JP2001147084A - ウイックおよび薄型平面型ヒートパイプ - Google Patents

ウイックおよび薄型平面型ヒートパイプ

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JP2001147084A
JP2001147084A JP2000003894A JP2000003894A JP2001147084A JP 2001147084 A JP2001147084 A JP 2001147084A JP 2000003894 A JP2000003894 A JP 2000003894A JP 2000003894 A JP2000003894 A JP 2000003894A JP 2001147084 A JP2001147084 A JP 2001147084A
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plate
container
heat pipe
wick
wire
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Hajime Noda
一 野田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発熱密度が飛躍的に増大する電子機器の半導体
チップ等を効率的に冷却することができる薄型平面型ヒ
ートパイプおよびウイック並びにその製造方法を提供す
る。 【解決手段】薄型平面型ヒートパイプの密閉減圧された
空洞部を有するコンテナ内に収容される、平板材、およ
び、平板材に巻き付けられた線材からなるウイック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の冷却に
用いる平面型ヒートパイプ、ウイック、および、その製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】年々増大する電子機器の半導体チップか
らの発熱を効率よく放熱する手段のひとつにヒートパイ
プがある。特に、ヒートパイプの中でも、チップ表面に
対する受熱面の確保と熱の拡散の点から平面型ヒートパ
イプが着目されている。
【0003】ヒートパイプは、内部が中空である容器
(コンテナ)からなっており、コンテナ内は減圧され真
空状態であり、そこには適量の液体が作動流体として封
入されている。容器外部のある箇所から受熱があったと
きには、受熱があった部分に存在する液体が蒸発して、
そこで蒸発潜熱を吸収する。蒸気は圧力差によって容器
内に充満し、受熱部以外の箇所の容器の内面において凝
縮し、そこで蒸発潜熱を放出する。凝縮した液体は、内
部管壁にあらかじめ具備されたメッシュ、ワイヤーなど
からなるウィックと呼ばれる液体還流機構によって蒸発
部に戻り、再び受熱部で蒸発する。上述した循環を繰り
返し、結果的に、容器全体に熱が拡散する効果がある。
【0004】図11に従来の平面型ヒートパイプを示
す。図11に示す平面型ヒートパイプは、アルミニウム
製押出成形によるコンテナ101からなっている。しか
しながら、図11に示すコンテナは、アルミニウムによ
って成形することは可能であるが、銅によって上述した
コンテナを成形することは困難である。一方、水は優れ
た作動流体である。しかしながら、アルミニウムによっ
て成形されたコンテナにおいては、優れた作動流体とし
て水を使用することができないという問題点がある。
【0005】上述した問題点を解決するために、図12
に示すように、上板および下板からなるコンテナの空洞
部にメッシュを挿入した平面型ヒートパイプが用いられ
ている。図12に示すコンテナは優れた作動流体として
の水を使用することができる銅によって成形することが
できる。しかしながら、図12に示す平面型ヒートパイ
プにおいては、メッシュをコンテナ内に安定して挿入す
ることが困難であり、ヒートパイプの特性にばらつきが
生じるという問題点がある。
【0006】更に、従来のメッシュ、編組、ワイヤーに
は次の問題点がある。即ち、図6に示すように、ワイヤ
ーでは、環流方向が、その断面で幾何学的に鋭角の部分
が、還流方向に一様に続いているので優れた環流が期待
できる。しかし、ワイヤーをヒートパイプのコンテナ内
に収納することは可能だとしてもこれを確実に壁面に固
定することは構造的にきわめて困難であり、中空に浮い
た状態では、ウィックの用をなさない。更に、平面型ヒ
ートパイプにおいては、液環流方向は、一方向ではな
く、ヒートパイプの置き方によっては、平面的にどの方
向でも環流する事が要求される。
【0007】更に、メッシュや編組の場合、環流方向は
ワイヤーのように一様ではなく、必ず軸方向と交わる構
成要素を持ち、これはむしろ軸方向の還流にとっては障
害になる。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】上述したように、従来
のウイックを使用した平面型ヒートパイプには、以下の
問題点がある。即ち、上述したように、電子機器の半導
体チップ等の冷却という技術分野においては、機器全体
をコンパクト化し、実装密度を上げる傾向にあり、発熱
密度は飛躍的に増大している。しかしながら、従来の方
式のウィックでは十分に対応できない。
【0009】従って、この発明の目的は、発熱密度が飛
躍的に増大する電子機器の半導体チップ等を効率的に冷
却することができる薄型平面型ヒートパイプおよびウイ
ック並びにその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した従来の問題点を
解決するために、発明者等は鋭意研究を重ねた。その結
果、次の知見を得た。即ち、ウィックにおいて、重要な
ことは、十分な毛細管力を有することである。毛細管力
は、通常メッシュなどを管壁に沿わせることによって得
られるが、その断面で幾何学的に鋭角の部分が、還流方
向に一様に続いているような構造が最も理想的である。
即ち、一本のワイヤーを壁面に沿わせた場合、図6に示
すような断面形状になる。図6に示す場合において、還
流に寄与するのは、Aの箇所である。メッシュであって
も、編組であっても、微視的にはワイヤーの集合体であ
るから、ヒートパイプ壁面に固定することさえできれ
ば、A部を有し、これが液環流に効果的である。
【0011】従って、コンテナを形成する壁面の一方に
突起群を設け、突起群によってメッシュ等をコンテナの
内壁に固定することによって、蒸気流路用空間が確保で
きるとともに、メッシュがコンテナの内壁に密着してい
るので、コンテナの内壁面とメッシュ構成材としての断
面円形の線材とのなす角が鋭角であり、優れた液の環流
効果があることを知見した。
【0012】更に、X方向およびY方向に格子状にワイ
ヤーを組み合わせたメッシュを、コンテナの内壁に密着
させることによって、コンテナの内壁面とメッシュ構成
材の断面円形のワイヤーとのなす角が鋭角であり、優れ
た液の環流効果があることを知見した。
【0013】この発明は上述した知見等に基づいてなさ
れたものであって、この発明のウイックの第1の態様
は、薄型平面型ヒートパイプの密閉減圧された空洞部を
有するコンテナ内に収容される、平板材および前記平板
材に巻き付けられた線材からなるウイックである。
【0014】この発明のウイックの第2の態様は、前記
平板材が、少なくとも一方に複数個の突起が設けられた
相対する2枚の穿孔板を、前記突起の高さ分の間隙を有
するように組み合わせて形成した穿孔板ユニットからな
ることを特徴とするものである。
【0015】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第1
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
置された金属製の線材と、(2)前記線材とそれぞれ接
し、前記線材を挟むように形成された、相対する銅製の
薄板からなる上板材および下板材からなる、密閉減圧さ
れた空洞部を有するコンテナと、(3)前記コンテナ内
に収容される作動流体としての水。
【0016】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第2
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
置された金属製の線材と、前記線材と交叉するように配
置された、同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行
に配置された別の線材とからなる線材群と、(2)前記
線材群とそれぞれ接し、前記線材群を挟むように形成さ
れた、相対する銅製の薄板からなる上板材および下板材
からなる、密閉減圧された空洞部を有するコンテナと、
(3)前記コンテナ内に収容される作動流体としての
水。
【0017】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第3
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
部を有するコンテナと、(2)前記コンテナ内に収容さ
れる、平板材および前記平板材に巻き付けられた線材か
らなるウイックと、(3)前記コンテナ内に収容される
作動流体。
【0018】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第4
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
部を有するコンテナと、(2)前記上板材または前記下
板材の何れか一方の、前記コンテナ内に位置する面に、
線材が配されて形成されたウイックと、(3)前記コン
テナ内に収容される作動流体
【0019】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第5
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
からなる下板材によって形成され、前記上板材または前
記下板材の一面に複数個の突起が設けられている、密閉
減圧された空洞部を有するコンテナと、(2)前記コン
テナ内に収容され、前記複数個の突起によって押圧さ
れ、前記コンテナの相対する内壁に固定されているウイ
ックと、(3)前記コンテナ内に収容される作動流体。
この発明の薄型平面型ヒートパイプの第6の態様は、前
記ウイックは平板材および前記平板材に巻き付けられた
線材からなっていることを特徴とする薄型平面型ヒート
パイプである。この発明の薄型平面型ヒートパイプの第
7の態様は、前記ウイックは積層メッシュからなってお
り、前記積層メッシュはそれぞれ同一平面上に位置し相
互に交差する線材群からなっていることを特徴とする薄
型平面型ヒートパイプである。この発明の薄型平面型ヒ
ートパイプの第8の態様は、前記ウイックは積層メッシ
ュからなっており、前記積層メッシュは金網状に編み込
まれた同一平面上に位置しない線材群からなっているこ
とを特徴とする薄型平面型ヒートパイプである。
【0020】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第9
の態様は、下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプで
ある。 (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
部を有するコンテナと、(2)前記コンテナ内に収容さ
れる、少なくとも一方に複数個の突起が設けられた相対
する2枚の穿孔板を、前記突起の高さ分の間隙を有する
ように組み合わせて形成した穿孔板ユニットと、前記穿
孔板ユニットに巻き付ける線材からなるウイックと、
(3)前記コンテナ内に収容される作動流体
【0021】この発明の薄型平面型ヒートパイプの第1
0の態様は、前記ウイックの前記穿孔板ユニットの外側
の両面にそれぞれ配された前記線材と交叉するように更
に線材が配されていることを特徴とするものである。
【0022】この発明のウイックのその他の態様は、前
記ウイックの前記平板材は、その端部に切り欠き又は支
柱が設けられた丸形または四角形以上の多角形状からな
っており、前記線材が前記切り欠き又は支柱を折り返し
点として巻き付けられて、前記平板材の一方の面に配さ
れていることを特徴とするものである。
【0023】この発明のウイックのその他の態様は、前
記ウイックの前記平板材は複数個の穿孔を有する穿孔板
からなっていることを特徴とするとするものである。こ
の発明のウイックのその他の態様は、前記穿孔板ユニッ
トの外側の両面にそれぞれ配された前記線材と交叉する
ように更に線材が配されていることを特徴とするもので
ある。
【0024】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記線材と前記上板材または前記下板材と
の間、前記線材と前記別の線材との間、前記線材群と前
記上板材または前記下板材との間に、更にメッシュを設
けていることを特徴とするものである。
【0025】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記ウイックの前記平板材は、その端部に
切り欠き又は支柱が設けられた丸形または四角形以上の
多角形状からなっており、前記線材が前記切り欠き又は
支柱を折り返し点として巻き付けられて、前記平板材の
一方の面に配されていることを特徴とするものである。
【0026】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記ウイックの前記平板材は、丸形または
四角形以上の多角形状からなっており、前記線材が前記
平板材の両面に配されていることを特徴とするものであ
る。
【0027】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記ウイックの前記平板材は複数個の穿孔
を有する穿孔板からなっていることを特徴とするとする
ものである。
【0028】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記ウイックの前記平板材の前記一方の面
または前記両面に配された前記線材と交叉するように更
に線材が配されていることを特徴とするものである。
【0029】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記上板材または前記下板材の少なくとも
一方が、中央部に窪み部を有しており、前記上板材およ
び前記下板材を組み合わせ、外周部を接合することによ
って、中央部に前記空洞部を備えた前記コンテナが形成
されていることを特徴とするものである。
【0030】この発明の薄型平面型ヒートパイプのその
他の態様は、前記ウイックの前記穿孔板ユニットは、丸
形または四角形以上の多角形状からなっており、前記線
材が前記穿孔板ユニットの外側の両面に配されているこ
とを特徴とするものである。
【0031】この発明の薄型平面型ヒートパイプの製造
方法の1つの態様は、下記ステップを備えた薄型平面型
ヒートパイプの製造方法である。 (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
置された金属製の線材を準備し、(2)前記線材とそれ
ぞれ接し、前記線材と接する部分にロウ材を塗布した、
相対する銅製の薄板からなる上板材および下板材を、前
記線材を挟むように配してコンテナを仮組み立て、
(3)仮組み立てた前記コンテナを所定の温度に加熱し
て、前記線材、上板材および下板材が一体化した密閉コ
ンテナを形成し、(4)前記コンテナを減圧し、作動流
体としての水を封入する
【0032】
【発明の実施の形態】この発明を図面を参照しながら説
明する。この発明の薄型平面型ヒートパイプの1つの態
様は、(1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平
行に配置された金属製の線材と、(2)前記線材とそれ
ぞれ接し、前記線材を挟むように形成された、相対する
銅製の薄板からなる上板材および下板材からなる、密閉
減圧された空洞部を有するコンテナと、(3)前記コン
テナ内に収容される作動流体としての水とからなってい
る。
【0033】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の1つの態様は、(1)同一平面上に所定の間隔をおい
て相互に平行に配置された金属製の線材と、前記線材と
交叉するように配置された、同一平面上に所定の間隔を
おいて相互に平行に配置された別の線材とからなる線材
群と、(2)前記線材群とそれぞれ接し、前記線材群を
挟むように形成された、相対する銅製の薄板からなる上
板材および下板材からなる、密閉減圧された空洞部を有
するコンテナと、(3)前記コンテナ内に収容される作
動流体としての水とからなっていてもよい。
【0034】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の1つの態様は、前記線材と前記上板材または前記下板
材との間、前記線材と前記別の線材との間、前記線材群
と前記上板材または前記下板材との間に、更にメッシュ
を設けてもよい。
【0035】上述したこの発明の薄型平面型ヒートパイ
プの態様について、以下に更に詳細に説明する。図1に
示すように、複数本の棒材2を例えば平行に並べ、あら
かじめ接触部分にロウ材を塗布し、平行に並べた棒材を
2枚の銅製の薄平板1、3で挟み込んで、炉に流せば、
材質をアルミニウムに限定しないで、実質的に図9に示
したタイプのコンテナが得られる。最も外側に位置する
棒材は、コンテナの外壁を形成するので、この部分は丸
材の代わりに角材を用いることもできる。
【0036】上述したこの発明のコンテナによると、図
11に示す従来のコンテナにおいては仕切部材が垂直に
立ち上がっているのに対して、丸棒2の円弧と平板1、
3とのなす角が鋭角であるので、丸棒2自体がウィック
として機能するので、部品数が少なくなり有利である。
更に、図11に示す従来の押出成形材の場合には、X方
向(コンテナの仕切部材を横断する方向)の伝熱は、Y
方向(コンテナの仕切部材に沿った方向)の伝熱に比し
て劣る。これに対して、上述した本発明のコンテナにお
いては、例えば図2(b)に示すように、棒材2を断続
的に配することによって、Y方向と共にX方向の伝熱特
性も向上することができる。その際には、図4に示すよ
うに、一方側の板材7と棒材9との間にメッシュ8を挟
み込むことによって、コンテナに所要の強度を付与する
ことができる。
【0037】図3に示すように、平行に配置した2群の
棒材5を交差させるように配置し、板材4、6によって
挟んで形成した薄型平面型ヒートパイプのコンテナにお
いては、棒材の配置を断続的にすることなく、Xおよび
Y方向の両方向に空間がつながる。更に、上述したよう
に、図4に示す、平行に配置された棒材群9と平板7と
の間にメッシュを挟み込んだ構造においては、棒材9は
ウィックの一部として機能すると同時に、主たるウィッ
クであるメッシュ8を一方の板材7の面に固定して、蒸
気流路を確保する役割を果たす。
【0038】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の他の1つの態様は、(1)銅製の薄板からなる上板
材、および、銅製の薄板からなる下板材によって形成さ
れ、前記上板材または前記下板材の一面に複数個の突起
が設けられている、密閉減圧された空洞部を有するコン
テナと、(2)前記コンテナ内に収容され、前記複数個
の突起によって押圧され、前記コンテナの相対する内壁
に固定されているウイックと、(3)前記コンテナ内に
収容される作動流体とからなっていてもよい。
【0039】図5に示すように、2枚の平板の一方の平
板11に複数の突起12を設け、2枚の平板を向かい合
わせて一つの容器を形成する。その場合、一方の平板1
1の中央部が窪んだ形状に形成すると、その窪みが容器
の内部空間を形成する。特に要求される容器の仕様がき
わめて薄型である場合には、プレス成形によりこの窪み
は容易に形成することができる。その際、上述した突起
12も、窪みの形成と同時に形成することができる。突
起12は、例えば正三角形配列によって、平板11の窪
み部の全面に設ける。突起の形状は例えば円柱状でも、
四角柱状でもよい。突起の高さは、容器内の一方の板材
と他方の板材との間隙の幅と、容器内に収納される積層
メッシュの厚さとの差になるように設定しておくとよ
い。
【0040】上述したように、窪みおよび突起が加工さ
れた2枚の平板11、14を組み合わせ、平板の間に積
層メッシュ13を挟み込み、そして、ロウ付けによって
外周部を密閉する。外周部の一部に細管を挟み込んでお
き、その部分において、注液、脱気、封じ切りを行っ
て、薄型平面型ヒートパイプを形成する。突起12は、
メッシュ抑えとして機能するとともに、それによって、
蒸気流が通過するための蒸気流路空間が確保される。ま
た、ウィックとして最も作動液の還流に寄与するメッシ
ュの部分は、上述したように、コンテナの内壁面と断面
形状が円形のメッシュを構成する線材とのなす鋭角の部
分である。この発明の平面型ヒートパイプによると、メ
ッシュは、突起によって確実に壁面に密着しているの
で、作動液の還流効果も向上する。ウィックの構造は、
メッシュのみならず、線材群、編組群からなっていて
も、上述したと同様の効果が得られる。
【0041】また、上述した突起群とは別に、容器内の
一方の平板と他方の平板との間隙幅と同等の高さの第2
の突起群を設け、このように設けた第2の突起群を、コ
ンテナの補強材として機能させると、コンテナの強度が
高まり望ましい。この第2の突起群の配列の密度は、第
1の突起群のそれよりも粗でよい。ただし、ウィック構
造がメッシュからなっている場合には、第2の突起群の
配列、形状に対応する配列、形状で、あらかじめ積層メ
ッシュに穿孔を形成しておくとよい。この場合には、2
枚の平板によってウィック構造を挟み込んだときに、こ
れら第2の突起群の先端部は、もう一方の平板の面に接
触する。その箇所も外周部と同様にロウ付けを行うこと
によって、ヒートパイプの内圧が、大気圧より大きくな
った場合においても、コンテナの壁面の変形を抑制する
ことができる。
【0042】次に、この発明のウイックの1つの態様に
ついて説明する。この発明のウイックの1つの態様は、
薄型平面型ヒートパイプの密閉減圧された空洞部を有す
るコンテナ内に収容される、平板材および前記平板材に
巻き付けられた線材からなるウイックである。更に、こ
の発明のウイックの1つの態様は、前記平板材が、少な
くとも一方に複数個の突起が設けられた相対する2枚の
穿孔板を、前記突起の高さ分の間隙を有するように組み
合わせて形成した穿孔板ユニットからなっていてもよ
い。更に、この発明のウイックの1つの態様は、前記ウ
イックの前記平板材は、その端部に切り欠き又は支柱が
設けられた丸形または四角形以上の多角形状からなって
おり、前記線材が前記切り欠き又は支柱を折り返し点と
して巻き付けられて、前記平板材の一方の面に配されて
いてもよい。更に、この発明のウイックの1つの態様
は、前記ウイックの前記平板材は複数個の穿孔を有する
穿孔板からなっていてもよい。更に、この発明のウイッ
クの1つの態様は、前記穿孔板ユニットの外側の両面に
それぞれ配された前記線材と交叉するように更に線材が
配されていてもよい。
【0043】次に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の更に別の態様について説明する。この発明の薄型平面
型ヒートパイプの1つの態様は、(1)銅製の薄板から
なる上板材、および、銅製の薄板からなる下板材によっ
て形成され、密閉減圧された空洞部を有するコンテナ
と、(2)前記コンテナ内に収容される、平板材および
前記平板材に巻き付けられた線材からなるウイックと、
(3)前記コンテナ内に収容される作動流体とからなっ
ていてもよい。更に、この発明の薄型平面型ヒートパイ
プの1つの態様は、(1)銅製の薄板からなる上板材、
および、銅製の薄板からなる下板材によって形成され、
密閉減圧された空洞部を有するコンテナと、(2)前記
上板材または前記下板材の何れか一方の、前記コンテナ
内に位置する面に、線材が配されて形成されたウイック
と、(3)前記コンテナ内に収容される作動流体からな
っていてもよい。
【0044】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の1つの態様は、(1)銅製の薄板からなる上板材、お
よび、銅製の薄板からなる下板材によって形成され、前
記上板材または前記下板材の一面に複数個の突起が設け
られている、密閉減圧された空洞部を有するコンテナ
と、(2)前記コンテナ内に収容され、前記複数個の突
起によって押圧され、前記コンテナの相対する内壁に固
定されている、平板材および前記平板材に巻き付けられ
た線材からなるウイックと、(3)前記コンテナ内に収
容される作動流体とからなっていてもよい。更に、この
発明の薄型平面型ヒートパイプの1つの態様は、(1)
銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板からな
る下板材によって形成され、密閉減圧された空洞部を有
するコンテナと、(2)前記コンテナ内に収容される、
少なくとも一方に複数個の突起が設けられた相対する2
枚の穿孔板を、前記突起の高さ分の間隙を有するように
組み合わせて形成した穿孔板ユニットと、前記穿孔板ユ
ニットに巻き付ける線材からなるウイックと、(3)前
記コンテナ内に収容される作動流体とからなっていても
よい。
【0045】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
は、前記ウイックの前記穿孔板ユニットの外側の両面に
それぞれ配された前記線材と交叉するように更に線材が
配されていてもよい。更に、この発明の薄型平面型ヒー
トパイプは、前記ウイックの前記平板材は、その端部に
切り欠き又は支柱が設けられた丸形または四角形以上の
多角形状からなっており、前記線材が前記切り欠き又は
支柱を折り返し点として巻き付けられて、前記平板材の
一方の面に配されていてもよい。更に、この発明の薄型
平面型ヒートパイプは、前記ウイックの前記平板材は、
丸形または四角形以上の多角形状からなっており、前記
線材が前記平板材の両面に配されていてもよい。更に、
この発明の薄型平面型ヒートパイプは、前記ウイックの
前記平板材は複数個の穿孔を有する穿孔板からなってい
てもよい。
【0046】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
は、前記ウイックの前記平板材の前記一方の面または前
記両面に配された前記線材と交叉するように更に線材が
配されていてもよい。更に、この発明の薄型平面型ヒー
トパイプは、前記上板材または前記下板材の少なくとも
一方が、中央部に窪み部を有しており、前記上板材およ
び前記下板材を組み合わせ、外周部を接合することによ
って、中央部に前記空洞部を備えた前記コンテナが形成
されていてもよい。更に、この発明の薄型平面型ヒート
パイプは、前記ウイックの前記穿孔板ユニットは、丸形
または四角形以上の多角形状からなっており、前記線材
が前記穿孔板ユニットの外側の両面に配されていてもよ
い。
【0047】更に、この発明の薄型平面型ヒートパイプ
の製造方法は、下記ステップを備えた薄型平面型ヒート
パイプの製造方法である。 (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
置された金属製の線材を準備し、(2)前記線材とそれ
ぞれ接し、前記線材と接する部分にロウ材を塗布した、
相対する銅製の薄板からなる上板材および下板材を、前
記線材を挟むように配してコンテナを仮組み立て、
(3)仮組み立てた前記コンテナを所定の温度に加熱し
て、前記線材、上板材および下板材が一体化した密閉コ
ンテナを形成し、(4)前記コンテナを減圧し、作動流
体としての水を封入する
【0048】上述した、この発明の薄型平面型ヒートパ
イプの更に別の態様について、以下に更に詳細に説明す
る。即ち、作動液として水を使用することができる銅材
をコンテナおよびウィック材料として選択した場合、
0.5mmφ以下の銅製ワイヤーを現実にコンテナの管壁
に沿わせることは困難である。従って、この発明におい
ては、上述したワイヤーを沿わせるための支持材料とし
て、銅の薄板を用い、銅製の薄板にワイヤーを巻き付け
たものを、ウィックとしてコンテナ内に敷き詰める方式
である。
【0049】例えば、方形の銅の薄板の向かい合う短辺
間にワイヤーを渡し、薄板の表面から裏面、更に、再度
表面、裏面と、ワイヤーを稠密に巻きつける。この際、
ワイヤーの端部は、薄板の角に設けられた切り欠き等に
絡げて固定される。このようにして、同一方向に最良の
液環流機構を具備した板状のウィックが得られる。この
ように得られたウイックは、これをメッシュと同様に、
ヒートパイプ容器の中に取り込んでもよく、更に、図5
に示すように、容器の一方の内壁面に突起群12を設け
て、もう一方の壁面にワイヤーを巻き付けた平板を押さ
えつけてもよい。
【0050】なお、図5において、ウイックとして更に
メッシュ形状のウイックを用いてもよい。即ち、図9に
示すように、ウイックは積層メッシュからなっており、
積層メッシュはそれぞれ同一平面上に位置し相互に交差
する線材群31、32からなっていてもよい。更に、図
10に示すように、ウイックは積層メッシュからなって
おり、積層メッシュは金網状に編み込まれた同一平面上
に位置しない線材群41、42からなっていてもよい。
上述した積層メッシュは、平板に巻き付けられた線材か
らなるウイックに比べて、組立が容易であるという利点
がある。
【0051】ウイックの収納方式としては、上板材、下
板材および側板材の6面からなる板材を組み合わせたコ
ンテナ構造でも可能であるが、ヒートパイプが非常に薄
型である場合には、一方の板材を鍋蓋のように窪ませた
2枚の平板を組み合わせる構造でもよい。ただし、その
場合には、薄板銅板の両面に巻き付けられたワイヤーの
一方の面に配置されたワイヤーには、蒸気が供給され
ず、蒸気の凝縮が生じないので、意味のないデッドスペ
ースになるおそれがある。平面型ヒートパイプに要求さ
れている機能の一つに薄肉化があり、デッドスペースは
ない方がよい。薄板銅板の短辺には、切り欠きを適当な
ピッチで設け、それを折り返し箇所として、薄板銅板の
片面にのみワイヤーを配することも可能であり、この場
合には、上述したデッドスペースをなくすることができ
る。
【0052】また片面にのみワイヤーが配されていると
きは、この薄板を、ヒートパイプコンテナの壁面の一つ
として用いると、部品数が少なくなって、より効率的で
ある。ワイヤーが巻き付けられる上述した薄板は、通常
の平板からなっているが、その代わりに、穿孔板(パン
チドメタル)を用いることができる。この場合には、ワ
イヤーを表裏に巻いた場合においても、上述した片側の
ワイヤー群の配置される空間はデッドスペースとはなら
ず、蒸気は、表裏の両面で凝縮し、どちらも液還流路と
して利用することができる。
【0053】また、ワイヤーを一方向に巻いた場合に
は、環流機能は一方向にのみ有効で、平面型ヒートパイ
プとしての機能が限定されてしまう。従って、作動液の
還流の二次元化(縦方向および横方向)を意図して、穿
孔板の短辺間に渡すように第1のワイヤーを巻いた後
に、第2のワイヤーを長辺間に渡すように巻き、第1お
よび第2のワイヤーの両者を穿孔板上で交差させる方法
がある。これは、一見メッシュと同様の機能を果たすに
過ぎないと見えるが、実際の効果は全く異なる。
【0054】即ち、メッシュの場合、単線が壁面に沿っ
て延び、別の単線がそれとクロスするので、単線が常に
壁面と接しない。一方、この発明においては、ワイヤー
が壁面と接する図6に示すA部は、常に壁面と密着して
いる。換言すれば、この発明においては、ワイヤーによ
って形成される、いわゆる直通流路が2階建てに構成さ
れている構造からなっている。この例を図7に示す。図
7において、窪みを有する上平板15の内面には突起1
7が形成され、そして、穿孔板18に、X方向のワイヤ
ー19とY方向のワイヤー20とが配置されているウイ
ックが突起によって、他方の平板16の内壁に押し付け
られている。
【0055】しかし、これはメッシュの例である図5に
示す場合にも言えるが、こういった蒸気流路確保型のウ
イックにおいては、ウィック抑えのある上板の方は、た
だ蒸気が凝縮するだけで、その還流に寄与する構造は設
けられていない。従って、穿孔板によってワイヤーを固
定する上述した方式を更に効果的にするためには、穿孔
板2枚によって、一方の穿孔板と他方の穿孔板の間に所
定の蒸気流路を有する穿孔板ユニットを形成し、更に、
このように形成した穿孔板ユニットの外側にワイヤーを
巻き付けるとよい。これによって、スペースを有効に活
用し、穿孔板の両面に同一機能を付与することができ
る。
【0056】図8において、2枚の穿孔板23の一方に
(図示しない)突起群を設けて、これら2枚の穿孔板を
組み合わせて穿孔板ユニットを形成し、該穿孔板ユニッ
トの両外側にそれぞれワイヤー22をX方向に巻き付け
た後に、その上から更にワイヤー24をY方向に巻き付
ける。次いで、このように形成されたウイック全体を上
平板材21、下平板材25からなる筐体(コンテナ)の
中に収納する。この際、穿孔板の2枚分の板厚、穿孔板
の間隙(突起高さ)及びワイヤー4層分の総和を、筐体
の内部空間高さとして設定しておけば、外側ワイヤー群
(Y方向)24は筐体内壁21、25に密着する。また
内側ワイヤー群(X方向)22は穿孔板23に密着す
る。2枚の穿孔板の間の間隙によって蒸気流路は確保さ
れ、穿孔板の穴を通して、ワイヤー群上において蒸気は
凝縮する。かくして、平面型ヒートパイプの上面、下面
とも、X方向、Y方向の両方向において、直通還流路か
らなるウィック構造を有し、かつ、蒸気流路が確保され
ている優れた構造を、本発明によって提供することがで
きる。
【0057】
【実施例】実施例1 本発明の1つに従って、厚さ0.2mmx横20mmx縦
50mmの銅板2枚と、0.2mmφx長さ50mmの銅
線を10本、及び#200スクリーンメッシュ4枚を用い
て、平面型ヒートパイプのコンテナを次の通り形成し
た。一方の銅板の上に銅線を2mmピッチで平行に配置
し、4枚重ねのメッシュを、配置した銅線と、他方の銅
板との間に挟んだ。銅線及び各メッシュの端部はあらか
じめロウ材を塗布しておいた。銅板の端部には、シール
用の角材を配した。このように形成した、中に銅線およ
びメッシュを配置した銅板全体を固定冶具で挟み、その
状態で炉に流した。
【0058】更に、あらかじめ、コンテナ内から外に突
き出す形で細径銅管を挟んでおき、これを用いて、脱
気、注液を行って、横20mmx縦50mmx厚さ1mm
の超薄型平板型ヒートパイプを作製した。このように作
製した超薄型平板型ヒートパイプを使用してチップの冷
却を行ったところ効率的な冷却ができた。
【0059】実施例2 下記を除いて、上述した実施例1と同様の材料を使用
し、同様の加工を行って平面型ヒートパイプのコンテナ
を形成した。即ち、4枚のメッシュは、2枚づつに分け
た。平行に配置した銅線群を2枚づつに分けたメッシュ
で挟み、さらに、このようにメッシュに挟まれた銅線群
を、更に、その外側から2枚の銅板が挟み込んで、横20
mmx縦50mmx厚さ1mmの超薄型平板型ヒートパイ
プを作製した。このように作製した超薄型平板型ヒート
パイプを使用してチップの冷却を行ったところ効率的な
冷却ができた。
【0060】実施例3 本発明の1つに従って、厚さ0.2mmx横40mmx縦
60mmの銅板2枚と、直径0.3mmφx長さ60mmの
銅線を36本、0.3mmφx長さ40mmの銅線を56本
を調製して、図3に概略示すような、薄型平板型ヒート
パイプを次の通り作製した。銅板4の上に銅線5を1m
mピッチで平行に配置した。銅線には、あらかじめロウ
材を塗布しておいた。なお、銅線は、上述した長さに切
断する前に、固定冶具で束ねて張力をかけ、そして、そ
の下に配置した銅板の端部に圧着して、ユニットを形成
した。
【0061】このような方法で銅板4、6の上に銅線5
が配列された2つのユニットを、銅線の軸方向が直交す
るように向かい合わせ、更に、銅板の端部にはシール用
の角材を配し、実施例1と同様にして、ロウ付けによっ
て一体化した。更に、あらかじめ、コンテナ内から外に
突き出す形で細径銅管を挟んでおき、これを用いて、脱
気、注液を行って、横40mmx縦60mmx厚さ1mmの
超薄型平板ヒートパイプを作製した。このように作製し
た超薄型平板型ヒートパイプを使用してチップの冷却を
行ったところ効率的な冷却ができた。
【0062】実施例4 本発明の1つに従って、厚さ0.2mmx横25mmx縦50
mmの矩形の銅板において、外周2mm幅を残した中央部に
約0.8mmの段差の窪みを形成した。ただし、矩形の銅
板の4つの角の1つにおいて、外周部には外部につなが
る通路を形成した。その通路は幅1mmで、高さは、中
央部の窪みと同じ高さを有する。通路と銅板の辺とのな
す角は、45°であった。このような形状をプレス加工で
形成した。一方、上述した銅板と同一サイズの別の銅板
に、高さ0.4mm、径1mmφの円柱状の突起を3mm間隔
の正方形配列で形成した。これもプレス加工によって成
形した。
【0063】ウィック構造として、20mmx45mmの
サイズのメッシュ(#120)を4枚用意し、そのメッシ
ュを上述した銅板の窪み部に4枚重ねてはめ込んだ。銅
板の外周2mm幅の部分にロウ材を置き、しかる後、別の
銅板をその上に被せ、全体をクリップで固定し、炉に流
して、一体化した。0.8mmx1mmの通路の開口部から
注射針で水を注入し、沸騰法によりヒートパイプ化し
た。このようにして、外形厚さ1.2mmx横25mmx縦5
0mmの超薄型平面型ヒートパイプを作製した。このよう
に作製した超薄型平板型ヒートパイプを使用してチップ
の冷却を行ったところ効率的な冷却ができた。
【0064】実施例5 本発明の1つにしたがって、厚さ0.2mmx横50mmx
縦100mmの矩形の銅板に外周2mm幅を残した中央部を1m
mほど段差をつけて窪ませた。また、その中央部に高さ1
mm、径3mmφの円柱状の突起群を10mm間隔の正方形配
列で形成した。このような形状をプレス加工で成形し
た。一方、上述した銅板と同一サイズの別の銅板に、高
さ0.5mm、径3mmφの円柱状の突起を5mm間隔の正方
形配列で形成した。これもプレス加工によって成形し
た。
【0065】ウィック構造として、45mmx95mmのサ
イズのメッシュ(#200)を6枚用意し、重ね合わせ
て、これにも銅板に形成された円柱状の突起と対応する
ように3mmφの穴を10mmピッチで穿孔した。そのメッ
シュを銅板の突起に6枚重ねて挿入した。銅板の外周及
び突起の頂点にロウ材を置き、しかる後、別の銅板をそ
の上に被せ、全体をクリップで固定し、炉に流して、一
体化した。1mmx1mmの開口部から注射針で水を注入
し、沸騰法によりヒートパイプ化した。このようにし
て、外形厚さ1.4mmx横50mmx縦100mmの超薄型平
面型ヒートパイプを作製した。このように作製した超薄
型平板型ヒートパイプを使用してチップの冷却を行った
ところ効率的な冷却ができた。
【0066】実施例6 本発明の1つに従って、厚さ0.2mmx横25mmx縦70
mmの矩形の銅板の、外周2mm幅の箇所を除いた残りの21
mmx66mmの部分について、短辺であるところの21mm
の2辺に沿って、高さ0.8mm、0.2mmφの円柱状のダ
ボを0.5mmピッチで40個設け、これを折り返し点とし
て、0.2mmφの銅線を銅板の片側に巻き付けた。巻
き始めと巻き終わりは、最も端部のダボに絡げておい
た。一方、これとは別に厚さ0.2mmx横25mmx縦7
0mmの矩形の別の銅板について、外周2mm幅を残した中
央部を0.6mm段差をつけて窪ませた。ただし、外周の4
つの角の内の一つには、中央部と同じ高さで、中央部か
ら続く幅1mmの通路を辺に対して45°の角度で形成して
おいた。このような形状をプレス加工で成形した。
【0067】銅板の外周2mm幅の部分にロウ材を置き、
しかる後、別の銅板をその上に被せ、全体をクリップで
固定し、炉に流して、一体化した。形成した上述した1m
mx0.6mmの通路の開口部から注射針で水を注入し、
沸騰法によりヒートパイプ化した。このようにして、外
形厚さ1.0mmx横25mmx縦70mmの超薄型平面型ヒ
ートパイプを作製した。このように作製した超薄型平板
型ヒートパイプを使用してチップの冷却を行ったところ
効率的な冷却ができた。
【0068】実施例7 本発明の1つにしたがって、2mmピッチの正方形配列で1
mmφの孔が穿たれた厚さ0.2mmx横20mmx縦65m
mの穿孔銅板に、0.2mmφの銅線を巻き付けた。巻
き付け方としては、穿孔板の短辺であるところの20mm
の2つの辺の間を、0.5mmピッチで、穿孔板の表裏を
通って、合計38ターン巻き付けた。巻き始めと巻き終わ
りは、正方配列の最も端部の孔に絡げておいた。一方、
これとは別に厚さ0.2mmx横25mmx縦70mmの矩形の
銅板の、外周2mm幅を残した中央部を1.0mm段差をつ
けて窪ませた。ただし、外周の4つの角の内の一つに
は、中央部と同じ高さで、中央部から続く幅1mmの通路
を辺に対して45°の角度で形成しておいた。このような
形状をプレス加工で形成した。銅板と同一サイズの別の
銅板に対し、高さ0.4mm、径1φの円柱状の突起を
3mm間隔の正方形配列で形成した。これもプレス加工
によって成形した。
【0069】銅板の窪み部に、ウィック構造として、最
初のワイヤーを巻き付け済み穿孔板をはめ込んだ。さら
に、銅板の外周2mm幅の部分にロウ材を置き、しかる
後、別の銅板をその上に被せ、全体をクリップで固定
し、炉に流して、一体化した。上述した1mmx1mmの通
路の開口部から注射針で水を注入し、沸騰法によりヒー
トパイプ化した。このようにして外形厚さ1.4mmx横2
5mmx縦70mmの薄型平面型ヒートパイプを作製した。
このように作製した超薄型平板型ヒートパイプを使用し
てチップの冷却を行ったところ効率的な冷却ができた。
【0070】実施例8 本発明の1つに従って、2mmピッチの正方形配列で1mm
φの孔が穿たれた厚さ0.1mmx横20mmx高さ65mm
の穿孔銅板Aと、同じく2mmピッチの正方形配列で1φの
孔が穿たれ、かつ、10mmピッチで1φ、0.2mm高の円
柱状のダボを立てた穿孔銅板Bを、ダボを内側にして、
重ね合わせて、穿孔板ユニットを形成した。この穿孔板
ユニットに対し、0.2mmφの銅線を巻き付けた。巻
き付け方としては、穿孔板ユニットの長辺であるところ
の65mmの2つの辺の間を、1mmピッチで穿孔板の表裏を
通って合計62ターン巻き付けた。さらにその上から、
短辺であるところの20mmの2つの辺の間を、0.5mmピ
ッチで、穿孔板の表裏を通って合計38ターン巻き付け
た。巻き始めと巻き終わりは、正方配列の最も端部の孔
に絡げておいた。
【0071】一方、これとは別に厚さ0.2mmx横25m
mx縦70mmの矩形の銅板の、外周2mm幅を残した中央
部を1.2mm段差をつけて窪ませた。ただし、外周の4つ
の角の内の一つには、中央部と同じ高さで、中央部から
続く幅1mmの通路を辺に対して45°の角度で形成してお
いた。このような形状をプレス加工で成形した。銅板の
窪み部に、ウィック構造として、最初のワイヤー巻き付
け済み穿孔板ユニットをはめ込んだ。さらに、銅板の外
周2mm幅の部分にロウ材を置き、しかる後、銅板と同一
サイズのただの平板であるところの別の銅板をその上に
被せ、全体をクリップで固定し、炉に流して、一体化し
た。
【0072】上述した1mmx1.2mmの通路の開口部から
注射針で水を注入し、沸騰法によりヒートパイプ化し
た。このようにして、外形厚さ1.6mmx横25mmx縦7
0mmの薄型平面型ヒートパイプを作製した。このように
作製した超薄型平板型ヒートパイプを使用してチップの
冷却を行ったところ効率的な冷却ができた。
【0073】
【発明の効果】この発明によると、実質的に多孔形状の
平面型ヒートパイプ容器を水を作動液として使用できる
銅材で作製することができた。更に、メッシュを内壁に
固定することにより、蒸気流路を安定して確保すること
ができた。更に、メッシュを使用せず、ワイヤーのみに
よるウィック構造を提供することができる。これらを簡
便に量産する方法を提供することができる。
【0074】更にこの発明によると、従来の単にメッシ
ュを収納しただけのものに比して、蒸気用流路が確保さ
れ、かつメッシュが内壁面に確実に接しているため、最
大熱輸送量が倍増した。更に、内圧によって変形するこ
とのない超薄型の平面型ヒートパイプが得られた。更
に、平面型ヒートパイプにおいて、ワイヤーを確実にコ
ンテナ内面に固定することが出来た。ウィック構造とし
てワイヤーの長所を損なわすに、メッシュと同様にX方
向、Y方向とも液の還流が可能な方式を提供することが
できる。更に、この発明によると、蒸気用流路を確保
し、かつ、平面型ヒートパイプの上面、下面とも優れた
ウィック構造を具備する平面型ヒートパイプを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の板型ヒートパイプの1つの
態様を分解して説明する図である。
【図2】図2は、図1における線材の他の配置要領を示
す図である。
【図3】図3は、本発明のウイックの1つの態様を示す
図である。
【図4】図4は、本発明のウイックの他の態様を示す図
である。
【図5】図5は、本発明の板型ヒートパイプの1つの態
様を示す図である。
【図6】図6は、コンテナの1つの板材と線材の接触部
分を示す断面図である。
【図7】図7は、本発明の板型ヒートパイプの他の態様
を示す図である。
【図8】図8は、本発明のウイックの他の態様を示す図
である。
【図9】図9は、積層メッシュからなるウイックの1つ
の態様を示す図である。
【図10】図10は、積層メッシュからなるウイックの
その他の態様を示す図である。
【図11】図11は、従来のアルミニウム製のコンテナ
を示す図である。
【図12】図12は、従来のヒートパイプの断面を示す
図である。
【図13】図13は、従来の他のヒートパイプの断面を
示す図である。
【符号の説明】
1銅製の薄平板 2棒材 3銅製の薄平板 4板材 5棒材 6板材 7板材 8メッシュ 9棒材 10板材 11平板 12突起 13積層メッシュ 14平板 15上平板 16平板 17突起 18穿孔板 19ワイヤー 20ワイヤー 21上平板材 22ワイヤー 23穿孔板 24ワイヤー 25下平板材 26ワイヤー 27板材 31、32、41、42線材 101アルミニウム製押出成形によるコンテナ 102コンテナ 103メッシュ 104上板材 105下板材 106メッシュ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄型平面型ヒートパイプの密閉減圧された
    空洞部を有するコンテナ内に収容される、平板材および
    前記平板材に巻き付けられた線材からなるウイック。
  2. 【請求項2】前記平板材が、少なくとも一方に複数個の
    突起が設けられた相対する2枚の穿孔板を、前記突起の
    高さ分の間隙を有するように組み合わせて形成した穿孔
    板ユニットからなることを特徴とする、請求項1に記載
    のウイック。
  3. 【請求項3】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプ (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
    置された金属製の線材と、(2)前記線材とそれぞれ接
    し、前記線材を挟むように形成された、相対する銅製の
    薄板からなる上板材および下板材からなる、密閉減圧さ
    れた空洞部を有するコンテナと、(3)前記コンテナ内
    に収容される作動流体としての水。
  4. 【請求項4】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプ (1)同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行に配
    置された金属製の線材と、前記線材と交叉するように配
    置された、同一平面上に所定の間隔をおいて相互に平行
    に配置された別の線材とからなる線材群と、(2)前記
    線材群とそれぞれ接し、前記線材群を挟むように形成さ
    れた、相対する銅製の薄板からなる上板材および下板材
    からなる、密閉減圧された空洞部を有するコンテナと、
    (3)前記コンテナ内に収容される作動流体としての
    水。
  5. 【請求項5】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプ (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
    からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
    部を有するコンテナと、(2)前記コンテナ内に収容さ
    れる、平板材および前記平板材に巻き付けられた線材か
    らなるウイックと、(3)前記コンテナ内に収容される
    作動流体。
  6. 【請求項6】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプ (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
    からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
    部を有するコンテナと、(2)前記上板材または前記下
    板材の何れか一方の、前記コンテナ内に位置する面に、
    線材が配されて形成されたウイックと、(3)前記コン
    テナ内に収容される作動流体。
  7. 【請求項7】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイプ (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
    からなる下板材によって形成され、前記上板材または前
    記下板材の一面に複数個の突起が設けられている、密閉
    減圧された空洞部を有するコンテナと、(2)前記コン
    テナ内に収容され、前記複数個の突起によって押圧さ
    れ、前記コンテナの相対する内壁に固定されているウイ
    ックと、(3)前記コンテナ内に収容される作動流体。
  8. 【請求項8】前記ウイックは平板材および前記平板材に
    巻き付けられた線材からなっていることを特徴とする、
    請求項7に記載の薄型平面型ヒートパイプ。
  9. 【請求項9】前記ウイックは積層メッシュからなってお
    り、前記積層メッシュはそれぞれ同一平面上に位置し相
    互に交差する線材群からなっていることを特徴とする、
    請求項7に記載の薄型平面型ヒートパイプ。
  10. 【請求項10】前記ウイックは積層メッシュからなって
    おり、前記積層メッシュは金網状に編み込まれた同一平
    面上に位置しない線材群からなっていることを特徴とす
    る、請求項7に記載の薄型平面型ヒートパイプ。
  11. 【請求項11】下記部材からなる薄型平面型ヒートパイ
    プ (1)銅製の薄板からなる上板材、および、銅製の薄板
    からなる下板材によって形成され、密閉減圧された空洞
    部を有するコンテナと、(2)前記コンテナ内に収容さ
    れる、少なくとも一方に複数個の突起が設けられた相対
    する2枚の穿孔板を、前記突起の高さ分の間隙を有する
    ように組み合わせて形成した穿孔板ユニットと、前記穿
    孔板ユニットに巻き付ける線材からなるウイックと、
    (3)前記コンテナ内に収容される作動流体。
  12. 【請求項12】前記ウイックの前記穿孔板ユニットの外
    側の両面にそれぞれ配された前記線材と交叉するように
    更に線材が配されていることを特徴とする、請求項11
    に記載の薄型平面型ヒートパイプ。
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