JP2001207549A - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP2001207549A
JP2001207549A JP2000153591A JP2000153591A JP2001207549A JP 2001207549 A JP2001207549 A JP 2001207549A JP 2000153591 A JP2000153591 A JP 2000153591A JP 2000153591 A JP2000153591 A JP 2000153591A JP 2001207549 A JP2001207549 A JP 2001207549A
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JP
Japan
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building
unit
damper
house
floor
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Application number
JP2000153591A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takeuchi
淳 竹内
Original Assignee
Sekisui Chem Co Ltd
積水化学工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 長年月経過しても耐震性が低下しないし、住
宅等の建物が傾くことのない建物と、地震のときに戸等
が開閉し易い建物を提供する。 【解決手段】 住宅を構成する構造体(建物ユニット)
1と別の構造体(開口)2とをダンパー7aで連結した
建物。及び、床梁12と柱11と天井梁13とを矩形状
に組み立てた壁を備えた家屋を構成する第一構造体と、
前記壁の中に設けられた下桟3と上桟5と左右の縦桟
4,4、とを矩形状に固定した開口を構成する第二構造
体とからなる建築物であって、前記下桟3は床梁12に
固定された桟材3または床梁12であり、前記左右の縦
桟4,4、は下桟3と天井梁13に差し渡され、且つ、
縦桟4の下端が下桟3に固定され、縦桟4の上端が天井
梁13に左右に移動可能に連結され、前記上桟5は左右
の縦桟4,4、に差し渡されて固定され、且つ、天井梁
13にダンパー7aを介して連結されている建築物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐震性の良好な建築
物に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅,店舗,倉庫等の家屋からなる建築
物を地震等の災害から防ぐ耐震性の良好な建築物が多く
研究され実用化されている。この耐震性の良好な建築物
としては、免震装置の上に建てた建築物が多い。例え
ば、特開平2−183060号公報には、球が回転自在
に取り付けられた基板と上面が球面状に窪んだ土台とか
らなり、基板の球を下方に向けて、基板が土台の上に載
置された免震装置の上に建てた耐震性のよい建築物が記
載されている。
【0003】この耐震性の良好な建築物は、地震等で土
台が振動しても、基板の球が球面状に窪んでいる土台の
上面を回転しながら移動し、免震装置の上に建てた建築
物が振動し難くなっているものであり、地震が終了する
と、基盤の球が土台の最も低い位置に戻るようになって
いる。
【0004】また、特開平4−321836号公報に
は、台の両側を支持するスプリングバネとダンパーとか
らなる支持装置と、この台を上方に空気圧で浮かせる浮
上装置と、地震を感知したときに浮上装置を稼働させる
制御装置とからなる免震装置が記載されている。この免
震装置は、制御装置が地震を感知すると浮上装置を稼働
させる。すると、台が浮いて、地震の振動が台に伝わら
なくなると同時に、支持装置のスプリングバネとダンパ
ーの作用により台の振動を抑制するものであり、地震が
終了すると、スプリングバネとダンパーの作用により台
が元の位置に戻るようになっている。
【0005】また、ゴム等の弾性材を板状に成形し、こ
の板状の弾性材の上に家屋等を建てた耐震性のよい建築
物も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平2
−183060号公報や特開平4−321836号公報
に記載されている建築物は、すべて、建築物の構造体の
外部に取り付けてるものであり、長年月経過すると耐震
性が低下するし、高価であるという問題がある。
【0007】また、一般に、家屋等の建築物には、窓や
玄関等の開口があり、この開口には、枠が設けられ、こ
の枠内で戸等をスライドまたは回転させて開口を開閉す
るようになっているが、地震の際には、この開口の枠が
変形して、戸等を開閉させることができなくなるという
問題がある。この問題を解決するためには、枠を建築物
から独立させ、建築物の壁等に緩く取り付けることも行
われているが、枠が不安定になり好ましくない。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記問題点をな
くし、長年月経過しても耐震性が低下しないし、家屋等
の建築物が傾くことのない建築物と、地震のときに戸等
を開閉させ易い建築物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、家屋を構成する第一構造体と、この第一構造体とは
別の第二構造体とがダンパーを介して連結されているこ
とを特徴とする建築物である。
【0010】請求項2記載の発明は、家屋を構成する第
一構造体と、この第一構造体の横に設けられた他の家屋
を構成する第二構造体とがダンパーを介して連結されて
いる建築物であって、前記第一構造体の固有振動数と前
記第二構造体の固有振動数とが異なることを特徴とする
建築物である。
【0011】ここで、第一構造体の固有振動数と第二構
造体の固有振動数とが異なるとは、水平面上で同一方向
の固有振動数が異なるということを意味する。
【0012】請求項3記載の発明は、家屋を構成する第
一構造体と、この第一構造体の横に設けられた他の家屋
を構成する第二構造体とがダンパーを介して連結されて
いる建築物であって、前記第一構造体の階数と第二構造
体の階数とが異なることを特徴とする建築物である。
【0013】請求項4記載の発明は、鉄骨系家屋を構成
する第一構造体と、この第一構造体の横に設けられたコ
ンクリート系の家屋または枠組壁工法の家屋を構成する
第二構造体とからなる建築物であって、前記第一構造体
と第二構造体とがダンパーを介して連結されているもの
である。
【0014】本発明のコンクリート系の家屋とは、鉄筋
コンクリート系(RC系)や鉄骨鉄筋コンクリート系
(SRC系)等の家屋を示す。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明に係り、前記第一構造体がユニット
建物を構成する建物ユニットであることを特徴とする建
築物である。
【0016】請求項6記載の発明は、家屋を構成する第
一構造体と、この第一構造体の横に設けられた他の家屋
を構成する第二構造体とがダンパーを介して連結されて
いる建築物であって、前記第一構造体と第二構造体とが
水平断面が長方形の建物ユニットを互いに平行に隣接配
置したユニット建物であり、第一構造体を構成する建物
ユニットの長辺と第二構造体を構成する建物ユニットの
短辺とが平行に配されていることを特徴とする建築物で
ある。
【0017】請求項7記載の発明は、家屋を構成する第
一構造体と、この第一構造体から離れた位置に立設され
た鋼製柱である第二構造体と、この第一構造体と第二構
造体との間に屋根が設けられて外部空間が形成された建
築物であって、前記第一構造体と第二構造体とがダンパ
ーを介して連結されていることを特徴とする建築物であ
る。この請求項7記載の発明における外部空間とは、車
庫や物置小屋や中庭等の居住空間以外の場所をいう。
【0018】請求項8記載の発明は、床梁と柱と天井梁
とを矩形状に組み立てた壁を備えた家屋を構成する第一
構造体と、前記壁の中に設けられた下桟と上桟と左右の
縦桟とを矩形状に固定した開口を構成する第二構造体と
からなる建築物であって、前記下桟は床梁に固定された
桟材または床梁であり、前記左右の縦桟は下桟と天井梁
に差し渡され、且つ、縦桟の下端が下桟に固定され、縦
桟の上端が天井梁に左右に移動可能に連結され、前記上
桟は左右の縦桟に差し渡されて固定され、且つ、天井梁
にダンパーを介して連結されていることを特徴とする建
築物である。
【0019】請求項9記載の発明は、床パネルと、この
床パネルの周囲に立設された壁パネルとからなる枠組壁
工法の建築物であって、前記壁パネルは、下桟と上桟と
左右の縦桟を矩形状に組み立てた骨格を備え、この下桟
に下側支柱が立設され、上桟に上側支柱が垂下され、こ
の下側支柱と上側支柱とが弾性体を介して連結されてい
ることを特徴とする建築物である。
【0020】ここで、ダンパーとは、振動エネルギーを
吸収するものであり、弾性変形をする金属等を利用した
鋼棒や鋼製コイル等の弾性ダンパー、塑性変形する金属
等を利用した鉛棒等の塑性ダンパー、ゴム弾性を有する
アクリルゴム等の合成ゴム等を金属板の間に挟み込んだ
粘弾性ダンパー、オイルダンパー等を単独又は複合して
使うことができる。
【0021】(作用)請求項1記載の発明では、家屋を
構成する第一構造体と、その第一構造体とは別の第二構
造体とがダンパーを介して連結されているので、建築物
の耐震性がよいのである。即ち、家屋を構成する第一構
造体と第二構造体とは固有振動数が異なり、地震が発生
したときに、両者はぞれぞれ異なった状態に振動をす
る。この異なった状態に振動する第一構造体と第二構造
体とがダンパーを介して連結されているから、互いの振
動が打ち消し合って振動し難くなると同時に、互いの振
動がダンパーを通って反対側に伝わる際に、このダンパ
ーによって振動が減衰される。この両方の作用により耐
震性のよい建築物となるのである。
【0022】請求項2記載の発明では、家屋を構成する
第一構造体の固有振動数と家屋を構成する第二構造体の
固有振動数とが異なる。
【0023】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0024】請求項3記載の発明では、家屋を構成する
第一構造体の階数と家屋を構成する第二構造体の階数と
が異なる。即ち、階数の異なる第一構造体と第二構造体
とは固有振動数が異なり、地震が発生したときに、両者
はそれぞれ異なった状態に振動する。
【0025】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0026】請求項4記載の発明では、鉄骨系家屋を構
成する第一構造体と、この第一構造体の横に設けられた
コンクリート系の家屋または枠組壁工法の家屋を構成す
る第二構造体とからなる建築物であって、前記第一構造
体と第二構造体とがダンパーを介して連結されているの
で、耐震性がよい建築物となるのである。即ち、鉄骨系
の家屋の第一構造体とコンクリート系の家屋または枠組
壁工法の家屋の第二構造体とは固有振動数が異なり、地
震が発生したときに、両者はそれぞれ異なった状態に振
動する。
【0027】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0028】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明に係り、前記第一構造体がユニッ
ト建物を構成する建物ユニットであるので、請求項1〜
4のいずれかの項に記載されている作用によって第一構
造体である建物ユニットは耐震性がよい。従って、この
建物ユニットの複数個を隣接配置して組み立てたユニッ
ト建物は耐震性のよい建築物である。
【0029】請求項6記載の発明では、第一構造体を構
成する建物ユニットの長辺と第二構造体を構成する建物
ユニットの短辺とが平行に配されている。即ち、第一構
造体と第二構造体とは水平面における同方向の固有振動
数が異なり、地震が発生したときに、両者はそれぞれ異
なった状態に振動する。
【0030】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0031】請求項7記載の発明では、家屋を構成する
第一構造体と、この構造体から離れた位置に立設された
鋼製柱である第二構造体とがダンパーで連結されている
ので、家屋を構成する第一構造体と鋼製柱である第二構
造体とからなる建築物の耐震性がよいのである。
【0032】即ち、家屋を構成する第一構造体と鋼製柱
である第二構造体とは固有振動数が異なり、地震が発生
したときに、両者はそれぞれ異なった振動をする。この
異なった振動する構造体と別の構造体とがダンパーを介
して連結されているから、この両方の振動は互いに打ち
消し合って振動し難くなると同時に、互いの振動がダン
パーを通って反対側に伝わる際に、このダンパーによっ
て振動が減衰される。この両方の作用により家屋を構成
する第一構造体の振動が少なく、耐震性のよい建築物と
なるのである。
【0033】また、第一構造体と第二構造体との間に屋
根が設けられて外部空間が形成されているので、外部空
間が簡単に、無駄なく形成できる。
【0034】請求項8記載の発明では、床梁と柱と天井
梁とを矩形状に組み立てた壁を備えた家屋を構成する第
一構造体と、この壁の中に設けられた下桟と上桟と左右
の縦桟とを矩形状に固定した開口を構成する第二構造体
とからなる建築物であるので、家屋を構成する第一構造
体と、開口を構成する第二構造体とは固有振動数が異な
り、地震が発生したときに、両者はそれぞれ異なった状
態に振動しようとする。そして、家屋を構成する構造体
では、床梁は基礎に固定されているので基礎とほぼ同じ
ように振動するが、その他の部分は大きく重いので、床
梁に追随することなく、変形しながらこの床梁と異なっ
た振動をする。
【0035】従来では、この開口が壁に強固に連結され
ているので、壁の振動に追随して床梁と異なった状態に
振動する結果、開口の上下で歪みが生じて開口に取り付
けられた戸等が開かなかったが、請求項8記載の発明で
は、開口を構成する下桟は床梁に固定された桟材または
床梁であり、左右の縦桟は下桟と天井梁に差し渡され、
且つ、縦桟の下端が下桟に固定され、縦桟の上端が天井
梁に左右に移動可能に連結され、前記上桟は左右の縦桟
に差し渡されて固定され、且つ、天井梁にダンパーを介
して連結されているので、家屋を構成する第一構造体と
は異なった振動することができるのである。
【0036】即ち、縦桟の上端は天井梁に左右に移動可
能に連結されているので、天井梁と異なった振動するこ
とができるし、上桟は左右の建て桟に差し渡されて固定
されている。このように、下桟、上桟、左右の縦桟は矩
形状に固定されている。従って、縦桟や上桟は、固定さ
れた基礎とほぼ同じように振動する下桟と共に振動し、
開口の変形はほとんどなく、戸の開閉ができなくなるこ
とがない。
【0037】このように、地震が発生したときには、天
井梁にダンパーを介して連結されている上桟を含む第二
構造体と、家屋を構成する第一構造体とは異なった状態
に振動するが、上桟が天井梁にダンパーを介して連結さ
れているので、この両方の振動は互いに打ち消し合って
振動し難くなると同時に、互いの振動がダンパーを通っ
て反対側に伝わる際に、このダンパーによって振動が減
衰され、この両方の作用により第一構造体と第二構造体
の両方が振動し難くなるのである。
【0038】請求項9記載の発明では、床パネルと、こ
の床パネルの周囲に立設された壁パネルとからなる枠組
壁工法の建築物であって、前記壁パネルは、下桟と上桟
と左右の縦桟を矩形状に組み立てた骨格を備え、この下
桟に下側支柱が立設され、上桟に上側支柱が垂下され、
この下側支柱と上側支柱とが弾性体を介して連結されて
いるので、耐震性のよい建築物となる。
【0039】即ち、地震が発生した際に、下桟は基礎と
ほぼ同じように振動する。また、下桟と上桟と左右の縦
桟を矩形状に組み立てた壁を組み合わせた建築物では、
建築物は重く、従って、床梁の振動に追随することな
く、上桟を含む下桟以外の部分は床梁と異なった振動を
しようとする。
【0040】しかし、基礎と同じように振動する下桟に
立設された下側支柱と、下桟と異なった振動をしようと
する上桟から垂下した上側支柱とが弾性体を介して連結
されているから、この下桟の振動と上桟の振動とが互い
に打ち消し合って振動し難くなると同時に、互いの振動
が弾性体を通って反対側に伝わる際に、この弾性体によ
って振動が減衰される。この両方の作用により耐震性の
よい建築物となる。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例で説明する。 (実施例1)図1〜図3及び図7は本発明をユニット建
物に適用した一実施例を示すもので、図1(イ)は第一
構造体であるユニット建物を示す斜視図、(ロ)は1階
の建物ユニットの配置を示す平面図、図2は建物ユニッ
トの骨格を示す斜視図、図3(イ)はユニット建物から
なる建築物の正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配
置を示す配置図、図7はダンパーの取付構造を示す水平
断面図である。
【0042】図1において、U22はユニット建物(第
一構造体)であり、このユニット建物U22は、図1
(イ)に示すように、基礎99の上に8個の建物ユニッ
ト1を据え付け、相互に連結して1階を構成し、この1
階の建物ユニット1の上に8個の建物ユニット1を据え
付け、相互に連結して2階を構成し、この2階の建物ユ
ニット1の上に屋根パネル8を取り付けたものである。
なお、1階の建物ユニット1−1には玄関である開口2
が設けられ、開口2には、戸21が移動可能に取り付け
られている。
【0043】建物ユニット1は、図2に示すように、平
面矩形状の四隅に配置した四本の柱11と、この4本の
柱11の上端部を矩形状の辺に沿って連結した天井梁1
3と、4本の柱11の下端部を矩形の辺に沿って連結し
た床梁12とからなる骨格を有し、この骨格の相対する
天井梁13、13に天井野縁17を差し渡し、この天井
野縁17の下面に不図示の天井面材を取り付けて天井を
構成し、相対する床梁12、12に床小梁15を差し渡
し、この床小梁15の上に床根太16を取り付け、この
床根太16の上に不図示の床面材を取り付けて床を形成
し、壁を設ける場所には、天井梁13と床梁12との間
に間柱19を差し渡して取り付け、この間柱19に不図
示の外壁パネルと内壁パネルを取り付け、この外壁パネ
ルと内壁パネルとの間に不図示の断熱材を入れて壁を形
成したものである。
【0044】図3において、図1のユニット建物(第一
構造体)U22と3階建てのユニット建物U31(第二
構造体)とが一体の基礎99の上に据えつけられてお
り、ダンパー7dで連結されている。ユニット建物U2
2は、各階とも8個の建物ユニットを互いに長辺を当接
するように2列に配置されている。また、建物ユニット
U31とは、各階とも4個の建物ユニットが互いに長辺
を当接するように1列に配置されており、ユニット建物
U22と同様の方法で3階建ての家屋となされている。
ユニット建物U22とユニット建物U31を構成する長
方形の各建物ユニット1は長辺が直線上に位置するよう
に配置されている。また、ユニット建物U22とユニッ
ト建物U31との間には、2階上端部で相対面する建物
ユニット1の長辺間を連結するように5個のダンパー7
dが取り付けられている。ここで、ユニット建物U22
の上記建物ユニット1の長辺の沿う方向の固有振動数は
6Hz であり、ユニット建物U31の同方向の固有振動
数は4Hz である。
【0045】ダンパー7dは、鋼製コイル製であり、図
7に示すように、ダンパー7dの一端が一方の建物ユニ
ット1の柱11の頂部に取り付けられ、他端が他方の建
物ユニット1の柱11の頂部に取り付けられている。こ
こで、建築物の端部に設けられるダンパー7dは1個の
鋼製コイルからなり、中間部に設けられるダンパー7d
は図7に示すように1対の鋼製コイルからなっている。
【0046】従って、ユニット建物U22とユニット建
物U31とは、固有振動数が異なるため、地震時には異
なる周期で振動する。そのため、ダンパー7dが伸び縮
みし、ユニット建物U22とユニット建物U31の振動
がこのダンパー7dを通るときに減衰されるのである。
【0047】次に、このユニット建物Uの施工方法およ
び作用について説明する。先ず、工場で、図2に示すよ
うに、平面矩形状の四隅に四本の柱11を配置し、この
4本の柱11の上端部を矩形状の辺に沿って天井梁13
で連結し、4本の柱11の下端部を矩形の辺に沿って床
梁12で連結して建物ユニット1の骨格を製造し、この
骨格の相対する天井梁13、13に天井野縁17を差し
渡し、この天井野縁17の下面に天井面材を取り付けて
天井を形成し、相対する床梁12、12に床小梁15を
差し渡し、この床小梁15の上に床根太16を取り付
け、この床根太16の上に床面材を取り付けて床を形成
する。
【0048】次に、壁を設ける場所には、天井梁13と
床梁12との間に間柱19を差し渡して取り付け、この
間柱19に外壁パネルと内壁パネルとを取り付け、この
外壁パネルと内壁パネルとの間に断熱材を入れて壁を形
成する。その他種々な仕上げを行うと建物ユニット1が
完成する。
【0049】このようにして製造した建物ユニット1や
屋根パネル8等を施工現場に運搬する。施工現場では、
予め設けた一体の基礎99の上にユニット建物U22と
ユニット建物U31とを形成する。ユニット建物U22
は、8個の建物ユニット1を据え付け、相互に連結して
1階を構成し、この1階の建物ユニット1の上に8個の
建物ユニット1を据え付け、相互に連結して2階を構成
し、この上に屋根パネル8を取り付け、種々な仕上げを
行うとユニット建物U22が完成する。ユニット建物U
31は、4個の建物ユニット1を据え付け、相互に連結
して1階を構成し、この1階の建物ユニット1の上に4
個の建物ユニット1を据え付け、相互に連結して2階を
構成し、さらに、この2階の建物ユニット1の上に4個
の建物ユニット1を据え付け、相互に連結して3階を構
成し、この上に屋根パネル8を取り付け、種々な仕上げ
を行うとユニット建物U31が完成する。さらに、ユニ
ット建物U22の2階の建物ユニット1の柱11の頂部
とユニット建物U31の2階の建物ユニット1の柱11
の頂部とをダンパー7dで連結することにより本発明の
建築物が完成する。
【0050】このようにして完成したユニット建物U2
2とユニット建物U31とから形成される建築物では、
地震が発生したときには、ユニット建物22とユニット
建物31とは固有振動数が異なり、両者はそれぞれ異な
った状態に振動しようとする。
【0051】ユニット建物U22とユニット建物U31
とは、ダンパー7dを介して連結されているので、この
異なった状態に振動するユニット建物U22とユニット
建物U31の振動は互いに打ち消し合って振動し難くな
ると同時に、互いの振動がダンパー7dを通って反対側
に伝わる際に、このダンパー7dによって振動が減衰さ
れ、ユニット建物U22とユニット建物U31とが振動
し難く、耐震性のよい建築物となる。
【0052】(実施例2)図4は本発明の建築物の他の
実施例を示すもので、図4(イ)はユニット建物からな
る建築物の正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置
を示す配置図である。
【0053】図4において、2階建てのユニット建物
(第一構造体)U21と3階建てのユニット建物U32
(第二構造体)とが一体の基礎99の上に据えつけられ
ており、ダンパー7dで連結されている。ユニット建物
U21は、各階とも4個の建物ユニットを互いに長辺を
当接するように1列に配置されている。また、建物ユニ
ットU32は、各階とも8個の建物ユニットが互いに長
辺を当接するように2列に配置されており、ユニット建
物U21とユニット建物U32を構成する長方形の各建
物ユニット1は長辺が直線上に位置するように配置され
ている。また、ユニット建物U21とユニット建物U3
2との間には、2階上端部で相対面する建物ユニット1
の長辺間を連結するように5個のダンパー7dが取り付
けられている。ここで、ユニット建物U21の上記建物
ユニット1の長辺の沿う方向の固有振動数は5Hz であ
り、ユニット建物U32の同方向の固有振動数は4Hz
である。
【0054】従って、ユニット建物U21とユニット建
物U32とは、固有振動数が異なるため、地震時には異
なる周期で振動する。そのため、ダンパー7dが伸び縮
みし、ユニット建物U21とユニット建物U32の振動
がこのダンパー7dを通るときに減衰されるのである。
【0055】(実施例3)図5は本発明の建築物の他の
実施例を示すもので、図5(イ)はユニット建物からな
る建築物の正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置
を示す配置図である。
【0056】図5において、2階建てのユニット建物
(第一構造体)U21と3階建てのユニット建物U31
(第二構造体)とが一体の基礎99の上に据えつけられ
ており、ダンパー7dで連結されている。ユニット建物
U21は、各階とも4個の建物ユニットを互いに長辺を
当接するように1列に配置されている。また、建物ユニ
ットU12は、各階とも4個の建物ユニットが互いに長
辺を当接するように1列に配置されており、ユニット建
物U21とユニット建物U31を構成する長方形の各建
物ユニット1は長辺が直線上に位置するように配置され
ている。また、ユニット建物U21とユニット建物U3
1との間には、2階上端部で相対面する建物ユニット1
の長辺間を連結するように5個のダンパー7dが取り付
けられている。ここで、ユニット建物U21の上記建物
ユニット1の長辺の沿う方向の固有振動数は5Hz であ
り、ユニット建物U31の同方向の固有振動数は3Hz
である。
【0057】従って、ユニット建物U21とユニット建
物U31とは、固有振動数が異なるため、地震時には異
なる周期で振動する。そのため、ダンパー7dが伸び縮
みし、ユニット建物U21とユニット建物U31の振動
がこのダンパー7dを通るときに減衰されるのである。
【0058】(実施例4)図6は本発明の建築物の他の
実施例を示すもので、図6(イ)はユニット建物からな
る建築物からなる正面図、(ロ)は1階の建物ユニット
の配置を示す配置図である。
【0059】図6において、3階建てのユニット建物
(第一構造体)U33と3階建てのユニット建物U31
(第二構造体)とが一体の基礎99の上に据えつけられ
ており、ダンパー7dで連結されている。ユニット建物
U33は、各階とも4個の建物ユニットが互いに短辺を
当接するように2列に配置されている。また、建物ユニ
ットU31は、各階とも4個の建物ユニットが互いに長
辺を当接するように1列に配置されている。ユニット建
物U33を構成する長方形の建物ユニット1の短辺とユ
ニット建物U31を構成する長方形の建物ユニット1の
長辺は直線上に位置するように配置されている。また、
ユニット建物U33とユニット建物U31との間には、
2階上端部で相対面する建物ユニット1の長辺と短辺間
を連結するように3個のダンパー7dが取り付けられて
いる。ここで、ユニット建物U33の上記建物ユニット
1の短辺の沿う方向の固有振動数は4Hz であり、ユニ
ット建物U31の長辺に沿う方向の固有振動数は3Hz
である。
【0060】従って、ユニット建物U21とユニット建
物U31とは、固有振動数が異なるため、地震時には異
なる周期で振動する。そのため、ダンパー7dが伸び縮
みし、ユニット建物U21とユニット建物U32の振動
がこのダンパー7dを通るときに減衰されるのである。 (実施例5)図8〜図12は本発明の他の実施例を示す
ものであり、図8(イ)はユニット建物からなる建築物
の正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置を示す配
置図、図9は代表的な枠組壁工法による建物ユニットを
示す斜視図、図10は図8(イ)のF部分を示す正面
図、図12はダンパーの構造を示す模式図である。
【0061】図8〜図10において、Uaはユニット建
物(建築物)であり、このユニット建物Uaは、図8に
示すように、鉄骨系ユニット建物(第一構造体)Ua−
1と、枠組壁工法のユニット建物(第二構造体)Ua−
2と、ダンパー7aと、ルーフィングRaとからなる。
【0062】鉄骨系家屋Ua−1は、基礎99aの上に
4個の鉄骨系建物ユニット1a−1を据え付け、相互に
連結して1階を構成し、この建物ユニット1a−1の上
に鉄骨系建物ユニット1a−1を4個据え付け、相互に
連結して2階を構成し、この2階の建物ユニット1aの
上に屋根パネル8a−1を取り付けたものである。この
鉄骨系建物ユニット1a−1と屋根パネル8a−1は実
施例1の建物ユニットとほぼ同じ構造であるので説明を
省略する。
【0063】枠組壁工法の家屋Ua−2は、基礎99a
の上に枠組壁工法の建物ユニット1a−2を4個据え付
け、相互に連結し、この上に屋根ユニット8a−2を取
り付けたものである。枠組壁工法の建物ユニット1a−
2は、図9に示すように、矩形状の床パネル11a−2
の周囲に壁パネル12a−2を立設したものである。
【0064】屋根ユニット8a−2は、傾斜屋根を運搬
可能な大きさに分割したものであっる。詳細な説明を省
略する。
【0065】ダンパー7aは、図11に示すように、油
の充満している筒体71の中にピストン状の板体72が
筒体に沿って移動可能に挿入された抵抗体73と、スプ
リングバネ75の弾性体76とが直列に連結されたもの
である。
【0066】次に、このユニット建物Uaの施工方法お
よび作用について説明する。工場で、鉄骨系建物ユニッ
ト1a−1、枠組壁工法の建物ユニット1a−2、屋根
パネル8a−1、屋根ユニット8a−2等を製造する。
この鉄骨系建物ユニット1a−1、枠組壁工法の建物ユ
ニット1a−2、屋根パネル8a−1、屋根ユニット8
a−2等を施工現場に運搬する。
【0067】施工現場で、予め設けられている基礎99
aの上に4個の鉄骨系建物ユニット1a−1を据え付
け、相互に連結して1階を構成し、この建物ユニット1
a−1の上に鉄骨系建物ユニット1a−1を4個据え付
け、相互に連結して2階を構成し、この2階の建物ユニ
ット1aの上に屋根パネル8a−1を取り付け、種々な
仕上げを行うと、鉄骨形家屋Ua−1が完成する。
【0068】また、予め別に設けられている基礎99a
の上に4個の枠組壁工法の建物ユニット1a−2を据え
付け、相互に連結して1階を構成し、この枠組壁工法の
建物ユニット1a−1の上に屋根ユニット8a−2を取
り付け、種々な仕上げを行うと枠組壁工法の家屋Ua−
2が完成する。そして、1階の鉄骨系建物ユニット1a
−1と枠組壁工法の建物ユニット1a−2とを5個のダ
ンパー7aを介して連結し、ダンパー7aの上をルーフ
ィングRaで覆ったり、種々な仕上げを行うとユニット
建物Uaが完成する。
【0069】このようにして完成したユニット建物Ua
では、鉄骨系建物ユニット1a−1と枠組壁工法の建物
ユニット1a−2とは固有振動数が異なり、そのため、
地震が発生したときに、両者はそれぞれ異なった状態に
振動をする。この異なった状態に振動する鉄骨系建物ユ
ニット1a−1と枠組壁工法の建物ユニット1a−2が
ダンパー7aを介して連結されているから、両方の振動
が互いに打ち消し合って振動し難くなると同時に、互い
の振動がダンパー7aを通って反対側に伝わる際に、こ
のダンパー7aによって振動が減衰され、耐震性のよい
ユニット建物Uaとなるのである。
【0070】(実施例6)図12は本発明の別の実施例
を示すもので、(イ)はユニット建物からなる建築物の
正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置を示す配置
図である。
【0071】この図12に示す実施例6のユニット建物
(建築物)Ubは、鉄骨系ユニット建物(第一構造体)
Ub−1と、RC系(コンクリート系)の家屋(第二構
造体)Ub−2と、ダンパー8bと、ルーフィングRb
とからなる。このユニット建物Ubを図8〜10に示す
実施例2と比較すると、実施例2に示す4個の枠組壁工
法の建物ユニットが2個のRC系の家屋Ub−2になっ
ていることが異なる。この鉄骨系ユニット建物Ub−1
は実施例2の鉄骨系ユニット建物とほぼ同じであり、R
C系の家屋Ub−2は従来のRC系の家屋とほぼ同じで
あるので説明を省略する。
【0072】次に、このユニット建物Ubの施工方法お
よび作用について説明する。工場で、鉄骨系建物ユニッ
ト1b−1、屋根パネル8b−1等を製造する。この鉄
骨系建物ユニット1b−1、屋根パネル8b−1等を施
工現場に運搬し、施工現場で、予め設けられている基礎
99bの上に4個の鉄骨系建物ユニット1b−1を据え
付け、相互に連結して1階を構成し、この鉄骨系建物ユ
ニット1b−1の上に鉄骨系建物ユニット1b−1を4
個据え付け、相互に連結して2階を構成し、この2階の
建物ユニット1bの上に屋根パネル8b−1を取り付
け、種々な仕上げを行うと鉄骨系ユニット建物Ub−1
が完成する。
【0073】また、両側の鉄骨系建物ユニット1b−1
の隣に、それぞれ、RC系の家屋Ub−2を構築する。
そして、この1階の鉄骨系ユニット建物Ub−1とRC
系の家屋Ub−2とを4個のダンパー7bを介して連結
し、このダンパー7bの上をルーフィングRbで覆った
り、種々な仕上げを行うとユニット建物Ubが完成す
る。
【0074】このようにして完成したユニット建物Ub
では、鉄骨系ユニット建物Ub−1とRC系の家屋Ub
−2とは固有振動数が異なり、地震が発生したときに、
両者はそれぞれ異なった状態に振動をする。そして、こ
の異なった状態に振動する鉄骨系ユニット建物Ub−1
とRC系の家屋Ub−2とがダンパー7bを介して連結
されているから、両方の振動が互いに打ち消し合って振
動し難くなると同時に、互いの振動がダンパーを通って
反対側に伝わる際に、このダンパーによって振動が減衰
される。この両方の作用により鉄骨系ユニット建物Ub
−1とRC系の家屋Ub−2の振動が少なく、耐震性の
よいユニット建物Ubとなるのである。
【0075】(実施例7)図13は本発明の更に別の実
施例を示すもので、(イ)はユニット建物からなる建築
物の正面図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置を示す
配置図である。
【0076】図13において、Ucはユニット建物(建
築物)であり、このユニット建物Ucは、鉄骨系ユニッ
ト建物Uc−1と、外部空間Rcと、ダンパー7cとか
らなる。鉄骨系ユニット建物Uc−1は、基礎99cの
上に6個の鉄骨系建物ユニット1cを据え付け、相互に
連結して1階を構成し、この鉄骨系建物ユニット1cの
上に鉄骨系建物ユニット1cを6個据え付け、相互に連
結して2階を構成し、この2階の鉄骨系建物ユニット1
cの上に屋根パネル8c−1を取り付けたものである。
この鉄骨系建物ユニット1c、屋根パネル8c−1は実
施例1の建物ユニットと屋根パネルとほぼ同じであるの
で説明を省略する。
【0077】外部空間Rcは鋼製柱9cが3本と、この
3本の鋼製柱9cの間に取り付けられたコンクリート製
の板体91cと、鉄骨系建物ユニット1cと鋼製柱9c
に架け渡された屋根8c−2とで形成された車庫または
中庭である。そして、この鋼製柱9cと1階の鉄骨系ユ
ニット建物Uc−1とがダンパー7cを介して連結され
ている。
【0078】次に、このユニット建物Ucの施工方法お
よび作用について説明する。工場で、鉄骨系建物ユニッ
ト1c、屋根パネル8c−1等を製造し、この鉄骨系建
物ユニット1c、屋根パネル8c−1等を施工現場に運
搬し、施工現場で、予め設けられている基礎99cの上
に6個の鉄骨系建物ユニット1cを据え付け、相互に連
結して1階を構成し、この鉄骨系建物ユニット1cの上
に6個の鉄骨系建物ユニット1cを据え付け、相互に連
結して2階を構成し、この2階の建物ユニット1cの上
に屋根パネル8c−1を取り付け、種々な仕上げを行う
と鉄骨系家屋Uc−1が完成する。
【0079】また、鉄骨系ユニット建物Uc−1の隣
に、3本の鋼製柱9cを構築し、この3本の鋼製柱9c
の間にコンクリート製の板体91cを取り付け、鉄骨系
ユニット建物Uc−1と鋼製柱9cに屋根8c−2を架
け渡して外部空間Rcである車庫または中庭を構築す
る。そして、この1階の鉄骨系ユニット建物Uc−1と
鋼製柱9cとを3個のダンパー7cを介して連結した
り、種々な仕上げを行うと、ユニット建物Ucが完成す
る。
【0080】このようにして完成したユニット建物Uc
では、鉄骨系ユニット建物Uc−1と鋼製柱9cとは固
有振動数が異なり、地震が発生したときに、両者はそれ
ぞれ異なった振動をする。この異なった振動する鉄骨系
ユニット建物Uc−1と鋼製柱9cとがダンパー7cを
介して連結されているから、両方の振動が互いに打ち消
し合って振動し難くなると同時に、互いの振動がダンパ
ー7cを通って反対側に伝わる際に、このダンパー7c
によって振動が減衰される。この両方の作用によりユニ
ット建物Ucは振動が少なく、耐震性のよい建築物とな
るのである。
【0081】(実施例8)図14〜図18は本発明をユ
ニット建物に適用した他の実施例を示すもので、図14
(イ)は開口の構造を示す模式図、(ロ)は柱が振動し
傾いた状態の開口の構造を示す模式図、図15(イ)は
図14のA部分の構造を示す正面図、(ロ)は(イ)の
側面図、図16は図3のB部分の構造を示す正面図、
(ロ)は(イ)の平面図、図17(イ)は図14のC部
分の構造を示す正面図、(ロ)は(イ)の側面図、
(ハ)は図14のC部分の天井梁の下側フランジの平面
図、図18(イ)はダンパーの取付構造を示す正面図、
(ロ)は(イ)の側面図、(ハ)はダンパーの構造を示
す断面図である。
【0082】図14の開口2は図1の1階の建物ユニッ
ト1−1に設けられた玄関である開口2である。尚、建
物ユニット1−1を製造する際には、図14に示すよう
に、床梁12である下桟3と、この下桟3と天井梁13
とに差し渡された左右の縦桟4、4と、左右の縦桟4、
4に差し渡した上桟5とからなる開口(第二構造体)2
を設け、上桟5の中間部と天井梁13との間には柱6を
設け、上桟5と天井梁13とにダンパー7aを取り付け
る。このダンパー7aは図11と同様のものである。そ
して、この建物ユニット1−1は、図14に示すよう
に、床梁12である下桟3と、この下桟3と天井梁13
とに差し渡された左右の縦桟4、4と、左右の縦桟4、
4に差し渡された上桟5とからなる開口2が設けられ、
上桟5の中間部と天井梁13との間には柱6が設けら
れ、上桟5と天井梁13とにダンパー7aが取り付けら
れている。尚、この開口2には、戸21が移動可能に取
り付けられている。
【0083】この開口2の構造について更に詳細に説明
する。先ず、図14のA部分の構造について説明する。
下桟3(床梁12)は、図15に示すように、厚みがほ
ぼ4.5mmの鋼板を、縦がほぼ150mm、横がほぼ
50mmの断面コ字形に成形したものであり、上側のフ
ランジ121と下側のフランジ122にはそれぞれ径が
ほぼ12mmの通孔123が2個ずつ設けられている。
また、この下桟3のA部分には、上側フランジ121と
下側フランジ122とに差し渡された補強板125が溶
接で取り付けられている。
【0084】また、縦桟4は厚みほぼ4.5mmの鋼板
を、縦ほぼ200mm、横ほぼ50mmの断面コ字形に
成形したものであって、上端と下端には、厚みほぼ4.
5mmの取付板41、42が溶接で取り付けられてい
て、この下端の取付板42には、上記通孔123に対峙
する位置にそれぞれ径ぼほ12mmの通孔43が設けら
れている。
【0085】そして、基礎99には、M10のアンカー
ボルト98が2本埋め込まれていて、このアンカーボル
ト98を厚みがほぼ4.5mmのスペーサー97に設け
られている通孔に通しながらスペーサー97を基礎99
の上に設置し、このアンカーボルト98が床梁12の通
孔123に通しながら床梁12をスペーサー97の上に
設置し、このアンガーボルト98を縦桟4の通孔43に
通しながら縦桟4を床梁12の上に立設し、このアンカ
ーボルト98にナット96を螺入して、基礎99に床梁
12と縦桟4が固定されている。
【0086】次に、図14のB部分の構造について説明
する。図16に示すように、縦桟4のB部分では、縦桟
4の両側のフランジ46、46に補強板47が溶接され
て取り付けられている。そして、左右の縦桟4に上桟5
が差し渡され、縦桟4のフランジと上桟5の端面とが溶
接されて上桟5が左右の縦桟4に固定されている。尚、
この上桟5は、厚みがほぼ4.5mmの鋼板を、縦がほ
ぼ200mm、横がほぼ50mmの断面コ字形に成形し
たものである。
【0087】次に、図14のC部分の構造について説明
する。図17に示すように、天井梁13は、厚みがほぼ
4.5mmの鋼板を、縦がほぼ200mm、横がほぼ5
0mmの断面コ字形に成形したものであり、このC部分
の天井梁13の下側のフランジ131には、短径がほぼ
12mm、長径がほぼ75mmの長孔135が2個設け
られている。図17に示すように、この天井梁13の長
孔135と、縦桟4の上端の取付板41に設けられた通
孔43とに通されたボルト137とナット138とで、
縦桟4が天井梁13に左右に移動可能に取り付けられて
いる。
【0088】また、図14のD部分の構造は、C部分の
構造の縦桟4が、この縦桟4とほぼ同じ構造の柱6に変
わっただけである。即ち、柱6が天井梁13に左右に移
動可能に取り付けられている。従って、詳細な説明を省
略する。
【0089】また、図14のE部分の構造は、柱6の下
端に設けられた取付板と上桟5の上側フランジとが、両
方に設けられた通孔に通されたボルトとナットで強固に
固定されている。
【0090】ダンパー7aは、図11に示したように、
油の充満している筒体71の中にピストン状の板体72
が筒体に沿って移動可能に挿入された抵抗体73と、ス
プリングバネ75の弾性体76とが直列に連結されたも
のであり、図18(イ)、(ロ)に示すように、ダンパ
ー7の一端が天井梁13に取り付けられ、他端が上桟5
に取り付けられている。
【0091】従って、天井梁13と上桟5が振動する
と、ピストン状の板体72とスプリングバネ75が振動
するが、板体72が振動する際には、板体72と筒体7
1との隙間を粘稠な油が移動する必要があるために、急
激には移動できず、若干遅れて板体72が振動する。一
方、スプリングバネ75は急激に振動するが、振動する
際に元の状態に戻ろうとして反発する。この両方の作用
により、天井梁13と上桟5の振動がこのダンパー7を
通るときに減衰されるのである。
【0092】このようにして完成した図1のユニット建
物U22では、地震が発生したときには、建物ユニット
1と開口2を構成する下桟3、縦桟4、上桟5とは固有
振動数が異なり、両者はそれぞれ異なった状態に振動し
ようとする。そして、建物ユニット1の床梁12は基礎
99にアンカーボルト91で固定されていて、基礎99
と同様に振動するが、その他の部分は大きく重いので,
床梁13に追随することなく、変形しながら床梁13と
異なった振動をする。
【0093】一方、開口2では、左右の縦桟4、4は床
梁13である下桟3と天井梁13に差し渡され、且つ、
縦桟4の下端が下桟3に固定され、縦桟4の上端が天井
梁13に左右に移動可能に連結されているので、天井梁
13と異なった振動が可能であり、上桟5は左右の縦桟
4、4に差し渡されて固定されているので、この上桟5
も天井梁13と異なった振動が可能である。そして、下
桟3は基礎99に固定された床梁13であり、基礎99
とほぼ同じように振動する。このように、下桟3と上桟
5と左右の縦桟4、4が矩形状に固定されているので、
下桟3と一緒に全体が変形することなく振動する。即
ち、開口2は、地震等で建物ユニット1が振動しても、
変形がほとんどない。その結果、地震発生時に、開口2
に取り付けられた戸21が開閉できないという問題が発
生しない。
【0094】また、この上桟5が天井梁13にダンパー
7を介して連結されているので、この異なった状態に振
動する上桟5と天井梁13の振動は互いに打ち消し合っ
て振動し難くなると同時に、互いの振動がダンパー7を
通って反対側に伝わる際に、このダンパー7によって振
動が減衰され、上桟5と天井梁13とが振動し難く、耐
震性のよい建築物となる。
【0095】(実施例5)図19及び図20は本発明の
更に別の実施例を示すもので、図19(イ)はユニット
建物の正面図、(ロ)は主要な建物ユニットを示す斜視
図、図20(イ)は壁ユニットの骨格を示す正面図、
(ロ)は(イ)の側面図である。
【0096】図19および図20において、Udはユニ
ット建物(建築物)であり、このユニット建物Udは、
基礎99dの上に9個の建物ユニット1dを据え付け、
相互に連結して1階を構成し、この建物ユニット1dの
上に9個の建物ユニット1dを据え付け、相互に連結し
て2階を構成し、この2階の建物ユニット1dの上に屋
根ユニット8dを取り付けたものである。建物ユニット
1dは、実施例5の枠組壁工法の建物ユニットとほぼ同
じである。即ち、図19(ロ)に示すように、矩形状の
床パネル11dの周囲に壁パネル12dを立設したもの
である。
【0097】壁パネル12dの骨格は、図20に示すよ
うに、下桟121dと左右の縦桟122dと上桟123
dを矩形状に組み立て、この矩形状のほぼ中央に補強桟
124dを上桟123dと下桟121dに差し渡したも
のである。そして、壁パネル12dは、骨格の下桟12
1dから下側支柱125dを立設し、上桟123dから
上側支柱126dを垂下し、この下側支柱125dと上
側支柱126dとを合成ゴムのゴム状弾性体(弾性体)
128dを介して連結し、壁パネル12dの骨格の一面
または両面に壁面材129dを取り付けたものである。
【0098】次に、このユニット建物Udの施工方法お
よび作用について説明する。工場で、枠組壁工法の建物
ユニット1d、屋根ユニット8d等を製造し、この枠組
壁工法の建物ユニット1d、屋根ユニット8d等を施工
現場に運搬し、施工現場で、予め設けられている基礎9
9dの上に9個の枠組壁工法の建物ユニット1dを据え
付け、相互に連結して1階を構成し、この枠組壁工法の
建物ユニット1dの上に9個の枠組壁工法の建物ユニッ
ト1dを据え付け、相互に連結して2階を構成し、この
2階の建物ユニット1dの上に屋根ユニット8dを取り
付け、種々な仕上げを行うとユニット建物Udが完成す
る。
【0099】このようにして完成したユニット建物Ud
では、壁パネル12dの下桟121dには、下側支柱1
25dが立設され、上桟123dには、上側支柱126
dが垂下され、この下側支柱125dと上側支柱126
dとがゴム状弾性体128dを介して連結されているの
で、地震発生時には、基礎99dに固定されている下桟
121dは基礎99dとほぼ同じように振動するが、ユ
ニット建物Ud全体は重いので、この下桟121d以外
のユニット建物Udは、下桟121dと異なった振動し
ようとする。従って、この上桟123dと左右の縦桟1
22d等を矩形状に組み立てた壁も、このユニット建物
Udと同じように振動しようとする。
【0100】しかし、基礎99dと同じように振動する
下桟121dには下側支柱125dが設され、下桟12
1dと異なった振動をしようとするる上桟123dには
上側支柱126dが垂下され、この下側支柱125dと
上側支柱126dがゴム状弾性体128dを介して連結
されているから、両方の振動は互いに打ち消し合って振
動し難くなると同時に、互いの振動がゴム状弾性体12
8dを通って反対側に伝わる際に、このゴム状弾性体1
28dによって振動が減衰される。この両方の作用によ
り耐震性のよい建築物となるのである。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、家屋を構成す
る第一構造体と、それとは別の第二構造体とは固有振動
数が異なり、地震が発生したときに、両者はぞれぞれ異
なった状態に振動をする。この異なった状態に振動する
第一構造体と第二構造体とがダンパーを介して連結され
ているから、互いの振動が打ち消し合って振動し難くな
ると同時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝
わる際に、このダンパーによって振動が減衰される。こ
の両方の作用により耐震性のよい建築物となるのであ
る。
【0102】請求項2記載の発明では、第一構造体の固
有振動数と第二構造体の固有振動数とが異なる。
【0103】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0104】請求項3記載の発明では、家屋を構成する
第一構造体の階数と家屋を構成する第二構造体の階数と
が異なる。即ち、階数の異なる第一構造体と第二構造体
とは固有振動数が異なり、地震が発生したときに、両者
はそれぞれ異なった状態に振動する。
【0105】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により第一構造体と第二構造体の振動が少なく、
耐震性のよい建築物となるのである。
【0106】請求項4記載の発明では、鉄骨系の家屋の
第一構造体とコンクリート系の家屋または枠組壁工法の
家屋の第二構造体とは固有振動数が異なり、地震が発生
したときに、両者はそれぞれ異なった状態に振動する。
【0107】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により第一構造体と第二構造体の振動が少なく、
耐震性のよい建築物となるのである。
【0108】請求項5記載の発明では、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明に係り、第一構造体がユニット建
物を構成する建物ユニットであるので、請求項1〜4の
いずれかの項に記載されている作用によって第一構造体
である建物ユニットは耐震性がよい。従って、この建物
ユニットの複数個を組み立てたユニット建物は耐震性の
よい建築物である。
【0109】請求項6記載の発明では、第一構造体を構
成する建物ユニットの長辺が第二構造体を構成する建物
ユニットの短辺と平行に配されている。即ち、第一構造
体と第二構造体とは水平面における同方向の固有振動数
が異なり、地震が発生したときに、両者はそれぞれ異な
った状態に振動する。
【0110】この異なった状態に振動する第一構造体と
第二構造体とがダンパーを介して連結されているので、
両方の振動が互いに打ち消し合って振動し難くなると同
時に、互いの振動がダンパーを通って反対側に伝わる際
に、このダンパーによって振動が減衰される。この両方
の作用により家屋を構成する第一構造体と第二構造体の
振動が少なく、耐震性のよい建築物となるのである。
【0111】請求項7記載の発明では、家屋を構成する
第一構造体と、この構造体から離れた位置に立設された
鋼製柱である第二構造体とがダンパーで連結されている
ので、家屋を構成する第一構造体の耐震性がよいのであ
る。
【0112】即ち、家屋を構成する第一構造体と鋼製柱
である第二構造体とは固有振動数が異なり、地震が発生
したときに、両者はそれぞれ異なった振動をする。この
異なった振動する構造体と別の構造体とがダンパーを介
して連結されているから、この両方の振動は互いに打ち
消し合って振動し難くなると同時に、互いの振動がダン
パーを通って反対側に伝わる際に、このダンパーによっ
て振動が減衰される。この両方の作用により家屋を構成
する第一構造体の振動が少なく、耐震性のよい建築物と
なるのである。
【0113】また、第一構造体と第二構造体との間に屋
根が設けられて外部空間が形成されているので、外部空
間が簡単に、無駄なく形成できる。
【0114】請求項8記載の発明では、床梁と柱と天井
梁とを矩形状に組み立てた壁を備えた家屋を構成する第
一構造体と、この壁の中に設けられた下桟と上桟と左右
の縦桟とを矩形状に固定した開口を構成する第二構造体
とからなる建築物であるので、家屋を構成する第一構造
体と、開口を構成する第二構造体とは固有振動数が異な
り、地震が発生したときに、両者はそれぞれ異なった状
態に振動しようとする。そして、開口を構成する下桟は
床梁に固定された桟材または床梁であり、左右の縦桟は
下桟と天井梁に差し渡され、且つ、縦桟の下端が下桟に
固定され、縦桟の上端が天井梁に左右に移動可能に連結
され、前記上桟は左右の縦桟に差し渡されて固定され、
且つ、天井梁にダンパーを介して連結されているので、
家屋を構成する第一構造体とは異なった振動することが
できるのである。
【0115】従って、地震発生時に戸の開閉ができなく
なることがない。
【0116】このように、地震が発生したときには、天
井梁にダンパーを介して連結されている上桟を含む第二
構造体と、家屋を構成する第一構造体とは異なった状態
に振動するが、上桟が天井梁にダンパーを介して連結さ
れているので、この両方の振動は互いに打ち消し合って
振動し難くなると同時に、互いの振動がダンパーを通っ
て反対側に伝わる際に、このダンパーによって振動が減
衰され、この両方の作用により第一構造体と第二構造体
の両方が振動し難くなるのである。
【0117】請求項9記載の発明では、床パネルと、こ
の床パネルの周囲に立設された壁パネルとからなる枠組
壁工法の建築物であって、前記壁パネルは、下桟と上桟
と左右の縦桟を矩形状に組み立てた骨格を備え、この下
桟に下側支柱が立設され、上桟に上側支柱が垂下され、
この下側支柱と上側支柱とがゴム状弾性体を介して連結
されているので、地震が発生した際に、下桟は基礎とほ
ぼ同じように振動し、上桟を含む下桟以外の部分は基礎
と異なった振動をしようとする。
【0118】しかし、基礎と同じように振動する下桟に
立設された下側支柱と、下桟と異なった振動をしようと
する上桟から垂下した上側支柱とがゴム状弾性体を介し
て連結されているから、この下桟の振動と上桟の振動と
が互いに打ち消し合って振動し難くなると同時に、互い
の振動がゴム状弾性体を通って反対側に伝わる際に、こ
のゴム状弾性体によって振動が減衰される。この両方の
作用により耐震性のよい建築物となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築物に使用するユニット建物を示す
もので、(イ)は第一構造体であるユニット建物を示す
斜視図、(ロ)は1階の建物ユニットの配置を示す平面
図である。
【図2】図1の建物ユニットの骨格を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示すものであり、(イ)
はユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)は1階
の建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図4】本発明の他の実施例を示すものであり、(イ)
はユニット建物かなる建築物の正面図、(ロ)は1階の
建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すものであり、(イ)
はユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)は1階
の建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図6】本発明の他の実施例を示すものであり、(イ)
はユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)は1階
の建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図7】本発明の建築物に使用するダンパーの取付構造
を示す水平断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すものであり、(イ)
はユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)は1階
の建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図9】代表的な枠組壁工法による建物ユニットを示す
斜視図である。
【図10】図8(ロ)のF部分を示す正面図である。
【図11】ダンパーの構造を示す模式図である。
【図12】本発明の別の実施例を示すもので、(イ)は
ユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)は1階の
建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図13】本発明の更に別の実施例を示すもので、
(イ)はユニット建物からなる建築物の正面図、(ロ)
は1階の建物ユニットの配置を示す配置図である。
【図14】(イ)は開口の構造を示す模式図、(ロ)は
柱が振動し傾いた状態の開口の構造を示す模式図であ
る。
【図15】(イ)は図3のA部分の構造を示す正面図、
(ロ)は(イ)の側面図である。
【図16】図3のB部分の構造を示す正面図、(ロ)は
(イ)の平面図である。
【図17】(イ)は図3のC部分の構造を示す正面図、
(ロ)は(イ)の側面図、(ハ)は図3のC部分の天井
梁の下側フランジの平面図である。
【図18】(イ)は本発明の建築物に使用する他のダン
パーの取付構造を示す正面図、(ロ)は(イ)の側面図
である。
【図19】本発明の更に別の実施例を示すもので、
(イ)はユニット建物の正面図、(ロ)は主要な建物ユ
ニットを示す斜視図である。
【図20】(イ)は壁ユニットの骨格を示す正面図、
(ロ)は(イ)の側面図である。
【符号の説明】
U22、U21、U33、Ua−1、Ub−1、Uc−
1 鉄骨系ユニット建物(第一構造体) U31、U32 鉄骨系ユニット建物(第二構造体) Ua、Ub、Uc、Ud ユニット建物(建築物) Ua−2 枠組壁工法のユニット建物(第二構造
体) Ub−2 RC系(コンクリート系)の家屋(第
二構造体) Rc 外部空間 1、1d 建物ユニット 1−1 開口のある建物ユニット 1、1a−1、1b−1、1c 鉄骨系建物ユニット 1a−2、1d 枠組壁工法の建物ユニット 12d 壁パネル(壁) 121d 下桟 122d 縦桟 123d 上桟 125d 下側支柱 126d 上側支柱 128d ゴム状弾性体(弾性体) 2 開口 3 下桟(床梁) 4 縦桟 5 上桟 7a、7b、7c、7d ダンパー 8c−2 屋根パネル 9c 鋼製柱(第二構造体) 13 天井梁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16F 15/06 F16F 15/08 P 15/08 15/06 G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体とは別の第二構造体とがダンパーを介して連結さ
    れていることを特徴とする建築物。
  2. 【請求項2】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体の横に設けられた他の家屋を構成する第二構造体
    とがダンパーを介して連結されている建築物であって、
    前記第一構造体の固有振動数と前記第二構造体の固有振
    動数とが異なることを特徴とする建築物。
  3. 【請求項3】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体の横に設けられた他の家屋を構成する第二構造体
    とがダンパーを介して連結されている建築物であって、
    前記第一構造体の階数と第二構造体の階数とが異なるこ
    とを特徴とする建築物。
  4. 【請求項4】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体の横に設けられた他の家屋を構成する第二構造体
    とがダンパーを介して連結されている建築物であって、
    前記第一構造体が鉄骨系家屋を構成するものであり、第
    二構造体がコンクリート系の家屋又は枠組壁工法の家屋
    を構成するものであることを特徴とする建築物。
  5. 【請求項5】 前記第一構造体がユニット建物を構成す
    る建物ユニットであることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の建築物。
  6. 【請求項6】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体の横に設けられた他の家屋を構成する第二構造体
    とがダンパーを介して連結されている建築物であって、
    前記第一構造体と第二構造体とが水平断面が長方形の建
    物ユニットを互いに平行に隣接配置したユニット建物で
    あり、第一構造体を構成する建物ユニットの長辺と第二
    構造体を構成する建物ユニットの短辺とが平行に配され
    ていることを特徴とする建築物。
  7. 【請求項7】 家屋を構成する第一構造体と、この第一
    構造体から離れた位置に立設された鋼製柱である第二構
    造体と、この第一構造体と第二構造体との間に屋根が設
    けられて外部空間が形成された建築物であって、前記第
    一構造体と第二構造体とがダンパーを介して連結されて
    いることを特徴とする建築物。
  8. 【請求項8】 床梁と柱と天井梁とを矩形状に組み立て
    た壁を備えた家屋を構成する第一構造体と、前記壁の中
    に設けられた下桟と上桟と左右の縦桟とを矩形状に固定
    した開口を構成する第二構造体とからなる建築物であっ
    て、前記下桟は床梁に固定された桟材または床梁であ
    り、前記左右の縦桟は下桟と天井梁に差し渡され、且
    つ、縦桟の下端が下桟に固定され、縦桟の上端が天井梁
    に左右に移動可能に連結され、前記上桟は左右の縦桟に
    差し渡されて固定され、且つ、天井梁にダンパーを介し
    て連結されていることを特徴とする建築物。
  9. 【請求項9】 床パネルと、この床パネルの周囲に立設
    された壁パネルとからなる枠組壁工法の建築物であっ
    て、前記壁パネルは、下桟と上桟と左右の縦桟を矩形状
    に組み立てた骨格を備え、この下桟に下側支柱が立設さ
    れ、上桟に上側支柱が垂下され、この下側支柱と上側支
    柱とが弾性体を介して連結されていることを特徴とする
    建築物。
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