JP2001152534A - 水洗便器と排水ソケット - Google Patents
水洗便器と排水ソケットInfo
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Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイホン作用の誘発特性を高めることを目的
とする。 【解決手段】 トラップ管路1bの下降管路1fは、そ
の末端部に絞り部2を有する。この絞り部2は、ボール
部1aと反対側の下降管路内壁において、末端の管路内
壁から突出した末端棚部10で末端開口面積を絞り込む
ようにして形成されており、開口形状は略楕円形とされ
ている。絞り部2上部の末端管路部1gは、これより上
流側の下降管路1fの管路面積より広い管路面積となる
よう拡張した拡張管路部分とされている。そして、この
絞り部2と末端管路部1gとは、便器前後方向に沿って
下降管路1fに対してボール部側に偏心するようにして
形成されている。
とする。 【解決手段】 トラップ管路1bの下降管路1fは、そ
の末端部に絞り部2を有する。この絞り部2は、ボール
部1aと反対側の下降管路内壁において、末端の管路内
壁から突出した末端棚部10で末端開口面積を絞り込む
ようにして形成されており、開口形状は略楕円形とされ
ている。絞り部2上部の末端管路部1gは、これより上
流側の下降管路1fの管路面積より広い管路面積となる
よう拡張した拡張管路部分とされている。そして、この
絞り部2と末端管路部1gとは、便器前後方向に沿って
下降管路1fに対してボール部側に偏心するようにして
形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非洗浄時には洗浄
水を溜水として残存させるボール部と、該ボール部に通
水された新たな洗浄水を前記溜水と共に外部に排出する
管路を形成するトラップ手段とを有する水洗便器に関す
る。
水を溜水として残存させるボール部と、該ボール部に通
水された新たな洗浄水を前記溜水と共に外部に排出する
管路を形成するトラップ手段とを有する水洗便器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年になり、水洗便器での洗浄に用いる
洗浄水の節水要求が高まりつつある。この節水要求に応
えるためには洗浄水量を少なくすればよい。しかし、単
純にボール部に流す洗浄水量を少なくしただけでは、ボ
ール部洗浄が不十分となるのみならず、汚物を洗浄水と
共に便器外に搬送・排出する際の確実性にも欠けること
になる。このため、便器本体のトラップ管路を洗浄水が
通過する際にサイホン作用を誘発し、このサイホン作用
にて溜水を吸引してその分節水化を図ることが広く行わ
れている。
洗浄水の節水要求が高まりつつある。この節水要求に応
えるためには洗浄水量を少なくすればよい。しかし、単
純にボール部に流す洗浄水量を少なくしただけでは、ボ
ール部洗浄が不十分となるのみならず、汚物を洗浄水と
共に便器外に搬送・排出する際の確実性にも欠けること
になる。このため、便器本体のトラップ管路を洗浄水が
通過する際にサイホン作用を誘発し、このサイホン作用
にて溜水を吸引してその分節水化を図ることが広く行わ
れている。
【0003】サイホン作用は、ボール部の溜水と繋がる
水膜がトラップ管路で形成されれば誘発される。よっ
て、サイホン作用の誘発機構としては、トラップ管路の
下降管路において、通過する洗浄水が一時的に滞留する
よう、下降管路に絞り部や棚部を設けることが一般的で
ある。
水膜がトラップ管路で形成されれば誘発される。よっ
て、サイホン作用の誘発機構としては、トラップ管路の
下降管路において、通過する洗浄水が一時的に滞留する
よう、下降管路に絞り部や棚部を設けることが一般的で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなサイホ
ン作用の誘発機構は、その設置位置や形状等によりサイ
ホン作用の誘発効果の点において相違する。例えば、通
過洗浄水の一時的な滞留が不十分であると、サイホン作
用の持続時間が短くなり、溜水に浮遊する浮遊汚物の排
出特性が低下することがあった。
ン作用の誘発機構は、その設置位置や形状等によりサイ
ホン作用の誘発効果の点において相違する。例えば、通
過洗浄水の一時的な滞留が不十分であると、サイホン作
用の持続時間が短くなり、溜水に浮遊する浮遊汚物の排
出特性が低下することがあった。
【0005】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされ、サイホン作用の誘発特性を高めることを目的
とする。
になされ、サイホン作用の誘発特性を高めることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題を解決するため、本発明の水洗便器は、非洗
浄時には洗浄水を溜水として残存させるボール部と、該
ボール部に通水された新たな洗浄水をボール部排水口か
ら前記溜水と共に外部に排出する管路を形成するトラッ
プ手段とを有する水洗便器であって、前記トラップ手段
は、前記ボール部排水口に連通して上昇管路を有する上
昇管路部と、前記上昇管路部を通過した洗浄水を外部の
排出管に導くために、前記上昇管路の頂上部から下流側
に向かって下方に屈曲した下降管路を有する下流管路部
とを有し、前記下流管路部は、前記頂上部を越えて前記
下降管路を落下する洗浄水が衝突して一時的に滞留する
絞り部を、前記下降管路の内壁を棚状に突出させて形成
して備え、前記絞り部の上部の前記下降管路の管路部分
を、前記下降管路の管路面積より広い管路面積となるよ
う拡張した拡張管路部分として備え、前記拡張管路部分
と前記絞り部は、該拡張管路部分より上流側の前記下降
管路部分に対して、前記ボール部側に偏心していること
を特徴とする。
記した課題を解決するため、本発明の水洗便器は、非洗
浄時には洗浄水を溜水として残存させるボール部と、該
ボール部に通水された新たな洗浄水をボール部排水口か
ら前記溜水と共に外部に排出する管路を形成するトラッ
プ手段とを有する水洗便器であって、前記トラップ手段
は、前記ボール部排水口に連通して上昇管路を有する上
昇管路部と、前記上昇管路部を通過した洗浄水を外部の
排出管に導くために、前記上昇管路の頂上部から下流側
に向かって下方に屈曲した下降管路を有する下流管路部
とを有し、前記下流管路部は、前記頂上部を越えて前記
下降管路を落下する洗浄水が衝突して一時的に滞留する
絞り部を、前記下降管路の内壁を棚状に突出させて形成
して備え、前記絞り部の上部の前記下降管路の管路部分
を、前記下降管路の管路面積より広い管路面積となるよ
う拡張した拡張管路部分として備え、前記拡張管路部分
と前記絞り部は、該拡張管路部分より上流側の前記下降
管路部分に対して、前記ボール部側に偏心していること
を特徴とする。
【0007】上記構成の本発明の水洗便器では、上昇管
路の頂上部を越えて下降管路を落下する洗浄水は、ボー
ル部から離れる方向の運動成分を有する。よって、この
洗浄水は、絞り部を形成する突出棚部のうちボール部か
ら離れた側の突出棚部に衝突し、当該棚部で周囲に飛散
する。この絞り部上部の管路部分は拡張管路部分である
ことから、絞り部とその上部の拡張管路部分において、
洗浄水は周囲への飛散と相まって滞留し易くなり、これ
によりボール部から拡張管路部までの管路に亘る水膜が
容易に形成される。こうして滞留した洗浄水は、絞り部
および拡張管路部分を通過する。この際、絞り部と拡張
管路部分がその上流の下降管路と同心であれば、滞留し
た洗浄水は比較的短時間のうちに絞り部と拡張管路部分
を通過する。これに対し、洗浄水がボール部側に偏心し
ている拡張管路部分と絞り部を通過するに当たっては、
洗浄水の挙動にこの偏心した側、つまりボール部側への
流れが起きることを必要とし、この流れの向きは頂上部
を越えた洗浄水が有する運動成分の向きと逆である。従
って、このような洗浄水挙動を必要とする分だけ洗浄水
は拡張管路部分と絞り部を通過し難くなるので、洗浄水
の滞留時間が延びる。よって、洗浄水の飛散・滞留によ
り管路に形成された水膜の分断が起きにくくできるの
で、サイホン作用を長い時間に亘って誘発でき、これに
より、溜水およびこれに浮遊した浮遊汚物を効果的に吸
引排出できる。
路の頂上部を越えて下降管路を落下する洗浄水は、ボー
ル部から離れる方向の運動成分を有する。よって、この
洗浄水は、絞り部を形成する突出棚部のうちボール部か
ら離れた側の突出棚部に衝突し、当該棚部で周囲に飛散
する。この絞り部上部の管路部分は拡張管路部分である
ことから、絞り部とその上部の拡張管路部分において、
洗浄水は周囲への飛散と相まって滞留し易くなり、これ
によりボール部から拡張管路部までの管路に亘る水膜が
容易に形成される。こうして滞留した洗浄水は、絞り部
および拡張管路部分を通過する。この際、絞り部と拡張
管路部分がその上流の下降管路と同心であれば、滞留し
た洗浄水は比較的短時間のうちに絞り部と拡張管路部分
を通過する。これに対し、洗浄水がボール部側に偏心し
ている拡張管路部分と絞り部を通過するに当たっては、
洗浄水の挙動にこの偏心した側、つまりボール部側への
流れが起きることを必要とし、この流れの向きは頂上部
を越えた洗浄水が有する運動成分の向きと逆である。従
って、このような洗浄水挙動を必要とする分だけ洗浄水
は拡張管路部分と絞り部を通過し難くなるので、洗浄水
の滞留時間が延びる。よって、洗浄水の飛散・滞留によ
り管路に形成された水膜の分断が起きにくくできるの
で、サイホン作用を長い時間に亘って誘発でき、これに
より、溜水およびこれに浮遊した浮遊汚物を効果的に吸
引排出できる。
【0008】上記の構成を有する本発明の水洗便器は、
以下の態様を採ることもできる。即ち、前記絞り部を、
前記下流管路部管路の末端又はその近傍の内壁を棚状に
突出させて形成されているものとすることができる。こ
うすれば、下降管路内壁の突出棚部および絞り部の形成
のための凸状金型部分は、便器本体下方部分と下流管路
部末端部分の管路形成のためのいわゆる底型において、
管路形成部分の最上端にセットすればよい。よって、凸
状金型部分を有する底型に左右の側型を対向設置して泥
漿を注入する際、この凸状金型部分が底蓋のように機能
するので、泥漿自体や泥漿中の水分の不用意な飛散を防
止できる。
以下の態様を採ることもできる。即ち、前記絞り部を、
前記下流管路部管路の末端又はその近傍の内壁を棚状に
突出させて形成されているものとすることができる。こ
うすれば、下降管路内壁の突出棚部および絞り部の形成
のための凸状金型部分は、便器本体下方部分と下流管路
部末端部分の管路形成のためのいわゆる底型において、
管路形成部分の最上端にセットすればよい。よって、凸
状金型部分を有する底型に左右の側型を対向設置して泥
漿を注入する際、この凸状金型部分が底蓋のように機能
するので、泥漿自体や泥漿中の水分の不用意な飛散を防
止できる。
【0009】また、前記下流管路部を、前記拡張管路部
分と前記絞り部とを含む下降管路部分を別体として備
え、該別体の下降管路部分を前記下降管路の他の部分に
装着して前記下降管路を形成するものとすることができ
る。こうすれば、陶器製とされる便器本体については単
純な下降管路を有するだけの形状とできるので、便器本
体にあっては既存のものをそのまま利用でき、製造上有
益である。別体とする下降管路部分は拡張管路部分と絞
り部とを含めばよく、下降管路の下降端付近を別体とし
たり、下降管路のほぼ中間点から下方を別体としたりす
ることができる。また、別体とする部分は、陶器製であ
ってもよいし、樹脂等の別部材から形成したものでもよ
い。
分と前記絞り部とを含む下降管路部分を別体として備
え、該別体の下降管路部分を前記下降管路の他の部分に
装着して前記下降管路を形成するものとすることができ
る。こうすれば、陶器製とされる便器本体については単
純な下降管路を有するだけの形状とできるので、便器本
体にあっては既存のものをそのまま利用でき、製造上有
益である。別体とする下降管路部分は拡張管路部分と絞
り部とを含めばよく、下降管路の下降端付近を別体とし
たり、下降管路のほぼ中間点から下方を別体としたりす
ることができる。また、別体とする部分は、陶器製であ
ってもよいし、樹脂等の別部材から形成したものでもよ
い。
【0010】この場合、前記絞り部を、前記ボール部と
反対側において棚状に突出する前記管路内壁の一部を切
り欠いた切欠部を有するものとすることができる。こう
すれば、便器製造時に下流管路部の管路形成用の金型内
部に注入された過剰分の泥漿を、突出棚部および絞り部
の形成のための凸状金型部分を金型から取り外した後の
焼成前便器成形体において、突出棚部のこの切欠から排
泥できる。なお、この切欠を管路内壁面に達するように
しておけば、排泥に際して焼成前便器成形体を大きく傾
けるような必要がなくなるので、作業効率が高まると共
に、焼成前便器成形体に不用意な変形を来さないように
できる。
反対側において棚状に突出する前記管路内壁の一部を切
り欠いた切欠部を有するものとすることができる。こう
すれば、便器製造時に下流管路部の管路形成用の金型内
部に注入された過剰分の泥漿を、突出棚部および絞り部
の形成のための凸状金型部分を金型から取り外した後の
焼成前便器成形体において、突出棚部のこの切欠から排
泥できる。なお、この切欠を管路内壁面に達するように
しておけば、排泥に際して焼成前便器成形体を大きく傾
けるような必要がなくなるので、作業効率が高まると共
に、焼成前便器成形体に不用意な変形を来さないように
できる。
【0011】また、前記ボール部排水口から前記拡張管
路部分までの管路面積を略同一とされているものとする
ことができる。こうすれば、ボール部排水口から拡張管
路部分までの管路容積を不用意に大きくすることがな
い。よって、ボール部における溜水水量や便器洗浄用洗
浄水の通水水量を多くすることなく、管路を満水或いは
管路に水膜を形成でき、その分だけ節水できる。
路部分までの管路面積を略同一とされているものとする
ことができる。こうすれば、ボール部排水口から拡張管
路部分までの管路容積を不用意に大きくすることがな
い。よって、ボール部における溜水水量や便器洗浄用洗
浄水の通水水量を多くすることなく、管路を満水或いは
管路に水膜を形成でき、その分だけ節水できる。
【0012】また、前記ボール部排水口をその開口高さ
が約53〜60mmとすることができる。こうすれば、
ボール部からの洗浄水流出に伴いボール部の溜水水位が
低下した場合に、ボール部排水口から管路への空気吸込
を遅らせることができる。よって、この空気吸込による
サイホン作用消失を遅延でき、サイホン作用の長期誘発
を図ることができる。この場合、ボール部排水口の開口
高さを約56mmとすれば、便器のボール試験を確実に
パスでき、便器製造の上での一般公差での設計・製造が
可能となり、製造上有益である。
が約53〜60mmとすることができる。こうすれば、
ボール部からの洗浄水流出に伴いボール部の溜水水位が
低下した場合に、ボール部排水口から管路への空気吸込
を遅らせることができる。よって、この空気吸込による
サイホン作用消失を遅延でき、サイホン作用の長期誘発
を図ることができる。この場合、ボール部排水口の開口
高さを約56mmとすれば、便器のボール試験を確実に
パスでき、便器製造の上での一般公差での設計・製造が
可能となり、製造上有益である。
【0013】また、前記トラップ手段を、管路内部にお
ける成型時のひけ部分を、前記頂上部より下流に有する
ものとすることができる。成型時のひけ部分は便器焼成
後にも残るが、本態様ではこのひけ部分を頂上部或いは
それより上流の管路には残さないようにできる。ひけ部
分が頂上部にあると、ボール部の溜水水位がこの頂上部
のひけ部分の形状や大きさで変化し、ひけ部分が頂上部
上流の管路(上昇管路)にあるとこの管路内の洗浄水水
量が変化する。一般に、ひけ部分は便器個々でその大き
さや形状が相違することから、ひけ部分が頂上部やその
上流にあれば、便器相互において溜水水位や管路内洗浄
水水量が異なることになる。これに対し、本態様では上
記したように、このひけ部分が頂上部或いはそれより上
流の管路にないので、溜水水位や管路内洗浄水水量を便
器相互において均一化できる。
ける成型時のひけ部分を、前記頂上部より下流に有する
ものとすることができる。成型時のひけ部分は便器焼成
後にも残るが、本態様ではこのひけ部分を頂上部或いは
それより上流の管路には残さないようにできる。ひけ部
分が頂上部にあると、ボール部の溜水水位がこの頂上部
のひけ部分の形状や大きさで変化し、ひけ部分が頂上部
上流の管路(上昇管路)にあるとこの管路内の洗浄水水
量が変化する。一般に、ひけ部分は便器個々でその大き
さや形状が相違することから、ひけ部分が頂上部やその
上流にあれば、便器相互において溜水水位や管路内洗浄
水水量が異なることになる。これに対し、本態様では上
記したように、このひけ部分が頂上部或いはそれより上
流の管路にないので、溜水水位や管路内洗浄水水量を便
器相互において均一化できる。
【0014】また、前記トラップ手段は、前記下流管路
部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導くソケット管
路を形成する排水ソケットを有し、前記排水ソケット
は、前記下流管路部の前記絞り部を通過した洗浄水が衝
突する棚部と、前記切欠を落下する洗浄水を前記棚部に
向けて案内する案内面とを、前記ソケット管路に有する
ものとすることができる。こうすれば、次の利点があ
る。
部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導くソケット管
路を形成する排水ソケットを有し、前記排水ソケット
は、前記下流管路部の前記絞り部を通過した洗浄水が衝
突する棚部と、前記切欠を落下する洗浄水を前記棚部に
向けて案内する案内面とを、前記ソケット管路に有する
ものとすることができる。こうすれば、次の利点があ
る。
【0015】まず、絞り部を通過した洗浄水を、排水ソ
ケットの棚部においても衝突させるので、この棚部でも
洗浄水滞留を起こす。よって、水膜の分断をより起こし
にくくしてサイホン作用誘発をより確実で長時間に亘る
ものとでき、これを通して溜水および浮遊汚物の吸引排
出の信頼性を高めることができる。また、絞り部の切欠
を落下する洗浄水に対しても、案内面による棚部に向け
た案内により滞留を起こすので、サイホン作用誘発効果
を高めることができる。
ケットの棚部においても衝突させるので、この棚部でも
洗浄水滞留を起こす。よって、水膜の分断をより起こし
にくくしてサイホン作用誘発をより確実で長時間に亘る
ものとでき、これを通して溜水および浮遊汚物の吸引排
出の信頼性を高めることができる。また、絞り部の切欠
を落下する洗浄水に対しても、案内面による棚部に向け
た案内により滞留を起こすので、サイホン作用誘発効果
を高めることができる。
【0016】また、前記トラップ手段は、前記下流管路
部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導くソケット管
路を形成する排水ソケットを有し、前記排水ソケット
は、前記外部排出管側の接続部と前記下流管路部側の接
続部とを偏心して有するものとすることができる。こう
すれば、水洗便器の下降管路と外部排出管が位置ずれし
ていても、この排水ソケットにより、下降管路と外部排
出管とをソケット管路で繋いで下降管路と外部排出管を
接続できる。
部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導くソケット管
路を形成する排水ソケットを有し、前記排水ソケット
は、前記外部排出管側の接続部と前記下流管路部側の接
続部とを偏心して有するものとすることができる。こう
すれば、水洗便器の下降管路と外部排出管が位置ずれし
ていても、この排水ソケットにより、下降管路と外部排
出管とをソケット管路で繋いで下降管路と外部排出管を
接続できる。
【0017】また、前記排水ソケットを、前記外部排出
管側の接続部を前記下流管路部側に位置させたときに、
前記下流管路部側の接続部が水洗便器底面から突出しな
いように形成されているものとすることができる。こう
すれば、この排水ソケットが水洗便器と一体でありなが
ら便器底面から突出していない状態で、水洗便器を運搬
したり保管できる。また、この状態で梱包等もできる。
よって、水洗便器設置前の取り扱いが容易である。しか
も、運搬・保管時において排水ソケットをボール部に入
れておく必要が無いので、ボール面に傷を付けるような
ことを確実に回避できる。
管側の接続部を前記下流管路部側に位置させたときに、
前記下流管路部側の接続部が水洗便器底面から突出しな
いように形成されているものとすることができる。こう
すれば、この排水ソケットが水洗便器と一体でありなが
ら便器底面から突出していない状態で、水洗便器を運搬
したり保管できる。また、この状態で梱包等もできる。
よって、水洗便器設置前の取り扱いが容易である。しか
も、運搬・保管時において排水ソケットをボール部に入
れておく必要が無いので、ボール面に傷を付けるような
ことを確実に回避できる。
【0018】また、上記課題を解決するための本発明の
排水ソケットは、水洗便器の洗浄水をトイレに設置済み
の外部排出管に排出するために、前記水洗便器に接続さ
れる排水ソケットであって、前記水洗便器のボール部に
非洗浄時に溜水として残存する洗浄水を前記ボール部に
通水された新たな洗浄水と共に外部に排出する便器内ト
ラップ管路における下降管路の末端に接続される接続部
と、該接続部に連設され、前記下降管路に連続した排出
管路を形成する管路形成部とを有し、該管路形成部は、
前記排出管路を前記外部排出管に至るまで形成し、前記
排出管路のうち前記下降管路に連続したトラップ側管路
部分に、前記下降管路を落下する洗浄水が衝突して一時
的に滞留する絞り部を、前記トラップ側管路部分の内壁
を棚状に突出させて形成して備え、前記絞り部の上部の
前記トラップ側管路部分を、前記下降管路の管路面積よ
り広い管路面積となるよう拡張した拡張管路部分として
備え、前記拡張管路部分と前記絞り部は、前記下降管路
に対して、前記ボール部側に偏心していることを特徴と
する。
排水ソケットは、水洗便器の洗浄水をトイレに設置済み
の外部排出管に排出するために、前記水洗便器に接続さ
れる排水ソケットであって、前記水洗便器のボール部に
非洗浄時に溜水として残存する洗浄水を前記ボール部に
通水された新たな洗浄水と共に外部に排出する便器内ト
ラップ管路における下降管路の末端に接続される接続部
と、該接続部に連設され、前記下降管路に連続した排出
管路を形成する管路形成部とを有し、該管路形成部は、
前記排出管路を前記外部排出管に至るまで形成し、前記
排出管路のうち前記下降管路に連続したトラップ側管路
部分に、前記下降管路を落下する洗浄水が衝突して一時
的に滞留する絞り部を、前記トラップ側管路部分の内壁
を棚状に突出させて形成して備え、前記絞り部の上部の
前記トラップ側管路部分を、前記下降管路の管路面積よ
り広い管路面積となるよう拡張した拡張管路部分として
備え、前記拡張管路部分と前記絞り部は、前記下降管路
に対して、前記ボール部側に偏心していることを特徴と
する。
【0019】このような構成を有する排水ソケットを水
洗便器の便器内トラップ管路における下降管路末端に接
続して、水洗便器洗浄水を外部排出管に排出するように
すれば、既述した水洗便器と同様に、長期に亘るサイホ
ン作用誘発を通して溜水および浮遊汚物の効果的な吸引
排出を実現できる。しかも、この排水ソケットを既存の
水洗便器に接続するだけでよいので、便器本体にあって
は既存のものをそのまま利用でき、製造上有益である。
洗便器の便器内トラップ管路における下降管路末端に接
続して、水洗便器洗浄水を外部排出管に排出するように
すれば、既述した水洗便器と同様に、長期に亘るサイホ
ン作用誘発を通して溜水および浮遊汚物の効果的な吸引
排出を実現できる。しかも、この排水ソケットを既存の
水洗便器に接続するだけでよいので、便器本体にあって
は既存のものをそのまま利用でき、製造上有益である。
【0020】そして、この排水ソケットを、前記排出管
路における前記トラップ側管路部分と前記外部排出管に
接続される管路部分とを偏心して有するものとすれば、
便器内トラップ管路の下降管路と外部排出管が位置ずれ
していても、この排水ソケットの排出管路により便器内
トラップと外部排出管を接続できる。また、この排水ソ
ケットを、前記外部排出管に接続される管路部分を前記
下流管路部側に位置させたときに、前記トラップ側管路
部分が水洗便器底面から突出しないように形成されてい
るものとできる。こうすれば、便器設置前の状況におい
て、この排水ソケットを既存の水洗便器と一体でありな
がら便器底面から突出していない状態で、水洗便器を運
搬したり保管できる。また、この状態で梱包等もでき
る。よって、水洗便器設置前の取り扱いが容易である。
しかも、運搬・保管時において排水ソケットをボール部
に入れておく必要が無いので、ボール面に傷を付けるよ
うなことを確実に回避できる。
路における前記トラップ側管路部分と前記外部排出管に
接続される管路部分とを偏心して有するものとすれば、
便器内トラップ管路の下降管路と外部排出管が位置ずれ
していても、この排水ソケットの排出管路により便器内
トラップと外部排出管を接続できる。また、この排水ソ
ケットを、前記外部排出管に接続される管路部分を前記
下流管路部側に位置させたときに、前記トラップ側管路
部分が水洗便器底面から突出しないように形成されてい
るものとできる。こうすれば、便器設置前の状況におい
て、この排水ソケットを既存の水洗便器と一体でありな
がら便器底面から突出していない状態で、水洗便器を運
搬したり保管できる。また、この状態で梱包等もでき
る。よって、水洗便器設置前の取り扱いが容易である。
しかも、運搬・保管時において排水ソケットをボール部
に入れておく必要が無いので、ボール面に傷を付けるよ
うなことを確実に回避できる。
【0021】
【発明の他の態様】本発明は、以下のような他の態様を
採ることも可能であり、第1の他の態様は、非洗浄時に
は洗浄水を溜水として残存させるボール部と、該ボール
部に通水された新たな洗浄水をボール部排水口から前記
溜水と共に外部に排出するトラップ管路を形成するトラ
ップ手段とを有する水洗便器であって、前記トラップ手
段は、前記ボール部排水口に連通して上昇管路を有する
上昇管路部と、前記上昇管路部を通過した洗浄水を外部
の排出管に導くために、前記上昇管路の頂上部から下流
側に向かって下方に屈曲した下降管路を有する下流管路
部とを有し、前記トラップ管路の内部における成型時の
ひけ部分を、前記頂上部より下流に有することを特徴と
する。
採ることも可能であり、第1の他の態様は、非洗浄時に
は洗浄水を溜水として残存させるボール部と、該ボール
部に通水された新たな洗浄水をボール部排水口から前記
溜水と共に外部に排出するトラップ管路を形成するトラ
ップ手段とを有する水洗便器であって、前記トラップ手
段は、前記ボール部排水口に連通して上昇管路を有する
上昇管路部と、前記上昇管路部を通過した洗浄水を外部
の排出管に導くために、前記上昇管路の頂上部から下流
側に向かって下方に屈曲した下降管路を有する下流管路
部とを有し、前記トラップ管路の内部における成型時の
ひけ部分を、前記頂上部より下流に有することを特徴と
する。
【0022】この第1の他の態様では、成型時のひけ部
分を頂上部或いはそれより上流の管路には残さないよう
にできる。よって、一般的な水洗便器においても、既述
したように溜水水位や管路内洗浄水水量を便器間で均一
化できる。
分を頂上部或いはそれより上流の管路には残さないよう
にできる。よって、一般的な水洗便器においても、既述
したように溜水水位や管路内洗浄水水量を便器間で均一
化できる。
【0023】また、第2の他の態様は、非洗浄時には洗
浄水を溜水として残存させるボール部と、該ボール部に
通水された新たな洗浄水をボール部排水口から前記溜水
と共に外部に排出する管路を形成するトラップ手段とを
有する水洗便器であって、前記トラップ手段は、前記ボ
ール部排水口に連通して上昇管路を有する上昇管路部
と、前記上昇管路の頂上部から下流側に向かって下方に
屈曲した下降管路を有する下流管路部と、前記下流管路
部と外部の排出管との間に接続され、前記下流管路部を
通過した洗浄水を前記外部排出管に導く排水ソケットと
を有し、前記排水ソケットは、前記外部排出管側の接続
部を前記下流管路部側に位置させたときに、前記下流管
路部側の接続部が水洗便器底面から突出しないように形
成されていることを特徴とする。
浄水を溜水として残存させるボール部と、該ボール部に
通水された新たな洗浄水をボール部排水口から前記溜水
と共に外部に排出する管路を形成するトラップ手段とを
有する水洗便器であって、前記トラップ手段は、前記ボ
ール部排水口に連通して上昇管路を有する上昇管路部
と、前記上昇管路の頂上部から下流側に向かって下方に
屈曲した下降管路を有する下流管路部と、前記下流管路
部と外部の排出管との間に接続され、前記下流管路部を
通過した洗浄水を前記外部排出管に導く排水ソケットと
を有し、前記排水ソケットは、前記外部排出管側の接続
部を前記下流管路部側に位置させたときに、前記下流管
路部側の接続部が水洗便器底面から突出しないように形
成されていることを特徴とする。
【0024】この第2の他の態様では、排水ソケットが
水洗便器と一体でありながら便器底面から突出していな
い状態で、水洗便器を運搬したり保管できる。また、こ
の状態で梱包等もできる。よって、水洗便器設置前の取
り扱いが容易である。しかも、運搬・保管時において排
水ソケットをボール部に入れておく必要が無いので、ボ
ール面に傷を付けるようなことを確実に回避できる。
水洗便器と一体でありながら便器底面から突出していな
い状態で、水洗便器を運搬したり保管できる。また、こ
の状態で梱包等もできる。よって、水洗便器設置前の取
り扱いが容易である。しかも、運搬・保管時において排
水ソケットをボール部に入れておく必要が無いので、ボ
ール面に傷を付けるようなことを確実に回避できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成及び作
用を一層明らかにするために、以下本発明の水洗便器に
ついて、その実施の形態を説明する。図1は、本発明の
実施例であるサイホン式の水洗便器SBを一部破断して
示す説明図であり、図2は、図1における下降管路のA
−A線断面図をこの下降管路に接続される排水ソケット
3の平面図と共に示した説明図である。
用を一層明らかにするために、以下本発明の水洗便器に
ついて、その実施の形態を説明する。図1は、本発明の
実施例であるサイホン式の水洗便器SBを一部破断して
示す説明図であり、図2は、図1における下降管路のA
−A線断面図をこの下降管路に接続される排水ソケット
3の平面図と共に示した説明図である。
【0026】これら図面に示すように、水洗便器SB
は、便器本体1に、非洗浄時には洗浄水を溜水として残
存させるボール部1aを備える。この水洗便器SBは、
ボール部1aに図示しないゼット噴出孔から新たな洗浄
水を噴出して、ボール部以降の管路を介してサイホン作
用を誘発し、便器洗浄を行う。
は、便器本体1に、非洗浄時には洗浄水を溜水として残
存させるボール部1aを備える。この水洗便器SBは、
ボール部1aに図示しないゼット噴出孔から新たな洗浄
水を噴出して、ボール部以降の管路を介してサイホン作
用を誘発し、便器洗浄を行う。
【0027】また、水洗便器SBは、ボール部1aにト
ラップ管路1bの入口となるボール部排水口1cを備え
る。トラップ管路1bは、このボール部排水口1cから
外部の排出管6に洗浄水と汚物を導くためのものであ
り、ボール部排水口1cに連通して形成された上昇管路
1dと、この上昇管路1dの頂上部1eから下流側に向
かって下方に屈曲した下降管路1fとを有する。このト
ラップ管路1bの末端には、排出管6までの管路を形成
する排水ソケット3が接続されている。
ラップ管路1bの入口となるボール部排水口1cを備え
る。トラップ管路1bは、このボール部排水口1cから
外部の排出管6に洗浄水と汚物を導くためのものであ
り、ボール部排水口1cに連通して形成された上昇管路
1dと、この上昇管路1dの頂上部1eから下流側に向
かって下方に屈曲した下降管路1fとを有する。このト
ラップ管路1bの末端には、排出管6までの管路を形成
する排水ソケット3が接続されている。
【0028】排水ソケット3は、その上端のトラップ接
続部5において、接続用パッキン4を介在させて下降管
路1f末端の末端管路部1gと嵌合・接続されており、
下端側では、外部の下水管に繋がった排出管6と排出管
接合部7で接続されている。なお、この排出管接合部7
は、小径の筒状体と大径の筒状体とが同心状に配置して
形成されており、トイレ床面に既設の排出管6が小径或
いは大径のいずれの排出管であっても排水ソケット3が
接続できるようにされている。
続部5において、接続用パッキン4を介在させて下降管
路1f末端の末端管路部1gと嵌合・接続されており、
下端側では、外部の下水管に繋がった排出管6と排出管
接合部7で接続されている。なお、この排出管接合部7
は、小径の筒状体と大径の筒状体とが同心状に配置して
形成されており、トイレ床面に既設の排出管6が小径或
いは大径のいずれの排出管であっても排水ソケット3が
接続できるようにされている。
【0029】次に、トラップ管路1bと排水ソケット3
について詳しく説明する。下降管路1fは、その末端部
に絞り部2を有する。この絞り部2は、ボール部1aと
反対側の下降管路内壁において、末端の管路内壁から突
出した末端棚部10で末端開口面積を絞り込むようにし
て形成されており、開口形状は図2に示すように略楕円
形とされている。この場合、末端棚部10には、内壁に
達する切欠10aが形成されている。
について詳しく説明する。下降管路1fは、その末端部
に絞り部2を有する。この絞り部2は、ボール部1aと
反対側の下降管路内壁において、末端の管路内壁から突
出した末端棚部10で末端開口面積を絞り込むようにし
て形成されており、開口形状は図2に示すように略楕円
形とされている。この場合、末端棚部10には、内壁に
達する切欠10aが形成されている。
【0030】この絞り部2上部の末端管路部1gは、こ
れより上流側の下降管路1fの管路面積より広い管路面
積となるよう拡張した拡張管路部分とされている。そし
て、この絞り部2と末端管路部1gとは、絞り開口部或
いは管路部の便器前後方向中心c1,c2が上記した下
降管路1fの中心c0に対してボール部側に偏心するよ
うにして、下降管路1fからそれぞれ偏心して形成され
ている。この偏心程度は下降管路1fや末端管路部1g
の管路面積等に応じて適宜決定すればよく、本実施例で
は、下降管路1fに対する末端管路部1gの偏心程度を
約12mm、末端管路部1gに対する絞り部2の偏心程
度を約7mmとした。この場合、末端管路部1gと絞り
部2とも偏心するようにしたが、これらは同心とするこ
ともできる。また、下降管路1fに対して末端管路部1
gを拡張するに際しても、下降管路1fの管路面積等に
応じて適宜決定すればよく、本実施例では、末端管路部
1gを約92mmの径とし、下降管路1f(管路径約5
5mm)より約67%程度拡張した。
れより上流側の下降管路1fの管路面積より広い管路面
積となるよう拡張した拡張管路部分とされている。そし
て、この絞り部2と末端管路部1gとは、絞り開口部或
いは管路部の便器前後方向中心c1,c2が上記した下
降管路1fの中心c0に対してボール部側に偏心するよ
うにして、下降管路1fからそれぞれ偏心して形成され
ている。この偏心程度は下降管路1fや末端管路部1g
の管路面積等に応じて適宜決定すればよく、本実施例で
は、下降管路1fに対する末端管路部1gの偏心程度を
約12mm、末端管路部1gに対する絞り部2の偏心程
度を約7mmとした。この場合、末端管路部1gと絞り
部2とも偏心するようにしたが、これらは同心とするこ
ともできる。また、下降管路1fに対して末端管路部1
gを拡張するに際しても、下降管路1fの管路面積等に
応じて適宜決定すればよく、本実施例では、末端管路部
1gを約92mmの径とし、下降管路1f(管路径約5
5mm)より約67%程度拡張した。
【0031】排水ソケット3は、トラップ接続部5が末
端管路部1gとほぼ同心となるように嵌合・接続され
る。そして、排水ソケット3は、このように接続された
末端管路部1gとその絞り部2から排出管6に洗浄水を
導くためのソケット管路3aを、排出管6の内部に達す
るまで形成する。このソケット管路3aの上端周縁は、
テーパ状の傾斜面部15とされており、この傾斜面部1
5の一部分、即ち、末端管路部1gの末端棚部10と対
向する部分においては、ソケット管路3aの下端に棚状
とされたソケット棚部11が形成されている。このソケ
ット棚部11は、末端管路部1gから絞り部2を通過し
た洗浄水が衝突する棚部となり、末端棚部10の切欠1
0a下方の傾斜面部15は、この切欠10aを落下する
洗浄水をソケット棚部11に向けて案内する案内面とな
る。
端管路部1gとほぼ同心となるように嵌合・接続され
る。そして、排水ソケット3は、このように接続された
末端管路部1gとその絞り部2から排出管6に洗浄水を
導くためのソケット管路3aを、排出管6の内部に達す
るまで形成する。このソケット管路3aの上端周縁は、
テーパ状の傾斜面部15とされており、この傾斜面部1
5の一部分、即ち、末端管路部1gの末端棚部10と対
向する部分においては、ソケット管路3aの下端に棚状
とされたソケット棚部11が形成されている。このソケ
ット棚部11は、末端管路部1gから絞り部2を通過し
た洗浄水が衝突する棚部となり、末端棚部10の切欠1
0a下方の傾斜面部15は、この切欠10aを落下する
洗浄水をソケット棚部11に向けて案内する案内面とな
る。
【0032】上記した排水ソケット3を製造するに当た
っては樹脂成型品とすればよく、排出管6と同じ塩化ビ
ニル系樹脂とできるほか、ABS樹脂や、PP(ポリプ
ロピレン)、PE(ポリエチレン)、PPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、MA(アクリル)、POM(ポ
リアセタール)等の種々の樹脂を用いることができる。
っては樹脂成型品とすればよく、排出管6と同じ塩化ビ
ニル系樹脂とできるほか、ABS樹脂や、PP(ポリプ
ロピレン)、PE(ポリエチレン)、PPS(ポリフェ
ニレンサルファイド)、MA(アクリル)、POM(ポ
リアセタール)等の種々の樹脂を用いることができる。
【0033】次に、上記構成を有する水洗便器SBにお
ける便器洗浄時の洗浄水排出の様子を説明する。ボール
部1aに新たな洗浄水が便器洗浄のために噴出される
と、噴出初期において、上昇管路1dの水位が上昇し、
洗浄水は、その頂上部1eを越えて下降管路1fを落下
する。このように下降管路1fを落下する洗浄水は、頂
上部1eの乗り越えに際して、ボール部1aから離れる
方向の運動成分を有する。よって、この洗浄水は、図中
に矢印9aに示すように、絞り部2を形成する末端棚部
10に衝突してその周囲に飛散する。この絞り部2上部
の末端管路部1gは拡張管路部分であることから、上記
のように衝突・飛散した洗浄水は、絞り部2と末端管路
部1gに容易に一旦滞留した後に、その向きを変えて絞
り部2を通過する。このように絞り部2を通過した洗浄
水は、図中に矢印9bに示すように、ソケット管路3a
下端のソケット棚部11で衝突し、このソケット管路3
aから矢印9cに示すようにその向きを再度変えて排出
管6に流れ込み、下水に排出される。この際、汚物も排
出される。
ける便器洗浄時の洗浄水排出の様子を説明する。ボール
部1aに新たな洗浄水が便器洗浄のために噴出される
と、噴出初期において、上昇管路1dの水位が上昇し、
洗浄水は、その頂上部1eを越えて下降管路1fを落下
する。このように下降管路1fを落下する洗浄水は、頂
上部1eの乗り越えに際して、ボール部1aから離れる
方向の運動成分を有する。よって、この洗浄水は、図中
に矢印9aに示すように、絞り部2を形成する末端棚部
10に衝突してその周囲に飛散する。この絞り部2上部
の末端管路部1gは拡張管路部分であることから、上記
のように衝突・飛散した洗浄水は、絞り部2と末端管路
部1gに容易に一旦滞留した後に、その向きを変えて絞
り部2を通過する。このように絞り部2を通過した洗浄
水は、図中に矢印9bに示すように、ソケット管路3a
下端のソケット棚部11で衝突し、このソケット管路3
aから矢印9cに示すようにその向きを再度変えて排出
管6に流れ込み、下水に排出される。この際、汚物も排
出される。
【0034】上記したようにして洗浄水が排出される過
程において、末端棚部10での洗浄水の衝突・飛散並び
に拡張管路部分とされた末端管路部1gでの滞留によ
り、ボール部1aから末端管路部1gまでのトラップ管
路1bに亘る水膜形成の容易化をもたらす。しかも、絞
り部2と末端管路部1gは下降管路1fに対してボール
部1a側に偏心しているので、これらが同心である場合
に比して、洗浄水は、この絞り部2と末端管路部1gを
通過し難くなる。このため、洗浄水の滞留時間が延び、
上記のように洗浄水の飛散・滞留により形成された水膜
は分断しにくくなる。よって、上記偏心した絞り部2と
末端管路部1gにより、サイホン作用を長い時間に亘っ
て誘発でき、これにより、ボール部1aの溜水のみなら
ず浮遊汚物をも効果的に吸引排出できる。
程において、末端棚部10での洗浄水の衝突・飛散並び
に拡張管路部分とされた末端管路部1gでの滞留によ
り、ボール部1aから末端管路部1gまでのトラップ管
路1bに亘る水膜形成の容易化をもたらす。しかも、絞
り部2と末端管路部1gは下降管路1fに対してボール
部1a側に偏心しているので、これらが同心である場合
に比して、洗浄水は、この絞り部2と末端管路部1gを
通過し難くなる。このため、洗浄水の滞留時間が延び、
上記のように洗浄水の飛散・滞留により形成された水膜
は分断しにくくなる。よって、上記偏心した絞り部2と
末端管路部1gにより、サイホン作用を長い時間に亘っ
て誘発でき、これにより、ボール部1aの溜水のみなら
ず浮遊汚物をも効果的に吸引排出できる。
【0035】加えて、絞り部2を通過した洗浄水は排水
ソケット3のソケット棚部11においても衝突・飛散を
起こすので、排水ソケット3通過時にあっても水膜の分
断をより起こしにくくしている。よって、サイホン作用
誘発をより確実で長時間に亘るものとでき、これを通し
て溜水および浮遊汚物の吸引排出の信頼性を高めること
ができる。また、絞り部2における末端棚部10の切欠
10aを落下する洗浄水に対しても、傾斜面部15によ
りソケット棚部11に向けて案内してこのソケット棚部
11での滞留・飛散を起こすので、サイホン作用誘発効
果を高めることができる。なお、この傾斜面部15は、
洗浄水と共に流れてきた汚物がその下方に滑り易くする
効果も果たす。
ソケット3のソケット棚部11においても衝突・飛散を
起こすので、排水ソケット3通過時にあっても水膜の分
断をより起こしにくくしている。よって、サイホン作用
誘発をより確実で長時間に亘るものとでき、これを通し
て溜水および浮遊汚物の吸引排出の信頼性を高めること
ができる。また、絞り部2における末端棚部10の切欠
10aを落下する洗浄水に対しても、傾斜面部15によ
りソケット棚部11に向けて案内してこのソケット棚部
11での滞留・飛散を起こすので、サイホン作用誘発効
果を高めることができる。なお、この傾斜面部15は、
洗浄水と共に流れてきた汚物がその下方に滑り易くする
効果も果たす。
【0036】次に、上記した水洗便器SBのその他の利
点について説明する。 (1)絞り部2をこれを形成するための末端棚部10と
共にトラップ管路1bの末端に設けた。よって、次の利
点がある。図3は、この絞り部成形の様子を模式的に表
す説明図である。この図3に示すように、絞り部2と末
端棚部10および切欠10aを形成するための凸状金型
部分は、底型における管路形成部分(末端管路部1g形
成部分)の最上端にセットされる。この状態で図示しな
い左右の側型を対向設置して底型にセットし、各型内壁
で囲まれたキャビティに泥漿が注入される。この際、凸
状金型部分は、図示するように管路形成部分において底
蓋のように機能するので、泥漿自体や泥漿中の水分が底
型に不用意に飛散しないようにできる。 (2)そして、底型・側型から泥漿中の水分を吸引し、
各型内壁に所定の肉厚となるよう泥漿を堆積させ、各型
を外すと、凸状金型部分で形成された部分(絞り部2の
部分)の開口から、トラップ管路1b内の余剰泥漿を排
泥できる。しかも、この開口には、切欠10aとなる部
分が空いているので、末端棚部10となる部分の上に残
存する僅かな残存泥漿を、この切欠10aとなる部分か
ら排泥できる。また、この切欠10aは、管路内壁のご
く近くまで空いているので、排泥に際して便器の成形体
(未焼成)を大きく傾けるような必要がなくなるので、
作業効率が高まると共に、便器成形体に不用意な変形を
来さないようにできる。なお、この切欠からの排泥後に
は、凸状金型部分で形成された部分(絞り部2の部分)
の開口の管路側周縁は、指等によりバリ取りされる。
点について説明する。 (1)絞り部2をこれを形成するための末端棚部10と
共にトラップ管路1bの末端に設けた。よって、次の利
点がある。図3は、この絞り部成形の様子を模式的に表
す説明図である。この図3に示すように、絞り部2と末
端棚部10および切欠10aを形成するための凸状金型
部分は、底型における管路形成部分(末端管路部1g形
成部分)の最上端にセットされる。この状態で図示しな
い左右の側型を対向設置して底型にセットし、各型内壁
で囲まれたキャビティに泥漿が注入される。この際、凸
状金型部分は、図示するように管路形成部分において底
蓋のように機能するので、泥漿自体や泥漿中の水分が底
型に不用意に飛散しないようにできる。 (2)そして、底型・側型から泥漿中の水分を吸引し、
各型内壁に所定の肉厚となるよう泥漿を堆積させ、各型
を外すと、凸状金型部分で形成された部分(絞り部2の
部分)の開口から、トラップ管路1b内の余剰泥漿を排
泥できる。しかも、この開口には、切欠10aとなる部
分が空いているので、末端棚部10となる部分の上に残
存する僅かな残存泥漿を、この切欠10aとなる部分か
ら排泥できる。また、この切欠10aは、管路内壁のご
く近くまで空いているので、排泥に際して便器の成形体
(未焼成)を大きく傾けるような必要がなくなるので、
作業効率が高まると共に、便器成形体に不用意な変形を
来さないようにできる。なお、この切欠からの排泥後に
は、凸状金型部分で形成された部分(絞り部2の部分)
の開口の管路側周縁は、指等によりバリ取りされる。
【0037】(3)トラップ管路1bにおいて、末端管
路部1gまでの上昇管路1dから下降管路1fにかけて
の管路をほぼ均一形状の円形管路とし、その管路径を約
55mmとした。こうして、ボール部排水口1cから末
端管路部1gまでの管路面積を略同一としたので、この
範囲の管路容積を不用意に大きくすることがない。よっ
て、ボール部1aにおける溜水水量や便器洗浄用洗浄水
の通水水量を多くすることなく、トラップ管路1bを満
水としたりこの管路に上記したように水膜を形成できる
ので、その分だけ節水できる。
路部1gまでの上昇管路1dから下降管路1fにかけて
の管路をほぼ均一形状の円形管路とし、その管路径を約
55mmとした。こうして、ボール部排水口1cから末
端管路部1gまでの管路面積を略同一としたので、この
範囲の管路容積を不用意に大きくすることがない。よっ
て、ボール部1aにおける溜水水量や便器洗浄用洗浄水
の通水水量を多くすることなく、トラップ管路1bを満
水としたりこの管路に上記したように水膜を形成できる
ので、その分だけ節水できる。
【0038】(4)トラップ管路への洗浄水流入口とな
るボール部排水口1cを、図1に示すように、その開口
高さhが約53〜60mmの範囲となるようにし、本実
施例ではこの開口高さhを約56mmとした。よって、
ボール部1aからの洗浄水流出に伴いボール部1aの溜
水水位が低下した場合に、ボール部排水口1cからトラ
ップ管路1bへの空気吸込を遅らせることができる。よ
って、この空気吸込によるサイホン作用消失を遅延で
き、サイホン作用の長期誘発を図ることができる。しか
も、開口高さhが約56mmであることから、便器のボ
ール試験を確実にパスでき、便器製造の上での一般公差
での設計・製造が可能となり、製造上有益である。
るボール部排水口1cを、図1に示すように、その開口
高さhが約53〜60mmの範囲となるようにし、本実
施例ではこの開口高さhを約56mmとした。よって、
ボール部1aからの洗浄水流出に伴いボール部1aの溜
水水位が低下した場合に、ボール部排水口1cからトラ
ップ管路1bへの空気吸込を遅らせることができる。よ
って、この空気吸込によるサイホン作用消失を遅延で
き、サイホン作用の長期誘発を図ることができる。しか
も、開口高さhが約56mmであることから、便器のボ
ール試験を確実にパスでき、便器製造の上での一般公差
での設計・製造が可能となり、製造上有益である。
【0039】(5)トラップ管路1bを、上昇管路1d
にその頂上部1eから下降管路1fを連続させて形成す
るに当たっては、この管路を含む便器本体の成形用の底
型と左右の側型が用いられる。図1に示すように頂上部
1eから下降管路1fを湾曲させる場合には、湾曲形状
維持のために下降管路1fに補強壁部1kを設けること
が一般的である。そして、この補強壁部1kは、左右の
側型からの吸引と補強壁側の下降管路壁形成のための底
型からの吸引とが型成型時に行われる。よって、補強壁
部1k部分では型吸引が左右の側型からの2重の吸引と
なり、補強壁部1kより上流の管路では底型による1重
の吸引となるので、補強壁部1kの上端にひけ部分1m
ができる。本実施例では、このひけ部分1mが、図1に
示すように、頂上部1eより下流側に生じるよう、側型
を調整した。そして、このようにひけ部分1mを頂上部
1eより下流側にしたので、次の利点がある。ひけ部分
1mが頂上部1eにあると、ボール部1aの溜水水位が
この頂上部1eのひけ部分の形状や大きさで変化し、ひ
け部分が頂上部上流の管路(上昇管路1b)にあるとこ
の管路内の洗浄水水量が変化する。一般に、ひけ部分は
便器個々でその大きさや形状が相違することから、ひけ
部分が頂上部やその上流にあれば、便器相互において溜
水水位や管路内洗浄水水量が異なることになる。これに
対し、本実施例では上記したように、このひけ部分1m
を頂上部或いはそれより上流の管路に生じさせないの
で、溜水水位や管路内洗浄水水量を便器相互において均
一化できる。つまり、便器製品の品質の安定化を図るこ
とができる。
にその頂上部1eから下降管路1fを連続させて形成す
るに当たっては、この管路を含む便器本体の成形用の底
型と左右の側型が用いられる。図1に示すように頂上部
1eから下降管路1fを湾曲させる場合には、湾曲形状
維持のために下降管路1fに補強壁部1kを設けること
が一般的である。そして、この補強壁部1kは、左右の
側型からの吸引と補強壁側の下降管路壁形成のための底
型からの吸引とが型成型時に行われる。よって、補強壁
部1k部分では型吸引が左右の側型からの2重の吸引と
なり、補強壁部1kより上流の管路では底型による1重
の吸引となるので、補強壁部1kの上端にひけ部分1m
ができる。本実施例では、このひけ部分1mが、図1に
示すように、頂上部1eより下流側に生じるよう、側型
を調整した。そして、このようにひけ部分1mを頂上部
1eより下流側にしたので、次の利点がある。ひけ部分
1mが頂上部1eにあると、ボール部1aの溜水水位が
この頂上部1eのひけ部分の形状や大きさで変化し、ひ
け部分が頂上部上流の管路(上昇管路1b)にあるとこ
の管路内の洗浄水水量が変化する。一般に、ひけ部分は
便器個々でその大きさや形状が相違することから、ひけ
部分が頂上部やその上流にあれば、便器相互において溜
水水位や管路内洗浄水水量が異なることになる。これに
対し、本実施例では上記したように、このひけ部分1m
を頂上部或いはそれより上流の管路に生じさせないの
で、溜水水位や管路内洗浄水水量を便器相互において均
一化できる。つまり、便器製品の品質の安定化を図るこ
とができる。
【0040】(6)図4は、排水ソケット3を天地逆に
末端管路部1gに配置させた様子を説明する説明図であ
る。このようにした場合、図示するように、末端管路部
1gの嵌合・接続部であるトラップ接続部5(図1参
照)は便器本体底面の側に位置するが、このトラップ接
続部5は便器本体底面から突出しないようにされてい
る。このため、排水ソケット3が水洗便器SBと一体で
ありながら便器本体底面から突出していない状態で、水
洗便器SBを運搬したり保管できる。また、この状態で
梱包等もできる。よって、水洗便器設置前の取り扱いが
容易である。しかも、運搬・保管時において排水ソケッ
ト3をボール部1aに入れておく必要が無いので、ボー
ル面に傷を付けるようなことを確実に回避できる。な
お、図示するように排水ソケット3を天地逆に配置した
場合、この排水ソケット3が不用意に末端管路部1gか
ら外れてしまわないようにすることが好ましく、こうす
るには、排水ソケット3下端の開口部3bと末端管路部
1gとの間隙に、新聞紙、段ボールくず、梱包材等を介
在させておけばよい。そして、便器設置時にこれらを取
り除いて排水ソケット3を取り外せばよい。
末端管路部1gに配置させた様子を説明する説明図であ
る。このようにした場合、図示するように、末端管路部
1gの嵌合・接続部であるトラップ接続部5(図1参
照)は便器本体底面の側に位置するが、このトラップ接
続部5は便器本体底面から突出しないようにされてい
る。このため、排水ソケット3が水洗便器SBと一体で
ありながら便器本体底面から突出していない状態で、水
洗便器SBを運搬したり保管できる。また、この状態で
梱包等もできる。よって、水洗便器設置前の取り扱いが
容易である。しかも、運搬・保管時において排水ソケッ
ト3をボール部1aに入れておく必要が無いので、ボー
ル面に傷を付けるようなことを確実に回避できる。な
お、図示するように排水ソケット3を天地逆に配置した
場合、この排水ソケット3が不用意に末端管路部1gか
ら外れてしまわないようにすることが好ましく、こうす
るには、排水ソケット3下端の開口部3bと末端管路部
1gとの間隙に、新聞紙、段ボールくず、梱包材等を介
在させておけばよい。そして、便器設置時にこれらを取
り除いて排水ソケット3を取り外せばよい。
【0041】(7)排水ソケット3が形成するソケット
管路3aを、その開口面積が絞り部2における開口面積
より小さくなるように形成した。よって、絞り部2から
ソケット管路3aに流入した洗浄水がこのソケット管路
3aを通過する際に流路抵抗を生じさせるようにした。
このため、上記したサイホン作用の誘発並びに持続に効
果的である。
管路3aを、その開口面積が絞り部2における開口面積
より小さくなるように形成した。よって、絞り部2から
ソケット管路3aに流入した洗浄水がこのソケット管路
3aを通過する際に流路抵抗を生じさせるようにした。
このため、上記したサイホン作用の誘発並びに持続に効
果的である。
【0042】次に、変形例について説明する。この変形
例では、排水ソケット3の構成が相違する。図5は、変
形例の排水ソケット周辺を示す説明図である。図示する
ように、この変形例では、排水ソケット3は、末端管路
部1gの嵌合・接続部であるトラップ接続部5とソケッ
ト下端の開口部3bとを偏心して備え、ソケット管路3
aを末端管路部1gと排出管6の位置ずれに応じて湾曲
或いは屈曲したものとしている。こうすれば、末端管路
部1gと排出管6の位置がずれているような場合でも、
排水ソケット3を介して、排出管6に末端管路部1gを
接続できる。
例では、排水ソケット3の構成が相違する。図5は、変
形例の排水ソケット周辺を示す説明図である。図示する
ように、この変形例では、排水ソケット3は、末端管路
部1gの嵌合・接続部であるトラップ接続部5とソケッ
ト下端の開口部3bとを偏心して備え、ソケット管路3
aを末端管路部1gと排出管6の位置ずれに応じて湾曲
或いは屈曲したものとしている。こうすれば、末端管路
部1gと排出管6の位置がずれているような場合でも、
排水ソケット3を介して、排出管6に末端管路部1gを
接続できる。
【0043】また、上記の実施例では、トラップ管路1
bが下降管路1fの末端に末端管路部1gを備える水洗
便器について説明したが、下降管路1fが単純な管路と
された水洗便器にも適用できる。図6は、単純な管路と
された下降管路1fを有する水洗便器に適用した変形例
を示す説明図である。この変形例では、排水ソケット3
は、単純管路の下降管路1fの末端が嵌合・接続される
トラップ接続部5の下方に、この下降管路より大径で偏
心した末端管路部1gを形成し、ソケット管路3aに連
通する絞り部2を、上記の下降管路1fから偏心して有
する。この変形例の排水ソケット3によれば、当該ソケ
ットが有する末端管路部1gと絞り部2によって、上記
したような長期に亘るサイホン作用を誘発でき、これを
通して溜水および浮遊汚物の効果的な吸引排出を実現で
きる。しかも、この変形例によれば、排水ソケット3を
単純管路の下降管路を有する既存の水洗便器に接続する
だけでよいので、便器本体にあっては既存のものをその
まま利用でき、製造上有益である。
bが下降管路1fの末端に末端管路部1gを備える水洗
便器について説明したが、下降管路1fが単純な管路と
された水洗便器にも適用できる。図6は、単純な管路と
された下降管路1fを有する水洗便器に適用した変形例
を示す説明図である。この変形例では、排水ソケット3
は、単純管路の下降管路1fの末端が嵌合・接続される
トラップ接続部5の下方に、この下降管路より大径で偏
心した末端管路部1gを形成し、ソケット管路3aに連
通する絞り部2を、上記の下降管路1fから偏心して有
する。この変形例の排水ソケット3によれば、当該ソケ
ットが有する末端管路部1gと絞り部2によって、上記
したような長期に亘るサイホン作用を誘発でき、これを
通して溜水および浮遊汚物の効果的な吸引排出を実現で
きる。しかも、この変形例によれば、排水ソケット3を
単純管路の下降管路を有する既存の水洗便器に接続する
だけでよいので、便器本体にあっては既存のものをその
まま利用でき、製造上有益である。
【0044】そして、この変形例の排水ソケットであっ
ても、トラップ接続部5とソケット下端の開口部3bを
偏心させるよう更に変形することもできる。また、この
変形例の排水ソケットを天地逆に下降管路1fに仮取付
した場合、トラップ接続部5が便器本体底面から突出し
ないようにすることもできる。
ても、トラップ接続部5とソケット下端の開口部3bを
偏心させるよう更に変形することもできる。また、この
変形例の排水ソケットを天地逆に下降管路1fに仮取付
した場合、トラップ接続部5が便器本体底面から突出し
ないようにすることもできる。
【0045】以上、本発明が実施される形態を説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な
る様態で実施し得ることは勿論である。
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な
る様態で実施し得ることは勿論である。
【0046】また、本発明をサイホンゼット式の水洗便
器に適用した場合を例として説明したが、上記の便器と
他の装置や部材とを組み合わせた発明として把握するこ
ともできる。例えば、便器に供給される洗浄水の水勢を
利用して、便器の鉢部に排泄された汚物や汚物により汚
された汚水を押し流す洗浄方式のウォッシュダウン式の
水洗便器にも適用できる。また、局部洗浄や暖房等の諸
機能を実現する機能便座と組み合わせた衛生洗浄装置、
収納用キャビネットや手洗装置と組み合わせたトイレキ
ット装置、トイレ室内の構造体としての壁材,床材およ
び天井材等を組み合わせたシステムトイレ装置等が考え
られる。
器に適用した場合を例として説明したが、上記の便器と
他の装置や部材とを組み合わせた発明として把握するこ
ともできる。例えば、便器に供給される洗浄水の水勢を
利用して、便器の鉢部に排泄された汚物や汚物により汚
された汚水を押し流す洗浄方式のウォッシュダウン式の
水洗便器にも適用できる。また、局部洗浄や暖房等の諸
機能を実現する機能便座と組み合わせた衛生洗浄装置、
収納用キャビネットや手洗装置と組み合わせたトイレキ
ット装置、トイレ室内の構造体としての壁材,床材およ
び天井材等を組み合わせたシステムトイレ装置等が考え
られる。
【図1】本発明の実施例であるサイホン式の水洗便器S
Bを一部破断して示す説明図である。
Bを一部破断して示す説明図である。
【図2】図1における下降管路のA−A線断面図をこの
下降管路に接続される排水ソケット3の平面図と共に示
した説明図である。
下降管路に接続される排水ソケット3の平面図と共に示
した説明図である。
【図3】トラップ管路1bの末端に設けた絞り部2と末
端棚部10の成形の様子を模式的に表す説明図である。
端棚部10の成形の様子を模式的に表す説明図である。
【図4】排水ソケット3を天地逆に末端管路部1gに配
置させた様子を説明する説明図である。
置させた様子を説明する説明図である。
【図5】変形例の排水ソケット周辺を示す説明図であ
る。
る。
【図6】単純な管路とされた下降管路1fを有する水洗
便器に適用した変形例を示す説明図である。
便器に適用した変形例を示す説明図である。
1…便器本体 1a…ボール部 1b…トラップ管路 1c…ボール部排水口 1d…上昇管路 1e…頂上部 1f…下降管路 1g…末端管路部 1k…補強壁部 1m…ひけ部分 3…排水ソケット 3a…ソケット管路 3b…開口部 4…接続用パッキン 5…トラップ接続部 6…排出管 7…排出管接合部 10…末端棚部 10a…切欠 11…ソケット棚部 15…傾斜面部 SB…水洗便器 c0,c1,c2…便器前後方向中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 孝幸 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 宮上 浩一 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 柴田 信次 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 北村 正樹 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 宗 雅也 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 米田 敏文 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 酒見 亨二 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AC03 AD04 CB02
Claims (13)
- 【請求項1】 非洗浄時には洗浄水を溜水として残存さ
せるボール部と、該ボール部に通水された新たな洗浄水
をボール部排水口から前記溜水と共に外部に排出する管
路を形成するトラップ手段とを有する水洗便器であっ
て、 前記トラップ手段は、 前記ボール部排水口に連通して上昇管路を有する上昇管
路部と、 前記上昇管路部を通過した洗浄水を外部の排出管に導く
ために、前記上昇管路の頂上部から下流側に向かって下
方に屈曲した下降管路を有する下流管路部とを有し、 前記下流管路部は、 前記頂上部を越えて前記下降管路を落下する洗浄水が衝
突して一時的に滞留する絞り部を、前記下降管路の内壁
を棚状に突出させて形成して備え、 前記絞り部の上部の前記下降管路の管路部分を、前記下
降管路の管路面積より広い管路面積となるよう拡張した
拡張管路部分として備え、 前記拡張管路部分と前記絞り部は、該拡張管路部分より
上流側の前記下降管路部分に対して、前記ボール部側に
偏心していることを特徴とする水洗便器。 - 【請求項2】 請求項1記載の水洗便器であって、 前記絞り部は、前記下流管路部管路の末端又はその近傍
の内壁を棚状に突出させて形成されている、水洗便器 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の水洗便器で
あって、 前記下流管路部は、前記拡張管路部分と前記絞り部とを
含む下降管路部分を別体として備え、該別体の下降管路
部分を前記下降管路の他の部分に装着して前記下降管路
を形成する、水洗便器。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
水洗便器であって、 前記絞り部は、前記ボール部と反対側において棚状に突
出する前記管路内壁の一部を切り欠いた切欠部を有す
る、水洗便器。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
水洗便器であって、 前記ボール部排水口から前記拡張管路部分までの管路面
積は、略同一とされている、水洗便器。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5いずれか記載の
水洗便器であって、 前記ボール部排水口は、開口高さが約53〜60mmと
されている、水洗便器。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6いずれか記載の
水洗便器であって、 前記トラップ手段は、 管路内部における成型時のひけ部分を、前記頂上部より
下流に有する、水洗便器。 - 【請求項8】 請求項4記載の水洗便器であって、 前記トラップ手段は、 前記下流管路部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導
くソケット管路を形成する排水ソケットを有し、 前記排水ソケットは、 前記下流管路部の前記絞り部を通過した洗浄水が衝突す
る棚部と、前記切欠を落下する洗浄水を前記棚部に向け
て案内する案内面とを、前記ソケット管路に有する、水
洗便器。 - 【請求項9】 請求項4記載の水洗便器であって、 前記トラップ手段は、 前記下流管路部を通過した洗浄水を前記外部排出管に導
くソケット管路を形成する排水ソケットを有し、 前記排水ソケットは、 前記外部排出管側の接続部と前記下流管路部側の接続部
とを偏心して有する、水洗便器。 - 【請求項10】 請求項8又は請求項9記載の水洗便器
であって、 前記排水ソケットは、 前記外部排出管側の接続部を前記下流管路部側に位置さ
せたときに、前記下流管路部側の接続部が水洗便器底面
から突出しないように形成されている、水洗便器。 - 【請求項11】 水洗便器の洗浄水をトイレに設置済み
の外部排出管に排出するために、前記水洗便器に接続さ
れる排水ソケットであって、 前記水洗便器のボール部に非洗浄時に溜水として残存す
る洗浄水を前記ボール部に通水された新たな洗浄水と共
に外部に排出する便器内トラップ管路における下降管路
の末端に接続される接続部と、 該接続部に連設され、前記下降管路に連続した排出管路
を形成する管路形成部とを有し、 該管路形成部は、 前記排出管路を前記外部排出管に至るまで形成し、前記
排出管路のうち前記下降管路に連続したトラップ側管路
部分に、前記下降管路を落下する洗浄水が衝突して一時
的に滞留する絞り部を、前記トラップ側管路部分の内壁
を棚状に突出させて形成して備え、 前記絞り部の上部の前記トラップ側管路部分を、前記下
降管路の管路面積より広い管路面積となるよう拡張した
拡張管路部分として備え、 前記拡張管路部分と前記絞り部は、前記下降管路に対し
て、前記ボール部側に偏心していることを特徴とする排
水ソケット。 - 【請求項12】 請求項11記載の排水ソケットであっ
て、 前記排出管路における前記トラップ側管路部分と前記外
部排出管に接続される管路部分とを偏心して有する、排
水ソケット。 - 【請求項13】 請求項11又は請求項12記載の水洗
便器であって、 前記外部排出管に接続される管路部分を前記下流管路部
側に位置させたときに、前記トラップ側管路部分が水洗
便器底面から突出しないように形成されている、排水ソ
ケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33444499A JP2001152534A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 水洗便器と排水ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33444499A JP2001152534A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 水洗便器と排水ソケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001152534A true JP2001152534A (ja) | 2001-06-05 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008533332A (ja) * | 2005-03-08 | 2008-08-21 | コーラー、カンパニー | サイフォン作用による塊状物流し込み補助機能を有する圧力式トイレット |
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-
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