JP2001208461A

JP2001208461A - 冷蔵庫用の冷却ユニット

Info

Publication number: JP2001208461A
Application number: JP2000021164A
Authority: JP
Inventors: Shigehiro Kimura; 滋宏木村; Takao Kawahara; 隆夫河原; Toshiaki Yamaguchi; 敏明山口
Original assignee: WARYO TECHNICA KK
Current assignee: WARYO TECHNICA KK
Priority date: 2000-01-31
Filing date: 2000-01-31
Publication date: 2001-08-03

Abstract

(57)【要約】【課題】ドレン配管の設置工事や設置スペースが不要
な冷蔵庫用の冷却ユニットを実現すること。【解決手段】冷蔵庫用の冷却ユニット１は、箱状の本
体ケーシング３２を備え、本体ケーシング３２内が、冷
媒回路の蒸発器１１が内蔵されていて冷蔵庫からの冷気
を冷却して戻すための冷気風路２６，２７と、冷媒回路
の凝縮器８が配備される外気風路２８とに区画壁３で区
画され、冷気風路２６内における蒸発器１１の下方には
ドレンパン１２が配備され、外気風路２８内には蒸発パ
ン１３が配備され、ドレンパン１２と蒸発パン１３とが
通水管１４を介して連結され、蒸発パン１３には通水管
１４から流入したドレンＤに対し熱伝達可能に冷媒回路
の冷媒圧縮機吐出側の冷媒配管７ａが添設されたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ドレン配管の不要
な冷蔵庫用の冷却ユニットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の冷却ユニットが適用される冷蔵
庫は、例えば農家の庭先などに設置される簡易型のもの
であり、前面開口を有する矩形箱状の冷蔵庫ケースと、
本体ケース内に冷気を送る冷却ユニットとから構成され
ている。冷蔵庫ケースの前面開口は開閉扉で封止される
ようになっていて、庫内には玄米袋などの物品を、例え
ば１０〜１５℃の低温で貯蔵するようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の冷却ユニットで冷蔵庫の庫内を冷却すると、蒸発器
の表面で空気中の水分が凝縮してドレンとなり、蒸発器
下方のドレンパン上に滴下する。一方、運転時間の経過
とともに蒸発器の表面には霜が貯まるため、必要に応じ
或いは定期的に除霜操作を実施しなければならない。か
かる除霜の際にも霜が解けて大量のドレンとなり、ドレ
ンパン上に溜まる。そこで、ドレンパン上のドレンをユ
ニット外に排出するためには、ドレンホースなどに代表
されるドレン配管をドレンパンに取り付ける煩雑な設置
工事が必要となる。また、ドレン配管の設置スペースも
必要になるという問題もあった。

【０００４】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、ドレン配管の設置工事や設置ス
ペースが不要な冷蔵庫用の冷却ユニットの提供を目的と
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る冷蔵庫用の冷却ユニットは、箱状の本
体ケーシングを備え、本体ケーシング内が、冷媒回路の
蒸発器が内蔵されていて冷蔵庫からの冷気を冷却して戻
すための冷気風路と、冷媒回路の凝縮器が配備される外
気風路とに区画され、冷気風路内における蒸発器の下方
にはドレンパンが配備され、外気風路内には蒸発パンが
配備され、ドレンパンと蒸発パンとが通水管を介して連
結され、蒸発パンには通水管から流入したドレンに対し
熱伝達可能に冷媒回路の冷媒圧縮機吐出側の冷媒配管が
添設された構成にしてある。

【０００６】また、前述の構成に加え、外気風路の空気
が冷気風路に侵入することを防ぐ、外気侵入防止手段を
備えているものである。

【０００７】更に、前述の外気侵入防止手段は、通水管
の途中に下向きに垂曲して形成された水封トラップで構
成されているものである。

【０００８】そして、前述の外気侵入防止手段は、下向
きに陥没したドレン溜まり部を蒸発パンの底部に形成す
るとともに、通水管の先端をドレン溜まり部に溜まった
ドレンに浸かる位置まで延設して構成されているもので
ある。

【０００９】また、前述の外気侵入防止手段は、蒸発パ
ンにおける通水管の接続開口に設けられて接続開口を蓋
止する仕切蓋体で構成されているものである。

【００１０】更に、前述の外気侵入防止手段は、冷気風
路において、送風機の冷気吹出側に、または蒸発器の冷
気吸込側に、通水管を開口させたものである。

【００１１】そして、本発明の別の冷却ユニットは、箱
状の本体ケーシングを備え、本体ケーシング内が、冷媒
回路の蒸発器が内蔵されていて冷蔵庫からの冷気を冷却
して戻すための冷気風路と、冷媒回路の凝縮器が内蔵さ
れる外気風路とに区画壁で区画され、冷気風路内におけ
る蒸発器の下方に配備されるドレンパンと、外気風路内
に配備される蒸発パンとを一体に構成した一体型パンが
区画壁を貫通して設けられ、蒸発パンにはドレンパンか
ら流入したドレンに対し熱伝導可能に冷媒回路の冷媒圧
縮機吐出側の冷媒配管が添設されているものである。

【００１２】また、上述した各構成における蒸発パン
に、外部排水用のドレンホースを接続するための接続ノ
ズルを設けたものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ここに、図１は本発明の一実施形
態に係る冷蔵庫用の冷却ユニットの内部を示す平面構成
図、図２は前記冷却ユニットの要部を示す側断面図、図
３は前記冷却ユニットに搭載される冷媒回路を示す概略
斜視図、図４は前記冷却ユニットが配備された冷蔵庫を
示す正面図、図５は前記冷却ユニットにおけるドレンパ
ンないし蒸発パンの配置関係に係る一例を示す概略構成
図である。

【００１４】各図において、この実施形態に係る冷却ユ
ニット１は、底板２との間で中空箱状に形成される本体
ケーシング３２を備え、本体ケーシング３２内に冷媒回
路５が配備されている。冷媒回路５（図３参照）は、そ
れぞれ汎用の、冷媒圧縮機６、凝縮器８、ドライヤ９、
絞り弁１０、および蒸発器１１が冷媒配管７を介して順
次環状に連結されたものである。本体ケーシング３２内
は、断熱板などから成る区画壁３により、冷気風路２
６，２７と外気風路２８とに区画されている。

【００１５】前記の冷気風路２６には冷媒回路５の蒸発
器１１が内蔵されている。蒸発器１１の風路下流側とな
る冷気風路２７には送風機２０が配備され、その周囲に
送風リング２１が配置されている。すなわち、冷気風路
２６は蒸発器１１に対して冷気吸込側に位置し、冷気風
路２７は蒸発器１１および送風機２０に対して冷気吹出
側に位置している。また、蒸発器１１と送風機２０との
間は、運転時に最も低い圧力になる冷気風路３７となっ
ている。蒸発器１１の下方には、蒸発器１１の表面から
滴り落ちたドレンＤを収受するドレンパン１２が配備さ
れている。このドレンパン１２は角度βだけ傾斜した底
面１２ａ（図５参照）を有している。

【００１６】冷気風路２６の下方は冷蔵庫３４の庫内３
５と連通する吸込口４となっており、冷気風路２７の下
方も庫内３５と連通する吹出口２５となっている。これ
らの吸込口４と吹出口２５とは、ドレンパン１２の下面
に固設されたガイド２４により区画されている。また、
蒸発器１１およびドレンパン１２にシール部材２３が貼
着されることにより、冷気風路２６が冷気風路３７，２
７に対し気密状態で区画されている。

【００１７】一方、外気風路２８においては、本体ケー
シング３２の一側面に外気の吸込口３０が形成され、反
対側面には吹出口３１が形成されている。外気風路２８
内で吸込口３０の近傍には凝縮器8が設置され、凝縮器8
よりも内方に外気吸込用の送風機２９が配備されてい
る。吹出口３１寄りには冷媒圧縮機６や蒸発パン１３が
配備されている。蒸発パン１３の材質は、例えば熱伝導
性の高い材質であれば特に限定されないが、例えばアル
ミニウムや銅などの金属を用いることができる。

【００１８】ドレンパン１２と蒸発パン１３には通水管
１４が一体に溶接付けされ、これによりドレンパン１２
と蒸発パン１３が通水管１４を介して連通している。そ
して、蒸発パン１３の下面には、冷媒圧縮機６から出た
直後の冷媒配管７ａが直に接触した状態で添設されてい
る。これにより、通水管１４から蒸発パン１３に流入し
たドレンＤに対し、冷媒配管７ａからの熱が伝達可能に
構成されている。

【００１９】上記のように構成された冷却ユニット1
は、図４に示すように、冷蔵庫３４の上面に設置され
る。冷蔵庫３４は、断熱材などからなる中空箱状の冷蔵
庫ケース３３と、図示はしないが冷蔵庫ケース３３の前
面開口を被う開閉扉とから成っている。そして、冷蔵庫
３４の庫内３５には、例えば玄米袋３６などの物品が低
温貯蔵されるようになっている。

【００２０】引続き、冷却ユニット１の動作を説明す
る。冷媒圧縮機６の起動により吐出された冷媒は冷媒回
路５内を循環して、よく知られた冷凍サイクル動作を行
う。一方、送風機２０の駆動により庫内３５の空気が吸
込口4から冷気風路２６へ吸い込まれる。冷気風路２６
の空気は蒸発器１１で冷媒と熱交換して冷却される。そ
の際に空気中の水分が蒸発器１１の表面で凝縮してドレ
ンＤとなり、ドレンパン１２上に滴下する。そうして、
冷却された空気は冷気風路２７、吹出口２５を経て冷蔵
庫３４内に冷気として戻され庫内３５を冷やす。一方、
外気風路２８では、送風機２９が駆動して吸込口３０か
ら外気を取り込む。取り込まれた外気は凝縮器８におい
て冷媒回路５の冷媒と熱交換して自身は暖められる。

【００２１】また、運転時間の経過とともに蒸発器１１
の表面に水分が結露し霜となって徐々に蓄積する。蒸発
器１１に付着した霜が多くなると、適当な時期に除霜操
作が実施される。このときも、蒸発器１１の表面に付着
していた霜が解けてドレンパン１２上に滴下する。ドレ
ンパン１２上に滴下したドレンＤは、通水管１４を経て
蒸発パン１３に流入する。そして、蒸発パン１３のドレ
ンＤは、冷媒配管７ａ内を流通する高温冷媒の熱を受け
て蒸発する。この場合、凝縮器８で暖められた外気も蒸
発パン１３の上方を通過するので、ドレンＤはよりいっ
そう蒸散しやすくなる。

【００２２】このようにして蒸発した水蒸気は、外気と
ともに吹出口３１からユニット外へ排出されるのであ
る。従って、この実施形態の冷却ユニット１によれば、
ドレンＤを蒸発させるが液体のままでは処理しないの
で、従来技術のようにドレン配管を取り付けるための煩
雑な設置工事やドレン配管の設置スペースを必要としな
い。

【００２３】一般に、送風機２９の吹出側の外気風路２
８は、送風機２０の吸込側で蒸発器１１出側にある冷気
風路３７（図５参照）よりも圧力が高い。従って、ドレ
ンパン１２が前記の冷気風路３７に開放された構成であ
ると、通水管１４内がドレンＤで満たされていない場合
は外気風路２８と冷気風路３７とが連通することにな
る。そのため、外気風路２８からの外気が、蒸発パン１
３の接続開口１５、通水管１４、およびドレンパン１２
の接続開口１６を通って冷気風路３７に至り、更には送
風機２０、冷気風路２７、吹出口２５を経て庫内３５に
流入するおそれがある。このように、暖かい外気が冷気
に混入し冷蔵庫３４内に流入して庫内３５を昇温させる
と、冷媒回路５の動力を無駄に消費することとなり、冷
凍サイクル効率の低下を招くので好ましくない。

【００２４】そこで、この冷却ユニット1では、図６に示
すように、外気侵入防止手段１７が配備されている。外
気侵入防止手段１７は、通水管１４の途中に下向きに垂
曲して形成された水封トラップ１８で構成されている。
この外気侵入防止手段１７によれば、常に水封トラップ
１８内にドレンＤが満たされているので、外気風路２８
からの外気が通水管１４内を通過することがない。従っ
て、外気が冷気風路２７を経て冷蔵庫３４内に流入する
ことがなく、冷蔵庫３４の隙間から冷気を逃がして庫内
３５を昇温させたり、冷媒回路5の冷凍サイクル効率を
低下させたりといった不具合を防ぐことができる。因み
に、この水封トラップ１８を用いると、簡単な構造であ
るにも拘わらず、確実に外気侵入の防止を図ることがで
きる。

【００２５】同じく図６には、別の外気侵入防止手段１
７ａを示してある。すなわち、外気侵入防止手段１７ａ
は、蒸発パン１３の接続開口１５を被えるように、接続
開口１５の近傍に接着される仕切蓋体１９で構成されて
いる。この仕切蓋体１９は例えば合成ゴム板などで形成
され、ドレンＤは通すが外気は通さないほどの隙間を有
して接続開口１５を蓋止するようになっている。かかる
外気侵入防止手段１７ａによっても、前記した外気侵入
防止手段１７と同様の効果を得ることができる。仕切蓋
体１９は極めて簡素な構成であるので、簡便性が要求さ
れる場合に有利である。

【００２６】一方、図７に示すように、下向きに陥没し
たドレン溜まり部４１を蒸発パン１３ａの底部に形成
し、通水管１４ｂの先端４２をドレン溜まり部４１に溜
まったドレンＤに浸かる位置まで下向きに延設したもの
を、外気侵入防止手段１７ｂとして採用することも可能
である。

【００２７】また、図８には、通水管１４ｃのドレンパ
ン１２寄りに分岐管４３が上向きに分岐接続された構成
を示してある。この分岐管４３上端の開口部４４は冷気
風路２７に開口している。すなわち、ここでは冷気風路
２７に開口した開口部４４により、外気侵入防止手段１
７ｃが構成される。因みに、送風機２０の冷気吹出側で
ある冷気風路２７の圧力は例えば+２mmＡｑ．程度であ
り、ほぼ大気圧である外気風路２８の圧力よりも高いの
で、開口部４４からは幾分かの冷気が冷気風路２７から
外気風路２８へ洩れるにとどまる。

【００２８】そして、図９に示すように、通水管１４ｄ
をドレンパン１２の後部まで延設して迂回部４６とし、
更に通水管１４ｄの接続開口４５を冷気風路２６側でド
レンパン１２の後部に接続する。これにより、外気侵入
防止手段１７ｄが構成される。この場合、蒸発器１１の
冷気吸込側に位置する冷気風路２６は圧力が例えば−１
mmＡｑ．程度であり、ほぼ大気圧である外気風路２８の
圧力よりも低いので、外気風路２８の外気が冷気風路２
６に流れ込むことが考えられる。しかしながら、冷気風
路２６に流れ込んだ外気は蒸発器１１で必ず冷却される
ので、暖かい外気が冷蔵庫３４内に流入することはな
い。

【００２９】他方、図１０および図１１に示した冷却ユ
ニットでは、区画壁３ａ，３ｂにより、本体ケーシング
３２内が冷気風路２６，２７と外気風路２８とに区画さ
れている。これらの区画壁３ａ，３ｂは上下分割可能に
構成されている。ここでは、蒸発器１１の下方に配備さ
れるドレンパン４７ａと、外気風路２８内に配備される
蒸発パン４７ｂとを一体に構成した一体型パン４７が用
いられる。蒸発パン４７ｂの下面には冷媒圧縮機６吐出
側の冷媒配管７ａが直に固着されている。そして、区画
壁３ａと区画壁３ｂとを上下に重ね合わせると、それら
の間には、左右中央部分に大径孔を有する横長スリット
状の通水孔４８が形成される。一体型パン４７は前記の
通水孔４８に装着されることにより、区画壁３ａ，３ｂ
に対して貫通配備される。この場合、一体型パン４７
は、蒸発パン４７ｂ側がドレンパン４７ａ側よりも下方
位置となるように、角度θだけ傾けて配置される。そこ
で、蒸発器１１から滴下したドレンＤはドレンパン４７
ａ上に収受されたのち、蒸発パン４７ｂに向かって流下
する。蒸発パン４７ｂにおいて、ドレンＤは冷媒配管７
ａからの熱が伝達されて蒸散するのである。

【００３０】尚、これまで述べた実施形態に加えて、図
６に示すように、蒸発パンの側壁に、蒸発パン内と連通
する開口３８を設け、この開口３８に取り付けた接続ノ
ズル３９に、外部排水用のドレンホース４０を接続でき
るようにしても構わない。かかる構成にすると、冷蔵庫
３４に貯蔵する物品の種類（例えば、玄米以外では野菜
など）によりドレン量が多くなった場合でも、開口３
８、接続ノズル３９、ドレンホース４０を通してドレン
Ｄを庫外に排水することができる。従って、蒸発パン１
３，１３ａ，４７ｂからドレンＤが溢れ出して、底板２
ひいては冷蔵庫３４内を濡らすといった被害を未然に防
ぐことができる。

【００３１】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る冷蔵
庫用の冷却ユニットによれば、蒸発器からドレンパン上
に滴下したドレンは通水管を通って蒸発パンに流入し、
冷媒圧縮機吐出側の冷媒配管から高熱を受けるようにな
っているので、決められた条件での使用態様であれば、
蒸発パン上のドレンはすべて蒸発により飛散する。従っ
て、ドレン配管を取り付けるための煩雑な設置工事やド
レン配管の設置スペースが不要になる。

【００３２】また、外気侵入防止手段を備える場合は、
外気風路の外気が通水管を通って冷気風路内に流入する
ことがなく、その結果、冷蔵庫の隙間から冷気が庫外に
漏れ出したり冷凍サイクル効率の低下を招くといった不
具合を解消することができる。

【００３３】かかる外気侵入防止手段の実施態様として
は、例えば、通水管の途中に設けた水封トラップ、蒸発
パン底部に設けたドレン溜まり部の深くまで通水管の先
端を延設した構成、通水管の接続開口を蓋止する仕切蓋
体、あるいは、冷気吹出側の通水管に開口部を形成した
構成などが挙げられる。但し、本発明の外気侵入防止手
段は前述の実施態様だけに限るものでない。

【００３４】そして、ドレンパンと蒸発パンとを一体に
構成した一体型パンを用いる場合は、シンプルで比較的
強固な構造であるから、安価であり組立て作業も簡単に
済む。

【００３５】また、ドレンホースを接続するための接続
ノズルを蒸発パンに設けた場合は、貯蔵する物品の種類
により蒸発パンに溜まったドレン量が増えて急を要する
ときでも、ドレンホースを接続ノズルに接続するだけで
蒸発パンから水抜きすることができる。これにより、蒸
発パンからドレンＤが溢れ出して最悪の場合に冷蔵庫内
を濡らすといった不具合を未然に防ぐことができる。

【００３６】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る冷蔵庫用の冷却ユニ
ットの内部を示す平面構成図である。

【図２】前記冷却ユニットの要部を示す側断面図であ
る。

【図３】前記冷却ユニットに搭載される冷媒回路を示す
概略斜視図である。

【図４】前記冷却ユニットが配備される冷蔵庫を示す正
面図である。

【図５】前記冷却ユニットにおけるドレンパンないし蒸
発パンの配置関係に係る一例を示す概略構成図である。

【図６】前記ドレンパンないし蒸発パンの配置関係に係
る別例を示す概略構成図である。

【図７】前記ドレンパンないし蒸発パンの配置関係に係
る更に別の例を示す概略構成図である。

【図８】前記ドレンパンないし蒸発パンの配置関係に係
る他の例を示す概略構成図である。

【図９】前記ドレンパンないし蒸発パンの配置関係に係
る更に他の例を示す概略構成図である。

【図１０】本発明の別の実施形態に係る冷蔵庫用の冷却
ユニットの要部を示す側断面図である。

【図１１】図１０におけるＡ−Ａ線断面図である。

【符号の説明】

１冷却ユニット３、３ａ、３ｂ区画壁５冷媒回路６冷媒圧縮機７ａ冷媒配管８凝縮器１０絞り弁１１蒸発器１２ドレンパン１３、１３ａ蒸発パン１４、１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄ通水管１５接続開口１７、１７ａ、１７ｂ、１７ｃ、１７ｄ外気侵入防止
手段１８水封トラップ１９仕切蓋体２０送風機２６、２７、３７冷気風路２８外気風路３２本体ケーシング３４冷蔵庫３８開口３９接続ノズル４０ドレンホース４１ドレン溜まり部４２先端４４開口部４５接続開口４７一体型パン４７ａドレンパン４７ｂ蒸発パンＤドレン

フロントページの続き (72)発明者山口敏明和歌山県和歌山市手平６丁目５番66号和菱テクニカ株式会社内Ｆターム(参考） 3L048 AA01 AA05 AA08 AA09 BA01 BC01 CA02 CB03 CB05 CC02 CC04 DB03 DB07 FA01 GA02

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】箱状の本体ケーシングを備え、前記本体
ケーシング内が、冷媒回路の蒸発器が内蔵されていて冷
蔵庫からの冷気を冷却して戻すための冷気風路と、前記
冷媒回路の凝縮器が内蔵される外気風路とに区画され、
前記冷気風路内における前記蒸発器の下方にはドレンパ
ンが配備され、前記外気風路内には蒸発パンが配備さ
れ、前記ドレンパンと前記蒸発パンとが通水管を介して
連結され、前記蒸発パンには前記通水管から流入したド
レンに対し熱伝達可能に前記冷媒回路の冷媒圧縮機吐出
側の冷媒配管が添設されていることを特徴とする冷蔵庫
用の冷却ユニット。
【請求項２】外気風路の空気が冷気風路に侵入するこ
とを防ぐ、外気侵入防止手段を備えていることを特徴と
する請求項１に記載の冷蔵庫用の冷却ユニット。
【請求項３】外気侵入防止手段は、通水管の途中に下
向きに垂曲して形成された水封トラップで構成されてい
ることを特徴とする請求項２に記載の冷蔵庫用の冷却ユ
ニット。
【請求項４】外気侵入防止手段は、下向きに陥没した
ドレン溜まり部を蒸発パンの底部に形成するとともに、
通水管の先端を前記ドレン溜まり部に溜まったドレンに
浸かる位置まで延設して構成されていることを特徴とす
る請求項２に記載の冷蔵庫用の冷却ユニット。
【請求項５】外気侵入防止手段は、蒸発パンにおける
通水管の接続開口に設けられて前記接続開口を蓋止する
仕切蓋体で構成されていることを特徴とする請求項２に
記載の冷蔵庫用の冷却ユニット。
【請求項６】外気侵入防止手段は、冷気風路におい
て、送風機の冷気吹出側に、または蒸発器の冷気吸込側
に、通水管を開口させた構成であることを特徴とする請
求項２に記載の冷蔵庫用の冷却ユニット。
【請求項７】箱状の本体ケーシングを備え、前記本体
ケーシング内が、冷媒回路の蒸発器が内蔵されていて冷
蔵庫からの冷気を冷却して戻すための冷気風路と、前記
冷媒回路の凝縮器が内蔵される外気風路とに区画壁で区
画され、前記冷気風路内における前記蒸発器の下方に配
備されるドレンパンと、前記外気風路内に配備される蒸
発パンとを一体に構成した一体型パンが前記区画壁を貫
通して設けられ、前記蒸発パンには前記ドレンパンから
流入したドレンに対し熱伝達可能に前記冷媒回路の冷媒
圧縮機吐出側の冷媒配管が添設されていることを特徴と
する冷蔵庫用の冷却ユニット。
【請求項８】蒸発パンに、外部排水用のドレンホース
を接続するための接続ノズルを設けたことを特徴とする
請求項１ないし請求項７のいずれかに記載の冷蔵庫用の
冷却ユニット。