JP2001208527A - 炭素繊維被覆層の測定方法 - Google Patents

炭素繊維被覆層の測定方法

Info

Publication number
JP2001208527A
JP2001208527A JP2000330609A JP2000330609A JP2001208527A JP 2001208527 A JP2001208527 A JP 2001208527A JP 2000330609 A JP2000330609 A JP 2000330609A JP 2000330609 A JP2000330609 A JP 2000330609A JP 2001208527 A JP2001208527 A JP 2001208527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon fiber
layer
measurement
echo
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000330609A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Ikegaya
靖 池ヶ谷
Seiji Sakashita
清司 坂下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SERAUEI KAIHATSU KK
Original Assignee
NIPPON SERAUEI KAIHATSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SERAUEI KAIHATSU KK filed Critical NIPPON SERAUEI KAIHATSU KK
Priority to JP2000330609A priority Critical patent/JP2001208527A/ja
Publication of JP2001208527A publication Critical patent/JP2001208527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート構造物の表面などに、炭素繊維シ
ートをエポキシ樹脂で接着して多層の炭素繊維被覆層を
施工して耐震補強する。この場合、被覆層の厚さと炭素
繊維シート枚数を非破壊で、簡易に測定して、施工の適
正化を検証する。 【解決手段】超音波の反射源の厚さが 1/4波長以下の薄
い層の場合や 1/2波長以上の繊維のすきまがある場合、
15MHz(波長0.19mm)〜25MHz(波長
0.11mm)の超音波はその層を透過し又は反射す
る。炭素繊維被覆層表面の比較的狭い範囲(100×1
00mm程度)で10点程度測定して、反射波のエコー
を加算平均化することによって、炭素繊維シートの枚数
及び炭素繊維層の厚さを測定する。エコー高さと時間と
からなる反射波データにおいて、エコー高さ方向を対数
圧縮すれば、各層とノイズの判別が容易になる。加算平
均及び対数圧縮を探傷器側で処理すればリアルタイム
で、測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリートや
モルタル構造物などの表面に施された炭素繊維シートで
被覆した炭素繊維皮膜層の厚さや炭素繊維シートの数を
非破壊により測定する炭素繊維被覆層の測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物では、構築後に炭素
繊維のシートの複数枚をエポキシ系接着剤等で貼り付け
て耐震補強を行う工法が用いられている。この場合、耐
震補強が適正に行われたか否か等を判断するにあたり、
貼り付けた炭素繊維シートの枚数や炭素繊維被覆層の厚
さを測定することは重要となっている。
【0003】従来、「コア抜き法」として、貼り付けた
炭素繊維シートをコア抜き用ドリルを用い、円筒形にく
り抜き目視で炭素繊維シートの枚数を数え、スケール等
で厚みを測定する方法が一般に行われている。
【0004】また、他の方向として、「電気的方法」に
よって枚数を測定する方法も提案されている(例えば、
特開平10−228529号)。この方法では、金属線
を織り込んだ特殊炭素繊維を被覆層として使用し、電極
を被覆層内に差し込み、電流を流し、電流の変化から枚
数を測定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法の内
「コア抜き法」では、コア抜きによって連続した炭素繊
維層を切断することなり、抜き取った部分で、強度が低
下するおそれがあった。また、コア抜き後に該部の補修
を行う必要があった。
【0006】従って、コア抜きの場所については、強度
上の問題とコア抜きの手間の問題を考慮した場合、それ
ほど多くの場所を抜取ることができなかった。更に、記
録は写真記録のみとなる。
【0007】また、「電気的方法」では、電極を被覆層
内に差し込む為、コア抜き法に比べては少ないが、炭素
繊維被覆を同様に傷つける問題点があった。また、炭素
繊維の枚数は測定できるが、厚みは測定できなかった。
更に、金属線を織り込んだ専用の炭素繊維シートを用い
る必要があり、通常の炭素繊維シートを用いた場合に比
べて施工に2倍程度のコストがかかる問題点があった。
【0008】また、従来超音波板厚計を用いた超音波測
定法によっても、金属等の板厚が非破壊的に測定される
が、同様な方法による炭素繊維シートの枚数と厚み測定
することも考えられる。この方法は、原理的には、炭素
繊維シートと塗りこめられるエポキシ樹脂との超音波的
差異(音響インピーダンス=物質の音速×密度)あるい
はエポキシ樹脂とコンクリートの超音波的差異(音響イ
ンピーダンス=物質の音速×密度)によって、炭素繊維
シートやコンクリート境界部から超音波の反射波(エコ
ー)が得られる。それによって、炭素繊維シートの枚数
と炭素繊維層の厚みを測定するものである。
【0009】しかし、従来の超音波測定法を何層もの複
合材料に適用した場合、超音波センサーの測定箇所によ
り、最も表面側(超音波センサー側)に近い炭素繊維シ
ート表面で超音波が反射されたり、炭素繊維層で散乱さ
れたりして、判別不能のエコーが現れ、枚数の測定は出
来なかった。また、最も表面側(超音波センサー側)に
近い炭素繊維シートまでのエポキシ樹脂の厚みによっ
て、この厚みさえも測定できない場合もあった。
【0010】例えば、このような場合、従来の超音波探
傷法を適用すると炭素繊維第1層からのエコーは比較的
容易に得られるが、従来金属等で用いられている5MH
z程度の周波数の狭帯域探傷システムでは図23に示す
ように各層のエコーやビームの広がりで得られたエコー
が重なり合って、各層の厚みと無関係なエコーが検出さ
れる。周波数5MHzの場合、エポキシの音速が270
0m/secのため波長が0.5mm程度となり、極細
繊維集合体の炭素繊維シートからのエコーは十分得られ
るが、狭帯域による波数の多さと目的とする各層からの
エコー以外のエコーの重なりにより、各層からのエコー
を明瞭に確認することができない。
【0011】また、航空機の平面的な部品等では、水槽
に部品を沈め、水中で探触子をX軸・Y軸スキャナーに
よって平面に沿って走査し得られた超音波エコーからコ
ンピュータによって、断面画像(炭素繊維の枚数、8枚
程度までの測定可能)や平面画像(炭素繊維の繊維状の
模様や平面欠陥)によって部品の健全性を非破壊的に測
定することもなされている。しかしながら、耐震補強の
現場でそのような装置を動作させることは、現実的にも
コスト的にも不可能である。
【0012】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明では、比
較的狭い範囲(100mm×100mm程度)の被覆層
表面において、手動による多点測定のエコーを加算平均
化することによって、炭素繊維シート枚数及び炭素繊維
層厚さを測定することができた。
【0013】即ちこの発明は、多層の炭素繊維からなる
皮膜層の該皮膜層の厚さ及び層数を測定する方法であっ
て、前記皮膜層の表面の所定範囲内で、先端直径を絞っ
た探触子を押し当てて、多数点で反射波を記録し、該反
射波データを重ね合わせにより処理して、単位炭層繊維
皮膜の数及び厚さを計測することを特徴とする炭素繊維
被覆層の測定方法である。
【0014】前記において、時間又は距離と、エコー高
さとを対応させた反射波データを収集し、該反射波デー
タのエコー高さ方向のデータを対数圧縮して重ね合わせ
処理する炭素繊維被覆層の測定方法である。また、測定
対象に探触子を当て、該探触子からのデータを探傷器を
介してパーソナルコンピュータその他の計算機で処理す
る測定方法であって、前記探傷器に加算平均処理機能を
内蔵したことを特徴とする炭素繊維被覆層の測定方法で
ある。また、探触子は、周波数15乃至25MHzのペ
ンシル型プローブを、先端直径1乃至9mm程度に設定
して使用した炭素繊維被覆層の測定方法である。更に、
探触子は、局部水浸法による周波数25MHzのペンシ
ル型プローブを、先端直径1乃至9mm程度に設定して
使用した炭素繊維被覆層の測定方法である。
【0015】また、前記において、多点とは、通常は1
0点程度が適当であり、多ければ多い程より正確に測定
できるが、シートの重なり具合や枚数、求められる精度
などにより適宜測定点数は調節する。
【0016】
【発明の実施の形態】炭素繊維シートによる耐震補強の
概略を図1に示す。コンクリートの表面に、炭素繊維シ
ートがエポキシ樹脂で接着されている。
【0017】この発明の測定方法では、従来超音波探傷
等を使用される周波数よりもかなり高い周波数(15〜
25MHz)のペンシル型ブローブ(先端直径数mm)
を用いることによって、図2に示すように、表面で10
0mm×100mm程度の範囲で何点も測定すると、炭
素繊維の第1層だけでなく、各層及び既存コンクリート
部の境界からのエコーが得られる。
【0018】これは、超音波の反射源の厚さが「1/4
波長」程度以下の薄い層の場合や「1/2波長」程度以
上の繊維のすきまがある場合、15MHz(波長0.1
9mm)〜25MHz(波長0.11mm)の超音波は
その層を透過したり、反射したりする。そのため、図3
に示すように各層及び既存コンクリート部の境界からの
エコーを得ることができる。
【0019】そこで、前述の従来のX軸・Y軸スキャナ
ーの探触子の走査に代わり比較的狭い範囲(100mm
×100mm程度)での手動による多点測定(今回は1
0点)のエコーを加算平均化することによって、炭素繊
維シートの枚数及び炭素繊維層の厚さを測定する(図
3)。
【0020】ただし、炭素繊維シートは織りの関係で波
を打っているため、シート貼付後は測定位置によって各
層のシートの深さが0.3mm程度異なり、また表面か
らフレキシブルボードまでの厚さも0.3mm程度異な
るため、加算平均化しても明確なピークを示さない場合
(特に最初の層の炭素繊維はほとんどエボキシ樹脂のか
ぶりがない場合と0.5mm以上のかぶりがある場合が
あり、そのため明確なピークが得られない場合がある)
があるが、この場合であっても、その出現範囲から炭素
繊維のシートの枚数が推定できる。
【0021】
【試験例1】(1)測定装置 図4に測定装置を示す。使用機器は、炭素繊維シート層
の厚さを考慮して、デジタル超音波探傷器(USD−1
5)3と、先端2の直径2.5mmで周波数25MHz
のペンシル型プローブ1(探触子。G25MPN)を用
い、デジタル超音波探傷器3には、データー処理用にパ
ソコン4を接続する。
【0022】このペンシル型プローブ1の先端2の直径
を数mmに絞ることによって、炭素繊維シートを透過さ
せ測定したい層での反射を得ることが出来る。
【0023】更に、100mm×100mm程度の範囲
での多点測定データをノートパソコンに転送し、重ね合
わせることによって、炭素繊維シートの層数及び補強部
分の厚さ等の測定結果を容易に知ることが出来る(図
3)。特に、縦軸方向を対数圧縮した場合、各層とノイ
ズの判別が容易になる。
【0024】(2)測定例 図5に試験体1〜5を示す。試験体1はフレキシブルボ
ードの表面に炭素繊維層を1層(同(a))、試験体2
は炭素繊維層を2層(同(b))、試験体3は炭素繊維
層を3層(同(c))、試験体4は炭素繊維層を4層
(同(d))、試験体5は炭素繊維層を4層とし更に表
面を塗装した(同(d))ものである。
【0025】この方法による積層数の測定例を、図6〜
図10に示す。図中、横軸はビーム路程(mm)、縦軸
はエコー高さ(%)で、Pは炭素繊維層のエコー部分、
Qは境界部のエコー部分を表す。
【0026】
【試験例2】(1)試験体 モルタルの基盤にパテの塗布や炭素繊維シートを貼り付
けた試験体で、試験体1〜試験体5の概略を図11
(a)〜(e)に示す。
【0027】(2)使用装置等 試験例1と同様に、 デジタル超音波探傷器3:USD−15 ペンシル型プローブ(ポリマーペン)1: DPS5PB22P ノートパソコン4 からなる(図4)。なお、測定物の音速はエポキシの一
般的な音速2700m/secを用いた。
【0028】(3)測定結果 適用した超音波測定方法による測定結果を以下に示す。
【0029】[試験体1] 図12(a)(b)に示す
ように、モルタル板側(裏側)から探傷したエコーとパ
テ側から探傷したエコーでは異なった。この場合、測定
範囲(画面の横軸の長さ)は5mmとし、15MHzで
の測定を行った。
【0030】[試験体2] 図13(a)(b)に示す
ように、炭素繊維からのエコーP(エポキシと炭素繊維
の境界)と炭素繊維層とモルタルの境界からのエコーR
が大きく検出された。この場合、測定はすべて炭素繊維
層表面側から行った。
【0031】図13(b)の場合は、炭素繊維層とモル
タルの境界からのエコーRのほうが大きかった。尚、各
図(画面)上のSaは探傷面から炭素繊維までの距離
(単位mm)、Sbは探傷面から炭素繊維層とモルタル
の境界までの距離(単位mm)を表す。また、図13
(c)にエポキシ層のみの箇所での測定結果を示す(エ
ポキシの厚さがはぼ正確に測定されている)。
【0032】前記において、図13(a)(b)(c)
における、(Sa、Sb)は夫々(0.7、1.2)
(1.2、1.2)(1.0、1.0)である。
【0033】[試験体3] 図14(a)(b)に示す
ように、炭素繊維からのエコーP(エポキシと炭素繊維
の境界)と炭素繊維層とモルタルの境界からのエコーR
が検出された。測定はすべて炭素繊維層表面側から行っ
た。尚、各図(画面)上のSaは探傷面から炭素繊維ま
での距離(単位mm)、Sbは探傷面から炭素繊維層と
モルタルの境界までの距離(単位mm)を表す。
【0034】前記において、図14(a)(b)におけ
る、(Sa、Sb)は夫々(0.9、2.0)(1.
7、1.7)である。
【0035】[試験体4] 図15(a)〜(c)に示
すように、炭素繊維からのエコー(エポキシと炭素繊維
の境界)と炭素繊維層とモルタルの境界からのエコーR
が検出された。炭素繊維からのエコーについては、1層
目の炭素繊維からのエコーP1 と2層日の炭素繊維から
のエコーP2 が検出された。この場合、測定はすべて炭
素繊維層表面側から行った。尚、各図(画面)上のSa
は探傷面から炭素繊維までの距離(単位mm)、Sbは
探傷面から炭素繊維層とモルタルの境界までの距離(単
位mm)を表す。
【0036】前記において、図15(a)(b)(c)
における、(Sa、Sb)は夫々(1.0、1.4)
(1.4、1.4)(0.9、2.0)である。
【0037】[試験体5] 図16(a)〜(f)に示
すように、炭素繊維からのエコー(エポキシと炭素繊維
の境界)と炭素繊維層とモルタルの境界からのエコーR
が検出された。炭素繊維からのエコーについては、1層
目の炭素繊維からエコーP1以降は多重反射が重なって
解析が困難であった。この場合、測定はすべて炭素繊維
層表面側から行った。
【0038】また、各測定点で常に炭素繊維層とモルタ
ルの境界のエコーが検出されるわけではなく、50mm
〜100mm角の範囲で探触子の走査を行い、炭素繊維
層とモルタルの境界のエコーを検出した。1層目及び2
層目以降の炭素繊維及び多重反射エコーP12、4層目の
炭素繊維のエコーP4 で表わす。
【0039】尚、各図(画面)上のSaは探傷面から炭
素繊維までの距離(単位mm)、Sbは探傷面から炭素
繊維層とモルタルの境界までの距離(単位mm)を表
す。
【0040】図16(a)(b)(c)(d)(e)
(f)における、(Sa、Sb)は夫々(0.9、4.
0)(0.7、4.0)(0.5、1.3)(0.8、
1.9)(0.7、4.0)(0.4、2.9)であ
る。
【0041】(4)まとめ 測定の結果から以下のことが明らかになった。 1. 超音波法を用いて貼り付けた炭素繊維シートの枚数
や厚さを測定可能である。 2. 測定に関しては測定箇所毎に多点測定と所定のデー
夕の解析を行えば、炭素繊維からのエコーや炭素繊維層
とモルタルの境界からのエコーが得られる。 3. 2.のことから、単純な板厚計を用いた板厚測定では
炭素繊維シートの枚数や厚さを測定することは不可能で
ある。 4. 非破壊試験結果と試験体の切断の対応を確認する実
験を行うことにより、より高い測定精度を得られ、また
測定の信頼性を確認できる。
【0042】
【試験例3】この試験例でも、炭素繊維シート自体は極
細繊維集合体であり、そのため超音波はシートで反射さ
れ、一部はシートを透過して伝搬することを利用して、
以下の方法を用いる。
【0043】(a) 高い周波数(15MHz〜25MH
z)により波長が0.2mm〜0.1mm程度となり接
近したシート間も分離できる。 (b) ビーム径数mm以下としビームの広がりによるエコ
ー減少させ、有効に超音波を反射・透過する。 (c) 広帯域探触子により減衰を小さくする。 (d) 測定点近傍での多点測定による加算平均処理を用い
ることによってシート間の厚さが変動しても測定可能で
ある(図3参照)。 (e) Log表示の探傷器を用いることによって大きなエ
コーが得られる第1層から極端にエコーが小さくなるそ
れ以降の層も飽和や極端に小さくなることなく検出され
る。
【0044】以下、「(1)周波数25MHz、Log
表示の探傷器の測定」「(2)周波数25MHz、加算
平均内蔵探傷器での測定」「(3)耐震補強現場での測
定」を行うと共に、「(4)比較例1−周波数5MHz
の測定」「(5)比較例2−周波数25MHz、リニア
表示探傷器の測定」と比較した。
【0045】(1)周波数25MHz、Log表示の探
傷器の測定
【0046】[試験体]試験体は、前記試験例2の試験
体5に相当するモルタル板の表面に炭素繊維を4層重ね
た試験体を使用する(図11(e))。ただし、炭素繊
維シート間のエポキシ樹脂層の厚さを0.5mm以下
で、1層の炭素繊維シート(微細繊維集合体)の厚さは
0.3mm程度とする。
【0047】[測定システム]図17に図示するよう
に、 からなる。
【0048】[測定手順等]各測定点でのデータをパソ
コンに取り込んでから加算平均処理を行う。そのため、
実用的には10測定点程度の加算平均処理しか行えなか
った。探触子の走査は測定点近傍で5cm×5cmの範
囲で気泡等からの著しく大きなエコーが検出されない個
所のエコーについて加算平均処理を行った。
【0049】局部水浸法を使用したのは、接触媒質にグ
リセリンを使用した場合に比して、安定したエコーを得
るためである。局部水浸法では、探触子(振動子)から
被測定物表面までの距離が数十mm程度あり、直接接触
法のその距離が0.5mm程度未満であるので、有利と
なる。
【0050】前記において、超音波のビームを0.5〜
3mm程度としたが、数mm以下であれば良く、9mm
程度でも可能な場合もある。
【0051】[測定結果]図18(a)に示すように、
Log表示の探傷器を用いた周波数25MHzの広帯域
探触子による局部水浸法では、加算平均化処理によっ
て、より明瞭に炭素繊維シート数に対応したピークが検
出された。
【0052】これは、局部水浸法を用いることによって
10点の測定点で安定したエコーが得られたことと、L
og表示の超音波探傷器を用いたことによってエコーが
飽和することなく表示されたためと考えられる。そのた
め、炭素繊維補強部表面と1層目の炭素繊維シートの間
が0.5mm程度以下であったが、表面からのエコーと
1層目のエコーも分離された。
【0053】しかし、この場合でも、図18(b)
(c)に示すように、個々の測定位置では炭素繊維シー
ト数に対応した超音波Aスコープ波形が得られる場合と
得られない場合がある。
【0054】(2)周波数25MHz、加算平均内蔵探
傷器での測定
【0055】[試験体]試験体は、上記「(1)周波数
25MHz、Log表示の探傷器の測定」と同じ炭素繊
維を4層重ねた試験体(図11(e))、2層、6層の
試験体を使用する。
【0056】[測定システム]図17に図示するよう
に、 からなる。
【0057】[測定手順等]この試験例では、探傷器自
体に加算平均処理のプログラムを実装することによって
最大5000測定点程度のまでの加算平均処理を行うよ
うになった。また、探触子の走査は直径20mm程度の
範囲内でランダムに測定を行うことができるようになっ
た。
【0058】また、探傷器3に内蔵した加算平均プログ
ラムは、Sエコー(被測定物表面からのエコー)同期を
とり、被測定物(炭素繊維被膜層)表面と探触子(振動
子)との距離(通常「水距離」と称する)の変化による
影響を無くしてある。対して、通常の単に加算処理をし
ただけでは、水距離の変化によって加算平均しても各値
が打ち消しあって、各層に対応したピークが得られな
い。
【0059】また、加算回数も従来のパソコン4にデー
タを移してからパソコン4側で処理した場合には、10
回程度が限度であったが、探傷器3側で処理を行うこと
により、最大2000回以上の加算処理も可能であり、
通常は測定時間等を考慮して500回程度で充分な値が
得られる。
【0060】前記において、超音波のビームを0.5〜
3mm程度としたが、数mm以下であれば良く、9mm
程度でも可能な場合もある。
【0061】[測定結果]加算平均プログラムを内蔵し
た超音波探傷器を用いた場合、測定点近傍でのランダム
なデータの採取後加算平均によって、図19(a)に示
すように炭素繊維シート数に対応したピークが検出さ
れ、炭素繊維シート数及び炭素繊維補強部の厚さを推定
することができた。
【0062】また、従来のように各測定点のデータをパ
ソコンに転送する必要がないため直ちに枚数及び厚みの
測定が行えた。なお、加算平均処理のための加算数を5
00回とした。
【0063】今回測定を行った試験体の炭素繊維補強部
の厚みは従来から比べると80%の厚さであり、炭素繊
維シート間のエポキシ層の厚さは0.3mm程度しかな
かったが、各層の炭素繊維シートからのエコーは明瞭に
分離でき、炭素繊維シート数及び炭素繊維補強部の厚み
を測定できた。
【0064】炭素繊維シート4層で気泡を多く含む試験
体の測定データを図19(b)(c)に示す。多く気泡
を含む場合でも、測定位置を多少選択すると気泡をほと
んど含まない試験体と同様の測定結果が得られる。
【0065】ただし、図19(c)に示すように各層間
にエコーがほとんど検出されない部分が現れる場合があ
った。
【0066】更に、炭素繊維シート2層、及び6層の試
験体の測定データを図20(a)、図20(b)に示
す。
【0067】炭素繊維シートが6層程度では各層からの
エコー及び境界部のエコーを検出することができ、その
ため炭素繊維シート数及び炭素繊維補強部の厚みを測定
できる。
【0068】(3)耐震補強現場での測定
【0069】図21に耐震補強現場での炭素繊維シート
数の測定結果を示す。
【0070】このときの測定システムは、探傷装置にリ
ニア表示の探傷器を用いた周波数25MHzの広帯域探
触子による局部水浸法で、測定は10点でデータ測定を
行い加算平均処理を行った。4層目及び境界部のエコー
を検出するためゲイン値を大きくし、表面及び1層目の
エコーが飽和し分離することができなかったが、各層か
らのエコーが得られ炭素繊維シート数及び補強部の厚み
を測定できた。
【0071】(4)比較例1−周波数5MHzの測定
【0072】図22(a)に示すように、周波数5MH
zの狭帯域探触子では、第1層以降炭素繊維シート枚数
と関係ない種々のエコーの重なりが検出された。この場
合、各層の炭素繊維シート間のエポキシ層の厚さが0.
5mm程度で比較的測定しやすい試験体であったが、1
0点のいずれの測定点でも炭素繊維シートからのエコー
は分離できなかった。さらに加算平均処理を行っても、
図22(b)に示すように炭素繊維シート数に対応した
グラフは得らず、コンクリートと炭素繊維補強部との境
界が不鮮明に確認できる程度であった。
【0073】これは、周波数10MHzの狭帯域探触子
でもあまり変化はなかった。
【0074】(5)比較例2−周波数25MHz、リニ
ア表示探傷器の測定
【0075】リニア表示の探傷器を用いた周波数25M
Hzの広帯域探触子による直接接触法では、加算平均処
理によって炭素繊維シート数に対応したエコーの重なり
が検出された。
【0076】しかし、炭素繊維シートの1層目からのエ
コーと4層目からのエコーでは極端にエコー高さが異な
るため、境界部のエコーも含め画面表示すると1層目が
画面から飽和してしまう。これは加算平均処理において
も影響を与え1層目の処理データはあまり正しくなく炭
素繊維補強部表面からのエコーと1層目のエコーも分離
できない。
【0077】更に、10点の測定位置の個々のデータ
は、図22(c)のように炭素繊維シート数に対応した
超音波Aスコープ波形が得られる場合と、図22(d)
のように炭素繊維シート数に対応しない場合があった。
【0078】ただし、図22(d)に関しては、グリセ
リンを接触媒質とした直接接触法を用いたため、炭素繊
維補強部表面の凹凸によるカップリングの不良も影響し
ている。
【0079】(6)まとめ 一連の測定実験及び施工現場における測定により以下の
ことが明らかになった。 (a) 鋼の測定で用いる周波数5MHzの超音波探傷器や
超音波板厚計では炭素繊維シート数や厚みの測定は不可
能である。 (b) 周波数を高くし15MHz以上とすると測定時の探
触子の位置によって各炭素繊維シート層からのエコーや
コンクリートとの境界部からのエコーが得られる場合が
ある。 (c) 周波数にかかわらず1箇所だけの測定点では炭素繊
維シート数及び厚みの測定は行うことができない。 (d) 測定点近傍での多点測定による加算平均処理を用い
ることによって各炭素繊維シート数や厚みの測定が可能
となる。 (e) Log表示の探傷器を用いることによって炭素繊維
シート数測定の精度が向上する。 (f) 加算平均処理を探傷器に内蔵することによってラン
ダムな測定やリアルタイムで炭素繊維シート数及び厚み
の測定が可能となった。
【0080】
【発明の効果】炭素繊維各層の枚数及び補強部分の厚さ
を非破壊的に測定できる効果がある。また、電気的方法
と異なり、使用する炭素繊維に金属線を織り込む必要が
なく、事後に施工の適正を確認する必要がある場合、炭
素繊維による耐震補強時の施工コストを軽減できる。ま
た、測定結果は、超音波波形の記録やパソコンによって
解析した波形の記録として残すことができ、第三者が適
正な施工が行われたかを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】炭素繊維シートによる耐震補強部の構造の断面
図である。
【図2】(a)は、本発明の測定原理を表す図で、
(b)〜(f)は、各測定位置1〜5での超音波Aスコ
ープ波形を表す図である。
【図3】本発明のデータ処理を説明する概念図である。
【図4】本発明の測定装置を表す図である。
【図5】(a)〜(e)は試験例1の試験体の断面図で
ある。
【図6】(a)(b)(c)は、試験例1の試験体1の
測定エコーを表すグラフである。
【図7】(a)(b)(c)は、試験例1の試験体2の
測定エコーを表すグラフである。
【図8】(a)(b)(c)は、試験例1の試験体3の
測定エコーを表すグラフである。
【図9】(a)(b)(c)は、試験例1の試験体4の
測定エコーを表すグラフである。
【図10】(a)(b)(c)は、試験例1の試験体5
の測定エコーを表すグラフである。
【図11】(a)〜(e)は試験例2の試験体の断面図
である。
【図12】試験例2の試験体1の測定エコーで、(a)
はモルタル側からのエコー、(b)はパテ側からのエコ
ーを表す。
【図13】(a)〜(c)は同じく試験体2の測定波波
形例を表す。
【図14】(a)〜(b)は同じく試験体3の測定波波
形例を表す。
【図15】(a)〜(c)は同じく試験体4の測定波波
形例を表す。
【図16】(a)〜(f)は同じく試験体5の測定波波
形例を表す。
【図17】本発明の測定装置で、試験例3の場合を表
す。
【図18】試験例3の測定エコーを表すグラフで、
(a)は周波数25MHz、Log探傷器の6層加算平
均後、(b)(c)は加算平均前の各測定点を表す
【図19】同じく試験例3の測定エコーを表すグラフ
で、(a)は周波数25MHz、加算平均内蔵探傷器の
4層試験体測定、(b)(c)は4層で気泡を多く含む
試験体の測定例を表す。
【図20】同じく試験例3の測定エコーを表すグラフ
で、(a)は周波数25MHz、加算平均内蔵探傷器の
2層試験体での測定の加算平均後、(b)は同じく6層
試験体の測定で加算平均後を表す。
【図21】同じく試験例3の測定エコーを表すグラフ
で、周波数25MHz、加算平均内蔵探傷器の現場測定
データを表す。
【図22】同じく試験例3の比較例の測定エコーを表す
グラフで、(a)は周波数5MHz3層(3mm)測定
データ、(b)は周波数5MHz3層(3mm)の加算
平均後、(c)(d)は周波数25MHz4層(4m
m)測定データ測定データを表す。
【図23】従来の超音波探傷法による測定を説明する図
である。
【符号の説明】
1 プローブ(探触子) 2 プローブの先端 3 超音波探傷器 4 パソコン P 炭素繊維層のエコー Q 境界部のエコー P1 1番目炭素繊維からのエコー P2 2番目以降の炭素繊維及び多重反射エコー P4 4番目以降の炭素繊維及び多重反射エコー P12 1番目及び2番目以降の炭素繊維及び多重反射エ
コー R 炭素繊維層とモルタルとの境界からのエコー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層の炭素繊維からなる皮膜層の該皮膜
    層の厚さ及び層数を測定する方法であって、前記皮膜層
    の表面の所定範囲内で、先端直径を絞った探触子を押し
    当てて、多数点で反射波を記録し、該反射波データを重
    ね合わせにより処理して、単位炭層繊維皮膜の数及び厚
    さを計測することを特徴とする炭素繊維被覆層の測定方
    法。
  2. 【請求項2】 時間又は距離と、エコー高さとを対応さ
    せた反射波データを収集し、該反射波データのエコー高
    さ方向のデータを対数圧縮して重ね合わせ処理する請求
    項1記載の炭素繊維被覆層の測定方法。
  3. 【請求項3】 測定対象に探触子を当て、該探触子から
    のデータを探傷器を介してパーソナルコンピュータその
    他の計算機で処理する測定方法であって、前記探傷器に
    加算平均処理機能を内蔵したことを特徴とする請求項1
    記載の炭素繊維被覆層の測定方法。
  4. 【請求項4】 探触子は、周波数15乃至25MHzの
    ペンシル型プローブを、先端直径1乃至9mm程度に設
    定して使用した請求項1又は3記載の炭素繊維被覆層の
    測定方法。
  5. 【請求項5】 探触子は、局部水浸法による周波数25
    MHzのペンシル型プローブを、先端直径1乃至9mm
    程度に設定して使用した請求項1又は3記載の炭素繊維
    被覆層の測定方法。
JP2000330609A 1999-11-15 2000-10-30 炭素繊維被覆層の測定方法 Pending JP2001208527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000330609A JP2001208527A (ja) 1999-11-15 2000-10-30 炭素繊維被覆層の測定方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-323462 1999-11-15
JP32346299 1999-11-15
JP2000330609A JP2001208527A (ja) 1999-11-15 2000-10-30 炭素繊維被覆層の測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001208527A true JP2001208527A (ja) 2001-08-03

Family

ID=26571200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000330609A Pending JP2001208527A (ja) 1999-11-15 2000-10-30 炭素繊維被覆層の測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001208527A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187631A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Non-Destructive Inspection Co Ltd 境界面位置検出方法及び境界面位置検出装置
CN100451542C (zh) * 2004-10-29 2009-01-14 丰田自动车株式会社 加工余留厚度的测定方法
CN103245311A (zh) * 2013-05-11 2013-08-14 大连理工大学 用超声检测多层吸波涂层的测厚装置及其测厚方法
CN104776819A (zh) * 2015-04-18 2015-07-15 上海和伍新材料科技有限公司 一种超声测厚方法
CN113358072A (zh) * 2021-06-03 2021-09-07 河南科技大学 一种板材层数的超声波测量设备及其测量方法
WO2022259710A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 コニカミノルタ株式会社 波動解析装置、探傷装置、波動解析システム、波動解析方法および、プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100451542C (zh) * 2004-10-29 2009-01-14 丰田自动车株式会社 加工余留厚度的测定方法
JP2007187631A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Non-Destructive Inspection Co Ltd 境界面位置検出方法及び境界面位置検出装置
CN103245311A (zh) * 2013-05-11 2013-08-14 大连理工大学 用超声检测多层吸波涂层的测厚装置及其测厚方法
CN103245311B (zh) * 2013-05-11 2015-08-12 大连理工大学 用超声检测多层吸波涂层测厚装置的测厚方法
CN104776819A (zh) * 2015-04-18 2015-07-15 上海和伍新材料科技有限公司 一种超声测厚方法
CN113358072A (zh) * 2021-06-03 2021-09-07 河南科技大学 一种板材层数的超声波测量设备及其测量方法
CN113358072B (zh) * 2021-06-03 2024-02-06 河南科技大学 一种板材层数的超声波测量设备及其测量方法
WO2022259710A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 コニカミノルタ株式会社 波動解析装置、探傷装置、波動解析システム、波動解析方法および、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10823703B2 (en) Real-time fusion of ultrasound and eddy current data during non-destructive examination
CN106352910B (zh) 无损检测设备的自动校准
Schickert et al. Ultrasonic imaging of concrete elements using reconstruction by synthetic aperture focusing technique
US7389693B2 (en) Methods and apparatus for porosity measurement
Krause et al. Ultrasonic imaging methods for investigation of post-tensioned concrete structures: a study of interfaces at artificial grouting faults and its verification
JPH07167842A (ja) 超音波の屈折角の測定と制御を行うための方法および装置
US6606909B2 (en) Method and apparatus to conduct ultrasonic flaw detection for multi-layered structure
US20100199770A1 (en) Method for the nondestructive recording of a rotational movement of a specimen, device therefor as well as probe unit
Bulavinov et al. Industrial application of real-time 3D imaging by sampling phased array
US7086285B2 (en) Nondestructive inspection method and system therefor
Ahmad et al. Nondestructive Evaluation of Materials
Berndt et al. High-resolution ultrasonic imaging of wood
JP2001208527A (ja) 炭素繊維被覆層の測定方法
WO2012034882A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur ermittlung einer orientierung eines innerhalb eines mechanischen bauteils bestehenden defektes
Neuenschwander et al. Delamination detection in a 90-year-old glulam block with scanning dry point-contact ultrasound
JP2021103100A (ja) 積層体の剥離検査方法及び剥離検査装置
Algernon et al. Rebar detection with cover meter and ultrasonic pulse echo combined with automated scanning system
Wiggenhauser Advanced NDT methods for quality assurance of concrete structures
JPH10221309A (ja) 溶接部の判別方法及び不溶着部の測定方法並びに溶接部の検査装置
Mohd Tahir et al. Phased Array Ultrasonic Testing on Thick Glass Fiber Reinforced Thermoplastic Composite Pipe Implementing the Classical Time-Corrected Gain Method
JP2006138672A (ja) 超音波検査方法及び装置
JP2005147770A (ja) 超音波探傷装置
RU2137120C1 (ru) Способ ультразвукового контроля и устройство для его осуществления
Brown et al. Development of an ultrasonic system for submarine hull acoustic cladding inspection
JP2935122B2 (ja) 反射特性目視方法