JP2001225837A - プルトップ式缶の蓋構造およびプルトップ式缶の飲み口形成方法 - Google Patents

プルトップ式缶の蓋構造およびプルトップ式缶の飲み口形成方法

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JP2001225837A
JP2001225837A JP2000037322A JP2000037322A JP2001225837A JP 2001225837 A JP2001225837 A JP 2001225837A JP 2000037322 A JP2000037322 A JP 2000037322A JP 2000037322 A JP2000037322 A JP 2000037322A JP 2001225837 A JP2001225837 A JP 2001225837A
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canopy
pull
tip
rear end
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Shunichiro Kiuchi
俊一郎 木内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小さな力でプルタブ後端部と天蓋部と
の間に隙間を容易に設けることができて、飲み口を容易
に開けることができるプルトップ式缶の蓋構造およびプ
ルトップ式缶の飲み口形成方法を提供することを目的と
するものである。 【解決手段】 プルタブ4における支点ピン5と先端部
4aとを連結する箇所に支点ピン接続箇所より先端部接
続箇所へ向けて斜め上方に延びる傾斜連結部4dを形成
し、プルタブ引き起こし動作の前に、プルタブ4の先端
部4aを蓋片部3側へ押し込んで蓋片部3に接近または
当接させてることで、プルタブの後端部4bを天蓋部1
より離反させ、この後にプルタブ4の引き起こし動作を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプルトップ式缶の蓋
構造およびプルトップ式缶の飲み口形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】既に、プルトップ式の開封手段を有する
飲料用などの缶が普及している。このプルトップ式缶
は、缶切り具などを用いなくてもプルトップを引き起こ
して開封することにより飲み口を簡単に形成できるた
め、広く使用されている。
【0003】このプルトップ式缶は、図7、図8(a)
に示すように、天蓋部1に略ループ状の切り込み部2が
周囲に形成されてなる蓋片部3を設け、この蓋片部3に
その先端部4aが上方から重なるようにプルタブ4を配
置し、リベットからなる支点ピン5を介してプルタブ4
を天蓋部1に固着している。特に、近年においては、こ
の形式の缶において、蓋片部3を開けて飲み口6を形成
した場合でも、蓋片部3やプルタブ4が天蓋部1から離
脱されないSOT(Stey On Tab)式のもの
が、蓋片部やプルタブが離脱する従来の形式のものに比
べて、単独で投げ捨てられたりすることがないため、好
まれて用いられている。この形式のものでは切り込み部
2が一部不連続となっており、飲み口6を形成した場合
でも蓋片部3が天蓋部1に接続されたままとなる。な
お、図7における4cはプルタブ4に形成された指引掛
け孔である。
【0004】このようなプルトップ式缶を開ける際に
は、図8(a)〜(c)に示すように、プルタブ4の後
端部4bと天蓋部1との間に指先を挿入した後に、プル
タブ4の後端部4bに指先を引掛けて引き上げる。する
と、まず初めに、プルタブ4の先端部4aが蓋片部3の
支点ピン5近傍箇所に当接してこの箇所が破断され、そ
の後、さらにプルタブ4からの押し下げ力が加えられる
ことで、切り込み部2にならって切り込み部分が拡大し
て蓋片部3が押し込まれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のプルトップ式缶においては、図8(b)に示すよう
に、プルタブ4の後端部4bと天蓋部1との間に一旦指
先を挿入することができてプルタブ4に指先を引掛ける
ことができる状態になった後は、プルタブ4の引き起こ
し動作を比較的容易に行えるものの、図8(a)に示す
ように、その前のプルタブ4の後端部4bと天蓋部1と
の間に指先を挿入する作業が非常に行い難いという欠点
がある。すなわち、プルタブ4と天蓋部1とが密接して
取付けられており、このようにプルタブ4の後端部4b
に指をかけ難い状態のままで蓋片部3の最初の破断動作
を行わなければならないため、大きな力を必要とし、子
供や女性などにとっては特にこの作業が行い難い場合が
多かった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、比較
的小さな力でプルタブ後端部と天蓋部との間に隙間を容
易に設けることができて、飲み口を容易に開けることが
できるプルトップ式缶の蓋構造およびプルトップ式缶の
飲み口形成方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、切り込み部が周囲に形成され
てなる蓋片部が天蓋部に設けられ、前記蓋片部にその先
端部が上方から重なるようにプルタブが配置され、支点
ピンを介してプルタブが天蓋部に固着され、プルタブ後
端部側と天蓋部との間に指先を挿入してプルタブ後端部
を引き起こすことでプルタブの先端部により蓋片部を押
し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶であって、プ
ルタブの支点ピンと先端部とを連結する箇所に、支点ピ
ン接続箇所より先端部接続箇所へ向けて斜め上方に延び
て形成され、プルタブ引き起こし動作の前に行うプルタ
ブ先端部の蓋片部側への押し込み動作により蓋片部に接
近または当接して、プルタブの後端部を天蓋部より離反
させる傾斜連結部を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が天蓋部に設けられ、前記蓋片
部にその先端部が上方から重なるようにプルタブが配置
され、支点ピンを介してプルタブが天蓋部に固着され、
プルタブ後端部側と天蓋部との間に指先を挿入してプル
タブ後端部側を引き起こすことでプルタブの先端部によ
り蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶
であって、天蓋部とプルタブとの間の支点ピン連結箇所
にスペーサもしくはスペーサに相当する空間部を設け、
プルタブ引き起こし動作の前に行うプルタブ先端部の蓋
片部側への押し込み動作によりプルタブ先端部を蓋片部
に接近または当接させて、プルタブの後端部を天蓋部よ
り離反させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が天蓋部に設けられ、前記蓋片
部にその先端部が上方から重なるようにプルタブが配置
され、支点ピンを介してプルタブが天蓋部に固着され、
プルタブ後端部側と天蓋部との間に指先を挿入してプル
タブ後端部側を引き起こすことでプルタブの先端部によ
り蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶
であって、プルタブの支点ピン接続箇所よりも先端部側
において蓋片部から離反するように斜め上方に折曲され
て形成され、プルタブ引き起こし動作の前に行う蓋片部
側への押し込み動作により蓋片部に接近または当接し
て、プルタブの後端部を天蓋部より離反させる傾斜面部
を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が設けられている天蓋部と、蓋
片部にその先端部が上方から重なるような配置で支点ピ
ンを介して固着されたプルタブの後端部側との間に、指
先を挿入して、プルタブの後端部を引き起こすことでプ
ルタブの先端部により蓋片部を押し下げて飲み口を形成
するプルトップ式缶の飲み口形成方法であって、プルタ
ブにおける支点ピンと先端部とを連結する箇所において
支点ピン接続箇所より先端部接続箇所へ向けて斜め上方
に延びる傾斜連結部が形成されたプルタブに対して、そ
の先端部を、プルタブ引き起こし動作の前に、蓋片部側
へ押し込み、この押し込み動作によりプルタブの先端部
を蓋片部に接近または当接させてプルタブの後端部を天
蓋部より離反させることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が設けられている天蓋部と、蓋
片部にその先端部が上方から重なるような配置で支点ピ
ンを介して固着されたプルタブの後端部側との間に、指
先を挿入して、プルタブの後端部を引き起こすことでプ
ルタブの先端部により蓋片部を押し下げて飲み口を形成
するプルトップ式缶の飲み口形成方法であって、天蓋部
とプルタブとの間の支点ピン連結箇所にスペーサもしく
はスペーサに相当する空間部が設けられたプルタブに対
して、その先端部を、プルタブ引き起こし動作の前に、
蓋片部側へ押し込み、この押し込み動作によりプルタブ
の先端部を蓋片部に接近または当接させてプルタブの後
端部を天蓋部より離反させることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が設けられている天蓋部と、蓋
片部にその先端部が上方から重なるような配置で支点ピ
ンを介して固着されたプルタブの後端部側との間に、指
先を挿入して、プルタブの後端部を引き起こすことでプ
ルタブの先端部により蓋片部を押し下げて飲み口を形成
するプルトップ式缶の飲み口形成方法であって、プルタ
ブの支点ピン接続箇所よりも先端部側において蓋片部か
ら離反するように傾斜面部が斜め上方に折曲されて形成
されたプルタブに対して、その傾斜面部を、プルタブ引
き起こし動作の前に、蓋片部側へ押し込み、この押し込
み動作によりプルタブの傾斜面部を蓋片部に接近または
当接させてプルタブの後端部を天蓋部より離反させるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、切り込み部が周囲
に形成されてなる蓋片部が設けられている天蓋部と、蓋
片部にその先端部が上方から重なるような配置で支点ピ
ンを介して固着されたプルタブの後端部側との間に、指
先を挿入して、プルタブの後端部を引き起こすことでプ
ルタブの先端部により蓋片部を押し下げて飲み口を形成
するプルトップ式缶の飲み口形成方法であって、プルタ
ブの先端部が蓋片部から隙間を有して離反した状態で形
成されたプルタブに対して、その先端部を、プルタブ引
き起こし動作の前に、蓋片部側へ押し込み、この押し込
み動作によりプルタブの先端部を蓋片部に接近または当
接させてプルタブの後端部を天蓋部より離反させること
を特徴とする。
【0014】請求項1記載の構成ならびに請求項4記載
の方法によれば、プルタブ引き起こし動作の前に、まず
プルタブ先端部を蓋片部側へ押し込むことで、プルタブ
先端部が蓋片部に接近または当接して、プルタブの後端
部を天蓋部より離反させることができるので、プルタブ
の後端部と天蓋部との間に容易に隙間を設けることがで
きて、この後のプルタブ引き起こしによる飲み口の形成
動作を比較的少ない力で容易に行うことができる。
【0015】請求項2記載の構成ならびに請求項5、7
記載の方法によれば、プルタブ引き起こし動作の前に、
まずプルタブ先端部を蓋片部側へ押し込むことで、プル
タブ先端部が蓋片部にスペーサ厚み分またはスペーサ厚
み相当の空間分、あるいは隙間分だけ接近して、プルタ
ブの後端部を天蓋部より離反させることができるので、
プルタブの後端部と天蓋部との間に容易に隙間を設ける
ことができて、この後のプルタブ引き起こしによる飲み
口の形成動作を比較的少ない力で容易に行うことができ
る。
【0016】請求項3記載の構成ならびに請求項6記載
の方法によれば、プルタブ引き起こし動作の前に、まず
傾斜面部を蓋片部側へ押し込むことで、プルタブ先端部
が蓋片部に接近または当接して、プルタブの後端部を天
蓋部より離反させることができるので、プルタブの後端
部と天蓋部との間に容易に隙間を設けることができて、
この後のプルタブ引き起こしによる飲み口の形成動作を
比較的少ない力で容易に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
プルトップ式缶の蓋構造を図面に基づき説明する。
【0018】図1、図2に示すように、このプルトップ
式缶においても、切り込み部2が周囲に形成されてなる
蓋片部3が天蓋部1に設けられ、この蓋片部3にその先
端部4aが上方から重なるようにプルタブ4が配置さ
れ、リベットからなる支点ピン5を介してプルタブ4が
天蓋部1に固着されている。そして、プルタブ4の後端
部4bと天蓋部1との間に指先を挿入してプルタブ4の
後端部4bに指先を引掛けて引き起こすことでプルタブ
4の先端部4aにより蓋片部3を押し下げて飲み口6を
形成するようになっている。また、切り込み部2が一部
不連続となって、飲み口6を形成した場合でも蓋片部3
が天蓋部1に接続されたままとなるよう構成されてい
る。
【0019】これらの構成に加えて、このプルトップ式
缶においては、プルタブ4の支点ピン5と先端部4aと
を連結する箇所に、支点ピン接続箇所より先端部接続箇
所へ向けて斜め上方に延びる傾斜連結部4dが形成され
ている。
【0020】上記構成において、プルタブ4の引き起こ
し動作を行う際は、その前に、まずプルタブ4の先端部
4aを蓋片部3側へ押し込む動作を行う(図1(b)参
照)。これによりプルタブ4の先端部4aは蓋片部3に
接近または当接し、支点ピン5を介してプルタブ4の反
対側に設けられた後端部4bは天蓋部1より離反する。
この結果、図1(b)に示すように、プルタブ4の後端
部4bと天蓋部1との間に隙間Aができるので、この隙
間Aより指先を容易に引掛けることができる。したがっ
て、図1(c)、(d)に示すように、プルタブ4の後
端部4bに指を引掛けてプルタブ4を引き起こすことに
より、蓋片部3の最初の破断動作ならびにその後の破断
動作を少ない力で行うことができ、飲み口6の形成動作
を容易に行うことができる。
【0021】なお、このような動作を行う際には、プル
タブ4の先端部4aを蓋片部3側へ押し込む動作を親指
などで行った状態のままで、プルタブ後端部4bの引掛
け動作を人差し指などで行うようにすれば、プルタブ4
の後端部4bと天蓋部1との間に大きな隙間Aが形成さ
れるため、プルタブ4の引き起こし動作を極めて行い易
くなる。しかし、これに限るものではなく、プルタブ4
の先端部4aを蓋片部3側へ押し込む動作を一旦行っ
て、プルタブ4の先端部4aから手を放した後に、プル
タブ4の後端部4bと天蓋部1との間に指先を挿入して
もよく、この場合には、上記隙間Aよりは小さくなるも
のの、プルタブ4の先端部4aの押し込み動作を行わな
い場合に比べると隙間が広がるため、これによっても従
来よりは指の挿入作業を容易に行うことができる。
【0022】図3は本発明の他の実施の形態にかかるも
ので、この実施の形態においては、プルタブ4に傾斜連
結部4dを形成する代わりに、天蓋部1とプルタブ4と
の間の支点ピン5の連結箇所に、スペーサ7を介装し
て、天蓋部1とプルタブ4との間に少し隙間を形成させ
ている。
【0023】この構成において、プルタブ4の引き起こ
し動作を行う際は、その前に、まずプルタブ4の先端部
4aを蓋片部3側へ押し込む動作を行う(図3(b)参
照)。これによりプルタブ4の先端部4aは蓋片部3に
接近または当接する。この場合に、支点ピン5からプル
タブ4の先端部4aまでの距離によりも、支点ピン5か
らプルタブ4の後端部4bまでの距離が数倍大きいた
め、図3(b)に示すように、この比率分だけ大きくな
った隙間Bがプルタブ4の後端部4bと天蓋部1との間
に形成され、この隙間Bより指先を入れてプルタブ4を
容易に引掛けることができる。したがって、図3
(c)、(d)に示すように、プルタブ4の後端部4b
に指を引掛けてプルタブ4を引き起こすことにより、蓋
片部3の最初の破断動作ならびにその後の破断動作を少
ない力で行うことができ、飲み口6の形成動作を容易に
行うことができる。
【0024】また、天蓋部1とプルタブ4との間の支点
ピン5の連結箇所に、スペーサ7を介装する代わりに、
図4(a)〜(d)に示すように、天蓋部1とプルタブ
4との間にスペーサ厚み相当の空間S分を設けてもよ
く、これによっても、同様の作用効果を得ることがで
き、かつスペーサ7を要しないため、その分だけ部品点
数を削減することができる。
【0025】図5、図6は本発明のさらに他の実施の形
態にかかるもので、この実施の形態においては、プルタ
ブ4に傾斜連結部4dを形成する代わりに、プルタブ4
の支点ピン5接続箇所よりも先端部4a側において蓋片
部3から離反するように斜め上方に折曲された傾斜面部
4eが形成されている。
【0026】この構成によっても、プルタブ4の引き起
こし動作を前に、図5(b)に示すように、まずプルタ
ブ4の先端部4a(傾斜面部4e)を蓋片部3側へ押し
込む動作を行うことで、プルタブ4の先端部4aは蓋片
部3に接近または当接し、プルタブ4の後端部4bが天
蓋部1より離反してプルタブ4の後端部4bと天蓋部1
との間に隙間Cができるので、図5(c),(d)に示
すように、この隙間Cより指先を容易に引掛けてプルタ
ブ4を引き起こすことにより、蓋片部3の最初の破断動
作ならびにその後の破断動作を少ない力で行うことがで
き、飲み口6の形成動作を容易に行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プルタブ
の支点ピンと先端部とを連結する箇所に、支点ピン接続
箇所より先端部接続箇所へ向けて斜め上方に延びる傾斜
連結部を形成したり、天蓋部とプルタブとの間の支点ピ
ン連結箇所にスペーサもしくはスペーサに相当する空間
部を設けたり、プルタブの支点ピン接続箇所よりも先端
部側において蓋片部から離反するように斜め上方に折曲
された傾斜面部を形成したりして、プルタブ引き起こし
動作の前に、プルタブの先端部を蓋片部側へ押し込むこ
とで、プルタブの後端部と天蓋部との間に容易に隙間を
設けることができるので、この後のプルタブ引き起こし
による飲み口の形成動作を比較的少ない力で容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の実施の形
態にかかるプルトップ式缶の蓋構造を用いて飲み口を形
成する場合の各工程を示す側面断面図である。
【図2】同プルトップ式缶の蓋の平面図である。
【図3】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の他の実施
の形態にかかるプルトップ式缶の蓋構造を用いて飲み口
を形成する場合の各工程を示す側面断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、それぞれ本発明の他の実施
の形態にかかるプルトップ式缶の蓋構造を用いて飲み口
を形成する場合の各工程を示す側面断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、それぞれ本発明のその他の
実施の形態にかかるプルトップ式缶の蓋構造を用いて飲
み口を形成する場合の各工程を示す側面断面図である。
【図6】同プルトップ式缶の蓋の平面図である。
【図7】従来のプルトップ式缶の蓋の平面図である。
【図8】(a)〜(c)は、それぞれ従来のプルトップ
式缶の蓋構造を用いて飲み口を形成する場合の各工程を
示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 天蓋部 2 切り込み部 3 蓋片部 4 プルタブ 4a 先端部 4b 後端部 4d 傾斜連結部 4e 傾斜面部 5 支点ピン 6 飲み口 7 スペーサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が天蓋部に設けられ、前記蓋片部にその先端部が上方
    から重なるようにプルタブが配置され、支点ピンを介し
    てプルタブが天蓋部に固着され、プルタブ後端部側と天
    蓋部との間に指先を挿入してプルタブ後端部を引き起こ
    すことでプルタブの先端部により蓋片部を押し下げて飲
    み口を形成するプルトップ式缶であって、プルタブの支
    点ピンと先端部とを連結する箇所に、支点ピン接続箇所
    より先端部接続箇所へ向けて斜め上方に延びて形成さ
    れ、プルタブ引き起こし動作の前に行うプルタブ先端部
    の蓋片部側への押し込み動作により蓋片部に接近または
    当接して、プルタブの後端部を天蓋部より離反させる傾
    斜連結部を設けたプルトップ式缶の蓋構造。
  2. 【請求項2】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が天蓋部に設けられ、前記蓋片部にその先端部が上方
    から重なるようにプルタブが配置され、支点ピンを介し
    てプルタブが天蓋部に固着され、プルタブ後端部側と天
    蓋部との間に指先を挿入してプルタブ後端部側を引き起
    こすことでプルタブの先端部により蓋片部を押し下げて
    飲み口を形成するプルトップ式缶であって、天蓋部とプ
    ルタブとの間の支点ピン連結箇所にスペーサもしくはス
    ペーサに相当する空間部を設け、プルタブ引き起こし動
    作の前に行うプルタブ先端部の蓋片部側への押し込み動
    作によりプルタブ先端部を蓋片部に接近または当接させ
    て、プルタブの後端部を天蓋部より離反させるプルトッ
    プ式缶の蓋構造。
  3. 【請求項3】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が天蓋部に設けられ、前記蓋片部にその先端部が上方
    から重なるようにプルタブが配置され、支点ピンを介し
    てプルタブが天蓋部に固着され、プルタブ後端部側と天
    蓋部との間に指先を挿入してプルタブ後端部側を引き起
    こすことでプルタブの先端部により蓋片部を押し下げて
    飲み口を形成するプルトップ式缶であって、プルタブの
    支点ピン接続箇所よりも先端部側において蓋片部から離
    反するように斜め上方に折曲されて形成され、プルタブ
    引き起こし動作の前に行う蓋片部側への押し込み動作に
    より蓋片部に接近または当接して、プルタブの後端部を
    天蓋部より離反させる傾斜面部を設けたプルトップ式缶
    の蓋構造。
  4. 【請求項4】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が設けられている天蓋部と、蓋片部にその先端部が上
    方から重なるような配置で支点ピンを介して固着された
    プルタブの後端部側との間に、指先を挿入して、プルタ
    ブの後端部を引き起こすことでプルタブの先端部により
    蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶の
    飲み口形成方法であって、プルタブにおける支点ピンと
    先端部とを連結する箇所において支点ピン接続箇所より
    先端部接続箇所へ向けて斜め上方に延びる傾斜連結部が
    形成されたプルタブに対して、その先端部を、プルタブ
    引き起こし動作の前に、蓋片部側へ押し込み、この押し
    込み動作によりプルタブの先端部を蓋片部に接近または
    当接させてプルタブの後端部を天蓋部より離反させるプ
    ルトップ式缶の飲み口形成方法。
  5. 【請求項5】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が設けられている天蓋部と、蓋片部にその先端部が上
    方から重なるような配置で支点ピンを介して固着された
    プルタブの後端部側との間に、指先を挿入して、プルタ
    ブの後端部を引き起こすことでプルタブの先端部により
    蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶の
    飲み口形成方法であって、天蓋部とプルタブとの間の支
    点ピン連結箇所にスペーサもしくはスペーサに相当する
    空間部が設けられたプルタブに対して、その先端部を、
    プルタブ引き起こし動作の前に、蓋片部側へ押し込み、
    この押し込み動作によりプルタブの先端部を蓋片部に接
    近または当接させてプルタブの後端部を天蓋部より離反
    させるプルトップ式缶の飲み口形成方法。
  6. 【請求項6】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が設けられている天蓋部と、蓋片部にその先端部が上
    方から重なるような配置で支点ピンを介して固着された
    プルタブの後端部側との間に、指先を挿入して、プルタ
    ブの後端部を引き起こすことでプルタブの先端部により
    蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶の
    飲み口形成方法であって、プルタブの支点ピン接続箇所
    よりも先端部側において蓋片部から離反するように傾斜
    面部が斜め上方に折曲されて形成されたプルタブに対し
    て、その傾斜面部を、プルタブ引き起こし動作の前に、
    蓋片部側へ押し込み、この押し込み動作によりプルタブ
    の傾斜面部を蓋片部に接近または当接させてプルタブの
    後端部を天蓋部より離反させるプルトップ式缶の飲み口
    形成方法。
  7. 【請求項7】 切り込み部が周囲に形成されてなる蓋片
    部が設けられている天蓋部と、蓋片部にその先端部が上
    方から重なるような配置で支点ピンを介して固着された
    プルタブの後端部側との間に、指先を挿入して、プルタ
    ブの後端部を引き起こすことでプルタブの先端部により
    蓋片部を押し下げて飲み口を形成するプルトップ式缶の
    飲み口形成方法であって、プルタブの先端部が蓋片部か
    ら隙間を有して離反した状態で形成されたプルタブに対
    して、その先端部を、プルタブ引き起こし動作の前に、
    蓋片部側へ押し込み、この押し込み動作によりプルタブ
    の先端部を蓋片部に接近または当接させてプルタブの後
    端部を天蓋部より離反させるプルトップ式缶の飲み口形
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002173142A (ja) * 2001-12-06 2002-06-18 Mai Yokoyama 缶容器
JP2015042562A (ja) * 2014-06-20 2015-03-05 光広 今村 飲料缶及び飲料缶の開封方法

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