JP2001157274A - 遠隔操作システム - Google Patents

遠隔操作システム

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JP2001157274A
JP2001157274A JP33536699A JP33536699A JP2001157274A JP 2001157274 A JP2001157274 A JP 2001157274A JP 33536699 A JP33536699 A JP 33536699A JP 33536699 A JP33536699 A JP 33536699A JP 2001157274 A JP2001157274 A JP 2001157274A
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JP33536699A
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Akihiko Tsugawa
明彦 津川
Kaoru Yamagami
薫 山上
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの上昇を招くことなく、システム
を構成する全てのリモコン装置で感度良く文字情報を受
信し得る遠隔操作システムを提供する。 【解決手段】 相互にデータ通信が可能に接続された複
数のリモコン装置2a〜2xのうちの少なくとも一台
(たとえば2a,2bの二台)に、FM文字多重放送等
の受信が可能な無線受信部8を設ける。そして、この無
線受信部8で受信された文字情報を、無線受信部8を持
たない他のリモコン装置2c,2xに供給し、当該リモ
コン装置2c,2xの表示部6にも上記文字情報を表示
させる。その際、リモコン装置2c,2xへの文字情報
の供給元は、リモコン装置2a,2bのうちの受信情況
のよい側を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔操作システムに
関し、より詳細には、システムを構成する遠隔操作装置
が文字情報の受信手段を備えている遠隔操作システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器の分野においては、浴室や
台所などから給湯器の遠隔操作ができるように遠隔操作
装置(以下、リモコン装置)が用いられている。かかる
リモコン装置は、通常、浴室や台所に設置されるが、最
近ではこれら以外の場所からも給湯器の遠隔操作が可能
なように、居間や寝室、洗面所等にもリモコン装置が設
置される傾向がある。
【0003】一方、最近ではこの種のリモコン装置に、
AMラジオ放送やFMラジオ放送の受信機能が付加され
たり、テレビジョン放送の受信機能が付加されたものも
提供されている他、さらに本願出願人において文字情報
(たとえば、FMラジオ放送に文字情報を付加して放送
する「FM文字多重放送」や、テレビジョン放送に文字
情報を付加した「文字放送」等)を受信表示可能なリモ
コン装置を提案するに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た文字情報の受信表示が可能なリモコン装置においては
以下のような問題があることが判明した。
【0005】すなわち、上述したリモコン装置において
は、リモコン装置自体に文字情報の受信手段を設ける構
成を採用したため、一つの家屋内に複数のリモコン装置
が設置されるような場合に、各リモコン装置毎に文字情
報の受信手段が設けられるので、一のシステムに同種の
受信手段が重複して配されることとなり、遠隔操作シス
テム全体の製造コストの上昇を招くという問題があっ
た。
【0006】またその一方で、リモコン装置の設置場所
如何によっては上記受信手段での受信状況に良・不良を
生じるため、文字情報の受信を良好に行えないリモコン
装置の存在も確認された。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みて提案された
もので、複数のリモコン装置を備えてなる遠隔操作シス
テムにおいて、製造コストの上昇を招くことなく、シス
テムを構成する全てのリモコン装置で感度良く文字情報
を受信し得る遠隔操作システムを提供することを主たる
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る遠隔操作システムは、複数のリモコン
装置を備え、各リモコン装置がデータ通信手段を有して
相互にデータ通信が可能とされたシステムにおいて、上
記各リモコン装置が、文字情報を表示可能な表示手段を
備えるとともに、上記リモコン装置のうちの少なくとも
一台のリモコン装置に文字情報の受信手段が設けられ、
上記受信手段で受信された文字情報が、上記データ通信
手段を介して他のリモコン装置の表示手段に表示可能と
されていることを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明の遠隔操作システムで
は、システムを構成するリモコン装置のうちの少なくと
も一のリモコン装置に文字情報を受信する受信手段が設
けられる。そして、この受信手段で受信された文字情報
が各リモコン装置間におけるデータ通信機能を介して他
のリモコン装置の表示手段に伝送され、当該他のリモコ
ン装置の表示手段に表示されることから、システムを構
成する全てのリモコン装置毎に文字情報の受信手段を設
けることなく文字情報を複数のリモコン装置間で共有す
ることができる。その上、受信装置を備えたリモコン装
置を受信状況の良好な場所に設置することで、全てのリ
モコン装置において感度よく文字情報の受信・表示を行
うことが可能となる。
【0010】そして、本発明に係る遠隔操作システムの
好適な実施態様として、上記受信手段を備えたリモコン
装置が二台以上設けられ、各受信手段での受信状況に応
じて、他のリモコン装置に対して文字情報を提供するリ
モコン装置が選定されることを特徴とする。
【0011】すなわち、上述の如く、リモコン装置の設
置場所如何によっては文字情報の受信状況に良・不良を
生じるが、リモコン装置の設置場所はユーザの要望等に
よって決定され、また、予め受信状況のよい場所を特定
することは実際上困難である。しかも、文字情報は無線
を通じて受信されるので、その受信状況は天候等の外的
要因によっても変化してしまう。そのため、この実施態
様では、受信手段を備えたリモコン装置を二台以上設置
し、かつ、実際に受信状況が良好なリモコン装置で受信
された文字情報を他のリモコン装置に表示させることに
より、ユーザの要望等によって決定された場所や台数の
範囲で、実際に最も受信状況の良いリモコン装置から他
のリモコン装置に文字情報を伝送でき、システム全体と
して常に良好な受信状況を得ることが可能となる。
【0012】また、本発明の好適な他の実施態様とし
て、各リモコン装置の表示手段は、自発光ドットマトリ
クスの形態とされる。すなわち、この実施態様では、文
字情報を表示する表示手段として、複数の点状に形成さ
れた自発光素子を縦横に整列配置(マトリクス状に配
置)した表示装置を用いる。そして、文字情報の表示に
際して、上記自発光素子を適宜点灯/消灯させることに
より文字を発光表示させる。そのため、この実施形態に
よれば、受信した文字情報を見やすく表示することが可
能となる。
【0013】さらに、本発明の好適な他の実施態様とし
て、上記リモコン装置が音声合成手段を備え、受信した
文字情報を音声にて出力可能とされる。すなわち、この
場合、受信された文字情報が、上記表示手段において目
視確認可能に表示されるだけでなく音声によっても出力
されるので、たとえば、文字情報を読み取り難い者(た
とえば、老人や近眼者等)に対しても、文字情報を正確
に伝達することができる。
【0014】また、上記遠隔操作装置に、受信した文字
情報から当該文字情報の緊急度を判定する手段を備えさ
せ、その判定結果に応じて音声出力を行うように構成す
ることで、既存のFM文字多重放送や文字放送のよう
に、地震や津波などの緊急情報を放送する際に特定の信
号(緊急放送であることを示す信号)が含まれる場合
に、かかる信号の受信を条件に音声にて情報を出力する
ように構成することができる。したがって、たとえばユ
ーザが音声出力機能を使用しない場合においても、緊急
情報についてはいち早くユーザに伝達することが可能と
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遠隔操作シス
テムの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】実施形態1 まず、図1に本発明に係る遠隔操作システムを給湯器1
の遠隔操作に適用した際のシステム構成図を示す。この
遠隔操作システムは、被操作機器たる給湯器1と、この
給湯器1を遠隔操作するための複数のリモコン装置2
(図示例では2a〜2x)と、給湯器1および上記各リ
モコン装置2a〜2xを相互接続する通信線3とを主要
部として備えている。そして、上記給湯器1および各リ
モコン装置2a〜2xにはそれぞれ後述するデータ通信
手段が設けられ、上記通信線3を介して相互にデータ通
信が可能とされている。
【0017】被操作機器たる給湯器1の詳細は図示しな
いが、この給湯器1は周知の構成よりなる給湯装置であ
って、リモコン装置2から通信線3を介して入力される
遠隔操作指令に基づいて遠隔操作が可能とされている。
【0018】リモコン装置2は、給湯器1を遠隔操作す
るためのもので、具体的には、たとえば浴室や台所の
他、ユーザの好みに応じてシャワー室や寝室等に設置さ
れる。そして、このリモコン装置2は、図2(a) に示す
ように、制御部4、スイッチ入力部5、表示部(表示手
段)6、有線通信送受信部(データ通信手段)7、無線
受信部(受信手段)8、メモリ(記憶手段)9を主要部
として構成される。
【0019】制御部4は、リモコン装置2の制御中枢を
なすもので、具体的には図示しない中央処理装置(CP
U)、記憶装置(ROM,RAM)などを備えたマイク
ロコンピュータで構成される。そして、この制御部4に
は所定の制御プログラムが格納されており、この制御プ
ログラムに基づいて、上記給湯器1に対する遠隔操作指
令の出力や給湯器1から受信される各種データの処理を
行う他、後述する文字情報の表示に関連した処理の実行
が可能とされている。
【0020】スイッチ入力部5は、リモコン装置2に対
して給湯器1の遠隔操作指令や後述する文字情報の受信
操作等を入力するための入力手段であって、具体的には
図示しない所定の操作スイッチの形態で構成される。
【0021】表示部6は、給湯器1の遠隔操作に関連す
る事項の表示や、後述する無線受信部8で受信された文
字情報の表示を行うための表示装置であって、上記スイ
ッチ入力部5の操作に基づいてこれらの表示の切り替え
が可能とされている。
【0022】具体的には、この表示部6は自発光ドット
マトリクスの形態とされる。すなわち、この表示部6
は、複数の点状に形成された自発光素子を縦横に整列配
置してなるものであって、より詳細には上記自発光素子
として蛍光表示管が採用される。そして、表示に際して
は、上記制御部4からの制御信号に基づいて自発光素子
を点灯/消灯させることによって表示部6上に文字や記
号を発光表示可能とされている。
【0023】有線通信送受信部7は、給湯器1や他のリ
モコン装置2との間でデータ通信を行うためのインター
フェースであって、本実施形態では上記通信線3を介し
ての二芯通信用のインターフェースで構成される。つま
り、上記通信線3は、二芯通信線の形態とされ、この通
信線3を介して給湯器1や他のリモコン装置2との間で
各種データの送受信が可能とされている。なお、本実施
形態では、上記通信線3を介して給湯器1からリモコン
装置2に対して直流電源が重畳伝送されるように構成さ
れている。
【0024】無線受信部8は、文字情報の受信を行うた
めの受信装置であって、たとえば上記FM文字多重放送
や文字放送等の受信が可能な受信装置とされる。たとえ
ば、上記FM文字多重放送を受信する場合、この無線受
信部8は周知構成の受信装置で構成される。具体的に
は、アンテナ10で受信されたFM放送電波を復調する
復調部(図示せず)と、復調された信号から文字情報
(多重信号)を分離する帯域通過フィルタ(図示せず)
と、この多重信号をデジタル信号に復調しデジタル化さ
れた文字情報を得るデコーダ(図示せず)を備えて構成
され、該デコーダで得られた文字情報が上記制御部4に
供給されている。
【0025】ところで、この無線受信部8は、システム
を構成する全てのリモコン装置2a〜2xの全てに設け
られてもよいが、好ましくは一部のリモコン装置(少な
くとも一台)にのみ無線受信部8を設ける(たとえば図
3に示すように、リモコン装置2a,2bのみに設け、
他のリモコン装置2c,2xには設けないなどの)構成
が採用される。
【0026】そしてこの場合、無線受信部8を備えたリ
モコン装置2a,2bで受信された文字情報が、上記通
信線3を介して無線受信部8を持たないリモコン装置2
c,2xに供給される。したがって、無線受信部8を持
たないリモコン装置2c,2xにおいては、他のリモコ
ン装置2a,2bから供給される文字情報が有線通信送
受信部7を介して制御部4に供給される。
【0027】またその際、無線受信部8を備えたリモコ
ン装置2a,2bのいずれの側から文字情報を他のリモ
コン装置2c,2xに供給するかについては、無線受信
部8を備えたリモコン装置2a,2bの制御部4におい
て、それぞれの無線受信部8の受信状況を判断させ、受
信状況の良い側のリモコン装置2a(または2b)から
他のリモコン装置2c,2xに文字情報の供給を行うよ
うに構成される。
【0028】つまり、リモコン装置2a,2bの制御部
4同士間で受信状況の判定結果データの送受信を行い、
その判定結果に基づいて文字情報の供給を行うリモコン
装置2が選定される。なお、この選定処理は、たとえば
給湯器1の制御部(図示せず)において行われるように
構成されてもよく、その場合、給湯器1側からの指令に
基づいて文字情報の供給を行うリモコン装置2が選定さ
れる。
【0029】一方、メモリ9は、上記無線受信部8で受
信された文字情報を一時的に記憶するための記憶装置で
あって、具体的にデータの読み出し書き込みの双方が可
能な記憶装置(たとえば、RAM、フラッシュメモリや
EEPROM等の不揮発性のメモリ)の形態とされる。
そして、上記制御部4からのデータ読み出し要求に応じ
て蓄積された文字情報のうちから必要な文字情報の読み
出しが行われる。なお、上記無線受信部8を持たないリ
モコン装置2c,2xのメモリ9には、上述したように
して他のリモコン装置2a(または2b)から供給され
る文字情報が蓄積される。
【0030】しかして、このように構成されてなる遠隔
操作システムにおける文字情報の受信から表示までの処
理は、上記制御部4の制御プログラムに基づいて以下の
ようにして行われる(図2(b) のフローチャート参照)
【0031】まず、図2(b) ステップS1において、無
線受信部8において緊急情報の受信があったか否かが判
断される。この判断は、上記無線受信部8で受信された
情報の中に所定の緊急情報を示す信号が含まれているか
否かによって判断される。具体的には、無線受信部8で
受信される文字情報の放送形態(たとえばFM文字多重
放送や文字放送)毎に予め定められた緊急放送を示す信
号を検出することにより行われる。
【0032】そして、図2(b) ステップS1において緊
急情報の受信が確認されると、図2(b) ステップS2に
移行して、上記表示部6に受信された緊急情報が表示さ
れる。なお、これら緊急情報の受信判断ならびにその表
示は、リモコン装置2に電源が供給されている限り、換
言すれば後述するリモコン装置2の運転スイッチのオン
/オフにかかわらず常時行われる。そして、運転スイッ
チがオフの状態で表示部6が消灯状態にあっても、上記
緊急情報の受信が確認されると表示部6に緊急情報の表
示が行われる。
【0033】一方、緊急情報の受信がない場合には、続
く図2(b) ステップS3に移行して、制御部4ではリモ
コン装置2の運転スイッチ(図示せず)がオンされてい
るか否かが判断され、運転スイッチがオフの場合は表示
部6の表示が消灯状態とされる(図2(b) ステップS4
参照)。
【0034】また、図2(b) ステップS3において運転
スイッチがオンであれば、続く図2(b) ステップS5に
移行して、文字情報の表示要求があるか否かが判断され
る。この文字情報の表示要求の有無は、上記スイッチ入
力部5を構成する操作スイッチ(図示せず)において所
定の表示要求操作がなされたか否かで判断され、表示要
求操作がある場合、つまり文字情報の表示要求がある場
合には図2(b) ステップS6に移行して、要求された文
字情報が表示部6に発光表示される。
【0035】なおその際、本実施形態では、上記リモコ
ン装置2がメモリ9を備えていることから、表示要求操
作によって該メモリ9内に蓄積された文字情報を選択し
て表示させることも可能とされる。
【0036】そして、上記図2(b) ステップS5におい
て文字情報の表示要求がないと判断されると、続く図2
(b) ステップS7移行して、リモコン装置2の本来の機
能、つまり給湯器1の設定(遠隔操作)を行うための表
示(給湯器設定表示)が表示部6に表示される。
【0037】なお、この給湯器設定表示の表示中に上記
文字情報の表示要求がなされた場合には、表示部6の表
示は、上記給湯器設定表示から要求された文字情報の表
示に切り替えられる。
【0038】このように、本発明に係る遠隔操作システ
ムを採用すれば、システムを構成するリモコン装置2が
給湯器1の遠隔操作以外の用途(具体的には文字情報の
表示)にも用いることができるので、浴室や台所等に居
ながらにして種々の情報を取得することが可能となる。
しかも、本実施形態の遠隔操作システムによれば、シス
テムを構成するリモコン装置2の一部(たとえば2a,
2b)にのみ無線受信部8が設けられるので、全てのリ
モコン装置2a〜2xに無線受信部8を設ける場合より
安価にシステムを提供できる。さらに、本実施形態の遠
隔操作システムによれば、無線受信部8を備えるリモコ
ン装置2a,2bのうち、受信状況の良い側のリモコン
装置2a(または2b)から他のリモコン装置2c〜2
xに文字情報が供給されるので、各リモコン装置2a〜
2xは常に良好な受信状態で文字情報を表示することが
可能となる。
【0039】実施形態2 次に、本発明の他の実施形態について図4および図5に
基づいて説明する。この第2の実施形態は、上記実施形
態1のリモコン装置2に所定のメッセージ等を音声にて
出力する音声合成手段を付加してなるもので、その他の
点は上記実施形態1と同様である。したがって、上記実
施形態1と同じ構成については同一の符号を付して説明
を省略する。
【0040】上記音声合成手段は、図4に示すように音
声合成部11とスピーカ12を主要部として構成され
る。音声合成部11は、図示しない音声合成ICおよび
音声増幅部を主要部として構成され、上記制御部4から
の制御信号に基づいて音声合成ICで音声信号が生成さ
れる。なお、この制御信号には上記無線受信部8で受信
された文字情報に関するものも含まれ、当該制御信号が
音声合成ICに与えられることによって文字情報に相当
する音声信号も生成され得るものとされる。そして、生
成された音声信号は、上記音声増幅部で所定のレベルま
で増幅され、上記スピーカ12を介して外部に出力され
る。
【0041】しかして、このように構成されてなるリモ
コン装置2′における文字情報の表示処理においては上
記図2(b) の処理と並行して、図4(b) に示す音声合成
処理が行われる。
【0042】すなわち、まず上記図2(b) と同様に、図
4(b) ステップS1において緊急情報受信があったか否
かが判断される。そして、図4(b) ステップS1におい
て緊急情報の受信が確認されると、図4(b) ステップS
2に移行して、上記音声合成部11で受信された緊急情
報の音声合成が行われ、受信した内容が緊急情報アナウ
ンスとしてスピーカ12から外部に出力される。なお、
この緊急情報アナウンスも上記実施形態1の緊急情報表
示と同様に、リモコン装置2′の運転スイッチのオン/
オフにかかわらず実行される。
【0043】そして、緊急情報の受信がない場合には、
続く図4(b) ステップS3に移行して、制御部4ではリ
モコン装置2が運転状態か否かを判断し、運転スイッチ
がオフであれば音声合成の停止を指令し(図4(b) ステ
ップS4参照)、運転スイッチがオンであれば、図4
(b) ステップS5に移行して、情報の出力要求があるか
否かが判断される。
【0044】すなわち、この第2の実施形態では、リモ
コン装置2′が音声合成手段を備えることから、ユーザ
は上記操作スイッチの所定操作によって予め音声出力の
オン/オフの設定を行うように構成される。そして、音
声出力がオンに設定されていると、文字情報の表示と合
わせて音声によるアナウンスが出力される(図4(b)ス
テップS6参照)。
【0045】そして、上記図4(b) ステップS5におい
て情報の出力要求がないと判断されると、続く図4(b)
ステップS7移行して、リモコン装置2の本来の機能、
つまり給湯器1の遠隔操作を行うための音声ガイダンス
(給湯器設定ガイダンス)がスピーカ12から出力され
る。
【0046】このように、本発明の第2の実施形態によ
れば、上述した文字情報の表示と合わせて音声で情報の
内容を確認できるので、ユーザは情報を確実に取得する
ことが可能となる。なお、この実施形態においても、上
記無線受信部8がシステムを構成するリモコン装置2′
の一部にのみ設けられるのが好ましく、また、リモコン
装置2′間で相互に文字情報の送受信が可能なことは上
記実施形態1と同様である。
【0047】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなく発明の範囲内で種々の設計変更が
可能である。
【0048】たとえば、上記実施形態においては、無線
受信部8においてFM文字多重放送を受信する構成を示
したが、無線受信部8は他の文字情報の伝達手段(たと
えば文字放送のような公衆を対象とした放送形態のもの
から、いわゆるポケットベルや携帯電話のように特定者
間での通信形態)の受信装置であってもよい。要する
に、この無線受信部8には、文字を媒体として無線で情
報が送信されるものの受信装置であれば他の形態を採用
することも可能である。このように、無線受信部8がポ
ケットベルなど種々の受信装置に対応できることによっ
て、たとえば、被操作機器の製造メーカ等から新機種の
情報やバージョンアップ情報等を、同一システムが取り
付けられている集合住宅内の掲示板に代わり、あるいは
自治会情報等として、特定の(つまり、本遠隔操作シス
テムを採用した)ユーザだけを対象として送信すること
が可能となる。特に、給湯器1のように殆どの家庭に備
えられた機器が被操作機器とされる場合、本システムを
適用することによってテレビジョン放送やラジオ放送に
次ぐ新たな情報端末となることが期待できる。
【0049】また、上記実施形態では、給湯器1および
リモコン装置2,2′間のデータ通信が有線による場合
を示したが、たとえば図5に示すように無線によるデー
タ通信を採用することも可能である。なお、その場合、
各リモコン装置2,2′には別途電源部13が設けられ
ることはもちろんである。
【0050】また、上記実施形態では、表示部6が自発
光ドットマトリクスで構成され場合を示したが、表示部
6の構成としては他の表示手段を用いることも可能であ
る。たとえば、この表示部6として上記の他に液晶表示
器(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)等も採
用可能である。
【0051】さらに、上記実施形態では、リモコン装置
2の駆動電源は給湯器1から供給される構成を示した
が、受信手段8において緊急情報の受信を行わせるため
に蓄電池等の二次電源手段を備えさせておくことが好ま
しい。
【0052】また、上記第2の実施形態では、表示部6
への文字の表示とスピーカ12からの音声出力を併用す
る構成を採用したが、たとえば、ユーザの好みによって
制御部4の設定を変更することにより、表示部6には通
常の給湯器設定表示を行わせつつ受信した文字情報を音
声だけで出力させることも可能である。また、同様に音
声出力だけを停止させることも可能である。さらに、そ
の場合、受信された文字情報の緊急度によって(緊急情
報か否かを制御部4に判断させて)強制的に音声出力を
行わせるように構成することも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の遠隔操作
システムによれば、該システムを構成する各リモコン装
置が、文字情報を表示可能な表示手段を備えるととも
に、少なくとも一台のリモコン装置に文字情報の受信手
段が設けられ、上記受信手段で受信された文字情報がデ
ータ通信手段を介して他のリモコン装置の表示手段に表
示されることから、システムを構成するリモコン装置の
表示手段上で、FM文字多重放送等の文字情報を表示で
き、緊急情報を始めとする各種の情報をリアルタイムで
取得することができる。殊に、本システムを給湯器の遠
隔操作システムに採用したような場合、当該リモコン装
置の主電源は通常切られることがないので、緊急情報の
受信表示に適している。
【0054】しかも、本発明の遠隔操作システムでは、
システムを構成する全てのリモコン装置に文字情報の受
信手段を設ける必要がない、あるいは記憶装置を給湯器
1内またはリモコン装置のうち1箇所に配設して共有す
る等、システム全体の製造コストを安価に抑えることが
でき、また、一の受信手段で受信された文字情報が他の
リモコン装置と共有可能であるので、受信感度のよい位
置に配されたリモコン装置から文字情報を取得すること
で、その他のリモコン装置においても常に良好な状態で
文字情報を表示することができる。
【0055】また、本発明に係る遠隔操作システムは、
受信手段を備えたリモコン装置を二台以上設け、各受信
手段での受信状況に応じて他のリモコン装置に対して文
字情報を提供するリモコン装置を選定するように構成す
ることで、リモコン装置の設置場所による受信状況の良
・不良の問題を解消できる。
【0056】さらに、本発明の遠隔操作システムは、そ
の表示手段として自発光ドットマトリクスを採用するこ
とにより文字情報を明瞭かつ見やすく表示でき、しか
も、音声合成手段を備えさせて受信した文字情報を音声
として出力することにより、受信した文字情報の内容を
正確に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る遠隔操作システムを給湯器の遠
隔操作システムに適用した場合の概略構成図である。
【図2】同遠隔操作システムの第1の実施形態における
リモコン装置を説明する図であって、図2(a) は同リモ
コン装置の概略構成を示すブロック図であり、図2(b)
は同リモコン装置の制御部における制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】第1の実施形態におけるリモコン装置の改変例
を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る遠隔操作システムの第2の実施形
態におけるリモコン装置を説明する図であって、図4
(a) は同リモコン装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図4(b) は同リモコン装置の制御部における制御動
作を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態におけるリモコン装置の改変例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 給湯器 2,2′ リモコン装置(遠隔操作装置) 3 通信線 4 制御部 5 スイッチ入力部 6 表示部(表示手段) 7 有線通信送受信部 8 無線受信部(受信手段) 9 メモリ 10 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/00 H04N 5/00 A // H04N 7/025 7/08 A 7/03 7/035 Fターム(参考) 3L024 CC06 CC10 DD41 DD45 EE03 FF03 FF15 FF18 5C056 AA07 BA10 CA19 5C063 AA02 AA20 CA40 DA03 DB02 DB10 5K048 BA12 BA14 DA03 DB01 DC01 DC04 EB07 FB10 FB12 FB15 HA04 HA06 HA23 5K061 AA15 BB04 BB11 CC45 DD00 DD12 DD14 FF03 HH08 JJ00 JJ03 JJ06 JJ07 JJ18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遠隔操作装置を備え、各遠隔操作
    装置がデータ通信手段を有して相互にデータ通信が可能
    とされたシステムにおいて、 前記各遠隔操作装置が、文字情報を表示可能な表示手段
    を備えるとともに、前記遠隔操作装置のうちの少なくと
    も一台の遠隔操作装置に文字情報の受信手段が設けら
    れ、 前記受信手段で受信された文字情報が、前記データ通信
    手段を介して他の遠隔操作装置の表示手段に表示可能と
    されていることを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 【請求項2】 前記受信手段を備えた遠隔操作装置が二
    台以上設けられ、各受信手段での受信状況に応じて、他
    の遠隔操作装置に対して文字情報を提供する遠隔操作装
    置が選定されることを特徴とする請求項1に記載の遠隔
    操作システム。
  3. 【請求項3】 前記表示手段が、自発光ドットマトリク
    スの形態とされていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の遠隔操作システム。
  4. 【請求項4】 前記遠隔操作装置が音声合成手段を備
    え、受信した文字情報を音声にて出力可能とされている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔
    操作システム。
  5. 【請求項5】 前記遠隔操作装置が、受信した文字情報
    から当該文字情報の緊急度を判定する手段を備え、その
    判定結果に応じて音声出力を行うように構成されたこと
    を特徴とする請求項4に記載の遠隔操作システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006029631A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Tokyo Gas Co Ltd リモコン装置およびそれを利用した給湯装置
JP2010043862A (ja) * 2009-11-25 2010-02-25 Tokyo Gas Co Ltd リモコン装置

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