JP2001218382A - 等化機能を有するキャパシタモジュール - Google Patents

等化機能を有するキャパシタモジュール

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JP2001218382A
JP2001218382A JP2000028492A JP2000028492A JP2001218382A JP 2001218382 A JP2001218382 A JP 2001218382A JP 2000028492 A JP2000028492 A JP 2000028492A JP 2000028492 A JP2000028492 A JP 2000028492A JP 2001218382 A JP2001218382 A JP 2001218382A
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capacitors
voltage
capacitor
current
circuit
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JP2000028492A
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English (en)
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Michio Okamura
廸夫 岡村
Masaaki Yamagishi
政章 山岸
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Okamura Laboratory Inc
Power System Co Ltd
Original Assignee
Okamura Laboratory Inc
Power System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子回路で低損失に直列に接続された複数の
キャパシタの電圧の差を補正できるようにする。 【解決手段】 直列に接続された複数のキャパシタを等
化する等化機能を有するキャパシタモジュールであっ
て、直列に接続された2個のキャパシタC1、C2間に
制御回路U2、R4、R5、R9を接続し、2個のキャ
パシタC1、C2の電圧の差に応じて電流を補正し電圧
が等しくなるように制御する。制御回路は、漏れ電流の
部分だけ等化する回路であり、あるいはOPアンプを使
ってリニア回路で2個のキャパシタの電圧を等しくなる
ように制御する回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直列に接続された
複数のキャパシタを等化する等化機能を有するキャパシ
タモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】キャパ
シタを直列にした蓄電装置では、各キャパシタの静電容
量及び漏れ電流の不均一さによって生じる分担電圧の差
が問題となっていた。これによるキャパシタの損壊を防
ぐため、安全なレベルまで使用電圧を下げれば、蓄電容
量はよく知られたCV2 /2の性質から電圧の二乗に比
例してしまい、蓄電能力が大幅に低下してしまう。
【0003】このような問題を解決する手段として、発
明者はいくつかの「並列モニタ」と呼ばれるキャパシタ
の充電状態を監視し制御する手段とその特別な制御方法
を提案してきた(例えば特願平10−324743号、
特願平11−9974号、岡村廸夫著「電気二重層キャ
パシタと蓄電システム」日刊工業新聞社1999年3月
31日初版第1刷発行、p145〜159参照)。
【0004】しかし、これまでの方法は、キャパシタ
の静電容量のバラツキと、漏れ電流の不均等という2
つの原因によって生じるキャパシタ電圧の不均等を、両
方とも完全に解決しようとしていたため、回路や制御が
複雑になったり、急速な等化の際に一時的な発熱が生じ
たりする問題があった。
【0005】近年のキャパシタの製造技術の進歩に伴
い、キャパシタの静電容量の個々のバラツキや使用期間
中の劣化による静電容量の低下は極めて少なく制御でき
るようになりつつある。しかし、キャパシタ個々の漏れ
電流については、温度変化を含む種々の使用条件でバラ
ツキを10%以下といった微少範囲内に品質管理するの
は相変わらず困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、電子回路で低損失に直列に接続さ
れた複数のキャパシタの電圧の差を補正できるようにす
るものである。
【0007】そのために本発明は、直列に接続された複
数のキャパシタを等化する等化機能を有するキャパシタ
モジュールであって、直列に接続された2個のキャパシ
タ間で電圧の差に応じて電流を補正し電圧が等しくなる
ように制御する制御回路を備えたことを特徴とし、前記
制御回路は、漏れ電流の部分だけ等化する回路であり、
OPアンプを使ってリニア回路で2個のキャパシタの電
圧を等しくなるように制御する回路であることを特徴と
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る等化機能を
有するキャパシタモジュールの実施の形態を説明するた
めの図、図2は図1に示す回路による動作をシミュレー
ションプログラム(SPICE)で解析した結果を示す
図である。図中、C1、C2はキャパシタ、U2はOP
アンプ、D1、D2はダイオード、Isは電流源、Vs
は電圧源、R1、R2、R4、R5、R9、Rsは抵抗
を示す。
【0009】図1において、直列に接続したキャパシタ
C1、C2に対して、本発明に係る等化機能を有するキ
ャパシタモジュールは、抵抗R4、R5、R9とOPア
ンプ(演算増幅器)U2からなる漏れ電流の補償回路
(制御回路)を備え、補償回路は、キャパシタC1、C
2に蓄積された電力で作動し、キャパシタC1、C2相
互の電圧を比較してその差を微少な電流によって補正す
るように動作し、漏れ電流の部分だけ等化する。つま
り、大きな電流によって補正すると、発熱等が解消でき
ないという問題が残るが、徐々に電圧の差がなくなる方
向に電流を補正するものである。その検証のために、図
1では、キャパシタC1、C2の静電容量を異なるもの
とし、漏れ抵抗を模擬するため抵抗R1、R2を並列に
接続して、その値はそれぞれ10kΩ、20kΩと2倍
の差をつけている。抵抗R4、R5は、キャパシタの漏
れ抵抗R1、R2より十分大きな同一の値の抵抗であ
り、OPアンプU2は、非反転入力を抵抗R4、R5の
接続点(2つのキャパシタC1、C2への印加電圧の中
点)とし、反転入力をキャパシタC1、C2の接続点と
して、この2つの入力間の電圧を比較する。OPアンプ
U2の出力は、比較結果にしたがって、抵抗R9を介し
て電圧の低い方のキャパシタC1又はC2に対して電流
を補うものであり、抵抗R9は、その動作があまり急速
に、極端にならないように制限するための抵抗である。
【0010】ダイオードD1から左の電流源Is、電圧
源Vs、ダイオードD2、抵抗Rsを含む回路は、充電
器で約3Vに達すると定電圧充電となる。OPアンプU
2の電源は、キャパシタC1、C2から得られ、充電器
が取り外されることがあっても、補償回路は、常にキャ
パシタC1、C2に接続される。現在実用されている有
機系電解液を用いた電気二重層キャパシタでは、キャパ
シタの耐電圧が2.5〜3Vであるから、OPアンプU
2は、最大5〜6V程度の電源電圧のものを使用するこ
とができる。
【0011】次に、動作を説明する。OPアンプU2
は、2つのキャパシタC1、C2への印加電圧の中点の
電圧とキャパシタC1、C2の接続点の電圧とを比較す
ることにより、キャパシタC1、C2のうち電圧の低い
方に流れる電流を補う。例えば2つのキャパシタC1、
C2への印加電圧の中点の電圧に対して、キャパシタC
1、C2の接続点の電圧が低いときは、キャパシタC1
の電圧がキャパシタC2の電圧より低い場合であり、O
PアンプU2の出力によりキャパシタC1に流れる電流
を補い、逆にキャパシタC1、C2の接続点の電圧が高
いときは、キャパシタC1の電圧よりキャパシタC2の
電圧が低い場合であり、OPアンプU2の出力によりキ
ャパシタC2に流れる電流を補うように動作する。
【0012】この回路の動作としては、あたかも均圧抵
抗のようにキャパシタの全放電に至る範囲で動作するこ
とが望ましい。現在の集積化されたOPアンプの素子の
進歩によって、最低動作電圧1.7Vを保証し、無出力
時の消費電流20μA程度のOPアンプが大量生産され
ている。これらを使用すると回路の動作は、最悪でも1
セル当たり0.85Vまで均等な電圧で放電されるか
ら、それ以後のバラツキが例えば20%あっても0.1
8V程度の差が残るだけとなる。これは、次回使用時に
再び等化されるから、大きな支障とはならない。OPア
ンプの消費電流自体が漏れ電流となる問題も、数100
F以上という一般的な実用レベルのキャパシタでは、キ
ャパシタの最小漏れ電流よりも1桁小さい。
【0013】キャパシタC1は残留電圧0.2V、キャ
パシタC2はゼロ、そして、キャパシタC1の静電容量
を10%少なくして、シミュレーションプログラム(S
PICE)で解析すると、その結果を図2に示したよう
に、充電はC1が10%早く、2つのキャパシタの電圧
差は充電が完了する6.5ks(キロ秒)あたりまで広
がったが、それ以後時間の経過に伴って補正電流の効果
で2つのキャパシタの電圧V(1,0)、V(2,1)
の差が縮まり、20ksで補正が完了すると、抵抗R9
を流れる電流が、定常的な漏れ電流の差分である74μ
Aに低下していることが分かる。
【0014】上記のように本発明は、直列に接続された
キャパシタに蓄積された電力だけで作動しキャパシタ相
互の電圧を比較してその差を微少な電流によって補正す
るように動作する電子回路(OPアンプ)を内蔵し、こ
の電子回路により、アクティブな抵抗を合成しキャパシ
タの漏れ電流を自動的に等化するものである。キャパシ
タを直列にした場合に問題となる、漏れ電流の固体差に
よって生じる残留電圧が不均一になる減少を、均圧抵抗
を用いる場合のように電流を多く流すことなく解決する
方法である。キャパシタの漏れ電流を、常時接続された
電子回路から供給する微少電流によって自動補正するた
め、並列モニタに見られる一時的な発熱や外部制御回路
とのやりとりがなく、簡潔で安価、しかも均一な直列キ
ャパシタと考えることができるので、使い易くなる。
【0015】図3は図1に示す例を3個のキャパシタの
直列回路に適用した例を示す図、図4は図3に示す回路
における各部の電圧、電流の推移を示す図である。上記
本発明によれば、図3に示すように直列に接続した3個
のキャパシタC1、C2、C3のうち、抵抗R4、R
5、R9、OPアンプU2からなる2個のキャパシタC
1、C2の漏れ電流を比較する回路に対し、抵抗R1
4、R15、R19、OPアンプU3からなる2個のキ
ャパシタC2、C3の漏れ電流を比較する回路をキャパ
シタ1個分ずつずらせて重ねることにより同様に適用で
き、さらに4個、……と多数のキャパシタを直列に接続
した系に同様に適用できる。
【0016】実用上、キャパシタ単セルをまとめたモジ
ュールは、例えば10個のセルを直列にして1つの容器
に入れるが、そこに本発明の方式を適用するには、各モ
ジュールの最上部に1個余分のOPアンプ回路を設け、
動作しないようにしておく。そして、モジュールを直列
にする際に、そのOPアンプを生かして上にくるモジュ
ールの最下段のキャパシタの上端の端子、図3に示す回
路ではノード1に接続すればよい。これを上下逆にして
も構成可能であるが、モジュールを製造するときしっか
りと標準規格を定めておけば、別々に作ったものでも任
意にモジュールを直列にし、相互間の電圧配分を均等化
することができる。
【0017】図3に示す回路を動作させた場合の各部の
電圧、電流の推移を示したのが図4であり、シミュレー
ションプログラム(SPICE)でトランジェント解析
した結果である。ここで、補正電流が2つあって、抵抗
R9を流れる最初の補正電流は1.5ksあたりで定常
値に落ちつき、他方抵抗R19を流れる電流は29ks
あたりまで流れてその後定常的な漏れ電流の補正に入る
ことが認められる。
【0018】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、OPアンプを使ってリニア回路で2
個のキャパシタの電圧を等しくなるように制御したが、
スイッチング方式を採用してもよい。また、漏れ電流を
補償する場合には、その効果が静電容量のバラツキによ
る電圧配分を均等化できないが、原理的に電圧均等化方
式であるのに「漏れ電流」に留まる原因は補正をOPア
ンプの出力電流に限定しているからで、大出力にして電
圧差を補正できるようにすることにより、等化する対象
を漏れ電流だけでなく、静電容量の差を補償できるよう
にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、直列に接続された複数のキャパシタを等化す
る等化機能を有するキャパシタモジュールとして、直列
に接続された2個のキャパシタ間で電圧の差に応じて電
流を補正し電圧が等しくなるように制御する制御回路を
備えるので、制御回路として、直列に接続されたキャパ
シタに蓄電された電力だけで作動しキャパシタ相互の電
圧を比較してその差を微小な電流によって補正するよう
に動作する電子回路を内蔵し、キャパシタの漏れ電流を
自動的に等化することができる。OPアンプが極めて安
価に手に入る現在では、キャパシタの電圧等化が安価に
簡単に実現でき、キャパシタの電圧配分の問題が解決さ
れ、1個の高電圧キャパシタのように扱える効果は大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る等化機能を有するキャパシタモ
ジュールの実施の形態を説明するための図である。
【図2】 図1に示す回路による動作をシミュレーショ
ンプログラム(SPICE)で解析した結果を示す図で
ある。
【図3】 図1に示す例を3個のキャパシタの直列回路
に適用した例を示す図である。
【図4】 図3に示す回路における各部の電圧、電流の
推移を示す図である。
【符号の説明】
C1、C2…キャパシタ、U2…OPアンプ、D1、D
2…ダイオード、Is…電流源、Vs…電圧源、R1、
R2、R4、R5、R9、Rs…抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 政章 神奈川県横浜市金沢区福浦1丁目1番1号 株式会社パワーシステム内 Fターム(参考) 5G003 AA04 BA03 CA11 CC02 DA04 DA15 5G065 EA02 HA17 JA01 LA01 NA01 NA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された複数のキャパシタを等
    化する等化機能を有するキャパシタモジュールであっ
    て、直列に接続された2個のキャパシタ間で電圧の差に
    応じて電流を補正し電圧が等しくなるように制御する制
    御回路を備えたことを特徴とする等化機能を有するキャ
    パシタモジュール。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、漏れ電流の部分だけ等
    化する回路であることを特徴とする請求項1記載の等化
    機能を有するキャパシタモジュール。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、OPアンプを使ってリ
    ニア回路で2個のキャパシタの電圧を等しくなるように
    制御する回路であることを特徴とする請求項1記載の等
    化機能を有するキャパシタモジュール。
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