JP2001138736A - ハイブリット車のエンジン制御装置 - Google Patents

ハイブリット車のエンジン制御装置

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JP2001138736A
JP2001138736A JP32710999A JP32710999A JP2001138736A JP 2001138736 A JP2001138736 A JP 2001138736A JP 32710999 A JP32710999 A JP 32710999A JP 32710999 A JP32710999 A JP 32710999A JP 2001138736 A JP2001138736 A JP 2001138736A
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air
temperature
vehicle
engine
environment
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Takashi Tsunoda
隆 角田
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マニュアルエアコンを有したハイブリット車で
も空調の快適性を損なうことなく、エンジンの運転停止
領域を適切に拡大して燃費向上を図ることができるハイ
ブリット車のエンジン制御装置を得ること。 【解決手段】エンジンと電動モータを有し状況に応じた
使い分けにより車両を走行させるハイブリットシステム
と、エンジンの運転によって冷却され車室内に供給され
る風量を任意の風量設定値に調整可能な風量調整手段を
有し車室内の空調を行う空調システムと、を有するハイ
ブリット車のエンジン制御装置において、風量設定値を
認識する風量設定値認識手段16と、車室内の温度環境
を認識する車室内環境認識手段17と、車室外の温度環
境を認識する車室外環境認識手段18と、風量設定値と
車室内温度環境と車室外温度環境に基づいて空調負荷が
少なくとも空調負荷大又は空調負荷小と算出する空調負
荷算出手段15とを有し、算出した空調負荷をフィード
バックしてエンジンの運転制御を行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリット車の
エンジン制御装置に関し、特にマニュアルエアコンを備
えたハイブリット車のエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンと電動モータを有
し、これらを状況に応じて使い分けて走行するハイブリ
ットシステムを備えたハイブリット車がある。ハイブリ
ット車の場合、車室内の空調を行う空調システムは、エ
ンジンにより駆動される。
【0003】空調システムには、室温を常に一定に保つ
ために空調風の風量や風温を全て自動的に制御するいわ
ゆるフルオートエアコンと、風量や風温は操作者自身が
調整するいわゆるマニュアルエアコンがある。
【0004】フルオートエアコンは、車室内外の温度環
境を認識するための複数のセンサ類と、室内温度を設定
値に維持するためにこれらセンサ類からの信号に基づい
て空調風の風量や風温を自動的に制御するエアコン用C
PU(中央演算処理装置)を備えている。
【0005】したがって、ハイブリットシステムにおい
てエンジンの運転制御を行うエンジン用CPUは、エア
コン用CPUとデータ信号を交換することにより空調シ
ステムによる空調負荷を認識することができ、車室内の
空調を考慮したエンジンの運転制御を行うことができ
る。
【0006】これにより、例えば、空調負荷が小さい場
合にはエンジン運転を停止して電動モータによる駆動方
式に切り替えて燃費を向上させ、反対に空調負荷が大き
い場合にはエンジン運転を継続することで車室内の空調
環境の快適性を維持することが容易にできる。
【0007】一方で、フルオートエアコンは空調システ
ムとして種々のセンサやエアコン用CPUを必要とする
ため高コストとなる。したがって、これらを必要としな
い低コストのマニュアルエアコンを用いてハイブリット
車の車室内の空調環境を制御したいという要望があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マニュ
アルエアコンはエアコン用CPUを有さないため、エン
ジン用CPUは空調負荷状態を認識することができず、
車室内の空調を考慮したエンジンの運転制御を行うこと
は困難である。
【0009】したがって、車室内の快適性(空調)を優
先してエンジン運転を停止するエンジン運転停止領域を
狭く設定した場合にはエンジンの運転時間が長くなって
エンジン停止による燃費向上というハイブリットシステ
ムのメリットが損なわれ、反対に、燃費を優先してエン
ジン運転停止領域を広く設定した場合には空調が不完全
であるにもかかわらずエンジン運転が停止されてしま
い、空調が中断されて車室内の快適性が低下するおそれ
があった。
【0010】本発明は、上述した相反する問題を適切に
解決すべくなされたものであり、その目的は、マニュア
ルエアコンを有したハイブリット車でも空調の快適性を
損なうことなく、エンジンの運転停止領域を適切に拡大
して燃費向上を図ることができるハイブリット車のエン
ジン制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたものであり、請求項1に記載の
発明によるハイブリット車のエンジン制御装置は、エン
ジンと電動モータを有し状況に応じた使い分けにより車
両を走行させるハイブリットシステムと、エンジンの運
転によって冷却され空調ブロワにより車室内に供給され
る風量を任意の風量設定値に調整可能な風量調整手段を
有し車室内の空調を行う空調システムと、を有するハイ
ブリット車のエンジン制御装置において、風量調整手段
による風量設定値を認識する風量設定値認識手段と、車
室内の温度環境を認識する車室内環境認識手段と、車室
外の温度環境を認識する車室外環境認識手段と、風量設
定値と車室内温度環境と車室外温度環境に基づいて空調
負荷が少なくとも空調負荷大又は空調負荷小と算出する
空調負荷算出手段とを有し、算出した空調負荷をフィー
ドバックしてエンジンの運転制御を行うことを特徴とす
る。
【0012】これによれば、風量設定値と車室内温度環
境と車室外温度環境に基づいて空調負荷が算出され、エ
ンジンの運転制御にフィードバックされる。したがっ
て、ハイブリットシステムは、空調システムとの間でデ
ータ信号の交換を必要とすることなく、空調負荷を考慮
したエンジンの運転制御を行うことができる。これよ
り、エンジンの運転停止領域を適切に拡大することがで
き、車室内の空調環境の快適性を損なうことなく燃費を
向上することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、前記空調負荷算出手段が、予
め設定されている基準風量設定値よりも風量設定値が大
きいか否かを判断する風量設定値判断手段を備え、風量
設定値が基準風量設定値よりも大きい場合に空調負荷大
と算出することを特徴とする。
【0014】これによれば、空調負荷算出手段は、風量
調整手段による風量設定値が基準風量設定値よりも大き
い場合は車室内の空調環境が快適でなく、これを快適な
ものに調整するために大風量の空調風が要求されている
と推定し、空調負荷大であると判断し算出する。
【0015】請求項3に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、空調負荷算出手段が、予め設
定されている室内温度設定範囲内に車室内環境認識手段
により認識した車室内温度環境があるか否かを判断する
車室内温度判断手段を備え、風量設定値が基準風量設定
値よりも小さくかつ車室内温度環境が室内温度設定範囲
内にない場合に空調負荷大と算出することを特徴とす
る。
【0016】これによれば、空調負荷算出手段は、風量
設定値が基準風量設定値よりも小さくかつ車室内気温が
室内温度設定範囲内にない場合は車室内の空調環境が快
適でなく、これを快適なものに調整するためには、より
大きな空調負荷が要求されると予測し、空調負荷大であ
ると判断し算出する。
【0017】請求項4に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、空調負荷算出手段が、予め設
定されている室内温度設定範囲内に車室内環境認識手段
により認識した車室内温度環境があるか否かを判断する
車室内温度判断手段と、予め設定されている室外温度設
定範囲内に車室外環境認識手段により認識した車室外温
度環境があるか否かを判断する車室外気温判断手段を備
え、風量設定値が基準風量設定値よりも小さくかつ車室
内温度環境が室内温度設定範囲内であり、更に車室外温
度環境が室外温度設定範囲内にある場合に空調負荷小と
算出することを特徴とする。
【0018】これによれば、空調負荷算出手段は、風量
設定値が基準風量設定値よりも小さくかつ車室内気温が
室内温度設定範囲内にあり、更に車室外気温が室外温度
設定範囲内にある場合は、車室内の空調環境は快適であ
り、また、車外の温度環境による影響も小さいと推定
し、空調負荷小であると判断し算出する。
【0019】請求項5に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、空調負荷算出手段が、風量設
定値が前記基準風量設定値よりも小さくかつ車室内温度
環境が室内温度設定範囲内であり、更に車室外温度環境
が室外温度設定範囲内にない場合に空調負荷中と算出す
ることを特徴とする。
【0020】これによれば、空調負荷算出手段は、風量
設定値が基準風量設定値よりも小さくかつ車室内の温度
環境が室内温度設定範囲内であり、更に車室外の温度環
境が室外温度設定範囲内にない場合は、車内の温度環境
は快適であるが車外の温度環境による影響が大きいと推
定し、空調負荷中であると判断し算出する。
【0021】請求項6に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、エンジンの吸入空気の温度を
検出する吸気温センサを有し、車室外環境認識手段が、
吸気温センサにより検出した吸入空気の温度を車室外気
温と認識することを特徴とする。これによれば、車室外
環境認識手段は吸気温センサにより検出した吸入空気の
温度を車室外気温と認識するため、新たに専用の検知セ
ンサを設ける必要がなく低コストを実現することができ
る。
【0022】請求項7に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、エンジンの冷却水温を検出す
る水温センサとエンジンの始動開始からの経過時間を計
測する始動後時間計測タイマとを有し、車室外環境認識
手段が、経過時間が設定時間内である場合は冷却水温と
吸気温度とを比較していずれか低い温度を車室外気温と
認識することを特徴とする。
【0023】これによれば、エンジンの始動開始からの
経過時間が設定時間内である場合には、冷却水温と吸気
温度のいずれか低い方を車室外気温として認識するた
め、空調負荷をより正確に算出することができる。
【0024】請求項8に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、車両の走行速度を検知する車
速センサと、空調システムに空気を導入するためのエア
インテークが外気導入或いは内気導入のいずれの状態と
なっているかを検知するエアインテーク状態検知手段
と、空調システムにて冷却を行うエバポレータを通過し
たエバポレータ後方風の温度を検出するエバポレータ後
方風温センサとを有し、車室外環境認識手段は、車速が
設定速度以上でかつエアインテークが外気導入状態であ
る場合はエバポレータ後方風温を車室外気温と認識する
ことを特徴とする。
【0025】これによれば、車室外環境認識手段は、エ
アインテークが外気導入状態でかつ走行速度が設定速度
以上である場合は、ラム圧効果により車室外の空気が車
室内に導入されており、エバポレータ後方風の温度は車
室外気温とほぼ同じであると判断し、エバポレータ後方
風温センサにより計測したエバポレータ後方風温を車室
外気温として認識する。したがって、新たに検出センサ
などを設ける必要なく車室外気温を認識することがで
き、低コストを実現することができる。
【0026】請求項9に記載の発明によるハイブリット
車のエンジン制御装置は、空調システムに空気を供給す
るためのエアインテークが外気導入或いは内気導入のい
ずれの状態となっているかを検知するエアインテーク状
態検知手段と、空調システムにて冷却を行うエバポレー
タを通過したエバポレータ後方風の温度を検出するエバ
ポレータ後方風温センサとを有し、車室内環境認識手段
は、エアインテークが内気導入状態である場合はエバポ
レータ後方風温を車室内気温と認識することを特徴とす
る。
【0027】これによれば、車室内環境認識手段は、エ
アインテークが内気導入状態である場合にエバポレータ
を通過したエバポレータ後方風の温度は車室内気温とほ
ぼ同じであると推定し、エバポレータ後方風温センサに
より計測したエバポレータ後方風温を車室内気温として
認識する。したがって、新たに検出センサなどを設ける
必要なく車室内気温を認識することができ、低コストを
実現することができる。
【0028】請求項10に記載の発明によるハイブリッ
ト車のエンジン制御装置は、電動モータ用バッテリを冷
却するバッテリ冷却風の風温を検出するバッテリ冷却風
温センサを有し、車室内環境認識手段はエアインテーク
が内気導入状態である場合にはエバポレータ後方風温と
バッテリ冷却風温とを比較し、いずれか高い温度の方を
車室内気温と認識することを特徴とする。これによれ
ば、バッテリ冷却風温とエバポレータ後方風温とが比較
され、より高い温度の方が車室内気温と認識されるた
め、より正確な空調負荷を算出することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて以下に説明する。
【0030】本実施の形態におけるハイブリット車は、
ガソリンエンジンと電動モータを組み合わせ状況に応じ
て使い分けるハイブリットシステムと、エンジンの運転
によって冷却され空調ブロワにより車室内に供給される
空調風により車室内の空調を行う空調システムを備えて
いる。
【0031】空調システムは、エンジンによって駆動さ
れるコンプレッサと、コンプレッサの駆動により冷却さ
れるエバポレータと、エアインテークから取り入れられ
エバポレータを通過した空気を空調風として車室内に吹
き出させる空調ブロワとを有し、更に空調ブロワを調整
して風量を任意の風量設定値に調整可能な風量調整手段
を有した、いわゆるマニュアルエアコンを構成してい
る。
【0032】図1は、マニュアルエアコンを備えたハイ
ブリット車のエンジン制御装置の回路説明図である。エ
ンジン制御装置は、ハイブリットコントロールユニット
1とエンジンコントロールユニット2を備えており、ハ
イブリットコントロールユニット1には、複数のセンサ
類が接続されている。
【0033】具体的には、車速センサ5、エンジン冷却
水温センサ6、バッテリ冷却風温センサ7、エンジン吸
気温センサ8、エバポレータ後方風温センサ9、ブロワ
ファンスイッチポジションセンサ10、エアインテーク
ポジションセンサ11、エアコンスイッチ12が接続さ
れている。
【0034】車速センサ5は車両の非駆動輪(図示せ
ず)に設けられ車両の走行速度を検知し、エンジン冷却
水温センサ6はエンジン冷却水の温度を検出し、バッテ
リ冷却風温センサ7はハイブリットシステムの電動モー
タ駆動用バッテリ(図示せず)を冷却するためのバッテ
リ冷却風の温度を検出し、エンジン吸気温センサ8はエ
ンジンの吸気通路(図示せず)の途中に設けられエンジ
ンに吸入される吸入空気の温度を検出する。
【0035】エバポレータ後方風温センサ9は、空調シ
ステムのエバポレータ(図示せず)を通過したエバポレ
ータ後方風の温度を検出する。ブロワファンスイッチポ
ジションセンサ10は、空調ブロワによる空調風の風量
設定値を設定するブロワファンスイッチ(図示せず)の
スイッチ位置を検出するものである。
【0036】また、エアインテークポジションセンサ1
1は、空調システムに空気を導入するためのエアインテ
ーク(図示せず)が外気導入状態或いは内気導入状態の
何れの状態となっているかを検出し、エアコンスイッチ
12は、空調システム自体の駆動を操作するためのもの
である。
【0037】尚、エアコンスイッチ12、エバポレータ
後方風温センサ9、エンジン吸気温センサ8、エンジン
冷却水温センサ6、車速センサ5は、通常のガソリンエ
ンジン車が備える既存のスイッチ・センサ類であり、バ
ッテリ冷却風温センサ7は、通常のハイブリット車が備
えるセンサ類である。
【0038】ハイブリットコントロールユニット1とエ
ンジンコントロールユニット2は、電子制御装置(以
下、ECUという)内に構築されており、ハイブリット
コントロールユニット1は、上述のセンサ類により検出
した検出信号に基づいて空調システムの駆動によるエン
ジンの空調負荷を算出し、その算出した空調負荷に基づ
いたエンジンの運転制御を行うためのエンジン制御信号
及びエンジン点火要求信号をエンジンコントロールユニ
ット2に出力する。
【0039】例えば、エンジン運転時に空調負荷が大き
い場合には、エンジン回転数を高めに設定するエンジン
制御信号等がハイブリットコントロールユニット1から
エンジンコントロールユニット2に出力され、空調負荷
が小さい場合にはエンジン回転数を低めに設定するエン
ジン制御信号等が出力される。エンジンコントロールユ
ニット2は、ハイブリットコントロールユニット1から
のエンジン制御信号及びエンジン点火要求信号に基づい
てエンジンの運転制御を行う。
【0040】図2は、空調負荷の算出方法を概念的に示
す機能ブロック図である。風量設定値認識手段16は空
調ブロワによる空調風の風量設定値を認識し、車室内環
境認識手段17は車室内の温度環境を認識し、車室外環
境認識手段18は車室外の温度環境を認識する。空調負
荷認識手段15は、風量設定値認識手段16、車室内環
境認識手段17、車室外環境認識手段18から風量設定
値と車室内温度環境と車室外温度環境を入力し、これら
に基づいて空調負荷を算出する。この風量設定値認識手
段16には、ブロワファンスイッチポジションセンサ1
0が該当する。
【0041】図3は、空調負荷の算出方法を示すフロー
チャートである。本フローは、ECUのROM内に予め
記憶されており、所定のプログラムサイクルで繰り返し
実行されるルーチンプログラムである。本プログラムが
実行される前提としてエンジン動作状態でエアコンスイ
ッチがON状態となっていることが条件とされる。
【0042】まず、ステップS1では、風量設定値が予
め設定されている基準風量設定値よりも大きいか否かが
判断される。風量設定値は、ブロワファンスイッチポジ
ションセンサ10からの検出信号に基づいて判断され
る。これにより、マニュアルエアコンの操作者による空
調風の風量設定値の設定状態が判断される(風量設定値
判断手段)。
【0043】ここで、風量設定値が基準風量設定値より
も大きいと判断された場合(NO)、空調負荷算出手段
15は、車室内温度環境が快適ではなくこれを迅速に快
適なものとするために大風量の空調風が要求されている
と推定し、かかる状況に応じた適切な空調負荷を算出す
べくステップS6に進む。また、風量設定値が基準風量
設定値よりも小さいと判断された場合(YES)はステ
ップS2に移行する。
【0044】ステップS2では、車室内気温Trが予め
設定されている室内温度設定範囲内にあるか否かの判断
がなされる。具体的には車室内気温Trが室内低温側設
定値αと室内高温側設定値βとの間にあるか否かが判断
される(車室内気温判断手段)。尚、車室内気温Trの
認識方法については後述する。
【0045】ここで、車室内気温Trが室内低温側設定
値αと室内高温側設定値βとの間にない場合(NO)、
空調負荷算出手段15は、現在の車室内温度環境が快適
ではなく、これを快適なものとするためにはより大きな
空調負荷が要求されると予測し、そのために必要な空調
負荷を算出すべくステップS6に進む。また、車室内気
温Trが室内低温側設定値αと室内高温側設定値βとの
間の範囲内にある場合(YES)は、ステップS3に移
行する。
【0046】ステップS3では、車室外気温が予め設定
されている室外温度設定範囲内にあるか否かの判断がな
される。具体的には車室外気温Taが外気温低温側設定
値γと外気温高温側設定値θとの間にあるか否かが判断
される(車室外気温判断手段)。尚、車室外気温Taの
認識方法については後述する。
【0047】ここで、車室外気温Taが外気温低温側設
定値γと外気温高温側設定値θとの間の範囲内にある場
合(YES)、空調負荷算出手段15は、現在の車室内
の空調環境が快適であり、また、車外環境からの影響も
小さいと推定し、かかる状況に応じた適切な空調負荷を
算出すべくステップS4に進む。
【0048】また、車室外気温Taが外気温低温側設定
値γと外気温高温側設定値θとの間の範囲内にない場合
(NO)は、現在の車室内の空調環境が快適ではある
が、車外温度環境による影響が大きいと推定し、かかる
状況に応じた空調負荷を算出すべくステップS5に進
む。
【0049】ステップS4では空調負荷小と算出され、
ステップS5では空調負荷中と算出され、ステップS6
では空調負荷大であると算出される。そして、本ルーチ
ンを抜ける(リターン)。
【0050】上記の方法で算出した空調負荷に基づいて
エンジンの運転制御を行うことにより、エンジンの運転
制御とは独立して制御されるマニュアルエアコンでも、
空調システムの空調負荷を正確に認識することができ、
これに応じたエンジンの運転制御を行うことができる。
【0051】例えば、空調負荷算出手段15により空調
負荷大と算出された場合はハイブリットコントロールシ
ステム1によってエンジン回転数は高めに設定され、空
調負荷小と算出された場合はエンジン回転数は低めに設
定されるか、或いはエンジン運転が停止される。したが
って、車室内の温度環境の快適性を損なうことなくハイ
ブリットシステムのエンジン運転停止領域を適切に拡大
することができ、燃費を向上することができる。
【0052】図4は、図3のステップS2にて用いられ
る車室内気温Trの認識方法を示すフローチャートであ
る。本フローは、エアコンスイッチ12のON・OFF
状態にかかわらず、所定のプログラムサイクル毎に実行
され、ECUのRAM内に記憶される。
【0053】まず、ステップS11ではバッテリ冷却風
温Tbの検出が行われ、ステップS12では、エバポレ
ータ後方風温Teの検出が行われる。バッテリ冷却風温
Tbは、バッテリ冷却風温センサ7により検出され、エ
バポレータ後方風温Teは、エバポレータ後方風温セン
サ9により検出される。
【0054】ステップS13では、バッテリ冷却風温T
bとエバポレータ後方風温Teの比較が行われ、バッテ
リ冷却風温Tbがエバポレータ後方風温Te以上である
か否かが判断される。これにより、何れの温度を車室内
気温Trとして用いるかが決定される。
【0055】ここで、バッテリ冷却風温Tbがエバポレ
ータ後方風温Te以上である場合(YES)、バッテリ
冷却風温Tbを車室内気温Trとして採用すべくステッ
プS14に進む。また、エバポレータ後方風温Teの方
が高い場合(NO)は、エバポレータ後方風温Teを車
室内気温Trとして採用すべくステップS15に進む。
【0056】ステップS14では、バッテリ冷却風温T
bを車室内気温Trとする処理がなされ、ステップS1
5では、エバポレータ後方風温Teを車室内気温Trと
する処理がなされる。そして、本ルーチンを抜ける(リ
ターン)。
【0057】上述の車室内気温Trの認識方法によれ
ば、ハイブリット車が従来より有する既存のセンサ類
(バッテリ冷却風温センサ7とエバポレータ後方風温セ
ンサ9)を用いて車室内気温Trを正確に認識すること
ができ、簡易な構成による低コストを実現することがで
きる。また、バッテリ冷却風温とエバポレータ後方風温
の2つの判断要素を用いるため、より正確な車室内温度
環境を認識することができる。本フローによる処理が図
2に示す車室内環境認識手段17に相当する。
【0058】図5は、車室外気温Taの認識方法を示す
フローチャートである。本フローは、車室内気温Trの
場合と同様にエアコンスイッチ12のON・OFF状態
にかかわらず、所定のプログラムサイクル毎に繰り返し
実行され、ECUのRAM内に記憶される。
【0059】まず、ステップS21ではエンジン始動フ
ラグがセットされていないか否かが判断される。エンジ
ン始動フラグは、エンジン始動直後の状態か否かを判断
するためのものであり、ECUの内部処理にて設定され
るものである。
【0060】ここで、エンジン始動フラグがセットされ
ていない場合(YES)は、エンジン始動直後の状態で
あると判断され車室外気温の初期設定値である初期外気
温Tasを設定すべくステップS22以降へ進み、エン
ジン始動フラグがセットされている場合(NO)は、エ
ンジン始動直後の状態ではないと判断されステップS2
8以降へ進む。
【0061】ステップS22では、エンジン始動フラグ
をセットする処理がなされる。そして、ステップS23
ではエンジン吸気温Tegの検出が行われ、ステップS
24ではエンジン冷却水温Twの検出が行われる。エン
ジン吸気温Tegは、エンジン吸気温センサ8により検
出され、エンジン冷却水温Twは、エンジン冷却水温セ
ンサ6により検出される。
【0062】ステップS25では、エンジン吸気温Te
gとエンジン冷却水温Twとの比較がなされ、エンジン
吸気温Tegがエンジン冷却水温Tw以上であるか否か
が判断される。これにより、エンジン吸気温Tegとエ
ンジン冷却水温Twの何れを初期外気温Tasとして採
用すべきかの判断がなされる。
【0063】ここで、エンジン吸気温Tegがエンジン
冷却水温Tw以上である場合(YES)は、エンジン冷
却水温Twを初期外気温Tasとして採用すべくステッ
プS26に進み、エンジン冷却水温Tw未満である場合
(NO)は、エンジン吸気温Tegを初期外気温Tas
として採用すべくステップS27へ進む。
【0064】ステップS26では、エンジン冷却水温T
wを初期外気温Tasとする処理がなされ、ステップS
27では、エンジン吸気温Tegを初期外気温Tasと
する処理がなされる。そして、本ルーチンを抜ける(リ
ターン)。上述のステップS21〜ステップS27まで
の処理によれば、エンジン始動直後の状態における車室
外気温Ta(初期外気温Tas)を、ハイブリット車が
従来より有する既存のセンサ類(エンジン冷却水温セン
サとエンジン吸気温センサ)を用いて正確に認識するこ
とができる。また、冷却水温と吸気温度の2つの判断要
素を用いるため、車室外気温Taをより正確に認識する
ことができる。
【0065】次に、ステップS21にてエンジン始動直
後の状態ではない(NO)と判断されて移行したステッ
プS28では、車速が所定速度以上であるか否かが判断
される。本実施の形態では、車速センサ5により検知し
た車速が時速10km/h以上であるか否かが判断さ
れ、時速10km/h以上である場合(YES)はステ
ップS29へ移行し、時速10km/h未満である場合
(NO)はステップS34へ移行する。
【0066】ステップS29では、車速フラグのセット
が行われる。車速フラグは、エンジン始動後に車速が所
定速度(時速10km/h)以上となった場合にECU
の内部処理にてセットされ、メインスイッチ(図示せ
ず)のOFFによりリセットされるものである。
【0067】ステップS30では、エアインテークが外
気導入状態となっているか否かが判断される。エアイン
テークポジションセンサ11により検知したエアインテ
ークの状態が外気導入状態である場合(YES)はステ
ップS31に移行し、ステップS31にてエアコンスイ
ッチがOFF状態となっているか否かが判断される。
【0068】エアコンスイッチがOFF状態である場合
(YES)は、車両の走行によるラム圧効果により車室
外の空気がその温度状態を保ったまま車室内に導入され
ており、エバポレータ後方風の温度は車室外気温とほぼ
同じであると判断し、エバポレータを通過するエバポレ
ータ後方風の温度であるエバポレータ後方風温Teを外
気温Taとして採用すべくステップS32に進む。
【0069】また、ステップS30において、エアイン
テークの状態が内気導入状態である場合(NO)、或い
はステップS31にてエアコンスイッチがON状態であ
る場合(NO)は、もはやエバポレータ後方風温Teを
車室外気温Taとして用いることはできないため、エン
ジン吸気温Tegを車室外気温Taとして採用すべくス
テップS33に進む。
【0070】ステップS32では、エバポレータ後方風
温Teを車室外気温Taとする処理がなされ、ステップ
S33では、エンジン吸気温Tegを車室外気温Taと
する処理がなされる。そして、本ルーチンを抜ける(リ
ターン)。
【0071】上述のステップS28〜ステップS33ま
での処理により、現在の車速が所定速度以上の場合にお
ける車室外気温Taを、ハイブリット車が従来より有す
る既存のセンサ類(エアインテークポジションセンサ、
エアコンスイッチ、エバポレータ後方風温センサ、エン
ジン吸気温センサ)を用いて正確に認識することができ
る。
【0072】次に、ステップS28にて車速が所定速度
未満(NO)と判断されて移行したステップS34で
は、車速フラグが既にセットされているか否かが判断さ
れる。これにより、エンジン始動後に少なくとも1回は
車速が所定速度(10km/h)以上となったか否かを
認識することができる。
【0073】ここで、車速フラグがセットされている場
合(YES)は、エンジン始動後に少なくとも1回は車
速が所定速度(10km/h)以上となっているため、
そのの際に認識した車室外気温Taoldを現在の車室外
気温Taとして認識すべく、ステップS35に進む。
【0074】また、ステップS34にて車速フラグがセ
ットされていない場合(NO)は、エンジン始動直後の
状態時に認識した初期外気温Tasを現在の車室外気温
Taとして認識すべく、ステップS36に進む。
【0075】ステップS35では、車速が所定速度以上
であったときにステップS28〜ステップS33の処理
により認識した車室外温度Taoldを、現在の車室外気
温Taとする処理がなされる。ステップS36では、ス
テップS21〜ステップS27の処理により認識した初
期外気温Tasを、現在の車室外気温Taとする処理が
なされる。上述のステップS34〜ステップS36まで
の処理により、現在の車速が所定速度未満の場合におけ
る車室外気温Taをより正確に認識することができる。
本フローによる処理が図2に示す車室外環境認識手段1
8に相当する。
【0076】上述の車室外気温Taの認識方法によれ
ば、ハイブリット車が従来より有する既存のセンサ類
(車速センサ5、エンジン冷却水温センサ6、エンジン
吸気温センサ8、エバポレータ後方風温センサ9、エア
インテークポジションセンサ11、エアコンスイッチ1
2)を用いて車室外気温Taを正確に認識することがで
き、簡易な構成による低コストを実現することができ
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハイ
ブリット車のエンジン制御装置によれば、風量設定値
と、車室内温度環境と、車室外温度環境に基づいて空調
負荷が算出され、エンジンの運転制御にフィードバック
されるため、ハイブリット車が有する空調システムがい
わゆるマニュアルエアコンの場合でも、空調負荷を考慮
したエンジンの運転制御を行うことが可能となり、ハイ
ブリットシステムにおいて車室内の空調環境の快適性を
損なうことなくエンジンの運転停止領域を適切に拡大す
ることができ、燃費を向上することができる。
【0078】また、車室外温度環境や車室内温度環境
は、エンジン吸気温センサやエンジン冷却水温センサ等
の既存のセンサ類を用いて検出した検出値に基づいて認
識するため、新たに専用の検知センサを設ける必要がな
く、低コストを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マニュアルエアコンを備えたハイブリット車の
エンジン制御装置の回路説明図である。
【図2】空調負荷の算出方法を概念的に示す機能ブロッ
ク図である。
【図3】空調負荷の算出方法を示すフローチャートであ
る。
【図4】車室内気温の認識方法を示すフローチャートで
ある。
【図5】車室外気温の認識方法を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ハイブリットコントロールユニット 2 エンジンコントロールユニット 5 車速センサ 6 エンジン冷却水温センサ 7 バッテリ冷却風温センサ 8 エンジン吸気温センサ 9 エバポレータ後方風温センサ 10 ブロワファンスイッチポジションセンサ 11 エアインテークポジションセンサ 12 エアコンスイッチ 15 空調負荷算出手段 16 風量設定値認識手段 17 車室内環境認識手段 18 車室外環境認識手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと電動モータを有し状況に応じ
    た使い分けにより車両を走行させるハイブリットシステ
    ムと、前記エンジンの運転によって冷却され空調ブロワ
    により車室内に供給される風量を任意の風量設定値に調
    整可能な風量調整手段を有し車室内の空調を行う空調シ
    ステムと、を有するハイブリット車のエンジン制御装置
    において、 前記風量調整手段による風量設定値を認識する風量設定
    値認識手段と、 車室内の温度環境を認識する車室内環境認識手段と、 車室外の温度環境を認識する車室外環境認識手段と、 前記風量設定値と前記車室内温度環境と前記車室外温度
    環境に基づいて空調負荷が少なくとも空調負荷大又は空
    調負荷小と算出する空調負荷算出手段と、を有し、 該算出した空調負荷をフィードバックして前記エンジン
    の運転制御を行うことを特徴とするハイブリット車のエ
    ンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記空調負荷算出手段は、 前記風量設定値が予め設定されている基準風量設定値よ
    りも大きいか否かを判断する風量設定値判断手段を備
    え、 前記風量設定値が前記基準風量設定値よりも大きい場合
    に空調負荷大と算出することを特徴とする請求項1に記
    載のハイブリット車のエンジン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記空調負荷算出手段は、 前記車室内環境認識手段により認識した前記車室内温度
    環境が予め設定されている室内温度設定範囲内にあるか
    否かを判断する車室内温度判断手段を備え、 前記風量設定値が前記基準風量設定値よりも小さくかつ
    前記車室内温度環境が前記室内温度設定範囲内にない場
    合に空調負荷大と算出することを特徴とする請求項2に
    記載のハイブリット車のエンジン制御装置。
  4. 【請求項4】 前記空調負荷算出手段は、 前記車室内環境認識手段により認識した前記車室内温度
    環境が予め設定されている室内温度設定範囲内にあるか
    否かを判断する車室内温度判断手段と、 前記車室外環境認識手段により認識した車室外温度環境
    が予め設定されている室外温度設定範囲内にあるか否か
    を判断する車室外気温度判断手段を備え、 前記風量設定値が前記基準風量設定値よりも小さくかつ
    前記車室内温度環境が室内温度設定範囲内であり、更に
    前記車室外温度環境が前記室外温度設定範囲内にある場
    合に空調負荷小と算出することを特徴とする請求項2又
    は3に記載のハイブリット車のエンジン制御装置。
  5. 【請求項5】 前記空調負荷算出手段は、 前記風量設定値が前記基準風量設定値よりも小さくかつ
    前記車室内温度環境が室内温度設定範囲内であり、更に
    前記車室外温度環境が前記室外温度設定範囲内にない場
    合に空調負荷中と算出することを特徴とする請求項4に
    記載のハイブリット車のエンジン制御装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジンの吸入空気の温度を検出す
    る吸気温センサを有し、 前記車室外環境認識手段は、該吸気温センサにより検出
    した吸入空気の温度を車室外気温と認識することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のハイブリット車
    のエンジン制御装置。
  7. 【請求項7】 前記エンジンの冷却水温を検出する水温
    センサと前記エンジンの始動開始からの経過時間を計測
    する始動後時間計測タイマとを有し、 前記車室外環境認識手段は、前記経過時間が設定時間内
    である場合は前記冷却水温と前記吸気温度とを比較して
    いずれか低い温度を前記車室外気温と認識することを特
    徴とする請求項6に記載のハイブリット車のエンジン制
    御装置。
  8. 【請求項8】 前記車両の走行速度を検知する車速セン
    サと、前記空調システムに空気を導入するためのエアイ
    ンテークが外気導入或いは内気導入のいずれの状態とな
    っているかを検知するエアインテーク状態検知手段と、
    前記空調システムにて冷却を行うエバポレータを通過し
    たエバポレータ後方風の温度を検出するエバポレータ後
    方風温センサと、を有し、 前記車室外環境認識手段は、前記車速が設定速度以上で
    かつ前記エアインテークが前記外気導入状態である場合
    は前記エバポレータ後方風温を前記車室外気温と認識す
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のハ
    イブリット車のエンジン制御装置。
  9. 【請求項9】 前記空調システムに空気を供給するため
    のエアインテークが外気導入或いは内気導入のいずれの
    状態となっているかを検知するエアインテーク状態検知
    手段と、前記空調システムにて冷却を行うエバポレータ
    を通過したエバポレータ後方風の温度を検出するエバポ
    レータ後方風温センサと、を有し、 前記車室内環境認識手段は、前記エアインテークが前記
    内気導入状態である場合は前記エバポレータ後方風温を
    前記車室内気温と認識することを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載のハイブリット車のエンジン制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記電動モータ用バッテリを冷却する
    バッテリ冷却風の風温を検出するバッテリ冷却風温セン
    サを有し、 前記車室内環境認識手段は、前記エアインテークが内気
    導入状態である場合は、前記エバポレータ後方風温と前
    記バッテリ冷却風温とを比較し、いずれか高い温度の方
    を前記車室内気温と認識することを特徴とする請求項9
    に記載のハイブリット車のエンジン制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054250A (ja) * 2001-08-21 2003-02-26 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用冷却ファン制御装置
CN101858264A (zh) * 2009-04-10 2010-10-13 通用汽车环球科技运作公司 与惯量转移相匹配的空气调节扭矩补偿能量
CN101628581B (zh) * 2008-07-18 2012-12-26 通用汽车环球科技运作公司 车辆hvac控制
JP2017185921A (ja) * 2016-04-06 2017-10-12 株式会社デンソー 車両用空調装置

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