JP2001129596A - 排水処理方法とその装置 - Google Patents

排水処理方法とその装置

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JP2001129596A
JP2001129596A JP31748599A JP31748599A JP2001129596A JP 2001129596 A JP2001129596 A JP 2001129596A JP 31748599 A JP31748599 A JP 31748599A JP 31748599 A JP31748599 A JP 31748599A JP 2001129596 A JP2001129596 A JP 2001129596A
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treatment
ozone
dioxin
wastewater treatment
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Noriaki Senba
範明 仙波
Masamichi Asano
昌道 浅野
Kiyoshi Sugata
清 菅田
Takehiro Nishizawa
丈裕 西澤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線照射下でダイオキシン類分解処理を施
す排水処理方法において、排水中の重金属キレート化合
物やキレート剤による紫外線の吸収を阻止し、高効率で
以って重金属、ダイオキシン類を除去処理する排水処理
方法を提供する。 【構成】 キレート剤を含む水を噴霧して水銀を含む重
金属の処理を行なうスクラバを具えた排水処理方法にお
いて、焼却炉又は溶融炉から排出する排ガスに前記スク
ラバでキレート剤を噴霧するとともに液接触させる液接
触工程と、該液接触工程により生成した重金属キレート
化合物と過剰分のキレート剤とをオゾンにより分解する
オゾン前処理工程と、該オゾン前処理を施された排水中
のダイオキシン類を紫外線の照射下に酸化分解して除去
するダイオキシン類分解処理工程と、該ダイオキシン類
分解処理工程の後段に設けられ、主として凝集沈殿処理
や生物酸化処理を施す排水処理工程からなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却炉又は溶融炉
から排出するダイオキシンやPCBに代表される環境ホ
ルモン等の難分解物質(以下これらを総称してダイオキ
シン類という)や重金属などの有害物質を含有した排水
において、紫外線照射下でダイオキシン類を分解除去処
理する排水処理方法に係り、特に高分子樹脂からなるキ
レート剤を用いて重金属の除去処理を行なう排水処理方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般廃棄物や産業廃棄物など
を焼却処理する際に生じる排ガス中にはダイオキシン類
や水銀、銅等の重金属、酸性ガス等の有害物質が存在
し、これらの有害物質のうち、水銀等の重金属を除去す
る方法としてキレート剤に吸着、固定して除去処理する
方法は公知である。前記キレート剤は高分子樹脂からな
り、重金属イオンと樹脂との間にキレート結合を生じさ
せて樹脂に吸着、固定させる。該キレート剤には重金属
一般を吸着、固定させるものと水銀専用のものがある
が、水銀の処理では除去効率の良さと処理水中の残留水
銀濃度の低さから水銀専用のキレート剤を使用するのが
好ましい。
【0003】かかる排水処理装置を図6に基づいて説明
するに、上記有害物質を含んだ排ガスをスクラバ1にお
いてキレート剤5aを含む液で液接触し、該液接触によ
り排ガスに含まれる酸性ガスを除去するとともに、ダイ
オキシン類を排水側に移行させて排ガス中の有害物質を
低減する。また、該排ガス中の水銀等の重金属は、前記
キレート剤5aに吸着、固定し、重金属キレート化合物
としてスクラバ排水側に移行する。尚、前記スクラバを
通過した排ガスは、該排ガス中のNOや、SO除去
のため脱硝装置などの排ガス処理工程に送給された後、
煙突から系外へ放出される。
【0004】前記スクラバ排水はダイオキシン分解装置
2に導かれ、紫外線の照射とオゾンによるダイオキシン
類の分解処理を施された後、排水処理装置3にて、SS
(浮遊粒子)およびZn、Fe等の重金属を除去する凝
集沈殿処理や、BODを除去する生物酸化処理などを施
すことにより排水中の有害物質の低減処理がなされ、処
理水として放流、若しくは該処理水の一部を焼却炉や溶
融炉へ返送して再利用する。尚、前記スクラバから排出
する排水若しくは前記ダイオキシン分解装置2から排出
する排水のどちらか一方若しくは両方の少なくとも一部
を返送することにより、スクラバ噴霧液の循環利用を図
っている。
【0005】また、前記ダイオキシン分解装置は、ダイ
オキシン類を含む排水に紫外線を照射することにより、
オゾンが分解して非常に強い酸化力をもつヒドロキシラ
ジカルが生成し、該ヒドロキシラジカルにより前記ダイ
オキシン類が酸化分解する構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術では、キレート結合を有するキレート剤や重金
属キレート化合物を含む排水がダイオキシン分解装置2
に導入され、オゾン若しくは過酸化水素等の酸化剤の添
加と紫外線の照射によるダイオキシン類の酸化処理を施
されるが、前記ダイオキシン分解装置2にて前記キレー
ト結合が紫外線を吸収してしまうために、ダイオキシン
類分解処理における紫外線の照射の効果が発揮されず、
ダイオキシン類の分解除去処理がなされ難くなる。
【0007】かかる構成からなるダイオキシン類分解装
置に用いられる紫外線の波長は、低圧型の254nmで
あるが、前記スクラバ1で添加するキレート結合の吸収
スペクトルは258nmに吸収のピークをもつため、前
記キレート結合が照射される紫外線を吸収してしまい、
ヒドロキシラジカルの生成が妨げられてダイオキシン類
の分解効率が悪化する。
【0008】また、キレート結合はオゾンにより開裂す
る特性をもつため、前記ダイオキシン類分解装置にオゾ
ンを用いた場合には、該オゾンにより前記キレート結合
が開裂し、水銀が排水中に離散するため、排水中の水銀
濃度が高くなり、次工程の排水処理において、困難を伴
う。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、紫
外線の照射を用いたダイオキシン類分解処理を具えた排
水処理方法とその装置において、前記スクラバでキレー
ト剤を含む液を噴霧した場合においても、効率よく紫外
線の照射下にダイオキシン類の酸化分解処理ができ、か
つ水銀の除去処理も兼ね備えた排水処理方法とその装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するために、請求項1記載の発明において、焼却炉又
は溶融炉から排出する排ガスに、キレート剤を含む液を
液接触させて慚愧排ガス中より水銀を含有する重金属を
前記液側に移行させるスクラバ等の液接触工程と、前記
液接触工程より排出された排水中のダイオキシン類を紫
外線の照射下で酸化分解して除去するダイオキシン類分
解処理工程と、該ダイオキシン類分解処理工程の下流側
に設けられ、主として凝集沈殿処理や生物酸化処理を施
す排水処理工程とからなる排水処理方法において、前記
液接触工程とダイオキシン類分解処理工程の間に、前記
液接触工程により生成した重金属キレート化合物と過剰
分のキレート剤が有するキレート結合をオゾンにより開
裂するオゾン前処理工程を設けるとともに、該オゾン前
処理工程で前記キレート剤や重金属キレート化合物のキ
レート結合の開裂処理を施された排水をダイオキシン類
分解処理工程に導入することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明はかかる発明を効果的
に実施する装置に関する発明で、焼却炉又は溶融炉から
排出する排ガスに、キレート剤を含む液を液接触させて
前記排ガス中より水銀を含有する重金属を前記液側に移
行させるスクラバ等の液接触手段と、前記液接触手段よ
り排出された排水中のダイオキシン類を紫外線の照射下
で酸化分解して除去するダイオキシン類分解処理手段
と、前記ダイオキシン類分解手段の後段に設けられ、主
として凝集沈澱処理や生物酸化処理を施す排水処理手段
とからなる排水処理装置において、前記液接触手段とダ
イオキシン類分解処理手段の間に、前記液接触手段によ
り生成した重金属キレート化合物と過剰分のキレート剤
が有するキレート結合をオゾンにより開裂するオゾン前
処理手段を設けるとともに、該オゾン前処理手段で前記
キレート結合が開裂した排水をダイオキシン類分解処理
手段に導入することを特徴とする。
【0012】かかる発明によれば、前記ダイオキシン類
分解処理工程の前段にオゾン前処理工程を設けることに
より、該オゾン前処理工程において、スクラバ排水中に
含有されるキレート剤や重金属キレート化合物のキレー
ト結合をオゾンで開裂させて分解するために、ダイオキ
シン類分解処理工程で該キレート結合が紫外線の吸収す
ることを阻止する。これにより、前記ダイオキシン類分
解処理工程において、ダイオキシン類の分解除去処理に
紫外線の照射が効率よく作用し、安定した処理水質を保
持した排水処理方法を提供することが可能となる。
【0013】請求項2記載の発明は、前記液接触工程か
ら排出するキレート排水、若しくは前記ダイオキシン類
分解装置から排出する排水のうちの選択された排水の少
なくとも一部を前記スクラバに返送し、循環利用するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明はかかる発明を効果的
に実施する装置に関する発明で、前記液接触手段から排
出するキレート排水、若しくは前記ダイオキシン類分解
装置から排出する排水のうちの選択された排水の少なく
とも一部を前記液接触手段のスクラバ液として返送し、
循環利用することを特徴とする。
【0015】かかる発明は、前記スクラバから排出する
排水若しくは前記ダイオキシン類分解装置から排出する
排水を該スクラバにて循環利用することにより、該スク
ラバ液やスクラバ液に過剰に投入されたキレート剤を再
利用することができることから、コストの低減化が図れ
る。
【0016】請求項3記載の発明は、前記ダイオキシン
類分解処理工程通過後、前記排水処理工程の前若しくは
排水処理中にキレート剤を投入して、排水中に含有され
る水銀を含む重金属を除去することを特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明はかかる発明を効果的
に実施する装置に関する発明で、前記ダイオキシン類分
解処理手段の下流側で、前記排水処理手段の前若しくは
該排水処理手段にキレート剤または活性炭等の吸着剤を
投入して、排水中に含有される水銀を含む重金属を除去
することを特徴とする。
【0018】かかる発明は、前記オゾン前処理工程を設
けることにより、過剰分のキレート剤や重金属キレート
化合物のキレート結合が開裂して、再び排水中に水銀等
の重金属が生じるため、前記ダイオキシン類分解処理工
程の後段でキレート剤を添加するころにより、紫外線を
吸収することなく重金属を除去することができる。
【0019】また、前記オゾン前処理工程から排出する
オゾン含有排ガスを再利用する方法として、請求項4記
載の発明は、前記オゾン前処理工程から排出するオゾン
含有排ガスの少なくとも一部を前記ダイオキシン類分解
処理工程に送給することを特徴とする排水処理方法を提
案している。請求項9記載の発明はかかる発明を効果的
に実施する装置に関する発明で、前記オゾン前処理手段
から排出するオゾン含有排ガスの少なくとも一部を前記
ダイオキシン類分解処理手段に送給することを特徴とす
る。これにより、オゾンを有効利用することができ、コ
ストが低減化される。
【0020】ところで、上記したようにオゾン前処理工
程を設けると、キレート剤や重金属キレート化合物のキ
レート結合の開裂により、該オゾン前処理工程で生じる
排ガス中に水銀等の重金属が含有されることがある。そ
こで、前記オゾン前処理工程で生じる排ガスに重金属が
含有している可能性がある場合は、請求項5記載の発明
として、前記オゾン前処理工程で発生する排ガスを前記
排水処理工程に送給することを特徴とする排水処理方法
を提案する。請求項10記載の発明はかかる発明を効果
的に実施する装置に関する発明で、前記オゾン前処理装
置で発生する排ガスを前記排水処理手段に送給すること
を特徴とする。かかる発明は、前記オゾン前処理工程か
ら排出される排ガスを前記排水処理工程で重金属等の有
害物質の除去処理を排水処理と併用することにより、他
に排ガス処理装置を設けることなく系外へ排出される有
害物質の総量を低減することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。
【0022】図1〜図5は本発明の実施形態を示し、図
1はその第1実施例にかかる排水処理方法のフロー図で
ある。図2は第2実施例、図3は第3実施例、図4は第
4実施例、図5は第5実施例を夫々示す図1対応図であ
る。図1において、1はスクラバ、2は紫外線照射手段
を具えたダイオキシン分解装置、3はおもに凝集沈澱処
理や生物分解処理を施す排水処理装置、4はオゾンによ
りキレート剤や重金属キレート化合物のキレート結合を
開裂するオゾン前処理槽である。
【0023】図1に基づいてかかる排水処理方法の処理
の流れを簡単に説明する。まず、焼却炉や溶融炉から排
出して冷却、除塵等の排ガス処理をなされた排ガスは、
スクラバ1でキレート剤5aを含む液により液接触さ
れ、ダイオキシン類や重金属等がスクラバ排水側に移行
し、前記排ガス中に残存する酸性ガスは次工程の脱硝装
置等により除去され、有害物質が規制値以下に低減され
た排ガスは煙突から系外に放出される。
【0024】一方、前記スクラバ1より排出されたスク
ラバ排水の一部は返送ライン7、6を介してスクラバ1
に返送されるとともに、他の一部はオゾン前処理槽4に
導入され、前記液接触工程でキレート剤5aと重金属と
により生成した重金属キレート化合物や過剰分のキレー
ト剤のキレート結合がオゾンにより開裂し、ダイオキシ
ン分解装置2に送給される。前記ダイオキシン分解装置
2で、オゾンにより酸化分解される。また、オゾンのみ
で分解しないダイオキシン類は、オゾンに紫外線を照射
することでヒドロキシラジカルを生成し、該ヒドロキシ
ラジカルにより難分解性のダイオキシン類の酸化分解を
促進する。
【0025】前記ダイオキシン類が除去された排水は、
排水処理装置3にて凝集沈澱処理により重金属の沈殿除
去、生物酸化処理によりBODの除去、活性炭吸着によ
る重金属、BOD、CODの除去などの残存する有害物
質の除去処理を施された後、処理水を放流若しくは焼却
炉、溶融炉へ返送して再利用する。
【0026】図2に示す本発明の第2実施例は、図1に
示す第1実施例の排水処理方法に加えて、排水中の重金
属を除去するために、排水処理工程3の前段若しくは排
水処理工程中においてキレート剤5bを投入するライン
15を設けたものである。即ち、図2において、オゾン
前処理槽4で重金属キレート化合物の結合が開裂し、再
び重金属として排水中に存在するようになるため、キレ
ート剤5bを添加して重金属を吸着、固定して除去す
る。この時、ダイオキシン分解装置2の前段にキレート
剤を投入すると紫外線を吸収してしまい、ダイオキシン
類の酸化分解処理がなされ難くなるため、ダイオキシン
類分解処理工程の下流側にキレート剤投入工程を設ける
のがよい。これによりダイオキシン類の酸化分解処理を
円滑に行いながら、前記オゾン前処理工程で発生した排
水中に水銀等の重金属を円滑に除去することができる。
【0027】図3に示す第3実施例はオゾン前処理槽か
ら排出するオゾン含有排ガスをオゾン排ガス返送ライン
8を経てダイオキシン分解装置2に送給してオゾンの有
効利用を図ったものである。これにより、コストの高い
オゾンの再利用が図られ、運転コストが低減化される。
【0028】図4、図5に示す第4、第5実施例はスク
ラバ1に用いる液の循環利用に関するもので、第4実施
例は、前記ダイオキシン分解装置2から排出する排水を
返送ライン7を介して前記スクラバ1に返送している。
第5実施例は、該スクラバ1の排水を返送する返送ライ
ン6と前記ダイオキシン分解装置2の排水を返送する返
送ライン7とを合流させて返送して循環利用する方法で
ある。これによりいずれの実施例においてもダイオキシ
ンの一層の低減とともに、排水処理装置3の処理量の低
減、更にはキレート剤の繰り返し利用が図れるために、
運転コストの低減と、排水処理装置3の小型化が図れ
る。
【0029】また、前記オゾン前処理槽4から排出する
排ガスに、重金属キレート化合物が開裂する際に生じた
水銀が含有される場合には、下流側に位置する排水処理
装置3に送給して該排水処理装置3にて処理するとよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明によれば、ス
クラバ排水に含まれる重金属キレート化合物や過剰分の
キレート剤が有するキレート結合をオゾンで開裂するこ
とにより、次工程のダイオキシン類分解装置でダイオキ
シン類の分解に用いられる紫外線が、前記キレート結合
により吸収されるという問題点を解消できる。これによ
り、前記ダイオキシン類分解処理装置は紫外線が吸収さ
れることなく十分に機能するため、ダイオキシン類の分
解除去効率を向上させ、安定した処理水質を保持するこ
とができる。
【0031】また、前記構成においてスクラバ噴霧液や
オゾン排ガスを循環利用することにより、コストの低減
化が可能となる。また、前記オゾン処理工程で発生する
排ガスを排水処理工程に送給して処理を施すことによ
り、系外へ排出される有害物質の総量を低減することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかる排水処理方法の
フロー図である。
【図2】 本発明の第2実施例にかかる図1対応図であ
る。
【図3】 本発明の第3実施例にかかる図1対応図であ
る。
【図4】 本発明の第4実施例にかかる図1対応図であ
る。
【図5】 本発明の第5実施例にかかる図1対応図であ
る。
【図6】 従来技術の実施形態を示す排水処理方法のフ
ロー図である。
【符号の説明】
1 スクラバ 2 ダイオキシン分解装置 3 排水処理装置 4 オゾン前処理槽 5a、5b キレート剤 6、7 返送ライン 8 排オゾン返送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 502 C02F 9/00 502P 4D037 502R 4D038 504 504E 4D050 B01D 15/00 B01D 15/00 N 4D062 53/14 102 53/14 102 53/64 C02F 1/28 C C02F 1/28 1/32 1/32 1/52 K 1/52 1/58 A 1/58 D 1/62 D 1/62 1/72 101 1/72 101 1/78 1/78 B01D 53/34 136A (72)発明者 菅田 清 横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重 工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 西澤 丈裕 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 Fターム(参考) 4D002 AA21 AA29 AC04 AC10 BA02 CA01 DA61 EA20 4D015 BA19 CA17 CA20 FA22 FA24 FA26 4D017 AA01 BA09 BA13 CA03 4D020 AA08 AA10 BA13 BB03 CD03 CD04 CD10 4D024 AA09 AA10 AB01 AB02 AB11 AB17 BA02 DB10 DB14 DB21 DB23 DB29 4D037 AA15 AB08 AB14 BA17 CA01 CA07 CA08 CA12 4D038 AA08 AB14 AB73 AB87 BB06 BB07 BB16 BB17 BB18 BB19 4D050 AA12 AB19 BB02 BC09 BD06 CA06 CA16 CA17 4D062 BA19 CA17 CA20 FA22 FA24 FA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉又は溶融炉から排出する排ガス
    に、キレート剤を含む液を液接触させて前記排ガス中よ
    り水銀を含有する重金属を前記液側に移行させるスクラ
    バ等の液接触工程と、 前記液接触工程より排出された排水中の、ダイオキシン
    やPCBに代表される環境ホルモン等の難分解物質(以
    下これらを総称してダイオキシン類という)を紫外線の
    照射下で酸化分解して除去するダイオキシン類分解処理
    工程と、 該ダイオキシン類分解処理工程の下流側に設けられ、主
    として凝集沈殿処理や生物酸化処理を施す排水処理工程
    とからなる排水処理方法において、 前記液接触工程とダイオキシン類分解処理工程の間に、
    前記液接触工程により生成した重金属キレート化合物と
    過剰分のキレート剤が有するキレート結合をオゾンによ
    り開裂するオゾン前処理工程を設けるとともに、 該オゾン前処理工程で前記キレート結合の開裂処理を施
    された排水をダイオキシン類分解処理工程に導入するこ
    とを特徴とする排水処理方法。
  2. 【請求項2】 前記液接触工程から排出するキレート排
    水、若しくは前記ダイオキシン類分解装置から排出する
    排水のうちの選択された排水の少なくとも一部を前記液
    接触工程のスクラバ液として返送し、循環利用すること
    を特徴とする請求項1記載の排水処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ダイオキシン類分解処理工程通過
    後、前記排水処理工程の前若しくは排水処理中にキレー
    ト剤を投入して、排水中に含有される水銀を含む重金属
    を除去することを特徴とする請求項1若しくは2記載の
    排水処理方法。
  4. 【請求項4】 前記オゾン前処理工程から排出するオゾ
    ン含有排ガスの少なくとも一部を前記ダイオキシン類分
    解処理工程に送給することを特徴とする請求項1、2若
    しくは3記載の排水処理方法。
  5. 【請求項5】 前記オゾン前処理工程で発生する排ガス
    を前記排水処理工程に送給することを特徴とする請求項
    1,2若しくは3記載の排水処理方法。
  6. 【請求項6】 焼却炉又は溶融炉から排出する排ガス
    に、キレート剤を含む液を液接触させて前記排ガス中よ
    り水銀を含有する重金属を前記液側に移行させるスクラ
    バ等の液接触手段と、 前記液接触手段より排出された排水中のダイオキシン類
    を紫外線の照射下で酸化分解して除去するダイオキシン
    類分解処理手段と、 前記ダイオキシン類分解手段の後段に設けられ、主とし
    て凝集沈澱処理や生物酸化処理を施す排水処理手段とか
    らなる排水処理装置において、 前記液接触手段とダイオキシン類分解処理手段の間に、
    前記液接触手段により生成した重金属キレート化合物と
    過剰分のキレート剤が有するキレート結合をオゾンによ
    り開裂するオゾン前処理手段を設けるとともに、 該オゾン前処理手段で前記キレート結合が開裂した排水
    をダイオキシン類分解処理手段に導入することを特徴と
    する排水処理装置。
  7. 【請求項7】 前記液接触手段から排出するキレート排
    水、若しくは前記ダイオキシン類分解装置から排出する
    排水のうちの選択された排水の少なくとも一部を前記液
    接触手段のスクラバ液として返送し、循環利用すること
    を特徴とする請求項6記載の排水処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ダイオキシン類分解処理手段の下流
    側で、前記排水処理手段の前若しくは該排水処理手段に
    キレート剤または活性炭等の吸着剤を投入して、排水中
    に含有される水銀を含む重金属を除去することを特徴と
    する請求項6若しくは7記載の排水処理装置。
  9. 【請求項9】 前記オゾン前処理手段から排出するオゾ
    ン含有排ガスの少なくとも一部を前記ダイオキシン類分
    解処理手段に送給することを特徴とする請求項6、7若
    しくは8記載の排水処理装置。
  10. 【請求項10】 前記オゾン前処理装置で発生する排ガ
    スを前記排水処理手段に送給することを特徴とする請求
    項6、7若しくは8記載の排水処理装置。
JP31748599A 1999-11-08 1999-11-08 排水処理方法とその装置 Withdrawn JP2001129596A (ja)

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