JP2001167440A - 情報信号振幅測定用回路とそれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

情報信号振幅測定用回路とそれを用いた光ディスク装置

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JP2001167440A
JP2001167440A JP34529699A JP34529699A JP2001167440A JP 2001167440 A JP2001167440 A JP 2001167440A JP 34529699 A JP34529699 A JP 34529699A JP 34529699 A JP34529699 A JP 34529699A JP 2001167440 A JP2001167440 A JP 2001167440A
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Yasuhiro Hayashi
泰弘 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクから光ピックアップによって読み出
されたRF情報信号の振幅を正しく測定でき、RF情報信号
振幅のモニター、読み出し信号振幅の自動調整等を正確
に行い得る情報信号振幅測定用回路とそれを用いた光デ
ィスク装置を提供する 【解決手段】光ディスク11から光ピックアップ12によっ
て読み出され、増幅処理された高周波の情報信号を、そ
の基本周波数より低い周波数でサンプリングしてデジタ
ル値に変換するAD変換回路29と、AD変換出力データのピ
ーク値/ボトム値を検出するピーク/ボトム検出回路30
と、ピーク/ボトムの検出結果から情報信号の振幅値を
算出する振幅値算出回路36とを具備し、AD変換回路およ
びピーク/ボトム検出回路は同じ半導体チップ上に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置の
情報信号振幅測定用回路とそれを用いた光ディスク装置
に係り、特に高周波の情報信号の振幅を検出する回路に
関するもので、例えばコンピュータ・システム用のCD
(コンパクト・ディスク)ROM 駆動装置、DVD (デジタ
ルビデオディスク)駆動装置などの光ディスク再生装置
およびCD−R、CD−RW、DVD −RAM などの光ディスク記
録再生装置に使用される。
【0002】
【従来の技術】コンパクト・ディスクなどの光学的に記
録再生可能な光ディスクに記録された情報データをレー
ザービームを用いた光学式ピックアップにより読み取っ
て再生する光ディスク再生装置においては、再生対象と
なる光ディスクの種類あるいは製造上のばらつきに依存
して反射膜のレーザービーム反射率が異なり、再生信号
の振幅がばらつく。
【0003】最近の光ディスク装置、特に、DVD-ROM ド
ライブ等では多種の光ディスク(CD、CD−R 、CD−RW、
DVD1層、DVD2層、DVD-R 、DVD-RAM 、DVD-RWなど)を再
生するので、再生信号の振幅のばらつきが発生し易い。
そこで、ディスクから読み取った情報信号のレベルに比
例した信号をシステムコントローラ等に取り込み、情報
信号のレベルを正確に調整し、情報データの再生能力を
安定かつ高性能にするための振幅調整機能を持たせてい
る。
【0004】以下、従来のDVD システムについて、図8
を参照して簡単に説明する。
【0005】図8に示すDVD システムにおいて、二値化
されたデジタル情報が記録されているディスク11は、デ
ィスクモータ13により回転駆動される。ディスクモータ
13は、ディスクモータ制御回路24およびドライバ23によ
り駆動される。
【0006】回転するディスク11から光ピックアップ12
によって読み出された情報信号は、例えば数十MHzの
高周波(RF)のアナログ信号である。このRF信号(情報
信号)は、利得可変型のRFアンプ(ヘッドアンプ)15で
演算、増幅される。
【0007】前記RFアンプ15は、RF信号出力が後段での
信号処理に適した所定の一定の振幅となるように、自動
利得制御(AGC )ループにより制御される。即ち、RFア
ンプ15から出力するRF信号(情報信号)はRFレベル検出
回路25に送られ、ここでRF信号レベルに概ね比例したレ
ベル信号が生成され、この信号はAD変換回路26でAD変換
され、システムコントローラ25に読み取られる。
【0008】システムコントローラ25は、DVD システム
が対象としている各種ディスクのRF信号のレベルをチェ
ックし、このレベルが予め設定された目標値となるよう
に前記RFアンプ15の利得を設定する。
【0009】また、前記RFアンプ15から出力するRF信号
は、データスライス回路18でスライス(二値化)され、
この二値化データRFDATAはデータPLL (位相同期ルー
プ)同期分離回路19に送られ、ここで、二値データに同
期したクロックPLCKが生成され、復調データDATAが得ら
れる。このクロックPLCKと復調データDATAはエラー訂正
回路20に送られ、ここで、データが訂正RAM 21に書き込
まれ、訂正処理を施された後、DVD ムービーの場合はMP
EGビデオデコーダ&オーディオデコーダ処理回路22に送
られ、DVD-ROM ドライブの場合はデータバッファ22に送
られる。
【0010】なお、前記RFアンプ15から出力するサーボ
系の信号は、サーボ制御回路16を介してドライバ17に入
力し、このドライバ17の出力により光ピックアップ12の
アクチュエータを駆動する。また、送りモータ14は、光
ピックアップ12をディスク半径方向に移動させるための
スライディング・アクチュエータを駆動する。
【0011】図9は、図8中のRFレベル検出回路25の一
例を示す。
【0012】このRFレベル検出回路は、RF信号の直流成
分を容量C により遮断し、増幅を行った後、信号のピー
ク、ボトムを対応してダイオードD1、D2により検波し、
信号のピーク値とボトム値の差分を差動演算増幅回路OP
AMP により演算し、RF信号の振幅に比例した信号レベル
を出力する。
【0013】ところが、図9のRFレベル検出回路に使用
されている検波用のダイオードD1、D2は理想ダイオード
ではなく、RF信号入力の振幅が小さい場合に理想の特性
からのずれの影響は大きくなる。
【0014】これにより、図9のRFレベル検出回路の入
出力特性は、図10中に実線で示すようになり、図10
中に破線で示す理想の入出力特性から△だけずれ、前記
システムコントローラ25が判断した信号レベルが実際の
RF信号の振幅とは正確に比例せず、振幅を正しく測定で
きなかった。特に、RF信号レベルが小さい時は、前記し
たような自動レベル調整機能が正確に働くことが理想で
あるが、図9のRFレベル検出回路の入出力特性の理想特
性からのずれの影響は問題となる。
【0015】振幅が正しく調整されないと情報信号の品
位が悪くなり、エラー率の悪化を招き、DVD ムービーや
DVD-ROM の信頼性や性能が低下するおそれが生じる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
光ディスク装置は、ディスクから光ピックアップによっ
て読み出されたRF情報信号の振幅を正しく測定できない
という問題があった。
【0017】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、ディスクから光ピックアップによって読み出
されたRF信号(情報信号)の振幅を信号レベルの大小に
関係なく正しく測定できる情報信号振幅測定用回路を提
供することを目的とする。
【0018】また、本発明の他の目的は、ディスクから
光ピックアップによって読み出されたRF信号の振幅のモ
ニター、読み出し信号振幅の自動調整等を正確に行い得
る光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の情報信号振幅測
定用回路は、光ディスクから光ピックアップによって読
み出され、増幅処理された高周波の情報信号を、その基
本周波数より低い周波数でサンプリングしてデジタル値
に変換するアナログデジタル変換回路と、前記アナログ
デジタル変換回路の出力データのピーク値/ボトム値を
検出するピーク/ボトム検出回路とを具備し、前記ピー
ク/ボトム検出回路による検出結果が前記情報信号の振
幅値の算出用に供されることを特徴とする。
【0020】本発明の光ディスク装置は、光ディスクか
ら情報を読み出すための光ピックアップと、前記光ピッ
クアップによって読み出された高周波信号を増幅・演算
して高周波の情報信号を生成する利得可変型の高周波増
幅回路と、前記高周波増幅回路により生成された情報信
号を処理する本発明の情報信号振幅測定用回路と、前記
情報信号振幅測定用回路により測定された振幅値を予め
決められた設定値と比較し、その結果に応じて、前記利
得可変型の高周波増幅回路の利得を制御する制御系とを
具備することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0022】<第1の実施の形態>図1は、第1の実施
の形態に係る情報信号振幅測定用回路を用いた光ディス
ク装置の一例としてDVD システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【0023】図1に示すDVD システムにおいて、記録担
体であるディスク(光ディスク)11は、トラック上に二
値化されたデジタルデータが記録されており、ディスク
モータ13により回転駆動される。ディスクモータ13は、
ディスクモータ制御回路24およびドライバ23により駆動
される。
【0024】ディスク11に記録されている情報データを
読み取るための信号抽出手段である光学式のピックアッ
プ12は、回転するディスク11上のトラックにレーザービ
ームを照射し、ディスク11上のトラックから反射して戻
ってくる光量の変化を検出することによって情報データ
を読み取り、電気信号として出力する。この光ピックア
ップ12によって読み出された情報信号は、例えば数十M
Hzの高周波(RF)のアナログ信号である。
【0025】利得可変型のRFアンプ(ヘッドアンプ)15
は、光学式ピックアップ12の出力信号を演算、増幅し、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信
号(情報信号)などを出力する。また、前記RFアンプ15
は、RF信号出力が後段での信号処理に適した所定の一定
の振幅となるように、自動利得制御(AGC )ループによ
り制御される。
【0026】即ち、RFアンプ15から出力するRF信号(情
報信号)は、まず、AD変換回路29へ送られ、ここでデジ
タル値に変換されたデータは、ピーク/ボトム検波回路
30でピーク値とボトム値が検出される。システムコント
ローラ25は、DVD システムが対象としている各種ディス
クのRF信号のレベルをチェックし、このレベルが予め設
定された目標値となるように前記RFアンプ15の利得を設
定する。このために、システムコントローラ25は、前記
したように検出された最新のピーク値とボトム値を読み
込み、ピーク値とボトム値の差分値を計算することによ
り、RF振幅データ(RF信号レベル)を算出する。そし
て、内部に持っている基準レベルとRF信号レベルを比較
する。そして、この比較結果に応じてRFアンプ15の利得
を調整し、RF信号のレベルを一定に制御する。
【0027】また、前記RFアンプ15から出力するRF信号
は、データスライス回路18でスライス(二値化)され、
この二値化データRFDATAはデータPLL 同期分離回路19に
送られ、ここで、二値データに同期したクロックPLCKが
生成され、復調データDATAが得られる。このクロックPL
CKと復調データDATAはエラー訂正回路20に送られ、ここ
で、データが訂正RAM 21に書き込まれ、訂正処理を施さ
れた後、DVD ムービーの場合はMPEGビデオデコーダ&オ
ーディオデコーダ処理回路22に送られ、DVD-ROM ドライ
ブの場合はデータバッファ22に送られる。
【0028】また、前記RFアンプ15から出力するサーボ
系の信号(フォーカスエラー信号、トラッキングエラー
信号)は、サーボ制御回路16を介してドライバ17に入力
し、このドライバ17の出力により光ピックアップ12のア
クチュエータ(フォーカス・アクチュエータ、トラッキ
ング・アクチュエータ)を駆動する。また、送りモータ
14は、光ピックアップ12をディスク半径方向に移動させ
るためのスライディング・アクチュエータを駆動する。
【0029】なお本実施の形態において、前記サーボ制
御回路16、データスライス回路18、データPLL 同期分離
回路19、エラー訂正回路20、AD変換回路29およびピーク
/ボトム検波回路30は、同一半導体チップ上に形成され
ている。さらにRFアンプについても、これらのブロック
と同一半導体チップ上に形成され得る。
【0030】上記したように、本実施の形態では、RF信
号をAD変換した後にピーク値とボトム値からRF信号レベ
ルをより正確に検出し、この検出結果に基づいてRF信号
のレベルを制御することにより、高い精度のレベル調整
を行うことができるので、DVD システムが対象としてい
る各種ディスクのRF信号のレベルを一定にし、信号読み
取り品位を均一にし、システムの信頼性や性能を上げる
ことができる。
【0031】図2は、図1のDVD システムの動作例を説
明する波形図である。
【0032】AD変換回路29は、RF信号を変換する際、図
中黒丸印で示すように信号をサンプリングしてデジタル
値に変換していく。この場合、RF信号の波形を高精度
(高速)でデジタル値に変換しようとすると、高速のAD
変換回路を用いる必要があるが、高速のAD変換回路は高
価であり、かつ、現在のDVD-ROM の高速化に追随してAD
変換回路を高速化するのは難しい。しかし、ここでは、
AD変換回路29は、RF信号の再現を行うわけではないの
で、高速のAD変換回路は必要としなくても済む。
【0033】即ち、本実施の形態では、RF信号のレベル
のみを正確に検出することが目的であるので、RF信号周
波数の例えば1/10以下の低い周波数(本例では数MH
z)でサンプリングしてデジタル値に変換する低速タイ
プの安価なAD変換回路29を用いている。そして、システ
ムコントローラ25では、AD変換データをある一定時間モ
ニターし、AD変換データの最大値と最小値を検出し、RF
信号の振幅を検出している。
【0034】なお、上記AD変換回路29のサンプリング周
波数は、システムコントローラ25のデータ取り込み時間
にも関連するので、余り低くすることはできない。ま
た、AD変換回路29は、逐次比較型、一括比較型など各種
のタイプのものを使用でき、AD変換出力の使用目的に応
じてサンプリングホールド機能の有無を選択することが
できる。
【0035】図3は、図1中のピーク/ボトム検波回路
30およびシステムコントローラ25内部の振幅値算出回路
の一例を示している。
【0036】AD変換データ入力はADデータレジスタ31に
格納され、この格納データ(ADデータ)は、ピークレジ
スタ32の格納データ(ピークデータ)とともにピーク比
較用の第1のコンパレータ33で定期的に大小を比較され
る。そして、ADデータ入力の方が大きい場合の比較出力
によって、ADデータを新たなピークデータとしてピーク
レジスタ32にセットするように制御する。
【0037】同様に、前記ADデータレジスタ31に格納さ
れたADデータは、ボトムレジスタ34の格納データ(ボト
ムデータ)とともにボトム比較用の第2のコンパレータ
35で定期的に大小を比較される。そして、ADデータ入力
の方が小さい場合の比較出力によって、ADデータを新た
なボトムデータとしてボトムレジスタ35にセットするよ
うに制御する。
【0038】振幅値算出回路36は、上記したように検出
された最新のピークデータとボトムデータの差分値を計
算する減算器を用いることにより、RF振幅データを算出
することができる。なお、上記減算器の機能は、加減算
器の時分割使用による減算処理により実現することも可
能である。
【0039】<第2の実施の形態>図4は、図1中のデ
ィスク11に傷があった場合などのRF信号(情報)の波形
例を示している。
【0040】図4中A ,B は、ディスク11の傷の部分に
対応して瞬間的に発生する信号であり、その振幅は極め
て大きく、通常範囲を越えた異常値であるので、単純に
前述のピーク/ボトム検波回路30を用いたのでは、ピー
クデータ、ボトムデータの正しい結果が得られないおそ
れがある。そこで、瞬間的に発生する異常値信号に対す
るピーク/ボトム検波の感度を抑制する機能(スルーレ
ート制限機能)を持たせた第2の実施の形態について、
以下に説明する。
【0041】図5は、第2の実施の形態に係る情報信号
振幅測定用回路を用いたDVD システムにおけるピーク/
ボトム検波回路を取り出して示している。
【0042】図6は、図5のピーク/ボトム検波回路の
動作例を示す波形図である。
【0043】図5のピーク/ボトム検波回路は、図3を
参照して前述したピーク/ボトム検波回路と比べて、次
の点が異なり、その他は同じであるので図3中と同一符
号を付している。
【0044】(1)ピーク検波回路として、ピークデー
タを保持し、ピーク値の立上がり(上昇変化)に追従す
る時定数よりもピーク値の立下がり(降下変化)に追従
する時定数が長く設定され、ピークデータ保持値の更新
が可能なピークデータ保持回路が用いられている。
【0045】ピークデータ保持回路の具体例としては、
ピークデータとAD変換出力データの大小を定期的に比較
するためのピーク比較用の第1のコンパレータ51と、こ
の第1のコンパレータ51の比較出力C に応じてアップ/
ダウン動作が制御されるアップダウン入力付きのピーク
カウンタ52と、前記第1のコンパレータ51の比較出力に
応じてピークカウンタ52のクロック入力の間隔を異なら
せるためのピークカウンタ入力制御回路53からなる。
【0046】(2)ボトム検波回路として、ボトムデー
タを保持し、ボトム値の立下がり(降下変化)に追従す
る時定数よりもボトム値の立上がり(上昇変化)に追従
する時定数が長く設定され、ボトムデータ保持値の更新
が可能なボトムデータ保持回路が用いられている。
【0047】ボトムデータ保持回路の具体例としては、
ボトムデータとAD変換出力データの大小を定期的に比較
するためのボトム比較用の第2のコンパレータ54と、こ
の第2のコンパレータ54の比較出力の反転信号Dに応じ
て、アップ/ダウン動作が制御されるアップダウン入力
付きのボトムカウンタ55と、前記第2のコンパレータ54
の比較出力の反転信号D に応じてボトムカウンタ55のク
ロック入力の間隔を異ならせるためのボトムカウンタ入
力制御回路56からなる。
【0048】図7(a)は、図5中のピーク検波回路お
よびボトム検波回路の一例を具体的に示す回路図であ
る。図7(b)は、同図(a)の動作例を示すタイミン
グチャートである。
【0049】ピークカウンタ入力制御回路53は、クロッ
ク発生回路(図示せず)から入力するクロックCK入力が
1/M 分周回路71に入力して分周クロックCK1 が生成さ
れ、この分周クロックCK1 がさらに1/N 分周回路72(N
は例えば8 )に入力して分周クロックCK2 が生成され
る。前記分周クロックCK1 は、第1の排他的オアゲート
73に直接に入力するとともに、前記クロックCK入力によ
りスイッチ制御される第1のCMOSトランスファゲー
ト74を経て前記第1の排他的オアゲート73に入力する。
また、前記分周クロックCK2 は、第2の排他的オアゲー
ト75に直接に入力するとともに、前記クロックCK入力に
よりスイッチ制御される第2のCMOSトランスファゲ
ート76を経て前記第2の排他的オアゲート75に入力す
る。
【0050】前記第1の排他的オアゲート73は、前記分
周クロックCK1 の前縁に同期した短い幅のクロックCKP1
を出力する。このクロックCKP1の周期は信号のピーク変
化に十分に追従する程度に短い必要がある。
【0051】前記第2の排他的オアゲート75は、前記分
周クロックCK2 の前縁に同期した短い幅のクロックCKP2
を出力する。このクロックCKP2の周期は信号のピーク値
を十分に保持できる程度に長い必要がある。
【0052】そして、上記クロックCKP1およびクロック
CKP2は、前記ピーク比較用の第1のコンパレータ51の比
較出力により制御される2入力1出力のセレクタ77に入
力し、第1のコンパレータ51の比較出力Cの論理レベル"
H"/"L" に対応してクロックCKP1/ CKP2が選択され、ピ
ークカウンタ52のクロック入力となる。ピークカウンタ
52のアップ/ダウン動作も上記第1のコンパレータ51の
比較出力Cの論理レベル"H"/"L" に対応して制御され
る。
【0053】これにより、例えばADデータ入力の方が大
きい(あるいは等しい)場合の比較出力が発生する期間
には、周期の短いクロックCKP1がカウントアップ入力と
して供給され、ピークカウンタ52は速くカウントアップ
する。
【0054】これに対して、ADデータ入力の方が小さい
場合の比較出力が発生する期間には周期の長いクロック
CKP2がカウントダウン入力として供給され、ピークカウ
ンタ52はゆっくりとカウントダウンする。
【0055】ボトムカウンタ入力制御回路56は、上記ピ
ークカウンタ入力制御回路53に準じて構成されている
が、前記ボトム比較用の第2のコンパレータ54の比較出
力の論理レベル"L"/"H" に対応してクロックCKP1/ CKP2
が選択されてボトムカウンタ55のクロック入力となるよ
うに、第2のコンパレータ54の比較出力がインバータ78
により反転された信号Dにより2入力1出力のセレクタ7
9が制御される点が上記ピークカウンタ入力制御回路53
とは異なる。
【0056】これにより、例えばADデータ入力の方が小
さい場合の比較出力が発生する期間には、周期の短いク
ロックCKP1がカウントダウン入力として供給され、ボト
ムカウンタ55は速くカウントダウンする。
【0057】これに対して、ADデータ入力の方が大きい
(あるいは等しい)場合の比較出力が発生する期間には
周期の長いクロックCKP2がカウントアップ入力として供
給され、ボトムカウンタ55はゆっくりとカウントアップ
する。
【0058】上記したようにスルーレート制限機能を有
するピーク/ボトム検波回路によれば、ディスク11に傷
があった場合に傷の部分に対応して瞬間的に発生する異
常値信号に殆んど影響されないでピーク/ボトムの検出
が可能である。このような高精度のピーク/ボトム検波
回路を用いることによって、RF信号レベルの読み取り精
度をさらに向上させることが可能となる。
【0059】なお、本発明は、DVD システムだけではな
く、高周波信号の振幅を調整するシステムに一般的に応
用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】上述したように本発明の情報信号振幅測
定用回路によれば、光ディスクから光ピックアップによ
って読み出されたRF信号(情報信号)の振幅を信号レベ
ルの大小に関係なく正しく測定することができる。
【0061】また、本発明の情報信号振幅測定用回路を
用いた光ディスク装置によれば、DVD ムービーやDVD-RO
M でいろいろなディスクを再生した場合でも、RF信号振
幅を正確に測定することができるので、読み出し信号振
幅の自動調整等を正確に行うことができ、プレーヤーや
ドライブの信頼性や再生能力を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報信号振幅
測定用回路を用いたDVD システムの概略構成を示すブロ
ック図。
【図2】図1のDVD システムの動作例を説明する波形
図。
【図3】図1中のピーク/ボトム検波回路およびシステ
ムコントローラ内の振幅値算出回路の一例を示す回路
図。
【図4】図1中のディスクに傷があった場合などのRF信
号(情報)の波形例を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る情報信号振幅
測定用回路を用いたDVD システムにおけるピーク/ボト
ム検波回路を取り出して一例を示す回路図。
【図6】図5のピーク/ボトム検波回路の動作例を示す
波形図。
【図7】図5中のピーク検波回路とボトム検波回路の一
例を具体的に示す回路図および動作例を示すタイミング
チャート。
【図8】従来のDVD システムの概略構成を示すブロック
図。
【図9】図8中のRFレベル検出回路の一例を示すブロッ
ク図。
【図10】図9のRFレベル検出回路の入出力特性を理想
の入出力特性と対比して示す特性図。
【符号の説明】
11…光ディスク、 12…光学式のピックアップ、 13…ディスクモータ、 15…利得可変型のRFアンプ(ヘッドアンプ)、 18…データスライス回路、 19…データPLL 同期分離回路、 20…エラー訂正回路、 21…訂正RAM 、 22…MPEGビデオデコーダ&オーディオデコーダ処理回路
またはデータバッファ、 25…システムコントローラ、 29…AD変換回路、 30…ピーク/ボトム検波回路、 31…ADデータレジスタ、 32…ピークレジスタ、 33…ピーク比較用の第1のコンパレータ、 34…ボトムレジスタ、 35…ボトム比較用の第2のコンパレータ、 36…振幅値算出回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクから光ピックアップによって
    読み出され、増幅処理された高周波の情報信号を、その
    基本周波数より低い周波数でサンプリングしてデジタル
    値に変換するアナログデジタル変換回路と、 前記アナログデジタル変換回路の出力データのピーク値
    /ボトム値を検出するピーク/ボトム検出回路とを具備
    し、前記ピーク/ボトム検出回路による検出結果が前記
    情報信号の振幅値の算出用に供されることを特徴とする
    情報信号振幅測定用回路。
  2. 【請求項2】 前記アナログデジタル変換回路で使用す
    るサンプリングパルスの周波数は、前記情報信号の基本
    周波数の1/10以下であることを特徴とする請求項1
    記載の情報信号振幅測定用回路。
  3. 【請求項3】 前記ピーク/ボトム検出回路は、ピーク
    検出回路とボトム検出回路とからなり、 前記ピーク検出回路は、 ピークデータを格納するためのピークレジスタと、 前記ピークレジスタの格納データと前記アナログデジタ
    ル変換回路の出力データの大小を比較するピーク比較用
    の第1のコンパレータとを備え、第1のコンパレータの
    比較出力に基づいて前記ピークレジスタの内容が更新さ
    れ、 前記ボトム検出回路は、 ボトムデータを格納するためのボトムレジスタと、 前記ボトムレジスタの格納データと前記アナログデジタ
    ル変換回路の出力データの大小を比較するボトム比較用
    の第2のコンパレータとを備え、第2のコンパレータの
    比較出力に基づいて前記ボトムレジスタの内容が更新さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の情報信号
    振幅測定用回路。
  4. 【請求項4】 前記ピーク/ボトム検出回路は、ピーク
    検出回路とボトム検出回路とからなり、 前記ピーク検出回路は、ピークデータを保持し、そのピ
    ーク値の上昇変化に追従する時定数よりもそのピーク値
    の降下変化に追従する時定数が長く設定され、ピークデ
    ータ保持値の更新が可能なピークデータ保持回路であ
    り、 前記ボトム検出回路は、ボトムデータを保持し、そのボ
    トム値の降下変化に追従する時定数よりもそのボトム値
    の上昇変化に追従する時定数が長く設定され、ボトムデ
    ータ保持値の更新が可能なボトムデータ保持回路である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報信号振幅
    測定用回路。
  5. 【請求項5】 前記ピークデータ保持回路は、 ピークデータと前記アナログデジタル変換回路の出力デ
    ータの大小を定期的に比較するためのピーク比較用の第
    1のコンパレータと、 前記第1のコンパレータの比較出力に応じてアップ/ダ
    ウン動作が制御されるアップダウン入力付きのピークカ
    ウンタと、 前記第1のコンパレータの比較出力に応じて前記ピーク
    カウンタのクロック入力の間隔を異ならせるためのピー
    クカウンタ入力制御回路を備え、 前記ボトムデータ保持回路は、 ボトムデータと前記アナログデジタル変換回路の出力デ
    ータの大小を定期的に比較するボトム比較用の第2のコ
    ンパレータと、 前記第2のコンパレータの比較出力に応じて、アップ/
    ダウン動作が制御されるアップダウン入力付きのボトム
    カウンタと、 前記第2のコンパレータの比較出力に応じて前記ボトム
    カウンタのクロック入力の間隔を異ならせるためのボト
    ムカウンタ入力制御回路とを備えることを特徴とする請
    求項4記載の情報信号振幅測定用回路。
  6. 【請求項6】 前記ピークカウンタ入力制御回路および
    ボトムカウンタ入力制御回路はそれぞれ、 クロック入力を分周して第1の分周クロックを生成する
    第1の分周回路と、 前記第1の分周クロックを分周して第2の分周クロック
    を生成する第2の分周回路と、 前記クロック入力によりスイッチ制御される第1の転送
    ゲートと、 前記第1の分周クロックが前記第1の転送ゲートを経て
    入力するとともに前記第1の分周クロックが直接に入力
    し、前記第1の分周クロックの前縁に同期した第1のク
    ロックを出力する第1の排他的オアゲートと、 前記クロック入力によりスイッチ制御される第2の転送
    ゲートと、 前記第2の分周クロックが前記第2の転送ゲートを経て
    入力するとともに前記第2の分周クロックが直接に入力
    し、前記第2の分周クロックの前縁に同期した第2のク
    ロックを出力する第2の排他的オアゲートと、 前記第1のクロックおよび第2のクロックが入力し、前
    記第1のコンパレータ/第2のコンパレータの比較出力
    により制御され、一方の入力を選択して出力し、前記ピ
    ークカウンタ/ボトムカウンタのクロック入力として供
    給するセレクタを具備することを特徴とする請求項5記
    載の情報信号振幅測定用回路。
  7. 【請求項7】 光ディスクから情報を読み出すための光
    ピックアップと、 前記光ピックアップによって読み出された高周波信号を
    増幅・演算して高周波の情報信号を生成する利得可変型
    の高周波増幅回路と、 前記高周波増幅回路により生成された情報信号を処理す
    る前記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報信号
    振幅測定用回路と、 前記情報信号振幅測定用回路により測定された振幅値を
    予め決められた設定値と比較し、その結果に応じて、前
    記利得可変型の高周波増幅回路の利得を制御する制御系
    とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
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