JP2001206413A - 容器の蓋体 - Google Patents

容器の蓋体

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JP2001206413A
JP2001206413A JP2000021299A JP2000021299A JP2001206413A JP 2001206413 A JP2001206413 A JP 2001206413A JP 2000021299 A JP2000021299 A JP 2000021299A JP 2000021299 A JP2000021299 A JP 2000021299A JP 2001206413 A JP2001206413 A JP 2001206413A
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Japan
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lid
container
projection
groove
slit
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JP2000021299A
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English (en)
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Saburo Sakurai
三郎 桜井
Norihiro Ishimoto
記啓 石本
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Toshin KK
Original Assignee
Toshin KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コップ等の飲料用容器に特に好適な蓋体であ
って、容器の上部を確実に密閉でき、且つ飲料を飲む際
にいちいち容器から取り外す必要がない蓋体を提供す
る。 【解決手段】 平面を横切る任意の横断線に沿って折り
曲げ自在に構成され、該折り曲げ部を境とする両蓋体構
成部は、容器口部の上端に嵌合掛止めされることにより
容器に装着可能であり、少なくとも開閉側の蓋体構成部
は容器口部の上端に対して嵌脱可能に構成され、両蓋体
構成部には、いずれか一方の蓋体構成部の上面に形成さ
れる凹部と、他方の蓋体構成部の上面に形成され、前記
凹部内に嵌挿されて係脱可能に係止される突起とからな
る連結手段が設けられ、前記突起にはその上端から基端
部方向に向けて溝又は/及びスリットが形成され、該突
起が前記凹部に嵌挿された際に、前記溝又は/及びスリ
ットの両側の突起構成部が溝又は/及びスリット側に変
形するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、容器の蓋体、特
に使い捨ての紙コップやプラスチック製コップ等の飲料
用容器に好適な蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路のサービスエリア等では、清涼
飲料水やコーヒー、紅茶等の飲料を使い捨ての紙コップ
やプラスチック製コップで提供する自動販売機が使用さ
れているが、一般に、この種の使い捨てのコップには蓋
が付いていないため、車内に持ち込んだ場合に飲料がこ
ぼれやすい欠点がある。一方、これら飲料入りのコップ
に簡単な蓋を付けて販売することも可能であるが、コッ
プ内の飲料を数回に分けて飲むような場合、飲料をこぼ
さないようにするためには飲料を飲む際にいちいちコッ
プから蓋を取り外さなければならない不便さがあり、ま
た、内側が濡れた蓋の置き場所にも困る等の不便さもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、使い捨ての紙コップやプラスチック製コップ等を
はじめとする種々の飲料用コップ、飲料用ビン、飲料用
ペットボトル等の飲料用容器、さらには他の容器類に適
用される蓋体であって、容器の口部を確実に密閉できる
とともに開閉が簡単であり、しかも、紙コップ等の飲料
用容器に適用した場合に、飲料を飲む際にいちいち容器
から取り外す必要がない蓋体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の特徴は以下の通りである。 [1] 容器の口部に装着されることで容器を密閉する薄肉
のプラスチックまたは紙製の蓋体であって、該蓋体は、
その平面を横切る任意の横断線に沿って折り曲げ自在に
構成され、該折り曲げ部を境とする両蓋体構成部は、容
器口部の上端に嵌合掛止めされることにより容器に装着
可能であるとともに、少なくとも開閉側蓋体構成部とな
る一方の蓋体構成部は容器口部の上端に対して嵌脱可能
に構成され、両蓋体構成部には、いずれか一方の蓋体構
成部の上面に形成される凹部と、他方の蓋体構成部の上
面に形成され、両蓋体構成部を前記折り曲げ部から折り
曲げた状態で前記凹部内に嵌挿されて係脱可能に係止さ
れる突起とからなる連結手段が設けられ、前記突起には
その上端から基端部方向に向けて溝又は/及びスリット
が形成され、該突起が前記凹部に嵌挿された際に、前記
溝又は/及びスリットの両側の突起構成部が溝又は/及
びスリット側に変形するようにしたことを特徴とする容
器の蓋体。
【0005】[2] 上記[1]の蓋体において、突起の溝又
は/及びスリットが突起径方向を横断するように形成さ
れていることを特徴とする容器の蓋体。 [3] 上記[1]の蓋体において、突起の溝又は/及びスリ
ットが突起径方向を略十字に横断するように形成されて
いることを特徴とする容器の蓋体。
【0006】[4] 容器の口部に装着されることで容器を
密閉する薄肉のプラスチックまたは紙製の蓋体であっ
て、該蓋体は、その平面を横切る任意の横断線に沿って
折り曲げ自在に構成され、該折り曲げ部を境とする両蓋
体構成部は、容器口部の上端に嵌合掛止めされることに
より容器に装着可能であるとともに、少なくとも開閉側
蓋体構成部となる一方の蓋体構成部は容器口部の上端に
対して嵌脱可能に構成され、両蓋体構成部には、いずれ
か一方の蓋体構成部の上面に形成される凹部と、他方の
蓋体構成部の上面に形成され、両蓋体構成部を前記折り
曲げ部から折り曲げた状態で前記凹部内に嵌挿されて係
脱可能に係止される突起とからなる連結手段が設けら
れ、前記突起と凹部は平面形状が異なるとともに、凹部
の水平断面積が突起の水平断面積よりも大きいことを特
徴とする容器の蓋体。
【0007】[5] 上記[4]の蓋体において、突起と凹部
のうち、いずれか一方の平面形状が円形であり、他方の
平面形状が非円形状であることを特徴とする容器の蓋
体。 [6] 上記[5]の蓋体において、突起の平面形状が円形で
あり、凹部の平面形状が非円形状であることを特徴とす
る容器の蓋体。
【0008】[7] 上記[5]または[6]の蓋体において、非
円形状がコーナー部にアールが付された正方形状である
ことを特徴とする容器の蓋体。 [8] 上記[4]〜[7]のいずれかの蓋体において、突起には
その上端から基端部方向に向けて溝又は/及びスリット
が形成され、該突起が前記凹部に嵌挿された際に、前記
溝又は/及びスリットの両側の突起構成部が溝又は/及
びスリット側に変形するようにしたことを特徴とする容
器の蓋体。
【0009】[9] 上記[8]の蓋体において、突起の溝又
は/及びスリットが突起径方向を横断するように形成さ
れていることを特徴とする容器の蓋体。 [10] 上記[8]の蓋体において、突起の溝又は/及びスリ
ットが突起径方向を略十字に横断するように形成されて
いることを特徴とする容器の蓋体。
【0010】[11] 上記[1]〜[10]のいずれかの蓋体にお
いて、両蓋体構成部の外周の少なくとも一部には、容器
口部の上端外側部に当接すべき鍔部が形成され、前記両
蓋体構成部のうち、容器装着時に固定側蓋体構成部とな
るべき蓋体構成部の下面側の周方向には、前記鍔部との
間で容器口部の上端部を嵌入できる間隙をもって連続状
または不連続状の凸部または段部が形成され、容器装着
時に開閉側蓋体構成部となるべき蓋体構成部の下面側の
周方向の少なくとも一部には、前記鍔部との間で容器口
部の上端部を嵌入できる間隙をもって凸部または段部が
形成されたことを特徴とする容器の蓋体。
【0011】[12] 上記[11]の蓋体において、容器装着
時に固定側蓋体構成部となるべき蓋体構成部の下面側の
周方向に連続状の凸部または段部が形成され、該凸部ま
たは段部と鍔部との間に容器口部の上端部を嵌入すべき
溝が形成されたことを特徴とする容器の蓋体。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図7は本発明をコップ
の蓋体に適用した場合の一実施形態を示すもので、Aは
紙コップ等のコップ、1は本発明の蓋体であり、該蓋体
1はコップAの口部の上端部に脱着自在に装着されるこ
とで、コップAの密閉できる。
【0013】本発明の蓋体1は薄肉のプラスチックまた
は紙製であり、例えば、プラスチックフィルム、プラス
チックシート、表面を樹脂コーティングした紙等を成形
または成型加工して得ることができる。蓋体1は、その
平面を横切る任意の横断線に沿って折り曲げ自在に構成
される。この折り曲げ部x(ヒンジ部)を境として、一
方の蓋体構成部2aがコップ装着時における固定側蓋体
構成部となり、他方の蓋体構成部2bがコップ装着時に
おける開閉側蓋体構成部となる。
【0014】前記折り曲げ部x(ヒンジ部)は、蓋体1
が一体の素材(例えば、1枚のプラスチックフィルム
材)を成形加工して製造されるような場合には、通常、
その部分に適当な深さの押し溝や部分的なスリット等を
形成することにより構成されるが、必ずしもこれに限定
されるものではなく、その構成は任意である。要は、固
定側蓋体構成部である蓋体構成部2aに対して、開閉側
蓋体構成部である蓋体構成部2bが折り曲げ部xを支点
として折り曲げ(回動)自在であればよい。また、蓋体
1は、蓋体構成部2aと蓋体構成部2bを別体で製造
し、これを接合したものであってもよい。
【0015】前記折り曲げ部xの形成位置も任意である
が、コップ装着時に開閉側蓋体構成部を開放した状態に
おいて固定側蓋体構成部をコップ口部の上端部に確実に
保持させるため、図1に示すように固定側蓋体構成部と
なるべき蓋体構成部2aの面積が開閉側蓋体構成部とな
るべき蓋体構成部2bの面積よりも広くなるように設け
ることが好ましい。
【0016】前記蓋体構成部2a,2bの外周には、コ
ップ口部の上端外側部に当接すべき鍔部3a,3bがそ
れぞれ形成されている。これら鍔部3a,3bは、各蓋
体構成部2a,2bの外周の全長に沿って設けるのが好
ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、そ
れぞれの外周の一部分に設けてもよい。但し、その場合
には、コップ内の飲料の漏れを防止するため、後述する
凸部4(または段部)と凸部6(または段部)は各蓋体
構成部の周方向のなるべく広い範囲に設けることが好ま
しい。
【0017】コップ装着時に固定側蓋体構成部となるべ
き前記蓋体構成部2aの下面側の周方向には、前記鍔部
3aとの間でコップ口部の上端部を嵌入できる間隙をも
って連続状の凸部4(または段部)が形成され、この凸
部4と前記鍔部3aとの間にコップ口部の上端部を嵌入
させる溝5が形成されている。
【0018】コップ装着時に固定側蓋体構成部となるべ
き前記蓋体構成部2aは、或る程度しっかりとコップ口
部の上端部に固定されることが好ましい。このため鍔部
3aとの間にコップ口部の上端部を嵌入させる前記凸部
4は、図1に示すように蓋体構成部2aの周方向に沿っ
て連続状に設けるのが最も好ましいが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、鍔部3aとの間にコップ口部
の上端部をしっかりと挟み込めるような構造であれば、
その構成は問わない。したがって、例えば、後述する実
施形態に示すように凸部4を蓋体構成部の周方向に沿っ
て不連続状に設けてもよい。なお、凸部4は必ずしも蓋
体構成部2aの周方向全長に亘って設ける必要はなく、
凸部4を連続状に設ける場合でも、図1に示すように蓋
体構成部2aの周方向の主たる範囲に設ければよい。
【0019】また、コップ装着時に開閉側蓋体構成部と
なるべき蓋体構成部2bの下面側の周方向の一部(1箇
所)には、前記鍔部3bとの間でコップ口部の上端部を
嵌入できる間隙をもって凸部6(または段部)が形成さ
れ、この凸部6と前記鍔部3bとの間にコップ口部の上
端部を嵌入させる溝7が形成されている。この凸部6は
蓋体構成部2bの周方向の略中央位置に、鍔部3bとの
間に適当な弧長の溝7が形成されるように設けられてい
る。
【0020】コップ装着時に開閉側蓋体構成部となるべ
き前記蓋体構成部2bは、その開閉時にコップ口部の上
端部に対して容易に脱着ができることが好ましい。この
ため前記鍔部3bとの間にコップ口部の上端部を嵌入さ
せる前記凸部6は、図1に示すように蓋体構成部2bの
周方向の一部(1箇所程度)に設ければよいが、必ずし
もこれに限定されるものではない。したがって、凸部6
は、後述する実施形態に示すように蓋体構成部2bの周
方向の2箇所以上或いは略全長に設けてもよく、その構
成は任意である。
【0021】前記両蓋体構成部2a,2bまたはこれら
のうちのいずれか一方の蓋体構成部には、両蓋体構成部
2a,2bを前記折り曲げ部xから両蓋体構成部の上面
側が内側となるように折り曲げた際に、両蓋体構成部を
その状態に係脱可能に連結・保持するための連結手段が
設けられる。
【0022】この連結手段は、一方の蓋体構成部(本実
施形態では蓋体構成部2b)の上面に形成される凹部8
と、他方の蓋体構成部(本実施形態では蓋体構成部2
a)の上面に形成され、前記凹部8内に挿脱可能に嵌挿
される突起9から構成されている。この突起9が前記凹
部8内に挿脱可能に嵌挿されて凹部8内に係止されるこ
とにより、折り曲げられた両蓋体構成部2a,2bはそ
の状態に連結・保持される。
【0023】前記突起9を前記凹部8内に容易に嵌挿で
きるようにするため、突起9と凹部8は異なる平面形状
とし、且つ凹部8の水平断面積(凹部内空間の水平断面
積)が突起9の水平断面積(突起外側の水平断面積)よ
りも大きく構成してある。本実施形態では、図4に示す
ように突起9の平面形状を円形状とし、凹部8の平面形
状をコーナー部にアールが付された正方形状としてあ
る。このような構成とすることにより、両蓋体構成部2
a,2bを前記折り曲げ部xから両蓋体構成部の上面側
が内側となるように折り曲げた際に、前記突起9を前記
凹部8内に容易に嵌挿することができる。
【0024】なお、突起9と凹部8の平面形状は任意で
あり、例えば、図8の(a)に示すように突起9の平面
形状を非円形状(例えば、コーナー部にアールが付され
た正方形状)とし、凹部8の平面形状を円形状としても
よいし、突起9と凹部8の両方の平面形状を非円形状
(例えば、コーナー部にアールが付された正方形状)と
してもよい。
【0025】さらに、図3に示すように前記突起9には
その上端から基端部方向に向けて溝90が形成され、突
起9が前記凹部8に嵌挿された際に、溝90の両側の突
起構成部91,91が溝側に変形し(突起9が縮径す
る)、突起8と凹部8の内面との摩擦力を高め、突起9
を凹部8内に強固に係止できるようにしてある。なお、
この溝90の深さは突起9の基端部に達するようなもの
である必要はなく、突起9が凹部8に嵌挿された際に溝
90の両側の突起構成部91,91が溝側にある程度変
形できる程度の深さであればよい。
【0026】本実施形態では、前記溝90は突起径方向
を横断するように形成されている。この溝90の形態
は、突起9の上端から基端部方向に向けて形成されるも
のであれば任意であり、例えば、図9に示すように突起
径方向を略十字に横断するように形成してもよい。な
お、前記溝90の代わりに突起上端から基端部方向に向
けてスリットを形成してもよい。
【0027】図10および図11は、それぞれ凸部4お
よび凸部6の構成が異なる本発明の他の実施形態を示し
ている。これらの実施形態では、前記蓋体構成部2aの
下面側の周方向に沿って形成される凸部4が、適当な間
隔をおいて不連続状に設けられており、これら凸部4と
鍔部3aとの間にコップ口部の上端部を嵌入させる溝ま
たは間隙5′が形成されている。さらに、これらの実施
形態では、蓋体構成部2bの下面側の複数箇所に凸部6
が形成され、この凸部6と前記鍔部3bとの間にコップ
口部の上端部を嵌入させる溝または間隙7′が形成され
ている。なお、その他の構成は図1ないし図7に示され
る実施形態と同様であるので、同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
【0028】図12および図13は本発明の他の実施形
態を示しており、蓋体1の全体を厚みのある構造とした
ものであり、鍔部3a,3bも適当な厚みをもって構成
されている。また、上述した各実施形態における凸部4
と凸部6の代わりに、厚肉の蓋体構成部2a,2bの下
面側に段部4′と段部6′が形成され、鍔部3a,3b
との間でそれぞれ溝5″,溝7″を形成している。な
お、その他の構成は図1ないし図5に示される実施形態
と同様であるので、同一の符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0029】図14は、本発明をコップなどの飲料用容
器に適用する場合に好適な凹部8の実施形態を示すもの
で、凹部8の底部に線状に薄肉部80を形成し、例え
ば、先の尖ったストローでこの薄肉部80を突き破り、
ストローを容器内に差し込めるようにしたものである。
本実施形態では凹部8の底部に十文字状に薄肉部80を
形成している。また、図15はコップ口部の上端部に当
接する鍔部3a,3bの好ましい実施形態を示したもの
で、コップ口部の上端部に当接する鍔部3a,3bの部
分を蓋体の内側方向に回り込むような湾曲状に構成し、
その内面が断面円形状であるコップ口部の上端縁部aの
外側に沿って密着して当接できるようにしたものであ
り、これにより蓋体の密閉性を高め、容器内の液体の漏
れ等を確実に防止することができる。
【0030】本発明の蓋体1は、その鍔部3a,鍔部3
bと凸部4(または段部4′),凸部6(または段部
6′)との間の溝または間隙にコップ口部の上端縁部a
を嵌入させることで、図2および図6に示すようにコッ
プAの口部に脱着自在に装着され、コップAの口部を密
閉する。
【0031】また、コップA内の飲料を飲む場合には、
図2および図6の状態から蓋体構成部2bを上に持ち上
げてコップ口部上端部から外し(鍔部3bと凸部6(ま
たは段部6′)の間の溝または間隙からコップ口部の上
端部を外す)、この蓋体構成部2bを折り曲げ部xから
蓋体構成部2a側に折り曲げ、連結手段である突起9を
凹部8に嵌挿させることで蓋体構成部2aと蓋体構成部
2bを連結する。これにより図5および図7に示すよう
に、蓋体構成部2bが完全に開放された状態となり、コ
ップA内の飲料を飲むことができる。また、飲み終わっ
た後は、前記連結手段の連結状態を解除すれば、図2お
よび図6に示す密閉状態に戻すことができる。
【0032】本発明の蓋体はコップ等の容器の口の形状
に応じて適宜な形状(平面形状)に構成され、したがっ
て、その形状は上記各実施形態のような円形状に限定さ
れない。また、本発明の蓋体1は、製造ままの状態にお
いて蓋体構成部2a,2bが折り曲げ部xから任意の角
度(例えば、蓋体構成部2a,2bの上面間でなす角度
が10〜30°程度)で折曲した構造としてもよい。
【0033】本発明の蓋体は、使い捨ての紙コップやプ
ラスチック製コップ等をはじめとする種々の飲料用コッ
プ、飲料用ビン、飲料用ペットボトル等の飲料用容器の
蓋体として好適なものであるが、これ以外にも種々の容
器、例えばバター、菓子類、洗剤等の包装容器、タッパ
ーウェア等のあらゆる種類の容器の蓋体に適用すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明の蓋体は、容器
の上部を確実に密閉することができるとともに開閉が簡
単であり、このため特に飲料用容器に適用した場合に
は、簡単な操作によって一部の蓋体構成部のみを開放す
るだけで飲料用容器内の飲料を飲むことができ、飲料を
飲む際にいちいち飲料用容器から蓋体を取り外す必要が
ない。このため本発明の蓋体は、特に高速道路のサービ
スエリア等に設置されている自動販売機で供されるよう
なコップ飲料等の蓋体として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋体の一実施形態を示す背面図
【図2】図1中のII−IIに沿う断面図
【図3】図1の実施形態の蓋体が有する突起を部分的に
示す斜視図
【図4】図1の実施形態の蓋体が有する突起と凹部の平
面形状を示す説明図
【図5】図2の状態から開閉側蓋体構成部を開放した状
態を示す断面図
【図6】図1の実施形態の蓋体をコップに装着した状態
で示す斜視図
【図7】図1の実施形態の蓋体をコップに装着した状態
であって、図6の状態から開閉側蓋体構成部を開放した
状態を示す斜視図
【図8】本発明の蓋体が有する突起と凹部の他の平面形
状例を示す説明図
【図9】本発明の蓋体が有する突起の他の実施形態を示
す斜視図
【図10】本発明の蓋体の他の実施形態を示す背面図
【図11】本発明の蓋体の他の実施形態を示す背面図
【図12】本発明の蓋体の他の実施形態を示す背面図
【図13】図12中のXIII−XIIIに沿う断面図
【図14】本発明の蓋体の凹部の他の実施形態を示すも
ので、(a)は平面図、(b)は縦断面図
【図15】本発明の蓋体の鍔部の他の実施形態を示す縦
断面図
【符号の説明】
1…蓋体、2a,2b…蓋体構成部、3a,3b…鍔
部、4…凸部、4′…段部、5…溝、5′…溝または間
隙、5″…溝、6…凸部、6′…段部、7…溝、7′…
溝または間隙、7″…溝、8…凹部、9…突起、80薄
肉部、90…溝、91…突起構成部、x…折り曲げ部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AA24 AA34 AB01 BA03 CA01 CA10 CB02 CB03 CC03 CC07 DA01 DC03 DC07 FA03 FA09 FC03 FC09 GA06 GA08 GB06 GB12 KA16 KB01 LA18 LB02 LB10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口部に装着されることで容器を密
    閉する薄肉のプラスチックまたは紙製の蓋体であって、 該蓋体は、その平面を横切る任意の横断線に沿って折り
    曲げ自在に構成され、該折り曲げ部を境とする両蓋体構
    成部は、容器口部の上端に嵌合掛止めされることにより
    容器に装着可能であるとともに、少なくとも開閉側蓋体
    構成部となる一方の蓋体構成部は容器口部の上端に対し
    て嵌脱可能に構成され、 両蓋体構成部には、いずれか一方の蓋体構成部の上面に
    形成される凹部と、他方の蓋体構成部の上面に形成さ
    れ、両蓋体構成部を前記折り曲げ部から折り曲げた状態
    で前記凹部内に嵌挿されて係脱可能に係止される突起と
    からなる連結手段が設けられ、 前記突起にはその上端から基端部方向に向けて溝又は/
    及びスリットが形成され、該突起が前記凹部に嵌挿され
    た際に、前記溝又は/及びスリットの両側の突起構成部
    が溝又は/及びスリット側に変形するようにしたことを
    特徴とする容器の蓋体。
  2. 【請求項2】 突起の溝又は/及びスリットが突起径方
    向を横断するように形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の容器の蓋体。
  3. 【請求項3】 突起の溝又は/及びスリットが突起径方
    向を略十字に横断するように形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の容器の蓋体。
  4. 【請求項4】 容器の口部に装着されることで容器を密
    閉する薄肉のプラスチックまたは紙製の蓋体であって、 該蓋体は、その平面を横切る任意の横断線に沿って折り
    曲げ自在に構成され、該折り曲げ部を境とする両蓋体構
    成部は、容器口部の上端に嵌合掛止めされることにより
    容器に装着可能であるとともに、少なくとも開閉側蓋体
    構成部となる一方の蓋体構成部は容器口部の上端に対し
    て嵌脱可能に構成され、 両蓋体構成部には、いずれか一方の蓋体構成部の上面に
    形成される凹部と、他方の蓋体構成部の上面に形成さ
    れ、両蓋体構成部を前記折り曲げ部から折り曲げた状態
    で前記凹部内に嵌挿されて係脱可能に係止される突起と
    からなる連結手段が設けられ、 前記突起と凹部は平面形状が異なるとともに、凹部の水
    平断面積が突起の水平断面積よりも大きいことを特徴と
    する容器の蓋体。
  5. 【請求項5】 突起と凹部のうち、いずれか一方の平面
    形状が円形であり、他方の平面形状が非円形状であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の容器の蓋体。
  6. 【請求項6】 突起の平面形状が円形であり、凹部の平
    面形状が非円形状であることを特徴とする請求項5に記
    載の容器の蓋体。
  7. 【請求項7】 非円形状がコーナー部にアールが付され
    た正方形状であることを特徴とする請求項5または6に
    記載の容器の蓋体。
  8. 【請求項8】 突起にはその上端から基端部方向に向け
    て溝又は/及びスリットが形成され、該突起が前記凹部
    に嵌挿された際に、前記溝又は/及びスリットの両側の
    突起構成部が溝又は/及びスリット側に変形するように
    したことを特徴とする請求項4、5、6または7に記載
    の容器の蓋体。
  9. 【請求項9】 突起の溝又は/及びスリットが突起径方
    向を横断するように形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載の容器の蓋体。
  10. 【請求項10】 突起の溝又は/及びスリットが突起径
    方向を略十字に横断するように形成されていることを特
    徴とする請求項8に記載の容器の蓋体。
  11. 【請求項11】 両蓋体構成部の外周の少なくとも一部
    には、容器口部の上端外側部に当接すべき鍔部が形成さ
    れ、 前記両蓋体構成部のうち、容器装着時に固定側蓋体構成
    部となるべき蓋体構成部の下面側の周方向には、前記鍔
    部との間で容器口部の上端部を嵌入できる間隙をもって
    連続状または不連続状の凸部または段部が形成され、容
    器装着時に開閉側蓋体構成部となるべき蓋体構成部の下
    面側の周方向の少なくとも一部には、前記鍔部との間で
    容器口部の上端部を嵌入できる間隙をもって凸部または
    段部が形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9または10に記載の容器の蓋
    体。
  12. 【請求項12】 容器装着時に固定側蓋体構成部となる
    べき蓋体構成部の下面側の周方向に連続状の凸部または
    段部が形成され、該凸部または段部と鍔部との間に容器
    口部の上端部を嵌入すべき溝が形成されたことを特徴と
    する請求項11に記載の容器の蓋体。
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