JP2001170247A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001170247A
JP2001170247A JP35545199A JP35545199A JP2001170247A JP 2001170247 A JP2001170247 A JP 2001170247A JP 35545199 A JP35545199 A JP 35545199A JP 35545199 A JP35545199 A JP 35545199A JP 2001170247 A JP2001170247 A JP 2001170247A
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JP
Japan
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lamp
reel
mounting
box
plate
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JP35545199A
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English (en)
Inventor
Kenji Shimizu
謙二 清水
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットマシン内部における配線の敷設状況
が整然としていると共に配線の接続作業が極めて簡単に
行なえるスロットマシンを提供する。 【構成】 主基板ボックス14を収容箱3の内部に横長
の状態で取り付けると共に、主基板ボックス14の左右
両側に主基板の接続対象となる複数の電気的部品からの
配線がそれぞれ接続される複数のコネクタを配置したこ
とにより、電気的部品と主基板とを接続する配線が収容
箱3内部の左右両側に整理されるので、配線の敷設状況
の複雑化を防止することができると共に配線の接続を容
易に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示装置を制
御する遊技制御回路基板を内蔵する基板ボックスが収容
箱の内部に収容配置されるスロットマシンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、可変表示装置を制御する遊技制御
回路基板を内蔵する基板ボックスが収容箱の内部に収容
配置されるスロットマシンにおいては、スロットマシン
に設けられる電気的部品と遊技制御回路基板とを接続す
る多数の配線が収納箱内に乱雑に敷設されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、収納箱の内
部に設けられるリールユニットやホッパーユニット等を
点検修理する際に、配線が邪魔になったり、あるいは点
検修理後に配線を再接続する作業が面倒であるという欠
点があった。本発明は、上記した欠点を解消するために
なされたもので、その目的とするところは、スロットマ
シン内部における配線の敷設状況が整然としていると共
に配線の接続作業が極めて簡単に行なえるスロットマシ
ンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1に係る発明においては、可変表示装置
を制御する遊技制御回路基板を内蔵する基板ボックスが
収容箱の内部に収容配置されるスロットマシンにおい
て、前記基板ボックスを前記収容箱の内部に横長の状態
で取り付けると共に、基板ボックスの左右両側に前記遊
技制御回路基板の接続対象となる複数の電気的部品から
の配線がそれぞれ接続される複数の接続手段を配置した
ことを特徴とするものである。このように構成すること
により、電気的部品と遊技制御回路基板とを接続する配
線が収容箱内部の左右両側に整理されるので、配線の敷
設状況の複雑化を防止することができると共に配線の接
続を容易に行なうことができる。
【0005】また、請求項2に係る発明においては、前
記基板ボックスは、前記収容箱の内部横幅寸法とほぼ同
じ横方向寸法を有するように形成されていることを特徴
とする。このように構成することにより、基板ボックス
に内蔵される遊技制御回路基板の電子部品の実装面を大
きくすることができるという利点がある。
【0006】また、請求項3に係る発明においては、前
記基板ボックスは、前記収容箱を構成する背板に取り付
けられていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、基板ボックスを単独で収容箱から脱着したり
交換したりすることができるだけでなく、他の装置や機
構も基板ボックスに影響されることなく脱着や交換を行
なうことができる。
【0007】また、請求項4に係る発明においては、前
記スロットマシンには、前記収容箱の前面に、前記リー
ルユニットの駆動を開始させたり停止させたりする操作
系電気的部品を備えた前面扉が開閉自在に設けられ、該
前面扉の軸支側に前記操作系電気的部品からの配線を敷
設すると共にその敷設した配線を前面扉の軸支側寄りに
配置される前記複数の接続手段のうち1つの接続手段に
接続したこと特徴とする。このように構成されているこ
とにより、前面扉の開閉をスムーズに行なうために前面
扉の軸支側に敷設される操作系電気的部品の配線が軸支
側寄りに配置される接続手段に接続されるので、操作系
電気的部品と遊技制御回路基板とを結ぶ配線を極力短く
することができる。
【0008】また、請求項5に係る発明においては、前
記前面扉は、スロットマシンの前面を装飾したり所定の
遊技状態を表示したりする遊技ランプ系電気的部品を備
え、該前面扉の軸支側に前記遊技ランプ系電気的部品か
らの配線を敷設すると共にその敷設した配線を前面扉の
軸支側寄りに配置される前記複数の接続手段のうち1つ
の接続手段に接続したこと特徴とする。このように構成
することにより、前面扉の開閉をスムーズに行なうため
に前面扉の軸支側に敷設されるランプ系電気的部品の配
線が軸支側寄りに配置される接続手段に接続されるの
で、ランプ系電気的部品と遊技制御回路基板とを結ぶ配
線を極力短くすることができる。
【0009】また、請求項6に係る発明においては、前
記スロットマシンには、前記収容箱の内部であって前記
前面扉の軸支寄りに該スロットマシンに電源を供給する
電源供給手段が設けられ、該電源供給手段からの配線を
前面扉の軸支側寄りに配置される前記複数の接続手段の
うち1つの接続手段に接続したこと特徴とする。このよ
うに構成されていることにより、前面扉の軸支側に設け
られる電源供給手段の配線が軸支側寄りに配置される接
続手段に接続されるので、電源供給手段と遊技制御回路
基板とを結ぶ配線を極力短くすることができる。
【0010】更に、請求項7に係る発明においては、前
記接続手段は、コネクタであることを特徴とする。この
ように構成されていることにより、遊技制御回路基板と
電気的部品の配線の接続作業を簡単に行なうことができ
る。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施態様について
図面を参照して説明する。
【0012】(1)スロットマシンの概略説明 まず、図1乃至図3を参照してスロットマシンの概略構
成について説明する。図1は、スロットマシン1の正面
から見た斜視図であり、図2は、前面扉2を開放した状
態のスロットマシン1の斜視図であり、図3は、スロッ
トマシン1の正面図である。
【0013】スロットマシン1は、後述する主基板ボッ
クス14、リールユニット15(可変表示装置ともい
う)、ホッパーユニット16、電源ボックス17、オー
バーフロータンク18が収容される収容箱3と、該収容
箱3の前面に上下の多関節蝶番13a,13bによって
開閉自在に設けられる前面扉2とから構成されている。
【0014】収容箱3は、上部の天板4と左右の側板
5,6と下部の底板7と背面の背板8とによって直方体
状に組み付けられている。また、前面扉2は、合成樹脂
によって一体成形される前面枠9に前面飾り枠10、タ
イトルパネル11、メダル受皿12を装着して構成され
る。前面飾り枠10には、その上部に入賞態様等を説明
する説明文等が表示される説明パネル434と前記リー
ルユニット15の3つのリール駆動ユニット200a〜
200cの一部を視認し得る透視窓900が形成される
遊技パネル350が一体的に取り付けられ、更に、その
周囲を囲むように内部にランプが収容されるランプカバ
ー(第1ランプカバー406、第2ランプカバー41
1、第3ランプカバー414、第4ランプカバー42
3、第5ランプカバー426、第6ランプカバー43
1)が取り付けられ、またその下部にスタートレバー5
39、ストップボタン533,534,535、精算ボ
タン522、1BTEボタン525、MAXBETボタ
ン528、メダル詰まり解消ボタン542、及びメダル
投入口530等の操作部が設けられている。
【0015】遊技パネル350には、リール駆動ユニッ
ト200a〜200c(以下、リール200a〜200
cと略称する)のそれぞれの表面に描かれる複数の図柄
(3つの図柄と上下の図柄の半分程度)を視認し得る透
視窓900が印刷形成されていると共にその透視窓90
0には、メダルの賭け数(1ゲームにおける投入枚数)
に応じて有効となる5本の有効ライン(上段・中段・下
段の3本の水平線と2本の対角線)が印刷形成されてい
る。また、透視窓900の左側には、1枚賭けランプ部
901、2枚賭けランプ部902,903、3枚賭けラ
ンプ部904,905等の賭けランプ部が印刷形成さ
れ、透視窓900の右側には、ゲームオーバーランプ部
906、リプレイランプ部907、ウェイトランプ部9
08、スタートランプ部909、インサートメダルラン
プ部910等の遊技ランプ部がそれぞれ印刷形成されて
いる。各ランプ部901〜910の後方位置には、後述
するようにそれぞれランプが配置され、各ランプ部90
1〜910を後方から照射するようになっている。更
に、透視窓900の下方には、ペイアウト表示器69
6、ゲームカウント表示器697、クレジット表示器6
98が臨む透視部が印刷形成されている。
【0016】1枚賭けランプ部901、2枚賭けランプ
部902,903、及び3枚賭けランプ部904,90
5は、遊技者がゲームに賭けた賭数をランプの点灯によ
って表示するランプ部である。ゲームオーバーランプ部
906は、ゲームオーバーとなった場合に点灯し、遊技
者にその旨を報知するランプ部である。リプレイランプ
部907は、ゲーム結果が「リプレイ」となった場合に
点灯し、その旨を遊技者に報知するランプ部である。ウ
ェイトランプ部908は、ウェイトタイム中に点灯し、
その旨を遊技者に報知するランプ部である。スタートラ
ンプ部909は、ゲーム開始可能な状態となった場合に
点灯し、その旨を遊技者に報知するランプ部である。イ
ンサートメダルランプ部910は、メダルを投入可能な
状態である場合に点滅し、その旨を遊技者に報知するラ
ンプ部である。
【0017】クレジット表示器698は、クレジット数
を表示する表示器である。クレジットとは、遊技者所有
の価値としてスロットマシン1で記憶されているメダル
数である。このクレジットは、遊技者がメダルをスロッ
トマシン1に投入したりゲームで入賞したりすることに
よって加算更新され、賭数を設定したりクレジットに基
づいたメダルの払出を受けたりすることによって減算更
新される。スロットマシン1は、最大、メダル50枚分
の価値をクレジットとしてその内部に記憶可能である。
なお、記憶されたクレジット数が制限数に達した場合に
は、インサートメダルランプ部910が消灯してそれ以
上メダルが受け付けられないことが報知される。また、
記憶の上限を超える入賞がある場合には、その上限を超
えるメダルがメダル払出口606からメダル受皿12に
払い出される。
【0018】ゲームカウント表示器697は、ビッグボ
ーナスゲーム中のボーナス入賞状況やレギュラーボーナ
スゲーム中の入賞回数等を表示する表示器である。ま
た、ゲームカウント表示器697は、さらに、レギュラ
ーボーナス当選又はビッグボーナス当選を告知する告知
情報や、ビッグボーナスゲーム中に遊技者が獲得したメ
ダル数を、ビッグボーナスゲームの終了後に表示する表
示器としても機能する。ペイアウト表示部696は、入
賞が発生した場合に遊技者に付与されるクレジット数を
表示する表示器である。
【0019】また、上記した操作部に設けられる各種ボ
タンの機能は、以下の通りである。MAXBETボタン
528は、1ゲームにおいて許容されている賭数の最大
数(例えば、メダル3枚分)をクレジットに記憶されて
いる範囲内でゲームに賭ける際に押圧するボタンであ
る。1BETボタン525は、メダル1枚分の価値を賭
ける際に押圧するボタンである。MAXBETボタン5
28及び1BETボタン525には、ボタンを押圧して
賭数を設定可能な状態にある場合に点灯し、賭数を設定
不可能な状態にある場合に消灯するランプが内蔵されて
いる。精算ボタン522は、スロットマシン1にクレジ
ットとして記憶されたメダルをメダル払出口606から
回収する際に押圧するボタンである。この精算ボタン5
22を押圧することに伴って、クレジット表示器698
の表示が0になるまで減算更新されると共に、クレジッ
ト相当数のメダルがメダル受皿12に払い出される。
【0020】スタートレバー539は、ゲームを開始す
る際に操作するレバーである。賭数を設定した後、この
スタートレバー539を操作することにより各リール2
00a,200b,200cが一斉に回転し始める。各
ストップボタン533,534,535は、ゲームが開
始した後、回転しているリールを停止させる際に操作す
るボタンである。メダル詰まり解消ボタン542は、メ
ダル投入口530に投入したメダルが後述するメダルセ
レクターユニット470の内部で詰まった場合、メダル
詰まりを解消させる際に操作するボタンである。メダル
詰まり解消ボタン542を操作することによって、メダ
ルセレクターユニット470の内部に詰まったメダルに
機械的な振動が与えられ、これによりメダル詰まりが解
消される。
【0021】次に、上記した操作部及び各種の表示部に
よって達成されるスロットマシンのゲーム内容について
簡単に説明する。ゲームに使用可能な遊技媒体の一例と
なるメダルは、例えば遊技場に設置されるメダル貸出機
を利用することによって入手できる。クレジット表示器
698の表示が0となっている状態において遊技者がゲ
ームを開始する場合には、まず、メダルをメダル投入口
530に投入する必要がある。インサートメダルランプ
部910が点灯しているときに、メダルをメダル投入口
530に1枚投入すれば、1枚賭けランプ部901が点
灯する。1枚賭けランプ部901の点灯により、賭数が
1に設定されたことが遊技者に報知される。さらに続け
てメダル1枚投入すれば、1枚賭けランプ部901に加
えて、さらに1枚賭けランプ部901を挟む位置に設け
られた2つの2枚賭けランプ部902,903が点灯す
る。2枚賭けランプ部902,903の点灯により、賭
数が2に設定されたことが遊技者に報知される。さらに
続けてメダル1枚投入すれば、1枚賭けランプ部901
及び2枚賭けランプ部902,903に加えて、さらに
2枚賭けランプ部902,903を挟む位置に設けられ
た2つの3枚賭けランプ部904,905が点灯する。
3枚賭けランプ部904,905の点灯により、賭数が
予め定められた最大許容数の3に設定されたことが遊技
者に報知される。このように、賭けランプ部901〜9
05は、有効ラインを表示する役割をも果たす。即ち、
賭けランプ部901〜905は、有効ライン表示を兼ね
ている。その後、さらに続けてメダルを投入すれば、メ
ダルの投入毎にクレジット表示部24に表示されるクレ
ジット数が1ずつ加算更新される。なお、クレジット数
が制限値に達する等してインサートメダルランプ部91
0が消灯している場合に投入したメダルは、メダル払出
口606より返却される。
【0022】また、クレジット表示部698の表示がす
でに1以上となっている場合には、新たにメダルを投入
することなく1BETボタン525又はMAXBETボ
タン528を押圧して賭数を設定することが可能とな
る。また、クレジット表示部698の表示が3以上とな
っている場合には、MAXBETボタン528を押圧す
ることによりレギュラーボーナスゲーム中を除いて賭数
を最大数の3に設定することが可能になる。クレジット
表示部698の表示が1以上となっている場合に1BE
Tボタン525を1回押圧すれば、クレジット表示部6
98の表示が1減算更新されると共に1枚賭けランプ部
901が点灯する。クレジット表示部698の減算更新
後の表示が0でない場合に、さらに1BETボタン52
5を1回押圧すれば、クレジット表示部698の表示が
1減算更新されると共に2枚賭けランプ部902,90
3が点灯する。クレジット表示部698の減算更新後の
表示が0でない場合に、さらに1BETボタン525を
1回押圧すれば、クレジット表示部698の表示が1減
算更新されると共に3枚賭けランプ部904,905が
点灯する。また、クレジット表示部698の表示が3以
上となっている場合にMAXBETボタン528を押圧
した場合に、すべての賭けランプ部901〜905が点
灯し、賭数が3に設定される。
【0023】なお、レギュラーボーナスゲームでは、1
BETボタン525又はMAXBETボタン528のう
ち、いずれを何回押圧したかにかかわらず、自動的に1
枚賭けゲームに設定される。また、クレジット数が3に
満たない場合にMAXBETボタン528を押圧した場
合には、残っているクレジット数で選択できる最大の賭
数が設定される。例えば、残存クレジット数が1の場合
には、賭数が1に設定され、残存クレジット数が2の場
合には、レギュラーボーナスゲームでない限り賭数が2
に設定される。
【0024】賭数が設定された場合にはスタートランプ
部909が点灯する。これにより、スタートレバー53
9を操作可能であるスタート状態になった旨が遊技者に
報知される。スタートランプ部909が点灯している状
態でスタートレバー539を操作すれば、各リール20
0a,200b,200cが一斉に回転(可変表示とも
言う。以下、同じ)し始める。各リール200a,20
0b,200cには、複数の図柄が描かれており、リー
ルの回転に伴って透視窓900に現れる図柄の種類が次
々と変動し、複数種類の図柄が可変表示される。
【0025】可変表示の開始から所定時間が経過すれ
ば、各ストップボタン533,534,535に設けら
れたランプが点灯する。これにより、各ストップボタン
533,534,535の押圧操作が有効な操作有効状
態になったことが遊技者に報知される。各ストップボタ
ン533,534,535は、各リール200a,20
0b,200cに対応して設けられており、遊技者は自
らの操作によって各リール200a,200b,200
cを停止させる順序とタイミングとを選択できる。遊技
者がストップボタン533,534,535のうち、い
ずれかを押圧操作すれば、対応するストップボタンに内
蔵されるランプが消灯する。その後、所定時間以内に操
作されたストップボタンに対応するリールの回転が停止
する。
【0026】一方、遊技者がストップボタン533,5
34,535を操作しない場合には、所定の可変表示時
間が経過した後に各リール200a,200b,200
cが、例えば、左から順に自動的に停止し、ストップボ
タン533,534,535に内蔵されるランプが左か
ら順に消灯する。
【0027】すべてのリールが停止した時点で、透視窓
900から視認される各リール200a,200b,2
00cの上段、中段、下段の3段の図柄のうち、賭数に
応じて定められる有効なライン上に位置する図柄の組合
わせによって入賞の有無が決定される。賭数が1の場合
には、中段の横1列の当りラインのみが有効化される。
有効化された当りラインを有効ラインという。賭数が2
の場合には、上段、中段、下段の横3列の当りラインが
有効ラインとなる。賭数が3の場合には、横3列と斜め
対角線2列の合計5本の当りラインが有効ラインとな
る。各ゲームにおける有効ラインは、賭数を設定した際
に賭数に応じて点灯する賭ランプ部901〜905の点
灯位置により示される。即ち、賭けランプ部901〜9
05により、有効ラインを遊技者に報知可能な有効ライ
ン報知手段が構成されている。
【0028】有効ラインにおける図柄の組合せが予め定
められた特定の表示態様となって入賞が発生した場合に
は、各ランプカバー406,411,414,426,
431,353a,353bに内蔵される遊技効果ラン
プが所定の態様で点滅すると共にスピーカから報知音が
出力される。また、賭けランプ部901〜905のうち
入賞ラインに対応するランプ部が点滅する。なお、入賞
ラインに対応するリール内のランプ269(図27参
照)を点滅させるようにして入賞ラインを報知するよう
にしても良い。そして、入賞に応じて付与されるクレジ
ット数がペイアウト表示器696に表示され、クレジッ
ト表示器698に表示されているクレジット数がペイア
ウト表示器696に表示された数だけ加算更新される。
また、特に予め定められた特別の態様となった場合に
は、クレジットが付与されると共にビッグボーナスゲー
ムやレギュラーボーナスゲームが開始可能とされる。
【0029】ここで、スロットマシン1に登場する各種
の入賞態様(役とも言われる)の内容について詳細に説
明する。各リール200a,200b,200cの外周
面には、「JAC」、「ベル」、「スイカ」、「チェリ
ー」、「BAR」、「7」、「模様付き7」の絵図柄が
それぞれ複数個ずつ所定の順序で描かれている。そし
て、通常ゲーム(レギュラーボーナスゲーム及びビッグ
ボーナスゲームを除くゲームを意味する)において、可
変表示結果が「7」、「BAR」、「JAC」以外の図
柄が有効ライン上に揃った場合には小役入賞となり、そ
の小役図柄の種類に応じて予め定められた枚数のメダル
が遊技者に払い出される。例えば、「スイカ」のゾロ目
の場合には15枚のメダルが払い出され、「ベル」のゾ
ロ目の場合には8枚のメダルが払い出される。また、左
リール200aの有効ライン上に「チェリー」が停止し
た場合には、他のリールの出目にかかわらず、有効ライ
ン毎に2枚のメダルが払い出される。このように、「チ
ェリー」は、中リール200b及び右リール200cの
出目とは無関係に入賞を発生させるので、単図柄と呼ば
れる。
【0030】通常ゲームにおいて、有効ライン上に「B
AR」が3つ揃って停止し、表示結果が「BAR、BA
R、BAR」となれば、レギュラーボーナス入賞とな
り、メダルが15枚払い出されると共に、「レギュラー
ボーナスゲーム」と称されるゲームを所定ゲーム数だけ
行なうことが可能となる。レギュラーボーナスゲームで
は、中段の横1列の有効ラインに図柄「JAC」が3つ
揃うか、もしくは、中段の横1列の有効ラインに「BA
R、JAC、JAC(BARは左図柄に限る)」という
組合せの図柄が揃った場合にのみ、入賞が発生する。レ
ギュラーボーナスゲームで発生する入賞を特に「JAC
入賞」という。JAC入賞が発生すれば、15枚のメダ
ルが払い出される。
【0031】レギュラーボーナスゲームが提供される遊
技状態を遊技者に有利な第1の特別遊技状態と言う。こ
の第1の特別遊技状態は、最大12回のレギュラーボー
ナスゲームが終了するまで継続するが、レギュラーボー
ナスゲームが12回に達する前にJAC入賞が8回発生
した場合には、その回のレギュラーボーナスゲームで終
了する。したがって、遊技者は第1の特別遊技状態中に
最大8回JAC入賞の機会を得ることができる。
【0032】このレギュラーボーナスゲームでは1枚賭
けの遊技しか許容されないが、スロットマシン1内部の
制御により、各ゲームにおいて極めて高い確率(例え
ば、1/1.2程度)でJAC入賞当選フラグが設定さ
れる。JAC入賞当選フラグが設定された場合には、J
AC入賞を発生させることができるように、リールの引
込み制御が行なわれる。引込み制御とは、可変表示結果
(ハズレ又は入賞)を予めスロットマシンの内部の制御
で決定し、表示結果に沿うようにリールの停止タイミン
グを制御することを言う。引込み制御が行なわれること
により、遊技者の目押しのタイミングを基準にして、そ
のタイミングに一致する図柄の次の図柄から数えて最大
4コマ分だけ図柄が移動して停止図柄が調整される。こ
れにより、例えば、可変表示結果をハズレとすることが
スロットマシンの内部の制御で予め決定されている場合
には、たとえ遊技者の目押しが入賞を発生させるタイミ
ングで行なわれたとしても図柄がずれるようにリールが
制御される。一方、例えば、JAC入賞当選フラグが設
定され、可変表示結果をJAC入賞することがスロット
マシン内部の制御で予め決定されている場合には、JA
C入賞の表示結果となるようにリール制御される。この
ため、各レギュラーボーナスゲームで極めて高い確率で
JAC入賞当選フラグが設定されることにより、遊技者
は、レギュラーボーナス入賞によって極めて高い確率
で、その後、JAC入賞を8回発生させることができ
る。
【0033】また、通常ゲームにおいて、有効ライン上
に「7」が3つ揃って停止し、表示結果が「7、7、
7」又は「模様付き7、模様付き7、模様付き7」とな
れば、ビッグボーナス入賞が発生し、メダル15枚が払
い出されると共に、その後、「小役ゲーム」と称される
ゲームを最大30ゲーム行なうことが可能となる。この
小役ゲームでは、スロットマシン1内部の制御により、
通常ゲーム時に比べて高い確率(通常時の20倍前後の
確率に高められる)で小役当選フラグが設定される。こ
のため、各小役ゲームで小役入賞する確率が通常ゲーム
時に比べて高くなる。
【0034】各小役ゲームにおいて有効ラインに予め定
められた態様で図柄が停止すれば小役入賞が発生し、出
目に応じた数のメダルが払い出される。例えば、「スイ
カ」のゾロ目の場合には15枚のメダルが払い出され、
「ベル」のゾロ目の場合には12枚のメダルが払い出さ
れる。また、左リール200aの有効ライン上に「チェ
リー」が停止した場合には、通常ゲーム時と同様に、他
のリールの出目にかかわらず、有効ライン毎に2枚のメ
ダルが払い出される。
【0035】また、小役ゲームでは、スロットマシン1
の内部の制御により、比較的高い確立(例えば、1/3
〜4)でJACIN当選フラグが設定され、有効ライン
上に「JAC、JAC、JAC」が出揃う可能性が高く
なる。小役ゲームで「JAC」のゾロ目が出揃うことを
特に「JACIN」又は「JACIN入賞」と言う。J
ACIN当選フラグが設定されている場合には、前述し
たリールの引込み制御が実行されることにより、極力
「JACIN」するような制御がなされる。一方、JA
CIN当選フラグが設定されていない場合には、リール
の引込み制御が実行されることにより、常に「LACI
N」しないように制御される。小役ゲームにおいて、J
ACINすれば、遊技状態が前述した第1の特別遊技状
態となり、小役ゲームに代えて最大12回のレギュラー
ボーナスゲームが提供される。そして、第1の特別遊技
状態の終了後に、再び、残りの小役ゲームが提供され
る。
【0036】小役ゲームは、1回のビッグボーナスゲー
ム入賞に対して、最大30回提供されるが、小役ゲーム
の消化回数が30回に達する前に「JACIN」となっ
た回数が3回に達すると、3回目の「JACIN」に基
づいた最大12回のレギュラーボーナスゲームの終了
後、未消化分の小役ゲームは提供されることなくビッグ
ボーナスゲームは終了する。一方、30回の小役ゲーム
がすべて終了すれば、「JCIN」の回数が3回に達し
ていなくてもビッグボーナスゲームは終了する。ビッグ
ボーナスゲーム(小役ゲーム、及び「JACIN」によ
り提供されるレギュラーボーナスゲームを含む)が提供
されている遊技状態を第2の特別遊技状態と言う。な
お、「JACIN」の回数が3回に達することなく、ビ
ッグボーナスゲームが終了してしまうことを俗に「パン
ク」と言う。
【0037】以上により、遊技者は、第2の特別遊技状
態期間、即ち、ビッグボーナスゲームの提供開始から提
供終了までの間に、最大12回×3=36回だけ「JA
CIN」に基づいたレギュラーボーナスゲームを行なう
ことができ、そのうち、最大8回×3=24回だけレジ
ュラーボーナスゲームでのJAC入賞を得ることができ
る。さらに、30回の小役ゲームをすべて消化した場合
には、「JACIN」を含めて30回の入賞をも得るこ
とができる。なお、ビッグボーナスゲーム期間に提供さ
れる小役ゲーム中と、レギュラーボーナスゲーム中を除
き、有効ライン上においてリプレイ図柄「JAC」が揃
えば、リプレイ入賞が発生してリプレイランプ部907
を所定時間(リプレイ入賞に基づく次のリプレイゲーム
が終了するまで)点灯する。リプレイ入賞が発生すれ
ば、リプレイ入賞の発生から所定時間の経過後に、クレ
ジットが消費されることなく、リプレイ入賞の発生した
ゲームで設定されていた賭数が次回のゲームの賭数とし
て自動的に設定される。その後、遊技者は、スタートレ
バー539を操作することによりリプレイゲームを開始
させることができる。
【0038】以上、実施形態に係る遊技機としてのスロ
ットマシン1の全体の概略構成及び遊技内容について説
明してきたが、次には、スロットマシン1の構造につい
て詳細に説明する。スロットマシン1は、前述したよう
に前面扉2と収容箱3とから構成されているので、それ
ぞれに分けて以下説明する。
【0039】(2)収容箱 収容箱3は、前述したように、上部の天板4と左右の側
板5,6と下部の底板7と背面の背板8とによって直方
体状に組み付けられ、その内部に主基板ボックス14、
リールユニット15、ホッパーユニット16、電源ボッ
クス17、オーバーフロータンク18が収容されてい
る。そこで、まず、収容箱3の外形を構成する天板4、
側板5,6、底板7、背板8について図4乃至図10を
参照して説明する。図4は、スロットマシン1の背面図
であり、図5は、スロットマシン1の右側面図であり、
図6は、(a)がスロットマシン1の平面図であり、
(b)がスロットマシン1の底面図である。
【0040】(2−1)天板及び底板 天板4は、図6(a)に示すように、そのほぼ中央に長
方形状の上部放熱開口20が開設されている。この上部
放熱開口20は、その内側から防犯用網38で閉塞され
ている。また、天板4と対向する底板7には、スロット
マシン1を遊技場の設置島に設置した際に当該設置島に
メダルの自動循環補給装置が付設されている場合に、ス
ロットマシン1内でオーバーフローしたメダルを回収時
の樋へ回収するためのメダル回収開口23が開設されて
いる。
【0041】(2−2)側板 左側板5及び右側板6の上部よりやや下方には、スロッ
トマシン1を運搬する場合に指先を入れて持ち運ぶため
の運搬用凹部21,22が刻設されている。この運搬用
凹部21,22は、外部から内部に貫通しているわけで
はなく、図10のC視断面図に示されるように、閉塞さ
れた状態となっている。従来のように貫通させた場合に
運搬用開口から異物を挿入して不正な行為(例えば、針
金状の異物を挿入して後述する右側部錠板金804のカ
ム865を回転せしめて前面扉2を不正に開放する行
為)を行なうことができるのに対し、本実施形態のよう
に運搬用凹部21,22を閉塞された凹部として構成す
ることにより、上記のような不正行為を確実に防止する
ことができるものである。
【0042】(2−3)背板 背板8には、図4に示すように、その上部に長方形状の
背面部放熱開口24が開設され、そのやや下部一側(前
面扉2の開放側)に円形の外部接続配線通し穴25が開
設されている。背面部放熱開口24は、前記上部放熱開
口20の内側から閉塞する防犯用網38がL字型に曲折
されてその防犯用網38によって閉塞されると共に、主
基板ボックス14に内蔵される主基板135(図18参
照)から発生する熱を外部に放出するためのものであ
る。また、外部接続配線通し穴25は、後述する外部集
中端子板150からの配線を外部に引き出すためのもの
であり、引き出した配線は、例えば、遊技場の管理コン
ピュータに接続される。
【0043】また、背板8の中程には、溝状に形成され
る放熱穴26が水平方向に複数個形成され、その下部に
自動循環補給装置接続開口27が形成されている。放熱
穴26は、リールユニット15に対応する位置に形成さ
れるものであり、リールユニット15から発生される熱
を主として放出するものである。また、自動循環補給装
置接続開口27は、切断部28によってその接続が途切
れている円弧状の4つの開口であり、遊技場の設置台に
メダルの自動循環補給装置が付設されている場合には、
切断部28を切断して内側の閉塞板29を取り外すこと
により、自動循環補給装置の補給ホースを収容箱3の内
部に収容できるようになっている。そして、補給ホース
は、収容箱3の内部に設けられるホッパーユニット16
の後述するホッパータンク181の上部に臨むようにな
っている。
【0044】また、背板8の下部には、その他側(前面
扉2の軸支側)に縦長な長方形状の電源ボックス用放熱
開口31が開設され、その側方に溝状の放熱穴32が垂
直方向に複数個形成されている。また、放熱穴32の下
方には、電源配線通過口35が形成され、放熱穴32の
側方には、スピーカ用開口33が開設されている。電源
ボックス用放熱開口31は、電源ボックス17から発生
する熱を外部に放出するものであり、また、電源ボック
ス17に接続される電源線が電源配線通過口35から外
部に引き出される。また、放熱穴32は、ホッパーユニ
ット16が配置される位置に対応して形成されており、
主としてホッパーユニット16から発生される熱を外部
に放出するためのものである。更に、スピーカ用開口3
3には、後述する下部背面スピーカ142(図20参
照)が臨むように取り付けられるものであり、そのスピ
ーカ用開口33の外側からはスピーカ保護網37がタッ
カー(ステプラー針の大型のもの)で止着されている。
【0045】更に、背板8には、その中程やや下方の一
側に円形のエンプティセンサ配線通し穴30が形成され
ている。このエンプティセンサ配線通し穴30は、図1
1に示すフルセンサ取付部34のやや上部の位置に形成
され、自動循環補給装置が付設されている場合に、後述
するホッパータンク181に取り付けられるエンプティ
センサ(図示しない)からの配線を外部に引き出すため
のものである。また、背板8の上端一側部にスロットマ
シン1の製造年月日を記録したシールを貼付する製造年
月日用シール貼付部36aが形成され、背板8の前記電
源ボックス用放熱開口31の側方には、スロットマシン
1が乙種電気用品を使用している旨を記載した乙種電気
用品表示シールを貼付する乙種電気用品表示シール貼付
部36bが形成されている。
【0046】(2−4)組付け 上記した天板4、左側板5、右側板6、底板7、及び背
板8の組付けは、図7に示すように、天板4を左右側板
5,6の内側に入れて挟持し、底板7の上に左右側板
5,6を載置当接し、背板8を天板4と左右側板5,6
と底板7の後方短面と当接するようにそれぞれの当接面
を接着剤で接着し、且つ各板間に跨るようにタッカーを
打ち付けて前面が開放したほぼ直方体を構成している。
ただし、これだけでは強度的に弱いので、後述する金属
性の上部枠板40、左側部枠板41、右側部枠板42、
リールユニット支持枠板43、底部枠板44で相互の板
を連結固定している。
【0047】そこで、収容箱3の組付けを補強する構成
について図7乃至図13を参照して説明する。図7は、
リールユニット15やホッパーユニット16を組み込ん
だ状態の収容箱3の正面図であり、図8は、収容箱3の
正面図であり、図9は、図8のA視断面図であり、図1
0は、図8のB視断面図であり、図11は、収容箱3の
内側に取り付けられる各種の補強用部材と収容箱3との
関係を示す分解斜視図であり、図12は、補強用部材と
しての上部枠板40、左側部枠板41、右側部枠板42
の斜視図であり、図13は、補強用部材としてのリール
ユニット支持枠板43、底部枠板44の斜視図である。
【0048】(2−5)上部枠板 前記天板4の前方開放側に上部枠板40がネジによって
取り付けられる。上部枠板40は、図12に示すよう
に、横長の平板部の前方辺が逆L字状に立設した防犯突
片48となっており、平板部に適宜間隔を置いて3つの
ネジ穴45が穿設されている。また、平板部の両端から
下方に向けて垂下片46a,46bが垂下され、その垂
下片46a,46bに連結止め穴47a,47bが形成
されている。しかして、上部枠板40を天板4の前方開
放内側に当接させた状態でネジ58aをネジ穴45に止
着することにより、上部枠板40を天板4に固定するこ
とができる。ただし、中央のネジ穴45にネジ58aを
止着する際には、前記上部放熱開口20及び背面部放熱
開口24を内側から閉塞する防犯用網38の止め穴38
aも一緒にネジ止めされるようになっている。
【0049】また、連結止め穴47a,47bは、次に
説明する左側部枠板41の最上部のネジ穴53と右側部
枠板42の最上部のネジ穴55と対応しているため、ネ
ジ58bで止着する際には、上部枠板40と左側部枠板
41及び右側部枠板42とが上部枠板40の両端で連結
した状態で収容箱3の内側に止着することになる。ただ
し、垂下片46a,46bが左側部枠板41及び右側部
枠板42の内側に位置するため、先に左側部枠板41及
び右側部枠板42を収容箱3に取り付けておいた方が望
ましい。
【0050】更に、上部枠板40を天板4に取り付けた
状態では、図9に示すように、防犯突片48が天板40
の前端縁よりも前方に突出したようになっている。この
ため、前面扉2を閉じた状態においては、この防犯突片
48が前面扉2側に侵入した状態となって収容箱3と前
面扉2との上方の隙間を塞ぐようになっている。したが
って、収容箱3と前面扉2との上方の隙間から異物を挿
入して不正行為を行なうことができない。
【0051】(2−6)左側部枠板 左側部枠板41は、図12に示すように、その上下2ヵ
所に蝶番取付部49a,49bが形成される縦長の平板
部材であり、その平板部に適宜間隔を置いて4つのネジ
穴53が形成され、そのネジ穴53にネジ58bを止着
することにより左側部枠板41を左側板5の開放側端部
に固着することができる。また、蝶番取付部49a,4
9bには、正方形の頂点の位置に多関節蝶番13a,1
3bの一端部をネジ147(図19参照)で取り付ける
ための蝶番取付ネジ穴50a,50bが穿設されると共
にその蝶番取付ネジ穴50a,50bで囲まれる内側に
多関節蝶番13a,13bの取付位置を決める位置決め
穴51a,51bが形成され、更に、中央部上下に補強
止め穴52a,52bが穿設されている。この補強止め
穴52a,52bは、前面扉2の開放時に前面扉2の全
荷重がかかる多関節蝶番13a,13bの収容箱3への
取付を強化するために、図11に示すように、2本の取
付ボルト59を差し込んで左側板5の外側から爪付きT
ナットを螺着することにより、強固に多関節蝶番13
a,13bの取付部分を補強するものである。
【0052】また、左側部枠板41の先端辺には、防犯
突片54が延設されている。この防犯突片54は、図1
0のc部分拡大図に示されるように左側板5の前端縁よ
りも前方に突出した状態となっている。このため、前面
扉2を閉じた状態においては、この防犯突片54が前面
扉2側に侵入した状態となって収容箱3と前面扉2との
左側の隙間を塞ぐようになっている。したがって、収容
箱3と前面扉2との左側の隙間から異物を挿入して不正
行為を行なうことができない。
【0053】(2−7)右側部枠板 右側部枠板42は、図12に示すように、その上下2ヵ
所に係合突片56a,56bが突設された縦長の平板部
材であり、その平板部に適宜間隔を置いて7つのネジ穴
55が形成され、そのネジ穴55にネジ58bを止着す
ることにより右側部枠板42を右側板6の開放側端部に
固着することができる。ただし、7つのネジ穴55のう
ち、係合突片56a,56bが突設される部分にそれぞ
れ1つずつ穿設されて、係合突片56a,56b部分が
強固に右側板6に固着されるようにしている。
【0054】係合突片56a,56bは、右側板6に対
して直交する方向に突設されるものであるが、これは、
前面扉2側に設けられる後述する右側部錠板金804の
係合片861(図61参照)と係合するためのものであ
る。
【0055】また、右側部枠板42の前方辺は、図10
d部分拡大図に示すように、右側板6の前端面と当接す
るようにL字状に曲折されたL型当接突片57となって
いる。このため、前面扉2を閉じた状態においては、こ
のL型当接突片57が前面扉2側に侵入する状態となら
ず、収容箱3と前面扉2との右側に隙間が生じてしまう
が、この右側部分においては、前面扉2に固着される右
側部錠板金804が収容箱3側に侵入してその間の隙間
を塞ぐようになっている。したがって、収容箱3と前面
扉2との右側の隙間から異物を挿入して不正行為を行な
うことができないものとなっている。
【0056】(2−8)リールユニット支持枠板 リールユニット支持枠板43は、図11に示すように、
収容箱3の高さ方向中央よりやや上部に底板7と平行状
に取り付けられるものであり、その詳細は、図13に示
すようになっている。即ち、リールユニット支持枠板4
3は、長方形状の板材の前辺を除く三辺を上方に向かっ
て折曲した取付折曲片60とし、その取付折曲片60に
適宜間隔を置いて複数の取付穴61が穿設されている。
ただし、取付折曲片60の両端先端部は、前記左側部枠
板41及び右側部枠板42と重合するためにやや内側に
膨らんで形成されている。
【0057】また、リールユニット支持枠板43の前辺
は、下方に向けて折曲されたリールユニット支持折曲片
62となっており、そのリールユニット支持折曲片62
に2種類のリールユニット取付ネジ穴63,64が適宜
間隔を置いて穿設されている。一方の2つ穿設されるリ
ールユニット取付ネジ穴63は、リールユニット15の
リールボックス底面板297(図31参照)をリールユ
ニット支持枠板43に固定するためのネジ穴であり、他
方の3つ穿設されるリールユニット取付ネジ穴64は、
左及び中のリール駆動ユニット200a,200bを仮
り止めすると共に右のリール駆動ユニット200cを固
定し且つリールボックス底面板297をリールユニット
支持枠板43に固定するための蝶ネジ318及びネジ3
17(図31参照)を螺着するためのネジ穴である。
【0058】リールユニット支持枠板43には、上記し
た構成以外に、逃げ穴65、2つの配線通し穴66、逃
げ切欠67、リールユニット固定係合レール68a,6
8bが形成されている。逃げ穴65は、前述したメダル
自動循環補給装置の補給ホースが前記接続開口27に接
続されている場合に、そのホースの当接部分を逃がすた
めの開口である。
【0059】2つの配線通し穴66のうち、図13の左
側前方に位置する配線通し穴66には、主基板135と
ホッパーユニット16とを接続する配線、インバータ6
58(図53参照)と蛍光灯641(図50参照)とを
結ぶ配線、及び前記スタートレバー539やストップボ
タン533〜535等の操作部と主基板135とを接続
する配線が通されるものである。このように上下に敷設
される配線を収容箱3の中程に固定されるリールユニッ
ト支持枠板43に形成される配線通し穴66を通すこと
により、配線の処理を整然と行なうことができる。ま
た、図13の右側後方に形成される配線通し穴66は、
本実施形態においてフルセンサ140a,140bから
の配線がリール中継基板235に接続されるための配線
が通されるものであり、設計変更が行なわれたときに容
易に対応することができるようにするため、比較的大き
な開口で予備的に形成されているものである。なお、各
配線通し穴66には、通入する配線が傷つかないように
合成樹脂製の保護環(図示しない)が嵌入されている。
【0060】また、逃げ切欠67は、前面扉2を閉じた
ときに後述する右側部錠板金804の幅広のカム865
部分の逃げ用の切欠である。また、リールユニット固定
係合レール68a,68bは、リールユニット15の後
述するリールボックス底面板297の両端辺と係合する
ものである。
【0061】上記のように構成されるリールユニット支
持枠板43は、収容箱3の中程にネジ69を前記取付穴
61に螺着することにより強固に固定される。この場
合、前述したように、左右の取付折曲片60の先端に形
成される取付穴61には、左右側部枠板41,42を止
着するためのネジ58bが螺着されて、リールユニット
支持枠板43と左右側部枠板41,42とが連結した状
態となっている。
【0062】(2−9)底部枠板 底部枠板44は、図11に示すように、底板7に載置固
定するように取り付けられるものであり、その詳細は、
図13に示すようになっている。即ち、底部枠板44
は、長方形状の板材の前後辺を除く左右二辺を上方に向
かって折曲した取付折曲片70とし、その取付折曲片7
0に適宜間隔を置いて複数の取付穴71が穿設されてい
る。ただし、取付折曲片70の両端前端部は、前記左側
部枠板41及び右側部枠板42と重合するためにやや内
側に膨らんで形成されている。
【0063】また、長方形の平板面には、ホッパーユニ
ット16の後述する取付レール部188a,188bが
スライド係合するホッパーユニット係合レール73a,
73bが止着され、一方のホッパーユニット係合レール
73bの側方にホッパーユニット16の前方への移動を
係止するホッパーユニットストッパー74が形成されて
いる。このホッパーユニットストッパー74は、上下方
向に弾性変形し得る係合爪状に形成されており、ホッパ
ーユニット16を取り付ける際には、ホッパーユニット
係合レール73a,73bに沿って取付レール部188
a,188bをスライドするように押し込むことによ
り、ホッパーユニットスッパー74とホッパーユニット
16に形成される係合部(図示しない)とが係合して底
部枠板44にホッパーユニット16を取り付けることが
できる。一方、ホッパーユニット16を取り外す際に
は、ホッパーユニットストッパー74を指先で押し込ん
だ状態のままホッパーユニット16を手前側に引き抜く
ことにより、ホッパーユニット16を底部枠板44から
取り外すことができる。
【0064】また、底部枠板44の平板部のホッパーユ
ニットストッパー74の側方には、メダル回収用開口7
5が開設されている。このメダル回収用開口75部分に
は、オーバーフロータンク18が載置されるものであ
り、設置島台にメダル自動循環補給装置が付設されてい
る場合に、オーバーフロータンク18の底面から落下す
るメダルを下方に向けて落下せしめるためにメダル回収
用開口75が開設されるものである。なお、メダル回収
用開口75の一側辺に沿ってタンク位置決め突片76が
立設されるが、このタンク位置決め突片76と右側の取
付折曲片70との間にオーバーフロータンク18が載置
されるものである。
【0065】更に、底部枠板44の先端縁は、図9のb
部拡大図に示されるように、底板7の先端部よりも前方
に突出して形成されている。これにより、前面扉2を閉
じた状態においては、底部枠板44の先端が前面扉2側
に侵入して収容箱3と前面扉2との底部の隙間を塞ぐよ
うになるので、収容箱3と前面扉2の底部の隙間から異
物を挿入する不正行為を確実に防止することができる。
なお、底部枠板44の他側端部(正面から見て右側)
は、下方に湾曲したスライダー受部77となっている。
このスライダー受部77は、前面扉2を閉じる際に、右
側部錠板金804の下端に固着されるスライダー869
(図61参照)がスムーズに摺動するように下方に向け
て湾曲状に形成されているものである。
【0066】上記のように構成される底部枠板44を底
板7に止着するには、底部枠板44を底板7に載置した
状態で、底部枠板44の前後において適宜間隔を置いて
穿設される取付ネジ穴72にネジ78を螺着すると共
に、前記取付折曲片70に形成される取付穴71にも図
示しないネジを螺着する。この際、取付折曲片70の前
方部分は、前述したように左右側部枠板41,42の下
端に重合してネジ58bによって止着される。したがっ
て、底部枠板44は、左右側部枠板41,42と連結し
た状態で収容箱3内に固定されることとなる。
【0067】以上、収容箱3の内部に取り付けられて収
容箱3を補強する金属製の上部枠板40、左側部枠板4
1、右側部枠板42、リールユニット支持枠部43及び
底部枠板44について説明してきたが、収容箱3の内部
で上部枠板40、左側部枠板41、右側部枠板42、及
び底部枠板44が四角形状に連結され、且つ中央のリー
ルユニット支持枠部43も左右側部枠板41,42に連
結されるので、収容箱3に外力が加えられても簡単に変
形しないし、十分な強度を保持している。また、上部枠
板40、左側部枠板41、右側部枠板42、リールユニ
ット支持枠部43及び底部枠板44が連結されているの
で、いずれかの箇所で静電気が発生しても特にアースを
しなくても全体的に自然放電することができ、主基板1
35への悪影響を防止することができるものである。
【0068】(2−10)基板取付部材 上記のように補強された収容箱3の前記リールユニット
支持枠板42と天板4との間の背板8の内側面に、図1
1に示すように、主基板ボックス14を着脱自在に取り
付けるための基板取付部材39a,39bが止着され
る。この基板取付部材39a,39bについて図14を
参照して詳細に説明する。図14は、主基板ボックス1
4と基板取付部材39a,39bとの関係を示す斜視図
である。
【0069】基板取付部材39a,39bは、背板8の
内側面に所定間隔離して取り付けられる。一方の基板取
付部材39aは、背板8の内側面と当接し且つ上下に取
付ネジ穴81が形成される取付片80と、該取付片80
と段差状に形成されて主基板ボックス14の背面を当接
支持する支持面部82とが一体的に形成され、その支持
面部82の上下辺及び左辺は、折曲されており、上下辺
の折曲部にL字型係合溝83a,83bが形成されてい
る。
【0070】他方の基板取付部材39bは、背板8の内
側面と当接し且つ上下に取付ネジ穴85が形成される取
付片84と、該取付片84と段差状に形成されて主基板
ボックス14の背面を当接支持する支持面部86とが一
体的に形成され、その支持面部86の上下辺及び右辺
は、折曲されており、上下辺の折曲部にL字型係合溝8
8a,88bが形成されている。また、上辺の折曲部の
一部は、そのまま延設されて封印シール貼付部89を構
成している。
【0071】上記のように構成される基板取付部材39
a,39bは、ネジ90(図11参照)によって所定間
隔離して背板8の内側面に取り付けられるが、その所定
間隔は、一方の基板取付部材39aのL字型係合溝83
a,83bと他方の基板取付部材39bのL字型係合溝
88a,88bとの間隔が、次に説明する主基板ボック
ス14の左側係合凸部102a,102bと右側係合凸
部103a,103bとの間隔とほぼ同じ間隔となるよ
うに取り付けられる。
【0072】(2−11)主基板ボックス 上記した基板取付部材39a,39bに着脱自在に取り
付けられる基板ボックスとしての主基板ボックス14の
構造について図14乃至図18を参照して説明する。図
14は、前述した通り、主基板ボックス14と基板取付
部材39a,39bとの関係を示す斜視図であり、図1
5は、基板取付部材39bと主基板ボックス14との係
合状態を示す斜視図であり、図16は、主基板ボックス
14の一方の構成部材であるボックス主体101の正面
図と側面図と各種断面図であり、図17は、主基板ボッ
クス14の他方の構成部材である蓋部材115の正面図
と側面図であり、図18は、蓋部材115の各種断面図
である。
【0073】主基板ボックス14は、遊技制御回路基板
としての主基板135の裏面側を覆うボックス主体10
1と、主基板135の表面側を覆う蓋部材115を前後
から主基板135を挟持するように組み付けられるもの
である。そこで、まず、ボックス主体101について説
明する。
【0074】ボックス主体101は、図16に示すよう
に、上面が開放した直方体状に透明な合成樹脂によって
成形されたものである。つまり、横長の長方形状の板の
外周に沿って外周リブ101aが突設され、その外周リ
ブ101aを結ぶように高さの低い補強リブ105が縦
横に突設されている。また、外周リブ101aの内側に
は、主基板135の裏面の周囲を支える回路基板支持リ
ブ104が適宜間隔を置いて突設されている。また、外
周リブ101aに囲まれる内側の四隅には、主基板13
5の裏面と当接する基板支持突起107が突設され、そ
の基板支持突起107の上部に第1位置決め突起108
と第2位置決め突起109とが上方に向けて突設されて
いる。第1位置決め突起108は、4箇所の隅角部のう
ち、3箇所の隅角部に突設される基板支持突起107に
突設され、第2位置決め突起109は、1箇所の隅角部
に突設される基板支持突起107に突設されている。第
1位置決め突起108と第2位置決め突起109とは、
図16のA視断面図及びB視断面図に示すように、その
直径の大きさが異なるように形成されているものであ
る。これは、詳細に図示しないが、主基板135の四隅
に穿設される貫通穴の直径をそれぞれ第1位置決め突起
108と第2位置決め突起109とが貫通する大きさに
形成することにより、主基板135のボックス主体10
1に対する取付位置を誤らないようにするためである。
【0075】また、ボックス主体101の両側側方の外
周リブ101aの外側四隅には、A視断面及びB視断面
に示すように係止爪挿入穴106が形成されている。こ
の係止爪挿入穴106は、蓋部材115に突設形成され
る後述する係止爪124が係合されるものであり、係止
爪挿入穴106と係止爪124とが係合することによ
り、一義的にボックス主体101と蓋部材115とが主
基板135を被覆した状態で係止されるものである。
【0076】また、ボックス主体101の両側方には、
固定用ネジ穴110が前記係止爪挿入穴106の内側に
それぞれ形成され、その上下の固定用ネジ穴110の間
に4つのカシメ用ネジ穴111と3つの予備ネジ挿入穴
112とが左右にそれぞれ形成されている。固定用ネジ
穴110は、主基板ボックス14を基板取付部材39
a,39bに取り付けるためのネジ穴であり、カシメ用
ネジ穴111は、蓋部材115の後述するカシメ用ネジ
穴128に対応して設けられるものである、図示しない
ワンウェイネジを螺着するものである。予備ネジ挿入穴
112は、予備のワンウェイネジを掛け止めておくため
の挿入穴である。
【0077】更に、ボックス主体101には、外周リブ
101aの外側であって四隅に係合凸部102a,10
2b、103a,103bが突設されている。左側の上
下に形成される左側係合凸部102a,102bは、前
記L字型係合溝83a,83bにそれぞれ係合するもの
であり、右側の上下に形成される右側係合凸部103
a,103bは、前記L字型係合溝88a,88bにそ
れぞれ係合するものである。なお、係合凸部102a,
102b、103a,103bとL字型係合溝83a,
83b、88a,88bとの作用については、後に詳述
する。
【0078】次に、蓋部材115の構成について図17
及び図18を参照して説明する。蓋部材115は、下方
が開放した直方体状に透明な合成樹脂で成形されてい
る。蓋部材115の長手方向の上面及び側面には、多数
の放熱孔116が穿設されているが、ところどころ放熱
孔116が形成されない空白部117がある。この空白
部117には、例えば、ボックス主体101と蓋部材1
15に跨る封印シールを貼付する必要がある場合に、そ
の空白部117に封印シールが貼付できるようになって
いる。なお、放熱孔116は、蓋部材115の外周部に
だけ形成されている。これは、放熱孔116を蓋部材1
15の中心部まで形成した場合には、その放熱孔から内
部の主基板135(ROMやCPU等の主要な電子部品
が実装される領域)に対して不正行為が行なわれる可能
性があるため、そのような行為ができないように放熱孔
116を外周部だけに形成したものである。また、この
放熱孔116に近い主基板135の周辺部にヒートシン
クを設けることにより、放熱効果の向上を図ることがで
きる。
【0079】また、蓋部材115の短辺側の両サイドに
は、主基板135の表面と当接する回路基板当接部11
8が一体的に形成されており、その回路基板当接部11
8に主基板135に実装されるコネクタが臨むコネクタ
穴119〜122が開設されている。図示の左側の回路
基板当接部118には、電源ボックス17からの配線が
接続される電源用コネクタが臨む電源用コネクタ穴11
9(図14のコネクタ119aが臨む)、操作系電気的
部品からの配線が接続される遊技制御用コネクタが臨む
遊技制御用コネクタ穴120(図14のコネクタ120
aが臨む)、遊技ランプ系電気的部品からの配線が接続
される装飾ランプ用コネクタが臨む装飾ランプ用コネク
タ穴121(図14のコネクタ121aが臨む)がそれ
ぞれ開設され、図示の右側の回路基板当接部118に
は、リールユニット15からの配線が接続されるリール
制御・外部出力用コネクタが臨むリール制御・外部出力
用コネクタ穴122が開設されている。なお、本実施形
態においては、主基板ボックス14の両側からコネクタ
接続されるようになっているが、これは、電気的部品と
主基板135とを接続する配線を収容箱3の内部の左右
両側に整理することにより、内部での配線接続をなるべ
く短くして配線の複雑化を防止するためである。
【0080】また、蓋部材115の内側四隅には、前記
第1位置決め突起108及び第2位置決め突起109が
挿入される位置決め突起対応凹部123が形成されてい
る。この位置決め突起対応凹部123は、図18の組立
図に示すように、主基板135の貫通穴を貫通して主基
板135の表面側に突出した第1位置決め突起108
(第2位置決め突起109)の先端部を受け入れるよう
になっている。なお、主基板135は、ボックス主体1
01の基板支持突起107と蓋部材115の回路基板当
接部118に挟持されるようにして固定されるものであ
る。
【0081】更に、蓋部材115の上記位置決め突起対
応凹部123の外側には、係止爪124が下方に向けて
突設形成されている。即ち、係止爪124は、蓋部材1
15の短辺両側の上下に突設され、前述したように、ボ
ックス主体101の係止爪挿入穴106に挿入されて係
合するようになっている。
【0082】また、蓋部材115の短辺側には、固定穴
126を有する固定部125、複数(図示の場合は4
つ)のカシメ用ボス127が一体的に形成されている。
固定穴126は、前記固定用ネジ穴110に対応するも
のであり、ネジ133(図14参照)を固定穴126及
び固定用ネジ穴110を貫通させて基板取付部材39
a,39bのボックス取付ネジ穴87(基板取付部材3
9aのボックス取付ネジ穴は、図14の図面に現れてい
ない)に螺着することにより、主基板ボックス14を基
板取付部材39a,39bに取付固定するものである。
【0083】また、複数のカシメ用ボス127は、前記
カシメ用ネジ穴111に対応するように形成されるもの
であり、図17に示される拡大図のように、カシメ用ボ
ス127の中心にカシメ用ネジ穴128が穿設され、ま
た、蓋部材115の短辺と平行となる方向に予備ネジ押
え板129が突設され、さらに、カシメ用ボス127が
切断部130を介して蓋部材115の短辺側壁と連結さ
れている。そして、蓋部材115をボックス主体101
に嵌め合わせたときには、カシメ用ネジ穴128とカシ
メ用ネジ穴111が合致すると共に、予備ネジ押え板1
29が予備ネジ挿入穴112の上方を閉塞することとな
る。このため、3つの予備ネジ挿入穴112に予備のワ
ンウェイネジを挿入した状態で上記のように蓋部材11
5をボックス主体101に嵌め合わせ、左右それぞれ1
つずつのカシメ用ネジ穴128にワンウェイネジを螺着
することにより、蓋部材115とボックス主体101と
を分離できないように組付けることができる。ワンウェ
イネジは、周知のように、一方向の回転によってネジを
螺着することができるが、他方向の回転を行なおうとし
ても回転することができないため、そのネジを緩めるこ
とができない機能を有するネジである。したがって、蓋
部材115とボックス主体101とを分離するために
は、切断部130を切断することにより、ワンウェイネ
ジで螺着されたカシメ用ボス127を蓋部材115から
分離するより他に手立てはない。しかして、内部のRO
M等の検査のため正式な検査によって切断部130を切
断した場合には、検査後、予備ネジ挿入穴112に挿入
されていたワンウェイネジを取り出し、その後、蓋部材
115とボックス主体101とを嵌め合わせて未使用の
カシメ用ボス127のカシメ用ネジ穴128に取り出し
ておいたワンウェイネジを螺着することにより、再度切
断部130を切断しない限り蓋部材115とボックス主
体101とを分離できない状態に組付けることができ
る。そして、そのような切断部130の検査のための切
断は、図示の実施形態の場合、カシメ用ボス127が4
個あるので、最高3回繰返すことができる。
【0084】なお、蓋部材115の長辺側には、防犯用
リブ131が下方に向けて垂下され、蓋部材115とボ
ックス主体101とを組付けたときに、防犯用リブ13
1がボックス主体101の外周リブ101aの内側に入
り込んで重合した状態となる。また、蓋部材115は、
前記回路基板当接部118を除く部分は、主基板135
の上方を覆うように隆起した状態となっているが、前述
した電源用コネクタ穴119とこの隆起部との間隔が狭
いので、電源用コネクタ穴119に臨むコネクタを脱着
する作業が行ないにくいため、本実施形態においては、
その隆起部の一部を凹状の配線逃げ用切欠132として
構成しているものである。
【0085】以上、主基板ボックス14を構成するボッ
クス主体101と蓋部材115の詳細な構成について説
明してきたが、この主基板ボックス14に主基板135
を支持するには、主基板135の四隅に穿設される取付
穴(符号なし)をボックス主体101の基板支持ボス1
07に挿入載置する。この際、主基板135の四隅に穿
設される取付穴のうち、1箇所だけが第2位置決め突起
109に対応する直径に形成されているため、位置を間
違えることなく主基板135をボックス主体101に装
着することができる。この状態で、蓋部材115を上方
から被せるようにしながら係止爪124を係止爪挿入穴
106に挿入して係合する。このとき、図18の組立図
に示すように、蓋部材115の位置決め突起対応凹部1
23が第1位置決め突起108及び第2位置決め突起1
09を収容するので、主基板135が基板支持ボス10
7と回路基板当接部118とによって挟持当接して強固
に支持されるものである。そして、左右の複数のカシメ
用ボス127のうちからそれぞれ1つのカシメ用ボス1
27にワンウェイネジを螺着する。以上の作業により、
主基板135を主基板ボックス14に収容した状態でボ
ックス主体101と蓋部材115とを分離できないよう
に組付けることができる。
【0086】上記のように組み付けられた主基板ボック
ス14は、図15に示すように、左側係合凸部102
a,102bをL字型係合溝83a,83bに位置合わ
せし(この点は図15に示されていない)、右側係合凸
部103a,103bをL字型係合溝88a,88bに
位置合わせして後方に押し込み図示の左側に向かってス
ライドさせる。そして、スライドさせた状態において
は、固定部125の固定穴126と固定用ネジ穴110
とボックス取付ネジ穴87とが合致しているので、図1
4に示すように、ネジ133を螺着することにより、主
基板ボックス14が基板取付部材39a,39bに強固
に固定される。なお、右側係合凸部103a,103b
の突設位置は、図16に示される右側面図に明示される
ように、上部の右側係合凸部103aがボックス主体1
01の側面端部に突設されているのに対し、下部の右側
係合凸部103bがボックス主体101のほぼ側面中央
に突設されている。また、対応するL字型係合溝88
a,88bの溝の深さも、図14に示すように異なって
いる。左側係合凸部102a,102b及びL字型係合
溝83a,83bも同様な構造となっている。このよう
に上下の係合凸部の突設位置を異ならせることにより、
主基板ボックス14の取付を上下さかさまに取り付けら
れないようにしている。
【0087】また、主基板ボックス14を基板取付部材
39a,39bに取り付けた状態においては、基板取付
部材39a,39bを収容箱3の背板8に止着している
取付ネジ穴81,85が主基板ボックス14によって隠
されているので、主基板ボックス14を基板取付部材3
9a,39bに取り付けたままの状態で、基板取付部材
39a,39bを背板8から取り外すことはできない。
したがって、封印シール貼付部89と基板ボックス14
との間に封印シールを貼付していた場合には、封印シー
ルを破損しない限り、基板ボックス14を基板取付部材
39a,39bから取り外すことができない。つまり、
封印シールが破損していれば、基板ボックス14に収容
される主基板135に何らかの不正改造が行なわれてい
た可能性もあることになり、不正の発見を容易に行なう
ことができる。なお、主基板ボックス14を基板取付部
材39a,39bに取り付けた状態では、図7に示すよ
うに、主基板ボックス14は、収容箱3の内側横幅寸法
とほぼ同じ寸法を有し、且つ正面から見たときにリール
ユニット15と上下方向で重複しない位置に配置されて
いる。このように、主基板ボックス14の横幅寸法を大
きくすることにより、主基板135の実装面を大きくす
ることができ、また、リールユニット15と重複させな
いことにより、点検や検査のときに主基板ボックス14
を他の装置や機構と関係なく容易に取り外すことができ
るものである。
【0088】収容箱3内に装着される部品としては、上
記した主基板ボックス14以外に、外部集中端子板15
0、電源ボックス17、オーバーフロータンク18、ホ
ッパーユニット16、リールユニット15、等がある
が、次にこれらについて図19乃至図32を参照して詳
細に説明する。図19は、収容箱3に最初に装着される
部品と収容箱3との関係を示す斜視図であり、図20
は、収容箱3に次に装着される部品と収容箱3との関係
を示す斜視図であり、図21は、電源ボックス17の斜
視図であり、図22は、オーバーフロータンク18の正
面図・平面図・側面図・一部断面図であり、図23は、
リールユニット15の斜視図であり、図24は、ホッパ
ーユニット16及びオーバーフロータンク18を収容箱
3に収容した状態での斜視図であり、図25は、ホッパ
ーユニット16の斜視図であり、図26は、ホッパーユ
ニット16に取り付けられる払出メダル計数センサ19
1の取付構造を示す側面図と斜視図であり、図27は、
1つのリール駆動ユニット200cの左側から見た分解
斜視図であり、図28は、1つのリール駆動ユニット2
00cの右側から見た分解斜視図であり、図29は、リ
ール201の分解斜視図であり、図30は、リールテー
プ205とリールテープ保持主枠206の組付構造の拡
大斜視図であり、図31は、リールユニット15の分解
斜視図であり、図32は、リール支持板203bのスラ
イド移動する状態を示す斜視図である。
【0089】(2−12)外部集中端子板 右側板6の内側であってリールユニット支持枠板43の
やや上部に、図19に示すように、外部集中端子板取付
部材144がネジ145によって止着される。外部集中
端子板取付部材144は、合成樹脂によって格子状に形
成されるものである。
【0090】外部集中端子板取付部材144に取り付け
られる外部集中端子板150は、図20に示すように、
主基板コネクタ151、試験用コネクタ152、ホール
コンピュータ用コネクタ153、及び試験用コネクタ1
54が実装されている。主基板コネクタ151には、主
基板135からの情報を送出する信号線がリール中継基
板235(図28参照)を介して接続されるものであ
り、試験用コネクタ152(ストップ信号出力コネク
タ),154(モータの励磁信号出力コネクタ)は、試
験機関が試験を行なう際に接続するコネクタであり、こ
のコネクタに接続することにより、主基板135から送
られてきた情報(ストップ情報及び励磁情報)に基づい
てストップボタン533〜535が操作されてから停止
するまでの時間が規格の範囲内であるか否かを検査する
ことができる。また、ホールコンピュータ用コネクタ1
53には、レギュラーボーナスゲーム又はビッグボーナ
スゲーム中であるか否かの情報信号や投入メダル数、払
出メダル数の情報信号が主基板135から送られてきた
情報に基づいて管理コンピュータに向けて出力されるも
のである。
【0091】なお、外部集中端子板150は、主基板1
35と直接的に接続されるものではなく、上記したよう
にリール中継基板235を介して主基板135と接続さ
れる。つまり、外部集中端子板150が直接的に接続さ
れる相手は、リール中継基板235であるところ、外部
集中端子板150とリール中継基板235とは、向かい
合った位置に配置されるため、その接続配線を極めて短
くすることができ、内部の配線の複雑化を防止すること
ができる。
【0092】(2−13)電源ボックス 左側板5の内側であって底部枠板44の上部に、図20
に示すように、電源ボックス17が載置固定される。こ
の電源ボックス17の詳細について図21を参照して説
明する。電源ボックス17は、図示しない電源基板を支
持板171に固定し、カバー170で被覆することによ
り、直方体状に構成されるものである。支持板171に
は、その上方と下部に固定穴169が形成され、その固
定穴169にネジ197(図20参照)を螺着すること
により、左側板5及び底部枠板44に電源ボックス17
を固定することができる。また、カバー170の支持板
171への取付は、カバー170の側面上下に形成され
るカバー取付穴168から図示しないネジを螺着するこ
とにより行なわれる。
【0093】ところで、電源ボックス17のカバー17
0の上面には、複数の溝状の放熱穴155が形成される
と共に、ホッパー用電源コネクタ穴156、説明パネル
照明用電源コネクタ穴157、タイトルパネル照明用電
源コネクタ穴158、主基板用電源コネクタ穴159が
形成されている。ホッパー用電源コネクタ穴156に
は、ホッパーユニット16に設けられる後述するコネク
タ189(図25参照)ヘの配線が接続されるものであ
る。説明パネル照明用電源コネクタ穴157には、蛍光
灯641(図50参照)ヘの配線が接続されるものであ
る。タイトルパネル照明用電源コネクタ穴158には、
蛍光灯355(図50参照)への配線が接続されるもの
である。主基板用電源コネクタ穴159には、主基板1
35の前記電源用コネクタ穴119に接続される配線が
接続されるものである。
【0094】また、電源ボックス17のカバー170の
手前側側面には、上から順に設定変更キー160、自動
精算スイッチ162、打止めスイッチ163、リセット
スイッチ164、設定スイッチ165、ヒューズケース
166、電源スイッチ167が臨設されている。設定変
更キー160は、スロットマシン1の前述した入賞態様
(小役、レギュラーボナス、ビッグボーナス等)の発生
確率を複数段階(一般的に6段階)に設定変更する際
に、操作するものであり、設定変更キー160にキー1
61(図24参照)を差し込んでONの状態にした後、
設定スイッチ165を押圧操作する毎に、設定1から設
定6に順次変更される。変更後には、キー161をOF
Fに戻して設定変更キー160から引き抜いて遊技場の
キー管理者がキー161を保管しておく。
【0095】自動精算スイッチ162は、ビッグボーナ
スゲームが終了したときに強制的にクレジットを精算す
るか否かを選択するスイッチであり、ONのときに強制
精算し、OFFのときに精算しないように設定できる。
打止めスイッチ163は、ビッグボーナスゲームが終了
したときに打止め(ゲームを開始できない)するか否か
を選択するスイッチであり、ONのときに打止めを行な
い(ゲームを開始するにはリセットスイッチ164をO
N又は鍵筒864に鍵を差し込んで一方向に回転してフ
ォトセンサ883をONする必要がある)、OFFのと
きに打止めを行なわない(自動リセットを行なう)。リ
セットスイッチ164は、打止めを解除する場合やエラ
ーの復旧時に操作するものであり、設定スイッチ165
は、前述した通り設定1乃至設定6のいずれかを選択す
るためのスイッチである。ヒューズケース166に設け
られるヒューズ(図示しない)は、過電流から電源基板
を保護するものであり、電源スイッチ167は、スロッ
トマシン1のすべての電源をONするためのスイッチで
ある。
【0096】(2−14)オーバーフロータンク 右側板6の内側であって底部枠板44の上部に、図20
に示すように、オーバーフロータンク18が載置され
る。このオーバーフロータンク18の詳細について図2
2を参照して説明する。オーバーフロータンク18は、
上面が開放した縦深の直方体状に合成樹脂で成形されて
おり、その前方が幅が狭くなるようにスライダー逃げ用
切欠174が形成されている。このスライダー逃げ用切
欠174は、前面扉2を閉じたときに後述するスライダ
ー869(図61参照)の侵入を許すための切欠であ
る。また、前方の幅狭部には、取手部173が形成され
てメダルが貯留されたオーバーフロータンク18を手前
側に引出し易くしている。
【0097】また、オーバーフロータンク18の後面壁
には、一対のフルセンサ挿入穴175a,175bが開
設されている。このフルセンサ挿入穴175a,175
bには、図19及び図24に示すように、ネジ141で
フルセンサ取付部34に取り付けられる一対のフルセン
サ140a,140bが挿入されるようになっている。
フルセンサ挿入穴175a,175bから挿入されたフ
ルセンサ140a,140bは、その先端のセンサ部が
所定間隔離れて位置するが、オーバーフロータンク18
のメダル貯留部172に多量のメダルが貯留されてくる
と、ついには貯留されたメダル(金属製)によってフル
センサ140a,140bのセンサ部が導通した状態と
なってオーバーフロータンク18がメダルで満杯状態
(Full状態)になったことを検出することができ
る。このため、フルセンサ挿入穴175a,175b
は、オーバーフロータンク18の比較的高い位置に開設
されている。なお、フルセンサ挿入穴175a,175
bをオーバーフロータンク18の後面に樹脂成形するに
当って、オス型とメス型の型抜きを容易にするため、フ
ルセンサ挿入穴175a,175bから上下方向に成型
時凹部176,177が延設された状態となっている。
【0098】更に、オーバーフロータンク18の底面に
は、楕円状の切欠溝178が貫通形成され、複数箇所で
切断部179により接続されている。また、楕円の長辺
の一方に沿って裏面からV字状溝180が形成されて底
面の肉厚が薄くなっている。このため、複数の切断部1
79を切断してV字状溝180から破断することによ
り、切欠溝178によって囲まれる楕円板を取り除くこ
とができ、オーバーフロータンク18の底面に楕円形状
の開口を開設することができる。この開口は、メダル自
動循環補給装置が設置島台に付設されている場合に、オ
ーバーフロータンク18に貯留されるメダルを設置島台
の内部に返却するためのものであり、前記メダル回収開
口75,23に連通するものである。ただし、メダル自
動循環補給装置が付設されていない場合には、オーバー
フロータンク18の底面を開設する必要はない。
【0099】(2−15)ホッパーユニット 次に、前記底部枠板44に着脱自在に装着されるホッパ
ーユニット16について図24乃至図26を参照して詳
細に説明する。ホッパーユニット16は、メダルを貯留
するホッパータンク181と該ホッパータンク181の
下部に位置してメダルを1列に整列させて放出するホッ
パー186と該ホッパー186を回転駆動するモータ1
82とが支持台187に固定支持されている。ホッパー
タンク181には、正面から見て左上端に後述するメダ
ル誘導樋661(図52参照)の流下端が臨むメダル誘
導樋対向凹部183が形成され、また、内部に上部一側
に前記オーバーフロータンク18にメダルを誘導するた
めのオーバーフローレール184が固定されている。こ
のオーバーフローレール184に連通するようにオーバ
ーフロー接続樋185がオーバーフロータンク16の外
側に固定されている。オーバーフロー接続樋185は、
図24に示すように前記オーバーフロータンク18に臨
むものである。
【0100】前記ホッパー186のメダル払出口190
には、払出メダル計数センサ191が取り付けられてい
る。この払出メダル計数センサ191は、フォトセンサ
タイプのものであり、メダルが1枚通過するとセンサの
光を遮蔽することにより通過を検出してメダルの計数信
号を出力するものである。ところで、払出メダル計数セ
ンサ191は、センサ取付部材196にネジ193によ
って取り付けられるが、この取り付けられる際に、払出
メダル計数センサ191のコネクタ部191aがセンサ
カバー192に保護されるように取り付けられる。具体
的には、図26に示すように、払出メダル計数センサ1
91に形成される2つの取付穴194にそれぞれネジ1
93を螺着する際に、一方のネジ193は、コネクタ部
191aを覆うセンサカバー192の取付穴195も同
時に貫通してセンサ取付部材196に取り付ける。これ
によって払出メダル計数センサ191のコネクタ部19
1aがコネクタカバー192によって被覆された状態で
取り付けられる。このように、払出メダル計数センサ1
91のコネクタ部191aを被覆することにより、コネ
クタ部191aに導体を接触ショートさせて払出メダル
計数センサ191がメダルを計数しないような状態にす
る不正行為を防止させることができる。仮に、払出メダ
ル計数センサ191がメダルを計数しない場合には、入
賞があったときにメダルを無制限に払い出すおそれがあ
る。
【0101】上記した払出メダル計数センサ191及び
モータ182の配線は、コネクタ189に集約されて電
源ボックス17の前記ホッパー用電源コネクタ穴156
に接続されるようになっている。
【0102】また、支持台187の両側部には、取付レ
ール部188a,188bが形成されており、この取付
レール部188a,188bが底部枠板44のホッパー
ユニット係合レール73a,73bに係合させることに
より、ホッパーユニット16を所定の位置に固定するこ
とができる。なお、支持台187には、図示しないが底
部枠板44のホッパーユニットストッパー74と係合す
る係合部も形成されている。
【0103】(2−16)リールユニット 次に、前記リールユニット支持枠板43に載置固定され
るリールユニット15について図23、図27乃至図3
2を参照して説明する。リールユニット15は、3つの
ほぼ同じ構造を有するリール駆動ユニット200a〜2
00cをリールボックス天板295、リールボックス左
側面板296、及びリールボックス底面板297と組付
けることにより構成されている。そこで、まず、右側の
リール駆動ユニット200cについて、図27乃至図3
0を参照して説明する。
【0104】リール駆動ユニット200cは、リール2
01と、該リール201を回転駆動するステッピングモ
ータ202と、該ステッピングモータ202を支持固定
するリール支持板203cと、該リール支持板203c
に固定されるランプ装置204と、から構成されてい
る。なお、左側及び中のリール駆動ユニット200a,
200bと右側のリール駆動ユニット200cとの相違
点は、リール支持板200cの構造が若干異なるだけで
ある。この点については、後に詳述する。
【0105】リール201は、図29に示すように、帯
状の合成樹脂(ポリエチレンテレフタレート)からなる
リールテープ205を円形状に丸めて端部を両面テープ
で止着し、その両サイドからリールテープ保持主枠20
6とリールテープ保持従枠207とを嵌め込むことによ
り構成される。リールテープ保持主枠206は、円形状
の環状部分と中心の中心支持板209とを複数のスポー
ク208によって連結することにより構成されている。
円形の中心支持板209には、モータ軸挿入穴210が
開設されていると共に、その挿入穴210の周囲にステ
ッピングモータ202と連結するためのモータ固定用穴
211とステッピングモータ202のモータ軸225に
対する位置決めを行なう位置決め穴212が形成されて
いる。一方、リールテープ保持従枠207は、外周の環
状部分だけで構成されている。
【0106】ところで、リールテープ205のリールテ
ープ保持主枠206とリールテープ保持従枠207への
嵌め込みは、ワンタッチで行なうことができるようにな
っている。即ち、図30に示すように、環状部分の内側
には、リールテープ205の肉厚よりもやや大きな溝幅
を有するように複数のリールテープ保持片213が所定
間隔を空けながら連続して突設されていると共に、リー
ルテープ保持片213の隙間に楔状のリールテープ固定
突起214が適宜間隔で突設されている。しかして、リ
ールテープ固定突片214がリールテープ205の侵入
方向に対して上り傾斜となっているので、リールテープ
保持片213の下方の隙間を目指してリールテープ20
5を側方から侵入させることにより、リールテープ20
5の端辺が変形しながらリールテープ固定突起214に
案内されてついにはリールテープ205の両端辺に適宜
間隔を空けて穿設されるリールテープ固定用穴215が
リールテープ固定突起214に係合する。このとき、リ
ールテープ205の端辺がリールテープ保持片213の
下方の隙間に侵入した状態となる。逆に取り外す場合に
は、リールテープ固定突起214部分のリールテープ2
05を裏面から押圧してリールテープ205を変形させ
てリールテープ固定用穴215とリールテープ固定突起
214との係合を解除した状態でリールテープ保持主枠
206を外側に向かって引っ張ることにより取り外すこ
とができ、この操作を各リールテープ固定突起214部
分で行なうことにより、リールテープ205の全体とリ
ールテープ保持主枠206とを完全に分離することがで
きる。なお、図30においては、リールテープ205と
リールテープ保持主枠206との組付構造を図示してい
るが、リールテープ205とリールテープ保持従枠20
7との組付構造も図28に示すように全く同じである。
【0107】次に、リール201をステッピングモータ
202に固定する構造について説明すると、リール20
1は、リール固定鉄板216と衝撃吸収ゴム板221と
で前記中心支持板209を挟持することにより、ステッ
ピングモータ202のモータ軸225に固着される回転
円盤226に固定される。即ち、中心支持板209の外
側に当接される円形のリール固定鉄板216には、中心
にモータ軸挿入穴217が開設されると共に該挿入穴2
17の周囲にモータ固定用穴218及び位置決め穴21
9が形成されている。また、中心指示板209の内側に
固着される円形の衝撃吸収ゴム板221にもモータ軸挿
入穴222が開設されると共に該挿入穴222の周囲に
モータ固定用穴223及び位置決め穴224が形成され
ている。一方、ステッピングモータ202のモータ軸2
25に固定される回転円盤226の前面には、固定用ネ
ジ穴227が形成され、位置決め突起228が突設され
ている。
【0108】上記のような構成において、まず、衝撃吸
収ゴム板221の位置決め穴224を回転円盤226の
位置決め突起228に貫通させて衝撃吸収ゴム板221
を回転円盤226に密着し、その後、リール201の中
心支持板209の位置決め穴212を回転円盤226の
位置決め突起228に貫通させてリール201を衝撃吸
収ゴム板221に密着し、さらにその後、リール固定鉄
板216の位置決め穴219を回転円盤226の位置決
め突起228に貫通させてリール固定鉄板216を中心
支持板209に密着させる。このとき、リール固定鉄板
221のモータ固定用穴218と中心支持板209のモ
ータ固定用穴211と衝撃吸収ゴム板221のモータ固
定用穴223と回転円盤226の固定用ネジ穴227と
が一致しているので、リール固定鉄板216の外側から
ネジ220を螺着することによりリール201をステッ
ピングモータ202のモータ軸225に固定することが
できる。このとき、リール201と回転円盤226との
間に衝撃吸収ゴム板221が介在しているので、ネジ2
20と固定用ネジ穴227との間の微少のクリアランス
によって生じるリール201の停止時における慣性モー
メントによる衝撃を弱めることができ、耐久性が向上す
るという利点がある。
【0109】上記のようにリール201が固定されるス
テッピングモータ202は、その基部に取付板229が
一体的に設けらており、この取付板229がリール支持
板203cにネジ231によって固定される。なお、前
記リールテープ保持主枠206の裏面には、図28に示
すように、基準位置検出用遮蔽部232が所定のスポー
ク208に突設されている。この基準位置検出用遮蔽部
232については、後に詳述する。
【0110】次に、リール支持板203cについて説明
する。リール支持板203cの上部の裏面側(リール2
01の取付面と反対側)には、リール中継基板235が
ネジ241によって止着固定されている。リール中継基
板235は、図28に示すように、主基板用コネクタ2
36と外部集中端子用コネクタ237とリール駆動ユニ
ット用コネクタ238a〜238cが実装されている。
主基板用コネクタ236は、主基板135からの配線が
接続されるものであり、リール駆動ユニット200a,
200b,200cの駆動制御信号及び外部情報信号が
入出力されるものである。外部集中端子用コネクタ23
7は、前記外部集中端子板150の主基板コネクタ15
1と接続されるものであり、主基板135から出力され
る外部情報信号を中継するためのものである。リール駆
動ユニット用コネクタ238a〜238cには、各リー
ル駆動ユニット200a〜200cからの配線(ステッ
ピングモータ202からの配線とランプ装置204から
の配線とフォトセンサ247からの配線)が接続される
ものである。
【0111】上記のような構成を有するリール中継基板
235は、リール支持板203cの上部裏面に突設され
る取付ボス240にリール中継基板235に穿設される
取付穴239を合致させてネジ241を螺着することに
より固定される。なお、左側及び中のリール駆動ユニッ
ト200a,200bのリール支持板203a,203
bには、リール中継基板235に相当する基板は取り付
けられない。
【0112】リール支持板203cの中程には、その一
側に基板取付部243が突設されている。この基板取付
部243には、フォトセンサ247を有する基準位置検
出基板246が取り付けられるが、基準位置検出基板2
46の裏面にコネクタ248〜250が実装されるた
め、コネクタ248〜250が貫通する開口244が開
設されている。コネクタ248は、ランプ装置204か
らの配線が接続されるコネクタであり、コネクタ249
は、ステッピングモータ202からの配線が接続される
コネクタであり、コネクタ250は、前記リール中継基
板235のリール駆動ユニット用コネクタ238cから
の配線が接続されるコネクタである。しかして、基板取
付部243の上下に形成される取付穴245に基準位置
検出基板246に穿設される取付穴251を合致させて
ネジ252を螺着することにより、基準位置検出基板2
46を基板取付部243に取り付けることが可能であ
る。なお、基準位置検出基板246をリール支持板20
3cに固定した状態においては、基準位置検出基板24
6のフォトセンサ247がリール201の基準位置検出
用遮蔽部232の通過を検出するようになっている。
【0113】リール支持板203cの中程の中央には、
円形のモータ軸挿入穴255が穿設されると共にその挿
入穴255の外側に取付穴256が穿設されている。こ
の取付穴256は、ステッピングモータ202の取付板
229の四隅に穿設されるネジ穴230に対応してお
り、ステッピングモータ202をリール支持板203c
の中程に当接して裏面側からネジ231を螺着すること
によりステッピングモータ202をリール支持板203
cに固定することができる。
【0114】リール支持板203cの中程の基板取付部
243の反対側(前方)には、ランプ取付部260が設
けられている。このランプ取付部260には、取付穴2
61とその上下に位置決め穴262が形成されている。
そして、ランプ取付部260には、ランプ装置204が
取り付けられる。
【0115】ランプ装置204は、隔壁266によって
複数(3つ)の収容室に区切られたランプハウス264
と、該ランプハウス264の各収容室に側方から挿入さ
れるランプ269と、該ランプ269をランプソケット
268を介して着脱自在に取り付けることが可能なラン
プ基板265とから構成されている。ランプ基板265
は、ランプハウス264の一側上下に突設形成される基
板係止爪267によってランプハウス264の一側側壁
に当接した状態で脱着可能に装着されている。また、ラ
ンプ基板265に設けられるコネクタ270からの配線
は、前記基準位置検出基板246のランプコネクタ24
8に接続される。更に、ランプハウス264の基板取付
側面の基部には、取付片271が突設され、該取付片2
71に穿設される取付穴272をランプ取付部260の
取付穴261に一致させてネジ263を螺着することに
より、ランプ装置204をリール支持板203cの中央
前方に取り付けることができる。
【0116】上記のように取り付けられたランプ装置2
04は、リール201の内側からリール201の外周面
に描かれる図柄を照射することになる。この場合、複数
(3つ)のランプ269が収容室に区画されて設けられ
ているので、遊技者から見た場合に、前記透視窓900
を通して視認し得る3個の図柄の背面をそれぞれ照射す
ることになる。また、ランプ装置204のランプ269
がリール201に対して側方から取り付けられるので、
従来のようにリールの中心方向から取り付けられる場合
に比べてランプ269の交換を容易に行なうことができ
る。
【0117】リール支持板203cの下部には、円弧板
状に形成される配線押え部材275を取り付けるための
爪挿入穴277が複数個形成されている。即ち、配線押
え部材275は、リール支持板203cの裏面側から配
線押え部材275に突設形成される係止爪276を爪挿
入穴277に挿入することにより着脱自在に装着し得る
ものである。なお、右側リール駆動ユニット200cに
設けられる配線押え部材275は、リール支持板203
cの裏面側から装着されて前記リール駆動ユニット用コ
ネクタ238a〜238cに接続される配線を押えて纏
めて整列されるものであるが、左側及び中リール駆動ユ
ニット200a,200bに設けられる配線押え部材
は、図示しないがリール支持板203a,203bの前
面側から装着されて前記リール駆動ユニット用コネクタ
238a,238bに接続される配線をそれぞれ押えて
整列されるものである。
【0118】また、リール支持板203cの前方側上下
に挿入穴278が形成されている。この挿入穴278に
は、後述するリール間塞ぎ290の係止爪292(図3
1参照)が係合するようになっている。ただし、右側リ
ール駆動ユニット200cに対応するリール支持板20
3cに形成される挿入穴278にリール間塞ぎ290は
装着されることはなく、左側及び中リール駆動ユニット
200a,200bに対応するリール指示板203a,
203bの挿入穴278にリール間ふさぎ290が装着
されるものである。
【0119】更に、リール支持板203cの上下には、
リール支持板203cをリールボックス天板295及び
リールボックス底面板297に固定するための上部取付
部280と下部取付部282が折曲形成されている。上
部取付部280のほぼ中央に取付穴281が穿設されて
いるが、この取付穴281には、リールボックス天板2
95のリール取付穴298cが対応してネジ317で止
着するものである。下部取付部282の折曲部の一部に
断面V字状の切れ込み加工を施した補強折曲部283が
形成されていると共に下部取付部282の先端が下方に
向けて折曲された前面当接片284となっており、この
前面当接片284に形成される取付ネジ穴285がリー
ルボックス底面板297に形成される取付ネジ穴315
cに対応してネジ317で止着されるものである。この
ように上下を止着することによりリール支持板203c
が垂直状にリールボックスに固定されるものである。な
お、下部取付部282の後方寄りには、摺動規制切欠2
89が形成されている。この摺動規制切欠289は、左
側及び中リール支持板203a,203bを前後方向に
摺動する際に、前方へのスライド移動を規制するもので
ある。
【0120】リール支持板203cには、上記した構成
以外に配線通し凹部287及び取付ネジ穴288が形成
される後面当接片286cが一体的に形成されている。
右側リール駆動ユニット200cに対応する後面当接片
286cは、図27に示すように直角に形成されてリー
ルボックス底面板297の後面折曲片309に当接する
ようになっており、その当接した状態で後面折曲片30
9に形成される取付穴312と取付ネジ穴288とを一
致させてネジ319で止着することにより、リール支持
板203cの下部後端をリールボックスに固定してい
る。一方、左側及び中リール駆動ユニット200a,2
00bに対応するリール支持板203a,203bの後
面当接片286a,286cは、折曲されることなく後
方に延設され、後面折曲片309に開設されるリール支
持板挿入開口310a,310bに挿入される。つま
り、リール支持板203a,203bの下部後端は、固
定されない。
【0121】以上、リール駆動ユニット200cの構成
について説明してきたが、これらを組付けるには、リー
ル支持板203cにランプ装置204、ステッピングモ
ータ202、基準位置検出基板246及びリール中継基
板235を先に組付けておき、最後にリール201を組
付けることにより、簡単にリール駆動ユニット200c
を組み付けて完成することができる。
【0122】次に、3つのリール駆動ユニット200a
〜200cを組付ける構造について主として図31およ
び図32を参照して説明する。3つのリール駆動ユニッ
ト200a〜200cは、リールボックス天板295、
リールボックス左側面板296、リールボックス底面板
297によって構成される正面から見てC字状のリール
ボックスに固定されるものである。ただし、リールボッ
クスの右側面板は、リール駆動ユニット200cのリー
ル支持板203cが兼用してほぼ正方形状のリールボッ
クスを構成している。
【0123】リールボックス天板295は、後端辺が下
方に向かって直角に折曲され、前端辺が上方に向かって
直角に折曲された横長の長方形状の板材であり、その適
宜位置に前記リール支持板203a〜203cの上端を
止着するリール取付穴298a〜298cが形成されて
いる。また、リール取付穴298a〜298cのうち、
左側と中のリール取付穴298a,298bの後方に
は、それぞれ一対の摺動レール形成穴300a,300
bが形成されている。この摺動レール形成穴300a,
300bの下面には、後に詳述する摺動レール308
a,308bと同様の摺動レールが形成されており、こ
の摺動レールに沿って前記リール支持板203a,20
3bの上部取付部280が挟持されて摺動するようにな
っている。
【0124】また、リールボックス天板295の左側端
には、取付穴301が適宜間隔を置いて形成されてい
る。この取付穴301は、リールボックス左側面板29
6の上部取付折曲片部303に形成される取付穴304
に対応しており、これらを一致させてネジ302を螺着
することにより、リールボックス天板295とリールボ
ックス左側面板296とを止着している。なお、リール
ボックス天板295の前端辺の折曲部の一部は更に後方
に向かって直角に折曲されて取手部299を構成してい
る。
【0125】リールボックス左側面板296は、その上
端辺及び下端辺が右側に向けて折曲された取付折曲片部
303,305を有する縦長な長方形状の板材であり、
各取付折曲片部303,305には、取付穴304(た
だし、取付折曲片部305の取付穴は図示されていな
い)が形成されている。これらの取付穴304は、リー
ルボックス左面板296とリールボックス天板295及
びリールボックス底面板297とを連結固定するために
止着する穴である。
【0126】リールボックス底面板297は、後端辺が
上方に向けて折曲された後面折曲片309を有し、前端
辺が下方に向けて折曲された前面折曲片314を有する
横長な長方形状の板材である。リールボックス底面板2
97の左側辺には、取付穴306が適宜間隔を置いて形
成され、この取付穴306とリールボックス左側面板2
96の取付折曲片部305に形成される取付穴とを一致
させてネジ307を螺着することにより、リールボック
ス左側面板296とリールボックス底面板297とを連
結固定している。
【0127】また、リールボックス底面板297には、
リール支持板203a〜203cの下部の位置決めを行
なう摺動レール308a〜308cが形成されている。
これらのうち、摺動レール308a,308bは、リー
ル支持板203a,203bの下部取付部282を挟持
しながらスライド移動を案内するものであり、摺動レー
ル308cは、リール支持板203cの下部取付部28
2の左側を位置決めするものである。また、摺動レール
308a,308bの後方であって後面折曲片309に
は、リール支持板挿入開口310a,310b(310
aは図示しない)が開設され、そのリール支持板挿入開
口310a,310bの開口一側にリール支持板案内片
311a,311b(311aは図示しない)が前方に
向かって突設されている。リール支持板挿入開口310
a,310bは、前述したように、リール支持板203
a,203bの後方に向かって延設される後面当接片2
86a,286bを摺動動作に伴って後方に貫通させる
ものであり、リール支持板案内片311a,311b
は、後面当接片286a,286bの摺動を案内するも
のである。なお、後面折曲片309は、く字状に折曲さ
れており、その裏面をリール支持板挿入開口310a,
310bから引き出されるリール駆動ユニット200
a,200bの配線を敷設する領域としている。また、
後面折曲片309の右側端部には、取付穴312が形成
されている。更に、リールボックス底面板297の後方
であって後面折曲片309の基部には、リールユニット
固定突片313a,313bが形成されている。このリ
ールユニット固定突片313a,313bは、リールユ
ニット15をリールユニット支持枠板43のリールユニ
ット固定係合レール68a,68bに係合させるもので
ある。
【0128】一方、リールボックス底面板297の前面
折曲片314には、3つの取付ネジ穴315a〜315
cと2つの固定ネジ穴316とが適宜間隔を置いて形成
されている。取付ネジ穴315a〜315cは、リール
支持板203a〜203cの下部前方に形成される前記
取付ネジ穴285及び前記リールユニット取付ネジ穴6
4にそれぞれ対応するものであってネジ317及び蝶ネ
ジ318が螺着されるものであり、固定ネジ穴316
は、リールボックス全体をリールユニット支持枠板43
のリールユニット取付ネジ穴63に止着するものであ
る。
【0129】なお、図31において示されるように、リ
ール駆動ユニット200a,200bのリール支持板2
03a,203bには、リール間塞ぎ290が装着され
る。このリール間塞ぎ290は、上下に後方に向かって
延設される取付片291に係止爪292を形成し、その
係止爪292をリール支持板203a,203bの前記
挿入穴278に係合させることにより装着されるもので
ある。そして、装着したときには、左リールと中リール
との間の隙間、及び中リールと右リールとの間の隙間が
リール間塞ぎ290によって塞がれるので、正面から透
視窓900を介して見たときにそれぞれの隙間が塞がれ
ているように視認できる。
【0130】上記のように構成されるリールボックス天
板295とリールボックス左側面板296とリールボッ
クス底面板297とをC字状に組付けた状態において、
まず、右側のリール駆動ユニット200cを組付ける。
即ち、リール支持板203cの下の下部取付部282を
下の摺動レール308cに当接し、その後、取付ネジ穴
285と取付ネジ穴315c、リール取付穴298cと
取付穴281をそれぞれ一致させてネジ317で螺着し
て右側リール駆動ユニット200cをリールボックスに
固定する。この場合、右側リール駆動ユニット200c
の止着は、通常のネジ317で行なわれるので、左側及
び中駆動リール200a,200bの蝶ネジ318と異
なり簡単に手で取り外せるものではない。
【0131】次いで同様に、中のリール駆動ユニット2
00bを組付ける。即ち、リール支持板203bの上下
の上部取付部280及び下部取付部282を上下の摺動
レール300b,308bに挟持させ、その後、取付ネ
ジ穴285と取付ネジ穴315b、リール取付穴298
bと取付穴281をそれぞれ一致させて蝶ネジ318で
螺着して中リール駆動ユニット200bをリールボック
スに固定する。
【0132】最後に左側のリール駆動ユニット200a
を組付ける。即ち、リール支持板203aの上下の上部
取付部280及び下部取付部282を上下の摺動レール
300a,308aに挟持させ、その後、取付ネジ穴2
85と取付ネジ穴315a、リール取付穴298aと取
付穴281をそれぞれ一致させて蝶ネジ318で螺着し
て左側リール駆動ユニット200aをリールボックスに
固定する。
【0133】しかして、上記のように組み付けられたリ
ールユニット15は、図23に示すように正面から見て
ほぼ正方形状のリールボックスに各リール駆動ユニット
200a〜200cが収容された状態で視認でき、その
リールボックスをリールユニット支持枠板43のリール
ユニット固定係合レール68a,68bとリールユニッ
ト固定突片313a,313bとを係合させ、その後、
固定ネジ穴316とリールユニット取付ネジ穴64とを
一致させて図示しないネジを螺着することにより、リー
ルユニット15をリールユニット支持枠板43に固定す
ることができるものである。
【0134】ところで、上記のように構成されるリール
ユニット15においては、図23に示すように、右側リ
ール駆動ユニット200cのランプ装置204は、外部
から視認できるため、仮に右側リール駆動ユニット20
0cのいずれかのランプ269が切れて交換する必要が
生じたときには、切れたランプ269のランプソケット
268をランプ基板265から取り外して新たなランプ
を装着して再度簡単にランプ基板265に装着すること
ができる。これに対し、左側リール駆動ユニット200
a及び中リール駆動ユニット200bのランプ装置20
4は外部から視認することも操作することもできないの
で、ランプ269が切れた場合には、容易に交換できな
いという事態が発生する。そこで、本実施形態において
は、左側リール駆動ユニット200a及び中リール駆動
ユニット200bのランプ装置204のランプ269が
切れても容易に交換することができる構造となってい
る。この構造について図32を参照して説明する。
【0135】図32においては、中リール駆動ユニット
200bに対応するリール支持板203bの作用につい
て説明しているが、左側リール駆動ユニット200aに
対応するリール支持板203aの作用についても全く同
じである。しかして、中リール駆動ユニット200bが
集約して設けられるリール支持板203bは、上記した
ように、摺動レール300b(正確には摺動レール形成
穴300bであるが、この摺動レール形成穴300bに
よって構成される摺動レールを示す),308bに沿っ
て前後方向にスライド可能に取り付けられ、しかも、固
定は蝶ネジ318で行なわれている。このため、上方と
前方の2つの蝶ネジ318を緩めて取り外すと、リール
支持板203bを固定するものは何もなくなるので、リ
ール支持板203bを前方に引き出すことができる。そ
して、引き出した状態においては、中リール駆動ユニッ
ト200bのランプ装置204が右側リール駆動ユニッ
ト200cよりも外側に飛び出しているので、切れたラ
ンプ269を簡単に交換することができる。この場合、
切れたランプ269の交換が外側に飛び出した状態の側
方から行なうことができるので、特に交換作業を容易に
行なうことができるものである。なお、リール支持板2
03bの前方へのスライド移動は、摺動規制切欠289
が摺動レール308bと係合するまで許容される。その
後、ランプ269の交換が終われば、再度リール支持板
203bを押し込んで蝶ネジ318を螺着することによ
り、元の状態にすることができる。
【0136】なお、左側リール駆動ユニット200aの
ランプ269を交換する場合には、左側リール駆動ユニ
ット200aを止着している蝶ネジ318を緩めるだけ
でよいが、中リール駆動ユニット200bのランプ26
9を交換する場合には、中リール駆動ユニット200b
を止着している蝶ネジ318を緩めて前方に引き出そう
としても、左と中の間のリール間塞ぎ290が邪魔して
前方に引き出すことができない。このため、中リール駆
動ユニット200bのランプ269を交換する場合に
は、中リール駆動ユニット200bを止着している蝶ネ
ジ318に加えて左側リール駆動ユニット200aを止
着している蝶ネジ318も緩める必要がある。
【0137】以上、収容箱3の構成及び収容箱3に収容
される各部品の構成について説明してきたが、次に、前
面扉2の構成について説明する。
【0138】(3)前面扉 前面扉2は、図33に示すように、合成樹脂によって一
体成形される前面枠9と、該前面枠9の前面に取り付け
られる前面飾り枠10、タイトルパネル11、及びメダ
ル受皿12とから構成されている。前面飾り枠10と前
面枠9との間に位置決め穴356,357によって位置
決めされて遊技パネル350が挟持されている。そし
て、前面枠9の中程左右に形成されるランプハウス設置
部374a,374bに対応してランプハウス351
a,351bが設置されている。また、タイトルパネル
11は、蛍光灯355を有する反射板354を被覆する
ように前面飾り枠10の下方に取り付けられる。メダル
受皿12は、タイトルパネル11の下方の前面枠9に装
着されるものである。更に、前面枠9には、前面飾り枠
10の上部左右にスピーカカバー352a,352bが
取り付けられ、前面飾り枠10の下部左右にランプカバ
ー353a,353bが取り付けられている。以下、前
面扉2を構成する部材について図面を参照して説明す
る。
【0139】(3−1)前面枠 前面枠9の構成について図33及び図34を参照して説
明する。図33は、前面扉2を構成する部材と前面枠9
との関係を示す斜視図であり、図34は、前面枠9の正
面から見た斜視図である。まず、前面枠9の前面側の構
成について、主として図34を参照して説明する。
【0140】前面枠9は、合成樹脂によって一体的に成
形されているものであり、その中央よりやや上部に大型
の遊技パネル開口360が開設され、その上部に蛍光灯
開口362が開設され、その下部に操作部開口363が
開設されている。これら3つの開口は、前面飾り枠10
によってすべてその前面を被覆されるものである。遊技
パネル開口360と蛍光灯開口362とを区切る横桟の
中央下部には、遊技パネル350の上部を位置決めする
遊技パネル上部位置決め凹部361が形成されている。
【0141】蛍光灯開口362の上部であって前面飾り
枠10によってその前方を被覆される部分には、複数
(5つ)のランプ挿通穴364とその下方に複数(2
つ)の放熱穴365が形成されている。ランプ挿通穴3
64には、後に詳述する第1ランプカバー406、第2
ランプカバー411、及び第3ランプカバー414を照
射するランプが裏面側から挿入される。また、放熱穴3
65は、それらのランプが発する熱を放熱するためのも
のである。また、放熱穴365の左右に反射板係止爪3
66(図54参照)を形成するための係止爪形成穴36
7が形成されている。この反射板係止爪366は、蛍光
灯開口362に臨む蛍光灯641の反射板640(図5
0参照)の上端を係止するためのものである。
【0142】上記したランプ挿通穴364、放熱穴36
5、及び係止爪形成穴367が形成される領域は、正面
から見て最も凹んだ状態に形成されており、その凹んだ
部分の左右に凹み具合が少ない領域があり、その領域に
上部スピーカ650a,650b(図52参照)を臨ま
せるスピーカ穴370が開設されている。スピーカ穴3
70の上下にはスピーカカバー取付ボス挿入穴369が
形成され、さらに、その上部のスピーカカバー取付ボス
挿入穴369の上方に前面飾り枠10の上部に突設され
る係止爪455(図35参照)が挿入される係止爪挿入
穴368が形成されている。
【0143】また、遊技パネル開口360と蛍光灯開口
362を区切る横桟の上部両端は、後方に延設され、そ
の後端に取付穴372aが穿設される反射板取付片37
1が形成されている。この反射板取付片371は、反射
板640を取り付けるためのものであり、その裏面に位
置決め突起372b(図54参照)が突設されている。
遊技パネル開口360と蛍光灯開口362を区切る横桟
の両端部には、前面飾り枠10の裏面に突設される固定
用ボス456(図37参照)が挿入される固定用ボス挿
入穴373が形成されている。
【0144】遊技パネル開口360の左右両側には、ラ
ンプハウス設置部374a,374bが形成されてい
る。このランプハウス設置部374a,374bには、
前述したようにランプハウス351a,351bが収容
されるものである。ランプハウス351a,351bに
ついては、後に詳述する。また、ランプハウス設置部3
74a,374bのそれぞれの両側面には、長方形状の
放熱穴375a,375bがそれぞれ形成されている。
なお、ランプハウス設置部374a,374bに挿入さ
れるランプハウス351a,351bは、遊技パネル3
50に形成される前記賭けランプ部901〜905、及
び遊技ランプ部906〜910を明瞭に照射するために
設けられるものである。
【0145】ランプハウス設置部374a,374bの
上部には、ランプ挿入空間377a,377bが形成さ
れている。このランプ挿入空間377a,377bに挿
入されるランプは、ランプハウス設置部374a,37
4bに挿入されるランプと同一のランプ基板559a,
559b(図45参照)に設けられるランプ562(図
45参照)である。また、そのランプ562は、第4ラ
ンプカバー423を照射するものである。
【0146】ランプハウス設置部374a,374bの
外側には、上下方向に2つのランプ挿通穴378a,3
78b(378bは、図示しない)が形成されている。
このランプ挿通穴378a,378bに挿通されるラン
プは、第5ランプカバー426を照射するものである。
なお、ランプ挿通穴378a,378bの上方には、固
定用ボス456が挿入される固定用ボス挿入ボス376
が突設されている。
【0147】遊技パネル開口360と操作部開口363
を区切る横桟の上部後端には、目隠し板379が後方に
向けて突設されている。この目隠し板379は、斜め上
方からスロットマシン1の内部(主としてホッパーユニ
ット16)が見えないように隠しているものである。た
だし、目隠し板379には、前記リール間塞ぎ290に
対応する位置にリール間塞ぎ逃げ凹部380が形成され
ている。
【0148】遊技パネル開口360と操作部開口363
を区切る横桟の前面には、前記クレジット用表示器69
8、ゲームカウント用表示器697、ペイアウト用表示
器696がそれぞれ臨む表示器取付開口381,38
2,383が横方向に開設されている。
【0149】操作部開口363の周囲には、前面飾り枠
10の後面に突設される固定用ボス456が挿入される
固定用ボス挿入穴384が適宜間隔を置いて複数形成さ
れ、また、前面飾り枠10の下部一側に突設される位置
決め突起458が挿入される位置決め突起挿入穴385
が形成されている。また、位置決め突起挿入穴385の
側方には、飾り枠本体400の下端辺リブの内側と当接
する前面飾り当接部385aが前方に突設するように形
成されている。更に、操作部開口363の下辺一側に
は、後述するメダルセレクターユニット470の側面が
当接するメダル誘導部385bが形成されている。
【0150】前記ランプカバー353a,353bによ
って被覆される部分には、ランプ挿通穴386a,38
6bが形成されると共にそのランプ挿通穴386a,3
86bの周囲にランプカバー353a,353bの取付
ボス582,583(図47参照)を挿入するためのラ
ンプカバー取付ボス挿入穴387が形成されている。た
だし、右側ランプカバー353bの側方には、後述する
右側部錠板金804に設けられる鍵筒864が挿入され
る鍵筒挿入開口399が開設されている。
【0151】前記タイトルパネル11によってその前面
を被覆される領域には、2つの反射板取付ボス388a
と2つの位置決め突起388bが対角位置に突設される
と共に左右に一対の電極部逃げ開口389が形成されて
いる。この電極部逃げ開口389は、蛍光灯355の電
極の後方突出部を逃げるための開口である。また、蛍光
灯355から発する熱を放熱する放熱穴391や蛍光灯
355の配線を後方に引き出すための配線通し穴392
が形成されている。更に、タイトルパネル11のタイト
ルパネル枠590の後方四隅から突設される係止爪59
1(図48参照)を挿入するタイトルパネル係止爪挿入
穴390が4つ形成されている(ただし、左上の挿入穴
390は図示されていない)。なお、後述するメダル誘
導樋661を取り付けるためのネジ穴744が形成され
るボスや、メダル返却払出シュート663を取り付ける
ための取付ネジ穴774aが形成されるボス及び位置決
め穴774bが操作部開口363下方の前面枠9の前面
側に表れている。
【0152】前記メダル受皿12によってその前面を被
覆される領域には、その中央にメダル払出開口393が
開設され、その右隣にスピーカ開口リブ394が臨んで
いる。また、両端部には、メダル受皿12の後端に突設
される係止爪620が挿入係合する受皿取付爪挿入穴3
95が形成されている(ただし、右側の挿入穴395
は、図示しない)。また、メダル受皿12の後面凹部と
一義的に係合して位置決めの目安となる取付凸部397
が適宜形状で突設形成され、その取付凸部397を含む
適宜位置にメダル受皿12を後方から止着するための受
皿取付穴396が形成されている。更に、メダル受皿1
2を構成するメダル載置板605を止着するための止め
穴398が適宜位置に形成されている。また、止め穴3
98の外側には、メダル載置板605の隅角部と当接し
て位置決めを行なう案内突起398aが突設されてい
る。
【0153】以上、前面枠9の前面から見た構成につい
て説明してきたが、裏面から見た構成については、裏面
に取り付ける部材の説明の項で詳細に説明し、ここでは
省略する。
【0154】(3−2)前面飾り枠 上記した前面枠9に取り付けられる最大の部品である前
面飾り枠10について図35乃至図43を参照して説明
する。図35は、前面飾り枠10の分解斜視図であり、
図36は、飾り枠本体400の正面から見た斜視図であ
り、図37は、飾り枠本体400の背面図であり、図3
8は、飾り枠本体400に取り付けられる第1ランプカ
バー406、第2ランプカバー411、第3ランプカバ
ー414の斜視図であり、図39は、飾り枠本体400
に取り付けられる第4ランプカバー423、第5ランプ
カバー426、第6ランプカバー431の斜視図であ
り、図40は、飾り枠本体400とメダルセレクターユ
ニット470との関係を示す斜視図であり、図41は、
メダルセレクターユニット471の斜視図であり、図4
2は、飾り枠本体400に取り付けられる操作部カバー
500の斜視図であり、図43は、操作部カバー500
に取り付けられる各種部品を表す斜視図である。
【0155】飾り枠本体400は、遊技パネル350が
臨むパネル用開口401と、該パネル用開口401の上
部に位置する説明パネル用開口402とが開設された枠
状に合成樹脂によって一体成形されている。また、飾り
枠本体400の周囲には、複数のランプ収容室403、
404a,404b、405a,405b、420a,
420b、421a,421b、422a,422bが
形成されている。更に、パネル用開口401の下方に操
作部設置台440が一体的に形成されている。
【0156】まず、複数のランプ収容室403、404
a,404b、405a,405b、420a,420
b、421a,421b、422a,422bについて
説明する。飾り枠本体400の上部には、ランプ収容室
403、404a,404b、405a,405bが形
成されている。上部中央のランプ収容室403には、第
1ランプカバー406が着脱自在に前方から装着され、
そのランプ収容室403の左右のランプ収容室404
a,404bに第2ランプカバー411が着脱自在に前
方から装着され、ランプ収容室404a,404bの左
右のランプ収容室405a,405bに第3ランプカバ
ー414が着脱自在に前方から装着されている。なお、
第2ランプカバー411は、その両端部が第1ランプカ
バー406及び第3ランプカバー414によって被覆重
合されるので、最初に取り付けられ、第2ランプカバー
411が取り付けられた後に、第3ランプカバー414
及び第1ランプカバー406が取り付けられるようにな
っている。
【0157】第1ランプカバー406は、図38(c)
に示すように、側面から見てL字状の形状に透明合成樹
脂によって成形されており、その長辺側後端部に一対の
係止穴407が形成され、その短辺側中央に後方に向か
って係止爪408が突設されている。このように構成さ
れた第1ランプカバー406は、図35及び図36に示
すように、2つのランプを収容するランプ収容室403
の後端上部に形成される一対の係止爪409に係止穴4
07を係止すると共に、ランプ収容室403の下部中央
に形成される係止部410に係止爪408を係止するこ
とにより、ランプ収容室403を覆うようになってい
る。なお、一対の係止爪409の中央には、飾り枠本体
400を前面枠9に裏面からネジ(図示しない)で止着
するための固定用ボス419が突設されている。
【0158】第2ランプカバー411は、図38(a)
に示すように、側面から見てL字状の形状に透明合成樹
脂によって成形されており、その長辺側と短辺側との間
の側面から後方に向かって左右に係止爪412が突設さ
れている。このように構成された第2ランプカバー40
6は、図35及び図36に示すように、ランプ収容室4
04a,404bの側面に形成される左右の係止部41
3に前記係止爪412を係止することにより、1つのラ
ンプを収容するランプ収容室404a,404bを覆う
ようになっている。なお、図38(a)に示す第2ラン
プカバー411は、一方のランプ収容室404bに装着
されるものを示しているが、他方のランプ収容室404
aに装着される第2ランプカバー411は、図38
(a)に示すものと左右対称形のものである。
【0159】第3ランプカバー414は、図38(b)
に示すように、側面から見てL字状の形状に透明合成樹
脂によって成形されており、その長辺側後端部中央に係
止穴415が形成され、その短辺側中央に後方に向かっ
て係止爪416が突設されている。このように構成され
た第3ランプカバー414は、図35及び図36に示す
ように、2つのランプを収容するそれぞれのランプ収容
室405a,405bの後端上部中央に形成される係止
爪417に係止穴415を係止すると共に、ランプ収容
室405a,405bの下部中央に形成される係止部4
18に係止爪416を係止することにより、ランプ収容
室405,405bを覆うようになっている。なお、図
38(b)に示す第3ランプカバー414は、一方のラ
ンプ収容室405bに装着されるものを示しているが、
他方のランプ収容室405aに装着される第3ランプカ
バー414は、図38(b)に示すものと左右対称形の
ものである。
【0160】パネル用開口401の斜め上部左右の飾り
枠本体400には、ランプ収容室420a,420bが
形成されている。このランプ収容室420a,420b
には、第4ランプカバー423が着脱自在に装着されて
いる。第4ランプカバー423は、図39(a)に示す
ように、ランプ収容室420a,420bの上面と内側
側面とを覆うように側方形状L字状に形成され、その一
辺の両サイドから後方に係止爪424が突設されてい
る。このように構成された第4ランプカバー423は、
図35及び図36に示すように、1つのランプを収容す
るランプ収容室420a,420bの側方に形成される
係止部425に係止爪424を係止することにより、ラ
ンプ収容室420a,420bを覆うようになってい
る。なお、図39(a)に示す第4ランプカバー423
は、一方のランプ収容室420aに装着されるものを示
しているが、他方のランプ収容室420bに装着される
第4ランプカバー423は、図39(a)に示すものを
上下逆方向にして取り付けることにより適用することが
できる。
【0161】パネル用開口401の左右の飾り枠本体4
00には、ランプ収容室421a,421bが形成され
ている。このランプ収容室421a,421bには、上
下に2つのランプが挿入されると共に第5ランプカバー
426が着脱自在に装着されている。第5ランプカバー
426は、図39(b)に示すように、ランプ収容室4
21a,421bの上面と外側側面とを覆うように側方
形状L字状に形成され、その短辺の両サイドから後方に
位置決め片427が突設されている。また、第5ランプ
カバー426は、縦方向に長く成形されており、その中
央に後方に向かって固定ボス428が突設されている。
このように構成された第5ランプカバー426は、図3
5及び図36に示すように、2つのランプを上下方向に
それぞれ収容するランプ収容室421a,421bの上
下部に形成される位置決め凹部429に位置決め片42
7を係合すると共に、ランプ収容室421a,421b
のほぼ中央の突設される取付ボス430に前記固定ボス
428を対応させて裏面からネジ438で螺着すること
により、ランプ収容室421,421bを覆うようにな
っている。なお、図39(b)に示す第5ランプカバー
426は、一方のランプ収容室421aに装着されるも
のを示しているが、他方のランプ収容室421bに装着
される第5ランプカバー426は、図39(b)に示す
ものを上下逆方向にして取り付けることにより適用する
ことができる。
【0162】パネル用開口401の斜め下部左右の飾り
枠本体400には、ランプ収容室422a,422bが
形成されている。このランプ収容室422a,422b
には、第6ランプカバー431が着脱自在に装着されて
いる。第6ランプカバー431は、図39(c)に示す
ように、ランプ収容室422a,422bの前面を覆う
ように円弧状に形成され、その一方の端部から第1係止
片432が延設され、他方の端部から第2係止片433
が穿設されている。このように構成された第6ランプカ
バー431は、図35及び図36に示すように、1つの
ランプを収容するランプ収容室422a,422bの上
下に形成される係止部439(ただし、第1係止片43
2が係止される係止部は符号なし)に第1係止片432
及び第2係止片433を順次係止することにより、ラン
プ収容室422a,422bを覆うようになっている。
なお、図39(c)に示す第6ランプカバー431は、
一方のランプ収容室422aに装着されるものを示して
いるが、他方のランプ収容室422bに装着される第6
ランプカバー431は、図39(c)に示すものと左右
対称形のものである。
【0163】次に、説明パネル用開口402に取り付け
られる説明パネル434について、図35及び図37を
参照して説明すると、説明パネル434は、その前面に
ゲームにおける入賞態様やゲーム内容について説明する
図柄や文章が描かれているものであり、その取付は、説
明パネル434の外周に適宜間隔を置いて突設される取
付穴435を飾り枠本体400の説明パネル用開口40
2に周囲に沿って形成される取付部436に対応させて
ネジ437で螺着することにより、説明パネル434が
飾り枠本体400に取り付けられる。なお、説明パネル
434は、前面枠9の前記蛍光灯開口362に臨む蛍光
灯641(図50参照)によって後面から照射されるも
のである。
【0164】次に、パネル用開口401の下方に形成さ
れる操作部設置台440について説明する。操作部設置
台440は、図42に示す操作部カバー500を装着す
るための部位であり、パネル用開口401から前方に延
設されている。しかして、操作部設置台440には、精
算ボタン挿入切欠457、1BETボタン挿入切欠44
1、MAXBETボタン挿入切欠442、及びメダル投
入口用開口443がそれぞれ形成されている。メダル投
入口用開口443の前方には、メダル投入口部材529
を止着するためのネジ穴444が形成されている。
【0165】また、操作部設置台440の後端であって
1BETボタン挿入切欠441及びMAXBETボタン
挿入切欠442に臨設する位置には、遊技パネル位置決
め突起445が突設され、遊技パネル350を装着した
ときに遊技パネル350の下方に形成された位置決め穴
356に挿入されて相互の位置決めを行うようになって
いる。また、操作部設置台440の後端中央には、操作
部カバー500の位置決め突起509と係合する操作部
カバー位置決め凹部446が形成されている。
【0166】一方、操作部設置台440とほぼ直角な面
を構成する前面には、ストップボタンユニット挿入穴4
47が開設されていると共に、その挿入穴上部中央に操
作部カバー500の上部位置決め固定片511が挿入さ
れるユニット上部位置決め固定片挿入凹部448が切り
欠けられ、挿入穴下部に操作部カバー500の下部位置
決め固定片512が挿入されるユニット下部位置決め固
定片挿入王部449が切り欠けられ、更に、挿入穴側部
に操作部カバー500の側部位置決め固定片513が挿
入されるユニット側部位置決め固定片挿入凹部450が
切り欠けられている。なお、ストップボタンユニット挿
入穴447の開口の後方四隅には、ストップボタンユニ
ット532を止着するための取付ネジ穴451が形成さ
れている。
【0167】また、ストップボタンユニット挿入穴44
7の左右側方には、スタートレバーユニット538が挿
通されるスタートレバー挿入用開口452とキャンセル
ボタンユニット541が挿通されるキャンセルボタン挿
入用開口453とが開設されている。キャンセルボタン
挿入用開口453の側方上下には、キャンセルボタンユ
ニット541を取り付けるためのキャンセルボタン取付
用ボス454(後述するカバー位置決めボス516が挿
入されるようにもなっている)が形成されている。
【0168】上記のように構成される飾り枠本体400
の後面側には、図37及び図40に示すように、上端両
サイドに前面枠9の前記係止爪挿入穴368に挿入され
る係止爪455が後方に向かって突設形成されると共
に、その下端部一側に前面枠9の位置決め突起挿入穴3
85に係合する位置決め突起458が後方に向かって突
設されている。また、前面枠9の固定用ボス挿入穴37
3,376,384に対応する位置に固定用ボス456
が後方に向かって突設されている。
【0169】ところで、飾り枠本体400の裏面下部に
は、メダルセレクターユニット470が取り付けられて
いる。メダルセレクターユニット470は、図40に示
すメダルセレクターユニット取付金具460を介して取
り付けられる。メダルセレクターユニット取付金具46
0の飾り枠本体400への取付は、前記メダル投入口用
開口443の下部側方に突設される取付ボス463と、
前記キャンセルボタン挿入用開口453の下方からスト
ップボタンユニット挿入穴447のほぼ中央にかけて形
成される取付穴468及び位置決め突起469とに対し
て、メダルセレクターユニット取付金具460の左側端
部に形成される取付穴462と前面側に形成される取付
穴及び位置決め穴(共に図示しない)を一致させてネジ
464を螺着することにより行なわれる。
【0170】そして、所定の位置に取り付けられたメダ
ルセレクターユニット取付金具460に対して、該取付
金具460の左右に形成された取付部465の取付穴4
66に、メダルセレクターユニット470の左右に形成
された取付穴471を一致せしめてネジ467で螺着す
ることにより、メダルセレクターユニット470を固定
することができる。なお、メダルセレクターユニット取
付金具460の一方の取付穴466には、アース線(図
示しない)が接続されており、そのアース線の他端を後
述する左側部枠板金803に接続してメダルセレクター
ユニット470において発生する静電気をスロットマシ
ン1の全体を通じて放電するようになっている。
【0171】メダルセレクターユニット470は、図4
1に示すように、メダル受板472によってメダル受入
口473が構成され、そのメダル受入口473から受け
入れた正常なメダルを可動部材474とその対面する部
材との間に形成されるメダル通路に落入せしめ、そのメ
ダル通路の底面を構成するメダル転動促進円柱部材47
7上をメダルが立った状態で下流側に転動する。その転
動する際には、可動部材474の側面に固定される収納
枠476に回転自在に軸支される合成樹脂製のメダル転
動促進部材475によってメダルの側面が当接しながら
下流側に流下する。メダル通路を流下したメダルは、電
磁石478によって吸着されてメダルの通路を構成する
L字状のメダル取込通過部材479を通過してメダル通
過検出センサ基板481に設けられる検出センサによっ
て検出された後にメダル排出案内板483から放出され
る。メダル排出案内板483から放出されたメダルは、
メダル誘導樋661を介してホッパーユニット16のホ
ッパータンク181に貯留される。
【0172】なお、不正なメダル(例えば、直径が小さ
い)が投入されたときには、メダル転動促進円柱部材4
77の上部で立つことができずに斜めになるので、その
円柱部材477の隙間から後述するメダル返却払出シュ
ート663を介してメダル受皿12に返却され、また可
動部材474部分のメダル通路でメダル詰まりが生じた
ときには、キャンセルボタンユニット541のメダル詰
まり解消ボタン542を押圧操作することにより可動部
材474の下方が開放してメダル転動促進円柱部材47
7上でメダル詰まりしていたメダルをメダル返却払出シ
ュート663を介してメダル受皿12に返却する。更
に、クレジットが最高の50枚に達したときやゲーム中
には、電磁石478がOFFとなってメダル取込通過部
材479が規制片480に当接するまで移動し、その移
動によってメダル通路が解消されるので、クレジットの
最高値より多く投入されたメダルやゲーム中に投入され
たメダルは、メダル取込通過部材479の下部からメダ
ル返却払出シュート663を介してメダル受皿12に返
却される。なお、メダルセレクターユニット470に
は、上記した構成以外にメダル通過検出センサ基板48
1上にコネクタ482が実装されている。
【0173】図40に戻って、飾り枠本体400の裏面
下部左右であって前記ランプ収容室422a,422b
の裏面側には、斜め下部遊技効果ランプ中継基板48
5,492が取り付けられる。背面から見て左側(正面
から見て右)のランプ収容室422bの裏面には、取付
ボス490と位置決め突起490aが隣接して設けら
れ、その取付ボス490と位置決め突起490aに対応
するように右斜め下部遊技効果ランプ中継基板485に
取付穴488と位置決め穴487が形成され、それぞれ
を一致させてネジ491で螺着することにより、右斜め
下部遊技効果ランプ中継基板485を飾り枠本体400
に止着することができる。なお、右斜め下部遊技効果ラ
ンプ中継基板485には、1つのランプを取り付けるラ
ンプ取付穴486と、後述するランプ基板570bとラ
ンプ基板676とに接続するための2つのコネクタ48
9a,489bが実装されている。
【0174】また、背面から見て右側(正面から見て
左)のランプ収容室422aの裏面には、取付ボス49
6と位置決め突起496aが隣接して設けられ、その取
付ボス496と位置決め突起496aに対応するように
左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492に取付穴49
4と位置決め穴(詳細に描かれていない)が形成され、
それぞれを一致させてネジ497で螺着することによ
り、左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492を飾り枠
本体400に止着することができる。なお、左斜め下部
遊技効果ランプ中継基板492には、1つのランプを取
り付けるランプ取付穴493と、後述するランプ基板5
70aとランプ基板674とに接続するための2つのコ
ネクタ495a,495bが実装されている。
【0175】次に、前記操作部設置台440の表面を覆
う操作部カバー500の構成について説明する。操作部
カバー500は、図42に示すように、操作部設置台4
40の上面及び前面を覆うように直角状に合成樹脂によ
って一体成形されている。操作部カバー500の上面に
は、左から順に、位置決め凹部502を有する精算ボタ
ンユニット挿入穴501、位置決め凹部504を有する
1BETボタンユニット挿入穴503、位置決め凹部5
06を有するMAXBETボタンユニット挿入穴505
が開設され、右側にメダル投入口挿入穴507が開設さ
れている。メダル投入口挿入穴507の下部には、メダ
ル投入口部材529を固定するための固定用ネジ穴50
8が形成されている。また、操作部カバー500の後端
には、適宜間隔を置いて位置決め突起509が突設され
ている。この位置決め突起509は、遊技パネル350
の位置決め穴357(図33参照)に係合するものであ
る。ただし、中央の位置決め突起509は、操作部設置
台440の前記操作部カバー位置決め凹部446と係合
するようにもなっている。
【0176】一方、操作部カバー500の前面側には、
その中央に長方形状のストップボタンユニット挿入穴5
10が開設されている。ストップボタンユニット挿入穴
510の開口縁の上部と下部と側部に後述するストップ
ボタンユニット532の挿入された後端面を支持する上
部位置決め固定片511と下部位置決め固定片512と
側部位置決め固定片513とが後方に向かって突設され
ている。ストップボタンユニット挿入穴510の左側に
は、スタートレバー挿入穴514が開設され、ストップ
ボタンユニット挿入穴510の右側には、メダル詰り解
消ボタン挿入穴515が開設されている。なお、操作部
カバー500の裏面のキャンセルボタンユニット挿入穴
515の上下には、カバー位置決めボス516が突設さ
れ、このカバー位置決めボス516が前記取付用ボス4
54を形成している穴に挿入されて位置決めを行なうよ
うになっている。
【0177】上記のように構成される操作部カバー50
0は、カバー位置決めボス516を取付用ボス454の
穴に挿入し、中央の位置決め突起509を操作部カバー
位置決め凹部446に係合させることにより、操作部設
置台440に装着される。そして、装着された状態で図
43に示すように各種の操作部ユニットを装着する。こ
れら各種の操作部ユニットの装着方法について説明す
る。
【0178】精算ボタン522を有する精算ボタンユニ
ット520は、円柱状に形成され、その外周に弾性変形
し得る係止爪521が形成されている。このため、精算
ボタンユニット520を精算ボタンユニット挿入穴50
1の上方から挿入することにより、係止爪521が変形
した後操作部カバー500の裏面と係合して簡単に装着
し得る。同様に、1BETボタン525を有する1BE
Tボタンユニット523は、円柱状に形成され、その外
周に弾性変形し得る係止爪524が形成されている。こ
のため、1BETボタンユニット523を1BETボタ
ンユニット挿入穴503の上方から挿入することによ
り、係止爪524が変形した後操作部カバー500を間
に挟んで1BETボタン挿入切欠441の裏面と係合し
て簡単に装着し得る。さらに同様に、MAXBETボタ
ン528を有するMAXBETボタンユニット526
は、円柱状に形成され、その外周に弾性変形し得る係止
爪527が形成されている。このため、MAXBETボ
タンユニット526をMAXBETボタンユニット挿入
穴505の上方から挿入することにより、係止爪527
が変形した後操作部カバー500を間に挟んでMAXB
ETボタン挿入切欠442の裏面と係合して簡単に装着
し得る。
【0179】メダル投入口530が形成されるメダル投
入口部材529は、メダル投入口530をメダル投入口
挿入穴507に合わせて、操作部設置台440の裏面か
らネジ穴444及び固定用ネジ穴508にネジ531を
螺着することにより、固定することができる。
【0180】3つのストップボタン533,534,5
35を有するストップボタンユニット532は、ボック
ス状に形成され、その四隅に形成された取付ボス536
を前記取付ネジ穴451に当接してネジ537を裏面か
ら螺着することにより、飾り枠本体400に取り付けら
れる。このとき、ストップボタンユニット532のボッ
クス状の後面は、上部位置決め固定片511と下部位置
決め固定片512と側部位置決め固定片513に当接し
て正確に位置決め固定される。
【0181】スタートレバー539を有するスタートレ
バーユニット538は、スタートレバーユニット挿入穴
514の前方から挿入し、後方からナット540を螺着
することにより、スタートレバーユニット538とナッ
ト540とで操作部カバー500及びスタートレバー挿
入用開口452の周辺を挟持して取り付けられる。特に
スタートレバー539は、遊技者が上から下に向けて比
較的乱暴に操作する場合が多いので、他のボタン類と異
なり強固な取付構造が採用されている。
【0182】メダル詰まり解消ボタン542を有するキ
ャンセルボタンユニット541は、その一側辺の上下を
前記取付用ボス454に対応させてネジ543を螺着す
ることにより固定される。また、キャンセルボタンユニ
ット541の上辺に形成される固定用ネジ穴544を前
記メダル投入口部材529をネジ531で止着する際に
同時に止着することにより、キャンセルボタンユニット
541の上辺も固定される。この場合においても、メダ
ル詰まり解消ボタン542が乱暴に操作される場合が多
いので、他のボタン類と異なり強固な取付構造が採用さ
れている。
【0183】以上、前面飾り枠10の構成について説明
してきたが、飾り枠本体400に各種ランプカバー40
6,411,414,423,426,431、操作部
ユニット520,523,526,529,532,5
38,541、及びメダルセレクターユニット470が
取り付けられた前面飾り枠10は、飾り枠本体400の
下端部一側に後方に向かって突設される位置決め突起4
58を前面枠9の位置決め突起挿入穴385に掛け止め
ると共に、飾り枠本体400の上端両サイドに後方に向
かって突設形成される係止爪455を前面枠9の係止詰
め挿入穴368に挿入することにより仮り止め状態とな
る。そして、その仮り止め状態後に前面枠9の固定用ボ
ス挿入穴373,376,384に裏面側からネジ(図
示しない)を螺着することにより、固定用ボス挿入穴3
73,376,384と飾り枠本体400の固定用ボス
456とが当該ネジによって螺着される。これによって
前面飾り枠10を前面枠9の前面側に固定することがで
きる。
【0184】(3−3)ランプハウス 次に、前面枠9に取り付けられる部材として、前記ラン
プハウス設置部374a,374bに設置されるランプ
ハウス351a,351bの構成について図44乃至図
46を参照して説明する。図44は、ランプハウス35
1bの正面図・側面図・背面図・平面図・断面図等であ
り、図45は、ランプハウス351aとランプハウス設
置部374aとランプ基板559aとの関係を示す背面
側から見た斜視図であり、図46は、ランプとソケット
との関係を示す斜視図である。
【0185】ランプハウス351a,351bは、側方
から見たときに台形形状の直方体であり、その台形の長
辺側の面が開放して構成されている。また、内部を複数
の隔壁550によって複数の収容室に区画されており、
各収容室の後面側には円形のランプ挿入孔552が形成
されている。また、隔壁550の基部の側壁には、放熱
穴551が形成され、また、ランプハウス351a,3
51bの上下面にも放熱穴551が形成されている。な
お、正面から見て左側のランプハウス351aを上下逆
にすることにより正面から見て右側のランプハウス35
1bとして使用することができるものである。
【0186】ところで、ランプハウス351aを収容す
るランプハウス設置部374aには、図45に示すよう
に、該設置部374aの底面側にランプハウス351a
の後面側端部を裏面から支持するランプハウス係止部5
55が形成されている。このため、ランプハウス351
aを前方からランプハウス設置部374aに入れるだけ
でランプハウス351aがランプハウス設置部374a
に設置されることになる。もちろん、ランプハウス設置
部374aの内周形状は、ランプハウス351aの外周
形状とほぼ一致するようになっている。そして、ランプ
ハウス351aをランプハウス設置部374aに設置し
た状態で前記前面飾り枠10を前面枠9に装着すること
により、ランプハウス351aは、その前面を遊技パネ
ル350によって押え付けられる。もちろん、もう一方
のランプハウス351bについても全く同じである。
【0187】上記のように固定されるランプハウス35
1aに臨むランプが設けられるランプ基板559aにつ
いて、ここで簡単に説明しておく。なお、他のランプハ
ウス351bに臨むランプ基板559bの構造も全く同
じであるので、一方のランプ基板559aについて詳細
に説明する。
【0188】本実施形態におけるランプ基板559a
は、縦方向に長い長方形状に形成され、そのランプ基板
559aに6個のランプ562を挿入するためのソケッ
ト挿入穴563が開設されている。ソケット挿入穴56
3には、ランプ562を着脱自在に装着するソケット5
60,561が着脱自在に装着し得るようになっている
が、本実施形態の場合には、2種類のソケットがあり、
長さの長いロングソケット560にランプ562を装着
したものが一番上のソケット挿入穴563に装着され、
長さの短いショートソケット561にランプ562を装
着したものが二番目以降の5個のソケット挿入穴563
に装着されている。また、ランプ基板559aの上部に
は、止め穴564が穿設され、ランプ基板559aの下
端部にコネクタ566が実装されている。
【0189】上記のように構成されるランプ基板559
aを取り付ける構造について説明すると、前記ランプハ
ウス設置部374aの上部に形成されるランプ挿入空間
377aの裏面上部に係止爪556が後方に向かって突
設され、また、上部一側(遊技パネル側)に止め穴55
7が形成されている。また、ランプハウス設置部374
aの下部両側に挿入溝558が形成されている。しかし
て、ランプ基板559aの下端を挿入溝558に挿入
し、ランプ基板559aの上端を係止爪556に係止す
ることによりランプ基板559aをランプ挿入空間37
7a及びランプハウス設置部374aの後面に装着する
ことができる。そして、止め穴564と止め穴557と
を一致させてネジ565を螺着することによりランプ基
板559aが外れないように固定される。なお、ランプ
基板559の上端の2つの止め穴564のうち一方の止
め穴564だけを使用してネジ565で止着するが、止
め穴564を2つ形成するのは、左右の型抜きを同じに
して、左右のいずれに配置されても良いためである。他
のランプ基板(ランプ中継基板を含む)も同じである。
【0190】ところで、上記のようにランプ基板559
aをランプ挿入空間377a及びランプハウス設置部3
74aの後面に装着されたときには、最上部のロングソ
ケット560に装着されたランプ562がランプ挿入空
間377aに挿入されて第4ランプカバー423の後面
を照射することになり、下の5つのショートソケット5
61に装着されたランプ562は、賭けランプ部901
〜905の後面を照射することになる。この場合、第4
ランプカバー423が装着されるランプ挿入空間377
aは、奥行き幅が深いので、ロングソケット560にラ
ンプ562を装着してランプ562と第4ランプカバー
423とを接近させるようにし、ランプハウス設置部3
74aの奥行き幅は、比較的浅いので、ショートソケッ
ト561にランプ562を装着してランプ562と賭け
ランプ部901〜905とを接近させるようにしてい
る。
【0191】また、賭けランプ部901〜905は、1
乃至3の数字がいろいろな色彩で書かれているので、ラ
ンプハウス351aがない場合には、前面枠9を構成す
る合成樹脂の色が賭けランプ部901〜905に反映し
てしまうおそれがある。このため、本実施形態において
は、ランプハウス351aを構成する合成樹脂の色を白
色に近い色の合成樹脂で前面枠9と別体に構成して前面
枠9を構成する合成樹脂の色が反映しないようにすると
共にランプ562の反射率を高めるようにしている。遊
技ランプ部906〜910に対してもランプハウス35
1bが対応して設けられるが、この場合にも同様にラン
プハウス351bによって前面枠9を構成する合成樹脂
の色が遊技ランプ部906〜910に反映しないように
なっている。
【0192】なお、図45には、第5ランプカバー42
6によってその前面が覆われる2つの前記ランプ挿通穴
378aに挿入されるランプが装着される左側部遊技効
果ランプ中継基板570aも図示されているので、ここ
で簡単に説明する。なお、ランプ挿通穴378bに挿入
されるランプが装着される右側部遊技効果ランプ中継基
板570bの構造及び取付構造は、左側部遊技効果ラン
プ中継基板570aと全く同じである。
【0193】左側部遊技効果ランプ中継基板570aに
は、上下に2つのショートソケット561が取り付けら
れている。また、左側部遊技効果ランプ中継基板570
aには、後述する上部遊技効果ランプ中継基板652か
らの配線が接続されるコネクタ573aと、前記左斜め
下部遊技効果ランプ中継基板492への配線が接続され
るコネクタ574aが実装されている。更に、左側部遊
技効果ランプ中継基板570aには、その上部に止め穴
571が穿設されている。一方、2つの前記ランプ挿通
穴378aのうち、上部のランプ挿通穴378aの裏面
内側上部に止め穴568が形成され、下部のランプ挿通
穴378aの裏面側下部に挿入溝569が形成されてい
る。
【0194】しかして、左側部遊技効果ランプ中継基板
570aの下端を挿入溝569に挿入して上部の止め穴
568に止め穴571(一方の止め穴571を使用)を
一致させてネジ572で螺着することにより、左側部遊
技効果ランプ中継基板570aを第5ランプカバー42
6の後方に固定することができる。
【0195】(3−4)スピーカカバー及びランプカバ
ー 前記前面飾り枠10の上部左右の前面枠9に取り付けら
れるスピーカカバー352a,352b、及び前面飾り
枠10の下部左右の前面枠9に取り付けられるランプカ
バー353a,353bについて図47を参照して詳細
に説明する。図47は、スピーカカバー352aとラン
プカバー353a,353bの斜視図である。
【0196】スピーカカバー352aは、図47(a)
に示すように、合成樹脂によって三角形状に構成され、
その前面に多数の透音孔580が形成されると共に、そ
の裏面上下に取付ボス581が後方に向かって突設され
ている。しかして、取付ボス581をスピーカカバー取
付ボス挿入穴369に挿入して後方から図示しないネジ
で螺着することによりスピーカカバー352aを前面枠
9の所定の位置に取り付けることができる。他方のスピ
ーカカバー352bについては、詳細に図示していない
が上記スピーカカバー352aと全く同じ取付構造で取
り付けられる。ただし、他方のスピーカカバー352b
の形状は、図47(a)に示すスピーカカバー352a
と左右対称の形状を有するように成形されるものであ
る。
【0197】ランプカバー353a,353bのうち、
左側に取り付けられるランプカバー353aは、図47
(b)に示すように、三角形状に合成樹脂により成形さ
れ、その裏面の各頂点部分の内側に後方に向かって取付
ボス582が突設されている。しかして、取付ボス58
2を前記ランプカバー取付ボス挿入穴387に挿入して
裏面側から図示しないネジを螺着することにより、左側
ランプカバー353aを前面枠9に取り付けることがで
きる。
【0198】一方、右側に取り付けられるランプカバー
353bは、図47(c)に示すように、三角形状に合
成樹脂により成形され、その裏面の各頂点部分の内側に
後方に向かって取付ボス583が突設されている。ただ
し、三辺の垂直辺には、施錠用の鍵筒864を挿入する
ための鍵筒挿入切欠584が形成されている。しかし
て、取付ボス583を前記ランプカバー取付ボス挿入穴
387に挿入して裏面側から図示しないネジを螺着する
ことにより、右側ランプカバー353bを前面枠9に取
り付けることができる。
【0199】(3−5)タイトルパネル 前面飾り枠10の下方に取り付けられるタイトルパネル
11について図48を参照して説明する。図48は、タ
イトルパネル11の分解斜視図である。
【0200】タイトルパネル11は、タイトルパネル枠
590と、該タイトルパネル枠590に止着されるパネ
ル593とから構成される。タイトルパネル枠590
は、その前面にパネル593が臨む開口592が形成さ
れると共に、その四隅に係止爪591が後方に向かって
突設されている。一方、パネル593の周囲には、適宜
間隔を置いて取付片594が突設形成され、タイトルパ
ネル枠590の裏面に形成される取付部(図示しない)
に取付片594を一致せしめてネジ595を螺着するこ
とにより、パネル593をタイトルパネル枠591に固
定することができる。なお、パネル593の下部左右に
は、証紙596,597をその裏面から貼付して前面か
ら視認できるような透明な証紙窓598,599が形成
されている。
【0201】上記のように構成されるタイトルパネル1
1は、係止爪591をタイトルパネル係止爪挿入穴39
0に前方から挿入することにより前面枠9に着脱自在に
装着し得るものである。なお、タイトルパネル11によ
って被覆される蛍光灯355については、後に詳述す
る。
【0202】(3−6)メダル受皿 次に、前面枠9の最下部に取り付けられるメダル受皿1
2について図49を参照して説明する。図49は、メダ
ル受皿12の分解斜視図である。
【0203】メダル受皿12は、メダル貯留部600と
灰皿取付部601とが一体的に合成樹脂によって成形さ
れている。メダル貯留部600には、複数のメダル載置
板支持リブ602が平行状に立設され、そのメダル載置
板支持リブ602に金属製のメダル載置板605が載置
されるようになっている。
【0204】メダル載置板605は、1枚の金属板がL
字状に折曲されて一体的に形成され、その前端縁に突設
される一対の位置合せ係止突片610をメダル貯留部6
00の前方内側に形成される係合凹部604に係合させ
ることによりメダル貯留部600に位置決め支持されて
いる。また、メダル載置板605には、その垂直辺部に
メダル払出口606が開設されると共にその側方に多数
の透音孔607が穿設されている。メダル払出口606
は、前記メダル払出開口393に対応しており、透音孔
607は、前記スピーカ開口リブ394に対応してい
る。更にメダル載置板605の垂直辺部の左右両端に
は、載置板固定穴608が形成され、メダル払出口60
6の左右上部にネジ貫通穴609が形成されている。載
置板固定穴608は、前記止め穴398に対応するもの
であり、メダル載置板605を前面枠9に止着するもの
である。ただし、この止着部分は、前記タイトルパネル
11によって覆われるので前方から視認することはでき
ない。また、ネジ貫通穴609は、メダル返却払出シュ
ート663の下部を止着するためのネジを前方から貫通
させるものである。このため、このネジは、遊技者から
視認できてしまうため、イタズラや不正をされるおそれ
があるため、頭部にプラス溝やマイナス溝のないネジ6
66(図53参照)が使用され、後端部をナット667
(図53参照)で締着する構造となっている。
【0205】なお、メダル載置板605は、1枚の金属
板を直角状に折り曲げて形成されているため、その折り
曲げ部がR状となっている。このため、薄肉の円盤状の
メダルがメダル載置板605の垂直辺部に沿って立った
状態となっても、R状の折り曲げ部によってメダルが立
った状態からスベリを起こして水平辺部に載置した状態
となるので、メダルを受皿から取り出し易いと言う利点
がある。従来は、2枚の金属板で水平辺と垂直辺とが構
成されていたため、メダルが立ったままの状態を維持
し、取り出しにくいと言う欠点があったが、本実施形態
においては、このような欠点を解消したものである。
【0206】灰皿取付部601は、灰皿612が取り付
け得るように、凹状に形成され、その凹状の中心左右に
回転軸突起611が突設されている。この回転軸突起6
11に対して、灰皿612を本体と挟持板616とに分
割して構成し、本体の軸穴615と回転軸突起611と
を係合させた状態で挟持板616を下方から嵌め合せて
軸穴対応部617を回転軸突起611と当接させ、本体
のネジ穴621と挟持板616の取付ボス618とを対
応させてネジ619を螺着することにより、灰皿612
を回転軸突起611に対して回転自在に軸支するもので
ある。ただし、灰皿取付部601の底面に横方向に架け
渡される回転規制部622によって奥側方向に回転する
動作が規制され、手前側方向に回転する(吸殻を取り出
す方向の回転)動作は規制されない。なお、灰皿612
の内部には、火消し部613を段差状に形成したので、
吸殻の火消し処理が楽に行なえると共に、火消し部61
3と対向する位置にタバコ保持部614を形成したの
で、吸っている途中の煙草をタバコ保持部614と火消
し部613とに架け渡すことにより、他の吸殻が延焼す
るような事態を防止することができる。
【0207】メダル受皿12の両サイドには、係止爪6
20が後方に向かって突設されていると共に、後端面に
向かって複数の固定ボス603(図示では、中央の1つ
の固定ボス603しか示していないが、前面枠9の前記
受皿取付穴396に対応する固定ボスがある)が形成さ
れている。
【0208】上記のように構成されるメダル受皿12
は、前面枠9の受皿取付爪挿入穴395に係止爪620
を挿入することにより仮り止めでき、その仮り止め状態
において前面枠9の裏面から図示しないネジを受皿取付
穴396及び固定ボス603に螺着することにより、メ
ダル受皿12を前面枠9に固定することができる。
【0209】(3−7)蛍光灯及び反射板 前記タイトルパネル11によって覆われる蛍光灯355
及び反射板354について図50及び図51を参照して
説明する。図50は、蛍光灯と反射板の斜視図であり、
図51は、蛍光灯を止める蛍光灯押え部材の正面図・底
面図・背面図・平面図・側面図・断面図である。
【0210】前面枠9の反射板取付ボス388に取り付
けられる反射板354には、図50(b)に示すよう
に、反射板取付ボス388に対応する取付穴638aと
位置決め穴638bとが形成されると共に、その両端部
に電極部630が取り付けられている。電極部630に
は、蛍光灯355の電極ピン632を挿入するための挿
入溝631が形成され、電極ピン632を挿入溝631
に沿って挿入した後一方向に回転せしめることにより、
蛍光灯355を左右の電極部630に差し渡すことがで
きる。また、逆方向に回転して電極ピン632を挿入溝
631に沿って引き出すことにより蛍光灯355を取り
外すことができる。なお、反射板354の上部には、電
極部630に接続される配線を係止するための配線押え
片639が一体的に形成されている。
【0211】本実施形態においては、蛍光灯355を電
極部630に差し込んだ状態を保持するために電極部6
30に蛍光灯押え部材633を挿入固定することができ
るようになっている。蛍光灯押え部材633は、図51
に示すように、蛍光灯355を弾性的に挟持する一対の
挟持片634を有するようにコ字状に形成され、その挟
持片634のほぼ中間に挟持片634と平行状に挿入溝
631に挿入される挿入突片636が突設されている。
また、挟持片634には、電極部630の側面に当接す
る電極部当接片635が突設され、更に挿入突片636
と連続するように補強リブ637が内側裏面に形成され
ている。
【0212】上記のように構成される蛍光灯押え部材6
33を、挿入突片636を電極部630の挿入溝631
に挿入しながら挟持片634で蛍光灯355を挟持する
ように取り付けることにより、蛍光灯355を逆方向に
回転することができず、これがため、電極ピン632が
挿入溝631から外れることがなくなる。蛍光灯押え部
材633を取り付けておくことにより、特に強い衝撃が
負荷されたときや運搬時に蛍光灯355が電極部630
から自然に外れてしまうという事故を防止することがで
きる。
【0213】上記のように構成される反射板354は、
図33に示すように、取付穴638a及び位置決め穴6
38bと反射板取付ボス388a及び位置決め突起38
8bとをそれぞれ一致させてネジ647を螺着すること
により、前面枠9の前面に固定される。なお、反射板3
54は、ほぼ白色の塗料が塗られているので、前面枠9
を構成する合成樹脂の色をタイトルパネル11に反映す
ることを防止すると共に、蛍光灯355の光を効率的に
反射することができる。
【0214】なお、図50(a)には、説明パネル43
4の後面及びリール上部を照射する蛍光灯641及び反
射板640も示されているので、これについても簡単に
説明すると、反射板640には、電極部642と配線押
え片645と放熱穴648とが形成されている。また、
図示の実施形態の場合、蛍光灯641の電極ピン643
を電極部642に装着した後に、前記蛍光灯押え部材6
35と全く同じ構造の蛍光灯押え部材635が電極部6
42に装着されている。また、反射板640の下端部両
側には、取付穴644aと位置決め穴644bとが形成
されている。そして、上記のように構成される反射板6
40は、図53に示すように、前面枠9の裏面側から取
付穴644a及び位置決め穴644bと前記反射板取付
片371の取付穴372a及び位置決め突起372bと
を一致させてネジ646を螺着することにより、蛍光灯
641が蛍光灯開口362に臨むように取り付けられ
る。なお、この反射板640もほぼ白色の塗料が塗られ
ているので、前面枠9を構成する合成樹脂の色を説明パ
ネル434に反映することを防止すると共に、蛍光灯3
55の光を効率的に反射することができる。
【0215】(3−8)前面枠の背面構造 次に、前面枠9の背面構造について図52乃至図64を
参照して説明する。図52は、前面枠9に各種部品を取
り付けた前面扉2の背面図であり、図53は、前面枠9
と背面に取り付けられる部品との関係を示す斜視図であ
り、図54は、前面枠9を背面から見た斜視図であり、
図55は、背面に取り付けられる部品の斜視図であり、
図56は、同じく背面に取り付けられる部品の斜視図で
あり、図57は、背面に取り付けられる部品のうちメダ
ル返却払出シュート663の正面図・側面図・主用部品
断面図であり、図58は、メダル払出部分の作用を説明
するための断面図であり、図59は、前面枠9を補強す
るための板金の前面枠9への取付状態を示す斜視図であ
り、図60は、補強するための板金の斜視図であり、図
61は、同じく補強するための板金の斜視図であり、図
62は、前面扉2を開閉するための上部の多関節蝶番1
3aの固定構造を示す斜視図であり、図63は、前面扉
2を開閉するための下部の多関節蝶番13bの固定構造
を示す斜視図であり、図64は、主基板135と各ラン
プ中継基板との電気的な関係を説明するためのブロック
図である。
【0216】まず、図53を参照して、前面枠9の背面
に取り付けられる各種の部品について簡単に説明する。
前面枠9の裏面上部には、前記スピーカ穴370に対応
する位置に一対の上部スピーカ650a,650bがネ
ジ651によって取り付けられている。上部スピーカ6
50a,650bが取り付けられた状態では、それぞれ
のスピーカ650a,650b及びこれらを覆うスピー
カカバー352a,352bは、内側に向かって(遊技
者に向かって)取り付けられているので、効果音を遊技
者により明確に伝達することができる。
【0217】また、前記蛍光灯開口362の上部に上部
遊技効果ランプ中継基板652がネジ653によって取
り付けられている。上部遊技効果ランプ中継基板652
には、前記第1ランプカバー406、第2ランプカバー
411、及び第3ランプカバー414の後面を照射する
ランプ562がロングソケット560を介して取り付け
られると共に前記主基板135と接続される配線654
が設けられている。更に後に詳述するが、左右の側部遊
技効果ランプ中継基板570a,570bに接続される
配線が接続されるコネクタ671a,671bも実装さ
れている。
【0218】前記蛍光灯開口362の後面を覆うよう
に、前述した蛍光灯641が装着される反射板640が
ネジ646によって取り付けられる。
【0219】前記遊技パネル開口360の両サイドに賭
けランプ部901〜905及び遊技ランプ部906〜9
10の裏面を照射するランプが取り付けられるランプ基
板559a,559bがネジ565によって取り付けら
れ、その側方に第5ランプカバー426の後方を照射す
るランプが取り付けられる側部遊技効果ランプ中継基板
570a,570bがネジ572によって取り付けられ
ている。
【0220】前記遊技パネル開口360の下辺に沿って
メイン中継基板655がネジ656によって取り付けら
れている。このメイン中継基板655には、主基板13
5とスロットマシン1に設けられる一部を除く大部分の
電気部品とを中継する多数のコネクタが接続されてい
る。また、メイン中継基板655には、前記主基板13
5と接続される集中配線657がコネクタ接続されてい
る。
【0221】前面枠9のやや一側よりの下部に蛍光灯3
55,641用の2つのインバータ658,659がネ
ジ660によって取り付けられている。
【0222】前記インバータ658のやや上部にメダル
セレクターユニット470のメダル排出案内板483か
ら放出されたメダルをホッパーユニット16のホッパー
タンク181に導くメダル誘導樋661がネジ662に
よって取り付けられている。
【0223】メダルセレクターユニット470の背面か
ら前記メダル払出開口393に架けてメダル返却払出シ
ュート663がネジ665,666によって取り付けら
れている。メダル返却払出シュート663の下端内側に
は、金属製のメダル受板部材664が収容されてネジ6
66によって一体的に取り付けられている。なお、ネジ
666は、前述したようにメダル載置板605のネジ貫
通穴609から差し込まれてメダル受板部材664及び
メダル返却払出シュート663を共締めしてナット66
7で締着するものである。
【0224】前面枠9の前記スピーカ開口リブ394の
裏面には、下部スピーカ668がネジ669によって取
り付けられている。
【0225】また、前記ランプカバー353aの背面に
対応する位置に左側下部遊技効果ランプ基板674がネ
ジ675によって取り付けられ、ランプカバー353b
の背面に対応する位置に右側下部遊技効果ランプ基板6
76がネジ677によって取り付けられている。
【0226】以上で前面枠9の背面に取り付けられる各
部品の概略について説明したが、次に各部品の詳細を図
55乃至図58を参照して説明する。
【0227】図55(a)に上部遊技効果ランプ中継基
板652が示されている。上部遊技効果ランプ中継基板
652には、前記第1ランプカバー406を照射するラ
ンプが挿入される2つのランプ穴672aと、前記第2
ランプカバー411を照射するランプが挿入される左右
1つずつのランプ穴672bと、前記第3ランプカバー
414を照射するランプが挿入される左右2つずつのラ
ンプ穴672cが形成されている。上記各ランプ穴67
2a〜672c(正確には、ソケット挿入穴である)に
挿入されるランプは、いずれもロングソケット560に
装着されたランプ562である。また、上部遊技効果ラ
ンプ中継基板652の左右両端には、側部遊技効果ラン
プ中継基板570a,570bと接続するための中継コ
ネクタ671a,671bが実装されると共に、前記配
線654が接続されるコネクタ670も実装されてい
る。なお、コネクタ670に接続される配線654は、
主基板135の装飾ランプ用コネクタ穴121に臨むコ
ネクタ121a(図14参照)に接続されるものであ
る。更に、上部遊技効果ランプ中継基板652には、該
中継基板652を前面枠9の背面に止着するための止め
穴673が適宜間隔を置いて複数(4つ)穿設されてい
る。また、上部遊技効果ランプ中継基板652の上辺中
央には、飾り枠本体400を前面枠9に固定するための
前記固定用ボス419を逃げるための逃げ凹部678が
形成されている。なお、上部遊技効果ランプ中継基板6
52と主基板135及び他のランプ中継基板との電気的
な接続については後に詳述する。
【0228】図55(b)に示すように、ランプ基板5
59a(右側のランプ基板559bもその構造は、同
じ)には、前述したように、6個のランプを挿入するソ
ケット挿入穴563(ランプ穴563という場合があ
る)が形成されると共にその下端にコネクタ566が実
装され、その上端に止め穴564が穿設されている。6
つのランプ穴563のうち、最上部のランプ穴563a
には、ロングソケット560に装着されたランプ562
が挿入されるものであって前記第4ランプカバー423
の後面を照射するものである。その下方に位置する5つ
のランプ穴563b〜563fには、ショートソケット
561に装着されたランプ562が挿入されるものであ
って前記賭けランプ部901〜905の後面が照射され
るものである(ランプ基板559bに設けられる最上部
を除く5つのランプは前記遊技ランプ部906〜910
の後面が照射される)。また、ランプ基板559a,5
59bは、中継機能は有しておらず、メイン中継基板6
55を介して主基板135に接続されている。
【0229】図55(c)に示すように、側部遊技効果
ランプ中継基板570b(左側の側部遊技効果ランプ中
継基板570aもその構造は、同じ)には、前述したよ
うに、上下に2つのランプ穴720b(720a)が形
成され、そのランプ穴720bにショートソケット56
1に装着されたランプ562が挿入されるものであって
第5ランプカバー426の後面が照射されるものであ
る。側部遊技効果ランプ中継基板570b(570a)
には、前記上部遊技効果ランプ中継基板652の中継コ
ネクタ671b(671a)と配線を介して接続される
コネクタ573b(573a)と、前記右斜め下部遊技
効果ランプ中継基板485の一方のコネクタ489a
(左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492の一方のコ
ネクタ495a)と配線を介して接続されるコネクタ5
74b(574a)と、が実装されている。つまり、側
部遊技効果ランプ中継基板570b(570a)は、上
位に配線接続される主基板135と直列的に接続され且
つ下位に配線接続される斜め下部遊技効果ランプ中継基
板485(492)にも直列的に接続されている。
【0230】図55(d)に示すように、メイン中継基
板655は、その背面側に多数のコネクタが実装されて
いる。具体的には、主基板135と接続されるコネクタ
680が下部のほぼ中央に実装され、左右両端に左ラン
プ基板559aと接続されるコネクタ681と右ランプ
基板559bと接続されるコネクタ682とが実装さ
れ、主基板用コネクタ680の一側に精算ボタン用コネ
クタ683、1BETボタン用コネクタ684、スター
トレバー用コネクタ685、及びMAXBETボタン用
コネクタ686がそれぞれ実装され、主基板用コネクタ
680の他側にストップボタン用コネクタ687、セレ
クタ電磁石用コネクタ688、セレクタメダルセンサ用
コネクタ689、上部スピーカ用コネクタ690(左右
1つずつ)、背面スピーカ用コネクタ691、下部スピ
ーカ用コネクタ692、及び鍵部リセットスイッチ用コ
ネクタ693がそれぞれ実装されている。また、鍵部リ
セットスイッチ用コネクタ693の上部に上部スピーカ
650a,650bのボリュームを調整する上部スピー
カボリューム694(ステレオで高音の上中下の3段階
調整)と、下部・背面スピーカ668,142のボリュ
ームを調整する下部・背面スピーカボリューム695
(ステレオで低音の上中下の3段階調整)も設けられて
いる。一方、メイン中継基板655の前面側には、ペイ
アウト用表示器696(2桁)、ゲームカウント用表示
器697(3桁)、及びクレジット用表示器698(2
桁)が実装されている。
【0231】上記のように構成されるメイン中継基板6
55は、図54に示す遊技パネル開口360の下辺の背
面に沿って形成される取付ボス700にメイン中継基板
655に穿設される止め穴699を一致させてネジ65
6で螺着することにより、前面枠9の背面に固定され
る。
【0232】図56(a)に示されるインバータ658
(659)は、ボックス状の容器に集約して構成されて
おり、そのボックスの左右に取付穴731a及び位置決
め穴731bを有する取付片730が突設され、また、
ボックスの左右両側に電源線と接続されるコネクタ73
2と蛍光灯の電極部630に接続されるコネクタ733
とが臨んでいる。ボックスの側面には、多数の放熱穴7
34が形成されていると共にボックスを開放するための
取付ネジ735が設けられている。
【0233】上記のように構成されるインバータ658
(659)は、前面枠9の裏面に突設形成されるネジ穴
736(図54)と位置決め突起737(図54)に前
記取付穴731a及び位置決め穴731bをそれぞれ合
致させてネジ660を螺着することにより所定の位置に
固定される。そして、インバータ658,659を固定
した状態においては、図2に示すように前面扉2に設け
られるインバータ658,659と収容箱3に設けられ
る電源ボックス17とが共に前面扉2の軸支側に近い位
置に配置されているため、電源ボックス17とインバー
タ658,659とを接続する配線が短くて済むという
利点がある。
【0234】図56(b)に示されるように、メダル誘
導樋661は、誘導面740とその両端の誘導立面74
1とによって樋状に構成され、その上流側の誘導面74
0を下方に向けて折曲することにより取付辺面742を
構成している。取付辺面742の左右には、取付穴74
3a及び位置決め穴743bが穿設されている。しかし
て、このように形成されるメダル誘導樋661は、前面
枠9に形成されたネジ穴744(図54)と位置決め突
起745(図54)とを取付穴743a及び位置決め穴
743bにそれぞれ合致させてネジ662を螺着するこ
とにより、前面枠9背面の所定の位置に固定される。
【0235】図56(c)に示すように、左側下部遊技
効果ランプ基板674(右側下部遊技効果ランプ基板6
76も全く同じ構造)には、ランプ穴750a(基板6
76にはランプ穴750b)が形成されている。このラ
ンプ穴750a(750b)には、ショートソケット5
61に装着されたランプが挿入される。また、左側下部
遊技効果ランプ基板674(676)には、前記左斜め
下部遊技効果ランプ中継基板492の他方のコネクタ4
95b(右斜め下部遊技効果ランプ中継基板485の他
方のコネクタ489b)からの配線が接続されるコネク
タ751a(751b)が実装されている。更に、左側
下部遊技効果ランプ基板674(676)には、取付穴
752が形成されている。しかして、このように形成さ
れる左側下部遊技効果ランプ基板674(右側下部遊技
効果ランプ基板676)は、前面枠9に形成されるネジ
穴753(図54)に一方の取付穴752を一致させて
ネジ675(677)を螺着することにより、前面枠9
背面の所定の位置に固定される。
【0236】図56(d)に示すように、メダル受板部
材664は、前方の払出口対向開口761に向かって傾
斜する受面760が形成されると共に、払出口対向開口
761の両側に取付穴763を有する取付片762が突
設されている。このメダル受板部材664は、前述した
ように次に詳述するメダル返却払出シュート663の下
端部に重合的に配置されるものである。
【0237】メダル返却払出シュート663は、前記メ
ダルセレクターユニット470のメダル通路から返却さ
れる不正なメダルやメダル詰まりが解消されて落下する
メダルをメダル受皿12に返却すると共に、ホッパーユ
ニット16から払い出されるメダルをメダル受皿12に
払い出すために設けられるものである。しかして、メダ
ル返却払出シュート663は、図57(a)に示すよう
に、その上端が開放した返却口770として形成されて
いると共にその下端の出口771に前記メダル受板部材
664を重合状に設けるように前面側が開放した筒状に
形成されている。メダル返却払出シュート663の上部
一側及び中程他側には、取付穴772が形成され、ま
た、下部にも取付穴773が形成されている。更に、メ
ダル返却払出シュート663の出口771のやや上部に
メダル払出口対向開口775が斜めに開設されている。
メダル払出口対向開口775は、ホッパーユニット16
の前記メダル払出口190に対向するもので、前面扉2
を閉じた状態においては、ホッパーユニット16のメダ
ル払出口190から払い出されるメダルをメダル払出口
対向開口775に受け入れてメダル受皿12に導くもの
である。
【0238】ところで、メダル払出口190から払い出
されるメダルは、勢い良く払い出されるので、メダル払
出口対向開口775の内側には、衝撃吸収ゴム777が
取り付けられるようになっている。即ち、メダル払出口
対向開口775の内側には、図57(d)に示すよう
に、メダル払出口対向開口775に対してほぼ45度の
角度で下流側に傾斜するゴム取付部776が一体的に形
成され、このゴム取付部776に三角形状の衝撃吸収ゴ
ム777を取り付ける。取り付けるには、衝撃吸収ゴム
777の側面に形成される係合溝779をゴム取付部7
76に係合させ、その衝突面778がゴム取付部776
と同一傾斜方向となるように取り付ける。しかして、衝
撃吸収ゴム777を取り付けた状態においては、図58
に示すように、メダル払出口対向開口775から飛入し
たメダルMは、開口775に対してほぼ45度の角度傾
斜している衝突面778に衝突してメダル返却払出シュ
ート663の下流側(前記メダル受板部材664)に向
けて誘導されるようになっている。なお、衝撃吸収ゴム
777は、メダルの勢いを吸収すると共に、衝突時の音
も小さくするようになっている。
【0239】上記したメダル返却払出シュート663
は、前面枠9の裏面に形成される取付ネジ穴774a
(図54)及び位置決め穴774bに取付穴772及び
位置決め突起780を一致させてネジ665を螺着し、
且つメダル載置板605のネジ貫通穴609とメダル受
板部材664の取付穴763とメダル返却払出シュート
663の取付穴773とを一致させて前方からネジ66
6を挿入してナット667を締着することにより、メダ
ル返却払出シュート663を前面枠9背面の所定の位置
に固定することができる。
【0240】上記したように、前面枠9の背面に各種の
部品を取付た後に前面枠9を補強する板金が取り付けら
れる。この板金について図59乃至図63を参照して説
明する。
【0241】図59に示すように、前面枠9の上部に
は、横方向に上部枠板金800が取り付けられ、前記遊
技パネル開口360と操作部開口363とを区切る横桟
の後面に操作部板金801が取り付けられ、前面枠の下
部に下部枠板金802が取り付けられている。また、前
面枠9の左側(正面から見て左)には、左側部枠板金8
03が取り付けられ、前面枠9の右側には、右側部錠板
金804が取り付けられている。そして、上部枠板金8
00と左側部枠板金803と右側部錠板金804とは、
相互に連結され、また、下部枠板金802と左側部枠板
金803と右側部錠板金804とは、相互に連結されて
いる。なお、右側部錠板金804に関連してその中程に
リセットセンサ装置805が取り付けられている。
【0242】上部枠板金800は、図60に示すよう
に、L字状に折曲された長尺な金属板で構成され、その
垂直辺部に適宜間隔を置いて複数の取付穴810と位置
決め穴811が形成され、ほぼ中央に逃げ凹部812が
形成されている。上記のように構成される上部枠板金8
00は、前面枠9の上部背面に形成される取付ネジ穴8
13及び位置決め突起814(共に図54)を前記取付
穴810と位置決め穴811とに合致せしめてネジ81
5(図59)を螺着することにより、前面枠9裏面上部
に固定される。ただし、両端の取付穴810にネジ81
5を螺着する際には、左側部枠板金803及び右側部錠
板金804の上端も共締めされるようになっている。な
お、前記逃げ凹部812は、飾り枠本体400を前面枠
9に固定するための前記固定用ボス419に対応するも
のである。
【0243】操作部板金801は、図60に示すよう
に、L字状に折曲された長尺な金属板で構成され、その
垂直辺部に適宜間隔を置いて複数の取付穴820と位置
決め穴821が形成されている。上記のように構成され
る操作部板金801は、前面枠9に形成される位置決め
突起822(図54)及び固定用ボス挿入穴384に前
記位置決め穴821及び取付穴820をそれぞれ合致せ
しめてネジ823を螺着することにより、前面枠9裏面
中程に固定される。そして、操作部板金801は、遊技
者が操作する操作部を裏面から支持する箇所を補強する
機能を有するものである。即ち、操作部は、ゲーム中に
おいて常に遊技者が操作するものであり、その部分には
常に外力が負荷されることになる。このような負荷のか
かる箇所を金属製の操作部板金801で補強することに
より、長期間に亘って十分な強度を保持することができ
るものである。
【0244】下部枠板金802は、図60に示すよう
に、階段状に折曲された長尺な金属板で構成され、その
後部垂直辺部に取付穴830が適宜間隔を置いて複数形
成され、その前方段差部の垂直辺部に取付穴831と位
置決め穴832とが適宜間隔を置いて複数形成されてい
る。また、後部垂直辺部には、下部スピーカ668の取
り付けに邪魔とならないようにスピーカ用逃げ切欠83
7が形成され、前方段差部には、前面扉2を閉じたとき
にホッパーユニット16の支持台187の前端部が侵入
するホッパー支持台侵入穴836が形成されている。こ
のように構成される下部枠板金802は、前面枠9に形
成された取付ネジ穴833と取付ネジ穴834と位置決
め突起835(共に図54)を前記取付穴830と取付
穴831と位置決め穴832にそれぞれ合わせてネジ8
38(図59)を螺着することにより、前面枠9下部に
固定することができる。ただし、両端の取付穴831に
ネジ838を螺着する際には、左側部枠板金803及び
右側部錠板金804の下端も共締めされるようになって
いる。
【0245】左側部枠板金803は、図61に示すよう
に、縦方向に長い金属板によって構成されており、その
上下2ヵ所に多関節蝶番13a,13bの先端部を固定
するための上部掛止金具844と下部掛止金具846と
が溶接によって取り付けられている。上部掛止金具84
4と下部掛止金具846の周囲には、多関節蝶番13
a,13bの先端部を止着するための蝶番取付穴847
と、多関節蝶番13a,13bの位置決めを行なう位置
決め穴848と、右側部枠板金803を前面枠9に取り
付けるための取付穴840とが形成されている。この取
付穴840は、上部掛止金具844と下部掛止金具84
6の周囲だけではなく、左側部枠板金803の縦方向に
沿って適宜間隔を置いて複数個形成されている。また、
左側部枠板金803の上下2ヵ所には、位置決め穴84
1も穿設されている。一方、前面枠9には、取付穴84
0に対応する位置に取付ボスが突設され、その取付ボス
に取付ネジ穴842(図54)が形成されていると共
に、位置決め穴841に対応する位置に位置決め突起8
43も突設されている。しかして、位置決め突起843
に位置決め穴841を合致せしめると共に取付ネジ穴8
42に取付穴840を一致させてネジ850を螺着する
ことにより、左側部枠板金803を前面枠9に固定する
ことができる。
【0246】なお、左側部枠板金803には、縦方向の
一部が内側に折り曲げられて配線押え片849とされ、
左側部枠板金803を前面枠9に固定したときに、その
板金803の裏側に前記上部遊技効果ランプ中継基板6
52やメイン中継基板655に接続される配線を敷設で
きるようにしている。更に、左側枠板金803の下端前
面には、メダル受皿12の前記係止爪620が係止貫通
する係止爪貫通穴851が形成されている。
【0247】ところで、上部の多関節蝶番13aを取り
付ける上部掛止金具844と下部の多関節蝶番13bを
取り付けるための下部掛止金具846とは、図61に示
すように、上部掛止金具844に外れ防止切欠845が
あるのに対し、下部掛止金具846にそのような切欠が
ない点でその構造が異なる。そこで、図62及び図63
を参照して多関節蝶番13a,13bの左側部枠板金8
03への固定構造について詳細に説明する。
【0248】多関節蝶番13a,13bを左側部枠板金
803に取り付けるためには、多関節蝶番13a,13
bの先端を構成する取付部材890の取付片891の取
付穴892を蝶番取付穴847に一致させてネジ893
で螺着する必要があるが、重い前面扉2を持ち上げて上
下の取付部材890を同時に蝶番取付穴847に対応さ
せておくことは困難な作業を伴うものである。そこで、
上方の多関節蝶番13aに対応する上部掛止金具844
の下端幅を取付部材890の左右の取付片891の間隔
よりも大きくする一方、外れ防止切欠845部分の下端
幅を左右の取付片891の間隔よりもやや小さくして、
取付片891が下方からのみ挿入し得るようにした。逆
を言えば、L字状に形成される上部掛止金具844の水
平の支持部844aが左右の取付片891の間から多関
節蝶番13aの取付部材890に載置するようにしたも
のである。一方、下部の多関節蝶番13bに対応する下
部掛止金具846の下端幅を取付部材890の左右の取
付片891の間隔よりやや小さく形成した。この下部掛
止金具846においても、L字状に形成される上部掛止
金具846の水平の支持部846aが左右の取付片89
1の間から多関節蝶番13aの取付部材890に載置す
るようにしたものである。
【0249】上記のように構成される構造において、上
部の多関節蝶番13aの取付部材890の取付片891
を下方から上部掛止金具844の外れ防止切欠845部
分の下端幅の支持部844aに当接するまで挿入し、そ
の状態で下部の多関節蝶番13bの取付部材890の取
付片891を下部掛止金具846の下端幅の支持部84
6aに当接するように挿入して、位置決め突起(図示し
ないが取付部材890の前面に突設されている)を位置
決め穴848に挿入する。その状態では、上部掛止金具
844の支持部844aと上部の多関節蝶番13aの取
付片891が係合した状態となっているので、上部の押
えを離しても前面扉2が離れることはなく、上下の支持
部844a,846aがそれぞれの取付部材890に載
置した状態(仮止め状態)となっている。したがって、
前面扉2の下部を押えた状態で、蝶番取付穴847と取
付穴892とを一致させてネジ893を螺着することに
より、多関節蝶番13a,13bと左側部枠板金803
とを連結することができる。そして、この作業は、一人
でも簡単に行なうことができる。
【0250】なお、多関節蝶番13a,13bが取り付
けられる左側部枠板金803の部分には、特に多くの取
付穴840が形成されるが、これは荷重のかかる部分の
連結を強化するためである。また、図61において上部
掛止金具844及び下部掛止金具846に形成される取
付穴840aにもネジ850は、螺着されるものであ
る。
【0251】右側部錠板金804は、図61に示すよう
に、縦方向に長い金属板によって断面コ字状に構成され
ており、その中程よりやや下方に鍵筒864が固着され
ている。また、断面コ字状の一辺が高さの高い防犯突片
860となっており、その防犯突片860の上下に収容
箱3側に設けられる前記係合突片56a,56bと係合
する係合片861a,861bが軸支されている。上下
の係合片861a,861bの後端は、防犯突片860
に沿って上下に摺動する連結板862によって連結され
ている。連結板862は、スプリング863によって常
に下方に向かって付勢されている。なお、係合片861
a,861bの先端は内側に折れ曲がっている。
【0252】ところで、前記鍵筒864の後端部には、
図示しない鍵を鍵筒864に挿入して回転したときに回
転するカム865が固着されており、このカム865の
外周から突設される解除突片866と前記連結板862
とが係合するようになっている。また、カム865に
は、センサ突片867もその外周から突設され、そのセ
ンサ突片が防犯突片860の反対側で摺動自在に設けら
れる遮蔽片871と係合するようになっている。
【0253】右側部錠板金804には、上記した構成以
外に、右側部錠板金804を前面枠9にネジ874(図
59)で取り付けるための取付穴868及び位置決め穴
875が複数個穿設され、その下端部にスライダー取付
ネジ870で止着されるスライダー869が固着されて
いる。このスライダー869の先端もやや内側に折れ曲
がっており、前面扉2の開閉をスムーズに行なうことが
できるようになっている。また、前記カム865の近傍
には、リセットセンサ装置805を構成するリセット基
板882を支持する取付台880をネジ873(図5
9)で止着するためのセンサ装置取付穴872が形成さ
れている。また、カム865の上下には、ネジ貫通穴8
76が開設されている。このネジ貫通穴876は、前記
ランプカバー353bの上下の取付ボス583の後端が
臨むものであり、右側部錠板金804を外さなくてもラ
ンプカバー353bの取付が行なえるようにしている。
更に、右側部錠板金804の下端前面には、メダル受皿
12の前記係止爪620が係止貫通する係止爪貫通穴8
77が形成されている。
【0254】リセットセンサ装置805は、フォトセン
サ883が実装されるリセット基板882と、該リセッ
ト基板882を取付ネジ885によって支持固定する取
付台880とから構成されている。また、リセット基板
882には、コネクタ884も実装され、このコネクタ
884に接続される配線が前記メイン中継基板655の
コネクタ693に接続される。そして、取付台880を
センサ取付穴872に取り付けたときに、リセット基板
882に実装されるフォトセンサ883が遮蔽片871
の摺動動作を検出し得る位置になるように固定される。
【0255】上記のように構成される右側部錠板金80
4においては、鍵筒864に図示しない鍵を差し込んで
一方向に回動することにより、解除突片866と連結板
862とが係合して連結板862をスプリング863の
付勢力に抗して摺動せしめて係合片861a,861b
を回動し、それによって係合片861a,861bと係
合突片56a,56bと係合を解除して前面扉2を開放
することができる。一方、鍵筒864に図示しない鍵を
差し込んで他方向に回動することにより、センサ突片8
67と遮断片871を図示しないスプリングの付勢力に
抗して摺動して遮蔽片871の先端がフォトセンサ88
3によって検出される。フォトセンサ883の検出信号
が出力されると、スロットマシン1がリセットされる。
なお、このフォトセンサ883は、ビッグボーナスゲー
ムのリセット時やホッパーエラー時等にONされる。ま
た、この操作は、前面扉2を開放して電源ボックス17
に設けられるリセットスイッチ164をONする操作の
代わりに行うものであり、わざわざ前面扉2を開放しな
くてもリセットできる点で有利である。
【0256】(3−9)遊技効果ランプ基板の電気的接
続構造 ところで、本実施形態においては、リール200a〜2
00c(可変表示装置)の周囲に沿って配置されるラン
プ基板の電気的な接続構造に従来にない特徴的な接続構
造を採用している。そこで具体的な接続構造について図
64を参照して説明する。
【0257】主基板135によって装飾的な表示動作が
行なわれるのは、前記第1ランプカバー406によって
被覆されるランプ(以下、このランプを上部ランプAと
いう)と、左右の第2ランプカバー411によって被覆
されるランプ(以下、このランプを上部ランプBとい
う)と、左右の第3ランプカバー414によって被覆さ
れるランプ(以下、このランプを上部ランプCという)
と、左右の第5ランプカバー426によって被覆される
ランプ(以下、このランプカバーによって被覆されるラ
ンプのうち、上部のランプをサイドランプB上といい、
下部のランプをサイドランプB下という)と、左右の第
6ランプカバー431によって被覆されるランプ(以
下、このランプをサイドランプCという)と、左右のラ
ンプカバー353a,353bによって被覆されるラン
プ(以下、このランプをサイドランプDという)と、で
ある。
【0258】第4ランプカバー423によって覆われる
ランプは、賭けランプ部901〜905及び遊技ランプ
部906〜910のランプと同様に所定の遊技結果を報
知する(この場合には、メダルの払出報知及びビッグボ
ーナスゲーム時に一時的な報知)するものであり、特に
装飾性を強調した表示動作を行なうものではないので、
本実施形態の特徴的な接続構造から外されている。
【0259】図64において、主基板135と上部遊技
効果ランプ中継基板652と左側部遊技効果ランプ中継
基板570aと左斜め下部遊技効果ランプ中継基板49
2と左側下部遊技効果ランプ基板674とは、電気的に
直列に配線接続され、主基板135と上部遊技効果ラン
プ中継基板652と右側部遊技効果ランプ中継基板57
0bと右斜め下部遊技効果ランプ中継基板485と右側
下部遊技効果ランプ基板676とは、電気的に直列に配
線接続されている。
【0260】そして、主基板135と上部遊技効果ラン
プ中継基板652との間は、上部遊技効果ランプ中継基
板652に設けられる上部ランプA、上部ランプB、左
上部ランプC、右上部ランプCを制御する信号線と、上
部遊技効果ランプ中継基板652に下位接続される左右
側部遊技効果ランプ中継基板570a,570bと左右
斜め下部遊技効果ランプ中継基板492,485と左右
側下部遊技効果ランプ基板674,676に設けられる
サイドランプB上、サイドランプB下、サイドランプ
C、サイドランプDを制御する信号線と、各基板65
2,570a,570b,492,485,674,6
76に設けられるランプの複数の電圧線と、からなる配
線で接続されている。つまり、上部遊技効果ランプ中継
基板652には、上部遊技効果ランプ中継基板652に
設けられる上部ランプA、上部ランプB、左上部ランプ
C、右上部ランプCを制御する信号線と、下位接続され
る左右側部遊技効果ランプ中継基板570a,570b
と左右斜め下部遊技効果ランプ中継基板492,485
と左右側下部遊技効果ランプ基板674,676に設け
られるサイドランプB上、サイドランプB下、サイドラ
ンプC、サイドランプDを制御する信号線とが形成され
ていることになる。
【0261】また、上部遊技効果ランプ中継基板652
と左側部遊技効果ランプ中継基板570aとの間は、左
側部遊技効果ランプ中継基板570aに設けられるサイ
ドランプB上左とサイドランプB下左を制御する信号線
と、該左側部遊技効果ランプ中継基板570aに下位接
続される左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492と左
側下部遊技効果ランプ基板674に設けられるサイドラ
ンプC左、サイドランプD左を制御する信号線と、各基
板570a,492,674に設けられるランプの複数
の電圧線と、からなる配線で接続されている。つまり、
左側部遊技効果ランプ中継基板570aには、左側部遊
技効果ランプ中継基板570aに設けられるサイドラン
プB上左とサイドランプB下左を制御する信号線と、下
位接続される左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492
と左側下部遊技効果ランプ基板674に設けられるサイ
ドランプC左、サイドランプD左を制御する信号線とが
形成されていることになる。
【0262】また、左側部遊技効果ランプ中継基板57
0aと左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492との間
は、左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492に設けら
れるサイドランプC左を制御する信号線と、該左斜め下
部遊技効果ランプ中継基板492に下位接続される左側
下部遊技効果ランプ基板674に設けられるサイドラン
プD左を制御する信号線と、各基板492,674に設
けられるランプの電圧線と、からなる配線で接続されて
いる。つまり、左斜め下部遊技効果ランプ中継基板49
2には、左斜め下部遊技効果ランプ中継基板492に設
けられるサイドランプC左を制御する信号線と、下位接
続される左側下部遊技効果ランプ基板674に設けられ
るサイドランプD左を制御する信号線とが形成されてい
ることになる。
【0263】更に、左斜め下部遊技効果ランプ中継基板
492と左側下部遊技効果ランプ基板674との間は、
左側下部遊技効果ランプ基板674に設けられるサイド
ランプD左を制御する信号線と、基板674に設けられ
るランプの電圧線と、からなる配線で接続されている。
つまり、左側下部遊技効果ランプ基板674には、下位
接続する基板がないので、左側下部遊技効果ランプ基板
674に設けられるサイドランプD左を制御する信号線
が設けられるだけである。
【0264】右側部の上部遊技効果ランプ中継基板65
2と右側部遊技効果ランプ中継基板570bと右斜め下
部遊技効果ランプ中継基板485と右側下部遊技効果ラ
ンプ基板676の相互の関係は、上記の左側部の各ラン
プ基板相互の関係と全く同じであるので、詳細な説明は
省略する。
【0265】以上、実施形態に係るスロットマシンにつ
いて詳細に説明してきたが、リールユニット15(可変
表示装置)を制御する主基板135(遊技制御回路基
板)を内蔵する主基板ボックス14(基板ボックス)が
収容箱3の内部に収容配置されるスロットマシン1にお
いて、前記主基板ボックス14(基板ボックス)を前記
収容箱3の内部に横長の状態で取り付けると共に、主基
板ボックス14(基板ボックス)の左右両側に前記主基
板135(遊技制御回路基板)の接続対象となる複数の
電気的部品からの配線がそれぞれ接続される複数のコネ
クタ119a,120a,121a(接続手段)を配置
したことを特徴とするものである。このように構成する
ことにより、電気的部品と主基板135(遊技制御回路
基板)とを接続する配線が収容箱3内部の左右両側に整
理されるので、配線の敷設状況の複雑化を防止すること
ができると共に配線の接続を容易に行なうことができ
る。
【0266】また、本実施形態においては、前記主基板
ボックス14(基板ボックス)は、前記収容箱3の内部
横幅寸法とほぼ同じ横方向寸法を有するように形成され
ていることを特徴とする。このように構成することによ
り、主基板ボックス14(基板ボックス)に内蔵される
主基板135(遊技制御回路基板)の電子部品の実装面
を大きくすることができるという利点がある。なお、上
記した実施形態においては、可変表示装置として機械的
なリールユニット15を示したが、液晶やCRT等の電
気的な可変表示装置であっても良い。
【0267】また、本実施形態においては、前記主基板
ボックス14(基板ボックス)は、前記収容箱3を構成
する背板8に取り付けられていることを特徴とする。こ
のように構成することにより、主基板ボックス14(基
板ボックス)を単独で収容箱3から脱着したり交換した
りすることができるだけでなく、他の装置や機構も主基
板ボックス14(基板ボックス)に影響されることなく
脱着や交換を行なうことができる。
【0268】また、本実施形態においては、前記スロッ
トマシン1には、前記収容箱3の前面に、前記リールユ
ニット15の駆動を開始させたり停止させたりする操作
系電気的部品(精算ボタンユニット520、1BETボ
タンユニット523、MAXBETボタンユニット52
6、ストップボタンユニット532、スタートレバーユ
ニット538等)を備えた前面扉2が開閉自在に設けら
れ、該前面扉2の軸支側に前記操作系電気的部品からの
配線を敷設すると共にその敷設した配線を前面扉2の軸
支側寄りに配置される前記複数のコネクタ119a,1
20a,121a(接続手段)のうち1つのコネクタ1
20a(接続手段)に接続したこと特徴とする。このよ
うに構成されていることにより、前面扉2の開閉をスム
ーズに行なうために前面扉2の軸支側に敷設される操作
系電気的部品の配線が軸支側寄りに配置されるコネクタ
120a(接続手段)に接続されるので、操作系電気的
部品と主基板135(遊技制御回路基板)とを結ぶ配線
を極力短くすることができる。
【0269】また、本実施形態においては、前記前面扉
2は、スロットマシン1の前面を装飾したり所定の遊技
状態を表示したりする遊技ランプ系電気的部品(ランプ
562)を備え、該前面扉2の軸支側に前記遊技ランプ
系電気的部品からの配線を敷設すると共にその敷設した
配線を前面扉2の軸支側寄りに配置される前記複数のコ
ネクタ119a,120a,121a(接続手段)のう
ち1つのコネクタ121a(接続手段)に接続したこと
特徴とする。このように構成することにより、前面扉2
の開閉をスムーズに行なうために前面扉2の軸支側に敷
設されるランプ系電気的部品の配線が軸支側寄りに配置
されるコネクタ121a(接続手段)に接続されるの
で、ランプ系電気的部品と主基板135(遊技制御回路
基板)とを結ぶ配線を極力短くすることができる。
【0270】また、本実施形態においては、前記スロッ
トマシン1には、前記収容箱3の内部であって前記前面
扉2の軸支寄りに該スロットマシン1に電源を供給する
電源ボックス17(電源供給手段)が設けられ、該電源
ボックス17(電源供給手段)からの配線を前面扉2の
軸支側寄りに配置される前記複数のコネクタ119a,
120a,121a(接続手段)のうち1つのコネクタ
119a(接続手段)に接続したこと特徴とする。この
ように構成されていることにより、前面扉2の軸支側に
設けられる電源ボックス17(電源供給手段)の配線が
軸支側寄りに配置されるコネクタ119a(接続手段)
に接続されるので、電源ボックス17(電源供給手段)
と主基板135(遊技制御回路基板)とを結ぶ配線を極
力短くすることができる。
【0271】更に、本実施形態においては、前記コネク
タ119a,120a,121a(接続手段)は、コネ
クタであることを特徴とする。このように構成されてい
ることにより、主基板135(遊技制御回路基板)と電
気的部品の配線の接続作業を簡単に行なうことができ
る。
【0272】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明においては、可変表示装置を制
御する遊技制御回路基板を内蔵する基板ボックスが収容
箱の内部に収容配置されるスロットマシンにおいて、前
記基板ボックスを前記収容箱の内部に横長の状態で取り
付けると共に、基板ボックスの左右両側に前記遊技制御
回路基板の接続対象となる複数の電気的部品からの配線
がそれぞれ接続される複数の接続手段を配置したことを
特徴とするものである。このように構成することによ
り、電気的部品と遊技制御回路基板とを接続する配線が
収容箱内部の左右両側に整理されるので、配線の敷設状
況の複雑化を防止することができると共に配線の接続を
容易に行なうことができる。
【0273】また、請求項2に係る発明においては、前
記基板ボックスは、前記収容箱の内部横幅寸法とほぼ同
じ横方向寸法を有するように形成されていることを特徴
とする。このように構成することにより、基板ボックス
に内蔵される遊技制御回路基板の電子部品の実装面を大
きくすることができるという利点がある。
【0274】また、請求項3に係る発明においては、前
記基板ボックスは、前記収容箱を構成する背板に取り付
けられていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、基板ボックスを単独で収容箱から脱着したり
交換したりすることができるだけでなく、他の装置や機
構も基板ボックスに影響されることなく脱着や交換を行
なうことができる。
【0275】また、請求項4に係る発明においては、前
記スロットマシンには、前記収容箱の前面に、前記リー
ルユニットの駆動を開始させたり停止させたりする操作
系電気的部品を備えた前面扉が開閉自在に設けられ、該
前面扉の軸支側に前記操作系電気的部品からの配線を敷
設すると共にその敷設した配線を前面扉の軸支側寄りに
配置される前記複数の接続手段のうち1つの接続手段に
接続したこと特徴とする。このように構成されているこ
とにより、前面扉の開閉をスムーズに行なうために前面
扉の軸支側に敷設される操作系電気的部品の配線が軸支
側寄りに配置される接続手段に接続されるので、操作系
電気的部品と遊技制御回路基板とを結ぶ配線を極力短く
することができる。
【0276】また、請求項5に係る発明においては、前
記前面扉は、スロットマシンの前面を装飾したり所定の
遊技状態を表示したりする遊技ランプ系電気的部品を備
え、該前面扉の軸支側に前記遊技ランプ系電気的部品か
らの配線を敷設すると共にその敷設した配線を前面扉の
軸支側寄りに配置される前記複数の接続手段のうち1つ
の接続手段に接続したこと特徴とする。このように構成
することにより、前面扉の開閉をスムーズに行なうため
に前面扉の軸支側に敷設されるランプ系電気的部品の配
線が軸支側寄りに配置される接続手段に接続されるの
で、ランプ系電気的部品と遊技制御回路基板とを結ぶ配
線を極力短くすることができる。
【0277】また、請求項6に係る発明においては、前
記スロットマシンには、前記収容箱の内部であって前記
前面扉の軸支寄りに該スロットマシンに電源を供給する
電源供給手段が設けられ、該電源供給手段からの配線を
前面扉の軸支側寄りに配置される前記複数の接続手段の
うち1つの接続手段に接続したこと特徴とする。このよ
うに構成されていることにより、前面扉の軸支側に設け
られる電源供給手段の配線が軸支側寄りに配置される接
続手段に接続されるので、電源供給手段と遊技制御回路
基板とを結ぶ配線を極力短くすることができる。
【0278】更に、請求項7に係る発明においては、前
記接続手段は、コネクタであることを特徴とする。この
ように構成されていることにより、遊技制御回路基板と
電気的部品の配線の接続作業を簡単に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの正面から見た斜視図である。
【図2】前面扉を開放した状態のスロットマシンの斜視
図である。
【図3】スロットマシンの正面図である。
【図4】スロットマシンの背面図である。
【図5】スロットマシンの右側面図である。
【図6】(a)がスロットマシン1の平面図であり、
(b)がスロットマシン1の底面図である。
【図7】リールユニットやホッパーユニットを組み込ん
だ状態の収容箱の正面図である。
【図8】収容箱の正面図である。
【図9】図8のA視断面図である。
【図10】図8のB視断面図である。
【図11】収容箱の内側に取り付けられる各種の補強用
部材と収容箱との関係を示す分解斜視図である。
【図12】補強用部材としての上部枠板、左側部枠板、
右側部枠板の斜視図である。
【図13】補強用部材としてのリールユニット支持枠
板、底部枠板の斜視図である。
【図14】主基板ボックスと基板取付部材との関係を示
す斜視図である。
【図15】基板取付部材と主基板ボックスとの係合状態
を示す斜視図である。
【図16】主基板ボックスの一方の構成部材であるボッ
クス主体の正面図と側面図と各種断面図である。
【図17】主基板ボックスの他方の構成部材である蓋部
材の正面図と側面図である。
【図18】蓋部材の各種断面図である。
【図19】収容箱に最初に装着される部品と収容箱との
関係を示す斜視図である。
【図20】収容箱に次に装着される部品と収容箱との関
係を示す斜視図である。
【図21】電源ボックスの斜視図である。
【図22】オーバーフロータンクの正面図・平面図・側
面図・一部断面図である。
【図23】リールユニットの斜視図である。
【図24】ホッパーユニット及びオーバーフロータンク
を収容箱に収容した状態での斜視図である。
【図25】ホッパーユニットの斜視図である。
【図26】ホッパーユニットに取り付けられる払出メダ
ル計数センサの取付構造を示す側面図と斜視図である。
【図27】1つのリール駆動ユニットの左側から見た分
解斜視図である。
【図28】1つのリール駆動ユニットの右側から見た分
解斜視図である。
【図29】リールの分解斜視図である。
【図30】リールテープとリールテープ保持主枠の組付
構造の拡大斜視図である。
【図31】リールユニットの分解斜視図である。
【図32】リール支持板のスライド移動する状態を示す
斜視図である。
【図33】前面扉を構成する部材と前面枠との関係を示
す斜視図である。
【図34】前面枠の正面から見た斜視図である。
【図35】前面飾り枠の分解斜視図である。
【図36】飾り枠本体の正面から見た斜視図である。
【図37】飾り枠本体の背面図である。
【図38】飾り枠本体に取り付けられる第1ランプカバ
ー、第2ランプカバー、第3ランプカバーの斜視図であ
る。
【図39】飾り枠本体に取り付けられる第4ランプカバ
ー、第5ランプカバー、第6ランプカバーの斜視図であ
る。
【図40】飾り枠本体とメダルセレクターユニットとの
関係を示す斜視図である。
【図41】メダルセレクターユニットの斜視図である。
【図42】飾り枠本体に取り付けられる操作部カバーの
斜視図である。
【図43】操作部カバーに取り付けられる各種部品を表
す斜視図である。
【図44】ランプハウスの正面図・側面図・背面図・平
面図・断面図等である。
【図45】ランプハウスとランプハウス設置部とランプ
基板との関係を示す背面側から見た斜視図である。
【図46】ランプとソケットとの関係を示す斜視図であ
る。
【図47】スピーカカバーとランプカバーの斜視図であ
る。
【図48】タイトルパネルの分解斜視図である。
【図49】メダル受皿の分解斜視図である。
【図50】蛍光灯と反射板の斜視図である。
【図51】蛍光灯を止める蛍光灯押え部材の正面図・底
面図・背面図・平面図・側面図・断面図である。
【図52】前面枠に各種部品を取り付けた前面扉の背面
図である。
【図53】前面枠と背面に取り付けられる部品との関係
を示す斜視図である。
【図54】前面枠を背面から見た斜視図である。
【図55】背面に取り付けられる部品の斜視図である。
【図56】同じく背面に取り付けられる部品の斜視図で
ある。
【図57】背面に取り付けられる部品のうちメダル返却
払出シュートの正面図・側面図・主用部品断面図であ
る。
【図58】メダル払出部分の作用を説明するための断面
図である。
【図59】前面枠を補強するための板金の前面枠への取
付状態を示す斜視図である。
【図60】補強するための板金の斜視図である。
【図61】同じく補強するための板金の斜視図である。
【図62】前面扉を開閉するための上部の多関節蝶番の
固定構造を示す斜視図である。
【図63】前面扉を開閉するための下部の多関節蝶番の
固定構造を示す斜視図である。
【図64】主基板と各ランプ中継基板との電気的な関係
を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】 1 スロットマシン 2 前面扉 3 収容箱 8 背板 14 主基板ボックス(基板ボックス) 15 リールユニット 17 電源ボックス(電源供給手段) 119a,120a,121a コネクタ(接続手段) 520 精算ボタンユニット(操作系電気的部品) 523 1BETボタンユニット(操作系電気的部品) 526 MAXBETボタンユニット(操作系電気的部
品) 532 ストップボタンユニット(操作系電気的部品) 538 スタートレバーユニット(操作系電気的部品) 562 ランプ(遊技ランプ系電気的部品)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置を制御する遊技制御回路基
    板を内蔵する基板ボックスが収容箱の内部に収容配置さ
    れるスロットマシンにおいて、 前記基板ボックスを前記収容箱の内部に横長の状態で取
    り付けると共に、基板ボックスの左右両側に前記遊技制
    御回路基板の接続対象となる複数の電気的部品からの配
    線がそれぞれ接続される複数の接続手段を配置したこと
    を特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記基板ボックスは、前記収容箱の内部
    横幅寸法とほぼ同じ横方向寸法を有するように形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記基板ボックスは、前記収容箱を構成
    する背板に取り付けられていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記スロットマシンには、前記収容箱の
    前面に、前記リールユニットの駆動を開始させたり停止
    させたりする操作系電気的部品を備えた前面扉が開閉自
    在に設けられ、該前面扉の軸支側に前記操作系電気的部
    品からの配線を敷設すると共にその敷設した配線を前面
    扉の軸支側寄りに配置される前記複数の接続手段のうち
    1つの接続手段に接続したこと特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記前面扉は、スロットマシンの前面を
    装飾したり所定の遊技状態を表示したりする遊技ランプ
    系電気的部品を備え、該前面扉の軸支側に前記遊技ラン
    プ系電気的部品からの配線を敷設すると共にその敷設し
    た配線を前面扉の軸支側寄りに配置される前記複数の接
    続手段のうち1つの接続手段に接続したこと特徴とする
    請求項4記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記スロットマシンには、前記収容箱の
    内部であって前記前面扉の軸支寄りに該スロットマシン
    に電源を供給する電源供給手段が設けられ、該電源供給
    手段からの配線を前面扉の軸支側寄りに配置される前記
    複数の接続手段のうち1つの接続手段に接続したこと特
    徴とする請求項4又は請求項5に記載のスロットマシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記接続手段は、コネクタであることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のス
    ロットマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005013509A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Heiwa Corp 遊技機

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