JP2001219278A - プロジェクション溶接方法及びウインドレギュレータの製造方法 - Google Patents

プロジェクション溶接方法及びウインドレギュレータの製造方法

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JP2001219278A
JP2001219278A JP2000033273A JP2000033273A JP2001219278A JP 2001219278 A JP2001219278 A JP 2001219278A JP 2000033273 A JP2000033273 A JP 2000033273A JP 2000033273 A JP2000033273 A JP 2000033273A JP 2001219278 A JP2001219278 A JP 2001219278A
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welding
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equalizer
projections
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Yutaka Okuhara
豊 奥原
Makoto Yamaguchi
誠 山口
Osamu Ando
修 安藤
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Shiroki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接部材が薄くても、十分な溶接強度が得ら
れるプロジェクション溶接方法及びウインドレギュレー
タの製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 溶接される第1アーム部(第1の溶接部
材)11と第2アーム部(第2の溶接部材)12とに、互
いに当接する突出部300,400をそれぞれ設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接部材の一部に
突出部を設け、電流を流し、加圧して溶接を行なうプロ
ジェクション溶接方法及び溶接部材の一部に突出部を設
け、電流を流し、加圧して溶接を行なうプロジェクショ
ン溶接方法、及び、歯先円の中心を回転中心とするドリ
ブンギヤと、該ドリブンギヤに基端部が固着され、中間
部に貫通した穴が形成されたリフトアームと、窓ガラス
に取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と交差する
方向に延びたガイドが形成され、該ガイドにて前記リフ
トアームの先端部と係合するリフトアームブラケット
と、第1アーム部、第2アームからなり、前記リフトア
ームの穴を介して前記第1アーム部と前記第2アーム部
とをプロジェクション溶接法で溶接することにより、前
記リフトアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフト
アームとX字状に交差するように中間部が枢着され、先
端部は前記リフトアームブラケットに係合するイコライ
ザアームと、前記リフトアームブラケットのガイドと平
行なガイドが形成され、該ガイドでもって前記イコライ
ザアームの基端部を案内するイコライザアームブラケッ
トとを有し、前記ドリブンギヤを回転させることによ
り、前記リフトアームを回転させ、前記窓ガラスを開閉
させるウインドレギュレータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気抵抗溶接の一種であるプロジェクシ
ョン溶接は、溶接部材に突出部(projectio
n)を設け、溶接部材どうしの接触部分を限定して、溶
接電流と加圧力との集中を図る溶接である。
【0003】突出部を設けるだけでよいので、スポット
溶接に比べピッチの狭い溶接が可能となり、例えば、自
動車のウインドレギュレータのリフトアームに枢着され
るイコライザアームの取付に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プロジェクション溶接
では、十分な抵抗発熱量が発生するまで突出部が加圧力
に耐える必要がある。
【0005】この抵抗発熱量は、印加電圧と、溶接電流
と、通電時間と、加圧力とに比例するものである。
【0006】一方、自動車等では、軽量化の要望が高ま
り、ウインドレギュレータの部材も厚さの薄いものが使
われてきている。
【0007】部材の板厚を薄くすることにより、以下の
ような問題点が起こっている。
【0008】従来のイコライザーアームの板厚は2mm
ほどであり、突出部は、十分な抵抗発熱量が発生するま
で加圧力に耐えていた。
【0009】しかし、イコライザーアームの板厚を1m
m程度にすると、突出部の強度が足りなくなって、十分
な抵抗発熱量が発生する前に加圧力によって潰れてしま
い、溶接部材どうしが広範囲に接触し、溶接電流密度が
低下し、十分な抵抗発熱量が得られなくなり、溶接強度
が足りなくなる問題点がある。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その課題は、溶接部材が薄くても、十分な溶接強度
が得られるプロジェクション溶接方法及びウインドレギ
ュレータの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、溶接部材の一部に突出部を設け、電
流を流し、加圧して溶接を行なうプロジェクション溶接
方法であって、溶接される第1の溶接部材と第2の溶接
部材とに、互いに当接する突出部をそれぞれ設けること
を特徴とするプロジェクション溶接方法である。
【0012】溶接される第1の溶接部材と第2の溶接部
材とに互いに当接する突出部をそれぞれ設けることによ
り、一方だけに突出部を設ける場合に比べ、突出部が加
圧力によって潰れるまでの時間が長くなり、十分な抵抗
発熱量を得ることができ、十分な溶接強度が得られる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突出部のう
ち、一方の突出部の面積を他方の突出部の面積より広く
したことを特徴とするプロジェクション溶接方法であ
る。
【0014】前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突出
部のうち、一方の突出部の面積を他方の突出部の面積よ
り広くしたことにより、突出部の位置が少々ずれても、
突出部どうしは確実に当接する。
【0015】尚、この時、2つの突出部の接触面積は狭
いので、溶接に十分な抵抗発熱量を得ることができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突出部の形状
は、当接時に交差する形状であることを特徴とするプロ
ジェクション溶接方法である。
【0017】前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突出
部の形状は、当接時に交差する形状であることにより、
突出部の位置が少々ずれても、突出部どうしは確実に当
接する。
【0018】尚、この時、2つの突出部の接触面積は、
狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量を得ることができ
る。
【0019】請求項4記載の発明は、歯先円の中心を回
転中心とするドリブンギヤと、該ドリブンギヤに基端部
が固着され、中間部に貫通した穴が形成されたリフトア
ームと、窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開
閉方向と交差する方向に延びたガイドが形成され、該ガ
イドにて前記リフトアームの先端部と係合するリフトア
ームブラケットと、第1アーム部、第2アーム部からな
り、前記リフトアームの穴を介して前記第1アーム部と
第2アーム部とをプロジェクション溶接法で溶接するこ
とにより、前記リフトアームの中間部に回動可能に、且
つ前記リフトアームとX字状に交差するように中間部が
枢着され、先端部は前記リフトアームブラケットに係合
するイコライザアームと、前記リフトアームブラケット
のガイドと平行なガイドが形成され、該ガイドでもって
前記イコライザアームの基端部を案内するイコライザア
ームブラケットとを有し、前記ドリブンギヤを回転させ
ることにより、前記リフトアームを回転させ、前記窓ガ
ラスを開閉させるウインドレギュレータの製造方法にお
いて、前記イコライザアームの第1アーム部、第2のア
ーム部をプロジェクション溶接する際に、前記イコライ
ザアームの第1のアーム部の円筒部端面と、第2のアー
ムとに、互いに当接する突出部をそれぞれ設けたことを
特徴とするウインドレギュレータの製造方法である。
【0020】溶接される第1アーム部と第2アーム部と
に互いに当接する突出部をそれぞれ設けることにより、
一方だけに突出部を設ける場合に比べ、突出部が加圧力
によって潰れるまでの時間が長くなり、十分な抵抗発熱
量を得ることができるので、十分な溶接強度が得られ
る。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の前記第1アーム部、第2アーム部の突出部のうち、
一方の突出部の面積を他方の突出部の面積より広くした
ことを特徴とするウインドレギュレータの製造方法であ
る。
【0022】前記第1アーム部、第2アーム部の突出部
のうち、一方の突出部の面積を他方の突出部の面積より
広くしたことにより、突出部の位置が少々ずれても、突
出部どうしは確実に当接する。
【0023】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【0024】請求項6記載の発明は、請求項4記載の発
明の前記第1アーム部、第2アーム部の突出部の形状
は、当接時に交差する形状であることを特徴とするウイ
ンドレギュレータの製造方法である。
【0025】前記第1アーム部、第2アーム部の突出部
の形状は、当接時に交差する形状であることにより、突
出部の位置が少々ずれても、突出部どうしは確実に当接
する。
【0026】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の前記第1アーム部の突出部は、前記イコライザアー
ムの回転中心を中心とする円の半径方向に延びる形状で
あり、前記第2アーム部の突出部は、前記イコライザア
ームの回転中心を中心とする円の円周方向に略沿って延
びる形状であることを特徴とするウインドレギュレータ
の製造方法である。
【0028】前記第1アーム部の突出部は、前記イコラ
イザアームの回転中心を中心とする円の半径方向に延び
る形状であり、前記第2アーム部の突出部は、前記イコ
ライザアームの回転中心を中心とする円の円周方向に略
沿って延びる形状であることにより、即ち、前記第1ア
ーム部、第2アーム部の突出部の形状は、当接時に交差
する形状であることにより、突出部の位置が少々ずれて
も、突出部どうしは確実に当接する。
【0029】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。
【0031】本形態例は、乗用車に用いられるXアーム
式ウインドレギュレータに適用したもので、全体構成を
示す図4を用いて、この形態例を説明する。図におい
て、ベースプレート1は図示しないドアパネル(イン
ナ)に取り付けられるもので、このベースプレート1に
は、ピン2でもって、ドリブンギヤ3が回転可能に取り
付けられている。このピン2は、ドリブンギヤ3の歯先
円の中心に位置している。
【0032】本形態例はパワー式のウインドレギュレー
タであるため、ベースプレート1には、駆動用モータ4
が減速ギヤボックスと共に取り付けられており、その最
終出力軸である回転軸4aには、図1には現れていない
が、ピニオンが設けられ、このピニオンにドリブンギヤ
3の歯部3aが噛合している。このため、モータ4によ
り、回転軸4aが図1において時計方向に駆動されれば
ドリブンギヤ3は反時計方向に回転し、逆に、回転軸4
aが反時計方向に駆動されればドリブンギヤ3は時計方
向に回転することになる。
【0033】リフトアーム5は、本形態例においては、
ドリブンギヤ3に歯先円の半径方向に向けて固着されて
いる。
【0034】リフトアームブラケット6は、図示しない
窓ガラスの下部に取り付けられるもので、断面が略C形
をしており、窓ガラスの開閉方向Mと交差する方向に延
びたスリット状のガイド6aが形成されている。このリ
フトアームブラケット6には、ガイド6aに沿って移動
可能なスライダ7が嵌合している。スライダ7はピン8
でもってリフトアーム5に回動可能に係止されている。
【0035】イコライザアーム10は、リフトアーム5
の中間部に回動可能に且つX字状に交差するように中間
部が枢着されている。本形態例において、イコライザア
ーム10は、別々に成形した第1アーム部11と第2ア
ーム部12とを一体的に固着することにより構成してい
る。
【0036】即ち、図4の切断線A−Aの断面図である
図5に示すように、リフトアーム5の穴51cに回動可
能に嵌入された第1アーム部11の円筒部114と、リ
フトアーム5を間にして第1アーム部11に対向配置さ
れた第2アーム部12の円筒部124とは、互いに端面
(底部)が突き当てられた状態でプロジェクション溶接
法により固着されている。このため、第1アーム部11
と第2アーム部12とは、リフトアーム5の表裏にて、
一体的となって回動することになる。
【0037】再び、図4に戻って、イコライザアームブ
ラケット13は、図示しないドアパネル(インナ)に取
り付けられるもので、断面が略C形をしており、リフト
アームブラケット6のガイド6aと平行なガイド13a
が形成されている。このイコライザアームブラケット1
3には、ガイド13aに沿って移動可能なスライダ14
が嵌合している。スライダ14はピン15でもってイコ
ライザアーム10の基端部(第1アーム部11)に回動
可能に係止されている。
【0038】一方、イコライザアーム10の先端部(第
2アーム部12)には、スライダ16がピン17でもっ
て回動可能に係止され、このスライダ16がリフトアー
ムブラケット6のガイド6aに沿って移動可能に嵌合し
ている。
【0039】次に、本形態例の作動について説明する。
図4は窓ガラスを閉めた状態を示している。このため、
窓ガラスが窓枠に当接するまで、リフトアーム5は反時
計方向に回転している。この状態から、窓ガラスを下降
させるには、モータ4により、回転軸4aを図1におけ
る反時計方向に駆動して、リフトアーム5を時計方向に
回転させればよい。このように駆動すれば、リフトアー
ム5の回転に連動して、イコライザアーム10は反時計
方向に回転し、結局、スライダ7及び16が、ガイド6
aの案内方向に移動しながら下降し、リフトアームブラ
ケット6をM方向に下降させることになる。よって、窓
ガラスも下降する。この後、窓ガラスを上昇させるに
は、モータ4で回転軸4aを時計方向に駆動すればよ
い。
【0040】次に、図1〜図3を用いて、本形態例で用
いたイコライザアーム10のプロジェクション溶接方法
を説明する。
【0041】図4の分解図である図1に示すようイコラ
イザアーム10の第1アーム部11の円筒部114の端
面上と、第2アーム部12の円筒部124の端面上に
は、互いに当接する突出部300、400が形成されて
いる。
【0042】突出部300の形状は、図1のB方向矢視
図である図3に示すように、イコライザアーム10の回
転中心Oを中心とする円の半径方向に延びる形状であ
り、略同じ間隔で3箇所設けている。
【0043】突出部400の形状は、図1のC方向矢視
図である図2に示すようにイコライザアーム10の回転
中心Oを中心とする円の円周方向に略沿って延びる形状
で、略同じ間隔で3箇所設けている。
【0044】そして、これらの突出部300,400を
当接させた状態で、第1アーム部11と第2アーム部1
2とはプロジェクション溶接法で溶接される。
【0045】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。
【0046】(1)溶接される第1アーム部11と第2
アーム部12とに互いに当接する突出部300をそれぞ
れ設けることにより、一方だけに突出部を設ける場合に
比べ、突出部が加圧力によって潰れるまでの時間が長く
なり、十分な抵抗発熱量を得ることができるので、十分
な溶接強度が得られる。
【0047】尚、この時、一方の突出部300の形状を
イコライザアーム10の回転中心Oを中心とする円の半
径方向に延びる形状とし、他方の突出部400の形状を
イコライザアーム10の回転中心Oを中心とする円の円
周方向に略沿って延びる形状としたことにより、即ち、
両者が交差する形状としたことにより、両方の突出部3
00,400を当接させても、接触する面積は狭いの
で、溶接に十分な抵抗発熱量を得ることができる。
【0048】(2)第1アーム部11の円筒部114を
リフトアーム5の穴51cに回動可能に嵌合させ、第2
アーム部12を静止させた状態で、第1アーム部11を
回転させることにより、容易に突出部300,400ど
うしの位置合わせを行うことができる。
【0049】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例では、ウインドレギ
ュレータのイコライザアームのプロジェクション溶接に
適用した形態例で説明を行ったが、他のプロジェクショ
ン溶接にも適用できることは言うまでもない。
【0050】更に、突出部300,400の形状も限定
するものではない。
【0051】例えば、図6及び図7に示すように、第1
及び第2アーム部11,12に略同一形状の突出部30
0′,400′を設けても、十分な溶接溶接強度を得る
ことができる。
【0052】又、この場合、一方の突出部の大きさを変
えてもよい。即ち、図8に示すように、第1アーム部1
1に第2アーム部12の突出部400′より大きな突出
部300″を設ける。この場合、突出部300″,40
0′の位置が少々ずれても、突出部300″,400′
どうしは確実に当接する。
【0053】逆に、第2アーム部12の突出部の方を第
1アーム部11の突出部より大きくしても、同様の効果
を得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、溶接される第1の溶接部材と第2の溶接部材とに
互いに当接する突出部をそれぞれ設けることにより、一
方だけに突出部を設ける場合に比べ、突出部が加圧力に
よって潰れるまでの時間が長くなり、十分な抵抗発熱量
を得ることができ、十分な溶接強度が得られる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、前記第1溶
接部材、第2の溶接部材の突出部のうち、一方の突出部
の面積を他方の突出部の面積より広くしたことにより、
突出部の位置が少々ずれても、突出部どうしは確実に当
接する。
【0056】尚、この時、2つの突出部の接触面積は狭
いので、溶接に十分な抵抗発熱量を得ることができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、前記第1溶
接部材、第2の溶接部材の突出部の形状は、当接時に交
差する形状であることにより、突出部の位置が少々ずれ
ても、突出部どうしは確実に当接する。
【0058】尚、この時、2つの突出部の接触面積は、
狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量を得ることができ
る。
【0059】請求項4記載の発明によれば、溶接される
第1アーム部と第2アーム部とに互いに当接する突出部
をそれぞれ設けることにより、一方だけに突出部を設け
る場合に比べ、突出部が加圧力によって潰れるまでの時
間が長くなり、十分な抵抗発熱量を得ることができるの
で、十分な溶接強度が得られる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、前記第1ア
ーム部、第2アーム部の突出部のうち、一方の突出部の
面積を他方の突出部の面積より広くしたことにより、突
出部の位置が少々ずれても、突出部どうしは確実に当接
する。
【0061】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、前記第1ア
ーム部、第2アーム部の突出部の形状は、当接時に交差
する形状であることにより、突出部の位置が少々ずれて
も、突出部どうしは確実に当接する。
【0063】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【0064】請求項7記載の発明によれば、 前記第1
アーム部の突出部は、前記イコライザアームの回転中心
を中心とする円の半径方向に延びる形状であり、前記第
2アーム部の突出部は、前記イコライザアームの回転中
心を中心とする円の円周方向に略沿って延びる形状であ
ることにより、即ち、前記第1アーム部、第2アーム部
の突出部の形状は、当接時に交差する形状であることに
より、突出部の位置が少々ずれても、突出部どうしは確
実に当接する。
【0065】更に、前記第1アーム部、第2アーム部の
突出部の接触面積は狭いので、溶接に十分な抵抗発熱量
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例の発明部分を説明する図であり、
図5の分解図である。
【図2】図1のC方向矢視図である図である。
【図3】図1のB方向矢視図である。
【図4】ウインドレギュレータの全体構成を示す図であ
る。
【図5】図4の切断線A−Aの断面図である。
【図6】他の実施の形態例を示す図である。
【図7】他の実施の形態例を示す図である。
【図8】他の実施の形態例を示す図である。
【符号の説明】
11 第1アーム部 12 第2アーム部 300,400 突出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接部材の一部に突出部を設け、電流を
    流し、加圧して溶接を行なうプロジェクション溶接方法
    であって、 溶接される第1の溶接部材と第2の溶接部材とに、互い
    に当接する突出部をそれぞれ設けることを特徴とするプ
    ロジェクション溶接方法。
  2. 【請求項2】 前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突
    出部のうち、一方の突出部の面積を他方の突出部の面積
    より広くしたことを特徴とする請求項1記載のプロジェ
    クション溶接方法。
  3. 【請求項3】 前記第1溶接部材、第2の溶接部材の突
    出部の形状は、当接時に交差する形状であることを特徴
    とする請求項1記載のプロジェクション溶接方法。
  4. 【請求項4】 歯先円の中心を回転中心とするドリブン
    ギヤと、 該ドリブンギヤに基端部が固着され、中間部に貫通した
    穴が形成されたリフトアームと、 窓ガラスに取り付けられると共に窓ガラスの開閉方向と
    交差する方向に延びたガイドが形成され、該ガイドにて
    前記リフトアームの先端部と係合するリフトアームブラ
    ケットと、 第1アーム部、第2アーム部からなり、前記リフトアー
    ムの穴を介して前記第1アーム部と第2アーム部とをプ
    ロジェクション溶接法で溶接することにより、前記リフ
    トアームの中間部に回動可能に、且つ前記リフトアーム
    とX字状に交差するように中間部が枢着され、先端部は
    前記リフトアームブラケットに係合するイコライザアー
    ムと、 前記リフトアームブラケットのガイドと平行なガイドが
    形成され、該ガイドでもって前記イコライザアームの基
    端部を案内するイコライザアームブラケットとを有し、
    前記ドリブンギヤを回転させることにより、前記リフト
    アームを回転させ、前記窓ガラスを開閉させるウインド
    レギュレータの製造方法において、前記イコライザアー
    ムの第1アーム部、第2のアーム部をプロジェクション
    溶接する際に、前記イコライザアームの第1のアーム部
    の円筒部端面と、第2のアームとに、互いに当接する突
    出部をそれぞれ設けたことを特徴とするウインドレギュ
    レータの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1アーム部、第2アーム部の突出
    部のうち、一方の突出部の面積を他方の突出部の面積よ
    り広くしたことを特徴とする請求項4記載のウインドレ
    ギュレータの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1アーム部、第2アーム部の突出
    部の形状は、当接時に交差する形状であることを特徴と
    する請求項4記載のウインドレギュレータの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1アーム部の突出部は、前記イコ
    ライザアームの回転中心を中心とする円の半径方向に延
    びる形状であり、 前記第2アーム部の突出部は、前記イコライザアームの
    回転中心を中心とする円の円周方向に略沿って延びる形
    状であることを特徴とする請求項6記載のウインドレギ
    ュレータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009040399A (ja) * 2007-07-18 2009-02-26 Shiroki Corp ウインドレギュレータ及びウインドレギュレータのリフトアームとイコライザアームとの取り付け方法
JP2021138073A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 武藤工業株式会社 構造体

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