JP2001160636A - 圧電素子 - Google Patents

圧電素子

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JP2001160636A
JP2001160636A JP2000196006A JP2000196006A JP2001160636A JP 2001160636 A JP2001160636 A JP 2001160636A JP 2000196006 A JP2000196006 A JP 2000196006A JP 2000196006 A JP2000196006 A JP 2000196006A JP 2001160636 A JP2001160636 A JP 2001160636A
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JP
Japan
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pattern
piezoelectric
layer
inductor
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Withdrawn
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JP2000196006A
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Atsushi Murai
敦司 村井
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/87Electrodes or interconnections, e.g. leads or terminals
    • H10N30/875Further connection or lead arrangements, e.g. flexible wiring boards, terminal pins
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/50Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
    • H10N30/508Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure adapted for alleviating internal stress, e.g. cracking control layers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電素子を、簡単な駆動回路により駆動可能
とすることである。 【解決手段】 圧電層積層体11を有し、圧電層111
の層間に形成した正負両極の内部電極121,122間
に外部電極131、132から電圧を印加して圧電層1
11に電界を形成し圧電層111を変位可能とした圧電
素子において、一方の極の外部電極131と該一方の極
の内部電極121とを結ぶ線路の途中にインダクタ2を
介設せしめ、圧電素子1の数が多くとも駆動回路7のイ
ンダクタを不要もしくは駆動回路7には各圧電素子に共
通の簡単なインダクタだけで済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピエゾインジェクタ
等に用いる圧電素子に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子は圧電材料の圧電効果を利用す
るもので、応答速度が速く機械部品を用いないので、種
々の分野でアクチュエータとして適用されている。例え
ば、自動車の内燃機関における燃料噴射用のインジェク
タの開閉駆動用として、電磁気力を利用するソレノイド
に代えて圧電素子を用いたインジェクタが開発されてい
る。図13は駆動回路と接続された圧電素子を示すもの
で、圧電素子91は圧電層911と内部電極912とを
交互に積層した積層体91aを有し、内部電極912間
に電圧を印加して圧電素子91を変位せしめるようにな
っている。圧電素子91への電圧印加は、駆動回路92
の、コンデンサ等で構成された電流源921から積層体
91aの表面に形成された外部電極914を介して行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電層91
1に電荷を急激に投入すると、投入直後に圧電層911
に必要以上の伸びが生じてしまい、圧電層911の破壊
を招くおそれがある。そこで圧電素子91と電流源92
1とを接続する線路93の途中に圧電素子91と直列に
インダクタ922を設けて圧電素子91への急激な電荷
の投入を抑制しているが、電磁誘導を利用するインダク
タの他のコイル部品等への干渉を避ける必要があり、駆
動回路における部品のレイアウトが制約を受け、大型化
は否めない。仕様の異なる複数の圧電素子を駆動する場
合等のように圧電素子の数に応じてインダクタの数が増
えると、駆動回路92は特に大型化してしまう。
【0004】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
小型で簡単な駆動回路により駆動可能な圧電素子を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、一方の極の外部電極と該一方の極の内部電極とを結
ぶ線路の途中にインダクタを介設せしめ、このインダク
タを介して圧電層の層間に形成した内部電極間に電圧を
印加する構成とする。
【0006】圧電素子の駆動回路にインダクタを不要と
することができる。または、駆動回路には圧電素子に設
けられるインダクタと直列に接続する各圧電素子に共通
のインダクタを備えておくだけで済み、駆動回路を小型
で簡単なものにすることができる。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、インダクタは、複数の絶縁層を積層し
て上記圧電層の積層部と一体化せしめるとともに、絶縁
層の層間に電導性材料を渦巻き状若しくはループ状に形
成した導体パターンを設けてなる構成とする。
【0008】絶縁層の層間に導体パターンを形成するの
で、省スペースとすることができる。また、インダクタ
部分の製造にも、グリーンシート法のような圧電素子の
製造における主流の方法を適用することができる。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2の発明
の構成において、インダクタは、上記導体パターンと上
記絶縁層とを交互に積層し、各導体パターンを各絶縁層
を貫通するコンタクト部により直列に接続せしめてなる
構成とする。
【0010】絶縁層および導体パターンの積層数に応じ
てインダクタのインダクタンスが自在である。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項2または
3いずれかの発明の構成において、上記絶縁層の層間に
は、上記導体パターンに近接して磁性部材を配置する。
【0012】磁性部材を設けることで透磁率を上げ、イ
ンダクタの実質的な形状をそのままにインダクタンスを
高めることができる。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項4の発明
の構成において、上記磁性部材は、上記絶縁層の層間に
形成した磁性体パターンとする。
【0014】スクリーン印刷等で容易に形成し得る。
【0015】請求項6記載の発明では、請求項4の発明
の構成において、上記磁性部材は、上記絶縁層を貫通す
る磁性体芯とする。
【0016】より高い透磁率を得ることができる。
【0017】請求項7記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、インダクタは、絶縁層を3層以上に積
層して上記圧電層の積層部と一体化せしめるとともに、
絶縁層の第1の層間に、電導性材料を略直線状に形成し
た複数の第1の種類の導体パターンを並列位置に設け、
第2の層間に、第1の種類の導体パターンに対して傾け
て各第1の種類の導体パターンの端部位置からその相隣
れる第1の種類の導体パターンの端部位置に伸びる略直
線状に形成した第2の種類の導体パターンを設ける。第
1の種類の導体パターンと第2の種類の導体パターンと
をその端部にて、絶縁層を貫通するコンタクト部により
導通せしめる。
【0018】絶縁層の層間に導体パターンを形成するの
で、絶縁層および導体パターンの積層数をそのままに、
導体パターンの本数に応じてインダクタのインダクタン
スが自在であり、すぐれて省スペースとすることができ
る。また、インダクタ部分の製造にも、グリーンシート
法のような圧電素子の製造における主流の方法を適用す
ることができる。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項2ないし
7いずれかの発明の構成において、上記絶縁層は上記圧
電層と同じ部材により構成する。
【0020】材料の種類を減らすことで、製造コストを
低減できる。
【0021】請求項9記載の発明では、請求項2または
3または7の発明の構成において、上記絶縁層を磁性部
材により構成する。
【0022】高い透磁率が得られ、インダクタの実質的
な形状をそのままにインダクタンスを高めることができ
る。しかも、別途磁性部材を設ける必要がなく、製造工
程が複雑化しない。
【0023】請求項10記載の発明では、請求項2ない
し9いずれかの発明の構成において、上記絶縁層は上記
圧電層とともに積層し最上層の内部電極を被覆するダミ
ー層として構成する。
【0024】インダクタを形成するための絶縁層が、圧
電層の内部応力を吸収するダミー層と兼用となるから、
ダミー層を別途設ける必要がなく、構成を簡略化するこ
とができる。しかも、圧電層や内部電極の上層に、ダミ
ー層と導体パターンとを積層するだけでよいので、製造
が、従来の圧電素子の製造と同じであり、工程が簡単で
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態になる、駆動回路と接続された圧電素子を
示す。圧電素子1は圧電層111の積層体11を有し、
圧電層111の層間に正負の内部電極121と122と
が交互に形成され、圧電層111は積層方向に分極せし
めてある。積層体11の側面には側面電極130,13
1,132が形成してある。各内部電極121は側面電
極131により導通し、各内部電極122は側面電極1
32により導通している。側面電極130はリード線8
1を介して駆動回路7と接続され、側面電極132はリ
ード線82を介して駆動回路7と接続され、それぞれ内
部電極121,122間に電圧を印加するための外部電
極130,132としてある。なお、駆動回路7は従来
のインダクタを備えない圧電素子の駆動に用いる電流源
(図13参照)と実質的に同じ構成のものである。
【0026】積層体11には、最上層の内部電極121
を上方から被覆するダミー層30,31が2層に形成さ
れ、その層間にはコイルパターン4が形成されている。
コイルパターン4の一端は上記一方の外部電極130と
導通せしめてあり、コイルパターン4の他端はダミー層
31を貫通するコンタクト部5により最上層にある一方
の極の内部電極121と導通している。これらダミー層
30,31とコイルパターン4とコンタクト部5とでイ
ンダクタ2としてある。また、コイルパターン4の他端
は、コンタクト部5を廃して側面電極131に直接導通
してもよい。
【0027】本圧電素子1の製造方法とともに積層体1
1の詳細な構造を説明する。本圧電素子1は広く用いら
れているグリーンシート法を用いて製造することができ
る。グリーンシートは、公知の方法により圧電材料の主
原料となる酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸
化ニオブ、炭酸ストロンチウム等の粉末を所望の組成と
なるように秤量する。また、鉛の蒸発を考慮して、上記
混合比組成の化学量論比よりも1〜2%リッチになるよ
うに調合する。これを混合機にて乾式混合し、その後8
00〜950°Cで仮焼する。
【0028】次いで、仮焼粉に純水、分散剤を加えてス
ラリーとし、パールミルにより湿式粉砕する。この粉砕
物を乾燥、粉脱脂した後、溶剤、バインダー、可塑剤、
分散剤等を加えてボールミルにより混合する。その後、
このスラリーを真空装置内で攪拌機により攪拌しながら
真空脱泡、粘度調整をする。
【0029】次いで、スラリーをドクターブレード装置
により一定厚のグリーンシートに成形する。
【0030】回収したグリーンシートはプレス機で打ち
抜くか、切断機により切断し、所定の大きさの矩形体に
成形する。グリーンシートは圧電層、ダミー層に共通で
ある。
【0031】次いで、例えば銀/パラジウム=7/3の
比率からなる銀およびパラジウムのペースト(以下、A
g/Pdペースト)により、成形後のグリーンシートの
一方の表面にパターンをスクリーン印刷形成する。図2
にパターン印刷後のグリーンシートの一例を示す。な
お、図中および以下の説明において、グリーンシートは
実質的に圧電層、ダミー層で同じであり、同じ番号を付
すものとする。
【0032】圧電層となるグリーンシートを示す図2
(A)において、グリーンシート111の表面には、上
記Ag/Pdペーストにより、略全面にこれよりもやや
小さな矩形のパターン121(122)を形成し、内部
電極121(122)とする。グリーンシート111の
表面には、直交する2辺の辺縁部に沿ってL字に内部電
極121(122)の非形成部が設けてあり、グリーン
シート111の対向辺の一方には内部電極121が達
し、他方には内部電極121が達しないようにする。
【0033】下側のダミー層となるグリーンシートを示
す図2(B)において、グリーンシート31の表面に
は、上記Ag/Pdペーストにより、グリーンシート3
1の辺縁から渦を巻いて中央部に向かって伸びるコイル
パターン4を形成する。
【0034】下側のダミー層となるグリーンシート31
は、コイルパターン4の渦中心側の端部位置にパンチン
グによりスルーホールを形成しておき、コイルパターン
4のスクリーン印刷時に一緒にスルーホールに上記Ag
/Pdペーストを埋め込み、コンタクト部5を形成す
る。
【0035】なお、1つの圧電素子1について、内部電
極121(122)を形成したグリーンシート111
は、変位量の要求仕様に基づいて所定の積層数分用意
し、コイルパターン4を形成したグリーンシート31は
1つ用意する。また、上側のダミー層となるグリーンシ
ートとしてスクリーン印刷をしないもの30も1つ用意
する。
【0036】次いで、これらのグリーンシート111,
31,30を重ねる。図3(A)はグリーンシート11
1,31,30の積層状態を示すもので、実質的に積層
体11の分解図となっている。先ず、内部電極121
(122)を形成したグリーンシート111を重ねてい
く。このとき、電極非形成部が図中左手前側と右奥側と
に交互位置となるように重ねることで、グリーンシート
111の図中右側の辺縁に達する内部電極が一方の極の
内部電極121となり、図中左側の辺縁に達する内部電
極が他方の極の内部電極122となる。
【0037】次いで、コイルパターン4を形成したグリ
ーンシート31を重ねる。このとき、コイルパターン4
と最上層の内部電極121とはコンタクト部5により導
通する。
【0038】次いで、グリーンシート30を重ねコイル
パターン4を被覆する。しかして図3(B)に示す積層
体11を得る。
【0039】次いで、温水ラバープレス等による熱圧着
後、電気炉により400〜700°Cのもとで脱脂し、
900〜1200°Cのもとで焼成する。
【0040】次いで、積層体11の側面に上記Ag/P
dペーストまたはAgペースト等を塗布、焼き付けるこ
とで電極130〜132を形成する。一方の極の外部電
極130は、コイルパターン4の一端が露出する位置に
形成する。外部電極131は、一方の極の内部電極12
1が露出している位置に形成し、各内部電極121の導
通をとる。他方の極の外部電極132は、他方の極の内
部電極122が露出している位置に形成し、各内部電極
122の導通をとる。
【0041】しかる後、これを絶縁油中に浸漬し外部電
極130,132から内部電極121,122間に直流
電圧を印加して圧電層111を分極し、圧電素子1を得
る。
【0042】完成後の圧電素子1に駆動回路7から上記
外部電極130,132間に電圧を印加すると、インダ
クタ2は一般的なソレノイドコイルからなるインダクタ
と同様に誘導作用が生じて電流を制限し、圧電層111
への急激な電荷の投入を抑制する。
【0043】このように、グリーンシートへのスクリー
ン印刷のパターンにインダクタ用のものを加えるだけ
で、従来の圧電素子の製造方法をそのまま適用すること
ができ、製造が容易である。低コストでインダクタ付き
の圧電素子を製造できる。したがって、図1のごとく駆
動回路のインダクタを不要とするか、若しくは駆動回路
に小型のインダクタのみを備えた構成とすることができ
る。
【0044】なお、インダクタ2のコイルパターン4は
曲線により構成されているが、図4に示すように直線に
より渦巻き状としたコイルパターン4Aとしてもよい。
【0045】また、図5に示すように、コイルパターン
4AAに近接して磁性部材である磁性体パターン6Aを
配置(図例では渦巻き状のコイルパターン4AAの内側
に島状に形成)し、コイルパターン4による磁束の形成
部の透磁率を上げるのもよい。これによりインダクタ2
の形状そのままにインダクタンスを大きくすることがで
きる。磁性体パターン6Aは、例えば磁性粉等をスクリ
ーン印刷により塗布する。
【0046】また、ダミー層30,31は、圧電層用の
グリーンシートと同じものを用いて製造材料の種類が増
えないようにすることで製造コストの低減を図っている
が、別の材料から構成してもよく、例えば絶縁性の磁性
材料により構成するのもよい。コイルパターンによる磁
束形成部の透磁率を大きくしてインダクタの形状そのま
まにインダクタンスを高めることができる。
【0047】(第2実施形態)本発明の第2実施形態は
第1実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたもので、第1実施形態との相違点を中
心に説明する。図6に、本発明の第2の実施形態になる
圧電素子製造時のグリーンシートの積層状態を示す。図
は実質的にインダクタの分解状態を示している。
【0048】ダミー層となるグリーンシート31B,3
2B,33Bには圧電層111と同じグリーンシートが
用いられ、第1実施形態で説明した製法により得られ
る。グリーンシート31B〜33Bには導体パターンで
あるコイルパターン41B,42B,43Bをスクリー
ン印刷により形成する。コイルパターン41B〜43B
はいずれもグリーンシート31B,32B,33Bの辺
縁側から中心部に向かう渦巻き状のパターンで、第1の
コイルパターン41Bは右巻きで、第2のコイルパター
ン42Bは左巻きであり、渦の中心側の端部と外周側の
端部とがグリーンシート31B,32B上で同じ位置と
なるように形状を与えられている。第3のコイルパター
ン43Bは、最上層のコイルパターンで、第1実施形態
のコイルパターンのように外周側端部がグリーンシート
33Bの辺縁に達している。
【0049】最も上層の内部電極121が形成された圧
電層111の上層に、第1のパターン41Bが形成され
たグリーンシート31Bと第2のパターン42Bが形成
されたグリーンシート32Bとを交互に積層し、最上層
に第3のパターン43Bが形成されたグルーンシート3
3Bを重ねる。これにより、コイルパターン41B〜4
3Bがグリーンシート31B〜33Bの積層方向に複数
形成される。なお、第3のコイルパターン43Bは、そ
の直下層のグリーンシート32Bに形成された渦巻きパ
ターン42Bとは逆巻きの渦巻きパターンとなるように
する。
【0050】グリーンシート31B〜33Bには、第1
実施形態と同様に、コイルパターン41B〜43Bのス
クリーン印刷時に一緒にコンタクト部51B,52B,
53Bを形成する。コンタクト部51B〜53Bはコイ
ルパターン41B〜43Bのの渦巻きが右巻きか左巻き
かにより、渦巻きパターンの端部のうちいずれかのみに
形成される。図例では、右巻きパターン41B,43B
が形成されたグリーンシート31B,33Bではコンタ
クト部51B,53Bは中心側の端部位置に形成され、
左巻きパターン42Bが形成されたグリーンシート32
Bではコンタクト部52Bは外周側の端部位置に形成す
る。これにより、各コイルパターン51B〜53Bが直
列に接続されてインダクタ2Bとなる。
【0051】直列に接続されたコイルパターン41B〜
43Bは、上記のごとく積層方向に交互に右巻きと左巻
きとが繰り返すので、各コイルパターン41B〜43B
には同じ方向に旋回して電流が流れ、積層数に応じて実
質的に巻き数の多いインダクタが形成されることにな
る。
【0052】しかしてダミー層の層数に応じてインダク
タのインダクタンスを自在に設定することができる。グ
リーンシートに僅かな種類の渦巻き状導体パターンを印
刷し分け積層数を変えるだけなので、製造が容易であ
る。
【0053】(第3実施形態)本発明の第3実施形態は
第2実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたものである。第1実施形態の変形例の
説明においてコイルパターンの内側に磁性部材を設けて
透磁率を高めたものを説明したが、第2実施形態のグリ
ーンシートとコイルパターンとが交互に積層する構造の
ものにも適用することができる。図7に、本実施形態に
なる圧電素子製造時のグリーンシートの積層状態を示
す。図は実質的にインダクタの分解状態を示している。
図中、第2実施形態と同じ番号を付した部分は実質的に
同じ作動をするので、第2実施形態との相違点を中心に
説明する。
【0054】ダミー層となるグリーンシート31B〜3
3Bにはそれぞれ略中央部分に電気絶縁性の磁性粉をス
クリーン印刷により塗布して、円形の磁性体パターン6
Cを形成する。次いで(若しくは磁性体パターン6C形
成前に)、導体パターンであるコイルパターン41C,
42C,43Cをスクリーン印刷により形成する。コイ
ルパターン41C〜43Cは磁性体パターン6Cを囲み
渦巻き状の形状が与えられており、グリーンシート31
B、33Bに形成されるもの41C,43Cが右巻き
で、グリーンシート32Bに形成されるもの42Cが左
巻きである。そして、中心側端部、外周側端部が、最上
層用のコイルパターン43Cの外周側端部を除き同じ位
置となっている。また、第2実施形態と同様に、右巻き
のコイルパターン41C,43Cの中心側端部位置には
グリーンシート31B、33Bを貫通するコンタクト部
51C,53Cを形成し、左巻きコイルパターン42C
の外周側端部位置にはグリーンシート32Bを貫通する
コンタクト部52Cを形成する。
【0055】そして、右巻きのコイルパターン41Cが
形成されたグリーンシート31Bと左巻きのコイルパタ
ーン42Cが形成されたグリーンシート32Bとを交互
に積層し、最上層に、外周側端部がグリーンシートの辺
縁に達するようにコイルパターンが形成されたグリーン
シート33Bを積層する。
【0056】これにより、右巻きのコイルパターン41
C,43Cは中心側端部がコンタクト部51C,53C
により下層のコイルパターン42Cの中心側端部または
内部電極121と導通し、左巻きのコイルパターン42
Cは外周側端部がコンタクト部52Cにより下層のコイ
ルパターン41Cの外側端部と導通する。各コイルパタ
ーン51C〜53Cが直列に接続されてインダクタ2C
となる。
【0057】インダクタ2Cは、このように積層数に応
じて実質的に巻き数が増すとともに、各コイルパターン
41C〜43Cに対応して磁性体パターン6Cを有する
ので磁束形成部の透磁率も増大して、より大きなインダ
クタンスを得ることができる。
【0058】(第4実施形態)本発明の第4実施形態は
第1実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたものである。本実施形態において提案
するインダクタは第3実施形態において、さらに透磁率
を増大せしめるものである。図8に、本実施形態になる
圧電素子製造時のグリーンシートの積層状態を示す。図
は実質的にインダクタの分解状態を示している。図中、
第3実施形態と同じ番号を付した部分は実質的に同じ作
動をするので、第2実施形態との相違点を中心に説明す
る。
【0059】ダミー層となるグリーンシート31D〜3
3Dにはそれぞれ略中央部分に円形の貫通孔301が形
成されており、これを電気絶縁性の磁性粉で埋めてグリ
ーンシート31D〜33Dと実質的に同じ厚さの磁性体
芯である磁性体コア6Dとする。上記貫通孔301はコ
ンタクト部51C〜53C用のスルーホールの形成と同
様にパンチング等により形成し得る。次いで(若しくは
磁性体コア6D形成前に)、コイルパターン41C〜4
3C、コンタクト部51C〜53Cを第3実施形態と同
様に形成する。
【0060】そして、右巻きのコイルパターン41Cが
形成されたグリーンシート31Dと左巻きのコイルパタ
ーン42Cが形成されたグリーンシート32Dとを交互
に積層し、最上層に、外周側端部がグリーンシートの辺
縁に達するようにコイルパターンが形成されたグリーン
シート33Dを積層する。
【0061】このようにして形成されるインダクタ2D
は、全層の磁性体コア6Dが一体となって、透磁率が増
大する空間が、内部電極121位置から最上層のコイル
パターン43C位置まで連続して形成されるから、より
大きなインダクタンスを得ることができる。
【0062】(第5実施形態)本発明の第5実施形態は
第1実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたものである。本実施形態において提案
するインダクタは第4実施形態の変形例を示すものであ
る。図9に、本実施形態になる圧電素子製造時のグリー
ンシートの積層状態を示す。図は実質的にインダクタの
分解状態を示している。図中、第3、第4実施形態と同
じ番号を付した部分は実質的に同じ作動をするので、第
3、第4実施形態との相違点を中心に説明する。
【0063】本実施形態と第4実施形態との相違点は実
質的に製法の相違によるものである。第4実施形態で
は、積層前のグリーンシート31D〜33Dの貫通孔3
01を、それぞれ電気絶縁性の磁性粉で埋めて磁性体コ
ア6D(図8)を形成したが、本実施形態では、グリー
ンシート31D〜33Dは、コイルパターン41C〜4
3C、コンタクト部51C〜53Cを形成して積層した
後、一体化して深孔状となった貫通孔301を一時に電
気絶縁性の磁性粉で埋めて、一体化したグリーンシート
31D〜33Dと実質的に同じ厚さの磁性体芯である磁
性体コア6Eを形成する。
【0064】このようにして形成されるインダクタ2E
も、磁性体コア6Eの占める透磁率が増大する空間が、
内部電極121位置から最上層のコイルパターン43C
位置まで連続して形成されるから、より大きなインダク
タンスを得ることができる。
【0065】(第6実施形態)本発明の第6実施形態は
第1実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたもので、第1実施形態との相違点を中
心に説明する。図10に、本実施形態になる圧電素子製
造時のグリーンシートの積層状態を示す。図は実質的に
インダクタの分解状態を示している。
【0066】ダミー層に用いられるグリーンシートは、
圧電層に用いられるグリーンシート111を半分の大き
さにしたもの31Fa,31Fb,32Fa,32F
b,32Fcが1層あたり2つずつ用いられ、それぞれ
第1実施形態で説明した製法により得られる。グリーン
シート31Fa〜32Fcにはスクリーン印刷により導
体パターン41Fa,41Fb,42Fa,42Fb,
42Fcを形成する。導体パターン41Fa〜42Fc
は、ループ半周分の円弧状パターン41Fa〜42Fb
と直線状パターン42Fcとがある。
【0067】円弧状パターン41Fa〜42Fbは、両
端がグリーンシート31Fa〜32Fbの対向辺縁に達
しており、同じ層のダミー層を構成するグリーンシート
31Fa,31Fb、グリーンシート32Fa,32F
bをそれぞれ接合したとき、1つのループ状パターンを
形成するが、図中左側のグリーンシート31Fa,32
Faに形成される円弧状パターン41Fa,42Faと
図中右側のグリーンシート31Fb,32Fbに形成さ
れる円弧状パターン41Fb,42Fbとで曲率半径が
少し異なっており、両円弧状パターン41Fa,41F
b、両円弧状パターン42Fa,42Fbはその一方の
端部でのみ互いに当接し、上記ループは開いている。ま
た、円弧状パターンの曲率半径は大小の2種類で、円弧
状パターン41Faが形成された図中左側に配置される
グリーンシート31Faと、円弧状パターン42Fbが
形成された図中右側に配置されるグリーンシート32F
bとは接合面に沿う線に対して対称形をなしている。ま
た、円弧状パターン41Fbが形成された図中右側に配
置されるグリーンシート31Fbと、円弧状パターン4
2Faが形成された図中左側に配置されるグリーンシー
ト32Faとは接合面に沿う線に対して対称形をなして
いる。
【0068】また、グリーンシート31Fa〜32Fb
は積層方向に円弧状パターン41Fa〜42Fbが曲率
半径の大きなものと小さなものとが交互に繰り返すよう
に重ねられ、図中右側の円弧状パターン41Fb,42
Fbの他方の端部が、1つ上層の左側の円弧状パターン
42Fa,41Faの他方の端部と、当該円弧状パター
ン42Fa,41Faが形成されたグリーンシート32
Fa,31Faをはさんで対向する位置となる。
【0069】このグリーンシート32Fa,31Faの
接合面には、上記円弧状パターン42Fa,41Faの
他方の端部位置に、接合面を上下に横切るコンタクト部
52F,51Fを形成して、図中右側の円弧状パターン
41Fb,42Fbをその直上層の左側の円弧状パター
ン42Fa,41Faと導通せしめる。コンタクト部5
1F〜52Fはグリーンシート32Fa,31Faの接
合面にAg/Pdペースト等を塗布することで形成す
る。なお、最下層の図中左側の円弧状パターン41Fa
の他方の端部は、上記コンタクト部51Fにより最上層
の内部電極121と導通せしめる。
【0070】また、グリーンシートの最上層は、円弧状
パターン42Faが形成されたもの32Faと、その表
面を横切る直線状パターン42Fcが形成されたもの3
2Fcとが組み合わされる。この円弧状パターン42F
aは一方の端部が直線状パターン42Fcの一方の端部
と当接し、他方の端部が直下層の右側の円弧状パターン
41Fbとコンタクト部52Fにより導通する。直線状
パターン42Fcはその他方の端部にて図略の一方の極
の外部電極と導通する。
【0071】しかして、実質的に螺旋状の、ソレノイド
コイルと同様の形状を有するインダクタ2Fとなる。
【0072】なお、本実施形態では、各ダミー層を2つ
のグリーンシートにより構成しているが、圧電層と同じ
大きさの1つのグリーンシートに一体化したものを積層
してインダクタをつくることもできる。この場合、グリ
ーンシートは、上記曲率半径の異なる2つの円弧状パタ
ーンを一体化した形状のループ状パターンが上記グリー
ンシートの接合面に相当する線に対称な2組を用意し、
交互に重ねる。なお、第2実施形態のごとくパターンの
一方の端部位置に予めグリーンシートを貫通するスルー
ホールを形成しておき、スクリーン印刷時にスルーホー
ル内にコンタクト部を形成し、層間の導通をとる。
【0073】また、本実施形態の構造においても、磁性
部材をコイルパターンに近接して配置し、磁束形成部の
透磁率を上げるのもよい。
【0074】(第7実施形態)本発明の第7実施形態は
第1実施形態の圧電素子の構成において、インダクタを
別の構成に代えたもので、第1実施形態との相違点を中
心に説明する。図11に、本実施形態になる圧電素子製
造時のグリーンシートの積層状態を示す。図は実質的に
インダクタの分解状態を示している。
【0075】ダミー層となるグリーンシート31G,3
2Gには圧電層111と同じグリーンシートが用いら
れ、これは第1実施形態で説明した製法により得られ
る。グリーンシート31G,32Gには導体パターン4
1G,42Gをスクリーン印刷により形成する。導体パ
ターン41G,42Gは略図中手前側から奥側に伸びる
直線に形成され、図中左右方向に複数、並列位置に設け
られる。図例では第1の種類の導体パターンである下側
パターン41Gが形成されたグリーンシート31Gの上
に第2の種類の導体パターンである上側パターン42G
が形成されたグリーンシート32Gが重ねられる。
【0076】下側パターン41G、上側パターン42G
の位置関係について説明する。下側パターン41Gと上
側パターン42Gとは、同じピッチで並列配置され、各
上側パターン42Gは近接する下側パターン41Gに対
してやや傾けてある。一番左側の上側パターン42G
は、その図中手前側の端部が一番左側の下側パターン4
1Gの図中手前側の端部の直上に位置し、図中奥側の端
部が左から二番目の下側パターン41Gの奥側の端部の
直上に位置し、順次、左側からn番目の上側パターン4
2Gは、その図中手前側の端部が左側からn番目の下側
パターン41Gの図中手前側の端部の直上に位置しグリ
ーンシート32Gをはさみ対向し、図中奥側の端部が左
から(n+1)番目の下側パターン41Gの奥側の端部
の直上に位置しグリーンシート32Gをはさみ対向する
ようになっている。
【0077】上側パターン42Gを形成するグリーンシ
ート32Gは、パターン形成の前に、その端部位置にス
ルーホールを形成しておき、パターンのスクリーン印刷
時に一緒にコンタクト部521G,522Gを形成し、
グリーンシート31G,32G,30を重ねたときに下
側パターン41Gと上側パターン42Gとがコンタクト
部521G,522Gを介してジグザグに接続する。し
かして、下側パターン41Gと上側パターン42Gとを
横辺とし、コンタクト部521G,522Gを縦辺とす
るコイルが形成され、電流が流れるとグリーンシート3
2Gを図中左右方向に貫通する磁束が形成される。
【0078】また、下側パターン41Gを形成するグリ
ーンシート31Gは、パターン形成の前に、図中一番左
端の下側パターン41Gの奥側の端部位置にスルーホー
ルを形成しておき、パターンのスクリーン印刷時に一緒
にコンタクト部51Gを形成し、一番左端の下側パター
ン41Gと最上層の内部電極121との導通をとる。
【0079】また、一番右側の上側パターン42Gの奥
側の端部は、鉤の手状に屈曲し、グリーンシート32G
の図中右側の辺縁に達しており、図略の一方の極の外部
電極と導通をとるようになっている。
【0080】本実施形態では、直線状パターンの本数に
応じてコイルとしての巻回数が多くなり、ダミー層の積
層数を多くすることなくインダクタンスを大きくするこ
とができる。
【0081】なお、上記各実施形態では、インダクタは
圧電層と内部電極との積層部の上層に積層する構成とす
ることで、実質的に従来の圧電素子において積層数を増
やすだけの変更で作ることができ、ダミー層を、導体パ
ターンを絶縁する絶縁層とすることで省スペース化をも
図ることができるようになっているが、必ずしもこの構
成に限定されるものではなく、例えば、圧電層と内部電
極との積層部の側面の、一方の極の外部電極形成位置に
インダクタを接着し、導体パターンと一方の極の外部電
極とをコンタクト部により導通するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動回路と接続された本発明の第1実施形態に
なる圧電素子の構成図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ上記圧電素子の製造
に供されるグリーンシートの平面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ上記圧電素子の製造
に供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の変形例の製造に供されるグリーンシー
トの平面図である。
【図5】本発明の別の変形例の製造に供されるグリーン
シートの平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態になる圧電素子の製造に
供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態になる圧電素子の製造に
供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態になる圧電素子の製造に
供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第5実施形態になる圧電素子の製造に
供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の第6実施形態になる圧電素子の製造
に供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図11】本発明の第7実施形態になる圧電素子の製造
に供されるグリーンシートの積層状態を示す斜視図であ
る。
【図12】駆動回路と接続された従来の圧電素子の代表
例の図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 11 積層体 111 圧電層 121,122 内部電極 130,131,132 外部電極 2,2B,2C,2D,2E,2F,2G インダクタ 30,31,32,33,31B,32B,33B,3
1D,32D,33D,31Fa,31Fb,32F
a,32Fb,32Fc,31G,32G グリーンシ
ート 4,4A,4AA,41B,42B,43B,41C,
42C,43C,41Fa,41Fb,42Fa,42
Fb,42Fc,41G,42G 導体パターン 5,51B,52B,53B,51C,52C,53
C,51F,52F,51G,521G,522G コ
ンタクト部 6A,6C 磁性体パターン(磁性部材) 6D,6E 磁性体コア(磁性部材) 7 駆動回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電層の積層体を有し、圧電層の層間に
    形成した正負両極の内部電極間に外部電極から電圧を印
    加して積層体を変位可能とした圧電素子において、一方
    の極の外部電極と該一方の極の内部電極とを結ぶ線路の
    途中にインダクタを介設せしめたことを特徴とする圧電
    素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電素子において、上記
    インダクタは、複数の絶縁層を積層して上記圧電層の積
    層部と一体化せしめるとともに、絶縁層の層間に電導性
    材料を渦巻き状若しくはループ状に形成した導体パター
    ンを設けてなる圧電素子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧電素子において、上記
    インダクタは、上記導体パターンと上記絶縁層とを交互
    に積層し、各導体パターンを各絶縁層を貫通するコンタ
    クト部により直列に接続せしめてなる圧電素子。
  4. 【請求項4】 請求項2または3いずれか記載の圧電素
    子において、上記絶縁層の層間にある上記導体パターン
    に近接して磁性部材を配置した圧電素子。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の圧電素子において、上記
    磁性部材は、上記絶縁層の層間に形成した磁性体パター
    ンとした圧電素子。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の圧電素子において、上記
    磁性部材は、上記絶縁層を貫通する磁性体芯とした圧電
    素子。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の圧電素子において、上記
    インダクタは、絶縁層を3層以上に積層して上記圧電層
    の積層部と一体化せしめるとともに、絶縁層の第1の層
    間に、電導性材料を略直線状に形成した複数の第1の種
    類の導体パターンを並列位置に設け、第2の層間に、各
    第1の種類の導体パターンに対して傾けて各第1の種類
    の導体パターンの端部と絶縁層をはさみ対向する位置か
    らその相隣れる第1の種類の導体パターンの端部と絶縁
    層をはさみ対向する位置に伸びる略直線状に形成した第
    2の種類の導体パターンを設け、第1の種類の導体パタ
    ーンと第2の種類の導体パターンとをその端部にて、絶
    縁層を貫通するコンタクト部により導通せしめた圧電素
    子。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし7いずれか記載の圧電素
    子において、上記絶縁層を上記圧電層と同じ部材により
    構成した圧電素子。
  9. 【請求項9】 請求項2または3または7のいずれか記
    載の圧電素子において、上記絶縁層を磁性部材により構
    成した圧電素子。
  10. 【請求項10】 請求項2ないし9いずれか記載の圧電
    素子において、上記絶縁層は上記圧電層とともに積層し
    最上層の内部電極を被覆するダミー層として構成した圧
    電素子。
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