JP2001170977A - 射出成形方法、および、それが用いられる熱硬化性樹脂用射出成形装置 - Google Patents

射出成形方法、および、それが用いられる熱硬化性樹脂用射出成形装置

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JP2001170977A JP35779899A JP35779899A JP2001170977A JP 2001170977 A JP2001170977 A JP 2001170977A JP 35779899 A JP35779899 A JP 35779899A JP 35779899 A JP35779899 A JP 35779899A JP 2001170977 A JP2001170977 A JP 2001170977A
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injection molding
gate
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Masaaki Kumamura
正晃 熊村
Susumu Shimada
進 島田
Kenichi Sakai
健一 酒井
Kentaro Niwano
謙太郎 庭野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各キャビティ内に充填される成形材料の充填
量のばらつきを抑制することができること。 【解決手段】 調整ねじ軸部材66、スライダ部材62
およびアダプタ64によってバルブピン部材14の円錐
状部14Tのゲート16に対する相対位置を調整するこ
とにより、ゲート16に供給される成形用材料の充填量
を調節するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の成形品を
一度に成形することができる複数のキャビティを有する
射出成形方法、および、それが用いられる熱硬化性樹脂
用射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形装置においては、例えば、複数
個の成形品を成形により一度に得るために複数のキャビ
ティにそれぞれ成形材料を導く複数の成形材料供給路が
金型内に設けられている。各成形材料供給路は、スプー
ルに連通する分岐通路を介して連結されている。ポリカ
ーボネイトなどを含むエンジニアリングプラスチックに
より成形される場合、各成形材料供給路と各キャビティ
との間に形成されるゲートのシール方法としては、各成
形材料供給路と各キャビティとの間に形成されるゲート
に、例えば、各成形材料供給路内に移動可能に配される
バルブピン部材のランド部が選択的に係合されることに
より、開閉制御されるものが提案されている。
【0003】各成形材料供給路と各キャビティとの間に
形成されるゲートを通過してキャビティ内に充填される
成形材料の充填量は、所定の圧力で成形材料がスプール
内に注入されるもとで、そのゲートに選択的に係合され
るバルブピン部材の外周面とゲートの内周面との隙間
(開口断面積)により設定される。
【0004】また、各キャビティに連通する各ゲートに
対する各バルブピン部材の動作タイミングは、例えば、
時間的に制御されて互いに略同一のタイミングに設定さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各ゲー
トの開閉のタイミングがバルブピン部材のランド部によ
り略同一のタイミングで開閉制御される場合、各キャビ
ティ内に充填される成形材料の充填量は、金型内のスプ
ールから各成形材料供給路およびゲートに至るまでの加
工上の製造誤差に起因して各キャビティ相互間において
過不足が生じる場合がある。
【0006】例えば、図11に示されるような、トナー
量調節部材6が射出成形装置により成形される場合があ
る。トナー量調節部材6は、複写機の現像機においてそ
のブレード部材4の先端と現像シリンダの外周面との間
に所定の隙間を設けて配置されるものである。トナー量
調節部材6は、ゴム材料で成形されるブレード部材4と
金属板で作られるホルダー部材2とが組み合わされる構
成とされる。金属板がL字状に曲げられて形成されたホ
ルダー部材2は、その取付部2Aに所定の間隔をもって
一対の透孔2aを有している。また、その取付部2Aの
先端は、ブレード部材4の一方の端部に形成される溝4
aに結合されている。ブレード部材4における現像シリ
ンダの外周面に対向する部分には、現像シリンダの外周
面に付着されるトナーをならす平行部4Pが設けられて
いる。これにより、現像シリンダの外周面上に付着され
るトナーの量(厚さ)がブレード部材4により全周面上
に均一となるように制御される。
【0007】しかし、トナー量調節部材6が現像機に取
付られる場合、そのブレード部材4の平行部4Pにおけ
る先端面のホルダー部材2の取付部2Aに対する平行度
が、例えば、約0.5(mm)以下程度でない場合、現
像シリンダの外周面上に付着されるトナーの量がブレー
ド部材4により全周面上に均一とならず、記録媒体の記
録面に形成される画像の濃度むらに繋がる虞がある。
【0008】このようなトナー量調節部材6が一度に複
数個成形される場合、上述したように、金型内のスプー
ルから各成形材料供給路およびゲートに至るまでの加工
上の製造誤差に起因して各キャビティ相互間において過
剰もしくは不足が生じることによって、成形材料の充填
量が、そのブレード部材4の平行部4Pの先端面のホル
ダー部材2の取付部2Aに対する平行度が、その所望さ
れる精度とならない場合がある。
【0009】特に、粘度の比較的低い液状のシリコーン
ゴム材料(300Pa・s以下)でブレード部材4が成
形される場合、キャビティ内に所定の充填量よりも過剰
に充填されるとき、金型内に配されたホルダー部材2と
金型内部との微小な隙間にシリコーンゴム材料が侵入せ
しめられバリの発生に繋がる場合がある。このような場
合、1つのキャビティ内においてバリが発生したために
他のキャビティ内に充填される成形材料の充填量が不足
するので得られた成形品の外観不良および上述のような
平行度を含めた寸法精度の不良を伴うこととなる。
【0010】以上の問題点を考慮し、本発明は、複数個
の成形品を一度に成形することができる複数のキャビテ
ィを有する射出成形装置であって、各キャビティ内に充
填される成形材料の充填量のばらつきを抑制することが
できる射出成形装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る射出成形方法は、成形品が形成され
るキャビティ内に連通するゲートを有し熱硬化性樹脂材
料を供給する成形材料供給路と、該成形材料供給路内に
往復動可能に配され該ゲートを開閉状態とする略円錐状
のランド部を有するバルブピン部材と、前記キャビティ
内に前記ゲートを介して供給される前記熱硬化性樹脂材
料の充填量を、前記バルブピン部材を動作させ調節する
充填量調節機構部とが備えられるもとで、前記キャビテ
ィ内に前記熱硬化性樹脂材料を充填して成形品を成形す
る熱硬化性樹脂の射出成形方法において、前記キャビテ
ィ内に前記成形材料供給路および前記ゲートを通じて前
記熱硬化性樹脂材料を供給充填する工程と、前記キャビ
ティ内に充填された熱硬化性樹脂材料の充填量に応じて
前記充填量調節機構部により、前記バルブピン部材のラ
ンド部の前記ゲートに対する相対位置が調整される工程
と、前記キャビティに前記熱硬化性樹脂材料を再度、供
給充填し成形品を成形する工程とを含んでなる。
【0012】また、複数の前記キャビティごとにそれぞ
れ、分岐通路を通じて連通する成形材料供給路、およ
び、前記バルブピン部材が設けられ、前記充填量調節機
構部は、該複数のキャビティに対して互いに独立して調
整可能であることを特徴とする。
【0013】さらに、前記バルブピン部材における半径
方向の位置を規制する複数の位置規制部材が、前記成形
材料供給路内に設けられることを特徴とする。
【0014】前記成形品を成形する工程は、予め、イン
サート部材が前記キャビティ内に配置された後、熱硬化
性樹脂材料がキャビティ内に充填され成形品を成形する
インサート成形であることを特徴とする。前記熱硬化性
樹脂材料の粘度は、1000(Pa・s)以下であるこ
とを特徴とする。前記熱硬化性樹脂材料は、液状シリコ
ーンであることを特徴とする。本発明に係る熱硬化性樹
脂用射出成形装置は、成形品が形成されるキャビティ内
に熱硬化性樹脂材料が充填されることにより、該成形品
を成形する熱硬化性樹脂用射出成形装置において、前記
キャビティ内に連通するゲートを有し熱硬化性樹脂材料
を供給する成形材料供給路と、該成形材料供給路内に往
復動可能に配され該ゲートを開閉状態とする略円錐状の
ランド部を有するバルブピン部材と、前記バルブピン部
材のランド部の前記ゲートに対する相対位置を調整する
ことにより、前記キャビティに供給される前記熱硬化性
樹脂材料の充填量を調節する充填量調節機構部とを備え
ることを特徴とする。
【0015】また、複数の前記キャビティごとにそれぞ
れ、分岐通路を通じて連通する成形材料供給路、およ
び、前記バルブピン部材が設けられ、前記充填量調節機
構部は、該複数のキャビティに対して互いに独立して調
整可能であることを特徴とする。
【0016】前記略円錐状のランド部におけるテーパ角
度は、10度(°)以上30度(°)以下であることを
特徴とする。
【0017】前記バルブピン部材における半径方向の位
置を規制する複数の位置規制部材が、前記成形材料供給
路内に設けられることを特徴とする。
【0018】前記充填量調整機構部は、前記バルブピン
部材に係合され該バルブピン部材のランド部の位置を、
該バルブピン部材の軸線方向に沿って前記ゲートに向け
て前進または後退させるストローク調整部材と、該スト
ローク調整部材を移動させる移動手段と、前記バルブピ
ン部材を該ストローク調整部材に対して追従させるべ
く、付勢する付勢手段とを含んで構成されることを特徴
とする。
【0019】前記移動手段が前記ストローク調整部材を
介して前記バルブピン部材を移動させることにより、前
記キャビティに供給される前記熱硬化性樹脂材料の充填
量を調節することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る射出成形装
置の一例の構成を示す。
【0021】図1において、本装置は、例えば、コール
ドランナー方式とされる冷却機構を有し、図示が省略さ
れる4本のタイバーにそれぞれ固定される固定側支持板
10と、固定支持板10に後述する金型群12を挟んで
対向配置され各タイバーにそれぞれ摺動可能に支持され
る可動支持板と、固定支持板10と可動支持板との間に
狭持される金型群12と、後述するバルブピン部材14
のゲート16に対する相対的な初期位置を調節する充填
量調節機構部20と、バルブピン部材14を往復動板2
2を介して往復動させる油圧シリンダ部18と、可動支
持板を金型群12および固定支持板10に対して押圧も
しくは離隔させる型締めシリンダ部とを含んで構成され
ている。なお、図1において、可動支持板および型締め
シリンダ部は、図示が省略されている。
【0022】本装置により射出成形されて得られる成形
品素材は、例えば、上述した図8に示されるトナー量調
整部材6の成形品素材とされる。
【0023】固定支持板10は、図示が省略される射出
装置の注入ノズルが連結される注入部としてのスプール
ブッシュを保持するロケーティングリング24を略中央
部に有している。スプールブッシュは、供給される溶融
した成形材料を金型群12内部に導き入れるスプール2
4aを有している。
【0024】金型群12は、固定支持板10に後述する
支持板26およびスペーサブロック部材28を介して保
持される固定側金型30と、固定側金型30の可動支持
板側の端面に当接されるマニホールド型32と、可動支
持板にその一方の端面が当接される可動側金型38と、
マニホールド型32と可動側金型38との間に配される
中間型34および36とを含んで構成されている。
【0025】そのスプール24aにおけるマニホールド
型32側の端部は、マニホールド型32の内部に形成さ
れる共通供給路32dおよび共通供給路32dの両端に
それぞれ交叉する分岐供給路32mに連通している。共
通供給路32dは、その中心軸線が紙面に略垂直方向、
即ち、スプール24aの中心軸線に対して略直交するよ
うに形成されている。
【0026】互いに平行に形成される2つの分岐供給路
32mは、共通供給路32dを介して連結されている。
二つの分岐供給路32mの両端近傍には、それぞれ、分
岐供給路32mの直径よりも大なる直径を有する導入通
路部52が、スプール24aの中心軸線に沿って形成さ
れている。図1においては、4つの導入通路部52のう
ちの一つを示す。
【0027】導入通路部52は、マニホールド型32に
形成される導入部32aと、中間型34の内部に形成さ
れ導入部32aに連通する冷却部34aと、中間型36
の内部に形成されキャビティ42に対して開口するゲー
ト16を中心軸線上に有するテーパ状部40とから構成
されている。
【0028】内径8(mm)を有している導入部32a
は、マニホールド型32に設けられる透孔32eに連通
している。透孔32eには、導入通路部52内に挿入さ
れるバルブピン部材14が挿入されている。バルブピン
部材14の外周面と導入部32aの内周面との間には、
所定の隙間が形成されている。
【0029】マニホールド型32の固定側金型30側に
おける透孔32eの周囲には、環状の溝32gが形成さ
れている。溝32gには、Oリング44が設けられてい
る。
【0030】中間型34における冷却部34aの周囲に
は、冷却水が循環される冷却水循環通路46aを有する
冷却ユニット46が設けられている。冷却水循環通路4
6aは、図示が省略される冷却水循環装置に接続されて
いる。冷却水温度および冷却水循環量は、中間型34の
温度が180度以上とされても、溶融した成形材料、例
えば、熱硬化性の液状シリコーン(粘度1000Pa・
s以下)の温度が約30度程度に維持されるように設定
されている。冷却ユニット46における一端側には、冷
却部34aの周囲に溝46gが形成されている。溝46
gには、Oリング50が設けられている。
【0031】冷却部34aにおけるテーパ状部40側部
分には、バルブピン部材14の中心軸線と導入通路部5
2の中心軸線とを一致させるべく、バルブピン部材14
における半径方向の位置を規制する3個のガイド部材4
8が設けられている。各ガイド部材48は、円周上に等
間隔で配列されている。各ガイド部材48の端面とバル
ブピン部材14の外周面との間には、バルブピン部材1
4が移動可能に所定の隙間が形成されている。
【0032】このようにガイド部材48が設けられてい
ることにより、分岐供給路32mを通じて導入通路部5
2内に供給される成形材料の供給流量が比較的大である
場合、バルブピン部材14の先端部分に撓みが発生する
とき、ガイド部材48によりバルブピン部材14の位置
が所定の中心位置に規制されることとなる。従って、バ
ルブピン部材14の中心軸線とゲート16の中心軸線と
は、常に一致することとなる。
【0033】中間型36と可動側金型38との型割り線
PLを跨いで形成されるキャビティ42を形成する壁面
は、図8に示されるブレード部材4の上面に対応する部
分を形成する壁面部16bと、ブレード部材4の前縁お
よび下面に対応する部分を形成する壁面部38bとから
なる。壁面部16bに形成されるゲート16の開口径
は、例えば、2(mm)とされる。
【0034】また、可動側金型38におけるキャビティ
42に隣接する部分には、図8に示されるホルダー部材
2となるL字状の板状素材54が載置される凹部38r
が、形成されている。凹部38rの底部には、永久磁石
で作られたマグネット部材56が配されている。これに
より、金属性の板状素材54はその磁力により保持され
ることとなる。中間型36における板状素材54の屈曲
部に対応する部分には、その屈曲部が侵入する凹部36
rが形成されている。
【0035】さらに、可動側金型38においては、その
壁面部38bおよび凹部38rにそれぞれ、開口する貫
通孔38dおよび38eが互いに平行に可動側金型38
の移動方向に沿って設けられている。貫通孔38dおよ
び38eには、得られた成形品素材を可動側金型38の
壁面部38bおよび凹部38rから取り外すべく、成形
品素材を突き出す突出ピン58および60が摺動可能に
設けられている。
【0036】可動側金型38に当接される可動支持板
は、可動支持板を選択的に所定の圧力で押圧する型締め
シリンダ部が付設されている。その型締めシリンダ部内
に設けられるプッシュロッドは、固定側支持板10と図
示が省略される可動支持板とが図1の矢印Aの示す方向
に沿って、即ち、互いに離隔されて中間型36と可動側
金型38との間が型割り線PLで分離されるとき、突出
ピン58および60の他端を支持する支持プレートをリ
ターンスプリングの付勢力に抗して押圧するものとされ
る。これにより、その支持プレートは、突き出しピン5
8および60を伴って中間型36に向かって移動され、
また、成形品素材は、突き出されることとなる。
【0037】バルブピン部材14のゲート16に対する
相対的な初期位置を調節する充填量調節機構部20は、
固定側支持板10における金型群12側の端面に設けら
れる支持板26とスペーサブロック部材70との間を往
復動せしめられるスライダ部材62と、スライダ部材6
2の傾斜面62Sに摺接される傾斜面64Sを有するア
ダプタ64と、スライダ部材62の雌ねじ孔62aには
め合わされる雄ねじ部66Aを有し回転されることによ
りスライダ部材62を往復動させる調整ねじ軸部材66
と、バルブピン部材14の外周部に巻装されバルブピン
部材14のフランジ部14Fを介してアダプタ64の傾
斜面64Sをスライダ部材62の傾斜面62Sから離隔
しないように付勢するコイルスプリング68とを含んで
構成されている。
【0038】調整ねじ軸部材66は、支持板26におい
て金型群12の外周部と支持板26とスペーサブロック
部材70とにより囲まれる空間とを連通させる貫通孔2
6Sにはめ合う回転部66Bと、回転部66Bの直径よ
りも大なる直径を有し、スライダ部材62の雌ねじ孔6
2aにはめ合わされる雄ねじ部66Aとから構成されて
いる。回転部66Bおよび雄ねじ部66Aのリードは、
同一のリード、例えば、1.0(mm)とされる。貫通
孔26Sの内径は、雄ねじ部66Aの直径よりも小とさ
れる。
【0039】固定側支持板10に図示されない手段で固
定されているストッパ65は、スライダ部材62を固定
側支持板10の被摺動面との間で挟むように配されてい
る。これにより、スライダ部材62は、固定側支持板1
0およびストッパ65により挟まれているので回転しな
いが、その軸線方向に雌ねじ孔62aとともに一体的に
摺動可能である。また、ストッパ65には、貫通されて
いない孔65aが設けられている。孔65aには、雄ね
じ部66Aの一端が挿入され回転可能に支持されてい
る。従って、回転部66Bおよび雄ねじ部66Aは、回
転可能であるが、しかし、ストッパ65および支持板2
6に支持されるので軸線方向に沿って摺動されない。
【0040】回転部66Bの一端には、六角レンチLな
どにより外部から操作可能とするために所定の六角レン
チLが係合される六角孔が設けられている。
【0041】従って、その六角レンチLが回動され、雄
ねじ部66Aが回動されることにより、回転されること
がないスライダ部材62および雌ねじ孔62aは、その
軸線方向に沿って一体的に摺動されることとなる。
【0042】スライダ部材62は、固定側支持板10の
表面に摺接される端面に相対向する面側の隅部に、図1
において右斜めに傾斜する傾斜面62Sを有している。
傾斜面62Sの勾配は、例えば、15度とされる。
【0043】スライダ部材62の傾斜面62Sに摺接す
る傾斜面64Sを有するアダプタ64の軸部の一端は、
後述する往復動板22の透孔22aを貫通しバルブピン
部材14のフランジ部14Fに当接している。なお、ア
ダプタ64は、そのフランジ部14Fに連結される構成
であってもよい。
【0044】固定側金型30の透孔30bの周囲には、
コイルスプリング68が配される凹部30aが設けられ
ている。
【0045】直径6(mm)を有するバルブピン部材1
4は、フランジ部14Fが設けられる端部と反対側の端
部に、テーパ状部40の形状に対応した円錐状部14T
を有している。ランド部としての円錐状部14Tのテー
パ角度αは、例えば、10度とされる。固定側金型30
の透孔30bを貫通するバルブピン部材14の全長は、
図2に示されるように、往復動板22により、フランジ
部14Fが押圧されてその円錐状部14Tがテーパ状部
40に嵌合されてゲート16を密閉するのに十分な長さ
に設定されている。
【0046】なお、上述のテーパ角度αは、10度
(°)に限定されるものではなく、以下の理由から10
度以上から30度以下の範囲が望ましい。
【0047】液状シリコーンの圧縮率は、有機系オイル
の圧縮率に比べ非常に高い圧縮率を示す。このため、液
状シリコーンは、ゲート16(先端)からそれが射出さ
れた瞬間に射出圧が開放されるとき、ゲート16の径よ
り太い液として膨らみ、そして、やがて細りながらキャ
ビティ42に流れ込んでいく。
【0048】この時、例えば、図8および図9に示され
るように、その直径φ(ゲートピン径)が4〜6(m
m)程度の汎用のものが、バルブピン部材80、86
(ゲートピン)として通常、用いられる。
【0049】なお、図8および図9は、それぞれ、導入
路94および94’の一端に設けられるテーパ状部82
および82’に対して矢印の示す方向に沿って相対的に
移動可能に配されるバルブピン部材80および86が、
導入路94および94’における所定位置に固定された
状態を模式的に示す。また、図8および図9において
は、導入路94および94’内に連通し、液体シリコー
ン92を所定量供給する成形材料供給路90の一端が導
入路94および94’に接続されている。
【0050】図8に示されるように、ゲート84に連通
するテーパ状部82およびバルブピン部材80の先端の
テーパ角度αが小さくなるほどバルブピン部材80の先
端における軸線方向に沿った長さIが長くなり、一方、
図9に示されるように、ゲート84に連通するテーパ状
部82’およびバルブピン部材86の先端のテーパ角度
αが大きくなるほどバルブピン部材80の先端における
軸線方向に沿った長さIが短くなる。
【0051】その際、図9に示されるように、バルブピ
ン部材86の先端のテーパ角度αが大きくなり、その長
さIが短くなる場合、点線で示すように、テーパ状部8
2’のキャビティ88内に向かう延長面において交差す
る角度θが大きくなり、液状シリコーン92の広がりが
大きくなり、キャビテイ88の厚みDt方向の充填密度
が射出初期においてみかけ上、下がる。これにより、泡
を抱きこみ易くなる問題がある。
【0052】特に、テーパ角度αが45度を超える場
合、その泡が発生し易いという問題、さらに、バルブピ
ン部材86の移動距離に対する流路断面から算出される
流路断面積変化の幅が大きくなり、また、多ゲート型に
おける個々のゲートのバラツキ(複数のキャビティ相互
間における射出重量バラツキをいう)が大きくなり、所
謂、ゲートバランスがとりにくい問題がある。
【0053】一方、図8に示されるように、バルブピン
部材80のテーパ角度αが小さくなるほど、液状シリコ
ーン92がテーパ状部82を通過する際、バルブピン部
材80を包み込むようにバルブピン部材80に作用する
力が弱くなり、従って、バルブピン部材80を所定の中
心位置に置こうとするセンタリング作用が弱くなるので
多ゲート形式における吐出量(ゲート84を通過する流
量)のバラツキが大きくなる問題がある。また、図8に
示される長さIが長くなる場合、コールドランナー方式
の冷却機構を有するゲート機構としては、サイズが大き
くなり易く、多点ゲートの構造が取りにくく、結果とし
て、型の大型化に繋がるなどの課題がある。特に、その
バルブピン部材80のテーパ角度αが5度以下の場合、
バルブピン部材80の先端が、テーパのないストレート
に近くなるので前述した課題がある。そのテーパ角度α
が5度以下の場合、バルブピン部材80の先端がゲート
84に対し食いつきを起こし、 バルブピン部材80の
先端がスムーズに抜けなくなるという現象が見られ、テ
ーパ角度αを10度以上に設定することが好ましい。
【0054】図10は、本出願に係る発明者による実験
で得られた結果を示し、詳しくは、上述の各テーパ角度
αに設定されたバルブピン部材が用いられた場合におけ
る各性能の良否を示す。は、その性能が良好であること
を表し、×は、不良であることを表す。図中、ゲートバ
ランスとは、所定の4箇所のキャビティ相互間における
射出重量バラツキをいう。ゲートシール性とは、所謂、
成形後における液だれの有無をいう。また、泡発生と
は、目視および工具顕微鏡(拡大率10倍)により得ら
れた成形品内の所定量の泡の有無をいう。
【0055】図10に示される結果からも明かなよう
に、テーパ角度αは、45度以下、好ましくは、30度
以下であって、10度以上の角度が良い。
【0056】六角レンチLがその六角孔に係合されて調
整ねじ軸部材66が例えば、反時計回り方向に回転され
るとき、スライダ部材62は、その一端が支持板26に
当接する図3に示される位置から図4に示されるような
位置に、前進せしめられる。これにより、バルブピン部
材14は、1回転あたり約0.27(mm)(=n×1.0
×tan15、nは回転数)程度ゲート16側に近接せし
められる。
【0057】一方、図4に示されるような位置にあるス
ライダ部材62が、六角レンチLがその六角孔に係合さ
れて調整ねじ軸部材66が例えば、時計回り方向に回転
せしめられるとき、スライダ部材62は、元の初期位置
に向かって後退せしめられる。これにより、バルブピン
部材14は、1回転あたり約0.27(mm)程度ゲー
ト16側から離隔せしめられる。
【0058】その際、バルブピン部材14の円錐状部1
4Tの外周面とテーパ状部40の内周面との間における
環状の隙間の断面積Sは、例えば、図6および図7に示
されるように、円錐状部14Tの先端とゲート16との
相対的な距離(ピン高さ)Zに応じて変化せしめられ
る。
【0059】図6は、縦軸に断面積S(mm2)をと
り、横軸に距離Z(mm)をとり、断面積Sの変化をあ
らわす特性線Laを示す。断面積Sは、例えば、初期位
置として設定された距離Zが11(mm)である場合、
21.50797(mm2)とされる。図7は、各距離Zに対応
する断面積Sをそれぞれあらわす。
【0060】スライダ部材62が前進せしめられて距離
Zが小となるにつれて断面積Sは特性線Laに従い減少
し、最終的に零となる。従って、このようにスライダ部
材62が移動されることにより、成形材料が通過可能な
断面積Sが所定の値に調節され設定されることとなる。
また、各キャビティ42に供給される成形材料の流量が
設定されることとなる。
【0061】油圧シリンダ部18は、固定側支持板10
に固定されるスペーサブロック部材70に隣接して固定
側支持板10に支持されている。油圧シリンダ部18
は、図示が省略される油圧制御部からの作動油圧により
制御されることにより、そのロッド18aが図2に示さ
れるように、往復動板22を伴って伸長状態、または、
図1に示されるように、縮小状態とされる。往復動板2
2は、その一端部に油圧シリンダ部18のロッド18a
が固定される連結孔22bおよび上述の透孔22aを有
している。
【0062】従って、油圧シリンダ部18のロッド18
aが伸長状態とされることにより、往復動板22が、バ
ルブピン部材14のフランジ部14Fをコイルスプリン
グ68の付勢力に抗して押圧する。これにより、バルブ
ピン部材14の円錐状部14Tがテーパ状部40に嵌合
され、ゲート16が密閉される。
【0063】かかる構成のもとで、上述の成形品素材を
得るにあたり、先ず、金型群12内に板状素材54が配
置されて、試験的に射出成形が行われる。その際、バル
ブピン部材14の円錐状部14Tの先端とゲート16と
の距離Zが例えば、11(mm)に設定されている。
【0064】次に、各キャビティ42ごとに得られた成
形品素材に基いて充填量の過不足がそれぞれ判断され充
填量が過剰と判断される場合、調整ねじ軸部材66が反
時計回り方向に所定量、回転される。これにより、バル
ブピン部材14の円錐状部14Tの先端とゲート16と
の距離Zが適正な値に設定されることとなる。
【0065】続いて、油圧シリンダ部18のロッド18
aが縮小状態とされるもとで、型締めシリンダ部によ
り、型閉めされ成形材料が所定の圧力で各導入通路部5
2を通じて各キャビティ42に充填される。その際、所
定の保持圧期間が経過した後、油圧シリンダ部18のロ
ッド18aが伸長状態とされることにより、バルブピン
部材14の円錐状部14Tがテーパ状部40に嵌合さ
れ、各ゲート16が略同時のタイミングで密閉される。
【0066】続いて、成形材料が冷却後、型締めシリン
ダ部により、型開きされるとともに、突出しピン58お
よび60により成形品素材が可動側金型38から押し出
されることによって成形品素材が得られることとなる。
その際、ゲート16は、未だ密閉状態とされる。
【0067】従って、上述のようにバルブピン部材14
の円錐状部14Tの先端とゲート16との距離Zが適正
な値に設定されることにより、各キャビティ42ごとの
充填量が適正にかつ、均一化されるので各キャビティ4
2ごとに得られた成形品素材のバリの発生が最小とな
る。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る射出成形方法および熱硬化性樹脂用射出成形装置
によれば、充填量調節機構部により、バルブピン部材の
ランド部のゲートに対する相対位置を調整することによ
りゲートに供給される成形用材料の充填量が調節される
ので各キャビティ内に充填される成形材料の充填量のば
らつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置の一例の構成を要部
を示す断面図である。
【図2】図1に示される例における動作説明に供される
断面図である。
【図3】図1に示される例における動作説明に供される
断面図である。
【図4】図1に示される例における動作説明に供される
断面図である。
【図5】図1に示される例における動作説明に供される
模式図である。
【図6】図1に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図7】図1に示される例における動作説明に供される
図表である。
【図8】図1に示される例におけるバルブピン部材のテ
ーパ角度についての説明に供される模式図である。
【図9】図1に示される例におけるバルブピン部材のテ
ーパ角度についての説明に供される模式図である。
【図10】各比較例における実験結果を示す図表であ
る。
【図11】従来装置および本発明に係る射出成形装置の
一例により成形される成形品をあらわす斜視図である。
【符号の説明】
12 金型群 16 ゲート 20 充填量調節機構部 40 テーパ状部 42 キャビティ 52 導入通路部 62 スライダ部材 64 アダプタ 66 調整ねじ軸部材 68 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 健一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 庭野 謙太郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA33 AM33 AR07 AR14 CA11 CB01 CB12 CK02 CK07 CK89 4F206 AA33 AM33 AR076 AR14 JA07 JB12 JL02 JM04 JN15 JN17 JP17 JQ81

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品が形成されるキャビティ内に連通
    するゲートを有し熱硬化性樹脂材料を供給する成形材料
    供給路と、該成形材料供給路内に往復動可能に配され該
    ゲートを開閉状態とする略円錐状のランド部を有するバ
    ルブピン部材と、前記キャビティ内に前記ゲートを介し
    て供給される前記熱硬化性樹脂材料の充填量を、前記バ
    ルブピン部材を動作させ調節する充填量調節機構部とが
    備えられるもとで、前記キャビティ内に前記熱硬化性樹
    脂材料を充填して成形品を成形する熱硬化性樹脂の射出
    成形方法において、 前記キャビティ内に前記成形材料供給路および前記ゲー
    トを通じて前記熱硬化性樹脂材料を供給充填する工程
    と、 前記キャビティ内に充填された熱硬化性樹脂材料の充填
    量に応じて前記充填量調節機構部により、前記バルブピ
    ン部材のランド部の前記ゲートに対する相対位置が調整
    される工程と、 前記キャビティに前記熱硬化性樹脂材料を再度、供給充
    填し成形品を成形する工程と、 を含んでなる射出成形方法。
  2. 【請求項2】 複数の前記キャビティごとにそれぞれ、
    分岐通路を通じて連通する成形材料供給路、および、前
    記バルブピン部材が設けられ、前記充填量調節機構部
    は、該複数のキャビティに対して互いに独立して調整可
    能であることを特徴とする請求項1記載の射出成形方
    法。
  3. 【請求項3】 前記バルブピン部材における半径方向の
    位置を規制する複数の位置規制部材が、前記成形材料供
    給路内に設けられることを特徴とする請求項1記載の射
    出成形方法。
  4. 【請求項4】 前記成形品を成形する工程は、予め、イ
    ンサート部材が前記キャビティ内に配置された後、熱硬
    化性樹脂材料がキャビティ内に充填され成形品を成形す
    るインサート成形であることを特徴とする請求項1記載
    の射出成形方法。
  5. 【請求項5】 前記熱硬化性樹脂材料の粘度は、100
    0(Pa・s)以下であることを特徴とする請求項1記
    載の射出成形方法。
  6. 【請求項6】 前記熱硬化性樹脂材料は、液状シリコー
    ンであることを特徴とする請求項1記載の射出成形方
    法。
  7. 【請求項7】 成形品が形成されるキャビティ内に熱硬
    化性樹脂材料が充填されることにより、該成形品を成形
    する熱硬化性樹脂用射出成形装置において、 前記キャビティ内に連通する略円錐状の通路部に形成さ
    れるゲートを有し熱硬化性樹脂材料を供給する成形材料
    供給路と、 該成形材料供給路内に往復動可能に配され該ゲートを開
    閉状態とする略円錐状のランド部を有するバルブピン部
    材と、 前記バルブピン部材のランド部の前記ゲートに対する相
    対位置を調整することにより、前記キャビティに供給さ
    れる前記熱硬化性樹脂材料の充填量を調節する充填量調
    節機構部と、 を備えることを特徴とする熱硬化性樹脂用射出成形装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の前記キャビティごとにそれぞれ、
    分岐通路を通じて連通する成形材料供給路、および、前
    記バルブピン部材が設けられ、前記充填量調節機構部
    は、該複数のキャビティに対して互いに独立して調整可
    能であることを特徴とする請求項7記載の熱硬化性樹脂
    用射出成形装置。
  9. 【請求項9】 前記略円錐状のランド部におけるテーパ
    角度は、10度(°)以上30度(°)以下であること
    を特徴とする請求項7記載の熱硬化性樹脂用射出成形装
    置。
  10. 【請求項10】 前記バルブピン部材における半径方向
    の位置を規制する複数の位置規制部材が、前記成形材料
    供給路内に設けられることを特徴とする請求項7記載の
    熱硬化性樹脂用射出成形装置。
  11. 【請求項11】 前記充填量調整機構部は、前記バルブ
    ピン部材に係合され該バルブピン部材のランド部の位置
    を、該バルブピン部材の軸線方向に沿って前記ゲートに
    向けて前進または後退させるストローク調整部材と、該
    ストローク調整部材を移動させる移動手段と、前記バル
    ブピン部材を該ストローク調整部材に対して追従させる
    べく、付勢する付勢手段とを含んで構成されることを特
    徴とする請求項7記載の熱硬化性樹脂用射出成形装置。
  12. 【請求項12】 前記移動手段が前記ストローク調整部
    材を介して前記バルブピン部材を移動させることによ
    り、前記キャビティに供給される前記熱硬化性樹脂材料
    の充填量を調節することを特徴とする請求項11記載の
    熱硬化性樹脂用射出成形装置。
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