JP2001139834A - 防炎性樹脂エマルジョンと防炎性布帛 - Google Patents

防炎性樹脂エマルジョンと防炎性布帛

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JP2001139834A JP32706399A JP32706399A JP2001139834A JP 2001139834 A JP2001139834 A JP 2001139834A JP 32706399 A JP32706399 A JP 32706399A JP 32706399 A JP32706399 A JP 32706399A JP 2001139834 A JP2001139834 A JP 2001139834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン系樹脂エマルジョンやハロゲン系難
燃剤を使用することなく、壁張地、天井張地、椅子張
地、床敷物等の内装布帛に優れた防炎性を付与すること
を目的とする。 【解決手段】 ハロゲン原子とリン原子を有しない合成
樹脂エマルジョンに、結晶水を有する無機金属水酸化物
と、硫黄・窒素化合物と、アスペクト比10以上の不燃
性粉末との3種類の物質が配合されており、前記硫黄・
窒素化合物の分解温度が170℃である防炎性樹脂エマ
ルジョンを、ポリエステル繊維をベースとする被加工布
帛の裏面に塗布・乾燥させて仕上げる。塗布・裏打する
防炎性樹脂エマルジョンの乾燥重量(g/m2 )は被加
工布帛の重量(g/m2 )の15〜65重量%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や建物の内装
に使用される防炎性布帛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁張地、天井張地、椅子張地、床敷物
等、車両や建物の内装に使用される織物や編物、不織
布、パイル布帛等の布帛には、耐久性、特に光劣化防止
のためにポリエステル繊維が使用されている。近年、車
両や建物の内装に使用されるこれらの布帛には、火災時
の延焼を防止するために高い難燃性が要求され、壁張
地、天井張地、椅子張地、床敷物等の裏面に樹脂エマル
ジョン組成物を塗布・裏打し、糸解れ防止や抜糸強度、
成形性等の物性を付与して仕上られる内装布帛では、難
燃性エマルジョン・ラテックスが裏打に使用されてい
る。その難燃性エマルジョン・ラテックスとしては塩化
ビニル樹脂エマルジョンや塩化ビニリデン樹脂エマルジ
ョン等のハロゲン系樹脂エマルジョンが使用され、非ハ
ロゲン系樹脂エマルジョンでは難燃剤を添加する方法が
採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】樹脂エマルジョンに配
合される難燃剤の多くは、臭素や塩素を含んだハロゲン
化合物か燐を含んだ無機や有機の燐化合物であり、ハロ
ゲン系樹脂エマルジョンと共に燃焼時の有毒ガスの発生
や環境保全の点で問題が多い。難燃剤には、水酸化アル
ミニウムや水酸化マグネシウム等の金属水酸化物、三酸
化アンチモンその他のアンチモン化合物等の非ハロゲン
・非燐系難燃剤も知られているが、それらの単独使用に
よる防炎効果は低く、ハロゲン系樹脂エマルジョンとの
併用が必要になる。そして従来、試験片(車両内装布
帛)を水平に支持して接炎し平均燃焼速度に判定される
難燃試験・FMVSS−302法において合格と判定さ
れるポリエステル繊維によって構成された目付けが20
0〜500g/m2 の車両内装用防炎性ニードルパンチ
ング布帛は得られていない。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、ハロゲン系樹脂エマル
ジョンやハロゲン系難燃剤を使用することなく、壁張
地、天井張地、椅子張地、床敷物等の内装布帛に優れた
防炎性を付与すること、特に、ポリエステル繊維によっ
て構成された目付けが200〜500g/m2 の車両内
装用防炎性ニードルパンチング布帛を得ることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る防炎性樹脂
エマルジョンは、内装布帛に防炎性を付与する防炎剤で
あり、又、内装布帛にパイル抜糸強度、引張強度、形状
安定性、加熱成形性等を付与する仕上加工剤でもあり、
ハロゲン原子とリン原子を有しない合成樹脂エマルジョ
ンに、結晶水を有する好ましくは脱水温度が200〜4
00℃の無機金属水酸化物と、硫黄・窒素化合物と、ア
スペクト比10以上の不燃性粉末との3種類の物質を配
合して構成され、その硫黄・窒素化合物の分解温度が1
70℃以上であることを第1の特徴とする。
【0006】本発明に係る防炎性樹脂エマルジョンの第
2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、合成樹脂エマル
ジョンが、ポリアクリル酸エステルエマルジョン、酢酸
ビニル・エチレン共重合エマルジョン、スチレン・アク
リル酸エステルエマルジョン、スチレン・ブタジエン共
重合体ラテックス、アクリロニトリル・ブタジエン共重
合体ラテックスの何れかを含み、無機金属水酸化物が水
酸化アルミニウムと水酸化マグネシウムの何れかを含
み、硫黄・窒素化合物がトリメチルチオ尿素、N,N’
−ジエチルチオ尿素、テトラメチルチウラムジスルフイ
ド、テトラエチルチウラムジスルフイド、及び、縮合硫
酸カルバメートの何れかを含んでいることにある。
【0007】而して、本発明に係る防炎性布帛は、ハロ
ゲン原子とリン原子を有しない合成樹脂エマルジョン
に、結晶水を有する好ましくは脱水温度が200〜40
0℃の無機金属水酸化物と、硫黄・窒素化合物と、アス
ペクト比10以上の不燃性粉末との3種類の物質が配合
されており、その硫黄・窒素化合物の分解温度が170
℃以上である防炎性樹脂エマルジョンを、ポリエステル
繊維をベースとする被加工布帛の裏面に塗布し乾燥して
構成されていることを第1の特徴とする。
【0008】本発明に係る防炎性布帛の第2の特徴は、
上記第1の特徴に加えて、被加工布帛を、ポリエステル
繊維によって構成された目付けが200〜500g/m
2 のニードルパンチング不織布としたことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】無機金属水酸化物と硫黄・窒素化
合物は粒径150μm以下に微粉末にし、それよりも不
燃性粉末は粗くし、充填剤を兼ねて樹脂エマルジョンに
配合する。樹脂エマルジョン中の樹脂固形分100重量
部に対し、無機金属水酸化物は50〜300重量部、好
ましくは70〜120重量部、硫黄と硫黄・窒素化合物
は10〜50重量部、好ましくは15〜30重量部、不
燃性粉末は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量
部配合する。被加工布帛の裏面に塗布する防炎性樹脂エ
マルジョンの乾燥重量(g/m2 )は、被加工布帛の重
量(g/m2 )の15〜65重量%、概して20重量%
前後(20±5重量%)とする。
【0010】無機金属水酸化物としては前記の水酸化ア
ルミニウム(Al23 ・3H2 O)と水酸化マグネシ
ウム(Mg(OH)2 )のほか、硫酸カルシウム(Ca
SO 4 ・2H2 O)、亜硫酸カルシウム、水酸化カルシ
ウム(Ca(OH)2 )、塩基性炭酸マグネシウム(3
MgCO3 ・Mg(OH)2 ・3H2 O〜4MgCO 3
・Mg(OH)2 ・4H2 O)、アタパルジャイト(5
MgO・8SiO2 ・9H2 O)等、脱水温度が100
〜600℃、好ましくは脱水温度が200〜400℃で
含水量が15重量%以上のものを使用することが出来、
好ましくは2種類以上の無機金属水酸化物を混用する。
無機金属水酸化物を2種類以上混用する理由は、その種
類によって脱水温度と放出水量が異なり、布帛の燃焼過
程で絶えず水分を放出し防炎作用をなすようにするため
であり、脱水温度が200〜400℃のものを含む2種
類以上の無機金属水酸化物を混用することが望ましい。
【0011】不燃性粉末は、アスペクト比が10以上で
あれば、その形状は燐片状、フレーク状の何れでもよ
く、ケイ酸アルミニウム(Al2 (SiO33 )、ケ
イ酸マグネシウム(MgSiO3 ,Mg2 SiO4 )、
ケイ酸カルシウム(CaSiO 3 )のほか、カオリンク
レー(天然ケイ酸アルミニウム;Al23 ・2SiO
2 ・2H2 O)、タルク(天然ケイ酸マグネシウム;M
3 SiO10 (OH) 2 )、 雲母(白雲母・マスコ
バイト;K2 Al4 (Si3 Al)220 (OH)
4 , 金雲母・フロゴパイト;K2 Mg6 (Si3
l)220 (OH) 4 )、 天然産マイカ等、結晶水
を有するものでも脱水温度が600℃以上のものが使用
され、又、形状が繊維状のセピオライト( Mg8 Si
1230 (OH)4 (OH24 ・8H2 O)、 ゾ
ノライト(6CaO・6SiO2 ・H2O)、チタン酸
カリ(K2 O・(TiO2n )、鉱滓繊維(スラッ
ク)、ガラス繊維、炭素繊維等の不燃性繊維微粉末も使
用することが出来、好ましくは2種類以上混用する。不
燃性粉末を2種類以上混用する理由は、その種類によっ
てアスペクト比と形状が異なり、それらを樹脂エマルジ
ョンに配合して塗布した場合、それらが網状に絡み合っ
て綺麗な皮膜を形成するようにするためである。
【0012】硫黄・窒素化合物としては、前記のトリメ
チルチオ尿素、N,N’−ジエチルチオ尿素、テトラメ
チルチウラムジスルフイド、テトラエチルチウラムジス
ルフイド、及び、縮合硫酸カルバメートのほか、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、ジベンゾチアジルジスルフ
イド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、2−
(2’−4’−ジニトロフェニルチオ)ベンゾチアゾー
ル、2−(N,N−ジエチルチオカルバモイルチオ)ベ
ンゾチアゾール、2−(4’−モルホリノジチオ)ベン
ゾチアゾール、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘ
キシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、テト
ラメチルチウラムモノスルフイド、ジメチルジチオカル
バミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブ
チルジチオカルバミン酸亜鉛、N−エチル−N−フェニ
ルジチオカルバミン酸亜鉛、N−ペンタメチレンジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリ
ウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチ
ルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸
第二鉄、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、4,4’
−ジチオジモルホリン等を使用することが出来、好まし
くは2種類以上混用する。硫黄・窒素化合物を2種類以
上混用する理由は、その種類によって分解温度や不燃性
分解ガスが異なり、布帛の燃焼過程で絶えず不燃性分解
ガスを放出し防炎作用をなすようにするためである。
【0013】防炎性樹脂エマルジョンを塗布して防炎処
理する被加工布帛は、ベースがポリエステル繊維で構成
された織物、編物、不織布の何れでもよく、それらは表
面パイルを有するもの、或いは、表面が起毛されたもの
であってもよい。即ち、パイル布帛や起毛布帛の如くパ
イル(毛羽)層とベース(基布)層との二層構造を成す
ものでは、ベース(基布)となる下層がポリエステル繊
維で構成されていれば、上層(パイル・毛羽層)はナイ
ロンやポリプロピレン繊維などポリエステル繊維以外の
繊維で構成されていてもよい。特に、車両トランクルー
ムその他の車両内装材として好ましい被加工布帛は、ポ
リエステル繊維によって構成された目付けが200〜5
00g/m2 のニードルパンチング不織布である。
【0014】バインダー(接着剤)成分となる合成樹脂
エマルジョンは、被加工布帛の仕上がり後の風合い、剛
軟度、パイル抜糸強度、引張強度、形状安定性、加熱成
形性など、内装布帛に要求される品質特性に応じて、ポ
リアクリル酸エステルエマルジョン、酢酸ビニル・エチ
レン共重合エマルジョン、スチレン・アクリル酸エステ
ルエマルジョン、スチレン・ブタジエン共重合体ラテッ
クス、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体ラテック
スの中の一種又は数種を組み合わせて使用する。防炎性
樹脂エマルジョンには、被加工布帛の仕上がり後の風合
い、剛軟度、遮音・防音性、目付け(重量感)など、内
装布帛に要求される品質特性に応じて、中空球体(マイ
クロバルーン)、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなど充
填剤が配合される。防炎性樹脂エマルジョンは、それを
機械的に発泡し(泡立て)、或いは、それに熱分解性発
泡剤を配合して被加工布帛に塗布することも出来る。本
発明において、被加工布帛のベース(多層積層構造のニ
ードルパンチング不織布では裏面側,パイル布帛ではパ
イルを係止する基布)をポリエステル繊維に限定するの
は、本発明の防炎性樹脂エマルジョンがポリエステル繊
維によく馴染んで強く接着し、熱溶融し易いポリエステ
ル繊維の燃焼時の熱変形を防止して有効に防炎作用をな
すとの理由による。
【0015】
【実施例1】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、水酸化アルミニウム(脱水温度;25
0〜350℃)40重量部、マイカ(アスペクト比3
5,平均粒子径20μm)10重量部、50%縮合硫酸
カルバメート10重量部、25%アンモニア水1重量部
にポリアクリル酸系増粘剤を添加して粘度20000m
Pa.sの樹脂エマルジョン組成物を調製し、目付け4
50g/m2 のポリエステル繊維ニードルパンチング不
織布の裏面に、ロールコーターによって乾燥塗着量10
0g/m2 になるように塗布し、120℃にて10分間
プレ乾燥した後、180℃にて1分間キュアリングして
内装布帛に仕上げた。
【0016】
【比較例1】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、炭酸カルシウム50重量部、25%ア
ンモニア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤を添加し
て粘度20000mPa.sの樹脂エマルジョン組成物
を調製し、実施例1で使用したものと同じ不織布の裏面
に、ロールコーターによって乾燥塗着量100g/m 2
になるように塗布し、120℃にて10分間プレ乾燥し
た後、180℃にて1分間キュアリングして内装布帛に
仕上げた。
【0017】
【比較例2】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、水酸化アルミニウム(脱水温度;25
0〜350℃)50重量部、25%アンモニア水1重量
部にポリアクリル酸系増粘剤を添加して粘度20000
mPa.sの樹脂エマルジョン組成物を調製し、実施例
1で使用したものと同じ不織布の裏面に、ロールコータ
ーによって乾燥塗着量100g/m2 になるように塗布
し、120℃にて10分間プレ乾燥した後、180℃に
て1分間キュアリングして内装布帛に仕上げた。
【0018】
【比較例3】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、水酸化アルミニウム40(脱水温度;
250〜350℃)重量部、マイカ(アスペクト比3
5,平均粒子径20μm)10重量部、25%アンモニ
ア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤を添加して粘度
20000mPa.sの樹脂エマルジョン組成物を調製
し、実施例1で使用したものと同じ不織布の裏面に、ロ
ールコーターによって乾燥塗着量100g/m2 になる
ように塗布し、120℃にて10分間プレ乾燥した後、
180℃にて1分間キュアリングして内装布帛に仕上げ
た。
【0019】
【比較例4】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、水酸化アルミニウム(脱水温度;25
0〜350℃)50重量部、50%縮合硫酸カルバメー
ト10重量部、25%アンモニア水1重量部にポリアク
リル酸系増粘剤を添加して粘度20000mPa.sの
樹脂エマルジョン組成物を調製し、実施例1で使用した
ものと同じ不織布の裏面に、ロールコーターによって乾
燥塗着量100g/m 2 になるように塗布し、120℃
にて10分間プレ乾燥した後、180℃にて1分間キュ
アリングして内装布帛に仕上げた。
【0020】
【比較例5】50%ポリアクリル酸エステルエマルジョ
ン100重量部、炭酸カルシウム40重量部、マイカ
(アスペクト比35,平均粒子径20μm)10重量
部、50%縮合硫酸カルバメート10重量部、25%ア
ンモニア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤を添加し
て粘度20000mPa.sの樹脂エマルジョン組成物
を調製し、実施例1で使用したものと同じ不織布の裏面
に、ロールコーターによって乾燥塗着量100g/m2
になるように塗布し、120℃にて10分間プレ乾燥し
た後、180℃にて1分間キュアリングして内装布帛に
仕上げた。
【0021】上記の実施例1と比較例1〜5において得
られた内装布帛の防炎性能を、JIS−D−1201
(1977)の準拠する自動車内装用品安全規準に定め
られた車両内装布帛に対する難燃試験・FMVSS−3
02法により試験片(内装布帛)を水平に支持して試験
し、次の表1に示す通り、実施例1の内装布帛が、燃焼
過程で内装布帛の熱溶融物の垂れ落ちが不燃性粉末(マ
イカ)に妨げられて、その平均燃焼速度が比較例1〜5
の内装布帛に比較して著しく遅く、優れた防炎性能を有
することが確認された。尚、試験片は、内装布帛のタテ
方向とヨコ方向からそれぞれ10個採取し、次の表1に
は、それぞれの方向における10回の難燃試験における
最高燃焼速度(cm/分)と最低燃焼速度(cm/分)
と平均燃焼速度(cm/分)を示している。
【0022】
【表1】
【0023】
【実施例2】目付け100g/m2 のポリエステル不織
布を一次基布とし、ナイロンカットパイルをタフテイン
グしたパイル目付けが450g/m2 で総目付けが55
0g/m2 のタフテッドパイル布帛の裏面に、50%ポ
リアクリル酸エステルエマルジョン100重量部、水酸
化マグネシウム(脱水温度;350℃)40重量部、タ
ルク(アスペクト比18,平均粒子径15μm)20重
量部、50%縮合硫酸カルバメート15重量部、25%
アンモニア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤を添加
して粘度20000mPa.sに調製した樹脂エマルジ
ョン組成物を、乾燥塗着量100g/m2 になるように
ロールコーターによって塗布し、120℃にて10分間
プレ乾燥した後、180℃にて1分間キュアリングして
タフテッドカーペットに仕上げた。
【0024】
【比較例6】実施例2で使用したものと同じタフテッド
パイル布帛の裏面に、50%ポリアクリル酸エステルエ
マルジョン100重量部、炭酸カルシウム60重量部、
25%アンモニア水1重量部、にポリアクリル酸系増粘
剤を添加して粘度20000mPa.sに調製した樹脂
エマルジョン組成物を、乾燥塗着量100g/m2 にな
るようにロールコーターによって塗布し、120℃にて
10分間プレ乾燥した後、180℃にて1分間キュアリ
ングしてタフテッドカーペットに仕上げた。
【0025】
【比較例7】実施例2で使用したものと同じタフテッド
パイル布帛の裏面に、50%ポリアクリル酸エステルエ
マルジョン100重量部、水酸化マグネシウム(脱水温
度;350℃)60重量部、25%アンモニア水1重量
部にポリアクリル酸系増粘剤を添加して粘度20000
mPa.sに調製した樹脂エマルジョン組成物を、乾燥
塗着量100g/m2 になるようにロールコーターによ
って塗布し、120℃にて10分間プレ乾燥した後、1
80℃にて1分間キュアリングしてタフテッドカーペッ
トに仕上げた。
【0026】
【比較例8】実施例2で使用したものと同じタフテッド
パイル布帛の裏面に、50%ポリアクリル酸エステルエ
マルジョン100重量部、水酸化マグネシウム(脱水温
度;350℃)40重量部、マイカ(アスペクト比3
5,平均粒子径20μm)20重量部、25%アンモニ
ア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤を添加して粘度
20000mPa.sに調製した樹脂エマルジョン組成
物を、乾燥塗着量100g/m2 になるようにロールコ
ーターによって塗布し、120℃にて10分間プレ乾燥
した後、180℃にて1分間キュアリングしてタフテッ
ドカーペットに仕上げた。
【0027】
【比較例9】実施例2で使用したものと同じタフテッド
パイル布帛の裏面に、50%ポリアクリル酸エステルエ
マルジョン100重量部、水酸化マグネシウム(脱水温
度;350℃)60重量部、50%縮合硫酸カルバメー
ト15重量部、25%アンモニア水1重量部にポリアク
リル酸系増粘剤を添加して粘度20000mPa.sに
調製した樹脂エマルジョン組成物を、乾燥塗着量100
g/m2 になるようにロールコーターによって塗布し、
120℃にて10分間プレ乾燥した後、180℃にて1
分間キュアリングしてタフテッドカーペットに仕上げ
た。
【0028】
【比較例10】実施例2で使用したものと同じタフテッ
ドパイル布帛の裏面に、50%ポリアクリル酸エステル
エマルジョン100重量部、炭酸カルシウム40重量
部、タルク(アスペクト比18,平均粒子径15μm)
20重量部、50%縮合硫酸カルバメート15重量部、
25%アンモニア水1重量部にポリアクリル酸系増粘剤
を添加して粘度20000mPa.sに調製した樹脂エ
マルジョン組成物を、乾燥塗着量100g/m2 になる
ようにロールコーターによって塗布し、120℃にて1
0分間プレ乾燥した後、180℃にて1分間キュアリン
グしてタフテッドカーペットに仕上げた。
【0029】上記の実施例2と比較例6〜10において
得られたタフテッドカーペットの防炎性能を、自治省消
防庁消防法施行規則(自治省第5号;昭和54年3月2
3日)に定められた絨毯等の試験法(45度エアーミッ
クスバーナー法)により試験し、次の表2に示す通り、
実施例2のタフテッドカーペットが、その残炎時間と炭
化長が比較例6〜10のタフテッドカーペットに比較し
て短く、優れた防炎性能を有することが確認された。
尚、試験片は、タフテッドカーペットのタテ方向とヨコ
方向からそれぞれ3個採取した。次の表2には、それぞ
れの方向における3回の難燃試験における残炎時間
(秒)と炭化長(cm)を示している。表2のの中の残
炎時間の欄の『<』は、そこに記載された時間(秒)よ
りも長いことを示している。
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明において、硫黄・窒素化合物は、
布帛の燃焼時に不燃性ガスを発生して燃焼を妨げると共
に、ポリエステル繊維と共に炭化して難燃性溶融物を形
成して延焼を妨げる。不燃性粉末は、それが球状ではな
くアスペクト比10以上の鱗片或いはフレーク状或いは
繊維状を成すので、ポリエステル繊維の溶融物の中に継
ぎ材の如く介在し、その溶融物の垂れ落ちや移動を妨
げ、溶融状態にある布帛の形状を維持し、燃焼箇所の変
形や溶融物の垂れ落ちに伴う新たな空気(酸素)の流入
を妨げ、その燃焼箇所を不燃性ガスに包まれた状態に維
持して延焼を妨げる。無機金属水酸化物は、燃焼時に水
分を放出し気化熱を奪って消火作用を成すが、その結晶
水が分解する脱水温度が繊維の燃焼温度に近く、又、そ
れがバインダーである樹脂(樹脂エマルジョン)に包ま
れているので、火勢が衰えるまで水分を放出し続け、残
炎時間を短くする。
【0032】このように無機金属水酸化物と不燃性粉末
と硫黄・窒素化合物の防炎機構が異なり、硫黄・硫黄・
窒素化合物が燃焼箇所の変形や溶融物の垂れ落ちを妨げ
る機能や残炎時間を短くする機能を有しないとしても無
機金属水酸化物と不燃性粉末がそれらの機能を補完し、
又、不燃性粉末が不燃性ガスを発生したり残炎時間を短
くする機能を有しないとしても無機金属水酸化物と硫黄
・窒素化合物がそれらの機能を補完し、或いは又、無機
金属水酸化物が不燃性ガスを発生したり燃焼箇所の変形
や溶融物の垂れ落ちを妨げる機能を有しないとしても不
燃性粉末と硫黄・窒素化合物がそれらの機能を補完す
る。このため、無機金属水酸化物と不燃性粉末と硫黄・
窒素化合物の3種類の物質を個々に適用しても十分な防
炎効果が得られない場合でも十分な防炎効果が得られ、
それら使用量が少なくても済み、無機金属水酸化物を多
く付与して粉噴きが生じたり、不燃性粉末を多く付与し
て布帛を粗硬にしたり、硫黄・窒素化合物を多く付与し
てベトツキ感や布帛の変色を招く等の不都合が回避され
る。
【0033】このように本発明によると、ハロゲン系樹
脂エマルジョンやハロゲン系難燃剤を使用することな
く、壁張地、天井張地、椅子張地、床敷物等の内装布帛
に優れた防炎性を付与することが出来る。特に、車両内
装材には高度な難燃性と共に、耐光性や省エネルギーの
ために軽量化が要求されるが、実施例1が示す如く、車
両内装材が耐光性に優れたポリエステル繊維によって構
成され、難燃化のための無機金属水酸化物と不燃性粉末
と硫黄・窒素化合物の3種類の物質をエマルジョンラテ
ックスに配合して裏面に適用しているので表面の物性や
外観を損なわず、試験片(内装布帛)を水平に支持して
接炎し平均燃焼速度に判定される難燃試験・FMVSS
−302法においても難燃化のための物質を少ない使用
量で十分な防炎効果が得られるので、本発明は車両内装
布帛の難燃化に頗る好都合である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 21/14 D06M 15/263 D06M 11/45 C08L 101/00 15/263 D06M 11/10 Fターム(参考) 4H028 AA10 AA12 AA31 AA42 AA44 AB01 AB04 BA04 BA05 4J002 AC071 AC081 BB061 BC051 BC071 BF031 BG031 BG101 DA018 DE076 DE086 DE146 DE266 DG056 DJ008 DJ016 DJ038 DJ048 DJ058 DL008 DM008 ET017 EV017 EV097 EV167 EV277 EV327 FA018 FA048 FA068 FD018 FD136 FD138 GK02 HA07 4L031 AB34 BA11 CA08 CA09 DA00 DA16 4L033 AA07 AB04 AB07 AC05 BA44 BA79 BA99 CA28 CA68 CA70 DA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン原子とリン原子を有しない合成
    樹脂エマルジョンに、結晶水を有する無機金属水酸化物
    と、硫黄・窒素化合物と、アスペクト比10以上の不燃
    性粉末との3種類の物質が配合されており、前記硫黄・
    窒素化合物の分解温度が170℃以上である防炎性樹脂
    エマルジョン。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の合成樹脂エマルジ
    ョンが、ポリアクリル酸エステルエマルジョン、酢酸ビ
    ニル・エチレン共重合エマルジョン、スチレン・アクリ
    ル酸エステルエマルジョン、スチレン・ブタジエン共重
    合体ラテックス、アクリロニトリル・ブタジエン共重合
    体ラテックスの何れかを含み、無機金属水酸化物が水酸
    化アルミニウムと水酸化マグネシウムの何れかを含み、
    硫黄・窒素化合物がトリメチルチオ尿素、N,N’−ジ
    エチルチオ尿素、テトラメチルチウラムジスルフイド、
    テトラエチルチウラムジスルフイド、及び、縮合硫酸カ
    ルバメートの何れかを含む前掲請求項1に記載の防炎性
    樹脂エマルジョン。
  3. 【請求項3】 ハロゲン原子とリン原子を有しない合成
    樹脂エマルジョンに、結晶水を有する無機金属水酸化物
    と、硫黄・窒素化合物と、アスペクト比10以上の不燃
    性粉末の3種類の物質が配合されており、その硫黄・窒
    素化合物の分解温度が170℃以上である防炎性樹脂エ
    マルジョンが、ポリエステル繊維をベースとする被加工
    布帛の裏面に塗布・乾燥して仕上げられた防炎性布帛。
  4. 【請求項4】 ポリエステル繊維によって構成された目
    付けが200〜500g/m2 のニードルパンチング不
    織布の裏面に、ハロゲン原子とリン原子を有しない合成
    樹脂エマルジョンに、結晶水を有する無機金属水酸化物
    と、硫黄・窒素化合物と、アスペクト比10以上の不燃
    性粉末の3種類の物質が配合されており、その硫黄・窒
    素化合物の分解温度が170℃以上である防炎性樹脂エ
    マルジョンが、塗布・乾燥して仕上げられた防炎性ニー
    ドルパンチング布帛。
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