JP2001212495A - 部品の製造方法、部品の製造装置、部品の吊り下げ体形成方法、及び、部品の吊り下げ体形成装置 - Google Patents

部品の製造方法、部品の製造装置、部品の吊り下げ体形成方法、及び、部品の吊り下げ体形成装置

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JP2001212495A
JP2001212495A JP2000025190A JP2000025190A JP2001212495A JP 2001212495 A JP2001212495 A JP 2001212495A JP 2000025190 A JP2000025190 A JP 2000025190A JP 2000025190 A JP2000025190 A JP 2000025190A JP 2001212495 A JP2001212495 A JP 2001212495A
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forming
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components
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Hiromitsu Ibe
博光 井辺
Masataka Kurusu
政孝 久留須
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数個の部品を共通の部材に吊り下げる吊り下
げ体において、該部品の落下を確実に防止した構成と
し、しかも部品製造における作業効率を向上させる。 【解決手段】吊り下げ体13を形成する際、複数個のレ
バー4が枠体11aにより一体になっている状態で該レ
バー4の挿通孔4bに線材12が挿通され、その後、複
数のレバー4と枠体11aとが一括して分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、塗装工程
において複数個の部品を一括して塗装するために、塗装
前工程において複数個の部品を共通の部材に吊り下げた
吊り下げ体を形成し、その後、塗装工程において吊り下
げ体を塗装することにより、複数個の部品を一括して塗
装して部品を製造する部品の製造方法、及び、その装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイパブレードは、ガラス表面を
払拭するためのブレードラバーを保持するレバーアッセ
ンブリが、プライマリレバー、セカンダリレバー及びヨ
ークレバーによりトーナメント方式に構成されているの
が一般的である。近年では、各種レバーのプレス加工工
程、塗装前工程におけるレバーの吊り下げ体形成工程及
び塗装工程が自動化された装置が、例えば特開平9−1
18200号公報に開示されている。
【0003】上記公報では、先ず、プレス加工工程にお
いて、複数のレバー(ワーク)と、これら複数のワーク
の両端をタブを介して互いに連結した送りサンとが一体
となった打ち抜き成形プレートがプレス装置により形成
される。このとき、一方の送りサンとタブとの間にはコ
ネクタが形成される。
【0004】次に、ワークの吊り下げ体形成工程におい
て、前記ワーク両端部のタブがタブカット装置により切
断され、各ワークが送りサンから分断される。それらワ
ークはワーク保持装置によりそれぞれ保持される。一
方、送りサンに設けられたコネクタは、ひねり装置によ
りひねりが加えられる。そして、引掛け装置により、ワ
ークの端部に設けられたブレードラバーを保持するため
の略四角形断面を有する口金に、ひねりが加えられたコ
ネクタが密着するように嵌挿され、コネクタを有する送
りサンに複数のワークが吊り下げられた吊り下げ体が形
成される。
【0005】その後、塗装工程において、前記吊り下げ
体に塗装加工が施され、塗装工程終了後に、各ワークが
送りサンのコネクタから取り外される。このようにし
て、該公報によれば、以前から手作業でワークの吊り下
げ体を形成していたものを自動化して、作業効率の向上
を図っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
示したワークの吊り下げ体形成工程では、ワークを送り
サンから切り離し、それらワークを1つ1つ保持して、
再び送りサンのコネクタに各ワークを吊り下げるように
しているので、作業効率の点でまだまだ改善の余地があ
る。
【0007】しかも、上記した吊り下げ体は、ワークの
端部の口金に送りサンのコネクタが密着するように嵌挿
され、該ワークがコネクタから落下しないように吊り下
げられて形成される。つまり、各ワークがコネクタに摩
擦力のみで吊り下げられるのでコネクタに対するワーク
の吊り下げが確実ではなく、搬送時や塗装時にワークが
コネクタから落下する虞がある。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、複数個の部品を共通
の部材に吊り下げる吊り下げ体において、該部品の落下
を確実に防止した構成とし、しかも部品製造における作
業効率を向上することができる部品の製造方法、部品の
製造装置、部品の吊り下げ体形成方法、及び、部品の吊
り下げ体形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、搬送方向に沿って貫通さ
れた挿通孔をそれぞれ有する部品が前記搬送方向に沿っ
て複数個並設されるとともに、前記各部品の端部が連結
された枠体によって前記複数の部品を一体に連結した成
形プレートを形成するプレート形成工程と、前記成形プ
レートにおける各部品の挿通孔に線材を挿通する線材挿
通工程と、前記枠体と前記部品とを分離して、前記部品
の吊り下げ体を形成する分離工程と、前記吊り下げ体の
線材を挟持して前記各部品を吊り下げ、前記各部品に塗
料を塗布する塗装工程と、前記各部品の塗料が乾燥した
後、前記線材を抜き取る線材抜取り工程とを備えた部品
の製造方法である。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の部品の製造方法において、前記線材挿通工程の後に、
前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保持するための間
隔保持部を形成する間隔保持部形成工程を備えた。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の部品の製造方法において、前記間隔保持部は、前記線
材を折り曲げることにより形成される。請求項4に記載
の発明は、請求項2に記載の部品の製造方法において、
前記間隔保持部形成工程、及び前記分離工程を同時に行
う。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の部品の製造方法において、前記部品及び前記線材は導
電性材料よりなり、前記塗装工程において、前記線材を
介して前記部品を帯電させて塗装する電着塗装又は静電
塗装が施される。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の部品の製造方法において、前記線材は、前記挿通孔に
遊びをもった状態で挿通するように形成されている。請
求項7に記載の発明は、請求項1に記載の部品の製造方
法において、前記部品は、車両用ワイパブレードのレバ
ーアッセンブリを構成する各種レバーである。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の部品の製造方法において、前記レバーアッセンブリ
は、前記各種レバーにリベットを挿通することによって
互いに連結して構成されるものであって、前記レバーの
リベット挿通孔は、前記線材を挿通するための挿通孔と
して使用される。
【0015】請求項9に記載の発明は、搬送方向に沿っ
て貫通された挿通孔をそれぞれ有する部品が前記搬送方
向に沿って複数個並設されるとともに、前記各部品の端
部が連結された枠体によって前記複数の部品を一体に連
結した成形プレートを形成するプレート形成装置と、前
記成形プレートにおける各部品の挿通孔に線材を挿通す
る線材挿通装置と、前記枠体と前記部品とを分離して、
前記部品の吊り下げ体を形成する分離装置と、前記吊り
下げ体の線材を挟持して前記各部品を吊り下げ、前記各
部品に塗料を塗布する塗装装置と、前記各部品の塗料が
乾燥した後、前記線材を抜き取る線材抜取り装置とを備
えた部品の製造装置である。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の部品の製造装置において、前記線材挿通装置により
前記各部品の挿通孔に線材を挿通した後に、前記線材に
前記隣合う部品間の間隔を保持するための間隔保持部を
形成する間隔保持部形成装置を備えた。
【0017】請求項11に記載の発明は、搬送方向に沿
って貫通された挿通孔をそれぞれ有する部品が前記搬送
方向に沿って複数個並設されるとともに、前記各部品の
端部が連結された枠体によって前記複数の部品を一体に
連結した成形プレートに対して、各部品の挿通孔に線材
を挿通する線材挿通工程と、前記枠体と前記部品とを分
離して、前記部品の吊り下げ体を形成する分離工程とを
備えた部品の吊り下げ体形成方法である。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の部品の吊り下げ体形成方法において、前記線材挿
通工程の後に、前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保
持するための間隔保持部を形成する間隔保持部形成工程
と備えた。
【0019】請求項13に記載の発明は、搬送方向に沿
って貫通された挿通孔をそれぞれ有する部品が前記搬送
方向に沿って複数個並設されるとともに、前記各部品の
端部が連結された枠体によって前記複数の部品を一体に
連結した成形プレートに対して、各部品の挿通孔に線材
を挿通する線材挿通装置と、前記枠体と前記部品とを分
離して、前記部品の吊り下げ体を形成する分離装置とを
備えた部品の吊り下げ体形成装置である。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の部品の吊り下げ体形成装置において、前記線材挿
通装置により前記各部品の挿通孔に線材を挿通した後
に、前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保持するため
の間隔保持部を形成する間隔保持部形成装置を備えた。
【0021】(作用)請求項1,9に記載の発明によれ
ば、プレート形成工程(装置)では、搬送方向に沿って
貫通された挿通孔をそれぞれ有する部品が搬送方向に沿
って複数個並設されるとともに、各部品の端部が連結さ
れた枠体によって複数の部品を一体に連結した成形プレ
ートが形成される。線材挿通工程(装置)では、成形プ
レートにおける各部品の挿通孔に線材が挿通される。分
離工程(装置)では、枠体と部品とが分離されて枠体が
取り除かれ、部品の吊り下げ体が形成される。塗装工程
(装置)では、吊り下げ体の線材を挟持して各部品を吊
り下げ、各部品に塗料が塗布される。線材抜取り工程
(装置)では、各部品の塗料が乾燥した後、線材が抜き
取られる。つまり、吊り下げ体を形成する際、複数個の
部品が枠体により一体になっている状態で該部品の挿通
孔に線材を挿通し、その後、複数の部品と枠体とを一括
して分離して吊り下げ体を形成するようにしたので、1
つ1つの部品を保持して吊り下げ体を形成する従来と比
べて、作業効率が優れたものとなる。しかも、部品の挿
通孔に線材を挿通して吊り下げ体を形成するようにした
ので、搬送時や塗装時等に、部品が線材から落下するこ
とを防止できる。
【0022】請求項2,10に記載の発明によれば、間
隔保持部形成工程(装置)では、線材に隣合う部品間の
間隔を保持するための間隔保持部が形成される。従っ
て、塗装中において、隣合う部品が相互に当接状態にな
ることが防止されるので、部品の表面全体を確実に塗装
することができる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、間隔保持
部は線材を折り曲げることにより形成されるので、間隔
保持部を簡単に形成できる。しかも、間隔保持部を形成
するための特別な部品を必要としないので、部品数が増
加しない。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、間隔保持
部形成工程と分離工程とが同時に行われるので、部品を
製造する時間を短縮することができる。請求項5に記載
の発明によれば、部品及び線材は導電性材料よりなり、
塗装工程において、線材を介して部品を帯電させて塗装
する電着塗装又は静電塗装が施される。従って、塗料を
部品表面に均一に塗布できる。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、線材は部
品の挿通孔に遊びをもった状態で挿通するように形成さ
れているので、塗装の際、部品の挿通孔内周にも十分に
塗料を塗布することができる。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、車両用ワ
イパブレードのレバーアッセンブリを構成する各種レバ
ーが、上記工程を経て製造される。請求項8に記載の発
明によれば、レバーアッセンブリは、各種レバーにリベ
ットを挿通することによって互いに連結して構成される
ものであって、そのレバーのリベット挿通孔は、線材を
挿通するための挿通孔として使用される。従って、部品
に線材を挿通するための挿通孔を特別に設ける必要がな
い。
【0027】請求項11,13に記載の発明によれば、
線材挿通工程(装置)では、搬送方向に沿って貫通され
た挿通孔をそれぞれ有する部品が搬送方向に沿って複数
個並設されるとともに、各部品の端部が連結された枠体
によって複数の部品を一体に連結した成形プレートに対
して、各部品の挿通孔に線材が挿通される。分離工程
(装置)では、枠体と部品とが分離され、部品の吊り下
げ体が形成される。つまり、吊り下げ体を形成する際、
複数個の部品が枠体により一体になっている状態で該部
品の挿通孔に線材を挿通し、その後、複数の部品と枠体
とを一括して分離して吊り下げ体を形成するようにした
ので、1つ1つの部品を保持して吊り下げ体を形成する
従来と比べて、作業効率が優れたものとなる。しかも、
部品の挿通孔に線材を挿通して吊り下げ体を形成するよ
うにしたので、搬送時や塗装時等に、部品が線材から落
下することを防止できる。
【0028】請求項12,14に記載の発明によれば、
間隔保持部形成工程(装置)では、線材に隣合う部品間
の間隔を保持するための間隔保持部が形成される。従っ
て、例えば吊り下げ体(部品)を塗装する場合、その塗
装中において、隣合う部品が相互に当接状態になること
が防止されるので、部品の表面全体を確実に塗装するこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1及び図2に示すよう
に、本実施形態の車両用ワイパブレード1は、プライマ
リレバー2、2つのセカンダリレバー3及び4つのヨー
クレバー4によりトーナメント方式に構成されたレバー
アッセンブリ5と、このレバーアッセンブリ5にて保持
され、ガラス表面を払拭するためのブレードラバー6と
を備えている。
【0030】レバーアッセンブリ5について詳述する
と、プライマリレバー2の中央部にはワイパアーム(図
示略)に回動可能に連結するために、その回動軸となる
リベット(図示略)を挿通するための挿通孔2aが形成
される。
【0031】プライマリレバー2の両端部は各セカンダ
リレバー3と回動可能に連結するために、プライマリレ
バー2の両端部及び各セカンダリレバー3の中央部に回
動軸となるリベット7を挿通するための挿通孔2b,3
aがそれぞれ形成される。
【0032】セカンダリレバー3の両端部は各ヨークレ
バー4と回動可能に連結するために、セカンダリレバー
3の両端部及びヨークレバー4の中央部に回動軸となる
リベット7を挿通するための挿通孔3b,4aがそれぞ
れ形成される。
【0033】ヨークレバー4の両端部には前記ブレード
ラバー6を保持するための断面略コ字状の保持片が形成
され、該保持片には前記各挿通孔2b,3bと同方向に
貫通する挿通孔4bが形成される。この挿通孔4bは、
後述するヨークレバー4の吊り下げ体形成工程、及び塗
装工程の際に使用するための孔である。
【0034】このようなレバーアッセンブリ5は防錆や
防眩のために塗装加工が施されるが、その塗装加工はレ
バーアッセンブリ5の組立て前の各種レバー2〜4に対
して個々に行われ、塗装加工終了後にレバーアッセンブ
リ5が組立てられる。
【0035】次に、上記したレバーアッセンブリ5の製
造方法について説明する。レバーアッセンブリ5は、各
種レバー2〜4を順送りしてプレス成形するプレス加工
工程、塗装前のレバー2〜4の吊り下げ体形成工程、レ
バー2〜4の塗装を行う塗装工程、及び塗装されたレバ
ー2〜4を用いてレバーアッセンブリ5を組立てる組立
て工程等を経て製造される。尚、プレス加工工程、吊り
下げ体形成工程及び塗装工程においては、各種レバー2
〜4が同様の手順で形成及び塗装されるので、説明の便
宜上、以下にはヨークレバー4を代表して説明する。
【0036】(プレス加工工程(プレート形成工程))
プレス加工工程では、図3に示すように、矢印方向の順
送りの搬送装置20によりヨークレバー4の原材料であ
るロール状に巻かれたフープ材10がプレス加工装置2
1に送られる。フープ材10は、プレート形成装置とし
てのプレス加工装置21により所定長さに切断され、そ
の所定長さのフープ材10に対し、図7に示すように、
搬送方向にそれぞれ所定の間隔をおいて所定個(本実施
形態では、5個)並設したヨークレバー4と、各レバー
4の各端部にタブ11bを介して連結する枠体11aと
からなる成形プレート11が形成される。この場合、ヨ
ークレバー4は、その長手方向が搬送方向と直交するよ
うに配置される。又、ヨークレバー4の保持片には、前
記挿通孔4bが搬送方向に沿って貫通形成される。そし
て、このような成形プレート11は、図3に示すよう
に、搬送装置20により次の加工を施す線材挿通装置2
2に移送される。
【0037】(吊り下げ体形成工程)吊り下げ体形成工
程は、線材挿通工程、間隔保持部形成工程、及び、分離
工程を備えている。
【0038】「1.線材挿通工程」線材挿通工程では、
図3及び図8に示すように、線材挿通装置22により、
搬送装置20により送られてきた成形プレート11(ヨ
ークレバー4)の一方の挿通孔4bに、該プレート11
の搬送方向の長さより十分長い線材12が挿通される。
この線材12は、導電性材料、例えば針金よりなり、そ
の直径が挿通孔4bの直径より十分小さいものを使用し
ている。つまり、線材12は、挿通孔4bに遊びをもっ
た状態で挿通される。尚、挿通孔4bは搬送方向に沿っ
て形成されているので、線材12の挿通が容易である。
このように本実施形態では、前記ヨークレバー4が枠体
11aにより一体になっている状態で、該レバー4の挿
通孔4bに線材12が挿通される。そして、線材12を
挿通した成形プレート11は、図3及び図4に示すよう
に、搬送装置20により次の加工を施す間隔保持部形成
装置23に移送される。
【0039】「2.間隔保持部形成工程」間隔保持部形
成工程では、図4及び図9に示すように、間隔保持部形
成装置23により、搬送装置20により送られてきた成
形プレート11の線材12は各ヨークレバー4間の略中
央がその長手方向と交差する方向にクランク状に折り曲
げられて間隔保持部12aが形成される。又、線材12
の両端部には、反ヨークレバー4側に折り曲げられた挟
持部12bが形成される。そして、このような成形プレ
ート11は、図4に示すように、搬送装置20により次
の加工を施す分離装置24に移送される。
【0040】「3.分離工程」分離工程では、図4及び
図10に示すように、分離装置24により、搬送装置2
0により送られてきた成形プレート11のタブ11bが
切断され、複数個のヨークレバー4と枠体11aとが一
括して分離される。分離された枠体11aは廃棄処分さ
れる。そして、各ヨークレバー4及び線材12により、
搬送方向に連なった吊り下げ体13が形成される。この
ような吊り下げ体13は、図4及び図5に示すように、
搬送装置20により次の加工を施す塗装装置25に移送
される。
【0041】(塗装工程)塗装工程では、図5及び図1
1に示すように、塗装装置25において、搬送装置20
により送られてきた吊り下げ体13の線材12両端の挟
持部12bが挟持アーム25aにて挟持され、該線材1
2が持ち上げられる。従って、各ヨークレバー4は線材
12に吊り下げられた状態になる。このとき、線材12
に形成した前記間隔保持部12aにより、隣合うヨーク
レバー4が各々所定間隔以上あけて配置され、相互に当
接状態になることが防止されている。又、この場合、各
ヨークレバー4は、線材12を介して挟持アーム25a
に電気的に接続した状態となっている。
【0042】次に、挟持アーム25aの所定動作によ
り、吊り下げ体13が防錆や防眩のための塗料Aが貯め
られる塗料槽25bに移動され、その塗料槽25bにヨ
ークレバー4が十分に浸かるまで、詳しくは線材12の
挟持部12b以外が浸かるまで投入される。つまり、挟
持アーム25aに塗料Aが付着することが防止されてい
る。
【0043】そして、本実施形態では、ヨークレバー4
には公知の電着塗装が施される。即ち、挟持アーム25
a(ヨークレバー4)には直流電圧の陽極側が印加さ
れ、塗料槽25b内の塗料Aには直流電圧の陰極側が印
加され、電気泳動によってヨークレバー4表面に塗料A
が均一に塗布される。
【0044】このとき、図11に示すように、線材12
に形成した間隔保持部12aにより、塗料A中でも隣合
うヨークレバー4が相互に当接状態になることが防止さ
れるので、該レバー4表面全体への塗料Aの付着を妨げ
ない。又、線材12と挿通孔4b内周との間には遊びが
あるので、塗料A中でヨークレバー4が線材12から浮
き上がり、挿通孔4b内周(線材12との接触部分)に
も十分に塗料Aが廻り込んで付着する。
【0045】このような吊り下げ体13は、塗料槽25
b内に所定時間投入され、その後、挟持アーム25aの
所定動作により塗料槽25bから引き上げられる。そし
て、吊り下げ体13は、挟持アーム25aにより塗装装
置25の乾燥部(図示略)に移動され、完全に乾燥され
る。その後、吊り下げ体13は、図5及び図6に示すよ
うに、搬送装置20により次の加工を施す線材抜取り装
置26に移送される。
【0046】(線材抜取り工程)線材抜取り工程では、
図6及び図12に示すように、線材抜取り装置26によ
り、先ず、搬送装置20により送られてきた吊り下げ体
13の線材12におけるヨークレバー4間、より詳しく
は間隔保持部12aの一端、若しくは両端がそれぞれ切
断される。その後、該装置26により、挿通孔4bに挿
通している線材12が抜き取られる。これら切断された
線材12は廃棄処分される。そして、このように線材1
2が抜き取られたヨークレバー4は、図6に示すよう
に、搬送装置20により次の加工を施すパレット収納装
置27に移送される。
【0047】(パレット収納工程)パレット収納工程で
は、図6に示すように、パレット収納装置27により、
搬送装置20により送られてきたヨークレバー4が所定
個数収納可能なパレット14に整列して収納される。
【0048】このような各種工程を繰り返し、多数個の
ヨークレバー4が製造される。又、ヨークレバー4以外
のプライマリレバー2及びセカンダリレバー3も上記と
同様にプレス加工、塗装加工が施されて製造される。
尚、プライマリレバー2及びセカンダリレバー3におい
ては、上記工程において線材12を挿通する孔として挿
通孔2b,3bが使用される。
【0049】そして、各種レバー2〜4を収容したパレ
ット14は、公知のレバーアッセンブリ組立て装置(図
示略)に移送される。この組立て装置により、各種レバ
ー2〜4を用いてレバーアッセンブリ5が組み立てられ
る。
【0050】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の効果を有する。 (1)本実施形態では、吊り下げ体13を形成する際、
複数個のレバー4(2,3)が枠体11aにより一体に
なっている状態(複数のレバー4が一定の状態で整列し
て枠体11aで連結された状態:図7参照)で該レバー
4(2,3)の挿通孔4b(2b,3b)に線材12を
挿通し(図8参照)、その後、複数のレバー4(2,
3)と枠体11aとを一括して分離して吊り下げ体13
(図10参照)を形成するようにした。そのため、1つ
1つの部品を保持して吊り下げ体を形成する従来と比べ
て、作業効率を優れたものとすることができる。
【0051】(2)本実施形態では、レバー4(2,
3)の挿通孔4b(2b,3b)に線材12を挿通して
吊り下げ体13を形成するようにしたので、搬送時や塗
装時に、レバー4(2,3)が線材12から落下しな
い。従って、吊り下げ体13を確実に形成することがで
きる。
【0052】(3)本実施形態では、塗装工程におい
て、線材12を介してレバー4(2,3)を帯電させて
塗装する電着塗装が施される。従って、塗料Aをレバー
4(2,3)表面に均一に塗布することができる。しか
も、電着塗装は、該塗装と同様にレバー4(2,3)を
帯電させて塗装する静電塗装と比べて印加する電圧が低
くてすむので、塗装装置25の小型化・低コスト化を図
ることができる。
【0053】(4)本実施形態では、線材12をレバー
4(2,3)の挿通孔4b(2b,3b)に遊びをもっ
た状態で挿通するように形成した。従って、塗装の際、
レバー4(2,3)の挿通孔4b(2b,3b)内周に
も十分に塗料Aを塗布することができる。
【0054】(5)本実施形態では、レバー4(2,
3)を塗装する前に該レバー4(2,3)と枠体11a
とが分離されるので、該レバー4(2,3)の切断面に
も塗料Aが着く。仮に、塗装後にレバーと枠体とを切断
した場合、該レバーの切断面に塗料が着かないので、切
断後にその切断面を再度塗装する必要があって手間であ
る。従って、本実施形態では、このような塗料の2度塗
りをする必要がないので、その工程を省くことができ、
製造工程の短縮化を図ることができる。
【0055】(6)本実施形態では、塗装後、線材12
をその都度廃棄するので、該線材12とレバー4(2,
3)との電気的な接続状態を常に良好とすることができ
る。仮に、線材抜取り工程において、線材12を切断せ
ずに該線材12に折り曲げ形成した間隔保持部12aを
直線状に伸ばし、その伸ばした線材12を線材挿通工程
において再び線材12として繰り返し使用する場合、再
び使用する線材12に付着した塗料Aにより、該線材1
2とレバー4(2,3)との電気的な接続状態が不良と
なる虞がある。このような場合、レバー4(2,3)の
電着塗装が確実に行えない場合があって、線材12に付
着した塗料Aを剥すといった作業が生じて手間となる。
従って、本実施形態では、線材12とレバー4(2,
3)との電気的な接続状態が常に良好となるので、該レ
バー4(2,3)の電着塗装を確実に行うことができ
る。しかも、塗料Aを剥すといった作業が必要ないの
で、その工程を省くことができ、製造工程の短縮化を図
ることができる。
【0056】(7)本実施形態では、線材12を安価な
針金としたので、コストの上昇を抑えることができる。 (8)本実施形態では、隣合うレバー4(2,3)間の
線材12に間隔保持部12aを形成したので、塗装中に
おいて、隣合うレバー4(2,3)が相互に当接状態に
なることが防止される。従って、レバー4(2,3)の
表面全体を確実に塗装することができる。
【0057】(9)本実施形態では、線材12を折り曲
げることにより間隔保持部12aを形成した。従って、
間隔保持部12aを簡単に形成することができる。しか
も、間隔保持部12aを形成するための特別な部品を必
要としないので、部品数が増加しない。
【0058】(10)レバーアッセンブリ5は、各種レ
バー2〜4にリベット7を挿通することによって互いに
連結して構成されるものであって、本実施形態では、そ
のレバー2,3におけるリベット7を挿通するための挿
通孔2b,3bを、該レバー2,3の製造工程において
線材12を挿通するための挿通孔として使用した。従っ
て、レバー2,3に線材12を挿通するための孔を特別
に設ける必要がない。尚、本実施形態では、ヨークレバ
ー4両端の保持部に線材12を挿通するための挿通孔4
bを設けたが、該レバー4の中央部に設けたリベット7
を挿通するための挿通孔4aを、該レバー4の製造工程
において線材12を挿通するための孔として使用すれ
ば、該レバー4に挿通孔4bを特別に設ける必要がなく
なる。
【0059】(11)本実施形態では、プレス加工工程
から塗装工程を経てパレット収納工程まで一貫して行う
ことができる。従って、工程を分断することがないの
で、各種レバー2〜4を製造する時間を短縮することが
できる。
【0060】尚、本発明の実施の形態は、以下のように
変更してもよい。 ○上記実施形態では、間隔保持部形成工程の次に分離工
程を行うようにしたが、間隔保持部形成工程と分離工程
とは同時に行うことが可能なため、両工程を同時に行う
ようにしてもよい。このようにすれば、レバー2〜4を
製造する時間を短縮することができるとともに、上記両
工程を達成する装置も小型集約化できる。
【0061】○上記実施形態では、レバー2〜4を電着
塗装により塗装したが、静電塗装や、その他の塗装手法
を用いてレバー2〜4を塗装するようにしてもよい。こ
の場合、線材12を導電性材料以外の材料を用いて形成
してもよい。
【0062】○上記実施形態では、塗装後、線材12を
その都度廃棄するようにしたが、線材抜取り工程におい
て、線材12を切断せずに該線材12に折り曲げ形成し
た間隔保持部12aを直線状に伸ばし、その伸ばした線
材12を線材挿通工程において再び線材12として繰り
返し使用してもよい。このようにすれば、材料費が少な
くてすむ。尚、この線材12の間隔保持部12aを直線
状に伸ばす際、線材12をしごいて伸ばすようにすれ
ば、線材12に付着した塗料をも同時に剥離することが
できる。
【0063】○上記実施形態では、吊り下げ体13を形
成する際、線材12を1本使用したが、2本以上使用し
てもよい。 ○上記実施形態では、線材12をクランク状に曲げるこ
とにより間隔保持部12aを形成したが、この形状に限
定されるものではない。又、線材12に別の部材を固
定、若しくは線材12をレバー4(2,3)の挿通孔4
b(2b,3b)の径より大きな幅に潰して間隔保持部
を形成するようにしてもよい。更に、塗装時に隣合うレ
バー4(2,3)が当接状態となる虞がない場合には、
間隔保持部12aを省略、即ち間隔保持部形成工程(装
置23)を省略してもよい。
【0064】○上記実施形態では、レバー2,3両端部
に形成したリベット7を挿通するための挿通孔2b,3
bを、製造工程において線材12を挿通するための挿通
孔と共用したが、レバー2,3中央部に形成した挿通孔
2a,3aを製造工程における線材12を挿通するため
の孔として使用してもよい。又、レバー2,3に線材1
2を挿通する専用の孔を設けるようにしてもよい。
【0065】○上記実施形態では、図7に示すように、
1つの成形プレート11にレバー4(2,3)を5個形
成するようにしたが、この数に限定されるものではな
い。 ○上記実施形態では、成形プレート11をプレス加工に
より形成したが、その他の加工、例えば切削加工により
形成するようにしてもよい。
【0066】○上記実施形態では、各工程のそれぞれ対
応した装置21〜27としたが、複数の工程を1つの装
置で行うようにしてもよい。例えば、線材挿通工程(装
置22)、間隔保持部形成工程(装置23)、及び、分
離工程(装置24)を1つの装置で行うようにしてもよ
い。
【0067】○上記実施形態では、車両用ワイパブレー
ド1のレバーアッセンブリ5を構成する各種レバー2〜
4の製造方法に実施したが、その他の部品の製造方法に
実施してもよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数個の部品を共通の部材に吊り下げる吊り下げ体にお
いて、該部品の落下を確実に防止した構成とし、しかも
部品製造における作業効率を向上することができる部品
の製造方法、部品の製造装置、部品の吊り下げ体形成方
法、及び、部品の吊り下げ体形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のワイパブレードの斜視図であ
る。
【図2】 同実施形態のワイパブレードの分解斜視図で
ある。
【図3】 レバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図4】 レバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図5】 レバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図6】 レバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図7】 プレス加工後におけるレバーの斜視図であ
る。
【図8】 線材挿通後におけるレバーの斜視図である。
【図9】 間隔保持部形成後におけるレバーの斜視図で
ある。
【図10】 枠体分離後におけるレバーの斜視図であ
る。
【図11】 塗装工程におけるレバーの斜視図である。
【図12】 線材抜取り後におけるレバーの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…ワイパブレード、2…部品としてのプライマリレバ
ー、3…部品としてのセカンダリレバー、4…部品とし
てのヨークレバー、2a〜4a,2b〜4b…挿通孔、
5…レバーアッセンブリ、7…リベット、11…成形プ
レート、11a…枠体、12…線材、12a…間隔保持
部、13…吊り下げ体、21…プレート形成装置として
のプレス加工装置、22…線材挿通装置、23…間隔保
持部形成装置、24…分離装置、25…塗装装置、26
…線材抜取り装置、A…塗料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D025 AA01 AC01 AE08 3D114 AA03 BA08 CA09 DA02 4F040 AA13 AB04 AC02 BA42 CC16 4F042 AA09 DF02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に沿って貫通された挿通孔をそ
    れぞれ有する部品が前記搬送方向に沿って複数個並設さ
    れるとともに、前記各部品の端部が連結された枠体によ
    って前記複数の部品を一体に連結した成形プレートを形
    成するプレート形成工程と、 前記成形プレートにおける各部品の挿通孔に線材を挿通
    する線材挿通工程と、前記枠体と前記部品とを分離し
    て、前記部品の吊り下げ体を形成する分離工程と、 前記吊り下げ体の線材を挟持して前記各部品を吊り下
    げ、前記各部品に塗料を塗布する塗装工程と、 前記各部品の塗料が乾燥した後、前記線材を抜き取る線
    材抜取り工程とを備えたことを特徴とする部品の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記線材挿通工程の後に、前記線材に前記隣合う部品間
    の間隔を保持するための間隔保持部を形成する間隔保持
    部形成工程を備えたことを特徴とする部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記間隔保持部は、前記線材を折り曲げることにより形
    成されることを特徴とする部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記間隔保持部形成工程、及び前記分離工程を同時に行
    うことを特徴とする部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記部品及び前記線材は導電性材料よりなり、 前記塗装工程において、前記線材を介して前記部品を帯
    電させて塗装する電着塗装又は静電塗装が施されること
    を特徴とする部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記線材は、前記挿通孔に遊びをもった状態で挿通する
    ように形成されていることを特徴とする部品の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記部品は、車両用ワイパブレードのレバーアッセンブ
    リを構成する各種レバーであることを特徴とする部品の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の部品の製造方法におい
    て、 前記レバーアッセンブリは、前記各種レバーにリベット
    を挿通することによって互いに連結して構成されるもの
    であって、 前記レバーのリベット挿通孔は、前記線材を挿通するた
    めの挿通孔として使用されることを特徴とする部品の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 搬送方向に沿って貫通された挿通孔をそ
    れぞれ有する部品が前記搬送方向に沿って複数個並設さ
    れるとともに、前記各部品の端部が連結された枠体によ
    って前記複数の部品を一体に連結した成形プレートを形
    成するプレート形成装置と、 前記成形プレートにおける各部品の挿通孔に線材を挿通
    する線材挿通装置と、 前記枠体と前記部品とを分離して、前記部品の吊り下げ
    体を形成する分離装置と、 前記吊り下げ体の線材を挟持して前記各部品を吊り下
    げ、前記各部品に塗料を塗布する塗装装置と、 前記各部品の塗料が乾燥した後、前記線材を抜き取る線
    材抜取り装置とを備えたことを特徴とする部品の製造装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の部品の製造装置にお
    いて、 前記線材挿通装置により前記各部品の挿通孔に線材を挿
    通した後に、前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保持
    するための間隔保持部を形成する間隔保持部形成装置を
    備えたことを特徴とする部品の製造装置。
  11. 【請求項11】 搬送方向に沿って貫通された挿通孔を
    それぞれ有する部品が前記搬送方向に沿って複数個並設
    されるとともに、前記各部品の端部が連結された枠体に
    よって前記複数の部品を一体に連結した成形プレートに
    対して、各部品の挿通孔に線材を挿通する線材挿通工程
    と、 前記枠体と前記部品とを分離して、前記部品の吊り下げ
    体を形成する分離工程とを備えたことを特徴とする部品
    の吊り下げ体形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の部品の吊り下げ体
    形成方法において、 前記線材挿通工程の後に、前記線材に前記隣合う部品間
    の間隔を保持するための間隔保持部を形成する間隔保持
    部形成工程を備えたことを特徴とする部品の吊り下げ体
    形成方法。
  13. 【請求項13】 搬送方向に沿って貫通された挿通孔を
    それぞれ有する部品が前記搬送方向に沿って複数個並設
    されるとともに、前記各部品の端部が連結された枠体に
    よって前記複数の部品を一体に連結した成形プレートに
    対して、各部品の挿通孔に線材を挿通する線材挿通装置
    と、 前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保持するための間
    隔保持部を形成する間隔保持部形成装置と、 前記枠体と前記部品とを分離して、前記部品の吊り下げ
    体を形成する分離装置とを備えたことを特徴とする部品
    の吊り下げ体形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の部品の吊り下げ体
    形成装置において、 前記線材挿通装置により前記各部品の挿通孔に線材を挿
    通した後に、前記線材に前記隣合う部品間の間隔を保持
    するための間隔保持部を形成する間隔保持部形成装置を
    備えたことを特徴とする部品の吊り下げ体形成装置。
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