JP2001197377A - 電荷結合素子及び電荷結合素子の信号処理回路 - Google Patents

電荷結合素子及び電荷結合素子の信号処理回路

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JP2001197377A
JP2001197377A JP2000003107A JP2000003107A JP2001197377A JP 2001197377 A JP2001197377 A JP 2001197377A JP 2000003107 A JP2000003107 A JP 2000003107A JP 2000003107 A JP2000003107 A JP 2000003107A JP 2001197377 A JP2001197377 A JP 2001197377A
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Yoshikuni Tanaka
敬訓 田中
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/78Readout circuits for addressed sensors, e.g. output amplifiers or A/D converters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リセット雑音と回路素子が発生する雑音の両
者を十分に除去することが可能で、かつ雑音が除去され
た信号をS/N劣化することなく増幅することが可能な
電荷結合素子の信号処理回路の提供。 【解決手段】 CCD1の出力は積分コンデンサ3で積
分されるが、CCD1が有するゲ−ト付き電荷積分回路
からリセット電圧が出力されている期間にリセット回路
5により積分出力は基準値にリセッされる。さらに、積
分出力がリセットされてから所定時間後までに積分され
た出力はサンプリングホールド回路6にてサンプリング
ホールドされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電荷結合素子及び電
荷結合素子の信号処理回路に関し、特にゲート付き電荷
積分回路を備えた電荷結合素子及び電荷結合素子の信号
処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電荷結合素子(CCD:charge
coupled device)の電荷信号を電荷結合
素子外部に電圧信号として出力する方法については、信
号電荷を周知のゲ−ト付き電荷積分回路(フロ−ティン
グ拡散層アンプとも呼ばれる。)で電圧信号に変換して
いるが、このゲ−ト付き電荷積分回路は、1回の転送ク
ロックパルスで転送された電荷を電圧に変換した後に、
フロ−ティング拡散層に転送された電荷を排出するリセ
ット動作を行うが、そのリセット動作時にリセット雑音
を発生するため、これも周知の相関二重サンプリング法
によってこのリセット雑音を除去して信号成分だけを取
り出している。
【0003】図7はゲ−ト付き電荷積分回路を備えた電
荷結合素子(以下CCDと略記する)を使用した固体撮
像装置の一例を示す構成図である。同図において、CC
D1の出力信号はバッファ回路12を介して相関二重サ
ンプリング回路(CDS回路)15に供給される。駆動
パルス発生回路13はCCD1を駆動すると共にこれと
同期したクランプパルス14Aとサンプリングパルス1
4Bの2つのパルスを相関二重サンプリング回路15に
供給し、相関二重サンプリング回路15はゲ−ト付き電
荷積分回路のリセット雑音を除去する。相関二重サンプ
リング回路15でリセット雑音が除去された出力信号
は、AGC(automatic gain cont
rol)回路16で所定の大きさに振幅を調整された
後、アナログ信号のまま、あるいはアナログ・デジタル
変換器(A/D変換器)17でデジタル信号に変換さ
れ、映像信号処理回路18で映像信号を形成している。
【0004】なお、この種の雑音除去回路の一例が、特
開昭60−81981号公報(文献1)、特開昭61−
62280号公報(文献2)及び特開平9−15406
7号公報(文献3)に開示されている。文献1開示の技
術は、トランジスタのコレクタに接続されたコンデンサ
により入力信号が積分され、交流ノイズが相殺されると
いうものである。文献2開示の技術は、コンデンサと電
圧・電流変換回路の積分効果により固定パタンノイズが
除去されるというものである。文献3開示の技術は、C
CDから出力されるフィールドスルー信号成分と映像信
号成分との差分をとり、その差分を積分することにより
撮像信号のレベルが低くてもCCD出力信号に含まれる
ノイズを低減させることができるというものである。
又、この種の技術の他の例が特開平9−294228号
公報(文献4)にも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CCDは従来の標準テ
レビジョン映像の撮像用だけではなく、HDTV(hi
gh−definition television)
用や電子スチルカメラなどへ用途が拡大し、これに対応
して画素数が200万画素以上と非常に多くなってきて
いる。この高画素のCCDは画素数の増大に相反して1
画素当たりの信号電荷が減少し、これに対応してゲ−ト
付き電荷積分回路からの出力電圧も減少している。すな
わち、レンズを通して被写体から入射する光量は同じで
あり、この光量をCCDの画素数で分割して1画素当た
りに入射する光量が決まるため、高画素のCCDでは必
然的に1画素あたりに入射する光量が減少し、前述のと
おり、ゲ−ト付き電荷積分回路からの信号出力電圧が減
少する。
【0006】しかしながら、前述のとおり、ゲ−ト付き
電荷積分回路は、1回の転送クロックパルスで転送され
た電荷を電圧に変換した後にフロ−ティング拡散層に転
送された電荷を排出するリセット動作時にリセット雑音
を発生するが、このリセット雑音は信号電荷の大きさに
依存するものではなく、ゲ−ト付き電荷積分回路自体が
発生する雑音であって、一定値の雑音電圧が発生してい
る。さらにゲ−ト付き電荷積分回路はリセット雑音以外
にもゲ−ト付き電荷積分回路を構成するトランジスタな
どの回路素子からも一定値の雑音が発生している。この
ため、高画素数のCCDでは1画素当たりの信号電荷の
減少に伴ってS/Nが劣化する問題点があった。
【0007】図8はリセット雑音やトランジスタなどの
回路素子の雑音を除去する従来技術の構成を示す図であ
る。同図において、CCD1からの出力信号電圧は第1
バッファ回路19を介してクランプコンデンサC3に接
続されている。クランプトランジスタQ9はクランプコ
ンデンサC3と共にクランプ回路を構成している。クラ
ンプトランジスタQ9はゲ−ト付き電荷積分回路が1回
の転送クロックパルスで転送された電荷を電圧に変換し
た後に、フロ−ティング拡散層に転送された電荷を排出
するリセット動作を行い、その後のリセット電位が出力
されている期間にクランプパルスによって導通し、CC
Dの出力信号中のリセット電位出力を所定の電位Vre
fにクランプしてリセット雑音を除去する。この動作は
周知である。次に、リセット雑音を除去された信号は第
2バッファ回路20を介してサンプリングトランジスタ
Q10に接続されている。サンプリングトランジスタQ
10はリセット雑音を除去された信号の信号電荷に対応
した電圧が出力されている期間にサンプリングパルスに
よって導通し、信号電荷に対応した電圧をホ−ルドコン
デンサC4に得る。
【0008】サンプリングトランジスタQ10とホ−ル
ドコンデンサC4との間に接続された抵抗Rsは、ホ−
ルドコンデンサC4と抵抗Rsで所定の時定数を与え、
高周波の雑音成分を平均化して、ゲ−ト付き電荷積分回
路を構成するトランジスタなどの回路素子から発生する
雑音を除去するものである。この動作についても周知で
ある。雑音を除去された信号電圧は第3バッファ回路2
1を介して増幅回路22で所定の値に増幅される。
【0009】しかしながら、これら従来技術においては
リセット雑音は除去できるものの、ゲ−ト付き電荷積分
回路を構成するトランジスタなどの回路素子から発生す
る雑音を完全に除去することができないという問題点が
あった。すなわち、ホ−ルドコンデンサC4と抵抗Rs
で所定の時定数を与え、高周波の雑音成分を平均化して
いるが、この時定数が大きすぎるとサンプリングパルス
の時間幅内にホ−ルドコンデンサC4に信号電圧を十分
に充放電できなくなって解像度が劣化するため、その時
定数を充分大きくすることができない。このため、高周
波成分の雑音除去を十分行うことができないという問題
点があった。
【0010】以上の問題点に加えて、雑音を除去された
信号電圧は前述のとおり、高画素化によって1画素当た
りの出力信号電圧の大きさが小さくなっているため、増
幅回路22が所定の値に増幅するためには大きな増幅度
を持っている必要があるが、周知のとおり、大きな増幅
度を持った増幅回路は雑音の発生が大きく、増幅回路2
2の入力換算雑音が、雑音を除去された信号電圧に対し
て無視できないため、この増幅回路22で再びS/Nが
劣化するという問題点もあった。
【0011】すなわち、従来技術では高画素CCDの出
力信号をS/N良く雑音除去及び増幅することができ
ず、これにより画質が著しく劣化するという欠点があっ
た。又、上記文献1乃至4にもこれらの問題点を解決す
る手段は開示されていない。
【0012】そこで本発明の目的は、リセット雑音と回
路素子が発生する雑音の両者を十分に除去することが可
能で、かつ雑音が除去された信号をS/N劣化すること
なく増幅することが可能な電荷結合素子の信号処理回路
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、ゲ−ト付き電荷積分回路を備えた電荷結合
素子の信号処理回路であって、この信号処理回路は前記
電荷結合素子の出力を積分する積分手段と、前記ゲ−ト
付き電荷積分回路からリセット電圧が出力されている期
間に前記積分手段の積分出力を基準値にリセットするリ
セット手段と、前記積分手段の積分出力が前記リセット
されてから所定時間後までに積分された出力をサンプリ
ングホールドするサンプリングホールド手段とを含むこ
とを特徴とする。
【0014】又、本発明による他の発明は、ゲ−ト付き
電荷積分回路を備えた電荷結合素子であって、その電荷
結合素子は前記電荷結合素子の出力を積分する積分手段
と、前記ゲ−ト付き電荷積分回路からリセット電圧が出
力されている期間に前記積分手段の積分出力を基準値に
リセットするリセット手段と、前記積分手段の積分出力
が前記リセットされてから所定時間後までに積分された
出力をサンプリングホールドするサンプリングホールド
手段とを含む信号処理回路を有することを特徴とする。
【0015】本発明及び本発明による他の発明によれ
ば、積分手段の積分出力を基準値にリセットした後、所
定時間積分することにより増幅することができるため、
リセット雑音と回路素子が発生する雑音の両者を十分に
除去することが可能となり、かつ雑音が除去された信号
をS/N劣化することなく増幅することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
る電荷結合素子の信号処理回路の最良の実施の形態の構
成図である。同図を参照すると、本発明の電荷結合素子
の信号処理回路は、ゲ−ト付き電荷積分回路を備えたC
CD1と、このCCD1の出力の信号電圧をその大きさ
に対応した電流に変換する電圧・電流変換回路2と、こ
の電圧・電流変換回路2の出力に接続されこの電流を所
定期間積分して電圧に変換する積分コンデンサ3と、こ
の積分コンデンサ3に積分された電荷を所定周期で基準
電位にリセットするリセット回路5と、積分コンデンサ
3の出力信号をサンプリングホールドするサンプリング
ホールド回路6とを少なくとも備えている。
【0017】リセット回路5はゲ−ト付き電荷積分回路
からリセット電位が出力されている期間に積分コンデン
サ3を基準電位にリセットし、積分コンデンサ3はこの
リセットされた基準電位から電圧・電流変換回路2が変
換したCCD1の出力信号電圧の大きさに対応した電流
を積分して信号電圧に変換し、サンプリングホールド回
路6はリセット回路5が積分コンデンサ3を基準電位に
リセットする時刻の所定時間前に積分コンデンサ3に積
分されて変換された信号電圧をサンプリングホールドす
る。
【0018】ここで、CCD1の出力の信号電圧をその
大きさに対応した電流に変換する電圧・電流変換回路2
は電圧を電流に変換する電圧・電流変換比率が可変で、
この変換比率によって積分コンデンサ3で積分して変換
される電圧の大きさを可変してCCD1から出力された
信号電圧の増幅度を制御する。さらに、積分コンデンサ
3の静電容量は予め設定された複数の静電容量を選択可
能で、この選択された静電容量で積分して変換される電
圧の大きさを可変してCCD1から出力された信号電圧
の増幅度を制御する。
【0019】また、リセット回路5がゲ−ト付き電荷積
分回路からリセット電位が出力されている期間に積分コ
ンデンサ3を基準電位にリセットするためのリセットパ
ルスと、サンプリングホールド回路6が積分コンデンサ
3に積分されて変換された信号電圧をサンプリングホー
ルドするためのサンプリングパルスを発生するタイミン
グ回路4をさらに備え、リセット回路5がゲ−ト付き電
荷積分回路からリセット電位が出力されている期間に積
分コンデンサ3を基準電位にリセットする時刻から、サ
ンプリングホールド回路6が積分コンデンサ3に積分さ
れて変換された信号電圧をサンプリングホールドする時
刻までの時間間隔を可変して積分コンデンサ3で積分し
て変換される電圧の大きさを可変してCCD1から出力
された信号電圧の増幅度を制御する。
【0020】上述のCCD1の信号処理回路によれば、
積分コンデンサ3に積分された電荷を所定周期で基準電
位にリセットするリセット回路5が、ゲ−ト付き電荷積
分回路からリセット電位が出力されている期間に積分コ
ンデンサ3を基準電位にリセットして、ゲ−ト付き電荷
積分回路のリセット雑音を除去することができる。同時
に、電圧・電流変換回路でCCD1の出力信号電圧をそ
の大きさに対応した電流に変換し、この電流を積分コン
デンサ3で所定期間積分して電圧に変換して増幅する。
この増幅は増幅回路などを用いることなく電圧・電流変
換回路2でCCD1の出力信号電圧の大きさに対応した
信号電流に変換しこれを積分して増幅している。この増
幅度は、i/c×tの式で表され、電圧・電流変換回路
2でCCD1の出力信号電圧の大きさに対応した電流
i、積分コンデンサ3の静電容量c及び積分時間tを所
定の値に設定することで達成できる。
【0021】この構成によれば、積分コンデンサ3を基
準電位にリセットして後、信号電流を積分することで増
幅できるからゲ−ト付き電荷積分回路のリセット雑音の
除去と増幅を同時に行うことができる。従って、増幅の
ために特段の増幅回路を用いる必要がなく、従来の増幅
回路によるS/N劣化が発生しない。
【0022】本発明の最も重要な長所は、電圧・電流変
換回路2でCCD1の出力信号電圧をその大きさに対応
した電流に変換し、この電流を積分コンデンサ3で所定
期間積分して電圧に変換しているが、このときの積分時
定数は、積分コンデンサ3を基準電位にリセットした時
刻から変換された信号電圧をサンプリングホールドする
時刻までの時間であるため非常に長い積分時定数を得る
ことができる。
【0023】前述した図8で示した従来例においては、
ホ−ルドコンデンサC4と抵抗Rsで所定の時定数を与
えているが、解像度の劣化を防ぐため、短いサンプリン
グパルスの時間内で充放電が完了する程度の短い時定数
しか設定不可能であった。このため、高周波の雑音成分
の除去が十分でなかった。
【0024】これに対して本発明では、非常に長い積分
時定数を得ることができるから、従来に比較して高周波
の雑音成分の除去が大幅に改善され、S/Nが非常に良
好な信号を得ることができ、画質が改善できる固体撮像
素子の信号処理回路が実現できる。さらに、リセット雑
音除去と増幅が同時に行えるため回路構成が簡単で、回
路規模が縮小でき、撮像装置の消費電力が小さくでき
る。
【0025】次に、図1を参照しながら具体的な動作に
ついて説明する。CCD1から出力される信号電圧は電
圧・電流変換回路2に供給される。電圧・電流変換回路
2はこの信号電圧をその大きさに対応した電流に変換す
る。電圧・電流変換回路2で変換されたCCD1の出力
信号電圧の大きさに対応した電流は次に積分コンデンサ
3に供給される。積分コンデンサ3はこの電流を所定期
間積分して電圧に変換する。タイミング回路4はCCD
1を駆動する駆動信号と同期し、CCD1の出力信号の
内、CCD1のゲ−ト付き電荷積分回路からリセット電
位が出力されている期間にリセットパルスをリセット回
路5に供給し、リセット回路5はこのリセットパルスで
積分コンデンサ3を一定の基準電位にリセットする。基
準電位にリセットされた積分コンデンサ3は、次にこの
基準電位から電圧・電流変換回路2で変換されたCCD
1の出力信号電圧の大きさに対応した電流の積分を開始
し、積分コンデンサ3はこの電流を積分して電圧に変換
する電流・電圧変換を行う。
【0026】従って、積分コンデンサ3にはこの電流の
大きさに対応した電圧が発生し、増幅された信号電圧が
得られる。このとき、一定の基準電位から電流の積分を
開始するためリセット雑音が除去される。次にタイミン
グ回路4は積分コンデンサ3に積分されて電圧に変換さ
れ、増幅された信号電圧をサンプリングホールドするた
めのサンプリングパルスを発生してサンプリングホ−ル
ド回路6に供給する。サンプリングホ−ルド回路6は増
幅された信号電圧をサンプリングホールドし、リセット
雑音が除去されかつ増幅された信号を取り出す。
【0027】
【実施例】次に、実施例について説明する。まず、第1
実施例について説明する。図2は本発明に係る電荷結合
素子の信号処理回路の第1実施例の構成図、図3は第1
実施例の動作を示す波形図である。図2を参照すると、
電荷結合素子の信号処理回路はCCD7と、同期信号発
生回路8と、駆動回路9と、タイミング回路10と、N
PN形トランジスタQ1,Q2,Q5,Q8と、PNP
形トランジスタQ3と、電界効果形トランジスタQ4,
Q6,Q7と、抵抗Re,Rg,Rsと、コンデンサC
1,C2と、直流電源Vbとを含んで構成される。
【0028】CCD7は同期信号発生回路8で形成した
駆動信号を元に駆動回路9により駆動され、信号電圧V
sを出力する。この出力信号電圧Vsは出力バッファと
なるエミッタフォロワQ1を介して抵抗値が固定か可変
の抵抗Rgに接続されている。抵抗Rgのもう一方の端
はベ−ス接地回路のトランジスタQ2(定電流源を構成
する)のエミッタに接続されている。抵抗Rgによって
CCD7からの出力信号はその信号電圧Vsの大きさに
対応した信号電流is(is=Vs/Rg)に変換され
てベ−ス接地回路のトランジスタQ2のコレクタに出力
される。ベ−ス接地回路のトランジスタQ2のコレクタ
には積分コンデンサC1が接続され、信号電流isはこ
の積分コンデンサC1に流れ込む。この流れ込んだ信号
電流isが積分コンデンサC1に蓄積(積分)されて電
圧に変換されて電流電圧変換される。そして、変換され
た電圧Vis(Vis=is×t/C1)の大きさの信
号電圧が得られる。ここでtは積分時間である。
【0029】次に、図3を参照して図2に示した信号処
理回路の動作について説明する。同図を参照すると、C
CD出力信号波形に示す期間T1はCCD7のゲ−ト付
き電荷積分回路がリセット動作を行っている期間、期間
T2はリセット後のリセット電位出力期間、期間T3は
信号電荷に対応した信号電圧出力期間である。リセット
電位出力は1画素ごとのリセット動作毎にリセット雑音
が発生するため、図3のCCD出力信号波形に示すとお
り、時刻t0のリセット電位出力Vn0に対して、時刻
t1ではVn1(<Vn0)、時刻t4ではVn2(>
Vn0)、時刻t6ではVn3(<Vn1)と電位が変
動してリセット雑音が発生している。信号電荷による出
力信号電圧はこのリセット電位から信号電荷量に対応し
て変化する。
【0030】図2において、ベ−ス接地回路のトランジ
スタQ2のコレクタには図3のCCD出力信号波形に対
応して変換された信号電流が出力されている。この信号
電流がトランジスタQ2のコレクタに接続された積分コ
ンデンサC1で蓄積されて信号電圧に変換されるが、こ
のとき、図3に示す時刻t1において、図2に示す積分
コンデンサC1に接続されたリセットトランジスタQ3
を導通させ、積分コンデンサC1を基準電位Vrにリセ
ットする。図3に示すこのリセットパルスは図2に示す
タイミング回路10がCCD7の駆動に同期して発生さ
せる。
【0031】図3の積分コンデンサ電圧波形に示すとお
り、このリセットパルスによって積分コンデンサC1の
電圧は基準電位Vrにリセットされる。このリセット動
作の直後から積分コンデンサC1の電圧はCCD7出力
信号に応じた信号電流の蓄積を行い、図3の積分コンデ
ンサ電圧波形に示すとおり、時刻t2から時刻t3の期
間においてはCCD出力信号の信号電荷による出力電圧
Vs1に対応した大きな積分電圧Vis1が発生する。
同様に、次のクロックの時刻t5でCCD7から出力さ
れる信号電圧Vs2に対応して積分電圧Vis2が発生
する。以後同様である。
【0032】次に図2において、積分コンデンサC1は
トランジスタQ4、Q5で構成されたバッファ回路に接
続され、積分コンデンサC1の積分電圧Vis1、Vi
s2…はこのバッファ回路を介してトランジスタQ6に
接続される。トランジスタQ6はホ−ルドコンデンサC
2とでサンプリングホ−ルド回路を構成し、図2に示す
タイミング回路10からのCCD7の駆動に同期したサ
ンプリングパルスによって、図3に示す積分が終了した
時刻tsで積分コンデンサC1に積分された信号電圧を
サンプリングして出力信号を得る。次に、出力信号はト
ランジスタQ7、Q8で構成されたバッファ回路を介し
て出力される。
【0033】CCD7から出力される信号の中で、信号
電荷による出力信号はこのリセット電位から信号電荷量
に応じて変化するから、図3に示すとおり、時刻t1で
リセットトランジスタQ3がリセットパルスによって導
通し、CCD7の出力信号中の電位変動を起こしている
リセット電位出力を一定の基準電位Vrにリセットする
とリセット雑音による電位変動成分が除去される。次に
時刻t2から時刻t3において積分を行うことでリセッ
ト雑音による電位変動成分が除去された基準電位から積
分されるため、リセット雑音が除去された信号電圧が得
られる。
【0034】次に本発明の第一の重要な長所について詳
述する。すなわち、図8に示した従来例においては、前
述のとおり、ホ−ルドコンデンサC4と抵抗Rsで所定
の時定数を与え、高周波の雑音成分を平均化して、ゲ−
ト付き電荷積分回路を構成するトランジスタなどの回路
素子から発生する雑音を除去しようとしているが、従来
例においては、サンプリングパルスの時間幅内にホ−ル
ドコンデンサC4に信号電圧を十分に充放電する必要が
あるため、時定数はサンプリングパルスの時間幅より短
い時定数にしか設定できない。サンプリングパルスの時
間幅は周知のとおり非常に短いため従来例においてはこ
の時定数を十分大きくすることができなかった。これに
より高周波成分の雑音除去が十分行えないという問題点
があった。
【0035】これに対して本発明においては、図3の積
分コンデンサ電圧波形に示すとおり、リセットパルスに
よって積分コンデンサC1の電圧が基準電位Vrにリセ
ットされた直後から積分コンデンサC1の電圧はCCD
7出力信号に応じた信号電流の蓄積を行う。この信号電
流の蓄積による積分動作における実効的な時定数は、図
3に示すCCD出力信号において信号電荷に対応した出
力信号電圧Vs1が出力される時刻t2からサンプリン
グパルスによって積分された積分コンデンサ電圧をサン
プリングする時刻tsまでの時間となる。この時刻t2
から時刻tsまでの時間は図3からも明らかなとおり、
CCD出力信号の信号電荷に対応した信号電圧が出力さ
れる期間と同等であり、通常、1周期の1/2程度であ
るから本発明においてはこの時定数は非常に大きな値に
でき、したがって、CCD7のゲ−ト付き電荷積分回路
を構成するトランジスタなどの回路素子から発生する雑
音を完全に除去することができる。
【0036】次に、第二の重要な長所について詳述す
る。図4は積分コンデンサの電圧波形図である。図2と
図4を参照すると、図2においてCCD7から出力され
た信号電圧Vsは出力バッファとなるエミッタフォロワ
Q1を介して抵抗Rgに接続されている。抵抗Rgのも
う一方の端はベ−ス接地回路のトランジスタQ2のエミ
ッタに接続されている。抵抗RgによってCCD7から
の出力信号はその信号電圧Vsの大きさに対応した信号
電流is(is=Vs/Rg)に変換されてベ−ス接地
回路のトランジスタQ2のコレクタに出力される。ベ−
ス接地回路のトランジスタQ2のコレクタには積分コン
デンサC1が接続され、信号電流isはこの積分コンデ
ンサC1に流れ込む。この流れ込んだ信号電流isが積
分コンデンサC1に蓄積(積分)されて電圧に変換され
て電流電圧変換される。変換された電圧Vis(Vis
=is×t/C1)の大きさの信号電圧が得られること
は前述のとおりである。従って、抵抗Rgの抵抗値を変
えると積分コンデンサC1に流れ込む信号電流値を変え
ることができる。図4において、積分コンデンサの電圧
波形で示すとおり、抵抗Rgを大きい抵抗値に設定する
と積分された電圧(ゲイン)は小さくなり、他方抵抗R
gを小さい抵抗値に設定すると積分された電圧(ゲイ
ン)は大きくなる。このように、抵抗Rgの値を選択す
ることにより任意の増幅度を設定することができる。
【0037】前述したように従来例においては、増幅回
路を別途使用していたため、その入力換算雑音によって
信号のS/Nが劣化する問題点があった。これに対し
て、本発明においては、信号の増幅動作が積分コンデン
サC1に信号電流が蓄積(積分)されるだけの単純な動
作で電圧に変換されて増幅が行われ、この増幅度は式、
Vis=is×t/C1で示されるとおり、信号電流i
s、積分時間t、積分容量C1で与えられるためこの積
分容量C1を小さな容量値に設定すれば非常に大きな増
幅度を特段の増幅回路を用いることなく得ることがで
き、従来のような増幅回路の発生する雑音でS/Nが劣
化するという問題点を解決することができる。
【0038】増幅度を可変する方法は、上記抵抗Rgの
抵抗値を変えて積分コンデンサC1に流れ込む信号電流
値を変える方法と同様な効果を得る方法として、積分コ
ンデンサの容量値を変えてもよい。増幅度は式、Vis
=is×t/C1で示されるとおり、信号電流is、積
分時間t、積分容量C1で与えられるためこの積分容量
C1を予め設定された所定の容量値に切り替えて設定す
れば増幅度を変更することができ、抵抗Rgの抵抗値を
変えた場合と同様に増幅度が可変できる。
【0039】次に、増幅度を可変する他の方法について
説明する。図5は増幅度を可変する他の方法を説明する
ための信号形図である。図2と図5を参照すると、図2
において、タイミング回路10から供給されるサンプリ
ングパルスの時間を図5に示すとおり、増幅度を大きい
G1に設定する場合には、リセットパルスとの時間間隔
が比較的長いT1に設定したサンプリングパルスG1で
サンプリングを行い、他方、増幅度を比較的小さいG2
に設定する場合には、リセットパルスとの時間間隔がT
1より短いT2に設定したサンプリングパルスG2でサ
ンプリングを行う。増幅度は式、Vis=is×t/C
1で示され、信号電流is、積分時間t、積分容量C1
で与えられるため、リセットパルスとサンプリングパル
スとの時間間隔を変えることで実効的な積分時間tを変
えて増幅度を可変する。
【0040】次に、第2実施例について説明する。図6
は本発明に係る電荷結合素子の信号処理回路の第2実施
例の構成図である。同図を参照すると、CCD7は同期
信号発生回路8で形成した駆動信号を元に駆動回路9で
CCD7を駆動し、信号電圧を出力する。この出力信号
電圧Vsは出力バッファとなるエミッタフォロワQ1を
介して抵抗値が固定か可変の抵抗Rgに接続されてい
る。抵抗Rgのもう一方の端はベ−ス接地回路のトラン
ジスタQ2のエミッタに接続されている。抵抗Rgによ
ってCCD7からの出力信号はその信号電圧Vsの大き
さに対応した信号電流is(is=Vs/Rg)の大き
さの電流信号isに変換されてベ−ス接地回路のトラン
ジスタQ2のコレクタに出力される。ベ−ス接地回路の
トランジスタQ2のコレクタには積分コンデンサC1が
接続され、信号電流isはこの積分コンデンサC1に流
れ込む。この流れ込んだ信号電流isが積分コンデンサ
C1に蓄積(積分)されて電圧に変換されて電流電圧変
換される。そして、変換された電圧Vis(Vis=i
s×t/C1)の大きさの信号電圧が得られる。この動
作は前述した第1実施例と同様である。
【0041】一方、トランジスタQ2のベースにはトラ
ンジスタQ9のベースが接続されており、トランジスタ
Q9もトランジスタQ2と同様にベース接地回路(定電
流源)を構成する。又、トランジスタQ9のコレクタに
は積分コンデンサC1Rfが接続されている。このベ−
ス接地回路のトランジスタQ9と積分コンデンサC1R
fはベ−ス接地回路のトランジスタQ2と積分コンデン
サC1と同一の値、同一の電流値が設定されている。
又、トランジスタQ9のコレクタと電源Vr間にはトラ
ンジスタQ3と同様のリセットトランジスタQ10が接
続されている。
【0042】次に図6において、積分コンデンサC1の
積分電圧はトランジスタQ4で構成されたバッファ回路
に接続され、同様に積分コンデンサC1Rfの積分電圧
はトランジスタQ11で構成されたバッファ回路に接続
されている。この2つのバッファ回路の出力は差動回路
11で差分を取った後、トランジスタQ6に供給され
る。トランジスタQ6はホ−ルドコンデンサC2とでサ
ンプリングホ−ルド回路を構成している。以後の動作は
第1実施例と同様である。
【0043】積分コンデンサC1の積分電圧は図3の積
分コンデンサ電圧波形図で示したとおり、鋸歯状波形で
あるが、同様に積分コンデンサC1RfにもCCD7か
らの出力信号が無信号時に同一の鋸歯状波形が得られて
いるから差動回路11で差分を取れば信号成分のみが次
段のサンプリングホ−ルド回路に供給される。
【0044】より具体的に説明すると、トランジスタQ
2のエミッタにはCCD7の出力信号が入力されるのに
対しトランジスタQ9のエミッタにはCCD7の出力信
号が入力されない。一方、トランジスタQ2及びQ9の
ベースにはともに直流電圧Vbが印加されている。従っ
て、無信号時(CCD7の出力信号Vsがリセット電位
の時)には直流電圧Vbで定まる電圧により、トランジ
スタQ2及びQ9のコレクタからは一定(同一波形)の
信号(鋸歯状波形)が出力される。従って、差動回路1
1の出力はゼロである。これに対し、信号有り(CCD
7の出力信号Vsが信号電荷に対応した信号である時)
の場合はトランジスタQ2のコレクタからは前述の積分
コンデンサC1の出力電圧Visが得られる。従って、
差動回路11の出力としてこの出力電圧Visに対応し
た出力が得られる。
【0045】なお、以上の第1及び第2実施例の説明に
おいてはトランジスタとしてバイポ−ラトランジスタと
MOS(metal oxide semicondu
ctor)−FETを使用した回路構成について述べた
が、これらを、MOS−FETやJ(junctio
n)−FETで置き換えても同様の効果が得られる。
又、CCD1及び7として一次元CCDあるいは二次元
CCDを使用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、ゲ−ト付き電荷積分回
路を備えた電荷結合素子の信号処理回路であって、この
信号処理回路は前記電荷結合素子の出力を積分する積分
手段と、前記ゲ−ト付き電荷積分回路からリセット電圧
が出力されている期間に前記積分手段の積分出力を基準
値にリセットするリセット手段と、前記積分手段の積分
出力が前記リセットされてから所定時間後までに積分さ
れた出力をサンプリングホールドするサンプリングホー
ルド手段とを含むため、リセット雑音と回路素子が発生
する雑音の両者を十分に除去することが可能となり、か
つ雑音が除去された信号をS/N劣化することなく増幅
することが可能となる。
【0047】又、本発明による他の発明によれば、ゲ−
ト付き電荷積分回路を備えた電荷結合素子であって、そ
の電荷結合素子は前記電荷結合素子の出力を積分する積
分手段と、前記ゲ−ト付き電荷積分回路からリセット電
圧が出力されている期間に前記積分手段の積分出力を基
準値にリセットするリセット手段と、前記積分手段の積
分出力が前記リセットされてから所定時間後までに積分
された出力をサンプリングホールドするサンプリングホ
ールド手段とを含む信号処理回路を有するため、上記本
発明と同様の効果を奏する。
【0048】具体的には、本発明の電荷結合素子の信号
処理回路によれば、積分コンデンサに積分された電荷を
所定周期で基準電位にリセットするリセット回路がゲ−
ト付き電荷積分回路からリセット電位が出力されている
期間に積分コンデンサを基準電位にリセットして、ゲ−
ト付き電荷積分回路のリセット雑音を除去し、同時に、
電圧電流変換回路でCCDの出力信号電圧をその大きさ
に対応した電流に変換し、この電流を積分コンデンサで
所定期間積分して電圧に変換して増幅している。
【0049】本発明の構成によれば、積分コンデンサを
基準電位にリセットして後、信号電流を積分することで
増幅できるからゲ−ト付き電荷積分回路のリセット雑音
の除去と、高周波成分の雑音除去と、信号の増幅を同時
に行うことができる。この増幅度は、i/c×tの式で
表され、電圧電流変換回路でCCDの出力信号電圧の大
きさに対応した電流i、又は積分コンデンサの静電容量
C、又は積分時間tを所定の値に設定することで達成で
き、特に積分コンデンサの静電容量Cを小さな値に設定
することで、増幅のために特段の増幅回路を用いること
なく必要十分な増幅を行うことができ、従来の増幅回路
によるS/N劣化の問題が解決できる。
【0050】本発明の大きな特長は、電圧電流変換回路
でCCDの出力信号電圧をその大きさに対応した電流に
変換し、この電流を積分コンデンサで所定期間積分して
電圧に変換しているが、このときの積分時定数は、積分
コンデンサを基準電位にリセットした時刻から変換され
た信号電圧をサンプリングホールドする時刻までの時間
であるため非常に長い積分時定数を得ることがきるか
ら、従来に比較して高周波の雑音成分の除去が大幅に改
善され、S/Nが非常に良好な信号を得ることができ、
画質が改善できる電荷結合素子の信号処理回路が実現で
きる。
【0051】さらに、リセット雑音除去と、高周波成分
の雑音除去と、増幅が同時に行えるため回路構成が簡単
で、回路規模が縮小でき、撮像装置の消費電力が小さく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電荷結合素子の信号処理回路の最
良の実施の形態の構成図である。
【図2】本発明に係る電荷結合素子の信号処理回路の第
1実施例の構成図である。
【図3】第1実施例の動作を示す波形図である。
【図4】積分コンデンサの電圧波形図である。
【図5】増幅度を可変する他の方法を説明するための信
号形図である。
【図6】本発明に係る電荷結合素子の信号処理回路の第
2実施例の構成図である。
【図7】ゲ−ト付き電荷積分回路を備えた電荷結合素子
(以下CCDと略記する)を使用した固体撮像装置の一
例を示す構成図である。
【図8】リセット雑音やトランジスタなどの回路素子の
雑音を除去する従来技術の構成を示す図である。
【符号の説明】 1,7 CCD 2 電圧・電流変換回路 3 積分コンデンサ 4 タイミング回路 5 リセット回路 6 サンプリングホールド回路 C1,C1Rf 積分コンデンサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲ−ト付き電荷積分回路を備えた電荷結
    合素子の信号処理回路であって、 前記電荷結合素子の出力を積分する積分手段と、前記ゲ
    −ト付き電荷積分回路からリセット電圧が出力されてい
    る期間に前記積分手段の積分出力を基準値にリセットす
    るリセット手段と、前記積分手段の積分出力がリセット
    されてから所定時間後までに積分された出力をサンプリ
    ングホールドするサンプリングホールド手段とを含むこ
    とを特徴とする電荷結合素子の信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記積分手段は前記電荷結合素子の出力
    の信号電圧をその大きさに対応した電流に変換する電圧
    ・電流変換回路と、前記電圧・電流変換回路の出力に接
    続されその出力電流を所定期間積分して電圧に変換する
    積分コンデンサとを含むことを特徴とする請求項1記載
    の電荷結合素子の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記積分手段は前記電荷結合素子の出力
    を積分する第1積分手段と、前記第1積分手段と同等の
    積分特性を有し一定の積分出力を得る第2積分手段と、
    前記第1及び第2積分手段の出力の差分を出力する差動
    増幅手段とを含み、前記リセット手段は前記第1及び第
    2積分出力を基準値にリセットし、前記サンプリングホ
    ールド手段は前記差動増幅手段の出力をサンプリングホ
    ールドすることを特徴とする請求項1記載の電荷結合素
    子の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記第1積分手段は前記電荷結合素子の
    出力の信号電圧をその大きさに対応した電流に変換する
    電圧・電流変換回路と、前記電圧・電流変換回路の出力
    に接続されその出力電流を所定期間積分して電圧に変換
    する第1積分コンデンサとを含み、前記第2積分手段は
    定電流源と、前記定電流源の出力に接続されその出力電
    流を所定期間積分して電圧に変換する第2積分コンデン
    サとを含むことを特徴とする請求項3記載の電荷結合素
    子の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記積分手段は積分特性が可変に構成さ
    れることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の
    電荷結合素子の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記積分手段は積分コンデンサの静電容
    量が選択可能に構成されることを特徴とする請求項5記
    載の電荷結合素子の信号処理回路。
  7. 【請求項7】 前記電圧・電流変換回路は電圧を電流に
    変換する電圧・電流変換比率が可変に構成されることを
    特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の電荷結合素
    子の信号処理回路。
  8. 【請求項8】 前記リセット手段がリセットする時刻か
    ら前記サンプリングホールド手段がサンプリングホール
    ドする時刻までの時間間隔が可変に構成されることを特
    徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の電荷結合素子
    の信号処理回路。
  9. 【請求項9】 前記電荷結合素子は一次元あるいは二次
    元CCDで構成されることを特徴とする請求項1乃至8
    いずれかに記載の電荷結合素子の信号処理回路。
  10. 【請求項10】 ゲ−ト付き電荷積分回路を備えた電荷
    結合素子であって、前記電荷結合素子の出力を積分する
    積分手段と、前記ゲ−ト付き電荷積分回路からリセット
    電圧が出力されている期間に前記積分手段の積分出力を
    基準値にリセットするリセット手段と、前記積分手段の
    積分出力がリセットされてから所定時間後までに積分さ
    れた出力をサンプリングホールドするサンプリングホー
    ルド手段とを含む信号処理回路を有することを特徴とす
    る電荷結合素子。
  11. 【請求項11】 前記積分手段は前記電荷結合素子の出
    力の信号電圧をその大きさに対応した電流に変換する電
    圧・電流変換回路と、前記電圧・電流変換回路の出力に
    接続されその出力電流を所定期間積分して電圧に変換す
    る積分コンデンサとを含むことを特徴とする請求項10
    記載の電荷結合素子。
  12. 【請求項12】 前記積分手段は前記電荷結合素子の出
    力を積分する第1積分手段と、前記第1積分手段と同等
    の積分特性を有し一定の積分出力を得る第2積分手段
    と、前記第1及び第2積分手段の出力の差分を出力する
    差動増幅手段とを含み、前記リセット手段は前記第1及
    び第2積分出力を基準値にリセットし、前記サンプリン
    グホールド手段は前記差動増幅手段の出力をサンプリン
    グホールドすることを特徴とする請求項10記載の電荷
    結合素子。
  13. 【請求項13】 前記第1積分手段は前記電荷結合素子
    の出力の信号電圧をその大きさに対応した電流に変換す
    る電圧・電流変換回路と、前記電圧・電流変換回路の出
    力に接続されその出力電流を所定期間積分して電圧に変
    換する第1積分コンデンサとを含み、前記第2積分手段
    は定電流源と、前記定電流源の出力に接続されその出力
    電流を所定期間積分して電圧に変換する第2積分コンデ
    ンサとを含むことを特徴とする請求項12記載の電荷結
    合素子。
  14. 【請求項14】 前記積分手段は積分特性が可変に構成
    されることを特徴とする請求項10乃至13いずれかに
    記載の電荷結合素子。
  15. 【請求項15】 前記積分手段は積分コンデンサの静電
    容量が選択可能に構成されることを特徴とする請求項1
    4記載の電荷結合素子。
  16. 【請求項16】 前記電圧・電流変換回路は電圧を電流
    に変換する電圧・電流変換比率が可変に構成されること
    を特徴とする請求項10乃至13いずれかに記載の電荷
    結合素子。
  17. 【請求項17】 前記リセット手段がリセットする時刻
    から前記サンプリングホールド手段がサンプリングホー
    ルドする時刻までの時間間隔が可変に構成されることを
    特徴とする請求項10乃至13いずれかに記載の電荷結
    合素子。
  18. 【請求項18】 前記電荷結合素子は一次元あるいは二
    次元CCDで構成されることを特徴とする請求項10乃
    至17いずれかに記載の電荷結合素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067064A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Canon Inc 固体撮像装置および撮像システム

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