JP2001203176A - チップ部品の加工方法及びその装置 - Google Patents

チップ部品の加工方法及びその装置

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JP2001203176A JP2000014091A JP2000014091A JP2001203176A JP 2001203176 A JP2001203176 A JP 2001203176A JP 2000014091 A JP2000014091 A JP 2000014091A JP 2000014091 A JP2000014091 A JP 2000014091A JP 2001203176 A JP2001203176 A JP 2001203176A
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克之 井本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザビーム照射による熱の影響が少なく、
割断速度が速いチップ部品の加工方法及びその装置を提
供する。 【解決手段】 レーザビーム22−2の照射された領域
4の両側面の冷却領域5−1、5−2か、あるいは両側
面及び後方面の冷却領域5に冷却ガスを吹き付けつつ基
板1を矢印6方向に移動させて割断することにより、レ
ーザビーム照射領域4が急速に高温状態になると共に、
そのレーザビーム照射領域4の両側面か、あるいは両側
面及び後方面が低温状態になる。この結果、基板1の割
断亀裂線3に直交した方向の温度分布は極めて急峻にな
り、その温度分布によって応力分布も急峻となり、結果
的に割断亀裂線3の直線性を向上させることができると
共に、より大きな圧縮応力が作用し、割断速度を速くす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ部品の加工
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板、セラミックス基板、半導体
基板、サファイア基板、LiNbO3やLiTaO5
の結晶基板等の基板の中、表面か、あるいは裏面に電子
回路、電子部品、光回路、光部品等を多数個形成し、上
記回路かあるいは部品を個別に高寸法精度でチップ状に
分離する技術の要求が高まっている。
【0003】上記基板をチップ状に分離する方法とし
て、従来のダイサーで切断する方法に代わり、ドライで
クリーンな方法で分断する方法が注目されるようになっ
てきた。
【0004】図6は従来のチップ部品の加工装置の概念
図である。
【0005】この加工装置は、レーザ発振器21からの
レーザ光22−1を全反射ミラー23で垂直に全反射さ
せて集光レンズ24に案内し、この集光レンズ24で集
光したレーザビーム22−2を被加工物としての基板2
6上に照射することによって熱応力による亀裂を基板2
6に生じさせ、その亀裂を進展させることにより分断す
るものであり、注目されている。
【0006】亀裂を進展させるにはXYθZ移動装置3
0でワークテーブル28を移動させて行う。なお、基板
26はワークテーブル28上に真空吸着されている。真
空吸着は基板26の下に設けられた真空排気孔27を通
して真空排気装置29で真空排気することにより行われ
る。
【0007】割断加工時には基板26の表面にアシスト
ガス25−1、25−2が吹き付けられる。
【0008】レーザ発振器21にはCO2 レーザ発振器
やYAGレーザ発振器等の高出力レーザ発振器が用いら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示し
た装置を用いて図7に示すような大型基板1上に形成さ
れた部品(この場合、LSIチップ)2−1〜2−nを
個別に割断分離しようとすると、以下のような問題が生
じることが分かった。尚、図7はチップ部品となる被加
工物としての大型の基板である。
【0010】(1) LSIチップ間の間隔d1 、d2 が1
mm以下、最小値としては100μm近い値であるた
め、レーザビーム照射によって割断亀裂線3−1、3−
2、3−3、…等を生じさせて各々のチップを分離しよ
うとすると、レーザビームの熱が割断亀裂線(例えば3
−1)の両側のチップ(例えば2−1、2−2)にまで
達して熱影響によるストレスを与えたり、最悪の場合に
は熱焼損を起こしたり、チップの電気的(あるいは物理
的)特性を劣化させたりする。
【0011】(2) 図6に示す加工装置のように、アシス
トガス25−1、25−2を基板1に強力に吹き付けな
がら割断加工を行うようにしたが、レーザビーム22−
2の熱エネルギーがアシストガス25−1、25−2に
奪われてしまい、基板1表面に割断亀裂を発生させるた
めの急峻な温度分布を形成できなくなる。またレーザビ
ーム22−2の熱エネルギーがアシストガス25−1、
25−2に奪われることにより、所望の応力分布を形成
できなくなり、結果的に割断亀裂を発生させることが困
難になってしまう。
【0012】(3) アシストガス25−1、25−2の流
量を減少させて基板1に割断亀裂を発生させることがで
きても温度分布及び応力分布がアシストガス25−1、
25−2によってブロードな特性となり、割断亀裂の軌
跡が所望線上からずれて非直線になって割断寸法精度が
低下する。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、レーザビーム照射による熱の影響が少なく、割断速
度が速いチップ部品の加工方法及びその装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のチップ部品の加工方法は、チップ部品となる
被加工物表面の一端から他端に向ってレーザビームを照
射して被加工物に直線状の亀裂を形成することにより被
加工物を割断分離させるチップ部品の加工方法におい
て、レーザビームの照射された領域の両側面か、あるい
は両側面及び後方面に冷却ガスを吹き付けつつ被加工物
を割断するものである。
【0015】上記構成に加え本発明のチップ部品の加工
方法は、被加工物の表面に照射されるレーザビームの断
面形状を楕円にして加工してもよい。
【0016】上記構成に加え本発明のチップ部品の加工
方法は、被加工物の表面に照射されるレーザビームの断
面形状を幅が1mm以下で長さが10mm以上の線形に
して加工してもよい。
【0017】上記構成に加え本発明のチップ部品の加工
方法は、冷却ガスとして、少なくとも0℃以下のHe、
2 、空気等のガスか、あるいは急冷用冷媒ガスを用い
て加工するのが好ましい。
【0018】本発明のチップ部品の加工装置は、レーザ
ビームを発生するレーザ発振器と、レーザビームを所望
形状に形成する光学系と、少なくとも二重の多重管から
なり最内管をレーザビームが伝搬し、最内管と最外管と
の間に冷却ガスが流れるレーザ・ガス導入管と、チップ
部品となる被加工物を保持して少なくとも一軸方向に所
望速度で移動させる移動装置系とを備えたものである。
【0019】上記構成に加え本発明のチップ部品の加工
装置は、レーザ・ガス導入管の出口部の断面形状は、円
形、楕円形、略長方形のいずれかであり、かつ前方側が
封止されているのが好ましい。
【0020】本発明によれば、レーザビームの照射され
た領域の両側面か、あるいは両側面及び後方面に冷却ガ
スを吹き付けつつ被加工物を割断することにより、レー
ザビームの照射された領域が急速に高温状態になると共
に、その領域の両側面か、あるいは両側面及び後方面が
低温状態になる。この結果、割断亀裂線に直交した方向
の温度分布は極めて急峻になり、その温度分布によって
応力分布も急峻となり、結果的に割断亀裂線の直線性を
向上させることができると共に、より大きな圧縮応力が
作用し、割断速度を速くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0022】図1は本発明のチップ部品の加工方法の一
実施の形態を示す概念図である。尚、図6、7に示した
従来例と同様の部材には共通の符号を用いた。
【0023】同図に示す加工方法は、チップ部品となる
被加工物の基板(上から見た状態を示す)1の表面上に
レーザビームを照射しつつ、基板1を矢印6方向に所望
速度で移動させ、基板1上のレーザビームの照射された
領域4に割断亀裂線3を生じさせる方法である。このよ
うな加工方法において、レーザビームの照射された基板
1のレーザビーム照射領域4の両側(図では上下両側)
に冷却ガスを吹き付けて冷却するための冷却領域5−
1、5−2を形成するようにした点に特徴がある。
【0024】ここで、基板1上にレーザビームを照射す
ると、レーザビーム照射領域4は急速に高温(500℃
程度)状態になると共に、そのレーザビーム照射領域4
の両側面及び前後面も急速に温度上昇する。基板1には
内部、表面あるいは裏面に熱膨張係数の異なった膜、素
子、部品、回路、配線等が形成されており、これらの形
成物によって基板1や形成物自体が熱的な歪を起こし、
ダメージを受けたり、特性が劣化したり、あるいは熱焼
損を受けたりする。
【0025】そこで、本発明者は、図1に示すようにレ
ーザビーム照射面(領域)4の両側に冷却ガスを吹き付
けて冷却領域5−1、5−2を形成することを試みた。
【0026】冷却ガスはレーザビーム照射領域4には直
接吹き付けられないので、レーザビーム照射領域4の温
度低下をもたらすことがない。
【0027】そのため、レーザビームのパワーを温度低
下分だけ補う必要がない。レーザビーム照射領域4の両
側面を急冷すると、割断亀裂線3に直交した方向の温度
分布が極めて急峻になり、その急峻な温度分布によって
応力分布も急峻になり、結果的に割断亀裂線3の直線性
を向上させることができると共に、より大きな圧縮応力
が作用することによって割断速度を速くすることができ
る(例えば、−40℃の冷却ガスを基板1に吹き付けて
冷却すると、冷却前に比して約2.5倍の大きさの応力
が発生し、割断速度も約2倍となる。)。また当然のこ
とながら、冷却領域5−1、5−2への熱的なダメージ
は回避され、電気的(あるいは物理的)な特性劣化も抑
えることができる。なお、レーザビーム照射領域4の前
方面は冷却されないようにした方がレーザエネルギーの
低下を回避する上で有効である。
【0028】図2は本発明のチップ部品の加工方法の他
の実施の形態を示す概念図である。
【0029】図1に示した実施の形態との相違点は、基
板1上における冷却領域5がレーザビーム照射領域4の
両側面だけでなく後方面にも形成される点である。
【0030】このような方法により、より割断亀裂線の
発生時間が速くなり、割断速度の向上を図ることができ
る。
【0031】図3は本発明のチップ部品の加工装置の概
念図である。
【0032】図6に示した従来例と同様の部材には共通
の符号を用いた。
【0033】この加工装置は、レーザ光22−1を発生
するレーザ発振器21と、レーザ光22−1を所望形状
に形成する光学系としての集光レンズ7と、二重管から
なり内管をレーザビームが伝搬し、内管と外管との間に
冷却ガスが矢印10−1〜10−4方向に流れるレーザ
・ガス導入管11と、チップ部品となる被加工物1を保
持して少なくとも一軸方向に所望速度で移動させる移動
装置系とで構成されている。
【0034】本加工装置に用いるレーザ発振器21は、
CO2 レーザ発振器、YAGレーザ発振器及びYAGレ
ーザの高調波(第2高調波、第3高調波、第4高調波
等)発振器、エキシマレーザ発振器等を用いることがで
きる。
【0035】レーザ発振器21から水平方向に出射され
た平行なレーザ光22−1は全反射ミラー23で垂直方
向に曲げられ、集光レンズ7で集光される。集光レンズ
7にはレーザ光22−1を楕円ビームに変換するシリン
ドリカルレンズ系か、あるいは線状ビームに変換するロ
ッドレンズ系等を用いることができる。
【0036】冷却ガスはHe、N2 、空気等の0℃以下
の冷却ガスやフロン代替ガスを用いた急冷用の冷媒ガス
等を用いることができる。
【0037】移動装置系は、基板1を真空吸着(または
ホルダ)で固定する固定機構としてのワークテーブル2
8及び真空排気装置29と、基板1をX軸方向、Y軸方
向、θ軸方向、あるいはZ軸方向に電動モータで移動で
きるXYθZ移動装置30とで構成されている。
【0038】図4は図3に示した加工装置に用いられる
レーザ・ガス導入管の断面図である。
【0039】このレーザ・ガス導入管11は、二重管か
らなり、集光レンズ7が収納された最内管としてのフー
ド8−1と、外管及び最外管としてのガス吹き付け導入
管9とで構成されている。フード8−1内を伝搬するレ
ーザ光22−1がこの集光レンズ7で集光されて基板1
の表面に照射されるようになっている。ガス吹き付け導
入管9からレーザビーム照射面の両側面か、あるいは両
側面及び後方面に冷却ガスが吹き付けられるようになっ
ている。
【0040】ここで、ノズル状のフード8−2の先端が
ガス吹き付け導入管9の最外管よりも突き出すように設
けられているが、これはレーザビーム照射領域への冷却
ガスの浸入をできるだけ抑圧するようにするために設け
たものである。
【0041】また、レーザ・ガス導入管11は、図では
基板1に対して垂直に配置されているが、基板1に対し
て傾斜させて冷却ガスが基板1の表面に沿って流れ出て
いくようにすることにより、冷却ガスの基板1表面での
乱流による温度分布の不均一性を抑圧することができ
る。
【0042】図5(a)、(b)、(c)は図4に示し
たレーザ・ガス導入管の出口部の断面形状を示す図であ
る。
【0043】図5(a)に示すレーザ・ガス導入管の出
口部は略円形断面形状を有しており、内管はレーザビー
ム出射口12であり、内管の外側の管は冷却ガス吹き出
し口13である。
【0044】ここで、割断亀裂発生方向は矢印14方向
であり、冷却ガス吹き出し口の割断亀裂線発生方向の前
方側は封止されたガス出口部15となっており、この封
止された方向には冷却ガスが吹き出さないように閉じら
れている。このため、図5(a)に示した形状はレーザ
ビームの断面形状が略円形の場合に適している。
【0045】図5(b)に示すレーザ・ガス導入管の出
口部は楕円断面形状を有しており、レーザビームの断面
形状が楕円形状の場合に適している。
【0046】図5(c)に示すレーザ・ガス導入管の出
口部は略長方形の断面形状を有しており、レーザビーム
の断面形状が線状(幅1mm以下、長さ10mm以上の
ビーム形状)の場合に適している。
【0047】図5(a)〜(c)に示すレーザ・ガス導
入管は二重管以外に三重管、四重管等の多重管であって
もよい。この場合には最内管のみにレーザビームが伝搬
し、その他の管の二重、三重、…等には冷却ガスが伝搬
するようにする。なお、最内管の内径はレーザビームの
伝搬を遮らないような寸法形状に設定されている。その
最内管の外側の冷却ガスを伝搬させる管のガス伝搬面積
(ギャップgで決まる断面積)は、基板1のレーザビー
ム照射領域の両側の温度(冷却ガスを流さないとき50
0℃程度)を瞬時に100℃以下に下げることができる
ように設定されている。例えば−40℃程度の冷却ガス
を出口部で数Paのガス圧がかけられるようにしなけれ
ばならず、ギャップgは1mmから4mmの範囲が好ま
しい。また、二重管で十分なガス圧を得られないときに
は三重管、四重管と多重構造にすればよい。
【0048】本発明の対象としている被加工物の分断
は、素材(ガラス基板、セラミックス基板、半導体基
板、サファイア基板、LiNbO3 やLiTaO5 等の
結晶基板等)の分断の他に、これらの素材の中、表面ま
たは裏面に電子回路、電子部品、電気配線、光回路、光
部品、光配線等が多数個形成されたもののチップ状への
分離分断等に適用することができる。
【0049】以上において本チップ部品の加工方法及び
その装置によれば、 (1) 割断分離した多数のチップへ熱影響を及ぼすのを抑
圧することができる。この結果、熱歪によるストレスが
蓄積されないチップを実現することができる。
【0050】(2) レーザビームの照射領域の両側面か、
あるいは両側面及び後方面を急冷することにより、割断
加工時の温度分布及び応力分布を極めて急峻に形成する
ことができる。この結果、レーザビームの軌跡に忠実な
割断分離を行うことができる。また、チップへの熱的な
ダメージがほとんど抑えられる。さらに非常に大きな圧
縮応力が作用することになり、より速い速度で亀裂が生
じ、割断速度を求めることができる。
【0051】(3) 急加熱領域と急冷却領域とを隣接して
分離できる、レーザ・ガス導入管を用いることにより、
冷却ガスによる割断亀裂部へのレーザエネルギーのロス
がほとんど生じず、レーザビーム照射領域の両側面の温
度上昇を常に抑えることができる。
【0052】(4) ドライでクリーンなプロセスで加工で
きるので、分離したチップの汚染の心配がない。
【0053】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0054】レーザビーム照射による熱の影響が少な
く、割断速度が速いチップ部品の加工方法及びその装置
の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップ部品の加工方法の一実施の形態
を示す概念図である。
【図2】本発明のチップ部品の加工方法の他の実施の形
態を示す概念図である。
【図3】本発明のチップ部品の加工装置の概念図であ
る。
【図4】図3に示した加工装置に用いられるレーザ・ガ
ス導入管の断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は図4に示したレーザ
・ガス導入管の出口部の断面形状を示す図である。
【図6】従来のチップ部品の加工装置の概念図である。
【図7】チップ部品となる被加工物としての大型の基板
である。
【符号の説明】
1 基板 3 割断亀裂線 4 レーザビーム照射領域 5−1、5−2 冷却領域 22−1 レーザ光 22−2 レーザビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品となる被加工物表面の一端か
    ら他端に向ってレーザビームを照射して上記被加工物に
    直線状の亀裂を形成することにより上記被加工物を割断
    分離させるチップ部品の加工方法において、上記レーザ
    ビームの照射された領域の両側面か、あるいは両側面及
    び後方面に冷却ガスを吹き付けつつ上記被加工物を割断
    することを特徴とするチップ部品の加工方法。
  2. 【請求項2】 上記被加工物の表面に照射されるレーザ
    ビームの断面形状を楕円にして加工する請求項1に記載
    のチップ部品の加工方法。
  3. 【請求項3】 上記被加工物の表面に照射されるレーザ
    ビームの断面形状を幅が1mm以下で長さが10mm以
    上の線形にして加工する請求項1に記載のチップ部品の
    加工方法。
  4. 【請求項4】 上記冷却ガスとして、少なくとも0℃以
    下のHe、N2 、空気等のガスか、あるいは急冷用冷媒
    ガスを用いて加工する請求項1から請求項3のいずれか
    に記載のチップ部品の加工方法。
  5. 【請求項5】 レーザビームを発生するレーザ発振器
    と、該レーザビームを所望形状に形成する光学系と、少
    なくとも二重の多重管からなり最内管を上記レーザビー
    ムが伝搬し、上記最内管と最外管との間に冷却ガスが流
    れるレーザ・ガス導入管と、チップ部品となる被加工物
    を保持して少なくとも一軸方向に所望速度で移動させる
    移動装置系とを備えたことを特徴とするチップ部品の加
    工装置。
  6. 【請求項6】 上記レーザ・ガス導入管の出口部の断面
    形状は、円形、楕円形、略長方形のいずれかであり、か
    つ前方側が封止されている請求項5に記載のチップ部品
    の加工装置。
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