JP2001163084A - インストルメントパネル取り付け構造 - Google Patents
インストルメントパネル取り付け構造Info
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- JP2001163084A JP2001163084A JP34560899A JP34560899A JP2001163084A JP 2001163084 A JP2001163084 A JP 2001163084A JP 34560899 A JP34560899 A JP 34560899A JP 34560899 A JP34560899 A JP 34560899A JP 2001163084 A JP2001163084 A JP 2001163084A
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- panel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】インストルメントパネルを車体に組み付ける際
の作業性の向上を図ることができるインストルメントパ
ネル取り付け構造を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル4を車体のフロ
ントパネル1にボルト13で締め付けるインストルメン
トパネル取り付け構造において、インストルメントパネ
ル4を固定するために車体側フロントパネル4に設けた
ボルト孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、
一方前記フロントパネルに組み付けるインストルメント
パネルには前記位置決め面に係合する係合部材4Bを設
け、取り付け時に前記係合部材4Bを前記位置決め面に
係合することによりフロントパネル側とインストルメン
トパネル側のボルト穴を一致できるようにしたことを特
徴とするインストルメントパネル取り付け構造。
の作業性の向上を図ることができるインストルメントパ
ネル取り付け構造を提供する。 【解決手段】 インストルメントパネル4を車体のフロ
ントパネル1にボルト13で締め付けるインストルメン
トパネル取り付け構造において、インストルメントパネ
ル4を固定するために車体側フロントパネル4に設けた
ボルト孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、
一方前記フロントパネルに組み付けるインストルメント
パネルには前記位置決め面に係合する係合部材4Bを設
け、取り付け時に前記係合部材4Bを前記位置決め面に
係合することによりフロントパネル側とインストルメン
トパネル側のボルト穴を一致できるようにしたことを特
徴とするインストルメントパネル取り付け構造。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インストルメント
パネル取り付け構造に関するものであり、さらに詳細に
はインストルメントパネルを車体に組み付ける際の作業
性の向上を図ることができるインストルメントパネル取
り付け構造に関するものである。
パネル取り付け構造に関するものであり、さらに詳細に
はインストルメントパネルを車体に組み付ける際の作業
性の向上を図ることができるインストルメントパネル取
り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインストルメントパネルの取りつ
け構造としては図5に示す特開平7−52845号公報
に記載されたもの等がある。この公報に記載された取り
付け構造を簡単に説明すると、インストルメントパネル
101は上部中央の位置決め部(後述する)において車
体側パネルに位置決められ、その他の箇所においてボル
ト102により車体側に固定されている。位置決め部は
図6に示すように車体パネル103側に設けたロケート
穴104に樹脂製キャップ105が取り付けられてお
り、この樹脂製キャップ105内にインストルメントパ
ネル101側に固定したロケートピン106が差し込ま
れ、インストルメントパネル101の上部が車体パネル
に位置決めされる構造となっている。
け構造としては図5に示す特開平7−52845号公報
に記載されたもの等がある。この公報に記載された取り
付け構造を簡単に説明すると、インストルメントパネル
101は上部中央の位置決め部(後述する)において車
体側パネルに位置決められ、その他の箇所においてボル
ト102により車体側に固定されている。位置決め部は
図6に示すように車体パネル103側に設けたロケート
穴104に樹脂製キャップ105が取り付けられてお
り、この樹脂製キャップ105内にインストルメントパ
ネル101側に固定したロケートピン106が差し込ま
れ、インストルメントパネル101の上部が車体パネル
に位置決めされる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなインスト
ルメントパネル取り付け構造は、車体パネル側に樹脂製
キャップを取りつけるためのロケート穴を形成するとと
もにロケート穴に取り付ける樹脂製キャップを必要と
し、さらにインストルメントパネル側には樹脂製キャッ
プ内に差し込むロケートピンを取り付ける必要があるた
め、部品点数が多く、コスト低減の面で問題がある。
ルメントパネル取り付け構造は、車体パネル側に樹脂製
キャップを取りつけるためのロケート穴を形成するとと
もにロケート穴に取り付ける樹脂製キャップを必要と
し、さらにインストルメントパネル側には樹脂製キャッ
プ内に差し込むロケートピンを取り付ける必要があるた
め、部品点数が多く、コスト低減の面で問題がある。
【0004】また、インストルメントパネルアッシイを
生産ラインで車体に搭載する際にはインストルメントパ
ネルの自重や変形(たとえばタレ等)によって車体側に
形成した取り付け穴とインストルメントパネル側の取り
付け穴が図7に示すように上下または左右に僅かにズレ
ることが多かった。そのため、生産ライン上でインスト
ルメントパネルを車体に組み付ける際には、作業員がイ
ンストルメントパネルを若干持ち上げるなどしてボルト
穴の微調整をしたり、片側の取り付け穴に棒を差し込ん
で仮固定するなどしてインストルメントパネル全体に歪
が生じないように取り付け穴の位置合わせを行い、その
後ボルト締め付を行っている。このため、インストルメ
ントパネル取り付け作業に手間がかかる等の問題があ
る。
生産ラインで車体に搭載する際にはインストルメントパ
ネルの自重や変形(たとえばタレ等)によって車体側に
形成した取り付け穴とインストルメントパネル側の取り
付け穴が図7に示すように上下または左右に僅かにズレ
ることが多かった。そのため、生産ライン上でインスト
ルメントパネルを車体に組み付ける際には、作業員がイ
ンストルメントパネルを若干持ち上げるなどしてボルト
穴の微調整をしたり、片側の取り付け穴に棒を差し込ん
で仮固定するなどしてインストルメントパネル全体に歪
が生じないように取り付け穴の位置合わせを行い、その
後ボルト締め付を行っている。このため、インストルメ
ントパネル取り付け作業に手間がかかる等の問題があ
る。
【0005】また、ロボットアームなどを用いてインス
トルメントパネルを車室内部に挿入する等して作業性向
上や作業の安全化を図っても、ライン上を流れる車体と
ラインサイドのロボットの位置関係は必ずしも完全に一
致するものではないため、ボルト締め付けの際にはやは
り若干の調整が必要となるのが実状である。また、イン
ストルメントパネル自体は必ずしも剛性が高くないた
め、歪んだ状態で応力が残ったままボルトで締め付けな
どすると、たとえば使用過程において締め付け部に緩み
が発生したり、温度変化によってインストルメントパネ
ルやその周囲から異音が発生するなどして立て付け品質
が安定しないなどの問題が生じる虞がある。
トルメントパネルを車室内部に挿入する等して作業性向
上や作業の安全化を図っても、ライン上を流れる車体と
ラインサイドのロボットの位置関係は必ずしも完全に一
致するものではないため、ボルト締め付けの際にはやは
り若干の調整が必要となるのが実状である。また、イン
ストルメントパネル自体は必ずしも剛性が高くないた
め、歪んだ状態で応力が残ったままボルトで締め付けな
どすると、たとえば使用過程において締め付け部に緩み
が発生したり、温度変化によってインストルメントパネ
ルやその周囲から異音が発生するなどして立て付け品質
が安定しないなどの問題が生じる虞がある。
【0006】さらに、近年では生産システムの効率化を
図る上でのインストルメントパネルのモジュール化、仕
様の増加によるエアバックや高機能オーディオやナビゲ
ーションシステムなどの取り付けや衝突対策の部品(た
とえばニーパッド)の追加などによって更にインストル
メントパネルの重量が増加する傾向にあり、作業性や品
質の低下が懸念される。
図る上でのインストルメントパネルのモジュール化、仕
様の増加によるエアバックや高機能オーディオやナビゲ
ーションシステムなどの取り付けや衝突対策の部品(た
とえばニーパッド)の追加などによって更にインストル
メントパネルの重量が増加する傾向にあり、作業性や品
質の低下が懸念される。
【0007】たとえば、近年ではスピードメータは電気
式が多用されているため、インストルメントパネル取り
付け後にワイヤーケーブルを接続してメーターを組み付
ける必要がない。したがってインストルメントパネルに
コンビメーターが最初からサブアッシイされているのが
普通でありこれらもインストルメントパネル重量の増加
要因に含まれることになる。
式が多用されているため、インストルメントパネル取り
付け後にワイヤーケーブルを接続してメーターを組み付
ける必要がない。したがってインストルメントパネルに
コンビメーターが最初からサブアッシイされているのが
普通でありこれらもインストルメントパネル重量の増加
要因に含まれることになる。
【0008】そこで本発明は、インストルメントパネル
を取り付ける車体側フロントパネル固定部の座面の上面
側に平面部を設け、インストルメントパネル側には前記
平面部に接触する係合部材を設け、インストルメントパ
ネルを車体に組付ける時には、前記係合部材を前記平面
部に係合させるだけで容易に車体側とインストルメント
パネル側のボルト穴を一致させることができ、インスト
ルメントパネル取り付け作業の効率化を図ることができ
るインストルメントパネル取り付け構造を提供し、上記
問題点を解決することを目的とする。
を取り付ける車体側フロントパネル固定部の座面の上面
側に平面部を設け、インストルメントパネル側には前記
平面部に接触する係合部材を設け、インストルメントパ
ネルを車体に組付ける時には、前記係合部材を前記平面
部に係合させるだけで容易に車体側とインストルメント
パネル側のボルト穴を一致させることができ、インスト
ルメントパネル取り付け作業の効率化を図ることができ
るインストルメントパネル取り付け構造を提供し、上記
問題点を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、インストルメントパネルを車体の
フロントパネルにボルトで締め付けるインストルメント
パネル取り付け構造において、インストルメントパネル
を固定するために車体側フロントパネルに設けたボルト
孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、一方前
記フロントパネルに組み付けるインストルメントパネル
には前記位置決め面に係合する係合部材を設け、取り付
け時に前記係合部材を前記位置決め面に係合することに
よりフロントパネル側とインストルメントパネル側のボ
ルト穴を一致できるようにしたことを特徴とするインス
トルメントパネル取り付け構造であり、インストルメン
トパネルの側面下部をステアリングビーム取りつけブラ
ケットから突出する延長部にボルトで締め付けて固定す
るインストルメントパネル取り付け構造において、イン
ストルメントパネルの側面下部に、前記ブラケットの延
長部に係合する係合部材を設け、取り付け時に前記係合
部材を前記延長部上に係合することでフロントパネル側
とインストルメントパネル側のボルト穴を一致できるよ
うにしたことを特徴とするインストルメントパネル取り
付け構造であり、インストルメントパネルを車体のフロ
ントパネルにボルトで締め付けるとともにインストルメ
ントパネルの側面下部をステアリングビーム取りつけブ
ラケットにボルトで締め付けて固定するインストルメン
トパネル取り付け構造において、インストルメントパネ
ルを固定するために車体側フロントパネルに設けたボル
ト孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、一方
前記フロントパネルに組み付けるインストルメントパネ
ルには前記位置決め面に係合する係合部材を設け、イン
ストルメントパネルの側面下部に、前記ブラケットの延
長部に係合する係合部材を設け、取り付け時に前記位置
決め面に前記係合部材を係合するとともに前記延長部上
に前記係合部材を係合することでフロントパネル側とイ
ンストルメントパネル側のボルト穴を一致できるように
したことを特徴とするインストルメントパネル取り付け
構造であり、前記係合部材は、インストルメントパネル
の型抜き方向に一致して形成したことを特徴とするイン
ストルメントパネル取り付け構造である。
した技術解決手段は、インストルメントパネルを車体の
フロントパネルにボルトで締め付けるインストルメント
パネル取り付け構造において、インストルメントパネル
を固定するために車体側フロントパネルに設けたボルト
孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、一方前
記フロントパネルに組み付けるインストルメントパネル
には前記位置決め面に係合する係合部材を設け、取り付
け時に前記係合部材を前記位置決め面に係合することに
よりフロントパネル側とインストルメントパネル側のボ
ルト穴を一致できるようにしたことを特徴とするインス
トルメントパネル取り付け構造であり、インストルメン
トパネルの側面下部をステアリングビーム取りつけブラ
ケットから突出する延長部にボルトで締め付けて固定す
るインストルメントパネル取り付け構造において、イン
ストルメントパネルの側面下部に、前記ブラケットの延
長部に係合する係合部材を設け、取り付け時に前記係合
部材を前記延長部上に係合することでフロントパネル側
とインストルメントパネル側のボルト穴を一致できるよ
うにしたことを特徴とするインストルメントパネル取り
付け構造であり、インストルメントパネルを車体のフロ
ントパネルにボルトで締め付けるとともにインストルメ
ントパネルの側面下部をステアリングビーム取りつけブ
ラケットにボルトで締め付けて固定するインストルメン
トパネル取り付け構造において、インストルメントパネ
ルを固定するために車体側フロントパネルに設けたボル
ト孔座面に連続する上面部に位置決め面を形成し、一方
前記フロントパネルに組み付けるインストルメントパネ
ルには前記位置決め面に係合する係合部材を設け、イン
ストルメントパネルの側面下部に、前記ブラケットの延
長部に係合する係合部材を設け、取り付け時に前記位置
決め面に前記係合部材を係合するとともに前記延長部上
に前記係合部材を係合することでフロントパネル側とイ
ンストルメントパネル側のボルト穴を一致できるように
したことを特徴とするインストルメントパネル取り付け
構造であり、前記係合部材は、インストルメントパネル
の型抜き方向に一致して形成したことを特徴とするイン
ストルメントパネル取り付け構造である。
【0010】
【実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施形態に
係るインストルメントパネル取り付け構造を説明すると
図1は車体側にインストルメントパネルを組み付ける際
の斜視図、図2は図1中のA−A断面図、図3はインス
トルメントパネル上部取り付け部に形成した係止部材の
拡大斜視図、図4は図1中のB−B断面図である。
係るインストルメントパネル取り付け構造を説明すると
図1は車体側にインストルメントパネルを組み付ける際
の斜視図、図2は図1中のA−A断面図、図3はインス
トルメントパネル上部取り付け部に形成した係止部材の
拡大斜視図、図4は図1中のB−B断面図である。
【0011】図において、1は車体側はフロントパネ
ル、2はフロントピラー、3はビームステアリング、4
はインストルメントパネルであり、フロントパネル1上
面にはインストルメントパネル4を取りつけるためのボ
ルト孔5が複数個(本例では2個)、およびインストル
メントパネル4側に設けたピン12が嵌合する嵌合穴6
が少なくとも1個形成されている。
ル、2はフロントピラー、3はビームステアリング、4
はインストルメントパネルであり、フロントパネル1上
面にはインストルメントパネル4を取りつけるためのボ
ルト孔5が複数個(本例では2個)、およびインストル
メントパネル4側に設けたピン12が嵌合する嵌合穴6
が少なくとも1個形成されている。
【0012】またビームステアリング3には同ステアリ
ングを車体に固定するブラケット7が設けられ、このブ
ラケット7にインストルメントパネル4を取りつけるボ
ルト孔8が形成されている。前記ブラケット7の下側は
インストルメントパネル4を固定するために図1に示す
ように車体後方側に延長した延長部9が形成されてお
り、この延長部9にボルト孔8が形成されている。前記
各ボルト孔5、8の裏面には従来と同様にナットが溶接
等によって固定されている。
ングを車体に固定するブラケット7が設けられ、このブ
ラケット7にインストルメントパネル4を取りつけるボ
ルト孔8が形成されている。前記ブラケット7の下側は
インストルメントパネル4を固定するために図1に示す
ように車体後方側に延長した延長部9が形成されてお
り、この延長部9にボルト孔8が形成されている。前記
各ボルト孔5、8の裏面には従来と同様にナットが溶接
等によって固定されている。
【0013】前記フロントパネル1上面に形成するボル
ト孔5は、その孔を有する壁面に連続するフロントガラ
ス13側の上面が図2に示すように略水平な位置決め面
5Aとして形成されている。一方、インストルメントパ
ネル4は樹脂による一体成形品として図に示す形状とし
て形成されており、このインストルメントパネル4の上
部には前記フロントパネル1側のボルト孔5に合致する
位置にボルト挿通孔4Aが、また前記フロントパネル1
側の嵌合穴6に合致する位置にピン12が取りつけられ
ている。インストルメントパネル4上部のボルト挿通孔
4Aの上部には図2に示すように、フロントパネル1に
形成した略水平な位置決め面5Aに係合する位置決め係
合部材(リブ)4Bが一体に形成されている。
ト孔5は、その孔を有する壁面に連続するフロントガラ
ス13側の上面が図2に示すように略水平な位置決め面
5Aとして形成されている。一方、インストルメントパ
ネル4は樹脂による一体成形品として図に示す形状とし
て形成されており、このインストルメントパネル4の上
部には前記フロントパネル1側のボルト孔5に合致する
位置にボルト挿通孔4Aが、また前記フロントパネル1
側の嵌合穴6に合致する位置にピン12が取りつけられ
ている。インストルメントパネル4上部のボルト挿通孔
4Aの上部には図2に示すように、フロントパネル1に
形成した略水平な位置決め面5Aに係合する位置決め係
合部材(リブ)4Bが一体に形成されている。
【0014】また、インストルメントパネル4の下部左
右には、前記ブラケット7に固定される位置にボルト挿
通孔11を有する取りつけ部10が形成されており、こ
の取り付け部10には、図4に示すようにブラケット7
に係合する位置決め係合部材(リブ)11が一体に形成
されている。前記各係合部材4B、11は、インストル
メントパネル4を成形する際に、型の抜き方向と干渉せ
ぬように形成されており、各リブは位置決め機能に加え
取りつけ部の剛性確保の機能を果たす構造となってい
る。
右には、前記ブラケット7に固定される位置にボルト挿
通孔11を有する取りつけ部10が形成されており、こ
の取り付け部10には、図4に示すようにブラケット7
に係合する位置決め係合部材(リブ)11が一体に形成
されている。前記各係合部材4B、11は、インストル
メントパネル4を成形する際に、型の抜き方向と干渉せ
ぬように形成されており、各リブは位置決め機能に加え
取りつけ部の剛性確保の機能を果たす構造となってい
る。
【0015】以上のように構成された、インストルメン
トパネル4と車体側フロントパネル1との組付け作業を
説明する。図1において、組付けに当たってインストル
メントパネル4に設けたピン12がフロントパネル1側
の嵌合穴6に嵌合するように、また、インストルメント
パネル4に形成した係合部材4Bが位置決め面5Aに載
置されるようにインストルメントパネル4を配置する。
また、この配置とすることによりインストルメントパネ
ル4下部左右に形成した取り付け部10に形成した係合
部材11もブラケット7の延長部9上部に載置する状態
となる。こうして位置決めされたインストルメントパネ
ル4は従来と同様にボルト13によってフロントパネル
1に固定される。
トパネル4と車体側フロントパネル1との組付け作業を
説明する。図1において、組付けに当たってインストル
メントパネル4に設けたピン12がフロントパネル1側
の嵌合穴6に嵌合するように、また、インストルメント
パネル4に形成した係合部材4Bが位置決め面5Aに載
置されるようにインストルメントパネル4を配置する。
また、この配置とすることによりインストルメントパネ
ル4下部左右に形成した取り付け部10に形成した係合
部材11もブラケット7の延長部9上部に載置する状態
となる。こうして位置決めされたインストルメントパネ
ル4は従来と同様にボルト13によってフロントパネル
1に固定される。
【0016】以上のように、本発明では、フロントパネ
ル1側に位置決め用の平面部を形成し、インストルメン
トパネル4側に前記平面部に係合する係合部材と、フロ
ントパネル1側のブラケット7に係合する係合部材とを
形成することにより、インストルメントパネル4取り付
け時の位置決めを、前記係合部材を利用しながら極めて
容易に行うことができる。
ル1側に位置決め用の平面部を形成し、インストルメン
トパネル4側に前記平面部に係合する係合部材と、フロ
ントパネル1側のブラケット7に係合する係合部材とを
形成することにより、インストルメントパネル4取り付
け時の位置決めを、前記係合部材を利用しながら極めて
容易に行うことができる。
【0017】なお、本発明では各締め付け部位の上下方
向の位置精度を求めるものだが、通常は図1に示すよう
にインストルメントパネル4の中央前単端部の上部でピ
ン12による位置合わせを行うため、左右方向への誤差
は発生し難くなり、各取りつけ部位は上下方向の位置を
合わせるだけで充分に効果が得られることになる。以
上、本発明の実施の形態について説明してきたが、係合
リブの形状、位置決め面の形状は上記形態に限定するこ
となくフロントパネルとインストルメントパネルとの位
置関係により、種々の形態とすることができることは当
然である。さらに本発明はその精神または主要な特徴か
ら逸脱することなく、他のいかなる形でも実施できる。
そのため、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に
すぎず限定的に解釈してはならない。
向の位置精度を求めるものだが、通常は図1に示すよう
にインストルメントパネル4の中央前単端部の上部でピ
ン12による位置合わせを行うため、左右方向への誤差
は発生し難くなり、各取りつけ部位は上下方向の位置を
合わせるだけで充分に効果が得られることになる。以
上、本発明の実施の形態について説明してきたが、係合
リブの形状、位置決め面の形状は上記形態に限定するこ
となくフロントパネルとインストルメントパネルとの位
置関係により、種々の形態とすることができることは当
然である。さらに本発明はその精神または主要な特徴か
ら逸脱することなく、他のいかなる形でも実施できる。
そのため、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に
すぎず限定的に解釈してはならない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、インストルメントパネ
ル側に追加された係合部材によってインストルメントパ
ネル取りつけ穴と車体側の取りつけ穴が自然に一致する
ため、穴の位置合わせの精度が高まり、全体として建付
け精度が向上する。従来のように生産ライン上で作業員
がインストルメントパネルを微調整する必要がなく、作
業性が向上する。本発明で追加されるリブはインストル
メントパネル4の主たる型抜き方向に一致するため単に
型に対して削りを加えればよく、コスト的な変動ももた
らさない、等の優れた効果を奏することができる。
ル側に追加された係合部材によってインストルメントパ
ネル取りつけ穴と車体側の取りつけ穴が自然に一致する
ため、穴の位置合わせの精度が高まり、全体として建付
け精度が向上する。従来のように生産ライン上で作業員
がインストルメントパネルを微調整する必要がなく、作
業性が向上する。本発明で追加されるリブはインストル
メントパネル4の主たる型抜き方向に一致するため単に
型に対して削りを加えればよく、コスト的な変動ももた
らさない、等の優れた効果を奏することができる。
【図1】本発明の実施形態に係わる車体側にインストル
メントパネル4を組み付ける際の斜視図である。
メントパネル4を組み付ける際の斜視図である。
【図2】同1中のA−A拡大断面図である。
【図3】同1中のインストルメントパネル4側のボルト
孔部分の斜視図である。
孔部分の斜視図である。
【図4】同1中のB−B拡大断面図である。
【図5】従来のインストルメントパネル4の斜視図であ
る。
る。
【図6】図5の要部断面図である。
【図7】ボルト孔のズレを示す図である。
1 フロントパネル 2 フロントピラー 3 ビームステアリング 4 インストルメントパネル 4A ボルト挿通孔 4B 係合部材(係合リブ) 5 ボルト孔 5A 位置決め面 6 嵌合孔 7 ブラケット 8 ボルト孔 9 延長部 11 ボルト挿通孔 12 ピン 13 フロントガラス
Claims (4)
- 【請求項1】インストルメントパネルを車体のフロント
パネルにボルトで締め付けるインストルメントパネル取
り付け構造において、 インストルメントパネルを固定するために車体側フロン
トパネルに設けたボルト孔座面に連続する上面部に位置
決め面を形成し、一方前記フロントパネルに組み付ける
インストルメントパネルには前記位置決め面に係合する
係合部材を設け、取り付け時に前記係合部材を前記位置
決め面に係合することによりフロントパネル側とインス
トルメントパネル側のボルト穴を一致できるようにした
ことを特徴とするインストルメントパネル取り付け構
造。 - 【請求項2】インストルメントパネルの側面下部をステ
アリングビーム取りつけブラケットから突出する延長部
にボルトで締め付けて固定するインストルメントパネル
取り付け構造において、 インストルメントパネルの側面下部に、前記ブラケット
の延長部に係合する係合部材を設け、取り付け時に前記
係合部材を前記延長部上に係合することでフロントパネ
ル側とインストルメントパネル側のボルト穴を一致でき
るようにしたことを特徴とするインストルメントパネル
取り付け構造。 - 【請求項3】インストルメントパネルを車体のフロント
パネルにボルトで締め付けるとともにインストルメント
パネルの側面下部をステアリングビーム取りつけブラケ
ットにボルトで締め付けて固定するインストルメントパ
ネル取り付け構造において、 インストルメントパネルを固定するために車体側フロン
トパネルに設けたボルト孔座面に連続する上面部に位置
決め面を形成し、一方前記フロントパネルに組み付ける
インストルメントパネルには前記位置決め面に係合する
係合部材を設け、インストルメントパネルの側面下部
に、前記ブラケットの延長部に係合する係合部材を設
け、取り付け時に前記位置決め面に前記係合部材を係合
するとともに前記延長部上に前記係合部材を係合するこ
とでフロントパネル側とインストルメントパネル側のボ
ルト穴を一致できるようにしたことを特徴とするインス
トルメントパネル取り付け構造。 - 【請求項4】前記係合部材は、インストルメントパネル
の型抜き方向に一致して形成したことを特徴とする請求
項1〜請求項3のいずれかに記載のインストルメントパ
ネル取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34560899A JP2001163084A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | インストルメントパネル取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34560899A JP2001163084A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | インストルメントパネル取り付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001163084A true JP2001163084A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18377754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34560899A Pending JP2001163084A (ja) | 1999-12-06 | 1999-12-06 | インストルメントパネル取り付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001163084A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2876654A1 (fr) * | 2004-10-18 | 2006-04-21 | Renault Sas | Vehicule comprenant une planche de bord fixee a une traverse inferieure de baie |
| JP2015182542A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | スズキ株式会社 | インストルメントパネル |
| CN106166953A (zh) * | 2015-05-18 | 2016-11-30 | 铃木株式会社 | 仪表板的端部的构造 |
| WO2024201866A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用表示装置、及び車両用表示装置の取付構造 |
-
1999
- 1999-12-06 JP JP34560899A patent/JP2001163084A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2876654A1 (fr) * | 2004-10-18 | 2006-04-21 | Renault Sas | Vehicule comprenant une planche de bord fixee a une traverse inferieure de baie |
| EP1652760A1 (fr) * | 2004-10-18 | 2006-05-03 | Renault s.a.s. | Fixation de cockpit sur caisse |
| JP2015182542A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | スズキ株式会社 | インストルメントパネル |
| CN106166953A (zh) * | 2015-05-18 | 2016-11-30 | 铃木株式会社 | 仪表板的端部的构造 |
| WO2024201866A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用表示装置、及び車両用表示装置の取付構造 |
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