JP2001141458A - 測量機の水平軸の軸受装置及びそのすべり軸受の製造方法 - Google Patents

測量機の水平軸の軸受装置及びそのすべり軸受の製造方法

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JP2001141458A
JP2001141458A JP32685899A JP32685899A JP2001141458A JP 2001141458 A JP2001141458 A JP 2001141458A JP 32685899 A JP32685899 A JP 32685899A JP 32685899 A JP32685899 A JP 32685899A JP 2001141458 A JP2001141458 A JP 2001141458A
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bearing
horizontal axis
lubricating film
surveying instrument
solid lubricating
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Masaaki Miura
正章 三浦
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Pentax Precision Co Ltd
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Asahi Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉛直面内での測角機能を有する測量機におい
て、視準望遠鏡を正逆に往復回動させるときの水平軸の
移動が生じにくく、かつ広い温度範囲でかじりが発生し
にくい軸受装置を得る。 【構成】 単純にクリアランスを小さくするのではな
く、断面円形のすべり軸受の底部に、断面において左右
対称に逃げ凹部を形成し、水平軸とすべり軸受とをこの
逃げ凹部において非接触とし、該逃げ凹部の両端部にお
いて接触させる測量機の軸受装置。内面にはさらに固体
潤滑膜を形成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、鉛直面内での測角機能を有する
測量機の水平軸の軸受装置、及びそのすべり軸受の製造
方法に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】セオドライトや光波測距機
等の測角機能を有する測量機は、視準望遠鏡の光軸と直
交する、該視準望遠鏡の鏡枠と一体の水平軸を、測量機
枠体に支持したすべり軸受に往復回動自在に支持すると
いう基本構造を有する。
【0003】このような鉛直面内での測角機能を有する
測量機では、視準望遠鏡を正逆に回転するとき、水平軸
とすべり軸受の間に存在するクリアランスにより、水平
軸の中心の移動が避けられず、この水平軸の中心移動
は、測定誤差を発生させる。この水平軸の中心移動を小
さくするため、従来、水平軸とすべり軸受の間のクリア
ランスをできるだけ小さくする各種の試みがなされてき
た。
【0004】また測量機は、−30℃程度の氷点下から
+60℃程度の炎熱下の使用環境に対処できる仕様を要
求される。このため、水平軸とすべり軸受は、熱膨張係
数が同一または極めて近似した材料から構成している
が、、水平軸とすべり軸受を同一の材料から構成した上
で、クリアランスを小さくすると、かじりが発生しやす
くなるという問題点がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、視準望遠鏡を正逆に往復回動
させるときの水平軸の移動が生じにくく、かつ広い温度
範囲でかじりが発生しにくい測量機の水平軸の軸受装置
を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明の軸受装置は、単純にクリアラン
スを小さくするという発想ではなく、軸が水平軸である
ことを踏まえてすべり軸受の内面形状に改良を施すこと
により、水平軸の水平移動が生じにくい軸受構造を得た
ものである。
【0007】本発明は、視準望遠鏡の光軸と直交する、
該視準望遠鏡の鏡枠と一体の水平軸と;測量機枠体に支
持した、この水平軸を回転自在に支持するすべり軸受
と;を有する軸受装置において、断面円形のすべり軸受
の軸受面の底部に、断面において左右対称に逃げ凹部を
形成し、水平軸とすべり軸受の軸受面とをこの逃げ凹部
において非接触とし、該逃げ凹部の両端部において接触
させることを特徴としている。このすべり軸受の断面形
状によると、水平軸が実質的に逃げ凹部の両端部におい
てすべり軸受に接触するため、水平軸を正逆いずれに回
動させてもその軸心の移動を防止し、または最小にする
ことができる。
【0008】このすべり軸受の内面には、固体潤滑膜を
形成することが望ましい。固体潤滑膜は、例えば、ポリ
イミド樹脂に、フッ素または二硫化モリブデンと、各種
酸化金属とを混合した材料から形成することができる。
この固体潤滑膜の厚さは、0.002〜0.05mmと
し、水平軸とすべり軸受の呼び径の差を0.002〜
0.02mmとすることが好ましい。呼び径の差は、より
好ましくは、0.002〜0.01mmとするのがよい。
【0009】また、本発明は、視準望遠鏡の光軸と直交
する、該視準望遠鏡の鏡枠と一体の水平軸を回転自在に
支持するすべり軸受の製造方法の態様では、水平軸の金
属材料と熱膨張係数が同一または近似した金属材料から
断面円形の軸受面を有するすべり軸受基体を形成するス
テップ;このすべり軸受基体の軸受面に、断面において
左右対称に逃げ凹部を形成するステップ;この軸受面及
び逃げ凹部の内面に固体潤滑膜を塗布焼き付けするステ
ップ;及び逃げ凹部を除く固体潤滑膜を仕上げ加工して
水平軸との接触面を形成するステップ;を有することを
特徴としている。「熱膨張係数が同一または近似」と
は、水平軸の軸径が25〜30mm程度のとき、使用環
境温度範囲での水平軸とすべり軸受のクリアランスの変
化が0〜0.002mm以下となることを言う。
【0010】固体潤滑膜は、塗布焼き付け時には0.0
2〜0.1mmの厚さとし、これに研磨加工を施して、
仕上げ加工後の厚さを0.002〜0.05mmの範囲
で均一な厚さにすることが好ましい。塗布焼き付け時の
厚さが、0.02mm未満では仕上げ研磨加工時の偏心
によりすべり軸受基材が露出して固体潤滑膜層が残らな
い部分が出る可能性がある。また、0.1mmを超える
と、仕上げ研磨加工時に砥石が目詰まりを起こしやす
く、加工時間のロス、コストアップ要因となる。また仕
上げ加工後の厚さが0.002mm未満では、長期に渡
る安定した潤滑効果を期待できず、0.05mmを超え
ると、固体潤滑膜層の熱膨張係数と軸や軸受材の熱膨張
係数の差から、使用温度環境でのクリアランスの変化が
大きくなるので望ましくない。
【0011】固体潤滑膜は、単純な軸とすべり軸受の関
係では、すべり軸受と軸のいずれか又は双方に形成する
ことができるが、測量機の水平軸では、水平軸が連続回
転するわけではなく、往復回動するだけである。このた
め局部的に接触負荷がかかり固体潤滑膜にへこみや傷が
付く可能性があるので、すべり軸受側に形成することが
必須である。仮に軸側に形成すると、固体潤滑膜に偏摩
耗が発生し、円滑な回動ができない。これに対し、すべ
り軸受側に固体潤滑膜を形成すれば、仮に軸との接触
部、つまり逃げ凹部の両端部に摩耗が生じても、軸の支
持には影響を与えない。
【0012】
【発明の実施形態】図1は、測角機能を有する測量機と
して光波測距機(トータルステーション)10を示して
いる。視準望遠鏡11の鏡枠には、その光軸に直交させ
て左右に水平軸12が固定されており、光波測距機10
の枠体には、この水平軸12を回転自在に支持したすべ
り軸受20が固定されている。左右の水平軸12の一方
には、スリット円板14が固定されており、光波測距機
10の枠体にはこのスリット円板14と対をなしてエン
コーダを構成するサブスケール15が固定されている。
光波測距機10の枠体には、スリット円板14とサブス
ケール15を挟んで、図示しない発光素子と受光素子が
固定されており、発光素子の光がスリット円板14とサ
ブスケール15を透過した後、パルスとして受光素子で
受光される。基準位置からのパルス数をカウントするこ
とにより、水平軸12の回転角、つまりは視準望遠鏡1
1の回転角が測定される。これらの測角技術は、周知で
ある。
【0013】図2は、本発明によるすべり軸受20の第
一の実施形態を示している。すべり軸受20は、水平軸
12と同じ金属材料、例えば機械構造用炭素鋼(SC
材)から構成されており、その周囲に取付フランジ21
を一体に有している。すべり軸受20の加工時には、ま
ずその内周面に断面円形の軸受面20aが形成され、次
に、その底部(下部)に、軸直交断面において左右対称
に、逃げ凹部22が形成されている。この逃げ凹部22
の大きさは、すべり軸受20内に挿入した水平軸12が
該凹部22に接触することがなく、該逃げ凹部22の両
端部22eにおいて水平軸12が接触する大きさであ
る。図では、逃げ凹部22の大きさ、及び水平軸12の
外径dとすべり軸受20の内径Dとの差を誇張して描い
ており、実際には、水平軸12の外径dが25〜30m
mのとき、この外径dとすべり軸受20の軸受面20a
の内径Dとの差(呼び径の差)は、0.002〜0.0
2mmに設定されている。この呼び径の差が0.002
mm未満であると、かじりが発生しやすく、0.02m
mを超えると、水平軸12のすべり軸受20内での遊び
が問題になる。遊びを小さくするには、呼び径の差の上
限を0.01mmとするのがよい。
【0014】以上の軸受装置によると、水平軸12は自
重により常にすべり軸受20の逃げ凹部22の両端部2
2eに当接して支持される。このため、視準望遠鏡11
を正逆に回転させても、水平軸12の軸心12xが移動
する可能性は非常に小さい。
【0015】図3は、図2のすべり軸受20の内面に、
固体潤滑膜23を形成した実施形態である。固体潤滑膜
23は、例えば、フッ素または二硫化モリブデンを含む
樹脂からなるもので、すべり軸受20の軸受面20aの
内面加工及び逃げ凹部22の加工を施した後、軸受面2
0aと逃げ凹部22の内面に塗布され焼き付けされる。
塗布は、具体的には、非塗布部をマスキングした上で、
溶剤にて希釈した固体潤滑液をスプレーしたり、筆塗り
で行うことができ、焼き付けは、焼き付け温度180
℃、焼き付け時間60分程度の条件で行うことができ
る。
【0016】図4の一点鎖線23aは、固体潤滑膜23
の塗布焼き付け時の形状を模式的に示している。この塗
布焼き付け時の厚さtは、0.02〜0.1mmである。
このように塗布され焼き付けられた固体潤滑膜23に
は、仕上げ加工後の厚さpが0.002〜0.05mmの
範囲で均一な厚さとなるように、研磨加工が施される。
【0017】この実施形態では、水平軸12の外径dが
25〜30mmのとき、この外径dとすべり軸受20の
軸受面20a(固体潤滑膜23)の内径Dとの差(呼び
径の差)は、0.002mm〜0.01mmに設定され
ている。固体潤滑膜23は、逃げ凹部22の内面にも塗
布焼き付けされるが、固体潤滑膜23内面の仕上げ加工
(研磨加工)においては、逃げ凹部22に塗布されてい
る固体潤滑膜23に仕上げ加工を施す必要はない(施さ
ない)。
【0018】すべり軸受20の内面に固体潤滑膜23を
形成すると、水平軸12とすべり軸受20とが同一また
は同種金属からなるときにも、かじりが発生しにくく、
かつ温度環境が−30℃〜+60℃に変化しても、かじ
りが発生しない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、鉛直面内での測角機能
を有する測量機において、視準望遠鏡を正逆に往復回動
させるときの水平軸の移動が生じにくく、かつ広い温度
範囲でかじりが発生しにくい軸受装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受装置を有する測量機(トータ
ルステーション)の全体を示す斜視図である。
【図2】本発明による軸受装置の一実施形態を示す縦断
面図である。
【図3】本発明による軸受装置の別の実施形態を示す縦
断面図である。
【図4】軸受と固体潤滑剤膜層を示す模式拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
10 光波測距機(測角機能を有する測量機) 11 視準望遠鏡 12 水平軸 12x 軸心 20 すべり軸受 20a 軸受面 21 取付フランジ 22 逃げ凹部 22e 逃げ凹部の両端部 23 固体潤滑膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視準望遠鏡の光軸と直交する、該視準望
    遠鏡の鏡枠と一体の水平軸と;測量機枠体に支持した、
    この水平軸を回転自在に支持するすべり軸受と;を有す
    る軸受装置において、 断面円形のすべり軸受の軸受面の底部に、断面において
    左右対称に逃げ凹部を形成し、 上記水平軸とすべり軸受とをこの逃げ凹部において非接
    触とし、該逃げ凹部の両端部において接触させることを
    特徴とする測量機の水平軸の軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軸受装置において、すべ
    り軸受の軸受面に、固体潤滑膜が形成されている測量機
    の水平軸の軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の軸受装置において、固体
    潤滑膜の厚さが0.002〜0.05mmであり、水平軸
    とすべり軸受の軸受面の呼び径の差が0.002〜0.
    02mmである測量機の水平軸の軸受装置。
  4. 【請求項4】 視準望遠鏡の光軸と直交する、該視準望
    遠鏡の鏡枠と一体の水平軸を回転自在に支持するすべり
    軸受の製造方法において、 水平軸の金属材料と熱膨張係数が同一または近似した金
    属材料から断面円形の軸受面を有するすべり軸受基体を
    形成するステップ;このすべり軸受基体の軸受面に、断
    面において左右対称に逃げ凹部を形成するステップ;こ
    の軸受面及び逃げ凹部の内面に固体潤滑膜を塗布焼き付
    けするステップ;及び上記逃げ凹部を除く固体潤滑膜を
    仕上げ加工して水平軸との接触面を形成するステップ;
    を有することを特徴とする測量機の水平軸のすべり軸受
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の製造方法において、固体
    潤滑膜の塗布焼き付け時の厚さを0.02〜0.1mmと
    し、同固体潤滑膜の仕上げ加工後の厚さを0.002〜
    0.05mmとした測量機のすべり軸受の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004025587A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Canon Inc 記録装置
JP2015506460A (ja) * 2011-12-20 2015-03-02 ライカ ジオシステムズ アクチエンゲゼルシャフトLeica Geosystems AG 固定側・自由側軸受装置を備えたレーザに基づく座標測定装置
JP2016176382A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 富士電機株式会社 摺動部材及びその製造方法、並びに圧縮機

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