JP2001122922A - ヒドロキシポリアリルエーテル系の架橋剤 - Google Patents

ヒドロキシポリアリルエーテル系の架橋剤

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JP2001122922A
JP2001122922A JP28788999A JP28788999A JP2001122922A JP 2001122922 A JP2001122922 A JP 2001122922A JP 28788999 A JP28788999 A JP 28788999A JP 28788999 A JP28788999 A JP 28788999A JP 2001122922 A JP2001122922 A JP 2001122922A
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Shinichiro Nakamura
振一郎 中村
Yasumi Shimizu
保美 清水
Toru Matsutomi
徹 松富
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F216/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • C08F216/12Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
    • C08F216/125Monomers containing two or more unsaturated aliphatic radicals, e.g. trimethylolpropane triallyl ether or pentaerythritol triallyl ether

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的レベルで要求される吸水能力を持つ高
吸水性ポリマーを製造するための、モノマーの水溶液
(例えば、アクリル酸塩水溶液)に対して溶解性があ
り、従来技術における欠点のない新規なアリル系架橋剤
を提供する。 【解決手段】 炭素−炭素二重結合を有する重合性化合
物又はその塩からなり水系媒体中で架橋される高吸水性
ポリマーの製造に使用される、1個以上の水酸基と、2
個以上のアリル基を有するヒドロキシポリアリルエーテ
ルからなる架橋剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素−炭素二重結
合を有する重合性化合物又はその塩からなり水系媒体中
で架橋される高吸水性ポリマーの製造に使用される架橋
剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重合性二重結合(例えば、炭素−炭素二
重結合)を有する重合性化合物又はその塩からなる高吸
水性ポリマーは、その主成分がアクリル酸塩ポリマーの
場合が主流であり、主に水溶液重合法にて製造されてい
る。高吸水性ポリマーを架橋する架橋剤として、アクリ
ル酸エステル類、アクリル酸アミド類、アリルエ−テル
類等の反応性二重結合を有する種々の物質の使用が提案
されている。中でも、アリル系化合物を架橋剤として用
いると特に吸水能力に優れるポリマーが得られることが
報告されている。また、有機溶媒中に懸濁させた水にモ
ノマー及び架橋剤を溶解させて重合する方法である逆相
懸濁重合法も工業的に実施されており、この逆相懸濁重
合法も水系媒体中での重合とみなすことができる。
【0003】例えば、J.Polym.Sci.A:Polym.Chem.35,7
99(1997)には、ポリエチレングリコ−ルジアリルエ−テ
ルを架橋剤に用いるとアクリル系架橋剤を用いたときに
比べ吸水能力に優れるポリマーが得られることが報告さ
れている。しかしながら、架橋剤としての性能は十分で
はない。アクリル酸を重合して得られたポリマーを中和
する方法が知られている。この方法が使用されている特
開平3-174414号公報には、具体的なアリル化合物として
テトラアリロキシエタンの使用が開示されている。しか
し、この化合物は耐熱性の不足、モノマー水溶液への溶
解性の不足、耐加水分解性の不足等の欠点があり、より
高性能の架橋剤の開発が望まれている。さらに特開平4-
246403号公報には、トリアリルアミン、トリアリルシア
ヌレ−ト、トリアリルイソシアヌレ−ト、トリアリルホ
スフェ−トの使用が開示されている。しかしこれらの架
橋剤は押し並べて、耐熱性の不足、重合反応への悪影
響、モノマー水溶液への溶解性の不足、耐加水分解性の
不足等の欠点がありいずれも実用的なものではない。
【0004】一般に、水溶液重合法は、アクリル酸モノ
マー水溶液を水酸化ナトリウム水溶液等で75%程度中和
し、架橋剤を混合し、重合開始剤で重合させ、生成した
固体を適度の大きさに裁断し乾燥させる方法がとられて
いる(以下、「中和後重合法」と言う)。また架橋剤が
中和後の水溶液に難溶性の場合はアクリル酸水溶液に架
橋剤を溶解し、重合させて生成した固体を裁断しながら
中和する方法(以下中和前重合法と言う)がとられてい
るが、この方法では溶液状態で中和する場合と比較して
生産効率および生成物の中和度均一性の面で不利となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、実用
的レベルで要求される吸水能力を持つ高吸水性ポリマー
を製造するための、モノマーの水溶液(例えば、アクリ
ル酸塩水溶液)に対して溶解性があり、従来技術におけ
る欠点のない新規なアリル系架橋剤を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を達成するためのアリル化合物として、2つ以上のアリ
ルエーテル基を有するヒドロキシポリアリルエーテル
が、前記した中和前重合法はもちろん中和後重合法にも
工業的に有用であることを見いだし本発明を完成するに
至った。
【0007】本発明は、 炭素−炭素二重結合を有する
重合性化合物又はその塩からなる高吸水性ポリマーの製
造に使用される、1個以上の水酸基と、2個以上のアリ
ル基を有するヒドロキシポリアリルエーテルからなる架
橋剤を提供する。
【0008】本発明においては、ヒドロキシポリアリル
エーテルを、高吸水性ポリマー製造用の架橋剤として使
用する。架橋剤は、1種のヒドロキシポリアリルエーテ
ルからなるか、または2種以上のヒドロキシポリアリル
エーテルの混合物からなる。ヒドロキシポリアリルエー
テルの分子は、1個以上の水酸基と、2個以上のアリル
基を有する。水酸基の数は、1以上、例えば2以上であ
り、水酸基の数の例は、1〜10、特に1〜4である。
アリル基の数は、2以上、例えば3以上、例示すれば、
3〜8である。ヒドロキシポリアリルエーテルの混合物
の場合には、水酸基の平均数は、0.5以上、例えば
1.0以上、特に1.5以上であり、アリル基の平均数
は、2.0以上、例えば2.5以上、特に3.0以上で
ある。水酸基およびアリル基の数(平均数も含む)は、
NMR(特に、1H NMR)により測定したものであ
る。
【0009】ヒドロキシポリアリルエーテルは、一般
に、ポリオ−ル化合物の水酸基の内の2つ以上をアリル
エーテル化することによって得られる。アリルエーテル
化は、アリルエーテル化剤を用いることによって行え
る。ポリオール化合物のアリルエーテル化において、水
酸基の水素原子がアリル基によって置換される。
【0010】ポリオール化合物は、3個以上、例えば4
個以上の水酸基を有する。ポリオール化合物は、式: R(OH)n [式中、Rは直鎖又は分枝又は環状構造の炭素数4〜12の
炭化水素基で、エーテル酸素原子を含んでも良く、nは
3〜10(例えば、4〜8)の整数である]で示される
化合物であることが好ましい。
【0011】ポリオ−ル化合物の具体例は、炭素数4〜
10の直鎖状化合物(例えばエリスリトール、キシリト
ール、ソルビトール)、炭素数4〜12の分枝状化合物
(例えばペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリト−
ル)、または炭素数4〜12の環状化合物(例えばグルコ
−ス、フルクト−ス、マルト−ス、スクロ−ス、ラクト
−ス)である。
【0012】アリルエーテル化剤は、アリル基および反
応性基を有する化合物である。アリル基と反応性基は、
直接結合によって結合していてもよいが、二価の有機基
(例えば、置換または非置換の炭化水素基(例えば、炭
素数1〜10))によって結合していてもよい。通常、
アリルエーテル化剤は、直接結合によって結合した1つ
のアリル基と1つの反応性基を有する。アリルエーテル
化剤において、反応性基の例は、ハロゲン原子、アルキ
ルスルホニルオキシ基(アルキル基の炭素数は例えば1
〜10)、アリールスルホニルオキシ基(アリール基の
炭素数は例えば6〜20)、アラルキルスルホニルオキ
シ基(アラルキル基の炭素数は例えば7〜30)であ
る。
【0013】ハロゲン原子の例は、塩素、臭素である。
アルキルスルホニルオキシ基の例は、メチルスルホニル
オキシ基、エチルスルホニルオキシ基、ノルマルプロピ
ルスルホニルオキシ基、イソプロピルスルホニルオキシ
基、ノルマルブチルスルホニルオキシ基、ノルマルオク
チルスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ基、トリクロロメタンスルホニルオキシ基、2-
クロロ-1-エタンスルホニルオキシ基、2,2,2-トリフ
ルオロエタンスルホニルオキシ基、3-クロロプロパンス
ルホニルオキシ基、パーフルオロ-1-ブタンスルホニル
オキシ基である。
【0014】アリールスルホニルオキシ基の例は、ベン
ゼンスルホニルオキシ基、2-アミノベンゼンスルホニル
オキシ基、2-ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、2-メ
トキシカルボニルベンゼンスルホニルオキシ基、3-アミ
ノベンゼンスルホニルオキシ基、3-ニトロベンゼンスル
ホニルオキシ基、3-メトキシカルボニルベンゼンスルホ
ニルオキシ基、パラトルエンスルホニルオキシ基、4-タ
ーシャリーブチルベンゼンスルホニルオキシ基、4-フル
オロベンゼンスルホニルオキシ基、4-クロロベンゼンス
ルホニルオキシ基、4-ブロモベンゼンスルホニルオキシ
基、4-ヨードベンゼンスルホニルオキシ基、4-メトキシ
ベンゼンスルホニルオキシ基、4-アミノベンゼンスルホ
ニルオキシ基、4-ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、
2,5-ジクロロベンゼンスルホニルオキシ基、ペンタフ
ルオロベンゼンスルホニルオキシ基、1-ナフタレンスル
ホニルオキシ基、2-ナフタレンスルホニルオキシ基であ
る。
【0015】アラルキルスルホニルオキシ基の例は、α
-トルエンスルホニルオキシ基、トランス-β-スチレン
スルホニルオキシ基、2-ニトロ-α-トルエンスルホニル
オキシ基である。アリルエーテル化剤の例は、アリルハ
ライド、アルキルスルホニルオキシアリル、アリールス
ルホニルオキシアリル、アラルキルスルホニルオキシア
リルである。アリルハライドの例は、アリルクロライ
ド、アリルブロマイドである。
【0016】アルキルスルホニルオキシアリルの例は、
メチルスルホニルオキシアリル、エチルスルホニルオキ
シアリル、ノルマルプロピルスルホニルオキシアリル、
イソプロピルスルホニルオキシアリル、ノルマルブチル
スルホニルオキシアリル、ノルマルオクチルスルホニル
オキシアリル、トリフルオロメタンスルホニルオキシア
リル、トリクロロメタンスルホニルオキシアリル、2-ク
ロロ-1-エタンスルホニルオキシアリル、2,2,2-トリ
フルオロエタンスルホニルオキシアリル、3-クロロプロ
パンスルホニルオキシアリル、パーフルオロ-1-ブタン
スルホニルオキシアリルである。
【0017】アリールスルホニルオキシアリルの例は、
ベンゼンスルホニルオキシアリル、2-アミノベンゼンス
ルホニルオキシアリル、2-ニトロベンゼンスルホニルオ
キシアリル、2-メトキシカルボニルベンゼンスルホニル
オキシアリル、3-アミノベンゼンスルホニルオキシアリ
ル、3-ニトロベンゼンスルホニルオキシアリル、3-メト
キシカルボニルベンゼンスルホニルオキシアリル、パラ
トルエンスルホニルオキシアリル、4-ターシャリーブチ
ルベンゼンスルホニルオキシアリル、4-フルオロベンゼ
ンスルホニルオキシアリル、4-クロロベンゼンスルホニ
ルオキシアリル、4-ブロモベンゼンスルホニルオキシア
リル、4-ヨードベンゼンスルホニルオキシアリル、4-メ
トキシベンゼンスルホニルオキシアリル、4-アミノベン
ゼンスルホニルオキシアリル、4-ニトロベンゼンスルホ
ニルオキシアリル、2,5-ジクロロベンゼンスルホニル
オキシアリル、ペンタフルオロベンゼンスルホニルオキ
シアリル、1-ナフタレンスルホニルオキシアリル、2-ナ
フタレンスルホニルオキシアリルである。
【0018】アラルキルスルホニルオキシアリルの例
は、α-トルエンスルホニルオキシアリル、トランス-β
-スチレンスルホニルオキシアリル、2-ニトロ-α-トル
エンスルホニルオキシアリルである。
【0019】ヒドロキシポリアリルエーテルは、式: R(OH)x(OA)y [式中、Rは前記と同意義であり、xは1以上の整数で、
yは2以上の整数であり、ただし、x+y=n(nはポリオー
ル化合物における定義どおり、10以下である)であ
り、Aはアリル基である。]で示されることが好まし
い。
【0020】ポリオール化合物をアリルエーテル化して
ヒドロキシポリアリルエーテルを得るためには一般的に
以下の方法がとられる。攪拌装置、温度計、還流冷却装
置の装着された適当な反応容器にポリオール化合物1mol
部、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムymol部、及
び10から50重量%の水または非プロトン性極性溶媒(例と
してアセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド等が挙げられる)を仕込み、
攪拌しながら50から150℃程度に加熱したところに、ア
リルエーテル化剤ymol部を滴下して2から10時間程度反
応させる。反応終了後、得られた液層を析出した固体か
ら分離後、蒸留、抽出、再結晶、液体クロマトグラフィ
−等の常法により精製することができる。水酸化ナトリ
ウムまたは水酸化カリウムを水溶液としてアリルエーテ
ル化剤と同時に反応系中に滴下しても良い。
【0021】本発明の好ましい第1の実施の形態におい
て、ヒドロキシポリアリルエーテルは、炭素数4〜10の
直鎖状のポリオール化合物から、その水酸基の3個以上
をアリルエーテル化して得られた化合物である。このよ
うなヒドロキシポリアリルエーテルとしては、エリスリ
トールトリアリルエーテル、キシリトールトリアリルエ
ーテル、キシリトールテトラアリルエーテル、ソルビト
ールトリアリルエーテル、ソルビトールテトラアリルエ
ーテル、ソルビトールペンタアリルエーテル等が挙げら
れる。
【0022】本発明の好ましい第2の実施の形態におい
て、ヒドロキシポリアリルエーテルは、炭素数4〜12
の分枝状のポリオール化合物から、その水酸基の3個以
上をアリルエーテル化して得られた化合物である。この
ようなヒドロキシポリアリルエーテルとしては、ペンタ
エリスリトールトリアリルエーテル、ジペンタエリスリ
トールトリアリルエーテル、ジペンタエリスリトールテ
トラアリルエーテル、ジペンタエリスリトールペンタア
リルエーテル等が挙げられる。
【0023】本発明の好ましい第3の実施の形態におい
て、ヒドロキシポリアリルエーテルは、炭素数4〜12の
環状のポリオール化合物から、その水酸基の3個以上を
アリルエーテル化して得られた化合物である。このよう
なヒドロキシポリアリルエーテルとしては、グルコ−ス
トリアリルエーテル、グルコ−ステトラアリルエーテ
ル、フルクト−ストリアリルエーテル、フルクト−ステ
トラアリルエーテル、マルト−ストリアリルエーテル、
マルト−ステトラアリルエーテル、マルト−スペンタア
リルエーテル、マルト−スヘキサアリルエーテル、マル
ト−スヘプタアリルエーテル、スクロ−ストリアリルエ
ーテル、スクロ−ステトラアリルエーテル、スクロ−ス
ペンタアリルエーテル、スクロ−スヘキサアリルエーテ
ル、スクロ−スヘプタアリルエーテル、ラクト−ストリ
アリルエーテル、ラクト−ステトラアリルエーテル、ラ
クト−スペンタアリルエーテル、ラクト−スヘキサアリ
ルエーテル、ラクト−スヘプタアリルエーテル等が挙げ
られる。
【0024】本発明において、2つのアリル基を有する
ヒドロキシポリアリルエーテルを使用してもよい。その
ようなヒドロキシポリアリルエーテルの例は、エリスリ
トールジアリルエーテル、ペンタエリスリトールジアリ
ルエーテル、グルコ−ストリアリルエーテルなどであ
る。
【0025】本発明の架橋剤は、高吸水性ポリマーの製
造において、該ポリマーを架橋するために使用される。
一般に、本発明の架橋剤は、水系媒体中で、高吸水性ポ
リマーを架橋する。架橋反応と重合反応を同時に行って
もよいし、あるいは重合反応の後に架橋反応を行っても
よい。一般に、本発明の架橋剤は、水系媒体中で重合さ
れ、炭素−炭素二重結合を有する重合性化合物又はその
塩からなる高吸水性ポリマーの製造において使用され
る。高吸水性ポリマーの製造において、該重合性化合物
および/またはその塩をモノマーとして使用する。
【0026】高吸水性ポリマーにおける繰り返し単位
は、官能基を有する。官能基の例は、カルボキシル基、
ヒドロキシル基、アミド基、アセトアミド基である。高
吸水性ポリマーの例は、アクリル酸系のポリマー、ビニ
ルアルコール系のポリマー、イソブチレン/無水マレイ
ン酸系のポリマー、アクリルアミド系のポリマー、アク
リルアミド/アクリル酸系のポリマー、N-ビニルアセ
トアミド系のポリマーである。一般に、高吸水性ポリマ
ーを形成するモノマーが、官能基を有する。しかし、ポ
リビニルアルコールのように、モノマーがビニルエステ
ル、例えば酢酸ビニル、プロパン酸ビニルであり、ポリ
マー合成後にヒドロキシル基のような官能基が誘導され
ることがある。
【0027】高吸水性ポリマーを形成するモノマーの例
は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、α-ヒド
ロキシアクリル酸、アコニット酸、2-(メタ)アクリロイ
ルエタンスルホン酸、2-(メタ)アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸およびそれらの塩である。塩とし
て、金属塩があげられる。塩における金属の例は、アル
カリ金属(例えば、カリウム、ナトリウム)である。
【0028】モノマーと水系媒体の混合物は、架橋剤を
溶解することが好ましい。架橋剤の溶解度は、モノマー
と水系媒体の混合物100mL当り、0.2g以上、例え
ば0.4g以上、特に1g以上、特別に5g以上であっ
てよい。水系媒体は、水のみ、あるいは水と水溶性有機
溶媒(例えば、アルコール)からなる。高吸水性ポリマ
ーは、一般に、カルボン酸の完全又は部分塩を主成分と
するものであってよい。
【0029】本発明の架橋剤は公知の方法にて使用さ
れ、特に限定されるものではない。例えば、アクリル酸
モノマー水溶液を水酸化ナトリウム水溶液等で60〜90mo
l%を中和して30〜50重量%の水溶液とし、架橋剤を0.1〜
1.0重量%混合し、アゾ系や過酸化物系等レドックス系の
ラジカル重合開始剤を加えて通常100℃以下程度の温度
で重合させ、生成したポリマーを適度の大きさに裁断し
乾燥させることにより、高吸水性ポリマーを製造するこ
とができる(中和後重合法)。
【0030】あるいは、中和していないアクリル酸モノ
マー水溶液に重合開始剤を加えて重合させ、生成した固
体を適度の大きさに剪断し、水酸化ナトリウムで中和処
理しても良い(中和前重合法)。本発明の架橋剤は、ヒ
ドロキシポリアリルエーテルのみであるか、またはヒド
ロキシポリアリルエーテルの水溶液などの液状混合物で
ある。
【0031】
【実施例】以下、実施例および比較例を示し、本発明を
具体的に説明する。粉末ポリマーの吸水力(粉末ポリマ
ー1g当たりの吸水量(g))は下記のようにして評価
した。粉末ポリマー約0.2gを正確に秤取り不織布製のテ
ィーバッグ式袋(6.8mm×9.6mm)に均一に入れ、0.9%食塩
水に浸漬し、1時間後の重量を測定する。ティーバッグ
式袋のみの吸水重量をブランクとして、下記数式にした
がって粉末ポリマーの吸水力を算出する。 吸水力=(吸水後の重量(g)-ブランク(g))/(高吸水性ポリ
マーの重量(g))
【0032】(1)架橋剤の製造 実施例1 撹拌機、滴下漏斗、還流冷却器、温度計、メカニカルス
ターラーをセットした2Lの4つ口フラスコにD-ソルビト
ール 455g(2.5mol)、水酸化カリウム 421g(7.5mol)、水
150mLを入れマントルヒーターで加熱しながら攪拌し、1
35℃のやや濁った淡黄色溶液とした。ここにアリルブロ
マイドの滴下を開始したところ還流が始まり液温は95℃
程度に下がった。その後、滴下中の液温は90〜105℃程
度で穏やかな還流が続いた。6時間かけて910gのアリル
ブロマイド(7.5mol)を滴下し、滴下終了後には液温は86
℃となっていた。滴下終了後さらに4時間加熱還流した
後、放冷し、この反応混合物を取り出した。有機層と少
量の水層および大量の結晶性固体とに別れており、この
うち有機層(468g)を取り出し、更に結晶性固体と水層を
ジエチルエーテルで洗浄し、洗液を有機層に合わせた。
この混合物を40℃のエヴァポレーターで濃縮し、434gと
した。得られたオイルの液体クロマトグラフィー(分析
条件:カラム ODS-120-5-AP(商品名、ダイソー社製)、カ
ラム温度 25℃、溶離液:メタノール:水=4:1、流速1m
L/min)による分析結果は表1の通りであり、D-ソルビト
ールアリルエーテル混合物が得られた。1分子当りの平
均アリル化量(すなわち、アリル基の平均数)は1H N
MRによる測定で約3.0であった。
【0033】
【表1】
【0034】この混合物のアクリル酸塩水溶液に対する
溶解度を以下の方法にて測定した。アクリル酸180g、水
酸化ナトリウム75g、及び蒸留水424gを混合しモノマー
濃度32.4重量%、中和率75モル%の標準アクリル酸塩水溶
液を調製した。標準アクリル酸塩水溶液100gに上記の実
験で得られた混合物10gを加え、激しく振りまぜた後静
置し、得られた2層分離した溶液の水層を取り出し液体
クロマトグラフィー(分析条件:カラム ODS-120-5-AP(商
品名、ダイソー社製)、カラム温度 25℃、溶離液:メタ
ノール:水=4:1、流速1mL/min)で分析したところ、溶
解度は 1.34w/v%と測定された。
【0035】実施例2 撹拌機、滴下漏斗、還流冷却器、温度計、メカニカルス
ターラーをセットした2Lの4つ口フラスコにペンタエリ
スリトール 272g(2.0mol)、水酸化カリウム 337g(6.0mo
l)、水150mLを入れマントルヒーターで加熱しながら攪
拌し、120℃の溶液とした。ここにアリルブロマイドの
滴下を開始したところ還流が始まり液温は95℃程度に下
がった。その後滴下中液温は90〜105℃程度で穏やかな
還流が続いた。8時間かけて726gのアリルブロマイド(6.
0mol)を滴下し、滴下終了後には液温は93℃となってい
た。滴下終了後さらに4時間加熱還流した後、放冷し、
この反応混合物を取り出した。有機層と水層および大量
の結晶性固体とに別れており、このうち有機層を取り出
した。この混合物を40℃のエヴァポレーターで濃縮し、
458gとした。得られたオイルのガスクロマトグラフィー
(分析条件:カラム BP20-0.25(商品名、SGE社製)30m:カ
ラム温度 100-200℃;昇温速度 10℃/分)の分析結果(面
積比)は表2の通りであり、ペンタエリスリトールアリ
ルエーテル混合物が得られた。1分子当りの平均アリル
化量は1H NMRによる測定で約3.0であった。
【0036】
【表2】
【0037】この混合物のアクリル酸塩水溶液に対する
溶解度は、前記標準アクリル酸塩水溶液100gに上記の実
験で得られた混合物10gを加え、激しく振りまぜた後静
置し、得られた2層分離した溶液の水層を取り出しガス
クロマトグラフィー(分析条件:カラム BP20-0.25(商品
名、SGE社製)30m:カラム温度 100-200℃;昇温速度 10℃
/分)で分析したところ、溶解度は 0.40w/v%と測定され
た。
【0038】実施例3 撹拌機、滴下漏斗、還流冷却器、温度計、メカニカルス
ターラーをセットした2Lの4つ口フラスコにα-D-グルコ
ース522g(3.0mol)、水酸化カリウム 505g(9.0mol)、水2
00mLを入れマントルヒーターで加熱しながら攪拌し、12
0℃の溶液とした。ここにアリルブロマイドの滴下を開
始したところ還流が始まり液温は95℃程度に下がった。
その後滴下中液温は95〜105℃程度で穏やかな還流が続
いた。8時間かけて1090gのアリルブロマイド(9.0mol)を
滴下し、滴下終了後には液温は93℃となっていた。滴下
終了後さらに4時間加熱還流した後、放冷し、この反応
混合物を取り出した。有機層と水層および大量の結晶性
固体とに別れており、このうち有機層を取り出した。こ
の混合物を40℃のエヴァポレーターで濃縮し、610gとし
た。得られたオイルの液体クロマトグラフィー(ODS-120
-5-AP、Methanol:Water=4:1、 1mL/min)による分析結果
は表3の通りであり、α-D-グルコースアリルエーテル
混合物が得られた。1分子当りの平均アリル化量は1
NMRによる測定で約2.9であった。
【0039】
【表3】
【0040】この混合物のアクリル酸塩水溶液に対する
溶解度は前記標準アクリル酸塩水溶液100gに上記の実験
で得られた混合物10gを加え、激しく振りまぜた後静置
し、得られた2層分離した溶液の水層を取り出し液体ク
ロマトグラフィー(分析条件:カラム ODS-120-5-AP(商品
名、ダイソー社製)、カラム温度 25℃、溶離液:メタ
ノール:水=4:1、流速1mL/min)で分析したところ、溶
解度は 1.10w/v%と測定された。
【0041】比較例1 前記標準アクリル酸塩水溶液100gにトリメチロ−ルプロ
パントリアクリレ−ト10gを混合し、激しく振りまぜた
後静置し、得られた2層分離した溶液の水層を取り出し
ガスクロマトグラフィー(分析条件:カラム BP20-0.25
(商品名、SGE社製)30m:カラム温度 100-200℃;昇温速度
10℃/分)で分析したところ、溶解度は 0.20w/v%と測定
された。以上の実施例および比較例における標準アクリ
ル酸塩水溶液に対する溶解度を表4にまとめた。
【0042】
【表4】
【0043】実施例1〜3の化合物は全て比較例1の化
合物よりも標準アクリル酸塩水溶液に対する溶解度が優
れていた。
【0044】(2)吸水性ポリマーの製造 実施例4 窒素導入管(液中用および気相中用)、温度計、滴下漏
斗、メカニカルスターラーをセットした1Lのセパラブル
フラスコにアクリル酸 180g(2.5mol)、NaOH 75g(1.875m
ol)、424mLの水及び実施例1で得られたD-ソルビトール
アリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)を入れ容器を氷
冷して内温を5℃とした。この時点での混合物のpHは5〜
6の無色透明液体であった。このセパラブルフラスコご
と断熱容器へと移し替えた後、2、2'-アゾビス(2-アミ
ジノプロパン)二塩酸塩 150mg(0.56mmol)を1mLの水に溶
かしたもの、L-アスコルビン酸 20mg(0.113mmol)を1mL
の水に溶かしたもの、31%過酸化水素水 100mg(0.91mmo
l)を1mLの水に溶かしたものを続けて1分以内に加えた。
加えてすぐに混合液の濁度が増し、発熱しながら粘度が
増して攪拌が停止した。このまま放置したところ19分後
に最高温度(82℃)に達した。この後徐々に室温まで放冷
し、得られた無色透明のゲルを容器から取り出した。こ
の一部約100gを取り出しスピードカッターにかけて粉砕
した。おおよそ粒径1mm程度以下になったところで180℃
のオーブンで5時間乾燥した。得られた固体を容器から
取り出して28.0gの淡黄色固体を得た。サンプルミルに
かけて粉末とし、再びオーブン(180℃)に入れ1.5時間乾
燥させた。25.9gの淡黄色粉末を得た後、篩にかけ60μm
以上の粒径を持つ粉末22.1gを得た。この様にして作成
した粉末ポリマーの吸水力を測定した。吸水力は、46g/
gであった。
【0045】実施例5 D-ソルビトールアリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)
が実施例2で得られたペンタエリスリトールアリルエー
テル混合物1.22g(4.78mmol)に変わる以外は実施例4と同
じ方法を用いて粉末ポリマーを調製した。吸水力は47g/
gであった。
【0046】実施例6 D-ソルビトールアリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)
が実施例3で得られたα-D-グルコースアリルエーテル混
合物1.41g(4.78mmol)に変わる以外は実施例4と同じ方法
を用いて粉末ポリマーを調製した。吸水力は44g/gであ
った。
【0047】比較例2 D-ソルビトールアリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)
がトリメチルプロパントリアクリレート1.41g(4.78mmo
l)に変わる以外は実施例4と同じ方法を用いて粉末ポリ
マーを調製した。吸水力36g/gであった。
【0048】実施例7 窒素導入管(液中用および気相中用)、温度計、滴下漏
斗、メカニカルスターラーをセットした1Lのセパラブル
フラスコにアクリル酸180g(2.5mol)、487mLの水及び実
施例1で得られたD-ソルビトールアリルエーテル混合物
1.44g(4.78mmol)を入れ容器を氷冷して内温を5℃とし
た。この時点での混合物は無色透明液体であった。この
セパラブルフラスコごと断熱容器へと移し替えた後、2,
2'-アゾビス(2-アミジノプロパン)二塩酸塩150mg(0.56m
mol)を1mLの水に溶かしたもの、L-アスコルビン酸 20mg
(0.113mmol)を1mLの水に溶かしたもの、31%過酸化水素
水 100mg(0.91mmol)を1mLの水に溶かしたものを続けて1
分以内に加えた。加えてすぐに混合液の濁度が増し、発
熱しながら粘度が増して攪拌が停止した。このまま放置
したところ20分後に最高温度(83℃)に達した。この後徐
々に室温まで放冷し、得られた無色透明のゲルを容器か
ら取り出した。この一部約100gを取り出しスピードカッ
ターにかけて粉砕した。おおよそ粒径1mm程度以下にな
ったところで48%水酸化ナトリウム水溶液23.5gを加えて
更に粉砕を30分続けた。得られた粉砕ゲル状混合物を18
0℃のオーブンで5時間乾燥し、28.56gの淡黄色固体を得
た。サンプルミルにかけて粉末とし、再びオーブン(180
℃)に入れ1.5時間乾燥させた。26.2gの淡黄色粉末を得
た後、篩にかけ60μm以上の粒径を持つ粉末23.2gを得
た。この様にして作成した粉末ポリマーの吸水力を評価
したところ、吸水力は46g/gであった。
【0049】実施例8 D-ソルビトールアリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)
が実施例2で得られたペンタエリスリトールアリルエー
テル混合物1.22g(4.78mmol)に変わる以外は実施例7と同
じ方法を用いて粉末ポリマーを調製した。吸水力は49g/
gであった。 実施例9 D-ソルビトールアリルエーテル混合物1.44g(4.78mmol)
が実施例3で得られたα-D-グルコースアリルエーテル混
合物1.41g(4.78mmol)に変わる以外は実施例7と同じ方法
を用いて粉末ポリマーを調製した。吸水力は43g/gであ
った。
【0050】
【発明の効果】本発明の架橋剤は、重合性二重結合を有
する重合性化合物またはその塩からなる高吸水性ポリマ
ーの製造に使用できる。本発明の架橋剤は、アクリル酸
塩水溶液に対する溶解性が満足なものであり、良好な高
吸水性ポリマーを与えることができる。本発明の架橋剤
は、中和前重合法はもちろん中和後重合法にも実用的に
使用可能であり、工程の簡略化に有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 43/23 C07C 43/23 C (72)発明者 松富 徹 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目10番8号 ダイソー株式会社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA03 AB81 GP01 GP02 GP03 4J100 AE77Q AJ01P AJ02P AJ03P AJ08P AJ09P AL08P AM21P BA03Q BA56P BC53Q

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素−炭素二重結合を有する重合性化合
    物又はその塩からなる高吸水性ポリマーの製造に使用さ
    れる、1個以上の水酸基と、2個以上のアリル基を有す
    るヒドロキシポリアリルエーテルからなる架橋剤。
  2. 【請求項2】 高吸水性ポリマーが水系媒体中で架橋さ
    れる請求項1に記載の架橋剤。
  3. 【請求項3】 重合性化合物がカルボキシル基をも有す
    る請求項1に記載の架橋剤。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシポリアリルエーテルが、式: R(OH)n [式中、Rは直鎖又は分枝又は環状構造の炭素数4〜12の
    炭化水素基で、エーテル結合酸素原子を含んでも良く、
    nは3〜10の整数である。]で示されるポリオ−ル化
    合物における水酸基をアリルエーテル化して得られるも
    のであり、ヒドロキシポリアリルエーテルが式: R(OH)x(OA)y [式中、Rは上記と同意義、xは1以上の整数、yは2以
    上の整数であり、x+y=n(xとyの合計は10以下であ
    る。)であり、Aはアリル基を示す。]で示される請求
    項1〜3のいずれかに記載の架橋剤。
  5. 【請求項5】 ポリオ−ル化合物が炭素数4〜10の直
    鎖状化合物である請求項4に記載の架橋剤。
  6. 【請求項6】 ポリオール化合物がエリスリトール、キ
    シリトール及びソルビトールから選ばれた化合物である
    請求項5に記載の架橋剤。
  7. 【請求項7】 ポリオ−ル化合物が炭素数4〜12の分枝
    状である請求項4に記載の架橋剤。
  8. 【請求項8】 ポリオ−ル化合物がペンタエリスリト−
    ル、またはジペンタエリスリト−ルである請求項7に記
    載の架橋剤。
  9. 【請求項9】 ポリオ−ル化合物が炭素数4〜12の環状
    化合物である請求項4に記載の架橋剤。
  10. 【請求項10】 ポリオ−ル化合物がグルコ−ス、フル
    クト−ス、マルト−ス、スクロ−ス、及びラクト−スか
    ら選ばれた化合物である請求項9に記載の架橋剤。
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