JP2001133095A - モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置及び該給水装置を用いた冷蔵庫 - Google Patents
モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置及び該給水装置を用いた冷蔵庫Info
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- JP2001133095A JP2001133095A JP31507899A JP31507899A JP2001133095A JP 2001133095 A JP2001133095 A JP 2001133095A JP 31507899 A JP31507899 A JP 31507899A JP 31507899 A JP31507899 A JP 31507899A JP 2001133095 A JP2001133095 A JP 2001133095A
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Abstract
テータコイルに無効な駆動電圧を印加しないようにした
モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置を
得る。 【解決手段】 自動製氷機の給水タンクと、このタンク
内の水を製氷皿に給水する給水ポンプとを備える。給水
ポンプは給水流路と駆動モータとを有する。駆動モータ
はマグネットロータと、このロータと離間して給水タン
クの外側に設けたステータコイルと、マグネットロータ
の位置検出装置と、ステータコイルに駆動電圧を印加す
る駆動回路と、駆動モータを制御する制御回路とを有す
る。位置検出装置はマグネットロータを検出し、駆動回
路はロータが無い時はステータコイルに駆動電圧を印加
しない。
Description
動製氷機用給水装置であって、給水装置に使用するポン
プモータのステータコイルに駆動電圧を印加してロータ
を回転させるモータ駆動方式において、ロータの有無を
検出してロータが無い時の無効な駆動電圧印加を防止す
るようにしたポンプモータのロータ検出装置に関する。
水ポンプに使用する一般的な直流ブラシレスモータ(以
下DC−BLMという)の制御・駆動回路の構成を表し
たブロック図である。図中、1はDC−BLM、2はD
C−BLM1を駆動するための駆動回路、12はDC−
BLM1のSTART、STOPなどの制御を行うため
の制御回路、4はDC−BLM1の回転位置を検出する
ための位置検出装置で、ホール素子や磁気抵抗(MR)
素子、コイルなどが使用され、その位置信号は駆動回路
2に入力される。
を表した斜視図である。図中、7は回転可能に取り付け
られたマグネットロータで、水などを給水するための羽
根車7aが取り付けられている。8はステータコイル
で、磁界を発生することによりロータ7を回転させる。
9はステータコイル8や位置検出装置4、駆動回路2を
取り付けるための回路基板である。
こではホール素子4A〜4Cを例にしている)の配置の
一例を示す図である。位置検出装置4A〜4Cは、ロー
タ7の磁極数(この場合は4極)に対して120°間隔
で配置されており、磁極の大きさに比例した電圧を出力
する。
製氷機の給水タンク部の一例を示す縦断面図である。図
中、10は給水タンク、11は給水タンク10に入れら
れている水、13は水11を製氷皿(図示せず)に給水
するための給水ポンプで、内部にロータ7が内蔵されて
いる。ロータ7を含むポンプ13は、給水タンク10内
にステータコイル8と分離可能な状態で設置されてい
る。また、ステータコイル8、位置検出装置4、駆動回
路2を取り付けた回路基板9は給水タンク10外に設置
されている。給水タンク10の水11が無くなった時
は、給水タンク10を取り外して、給水タンク10に水
11を補給出来る構造になっている。
に配置された位置検出装置4A〜4Cは、ロータ7の磁
界の大きさに比例した電圧を出力する。その出力電圧
は、図22のホール素子出力電圧で示すように各々12
0°の位相差をもった電圧を出力する。この電圧をもと
にロータ7の回転位置に相当する位置検出信号が作られ
る。駆動回路2は、位置検出装置4A〜4Cからの位置
検出信号をもとに図22に示すような駆動電圧をステー
タコイル8に印加する。印加された駆動電圧によりステ
ータコイル8に発生した磁界により、ロータ7に回転ト
ルクが発生し回転する。これにより、給水ポンプ13が
駆動される。
場合の簡単な動作シーケンスの一例を示すフローチャー
トである。給水開始信号が出ると(ステップS1)、制
御回路12は、駆動回路2にモータSTART信号を送
りDC−BLM1を駆動する(ステップS2)。DC−
BLM1のロータ7が回転することによりロータ7に取
り付けられた羽根車7aにより水11は、給水ポンプ1
3の給水出口から送出され製氷皿に給水される。給水量
に相当する給水時間だけDC−BLM1を回転させると
(ステップS3)、制御回路12から駆動回路2にモー
タSTOP信号を送りDC−BLM1を停止させる(ス
テップS4)。このシーケンスにより、製氷皿に水を一
定量送ることが出来る。給水量は、DC−BLM1の駆
動時間にほぼ比例するため、駆動時間を変更することに
より給水量を変えることが出来る。
蔵庫などの自動製氷機の給水ポンプに使用するモータの
制御駆動方式では、ロータ7の有無に関係無く給水動作
シーケンスをスタートさせていたので、無意味な駆動電
圧がステータコイル8に印加されるという問題点があっ
た。
ためになされたもので、ロータの回転位置信号からロー
タの有無を検出することにより、無意味な駆動電圧がス
テータコイルに印加されないようにしたものである。
ロータ検出装置は、ステータに対し取り外し可能なロー
タを有するモータにおいて、ロータの有無を検出する手
段を備えたものである。
ータと、このマグネットロータに対して離間して設けら
れ、コイルを有するステータと、ロータの位置を検出す
るための位置検出装置と、コイルに駆動電圧を印加する
駆動回路とを備え、位置検出装置によりロータの有無を
検出するものである。
いては、給水タンクと、この給水タンクに設けられ、タ
ンク内の水を製氷皿に給水する給水ポンプとを備え、給
水ポンプは、給水タンク内の水を導入して製氷皿へ送出
する給水流路と、駆動モータとを有し、駆動モータは、
給水ポンプの給水流路に設けられた羽根車付きのマグネ
ットロータと、このマグネットロータと離間して給水タ
ンクの外側に設けられたステータコイルと、マグネット
ロータの回転位置を検出する位置検出装置と、ステータ
コイルに駆動電圧を印加する駆動回路と、駆動モータを
制御する制御回路とを有し、位置検出装置はマグネット
ロータの有無を検出し、駆動回路はロータが無い時はス
テータコイルに駆動電圧を印加しないものである。
の筺体と、ステータコイルが設けられ、第一の筺体を収
容する第二の筺体とを備え、第一の筺体は第二の筺体に
対し着脱可能な構成としたものである。
を検出する回路を用いたものである。
検出する回路を用いたものである。
スの大きさを検出する回路を用いたものである。
ルに発生する逆起電力を検出する回路を用いたものであ
る。
ルのインダクタンスの大きさを検出する回路を用いたも
のである。
表示部を備えたものである。
庫において、マグネットロータが無い時は冷蔵庫製氷室
内温度を製氷温度にしないものである。
を製氷温度にするものである。
は冷蔵庫などの自動製氷機の給水ポンプに使用する、こ
の発明の直流ブラシレスモータ(DC−BLM)の制御
・駆動回路の構成を表したブロック図である。図1にお
いて、1はDC−BLM、2はDC−BLM1を駆動す
るための駆動回路、3はDC−BLM1のSTART、
STOPなどの制御やDC−BLM1のロータの有無を
検出するための制御回路、4は磁界の大きさによりDC
−BLM1の回転位置を検出するための位置検出装置
で、ホール素子や磁気抵抗(MR)素子などが使用さ
れ、その位置信号は駆動回路2と制御回路3に入力され
る。20は自動製氷機(図示せず)の外部から見える位
置に設けられた表示部で、ロータの有無を視覚的に表示
するためのものである。
出装置付DC−BLM1の駆動回路の場合、位置検出装
置4から出力されたDC−BLM1の回転位置信号は、
駆動回路2に入力される。この入力された位置信号を元
にDC−BLM1の回転位置にあったステータコイル8
に電圧を印加する。これによりロータ7に回転トルクが
発生しロータ7が回転する。ロータ7の回転により位置
検出信号の電圧が変化する。そして、その位置信号の変
化に対応したロータ7の位置にあったステータコイル8
に電圧が順次印加されることによりロータ7が回転し続
けることになる。
7が存在する場合は、図22に示すように1相だけ他の
2相と違う信号(High又はLow)が出力されてい
る。また、図2のホール素子出力電圧のように各相異な
った電圧が出力されている。しかし、ロータ7が無い場
合は、図2に示すようにホール素子を通過する磁束が無
いため、ホール素子出力電圧はすべて同じ電圧で0(ま
たは基準電圧)となる。このため、位置検出信号はすべ
て同じ電圧となる。
ために使用した位置検出装置4の位置信号を制御回路3
へ入力し、位置検出信号またはホール素子出力電圧より
DC−BLM1のロータ7の有無を検出することができ
る。位置検出装置4の位置信号よりDC−BLM1のロ
ータ7の有無を確認し、ロータ7が存在する場合のみ駆
動回路2にモータSTART信号を送りDC−BLM1
を回転させる。
シーケンスの一例を示すフローチャートである。給水開
始信号が出ると(ステップS11)、制御回路3は、位
置検出装置4からの位置信号よりロータ7の有無を確認
する(ステップS12)。ロータ7が無い場合は給水シ
ーケンスを終了し、表示部20にロータが無いことを表
示する(ステップS13)。ロータ7が存在する場合
は、駆動回路2にモータSTART信号を送りDC−B
LM1を回転させる(ステップS14)。ロータ7が回
転することによりロータ7に取り付けられた羽根車7a
により水11は、給水ポンプ13の給水出口から送出さ
れ製氷皿に給水される(ステップS15)。所定の給水
量に相当する給水時間だけDC−BLM1を回転させる
と制御回路3から駆動回路2にモータSTOP信号を送
りDC−BLM1を停止させる(ステップS16)。こ
のシーケンスにより、製氷皿に水を一定量送ることが出
来る。給水量は、DC−BLM1の駆動時間にほぼ比例
するため、駆動時間を変更することにより給水量を変え
ることが出来る。
置にホール素子を使用した場合について説明したが、磁
界の強さに比例して抵抗が変化する磁気抵抗(MR)素
子やそれ以外に磁界の大きさを検出できる素子を使用し
ても同様の効果を奏する。
現できるため、リサイクルのために行ったハード面の対
策に影響を及ぼすことはない。
うに磁界の大きさを検出する回路を使用したDC−BL
Mのロータ検出装置について説明したが、磁界の変化を
検出する位置検出装置を使用しても同様の効果を奏する
ことができる。
−BLMの制御・駆動回路の構成を表した図である。図
4において、5は磁界の変化によりDC−BLM1の回
転位置を検出するための位置検出装置であるコイルで、
その位置信号は駆動回路2と制御回路3に入力される。
なお、DC−BLM1、駆動回路2、制御回路3は、実
施の形態1と同じものである。
表した波形図である。コイル出力電圧は、ロータ7の磁
界の変化に対する変化量に比例した電圧が発生する。図
5の場合は、正弦波状に着磁されている時の波形を示し
ている。コイル5に鎖交する磁界が変化すれば、コイル
5に電圧が発生するため、ある程度DC−BLM1を駆
動させる必要がある。DC−BLM1を駆動させた状態
でコイル出力電圧が発生すれば、図5のようなコイル出
力電圧が発生する。
シーケンスの一例を示すフローチャートである。給水開
始信号が出ると(ステップS21)、制御回路3は、駆
動回路2にモータSTART信号を送りDC−BLM1
を回転させる(ステップS22)。位置検出装置5から
のコイル出力電圧信号よりロータ7の有無を確認する
(ステップS23)。ロータ7が無い場合、制御回路3
は駆動回路2にモータSTOP信号を送りDC−BLM
1を停止させ、給水シーケンスを終了する(ステップS
24)。ロータ7が存在する場合は、そのままDC−B
LM1を駆動し続け、ロータ7が回転することによりロ
ータ7に取り付けられた羽根車7aにより水11は、給
水ポンプ13の給水出口から送出され製氷皿に給水さ
れ、所定の給水量に相当する給水時間だけDC−BLM
1を回転させる(ステップS25)。所定の給水時間が
経過すると、制御回路3から駆動回路2にモータSTO
P信号が送られDC−BLM1を停止させる(ステップ
S24)。このシーケンスにより、製氷皿に水を一定量
送ることが出来る。給水量は、DC−BLM1の駆動時
間(給水時間)にほぼ比例するため、駆動時間を変更す
ることにより給水量を変えることが出来る。
置としてコイル5を使用した場合について説明したが、
磁界の変化を検出できる他の素子を使用しても同様の効
果を奏する。
開始信号が出てDC−BLM1を駆動させた直後の回転
数を給水タンクから製氷皿に給水しない程度の低い回転
数に設定しておき、ロータの存在を確認してからDC−
BLM1を所定の給水可能な高い回転数に上げるように
しても良い。
装置としてコイルを使用したDC−BLMのロータ検出
装置について説明したが、コイルのインダクタンスの大
きさや、変化を検出する位置検出装置を使用しても同様
の効果を奏する。
−BLMの制御・駆動回路の構成を表したブロック図で
ある。図7において、19はDC−BLM1のSTAR
T、STOPなどの制御やDC−BLM1のロータの有
無を検出するための制御回路、14はインダクタンスの
大きさや変化を検出するためのインダクタンス検出回路
で、その出力信号は制御回路19に入力される。なお、
DC−BLM1、駆動回路2、コイル5は、実施の形態
2と同じものである。
4の一例を表したブロック図である。図8において、1
5は検出用電源、16はコイル5に直列に接続された抵
抗、17はトランジスタで、抵抗16、コイル5と直列
に接続されている。18はインダクタンス測定回路で、
制御回路19への入力電圧の大きさによりDC−BLM
1のロータの有無を検出することができる。
各電圧波形を表した図である。制御回路19からのステ
ップ関数信号によりトランジスタがONし、検出用電源
15、抵抗16、コイル5に電流が流れる。このときの
電流により、ロータの有無を検出する制御回路19に入
力される電圧Vは V=Vb*exp(−R*t/L) …………………(1) となる。ここで、Vbは検出用電源15の電圧値、Rは
抵抗16の抵抗値、tはトランジスタ17のON時間、
Lはコイル5のインダクタンスである。図9に示すよう
にロータの回転位置によってロータの有無を検出する制
御回路19に入力される電圧Vはある範囲内で変化する
が、ロータが無い場合には、最も小さい電圧が入力され
ることになる。これにより、制御回路19に入力される
入力電圧Vの大きさによりロータの有無を検出できる。
作シーケンスの一例を示すフローチャートである。給水
開始信号が出ると(ステップS31)、制御回路19
は、インダクタンス検出回路14にステップ関数信号を
送り制御回路19に入力される入力電圧Vの大きさによ
り、ロータの有無を確認する(ステップS32)。ロー
タ7が無い場合は、給水シーケンスを終了する。ロータ
7が存在する場合は、制御回路19は、駆動回路2へモ
ータSTARTの信号を送りDC−BLM1を回転させ
る(ステップS33)。ロータ7が回転することにより
ロータ7に取り付けられた羽根車7aにより水11は、
給水ポンプ13の給水出口から送出され製氷皿に給水さ
れ、所定の給水量に相当する給水時間だけDC−BLM
1を回転させる(ステップS34)。所定の給水時間が
経過すると、制御回路19から駆動回路2にモータST
OP信号を送りDC−BLM1を停止させる(ステップ
S35)。このシーケンスにより、製氷皿に水を一定量
送ることが出来る。給水量は、DC−BLM1の駆動時
間にほぼ比例するため、駆動時間を変更することにより
給水量を変えることが出来る。
ンス検出回路14をロータの有無検出にだけ使った場合
について説明したが、インダクタンス検出回路14とコ
イル5を使ってロータの回転位置を検出する位置検出装
置を使ったDC−BLMに適用しても同様の効果を奏す
る。この場合、ステップ関数信号は駆動回路側から出力
されているため、位置検出回路の出力は、制御回路19
と駆動回路2の両方に出力される形となる。
置を検出するための検出素子を使用しているが、検出素
子を使用しないDC−BLMの駆動回路を使用しても同
様の効果を奏する。
DC−BLMの制御・駆動回路の構成を表したブロック
図である。図11において、6はDC−BLM1を駆動
するための駆動回路で、センサレス駆動を可能としたセ
ンサレス駆動回路である。なお、DC−BLM1、制御
回路3は、実施の形態1、2と同じものである。
レス駆動回路6を使用したDC−BLM1の駆動は、ロ
ータ7が回転している時のステータ巻線8に発生する逆
起電力を利用してロータ7の回転位置を検出することに
なる。起動時には、ロータ7が停止しているためステー
タコイル8には逆起電力が発生していない。このため、
ロータ7の回転位置は判らない。一般的なセンサレス駆
動回路6を用いた起動方法は、DC−BLM1に合わせ
た起動電圧パターンをセンサレス駆動回路6より各ステ
ータコイル8に印加し、回転磁界を発生させる。ロータ
7はこの回転磁界に吸引・反発しながら回転を始める。
そして、ある程度回転が始まるとステータコイル8には
逆起電力が発生するため、ロータ7の回転位置を検出す
ることが出来る。検出されたロータ7の回転位置に合わ
せてステータコイル8に最適な電圧を印加することによ
り、同期の取れた安定した回転を得ることができる。
作シーケンスの一例を示すフローチャートである。給水
開始信号が出ると(ステップS41)、制御回路3はセ
ンサレス駆動回路6にモータSTARTの信号を送りD
C−BLM1を回転させる(ステップS42)。次にD
C−BLM1のステータコイル8に発生する逆起電力の
有無を確認する(ステップS43)。逆起電力が無い場
合は、制御回路3はセンサレス駆動回路6にモータST
OP信号を送りDC−BLM1を停止させ、給水シーケ
ンスを終了する(ステップS44)。逆起電力が発生し
ている場合は、そのままDC−BLM1を駆動し続け
る。ロータ7が回転することによりロータ7に取り付け
られた羽根車7aにより水11は、給水ポンプ13の給
水出口から送出され製氷皿に給水され、所定の給水量に
相当する給水時間だけDC−BLM1を回転させる(ス
テップS45)。所定の給水時間が経過すると、制御回
路3からセンサレス駆動回路6にモータ停止信号を送り
DC−BLM1を停止させる(ステップS44)。この
シーケンスにより、製氷皿に水を一定量送ることが出来
る。給水量は、DC−BLM1の駆動時間にほぼ比例す
るため、駆動時間を変更することにより給水量を変える
ことが出来る。
有無を検出しているため、ロータ7が回転できない場合
でも同じような結果を得ることが出来るため、DC−B
LM1で給水不可能と判断してDC−BLM1を停止す
ることができる。
時から所定の回転数で回転するように設定されているよ
うに説明してあるが、DC−BLM1が起動して同期が
取れるまで製氷皿に給水しない程度の低い回転数に設定
しておき、同期が取れてから所定の給水可能な高い回転
数に上げても良い。
駆動回路によるDC−BLMのロータ検出装置について
説明したが、ステータコイルのインダクタンスの大きさ
からロータの位置を検出するDC−BLMのロータ検出
装置でも同様の効果を奏する。上記実施の形態4では、
逆起電力を利用するためにロータを回転させる必要があ
ったが、この実施の形態5によればステータコイルのイ
ンダクタンスの大きさを検出することによりロータを回
転させる必要がない。
タ検出装置を示す制御・駆動回路の構成を表した図であ
る。図13において、14はインダクタンスの大きさや
変化を検出するためのインダクタンス検出回路で、その
出力信号はセンサレス駆動回路6と制御回路3に入力さ
れる。なお、DC−BLM1、制御回路3、センサレス
駆動回路6は、実施の形態4と同じものである。
一例を表したブロック図である。実施の形態3では、図
8に示すように位置検出回路のコイル5に接続してある
が、この実施の形態5では、ステータコイル8に接続
し、ステータコイル8のインダクタンスを検出するよう
な構成となっている。図14において、15は検出用電
源、16はステータコイル8に直列に接続された抵抗、
17はトランジスタで、抵抗16、ステータコイル8と
直列に接続されている。18はインダクタンス測定回路
で、制御回路3への入力電圧の大きさによりDC−BL
M1のロータの有無を検出する。
クタンスの大きさ、変化を利用したセンサレス駆動回路
6を用いたセンサレス駆動は、ロータ7の回転位置によ
るステータコイル8のインダクタンスの大きさからロー
タ7の回転位置を検出している。また、ステータコイル
8のインダクタンスの大きさは、図15に示すように回
転角によって大きさが異なる。そして、ステータコイル
8のインダクタンスの大きさにより、実施の形態3と同
じように図9で示すような電圧波形が出力されるため、
ロータの有無を検出することができる。また、ステータ
コイル8のインダクタンスの大きさは、ロータ7が停止
していても検出が可能なため、ロータ7を回転させるこ
となく回転位置を検出することができる。
作シーケンスの一例を示すフローチャートである。給水
開始信号が出ると(ステップS51)、制御回路3は、
インダクタンス検出回路14にステップ関数信号を送り
インダクタンス検出回路14からの信号よりロータの有
無を確認する(ステップS52)。ロータ7が無い場合
は、給水シーケンスを終了する。ロータ7が存在する場
合は、制御回路3は、センサレス駆動回路6へモータS
TART信号を送りDC−BLM1を回転させる(ステ
ップS53)。ロータ7が回転することによりロータ7
に取り付けられた羽根車7aにより水11は、給水ポン
プ13の給水出口から送出され製氷皿に給水され、所定
の給水量に相当する給水時間だけDC−BLM1を回転
させる(ステップS54)。所定の給水時間が経過する
と、制御回路3から駆動回路6にモータSTOP信号を
送りDC−BLM1を停止させる(ステップS55)。
このシーケンスにより、製氷皿に水を一定量送ることが
出来る。給水量は、DC−BLM1の駆動時間にほぼ比
例するため、駆動時間を変更することにより給水量を変
えることが出来る。
イル8のインダクタンスを検出しているため、何らかの
原因でロータ7が回転できないような状態の検出にも利
用できる。
単な動作シーケンスの一例を示すフローチャートであ
る。給水開始信号が出ると(ステップS61)、ロータ
有無検出装置によりロータ7の有無を確認する(ステッ
プS62)。ロータ7が無い場合は、給水が不可能であ
るため、ロータが無いことまたは給水不可能であること
を表示部20に表示して使用者に知らしめるとともに給
水シーケンスを終了する(ステップS63)。ロータ7
が存在する場合は、制御回路3は、駆動回路2または6
へモータSTART信号を送りモータを回転させる(ス
テップS64)。次に、製氷を行うために冷蔵庫内の風
路ダンパー(図示せず)を開くなどして製氷室内の温度
を製氷温度に下げる(ステップS65)。さらに、ロー
タ7が回転することによりロータ7に取り付けられた羽
根車7aにより水11は、給水ポンプ13の給水出口か
ら送出され製氷皿に給水される(ステップS66)。所
定の給水量に相当する給水時間だけDC−BLM1を回
転させると制御回路3から駆動回路2または6にモータ
STOP信号を送りDC−BLM1を停止させる(ステ
ップS67)。このシーケンスにより、製氷皿に水を一
定量送ることが出来るとともに製氷動作を行う。給水量
は、DC−BLM1の駆動時間にほぼ比例するため、駆
動時間を変更することにより給水量を変えることが出来
る。
M1をSTARTさせてから製氷動作をSTARTさせ
ているが、製氷動作をSTARTさせてからDC−BL
M1のモータSTART信号を駆動回路2または6に送
るようにしても良い。
れているので、以下のような効果がある。
モータに無効な電力を供給することがないため、省エネ
効果がある。
構成であるため、使用に際しロータの取り付けミスによ
る無効電力の供給を防止することができる。
価に構成でき、かつその制御回路も安価に構成できる。
より、使用者に知らせることができ、いつまで経っても
氷ができないという問題を解消できる。
を製氷温度に保つ必要がないため、省エネ効果がある。
を製氷温度に設定するため、製氷皿に水や氷が無い状態
で次の給水までの間、製氷温度に保つ必要がないため、
省エネに非常に効果がある。
給水装置に用いるモータの制御・駆動回路の構成を示す
ブロック図である。
出力電圧を示す電圧波形図である。
するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャート
である。
給水装置に用いるモータの制御・駆動回路の構成を示す
ブロック図である。
圧、位置検出信号、駆動電圧を示す電圧波形図である。
するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャート
である。
給水装置に用いるモータの制御・駆動回路の構成を示す
ブロック図である。
ス検出回路の一例を示す回路図である。
おけるインダクタンスの変化を表した電圧波形図であ
る。
水するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャー
トである。
用給水装置に用いるモータの制御・駆動回路の構成を示
すブロック図である。
水するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャー
トである。
用給水装置に用いるモータの制御・駆動回路の構成を示
すブロック図である。
ンス検出回路の一例を示す回路図である。
ンスの変化を示す特性図である。
水するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャー
トである。
水するための簡単な動作シーケンスを示すフローチャー
トである。
いるモータの制御・駆動回路の構成を示すブロック図で
ある。
ール素子)の配置構成を示す図である。
機の給水タンク部分の一例を示す断面図である。
表した波形図である。
シーケンスを示すフローチャートである。
駆動回路、センサレス駆動回路、3,12,19 制御
回路、4 位置検出装置(ホール素子)、5コイル、7
マグネットロータ、8 ステータコイル、9 基板、
10 給水タンク、11 水、13 給水ポンプ、14
インダクタンス検出回路、15 検出用電源、16
抵抗、17 トランジスタ、18 インダクタンス測定
回路、20 表示部。
Claims (18)
- 【請求項1】 ステータに対し取り外し可能なロータを
有するモータにおいて、ロータの有無を検出する手段を
備えたことを特徴とするモータのロータ検出装置。 - 【請求項2】 回転可能に設けられたマグネットロータ
と、このマグネットロータに対して離間して設けられ、
コイルを有するステータと、上記ロータの位置を検出す
るための位置検出装置と、上記コイルに駆動電圧を印加
する駆動回路とを備え、上記位置検出装置により上記ロ
ータの有無を検出することを特徴とする請求項1記載の
モータのロータ検出装置。 - 【請求項3】 位置検出装置として磁界の大きさを検出
する回路を用いたことを特徴とする請求項2記載のモー
タのロータ検出装置。 - 【請求項4】 位置検出装置として、磁界の変化を検出
する回路を用いたことを特徴とする請求項2記載のモー
タのロータ検出装置。 - 【請求項5】 位置検出装置として、インダクタンスの
大きさを検出する回路を用いたことを特徴とする請求項
2記載のモータのロータ検出装置。 - 【請求項6】 上記位置検出装置として、コイルに発生
する逆起電力を検出する回路を用いたことを特徴とする
請求項2記載のモータのロータ検出装置。 - 【請求項7】 位置検出装置として、コイルのインダク
タンスの大きさを検出する回路を用いたことを特徴とす
る請求項2記載のモータのロータ検出装置。 - 【請求項8】 マグネットロータが設けられた第一の筺
体と、ステータが設けられ、上記第一の筺体を収納する
ための第二の筐体とを備え、上記第一の筺体が上記第二
の筺体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項
2記載のポンプモータ。 - 【請求項9】 自動製氷機の給水タンクと、この給水タ
ンクに設けられ、タンク内の水を製氷皿に給水する給水
ポンプとを備え、 前記給水ポンプは、前記給水タンク内の水を導入して製
氷皿へ送出する給水流路と、駆動モータとを有し、 前記駆動モータは、前記給水ポンプの給水流路に設けら
れた羽根車付きのマグネットロータと、このマグネット
ロータと離間して前記給水タンクの外側に設けられたス
テータコイルと、前記マグネットロータの回転位置を検
出する位置検出装置と、前記ステータコイルに駆動電圧
を印加する駆動回路と、前記駆動モータを制御する制御
回路とを有し、 前記位置検出装置は、前記マグネットロータの有無を検
出し、前記駆動回路は、ロータが無い時は前記ステータ
コイルに駆動電圧を印加しないことを特徴とする自動製
氷機用給水装置。 - 【請求項10】 マグネットロータが設けられた第一の
筺体と、ステータコイルが設けられ、第一の筺体を収容
する第二の筺体とを備え、第一の筺体は第二の筺体に対
し着脱可能な構成であることを特徴とする請求項9記載
の自動製氷機用給水装置。 - 【請求項11】 位置検出装置として、磁界の大きさを
検出する回路を用いたことを特徴とする請求項9または
請求項10記載の自動製氷機用給水装置。 - 【請求項12】 位置検出装置として、磁界の変化を検
出する回路を用いたことを特徴とする請求項9または請
求項10記載の自動製氷機用給水装置。 - 【請求項13】 位置検出装置として、インダクタンス
の大きさを検出する回路を用いたことを特徴とする請求
項9または請求項10記載の自動製氷機給水装置。 - 【請求項14】 位置検出装置として、ステータコイル
に発生する逆起電力を検出する回路を用いたことを特徴
とする請求項9または請求項10記載の自動製氷機用給
水装置。 - 【請求項15】 位置検出装置として、ステータコイル
のインダクタンスの大きさを検出する回路を用いたこと
を特徴とする請求項9または請求項10記載の自動製氷
機用給水装置。 - 【請求項16】 マグネットロータの有無を表示する表
示部を備えたことを特徴とする請求項9〜請求項15の
いずれかに記載の自動製氷機用給水装置。 - 【請求項17】 請求項9〜16のいずれかに記載の自
動製氷機用給水装置を有する冷蔵庫であって、マグネッ
トロータが無い時は冷蔵庫製氷室内温度を製氷温度にし
ないことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項18】 請求項9〜16のいずれかに記載の自
動製氷機用給水装置を有する冷蔵庫であって、給水を開
始した時に冷蔵庫製氷室内を製氷温度に設定することを
特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507899A JP2001133095A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置及び該給水装置を用いた冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31507899A JP2001133095A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置及び該給水装置を用いた冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001133095A true JP2001133095A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18061158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31507899A Pending JP2001133095A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | モータのロータ検出装置並びに自動製氷機用給水装置及び該給水装置を用いた冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001133095A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004125360A (ja) * | 2002-01-08 | 2004-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
KR100437385B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 제빙기의 초기위치감지방법 및 장치 |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP31507899A patent/JP2001133095A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100437385B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 제빙기의 초기위치감지방법 및 장치 |
JP2004125360A (ja) * | 2002-01-08 | 2004-04-22 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
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