JP2001201596A - 廃棄物処理材料、廃棄物処理容器、廃棄物処理体、及び廃棄物処理方法 - Google Patents
廃棄物処理材料、廃棄物処理容器、廃棄物処理体、及び廃棄物処理方法Info
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Abstract
が外部に滲出し難い技術を提供することである。 【解決手段】 廃棄物の処理に用いられる材料であっ
て、前記材料は、セメントと、ポゾラン質微粉末と、粒
径が2mm以下の骨材と、水と、減水剤とを含む。
Description
の処理技術に関する。
射性物質濃度の低い廃棄物、所謂、低レベルの放射性廃
棄物は、現在では、セメントペーストと共に固化され、
或いはドラム缶又はコンクリートでライニングされたド
ラム缶内にセメントモルタル等と共に充填・固化され、
青森県六ケ所村の処分施設に搬入されて処分されてい
る。
質濃度の高い廃棄物、所謂、高βγ,TRU及び高レベ
ルの放射性廃棄物については、地下にトンネル又はサイ
ロを掘削して処分することが検討されている。
の処分に際しても、低レベルの放射性廃棄物の場合と同
様、ドラム缶などの廃棄物収納容器内に放射性廃棄物を
固化材と共に充填・固化する遣り方が考慮されている。
物であるから、低レベルの放射性廃棄物の場合に比べ
て、放射性廃棄物の廃棄物収納容器からの滲出に対する
抑制が一層考慮されなければならない。
課題は、廃棄物の処理に有効、特に廃棄物が外部に滲出
し難い技術を提供することである。
放射性廃棄物の処理に有効、特に放射性物質が外部に滲
出し難い技術を提供することである。
に鋭意研究を押し進めた結果、本発明者は、容器材料で
あるモルタル・コンクリートや固化材に、これまでのも
のよりも一層緻密で、強度に富む材料を用いれば良い結
論に到達した。
った結果、本発明者は、セメントと、ポゾラン質微粉末
と、粒径が2mm以下の骨材と、水と、減水剤とを含む
組成物からなるコンクリートの硬化体は、これまでのコ
ンクリートに比べて緻密で、高強度・高耐久性であるこ
とから、このコンクリートを用いた廃棄物収納容器を用
いれば、充填された放射性物質は外部に滲出し難く、
又、このコンクリートで周囲が固化されておれば、内部
に包み込まれた放射性物質は外部に滲出し難いことが判
って来た。
れたものである。
用いられる材料であって、前記材料は、セメントと、ポ
ゾラン質微粉末と、粒径が2mm以下の骨材と、水と、
減水剤とを含むことを特徴とする廃棄物処理材料によっ
て解決される。
前記容器は、上記廃棄物処理材料を用いて構成されてな
ることを特徴とする廃棄物収納容器によって解決され
る。
前記容器は、金属製容器の内部が上記廃棄物処理材料で
ライニングされてなることを特徴とする廃棄物収納容器
によって解決される。
された容器内に、上記廃棄物処理材料が充填され、固化
されてなることを特徴とする廃棄物処理体によって解決
される。
内に廃棄物を浮かして配置した後、固化材を充填し、固
化させることを特徴とする廃棄物処理方法によって解決
される。
内に廃棄物を浮かして配置した後、上記廃棄物処理材料
を充填し、固化させることを特徴とする廃棄物処理方法
によって解決される。
内に廃棄物を浮かして配置した後、固化材を充填し、成
型することを特徴とする廃棄物処理方法によって解決さ
れる。
内に廃棄物を浮かして配置した後、上記の廃棄物処理材
料を充填し、成型することを特徴とする廃棄物処理方法
によって解決される。
ントは如何なるセメントであっても良い。例えば、普通
ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中
庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント
等の各種のポルトランドセメント、又は高炉セメント、
フライアッシュセメント等の各種の混合セメントが使用
できる。
求める場合には、早強ポルトランドセメントを選択する
のが好ましい。コンクリートのより優れた流動性を求め
る場合には、中庸熱ポルトランドセメントや低熱ポルト
ランドセメントを選択するのが好ましい。
ラン質微粉末を用いる。これは、ポゾラン質微粉末を配
合することによって、そのマイクロフィラー効果および
セメント分散効果により、コンクリートが緻密化し、放
射性物質の滲出が低減し、かつ、圧縮強度が向上する。
すなわち、ポゾラン質微粉末を配合することによって、
本発明が解決しようとする課題が大きく解決される。
つれて上記効果が増すのであるが、多くなり過ぎると単
位水量が増大することから、セメント100重量部に対
してポゾラン質微粉末は50重量部以下が好ましい。
又、セメント100重量部に対してポゾラン質微粉末は
5重量部以上の場合、上記効果が著しい。
ム、シリカダスト、フライアッシュ、スラグ、火山灰、
シリカゾル、沈降シリカ等が用いられる。尚、シリカフ
ュームやシリカダストは、一般的に、その平均粒径が
1.0μm以下であるから、粉砕などをする必要が無い
ので、本発明では特に好ましいポゾラン質微粉末であ
る。
が2mm以下(下限値は幾らでも良い。但し、理論上0
は有り得ない。)の骨材を用いる。これは、粒径が2m
m以下の骨材を配合することによって、コンクリートの
作業性や分離抵抗性、更には硬化後の強度やクラックに
対する抵抗性が向上するからである。
(重量)累積粒径を意味する。従って、粒径が2mm以
下の骨材は、2mmより大きな骨材を排除するものでは
無い。
の骨材としたのは、コンクリートの分離抵抗性や硬化後
の強度の向上の観点からである。尚、上記した通り、2
mmより大きな骨材が含まれていても良いのであるが、
コンクリートの分離抵抗性や硬化後の強度の向上の観点
から、最大粒径が2mm以下、特に1.5mm以下の骨
材であるのが好ましい。
えるにつれて上記効果が増すのであるが、セメント10
0重量部に対して該骨材が250重量部を越えては大き
な意味が無くなる。又、セメント100重量部に対して
該骨材が50重量部未満の少な過ぎては上記効果が乏し
い。従って、セメント100重量部に対して該骨材が5
0〜250重量部、特に80〜180重量部が好ましい
割合である。
陸砂、海砂、砕石、珪砂、及びこれらの混合物などであ
る。最も好ましいのは珪砂である。
としては、例えばリグニン系、ナフタレンスルホン酸
系、メラミン系、ポリカルボン酸系などの通常の減水剤
やAE減水剤の他、特に、高性能減水剤や高性能AE減
水剤が挙げられる。この種の減水剤の添加量は、コンク
リートの流動性や分離抵抗性、硬化後の強度、更にはコ
ストの観点から、セメント100重量部に対して固形分
換算で0.5〜4重量部の割合(セメントに対して外割
り)が好ましい。
性や分離抵抗性、硬化後の強度や耐久性の観点から、水
/セメント比が10〜30重量%が好ましい。特に、1
5〜25重量%が好ましい。
μmの石英粉を更に含む廃棄物処理材料を用いるのが好
ましい。すなわち、平均粒径が3〜20μm、特に4〜
10μmの石英粉を更に用いることによって、硬化体の
充填密度が高まる。従って、放射性物質が外部に滲出し
難くなる。そして、前記効果を十分に確保すると共に、
コンクリートの流動性や硬化体の強度面から、石英粉の
添加量は、セメント100重量部に対して0.1〜50
重量部(特に、20重量部以上。35重量部以下。)の
割合が好ましい。石英粉としては、例えば非晶質石英、
オパール質やクリストバライト質のシリカ含有粉末が用
いられる。
る観点から、平均粒度が1mm以下(下限値は幾らでも
良い。但し、理論上0は有り得ない。)の繊維状粒子及
び/又は薄片状粒子を更に含む廃棄物処理材料を用いる
のが好ましい。繊維状粒子の場合、長さ/直径で表され
る針状比が3以上のものが特に好ましい。
寸法の大きさ(繊維状粒子ではその長さ)のことであ
る。
ボーキサイト、又はムライト等が挙げられる。薄片状粒
子としては、マイカフレーク、タルクフレーク、バーミ
キュライトフレーク、又はアルミナフレーク等が挙げら
れる。
に、コンクリートの流動性や硬化体の強度ならびに靱性
面から、平均粒度が1mm以下の繊維状粒子及び/又は
薄片状粒子の添加量は、セメント100重量部に対して
0.1〜35重量部(特に、10重量部以上。25重量
部以下。)の割合が好ましい。
高める観点から、金属繊維及び/又は有機質繊維、特に
径が0.01〜1mmで長さが2〜30mmの金属繊維
及び/又は有機質繊維を更に含む廃棄物処理材料を用い
るのが好ましい。ここで、上記のような特徴の繊維とし
たのは、径が0.01mm未満の繊維では、繊維自身の
強度に大きな期待が掛けられず、逆に、径が1mmを越
えた繊維では、同一配合量を考慮すると、本数が少な
く、硬化体の曲げ強度の向上に大きな期待を望めないか
らである。又、長さが30mmを越えると、混練の際、
ファイバーボールが生じ易いからであり、長さが2mm
未満の場合には、マトリックスとの付着力が低下し、曲
げ強度の向上に大きな期待を望めないからである。
ス繊維が挙げられる。中でも、強度面やコスト面などか
ら、特に好ましいのは鋼繊維である。有機質繊維として
は、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維などのオレ
フィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などの
ポリエステル系繊維、ナイロン系繊維、アラミド繊維、
ビニロン繊維、炭素繊維である。 上記金属繊維の配合
量は、凝結後のコンクリート体積の4%以下(配合され
ておれば良い)が好ましい。特に好ましい配合量は3.
5%以下である。有機質繊維の配合量は、凝結後のコン
クリート体積の10%以下(配合されておれば良い)が
好ましい。特に好ましい配合量は7%以下である。尚、
前記の範囲内において、コンクリートの流動性と硬化体
の曲げ強度を勘案して適宜決められる。
練方法は如何なる手法をも採用できる。混練に用いる装
置も特に限定されず、オムニミキサ、パン型ミキサ、二
軸練りミキサ、傾胴ミキサ等の各種のミキサを用いるこ
とが出来る。
上記廃棄物処理材料を用いる場合、上記混練した材料を
成形し、養生・硬化することによって得られる。成形方
法は如何なる手法が採用されても良く、又、養生方法に
ついても常温養生や蒸気養生など如何なる手法が採用さ
れても良い。
に、放射性廃棄物処理材料)は、放射性廃棄物などの廃
棄物の処理に用いられる材料であって、前記材料は、セ
メントと、ポゾラン質微粉末と、粒径が2mm以下の骨
材と、水と、減水剤とを含む。
何なるセメントであっても良い。例えば、普通ポルトラ
ンドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポル
トランドセメント、低熱ポルトランドセメント等の各種
のポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシ
ュセメント等の各種の混合セメントが使用できる。
微粉末とは、例えばシリカフューム、シリカダスト、フ
ライアッシュ、スラグ、火山灰、シリカゾル、又は沈降
シリカ等である。特に、シリカフューム及び/又はシリ
カダストである。このポゾラン質微粉末の配合量は、セ
メント100重量部に対して5〜50重量部である。本
発明の廃棄物処理材料は、粒径が2mm以下、特に、最
大粒径が2mm以下、更には1.5mm以下の骨材を含
む。このような骨材の添加量は、セメント100重量部
に対して50〜250重量部、特に80〜180重量部
である。骨材としては、川砂、陸砂、海砂、砕石、珪
砂、及びこれらの混合物などである。特に、珪砂であ
る。
ては、例えばリグニン系、ナフタレンスルホン酸系、メ
ラミン系、ポリカルボン酸系などの通常の減水剤やAE
減水剤の他、特に、高性能減水剤や高性能AE減水剤が
挙げられる。この種の減水剤の添加量は、セメント10
0重量部に対して固形分換算で0.5〜4重量部の割合
である。
0〜30重量%、特に15〜25重量%となる量であ
る。
平均粒径が3〜20μm、特に4〜10μmの石英粉を
更に含む。石英粉の添加量は、セメント100重量部に
対して0.1〜50重量部(特に、20重量部以上。3
5重量部以下。)の割合である。石英粉としては、例え
ば非晶質石英、オパール質やクリストバライト質のシリ
カ含有粉末が用いられる。
り、平均粒度が1mm以下の繊維状粒子及び/又は薄片
状粒子を更に含む。繊維状粒子の場合、特に、針状比が
3以上のものである。繊維状粒子は、ウォラストナイ
ト、ボーキサイト、又はムライト等である。薄片状粒子
は、マイカフレーク、タルクフレーク、バーミキュライ
トフレーク、又はアルミナフレーク等である。平均粒度
が1mm以下の繊維状粒子及び/又は薄片状粒子の添加
量は、セメント100重量部に対して0.1〜35重量
部(特に、10重量部以上。25重量部以下。)の割合
である。
り、金属繊維及び/又は有機質繊維、特に径が0.01
〜1mmで長さが2〜30mmの金属繊維及び/又は有
機質繊維を更に含む。金属繊維としては鋼繊維やアモル
ファス繊維が挙げられる。中でも鋼繊維である。有機質
繊維としては、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維
などのオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート
繊維などのポリエステル系繊維、ナイロン系繊維、アラ
ミド繊維、ビニロン繊維、炭素繊維である。上記金属繊
維の配合量は、凝結後のコンクリート体積の4%以下、
特に3.5%以下である。有機質繊維の配合量は、凝結
後のコンクリート体積の10%以下、特に7%以下であ
る。
り、重量骨材とか金属粒を更に含む。
練方法は如何なる手法をも採用できる。混練に用いる装
置としては、例えばオムニミキサ、パン型ミキサ、二軸
練りミキサ、傾胴ミキサ等の各種のミキサを用いること
が出来る。
棄物処理容器)や廃棄物処理体(特に、放射性廃棄物処
理体)に上記廃棄物処理材料を用いる場合、上記混練し
た材料を成形し、養生・硬化することによって得られ
る。成形方法は如何なる手法が採用されても良く、又、
養生方法についても常温養生や蒸気養生など如何なる手
法をも採用できる。
性廃棄物処理容器)は、放射性廃棄物などの廃棄物を収
納する為の容器であって、前記容器は、上記廃棄物処理
材料を用いて構成される。特に、金属製容器の内部が上
記廃棄物処理材料でライニングされてなる。上記廃棄物
処理材料を用いて構成される廃棄物収納容器の構造は、
例えば廃棄物収納用の空間を有し、かつ、外形が円柱
状、四角柱状などの多角柱状、例えば略直方体状である
コンクリート製の容器本体部と、この容器本体部の下面
に、前記容器本体部に対して一体的に設けられたコンク
リート製の脚部とを具備したものを挙げることが出来
る。そして、落下時に作用する衝撃力は前記脚部が損壊
されることによって吸収されるようにしている。例え
ば、脚部を、容器本体部を構成するコンクリートよりも
圧縮強度の低いコンクリートで構成したり、脚部に空隙
を有する部材を埋設して、緩衝能力を高めたりする。
又、脚部に衝撃応力を集中させ、落下の際、脚部が確実
に損壊されるようにする為、脚部を、容器本体部下面の
互いに向き合う一組の辺に沿って設けられた一対の外脚
部と、この外脚部間に設けられた前記外脚部に対して平
行な内脚部とからなるものとし、更に内脚部を、その中
央部分が切り欠かれた形状とすることも考えられる。容
器本体部は、脚部と異なり、高い強度が要求される。こ
の為、容器本体部を構成するコンクリートには、例えば
炭素繊維などの非金属製材料、或いは防食処理した金属
材料から構成される補強材が埋設される。容器本体部の
内側面には、その高さ方向と交差する方向、特に高さ方
向と直交する方向に沿って、凹部および/又は凸部が形
成されている。こうした場合、廃棄物を上記廃棄物処理
材料で処理してなる固化体は、容器本体部に対して強固
に位置固定される。従って、蓋が設けられていない状態
で誤って横転させたとしても、固化体が容器本体部から
飛び出さない。特に、凹部および/又は凸部を容器本体
部の開口付近に設けた場合には、コンクリートを後打ち
することによって形成される蓋を容器本体部に対して確
実に固定できる。 又、上記廃棄物処理材料のみで廃棄
物収納容器を構成させるだけでなく、所謂、ドラム缶な
どの金属製容器の内面にポリマーフィルム層を設け、こ
のポリマーフィルム層の内面に上記廃棄物処理材料でラ
イニングしたタイプのものをも挙げることが出来る。
射性廃棄物収納容器の構造を示すもので、図1は放射性
廃棄物収納容器の斜視図、図2は放射性廃棄物収納容器
の底面図、図3は図2におけるX−X線での断面図、図
4は図2におけるY−Y線での断面図、図5は図2にお
けるZ−Z線での断面図、図6は放射性廃棄物収納容器
の横断面図、図7は補強材の一部を示す平面図、図8は
容器本体部側壁の拡大断面図、図9は閉蓋状態での放射
性廃棄物収納容器の半断面図である。
は、廃棄物収納用の空間1aを有する容器本体部1と、
この容器本体部1の下面に設けられた脚部2とからな
る。
のであって、セメントと、ポゾラン質微粉末と、粒径が
2mm以下の骨材と、水と、減水剤と、更に必要に応じ
て平均粒径が3〜20μmの石英粉、平均粒度が1mm
以下の繊維状粒子及び/又は薄片状粒子、金属繊維及び
/又は有機質繊維とを含むコンクリート(詳細は後述す
る)から構成されている。
る)から構成されている。
ートが用いられたものであっても、異なるコンクリート
が用いられたものでも良い。但し、脚部2は、容器本体
部1よりも圧縮強度の低いコンクリートから構成されて
いるのが好ましい。尚、容器本体部1と脚部2とが、異
質のコンクリートで構成される場合でも、脚部2は容器
本体部1と別体のものではない。すなわち、脚部2は、
容器本体部1に対して一体的に設けられている。こうし
た構造体は、型内にコンクリートを二度打ちすること
で、つまり脚部2となるコンクリートを型内に打設し、
それを一定時間養生させた後、続けて容器本体部1とな
るコンクリートを打設することで得られる。
底面(下面)の互いに向き合う一組の辺に沿って設けら
れた一対の外脚部3a,3bと、この外脚部3aと外脚
部3bとの間に設けられた外脚部3a,3bに対して平
行な内脚部4とからなる。
部4を外脚部3a,3bのような連続体とはせずに、互
いに独立した二つの部分(以下、内脚部半体と呼ぶ)4
a,4bからなる不連続体とした。言い換えれば、内脚
部4は、その中央部分が切り欠かれた形状となってい
る。更に、外脚部3a,3b、及び内脚部半体4a,4
bは、共に台形状の断面を有しており、特に内脚部半体
4a,4bの互いに対向する面はテーパー状になってい
る。脚部2をこのような構造としてのは、地面との接触
面積をできるだけ少なくする為である。こうすること
で、脚部2への衝撃応力の集中が図れ、落下の際に脚部
2が確実に損壊(破砕)されるようになる。
フトによって取り扱われるが、外脚部3aと内脚部4と
の間に形成される凹部5a、及び外脚部3bと内脚部4
との間に形成される凹部5bが、フォークを差し込むた
めのスペースとなる。
は、図3〜図6に示す如く、炭素繊維などの非金属製材
料、或いは表面を防食処理した金属材料を用いて構成さ
れた補強材6が埋設されている。この補強材6は、図7
から判る通り、例えば所定本数の炭素繊維を束ねて形成
された縦芯材6aと横芯材6bとからなる格子状のもの
であって、廃棄物収納用空間1aを取り囲むよう容器本
体部1の全ての面、すなわち四つの側面と底面とに埋設
(存在)されている。尚、廃棄物収納用空間1aのコー
ナー部分については、補強材によって直角三角形が形成
されるよう、それを二重に配置している。
と開口付近には、図8に詳しく示す通り、高さ方向と直
交する方向に沿って、つまり周方向に沿って凹部7,8
が形成されている。このうち、中央の凹部7は、廃棄物
を固化材(本発明の廃棄物処理材料)で処理してなる固
化体を容器本体部1に対して位置固定する為のものであ
る。一方、開口付近の凹部8は、図9に示す如く、コン
クリートの後打ちによって固化体上に設けられる蓋9
を、容器本体部1に対して位置固定する役割を果たす。
尚、固化体や蓋が位置固定されるのは、凹部7,8の存
在によって固化体や蓋の周囲に形成される環状の凸部と
凹部7,8とが嵌合状態になるからである。従って、凹
部7,8のいずれか一方あるいは両方を凸部に代えても
よい。しかし、容器本体部1の内側面に凸部を形成した
場合、廃棄物の収納に若干の支障を来すことが考えられ
る。ゆえに、凹部の方が好ましい。
棄物処理材料を用いたコンクリートから構成されてい
る。
ントと、ポゾラン質微粉末と、粒径が2mm以下の骨材
と、水と、減水剤とを含む廃棄物処理材料)の具体例を
述べる。
通りである。 セメント :低熱ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) ポゾラン質微粉末 :平均粒径が0.7μmのシリカフューム 骨材 :珪砂4号と珪砂5号との2:1(重量比)混合品 金属繊維 :鋼繊維(直径0.2mm、長さ15mm) 有機繊維 :ビニロン繊維(直径0.6mm、長さ15mm) 高性能AE減水剤 :ポリカルボン酸系高性能AE減水剤 水 :水道水 石英粉 :平均粒径が7μmの石英粉 繊維状粒子 :ウォラストナイト(平均長さ0.3mm、針状比4) 配合条件は下記の通りである。 セメント :100重量部 ポゾラン質微粉末 : 32.5重量部 骨材 :120重量部 高性能AE減水剤 :セメントに対して1.0重量%(固形分) 水/セメント比 :22重量% 混練方法は下記の通りである。 二軸練りミキサに各材料を一括投入して混練 養生条件は下記の通りである。 前置き(20℃)で48時間、90℃で48時間蒸気養
生 上記のようにして得た硬化体の圧縮強度は210MPa
であり、曲げ強度は25MPaであった。又、「JIS
R 5201(セメントの物理試験方法)11.フロ
ー試験」に準じた試験方法によるフロー値は、270m
mであった。又、上記材料を下記の配合条件とし、上記
混練方法や養生条件の下で同様に行った。 セメント :100重量部 ポゾラン質微粉末 : 32.5重量部 骨材 :120重量部 高性能AE減水剤 :セメントに対して1.0重量%(固形分) 水/セメント比 :22重量% 金属繊維 :コンクリート中の体積の2% 上記のようにして得た硬化体の圧縮強度は210MPa
であり、曲げ強度は47MPaであった。又、「JIS
R 5201(セメントの物理試験方法)11.フロ
ー試験」に準じた試験方法によるフロー値は、250m
mであった。又、上記材料を下記の配合条件とし、上記
混練方法や養生条件の下で同様に行った。 セメント :100重量部 ポゾラン質微粉末 : 32.5重量部 骨材 :120重量部 石英粉 : 30重量部 繊維状粒子 : 24重量部 高性能AE減水剤 :セメントに対して1.0重量%(固形分) 水/セメント比 :22重量% 金属繊維 :コンクリート中の体積の2% 上記のようにして得た硬化体の圧縮強度は230MPa
であり、曲げ強度は47MPaであった。又、「JIS
R 5201(セメントの物理試験方法)11.フロ
ー試験」に準じた試験方法によるフロー値は、250m
mであった。又、上記材料を下記の配合条件とし、上記
混練方法や養生条件の下で同様に行った。 セメント :100重量部 ポゾラン質微粉末 : 32.5重量部 骨材 :120重量部 石英粉 : 30重量部 繊維状粒子 : 24重量部 高性能AE減水剤 :セメントに対して1.0重量%(固形分) 水/セメント比 :22重量% 金属繊維 :コンクリート中の体積の2% 上記配合のものに粗骨材(砕石1505)を7:3(体
積比)の割合で添加(コンクリート中の粗骨材量;80
0kg/m3 )上記のようにして得た硬化体の圧縮強度
は135MPaであった。又、スランプ値は1.5cm
であった。上記においては、廃棄物処理材料を用いて廃
棄物収納容器を構成した場合を説明した。
納容器の構成材料として用いるだけでなく、放射性廃棄
物などの廃棄物が収納された容器内に共に充填し、固化
させる為の材料(固化材)としても用いることが出来
る。例えば、廃棄物収納容器内に前記廃棄物を浮かして
(宙づり)配置した後、固化材、特に上記材料からなる
固化材を充填し、固化させる為に用いることも出来る。
に廃棄物を浮かして(宙づり)配置した後、固化材、特
に上記材料からなる固化材を充填し、成型することも出
来る。そして、このような処理方法によれば、容器と廃
棄物を覆う周囲の固化材との一体性に優れている。
燥収縮が通常のコンクリートの1/10以下、透水係数
も通常のコンクリートの1/10以下、クリープ係数も
通常のコンクリートの1/10以下と言ったように緻密
で高耐久性に富むものであり、又、圧縮強度は通常のコ
ンクリートの5倍以上、曲げ強度は通常のコンクリート
の3倍以上、静弾性係数は通常のコンクリートの2倍以
上であり、通常のコンクリートを用いた場合と同一の機
械的強度のものを得ようとした場合、薄肉・軽量化が可
能であり、そして流動性が良いことから施工も容易であ
る。
に放射性廃棄物の処理に用いられた場合、廃棄物、特に
放射性物質が外部に滲出し難く、極めて好ましい。
断面図
断面図
断面図
Claims (13)
- 【請求項1】 廃棄物の処理に用いられる材料であっ
て、 前記材料は、 セメントと、 ポゾラン質微粉末と、 粒径が2mm以下の骨材と、 水と、 減水剤とを含むことを特徴とする廃棄物処理材料。 - 【請求項2】 平均粒径が3〜20μmの石英粉を更に
含むことを特徴とする請求項1の廃棄物処理材料。 - 【請求項3】 平均粒度が1mm以下の繊維状粒子及び
/又は薄片状粒子を更に含むことを特徴とする請求項1
又は請求項2の廃棄物処理材料。 - 【請求項4】 金属繊維及び/又は有機質繊維を更に含
むことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの廃棄
物処理材料。 - 【請求項5】 金属繊維が鋼繊維であることを特徴とす
る請求項4の廃棄物処理材料。 - 【請求項6】 有機質繊維がオレフィン系繊維、ポリエ
ステル系繊維、ナイロン系繊維、アラミド繊維、ビニロ
ン繊維、炭素繊維の群の中から選ばれる少なくとも一つ
であることを特徴とする請求項4の廃棄物処理材料。 - 【請求項7】 廃棄物を収納する為の容器であって、 前記容器は、請求項1〜請求項6いずれかの廃棄物処理
材料を用いて構成されてなることを特徴とする廃棄物収
納容器。 - 【請求項8】 廃棄物を収納する為の容器であって、 前記容器は、金属製容器の内部が請求項1〜請求項6い
ずれかの廃棄物処理材料でライニングされてなることを
特徴とする廃棄物収納容器。 - 【請求項9】 廃棄物処理体であって、 廃棄物が収納された容器内に、請求項1〜請求項6いず
れかの廃棄物処理材料が充填され、固化されてなること
を特徴とする廃棄物処理体。 - 【請求項10】 廃棄物を処理する方法であって、 容器内に廃棄物を浮かして配置した後、固化材を充填
し、固化させることを特徴とする廃棄物処理方法。 - 【請求項11】 廃棄物を処理する方法であって、 容器内に廃棄物を浮かして配置した後、請求項1〜請求
項6いずれかの廃棄物処理材料を充填し、固化させるこ
とを特徴とする廃棄物処理方法。 - 【請求項12】 廃棄物を処理する方法であって、 型枠内に廃棄物を浮かして配置した後、固化材を充填
し、成型することを特徴とする廃棄物処理方法。 - 【請求項13】 廃棄物を処理する方法であって、 型枠内に廃棄物を浮かして配置した後、請求項1〜請求
項6いずれかの廃棄物処理材料を充填し、成型すること
を特徴とする廃棄物処理方法。
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