JP2001205523A - 曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法 - Google Patents

曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法

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JP2001205523A
JP2001205523A JP2000015710A JP2000015710A JP2001205523A JP 2001205523 A JP2001205523 A JP 2001205523A JP 2000015710 A JP2000015710 A JP 2000015710A JP 2000015710 A JP2000015710 A JP 2000015710A JP 2001205523 A JP2001205523 A JP 2001205523A
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electrode
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machining
bent hole
curvature
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JP2000015710A
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Akihiro Goto
昭弘 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らかな曲がり穴を効率よく形成できる曲が
り穴加工装置及び曲がり穴加工方法を得る。 【解決手段】 電極1を支持すると共に、曲げ部材8を
装着してなる所定の曲率の曲がり形状を持つコイルばね
7を、ガイドパイプ3に収納し、ガイドパイプ3に対し
てコイルばね7を被加工物6の方向に送ることにより被
加工物6に曲がり穴を形成する。電極送り部材を構成す
るコイルばねは一体成形されているため、滑らかな曲が
り穴を効率よく形成できる。また、被加工物6に形成す
る曲がり穴の曲率を変化させる場合に、多数の電極送り
部材を用意する必要がなく、コイルばね7に装着する曲
げ部材8の厚さを変えることにより、被加工物6に形成
する曲がり穴の曲率変化を容易に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加工物内部に
曲率を持った穴を形成する曲がり穴加工装置及び曲がり
穴加工方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法
は、例えば金型に冷却穴を形成する等の用途に使用され
るものである。図6は、特開平10−315056号公
報に開示された、従来の曲がり穴加工装置を示す説明図
であり、図において、1は放電加工用の電極、2は電極
送り部材、2aは関節部品、3は電極送り部材2を所定
の形状に保持して収納するガイド部材であるガイドパイ
プ、4はワイヤ、5はばね、6は被加工物であり、図示
しない放電加工用電源装置から電極1と被加工物2との
極間に加工電力を供給することにより被加工物を放電加
工するものである。
【0003】電極送り部材2は、ワイヤ4を介したばね
5の復元力により、図7に示すように自然状態では所定
の曲率を持つような複数の関節部品2aが連結された構
成を採用しており、このような電極送り部材2をガイド
パイプ3内に収納した状態(例えば図6の(a))か
ら、被加工物6とガイドパイプ3の相対位置を固定した
状態で、電極送り部材2をガイドパイプ3に対して被加
工物6の方向に送ることにより、ガイドパイプ3から押
し出された電極送り部材2は所定の曲率を持つ自然状態
に復元するため、この電極送り部材2の先端に固定され
た電極1と被加工物6との極間の放電により、被加工物
6に曲がり穴を形成するものである(図6の(a)→
(b)→(c))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−3150
56号公報に開示された曲がり穴加工装置は、電極送り
部材2の構造として、関節部品2aを多数組み合せてな
る多関節構造を採用しているため、ガイドパイプ3から
電極送り部材2の関節部品2aが順次送り出された時点
で、ばね5の復元力により関節が急激に曲がること及び
関節のバックラッシの影響により、被加工物に形成され
た加工穴に段差ができ、この穴がいびつになるという問
題点があった。
【0005】また、このような関節の急激な屈曲によ
り、電極送り部材2の先端に固定された電極1は被加工
物6に形成された加工穴の側面に押しつけられて短絡し
やすいため、加工効率が大きく低下するという問題点が
あった。
【0006】さらに、電極送り部材2の関節部品2aの
形状により曲率が決まるため、被加工物に形成する曲が
り穴の曲率を変化させる場合には、関節部品2aの形状
を変えた多数の電極送り部材2を用意する必要があると
いう問題点があった。
【0007】この発明は、前記の従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、滑らかな曲がり穴を
効率よく形成できる曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工
方法を得ることを目的とする。
【0008】また、被加工物に形成する曲がり穴の曲率
を変化させる場合に、多数の電極送り部材2を用意する
必要がなく、曲率変化を容易に低コストで実現できる曲
がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る曲がり穴
加工装置は、電極と被加工物との間に放電を発生させて
加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流を
流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲が
り穴を形成する曲がり穴加工装置において、前記電極を
支持すると共に直線形状に一体成形された弾性体と、こ
の弾性体の周りの一部分に所定数装着され、前記弾性体
の全体若しくは一部に所定の曲率を持つ曲がり形状を付
与する電極送り部材と、前記電極送り部材を収納し、前
記電極送り部材を所定形状に保持するガイド部材と、前
記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工物
の方向に送る駆動手段とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、厚さの異なる複数種類の曲げ部材を備え、前記曲が
り穴の所期の曲率に応じて前記弾性体に装着する前記曲
げ部材の種類を選択することにより、前記電極送り部材
の曲率を変化させる電極送り部材曲率変化手段を備えた
ものである。
【0011】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、前記弾性体がコイルばねであるものである。
【0012】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、前記弾性体が複数の横断面方向の切り欠き部を有す
る管状弾性部材であるものである。
【0013】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、電極と被加工物との間に放電を発生させて加工を行
う放電加工又は電極と被加工物との間に電流を流して加
工を行う電解加工により、前記被加工物に曲がり穴を形
成する曲がり穴加工装置において、前記電極を支持する
と共に、所定の曲率を持つ曲がり形状を全体若しくは一
部に持つように一体成形された弾性体からなる電極送り
部材と、前記電極送り部材を収納し、前記電極送り部材
を所定形状に保持するガイド部材と、前記ガイド部材に
対して前記電極送り部材を前記被加工物の方向に送る駆
動手段とを備えたものである。
【0014】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、電極と被加工物との間に放電を発生させて加工を行
う放電加工又は電極と被加工物との間に電流を流して加
工を行う電解加工により、前記被加工物に曲がり穴を形
成する曲がり穴加工装置において、前記電極を支持する
と共に、横断面を複数の室に仕切られ、この複数の室の
少なくとも一つの室に圧力流体を充填されてなる管状弾
性体からなる電極送り部材と、前記電極送り部材を収納
し、前記電極送り部材を所定形状に保持するガイド部材
と、前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被
加工物の方向に送る駆動手段とを備えたものである。
【0015】また、この発明に係る曲がり穴加工装置
は、前記圧力流体の圧力を変化させることにより、前記
曲がり穴の所期の曲率に応じて前記電極送り部材の曲率
を変化させる電極送り部材曲率変化手段を備えたもので
ある。
【0016】この発明に係る曲がり穴加工方法は、電極
と被加工物との間に放電を発生させて加工を行う放電加
工又は電極と被加工物との間に電流を流して加工を行う
電解加工により、前記被加工物に曲がり穴を形成する曲
がり穴加工方法において、直線形状に成形されたコイル
ばねの周りの一部分に、前記曲がり穴の所期の曲率に応
じて、曲げ部材の形状を選択して装着してなる、所定の
曲率を持つ曲がり形状を全体若しくは一部に持つと共に
前記電極を支持する電極送り部材をガイド部材に収納
し、前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被
加工物の方向に送ることにより前記被加工物に曲がり穴
を形成するものである。
【0017】また、この発明に係る曲がり穴加工方法
は、電極と被加工物との間に放電を発生させて加工を行
う放電加工又は電極と被加工物との間に電流を流して加
工を行う電解加工により、前記被加工物に曲がり穴を形
成する曲がり穴加工方法において、管状弾性部材の横断
面方向に複数形成された切り欠き部に、前記曲がり穴の
所期の曲率に応じて、曲げ部材の形状を選択して装着し
てなる、所定の曲率を持つ曲がり形状を全体若しくは一
部に持つと共に前記電極を支持する電極送り部材をガイ
ド部材に収納し、前記ガイド部材に対して前記電極送り
部材を前記被加工物の方向に送ることにより前記被加工
物に曲がり穴を形成するものである。
【0018】また、この発明に係る曲がり穴加工方法
は、電極と被加工物との間に放電を発生させて加工を行
う放電加工又は電極と被加工物との間に電流を流して加
工を行う電解加工により、前記被加工物に曲がり穴を形
成する曲がり穴加工方法において、横断面を複数の室に
仕切られた管状弾性部材の少なくとも一つの室に、前記
曲がり穴の所期の曲率に応じて設定した圧力の圧力流体
を充填してなる、所定の曲率を持つ曲がり形状を全体若
しくは一部に持つと共に前記電極を支持する電極送り部
材をガイド部材に収納し、前記ガイド部材に対して前記
電極送り部材を前記被加工物の方向に送ることにより前
記被加工物に曲がり穴を形成するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る曲がり穴加工装置の部分断面図で
ある。図において、1は放電加工用の電極、3はガイド
部材であるガイドパイプ、6は被加工物、7は電極1を
支持するコイルばね、8はコイルばね7の周りの一部分
に装着され、コイルばね7に所定の曲率を付与する曲げ
部材である。コイルばね7及び曲げ部材8が電極送り部
材を構成している。また、電極1は、コイルばね7、曲
げ部材8及びガイドパイプ3とは絶縁されている。電極
1には、図示しない放電加工用電源装置からコイルばね
7の中空部を通って図示しない導線により加工電力が供
給される。また、図1の(a)にようにコイルばね7を
ガイドパイプ3に収納した状態から、図1の(b)のよ
うに、コイルばね7をガイドパイプ3に対して被加工物
の方向(図中の矢印方向)に図示しない駆動手段により
送ることができる。
【0020】図2は、この発明の実施の形態1に係る曲
がり穴加工装置におけるコイルばね7に曲げ部材8を装
着した状態を示す断面図であり、コイルばね7は、例え
ば直線形状に密着巻成形された後、コイルの周りの一部
に曲げ部材8が装着されている。この曲げ部材8がコイ
ルばね7の間隔を広げる機能を有するため、この曲げ部
材8が装着されたコイルばね7の部分は、図2のように
曲線形状となる。曲げ部材8は、図2の(a)又は
(b)に示す形状等、コイルばね7の間隔を広げる機能
を有するものであればよい。コイルばね7に形成される
曲線形状の曲率は、曲げ部材8の厚さを変えることによ
り変化させることができる。また、図2の(a)及び
(b)には、曲げ部材8をコイルばね7の間隔に連続し
て装着する場合を示したが、曲げ部材8をコイルばね7
の間隔に連続して装着せずに1つおき又は2つおき等と
してもよい。
【0021】被加工物に形成する曲がり穴の曲率を変化
させる場合において、電極送り部材曲率変化手段とし
て、形状の異なる複数種類の曲げ部材8を備えておくこ
とにより、従来技術のように多数の電極送り部材を用意
する必要がない。すなわち、コイルばね7に装着する曲
げ部材8を、所期の曲がり穴の曲率に応じて、前記複数
種類の曲げ部材から選択することにより、被加工物に形
成する曲がり穴の曲率変化を容易に実現することができ
る。
【0022】次に、加工方法について説明する。図1の
(a)において、図2のように曲げ部材8を装着し曲線
形状を一部に持つコイルばね7をガイドパイプ3に収納
しておき、コイルばね7及びガイドパイプ3との相対位
置を固定した状態で、電極1と被加工物6との極間に加
工電力を供給し放電加工を行う。これにより、被加工物
6には直線状の穴が形成される。
【0023】次に、図1の(b)のように、図示しない
駆動手段によりコイルばね7をガイドパイプ3に対して
被加工物の方向(図中の矢印方向)に移動させる。この
移動に伴い、ガイドパイプ3から押し出されたコイルば
ね7はその曲線形状を持つ部分が順次復元するため、こ
のコイルばね7の先端に固定された電極1と被加工物6
との極間に加工電力を供給し放電加工を行う。これによ
り、被加工物6には曲がり穴が形成される。
【0024】以上のように、この発明の実施の形態1に
係る曲がり穴加工装置の電極送り部材は、一体成形され
た弾性体であるコイルばね7及び曲げ部材8で構成され
ているため、従来技術のような多関節構造による関節の
急激な屈曲及びバックラッシの影響を無くすことができ
る。
【0025】また、従来技術のような関節の急激な屈曲
がないため、電極送り部材を構成するコイルばね7の先
端に固定された電極1と被加工物6との短絡を抑制で
き、加工効率を向上させることができる。
【0026】図3は、この発明の実施の形態1に係る曲
がり穴加工装置により被加工物に形成された曲がり穴の
断面写真であり、滑らかな曲がり穴を効率よく形成でき
ることが確認できた。
【0027】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2に係る曲がり穴加工装置における電極送り部材の
構成を示す説明図であり、図において、1は放電加工用
の電極、8は曲げ部材、9は電極1を支持する管状弾性
部材、9aは電極1に加工電力を供給する導線を通すた
めの中空穴、9bは管状弾性部材9の横断面方向に複数
形成された切り欠き部である。管状弾性部材9及び曲げ
部材8が電極送り部材を構成している。図4の(a)
は、中空穴9a及び切り欠き部9bを有する管状弾性部
材9が電極1を支持している状態を示したものである。
図4の(a)の状態の管状弾性部材9に、図4の(b)
のように、切り欠き部9bに曲げ部材8を装着すること
により、管状弾性部材9に所定の曲率を付与することが
できる。管状弾性部材9としては、金属、樹脂及び繊維
強化ゴム等の様々の弾性体を採用することができる。
【0028】実施の形態2に係る曲がり穴加工装置の構
成は、管状弾性部材9を除いて実施の形態1と同様であ
り、また、曲がり穴加工方法も同様である。実施の形態
2のように電極送り部材として曲げ部材8を装着した管
状弾性部材9を使用する場合も、実施の形態1と同様の
効果を奏する。
【0029】実施の形態3.実施の形態1及び2では、
直線形状に一体成形された弾性体(すなわち、実施の形
態1ではコイルばね7、実施の形態2では管状弾性部材
9)に曲げ部材8を装着して電極送り部材を形成する例
を示したが、全体若しくは一部が曲線形状になるように
一体成形された弾性体を電極送り部材として用いてもよ
い。
【0030】このような、全体若しくは一部が曲線形状
となるように一体成形された弾性体を電極送り部材とす
る場合も、従来技術のような多関節構造による関節の急
激な屈曲及びバックラッシの影響を無くすことができ
る。また、従来技術のような関節の急激な屈曲がないた
め、電極送り部材の先端に固定された電極と被加工物と
の短絡を抑制でき、加工効率を向上させることができ
る。
【0031】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4に係る曲がり穴加工装置における電極送り部材の
構成を示す説明図であり、図において、10は図示しな
い電極を一端において支持し、繊維強化ゴム等の弾性体
からなる管状弾性部材、10a及び10dは電極に加工
電力を供給する導線を通すための中空穴、10b、10
c及び10eは管状弾性部材10に形成された室であ
る。図10の(a)に示す例では、管状弾性部材10の
室10b又は10cに図示しない圧力流体を充填して密
封することにより、この圧力流体の圧力により管状弾性
部材10に所定の曲率を付与することができる。また、
図10の(b)に示す例では、管状弾性部材10の室1
0eに図示しない圧力流体を充填して密封することによ
り、この圧力流体の圧力により管状弾性部材10に所定
の曲率を付与することができる。このような圧力流体を
封入された管状弾性部材10が電極送り部材を構成して
いる。
【0032】実施の形態4に係る曲がり穴加工装置の構
成は、管状弾性部材10を除いて実施の形態1と同様で
あり、また、曲がり穴加工方法も同様である。実施の形
態4係る曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法によれ
ば、管状弾性部材10に充填した圧力流体の粘性による
振動抑制効果により、さらに滑らかな曲がり穴を効率よ
く形成できる。
【0033】また、所期の曲がり穴の曲率に応じて管状
弾性部材10の曲率を変える方法は、実施の形態1及び
2で示した曲げ部材8を用いる方法と異なり、管状弾性
部材10に充填する圧力流体の圧力を変えることにより
実現することができる。
【0034】以上の実施の形態の説明においては、放電
加工により曲がり穴を形成する場合について説明した
が、電解加工により曲がり穴を形成する場合において
も、この発明に係る曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工
方法を用いることができる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。この発
明に係る曲がり穴加工装置及び曲がり穴加工方法は、滑
らかな曲がり穴を効率よく被加工物に形成することがで
きる。
【0036】また、被加工物に形成する曲がり穴の曲率
を変化させる場合に、多数の電極送り部材を用意する必
要がなく、曲率変化を容易に低コストで実現できる曲が
り穴加工装置及び曲がり穴加工方法を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る曲がり穴加工
装置の部分断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る曲がり穴加工
装置におけるコイルばねに曲げ部材を装着した状態を示
す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る曲がり穴加工
装置により被加工物に形成された曲がり穴の断面写真で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る曲がり穴加工
装置における電極送り部材の構成を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る曲がり穴加工
装置における電極送り部材の構成を示す説明図である。
【図6】 従来の曲がり穴加工装置を示す説明図であ
る。
【図7】 従来の曲がり穴加工装置の電極送り部材の構
成及び自然状態での形状を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電極、3 ガイドパイプ、6 被加工物、7 コイ
ルばね、8 曲げ部材、9、10 管状弾性部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と被加工物との間に放電を発生させ
    て加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流
    を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲
    がり穴を形成する曲がり穴加工装置において、 前記電極を支持すると共に直線形状に一体成形された弾
    性体と、この弾性体の周りの一部分に所定数装着され、
    前記弾性体の全体若しくは一部に所定の曲率を持つ曲が
    り形状を付与する電極送り部材と、 前記電極送り部材を収納し、前記電極送り部材を所定形
    状に保持するガイド部材と、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送る駆動手段とを備えたことを特徴とする曲
    がり穴加工装置。
  2. 【請求項2】 厚さの異なる複数種類の曲げ部材を備
    え、前記曲がり穴の所期の曲率に応じて前記弾性体に装
    着する前記曲げ部材の種類を選択することにより、前記
    電極送り部材の曲率を変化させる電極送り部材曲率変化
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の曲がり穴
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体がコイルばねであることを特
    徴とする請求項1又は2記載の曲がり穴加工装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性体が複数の横断面方向の切り欠
    き部を有する管状弾性部材であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の曲がり穴加工装置。
  5. 【請求項5】 電極と被加工物との間に放電を発生させ
    て加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流
    を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲
    がり穴を形成する曲がり穴加工装置において、 前記電極を支持すると共に、所定の曲率を持つ曲がり形
    状を全体若しくは一部に持つように一体成形された弾性
    体からなる電極送り部材と、 前記電極送り部材を収納し、前記電極送り部材を所定形
    状に保持するガイド部材と、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送る駆動手段とを備えたことを特徴とする曲
    がり穴加工装置。
  6. 【請求項6】 電極と被加工物との間に放電を発生させ
    て加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流
    を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲
    がり穴を形成する曲がり穴加工装置において、 前記電極を支持すると共に、横断面を複数の室に仕切ら
    れ、この複数の室の少なくとも一つの室に圧力流体を充
    填されてなる管状弾性体からなる電極送り部材と、 前記電極送り部材を収納し、前記電極送り部材を所定形
    状に保持するガイド部材と、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送る駆動手段とを備えたことを特徴とする曲
    がり穴加工装置。
  7. 【請求項7】 前記圧力流体の圧力を変化させることに
    より、前記曲がり穴の所期の曲率に応じて前記電極送り
    部材の曲率を変化させる電極送り部材曲率変化手段を備
    えたことを特徴とする請求項6記載の曲がり穴加工装
    置。
  8. 【請求項8】 電極と被加工物との間に放電を発生させ
    て加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流
    を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲
    がり穴を形成する曲がり穴加工方法において、 直線形状に成形されたコイルばねの周りの一部分に、前
    記曲がり穴の所期の曲率に応じて、曲げ部材の形状を選
    択して装着してなる、所定の曲率を持つ曲がり形状を全
    体若しくは一部に持つと共に前記電極を支持する電極送
    り部材をガイド部材に収納し、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送ることにより前記被加工物に曲がり穴を形
    成することを特徴とする曲がり穴加工方法。
  9. 【請求項9】 電極と被加工物との間に放電を発生させ
    て加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電流
    を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に曲
    がり穴を形成する曲がり穴加工方法において、 管状弾性部材の横断面方向に複数形成された切り欠き部
    に、前記曲がり穴の所期の曲率に応じて、曲げ部材の形
    状を選択して装着してなる、所定の曲率を持つ曲がり形
    状を全体若しくは一部に持つと共に前記電極を支持する
    電極送り部材をガイド部材に収納し、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送ることにより前記被加工物に曲がり穴を形
    成することを特徴とする曲がり穴加工方法。
  10. 【請求項10】 電極と被加工物との間に放電を発生さ
    せて加工を行う放電加工又は電極と被加工物との間に電
    流を流して加工を行う電解加工により、前記被加工物に
    曲がり穴を形成する曲がり穴加工方法において、 横断面を複数の室に仕切られた管状弾性部材の少なくと
    も一つの室に、前記曲がり穴の所期の曲率に応じて設定
    した圧力の圧力流体を充填してなる、所定の曲率を持つ
    曲がり形状を全体若しくは一部に持つと共に前記電極を
    支持する電極送り部材をガイド部材に収納し、 前記ガイド部材に対して前記電極送り部材を前記被加工
    物の方向に送ることにより前記被加工物に曲がり穴を形
    成することを特徴とする曲がり穴加工方法。
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