JP2001225619A - サスペンションシステム - Google Patents

サスペンションシステム

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JP2001225619A JP2000036902A JP2000036902A JP2001225619A JP 2001225619 A JP2001225619 A JP 2001225619A JP 2000036902 A JP2000036902 A JP 2000036902A JP 2000036902 A JP2000036902 A JP 2000036902A JP 2001225619 A JP2001225619 A JP 2001225619A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤ材質の経時的な特性変化によって、タ
イヤ空気圧とタイヤの共振周波数との関係が変化するこ
とは考慮されていない。 【解決手段】車輪の回転速度を検出し、その検出信号か
ら共振周波数frを抽出する(S102〜S114)。
タイヤ装着後の経過日数に応じて共振周波数frを補正
し(S116、S118)、補正後の共振周波数frを
もとにタイヤの空気圧を推定する(S120)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中のタイヤの
振動周波数成分に含まれる共振周波数をもとに、各種の
推定処理や、制御・判定処理を実施するサスペンション
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなサスペンションシステムの一
例が、例えば特開平6−297923号に開示されてい
る。このサスペンションシステムでは、タイヤの回転速
度信号から、タイヤの空気圧に依存する共振周波数成分
を算出することにより、タイヤの空気圧を間接的に検知
している。また、この共振周波数は、このようにタイヤ
の空気圧以外にも摩耗状態によっても変化するが、さら
に温度によっても変化することを本件出願人が見い出
し、タイヤを所定の温度に維持した状態で共振周波数を
測定する方法を先に提案した(特開平11−23731
9号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、未使用のタイ
ヤを用い、かつ、計測時の雰囲気温とタイヤの空気圧と
を一定として、長期間に亘って共振周波数を計測したと
ころ、タイヤ製造時からの経過期間が増すに連れて、計
測される共振周波数が上昇することが実験的に明らかに
なった。従って、先のタイヤの空気圧を検出するサスペ
ンションシステムでは、タイヤ製造時からの経過期間が
増すに連れて、タイヤ空気圧の推定誤差が増大してしま
うことになる。
【0004】このようなタイヤ空気圧の検知システム
は、タイヤを1つのばねと見た場合のばね定数とタイヤ
の空気圧とが一定の関係にあり、またタイヤのばね定数
とタイヤの共振周波数とが一定の関係にあることを利用
した技術であるが、この関係を直接的或いは間接的に利
用したサスペンションシステムとしては、ショックアブ
ソーバの減衰力制御、エアーサスペンションのばね定数
制御などの車両振動性制御や、VSC(Vehicle Stabil
ity Control)制御、ABS(Antilock Brake System)
制御、BA(Brake Assist)制御などの車両運動性制御
などが挙げられる。これら全てのサスペンションシステ
ムでは、タイヤ材質の経時的な特性変化によって、タイ
ヤの空気圧とタイヤの共振周波数との関係が変化するこ
とは考慮されていない。
【0005】そこで本発明は、このような課題を解決す
べくなされたものであり、その目的は、タイヤ材質の経
時的な特性変化を考慮した最適なサスペンションシステ
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるサスペ
ンションシステムは、車両の走行時に、タイヤの振動周
波数成分を含む信号を検出する検出手段と、検出手段で
検出された信号から、タイヤの共振周波数成分を抽出す
る抽出手段と、タイヤ材質の経時的な特性変化に基づ
き、抽出手段によって抽出された共振周波数を補正する
補正手段と、補正手段によって補正された共振周波数を
もとに、タイヤの空気圧を推定する推定手段とを備えて
構成する。
【0007】前述したように、タイヤ材質の経時的な特
性変化によって、タイヤの空気圧とタイヤの共振周波数
との関係が変化するため、抽出された共振周波数を、タ
イヤ材質の経時的な特性変化に基づいて補正し、推定手
段によって、補正された共振周波数をもとにタイヤの空
気圧を推定する。
【0008】請求項2にかかるサスペンションシステム
は、タイヤ材質の経時的な特性変化を学習する学習手段
と、タイヤ装着後の時期経過(日数,月数,年数など)
を判断する判断手段と、車両の振動性・運動性を制御す
る制御手段と、学習手段によって学習されたタイヤ材質
の経時的な特性変化と、判断手段によって判断されたタ
イヤ装着後の時期経過とをもとに、制御手段による制御
処理を補正する補正手段とを備えて構成する。
【0009】学習手段では、タイヤ材質の経時的な特性
変化を予め実験的に把握したり、或いは、規定空気圧に
調整されたタイヤの共振周波数の推移状態などをもと
に、タイヤの経時的な特性変化の状態を学習する。判断
手段では、タイマーなどで計時したり、或いは共振周波
数の推移状態などをもとに、タイヤ装着後の時期経過を
判断する。そして、補正手段では、これら学習手段や判
断手段によって把握されるタイヤの特性変化状態を考慮
して、制御手段において実行する制御処理が最適となる
ように補正する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
添付図面を参照して説明する。
【0011】図1はタイヤの振動特性を実験的に測定す
る方法を示す図である。タイヤ10は、ロープ12によ
って上方から吊り下げられた状態で、恒温槽2内にセッ
トされている。この恒温槽2内の温度は一定に維持さ
れ、タイヤ自体の温度も同様に一定に維持されている。
タイヤ10のトレッド部10aには、加速度センサ14
が接着剤等により固定されており、この加速度センサ1
4はFFTアナライザ16に接続されている。
【0012】この状態でタイヤ10のトレッド部10a
等をハンマ(図示せず)で叩いてタイヤ10を加振す
る。このタイヤ10の振動は、加速度センサ14により
検出され、検出された加速度信号がFFTアナライザ1
6に入力され、FFTアナライザ16では、入力された
加速度信号に含まれる周波数成分を分析する。そして、
各周波数成分のゲインを比較し、その最大値をとる周波
数を共振周波数frとする。
【0013】このようにしてタイヤ10の共振周波数f
rを検出するが、同一の測定方法によって、タイヤ10
の共振周波数frを経時的に検出した際の検出結果を図
2に示す。この間、タイヤ10を未使用のまま保存する
こととし、タイヤ10内の空気圧、雰囲気温度、大気圧
を同一の条件として共振周波数frを計測した。図2に
示すように、このように同一条件下において共振周波数
frを計測した場合であっても、計測される共振周波数
frが時期経過に連れて次第に上昇する結果となること
から、この変化は、タイヤ材質の経時的な特性変化に起
因するものであることが推測される。図2では略一定の
割合で増加傾向を示しているが、別の種類のタイヤを用
いて同様に計測した結果は図3に示すようになり、いず
れも共振周波数frは経時的に増加傾向となったが、タ
イヤを構成する材質や構造に応じて多少の相異が見られ
る結果となった。
【0014】そこでこのようなタイヤの経時的な特性変
化を考慮したサスペンションシステムの第1の実施形態
を以下に説明する。
【0015】図4は、タイヤの空気圧を推定するサスペ
ンションシステムであり、車両の各車輪にはタイヤ10
1が装着されており、各タイヤ101には相対するタイ
ヤの回転速度を検出する回転速度センサ102がそれぞ
れ設けられている。回転速度センサ102は、タイヤ1
01と共に回転する歯車102aと、ピックアップコイ
ル102bとで構成されており、ピックアップコイル1
02bからはタイヤ101の回転速度に応じた周期を有
する交流信号が出力される。また、タイヤ装着後の経過
日数をカウントする日数カウンタ104を備えており、
この日数カウンタ104は、カウントを開始するスター
トスイッチ(図示せず)が押下されることにより、日数
のカウントを開始する。ピックアップコイル102bか
ら出力される交流信号や日数のカウント値は制御装置1
00に入力され、後述する所定の制御処理が実施され
る。この制御処理の結果は表示部103に与えられ、表
示部103は各車輪に装着されたタイヤ101の空気圧
を個別に表示し、或いは空気圧が低下したタイヤを示す
警報ランプを点灯させる。
【0016】ここで制御装置100において実施するタ
イヤの空気圧を推定する処理について、図5のフローチ
ャートに沿って説明する。なお、このフローチャート
は、タイヤの空気圧の推定処理が実行可能となる条件が
成立している場合に起動する。推定処理が実行可能とな
る条件としては、例えば、定車速で比較的平坦な路面を
直進している状況などが挙げられる。
【0017】まずステップ(以下「ステップ」を「S」
と記す。)102に進み、回転速度センサ102の検出
結果を読み込み、続くS104では回転速度センサ10
2の検出結果から車輪の振動成分を含む信号を抽出し、
抽出した信号に対して周波数解析演算(FFT演算)を
実施する。
【0018】続くS106ではFFT演算の演算回数N
がインクリメントされ、続くS108では演算回数Nが
基準値No以上であるかを判断し、「No」の場合には
今回のルーチンを終了する。
【0019】S108で「Yes」と判断された場合に
はS110に進み、FFT演算結果を平均化する平均化
処理を実施して、各周波数成分のゲインの平均値が演算
される。そしてS112において、各周波数成分のゲイ
ンの平均値に対して移動平均処理が行われる。すなわ
ち、n番目の周波数のゲインY(n)が、n+1番目及
びn−1番目の周波数のゲインY(n+1)、Y(n−
1)の平均値として演算される。そして続くS114で
は、S112で演算された各ゲインより、その最大値を
取る周波数を共振周波数frとする。
【0020】続くS116では、図6のマップに基づ
き、S114において得られた共振周波数frに対する
補正値fdを、日数カウンタ104のカウント値に応じ
て設定する。なお、図6のマップは、タイヤの共振周波
数が経時的に変化する状況を実験的に調べて学習し、そ
の結果をマップ化したものである。ここでは、学習結果
として、実線と点線で示す2種のタイヤに対応するマッ
プを備えており、タイヤの種類を示す設定スイッチの操
作等によって、タイヤの種類に応じた好適なマップが選
択される。
【0021】続くS118では、S114で設定された
共振周波数frから補正値fdを減じた周波数を、共振
周波数frとして新たに設定する。そしてS120に進
み、図7に示すマップをもとに、S118で更新された
共振周波数frに応じたタイヤ101の空気圧Pを設定
する。
【0022】このようにしてタイヤ空気圧の推定処理を
実施することで、タイヤ材質の経時的な特性変化を考慮
した、より正確な推定処理を実施することが可能とな
る。
【0023】なお、新たなタイヤを装着した場合などに
は、この際に規定圧に調整されたタイヤ101の共振周
波数を初期値foとして記憶しておき、その後の車両点
検時などにおいてタイヤの空気圧を規定圧に調整した直
後に図5に示す推定処理を実行する。これにより、この
ときのS114で設定された補正前の共振周波数frと
初期値foとを比較することにより、図6のマップを用
いて、その偏差の大きさ(補正値fdに相当)から、タ
イヤ装着後の時期経過状況(日数、月数など)を把握す
ることも可能である。
【0024】第2の実施形態について説明する。
【0025】ここでは、車両の振動性制御としての、シ
ョックアブソーバの減衰力制御を実施するサスペンショ
ンシステムについて説明する。
【0026】図8に減衰力可変式のショックアブソーバ
を概略的に示す。ショックアブソーバ200を構成する
ピストンロッド220の上端側は、ばね上としての車体
(図示せず)に連結され、本体210の下端側はばね下
としてのサスペンション部材に連結されている。このシ
ョックアブソーバ200の本体210内部には、減衰力
を変化させる制御弁が収容されており、車体に固定され
たアクチュエータ230によってこの制御弁の開弁量を
変化させることで、最高値(ハード)から最低値(ソフ
ト)の間を連続的に切り換えられるようになっている。
制御装置240は、車輪の回転速度を検出する回転速度
センサ250の検出結果をもとに、アクチュエータ23
0の駆動制御を実施している。
【0027】制御装置240で実施するアクチュエータ
230の制御処理を、図9のフローチャートに沿って説
明する。
【0028】まずS202では、先に説明した図5のS
102〜S114と同様な処理により、共振周波数fr
を設定し、続くS204では、図6のマップに基づき、
S114において得られた共振周波数frに対する補正
値fdを、日数カウンタ104のカウント値に応じて設
定する。続くS206では、S204で設定された共振
周波数frから補正値fdを減じた周波数を、共振周波
数frとして新たに設定する。
【0029】続くS208では得られた共振周波数fr
をもとに、タイヤとブッシュとで形成されるばね下系の
硬度を算出する。これはタイヤとブッシュの特性の変化
を判断する際の基礎とするためである。なお、共振周波
数frはブッシュの弾性係数k1及びタイヤの弾性係数
k2に固有の値であり、ばね下硬度の算出は共振周波数
frを逆算することにより容易に求められる。
【0030】続くS210では、S208で算出された
タイヤとブッシュの硬度が、所定の水準と比べて硬いか
否かの判断を行う。ばね下の硬度が硬ければS212に
進み、その硬度をばね上で相殺するためにショックアブ
ソーバ200の減衰力要求値を現在よりも所定値分だけ
ソフト側に設定し、ばね下の硬度が軟らかければS21
4に進み、減衰力要求値を現在よりも所定値分だけハー
ド側に設定する。
【0031】そして、S216では、S212或いはS
214で設定された減衰力要求値に応じてアクチュエー
タを駆動する。
【0032】このようにしてショックアブソーバの減衰
力を可変制御することにより、タイヤ材質の経時的な特
性変化を考慮した、好適な減衰力可変制御を実施するこ
とができる。
【0033】なお、このようなばね下系の振動制御とし
ては、エアーサスペンションのばね定数制御が挙げられ
るが、S204,S206で実施したように、タイヤ材
質の経時的な特性変化を考慮して共振周波数frを補正
する処理を実施すればよく、具体的な説明は省略する。
【0034】第3の実施形態について説明する。
【0035】ここでは、緊急制動時に、より大きな制動
力を発生させるブレーキアシスト装置を搭載したサスペ
ンションシステムに適用した場合について説明する。
【0036】図10にブレーキアシスト装置の構成を概
略的に示す。ブレーキペダル310の支持部には、ブレ
ーキペダル310の踏み込み量を検出するストロークセ
ンサ320が設けられており、ストロークセンサ320
の検出結果をもとに制御装置300が緊急制動か否かを
判断する。一方、ブレーキブースタ330には、ブース
タ内に大気を導入するソレノイドバルブ340を設けて
おり、制御装置300による制御の下、ソレノイドバル
ブ340を介してブースタ内に大気が導入されることに
より、ブレーキアシスト力が増大する構造となってい
る。
【0037】制御装置300で実施する制御処理のう
ち、ブレーキアシストの開始タイミングを判定する判定
処理を図11のフローチャートに沿って説明する。
【0038】まずS302でストロークセンサ320の
検出結果となるブレーキベダル310の踏み込み量Lを
読み込み、続くS304では、踏み込み量Lの時間変位
よりブレーキペダル310の踏み込み速度VLを演算す
る。
【0039】続くS306では、タイヤ装着後或いはタ
イヤ製造後の経過時期を判定する。この判定例として
は、先に説明したように規定圧に調整した直後の共振周
波数frを検出すると共に、その初期値foとの偏差か
ら経過時期を判定する。また、日数カウンタのカウント
値をもとに判定してもよい。
【0040】続くS308では、図12(a)、(b)
をもとに、S306で判定した経過時期に応じた各しき
い値Lth、VLthを設定する。S308を実行すること
により、しきい値はLth、VLthは、タイヤ材質の経時
的な特性変化を考慮して、経過時期が増加するに連れて
より小さな値となるように設定される。
【0041】続くS310では、ブレーキベダル310
の踏み込み量Lがしきい値Lthより大きいかを判断し、
「Yes」の場合にはブレーキベダル310が大きく踏
み込まれた緊急制動状態であると判断してS312に進
み、直ちに、ブレーキアシストを開始する。これによ
り、制御装置300によってソレノイドバルブ340が
開弁制御され、ブレーキブースタ330内に大気圧が導
入され、ブレーキのアシスト力が増大する。
【0042】一方、S310で「No」の場合にS31
4に進み、ブレーキペダル310の踏み込み速度VLが
しきい値VLthより大であるかが判断され、「Yes」
の場合にはブレーキベダル310が速く踏み込まれた緊
急制動状態であると判断してこの場合もS312に進
み、ブレーキアシストを開始させる。
【0043】このような判定処理を実施することで、タ
イヤ装着後或いはタイヤ製造後の経過時期が長大するほ
ど、各しきい値Lth、VLthがより小さな値に設定され
るため、早めにブレーキアシストを開始させることがで
きる。
【0044】第3の実施形態では、タイヤ装着後の時期
経過を考慮して車両の運動性制御を補正する場合の例と
して、ブレーキアシストを例示したが、この他にも、V
SC制御やABS制御などにも同様に適用することが可
能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
サスペンションシステムは、タイヤ材質の経時的な特性
変化に基づき、抽出手段によって抽出された共振周波数
を補正する補正手段を備えるので、タイヤの経時的な特
性変化を考慮して、タイヤの空気圧をより正確に推定す
ることができる。
【0046】請求項2にかかるサスペンションシステム
は、学習手段によって学習されたタイヤ材質の経時的な
特性変化と、判断手段によって判断されたタイヤ装着後
の時期経過とをもとに、制御手段による制御処理を補正
する補正手段を備えるので、制御手段において実行する
制御処理が、タイヤの特性変化状態を考慮して最適とな
るように補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤの振動特性を実験的に測定する方法を示
す説明図である。
【図2】共振周波数の経年的な変化状態を示す図であ
る。
【図3】共振周波数の経年的な変化状態を示す図であ
る。
【図4】タイヤの空気圧を推定するサスペンションシス
テムを概略的に示すブロック図である。
【図5】タイヤ空気圧の推定処理を示すフローチャート
である。
【図6】カウント値(日数)と補正値との関係を学習し
た結果を示すマップである。
【図7】共振周波数とタイヤの空気圧との関係を示すマ
ップである。
【図8】ショックアブソーバの減衰力制御装置の構成を
概略的に示す構成図である。
【図9】減衰力を変化させるアクチュエータの動作制御
例を示すフローチャートである。
【図10】ブレーキアシスト装置の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図11】ブレーキアシストの開始タイミングを判定す
る処理を示すフローチャートである。
【図12】(a)は経過時期と踏み込み量のしきい値と
の関係を、(b)は経過時期と踏み込み速度のしきい値
との関係を、それぞれ規定したマップである。
【符号の説明】
101…タイヤ、102…回転速度センサ、100…制
御装置 104…日数カウンタ、200…ショックアブソーバ 210…本体、220…ピストンロッド、230…アク
チュエータ 240…制御装置、250…回転速度センサ、300…
制御装置 310…ブレーキペダル、320…ストロークセンサ 330…ブレーキブースタ、340…ソレノイドバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行時に、タイヤの振動周波数成
    分を含む信号を検出する検出手段と、 検出手段で検出された信号から、タイヤの共振周波数成
    分を抽出する抽出手段と、 タイヤ材質の経時的な特性変化に基づき、抽出手段によ
    って抽出された共振周波数を補正する補正手段と、 補正手段によって補正された共振周波数をもとに、タイ
    ヤの空気圧を推定する推定手段とを備えるサスペンショ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 タイヤ材質の経時的な特性変化を学習す
    る学習手段と、 タイヤ装着後の時期経過を判断する判断手段と、 車両の振動性・運動性を制御する制御手段と、 前記学習手段によって学習されたタイヤ材質の経時的な
    特性変化と、前記判断手段によって判断されたタイヤ装
    着後の時期経過とをもとに、前記制御手段による制御処
    理を補正する補正手段とを備えるサスペンションシステ
    ム。
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CN106364262A (zh) * 2015-07-24 2017-02-01 奥特润株式会社 利用过零的胎压监测方法及装置

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