JP2001126479A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

半導体メモリ装置

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JP2001126479A
JP2001126479A JP30898999A JP30898999A JP2001126479A JP 2001126479 A JP2001126479 A JP 2001126479A JP 30898999 A JP30898999 A JP 30898999A JP 30898999 A JP30898999 A JP 30898999A JP 2001126479 A JP2001126479 A JP 2001126479A
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Japan
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word line
power supply
level
nmos transistor
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Osamu Wada
修 和田
Toshimasa Namegawa
敏正 行川
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワード線ドライバの信頼性向上及びワード線
駆動電圧の最適化を図り得るワード線駆動回路を持つ半
導体メモリ装置を提供する。 【解決手段】 ワード線を昇圧電位により駆動するワー
ド線駆動回路とを有する半導体メモリ装置において、ワ
ード線駆動回路は、ワード線に昇圧電位を転送するため
のPMOSトランジスタ22及び、ワード線を低レベル
に保持するためのNMOSトランジスタ23を有するワ
ード線ドライバ26と、そのPMOSトランジスタ22
とNMOSトランジスタ23に対して別々に用意された
レベル変換回路21a,21bを有する。レベル変換回
路21aは、高レベル側電源端子に昇圧電位、低レベル
側電源端子に接地電位が与えられる。レベル変換回路2
1bでは、高レベル側電源端子に電源電位以下の電位
が、低レベル側電源端子には接地電位又は負電位が与え
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリ装
置のワード線を駆動するためのワード線駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリ(以下、DRAMという)のメモリセルアレイは、
図9に示すように、各行毎に設けられたワード線WLと
各列毎に設けられたビット線BLとの各交差部にメモリ
セルMCを配置して構成される。メモリセルMCは1個
のNMOSトランジスタNTからなるトランスファゲー
トと1個のメモリキャパシタCsにより構成される。メ
モリセルMCにデータを書き込むときには、NMOSト
ランジスタNTをオンにしてビット線BLから記憶情報
をメモリキャパシタCsに転送保持し、メモリセルMC
のデータを読み出すときにはやはりNMOSトランジス
タNTをオンにしてメモリキャパシタCsの記憶情報を
ビット線BLに転送する。
【0003】データ読み出し時、メモリキャパシタCs
からビット線BLへの記憶情報伝達の速度及び電圧レベ
ルは、トランスファゲートであるNMOSトランジスタ
NTのゲートに与えられるワード線WLの電圧レベルに
より決定される。通常のDRAMでは、この記憶情報伝
達を高速且つ十分なレベルで行うために、ワード線を電
源電位VCCより高い電位VPPに昇圧する方式(ワー
ド線昇圧方式)が用いられている。昇圧電位VPPは、
NMOSトランジスタNTのしきい値電圧を考慮して、
VPP=(ビット線の高レベル電位)+(NMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧)+(プロセスマージン)のよ
うに設定される。
【0004】図10は、その様なワード線昇圧方式のD
RAMにおける従来のワード線駆動回路の構成を示して
いる。ワード線駆動回路は、ロウアドレスデコーダの出
力RAxが入り、そのレベルに応じて昇圧電位VPPか
接地電位VSSを出力するレベル変換回路80と、この
レベル変換回路80の出力により制御されるワード線ド
ライバ81とから構成される。
【0005】ワード線ドライバ81は、ドレインがワー
ド線WLに接続され、ソースにワード線駆動信号WDR
Vが入るPMOSトランジスタ82と、ドレインがワー
ド線WLに接続され、ソースが接地されたNMOSトラ
ンジスタ83を有する。これらのPMOSトランジスタ
81とNMOSトランジスタ83のゲートは共通にレベ
ル変換回路80の出力ノードN1により駆動される。N
MOSトランジスタ84はリセット用トランジスタであ
り、そのゲートにはワード線選択信号WDRVの逆論理
の信号/WDRVが入る。但し、ワード線選択信号WD
RVはワード線選択時に昇圧電位VPP、非選択時に接
地電位VSSであるが、その逆論理信号/WDRVは高
レベルが電源電位VCCである。
【0006】このワード線駆動回路では、ワード線駆動
信号WDRVが昇圧電位VPPである選択時、レベル変
換回路80により出力されるノードN1のデコード信号
がVSSであると、PMOSトランジスタ82がオン、
NMOSトランジスタ83がオフとなる。これにより、
ワード線WLには昇圧電位VPPが与えられる。ノード
N1のデコード信号がVPPであると、NMOSトラン
ジスタ83がオン、PMOSトランジスタ82がオフに
なり、ワード線WLは接地電位VSSとなる。ワード線
ドライバ81の非選択時は、信号/WDRV=VCCに
よりNMOSトランジスタ84がオンして、ワード線W
Lは接地電位VSSにリセットされる。
【0007】図10のワード線駆動回路では、ワード線
に昇圧電位VPPが与えられるため、メモリセルの保持
電圧が低レベルの場合にメモリセルのトランスファゲー
トトランジスタのゲート酸化膜に大きな電界がかかる。
従ってメモリセルアレイの信頼性が周辺回路に比べて低
くなるという問題がある。この問題を解決する手法とし
て、従来より、ワード線の電位振幅を同じに保持しなが
ら、ワード線の低レベル側電位として負電位を用いる方
式(負電圧駆動ワード線方式)が知られている。この場
合、メモリセルのトランスファゲートトランジスタのし
きい値電圧もワード線電圧のシフトに応じて低レベル側
にシフトさせる。
【0008】この負電圧駆動ワード線方式の場合、図1
0に示すワード線ドライバ回路81に与えられるワード
線駆動信号WDRVの高レベル電位が昇圧電位VPPよ
り低い昇圧電位VHHとされ、また低レベルの接地電位
VSSに代わって負電位VLLが与えられる。図11
は、上述のワード線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方式
の電位関係を示している。ワード線昇圧方式では、電源
電位VCC(例えば2.5V)に対して、ワード線の高
レベルがVPP(例えば3.5V)、低レベルがVSS
(0V)に設定される。Vthはメモリセルのトランス
ファゲートのしきい値電圧である。これに対して負電圧
駆動ワード線方式では、ワード線の高レベルがVPPよ
り低い昇圧電位VHH(例えば3.0V)、低レベルが
負電位VLL(例えば−0.5V)に設定される。この
場合のメモリセルのトランスファゲートのしきい値電圧
Vth’は、Vthに比べて、(VPP−VHH)だけ
下げられている。
【0009】負電圧駆動ワード線方式の場合、ワード線
の信号電圧が高レベルのときのメモリセルへの書き込み
電圧は、VHH−Vth’となり、これはワード線昇圧
方式の場合の書き込み電圧VPP−Vthと等しい。ま
たワード線の信号電圧が低レベルのときのメモリセルの
保持電圧はVth’−VLLであり、これはワード線昇
圧方式の場合の保持電圧Vth−Vssと同じである。
即ち、負電圧駆動ワード線方式によれば、書き込み特性
及び電荷保持特性を損なうことなく、メモリセルのトラ
ンスファゲートの信頼性を高くすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ワード
線の低レベルを接地レベルとして高レベルに昇圧電位V
PPを用いるワード線昇圧方式では、メモリセルの信頼
性が問題になる。これに対して、ワード線に与える低レ
ベル電位として負電位を用いる負電圧駆動ワード線方式
とすれば、メモリセルのゲート酸化膜にかかる電界が緩
和されて、ワード線昇圧方式に比べてメモリセルアレイ
の信頼性が高いものとなる。
【0011】しかし、図10に示すワード線ドライバ8
1に着目すると、ワード線非選択時のNMOSトランジ
スタ83のゲート−チャネル間にかかる電圧は、ワード
線昇圧方式の場合のVPP−VSSに対して、負電圧駆
動ワード線方式の場合、VHH−VLLであり、図11
の例から明らかなように両者に差がない。即ち、負電圧
駆動ワード線方式としても、ワード線ドライバ81につ
いては、信頼性が改善されない。PMOSトランジスタ
82についてもオン時にはゲート−チャネル間に同様の
電圧がかかる。しかし、メモリセルアレイの中で通常1
本のワード線が選択され、残りのワード線は非選択とさ
れるから、NMOSトランジスタ83の方が経時的に電
圧ストレスが大きくかかる。
【0012】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、ワード線ドライバの信頼性向上及びワード線駆
動電圧の最適化を図り得るワード線駆動回路を持つ半導
体メモリ装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、デコード回
路により選択されたワード線を第1の電位により駆動す
るワード線駆動回路とを有する半導体メモリ装置におい
て、前記ワード線駆動回路は、ドレインが共通にワード
線に接続されて、ワード線の選択時にオンして前記昇圧
電位をワード線に転送するためのPMOSトランジスタ
及び、ワード線の非選択時にオンしてワード線を低レベ
ルに保持するためのNMOSトランジスタを有するワー
ド線ドライバと、前記デコード回路の出力に応じて前記
ワード線ドライバのPMOSトランジスタのゲートを駆
動する、高レベル側電源端子に前記第1の電位が与えら
れる第1のゲート駆動回路と、前記デコード回路の出力
に応じて前記ワード線ドライバのNMOSトランジスタ
を駆動する、高レベル側電源端子に前記第1の電位より
低い第2の電位が与えられる第2のゲート駆動回路とを
有することを特徴とする。
【0014】この発明によると、ワード線ドライバのP
MOSトランジスタとNMOSトランジスタに対して別
々のゲート駆動回路を設けて、PMOSトランジスタ側
の第1のゲート駆動回路では第1の電位として例えば電
源電位より昇圧した昇圧電位を用い、NMOSトランジ
スタ側の第2のゲート駆動回路では第2の電位として電
源電位又はそれ以下の電位を用いることにより、ワード
線ドライバでのNMOSトランジスタの電圧ストレスを
低減することが可能になる。また、第1,第2のゲート
駆動回路の供給電位を選択することにより、ワード線昇
圧方式と負電圧駆動ワード線方式を選択することが可能
になる。
【0015】具体的にワード線昇圧方式では、ワード線
ドライバのNMOSトランジスタのソースに接地電位が
与えられ、前記第1のゲート駆動回路は、高レベル側電
源端子に昇圧電位が、低レベル側電源端子に接地電位が
それぞれ与えられて、前記PMOSトランジスタのゲー
トを昇圧電位と接地電位の間で振幅させる。また、第2
のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子に電源電位
が、低レベル側電源端子に接地電位がそれぞれ与えられ
て、前記NMOSトランジスタのゲートを電源電位と接
地電位の間で振幅させる。
【0016】また、負電圧駆動ワード線方式の場合に
は、ワード線ドライバのNMOSトランジスタのソース
に負電源電位が与えられ、第1のゲート駆動回路は、高
レベル側電源端子に前記昇圧電位が、低レベル側電源端
子に接地電位がそれぞれ与えられて、前記PMOSトラ
ンジスタのゲートを昇圧電位と接地電位の間で振幅させ
る。また、2のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子
に電源電位を降圧した降圧電位が、低レベル側電源端子
に負電源電位がそれぞれ与えられて、前記NMOSトラ
ンジスタのゲートを前記降圧電位と負電源電位の間で振
幅させる。
【0017】また、基本的な構成及び製造プロセスが同
じである同種のメモリ製品において、ワード線昇圧方式
と負電圧駆動ワード線方式の選択は、電源電位が供給さ
れる第1の電源線と、電源電位を降圧した降圧電位が供
給される第2の電源線と、接地電位が供給される第3の
電源線と、負電源電位が供給される第4の電源線と、前
記ワード線ドライバのNMOSトランジスタのソース端
子を前記第3、第4の電源線のいずれかに接続する第1
のスイッチと、前記第2のゲート駆動回路の高レベル側
電源端子を前記第1、第2の電源線のいずれかに接続す
る第2のスイッチと、前記第2のゲート駆動回路の低レ
ベル側電源端子を前記第3、第4の電源線のいずれかに
接続する第3のスイッチとを備えることにより可能にな
る。この場合、第1乃至第3のスイッチは、対応する端
子と電源線との間を固定的に短絡又は開放する導体パタ
ーンとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。図1はこの発明の一実施の形
態にかかるDRAMの要部構成を示している。メモリセ
ルアレイ10は、NMOSトランジスタを用いたトラン
スファゲート11とキャパシタ12とからなるメモリセ
ル13が多数配列されて構成されている。トランスファ
ゲート11のドレインは、ビット線対BL,/BLのい
ずれか一方に接続され、ソースはキャパシタ12の一端
に接続されている。キャパシタ12の他端は所定の基準
電位ノード、例えば接地電位ノードに接続されている。
トランスファゲート11のゲートはワード線WLに接続
されている。
【0019】ビット線対BL,/BLには、メモリセル
13の読み出しデータをセンス増幅するセンスアンプ1
4が設けられている。ロウアドレスデコーダ15はロウ
アドレスに応じてワード線WLを選択駆動するためのも
ので、ロウアドレスデコーダ15の各出力端子と対応す
るワード線WLの間にワード線駆動回路16が設けられ
ている。
【0020】図2は、ワード線昇圧方式を適用した場合
のワード線駆動回路16の構成を示している。このワー
ド線駆動回路16は、ワード線WLに接続されるワード
線ドライバ26と、このワード線ドライバ26のPMO
Sトランジスタ22とNMOSトランジスタ23に対し
て別々に、それらのゲートにつながるノードN25,N
26を駆動するためのゲート駆動回路を構成するレベル
変換回路21a,21bが設けられている。ワード線ド
ライバ26のPMOSトランジスタ22とNMOSトラ
ンジスタ23のドレインは共通にワード線WLに接続さ
れる。PMOSトランジスタ22のソースには、ワード
線選択時に昇圧電位VPPとなる昇圧電源回路からの昇
圧されたワード線駆動信号WDRVが与えられ、NMO
Sトランジスタ23のソースには接地電位(VSS)が
与えられる。ワード線ドライバ26はリセット用NMO
Sトランジスタ24を含む。このリセット用NMOSト
ランジスタ24のゲートには、ワード線駆動信号WDR
Vとは逆論理の信号/WDRVが与えられる。
【0021】この実施の形態では、ワード線ドライバ2
6を駆動するために、PMOSトランジスタ22とNM
OSトランジスタ23に対して別々のレベル変換回路2
1a,21bが設けられている点が従来と異なる。更
に、PMOSトランジスタ側のレベル変換回路21aの
高レベル側電源端子211aには、昇圧電位VPPが与
えられ、NMOSトランジスタ側のレベル変換回路21
bの高レベル側電源端子211bには電源電位VCC以
下の電位(図2の例は、電源電位VCC)が与えられ
る。それぞれの低レベル側電源端子212a,212b
には接地電位VSSが与えられる。
【0022】これらのレベル変換回路21a,21bに
は、ロウアドレスデコーダ15のデコード出力RAxn
と、このデコード出力RAxnをラッチ回路20に保持
した出力RAxpとが入る。PMOSトランジスタ側の
レベル変換回路21aは、電源電位VCC−接地電位V
SS間の信号電圧をレベル変換して昇圧電位VPP−接
地電位VSS間の電圧としてPMOSトランジスタ22
のゲートを駆動する。NMOSトランジスタ側のレベル
変換回路21bは厳密にはレベル変換を行わず、VCC
−VSSの信号でNMOSトランジスタ23のゲートを
駆動する。
【0023】図4は、レベル変換回路21aの構成例で
ある。高レベル側に配置されたPMOSトランジスタ4
1,44はゲート・ドレインを交差接続してフリップフ
ロップを構成している。PMOSトランジスタ41に直
列にNMOSトランジスタ42,43が接続され、PM
OSトランジスタ44に直列にNMOSトランジスタ4
5,46が接続されている。NMOSトランジスタ4
3,46のゲートにはそれぞれデコード出力RAxnと
その反転信号RAxpが入る。NMOSトランジスタ4
2,45は、ゲートにVCCが与えられて電流制限抵抗
として動作する。PMOSトランジスタ44のドレイン
がノードN25に接続される。
【0024】図4のレベル変換回路21aでは、ワード
線選択時即ち、デコード出力RAxn=L(=VSS)
のとき、NMOSトランジスタ46がオン、NMOSト
ランジスタ43がオフとなり、これによりPMOSトラ
ンジスタ44がオフ、PMOSトランジスタ41がオン
となり、ノードN25にVSSが出力される。これによ
りワード線ドライバ26ではPMOSトランジスタ22
がオンになる。ワード線非選択時は、PMOSトランジ
スタ44がオン、PMOSトランジスタ41がオフにな
り、ノードN25はVPP、従ってワード線ドライバ2
6ではPMOSトランジスタ22がオフになる。
【0025】図5は、レベル変換回路21bの構成例で
ある。このレベル変換回路21bは、VCC−VSS間
にPMOSトランジスタ51とNMOSトランジスタ5
2及び52が直列接続された回路と、PMOSトランジ
スタ54とNMOSトランジスタ55及び56が直列接
続された回路とを有する。PMOSトランジスタ51と
NMOSトランジスタ52のゲートには共通にデコード
出力RAxnが入り、PMOSトランジスタ54とNM
OSトランジスタ55のゲートには共通に信号RAxb
が入る。またPMOSトランジスタ51とNMOSトラ
ンジスタ52の接続ノードがNMOSトランジスタ56
のゲートに接続され、PMOSトランジスタ54とNM
OSトランジスタ55の接続ノードがNMOSトランジ
スタ53のゲートに接続されると同時にノードN26に
接続される。
【0026】図5のレベル変換回路21bでは、ワード
線選択時即ち、デコード出力RAxn=L(=VSS)
のとき、PMOSトランジスタ51がオン、その結果N
MOSトランジスタ56がオンとなる。このときPMO
Sトランジスタ54はオフ、NMOSトランジスタ55
はオンであるから、ノードN26にVSSが出力され
る。これによりワード線ドライバ26ではNMOSトラ
ンジスタ23がオフになる。ワード線非選択時は、ノー
ドN26はVCC、従ってワード線ドライバ26ではN
MOSトランジスタ23がオンになる。
【0027】以上のレベル変換回路21a,21bの動
作により、ワード線選択時は、ワード線ドライバ26で
はPMOSトランジスタ22がオン、NMOSトランジ
スタ23がオフになり、ワード線WLに昇圧電位VPP
が与えられる。ワード線非選択時は、ワード線ドライバ
26ではPMOSトランジスタ22がオフ、NMOSト
ランジスタ23がオンになり、ワード線WLは接地電位
VSSに保持される。即ち、ワード線昇圧方式の動作が
行われる。
【0028】以上のようにこの実施の形態では、ワード
線ドライバ26を駆動する2系統のレベル変換回路21
a,21bを用意している。PMOSトランジスタ駆動
側のレベル変換回路21aでは、昇圧電位VPPの転送
を行うPMOSトランジスタ22をワード線非選択時に
確実にオフにするために、高レベル側電源端子211a
にVPPを与えているが、NMOSトランジスタ23側
のレベル変換回路21bでは、NMOSトランジスタ2
3をオフにするのはVSSであり、高レベル側電源端子
211bには昇圧電位ではなく、電源電位VCCを与え
ている。
【0029】従って、ワード線ドライバ26のNMOS
トランジスタ23では、オンのときゲート−チャネル間
にかかる電圧はVCC−VSSであり、昇圧電位を用い
る場合に比べてNMOSトランジスタ23の電圧ストレ
スが小さくなる。これによりワード線ドライバ26の信
頼性が高いものとなる。また、電圧ストレスが低減され
るため、ワード線ドライバ26のトランジスタのゲート
酸化膜厚をメモリセルアレイと同じにすることができ、
これによりDRAM製造プロセスを簡単化することがで
きる。
【0030】更にこの実施の形態では、二つのレベル変
換回路21a,21bを用いることから、これらの供給
電源を選択することにより、ワード線昇圧方式ではな
く、負電圧駆動ワード線方式を適用することが容易にで
きる。図3は、負電圧駆動ワード線方式を適用した場合
のワード線駆動回路16の構成を図2に対応させて示し
ている。
【0031】図3の構成の図2との相違を説明すれば、
まず、ワード線ドライバ26のPMOSトランジスタ2
2のソースに供給される昇圧された駆動信号WDRVが
VPPより低い昇圧電位VHHとなり、これに対応し
て、NMOSトランジスタ23のソースに与えられる電
位が負電源電位VLLとなる。またレベル変換回路21
aでは、高レベル側電源端子211aに与えられる昇圧
電位がやはりVHHになる。低レベル側電源端子212
aは接地電位VSSで変わらない。更にレベル変換回路
21bでは、高レベル側電源端子211bには電源電位
VCCを降圧した電位VAAが与えられ、低レベル側電
源端子212bには負電源電位VLLが与えられる。
【0032】これにより、図3のワード線駆動回路を用
いた場合、ワード線ドライバ26ではPMOSトランジ
スタ22のゲートノードN25がVHH−VSSの振幅
となり、NMOSトランジスタ23のゲートノードN2
6がVAA−VSSの振幅となる。そして、ワード線W
Lは、VHH−VLLの振幅で動作し、負電圧駆動ワー
ド線方式の動作が行われる。
【0033】具体的に数値例を挙げれば、図6に示すよ
うに、VCC=2.5Vとして、ワード線昇圧方式の図
2の回路では、VPP=3.5Vとし、負電圧駆動ワー
ド線方式の図3の回路では、VHH=3.0V、VAA
=2.0V、VLL=−0.5Vとする。図3の回路構
成とした場合、レベル変換回路21aの電圧が低レベル
側にシフトしている結果、レベル変換回路21aでの電
圧ストレスが図2の構成に比べて小さくなるという効果
が期待できる。
【0034】次に、図2で説明したワード線昇圧方式と
図3で説明した負電圧駆動ワード線方式とを、DRAM
製造プロセスの適当な段階で選択して固定する実施の形
態を図7に示す。図7において、4本の内部電源線71
a,71b,71c,71dにはそれぞれVCC,VA
A,VSS,VLLが与えられる。そして、レベル変換
回路21bについて、高レベル側電源端子211bに
は、これをVCC電源線71aとVAA電源線71bに
いずれかに接続するスイッチSW1が設けられ、低レベ
ル側電源端子212bにはこれをVSS電源線71cと
VLL電源線71dのいずれかに接続するスイッチSW
2設けられている。ワード線ドライバ26のNMOSト
ランジスタ23,24のソースについても同様に、これ
らをVSS電源線71cとVLL電源線71dのいずれ
かに接続するスイッチSW3,SW4が設けられてい
る。
【0035】これらのスイッチSW1〜SW4を切り替
えることにより、図2で説明したワード線昇圧方式と図
3で説明した負電圧駆動ワード線方式とが切り替え可能
である。レベル変換回路21aの高レベル側電源端子2
11aについても、ワード線昇圧方式と負電圧駆動ワー
ド線方式に対応して昇圧電位VPP又はこれより低い昇
圧電位VHHが選択的に供給される。図では示していな
いが、このレベル変換回路21aの高レベル側電源端子
211aに、レベル変換回路21b側と同様に、昇圧回
路側のVPP端子,VHH端子と電源端子211aの接
続を切り替えるスイッチを設けてもよい。
【0036】具体的に図7のスイッチSW1〜SW4
は、各端子と対応電源線の間の短絡、解放を導体パター
ンにより固定的に選択するものとする。例えば図8は、
スイッチSW1,SW2の部分の構成例を示している。
スイッチSW1では、図8(a)に示すように、VCC
電源線71aと端子211bの間を短絡するようにメタ
ル層(又はコンタクト層)72aを配置するか、或いは
図8(b)に示すように、VAA電源線71bと端子2
11bの間を短絡するメタル層(又はコンタクト層)7
2bを配置する。同様にスイッチSW2では、VSS電
源線71cと端子212bの間を短絡するようにメタル
層73aを配置するか、或いは図8(b)に示すよう
に、VLL電源線71dと端子212bの間を短絡する
メタル層73bを配置する。
【0037】この様なメタル層の選択配置により、ワー
ド線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方式の選択が可能で
ある。メタル層はDRAMのウェハプロセスの中の適当
なメタルプロセスを用いることができる。或いは、これ
らのスイッチSW1〜SW4をフューズ素子により形成
し、ウェハプロセスが終了した後にフューズ溶断を行う
ことにより、ワード線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方
式の選択を行うことも可能である
【0038】この発明は上記実施の形態に限られない。
例えば上記実施の形態で説明したDRAMは、汎用DR
AMであってもよいし、ロジック混載DRAMであって
もよい。特にロジック混載DRAMの場合には、ロジッ
ク回路により搭載されるDRAMの仕様が規定されるこ
とから、ワード線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方式の
選択を可能とすることは有用である。
【0039】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明による半導体
メモリ装置では、ワード線ドライバのPMOSトランジ
スタとNMOSトランジスタに対して別々のゲート駆動
回路を設けることにより、ワード線ドライバの信頼性向
上を図り、またワード線駆動電圧の最適化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるDRAMの要部構
成を示す図である。
【図2】同実施の形態のDRAMをワード線昇圧方式と
する場合のワード線駆動回路の構成を示す図である。
【図3】同実施の形態のDRAMを負電圧駆動ワード線
方式とする場合のワード線駆動回路の構成を示す図であ
る。
【図4】同ワード線駆動回路におけるPMOSトランジ
スタ側のレベル変換回路の構成を示す図である。
【図5】同ワード線駆動回路におけるNMOSトランジ
スタ側のレベル変換回路の構成を示す図である。
【図6】図2の回路方式と図3の回路方式の電位関係を
示す図である。
【図7】図2の回路方式と図3の回路方式の選択を可能
としたDRAMのワード線駆動回路の構成を示す図であ
る。
【図8】同ワード線駆動回路に用いられるスイッチの構
成を示す図である。
【図9】DRAMのメモリセル構成を示す図である。
【図10】従来のDRAMのワード線駆動回路の構成を
示す図である。
【図11】ワード線昇圧方式と負電圧駆動ワード線方式
の段位関係を示す図である。
【符号の説明】
10…メモリセルアレイ、15…ロウアドレスデコー
ダ、16…ワード線駆動回路、20…ラッチ回路、21
a,21b…レベル変換回路(ゲート駆動回路)、26
…ワード線ドライバ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デコード回路により選択されたワード線
    を第1の電位により駆動するワード線駆動回路とを有す
    る半導体メモリ装置において、 前記ワード線駆動回路は、 ドレインが共通にワード線に接続されて、ワード線の選
    択時にオンして前記第1の電位をワード線に転送するた
    めのPMOSトランジスタ及び、ワード線の非選択時に
    オンしてワード線を低レベルに保持するためのNMOS
    トランジスタを有するワード線ドライバと、 前記デコード回路の出力に応じて前記ワード線ドライバ
    のPMOSトランジスタのゲートを駆動する、高レベル
    側電源端子に前記第1の電位が与えられる第1のゲート
    駆動回路と、 前記デコード回路の出力に応じて前記ワード線ドライバ
    のNMOSトランジスタを駆動する、高レベル側電源端
    子に前記第1の電位より低い第2の電位が与えられる第
    2のゲート駆動回路とを有することを特徴とする半導体
    メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電位は電源電位より昇圧され
    た昇圧電位であり、前記第2の電位は電源電位以下の電
    位であって、 前記ワード線ドライバのNMOSトランジスタのソース
    に接地電位が与えられ、 前記第1のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子に前
    記昇圧電位が、低レベル側電源端子に接地電位がそれぞ
    れ与えられて、前記PMOSトランジスタのゲートを昇
    圧電位と接地電位の間で振幅させ、 前記第2のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子に電
    源電位が、低レベル側電源端子に接地電位がそれぞれ与
    えられて、前記NMOSトランジスタのゲートを電源電
    位と接地電位の間で振幅させることを特徴とする請求項
    1記載の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電位は電源電位より昇圧され
    た昇圧電位であり、前記第2の電位は電源電位以下の電
    位であって、 前記ワード線ドライバのNMOSトランジスタのソース
    に負電源電位が与えられ、 前記第1のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子に前
    記昇圧電位が、低レベル側電源端子に接地電位がそれぞ
    れ与えられて、前記PMOSトランジスタのゲートを昇
    圧電位と接地電位の間で振幅させ、 前記第2のゲート駆動回路は、高レベル側電源端子に電
    源電位を降圧した降圧電位が、低レベル側電源端子に負
    電源電位がそれぞれ与えられて、前記NMOSトランジ
    スタのゲートを前記降圧電位と負電源電位の間で振幅さ
    せることを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電位が供給される第1の電源
    線と、 前記第2の電位を降圧した降圧電位が供給される第2の
    電源線と、 接地電位が供給される第3の電源線と、 負電源電位が供給される第4の電源線と、 前記ワード線ドライバのNMOSトランジスタのソース
    端子を前記第3、第4の電源線のいずれかに接続する第
    1のスイッチと、 前記第2のゲート駆動回路の高レベル側電源端子を前記
    第1、第2の電源線のいずれかに接続する第2のスイッ
    チと、 前記第2のゲート駆動回路の低レベル側電源端子を前記
    第3、第4の電源線のいずれかに接続する第3のスイッ
    チとを有することを特徴とする請求項1記載の半導体メ
    モリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第3のスイッチは、対応す
    る端子と電源線との間を固定的に短絡又は開放する導体
    パターンであることを特徴とする請求項4記載の半導体
    メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記ワード線ドライバのNMOSトラン
    ジスタのソースに負電源電位が与えられ、 前記第2の電位が電源電位を降圧した電位であることを
    特徴とする請求項1記載の半導体メモリ装置。
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