JP2001169175A - 撮像装置、画像受信装置及び回線交換機 - Google Patents

撮像装置、画像受信装置及び回線交換機

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JP2001169175A JP35012899A JP35012899A JP2001169175A JP 2001169175 A JP2001169175 A JP 2001169175A JP 35012899 A JP35012899 A JP 35012899A JP 35012899 A JP35012899 A JP 35012899A JP 2001169175 A JP2001169175 A JP 2001169175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果的かつ高い信頼性をもって、盗撮行為を
検出し、また盗撮行為を防止する。 【解決手段】 盗撮の対象となる被写体1は、盗撮防止
情報発生装置2を装着している。撮像装置3は、カメラ
センサ4により撮像をデジタル信号に変換し、さらにデ
ジタル信号処理部5にてデジタル処理を行って画像信号
bを得る。盗撮防止情報検出部6は、盗撮防止情報発生
装置が発する予め定められた特徴を有する盗撮防止情報
を上記の画像信号から検出したときに、盗撮防止情報が
含まれていることを示す盗撮防止信号cを出力する。撮
像制御部7は、盗撮防止信号cを受け取ると、カメラセ
ンサ4またはデジタル信号処理部5の電源をオフにする
制御を行い、画像信号cの出力を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDセンサ等の
撮像素子を有する撮像装置と該撮像装置による撮像情報
を扱う回線交換器及び画像受信装置に関し、特にこれら
装置に付与する盗撮行為を防止する機能の実現手段に関
する。
【0002】
【従来の技術】CCDセンサやCMOSセンサに代表さ
れるような撮像素子を有する撮像装置は、ビデオカメ
ラ、電子スチルカメラ、テレビ電話といった既存の撮像
装置を初めとし、近年の半導体における微細加工技術、
高密度実装技術の進展につれ撮像素子自体が画像処理の
デジタル処理技術化、低価格化、小型化され、ノートパ
ソコン、PDA、携帯電話といった従来カメラを有しな
い電子機器にも搭載されてきている。
【0003】これら撮像装置は、利用者の目的に応じて
下記の3種類に分類することが出来る。 (A)撮像した画像を記録する機能を有するカメラ付き
画像記録装置 (B)有線による通信手段を有し、撮像した画像を送信
する機能を有するカメラ付き有線通信端末 (C)無線による通信手段を有し、撮像した画像を送信
する機能を有するカメラ付き無線通信端末
【0004】上記(A)のカメラ付き画像記録装置とし
ては、ビデオカメラ、電子スチルカメラ等の撮像装置が
挙げられる。これらのカメラ付き画像記録装置は、通常
は利用者が現在見ている情景を記録媒体に記録し、後ほ
ど時間に束縛されることなく何回も見たり、或いは関係
者に配布したりすることで、記録された画像情報を活用
することができるものである。
【0005】上記(B)のカメラ付き有線通信端末とし
ては、有線ネットワークに接続されたパソコン、もしく
はPDA等にカメラ機能を搭載したものや、テレビ電話
などの画像記録装置が挙げられる。これらのカメラ付き
有線通信端末は、通常は利用者が遠隔地に居る話者と自
画像や記録された静止画像等をやり取りすることで、よ
り自然で情報量豊かなコミュニケーションを実現するた
めに使用される。一方でこれらのカメラ付き有線通信端
末は、遠隔地に設置されたカメラ付き有線通信端末から
受信される画像を見たり、記録媒体に記録することで、
留守中の宅内やビルなどの監視目的に使用されることも
ある。
【0006】上記(C)のカメラ付き無線通信端末とし
ては、無線ネットワークに接続されたパソコン、PDA
にカメラ機能を搭載したものや、カメラ付き携帯電話な
どの画像装置が挙げられる。これらのカメラ付き無線通
信端末は、カメラ付き有線通信端末とほとんど同様な使
われ方が想定される。しかも通信手段が無線であること
から、場所にほとんど束縛されない使用が可能となる。
【0007】さらに上記した撮像装置は、撮像素子以外
の部分においても、部品の小型化、高密度実装により、
小型化、携帯性の向上が一層推し進められてきている。
しかしこのような技術進歩の背景において利用者の中に
は、上記のごとくの一般的な利用方法のほかに、盗撮と
いった目的に使用する者がおり、プライバシーの侵害が
社会問題となっている。
【0008】(1)カメラ付き画像記録装置について
は、鞄の中や公共施設内の備品の中などの他人に気づか
れにくい場所に忍ばせ、被写体となっている人に気づか
れずに撮影することで盗撮が行われる。またカメラ付き
画像記録装置の中には、赤外線や電波によりリモートコ
ントロール撮像が可能なカメラ付き画像記録装置があ
り、このリモートコントロール撮影機能を悪用し、離れ
た場所からコントロールすることで盗撮するケースもあ
る。
【0009】(2)カメラ付き有線通信端末について
は、有線回線の近くの設置物内に隠して設置することで
盗撮が行われる。 (3)カメラ付き無線通信端末に至っては、有線回線が
無くとも無線通信における通話エリア内であれば、どこ
でも盗撮が可能である。
【0010】このような問題に対し、従来の赤外線や電
波によりリモートコントロール撮像が可能な光学式カメ
ラや電子スチルカメラでは、盗撮行為を防止する一つの
方法として、例えば、特開平10−31265号「盗撮
防止装置」に示されているように、リモートコントロー
ルによる撮像機能の悪用によるプライバシーの侵害を防
止するという従来技術がある。これはリモートコントロ
ールによる撮像が可能なカメラ本体、若しくは、リモー
トコントロールによる撮像を可能にするためにカメラに
接続されるリモートコントロール信号受信装置の中に、
リモートコントロール撮像時には撮像を行う操作者の意
志に関わらず、撮像される対象に対して撮像が行われる
こと、もしくは撮像が行われたことを示す警告音を発生
する警告音発生部を設けることで、リモートコントロー
ル撮影機能を悪用するような撮影を行おうとしても、警
告音が届く範囲で撮影された人が撮影されたことを把握
して対処でき、プライバシーの侵害を防止することが可
能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された技術では、カメラ部をリモート制御する
ためのリモートコントロール受信装置がない撮像装置の
場合、警告音を発生する制御が不可能なため、盗撮行為
を防止することは出来ない。また、リモートコントロー
ル受信装置がある画像装置の場合でも、望遠レンズ等を
用いてリモートコントロール撮像を行わなければ警告音
は発生しないため、同様に盗撮行為を防止することは出
来ない。
【0012】またカメラ付き通信端末は、上記従来技術
で示された一種のリモートコントロール撮像が可能な画
像装置と見なすことが出来るが、通常のテレビ電話的な
使い方や監視目的に使われている場合と、盗撮目的で使
われている場合の区別が付けられないため、常に警告音
を発生するすべしかなく、通常の使い方をする利用者に
とっては、非常に使いづらいものになってしまう。
【0013】またこのようなカメラ付き通信端末におい
ては、一般的な使われ方がされている場合でも、自分が
撮影されている旨の表示や通知手段がなかったり、あっ
ても表示や通知手段の機能がオフされていると、自分が
撮影されているという認識を持つことが出来ない。また
回線接続されているカメラ付き通信端末に近くにいるだ
けで、自分の意志とは無関係に撮影されてしまい、盗撮
ではないが、プライバシーの侵害となってしまう。さら
に深刻な問題として、これらの盗撮行為は、盗撮行為が
行われている現場に居なくても盗撮が出来てしまうこと
から、犯罪防止の面から非常に難しい問題となってい
る。
【0014】加えてこれらの問題は、無線通信手段によ
り離れた場所から画像を受信することで盗撮している場
合、犯人検挙の面からさらに難しい問題となる。これは
無線通信技術の進歩が密接に絡み合ってくる。これまで
の盗撮における無線通信手段は、アナログ方式により行
われている場合が殆どであり、不法電波の有無を調査し
たり、通信内容を傍受することで、盗撮行為の発見が比
較的容易であった。またアナログ方式による通信距離は
それ程大きくないため、盗撮画像を受信する者はカメラ
付き通信端末の比較的近距離にいなくてはならず、犯人
検挙も容易であった。
【0015】しかしながら、無線通信手段として現状で
すでに多く普及している携帯電話のようなデジタル方式
による通信技術が用いられた場合、下記のようなさらに
深刻な問題が発生し、犯人検挙が難しい問題となってい
る。 ・通信内容はデジタル化されたときに符号化・暗号化さ
れている場合が殆どであり、通信内容の傍受が極めて難
しくなる。 ・電波自体は公認の電波であり、電波の有無を調査して
も無意味である。 ・公衆回線網が使用されるため、遠く離れた場所からで
も盗撮画像を受信することが出来る。
【0016】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたものであり、上記課題をまったく異なる方法・手段
により解決し、盗撮行為を検出したり、効率的かつ高い
信頼性で盗撮行為を防止可能な機能を有する撮像装置、
回線交換器及び画像受信装置を提供することを目的とす
るものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、CC
Dカメラ等の撮像手段を備え、盗撮を防止するための機
能を有する撮像装置において、該撮像装置は、盗撮防止
情報発生装置が発生する予め定められた特徴を有する盗
撮防止情報を、撮像画像から得られる画像信号から検出
して前記盗撮防止情報が撮像されていることを示す盗撮
防止信号を出力する盗撮防止情報検出部を有することを
特徴としたものである。
【0018】第2の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、前記盗撮防止情報検出部より出力
された前記盗撮防止信号に基づいて、撮像機能をオフに
する制御を行う撮像制御部を有することを特徴としたも
のである。
【0019】第3の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、前記盗撮防止情報検出部より出力
された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告する盗
撮防止画像を出力する盗撮防止画像出力部を有すること
を特徴としたものである。
【0020】第4の技術手段は、第3の技術手段におい
て、前記盗撮防止画像出力部が、前記盗撮防止画像を生
成する盗撮防止画像生成部と、該盗撮防止画像生成部に
て生成された前記盗撮防止画像及び通常の撮像画像のい
ずれかを前記盗撮防止信号の入力の有無に基づいて切り
替えて出力する切替部とを有することを特徴としたもの
である。
【0021】第5の技術手段は、第3の技術手段におい
て、前記盗撮防止画像出力部が、撮像画像に盗撮防止の
ための画像処理を施して前記盗撮防止画像を生成する盗
撮防止画像処理部と、該盗撮防止画像処理部にて生成さ
れた前記盗撮防止画像及び通常の撮像画像のいずれかを
前記撮像防止信号の入力の有無に基づいて切り替えて出
力する切替部を有することを特徴としたものである。
【0022】第6の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、前記盗撮防止情報検出部より出力
された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告する盗
撮防止音声信号を出力する盗撮防止音声信号出力部と、
該盗撮防止音声信号を音に変換して出力するスピーカと
を有することを特徴としたものである。
【0023】第7の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、前記盗撮防止情報検出部より出力
された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告するた
めに特定周波数で発信する発信用盗撮防止信号を発生す
る発信用盗撮防止信号発生部と、該発信用盗撮防止信号
発生部が発生した発信用盗撮防止信号を増幅し、盗撮防
止電波として発信するアンテナとを有することを特徴と
したものである。
【0024】第8の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、有線または無線の通信手段に対し
て前記画像信号を送信する機能と前記盗撮防止情報検出
部より出力された前記盗撮防止信号に基づいて前記画像
信号の送信を切断する機能とを有する送信部を備えるこ
とを特徴としたものである。
【0025】第9の技術手段は、第1の技術手段におい
て、前記撮像装置が、前記盗撮防止情報検出部より出力
された盗撮防止信号と撮像画像より得られる前記画像信
号とを多重化する多重化部と、該多重化部により多重化
された多重化信号を有線または無線の通信手段に対して
送信する送信部とを有することを特徴としたものであ
る。
【0026】第10の技術手段は、第9の技術手段によ
り送信された多重化信号を有線または無線の通信手段を
介して受信する受信部と、該受信部にて受信した前記多
重化信号から前記盗撮防止信号と前記画像信号とを分離
する分離化部と、該分離化部にて分離された前記画像信
号により画像を表示する表示部とを有することを特徴と
したものである。
【0027】第11の技術手段は、第10の技術手段に
おいて、前記画像受信装置が、前記分離化部にて分離さ
れた前記盗撮防止信号に基づいて、前記表示部の表示機
能をオフにする制御を行う表示制御部を有することを特
徴としたものである。
【0028】第12の技術手段は、第10の技術手段に
おいて、前記画像受信装置が、前記分離化部にて分離さ
れた前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告する盗撮
防止画像を出力する盗撮防止画像出力部を有することを
特徴としたものである。
【0029】第13の技術手段は、第10の技術手段に
おいて、前記画像受信装置が、前記分離化部にて分離さ
れた前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告する盗撮
防止音声信号を出力する盗撮防止音声信号出力部と、前
記盗撮防止音声信号を音に変換するスピーカとを有する
ことを特徴としたものである。
【0030】第14の技術手段は、第10の技術手段に
おいて、前記画像受信装置が、前記分離化部にて分離さ
れた前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告するため
に特定周波数で発信する発信用盗撮防止信号を出力する
発信用盗撮防止信号発生部と、前記発信用盗撮防止信号
を増幅し、盗撮防止電波として発信するアンテナとを有
することを特徴としたものである。
【0031】第15の技術手段は、CCDカメラ等の撮
像手段を備え、盗撮を防止するための機能を有する撮像
装置において、該撮像装置は、盗撮防止情報発生装置が
発生する予め定められた特徴を有する盗撮防止情報を、
撮像画像から得られる画像信号から検出し、前記盗撮防
止情報が撮像されていることを示す盗撮防止信号を出力
する盗撮防止情報検出部と、有線または無線の通信手段
に対して前記盗撮防止信号を送信する送信部を有するこ
とを特徴としたものである。
【0032】第16の技術手段は、有線または無線の通
信回線網における回線交換機において、第15の技術手
段より加入者回線を介して送信された前記盗撮防止信号
を受信可能な加入者回路を有し、受信した前記盗撮防止
信号により盗撮行為を検知することを特徴としたもので
ある。
【0033】第17の技術手段は、第16の技術手段に
おいて、前記加入者回路が、受信した前記盗撮防止信号
に基づいて回線接続を切断する機能を有することを特徴
としたものである。
【0034】第18の技術手段は、第16の技術手段に
おいて、前記回線交換機が、前記加入者回路にて受信し
た前記盗撮防止信号に基づく盗撮防止情報の撮像状況を
所定の回線監視者に通知する盗撮防止情報通知部を有す
ることを特徴としたものである。
【0035】第19の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が発生する特定の色を前記盗撮防止情報とし、該
特定の色が前記画像信号に含まれるかどうかを判定し、
含まれると判定した場合に前記盗撮防止信号を出力する
盗撮防止色判定部を有することを特徴としたものであ
る。
【0036】第20の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が発生する予め定められた特定の色を前記盗撮防
止情報とし、該特定の色が前記画像信号に含まれるかど
うかを判定する盗撮防止色判定部と、該盗撮防止色判定
部により判定された特定の色の大きさを算出する算出部
と、該算出部の結果が所定の条件に該当する場合に、前
記盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報判定部を有する
ことを特徴としたものである。
【0037】第21の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が有する形状を前記盗撮防止情報とし、前記画像
信号から撮像画像に含まれた前記形状を認識し、認識結
果が所定の条件に該当する場合に、前記盗撮防止信号を
出力する盗撮防止形状認識部を有することを特徴とした
ものである。
【0038】第22の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が有する形状を前記盗撮防止情報とし、前記画像
信号から撮像画像に前記形状の部分が含まれているかど
うかをそれぞれ異なる部分について認識する複数の盗撮
防止形状認識部と、該複数の盗撮防止形状認識部にて認
識された形状認識情報に基づいて前記画像信号が前記盗
撮防止情報を含むかどうかを判定し、含むと判定した場
合に前記盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報判定部を
有することを特徴としたものである。
【0039】第23の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が発生する特定の点滅パターンを前記盗撮防止情
報とし、前記点滅パターンが前記画像信号に含まれるか
どうかを判定し、含むと判定した場合に前記盗撮防止信
号を出力する盗撮防止点滅パターン判定部を有すること
を特徴としたものである。
【0040】第24の技術手段は、第1の技術手段にお
いて、前記盗撮防止情報検出部が、前記盗撮防止情報発
生装置が発生する特定の点滅パターンを前記盗撮防止情
報とし、前記点滅パターンが前記画像信号に含まれるか
どうかを判定する盗撮防止点滅パターン判定部と、前記
盗撮防止点滅パターン判定手段にて判定された点滅パタ
ーンの履歴情報が所定条件に該当する場合に前記盗撮防
止信号を出力する盗撮防止情報判定部を有することを特
徴としたものである。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明の第
1の実施例を説明するための図で、図中、1は盗撮され
ていることに気づいていない被写体、2は被写体1の胸
元に装着され、盗撮防止情報を発生している盗撮防止情
報発生装置、3は盗撮を行っている撮像装置である。撮
像装置3には、被写体を撮像し、撮像した画像をデジタ
ル信号にて出力するカメラセンサ4と、前記デジタル信
号を信号処理するデジタル信号処理部5と、デジタル信
号処理された画像信号から盗撮防止情報を検出する盗撮
防止情報検出部6と、撮像機能をオン・オフ制御可能な
撮像制御部7が設けられている。
【0042】撮像装置3は、盗撮者が被写体1に気づか
れない場所に設置し、被写体1を撮像する。このとき被
写体1は、撮像されたくない場所に近い所、例えば顔が
撮像されたくない場合は胸元等に盗撮防止情報発生装置
2を装着する。盗撮防止情報発生装置2は、色、形状な
どの特徴を持つ盗撮防止情報を発生しているため、撮像
装置3は、盗撮防止情報と一緒に被写体1を撮像するこ
とになる。
【0043】カメラセンサ4は、被写体から来る可視光
線をレンズにより図示しない撮像素子の感光面上に結像
する。上記の撮像素子は、2次元配列された光電変換素
子により結像された可視光線を電気信号へ適宜変換す
る。さらにカメラセンサ4は、図示しないA/D変換器
により上記の電気信号をデジタル信号に変換し、デジタ
ル信号aを出力する。デジタル信号処理部5は、デジタ
ル信号aを入力し、補完処理、色空間変換、露光制御、
及びホワイトバランス制御等のデジタル信号処理を施す
ことで、撮像された画像を高画質化したり、後段の信号
処理部にて処理しやすい画像信号bに変換する。
【0044】盗撮防止情報検出部6は、デジタル信号処
理部5にてデジタル信号処理された画像信号bの中から
盗撮防止情報発生装置2が発生した盗撮防止情報を検出
する。盗撮防止情報検出部6は、盗撮防止情報を検出し
た場合、撮像制御部7に盗撮防止信号cを送出する。撮
像制御部7は、盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止
信号cを受け取った場合、カメラセンサ4、またはデジ
タル信号処理部5の電源をオフすることで、デジタル信
号処理された画像信号b、つまり撮像された画像信号を
後段の信号処理部に出力しなくなる。
【0045】本実施例において撮像制御部7は、独立し
た機能ブロックとして説明したが、カメラセンサ4、ま
たはデジタル信号処理部5に撮像機能をオン・オフした
り、全画面が固定色(例えば、黒)の画像を出力する撮
像制御部を有している場合は、盗撮防止情報検出部6か
ら出力される盗撮防止信号cをカメラセンサ4、又はデ
ジタル信号処理部5内の撮像制御部に直接入力し、上記
と同様にデジタル信号処理された画像信号b、つまり撮
像された画像信号を後段の信号処理部に出力しないよう
にしても良い。
【0046】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくともデジタル信号
処理部5と盗撮防止情報検出部6と撮像制御部7はなる
べく1つの電子デバイス内で実現されることが望まし
い。これはデジタル信号処理部5と盗撮防止情報検出部
6と撮像制御部7が別々の電子デバイスで実現された場
合、図1中に示したデジタル信号処理された画像信号
b′や、盗撮防止信号cの信号線が電子回路基板上に現
れるため、多少電子回路の知識を有する者であれば、こ
れらの信号線を切断することで盗撮防止機能を機能しな
くなるように改造してしまうからである。
【0047】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例を説明するためのブロック図である。なお、以下の実
施例の説明において、前述の実施例と同様の機能を有す
る部分については、同じ番号を付し、その繰り返しの説
明を省略する。
【0048】上記の第1の実施例における画像装置の構
成と異なる点は、撮像制御部7が無くなり、盗撮防止画
像出力部8が追加されたことである。図3は、上記盗撮
防止画像出力部8の内部における詳細構成を示した図で
あり、該盗撮防止画像出力部8は、盗撮防止用の警告画
像を生成する盗撮防止画像生成部9と、切替部10によ
り構成される。
【0049】上記の第1の実施例における画像装置の動
作と異なる点を以下に記す。盗撮防止情報検出部6は、
盗撮防止情報を検出した場合、盗撮防止画像出力部8内
の切替部10へ盗撮防止信号cを送出する。切替部10
は、盗撮防止情報無しという内容の盗撮防止信号cを受
け取った場合、A側を選択することにより、画像信号b
を後段の信号処理部へ出力する。一方、切替部10が盗
撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号cを受け取っ
た場合、B側を選択することにより、盗撮防止画像生成
部9にて生成された盗撮防止用の警告画像信号dを後段
の信号処理部へ出力する。盗撮防止画像生成部9にて生
成される盗撮防止用の警告画像信号dは、例えば、真っ
黒な画像であったり、「盗聴防止信号が検出されまし
た」といった警告文字を含んだ画像でも良い。
【0050】本実施例の構成において、盗撮防止機能を
より有効なものにするため、少なくともデジタル信号処
理部5と盗撮防止情報検出部6と盗撮防止画像出力部8
はなるべく1つの電子デバイス内で実現されることが望
ましい。これはデジタル信号処理部5と盗撮防止情報検
出部6と盗撮防止画像出力部8が別々の電子デバイスで
実現された場合、図2に示したデジタル信号処理された
画像信号b′や、盗撮防止信号cの信号線が電子回路基
板上に現れるため、多少電子回路の知識を有する者であ
れば、これらの信号線を切断することで盗撮防止機能を
機能しなくなるように改造してしまうからである。
【0051】(実施例3)図4は、本発明の第3の実施
例を説明するためのブロック図で、図2における盗撮防
止画像出力部の構成を示す図である。第2の実施例にお
ける盗撮防止画像出力部(図3)の構成と異なる点は、
盗撮防止画像生成部9の代わりに、盗撮防止のための画
像処理を行う盗撮防止画像処理部11が設けられたこと
である。
【0052】第2の実施例における画像装置の動作と異
なる点を以下に記す。盗撮防止情報検出部6は、盗撮防
止情報を検出した場合、盗撮防止画像出力部8内の切替
部10へ盗撮防止信号cを送出する。切替部10は、盗
撮防止情報無しという内容の盗撮防止信号cを受け取っ
た場合、A側を選択することにより、画像信号bを後段
の信号処理部へ出力する。一方、切替部10が盗撮防止
情報有りという内容の盗撮防止信号cを受け取った場
合、B側を選択することにより、盗撮防止画像処理部1
1から出力される盗撮防止のための画像処理を行った盗
撮防止画像信号eを後段の信号処理部へ出力する。
【0053】上記の盗撮防止のための画像処理は、デジ
タル信号処理部5にてデジタル処理された画像信号bを
入力し、その画像信号に対し、例えばモザイク画像処理
等を行うことで、情報量を減少させたり、見えにくくす
る等の画像処理を行う。モザイク画像処理は、例えば8
×8画素で構成される画素ブロックの画素を、代表画
素、或いは平均画素で置き換えることにより、解像度を
著しく劣化させる画像処理である。モザイク画像処理自
体は、公知の技術であり、その詳細説明はここでは省略
する。これにより盗撮防止情報検出部6が盗撮防止情報
を検出した場合、盗撮防止画像出力部8は情報量が減少
された、或いは見えにくくされた画像を後段の信号処理
部へ出力する。
【0054】(実施例4)図5は、本発明の第4の実施
例を説明するための図である。第1の実施例の構成(図
1)と異なる点は、撮像制御部7が無くなり、盗撮防止
音声信号を出力する盗撮防止音声信号出力部12と、ス
ピーカ13が追加されたことである。
【0055】第1の実施例における画像装置の動作と異
なる点を以下に記す。盗撮防止情報検出部6は、盗撮防
止情報を検出した場合、盗撮防止音声信号出力部12へ
盗撮防止信号cを送出する。盗撮防止音声信号出力部1
2は、盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号cを
受け取った場合、「ピー」といった音声、或いは「撮影
しました。」や「撮影中です。」といった音声の盗撮防
止音声信号fを発生する。スピーカ13は、盗撮防止音
声信号出力部12から出力された盗撮防止音声信号fを
音に変換し、被写体1や画像装置の周辺にいる人に聞こ
えるよう、音声を出力する。
【0056】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくともデジタル信号
処理部5と盗撮防止情報検出部6と盗撮防止音声出力部
12はなるべく1つの電子デバイス内で実現されること
が望ましい。これはデジタル信号処理部5と盗撮防止情
報検出部6と盗撮防止音声信号出力部12が別々の電子
デバイスで実現された場合、図5に示したデジタル信号
処理された画像信号b′や、盗撮防止信号cの信号線が
電子回路基板上に現れるため、多少電子回路の知識を有
する者であれば、これらの信号線を切断することで盗撮
防止機能を機能しなくなるように改造してしまうからで
ある。
【0057】しかし、上述したごとくにデジタル信号処
理部5と盗撮防止情報検出部6と盗撮防止音声信号出力
部12を1つの電子デバイスで実現したとしても、スピ
ーカ13を含めて一つの電子デバイスで実現しない限
り、盗撮防止音声信号fの信号線が電子回路基板上に現
れるため、この信号線を切断することで盗撮防止機能が
働かなくなるように改造されてしまう可能性がある。本
発明を実現する際の技術においてスピーカ機能を搭載す
る電子デバイスの実現が困難な場合は、例えば、多層配
線基板の内層に盗撮防止音声信号fを配線するなどの工
夫が必要である。
【0058】(実施例5)図6は、本発明の第5の実施
例を説明するための図である。第1の実施例の構成(図
1)と異なる点は、撮像制御部7が無くなり、撮像装置
3において盗撮防止信号を発生する盗撮防止信号発生部
14と、発信用盗撮防止信号を盗撮防止電波として発信
するアンテナ15が設けられたことである。また、被写
体1は、盗撮防止電波を検出可能な盗撮防止電波検出装
置16を保持している点が、第1の発明に係る実施例の
構成と異なる。
【0059】第1の実施例における画像装置の動作と異
なる点を以下に記す。盗撮防止情報検出部6は、盗撮防
止情報を検出した場合、発信用盗撮防止信号発生部14
へ盗撮防止信号cを送出する。発信用盗撮防止信号発生
部14は、盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号
cを受け取った場合、盗撮防止を意味するある特定の周
波数で発信する盗撮防止信号(増幅出力用盗撮防止信
号)gを発生する。アンテナ15は、発信用盗撮防止信
号発生部14から出力された盗撮防止信号gを盗撮防止
電波として撮像装置3の周辺に発信する。被写体1が有
している盗撮防止電波検出装置16は、撮像装置3から
発信された盗撮防止電波を受信することで、盗撮防止電
波の有無を盗撮防止電波検出装置16の図示しない表示
部にて警告表示したり、盗撮防止電波検出装置16の図
示しない音声出力部にて警告音を発生したりする。これ
により被写体1は、盗撮防止情報発生装置2が撮像され
たことで盗撮防止電波を発信している撮像装置が近くに
あることを知ることが可能となる。
【0060】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくともデジタル信号
処理部5と盗撮防止情報検出部6と発信用盗撮防止信号
発生部14はなるべく1つの電子デバイス内で実現され
ることが望ましい。これはデジタル信号処理部5と盗撮
防止情報検出部6と発信用盗撮防止信号発生部14とが
別々の電子デバイスで実現された場合、図6に示したデ
ジタル信号処理された画像信号b′や、盗撮防止信号c
の信号線が電子回路基板上に現れるため、多少電子回路
の知識を有する者であれば、これらの信号線を切断する
ことで盗撮防止機能を機能しなくなるように改造してし
まうからである。
【0061】しかし、上記のとおりデジタル信号処理部
5と盗撮防止情報検出部6と発信用盗撮防止信号発生部
14とを1つの電子デバイスで実現したとしても、アン
テナ15をも含めて一つの電子デバイスで実現しない限
り、盗撮防止信号gの信号線が電子回路基板上に現れる
ため、この信号線を切断することで盗撮防止機能が働か
なくなるように改造されてしまう可能性がある。実現す
る際の技術においてアンテナ機能を搭載する電子デバイ
スの実現が困難な場合は、例えば、多層配線基板の内層
に盗撮防止信号gを配線するなどの工夫が必要である。
【0062】(実施例6)図7は、本発明の第6の実施
例を説明するための図である。第1の実施例の構成(図
1)と異なる点は、撮像装置3において撮像制御部7が
無くなり、有線または無線の通信手段により後述する画
像受信装置に画像情報を表す画像信号を送信可能な送信
部17が設けられたことと、有線または無線の通信手段
を介し、撮像装置3から送信された画像信号を受信可能
な画像受信装置19が追加されたことである。画像受信
装置19は、図7に示すとおり、有線または無線の通信
手段により撮像装置3から送信された画像信号を受信可
能な受信部20と、その受信部20が受信した画像信号
を表示可能な表示部21とにより構成される。また図7
における22は、画像受信装置19の表示部21に表示
される盗撮画像を見ている盗撮者で、18は、撮像装置
3と画像受信装置19における通信手段において、既存
の通信回線を用いる場合に経由する通信回線網である。
撮像装置3と画像受信装置19で用いられる通信手段に
おいて、既存の通信回線を用いない場合、通信回線網1
8は介さずに撮像装置3と画像受信装置19とが通信さ
れる。
【0063】まず撮像装置3において盗撮防止情報を検
出しない場合における動作を説明する。送信部17は、
盗撮防止情報検出部6において盗撮防止情報を検出しな
い場合、デジタル信号処理部5から出力される画像信号
bを通信手段のインターフェイスに合わせて便宜変換
し、有線または無線の通信手段により画像信号を送信す
る。撮像装置3における通信手段が既存の通信回線を用
いる場合、送信された画像信号は、加入者線である通信
路hと、通信回線網18を介し、画像受信装置19にて
受信される。撮像装置3における通信手段が既存の通信
回線を用いない場合、送信された画像信号は、通信手段
が有線の時は通信ケーブル、通信手段が無線の時は電波
である通信路hを介し、画像受信装置19にて受信され
る。
【0064】画像受信装置19内の受信部20は、有線
または無線の通信手段により撮像装置3から送信された
画像信号を受信し、画像信号iとして出力する。表示部
21は、画像信号iにより液晶ディスプレイ等により表
示される盗撮画像を見ることが可能となる。
【0065】次に撮像装置3において盗撮防止情報を検
出した場合における動作を説明する。送信部17は、盗
撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号cを受け取
る。そのときの撮像装置3が通信中の場合、送信部17
は、現在の通信を切断する。撮像装置3が通信中でない
場合や通信を切断した後の状態の場合、盗撮防止信号c
を受け取った時点から一切の送信機能が動作しないよう
にし、撮像装置3が有する図示しないリセットスイッチ
や電源スイッチなどの操作手段により初期状態に一度戻
さない限り、送信部17の送信機能が作動しないように
する。
【0066】画像受信装置19内の受信部20は、撮像
装置3が画像信号を送信しなくなるために画像情報を受
信出来ず、画像信号iを出力しない。よって表示部21
は、画像信号iを得ることが出来ないため画像情報を表
示することが出来ない。これにより、撮像装置3は盗撮
防止情報を検出した時点から、画像信号を一切送信しな
くなり画像受信装置19へ画像情報が送信されなくなる
ため、画像受信装置19は盗撮画像を表示できなくな
り、盗撮者22は、盗撮画像を見ることが不可能とな
る。
【0067】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくとも盗撮防止情報
検出部6と送信部17はなるべく1つの電子デバイス内
で実現されることが望ましい。これは盗撮防止情報検出
部6と送信部17が別々の電子デバイスで実現された場
合、図7に示した盗撮防止信号cの信号線が電子回路基
板上に現れるため、多少電子回路の知識を有する者であ
れば、これらの信号線を切断することで盗撮防止機能が
働かなくなるように改造してしまうからである。
【0068】(実施例7)図8は、本発明の第7の実施
例を説明するための図である。第1の実施例における撮
像装置の構成と異なる点は、デジタル信号処理された画
像信号bと盗撮防止信号cを多重化する多重化部23
と、有線または無線の通信手段により後述する画像受信
装置に多重化情報を送信可能な送信部17が追加された
ことである。また図8において、19は、有線または無
線の通信手段を介し、撮像装置3から送信された多重化
画像情報を受信可能な画像受信装置である。画像受信装
置19は、図8に示すとおり、有線または無線の通信手
段により撮像装置3から送信された多重化情報を受信可
能な受信部20と、受信した多重化情報を画像信号iと
盗撮防止信号lに分離する分離化部24と、画像信号i
による画像を表示可能な表示部21と、表示機能をオン
・オフ制御可能な表示制御部25により構成される。ま
た図8における22は画像受信装置19の表示部21に
表示される盗撮画像を見ている盗撮者で、18は撮像装
置3と画像受信装置19との通信手段において、既存の
通信回線を用いる場合に経由する通信回線網である。撮
像装置3と画像受信装置19で用いられる通信手段にお
いて、既存の通信回線を用いない場合、図8中の通信回
線網18は介さずに撮像装置3と画像受信装置19とが
通信される。
【0069】まず撮像装置3において盗撮防止情報を検
出しない場合における動作を説明する。多重化部23
は、盗撮防止情報検出部6において盗撮防止情報を検出
しない場合、デジタル信号処理部5から出力される画像
信号bと盗撮防止情報無しという内容の盗撮防止信号c
を多重化し、多重化信号jを出力する。送信部17は、
また多重化信号jを通信手段のインターフェイスに合わ
せて便宜変換し、有線または無線の通信手段により多重
化情報を送信する。撮像装置3における通信手段が既存
の通信回線を用いる場合、送信された多重化情報は、加
入者線である通信路hと、通信回線網18を介し、画像
受信装置19にて受信される。撮像装置3における通信
手段が既存の通信回線を用いない場合、送信された多重
化情報は、通信手段が有線の時は通信ケーブル、通信手
段が無線の時は電波である通信路hを介し、画像受信装
置19にて受信される。
【0070】画像受信装置19内の受信部20は、有線
または無線の通信手段により撮像装置3から送信された
画像情報を受信し、多重化信号kを出力する。分離化部
24は、前記多重化信号kを画像信号iと盗撮防止信号
lとに分離し、画像信号i、及び盗撮防止信号lを出力
する。盗撮防止信号lは、画像受信装置19内の表示制
御部25へ出力される。このとき盗撮防止信号lは盗撮
防止情報無しという内容の盗撮防止信号であるため、画
像受信装置19内の表示制御部25は、撮像装置3にお
いて盗撮防止情報が検出されていないことを知る。
【0071】次に撮像装置3において盗撮防止情報を検
出した場合における動作を説明する。多重化部23は、
盗撮防止情報検出部6において盗撮防止情報を検出した
場合、デジタル信号処理部5から出力される画像信号b
と盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号cを多重
化し、多重化信号jを出力する。以降の動作は、上述の
画像受信装置19内の分離化部24の動作まで同一であ
るため、その説明は省略する。
【0072】分離化部24にて分離された盗撮防止信号
lは、表示制御部25へ出力される。表示制御部25
は、盗撮防止信号lが盗撮防止情報有りという内容の盗
撮防止信号であるため、表示部21の電源をオフするこ
とで、分離化部24にて分離された画像信号iを表示し
ない。このように画像信号装置19は、撮像装置3にお
いて盗撮防止情報が検出されたことを知ることが可能と
なり、画像情報を表示しないことで、盗撮者22は盗撮
画像を見ることが不可能となる。
【0073】本実施例において表示制御部25は、独立
した機能ブロックとして説明したが、表示部21に表示
機能をオン・オフしたり、分離化部24において全画面
が固定色(例えば、黒)の画像として画像信号iを出力
する機能を有している場合は、分離化部24から出力さ
れる盗撮防止信号lを表示部21に直接入力し、上記と
同様に画像信号iを表示しないようにしても良い。
【0074】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくとも盗撮防止情報
検出部6と多重化部23、及び分離化部24と表示制御
部25はなるべく1つの電子デバイス内で実現されるこ
とが望ましい。これは盗撮防止情報検出部6と多重化部
23、及び分離化部24と表示制御部25が別々の電子
デバイスで実現された場合、図8に示した盗撮防止信号
cと盗撮防止信号lの信号線が電子回路基板上に現れる
ため、多少電子回路の知識を有する者であれば、これら
の信号線を切断することで盗撮防止機能が働かなくなる
ように改造してしまうからである。
【0075】(実施例8)図9は、本発明の第8の実施
例を説明するための図である。上記第7の実施例におけ
る画像受信装置の構成と異なる点は、画像信号装置19
における表示制御部25が無くなり、盗撮防止画像出力
部8が設けられたことである。盗撮防止画像出力部8の
内部における詳細構成は、第2、及び第3の実施例にお
ける盗撮防止画像出力部8と同じであり、画像信号bを
画像信号iに、盗撮防止信号cを盗撮防止信号lに置き
換えることで、図3、及び図4をそのまま適用できる。
【0076】第7の実施例における画像受信装置の動作
と異なる点を下記に示す。分離化部24にて分離された
盗撮防止信号lは、盗撮防止画像出力部8へ出力され
る。盗撮防止画像出力部8は、盗撮防止信号lが盗撮防
止情報有りという内容の盗撮防止信号である場合、盗撮
防止画像出力部8にて生成された盗撮防止警告画像信号
mを表示部21へ出力する。盗撮防止警告画像信号m
は、第2の実施例における盗撮防止画像出力部8と同じ
である場合(図3の詳細構成図が適用される場合)、例
えば真っ黒な画像であったり、「盗撮防止信号が検出さ
れました」といった警告文字を含んだ盗撮防止画像にな
り、また第3の実施例における盗撮防止画像出力部8と
同じである場合(図4の詳細構成図が適用される場
合)、盗撮防止のための画像処理、例えばモザイク画像
処理を施した盗撮防止画像になる。
【0077】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくとも分離化部24
と盗撮防止画像出力部8はなるべく1つの電子デバイス
内で実現されることが望ましい。これは分離化部24と
盗撮防止画像出力部8が別々の電子デバイスで実現され
た場合、図9に示した盗撮防止信号lの信号線が電子回
路基板上に現れるため、多少電子回路の知識を有する者
であれば、これらの信号線を切断することで盗撮防止機
能が働かなくなるように改造してしまうからである。
【0078】(実施例9)図10は、本発明の第9の実
施例における画像受信装置を説明するための図である。
第7の実施例における画像受信装置の構成と異なる点
は、盗撮防止音声信号を出力する盗撮防止音声信号出力
部12と、スピーカ13が設けられたことである。
【0079】第7の実施例における画像受信装置の動作
と異なる点を下記に示す。分離化部24にて分離された
盗撮防止信号lは、盗撮防止音声信号出力部12へ出力
される。盗撮防止音声信号出力部12は、盗撮防止信号
lが盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号である
場合、「ピー」といった音声、或いは「あなたは今盗撮
しています」や「盗撮防止信号を検出しました。」とい
った音声の盗撮防止音声信号fを出力する。スピーカ1
3は、盗撮防止音声信号出力部12から出力された盗撮
防止音声信号fを音に変換し、盗撮者22や画像受信装
置の周辺にいる人に聞こえるよう、音声を出力する。
【0080】盗撮防止機能をより有効なものにするた
め、盗撮防止音声信号出力部12は、撮像装置3が有す
る図示しないリセットスイッチや電源スイッチ等の操作
手段により初期状態に一度戻さない限り、盗撮防止音声
信号fを出力し続けるようにすることが望ましい。
【0081】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくとも分離化部24
と盗撮防止音声信号出力部12はなるべく1つの電子デ
バイス内で実現されることが望ましい。これは分離化部
24と盗撮防止音声信号出力部12が別々の電子デバイ
スで実現された場合、図10に示した盗撮防止信号lの
信号線が電子回路基板上に現れるため、多少電子回路の
知識を有する者であれば、これらの信号線を切断するこ
とで盗撮防止機能が働かなくなるように改造してしまう
からである。
【0082】しかし、上記のとおり分離化部24と盗撮
防止音声信号出力部12を1つの電子デバイスで実現し
たとしても、スピーカ13をも含めて一つの電子デバイ
スで実現しない限り、盗撮防止音声信号fの信号線が電
子回路基板上に現れるため、この信号線を切断すること
で盗撮防止機能が働かなくなるように改造してしまう可
能性がある。実現する際の技術においてスピーカ機能を
搭載する電子デバイスの実現が困難な場合は、例えば、
多層配線基板の内層に盗撮防止音声信号fの信号線を配
線するなどの工夫が必要である。
【0083】(実施例10)図11は、本発明の第10
の実施例を説明するための図である。第7の実施例の構
成と異なる点は、画像受信装置19において発信用の盗
撮防止信号を発生する発信用盗撮防止信号発生部14
と、その盗撮防止信号を盗撮防止電波として発信するア
ンテナ15が設けられたことである。また図11におい
て、26は上記の盗撮防止電波を受信可能な盗撮防止電
波検出装置16を有している警察等の犯罪捜査機関であ
る。
【0084】第7の実施例における画像受信装置の動作
と異なる点を下記に示す。分離化部24にて分離された
盗撮防止信号lは、発信用盗撮防止信号発生部14へ出
力される。発信用盗撮防止信号発生部14は、盗撮防止
信号lが盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号で
ある場合、盗撮防止を意味するある特定の周波数で発信
する盗撮防止信号gを発生する。アンテナ15は、発信
用盗撮防止信号発生部14から出力された盗撮防止信号
gを盗撮防止電波として画像受信装置19の周辺に発信
する。犯罪捜査機関26が有している盗撮防止電波検出
装置16は、画像装置から発信された盗撮防止電波を受
信することで、盗撮防止電波の有無を図示しない盗撮防
止電波検出装置16の表示部にて警告表示したり、盗撮
防止電波検出装置16の音声出力部にて警告音を発生し
たりする。これにより犯罪捜査機関26は、盗撮行為が
行われることで盗撮防止電波を受信している画像受信装
置19、及び盗撮者22が近くに存在していることを知
らせることが可能となる。
【0085】上記実施例の説明において、盗撮防止機能
をより有効なものにするため、少なくとも分離化部24
と発信用盗撮防止信号発生部14はなるべく1つの電子
デバイス内で実現されることが望ましい。これは分離化
部24と盗撮防止信号発生部14が別々の電子デバイス
で実現された場合、図11に示した分離化部24と盗撮
防止信号lの信号線が電子回路基板上に現れるため、多
少電子回路の知識を有する者であれば、これらの信号線
を切断することで盗撮防止機能が働かなくなるように改
造してしまうからである。
【0086】しかし、上記のとおり分離化部24と発信
用盗撮防止信号発生部14を1つの電子デバイスで実現
したとしても、アンテナ15をも含めて一つの電子デバ
イスで実現しない限り、盗撮防止信号gの信号線が電子
回路基板上に現れるため、この信号線を切断することで
盗撮防止機能が働かなくなるように改造してしまう可能
性がある。実現する際の技術においてアンテナ機能を搭
載する電子デバイスの実現が困難な場合は、例えば、多
層配線基板の内層に盗撮防止信号gの信号線を配線する
などの工夫が必要である。
【0087】(実施例11)図12は本発明の第11の
実施例を説明するための図である。図12において、1
は盗撮されていることに気づいていない被写体、2は盗
撮防止情報を発生している盗撮防止情報発生装置、3は
盗撮を行っている撮像装置、18は撮像装置3と後述す
る画像受信装置19における通信手段において既存の通
信回線を用いる場合に経由する通信回線網、19は撮像
装置3から送信された画像信号を受信可能な画像受信装
置、22は画像受信装置19が受信する盗撮画像を見て
いる盗撮者である。
【0088】撮像装置3は、被写体1を撮像し、撮像し
た画像をデジタル信号にて出力するカメラセンサ4と、
上記のデジタル信号を信号処理するデジタル信号処理部
5と、デジタル信号処理された画像信号から盗撮防止情
報を検出する盗撮防止情報検出部6と、盗撮防止情報検
出部6から得られる盗撮防止信号を送信可能な盗撮防止
情報送信機能付き送信部32とにより構成される。また
画像受信装置19は、有線または無線の通信手段により
撮像装置3から送信された画像信号を受信可能な受信部
20と、受信した画像信号による画像情報を表示可能な
表示部21により構成される。
【0089】図13は、主に図12における通信回線網
18の詳細構成を概略的に示した図である。通信回線網
18は、無線の通信手段を有する撮像装置3からの画像
信号を受信したり、無線の通信手段を有する画像受信装
置19に画像信号を送信可能な基地局29と、後述する
被害者宅、或いは後述する盗撮者宅と後述する通信回線
網18とを接続する通信路h、或いは前記基地局29か
らの回線oと、後述する公衆回線網とを接続する専用線
nの回線交換を行う交換局30と、前記交換局30同士
を専用線nで接続する公衆回線網31により構成され
る。なお図13には、図12と同様の被写体1、盗撮防
止情報発生装置2、撮像装置3、画像受信装置19、及
び盗撮者22が図示されており、27は盗撮を行ってい
る撮像装置3が設置された被害者宅、28は盗撮者22
が居る盗撮者宅である。
【0090】図14は、図13における交換局30の詳
細構成を示した図で、図中、33は交換局30内にある
回線交換機である。この回線交換機33は、盗撮防止信
号を受信可能な盗撮防止信号受信機能付き加入者回路3
4と、各盗撮防止信号受信機能付き加入者回路34と公
衆線網31が接続される通信路pの切り替えを行う通話
路スイッチ35と、各盗撮防止信号受信機能付き加入者
回路34からの回線接続又は開放要求を受け、通話路ス
イッチ35の制御を行う中央制御装置36とにより構成
される。
【0091】図12において、盗撮防止情報検出部6に
て盗撮防止情報が検出されるまでの動作は、第1の発明
に係る実施例で説明した動作と同じであるため、その動
作までの説明は省略し、まず、撮像装置3において盗撮
防止信号を検出しない場合における動作を説明する。盗
撮防止信号送信機能付き送信部32は、デジタル信号処
理部5から出力される画像信号bを通信手段のインター
フェイスに合わせて便宜変換し、有線または無線の通信
手段により画像信号を送信する。ここで盗撮防止信号送
信機能付き送信部32は盗撮防止信号を送信する機能を
有しているが、盗撮防止情報検出部6において盗撮防止
情報が検出されない場合、盗撮防止情報検出部6により
盗撮防止情報有りという内容の盗撮防止信号cが出力さ
れないため、盗撮防止信号を送信しない。
【0092】図13において上記のごとくに送信された
画像信号は、加入者線である通信路hを介し、通信回線
網18における交換局30aへ送られる。この交換局3
0aから送られた画像信号は、さらに交換局30a内の
回線交換機へ送られる。
【0093】図13及び図14において、加入者線であ
る通信路hは、交換局30aにおける回線交換機33内
の盗撮防止信号受信機能付き加入者回路34に接続され
ているため、上記の送信された画像信号は盗撮防止信号
受信機能付き加入者回路34へ送られる。盗撮防止信号
受信機能付き加入者回路34は、撮像装置3の盗撮防止
信号送信機能付き送信部32との呼制御により回線接続
要求を受け取り、中央制御装置36に通知する。中央制
御装置36は、盗撮防止信号送信機能付き送信部32か
らの回線接続要求を受け、通話路スイッチ35を切り替
えることにより、通信先である画像受信装置19と加入
者線である通信路hを介して接続されている交換局30
b内の回線交換機33に、専用線nを介して接続され
る。
【0094】交換局30bにおける回線交換機33内の
中央制御装置36は、交換局30aにおける回線交換機
33からの回線要求を受け、通話路スイッチ35を切り
替えることにより通信先である交換局30bにおける回
線交換機33内の盗撮防止信号受信機能付き加入者回路
34を接続する。盗撮防止信号受信機能付き加入者回路
34は、加入者線である通信路hを介して接続されてい
る画像受信装置19と呼制御により接続し、加入者線で
ある通信路hを介し、画像信号が送信される。
【0095】また上述の交換局30a、或いは交換局3
0b内における回線交換機33内の盗撮防止信号受信機
能付き加入者回路34は、通信中であるか否かに関わら
ず、撮像装置3内の盗撮防止信号送信機能付き送信部3
2から送信される盗撮防止信号を受信可能であるが、上
述の通り撮像装置3は盗撮防止信号を送信しないため、
盗撮防止信号は検出されず、盗撮が行われていないこと
を知る。画像受信装置19内の受信部20は、有線また
は無線の通信手段により撮像装置3から通信回線網18
を介して送信された画像信号を受信し、画像信号iとし
て出力する。表示部21は、前記画像信号iを液晶ディ
スプレイ等により表示する。
【0096】次に撮像装置3において盗撮防止情報を検
出した場合における動作を説明する。盗撮防止信号送信
機能付き送信部32は、デジタル信号処理部5から出力
される画像信号bを通信手段のインターフェイスに合わ
せて便宜変換し、有線または無線の通信手段により画像
信号を送信する。ここで盗撮防止信号送信機能付き送信
部32は、盗撮防止情報検出部6において盗撮防止情報
を検出した場合、盗撮防止信号を送信する。送信された
盗撮防止信号を撮像装置が通信先である画像受信装置1
9に送信するまでの動作は、上述した撮像装置3におい
て盗撮防止情報を検出しない場合における動作と同じで
あるため、その部分の動作の繰り返しの説明は省略す
る。
【0097】図13及び図14において、交換局30
a、或いは交換局30b内における回線交換機33内の
盗撮防止信号受信機能付き加入者回路34は、通信中で
あるか否かに関わらず、撮像装置3内の盗撮防止信号送
信機能付き送信部32から送信される盗撮防止信号を受
信可能であり、上述の通り撮像装置3は盗撮防止信号を
送信するため、盗撮防止信号が受信され、盗撮が行われ
ていることを知る。画像受信装置19内の受信部20
は、有線または無線の通信手段により撮像装置3から通
信回線網18を介し送信された画像信号を受信し、画像
信号iとして出力する。表示部21は、画像信号iを液
晶ディスプレイ等により表示する。
【0098】上記実施例の説明において、盗撮防止信号
送信機能付き送信部32が盗撮防止信号を送信したり、
回線交換機33内の盗撮防止信号受信機能付き加入者回
路34が盗撮防止信号を受信したりする方法として、下
記のような例が挙げられる。まず撮像装置3内の盗撮防
止信号送信機能付き送信部32がアナログ回線の場合
は、盗撮防止情報を意味するダイアル信号の組み合わせ
信号等を盗撮防止信号受信機能付き加入者回路34に送
信し、盗撮防止信号情報受信機能付き加入者回路34は
DTMF検出回路等により盗撮防止信号を受信する。ま
た撮像装置3内の盗撮防止信号送信機能付き送信部32
がデジタル回線の場合は、例えばISDN(Integrated
Services Digital Network)回線網を仮定した場合、
ISDNユーザー・網インターフェイス・プロトコルに
おける呼制御に関する勧告(CCITTQ.931)に規定されて
いる付加サービスの制御を用いることで、盗撮防止信号
送信機能付き送信部32と盗撮防止信号受信機能付き加
入者回路34とによる盗撮防止信号の送受信が可能とな
る。
【0099】また上記実施例の説明において、盗撮防止
機能をより有効なものにするため、少なくとも盗撮防止
情報検出部6と盗撮防止信号送信機能付き送信部32は
なるべく1つの電子デバイス内で実現されることが望ま
しい。これは盗撮防止情報検出部6と盗撮防止信号送信
機能付き送信部32が別々の電子デバイスで実現された
場合、図12に示した盗撮防止信号cの信号線が電子回
路基板上に現れるため、多少電子回路の知識を有する者
であれば、これらの信号線を切断することで盗撮防止機
能が働かなくなるように改造してしまうからである。
【0100】(実施例12)図15は、本発明の第12
の実施例における回線交換機のブロック図である。第1
1の実施例における回線交換機の構成と異なる点は、盗
撮防止信号受信機能付き加入者回路34ではなく、盗撮
行為を防止する機能を有する盗撮防止機能付き加入者回
路37が設けられたことである。
【0101】図12、図13、及び図15を用い、第1
1の実施例における画像受信装置の動作と異なる点を下
記に示す。撮像装置3おいて盗撮防止情報を検出した場
合、交換局30a、或いは交換局30b内における回線
交換機33内の盗撮防止機能付き加入者回路37は、通
信中であるか否かに関わらず、撮像装置3内の盗撮防止
信号送信機能付き送信部32から送信される盗撮防止信
号を受信する。前記盗撮防止機能付き加入者回路37
は、通信中である場合、現在の通信を切断する。通信中
でなかった場合や通信を切断した後の状態の場合、盗撮
防止機能付き加入者回路37は、盗撮防止信号が受信さ
れた時点から通信先への回線接続動作を一切行わないよ
うにしたり、撮像装置3へ逆に盗撮が行われている旨の
通告を行ったりする。
【0102】(実施例13)図16は、本発明の第13
の実施例における回線交換機のブロック図である。第1
3の実施例における回線交換機の構成と異なる点は、後
述する犯罪捜査機関へ盗撮防止情報を通知する盗撮防止
情報通知回路38が追加されたことである。また、図1
3における39は、本実施例に係る警察等の犯罪捜査機
関である。
【0103】図12、図13、及び図16を用い、第1
3の実施例における画像受信装置の動作と異なる点を下
記に示す。撮像装置3において盗撮防止情報を検出した
場合、交換局30a、或いは交換局30b内における回
線交換機33内の盗撮防止信号受信機能付き加入者回路
34は、通信中であるか否かに関わらず、撮像装置3内
の盗撮防止信号送信機能付き送信部32から送信される
盗撮防止信号を受信可能であり、上述のとおり撮像装置
3は盗撮防止信号を送信するため、盗撮防止信号が受信
され、盗撮が行われていることを知る。
【0104】図13及び図16において、前記盗撮防止
信号受信機能付き加入者回路34は、回線交換機33内
の中央制御装置36に盗撮防止信号が受信されたことを
伝える。中央制御装置36は、各盗撮防止信号受信機能
付き加入者回路34からの盗撮防止信号の受信状況情報
をまとめ、受信状況情報qを盗撮防止情報通知回路38
へ送信する。さらに中央制御装置36は、通話路スイッ
チ35を切り替えることにより、図13に示す犯罪捜査
機関39と加入者線である通信路hを介して接続されて
いる交換局30a内の回線交換機33に回線接続要求を
専用線nを介して送信し、交換局30aにおける回線交
換機33に回線接続要求を専用線nを介して送信し、前
記交換局30aにおける回線交換機33内の加入者回路
と接続する。前記加入者回路は、加入者線である通信路
hを介して接続されている犯罪捜査機関39の図示しな
い通信装置と呼制御により接続し、加入者線である通信
路hを介し、受信状況情報qが送信される。
【0105】図16において犯罪捜査機関39の図示し
ない通信装置は、図示しない表示装置等に受信状況情報
を表示し、犯罪捜査機関39は、どの加入者回線におい
て盗撮が行われているかを知ることが出来る。
【0106】(実施例14)図17は、本発明の第14
の実施例における盗撮防止情報検出部のブロック図であ
る。図17において、6は画像信号から盗撮防止情報を
検出する盗撮防止情報検出部であり、色差信号における
色振幅を算出する色振幅算出部40と、色差信号におけ
る色位相を算出する色位相算出部41と、入力された色
差信号が盗撮防止色であることを判定する盗撮防止色判
定部42により構成される。また、図1における盗撮防
止情報発生装置2は、緑色の可視光線を発生している。
【0107】図1、図17、及び図18を用いて詳細動
作を下記に説明する。一般的に画像をデジタル処理で扱
う場合、デジタル信号は輝度信号Yおよび2つの色差信
号Cb,Crの各成分で構成されているコンポーネント
デジタル信号として取り扱われる。このコンポーネント
デジタル信号において、赤色信号R、緑色信号G、青色
信号Bの3つの原色信号との関係は、次式(1)、
(2)、(3)で表される。
【0108】
【数1】
【0109】ここでデジタル信号処理部5からは、同様
に輝度信号Y、色差信号Cb、Crの画像信号bが出力
されている。
【0110】図18は、色差信号Cbをx軸、色差信号
Crをy軸とする色座標空間であり、赤色、緑色、青色
の3つの原色、及び黄色、マゼンダ色、シアン色の計6
色が図示するような位置に表現できる。ここで盗撮防止
情報発生装置2が発生する可視光線は緑色であり、その
緑色を撮像したときの色差信号Cb、Crの値をCb_
green、Cr_greenとする。よって画像信号
bの2つの色差信号Cb、Cr中に、下記式(4)をみ
たす色差信号Cb、Crを検出することで、盗撮防止情
報を意味する緑色の有無を知ることが出来る。
【0111】
【数2】
【0112】しかし、デジタル信号処理部5から出力さ
れる画像信号bは、照明光源が持つ色温度特性、カメラ
センサ4におけるノイズ、デジタル信号処理部5内での
デジタル信号処理時の演算誤差等により、常に正しい色
差信号Cb、Crを出力するとは限らない。
【0113】そこで色座標空間の色振幅を|Ec|、C
b軸の正側を0°とした場合の色位相をθcとしたと
き、下記式(5)、(6)に緑色の色差信号Cb、Cr
の値、(Cb_green、Cr_green)を適用
し、緑色の色振幅|Ec_green|、緑色の色位相
θc_greenを算出する。
【0114】
【数3】
【0115】また、緑色の色振幅|Ec_green|
を中心値とし、+αした値を|Ec_green+|、
−αした値を|Ec_green−|と定義する。同様
に、緑色の色位相θc_greenを中心値とし、+α
した値をθc_green+、−αした値をθc_gr
een−と定義し、図18に、上記の緑色の色振幅|E
c_green|、|Ec_green+|、|Ec_g
reen−|、緑色の色位相θc_green、θc_
green+、θc_green−の関係を図示する。
【0116】図17において、色振幅算出部40は、画
像信号bの2つの色差信号Cb、Crを入力し、式
(5)により各画素毎の色振幅|Ec|を算出する。ま
た色位相算出部41は、画像信号bの2つの色差信号C
b、Crを同様に入力し、式(6)により各画素毎の色
位相θcを算出する。盗撮防止色判定部42は、前記色
振幅算出部40にて算出された色振幅|Ec|と前記色
位相算出部41にて算出された色位相θcにおいて、下
記式(7)、(8)を満たすか否かを判定する。
【0117】
【数4】
【0118】上記式(7)、(8)を満たす場合、盗撮
防止色判定部42は、盗撮防止情報有りという内容の盗
撮防止信号cを出力する。これにより図18中に図示し
たような緑色を包括するある一定範囲内の緑色領域が規
定され、その緑領域内に位置する色差信号Cb、Crの
有無を検出することになるため、ある程度の雑音耐性に
優れた盗撮防止情報の検出が可能となる。
【0119】(実施例15)図19は本発明の第15の
実施例における盗撮防止情報検出部のブロック図であ
る。第14の発明に係る実施例における盗撮防止情報検
出部の構成と異なる点は、盗撮防止色判定部42で判定
された盗撮防止色情報を記憶する盗撮防止色情報記憶部
43と、盗撮防止色情報記憶部43より読み出された盗
撮防止色情報から盗撮防止色画素の面積を算出する盗撮
防止色面積算出部44と、盗撮防止色面積算出部44で
算出された盗撮防止色面積情報から盗撮防止情報の有無
を判定する盗撮防止情報判定部45とが追加されたこと
である。
【0120】図20は、図19に示す盗撮防止色情報記
憶部43から読み出される盗撮防止色情報の詳細を説明
するための図で、図中、46は撮像装置3が盗撮防止情
報発生装置2を撮像することにより撮像された盗撮防止
情報であり、後述する画素との位置関係を示すために図
示しているもので、47は盗撮防止色判定部42にて盗
撮防止色でないと判定された非盗撮防止色画素で、48
は盗撮防止色判定部42にて盗撮防止色と判定された盗
撮防止色画素である。
【0121】図19、及び図20を用いて第14の実施
例における盗撮防止情報検出部の動作と異なる点を以下
に記す。盗撮防止色判定部42は、上記の式(7)、
(8)を満たす場合、盗撮防止色か否かを判定した結果
である盗撮防止色情報rを出力する。盗撮防止色情報記
憶部43は、盗撮防止色判定部42で判定された盗撮防
止色情報rを画素毎に記憶する。盗撮防止色面積算出部
44は、盗撮防止色情報記憶部43に記憶された画素毎
の盗撮防止色情報sを入力する。このときの画素毎の盗
撮防止色情報として、例えば図20に示すような5×5
画素で構成される盗撮防止色情報が盗撮防止色情報記憶
部43から読み出されたとする。盗撮防止色面積算出部
44は、盗撮防止色画素48を入力したとき、入力され
た盗撮防止色画素48に隣接する盗撮防止色画素の数を
数え、盗撮防止色面積Aとする。図20の場合、盗撮防
止色画素の数は9個となる。盗撮防止情報判定部45
は、入力された盗撮防止色面積情報から盗撮防止情報の
有無を判定する。
【0122】盗撮防止情報判定部45における盗撮防止
情報有無の判定方法としては、下記のような方法が例と
して挙げられる。盗撮防止色面積Aが閾値Athl以下
の場合は、盗撮防止情報発生装置2から発生した盗撮防
止情報でない画素であるにもかかわらず、カメラセンサ
のノイズ等により間違って盗撮防止色と判定された画素
とする。一方、盗撮防止色面積Aが閾値Athh以上の
場合は、盗撮防止情報発生装置2から発生した盗撮防止
情報でない画素であるにもかかわらず、被写体1や被写
体1の背景画像に盗撮防止色に近似した色が存在するこ
とにより間違って盗撮防止色と判定された画素とする。
よって盗撮防止情報判定部45は、下記式(9)を満た
すか否かを判定することで、盗撮防止色判定部42で判
定された盗撮防止色情報が正しい盗撮防止情報であるか
否かを判定する。下記式(9)を満たす場合、盗撮防止
情報判定部45は、盗撮防止情報有りという内容の盗撮
防止信号cを出力する。
【0123】
【数5】
【0124】上記実施例の説明において、盗撮防止情報
検出部6は盗撮防止情報検出部6内の盗撮防止色面積算
出部44により盗撮防止色画素の面積を算出すること
で、盗撮防止色判定部42で判定された盗撮防止色情報
の大きさを算出しているが、盗撮防止色面積算出部44
の代わりに、入力された盗撮防止色画素48に隣接する
盗撮防止色画素の縦方向に連続する画素の最大数、横方
向に連続する画素の最大数を数えることで、盗撮防止色
が有する画素領域を算出する盗撮防止色領域算出部を用
いることで、盗撮防止色領域情報を盗撮防止情報判定部
45における盗撮防止情報有無の判定基準として判定す
る方法を用いても良い。
【0125】(実施例16)図21は本発明の第16の
実施例における盗撮防止情報検出部のブロック図で、図
中、6は画像信号から盗撮防止情報を検出する盗撮防止
情報検出部であり、輝度信号におけるエッジ情報を抽出
するエッジ抽出部49と、エッジ抽出部49で抽出され
たエッジ情報を記憶するエッジ情報記憶部50と、エッ
ジ情報記憶部50から読み出されたエッジ情報から盗撮
防止情報の形状を認識する盗撮防止形状認識部51とが
追加されたことである。また、図1における盗撮防止情
報発生装置2は、本実施例において、盗撮防止情報発生
装置2自身が図22(A)に示すような「×」の形状に
なっているものとする。
【0126】図21、及び図22を用いて詳細動作を以
下に説明する。まず、エッジ抽出部49は、画像信号
b′の輝度信号に対し、エッジ情報を抽出する。本実施
例では、エッジ情報を抽出する方法としてSobelオペレ
ータを用いることで、エッジ抽出を実現する。Sobelオ
ペレータでは、図23に示す注目画素Eに対する参照画
素A,B,C,D,F,G,H,Iを式(10)に適用
することで微分値Dsを求める。
【0127】
【数6】
【0128】上記Sobelオペレータにより求められた微
分値Dsが閾値Thvより大きい注目画素Eをエッジ画
素とする。よって下記式(11)を満たす注目画素Eを
エッジ画素とする。
【0129】
【数7】
【0130】これにより、例えば図22(A)に示すよ
うな「×」の形状をエッジ抽出した場合、エッジ画素を
“1”、エッジでない画素を“0”で表記した図22
(B)に示すような画素構成になる。
【0131】エッジ抽出部49は、上述のとおりエッジ
情報を抽出し、エッジ情報tをエッジ情報記憶部50に
出力する。エッジ情報記憶部50は、エッジ抽出部49
で抽出されたエッジ情報tを画素毎に記録する。盗撮防
止形状認識部51は、前記エッジ情報記憶部50に記憶
された画素毎のエッジ情報uを入力する。このときの画
素毎のエッジ情報としては、例えば図22(B)に示す
ような9×9画素で構成されるエッジ情報がエッジ情報
記憶部50から読み出されたとする。
【0132】盗撮防止形状認識部51は、例えばテンプ
レート・マッチング手法により、エッジ情報記憶部50
から読み出された画素毎のエッジ情報uと盗撮防止形状
認識部51が有するテンプレートとの各画素毎の類似度
を算出する。前記テンプレートとは、例えば、図22
(C)に示すような9×9画素で構成されるパターンで
あり、盗撮防止情報の形状のエッジ部分に対し重みが付
けられているパターンである。盗撮防止形状認識部51
は、類似度が大であると判定した場合、画素毎のエッジ
情報uから盗撮防止情報の形状が存在することを認識す
る。これにより盗撮防止形状認識部51は、盗撮防止情
報の形状が存在することを認識した場合、盗撮防止情報
有りという内容の盗撮防止信号cを出力する。
【0133】(実施例17)図24は本発明の第17の
実施例における盗撮防止情報検出部のブロック図であ
る。第16の実施例における盗撮防止情報検出部の構成
と異なる点は、盗撮防止形状認識部51ではなく、複数
個の盗撮防止形状認識部により構成されるn個の盗撮防
止形状認識部52と、各々の第nの盗撮防止形状認識部
52から得られる形状認識情報から盗撮防止情報の有無
を判定する盗撮防止情報判定部53が設けられたことで
ある。
【0134】図24、及び図25を用いて第16の実施
例における盗撮防止情報検出部の動作と異なる点を下記
に記す。本実施例における盗撮防止情報は、第16の実
施例の盗撮防止情報と同様に図25(A)に示すような
「×」の形状になっているものとする。第nの盗撮防止
形状認識部52は、エッジ情報記憶部50に記憶された
画素毎のエッジ情報uを入力する。第nの盗撮防止形状
認識部52は、例えば復号テンプレート・マッチング手
法により、エッジ情報記憶部50から読み出された画素
毎のエッジ情報uとそれぞれの第nの盗撮防止形状認識
部が有する特徴テンプレートとの各画素毎の類似度を算
出する。
【0135】上記の特徴テンプレートとは、例えば図2
5(B)に示すような盗撮防止情報の形状における特徴
的な形状を有している部分ごとに用意したテンプレート
であり、盗撮防止情報における特徴的な形状を有してい
る一部分の形状において、エッジ部分に対し重みが付け
られているパターンである。図25(B)では4種類の
特徴テンプレートが用意されている。各々の第nの盗撮
防止形状認識部52は、算出された類似度がある一定値
以上の値を示す場合、画素ごとのエッジ情報uから特徴
テンプレートと同じ形状が存在することを認識し、特徴
形状ありという形状認識情報vを盗撮防止情報判定部5
3に伝える。さらに各々の第nの盗撮防止形状認識部5
2は、特徴テンプレートと同じ形状が存在することを認
識した場合、特徴テンプレートと同じ形状が存在した位
置情報を、前記形状認識情報vとあわせて盗撮防止情報
判定部53に伝える。
【0136】盗撮防止情報判定部53は、上記動作が画
像全体に行われた後、各々の第nの盗撮防止形状認識部
52が認識した数と、認識した形状の位置情報を入力す
る。認識した数は、例えば図25に示された盗撮防止情
報の形状、及び特徴テンプレートの場合、下記表に示す
ような認識した数が得られる。
【0137】
【表1】
【0138】盗撮防止情報判定部53は、各々の第nの
盗撮防止形状認識部52が認識した数と、認識されるべ
き数の類似度を調べる。また盗撮防止情報判定部53
は、各々の第nの盗撮防止形状認識部52が認識した形
状の位置情報と、認識されるべき位置の類似度を調べ
る。認識されるべき数は、特徴テンプレートが用意され
た盗撮防止情報における特徴的な形状の数であり、各特
徴テンプレートごとに定義される。
【0139】図25に示された盗撮防止情報の形状、及
び特徴テンプレートの場合、認識されるべき数は上記表
に示すとおり、全て“3”になる。また認識されるべき
位置は、特徴テンプレートが用意された盗撮防止情報に
おける特徴的な形状の位置であり、上記表に示すような
位置となる。盗撮防止情報判定部53は、上記2つの類
似度が大であると判定した場合、画像中に盗撮防止情報
の形状が存在することを認識する。これにより盗撮防止
形状認識部51は、盗撮防止情報の形状が存在すること
を認識した場合、盗撮防止情報有りという内容の盗撮防
止信号cを出力する。
【0140】なお上記の実施例において、第nの盗撮防
止形状認識部52は、復号テンプレート・マッチング手
法により動作されることを説明したが、例えば第16の
実施例の説明で用いた通常のテンプレート・マッチング
手法を用い、大きさを変えたテンプレートを各々の第n
の盗撮防止形状認識部52に持たせても良い。用意する
テンプレートは、例えば図26に示された盗撮防止情報
の形状、及びテンプレートである。この場合盗撮防止情
報が存在することを認識した場合、画像中に盗撮防止情
報があるという判定を行う。
【0141】(実施例18)図27は本発明の第18の
実施例における盗撮防止情報検出部のブロック図で、図
中、6は画像信号から盗撮防止情報を検出する盗撮防止
情報検出部であり、輝度信号を二値化処理する二値化処
理部54と、その二値化処理部54で二値化処理された
二値化情報を後述する第nの二値化情報記憶部に振り分
けて記憶するようスイッチされる切替部55と、上記の
二値化情報を記憶する第nの二値化情報記憶部56と、
各々の第nの二値化情報記憶部56から得られる二値化
情報パターンが点滅パターンであることを判定する点滅
パターン判定部57が設けられたことである。
【0142】図28は、撮像装置にて撮像されている画
像の一例を示し、盗撮されていることに気づいていない
被写体1と、被写体1の胸元に装着され、盗撮防止情報
を発生している盗撮防止情報発生装置2が撮像されてい
る。本実施例では、盗撮防止情報発生装置2は、ある一
定の点滅パターンで発行する発光体であるものとする。
【0143】図1、図27、図28、及び図29を用い
て詳細動作を説明する。まず二値化処理部54は、画像
信号b′の輝度信号に対し二値化処理を行い、二値化情
報wを出力する。二値化処理は、ある一定値以上の輝度
レベルを有する画素を“1”とし、ある一定値未満の輝
度レベルを有する画素を“0”とする処理である。切替
部55は、画像信号における各フレーム毎に切り替える
ことにより、二値化情報は、第nの二値化情報記憶部5
6に各フレーム毎に振り分けて記憶される。ここで第n
の二値化情報記憶部56は8つあるものとし、n=8と
する。よって第1の二値化情報記憶部56から第8の二
値化情報記憶部56には、8フレーム分の二値化情報w
が記憶されることになる。
【0144】図29は、撮像装置3におけるカメラセン
サ4が撮像しているタイミングを示したタイミング・チ
ャートであり、本実施例ではカメラセンサ4は1秒間に
30フレームの画像を撮像しているものとする。その際
の撮像周期は、図29に示すとおり約33msになり、
以降この撮像周期をVと表記する。またカメラセンサ4
内の撮像素子に露光する時間である撮像期間は、撮像周
期の半分、つまり約16.6ms(V/2)とする。ま
た図29には、盗撮防止情報発生装置2における点灯状
態を併記してある。盗撮防止情報発生装置2は、図29
に示すとおり、5V期間を消灯期間、3V期間を点滅期
間とし、点滅期間中においては点灯・消灯・点灯といっ
た動作を繰り返す。よって盗撮防止情報発生装置2は、
8V期間において2回だけ点灯するパターンで点滅を繰
り返すものとする。
【0145】二値化処理部54は、盗撮防止情報発生装
置2が点灯状態である画素を“1”とし、盗撮防止情報
発生装置2が消灯状態である画素を“0”として処理さ
れた二値化情報wを出力する。よって第1の二値化情報
記憶部56から第8の二値化情報記憶部56における盗
撮防止情報発生装置2を二値化処理した記憶部分には、
3V期間の点滅期間を意味する“101”の二値化情報
を含み、且つ残りの5V期間の二値化情報は“0”とい
う二値化情報パターンが存在する。点滅パターン判定部
57は、第1の二値化情報記憶部56から第8の二値化
情報記憶部56までの第nの二値化情報記憶部56から
同じ画素位置の二値化情報パターンxの中に3V期間の
点滅期間を意味する“101”の二値化情報が含まれて
いるか否か、つまり点滅パターンであるか否かを判定す
る。これにより点滅パターン判定部57は、点滅パター
ンであると判定した場合に、盗撮防止情報有りという内
容の盗撮防止信号c出力する。
【0146】図29において盗撮防止情報発生装置2に
おける点灯期間の点灯開始タイミングは、カメラセンサ
4内の撮像素子に露光する時間である撮像期間の撮像開
始タイミングと同じタイミングであるようになっている
(図29中に示したタイミングT)が、図30に示したタ
イミングT′のように、必ずしも上記の点灯開始タイミ
ングと撮像開始タイミングとが同じタイミングになると
は限らない。この場合撮像期間中に盗撮防止情報発生装
置2は常に点灯していないことになり、盗撮防止情報発
生装置2が点灯しているにも関わらず、二値化処理部5
4は盗撮防止情報発生装置2が点灯状態である画素を
“1”と二値化処理しない可能性がある。よって盗撮防
止情報発生装置2は、1秒おきに例えば1/4周期ずら
した点滅パターンで点灯させる等して、なるべく前記点
灯開始タイミングと前記撮像開始タイミングとが同じタ
イミングになるケースが発生するように工夫する必要が
ある。
【0147】(実施例19)図31は本発明の第19の
実施例における盗撮防止情報検出部を示すブロック図で
ある。第18の実施例における盗撮防止情報検出部の構
成と異なる点は、点滅パターン判定部57にて点滅パタ
ーンであると判定された点滅画素情報の履歴を記憶する
点滅画素情報履歴記憶部58と、その点滅画素情報履歴
記憶部58より得られる点滅画素情報の履歴情報から盗
撮防止情報の有無を判定する盗撮防止情報判定部59が
追加されたことである。
【0148】図31を用いて第18の実施例における盗
撮防止情報検出部6の動きと異なる点を下記に記す。点
滅パターン判定部57は、入力した二値化情報が点滅パ
ターンであると判定した場合、点滅画素であると判定し
た二値化情報パターンと点滅画素であると判定した画素
の位置情報で構成される点滅画素情報yを点滅画素情報
履歴記憶部58に出力する。点滅画素情報履歴記憶部5
8は、点滅画素であると判定した画素の位置情報の二値
化情報パターンの履歴を記憶し、履歴情報zを出力す
る。
【0149】盗撮防止情報判定部59は、点滅画素情報
履歴記憶部58から出力された履歴情報zから、二値化
情報パターンの連続性を判定する。連続性の判定として
は、例えば同じ二値化情報パターンを5回以上繰り返し
た履歴情報zであるならば、連続性ありと判定する。よ
って盗撮防止情報判定部59は、点滅画素であると判定
した画素の二値化情報パターンが履歴情報zにより連続
性ありと判定した場合、その画素を盗撮防止情報と判定
し、画像中に盗撮防止情報がありという判定を行う。こ
れにより盗撮防止情報判定部59は、盗撮防止情報があ
りという判定を行った場合、盗撮防止情報ありという内
容の盗撮防止信号cを出力する。
【0150】以上の説明は、本発明の実施例に関するも
ので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の
変形例や組み合わせ例が考え得るが、それらはいずれも
本発明の技術的範囲に包含される。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像装置
は、撮像されたくない被写体に装着、或いは盗撮が行わ
れそうな場所に設置された盗撮防止情報発生装置から発
生する盗撮防止情報を撮像することで盗撮防止情報を検
出するので、盗撮行為を検出することが可能となる。ま
た本発明の撮像装置は、検出された盗撮防止情報によ
り、撮像機能のオフ制御を行うので、盗撮者は撮像され
た画像を見ることができなくなり、盗撮行為を防止する
ことが可能となる。
【0152】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報により、盗撮を警告する盗撮防止画像を生成
し、後段の信号処理部へその盗撮防止画像を出力するの
で、盗撮者は撮像された画像を見ることができなくな
り、且つ盗撮者に盗撮行為をやめるよう警告することが
可能となり、より効果的な盗撮行為の防止が可能とな
る。
【0153】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報により、撮像画像に盗撮防止のための画像処理
を施し、後段の信号処理部へ得られた盗撮防止画像を出
力するので、盗撮者は情報量が減少された、或いは見え
にくくされた画像しか見ることができなくなり、盗撮行
為の防止が可能となる。
【0154】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報により、盗撮を警告する音声を出力するので、
盗撮されている被写体は盗撮を行っている画像装置が近
くに存在することを知ることができ、盗撮を行っている
画像装置を探し出し、撤去することで盗撮行為の防止が
可能となる。また、盗撮を警告する音声を聞いた被写体
が警察等の犯罪捜査機関に通報することで、犯罪捜査機
関は盗撮犯罪の発見が可能となる。
【0155】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報により、盗撮を防止するための盗撮防止電波を
出力するので、盗撮防止電波検出装置を有する被写体
は、盗撮を行っている撮像装置が近くに存在することを
知ることができ、その撮像装置を探し出して撤去するこ
とで盗撮行為の防止が可能となる。また、盗撮防止電波
検出装置を有する警察等の犯罪捜査機関が盗撮防止電波
を検出することで、盗撮を行っている撮像装置が近くに
存在することを検知し、盗撮犯罪の発見が可能となる。
さらにまた、犯罪捜査機関が盗撮防止情報発生装置と盗
撮防止電波検出装置をもつことにより、盗撮犯罪の発見
のための犯罪捜査が可能となる。
【0156】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報により、通信を切断するので、遠隔地にいる盗
撮者は撮像された画像を見ることができなくなり、盗撮
行為の防止が可能となる。
【0157】また本発明の撮像装置は、検出された盗撮
防止情報と画像情報とを多重化することにより、多重化
された情報を送信するので、遠隔地にある画像受信装置
に盗撮防止情報を通知することが可能となる。また、多
重化された情報を受信する本発明の画像受信装置は、受
信したデータから盗撮防止情報と画像情報を分離するの
で、遠隔地にある画像装置における盗撮行為を検出する
ことが可能となる。さらにまた、多重化された情報を受
信する本発明の画像受信装置は、分離された盗撮防止情
報により、表示機能のオフ制御を行うので、盗撮者は受
信された画像を見ることができなくなり、盗撮行為を防
止することが可能となる。
【0158】また本発明の画像受信装置は、分離された
盗撮防止情報により、盗撮を防止する画像を出力するの
で、盗撮者は受信された画像を見ることができなくな
り、また情報量を減少した、或いは見えにくくされた画
像しか見ることができなくなる。また盗撮者に盗撮行為
をやめるよう警告することが可能となり、より効果的な
盗撮行為の防止が可能となる。
【0159】また本発明の画像受信装置は、分離された
盗撮防止情報により、盗撮防止音声信号を出力するの
で、盗撮者に盗撮行為をやめるよう警告することが可能
となり、より効果的な盗撮行為の防止が可能となる。
【0160】また本発明の画像受信装置は、分離された
盗撮防止情報により、盗撮を防止するための撮像防止電
波を出力するので、盗撮防止電波検出装置を有する警察
等の犯罪捜査機関が盗撮防止電波を検出することで、盗
撮を行っている撮像装置と盗撮者が近くに存在すること
を検知し、盗撮犯罪の発見・盗撮者の検挙が可能とな
る。
【0161】また本発明の撮像装置は、撮像されたくな
い被写体に装着、或いは盗撮が行われそうな場所に設置
された盗撮防止情報発生装置から発生する盗撮防止情報
を撮像することで盗撮防止情報を検出し、その盗撮防止
情報を回線交換機に送信するので、交換局内の回線交換
機に盗撮防止情報を通知することが可能となる。また、
本発明の回線交換機は、加入者回線から盗撮防止情報を
受信するので、送信側の加入者が使用する撮像装置にお
いて盗撮が行われていることと、受信側の加入者が使用
する画像受信装置において盗撮された画像を見ている盗
撮者がいることを検知することが可能となる。
【0162】また本発明の回線交換機は、加入者回路が
受信された盗撮防止情報により回線接続を切断するの
で、盗撮者は受信された画像を見ることができなくな
り、盗撮行為を防止することが可能となる。また、盗撮
を行っている撮像装置へ逆に盗撮が行われている旨の通
告を行ったりすることが可能となる。
【0163】また本発明の回線交換機は、加入者回路に
て受信された盗撮防止情報により犯罪捜査機関等の回線
監視者に通知するので、回線監視者は送信側の加入者が
使用する撮像装置において盗撮が行われていることと、
受信側の加入者が使用する画像受信装置において盗撮さ
れた画像を見ている盗撮者がいることを察知し、盗撮犯
罪の発見・盗撮者の検挙が可能となる。
【0164】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置が発生す
る盗撮防止を意味する特定色を判定するので、盗撮防止
を意味する特定色を有する盗撮防止情報発生装置を撮像
されたくない被写体に装着、或いは盗撮が行われそうな
場所に設置するだけで盗撮行為を検出することが可能と
なる。
【0165】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置が発生す
る盗撮防止を意味する特定色を判定し、盗撮防止を意味
する特定色の大きさにより盗撮防止情報の有無を判定す
るので、カメラセンサのノイズ等により間違って盗撮防
止色と判定されたり、被写体や被写体の背景に盗撮防止
色に近似した色が存在することにより間違って盗撮防止
色と判定されたりすることがなくなり、また撮像された
盗撮防止情報の大きさを程度限定することとなるため、
より精度の高い盗撮防止情報の有無の判定が可能とな
る。
【0166】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置自身が有
する盗撮防止を意味する形状を認識するので、その盗撮
防止情報発生装置を撮像されたくない被写体に装着、或
いは盗撮が行われそうな場所に設置するだけで盗撮行為
を検出することが可能となる。
【0167】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置自身が有
する盗撮防止を意味する形状を複数個認識し、認識され
た複数個の形状認識情報により盗撮防止情報の有無を判
定するので、撮像された盗撮防止情報の大きさに関係な
く、盗撮防止を意味する形状を認識することができ、よ
り精度の高い盗撮防止情報の有無の判定が可能となる。
【0168】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置が発生す
る盗撮防止を意味する特定の点滅パターンを判定するの
で、その盗撮防止情報発生装置を撮像されたくない被写
体に装着、或いは盗撮が行われそうな場所に設置するだ
けで盗撮行為を検出することが可能となる。このように
盗撮防止情報を盗撮防止を意味する特定の点滅パターン
で発生させることにより、撮像装置における盗撮防止情
報を検出する手段は、発光色、形状、撮像された盗撮防
止情報の大きさ等に関係なく、精度の高い盗撮防止情報
の有無の判定が可能となる。
【0169】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報を
検出する手段において、盗撮防止情報発生装置が発生す
る盗撮防止を意味する特定の点滅パターンを判定し、点
滅パターンの履歴情報により盗撮防止情報の有無を判定
するので、誤判定が少なく、より精度の高い盗撮防止情
報の有無の判定が可能となる。
【0170】また本発明の撮像装置は、盗撮防止情報発
生装置から発生する盗撮防止情報を撮像することで盗撮
防止情報を検出するので、カメラ部をリモート制御する
ためのリモートコントロール受信装置のような外的要因
により撮像機能を制御する手段の有無に関わらず、全て
の撮像装置において盗撮行為を防止することが可能とな
る。
【0171】また、本発明の撮像装置は、盗撮防止情報
発生装置を撮像されたくない被写体に装着、或いは設置
しない限り、通常の使われ方をした場合の撮像装置と何
等かわりのないものであるため、通常の使用において不
便を強要される要素はない。
【0172】さらにまた、本発明の撮像装置は、被写体
が撮像装置により撮像されたくないという意志を持って
いる場合に盗撮防止情報発生装置を装着、或いは設置す
ることで、撮像装置が被写体を撮像しているか否かを気
にしなくても、撮像装置に対して常に撮像されたくない
という意志を伝えることが可能となり、被写体が無意識
の状態であったとしても、勝手に撮像されるということ
がなくなる。
【0173】さらに加えると、本発明によれば、撮像装
置にデジタル方式による通信技術が用いられたとして
も、以下に示すとおり、犯人検挙は容易になる。すなわ
ち、通信内容がデジタル化されたときに符号化・暗号化
されていても、交換局内の回線交換機にて符号化・暗号
化されない盗撮防止情報を受信するだけなので、通信内
容の傍受は難しいとしても、送信側の加入者が使用する
撮像装置において盗撮された画像を見ている盗撮者がい
ることを検知することは可能となる。また、電波自体は
公認の電波であるが、交換局内の回線交換機にて送信側
の加入者が使用する撮像装置において盗撮が行われてい
ることと、受信側の加入者が使用する画像受信装置にお
いて盗撮された画像を見ている盗撮者がいることを検知
することが可能となるので、容易に盗撮犯罪の発見・盗
撮者の検挙が可能となる。
【0174】また、公衆回線網が使用されるため、遠く
離れた場所から盗撮画像を受信することが出来たとして
も、警察などの犯罪捜査機関や回線監視者は受信側の加
入者が使用する画像受信装置において盗撮された画像を
見ている盗撮者がいることを検知することが可能となる
ので、盗撮者の近くの犯罪捜査機関や回線監視者に通知
することで、素早い盗撮者の検挙が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を説明するためのブロッ
ク図である。
【図3】図2における盗撮防止画像出力部の詳細構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施例における盗撮防止画像出
力部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4の実施例を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第5の実施例を説明するための図であ
る。
【図7】本発明の第6の実施例を説明するための図であ
る。
【図8】本発明の第7の実施例を説明するための図であ
る。
【図9】本発明の第8の実施例を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の第9の実施例を説明するための図で
ある。
【図11】本発明の第10の実施例を説明するための図
である。
【図12】本発明の第11の実施例を説明するための図
である。
【図13】本発明の図12における通信回路網の詳細構
成を概略的に示した図である。
【図14】本発明の図13における交換局の詳細構成を
示したブロック図である。
【図15】本発明の第12の実施例を示すブロック図で
ある。
【図16】本発明の第13の実施例を示すブロック図で
ある。
【図17】本発明の第14の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【図18】図17における盗撮防止情報検出部に入力さ
れる色差信号において、色差信号Cbをx軸、色差信号
Crをy軸とする色座標空間を示した図である。
【図19】本発明の第15の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【図20】図19における盗撮防止色情報記憶部から読
み出される盗撮防止色情報の一例の詳細を説明するため
の図である。
【図21】本発明の第16の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【図22】本発明の第16の実施例における盗撮防止情
報の形状、エッジ情報記憶部から読み出されたエッジ情
報、及び盗撮防止形状認識部が有するテンプレートを説
明するための図である。
【図23】本発明の第16の実施例におけるエッジ抽出
部で用いられるSobelオペレータを説明するための図で
ある。
【図24】本発明の第17の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【図25】本発明の第17の実施例における盗撮防止情
報の形状、及び特徴テンプレートを説明するための図で
ある。
【図26】本発明の第17の別の実施例における盗撮防
止情報の形状、及びテンプレートをの他の例を説明する
ための図である。
【図27】本発明の第18の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【図28】本発明の第18の実施例における撮像装置が
撮像している画像の一例を示す図である。
【図29】本発明の第18の実施例における撮像装置の
カメラセンサが撮像している動作と、盗撮防止情報発生
装置における点灯動作とを説明するためのタイミング・
チャートである。
【図30】本発明の第18の実施例における撮像装置の
カメラセンサが撮像している動作と、盗撮防止情報発生
装置における点灯動作との他の例を説明するためのタイ
ミング・チャートである。
【図31】本発明の第19の実施例における盗撮防止情
報検出部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…被写体、2…盗撮防止情報発生装置、3…撮像装
置、4…カメラセンサ、5…デジタル信号処理部、6…
盗撮防止情報検出部、7…撮像制御部、8…盗撮防止画
像出力部、9…盗撮防止画像生成部、10…切替部、1
1…盗撮防止画像処理部、12…盗撮防止音声信号出力
部、13…スピーカ、14…盗撮防止信号発生部、15
…アンテナ、16…盗撮防止電波検出装置、17…送信
部、18…通信回線網、19…画像受信装置、20…受
信部、21…表示部、22…盗撮者、23…多重化部、
24…分離化部、25…表示制御部、26…犯罪捜査機
関、27…被害者宅、28…盗撮者宅、29…基地局、
30…交換局、31…公衆回線網、32…盗撮防止信号
送信機能付き送信部、33…回線交換機、34…盗撮防
止信号受信機能付き加入者回路、35…通話路スイッ
チ、36…中央制御装置、37…盗撮防止機能付き加入
者回路、38…盗撮防止情報通知回路、39…犯罪捜査
機関、40…色振幅算出部、41…色位相算出部、42
…盗撮防止色判定部、43…盗撮防止色情報記録部、4
4…盗撮防止色面積算出部、45…盗撮防止情報判定
部、46…盗撮防止情報、47…非盗撮防止色画素、4
8…盗撮防止色画素、49…エッジ抽出部、50…エッ
ジ情報記憶部、51…盗撮防止形状認識部、52…第n
の盗撮防止形状認識部、53…盗撮防止情報判定部、5
4…二値化処理部、55…切替部、56…第nの二値化
情報記憶部、57…点滅パターン判定部、58…点滅画
素情報履歴記憶部、59…盗撮防止情報判定部、a…デ
ジタル信号、b,i…画像信号、c,l…盗撮防止信号、
d…警告画像信号、e…盗撮防止画像処理信号、f…盗
撮防止音声信号、g…盗撮防止信号、h,p…通信路、
j,k…多重化信号、m…盗撮防止警告画像信号、n…
専用線、o…回線、q…受信状況情報、r…盗撮防止色
情報、s…画素毎の盗撮防止色情報、t…エッジ情報、
u…画素毎のエッジ情報、v…形状認識情報、w…二値
化情報、x…二値化情報パターン、y…点滅画素情報、
z…履歴情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 A 5K101 7/18 D 7/18 A G06F 15/64 325A Fターム(参考) 5B047 BB06 CA01 CA30 CB11 CB15 5C022 AA01 AB65 AC18 AC42 5C054 AA01 CC02 DA06 EA01 EA05 ED17 EG05 FB01 FB03 FC05 FC08 FC12 FC14 FE07 FF03 FF06 HA18 5K024 AA63 AA79 BB00 CC07 CC11 GG00 GG13 5K051 BB04 CC01 CC03 CC07 DD07 FF02 FF21 JJ00 JJ18 5K101 KK04 KK13 KK14 LL01 LL12 NN06 NN12 NN18 PP00 RR25 VV01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCDカメラ等の撮像手段を備え、盗撮
    を防止するための機能を有する撮像装置において、該撮
    像装置は、盗撮防止情報発生装置が発生する予め定めら
    れた特徴を有する盗撮防止情報を、撮像画像から得られ
    る画像信号から検出して前記盗撮防止情報が撮像されて
    いることを示す盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報検
    出部を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置は、前記盗撮防止情報検出
    部より出力された前記盗撮防止信号に基づいて、撮像機
    能をオフにする制御を行う撮像制御部を有することを特
    徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像装置は、前記盗撮防止情報検出
    部より出力された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を
    警告する盗撮防止画像を出力する盗撮防止画像出力部を
    有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記盗撮防止画像出力部は、前記盗撮防
    止画像を生成する盗撮防止画像生成部と、該盗撮防止画
    像生成部にて生成された前記盗撮防止画像及び通常の撮
    像画像のいずれかを前記盗撮防止信号の入力の有無に基
    づいて切り替えて出力する切替部とを有することを特徴
    とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記盗撮防止画像出力部は、撮像画像に
    盗撮防止のための画像処理を施して前記盗撮防止画像を
    生成する盗撮防止画像処理部と、該盗撮防止画像処理部
    にて生成された前記盗撮防止画像及び通常の撮像画像の
    いずれかを前記撮像防止信号の入力の有無に基づいて切
    り替えて出力する切替部を有することを特徴とする請求
    項3に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像装置は、前記盗撮防止情報検出
    部より出力された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を
    警告する盗撮防止音声信号を出力する盗撮防止音声信号
    出力部と、該盗撮防止音声信号を音に変換して出力する
    スピーカとを有することを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記撮像装置は、前記盗撮防止情報検出
    部より出力された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を
    警告するために特定周波数で発信する発信用盗撮防止信
    号を発生する発信用盗撮防止信号発生部と、該発信用盗
    撮防止信号発生部が発生した発信用盗撮防止信号を増幅
    し、盗撮防止電波として発信するアンテナとを有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記撮像装置は、有線または無線の通信
    手段に対して前記画像信号を送信する機能と前記盗撮防
    止情報検出部より出力された前記盗撮防止信号に基づい
    て前記画像信号の送信を切断する機能とを有する送信部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像装置は、前記盗撮防止情報検出
    部より出力された盗撮防止信号と撮像画像より得られる
    前記画像信号とを多重化する多重化部と、該多重化部に
    より多重化された多重化信号を有線または無線の通信手
    段に対して送信する送信部とを有することを特徴とする
    請求項1に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の撮像装置により送信
    された多重化信号を有線または無線の通信手段を介して
    受信する受信部と、該受信部にて受信した前記多重化信
    号から前記盗撮防止信号と前記画像信号とを分離する分
    離化部と、該分離化部にて分離された前記画像信号によ
    り画像を表示する表示部とを有することを特徴とする画
    像受信装置。
  11. 【請求項11】 前記画像受信装置は、前記分離化部に
    て分離された前記盗撮防止信号に基づいて、前記表示部
    の表示機能をオフにする制御を行う表示制御部を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像受信装置。
  12. 【請求項12】 前記画像受信装置は、前記分離化部に
    て分離された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告
    する盗撮防止画像を出力する盗撮防止画像出力部を有す
    ることを特徴とする請求項10に記載の画像受信装置。
  13. 【請求項13】 前記画像受信装置は、前記分離化部に
    て分離された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告
    する盗撮防止音声信号を出力する盗撮防止音声信号出力
    部と、前記盗撮防止音声信号を音に変換するスピーカと
    を有することを特徴とする請求項10に記載の画像受信
    装置。
  14. 【請求項14】 前記画像受信装置は、前記分離化部に
    て分離された前記盗撮防止信号に基づいて、盗撮を警告
    するために特定周波数で発信する発信用盗撮防止信号を
    出力する発信用盗撮防止信号発生部と、前記発信用盗撮
    防止信号を増幅し、盗撮防止電波として発信するアンテ
    ナとを有することを特徴とする請求項10に記載の画像
    受信装置。
  15. 【請求項15】 CCDカメラ等の撮像手段を備え、盗
    撮を防止するための機能を有する撮像装置において、該
    撮像装置は、盗撮防止情報発生装置が発生する予め定め
    られた特徴を有する盗撮防止情報を、撮像画像から得ら
    れる画像信号から検出し、前記盗撮防止情報が撮像され
    ていることを示す盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報
    検出部と、有線または無線の通信手段に対して前記盗撮
    防止信号を送信する送信部を有することを特徴とする撮
    像装置。
  16. 【請求項16】 有線または無線の通信回線網における
    回線交換機において、請求項15に記載の撮像装置より
    加入者回線を介して送信された前記盗撮防止信号を受信
    可能な加入者回路を有し、受信した前記盗撮防止信号に
    より盗撮行為を検知することを特徴とする回線交換機。
  17. 【請求項17】 前記加入者回路は、受信した前記盗撮
    防止信号に基づいて回線接続を切断する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の回線交換機。
  18. 【請求項18】 前記回線交換機は、前記加入者回路に
    て受信した前記盗撮防止信号に基づく盗撮防止情報の撮
    像状況を所定の回線監視者に通知する盗撮防止情報通知
    部を有することを特徴とする請求項16に記載の回線交
    換機。
  19. 【請求項19】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が発生する特定の色を前記盗撮防止情
    報とし、該特定の色が前記画像信号に含まれるかどうか
    を判定し、含まれると判定した場合に前記盗撮防止信号
    を出力する盗撮防止色判定部を有することを特徴とする
    請求項1に記載の撮像装置。
  20. 【請求項20】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が発生する予め定められた特定の色を
    前記盗撮防止情報とし、該特定の色が前記画像信号に含
    まれるかどうかを判定する盗撮防止色判定部と、該盗撮
    防止色判定部により判定された特定の色の大きさを算出
    する算出部と、該算出部の結果が所定の条件に該当する
    場合に、前記盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報判定
    部を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
  21. 【請求項21】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が有する形状を前記盗撮防止情報と
    し、前記画像信号から撮像画像に含まれた前記形状を認
    識し、認識結果が所定の条件に該当する場合に、前記盗
    撮防止信号を出力する盗撮防止形状認識部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  22. 【請求項22】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が有する形状を前記盗撮防止情報と
    し、前記画像信号から撮像画像に前記形状の部分が含ま
    れているかどうかをそれぞれ異なる部分について認識す
    る複数の盗撮防止形状認識部と、該複数の盗撮防止形状
    認識部にて認識された形状認識情報に基づいて前記画像
    信号が前記盗撮防止情報を含むかどうかを判定し、含む
    と判定した場合に前記盗撮防止信号を出力する盗撮防止
    情報判定部を有することを特徴とする請求項1に記載の
    撮像装置。
  23. 【請求項23】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が発生する特定の点滅パターンを前記
    盗撮防止情報とし、前記点滅パターンが前記画像信号に
    含まれるかどうかを判定し、含むと判定した場合に前記
    盗撮防止信号を出力する盗撮防止点滅パターン判定部を
    有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  24. 【請求項24】 前記盗撮防止情報検出部は、前記盗撮
    防止情報発生装置が発生する特定の点滅パターンを前記
    盗撮防止情報とし、前記点滅パターンが前記画像信号に
    含まれるかどうかを判定する盗撮防止点滅パターン判定
    部と、前記盗撮防止点滅パターン判定手段にて判定され
    た点滅パターンの履歴情報が所定条件に該当する場合に
    前記盗撮防止信号を出力する盗撮防止情報判定部を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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