JP2001197343A - 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素 - Google Patents

画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素

Info

Publication number
JP2001197343A
JP2001197343A JP2000007687A JP2000007687A JP2001197343A JP 2001197343 A JP2001197343 A JP 2001197343A JP 2000007687 A JP2000007687 A JP 2000007687A JP 2000007687 A JP2000007687 A JP 2000007687A JP 2001197343 A JP2001197343 A JP 2001197343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image information
recording element
image processing
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000007687A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Takano
博明 高野
Kuniaki Uesawa
邦明 上澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000007687A priority Critical patent/JP2001197343A/ja
Publication of JP2001197343A publication Critical patent/JP2001197343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スキャナーやデジタルカメラにより入力した画
像情報を、パーソナルコンピューター、画像処理アプリ
ケーションソフトウェア、及びプリンター等の各種装置
を介すことなくハードコピーを得ることができる装置で
あり、前記各種装置により構成される処理環境とオペレ
ータの主観により達成されていた従来のハードコピーの
画質向上効果と同等の効果を上記各種装置を介すること
なく得る事が可能な方法・装置を提供する。 【解決手段】像情報入力装置により得た画像情報を、画
像出力装置を用いて画像形成記録要素に出力する際に、
該画像情報に対し施す画像処理であって、該像情報入力
手段により、像情報入力時に設定される像情報入力設定
情報に基づいて、該画像情報に対し画像処理を施すこと
を特徴とする画像処理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子により入
力した画像情報の画像処理方法、画像出力装置、像情報
入力装置、ハードコピー生産方法、及び画像形成記録要
素に関する。
【0002】より詳細には、本発明は、スキャナーやデ
ジタルカメラにより入力した画像情報について、パーソ
ナルコンピューター、画像処理アプリケーションソフト
ウェア、及びプリンター等の装置により構成される処理
環境とオペレータの主観により達成されていた従来のハ
ードコピーの画質向上効果と同等の効果を、それらを介
することなく得る事を可能にする画像処理方法、画像出
力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法、及び
画像形成記録要素に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターの普及
と記憶媒体(以下「メモリー」とも称す)の高密度化に
より、現像済み銀塩写真フィルム(以下、単に「フィル
ム」とも称す)の記録情報を固体撮像素子(以下「CC
D」と称す)を用いて電子画像情報に変換し、画像処理
を行った後、銀塩ペーパーやその他の画像形成記録要素
に出力する機会が増えてきている。
【0004】また、従来のフィルムを用いたカメラ(以
下「アナログカメラ」と称す)に代わり、前記CCDを
用いてアナログ信号を電子画像情報であるデジタル信号
に変換し、記憶媒体に出力するデジタルカメラが急速に
普及している。最近では、高画素撮像素子の小型化と低
価格化に伴って、インスタントフィルムに画像情報を出
力し、撮影後直ちにハードコピーとして鑑賞できる機能
を備えた装置(以下、「デジタルカメラプリンター」と
称す)が販売されるに至った。
【0005】電子画像情報をインスタントフィルムに出
力する装置は、テレビ画像のハードコピーを得る為の装
置(以下「ビデオプリンター」と称す)と類似してお
り、デジタルカメラプリンターは、デジタルカメラとビ
デオプリンターを、両者の間に介在していたパーソナル
コンピュターと、画像処理アプリケーションソフトウェ
アを用いたユーザーによるオペレーションを排除して、
一体化させたものといえる。ビデオプリンターは、記録
画像が文字や図形ではなく、アナログ的な階調を有する
ことが特徴であり、その記録方式は濃度階調法と面積階
調法の2つに分類される。
【0006】前者の濃度階調法には、銀塩写真方式や色
素拡散転写方式などがあり、記録単位(ドット)ごとに
連続的な階調表現が行える為、後者のインクジェット、
サーマル溶融転写方式など、複数の記録単位の集合で階
調を表現する擬似中間調表現を行っているものに比べ画
質が優れている。
【0007】銀塩写真方式は、平面(ライン形)CRT
ディスプレイやレーザービーム、LED、蛍光表示管な
どを光源に用い、 赤・緑・赤(以下「R・G・B」とも称
す)3色の色分解露光を順次走査露光するものであり、
前記デジタルカメラプリンターも同様の露光方法を採用
している。
【0008】インスタントフィルムは、コンベンショナ
ル写真フィルムと同様に、青・緑・赤に感じる各乳剤層
が、各々黄・マゼンタ・シアン(以下「Y・M・C」とも
称す)の色素画像を形成する。インスタントフィルム
は、各感色性を有する層の下に、対応する色素にハロゲ
ン化銀の還元剤を結合させた色素現像剤の層を有してお
り、露光により形成した潜像を有するハロゲン化銀の現
像時、近傍に存在する前記色素現像剤が酸化され非拡散
性へと変化する構成である。一方、未露光部では、残っ
た色素現像剤がアルカリ可溶性な為に拡散可能となっ
て、受像層側に転写される原理を採用している点が、コ
ンベンショナル写真フィルムと大きく異なる点である。
インスタントフィルムとしては、ポラロイド社製のポラ
ロイドフィルムや、富士写真フィルム社製フォトラマや
インスタックスフィルムなどが知られている。詳細な説
明は本発明の要旨ではないので省略する。
【0009】同じビデオプリンターに類する銀塩写真方
式の装置として、コンベンショナル写真フィルムである
ネガ、あるいはポジフィルムへ出力するフィルムライタ
ー(デジタルフィルムレコーダーとも称す)が知られて
いる。現像処理後のフィルム上においてディスプレイ上
と近似の色再現を得ることを目的として、フィルムの特
性曲線(受光光量と基準現像後の発色色素量の関係を示
すもので「センシトメトリーカーブ」とも称す)に、露光
機側の出力特性を合わせる為の、ルックアップテーブル
(以下、「LUT」と称す)が用いられている。
【0010】豊富なフィルムの種類に対応できるよう
に、装置には複数のLUTが用意されているのが一般的
で、例えば現像処理による変動を補正するなどの目的
で、ユーザーがディスプレイ画面上の操作でLUTを調
整できる機能を備えたものもあり、広義な意味におい
て、画像データそのものに修正を加えない画像処理の一
つであるといえる。
【0011】さらに、同じく銀塩写真方式の装置に分類
されるものとしては、銀塩カラーペーパーへ出力するデ
ジタルミニラボが知られている。前記フィルムライター
と同様にここでもLUTが用いられている。
【0012】LUTの機能としては、前記フィルムライ
ターのように、例えばディスプレイ上の加色法によるR
・G・B表色系で表された画像信号(以下、「目標画像
信号」と称す)と、プリンター出力ハードコピー上での
減色法によるY・M・C表色系で表された画像信号(以
下、「再現画像信号」)が異なることにより生じる色再現
性の差異を補正すること、あるいは原稿であるフィルム
やプリントの減色法色素の発色濃度量を、前記フィルム
スキャナーやCCDにより、透過あるいは反射光で読み
取った測光濃度から、プリンター出力によるハードコピ
ー上で忠実な色再現を得る、すなわち前記目標画像信号
である測光濃度から再現画像信号である解析濃度に変換
することなどがある。
【0013】LUTの作成方法としては、特開平2−2
26870号公報、「Po-Chieh Hung, "Colorimetric ca
libration in electronic imaging devicesusing a loo
k-up-table model and interpolations, "Journal of E
lectronicImaging, 2-1, p.p.53-61」、及び特開平8−
149320号公報に開示された方法が知られている。
【0014】前者の色変換を目的としたLUTの作成
は、まず目標画像信号により出力された色(以下「表示
色と称す」)をL×a×b×表色系(以下「Lab」と称
す)で表した値(以下「色彩値」と称す)とを対応づけた
LUT(以下「第1LUT」と称す)を作成する。Lab
とはCIE(Commission Internationale de I'Eclaira
ge:国際照明委員会)の定めた表色系であり、Lが明
度、abが色情報(色の色相と彩度)を表す。再現画像
信号により出力された色についても同様にLUT(以下
「第2LUT」と称す)を作成することにより行われる。
第1,2LUTの存在理由は、異なる表色系の間で、例
えばLabという共通な表色系を与え、変換を可能にす
ることにあり、後は第1LUTで得た値から、再現画像
信号の表色系における値を得る演算式を作成すれば良
い。さらに詳細な作成方法については、本発明の要旨で
はないのでここでは省略する。
【0015】また、後者の測光濃度から解析濃度に変換
する演算手法としては、例えばY・M・C3色の色素濃
度の変換であれば、3×3のマトリックス関数を用いた
線形処理があり、特開平4−88344号公報、同8−
155355号公報、同8−321963号公報に開示
された方法が知られている。
【0016】ところで前記インスタントフィルムへの出
力機能を持たない、一般的なデジタルカメラを用いて撮
影した画像情報は、デジタルカメラメーカー毎に独自に
規格したり、数社の共同で規格化された形式の中から採
用された方式の記憶媒体(例えば、コンパクトフラッシ
ュ、スマートメディア、あるいはメモリースティックな
ど)に一時的に記録され、デジタルカメラに備えられた
小型の液晶モニターに表示させて、撮影状態を確認する
ことに用いたり、パーソナルコンピュターに接続された
装置から出力されるハードコピー(例えば、インクジェ
ットペーパーなど)や、デジタル露光方式のミニラボ装
置(例えばコニカ社製QD−21)から出力される銀塩
ペーパーのハードコピーにして鑑賞される。
【0017】デジタルカメラ画像の撮影情報を記憶媒体
に保存する従来の方式では、オペレータが画像処理アプ
リケーションソフトウェア(例えばアドビ社製フォトシ
ョップ)を備えたパーソナルコンピュータのディスプレ
イ画面上で、ハードコピーの画質、特に色や階調がより
好ましい状態になるよう、ハードコピーを評価しては、
その差を加味して画像に修正を加え、再度ハードコピー
を出力する、というような繰り返し補正・出力作業を行
っている。
【0018】カラーネガフィルムは、現像後に色素の発
色濃度量に変換できる受光光量の最小値と最大値の範
囲、いわゆるダイナミックレンジが非常に大きく、これ
により撮影時の露光条件のばらつきがあっても、アナロ
グプリンターによる銀塩ペーパーへの投影露光時に、自
動露光量制御と、オペレータ(プリンターマン)の主観
に基づく調整によって、適正な画質のハードコピーを作
製するサービスを行ってきた。また、異種光源下での撮
影シーン、近接ストロボシーンや逆光シーンなども、オ
ペレータによる該当する駒(撮影コマ)の選別と、プリ
ンター露光条件の調整によって補正されている。同様
に、前記フィルムスキャナーによるカラーネガフィルム
の読み取りに際しても、撮影露光量や撮影シーンに合わ
せた調整を必要とする。
【0019】一方、デジタルカメラは、被写体の輝度範
囲やカラーネガフィルムの記録可能な濃度範囲より狭い
ダイナミックレンジで撮像して得られたものが多く、例
えストロボ発光による光量の補正や、絞りの調整がなさ
れたとしても、得られた画像の直接的な観察において
は、例えば露光量不足状態での撮影(いわゆるアンダー
撮影)による全体輝度の低下、逆光やストロボの過度な
発光による中心被写体の輝度の過不足やコントラストの
不足などの品位低下が、カラーネガフィルムからのプリ
ントとは比較にならないほど多く見られ、特定の画像処
理アプリケーションソフトウェアの自動的な補正、すな
わちどのような撮影シーンかを確認することなく施す補
正では解決されずに、オペレータ(ユーザー)の主観評
価に基づいた、より好ましい画質への補正処理が、ホー
ムプリント(ハードコピーの作製工程)において必要と
されているのが現状である。
【0020】ほとんどのデジタルカメラには小型の液晶
モニターが備えられているが、その活用方法は、撮影が
正しく行われたかを確認したり、撮影した画像をグルー
プで鑑賞することでコミュニケーションを図るなどの使
用に留まっている。これは、画像処理を施してその効果
を確認するには画面の大きさや性能が十分でないし、撮
り直しができる撮影工程で画像処理を行うのは非現実的
であるなどの理由からである。
【0021】デジタルカメラには、特定の画像処理を施
すことができるものもあるが、これらの画像処理は、ハ
ードコピー上で最適な画質を得る目的で、オペレータが
パーソナルコンピュータのディスプレイ画面上で、画像
処理アプリケーションソフトウェアを用いて撮影条件に
起因する問題を修正したり、より好ましい画質を達成す
る為に行う画像処理とは明らかに異なる。
【0022】従って、インスタントフィルムに画像情報
を出力しハードコピーを得る機構を備えた携帯可能な画
像入力装置においても、オペレータが画像処理アプリケ
ーションソフトウェアを備えたパーソナルコンピュータ
ーのディスプレイ画面上で、ハードコピーの画質、特に
露光量不足状態での撮影(いわゆるアンダー撮影)や、
逆光やストロボ近接条件下での撮影画像を、より主観的
に好ましい状態にする画像処理の必要性が明らかである
(第1の課題)。
【0023】前記フィルムライター同様、使用するフィ
ルム毎にLUTを選択したり、LUTを補正する機能を
有する装置は知られていない。従って同じ銘柄のインス
タントフィルムの特性変化(ロット変動)や、異なるイ
ンスタントフィルムの使用、あるいはLUT自体を修正
して撮影情報の変化に対応させる画像処理の必要性が明
らかである(第2の課題)。
【0024】本出願人は、特願平11−81556号に
おいて、カメラやレンズつきフィルムなどのコンパクト
化や写真システムの簡易化および迅速化の為に、フィル
ムの撮影画面面積の縮小化(フィルムの一コマ分の面積
の縮小化)、あるいは前記撮影画面の一部分を高い拡大
倍率で引き伸ばして使用することを前提としたフィルム
からの撮影記録情報の読み取り及び画像形成工程におい
て、画像情報をデジタル的に読み取った後、画像処理に
より画質を改善すること、及びより好ましい画質に向上
させる画像処理方法および画像処理装置を提案している
(先提案技術という)。
【0025】前記先提案技術に係る画像処理方法は、撮
影シーンを判別して撮影シーン別に画像処理を施す方法
であって、撮影シーンを判別する手段としてパターン
(テンプレート)マッチング法、好ましくはマハラノビ
スタグチシステム(MTS)法を用い、抽出方法とし
て、撮影画面のモザイク化と、モザイク化によって生じ
るブロック毎に、予め設定した条件により識別番号を付
与するというものである。前記特徴抽出方法を適用する
場合、対象となる画像情報はあくまでも適正条件によっ
て撮影されたフィルムが前提であって、特に撮影画面面
積の小さいフィルムや、一部を拡大して使用する場合に
おいて、改善可能な画像処理の効果の範囲内において、
主観的により好まれる処理値の設定により、効果をさら
に高めることを目的にしている。
【0026】従って、撮影条件に起因する問題の修正を
必要とする画像(例えば、フィルムへの露光量不足状態
での撮影(いわゆるアンダー撮影)、逆光やストロボ近
接条件下での撮影など)は、従来のように、オペレータ
が画像処理アプリケーションウェアを用いた画像処理に
よってのみ改善されることが前提となる為、デジタルカ
メラプリンターなどの装置に前記先提案技術を適用した
だけでは、前記第1の課題の解決にならない(第3の課
題)。
【0027】デジタルカメラなどの従来の入力装置にお
いては、自然な階調画像を記録したり表示したりするの
が一般的であり、文字や図形などの非階調画像は、オペ
レータが画像処理アプリケーションソフトウェア(例え
ばアドビ社製フォトショップ)を備えたパーソナルコン
ピュータのディスプレイ画面上で、ハードコピーの画
質、特に階調画像との対比や、細線や小点などの視認性
がより好ましい状態になるよう、ハードコピーを評価し
ては、その差を加味して画像に修正を加え、再度ハード
コピーを出力する、というような繰り返し補正・出力作
業を行っている。前述のデジタルカメラプリンターなど
のハードコピーへの出力機能を備えた装置の使われ方
が、従来のアナログ、デジタルカメラとは異なり、ハー
ドコピーに文字やイラストなどを組み込んで出力する、
コミュニケーション手段的な使用に及ぶ可能性がある。
【0028】従って、インスタントフィルムに画像情報
を出力しハードコピーを得る機構を備えたデジタルカメ
ラにおいても、文字や図形などの非階調画像と、階調画
像とを同一画面内に構成する際には、オペレータが画像
処理アプリケーションソフトウェアを備えたパーソナル
コンピューターのディスプレイ画面上で、背景色を考慮
したり、視認性などを考慮した調整、すなわちより好ま
しい状態にする画像処理が必要なことは明らかである
(第4の課題)。
【0029】デジタルカメラの撮影情報を記憶媒体に保
存する従来の方式では、書き込みや読み出しに多くの時
間が必要である。また、撮影条件を高解像度に設定した
場合、撮影枚数が減り、頻繁にモニターに表示させ、不
要な駒を削除するなどの作業を必要としている。このよ
うな作業は、電池を必要以上に消耗させ、頻繁に電池を
交換する必要を生じさせている(第5の課題)。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記第1〜
5の課題に鑑みてなされたものであり、スキャナーやデ
ジタルカメラにより入力した画像情報を、パーソナルコ
ンピューター、画像処理アプリケーションソフトウェ
ア、及びプリンター等の装置を介すことなくハードコピ
ーを得ることができる装置であり、前記パーソナルコン
ピューター、画像処理アプリケーションソフトウェア、
及びプリンター等の装置により構成される処理環境とオ
ペレータの主観により達成されていた従来のハードコピ
ーの画質向上効果と同等の効果を上記各種装置を介する
ことなく得る事が可能な方法・装置を提供することを目
的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、下
記構成によって達成される。 1.像情報入力装置により得た画像情報を、画像出力装
置を用いて画像形成記録要素に出力する際に、該画像情
報に対し施す画像処理であって、該像情報入力手段によ
り、像情報入力時に設定される像情報入力設定情報に基
づいて、該画像情報に対し画像処理を施すことを特徴と
する画像処理方法。
【0032】2.像情報入力装置により得た画像情報を
画像形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対し
画像処理を施す手段とを有する画像出力装置において、
該像情報入力装置により、像情報入力時に設定される像
情報入力設定情報を読み取る手段と、予め複数の画像処
理の設定を格納しておく手段と、該画像形成記録要素へ
の出力時に該像情報入力設定情報から該画像処理の設定
を選び出す手段とを有することを特徴とする画像出力装
置。
【0033】3.画像形成記録要素に出力する画像情報
を得る像情報入力装置において、該画像形成記録要素へ
の出力時に該画像情報に対し施す画像処理条件を算出す
る為に用いる、像情報入力時の設定情報を作製する手段
を有することを特徴とする像情報入力装置。
【0034】4.像情報入力手段を有する画像出力装置
を用いて、該像情報入力手段により得た画像情報を画像
形成記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施す画
像処理であって、該像情報入力手段により、像情報入力
時に設定される像情報入力設定情報に基づいて、該画像
情報に対し画像処理を施すことを特徴とする画像処理方
法。
【0035】5.像情報入力手段、該像情報入力手段に
より得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段
と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画
像出力装置において、該像情報入力装置により、像情報
入力時に設定される像情報入力設定情報を読み取る手段
と、予め複数の画像処理の設定を格納しておく手段と、
該画像形成記録要素への出力時に該像情報入力設定情報
から該画像処理の設定を選び出す手段とを有することを
特徴とする画像出力装置。
【0036】6.像情報入力手段、該像情報入力手段に
より得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段
と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画
像出力装置において、該像情報入力装置により、像情報
入力時に設定される像情報入力設定情報を読み取る手段
と、予め複数の画像処理の設定を格納しておく手段と、
該画像形成記録要素への出力時に該像情報入力設定情報
から該画像処理の設定を選び出す手段と、取り外し可能
な記憶媒体に保存することなく前記画像処理を施す手段
とを有することを特徴とする画像出力装置。
【0037】7.像情報入力手段を有する画像出力装置
を用いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像形
成記録要素に出力するハードコピー生産方法において、
該画像形成記録要素に出力する際に、該像情報入力手段
により、像情報入力時に設定される像情報入力設定情報
に基づいて、該画像情報に対し画像処理を施すことを、
取り外し可能な記憶媒体に保存せずに行うことを特徴と
するハードコピー生産方法。
【0038】8.像情報入力装置により得た画像情報を
画像出力装置を用いて画像形成記録要素に出力する際
に、該画像情報に対し施す画像処理であって、該画像形
成記録要素に出力する際に、該画像情報から抽出・加工
される情報を用いた類似度判定に基づいて、該画像情報
に対し画像処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
【0039】9.像情報入力装置により得た画像情報を
画像形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対し
画像処理を施す手段とを有する画像出力装置において、
該画像情報から抽出・加工されたデータを得る手段と、
予め複数の特徴抽出データを格納しておく手段と、該抽
出・加工されたデータと該複数の特徴抽出データとの類
似度を判定する手段と、予め複数の画像処理の設定を格
納しておく手段と、該画像形成記録要素への出力時に類
似度判定に基づき該画像処理の設定を選び出す手段とを
有することを特徴とする画像出力装置。
【0040】10.像情報入力手段を有する画像出力装
置を用いて、該像情報入力手段により得た画像情報を画
像形成記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施す
画像処理であって、該画像情報から抽出・加工される情
報を用いた類似度判定に基づいて、該画像情報に対し画
像処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
【0041】11.像情報入力手段と、該像情報入力手
段により得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手
段と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する
画像出力装置において、該画像情報から抽出・加工され
たデータを得る手段と、予め複数の特徴抽出データを格
納しておく手段と、該抽出・加工されたデータと該複数
の特徴抽出データとの類似度を判定する手段と、予め複
数の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像形成
記録要素への出力時に類似度判定に基づき画像処理の設
定を選び出す手段とを有することを特徴とする画像出力
装置。
【0042】12.像情報入力手段と、該像情報入力手
段により得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手
段と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する
画像出力装置において、該画像情報から抽出・加工され
たデータを得る手段と、予め複数の特徴抽出データを格
納しておく手段と、該抽出・加工されたデータと該複数
の特徴抽出データとの類似度を判定する手段と、予め複
数の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像形成
記録要素への出力時に類似度判定に基づき画像処理の設
定を選び出す手段と、取り外し可能な記憶媒体に保存す
ることなく前記画像処理を施す手段とを有することを特
徴とする画像出力装置。
【0043】13.像情報入力手段を有する画像出力装
置を用いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像
形成記録要素に出力するハードコピー生産方法におい
て、該画像形成記録要素に出力する際に、該画像情報か
ら抽出・加工される情報を用いた類似度判定に基づい
て、該画像情報に対し画像処理を施すことを、取り外し
可能な記憶媒体に保存せずに行うことを特徴とするハー
ドコピー生産方法。
【0044】14.像情報入力手段により得た画像情報
を画像出力装置により出力するのに用いられる画像形成
記録要素において、該画像形成記録要素に出力する際
に、該画像情報に対し施される画像処理条件を決定する
のに用いられる情報を提供する構成であることを特徴と
する画像形成記録要素。
【0045】15.像情報入力装置により得た画像情報
を画像形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対
し画像処理を施す手段とを有する画像出力装置におい
て、該画像形成記録要素に記録された情報を読み取る手
段と、該画像形成記録要素に記録された情報に基づい
て、該画像情報に画像処理を施す手段とを有することを
特徴とする画像出力装置。
【0046】16.像情報入力手段を有する画像出力装
置を用いて、該画像入力手段により得た画像情報を出力
するのに用いられる画像形成記録要素において、該画像
形成記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施され
る画像処理条件を決定するのに用いられる情報を提供す
る構成であることを特徴とする画像形成記録要素。
【0047】17.像情報入力手段を有する画像出力装
置において、該像情報入力手段により得た画像情報を該
画像形成記録要素に記録された情報を読み取る手段と、
該画像形成記録要素に記録された情報に基づいて、該画
像情報に画像処理を施す手段とを有することを特徴とす
る画像出力装置。
【0048】18.像情報入力手段を有する画像出力装
置において、該像情報入力手段により得た画像情報を該
画像形成記録要素に記録された情報を読み取る手段と、
該画像形成記録要素に記録された情報に基づいて、該画
像情報に画像処理を施す手段と、取り外し可能な記憶媒
体に保存することなく前記画像処理を施す手段とを有す
ることを特徴とする画像出力装置。
【0049】19.像情報入力手段を有する画像出力装
置を用いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像
形成記録要素に出力するハードコピー生産方法におい
て、該画像形成記録要素に出力する際に、該画像形成記
録要素に記録された情報に基づいて、該画像情報に画像
処理を施すこことを、取り外し可能な記憶媒体に保存せ
ずに行うことを特徴とするハードコピー生産方法。
【0050】20.前記像情報入力時の設定が、撮影時
のカメラ設定であることを特徴とする上記1又は4に記
載の画像処理方法。
【0051】21.前記像情報入力時の設定が、撮影時
のカメラ設定であることを特徴とする上記2、5、6の
いずれかに記載の画像出力装置。
【0052】22.前記像情報入力時の設定が、撮影時
のカメラ設定であることを特徴とする上記3に記載の像
情報入力装置。
【0053】23.前記像情報入力時の設定が、撮影時
のカメラ設定であることを特徴とする上記7に記載のハ
ードコピー生産方法。
【0054】24.前記類似度判定が、マハラノビスの
距離により行われることを特徴とする上記8、10、1
2のいずれかに記載の画像処理方法。
【0055】25.前記類似度判定が、マハラノビスの
距離により行われることを特徴とする上記9又は11に
記載の画像出力装置。
【0056】26.前記類似度判定が、マハラノビスの
距離により行われることを特徴とする上記13のいずれ
かに記載のハードコピー生産方法。
【0057】27.前記撮影時のカメラ設定が、(1)
ストロボ発光であること、(2)焦点距離であること、
又は(3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴
とする上記20に記載の画像処理方法。
【0058】28.前記撮影時のカメラ設定が、(1)
ストロボ発光であること、(2)焦点距離であること、
又は(3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴
とする上記21に記載の画像出力装置。
【0059】29.前記撮影時のカメラ設定が、(1)
ストロボ発光であること、(2)焦点距離であること、
又は(3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴
とする上記22に記載の像情報入力装置。
【0060】30.前記撮影時のカメラ設定が、(1)
ストロボ発光であること、(2)焦点距離であること、
又は(3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴
とする上記23に記載のハードコピー生産方法。
【0061】31.前記画像形成記録要素が、色素拡散
転写方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とす
る上記1、4、8、10、12、20、24、27のい
ずれかに記載の画像処理方法。
【0062】32.前記画像形成記録要素が、色素拡散
転写方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とす
る上記2、5、6、9、11、15、17、18、2
1、25、28のいずれかに記載の画像出力装置。
【0063】33.前記画像形成記録要素が、色素拡散
転写方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とす
る上記3、22、29のいずれかに記載の像情報入力装
置。
【0064】34.前記画像形成記録要素が、色素拡散
転写方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とす
る上記7、13、19、23、26、30のいずれかに
記載のハードコピー生産方法。
【0065】35.前記画像形成記録要素が、色素拡散
転写方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とす
る上記14又は16のいずれかに記載の画像形成記録要
素。
【0066】36.前記画像処理がルックアップテーブ
ルによる階調補正であることを特徴とする上記31に記
載の画像処理方法。
【0067】37.前記画像処理がルックアップテーブ
ルによる階調補正であることを特徴とする上記32に記
載の画像出力装置。
【0068】38.前記画像処理がルックアップテーブ
ルによる階調補正であることを特徴とする上記33に記
載の像情報入力装置。
【0069】39.前記画像処理がルックアップテーブ
ルによる階調補正であることを特徴とする上記34に記
載のハードコピー生産方法。
【0070】40.前記画像処理がルックアップテーブ
ルによる階調補正であることを特徴とする上記35に記
載の画像形成記録要素。
【0071】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細について説明
する。本発明における像情報入力手段とは、複数の画素
を有する画像入力媒体、例えばCCDなどの固体撮像素
子を有し、像情報(被写体情報)を電子的なデータに変
換する機能を備えた装置を意味する。前記固体撮像素子
としては、1次元に複数個配列させたライン状、あるい
は2次元平面に複数個配したエリア状のタイプがある。
本発明では、走査機構を必要とせず、結果として走査読
み取り時間を短縮できるエリア状のタイプを用いるのが
望ましい。
【0072】本発明における画像出力装置とは、前記像
情報入力手段により得た電子的なデータを、画像形成記
録要素に出力する手段を有する装置のことである。
【0073】前記画像形成記録要素とは、2次元平面に
可視画像を形成可能な素材であって、このようなものと
しては、モノクロ、あるいはカラーネガ・ポジのハロゲ
ン化銀感光材料、銀塩写真ペーパー、インスタントフィ
ルム、及びインクジェットペーパーなどがあるが、本発
明においては色素拡散転写方式のハロゲン化銀感光材
料、いわゆるインスタントフィルムを用いるのが、現像
処理工程を簡略化できる点で好ましい。
【0074】前記画像形成記録要素に出力する手段と
は、露光機構のことであり、平面(ライン形)CRTデ
ィスプレイやレーザービーム、発光ダイオード(LE
D)、蛍光表示管などがあるが、本発明においては装置
を縮小化できる点で、蛍光表示管を用いるのが望まし
い。
【0075】本発明においては、像情報入力手段と画像
形成記録要素に出力する手段が一体であっても、別々で
あっても良い。後者の場合には、携帯可能な大きさのプ
リンター装置とするのが好ましい。
【0076】また、後者の場合、像情報を入力する手段
により得た画像情報を、本発明の画像出力装置(画像形
成処理装置)へ送る方法は、取り外し可能な記憶手段
(メモリー)、コード接続、無線通信(例えば赤外線通
信や、携帯電話回線、FM電波)などがあり、いずれで
も良い。
【0077】本発明における画像処理を施す条件を決め
るための情報は、大きく3つに分類される。1つ目は、
像情報入力設定情報、すなわち撮影時のカメラ設定であ
り、例えばストロボ撮影の有無を用いる。他にもストロ
ボ調光量、赤目軽減用の予備発光の有無、オートフォー
カスの撮影時の焦点距離値、絞り値、及び文字やイラス
トの書き込み設定の有無など、装置のリモートセンサー
の解析値や、ユーザーの能動的なスイッチング操作を記
憶したデータを用いることが特徴である。前記像情報入
力設定情報は、画像情報を格納したファイルと同様の形
式であって、前記画像情報ファイルとは別に存在して
も、一体としても良い。
【0078】本発明では、ユーザーの設定をより的確に
画像処理に反映できるように、ダイヤル操作による、よ
り簡単な撮影設定条件の切り替えが可能な設計がなされ
ることが望ましい。
【0079】また、画像入力媒体と、画像形成記録要素
への書き込み部分が別々である画像出力装置の形態の場
合は、前記像情報入力時の設定情報をファイルとして生
成可能な、画像入力媒体を有する画像入力装置を作製す
る必要がある。
【0080】2つ目は、画像情報から抽出・加工される
情報、すなわち撮影画像データから得られる特徴抽出デ
ータであり、例えばヒストグラム解析値である。予め特
徴的なシーンのヒストグラム分布形状パターンを5〜1
0個作成しておき、撮影データのヒストグラム解析の結
果に基づき、単純な判別機能により分類された結果、あ
るいはパターン(テンプレート)マッチング法を用い
た、さらに高度な類似度判定に基づく分類結果を用い
る。本発明における類似度判別方法は、特願平11−8
1556号に記載のマハラノビス法を用いた方法である
ことが望ましい。
【0081】以下に、マハラノビスの距離を用いた類似
度判定法の詳細を述べる。本出願人は特願平11−81
556号において、撮影シーンの判別を可能とするマハ
ラノビス空間を定義する為の、次の3通りの特徴(特性
値)の抽出方法を提案している。 1)特定の色域を定めた色の分布する領域(エリア)の
ピクセル数(画素数)が、全画素数に占める割合の情報
を用いる方法。 2)画面を複数の領域(エリア)に分割・平均化し、各
領域の色を上記1)で定めた色の有無で識別した情報を
用いる方法。 3)画面を複数の領域(エリア)に分割・平均化し、各
領域の濃度値を複数個用いて得られる濃度値ヒストグラ
ムの情報を用いる方法。
【0082】上記1)は、特定の色域の分布領域を選択
する手段と、ピクセル数を求める手段を用いることで可
能である。上記2)では、画面を均一な大きさのエリア
に分割する手段と、各エリアの色として、元の情報を基
に平均化して、1つ付与する平均化手段と1)で用いる
特定の色域の分布領域を選択する手段を用いることによ
り可能となる。上記3)では、2)の手段の他に、濃度
値ヒストグラムの形状を得る手段が必要である。
【0083】本発明においては、3)の方法の採用が好
ましく、階調補正を目標とした撮影条件を判別する情報
を得るには、1/3の情報量、すなわちモノクロの情報
のみで空間を定義するだけで良い。カラー画像情報から
モノクロ情報を得る手段としては、R・G・B情報から
Lab情報への変換が好ましい。通常得られるヒストグ
ラムは、例えば8bitであれば256個の階調に分布
するピクセル数で表されるだけであるが、本発明の特徴
として、ピクセル値の他に画面構図内での位置情報を含
んでいることが挙げられる。
【0084】従ってマハラノビス空間による類似度判定
の結果は、単に撮影露光条件が最適であったか、不足で
あったか、あるいは過剰であったかなどの情報を有する
だけでなく、周囲が暗い、顔型に明るい領域が分布して
いる、空のグラデーションのように変化の少ない領域が
画面半部以上に存在している、もしくは文字やイラスト
記録部分が存在するなど、撮影シーンの構図を含んだ情
報にまで及ぶ能力を有しており、これらの情報を用いた
画像処理を行えるように機能拡張しても良い。
【0085】3つ目は、前記画像形成記録要素に記録さ
れた情報である。例えばインスタントフィルムの場合
は、コンベンショナル写真フィルムのフィルムカートリ
ッジに示されたDXコードに相当するバーコード情報や
磁気情報などを用いる。この情報を元に、予め格納され
ている複数のLUTの中からの選択、あるいは修正によ
って、異なる種類のフィルムや、同一銘柄におけるロッ
ト変動の影響を受けることなく、最適な色再現が常に得
られるようになる。フィルムカートリッジに記す情報
を、イラストテンプレートや文字などに拡張しても良
い。
【0086】これら画像処理を施す条件により、予め設
定されメモリーに格納されている複数の画像処理やLU
Tなどの中から、最適な物が選択され処理された結果
は、ハードコピー上での最適条件であることは本発明の
目的であり明らかであるが、結果をメモリーに保存した
り、液晶モニターに表示できるようにしたりしても良
い。
【0087】本発明における画像処理とは、以下の3つ
に分類される。ハードコピー上で最適な画質を得る目的
で、オペレータがパーソナルコンピュータのディスプレ
イ画面上で、画像処理アプリケーションソフトウェアを
用いて、1.特定の撮影条件に起因する画質劣化を補正
すること、及びより好ましい画質を達成すること、2.
画像形成記録要素の特性が異なった場合でも、最適な色
再現条件が得られるようにすること、3.階調画像・非
階調画像の画質の違いを補正することである。
【0088】以下に、画像処理の詳細を述べる。より好
ましい画質を得る為の画像処理を決めるに際しては、ま
ず補正が必要と思われる撮影画像データを集め、要因ご
とに分類し、各分類ごとに複数のオペレータによる画像
処理を施す実験を行う。実験結果をもとに、如何なる画
像処理をどの程度の処理量で施したかを集計することに
より決定する第1の方法、ある特定のカメラの設定によ
る撮影シーンのみについて、同様の実験により結果を得
る第2の方法、あるいは単にカメラの設定と複数作製し
た特性の異なる画像処理条件の中から、最良の効果をも
たらすものを選び出すことで決定する第3の方法があ
る。本発明においては、第3の方法が好ましい。
【0089】なお本発明に必要とされるLUTの作製方
法については特開平8−149320号公報、同8−3
21963号公報に開示の作成方法を用いるのが望まし
い。
【0090】以下、図面に基づき本発明を詳述する。前
記像情報入力手段と画像形成記録要素に出力する手段が
一体である場合、別々である場合のそれぞれにおける、
前記1〜3の画像処理を施す条件に対応させた本発明の
画像入力装置、画像出力装置、画像形成記録要素、像情
報入力設定情報を作成する手段、像情報入力設定情報を
読み取る手段、予め複数の画像処理の設定を格納してお
く手段、画像処理の設定を選び出す手段、及び取り外し
可能な記憶媒体のシステム構成の例を図1〜6に示す。
【0091】図1に本発明の請求項2、9、15に対応
する1形態である、携帯可能なインスタントフィルムプ
リンターの概略斜視図を示す。図2に本発明の請求項5
〜7、11〜13、17〜19に対応する1形態であ
る、フィルムスキャナー部とインスタントフィルムへの
書き込みが可能なプリンター部を一体化させた装置の概
略斜視図を示す。図3に本発明の請求項5〜7、11〜
13、17〜19に対応する1形態である、反射原稿ス
キャナー部とインスタントフィルムへの書き込みが可能
なプリンター部を一体化させた装置の概略斜視図を示
す。図4に本発明の請求項5〜7、11〜13、17〜
19に対応する1形態である、デジタルカメラ部とイン
スタントフィルムへの書き込みが可能なプリンター部を
一体化させた装置の概略斜視図を示す。図5に撮影時に
ユーザーが撮影条件を選択する為のダイヤル操作部の概
略斜視図を示す。図6にインスタントフィルムカートリ
ッジとバーコード表示部の概略斜視図を示す。図7は請
求項1〜3に記載の本発明の実施形態を示すブロック図
である。
【0092】ユーザーは、被写体情報を得る際、カメラ
に対しストロボ発光や日付入力の有無を設定する。ま
た、カメラの焦点距離や絞りなどは、ユーザーが設定で
きるマニュアルモードであっても、オートであっても良
い。これら、ユーザーの設定した撮影時のカメラ条件設
定は、制御部(1)によって、各動作部が調整される。
撮影時のカメラ設定は、カメラ設定情報生成プロセス
(2)によって検出され、画像処理プロセス(3)にお
いて、画像情報の中に組み込まれたり、画像情報とは別
のファイルとして作成され、取り外し可能なメモリー2
(4)に保存される。
【0093】以上のようにして画像入力装置で得られた
画像情報、及びカメラ設定情報ファイルは、画像出力装
置に取り外し可能なメモリー2(4)を介して送られ、
画像処理プロセス(5)において、露光する際のデータ
形式へと変換される。一方、カメラ設定情報は、カメラ
設定情報解読プロセス(6)において、コード化された
後、LUT選択回路(7)へと送られる。LUT選択回
路(7)では、カメラ設定情報に応じて、メモリー3
(8)に予め格納されている複数のLUTの中から、予
め設定された条件により対応するLUTが選択され、そ
の結果が画像処理プロセス(5)へと送られる。画像処
理プロセス(5)では、LUT選択回路によって送られ
るLUTを使用した、露光制御部(9)へ画像情報の転
送がなされる。
【0094】図8は請求項4、5に記載の本発明の実施
形態を示すブロック図である。図8の装置では、図7に
おいて別々であった画像入力装置と、画像出力装置が一
体化されている。図9は請求項6、7に記載の本発明の
実施形態を示すブロック図である。図8においては、画
像処理は、画像情報が取り外し可能なメモリー2(4)
に一旦保存された後、前記保存された画像情報が画像処
理プロセス(5)に読み出されていたが、図9の装置で
は、前記取り外し可能なメモリー2(4)を介すことな
く、画像処理プロセス(5)によって読み出される。直
接、画像出力部へデータが送られることで、メモリー2
(4)への画像情報の書き込み時間や、読み出し時間を
省略することが可能となる。
【0095】図10は請求項8、9に記載の本発明の実
施形態を示すブロック図である。図10の装置は、図7
の装置と同様に、画像入力装置と画像出力装置が別々で
あって、画像情報は、取り外し可能なメモリー2(4)
を介して、画像出力装置へと送られる。画像情報は、特
徴抽出プロセス(10)によって、抽出・加工された情
報へと変換され、類似度判定回路(11)において、メ
モリー4(12)に予め格納されている複数の特徴抽出
データとの類似度判定計算(マハラノビスの距離の算出
と、判定処理)がなさる。LUT選択回路(14)で
は、類似度判定回路の判定結果に基づいて、メモリー3
(13)に予め保存されている複数のLUTの中から、
LUTが選択され、画像処理プロセス(5)へと送られ
る。以降の流れは図7と同様である。
【0096】図11は請求項10、11に記載の本発明
の実施形態を示すブロック図である。図11の装置は、
図8の装置同様、図10において別々であった画像入力
装置と、画像出力装置が一体化されている。図12は請
求項12、13に記載の本発明の実施形態を示すブロッ
ク図である。図12の装置は、図10においては、画像
処理は、画像情報が取り外し可能なメモリー2(4)に
一旦保存された後、前記保存された画像情報が画像処理
プロセス(5)に読み出されていたが、図9の装置同
様、前記取り外し可能なメモリー2(4)を介すことな
く、画像処理プロセス(5)によって読み出される。直
接、画像出力部へデータが送られることで、メモリー2
(4)への画像情報の書き込み時間や、読み出し時間を
省略することが可能となる。
【0097】図13は請求項14、15に記載の本発明
の実施形態を示すブロック図である。インスタントフィ
ルムカートリッジに記載されたバーコード情報(17)
は、バーコードリーダー部(15)によって読み出さ
れ、フィルム情報解読プロセス(16)によって、変換
された後、LUT選択回路(14)へと送られる。LU
T選択回路(14)では、送られた情報に基づいて、メ
モリー3(13)に予め保存されている複数のLUTの
中からLUTが選択される。以降の流れは図7と同様で
ある。
【0098】図14は請求項16、17に記載の本発明
の実施形態を示すブロック図である。図14の装置は、
図8、及び図11の装置同様、図13において別々であ
った画像入力装置と、画像出力装置が一体化されてい
る。図15は請求項18、19に記載の本発明の実施形
態を示すブロック図である。図15の装置は、図13に
おいては、画像処理は、画像情報が取り外し可能なメモ
リー2(4)に一旦保存された後、前記保存された画像
情報が画像処理プロセス(5)に読み出されていたが、
図9、及び図12の装置同様、前記取り外し可能なメモ
リー2(4)を介すことなく、画像処理プロセス(5)
によって読み出される。直接、画像出力部へデータが送
られることで、メモリー2(4)への画像情報の書き込
み時間や、読み出し時間を省略することが可能となる。
【0099】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明の効果を述べる
が、記載内容のみに手段は限定されない。 実施例1:請求項1に対応 <像情報入力設定情報に基づく画像処理のための条件出
し>撮影時の時間帯、光線状態、及び被写体までの距離
を変えて、コニカ社製QM−200デジタルカメラを用
いて以下の表1に示す条件(各50シーン)で撮影を行
った。撮影場所は特に限定しなかった。
【0100】
【表1】
【0101】1.階調修正テーブルの作製 LUTは、ハードコピーへの出力時に、出力対象画像に
対し一律に同じ処理を施すものであるが、その効果は画
像処理アプリケーションを用いてディスプレイ上で施す
処理においても再現することが可能である。本実施例で
は、作業工数を簡略化する目的で、アドビ社製フォトシ
ョップのトーンカーブ補正機能を使用して、LUTの作
製に見立てた形状の異なる5種類の階調補正テーブル
(R−1〜R−5)を以下に示す観点で作製した。
【0102】R−1:トーンカーブによる修正を加えて
いない、基準値のままの階調補正テーブル R−2:全体を明るくする R−3:低輝度(シャドー)側を明るくする R−4:全体を暗くする R−5:高輝度(ハイライト)側を暗くして、低輝度
(シャドー)側を明るくする 図16は階調補正テーブルを示すグラフである。
【0103】前記撮影条件I〜IIIで得た市販の画像
データが保存されたデジタルカメラの記憶ないし記録媒
体(メモリーカード)(以下、記憶媒体という)から前
記画像処理アプリケーションを用いて、各々の読み取っ
たデータの集合に対し、前記5種類の階調修正処理(R
−1〜R−5)を施した画像データを、コダック社製L
EDプリンターを用いて1つの画像サイズがL版サイズ
に相当する市販のインスタントフィルムでサンプルプリ
ントを作製した。さらに、撮影条件I〜IIIの画像デ
ータの集合ごとに、どの階調補正処理によるサンプルプ
リントが良いかを調べる官能評価を10名のパネラーを
対象に実施した。官能評価は5段階(5:非常に良い。
4:良い。3:普通。2:やや悪い。1:非常に悪い)
【0104】2.官能評価結果 官能評価を以下に示す。撮影条件I〜IIIのプリント
群毎に、より好ましい画質の得られる階調補正テーブル
条件が異なることがわかった。
【0105】
【表2】
【0106】<上記LUT条件を用いたサンプルプリン
トの作製> 1.比較サンプルの作製 前記条件出しの撮影条件I〜IIIを充たす別シーンで
デジタルカメラを用いて撮影を行い(各10シーン)、
前記条件出しと同様、デジタルカメラの記憶媒体から各
データを読み取り、画像データの集合A〜Cを作製し
た。
【0107】
【表3】
【0108】前記の作製した階調補正テーブルによる以
下に示す組み合わせでの画像処理を加えD〜Fの画像デ
ータの集合を作製した。
【0109】
【表4】
【0110】2.プリント作製 LEDプリンターを用いて前記画像データA〜Cに対応
するインスタントフィルムサンプルプリントの集合N
o.101に対応するサンプルの集合及び画像データD
〜F、No.102の集合を作製した。
【0111】3.官能評価 サンプルプリントの集合No.101〜102(各30
枚)の5段階(5:非常に良い。4:良い。3:普通。
2:やや悪い。1:非常に悪い)による官能評価を10
名のパネラーに依頼した。官能評価平均点を以下に示
す。
【0112】
【表5】
【0113】上記の結果より、本発明サンプルプリント
の集合102において、比較サンプルプリントの集合1
01からの官能評価平均点の向上が見られた。よって特
定の撮影条件により得られる画像データの集合と、好ま
しい画像処理間の相関性、及びこれを利用した撮影条件
設定による画像処理の選択によって、画像評価のできる
オペレータを介することなくハードコピーの画質を向上
できることが証明された。
【0114】実施例2:請求項10に対応 <像情報入力装置により得た画像情報から抽出・加工さ
れる情報の類似度判定に基づく画像処理のための条件出
し> 1.基準データの作製 実施例1のデジタルカメラでの撮影と同時にアナログカ
メラで撮影しておいたJX400フィルムからコニカ社
製フィルムスキャナーQ−Scanを用いてデジタル画
像データを得た。アドビ社製フォトショップを用いて、
前記画像データの画像モードをR・G・B情報からLa
b情報に変換した後、L情報のみを画像データとして抽
出し、縦10、横15の150画素になるよう画像解像
度の変更を行った。得られた150画素のピクセル値を
用いて、各撮影条件(I〜III)毎に、150の項目
(特性値)の基準空間(I〜III)を作成した。なお
マハラノビスの基準空間の作製にはオーケン社製MTS
ソフトを使用した。
【0115】2.比較データの作成 前記条件出しの撮影条件I〜IIIを充たす別シーンに
おいてJX400フィルムを用いて(各10シーン)で
撮影を行い、画像データA′〜C′を作製した。
【0116】
【表6】
【0117】3.マハラノビスの距離の計算 比較データについても、縦10、横15の150画素に
なるよう画像解像度の変更を行い、得られた150画素
のピクセル値を用いて、150の項目(特性値)データ
を作成した。A′〜C′の基準空間(I〜III)に対
するマハラノビス距離の計算を行ったところ、A′、
B′、C′は、それぞれ基準空間I、II、IIIに対
しマハラノビスの距離の値が最も小さい結果となった。
そこで、A′、B′、C′のそれぞれに対し、実施例1
で作製した階調補正テーブルによる以下に示す組み合わ
せでの画像処理を加えD′、E′、F′の画像データを
作製した。
【0118】
【表7】
【0119】4.プリント作製 LEDプリンターを用いて前記画像データA′〜C′、
及び画像データD′〜F′に対応するインスタントフィ
ルムサンプルプリントの集合、それぞれNo.201、
No.202の集合を作製した。
【0120】5.官能評価 サンプルプリントの集合No.201〜202(各30
枚)の5段階(5:非常に良い。4:良い。3:普通。
2:やや悪い。1:非常に悪い)による官能評価を10
名のパネラーに依頼した。官能評価平均点を以下に示
す。
【0121】
【表8】
【0122】上記の結果より、本発明サンプルプリント
の集合202において、比較サンプルプリントの集合2
01からの官能評価平均点の向上が見られた。よって、
特定の撮影条件により得られる画像データの集合から抽
出・加工されるデータを用いて、撮影後の画像データか
ら撮影条件設定を推定することは可能であり、結果を元
に画像処理内容を選択し施すことで、ハードコピーの画
質を向上できることは明らかである。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、スキャナーやデジタル
カメラにより入力した画像情報を、パーソナルコンピュ
ーター、画像処理アプリケーションソフトウェア、及び
プリンター等の装置を介すことなくハードコピーを得る
ことができる装置であり、前記パーソナルコンピュータ
ー、画像処理アプリケーションソフトウェア、及びプリ
ンター等の装置により構成される処理環境とオペレータ
の主観により達成されていた従来のハードコピーの画質
向上効果と同等の効果を上記各種装置を介することなく
得る事が可能な方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項2、9、15対応する1形態で
ある、携帯可能なインスタントフィルムプリンターの概
略斜視図
【図2】本発明の請求項5〜7、11〜13、17〜1
9に対応する1形態である、フィルムスキャナー部とイ
ンスタントフィルムへの書き込みが可能なプリンター部
を一体化させた装置の概略斜視図
【図3】本発明の請求項5〜7、11〜13、17〜1
9に対応する1形態である、反射原稿スキャナー部とイ
ンスタントフィルムへの書き込みが可能なプリンター部
を一体化させた装置の概略斜視図
【図4】本発明の請求項5〜7、11〜13、17〜1
9に対応する1形態である、デジタルカメラ部とインス
タントフィルムへの書き込みが可能なプリンター部を一
体化させた装置の概略斜視図
【図5】撮影時にユーザーが撮影条件を選択する為のダ
イヤル操作部の概略斜視図
【図6】インスタントフィルムカートリッジとバーコー
ド表示部の概略斜視図
【図7】請求項1〜3に記載の本発明の実施形態を示す
ブロック図
【図8】請求項4、5に記載の本発明の実施形態を示す
ブロック図
【図9】請求項6、7に記載の本発明の実施形態を示す
ブロック図
【図10】請求項8、9に記載の本発明の実施形態を示
すブロック図
【図11】請求項10、11に記載の本発明の実施形態
を示すブロック図
【図12】請求項12、13に記載の本発明の実施形態
を示すブロック図
【図13】請求項14、15に記載の本発明の実施形態
を示すブロック図
【図14】請求項16、17に記載の本発明の実施形態
を示すブロック図
【図15】請求項18、19に記載の本発明の実施形態
を示すブロック図
【図16】階調補正テーブルを示すグラフ

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像情報入力装置により得た画像情報を、画
    像出力装置を用いて画像形成記録要素に出力する際に、
    該画像情報に対し施す画像処理であって、該像情報入力
    手段により、像情報入力時に設定される像情報入力設定
    情報に基づいて、該画像情報に対し画像処理を施すこと
    を特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】像情報入力装置により得た画像情報を画像
    形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対し画像
    処理を施す手段とを有する画像出力装置において、該像
    情報入力装置により、像情報入力時に設定される像情報
    入力設定情報を読み取る手段と、予め複数の画像処理の
    設定を格納しておく手段と、該画像形成記録要素への出
    力時に該像情報入力設定情報から該画像処理の設定を選
    び出す手段とを有することを特徴とする画像出力装置。
  3. 【請求項3】画像形成記録要素に出力する画像情報を得
    る像情報入力装置において、該画像形成記録要素への出
    力時に該画像情報に対し施す画像処理条件を算出する為
    に用いる、像情報入力時の設定情報を作製する手段を有
    することを特徴とする像情報入力装置。
  4. 【請求項4】像情報入力手段を有する画像出力装置を用
    いて、該像情報入力手段により得た画像情報を画像形成
    記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施す画像処
    理であって、該像情報入力手段により、像情報入力時に
    設定される像情報入力設定情報に基づいて、該画像情報
    に対し画像処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】像情報入力手段、該像情報入力手段により
    得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段と、該
    画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画像出力
    装置において、該像情報入力装置により、像情報入力時
    に設定される像情報入力設定情報を読み取る手段と、予
    め複数の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像
    形成記録要素への出力時に該像情報入力設定情報から該
    画像処理の設定を選び出す手段とを有することを特徴と
    する画像出力装置。
  6. 【請求項6】像情報入力手段、該像情報入力手段により
    得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段と、該
    画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画像出力
    装置において、該像情報入力装置により、像情報入力時
    に設定される像情報入力設定情報を読み取る手段と、予
    め複数の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像
    形成記録要素への出力時に該像情報入力設定情報から該
    画像処理の設定を選び出す手段と、取り外し可能な記憶
    媒体に保存することなく前記画像処理を施す手段とを有
    することを特徴とする画像出力装置。
  7. 【請求項7】像情報入力手段を有する画像出力装置を用
    いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像形成記
    録要素に出力するハードコピー生産方法において、該画
    像形成記録要素に出力する際に、該像情報入力手段によ
    り、像情報入力時に設定される像情報入力設定情報に基
    づいて、該画像情報に対し画像処理を施すことを、取り
    外し可能な記憶媒体に保存せずに行うことを特徴とする
    ハードコピー生産方法。
  8. 【請求項8】像情報入力装置により得た画像情報を画像
    出力装置を用いて画像形成記録要素に出力する際に、該
    画像情報に対し施す画像処理であって、該画像形成記録
    要素に出力する際に、該画像情報から抽出・加工される
    情報を用いた類似度判定に基づいて、該画像情報に対し
    画像処理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】像情報入力装置により得た画像情報を画像
    形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対し画像
    処理を施す手段とを有する画像出力装置において、該画
    像情報から抽出・加工されたデータを得る手段と、予め
    複数の特徴抽出データを格納しておく手段と、該抽出・
    加工されたデータと該複数の特徴抽出データとの類似度
    を判定する手段と、予め複数の画像処理の設定を格納し
    ておく手段と、該画像形成記録要素への出力時に類似度
    判定に基づき該画像処理の設定を選び出す手段とを有す
    ることを特徴とする画像出力装置。
  10. 【請求項10】像情報入力手段を有する画像出力装置を
    用いて、該像情報入力手段により得た画像情報を画像形
    成記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施す画像
    処理であって、該画像情報から抽出・加工される情報を
    用いた類似度判定に基づいて、該画像情報に対し画像処
    理を施すことを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】像情報入力手段と、該像情報入力手段に
    より得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段
    と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画
    像出力装置において、該画像情報から抽出・加工された
    データを得る手段と、予め複数の特徴抽出データを格納
    しておく手段と、該抽出・加工されたデータと該複数の
    特徴抽出データとの類似度を判定する手段と、予め複数
    の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像形成記
    録要素への出力時に類似度判定に基づき画像処理の設定
    を選び出す手段とを有することを特徴とする画像出力装
    置。
  12. 【請求項12】像情報入力手段と、該像情報入力手段に
    より得た画像情報を画像形成記録要素に出力する手段
    と、該画像情報に対し画像処理を施す手段とを有する画
    像出力装置において、該画像情報から抽出・加工された
    データを得る手段と、予め複数の特徴抽出データを格納
    しておく手段と、該抽出・加工されたデータと該複数の
    特徴抽出データとの類似度を判定する手段と、予め複数
    の画像処理の設定を格納しておく手段と、該画像形成記
    録要素への出力時に類似度判定に基づき画像処理の設定
    を選び出す手段と、取り外し可能な記憶媒体に保存する
    ことなく前記画像処理を施す手段とを有することを特徴
    とする画像出力装置。
  13. 【請求項13】像情報入力手段を有する画像出力装置を
    用いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像形成
    記録要素に出力するハードコピー生産方法において、該
    画像形成記録要素に出力する際に、該画像情報から抽出
    ・加工される情報を用いた類似度判定に基づいて、該画
    像情報に対し画像処理を施すことを、取り外し可能な記
    憶媒体に保存せずに行うことを特徴とするハードコピー
    生産方法。
  14. 【請求項14】像情報入力手段により得た画像情報を画
    像出力装置により出力するのに用いられる画像形成記録
    要素において、該画像形成記録要素に出力する際に、該
    画像情報に対し施される画像処理条件を決定するのに用
    いられる情報を提供する構成であることを特徴とする画
    像形成記録要素。
  15. 【請求項15】像情報入力装置により得た画像情報を画
    像形成記録要素に出力する手段と、該画像情報に対し画
    像処理を施す手段とを有する画像出力装置において、該
    画像形成記録要素に記録された情報を読み取る手段と、
    該画像形成記録要素に記録された情報に基づいて、該画
    像情報に画像処理を施す手段とを有することを特徴とす
    る画像出力装置。
  16. 【請求項16】像情報入力手段を有する画像出力装置を
    用いて、該画像入力手段により得た画像情報を出力する
    のに用いられる画像形成記録要素において、該画像形成
    記録要素に出力する際に、該画像情報に対し施される画
    像処理条件を決定するのに用いられる情報を提供する構
    成であることを特徴とする画像形成記録要素。
  17. 【請求項17】像情報入力手段を有する画像出力装置に
    おいて、該像情報入力手段により得た画像情報を該画像
    形成記録要素に記録された情報を読み取る手段と、該画
    像形成記録要素に記録された情報に基づいて、該画像情
    報に画像処理を施す手段とを有することを特徴とする画
    像出力装置。
  18. 【請求項18】像情報入力手段を有する画像出力装置に
    おいて、該像情報入力手段により得た画像情報を該画像
    形成記録要素に記録された情報を読み取る手段と、該画
    像形成記録要素に記録された情報に基づいて、該画像情
    報に画像処理を施す手段と、取り外し可能な記憶媒体に
    保存することなく前記画像処理を施す手段とを有するこ
    とを特徴とする画像出力装置。
  19. 【請求項19】像情報入力手段を有する画像出力装置を
    用いて、該画像入力手段により得た画像情報を画像形成
    記録要素に出力するハードコピー生産方法において、該
    画像形成記録要素に出力する際に、該画像形成記録要素
    に記録された情報に基づいて、該画像情報に画像処理を
    施すこことを、取り外し可能な記憶媒体に保存せずに行
    うことを特徴とするハードコピー生産方法。
  20. 【請求項20】前記像情報入力時の設定が、撮影時のカ
    メラ設定であることを特徴とする請求項1又は4に記載
    の画像処理方法。
  21. 【請求項21】前記像情報入力時の設定が、撮影時のカ
    メラ設定であることを特徴とする請求項2、5、6のい
    ずれかに記載の画像出力装置。
  22. 【請求項22】前記像情報入力時の設定が、撮影時のカ
    メラ設定であることを特徴とする請求項3に記載の像情
    報入力装置。
  23. 【請求項23】前記像情報入力時の設定が、撮影時のカ
    メラ設定であることを特徴とする請求項7に記載のハー
    ドコピー生産方法。
  24. 【請求項24】前記類似度判定が、マハラノビスの距離
    により行われることを特徴とする請求項8、10、12
    のいずれかに記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】前記類似度判定が、マハラノビスの距離
    により行われることを特徴とする請求項9又は11に記
    載の画像出力装置。
  26. 【請求項26】前記類似度判定が、マハラノビスの距離
    により行われることを特徴とする請求項13のいずれか
    に記載のハードコピー生産方法。
  27. 【請求項27】前記撮影時のカメラ設定が、(1)スト
    ロボ発光であること、(2)焦点距離であること、又は
    (3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴とす
    る請求項20に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】前記撮影時のカメラ設定が、(1)スト
    ロボ発光であること、(2)焦点距離であること、又は
    (3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴とす
    る請求項21に記載の画像出力装置。
  29. 【請求項29】前記撮影時のカメラ設定が、(1)スト
    ロボ発光であること、(2)焦点距離であること、又は
    (3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴とす
    る請求項22に記載の像情報入力装置。
  30. 【請求項30】前記撮影時のカメラ設定が、(1)スト
    ロボ発光であること、(2)焦点距離であること、又は
    (3)文字やイラスト入力の有無であることを特徴とす
    る請求項23に記載のハードコピー生産方法。
  31. 【請求項31】前記画像形成記録要素が、色素拡散転写
    方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とする請
    求項1、4、8、10、12、20、24、27のいず
    れかに記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】前記画像形成記録要素が、色素拡散転写
    方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とする請
    求項2、5、6、9、11、15、17、18、21、
    25、28のいずれかに記載の画像出力装置。
  33. 【請求項33】前記画像形成記録要素が、色素拡散転写
    方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とする請
    求項3、22、29のいずれかに記載の像情報入力装
    置。
  34. 【請求項34】前記画像形成記録要素が、色素拡散転写
    方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とする請
    求項7、13、19、23、26、30のいずれかに記
    載のハードコピー生産方法。
  35. 【請求項35】前記画像形成記録要素が、色素拡散転写
    方式のハロゲン化銀感光材料であることを特徴とする請
    求項14又は16のいずれかに記載の画像形成記録要
    素。
  36. 【請求項36】前記画像処理がルックアップテーブルに
    よる階調補正であることを特徴とする請求項31に記載
    の画像処理方法。
  37. 【請求項37】前記画像処理がルックアップテーブルに
    よる階調補正であることを特徴とする請求項32に記載
    の画像出力装置。
  38. 【請求項38】前記画像処理がルックアップテーブルに
    よる階調補正であることを特徴とする請求項33に記載
    の像情報入力装置。
  39. 【請求項39】前記画像処理がルックアップテーブルに
    よる階調補正であることを特徴とする請求項34に記載
    のハードコピー生産方法。
  40. 【請求項40】前記画像処理がルックアップテーブルに
    よる階調補正であることを特徴とする請求項35に記載
    の画像形成記録要素。
JP2000007687A 2000-01-17 2000-01-17 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素 Pending JP2001197343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007687A JP2001197343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007687A JP2001197343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001197343A true JP2001197343A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18536053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000007687A Pending JP2001197343A (ja) 2000-01-17 2000-01-17 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001197343A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054084A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、画像読取装置および画像形成システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054084A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置、画像読取装置および画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7372597B2 (en) Tonescales for geographically localized digital rendition of people
JP4263890B2 (ja) カメラ、シーン、ディスプレイ、及び、人口統計データに基づいて特定の画像欠陥を補正するときを決定するシステム及び方法
CN100403804C (zh) 根据色度参数修改部分图像的方法和设备
JP3826741B2 (ja) 画像ファイル生成装置、画像処理装置、画像ファイル生成方法、画像処理方法、コンピュータプログラム、および、記録媒体
US7024035B1 (en) Method of setting region to be subjected to red eye correction and red eye correcting method
US6747757B1 (en) Image processing method and apparatus
US7397969B2 (en) Red eye compensation method, image processing apparatus and method for implementing the red eye compensation method, as well as printing method and printer
US7312824B2 (en) Image-capturing apparatus, image processing apparatus and image recording apparatus
US6739767B2 (en) Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus
JP4193378B2 (ja) 画像ファイル生成装置
JPH11239269A (ja) 画像処理方法
JP2001148780A (ja) 赤目修正対象領域の設定方法および赤目修正方法
JP3964796B2 (ja) 赤目検出および修正方法
US20030053099A1 (en) Image reader for efficiently and properly operating a scanner and an image processing unit
US6801296B2 (en) Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus
JP4266716B2 (ja) 画像ファイルの出力画像調整
JP4415488B2 (ja) 画像形成装置、画像データ処理方法及び画像データ処理プログラムを記録した記録媒体
JP2001197343A (ja) 画像処理方法、画像出力装置、像情報入力装置、ハードコピー生産方法及び画像形成記録要素
JP4600503B2 (ja) 画像データの出力画像調整
JP2002300405A (ja) 画像圧縮方法
JP4666009B2 (ja) 画像ファイルの出力画像調整
JP2004328534A (ja) 画像形成方法、画像処理装置及び画像記録装置
JP3999157B2 (ja) 画像ファイルの出力画像調整
JP2005202749A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置
JP2003264711A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及び画像記録装置