照射幅を現状の210mmから感光体ドラム16の
1回転目では110mmに可変し、感度低下を引き起こ
していない部分の帯電電位を高くする。帯電工程通過後
の感光体帯電電位を図46の様に制御する事によって感
度低下を引き起こした部分の感光体の明都電位差を小さ
くする。このことによって、画象領域内でほぼ有意差の
ない帯電電位を確保する事ができ、画像濃度ムラの発生
しにくいハーフトーン画像が得られる(図47)。
【0100】図49は、実施例21における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電照射幅示す特性図
である。図49に示すように、放置時間10分が最も除
電照射幅が大きくなる。また、連続コピー枚数が多くな
ると除電照射幅も大きくなる。図49に示す特性図に基
づいて、除電照射幅を可変することによって、使用環
境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じ
ても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの
発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0101】(実施例22及び実施例23)図50及び
図51は、実施例22及び実施例23における制御装置
30の制御手順を示すフローチャートである。図50及
び図51は、図30及び図31のフローチャートとほぼ
同じであるので、同じ部分の説明は省略する。図50及
び図51が、図30及び図31のフローチャートと異な
るのは、停止時間tをチェックした後(S179,S18
1,S183)、感光体ドラム16の1回転目と2回転目
で除電光量を制御し、感度低下を起こしていない部分の
帯電電位を高くして、帯電工程通過後の感光体帯電電位
を制御する(S180,S182,S184)。
【0102】図50のフローチャートのS179〜S1
84において、例えば、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S179)、実
施例22の除電光量制御において、除電印加電圧は感光
体ドラム16の1回転目で7V、2回転目で9V、実施
例23の除電光量制御において、除電照射幅は感光体ド
ラム16の1回転目で110mm、2回転目で180m
mである(S180)。停止時間tが11≦t≦30の
とき(S181)、実施例22の除電光量制御におい
て、除電印加電圧は感光体ドラム16の1回転目で8
V、2回転目で9V、実施例23の除電光量制御におい
て、除電照射幅は感光体ドラム16の1回転目で150
mm、2回転目で190mmある(S182)。停止時
間tが31≦t≦60のとき(S183)、実施例22
の除電光量制御において、除電印加電圧は感光体ドラム
16の1回転目で9V、2回転目で10V、実施例19
の除電光量制御において、照射幅は感光体ドラム16の
1回転目で200mm、2回転目で210mmである。
このような処理を行うことにより、明部電位は均一化さ
れる。
【0103】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。まず、実施例22について述べる。画象領域内
における感度低下が起こつていない部分が除電工程に到
達した時に除電印加電圧を10Vから感光体ドラム16
の1回転目では7Vに、2回転目では9Vに可変し感度
低下を引き起こしていない部分の帯電電位を高くする。
帯電工程通過後の感光体帯電電位を図52の様に制御す
る事によって感度低下を引き起こした部分の感光体の明
都電位差を小さくする事ができる。画像領域内でほぼ有
意差のない帯電電位を確保する事ができ、画象濃淡ムラ
の発生しにくいハーフトーン画像が得られる(図5
3)。
【0104】図54は、実施例22における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電印加電圧を示す特
性図であり、(a)は、感光体ドラム16が1回転目の
とき、(b)は、感光体ドラム16が2回転目のときの
グラフである。図54に示すように、放置時間10分が
最も除電印加電圧が小さくなる。また、連続コピー枚数
が多くなると除電印加電圧も小さくなる。図54に示す
特性図に基づいて、感光体ドラム16の1回転目と2回
回転目で電印加電圧を可変することによって、使用環
境、放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じ
ても、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの
発生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0105】次に、実施例19について述べる。画像領
域内における感度低下が起こっていない部分が除電工程
に到達した時に除電光量は記録媒体P中央部をセンター
とし照射幅を現状の210mmから感光体ドラム16の
1回転目では110mmに、2回転目では180mmに
可変する。感度低下を引き起こしていない部分の帯電電
位を高くし帯電工程通過後の感光体帯電電位を図52の
様に制御する。こうして、感度低下を引き起こした部分
の感光体の明部電位差を小さくすることができ、画像領
域内でほぼ有意差のない帯電電位を確保する事ができ、
画像濃淡ムラの発生しにくいハーフトーン画像が得られ
る(図53)。
【0106】図55は、実施例23における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電照射幅示す特性図
であり、(a)は、感光体ドラム16が1回転目のと
き、(b)は、感光体ドラム16が2回転目のときのグ
ラフである。図55に示すように、放置時間10分が最
も除電照射幅が大きくなる。また、連続コピー枚数が多
くなると除電照射幅も大きくなる。図55に示す特性図
に基づいて、感光体ドラム16の1回転目と2回転目で
除電照射幅を可変することによって、使用環境、放置時
間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それ
を均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0107】(実施例24及び実施例25)図56及び
図57は、実施例24及び実施例25における制御装置
30の制御手順を示すフローチャートである。図56及
び図57は、図30及び図31のフローチャートとほぼ
同じであるので、同じ部分の説明は省略する。図56及
び図57が、図30及び図31のフローチャートと異な
るのは、停止時間tをチェックした後(S209,S21
1,S213)、画象領域内における感度低下部及びそ
れ以外の部分が除電工程に到達した時に除電光量を制御
するところである(S210,S212,S214)。
【0108】図56のフローチャートのS209〜S2
14において、例えば、次のような処理を行う。すなわ
ち、停止時間tが5≦t≦10のとき(S209)、実
施例24の除電光量制御において、除電印加電圧は帯電
器直下部で15V、その部分以外で7V、実施例25の
除電光量制御において、除電照射幅は帯電器直下部で1
00mm、その部分以外では110mmである(S21
0)。停止時間tが11≦t≦30のとき(S21
1)、実施例24の除電光量制御において、除電印加電
圧は帯電器直下部で13V、その部分以外で8V、実施
例25の除電光量制御において、除電照射幅は帯電器直
下部で70mm、その部分以外で150mmある(S1
52)。停止時間tが31≦t≦60のとき(S21
3)、実施例24の除電光量制御において、除電印加電
圧は帯電器直下部で11V、その部分以外で9V、実施
例25の除電光量制御において、除電照射幅は帯電器直
下部で40mm、その部分以外で200mmである。こ
のような処理を行うことにより、明部電位は均一化され
る。
【0109】さて、このような処理が有効であるかを確
認した。まず、実施例24について述べる。画象領域内
における感度低下部及びそれ以外の部分が除電工程に到
達した時に、除電光量を除電印加電圧にて感度低下部で
は10Vから15Vに可変する。それ以外の部分では1
0Vから7Vに可変し、両方の帯電工程通過後の感光体
帯電電位を図58の様に制御する。このことによって感
度低下を引き起こした部分の感光体の明部電位値との電
位差がなくなり、画像領域内で安定した帯電電位を確保
する事ができ、画像濃淡ムラの発生しにくいハーフトー
ン画像が得られる(図59)。
【0110】図60は、実施例24における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電印加電圧を示す特
性図であり、(a)は帯電器直下部の除電制御、(b)
は帯電器直下部以外の除電制御である。図60に示すよ
うに、放置時間10分において帯電器直下部で最も除電
印加電圧が大きくなり、逆に帯電器直下部以外では最も
小さくなる。また、連続コピー枚数が多くなると、帯電
器直下部では除電印加電圧が大きくなり、逆に帯電器直
下部以外では小さくなる。図60に示す特性図に基づい
て、除電印加電圧を可変することによって、使用環境、
放置時間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じて
も、それを均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発
生しない均一なハーフトーン画像が得られる。
【0111】次に、実施例25について述べる。画像領
域内における感度低下部及びそれ以外の部分が除電工程
に到達した時に除電光量は記録媒体Pの中央部をセンタ
ーとし除電照射幅を感度低下部では210mmから感光
体ドラム16の1回転目では100mmに、2回転目で
は60mmに可変する。それ以外の部分では210mm
から感光体ドラム16の1回転目では110mmに、2
回転目では180mmに可変し、双方の帯電工程通過後
の感光体帯電電位を図58の様に制御する。このことに
よって感度低下を引き起こした部分の感光体の明都電位
値との電位差がなくなり画像領域内でほほ安定した帯電
電位を確保する事ができ、画像濃淡ムラの発生しにくい
ハーフトーン画像が得られる(図59)。
【0112】図61は、実施例25における放置時間と
連続コピー枚数に応じて補正する除電照射幅示す特性図
であり、(a)は帯電器直下部の除電制御、(b)は帯
電器直下部以外の除電制御を示す。図61に示すよう
に、放置時間10分において、帯電器直下部で最も除電
照射幅が大きくなり、逆に帯電器直下部以外では最も小
さくなる。また、連続コピー枚数が多くなると、帯電器
直下部では除電照射幅も大きくなり、逆に帯電器直下部
以外では小さくなる。図61に示す特性図に基づいて、
除電照射幅を可変することによって、使用環境、放置時
間とコピー枚数によって帯電電位ムラが生じても、それ
を均一化できる。こうして、画像濃淡ムラの発生しない
均一なハーフトーン画像が得られる。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、本発明においては、上
記構成を有することにより、前記使用環境条件、使用履
歴及び停止時間に基づいて、像露光装置の光量や除電装
置による除電光量を可変して、次回の画像形成時に均一
な明部電位を確保することができる。繰り返しコピー動
作と、放置期間の長短により、帯電器の放電で発するオ
ゾンガスや窒素酸化物によって感光体ドラム表面の帯電
電位が感度の低下を生じるが、この部分の感度低下を補
正することによって、均一な画像が得られる。
【0114】また、感光体ドラム16の1回転目と2回
転目で像露光装置の光量や除電装置による除電光量を可
変させることにより、感光体帯電電位を制御し、画像領
域内で、より安定した帯電電位(明部電位)を確保する
ことが可能となり、均一な画像が得られる。
【0115】また、像露光装置の光量や除電装置による
除電光量を可変させた後、プロセス制御にて画像濃度を
補正し安定した画像を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置であるカラー複写機
の一実施形態を示す構成図である。
【図2】制御装置を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における制御装置の制御手順を示
すフローチャートである。
【図4】図3に続く第1実施形態における制御装置の制
御手順を示すフローチャートである。
【図5】通常の像露光量制御における時間軸にたいする
感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図である。
【図6】実施例1における時間軸にたいする感光体ドラ
ム16の帯電電位の関係を示す特性図である。
【図7】実施例1における放置時間と連続コピー枚数に
応じて補正するパルス幅変調値を示す特性図である。
【図8】実施例2における放置時間と連続コピー枚数に
応じて補正するレーザパワーを示す特性図である。
【図9】実施例3における放置時間と連続コピー枚数に
応じて補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性図で
ある。
【図10】実施例4において放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特性
図である。
【図11】実施例5において放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を示
す特性図である。
【図12】第2実施形態における制御装置の制御手順を
示すフローチャートである。
【図13】図13に続く第2実施形態における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図14】感光体ドラムの1回転目と2回転目で通常の
像露光量制御における時間軸に対する感光体ドラムの帯
電電位の関係を示す特性図である。
【図15】実施例6における時間軸にたいする感光体ド
ラムの帯電電位の関係を示す特性図である。
【図16】実施例6における放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するパルス幅変調値を示す特性図である。
【図17】実施例7における放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するレーザパワーを示す特性図である。
【図18】実施例8における放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性図
である。
【図19】実施例9において放置時間と連続コピー枚数
に応じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特性
図である。
【図20】実施例10において放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を
示す特性図である。
【図21】第3実施形態における制御装置の制御手順を
示すフローチャートである。
【図22】図21に続く第1実施形態における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図23】通常の像露光量制御における時間軸にたいす
る感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図である。
【図24】実施例11における時間軸にたいする感光体
ドラムの帯電電位の関係を示す特性図である。
【図25】実施例11における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するパルス幅変調値を示す特性図であ
る。
【図26】実施例12における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するレーザパワーを示す特性図である。
【図27】実施例13における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するポリゴンミラーの回転数を示す特性
図である。
【図28】実施例14において放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するレーザビームの書き込み幅を示す特
性図である。
【図29】実施例15において放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正するレーザビームのアパーチャー面積を
示す特性図である。
【図30】第4実施形態における制御装置の制御手順を
示すフローチャートである。
【図31】図30に続く第4実施形態における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図32】通常の除電制御における時間軸に対する感光
体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図である。
【図33】実施例16及び実施例17において、除電印
加電圧を制御した場合の時間軸に対する感光体ドラムの
表面電位の関係を示す特性図である。
【図34】実施例16及び実施例17における時間軸に
対する感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図であ
る。
【図35】実施例16における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。
【図36】実施例17における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電照射幅を示す特性図である。
【図37】通常の除電制御における時間軸に対する感光
体ドラムの1回転目と2回転目の帯電電位の関係を示す
特性図である。
【図38】実施例18及び実施例19における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図39】図38に続く実施例18及び実施例19にお
ける制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図40】実施例18及び実施例19において、除電印
加電圧を制御した場合の時間軸に対する感光体ドラムの
表面電位の関係を示す特性図である。
【図41】実施例18及び実施例19における時間軸に
対する感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図であ
る。
【図42】実施例18における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。
【図43】実施例19における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電照射幅を示す特性図である。
【図44】実施例20及び実施例21における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図45】図44に続く実施例20及び実施例21にお
ける制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図46】実施例20及び実施例21において、除電印
加電圧を制御した場合の時間軸に対する感光体ドラムの
表面電位の関係を示す特性図である。
【図47】実施例20及び実施例21における時間軸に
対する感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図であ
る。
【図48】実施例20における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。
【図49】実施例21における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電照射幅を示す特性図である。
【図50】実施例22及び実施例23における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図51】図38に続く実施例22及び実施例23にお
ける制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図52】実施例22及び実施例23において、除電印
加電圧を制御した場合の時間軸に対する感光体ドラムの
表面電位の関係を示す特性図である。
【図53】実施例22及び実施例23における時間軸に
対する感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図であ
る。
【図54】実施例22における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。
【図55】実施例23における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電照射幅を示す特性図である。
【図56】実施例24及び実施例25における制御装置
の制御手順を示すフローチャートである。
【図57】図38に続く実施例24及び実施例25にお
ける制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図58】実施例24及び実施例25において、除電印
加電圧を制御した場合の時間軸に対する感光体ドラムの
表面電位の関係を示す特性図である。
【図59】実施例24及び実施例25における時間軸に
対する感光体ドラムの帯電電位の関係を示す特性図であ
る。
【図60】実施例24における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電印加電圧を示す特性図である。
【図61】実施例25における放置時間と連続コピー枚
数に応じて補正する除電照射幅を示す特性図である。
【符号の説明】
10 画像形成ユニット 11 帯電器 13 現像器 14 転写ローラ 15 クリーナー 16 感光体ドラム 17 除電ランプ 20 転写定着ユニット 21 転写ベルト 22,23 テンションローラ 24 クリーニング装置 25 定着装置 26 温度・湿度センサ 30 制御装置 31 制御部 32 タイマー 33 回転時間加算部 34 コピー枚数算出部 35 記憶部 P 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 (72)発明者 冨田 章嗣 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 嵩下 佳織 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 今泉 大作 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 北川 高志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 阪上 友香 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA03 AA33 CA11 CA18 CA39 2H027 DA13 DA40 DA44 DA45 EA02 EA10 EC06 EC11 ED06 ED26 EE08 EF07 FA28 2H035 AA08 AB03 AC02 AC03 AC04 2H076 AB05 AB34 AB76 5C074 AA02 BB02 BB17 CC26 DD07 DD09 DD11 DD16 EE02 EE03 EE06 EE08 GG12 HH02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転写
    装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動方
    向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する画
    像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、前記感光体ドラ
    ムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分の前記像
    露光装置による像露光量を次回の画像形成時に均一な明
    部電位を確保するように可変する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転写
    装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動方
    向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する画
    像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、前記感光体ドラ
    ムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分の前記像
    露光装置による像露光量を、次回の画像形成時に前記感
    光体ドラムの1回転目と2回転目で均一な明部電位を確
    保するように可変する制御手段と、を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転写
    装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動方
    向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する画
    像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、画像領域内の前
    記像露光装置による像露光量を次回の画像形成時に均一
    な明部電位を確保するように可変し、プロセス制御にて
    画像濃度を補正する制御手段と、を備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記像露光装置が発す
    るレーザビームの出力をパルス幅変調にて可変すること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記像露光装置が発す
    るレーザビームの出力をレーザパワーにて可変すること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記像露光装置が発す
    るレーザビームの照射時間を可変することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記像露光装置が発す
    るレーザビームの照射幅を可変することを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記像露光装置が発す
    るレーザビームのビーム径を可変することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転写
    装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動方
    向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する画
    像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、前記感光体ドラ
    ムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分の前記除
    電装置による除電光量を次回の画像形成時に均一な明部
    電位を確保するように可変する制御手段と、を備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転
    写装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動
    方向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する
    画像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、前記感光体ドラ
    ムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分以外の部
    分の前記除電装置による除電光量を次回の画像形成時に
    均一な明部電位を確保するように可変する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 帯電装置、像露光装置、現像装置、転
    写装置、除電装置の各装置を感光体ドラムの周囲に移動
    方向に沿って順次配置し、画像形成を繰り返し実行する
    画像形成装置において、 前記感光体ドラムの使用環境条件を検出する環境検出手
    段と、 前記感光体ドラムの使用履歴を記憶する記憶手段と、 画像形成終了時から次の画像形成開始時までの停止時間
    を計測する時間計測手段と、 前記使用環境条件、使用履歴及び停止時間に基づいて、
    前記像露光装置を制御することにより、前記感光体ドラ
    ムの停止時に前記帯電装置と対向していた部分及びそれ
    以外の部分の画像領域内における前記除電装置による除
    電光量を次回の画像形成時に均一な明部電位を確保する
    ように可変する制御手段と、を備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、前記除電光量を除電
    印加電圧にて可変することを特徴とする請求項9、10
    又は11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記制御装置は、前記除電光量を照射
    幅にて可変することを特徴とする請求項9、10又は1
    1記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記制御装置は、前記感光体ドラムの
    1回転目と2回転目で前記除電光量を除電印加電圧にて
    可変することを特徴とする請求項9、10又は11記載
    の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記制御装置は、前記感光体ドラムの
    1回転目と2回転目で前記除電光量を照射幅にて可変す
    ることを特徴とする請求項9、10又は11記載の画象
    形成装置。
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JP2009042738A (ja) * 2007-07-17 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置
JP2009288308A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Canon Inc 画像形成装置
JP2018151524A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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