JP2001191481A - 平板部材用の連続多色印刷装置 - Google Patents

平板部材用の連続多色印刷装置

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JP2001191481A
JP2001191481A JP2000002657A JP2000002657A JP2001191481A JP 2001191481 A JP2001191481 A JP 2001191481A JP 2000002657 A JP2000002657 A JP 2000002657A JP 2000002657 A JP2000002657 A JP 2000002657A JP 2001191481 A JP2001191481 A JP 2001191481A
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淳一 瀬戸山
Eitetsu Kosaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板部材を連続移動させながらスクリーン印
刷機により精密な印刷を行うようにする。 【解決手段】 一対の回転体に巻き掛けたチェン部材5
に、平板部材を載置する搬送台6を等間隔に多数設け、
チェン部材の直線走行部の走行方向下流側に搬送台に平
板部材を供給する供給部2を、また走行方向上流側に搬
送台上にある平板部材を排出する排出部3をそれぞれ設
け、チェン部材の直線走行部に、搬送台上にある平板部
材の表面にスクリーン印刷するスクリーン印刷機9a,
9bを、チェン部材の走行速度に連動して作動されるよ
うにしてチェン部材の走行方向に複数設けた構成になっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、順次繰り返し供給
されてくるCDやDVD等の平板部材の表面に連続して
多色印刷を施す平板部材用の連続多色印刷装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の印刷装置としては、特開
平2−68788号公報に示されたものがある。この従
来のものは、間欠的に回転するターンテーブル上に、こ
のターンテーブルが対向する供給位置へ供給装置にて順
次繰り返し供給される平板部材が、このターンテーブル
の回転方向で、かつターンテーブルの各停止ステーショ
ンに設けた印刷ユニットにて順次印刷され、ターンテー
ブルが1回転する間にわたって多色印刷されるようにな
っている。そして印刷後の平板部材は排出装置にて順次
排出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で平板部
材を間欠送り動作にて印刷する構成では、平板部材の印
刷部での送りが一時的に静止するので無駄な時間が生
じ、印刷能率が向上しないという問題があった。また、
印刷部での平板部材の送りが一時的に静止する間欠送り
動作のため、停止精度が要求され、間欠送り装置の精度
によっては精密な印刷効果が得られなかった。
【0004】本発明は上記のことに鑑みなされたもの
で、平板部材を連続移動させながらスクリーン印刷機に
より精密な印刷を行えるようにした連続多色印刷装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、一対の回転体に巻き掛けた
チェン部材に、平板部材を載置する搬送台を等間隔に多
数設け、チェン部材の直線走行部の走行方向下流側に搬
送台に平板部材を供給する供給部を、また走行方向上流
側に搬送台上にある平板部材を排出する排出部をそれぞ
れ設け、チェン部材の直線走行部でかつ上記供給部と排
出部の間に、搬送台上にある平板部材の表面にスクリー
ン印刷するスクリーン印刷機を、チェン部材の走行速度
に連動して作動されるようにしてチェン部材の走行方向
に複数設けた構成になっている。
【0006】また、請求項2に係る発明は、搬送台を、
チェン部材に連結される基台と、この基台に対してチェ
ン部材の走行方向に移動自在に、かつ走行方向上流側へ
ばね付勢され、さらに上面に平板部材を載置するように
した受台とで構成し、受台にラックを走行方向に向けて
設け、また、スクリーン印刷機に、上記ラックに噛合す
るピニオンギヤを、これの回転周速が上記搬送台の走行
速度よりわずかに速い回転速度で上記搬送台の走行速度
よりわずかに速い回転速度で回転するようにして設け、
スクリーン印刷機のスクリーン枠を、チェン部材の走行
によって移動する搬送台の受台の上面に対向させて設け
ると共に、上記ピニオンギヤの周速と同速で印刷方向に
移動するようにして設けた構成になっている。
【0007】
【作 用】チェン部材の走行に従って多数の搬送台が連
続的に走行される。そしてチェン部材の直線走行部の下
流側において、供給部によってCD等の平板部材が順次
搬送台に供給される。搬送台に供給された平板部材はチ
ェン部材の直線走行部において、連続的に走行した状態
で各スクリーン印刷機にて順次印刷される。印刷後の平
板部材は印刷部の下流側において直線走行部にて排出部
により順次排出される。
【0008】そしてスクリーン印刷機によるスクリーン
印刷時において、搬送台がスクリーン印刷機に対向する
位置では、この搬送台の受台に設けたラックにスクリー
ン印刷機に設けたピンオンとの噛合により、受台が搬送
台の走行速度よりわずかに速い速度で強制的に移動され
る。一方この受台に対向するスクリーン印刷機のスクリ
ーン枠は上記受台の移動速度と同速で印刷方向に移動さ
れる。従って、受台上のCDには、チェン部材にて移動
される搬送台の移動速度よりわずかに速い速度でスクリ
ーン印刷され、チェン部材の伸び等による走行方向誤差
に影響されることなくスクリーン印刷される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は順次供給されるCDの表面に順次
連続して多色印刷するCD用の連続多色印刷装置の全体
を概略的に示すもので、図中1は印刷部、2はこの印刷
部1に対してCDを供給する供給部、3は印刷部1から
印刷済のCDを排出する排出部である。
【0010】上記印刷部1は、同径の連続回転するスプ
ロケット4a,4bに水平状に巻き掛けたエンドレスチ
ェン5と、このエンドレスチェン5の等間隔位置に連結
した多数の搬送台6と、エンドレスチェン5の走行に従
って移動する搬送台6を支持する走行案内レール7と、
エンドレスチェン5の往復走行する一方の直線走行部
で、かつエンドレスチェン5の走行方向上流側から順に
等間隔位置に配置された第1、第2、第3、第4の輪転
印刷機8a,8b,8c,8dと、第1の輪転印刷機8
aの上流側と、第4の輪転印刷機8dの下流側に配置し
た第1、第2のスクリーン印刷機9a,9bとからなっ
ている。そしてエンドレスチェン5の他方の直線走行部
の下流側に供給部2が、また上流側に排出部3が対向さ
れている。また各印刷機の下流側にはUV乾燥機DRが
配設している。
【0011】供給部2は、CDを搬入する搬入コンベヤ
10と、搬入コンベヤ10のCDをサブテーブル11へ
1個ずつ供給する供給ハンドラ12と、サブテーブル1
1上のCDを上記印刷部1の搬送台6上へ順次供給する
供給装置13とからなっている。
【0012】排出部3は、印刷部1の搬送台6上のCD
を順次取り出してサブテーブル14へ排出する排出装置
15と、サブテーブル14上のCDを排出コンベヤ16
へ排出する排出ハンドラ17とからなっている。
【0013】上記供給部2と排出部3とはその作用が供
給と排出とで異なるだけで、基本的には同一構成となっ
ているので一方の供給部2についてその構成及び作用を
概略的に説明する。
【0014】供給ハンドラ12はそれぞれの先端にCD
吸着器18を有する複数本の旋回アーム19が放射状に
設けられていて、この供給ハンドラ12が間欠回転と共
にこれと同期して昇降することにより、順次各旋回アー
ム19の先端のCD吸着器18で搬入コンベヤ10の終
端部にあるCDを順次吸着し、回転方向に移動し、サブ
テーブル11の所定位置に順次供給するようになってい
る。このサブテーブル11は上記供給ハンドラ12の間
欠回転に同期して間欠回転するようになっている。
【0015】図2から図4に示すように、供給装置13
は間欠的に回転すると共に、この回転と同期して昇降す
る旋回昇降台20を有しており、この旋回昇降台20の
周囲部に旋回軸中心に対して直角方向水平に向けたスラ
イド台21が旋回方向に等間隔に複数個、例えば、隣接
するもの相互が互いに直角方向となるようにして4個所
に設けてある。各スライド台21にはこれに平行にして
支持レール22が設けてあり、これに先端部に下方に向
けたCD吸着器18を有するスライドハンド23がスラ
イド自在に支持されている。また、各スライド台21に
は上記各支持レール22と平行にしてロッドレスシリン
ダ24が設けてあり、これに各スライドハンド23の基
端部が係合されている(図2)。
【0016】供給装置13は上記したように印刷部1の
エンドレスチェン5の直線走行部に対向されており、か
つ、これの旋回昇降台20はこれのスライド台21がエ
ンドレスチェン5の走行方向に移動するように間欠的に
回転するようになっている。そして各スライド台21が
エンドレスチェン5の走行方向と平行になる姿勢で順次
停止するようになっている。またこの停止状態で他のス
ライド台21がサブテーブル11に対向するようになっ
ている。スライドハンド23は、スライド台21がエン
ドレスチェン5と対向した状態で、これのCD吸着器1
8がエンドレスチェン5の走行によって移動する搬送台
6の移動中心上に位置されるようになっている。またこ
のとき、反対側のスライド台21に支持されたスライド
ハンド23のCD吸着器18はサブテーブル11上に対
向するようになっている。
【0017】供給装置13のスライドハンド23にはブ
ラケット25が下方へ向けて設けてあり、このブラケッ
ト25が印刷部1の各搬送台6の側面に突設したドグ2
6に当接することにより、スライドハンド23が搬送台
6と共にエンドレスチェン5の走行に同期して移動する
ようになっている。そして所定の距離にわたっての移動
後にスライド台21が上昇する。その後、旋回昇降台2
0が矢印方向(エンドレスチェン5の走行方向)へ間欠
的に旋回することによりブラケット25とドグ26との
当接がはずれてスライドハンド23が停止されるように
なっている。そしてこのスライドハンド23の逆方向へ
の移動はロッドレスシリンダ24にて行われるようにな
っている(図3、図4)。
【0018】印刷部1の各搬送台6は図5から図9に示
すようになっていて、エンドレスチェン5に連結された
基台27に対して受台28がレール29に案内されてエ
ンドレスチェン5の走行方向にわずかに移動自在に、か
つエンドレスチェン5の走行方向上流側へばね30にて
付勢されて載置されている。そしてこの受台28の上面
にCDを吸着保持するリセス28aが設けてある。また
この受台28の走行方向外側面に、エンドレスチェン5
の走行方向と平行にしてラック31が設けてある(図
5、図6、図7)。
【0019】基台27は走行案内レール7に対して上面
転動ローラ32,32、側面転動ローラ33,33、下
面転動ローラ34,34にて案内されていて、走行案内
レール7に対してガタが生じることなく走行されるよう
になっている。また基台27に連結したエンドレスチェ
ン5の下面側に走行方向の多数個所に案内ローラ34a
が設けてあり、この案内ローラ34aが補助レール35
に転接してエンドレスチェン5が波動することなくスム
ーズに走行するようにしてある。
【0020】受台28のリセス28aの中心部には先端
がCDの位置決め孔に嵌合する径になっている案内棒3
6が、これの先端がリセス28aの底面より低い位置か
ら受台6の上側へ突出する状態にわたって出没可動に、
かつ没入方向にばね付勢されて設けてある。この案内棒
36の下端にはカムローラ37が設けてあり、このカム
ローラ37が、上記した供給部2に対向する位置に走行
案内レール7上に設けたカム38に当接して案内棒36
が突出動作するようになっている。
【0021】リセス28aは所定の大きさ(12cm)
のCDが嵌合する大きさ及び深さになっており、これの
底面に多数のバキューム用の小孔41が設けてある。そ
してリセス28aの下側部には半径方向の大小異なる環
状の第1、第2のバキューム室42a,42bが設けて
あり、上記リセス28aの半径方向外側部に位置する小
孔が大径側の第1バキューム室42aに、また半径方向
内側部に位置する小孔が小径側の第2バキューム室42
bにそれぞれ連通されている(図5)。
【0022】受台28内には環状の主バキューム室43
が設けてあり、この主バキューム室43に、受台28の
エンドレスチェン側の側面(走行方向内側面)に設けた
逆止弁44が連通してある(図7)。
【0023】主バキューム室43とリセス28aに設け
られた小孔41に連通する大径側と小径側のそれぞれの
バキューム室42a,42bは、受台28の外側に主バ
キューム室43に連通して設けられた配管45に断続切
換弁46、配管47a,47bを介して接続されている
(図7、図8、図10)。断続切換弁46は上端に突設
された押ボタン48aを押し下げることにより、これよ
り下流側への真空圧を「続」にするようになっている。
そして下端に突設された押ボタン48bを押すことによ
り再び「断」になるようになっており、「続」にするこ
とにより、両バキューム室42a,42bに真空圧が作
用されるようになっている。
【0024】なお、大径側のバキューム室42aに接続
した配管47aの途中に常時はこの配管47aを連通す
る方向切換弁49が介装してある。この方向切換弁49
には上記主バキューム室43に連通する他の配管50が
接続してあり、方向切換弁49は、大径側のバキューム
室42aと断続切換弁46とを連通する位置と、大径側
のバキューム室42aと主バキューム室43(配管5
0)とを連通する位置とを有している。そしてリセス2
8a内に大径(12cm)のCDを供給する場合には方
向切換弁49を配管47a,47aが連通する位置に切
換えて大径側のバキューム室42aに断続切換弁46を
介して真空圧を供給する。またリセス28a内に小径
(8cm)のCDを供給する場合にはこれを反対側へ切
換えて配管47aを配管50に連通する。そしてこのと
きには、リセス28a内に内径が小径のCDが嵌合する
径にした環状の補助リセスを内装する。この補助リセス
は上記配管50からの真空圧が作用する小径側の小孔4
1にて吸着されると共に、この小孔を閉じる作用をする
ようになっている。このときの小径側の小孔41には断
続切換弁46の断続作用に関係なく常時真空圧が作用さ
れている。
【0025】受台28のエンドレスチェン5側の側面に
主バキューム室43に連通する2つのジョイント51,
51が移動方向に設けてあり、エンドレスチェン5に連
結される各搬送台6の受台28の各隣接するもの相互の
ジョイント51,51をフレキシブルチューブ52にて
接続することにより、隣接する受台28の各主バキュー
ム室43の相互が接続されている(図7)。なお上記ジ
ョイント51は2口のものを用いれば1個にすることが
できる。
【0026】エンドレスチェン5が巻き掛けてある一方
のスプロケット4aには図11、図12に示すように真
空圧供給装置55が備えてあり、この部分を通過する各
搬送台6の主バキューム室43に真空圧を供給するよう
になっている。
【0027】スプロケット4aの上面には、このスプロ
ケット4aの回転によってスプロケット4aの周囲を移
動する各搬送台6の移動方向の間隔位置に複数本の吸引
弁支持アーム56が放射状に、かつ放射方向にスライド
自在に設けてある。そしてこの各吸引弁支持アーム56
の基端部にはコロ57が設けてあり、この各コロ57は
スプロケット支持部材58に設けた円板状のカム59に
当接されている。吸引弁支持アーム56はばね60にて
カム59側へ付勢されている。各吸引弁支持アーム56
の先端部には逆止機能を有する吸引弁61が固着してあ
り、この吸引弁61はチューブ62を介してスプロケッ
ト4aのボス部に設けた吸引配管部63に接続されてい
る。吸引配管部63は吸引ホース64に接続されてい
る。
【0028】カム59の形状は、スプロケット4aの回
転に従って搬送台6がスプロケット4aの巻き掛け範囲
にきたときに、この搬送台6に対向する吸引弁支持アー
ム56が搬送台6側へばね60に抗して押動され、その
後吸引弁支持アーム56が対向していた搬送台6がスプ
ロケット4aより外れた状態で上記押動を解除する形状
になっている。そして、吸引弁支持アーム56が搬送台
6側へ押動された状態で、これの先端に設けた吸引弁6
1が受台28に設けた逆止弁44に当接するようになっ
ている。
【0029】吸引弁支持アーム56の上記押動により、
吸引弁61が搬送台6の受台28に設けた逆止弁44に
付勢当接してこれを押し開いて受台28の主バキューム
室43に真空圧が供給される。エンドレスチェン5に連
結された各搬送台6の主バキューム室43の相互はフレ
キシブルチューブ52にて連通しているので、この部分
における搬送台6の主バキューム室43が真空になるこ
とにより他の搬送台6の各主バキューム室43の真空が
保持される。
【0030】図1に示した印刷部1の各輪転印刷機8
a,8b,8c,8dはそれぞれ同一の構成となってい
て、その1つの輪転印刷機8aについて図13、図14
で説明する。65はブランケット胴で、このブランケッ
ト胴65は移動してくる搬送台6の受台28上のCDの
表面に所定の印圧で転接する位置に配置されている。6
6はこのブランケット胴65に転接する版胴であり、こ
の版胴66には図示しないインキ装置が転接されてい
る。
【0031】上記各輪転印刷機8a〜8dの間隔をLと
したときに、各印刷機のブランケット胴65と版胴66
の理論径Dはこの各胴65,66の周長が上記間隔L
の整数倍となる径寸法となっている。このブランケット
胴65は上記理論径Dの周速が搬送台6の走行速度
(エンドレスチェン5の走行速度)Vcと同じになる回
転速度で回転するようになっている。そしてブランケッ
ト胴65の受台28面よりの高さHは略D/2、ある
いはD/2より少し大きくした寸法になっている。
【0032】ところで、ブランケット胴65の径が上記
理論径Dであり、かつブランケット胴65の受台6面
よりの高さHがD/2である場合、理論的には、ブラ
ンケット胴65の周面が受台28の上面に接触してブラ
ンケット胴65の周面に転写された絵柄が受台28の上
面と同一面にセットされたCDの表面に印刷されること
になるが、これではCD表面にブランケット胴65によ
る印圧が作用されないので、鮮明な印刷が行われない。
【0033】このため、上記構成において、ブランケッ
ト胴65及び版胴66の実径Dは上記理論径Dよりわ
ずかに、例えば0.6%程大きくしてあり、ブランケッ
ト胴65の外周面はわずかに変形して適当な印圧を与え
ながら受台28に載置したCDの表面に接触されるよう
になっている。このとき、ブランケット胴65の周速V
はV>Vとなり、受台28もVで移動し、V
とVの差分だけ受台28がばね30に抗して受台28
の移動方向に移動される。そして受台28がブランケッ
ト胴65より外れると、このブランケット胴65による
送り力が解除されるので、受台28はばね30の付勢力
にて戻される。
【0034】上記受台28のVでの移動をCDの表面
に接触するブランケット胴65との接触にて行うことは
摩擦力だけであるのでこのときの送りが不正確になりや
すい。そこで、本発明にあっては、各輪転印刷機8a〜
8dに上記ブランケット胴65の周速Vと同速の周速
で回転するピニオンギヤ67を、受台28に設けたラッ
ク31に噛合するようにして設ける。このピニオンギヤ
67のラック31に対する噛合タイミングは、ブランケ
ット胴65が受台6の走行方向下流端に接触したときに
互いに噛合するようになっている。なお図13で示した
ラック31の走行方向下流端の位置は受台28より内側
に位置するように示したが、ラック31の側面に補助ラ
ック31aを固着してこれの長さを継ぎ足して用いる。
この場合、ピニオンギヤ67と同軸一体状にして補助ラ
ック31aに噛合する補助ピニオンギヤ67aが設けて
ある。補助ラック31aの歯形は補助ピニオンギヤ67
aと容易に噛合しやすい形状にしてある。
【0035】図1に示した印刷部1の各スクリーン印刷
機9a,9bは同一構成となっており、その1つのスク
リーン印刷機9aについて図15、図16で説明する。
71は下面にスクリーン紗72を張設したスクリーン枠
であり、このスクリーン枠71はフレーム73aに支持
されたレール73に案内されてエンドレスチェン5の移
動方向に往復動可能にした移動枠74の下側に固着され
ている。75は上記移動枠74を往復動駆動する往復動
装置であり、この往復動装置75は往復動アーム76を
有しており、これの先端部に上記移動枠74の移動方向
一端部が連結されている。
【0036】スクリーン枠71は、これのスクリーン紗
72が搬送台6の受台28の上面に対してわずかな隙間
を有して対向された位置となるようにして設けられてい
る。そしてスクリーン枠71及び移動枠74の内側でス
クリーン紗72の上方にスキージ77とインキドクタ7
8とが、相互に独立して交互に上下動可能に設けられて
いる。このスキージ77とインキドクタ78の構成及び
作用は通常のスクリーン印刷機のものと同じになってい
る。
【0037】すなわち、スクリーン枠71がスクリーン
紗72を共に初期位置から印刷方向に移動することによ
り、これと同期してスキージ77が下動してスクリーン
紗72を加圧する。これにより、スクリーン紗72の下
側に位置してこのスクリーン紗72と等速で移動する受
台28上のCDの上面にスクリーン紗72に設けた模様
がスクリーン印刷されるようになっている。そしてこの
印刷作用が終了することにより上記スキージ77が上昇
すると共にスクリーン枠71が初期位置に戻されるが、
このスクリーン枠71の戻り動作時にインキドクタ78
が下動してスクリーン紗72上でインキ直しが行われる
ようになっている。なお、上記スキージ77とドクタブ
レード78は、フレーム73aに対して上下動自在に、
かつ図示しないばねにて下方へ付勢されて設けた横渡し
ブラケット79,80に支持されたシリンダ装置81,
82に取り付けられている。そして上記各横渡しブラケ
ット79,80が上記スクリーン枠71の移動に連動し
て回転するカム(図示せず)にて上記ばね付勢に抗して
横渡しブラケット79,80が上動するようになってい
る。これにより、印刷作動時におけるスキージ77及び
ドクタブレード78の下動は各横渡しブラケット79,
80がばね付勢力にて下動することにより行われ、上動
はばね付勢力に抗して横渡しブラケット79,80がカ
ムにて上動することにより行われる。また、印刷休止時
におけるスキージ77及びドクタブレード78の上動は
各シリンダ装置81,82を短縮動により行われる。
【0038】スクリーン印刷機9a,9bには上記した
輪転機8a〜8dと同様に搬送台6のラック31aに噛
合するピニオンギヤ67及び補助ラック31aに噛合す
る補助ピニオンギヤ67aが設けてある。そしてこの両
ピニオン67,67aは上記輪転機8a〜8dのものと
同じ周速Vにて回転するようになっている。これはエ
ンドレスチェン5の走行速度Vよりわずかに速くなっ
ている。
【0039】上記往復動装置75は往復動アーム76を
往復動するようになっているが、この往復動アーム76
によるスクリーン枠71の印刷方向、すなわち、搬送台
6の移動方向への移動速度は上記ピニオンギヤ67(6
7a)の周速と同一になるようにしてある。そして上記
往復動装置75は搬送台6の移動ピッチに対して同期し
て作動するようになっている。
【0040】上記構成において、印刷部1にあっては、
エンドレスチェン5の走行に従って各搬送台6が往路、
復路の直線走行部を往復走行される。そして、復路側の
直線走行部の下流部において、各搬送台6の受台28の
リセス28aに供給装置13にてCDが供給される。C
Dが供給された搬送台6は復路側の直線走行部におい
て、第1のスクリーン印刷機9aにてスクリーン印刷さ
れ、ついで往路側の直線走行部において第1・第2・第
3・第4の各輪転印刷機8a,8b,8c,8dにてオ
フセット印刷され、さらに第2のスクリーン印刷機9b
にてスクリーン印刷される。印刷された各CDは復路側
の直線走行部の上流部において、各搬送台6の受台28
のリセス28a内のCDが排出装置15にて順次排出さ
れていく。
【0041】この作動における供給装置13の作動を以
下に説明する。供給装置13の旋回昇降台20は搬送台
6の走行ピッチに連動して昇降及び回動を行うと共に、
スライドハンド23のCD吸着器18の吸着、吸着解除
の各作動を行う。
【0042】すなわち、各スライドハンド23はロッド
レスシリンダ24にて旋回昇降台20の旋回方向上流側
に戻されており、この状態で下降することにより、サブ
テーブル11側に対向するスライドハンド23のCD吸
着器18にてCDを吸着し、搬送台6側に対向するスラ
イドハンド23のCD吸着器18に吸着されているCD
を搬送台6の受台28のリセス28a上で上記CD吸着
器18の吸着を解除し、CDをリセス28aに落下収納
する。
【0043】このとき、搬送台6は一定速度で移動して
おり、スライドハンド23のブラケット25が搬送台6
に設けたドグ26に当接し、スライドハンド23は搬送
台6と一体状に移動し、この間に上記CDのリセス28
aへの収納動作が行われる。この搬送台6に対向してい
るスライドハンド23が搬送台6と共に所定距離だけ移
動し、この間にCDを搬送台6側へ供給したところで、
旋回昇降台20が上昇する。その後、旋回昇降台20が
矢印方向(エンドレスチェン5の走行方向)に間欠的に
旋回することにより、上記ブラケット25がドグ26か
らはずれてスライドハンド23は停止し、ついでロッド
レスシリンダ24にて元の位置に戻される。先の動作で
CDをサブテーブル11から吸着したスライドハンド2
3が旋回昇降台20の旋回によって搬送台6側に対向す
ることにより上記動作が繰り返し行われる。
【0044】一方、排出装置15の作動は上記供給装置
13の作動とは基本的には同じであるが、スライドハン
ド23のCD吸着器18の作動は逆になり、搬送台6の
受台28に対向するスライドハンド23が下降したとき
に吸着し、その状態で旋回してサブテーブル14上で下
降した状態で吸着解除する。この排出装置15において
も、搬送台6に対向するスライドハンド23は上記吸着
状態で搬送台6と共に所定距離だけ連動される。
【0045】上記エンドレスチェン5は、一対のスプロ
ケット4a,4bが回転することにより走行し、このエ
ンドレスチェン5と共に各搬送台6がレール7に案内さ
れて一定の速度で連続して移動される。このとき、各搬
送台6が一方のスプロケット4aに対向する位置におい
て、各搬送台6の逆止弁44に真空エア供給装置55の
吸引弁61が付勢当接されて、各搬送台6の主バキュー
ム室43が真空に保持される。そしてエンドレスチェン
5に連結した各搬送台6の主バキューム室43相互がフ
レキシブルチューブ52にて連結されているので、各搬
送台6の主バキューム室43が真空に保持される。従っ
て、各搬送台6のリセス28aは小孔41にて吸引され
ており、このリセス28a内の各CDは吸着保持され
る。なおリセス28a内にはCDを保護するためにマッ
ト28bが敷いてある。吸着用の小孔41はこのマット
28bを貫通している。
【0046】このとき、エンドレスチェン5により移動
する各搬送台6は、排出装置15の位置で、各搬送台6
に設けた断続切換弁46がドグに当接して押しボタン4
8bが押されて断となり、リセス28a内の吸引が解除
され、リセス28aからの排出装置15によるCDの排
出が容易に行われると共に、リセス28内にCDがない
ときにおける小孔41の大気圧への開放が防止される。
【0047】上記吸引作用の解除状態は搬送台6が供給
装置13に対向する位置まで続き、ここで断続切換弁4
6の押しボタン48aがドグにて押されることにより
「続」となって再び吸引が行われ、供給装置13にてリ
セス28a内に供給されたCDを吸着する。このとき、
リセス28aの中心から案内棒36が突出してCDはこ
の案内棒36に案内されてリセス28aに収納される。
またこのとき、CDが大径の場合には方向切換弁49を
図9に示すように配管47aを連通状態にして大径側の
バキューム室42aにも小径側のバキューム室42bと
同様に断続切換弁46を介して「断」、「続」可能に真
空圧が供給される。一方、リセス28aに小径のCDが
収納される場合は、リセス28a内に補助リセスを嵌合
すると共に、方向切換弁49を配管50に連通する側に
切換えて大径側のバキューム室42aに常時真空圧を作
用させて補助リセスを吸着しておく。この場合は小径側
のバキューム室42bだけが断続切換弁46にて切換え
られる。
【0048】次に輪転印刷機8a〜8dの作動について
説明する。各輪転印刷機のブランケット胴65は、受台
28上のCDの表面に接する径の理論径の周速が搬送台
の走行速度と同一となるように回転されるが、この理論
径よりわずかに大径になっているブランケット胴65は
わずかに変形した状態で受台28上のCDの上面に接触
され、このブランケット胴65にて直線方向に連続的に
移動するCD上に印刷される。
【0049】このとき、ブランケット胴65の実際の周
速は搬送台の走行速度よりわずかに速くなる。一方この
とき、ピニオンギヤ67は上記ブランケット胴65の周
速と同速の周速で回転していることにより、このピニオ
ンギヤ67がラック31に噛合することにより受台28
は上記ブランケット胴65の周速と同一の速度で移動さ
れ、受台28上のCDは搬送台6(エンドレスチェン
5)の走行速度よりわずかに速い速度でスリップするこ
となく印刷される。このときの受台28と搬送台6の基
台27との速度差は受台28がばね30に抗して移動す
ることにより吸収される。搬送台6の移動に従って、受
台28からブランケット胴65が外れ、これと略同時に
ラック31からピニオンギヤ67が外れることにより受
台28はばね30の付勢力にて元の位置に戻される。
【0050】上記したように各輪転印刷機8a〜8dで
は搬送台6の走行速度より速い速度で強制的に印刷され
ることになり、これにより、エンドレスチェン5の伸び
による速度変化等に影響されることがなく、それぞれに
おいて同一の速度にて印刷される。
【0051】次にスクリーン印刷機9a,9bの作動に
ついて説明する。搬送台6が移動してきて、スクリーン
印刷機9a,9bに設けたピニオンギヤ67,67aが
受台28に設けたラック31,31aに噛合すると、受
台28は搬送台6の速度(V )よりわずかに速い速度
(V)にて移動される。これと同時に往復動装置75
が作動を開始して、初期位置にあるスクリーン枠71を
上記受台28移動速度と同じ速度(V)にて移動し、
このときに下動しているスキージ77にて受台28上の
CDの表面にスクリーン印刷が行われる。
【0052】ピニオンギヤ67,67aがラック31,
31aから外れた時点でこのスクリーン印刷が終了し、
スキージ77が上昇する。そのときにラック31からピ
ニオンギヤ67がはずれて、搬送台6に対してばね30
に抗してこれの速度差分だけ移動した受台28は元の位
置に戻される。またスクリーン枠71も初期位置に戻さ
れる。この間にインキドクタ78が下動してスクリーン
紗72上でインキ直しが行われる。
【0053】
【発明の効果】本発明において、請求項1に係る発明に
よれば、平板部材を連続して移動させた状態でスクリー
ン印刷機にて印刷することができて、間欠送り動作にて
印刷するものに比べて印刷能率を著しく向上することが
できると共に、連続的な送りにより印刷精度がなくな
り、精密な印刷を行うことができる。
【0054】また、請求項2に係る発明によれば、各ス
クリーン印刷機における印刷速度が、チェン部材による
搬送台の走行速度よりわずかに速い速度で行われること
により、搬送台を走行、移動するためのチェン部材の伸
びによる速度変化等に影響されることがなく印刷するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の全体を示す構成説明図であ
る。
【図2】供給装置を示す平面図である。
【図3】供給装置を示す正面図である。
【図4】供給装置を示す側面図である。
【図5】搬送台を示す断面図である。
【図6】搬送台を示す正面図である。
【図7】搬送台及びこれに設けた配管構成を示す平面図
である。
【図8】搬送台の配管構成を示す正面図である。
【図9】搬送台の配管構成を示す一方の側面図である。
【図10】搬送台の配管構成を示す他方の側面図であ
る。
【図11】真空圧供給装置を示す平面図である。
【図12】真空圧供給装置を示す一部破断側面図であ
る。
【図13】輪転印刷機を概略的に示す正面図である。
【図14】輪転印刷機を概略的に示す平面図である。
【図15】スクリーン印刷機を概略的に示す正面図であ
る。
【図16】スクリーン印刷機を概略的に示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…印刷部、2…供給部、3…排出部、4a,4b…ス
プロケット、5…エンドレスチェン、6…搬送台、7…
走行案内レール、8a,8b,8c,8d…輪転印刷
機、9a,9b…スクリーン印刷機、10…搬入コンベ
ヤ、11,14…サブテーブル、12…供給ハンドラ、
13…供給装置、15…排出装置、16…排出コンベ
ヤ、17…排出ハンドラ、18…CD吸着器、19…旋
回アーム、20…旋回昇降台、21…スライド台、22
…支持レール、23…スライドハンド、24…ロッドレ
スシリンダ、25…ブラケット、26…ドグ、27…基
台、28…受台、28a…リセス、29…レール、30
…ばね、31…ラック、31a…補助ラック、32…上
面転動ローラ、33…側面転動ローラ、34…下面転動
ローラ、34a…案内ローラ、35…補助レール、36
…案内棒、37…カムローラ、38…カム、41…小
孔、42a,42b…第1・第2のバキューム室、43
…主バキューム室、44…逆止弁、45,50…配管、
46…断続切換弁、47a,47b…配管、48a,4
8b…押ボタン、49…方向切換弁、51…ジョイン
ト、52…フレキシブルチューブ、55…真空圧供給装
置、56…吸引弁支持アーム、57…コロ、58…スプ
ロケット支持部材、59…カム、60…ばね、61…吸
引弁、62…チューブ、63…吸引配管部、64…吸引
ホース、65…ブランケット胴、66…版胴、67…ピ
ニオンギヤ、71…スクリーン枠、72…スクリーン
紗、73…レール、74…移動枠、75…往復動装置、
76…往復動アーム、77…スキージ、78…インキド
クタ、79,80…横渡しブラケット、81,82…シ
リンダ装置、DR…UV乾燥機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C035 AA06 AA17 FA23 FA25 FA28 FA30 FB30 FC10 FD11 FD22 FE00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の回転体に巻き掛けたチェン部材
    に、平板部材を載置する搬送台を等間隔に多数設け、 チェン部材の直線走行部の走行方向下流側に搬送台に平
    板部材を供給する供給部を、また走行方向上流側に搬送
    台上にある平板部材を排出する排出部をそれぞれ設け、 チェン部材の直線走行部でかつ上記供給部と排出部の間
    に、搬送台上にある平板部材の表面にスクリーン印刷す
    るスクリーン印刷機を、チェン部材の走行速度に連動し
    て作動されるようにしてチェン部材の走行方向に複数設
    けた、 ことを特徴とする平板部材用の連続多色印刷装置。
  2. 【請求項2】 搬送台を、チェン部材に連結される基台
    と、この基台に対してチェン部材の走行方向に移動自在
    に、かつ走行方向上流側へばね付勢され、さらに上面に
    平板部材を載置するようにした受台とで構成し、 受台にラックを走行方向に向けて設け、また、スクリー
    ン印刷機に、上記ラックに噛合するピニオンギヤを、こ
    れの回転周速が上記搬送台の走行速度よりわずかに速い
    回転速度で上記搬送台の走行速度よりわずかに速い回転
    速度で回転するようにして設け、 スクリーン印刷機のスクリーン枠を、チェン部材の走行
    によって移動する搬送台の受台の上面に対向させて設け
    ると共に、上記ピニオンギヤの周速と同速で印刷方向に
    移動するようにして設けた、 ことを特徴とする請求項1記載の平板部材用の連続多色
    印刷装置。
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