JP2001219765A - ハイブリッド車両駆動制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両駆動制御方法

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JP2001219765A
JP2001219765A JP2000033032A JP2000033032A JP2001219765A JP 2001219765 A JP2001219765 A JP 2001219765A JP 2000033032 A JP2000033032 A JP 2000033032A JP 2000033032 A JP2000033032 A JP 2000033032A JP 2001219765 A JP2001219765 A JP 2001219765A
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vehicle
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Shigeaki Kurita
栗田茂明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両駆動源としてモータとエンジンとを有す
るハイブリッド車両において、モータのみにより発進し
た後、モータでクランキングしてエンジンを始動する
際、クランキング開始と同時に燃料噴射を開始していた
ので、車両に生ずるショックが大であった。 【解決手段】 モータで発進した後、エンジンをクラン
キングする際、まずモータとエンジンとを連結する第1
クラッチを半クラッチにする。エンジンはモータにより
クランキングされるが、半クラッチで連結しているから
連結時にモータにかかる負担は少なく、車両に生ずるシ
ョックは少ない。そして、エンジン回転数がアイドリン
グ回転数に達したところで、エンジンへの燃料噴射を開
始する。エンジンはすでにアイドリング回転数で回され
ているので、1サイクル内での燃焼と回転がトルク変動
の少ない安定した形で行なわれ、車両に生ずるショック
は少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を駆動する駆
動源としてモータと内燃のエンジンとを有し、両者間に
クラッチ機構が配設されているところのハイブリッド車
両の駆動制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド車両には、駆動源として内
燃エンジンとモータとを有し、両者間にクラッチ機構が
配設されているものがある。図3は、そのようなハイブ
リッド車両の駆動制御装置のブロック構成を示す図であ
る。図3において、1はエンジン、2は燃料噴射ポン
プ、3はエンジン回転数センサ、4は第1クラッチ、5
はモータ、6は第2クラッチ、7は変速機、8はモータ
回転数センサ、9は駆動軸、10は駆動輪、11はエン
ジンコントローラ、12はアクセルセンサ、13は油圧
モジュール、14は変速機コントローラ、15はインバ
ータ、16はモータコントローラ、17はバッテリ、1
8はバッテリコントローラ、19は総合コントローラ、
19−1はアイドリング回転数記憶メモリである。
【0003】アイドリング回転数記憶メモリ19−1
は、ハイブリッド車両に使用しているエンジン1のアイ
ドリング回転数NIDを、予め記憶させておくメモリであ
る。図3では、総合コントローラ19の中に設けている
が、変速機コントローラ14の中に設けてもよい。な
お、図示の例では、エンジン1は、燃料噴射ポンプ2か
ら燃料の供給を受けるディーゼルエンジンとしている。
【0004】エンジン1とモータ5の間には、第1クラ
ッチ4が配設されており、モータ5と変速機7との間に
は第2クラッチ6が配設されている。変速機7からの出
力は、駆動軸9を経て駆動輪10に伝えられる。モータ
5を駆動源とする場合は、バッテリ17よりインバータ
15を経てモータ5に給電し、モータ5に回転力を発生
させる。この回転力は、第2クラッチ6を経て変速機7
に伝えられる。エンジン1を駆動源とする場合は、燃料
噴射ポンプ2より燃料を供給し、回転力を発生する。エ
ンジン1の回転力は、第1クラッチ4,モータ5,第2
クラッチ6を経て変速機7に伝えられる。なお、エンジ
ン1は、モータ5をスタータとして用いてクランキング
され、燃料噴射ポンプ2より燃料を噴射することにより
始動される。なお、このようなハイブリッド車両の発進
は、通常、モータ5を駆動源として行い、発進した後に
エンジン1を始動して、エンジン1による駆動に切り換
えられる。エンジン1のみを駆動源として走行している
状態では、モータ5には給電されず、単にフライホイー
ル的に回転されている。発進時の制御動作については、
後で(図4で)説明する。
【0005】モータコントローラ16,バッテリコント
ローラ18は、それぞれインバータ15,バッテリ17
の制御を行なうためのものである。油圧モジュール13
は、油圧により第1クラッチ4,第2クラッチ6の断,
接を行なうためのアクチュエータであり、変速機コント
ローラ14は、油圧モジュール13,変速機7の動作を
制御するためのものである。また、エンジンコントロー
ラ11は、燃料噴射ポンプ2を制御してエンジン1へ噴
射する燃料を制御する。
【0006】エンジン回転数センサ3,モータ回転数セ
ンサ8は、それぞれエンジン1,モータ5の回転数を検
出し、アクセルセンサ12はアクセルペダルの踏み込み
の度合い(アクセル開度)を検出するためのものであ
る。総合コントローラ19は、前記の各センサからの検
出信号を初め、図示しない各種の検出信号を基にして、
車両が全体の調和を保ちながら所望の如く走行するよ
う、エンジンコントローラ11等の各コントローラへ制
御信号を発する。各コントローラは、CPU,ROM,
RAM等によりコンピュータ的に構成することが出来
る。
【0007】図4は、このような従来のハイブリッド車
両の駆動制御方法について説明するフローチャートであ
る。 ステップ1…アクセルペダルが踏まれたか(ドライバー
が発進しようとしたか)どうかを調べる。これは、アク
セルセンサ12からの検出信号をチェックすることによ
り調べることが出来る。 ステップ2…アクセルペダルが踏まれたときには、第2
クラッチ6を完全接続とする。これにより、モータ5の
回転力が変速機7に伝えられ、駆動軸9を経て駆動輪1
0に伝えられる。
【0008】ステップ3…ドライバーのアクセルペダル
踏み込み量はアクセルセンサ12で検出されるが、その
踏み込み量に応じてモータ5への給電が制御される。踏
み込み量が大とされると、モータ5の出力が大とされ
る。 ステップ4…モータ回転数センサ8により検出したモー
タ回転数が、エンジン1のアイドリング回転数NIDに達
したかどうか調べる。なお、アイドリング回転数はエン
ジンの種類によって決まるから、エンジン1の種類が決
まれば、そのアイドリング回転数NIDも、例えば600rpm
などと定まる。そのアイドリング回転数NIDをアイドリ
ング回転数記憶メモリ19−1に記憶させておき、モー
タ回転数センサ8で検出した回転数と比較して調べる。
【0009】ステップ5…モータ回転数がアイドリング
回転数NIDに達した場合には、モータ出力を増加させ
る。これは、次のステップ6で、第1クラッチ4を接に
してモータ5の回転力をエンジン1に伝えて始動する際
にショックが生じるが、そのショックを少くするための
準備である(なお、始動時のショックについては、ステ
ップ7でも説明する。)。 ステップ6…エンジンを始動させるべく、第1クラッチ
4を接にする。この接は、所定のゆっくりとした速度で
行う。 ステップ7…第1クラッチ4の接により、モータ5から
エンジン1へクランキング力が伝えられ始めるので、燃
料噴射ポンプ2よりエンジン1へ燃料を噴射し、始動を
開始する。そして、始動すると、エンジンコントローラ
11からの指示による所定噴射量で、エンジン1の運転
を行なう。
【0010】ここで、エンジン始動時のショックについ
て説明する。ステップ5で、もしモータ出力を増加する
ことなく第1クラッチ4を接にすると、エンジンを回す
ための負荷が急にかかるので、モータ出力は不足する。
すると、モータ回転数は、一旦低下するか停滞するか、
あるいは上昇率が鈍る。総合コントローラ19はそれを
検知して、モータコントローラ16に指令を送り、かか
った負荷に対応できるようモータ出力を増大させるとい
う制御を、急遽行なうことになる。これら一連の動作
が、車両にショックを生ぜしめる。このショックを少な
くするため、事前にモータ出力を所定値増加させること
が行われている。出力を上げ、モータ回転数があまり上
昇しないうちに、第1クラッチ4を接とすれば、ショッ
クが低減されることが知られている。
【0011】また、ステップ6での接はゆっくりとした
速度で行なう。瞬間的に行なうとショックが大きいから
である。ゆっくりとした速度とは、例えば、ステップ7
が完了した頃に完接となる程度の速度である。図5は、
従来における駆動輪トルクの変化を示す図である。エン
ジン始動のために第1クラッチ4を接続した時のショッ
クは、駆動輪トルクが急激に変化し、それにより車両全
体が揺すられるという形で現れる。時刻t0 で第1クラ
ッチ4が接続されると、駆動輪トルクは上下に急激に変
化しながら、やがて安定してゆく。S1 は、トルクの変
化分の大きさを示している。
【0012】ステップ8…エンジンを始動した後は、そ
の後に目指す走行態様に応じてモータ5とエンジン1を
制御する。例えば、エンジン1単独による走行を目指す
なら、モータ出力は徐々に低下させ、エンジン出力は徐
々に増加させ、やがてエンジン出力のみとする。もし、
モータ5もエンジン1も駆動源としながら走行すること
を目指すなら、モータ出力は徐々に低下させ、エンジン
出力は徐々に増加させ、所望の出力分担割合となるよう
に制御する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】(問題点)前記した従
来のハイブリッド車両の駆動制御方法では、エンジンを
始動する際、モータによりクランキングされ始めると同
時に、燃料噴射を開始していたので、車両に現れるショ
ックが大となっていたという問題点があった。
【0014】(問題点の説明)ショックが大となる第1
の理由は、エンジン1がクランキングされ始めた当初は
低回転であるが、その低回転の時より燃料噴射を行なう
ためである。即ち、従来は、図4のステップ6で第1ク
ラッチ4を接とし、次のステップ7ですぐ燃料噴射を開
始しているが、接にしたばかりのエンジン回転は、低回
転である。低回転で燃料噴射すると、安定した燃焼は得
られにくく、エンジン1のトルク変動は大となる。ま
た、仮に燃焼が安定したとしても、回転が非常に低い段
階では、1サイクル内でのトルク変動が大きく、ガクガ
クとした回転となる。
【0015】第2の理由は、エンジン1を始動する際、
エンジン出力軸が自由に回転することが出来ない状態に
されているためである。一般にエンジンは、始動時には
アイドリング回転数まで上昇させるのに必要なトルクを
発生するようにされている(裏を返して言えば、エンジ
ンは、アイドリング回転数以下で運転するなどというこ
とは、想定されていない。アイドリング回転数に達する
までは、現回転を維持する以上のトルクを発生させ、余
剰トルクで回転数を上昇させるようにされている。アイ
ドリング回転数に達したところで、余剰トルクは発生さ
れなくなり、その回転数で安定的に運転される。)。と
ころが、前記したようなハイブリッド車両でモータ5に
よりエンジン1を始動する場合、エンジン出力軸には既
に第1クラッチ4を介してモータ5、更に第2クラッチ
6を介して変速機7等が接続されており、エンジン出力
軸は自由に回転することが出来ない状態にされている。
そのため、発生されるトルクが、現回転を維持する以上
の大きさとなると、余剰トルクが車両にショックを生ぜ
しめる一因となる。本発明は、以上のような問題点を解
決することを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、第1の車両駆動源としてのモータが第
1クラッチを介して第2の車両駆動源としてのエンジン
と断,接され、第2クラッチを介して変速機と断,接さ
れるよう構成され、発進時の車両駆動は第2クラッチを
接にしてモータのみで行い、発進後にエンジンを始動す
るタイプのハイブリッド車両の駆動制御をするハイブリ
ッド車両駆動制御方法において、前記モータによる発進
後、前記第1クラッチを半クラッチにして前記エンジン
を前記モータに連結する過程と、半クラッチにした第1
クラッチの係合を徐々に強める過程と、エンジン回転数
がアイドリング回転数に達した時に、前記エンジンへの
燃料噴射を開始する過程と、エンジン回転数がモータ回
転数に達した時に前記第1クラッチを完全接続とする過
程とを含むものとした。
【0017】(解決する動作の概要)車両駆動源として
モータとエンジンとを有するハイブリッド車両で、モー
タのみにより発進した後、エンジンを始動する際、まず
モータとエンジンとを連結する第1クラッチを半クラッ
チにする。エンジンはモータによりクランキングされる
が、半クラッチで連結しているから連結時にモータにか
かる負担は少なく、車両に生ずるショックは少ない。第
1クラッチの係合度合いを徐々に強めてゆき、エンジン
回転数がアイドリング回転数に達したところで、エンジ
ンへの燃料噴射を開始する。エンジンはすでにアイドリ
ング回転数で回されているので、1サイクル内での燃焼
と回転がトルク変動の少ない安定した形で行なわれ、そ
れよりも低回転で噴射した場合に比べて、車両に生ずる
ショックは少なくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の制御方法を適用する
ハイブリッド車両駆動制御装置のブロック構成は、図3
に示した従来のものと同様である。本発明の制御方法の
特徴は、モータ5で発進した後、モータ5でクランキン
グしてエンジン1を始動する際、エンジン回転数センサ
3で検出したエンジン回転数を、発進制御に利用するよ
うにした点にある。即ち、クランキングされているエン
ジンの回転数が、アイドリング回転数NIDに達してか
ら、燃料噴射を開始するようにする。
【0019】図1は、本発明のハイブリッド車両駆動制
御方法を説明するフローチャートであり、図2は、本発
明による制御のタイミングチャートである。図2(1)
は第2クラッチ6の動作状態を示し、図2(2)は第1
クラッチ4の動作状態を示し、図2(3)はモータ回転
数,エンジン回転数の変化を示し、図2(4)はモータ
トルクの変化を示し、図2(5)はエンジントルクの変
化を示している。図2の各図の横軸は、いずれも時間を
表している。次に図1のフローチャートを中心に、図
2,図3を参照しつつ、本発明による制御方法を説明す
る。なお、ステップ1〜5は図4のフローチャートのス
テップ1〜5に対応し、ステップ9は図4のステップ7
に対応し、ステップ12は図4のステップ8に対応して
いるので、それらのステップについての説明は簡略にす
る(詳細は、図4の対応するステップの説明の項を参照
のこと。)。
【0020】ステップ1…アクセルペダルが、踏み込ま
れたかどうか調べる。 ステップ2…踏み込まれた場合には、第2クラッチ6を
完全接続する。図2では、時刻t1 にアクセルペダルが
踏み込まれたとしている(図2(3)のA点に注目)。 ステップ3…アクセルペダルの踏み込み量に応じて、モ
ータを駆動する(図2(3)でモータ回転数を表す曲線
イは、時間と共に上昇している。図2(4)でモータト
ルクを表す曲線ハは、時刻t1 より上昇を始めてい
る。)。 ステップ4…モータ回転数が、アイドリング回転数NID
に達したかどうか調べる(図2(3)のB点で達してい
る。)。
【0021】ステップ5…始動ショック吸収のため、モ
ータ出力を増加させる(前記B点に対応する時刻t
2 に、図2(4)では、モータトルクがTE からTF
と増加させられている(E点,F点に注目)。 ステップ6…モータ回転数がアイドリング回転数NID
達した時(時刻t2 )、第1クラッチ4を半クラッチに
する(図2(2)参照)。モータ5の回転力が、半クラ
ッチを介してエンジン1に伝えられるので、エンジン1
は回転を始め、その回転数は上昇してゆく(図2(3)
の曲線ロ参照)。但し、本発明では、エンジン1を回転
させる(クランキングする)ものの、燃料の噴射はまだ
行なわない。 ステップ7…エンジン回転数が、アイドリング回転数N
IDに達したかどうか調べる。これは、エンジン回転数セ
ンサ3で検出した回転数を、アイドリング回転数記憶メ
モリ19−1に予め記憶させてあるアイドリング回転数
IDと、比較することによって行なう。
【0022】ステップ8…エンジン回転数がアイドリン
グ回転数NIDに達しない間は、半クラッチにしていた第
1クラッチ4の係合を、徐々に強めていく。これは、ク
ラッチストロークを徐々に減少させてゆくことにより行
われる。 ステップ9…エンジン回転数がアイドリング回転数NID
に達したところで、エンジン1への燃料噴射を開始し
て、エンジン始動を行なう(図2(3)のD点に注
目)。エンジンが始動されると、エンジントルクが出始
める(図2(5)の時刻t3 より曲線ニが立ち上がって
いる点に注目)。そして、エンジンコントローラ11か
らの指示による所定噴射量で、エンジン1の運転が行わ
れる。ところで、エンジン回転数がすでにアイドリング
回転数NIDに達した状態で燃料を噴射した場合、燃焼と
回転が安定した形で行なわれるので、1サイクル内での
トルク変動は少ない。そのため、車両に生ずるショック
も小さくなる。この点が、従来と大きく異なる点であ
る。
【0023】ステップ10…エンジン回転数が上昇し
て、モータ回転数と等しくなったかどうかを調べる。こ
れは、モータ回転数センサ8からの検出値と、エンジン
回転数センサ3からの検出値とを比較することによって
行なう。 ステップ11…エンジン回転数が上昇してモータ回転数
と等しくなったところ(図2(3)のC点)で、第1ク
ラッチ4を完全に接とする(図2(2)の時刻t4 で完
接となっている。図2(5)を見ると、この時のエンジ
ントルクはTKである。)。 ステップ12…エンジンを始動した後は、その後に目指
す走行態様に応じてモータ5とエンジン1を制御する。
【0024】図6は、本発明における駆動輪トルクの変
化を示す図である。横軸,縦軸および符号は、図5のも
のに対応している。本発明では半クラッチで連結すると
共に、クランキングされているエンジン1の回転数がア
イドリング回転数NIDに達してから燃料噴射を開始する
ので、トルクの変化分S2 は、従来よりも小さくなる
(実験によると、約30%程度小さくなる)。なお、前
記した例では、エンジン1はディーゼルエンジンとした
が、ガソリンエンジンでも本発明方法を適用することが
出来る。
【0025】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のハイブリッド
車両駆動制御方法によれば、次のような効果を奏する。 モータのみにより発進した後、モータでエンジンをク
ランキングして始動する際、モータとエンジンとを連結
する第1クラッチを半クラッチにし、モータへの負担が
急に大とならないようにしたので、駆動輪へのトルク変
動が少なく、車両に生ずるショックが小さくなる。 クランキングされているエンジンの回転数がアイドリ
ング回転数に達したところで、エンジンへの燃料噴射を
開始するようにしたので、1サイクル内での燃焼と回転
がトルク変動の少ない安定した形で行なわれ、車両に生
ずるショックが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド車両駆動制御方法を説明
するフローチャート
【図2】本発明による制御のタイミングチャート
【図3】ハイブリッド車両駆動制御装置のブロック構成
を示す図
【図4】従来のハイブリッド車両駆動制御方法を説明す
るフローチャート
【図5】従来における駆動輪トルクの変化を示す図
【図6】本発明における駆動輪トルクの変化を示す図
【符号の説明】
1…エンジン、2…燃料噴射ポンプ、3…エンジン回転
数センサ、4…第1クラッチ、5…モータ、6…第2ク
ラッチ、7…変速機、8…モータ回転数センサ、9…駆
動軸、10…駆動輪、11…エンジンコントローラ、1
2…アクセルセンサ、13…油圧モジュール、14…変
速機コントローラ、15…インバータ、16…モータコ
ントローラ、17…バッテリ、18…バッテリコントロ
ーラ、19…総合コントローラ、19−1…アイドリン
グ回転数記憶メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA01 AA02 AA04 AB27 AC03 AC32 AD22 AD53 3D041 AA28 AA30 AB01 AC01 AC11 AC15 AD00 AD01 AD02 AD10 AE02 AE07 AE16 AE18 3G093 AA07 AA16 AB01 BA02 BA15 CA02 CB05 DA01 DA06 EA05 EB01 EC01 EC04 FA08 FA10 FB01 FB02 5H115 PG04 PI13 PU01 PU22 PU25 QN03 RB08 RE01 RE05 SE05 SJ12 TB01 TE02 TO21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の車両駆動源としてのモータが、第
    1クラッチを介して第2の車両駆動源としてのエンジン
    と断,接され、第2クラッチを介して変速機と断,接さ
    れるよう構成され、発進時の車両駆動は第2クラッチを
    接にしてモータのみで行い、発進後にエンジンを始動す
    るタイプのハイブリッド車両の駆動制御をするハイブリ
    ッド車両駆動制御方法において、前記モータによる発進
    後、前記第1クラッチを半クラッチにして前記エンジン
    を前記モータに連結する過程と、半クラッチにした第1
    クラッチの係合を徐々に強める過程と、エンジン回転数
    がアイドリング回転数に達した時に、前記エンジンへの
    燃料噴射を開始する過程と、エンジン回転数がモータ回
    転数に達した時に前記第1クラッチを完全接続とする過
    程とを含むことを特徴とするハイブリッド車両駆動制御
    方法。
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