JP2001204814A - 体外循環用圧力調整システム - Google Patents

体外循環用圧力調整システム

Info

Publication number
JP2001204814A
JP2001204814A JP2000019101A JP2000019101A JP2001204814A JP 2001204814 A JP2001204814 A JP 2001204814A JP 2000019101 A JP2000019101 A JP 2000019101A JP 2000019101 A JP2000019101 A JP 2000019101A JP 2001204814 A JP2001204814 A JP 2001204814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
pressure
extracorporeal circulation
central venous
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000019101A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Fukaya
幸雄 深谷
Toshihiro Moriya
俊浩 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S N SEIKI KK
Original Assignee
S N SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by S N SEIKI KK filed Critical S N SEIKI KK
Priority to JP2000019101A priority Critical patent/JP2001204814A/ja
Publication of JP2001204814A publication Critical patent/JP2001204814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性が高く、医療従事者への負担が少な
く、操作性に優れ、かつ、小型化可能な人工心肺装置を
確立するための装置として、一般の体外循環で行われる
電動機を用いた遠隔操作可能な調整器として使用でき、
かつ、中心静脈圧を一定に維持することができる圧力調
整器としても使用でき、更に、脳循環回路の定圧制御式
脳分離体外循環にも使用できる体外循環用圧力調整シス
テムを提供することにある。 【解決手段】 脱血した血液を脱血ライン1を介して貯
血槽2に貯留し、貯留した血液をポンプ手段3で温度調
節器4とガス交換器5等に送給して送血ライン6を構成
する体外循環法において、中心静脈圧力を出力し、これ
と設定中心静脈圧とを比較演算して定圧コントロールす
ることにより脱血量を調整し、中心静脈圧を一定に維持
するようにした体外循環用圧力調整システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開心術や血管置換
術等の際に、患者の体外において心臓のポンプ機能と肺
のガス交換機能とを代行すると共に、術野等における血
液を吸引回収して再利用する人工心肺装置を使用した体
外循環用圧力調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の体外循環法における体
外循環時に使用する人工心肺装置の主な機能は、患者か
ら脱血した血液を貯血槽に貯留し、貯留した血液をポン
プ等に送り、送られた血液を熱交換手段等の温度調節手
段で適温に保ち、更に、人工肺でガス交換した後、患者
に送血するものである。この人工心肺装置が使用される
主なケースを挙げると、弁置換術、冠動脈バイパス術、
大血管置換術等がある。これらのケースにおける体外循
環の主な方法としては、上下大動脈や大腿静脈等より脱
血し、大動脈や大腿動脈等に送血する方法である。
【0003】ところで、体外循環を安全に行うために
は、十分な送血と脱血が必要となる。この場合、送血側
として送血流量と平均大動脈圧並びに送血圧力等を監視
し、一方、脱血側として中心静脈圧や貯血槽の血液レベ
ル等を常に監視することが必要となる。この中心静脈圧
により、脱血状態等を監視でき、また、体外循環離脱時
等の心臓の張り具合を示すことができる。この体外循環
中の中心静脈圧は、0(ゼロ)を目安として監視するこ
とが多く、また、体外循環離脱時は、術野の状況に応じ
て適正値まで上昇させて一定に維持することが必要とな
り、また、体外循環離脱時の中心静脈圧を一定に維持す
る方法として、送脱血量の調整が不可欠となる。この送
血量の調整は、ポンプの回転数等を変更して流量を調整
することが多く、また、脱血量の調整は、鉗子や機械式
流量調整具による手動調整、或は、電動機を用いた遠隔
操作可能な手動調整器等を用いて調整する方法が一般的
に行われている。
【0004】また、上行大動脈血管置換術等における人
工血管の吻合時に、大動脈遮断鉗子の位置を椀頭動脈の
末梢にする必要のある場合や、大動脈弓部の切開が必要
となる症例では、脳循環を確保するため、体循環とは別
に血液を送血する脳分離体外循環を行うことがある。こ
の脳分離体外循環の方法として行われている一般的な体
外循環方法としては、送血チューブを回転式のローラー
にて押しつぶして血液を送る機構のローラー式ポンプを
複数台用いて、それぞれのポンプで個別に弓部分枝動脈
に送血して脳循環を確保する方法や、上大動脈から逆行
性に動脈血を低流量送血する逆行性脳還流法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、体外循環離
脱時の中心静脈圧を一定に維持するには、送脱血量の調
整が必要となるが、この脱血量の調整として、上述した
ように、鉗子や機械式流量調整具による手動調整や電動
機を用いた遠隔操作可能な手動調整器等を用いて調整す
る方法では、術野の状況に対して即座に調整することが
困難である。また、手動操作によるため、的確な値を維
持することが難しく、これらの要因で医療従事者への負
担が大きくなっているのが実情である。
【0006】また、脳分離体外循環の方法として、前記
のローラー式ポンプを複数台用いて、それぞれのポンプ
で個別に弓部分枝動脈に送血して脳循環を確保する方法
では、人工心肺装置が大きくなり、かつ、体外循環回路
が複雑となる。これにより装置の操作も煩雑となり、医
療従事者への負担が大きくなっている。また、ローラー
式ポンプを使用する場合は、チューブを押しつぶして送
り出すため、定容量型吐出ポンプとなり、その特性上、
術野の状況や患者の状態変化等により必要以上の血液を
送血してしまう可能性や、送血用チューブの閉塞等によ
り過度な負担がかかる危険性等を有していた。
【0007】本発明は、従来の課題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、安全性が高く、医療
従事者への負担が少なく、操作性に優れ、かつ、小型化
可能な人工心肺装置を確立するための装置として、一般
の体外循環で行われる電動機(モータ)を用いた遠隔操
作可能な調整器として使用でき、かつ、中心静脈圧を一
定に維持することができる圧力調整器としても使用で
き、更に、脳循環回路の定圧制御式脳分離体外循環にも
使用できる体外循環用圧力調整システムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、脱血した血液を脱血ライン
を介して貯血槽に貯留し、貯留した血液をポンプ手段で
温度調節器とガス交換器等に送給して送血ラインを構成
する体外循環法において、中心静脈圧力を出力し、これ
と設定中心静脈圧とを比較演算して定圧コントロールす
ることにより脱血量を調整し、中心静脈圧を一定に維持
するようにしたことを特徴とする体外循環用圧力調整シ
ステムである。この場合、圧力調整システムに設けたア
クチュエータ部を脱血ラインのチューブに狭持する。
【0009】請求項3に係る発明は、脱血した血液を脱
血ラインを介して貯血槽に貯留し、貯留した血液をポン
プ手段で温度調節器とガス交換器等に送給して送血ライ
ンを構成する体外循環法において、前記送血ラインに脳
分離体外循環用の分岐回路を設け、この分岐回路に、脳
循環回路の送血圧を出力し、これと設定送血圧と比較演
算して定圧コントロールすることにより脳循環を確保す
るようにしたことを特徴とする体外循環用圧力調整シス
テムである。この場合、圧力調整システムのアクチュエ
ータ部を分岐回路のチューブに狭持する。また、上記分
岐回路の先端に逆止弁を設け、この逆止弁を貯血槽や脱
血回路等に接続する。更に、貯留した血液を1つの遠心
ポンプで送給したり、圧力調整システムのコントローラ
を共有化するのが好ましい。
【0010】また、アクチュエータ部は、送血又は脱血
チューブを挟み込んで設置し、このチューブを偏芯ロー
ラを回転させることにより、チューブを押しつぶして流
量調節するようにしている。一方、上記アクチュエータ
部は、送りねじを用いた直線運動式のアクチュエータで
あってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明における体外循環用圧力調
整システムの各種の実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2において、体外循環時に使用する人工心肺
装置用体外循環回路は、患者から脱血した血液を脱血ラ
イン1を介して貯血槽2に貯留し、貯留した血液を遠心
ポンプ3にて送り、送られた血液を熱交換手段等の温度
調節手段(温度調節器)4で適温に保ち、更に、人工肺
(ガス交換器)5でガス交換した後、送血ライン6を介
して患者に送血するようにしている。
【0012】本発明における体外循環用圧力調整システ
ム7は、体外循環離脱時に中心静脈圧を一定に維持する
ための脱血量調整装置として使用できるモードを具備し
ている(図1参照)。具体的には図1に示すように、中
心静脈圧測定用圧力トランスデューサ9を患者へ挿入
し、電気出力を得られるようにしている。なお、この中
心静脈圧の電気出力は、直接トランスデューサ9から得
る方法ではなく、麻酔器等の機器の出力を利用しても良
い。
【0013】また、同図において、体外循環用圧力調整
システム7におけるアクチュエータ部8を脱血チューブ
1aの途中に取付ける。中心静脈圧測定用圧力トランス
デューサ9等の電気出力をモニタし、予め設定しておい
た適性中心静脈圧になるよう、中心静脈圧測定用圧力ト
ランスデューサ9等の電気出力をフィードバックしてア
クチュエータ部8を作動させ、定圧コントロールするこ
とにより脱血量を調整し、中心静脈圧を一定に維持す
る。
【0014】このアクチュエータ部8は、図7〜図10
に示すように、ステッピングモータ、サーボモータ等の
モータ15に減速機16を設け、このモータ15で、本
体17に軸受け18を介して設けた回転体19を回転自
在に設け、この回転体19に偏芯ローラ14を一体に突
設し、偏芯ローラ14の外周に樹脂製等の摺り材21を
設け、この偏芯ローラ14の下方位置の本体17に固定
ローラ20を設け、本体17の両端に設けた狭持片22
に脱血チューブ1aを狭持させ、原点センサ(近接スイ
ッチ)23により原点位置を検出し、コントローラ24
により制御されながら、図8の何れかの矢印に示す回転
方向に回転体19を回転させて、脱血チューブ1aを押
し潰して流量制御を行うようにしている。
【0015】この体外循環用圧力調整システム7におけ
るアクチュエータの構造は、図11に示すように、送り
ねじ26等を螺合して、押圧体27を前後進させる直線
運動式のアクチュエータであっても良く、このアクチュ
エータも各実施形態に応用できる。
【0016】図4は、脱血量調整装置にアクチュエータ
部8を設けた例であり、同図に示すアクチュエータ部8
のフローチャートにおいて、停止信号がONの場合は、
作動が停止し、一方、停止信号がONされていない場合
は、設定値と現在値をコントローラ24を介して比較
し、現在値が大の場合は、アクチュエータ部8の偏芯ロ
ーラ14が、図8において時計回り方向に回転して閉動
作が開始され、一方、現在値が小の場合は、反時計回り
方向に回転して開動作を開始し、設定値と現在値が同等
の場合は、アクチュエータ部8は動作を停止する。な
お、回転方向は、これに限定されない。
【0017】また、図6は、圧力トランスデューサ9、
13の数値変換フローを示したもので、圧力トランスデ
ューサによりアナログをデジタルに変換し格納する。次
に、デジタルデータをmmHg単位に変換し、現在値と
して格納し、停止信号がONの場合は、A/D変換を停
止し、一方、停止信号がONではない場合は、これらの
変換フローを繰り返す。
【0018】この方法により、鉗子や機械式流量調整具
による手動調整や、電動機を用いた遠隔操作可能な手動
調整器等を用いて調整する方法に残された、術野の状況
に対してすばやく調整することができないことや、手動
操作によるため的確な値を維持することが難しいという
問題点から回避でき、更に、医療従事者への負担を大幅
に軽減できる。
【0019】また、図2は、上記の実施形態とは別の形
態を示したもので、同図は、前記の症例等により脳分離
体外循環を実施する場合であって、脳循環確保のための
送血回路として、送血ライン6に分岐回路10を設けた
例であり、この分岐回路10には、弓部分枝動脈送血ラ
イン11を設けている。また、分岐回路10の先端に
は、血流停止等によるエアーの逆流防止として逆止弁1
2を設けている。この逆止弁12は、貯血槽2や脱血回
路等に接続して過度な負荷がかからないように、また、
血流が停止した際の内圧をなくすために圧抜き回路のた
めに設けられている。この逆止弁12のラインの終端は
貯血槽2又は脱血ライン1に接続されている。なお、ポ
ンプの設定や人的操作等により危険な送血圧が発生しな
い場合は、この逆止弁12と圧抜き回路はなくても良
く、また、この逆止弁12の終端は、術野に開放してク
レンメや鉗子等にて閉止しても良い。
【0020】また、分岐回路10に設けられた弓部分枝
動脈送血ライン11の手前に、体外循環用圧力調整シス
テム7におけるアクチュエータ部8を設置し、アクチュ
エータ部8と弓部分枝動脈送血ライン11の間に血圧測
定用トランスデューサ13を設けている。この圧力調整
システム7は、上記の例と同様である。体外循環用圧力
調整システム7のアクチュエータ部8は、送血回路10
の送血チューブ6aを挟み込んで設置し、偏芯ローラ1
4を回転させることにより、送血チューブ6aを押し潰
して流量調整ができる構造になっており、アクチュエー
タ部8は、上記と同一構造である。
【0021】図2において、体外循環用圧力調整システ
ム7のアクチュエータ部8と弓部分枝動脈送血用ライン
11の間に設けた血圧測定用トランスデューサ13で脳
循環回路の送血圧をモニタし、予め設定しておいた必要
送血圧を確保するよう血圧測定用トランスデューサ13
の電気出力をフィードバックしてアクチュエータを作動
させ、定圧コントロールすることにより脳循環を確保す
ることができる。
【0022】更に、別な方法として、血圧測定用トラン
スデューサ13を体外循環回路の分岐部に設けず、患者
の血管内に設けることにより、患者の動脈圧を直接計測
でき、より正確な送血コントロールができる。
【0023】次に、図5は、本発明における定圧制御式
脳分離体外循環回路の圧力調整システムの動作を説明し
たフローチャートであり、このフローチャートにおい
て、停止信号がONの場合は、作動が停止し、一方、停
止信号がONされていない場合は、設定値と現在値をコ
ントローラ24を介して比較し、現在値が小の場合は、
アクチュエータ部8の偏芯ローラ14が、図8において
反時計回り方向に回転して開動作が開始され、一方、現
在値が大の場合は、反対方向に回転して閉動作を開始
し、設定値と現在値が同等の場合は、アクチュエータ部
8は動作を停止する。なお、回転方向は、どちらでも良
い。図6に示したフローも本実施形態と同様である。
【0024】図2に示したコントローラ24は、図1に
示したシステムにも用いることができ、更には、このコ
ントローラ24を図1と図2に示したシステムに共有化
して使用することも実施に応じて任意である。
【0025】この手段により、従来のローラー式ポンプ
制御に残された術野の状況や患者の状態変化等により必
要以上の血液を送血してしまう可能性から回避できる。
また、この血圧測定用トランスデューサ13は、術野の
状況等により流量制御することもでき、この場合、流量
センサの電気出力をフィードバックして制御する。
【0026】上記の各実施形態には、回路中に遠心ポン
プ3を使用しているが、この遠心ポンプ3は、従来のロ
ーラ式ポンプのように複数個設ける必要がなく、1個の
遠心ポンプ3で良く、送血ライン6の閉塞時圧力を予め
患者の危険となる圧力まで上昇しないように設定して、
術野の状況や患者の状態変化による必要以上の流量を送
る可能性や、過度な負荷という危険性から回避すること
ができる。また、体外循環用圧力調整システム7のアク
チュエータを定圧コントロールすることにより、必要送
血部位の数による送血量の変更が不要となり、医療従事
者への負担が軽減できる。
【0027】また、アクチュエータ部8は、上記の例以
外に送血ライン、脱血ライン等の適宜のラインに設け、
遠隔操作や手動操作により血液の流量を調整することも
できる。なお、図3において、28はコントローラ24
の操作パネル、29はモータアンプ、30は電源、31
はコントロールパネルである。
【0028】図1と図2に示したアクチュエータ部8
は、一般の体外循環で行われるシステムに用いることも
可能であり、この場合は、モータ15を用いて遠隔操作
を行なう調整器として応用でき、結局、本発明における
調整システムは、少なくとも3つの形態に適用可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の方法によって、脳分離体外循環を
行う際に従来必要であった弓部分枝動脈送血用のポンプ
は、体外循環用メインポンプが流用できることとなる。
このことは、脳分離体外循環が1つのポンプでできるこ
とを意味し、操作性が向上し、小型化が図れ、結果的に
医療従事者への負担が軽減できる。
【0030】更に、この体外循環用多目的圧力調整器の
アクチュエータは、無段階に任意の位置に停止できるモ
ードも具備している。この機能は、体外循環用多目的圧
力調整器のアクチュエータを脱血チューブに取付け手動
にて作動させることにより、一般の体外循環で行われる
電動機を用いた遠隔操作可能な手動調整器として使用す
る場合に非常に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における体外循環法に圧力調整システム
を設けた例を示したもので、中心静脈圧一定脱血量の調
整を行なう回路図である。
【図2】圧力調整システムを有する定圧制御式脳分離体
外循環回路図である。
【図3】圧力調整システムを示す全体ブロック図であ
る。
【図4】本発明における中心静脈圧一定脱血量の調整用
の圧力調整システムの動作を説明したフローチャートで
ある。
【図5】本発明における定圧制御式脳分離体外循環回路
の圧力調整システムの動作を説明したフローチャートで
ある。
【図6】圧力トランスデューサの数値変換フローであ
る。
【図7】圧力調整システムにおけるアクチュエータ部を
示す平面図である。
【図8】同上の左側面図である。
【図9】図8の作動状態を示す左側面図である。
【図10】図7の一部切欠き正面図である。
【図11】図7のアクチュエータの他例を示した一部切
欠き説明図である。
【符号の説明】
1 脱血ライン 1a 脱血チューブ 2 貯血槽 3 遠心ポンプ 4 温度調節器 5 ガス交換器 6 送血ライン 6a 送血チューブ 7 体外循環用圧力調整システム 8 アクチュエータ部 10 分岐回路 11 弓部分枝動脈送血ライン 12 逆止弁 13 血圧測定用トランスデューサ 14 偏芯ローラ 15 モータ 19 回転体 24 コントローラ 26 送りねじ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月1日(2000.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の体外循環法における体
外循環時に使用する人工心肺装置の主な機能は、患者か
ら脱血した血液を貯血槽に貯留し、貯留した血液をポン
プ等に送り、送られた血液を熱交換手段等の温度調節手
段で適温に保ち、更に、人工肺でガス交換した後、患者
に送血するものである。この人工心肺装置が使用される
主なケースを挙げると、弁置換術、冠動脈バイパス術、
大血管置換術等がある。これらのケースにおける体外循
環の主な方法としては、上下大脈や大腿静脈等より脱
血し、大動脈や大腿動脈等に送血する方法である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、上行大動脈血管置換術等における人
工血管の吻合時に、大動脈遮断鉗子の位置を椀頭動脈の
末梢にする必要のある場合や、大動脈弓部の切開が必要
となる症例では、脳循環を確保するため、体循環とは別
に血液を送血する脳分離体外循環を行うことがある。こ
の脳分離体外循環の方法として行われている一般的な体
外循環方法としては、送血チューブを回転式のローラー
にて押しつぶして血液を送る機構のローラー式ポンプを
複数台用いて、それぞれのポンプで個別に弓部分枝動脈
に送血して脳循環を確保する方法や、上大脈から逆行
性に動脈血を低流量送血する逆行性脳還流法等がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図4は、脱血量調整装置にアクチュエータ
部8を設けた例であり、同図に示すアクチュエータ部8
のフローチャートにおいて、停止信号がONの場合は、
作動が停止し、一方、停止信号がONされていない場合
は、設定値と現在値をコントローラ24を介して比較
し、現在値が大の場合は、アクチュエータ部8の偏芯ロ
ーラ14が、図8において時計回り方向に回転して
作が開始され、一方、現在値が小の場合は、反時計回り
方向に回転して動作を開始し、設定値と現在値が同等
の場合は、アクチュエータ部8は動作を停止する。な
お、回転方向は、これに限定されない。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱血した血液を脱血ラインを介して貯血
    槽に貯留し、貯留した血液をポンプ手段で温度調節器と
    ガス交換器等に送給して送血ラインを構成する体外循環
    法において、中心静脈圧力を出力し、これと設定中心静
    脈圧とを比較演算して定圧コントロールすることにより
    脱血量を調整し、中心静脈圧を一定に維持するようにし
    たことを特徴とする体外循環用圧力調整システム。
  2. 【請求項2】 請求項1における圧力調整システムに設
    けたアクチュエータ部を脱血ラインのチューブに狭持し
    た体外循環用圧力調整システム。
  3. 【請求項3】 脱血した血液を脱血ラインを介して貯血
    槽に貯留し、貯留した血液をポンプ手段で温度調節器と
    ガス交換器等に送給して送血ラインを構成する体外循環
    法において、前記送血ラインに脳分離体外循環用の分岐
    回路を設け、この分岐回路に、脳循環回路の送血圧を出
    力し、これと設定送血圧と比較演算して定圧コントロー
    ルすることにより脳循環を確保するようにしたことを特
    徴とする体外循環用圧力調整システム。
  4. 【請求項4】 請求項3における圧力調整システムのア
    クチュエータ部を分岐回路のチューブに狭持した体外循
    環用圧力調整システム。
  5. 【請求項5】 上記分岐回路の先端に逆止弁を設け、こ
    の逆止弁を貯血槽や脱血回路等に接続した請求項3又は
    4に記載の体外循環用圧力調整システム。
  6. 【請求項6】 貯留した血液を1つの遠心ポンプで送給
    するようにした請求項1及至5の何れかに記載の体外循
    環用圧力調整システム。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の圧力調整システ
    ムのコントローラを共有化したことを特徴とする体外循
    環用圧力調整システム。
  8. 【請求項8】 上記アクチュエータ部は、送血又は脱血
    チューブを挟み込んで設置し、このチューブを偏芯ロー
    ラを回転させることにより、チューブを押しつぶして流
    量調節するようにした構造である請求項1乃至7の何れ
    かに記載の体外循環用圧力調整システム。
  9. 【請求項9】 上記アクチュエータ部は、送りねじを用
    いた直線運動式のアクチュエータである請求項1及至7
    の何れかに記載の体外循環用圧力調整システム。
JP2000019101A 2000-01-27 2000-01-27 体外循環用圧力調整システム Pending JP2001204814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019101A JP2001204814A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 体外循環用圧力調整システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019101A JP2001204814A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 体外循環用圧力調整システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001204814A true JP2001204814A (ja) 2001-07-31

Family

ID=18545861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019101A Pending JP2001204814A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 体外循環用圧力調整システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001204814A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043045A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Touden Yasuyuki 送血管およびこれを用いた血液供給装置
JP2012502734A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 中心静脈圧力センサおよび水分または容量過負荷治療を制御する方法
US8740105B2 (en) 2005-10-24 2014-06-03 Webasto Ag Control device for an engine-independent heater, heating system, and method for controlling an engine-independent heater

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043045A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Touden Yasuyuki 送血管およびこれを用いた血液供給装置
US8740105B2 (en) 2005-10-24 2014-06-03 Webasto Ag Control device for an engine-independent heater, heating system, and method for controlling an engine-independent heater
JP2012502734A (ja) * 2008-09-19 2012-02-02 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 中心静脈圧力センサおよび水分または容量過負荷治療を制御する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4051812B2 (ja) 制御機能を備えた体外循環装置
US5810759A (en) Control system for regulating gas exchange in extracoporeal circulation
CA1042747A (en) Cardiopulmonary bypass system
JP4549407B2 (ja) 心肺バイパス装置
US6974436B1 (en) Integrated pump and cannula system and related methods
US20080154197A1 (en) System and method for regulating the temperature of a fluid injected into a patient
DE69736203T2 (de) Externe blutdruckmessvorrichtung
US6896664B2 (en) Apparatus for irrigating a body cavity with a liquid
AU8103891A (en) Automated gas delivery system for blood gas exchange devices
JPH03505170A (ja) 気体送出し手段
JP2016087438A (ja) フィードフォワード制御を用いた、体外血液治療時における柔軟なクエン酸抗凝血用のためのシステム及び方法
JP2002534223A (ja) 連続腎臓代償療法における熱損失補償
JP2001204814A (ja) 体外循環用圧力調整システム
JP2024113184A (ja) 制御又は調整装置
JP3256157B2 (ja) 人工心肺装置
US4196729A (en) Device for perfusing a heart with blood supplied at constant pressure
JP4052333B2 (ja) 制御機能を備えた体外循環装置
US20220249759A1 (en) Control system
JP2019157653A (ja) ローラーポンプ及びその制御方法
US20240226535A1 (en) Implantable shunt regulation device and shunt system
JPH0686810A (ja) 血液浄化装置
JP5229579B2 (ja) 圧力上昇に対する安全機構を備えた人工肺装置
EP3873561B1 (en) Vent interlock
WO2024129959A1 (en) Dialysis system having motor driver pressure estimation of fluid within a patient line
JPH0238227B2 (ja)