JP2001110433A - 燃料電池用セパレータ - Google Patents

燃料電池用セパレータ

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JP2001110433A
JP2001110433A JP28921299A JP28921299A JP2001110433A JP 2001110433 A JP2001110433 A JP 2001110433A JP 28921299 A JP28921299 A JP 28921299A JP 28921299 A JP28921299 A JP 28921299A JP 2001110433 A JP2001110433 A JP 2001110433A
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JP
Japan
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electrode side
hole
active material
fuel
substrate
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JP28921299A
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English (en)
Inventor
Shinobu Takagi
忍 高木
Takeo Hisada
建男 久田
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/50Fuel cells
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで製造できる燃料電池用セパレータ
を提供する。 【解決手段】 横長孔56と縦長孔58とを有する燃料
極側薄板42aと、横長孔60を有する燃料極側薄板4
2bとを積層することにより、それら横長孔56、縦長
孔58、横長孔60が互いに連通して、燃料ガス流通孔
が形成される。さらに、遮蔽板48が積層されると、遮
蔽板48の表面により上記燃料ガス流通孔の一方が塞が
れて、燃料ガス流通溝が形成される。従って、切削加工
により燃料を成形する必要がないので、セパレータ50
が安価に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造コストを低く
抑えることができる燃料電池用セパレータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は高効率なエネルギー変換装置
であり、コンパクトな構造で高出力密度を得ることがで
き、また、簡素なシステムによる運転が可能であること
から、注目されている。たとえば、車両用の電源として
大きく注目され、実用化に向けて開発が進められてい
る。
【0003】ここで、燃料電池の構造を図1により説明
する。燃料電池は、幾つかの種類に分類されるが、ここ
では、固体高分子電解質燃料電池を例として説明する。
固体高分子電解質燃料電池は、図1(a)にその構成を
示す単位セル10を多数積層して図1(b)に示す燃料
電池スタック12として使用することが一般的である。
【0004】上記単位セル10は、膜電極複合体14を
ガスケット16、16を介してセパレータ18、18が
挟持した構造をしている。膜電極複合体14は、パーフ
ルオロスルホン酸膜等の固体高分子電解質膜20と、そ
の表裏両側に設けられ、カーボン繊維の布に白金微粒子
を担持させた一対の触媒電極22、22とからなってい
る。
【0005】セパレータ18は、負極側基板19、遮蔽
板21、正極側基板23、および図示しない冷却水流通
基板等の複数の薄板が積層された構造である。なお、図
1において正極側基板23は説明の都合上、触媒電極2
2と対向させられる側の面を示している。負極側基板1
9の触媒電極22と対向する側の表面24には、負極活
物質である燃料ガスを触媒電極22に供給する燃料ガス
流通溝26が設けられ、その燃料ガス流通溝26と連通
する略矩形の燃料ガス供給孔28から燃料ガスが供給さ
れる。燃料ガス供給孔28から供給された燃料ガスは、
上記燃料ガス流通溝26を経由して略矩形の燃料ガス排
出孔30から排出され、その間に、触媒電極22と接触
した燃料ガスの一部がイオン化される。なお、上記燃料
ガス供給孔28および燃料ガス排出孔30以外に燃料ガ
ス流通溝26の周囲に設けられた略矩形の孔は、正極側
基板23の触媒電極22と対向させられる側の表面32
に設けられた酸化剤ガス流通溝33と連通する酸化剤ガ
ス供給孔(図示せず)、酸化剤ガス排出孔34、および
冷却水を供給または排出する冷却水供給孔(図示せ
ず)、冷却水排出孔35であり、その他の丸形の孔は、
単位セル10が積層される際に図示しない固定棒が貫通
されるための孔である。
【0006】また、正極側基板23の表面32では、上
記酸化剤ガス供給孔から正極活物質である酸化剤ガスが
供給され、酸化剤ガス流通溝33を経由して上記酸化剤
ガス排出孔34から排出される。そして、その間に、触
媒電極22と接触した酸化剤ガスの一部がイオン化され
る。なお、固体高分子電解質膜20の面積は、触媒電極
22の面積よりも大きくなっており、且つ、セパレータ
18と固体高分子電解質膜20との間はガスケット16
によりシールされて、燃料ガスと酸化剤ガスとが混合し
ないようになっている。また、燃料ガスや酸化剤ガスの
リークを防止するため、セパレータ18も気密性材料が
用いられている。
【0007】このようなセパレータ18の従来の製造方
法は種々の方法が提案されている。たとえば、特開平1
0−255824号公報に記載されているように、(1)
複数の可撓性黒鉛シートを重ね合わせた後、プレス成形
により活物質流通溝等の加工をしてセパレータを製造す
る方法がある(第1の方法)。また、上記公報に従来技
術として記載されているように、(2) 不浸透性黒鉛であ
るセパレータ基材に切削加工等の機械加工により活物質
流通溝等を形成する方法(第2の方法)、(3)セパレー
タを、活物質流通溝が切削加工等の機械加工により形成
された溝部分と、気密性が必要なために通気性が低い硬
質カーボンが用いられた周囲部分とに分け、その両者を
熱圧着シートにより一体化する方法(第3の方法)等が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、燃料
電池には多数のセパレータを必要とするので、セパレー
タのコストをできるだけ低くすることが望まれる。とこ
ろで、上記従来の第2の方法および第3の方法では、活
物質流通溝を形成するために、切削等の機械加工により
立体的な加工をする必要がある。しかし、切削等の機械
加工により立体的な加工を施すと、セパレータの製造コ
ストが高くなってしまう。また、燃料電池は、車両用や
小型船舶の動力源として期待されているので、燃料電池
はできるだけ小型なものが望まれている。そのために
は、セパレータを薄くすることが要請されるが、上記切
削等の機械加工で薄板に立体的な加工を施す場合、その
技術的な困難さのために、特に製造コストが高くなって
しまう。
【0009】また、前述の第1の方法では、プレス成形
時の押し込み量が多いと、凸または凹部分に割れや欠
け、或いはひび等が入り易く、また、加工形状が微細で
複雑化するとプレス金型に付着して剥離しににくくなる
ため、生産歩留りが上がらず、結局高コストになってし
まう。
【0010】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、低コストで製造
できる燃料電池用セパレータを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、燃料電池用セパレー
タであって、気密性材料より成る均一な厚さの第1基板
に設けられ、厚さ方向に貫通する活物質流通孔と、その
第1基板とともに積層され、気密性材料より成る均一な
厚さの第2基板の表面とにより、活物質流通溝が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の効果】このように、第1基板の活物質流通孔と
第2基板の表面とにより活物質流通溝が形成されると、
活物質流通溝を形成するために切削加工をする必要がな
いので、燃料電池用セパレータが安価に製造できる。
【0013】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記第1基板
は、前記活物質流通孔の一部を形成する所定形状の部分
貫通孔が設けられた、気密性材料より成る均一な厚さの
少なくとも2枚の薄板が積層されたものであり、前記活
物質流通孔は、その薄板が積層されることにより、その
各薄板に設けられた部分貫通孔が互いに連通させられて
形成されるものである。このようにすれば、それぞれの
薄板に設けられる部分貫通孔の面積を少なくできるの
で、第1基板を構成するそれぞれの薄板の強度が向上す
る。
【0014】また、好適には、前記燃料電池用セパレー
タは、厚さ方向に貫通する正極活物質流通孔を有し、気
密性材料より成る均一な厚さの正極側基板と、厚さ方向
に貫通する負極活物質流通孔を有し、気密性材料より成
る均一な厚さの負極側基板と、その正極側基板とその負
極側基板とにより挟持され、気密性材料より成る均一な
厚さの遮蔽板とを備え、その正極活物質流通孔とその遮
蔽板の一方の表面とにより正極活物質流通溝が形成さ
れ、その負極活物質流通孔とその遮蔽板の他方の表面と
により負極活物質流通溝が形成されていることを特徴と
するものである。このように、正極活物質流通孔と遮蔽
板の一方の表面とにより正極活物質流通溝が形成され、
負極活物質流通孔と遮蔽板の他方の表面とにより負極活
物質流通溝が形成されると、正極活物質流通溝および負
極活物質流通溝ともに切削加工をして成形する必要がな
いので、燃料電池用セパレータが一層安価に製造でき
る。
【0015】また、好適には、前記正極側基板は、前記
正極活物質流通孔の一部を形成する所定形状の部分貫通
孔が設けられた、気密性材料より成る均一な厚さの少な
くとも2枚の薄板が積層されたものであり、前記正極活
物質流通孔は、その薄板が積層されることにより、その
各薄板に設けられた部分貫通孔が互いに連通させられて
形成されるものである。このようにすれば、それぞれの
薄板に設けられる部分貫通孔の面積を少なくできるの
で、正極側基板を構成するそれぞれの薄板の強度が向上
する。
【0016】また、好適には、前記負極側基板は、前記
負極活物質流通孔の一部を形成する所定形状の部分貫通
孔が設けられた、気密性材料より成る均一な厚さの少な
くとも2枚の薄板が積層されたものであり、前記負極活
物質流通孔は、その薄板が積層されることにより、その
各薄板に設けられた部分貫通孔が互いに連通させられて
形成されるものである。このようにすれば、それぞれの
薄板に設けられる部分貫通孔の面積を少なくできるの
で、負極側基板を構成するそれぞれの薄板の強度が向上
する。
【0017】また、好適には、前記第1基板を構成する
各薄板と前記第2基板とは、同じ厚さを有し、その第1
基板を構成する各薄板と第2基板は、同一のシートから
製造されるものである。このように、同一のシートか
ら、第1基板を構成する各薄板と第2基板とが製造され
ると、一層、燃料電池用セパレータを安価に製造でき
る。
【0018】また、好適には、前記第1基板および第2
基板は、炭素粉末および熱硬化性樹脂を含む混合物を熱
処理することにより製造される不浸透性炭素である。こ
のようにすれば、気密性材料を容易に製造することがで
きる。因みに、人造黒鉛等の炭素材料を燃料電池用のセ
パレータの材料として用いる場合、炭素材料のみでは通
気性があるので、ピッチや樹脂等を含浸させる処理を複
数回行なう必要があるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が固体高分子電解質
燃料電池用セパレータに適用された場合を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、以下の図において、燃料ガス
供給孔52、燃料ガス排出孔54、空気供給孔67、空
気排出孔68、冷却水供給孔、および冷却水排出孔等は
適宜省略して示してある。
【0020】図2(a)、(b)は、互いに積層される
ことにより燃料極側基板(負極側基板)40を構成する
燃料極側薄板42a、42bをそれぞれ示す平面図であ
り、図3(a)、(b)は、互いに積層されることによ
り空気極側基板(正極側基板)44を構成する空気極側
薄板46a、46bをそれぞれ示す平面図であり、図4
は、その燃料極側基板40、空気極側基板44、およ
び、その燃料極側基板40と空気極側基板44との間を
遮蔽して相互のガスの通過を禁止する遮蔽板48の平面
図であり、図5は、それらが積層されて形成される固体
高分子電解質燃料電池用セパレータ50(以下、単にセ
パレータ50という)の(a)正面図、および(b)側
面図である。
【0021】まず、図2に示す燃料極側薄板42a、4
2bについて説明する。燃料極側薄板42a、42bに
は、後述する製法によって成形される気密性の高い不浸
透性炭素板が用いられている。図2(a)において、5
2は負極活物質である燃料ガス(たとえば水素ガス)が
供給される燃料ガス供給孔であり、その対角に位置する
のが、燃料ガス排出孔54である。さらに、燃料極側薄
板42bには、図2(a)において横方向に長い複数
(図では10個)の横長孔56および縦方向に長い複数
(図では4個)の縦長孔58が設けられている。そし
て、これらの燃料ガス供給孔52、燃料ガス排出孔5
4、横長孔56、および縦長孔58は、いずれも厚さ方
向に貫通させられている。
【0022】図2(b)に示すように、他方の燃料極側
薄板42bには、前記燃料極側薄板42aに設けられた
横長孔56と同一形状且つ厚さ方向に貫通する横長孔6
0が複数(図では15個)設けられている。前記燃料極
側薄板42aに設けられた横長孔56、縦長孔58、お
よび上記燃料極側薄板42bに設けられた横長孔60
は、厚さ方向に貫通する燃料ガス流通孔(すなわち負極
活物質流通孔)の一部を形成する燃料極側部分貫通孔と
して機能するものであり、燃料極側薄板42aおよび4
2bが互いに積層された状態では、燃料極側薄板42a
に設けられた横長孔56および縦長孔58は燃料極側薄
板42bの横長孔60と連通し、それにより燃料ガス流
通孔が形成されている。
【0023】次に、図3に示す空気極側薄板46a、4
6bについて説明する。空気極側薄板46a、46bに
も、上記燃料極側薄板42a、42bと同じ不浸透性炭
素板が用いられ、その外形は上記燃料極側薄板42a、
42bと同じである。図3(a)に示すように、空気極
側薄板46aには、図3(a)において縦方向に長く、
且つ厚さ方向に貫通する縦長孔62が縦横に規則的に設
けられている。すなわち、縦長孔62が縦方向に3個、
横方向に5個設けられている。さらに、空気極側薄板4
6aの縦方向の両端側には、上記縦長孔62の横方向の
配列長さよりも長く厚さ方向は貫通する横長孔64が設
けられている。そして、図3(b)に示すように、他方
の空気極側薄板46bには、前記空気極側薄板46aの
縦長孔62と同一の形状且つ厚さ方向に貫通する縦長孔
66が縦方向に4個、横方向に5個づつ規則的に設けら
れている。さらに、空気極側薄板46bには、前記空気
極側薄板46の一方の横長孔64の左端(本実施例で
は、図3(a)において下側に設けられた横長孔64の
左端)に相当する位置に空気供給孔67が設けられ、前
記空気極側薄板46の他方の横長孔64の右端(本実施
例では、図3(a)において上側に設けられた横長孔6
4の右端)に相当する位置に空気排出孔68が設けられ
ている。
【0024】それら空気極側薄板46aに設けられた縦
長孔62、横長孔64、および空気極側薄板46bに設
けられた縦長孔66は、厚さ方向に貫通する空気流通孔
(すなわち酸化剤ガス流通孔或いは正極活物質流通孔)
の一部を形成する空気極側部分貫通孔として機能するも
のであり、空気極側薄板46aおよび46bが互いに積
層された状態では、空気極側薄板46aに設けられた横
長孔64は、他方の空気極側薄板46bに設けられた縦
長孔66と連通し、また、空気極側薄板46aに設けら
れた各縦長孔62は、他方の空気極側薄板46bに設け
られたられた縦長孔66とそれぞれ連通している。すな
わち、他方の空気極側薄板46bの各縦長孔66は、空
気極側薄板46aの縦長孔62または横長孔64とそれ
ぞれ連通している。これにより、空気流通孔が形成され
ている。
【0025】次に、図4に示す遮蔽板48を説明する。
遮蔽板48の外形も、前記燃料極側薄板42a、42b
と同じであり、その燃料極側薄板42a、42bの横長
孔56、60、縦長孔58に相当する位置、および、空
気極側薄板46a、46bの縦長孔62、66、横長孔
64に装置する位置には貫通孔は設けられていない。な
お、上記遮蔽板48にも、燃料極側薄板42a、42
b、および空気極側薄板46a、46bと同じ不浸透性
炭素板が用いられている。
【0026】セパレータ50には、図5に示すように、
上記遮蔽板48の一方の面に、前記燃料極側薄板42
b、前記燃料極側薄板42aの順に各一枚づつ積層され
て燃料極側基板40が形成されている。また、遮蔽板4
8の他方の面には、前記空気極側薄板46aが2枚積層
され、さらにその上に前記空気極側薄板46bが2枚積
層されて空気極側基板44が形成されている。なお、図
5に示すように、上記燃料極側薄板42a、42b、遮
蔽板48、および、空気極側薄板48a、48bは、そ
れぞれ均一な厚さを有し、且つ、その厚さは全て同じ
(たとえば、0.5mm程度)である。また、燃料極側薄
板42a、42bは各1枚づつ積層されているのに対
し、空気極側薄板46a、46bは各2枚づつ積層され
ているのは、酸素と水素の反応により生成する水をスム
ーズに排出させるためである。そして、燃料極側基板4
0が、膜電極複合体の触媒電極(図示せず)と接触させ
られ、空気極側基板44が、別の膜電極複合体の触媒電
極(図示せず)と接触させられる。
【0027】続いて、上記のように構成されたセパレー
タ50中を燃料ガスおよび空気が流通する様子を説明す
る。図6は、セパレータ50を構成する燃料極側薄板4
2a、42b、および遮蔽板48を分離して示す斜視図
であり、燃料ガスが流通する様子を説明するための図で
ある。燃料極側薄板42aに設けられた燃料ガス供給孔
52から供給される燃料ガスは、図に矢印で示す経路を
流通する。すなわち、燃料ガスは、燃料ガス供給孔52
から、他方の燃料極側薄板42bに設けられ、その燃料
ガス供給孔52と連通する横長孔60aへと流れる。そ
の横長孔60aは、燃料極側薄板42aの横長孔56a
と連通しているので、燃料ガスは横長孔60aから横長
孔56aへと流れる。さらに、燃料ガスは、横長孔56
aからその横長孔56aと連通する横長孔60bへと流
れ、その横長孔60bから横長孔56b→横長孔60c
→縦長孔58a→横長孔60dと、燃料極側薄板42a
と燃料極側薄板42bとを交互に経由して流れ、最終的
には燃料ガス排出孔54へ至る。また、燃料極側薄板4
2aに設けられた燃料ガス供給孔52、燃料ガス排出孔
54、横長孔56、縦長孔58と、燃料極側薄板42b
に設けられた横長孔60とが重なる面積Sが、それぞれ
の孔の流通方向に垂直な面における断面積dと等しいか
又はそれよりも大きくなるように、それぞれの孔の位置
および大きさが決定されている。なお、上記面積Sが上
記断面積dよりも小さい場合は、その重なり部分におい
て流路が狭められていることになるので、燃料ガスが流
れにくくなるのである。
【0028】このように、燃料極側薄板42aと燃料極
側薄板42bとが積層されることにより、その燃料極側
薄板42a、42bに設けられた横長孔56、60、お
よび縦長孔58が連通させられて形成されるのが燃料極
側基板40の厚さ方向に貫通する燃料ガス流通孔(負極
活物質流通孔)であり、その燃料ガス流通孔の燃料極側
薄板42b側の面が遮蔽板48により塞がれて、燃料ガ
ス流通溝(負極活物質流通溝)が形成される。すなわ
ち、上記燃料ガス流通孔は、上記燃料ガス流通溝の側面
を形成し、遮蔽板48の表面は燃料ガス流通溝の底を形
成する。従って、燃料極側基板40が第1基板として機
能し、遮蔽板48が第2基板として機能する。
【0029】図7は、セパレータ50を構成する2枚の
空気極側薄板46aと、2枚の空気極側薄板46bとを
分離して示す図であり、空気が流通する様子を説明する
ための図である。図7に矢印で示すように、空気供給孔
67から供給される空気は、横長孔64を経由して5つ
の平行な経路を流通する。すなわち、空気は、空気供給
孔67から、その空気供給孔67と連通する横長孔6
4、その横長孔64と連通する5つの縦長孔66aへと
流れる。その5つの縦長孔66aは、空気極側薄板46
aにおいて横長孔64に隣接して設けられる5つの縦長
孔62aとそれぞれ連通しているので、空気は、縦長孔
66aから縦長孔62aへと流れる。さらに、空気は、
縦長孔62aからその縦長孔62aと連通する縦長孔6
6b、続いて縦長孔62bへと、空気極側薄板46aと
空気極側薄板46bとを交互に経由して流れ、最終的に
は、空気供給孔67と対角の位置に設けられた空気排出
孔68へ至る。
【0030】このように、空気極側薄板46aと空気極
側薄板46bとが積層されることにより、その空気極側
薄板46a、46bに設けられた横長孔64、および縦
長孔62、66が連通させられて形成されるのが空気極
側基板44の厚さ方向に貫通する空気流通孔(正極活物
質流通孔)であり、その空気流通孔の空気極側薄板46
a側の面が遮蔽板48により塞がれて、空気流通溝(正
極活物質流通溝)が形成される。すなわち、上記空気流
通孔は上記空気流通溝の側面を形成し、遮蔽板48の表
面は、上記空気流通溝の底を形成する。従って、空気極
側基板40が第1基板として機能し、遮蔽板48が第2
基板として機能する。
【0031】上記セパレータ50は、たとえば、図8に
示す工程に従って製造される。まず、混合工程70にお
いて、所定粒径(たとえば、1 〜 50(μm))程度の炭素
粉末を50(wt%) 程度と、所定粒径(たとえば、1 〜 50
(μm))程度の熱硬化性樹脂としてのフェノール樹脂粉
末を50(wt%) 程度、その混合物100(wt%)に対する割合で
40(wt%) 程度の水、および、例えばMC(メチルセルロ
ース)、PVA(ポリビニルアルコール)やアクリル樹
脂等を主成分とする成形バインダーを上記混合物100(wt
%)に対する割合で40(wt%) 程度混合する。なお、これら
の混合工程70は、何れも乾式混合機等で行なわれ、こ
れにより、原料および添加物が均一に混合される。ま
た、上記炭素粉末には、たとえば、天然黒鉛、人造黒
鉛、カーボンブラック、熱硬化性樹脂を熱処理して炭化
したもの等が用いられ、上記フェノール樹脂粉末の添加
量は、上記粉末炭素とフェノール樹脂が変化させられた
炭素とにより成る薄板が所定の機械的強度を得るために
必要な量であり、下記シート成形工程74において所望
の成形体を得るために必要な成形性を考慮して決定され
たものである。
【0032】次いで、混練工程72においては、例え
ば、ニーダーを用いて前記混合物を混練する。これによ
り、成形に適した可塑性が与えられる。そして、シート
成形工程において、その混練物から、押出成形機によっ
て例えば幅100 (mm)程度、および均一な所定厚みのシー
トが連続成形される。なお、上記所定厚みは、セパレー
タ50に要求される厚みと、そのセパレータ50を構成
する薄板(燃料極側薄板42、遮蔽板48、および空気
極側薄板46)の枚数とに基づいて決定される。さら
に、押出成形により成形されたシートは、乾燥工程76
において、たとえば、100 ℃に設定された所定温度の熱
風で乾燥される。
【0033】そして、孔開け工程78において、上記乾
燥工程76において孔開け加工に適した硬さとされたシ
ートに、打抜き等により、前記燃料ガス供給孔52、燃
料ガス排出孔54、横長孔56、縦長孔58等の所定形
状の貫通孔が形成される。さらに、続く薄板加工工程8
0において、切断或いは打抜き加工により、上記孔開け
工程78において所定形状の貫通孔が設けられたシート
が、所定の貫通孔を備え燃料極側薄板42、空気極側薄
板46、遮蔽板48の外形を有する薄板に加工される。
【0034】そして、脱バインダー工程82および熱処
理工程84においては、上記薄板加工工程80において
得られた薄板を、図示しない所定のセッター上に載置し
た状態で、たとえばボックス炉内で、N2 ガス気流通、
300(℃/hr)程度の昇温速度で昇温しつつ脱脂(脱バイン
ダー) し、さらに、900(℃) ×2(時間) 程度の熱処理を
連続的に実施する。これにより、上記薄板中のフェノー
ル樹脂粉末が溶融させられて炭素粉末を相互に結合し、
更にその一部が炭化されるとともにその過剰分が十分に
消散させられて不浸透性炭素となり、図2乃至図4に示
した燃料極側薄板42a、42b、空気極側薄板46
a、46b、および遮蔽板48が得られる。
【0035】続く積層工程86では、上記熱処理工程8
4で得られた燃料極側薄板42a、42b、空気極側薄
板46a、46b、および遮蔽板48が積層されて、図
5に示すセパレータ50が得られる。
【0036】上述のように、本実施例によれば、前記空
気流通孔と遮蔽板48の一方の表面とにより前記空気流
通溝が形成され、前記燃料ガス流通孔と遮蔽板48の他
方の表面とにより燃料ガス流通溝が形成される。すなわ
ち、空気流通溝および燃料ガス流通溝ともに切削加工を
して成形する必要がないので、セパレータ50が安価に
製造できる。
【0037】また、本実施例の空気極側基板44は、前
記空気流通孔の一部を形成する空気極側部分貫通孔(す
なわち、縦長孔62、横長孔64、および縦長孔66)
が設けられた、不浸透性炭素より成る均一な厚さの空気
極側薄板46a、46bがそれぞれ2枚づつ積層された
ものであり、前記空気流通孔は、その空気極側薄板46
a、46bが積層されることにより、その空気極側薄板
46a、46bに設けられた縦長孔62、横長孔64、
および縦長孔66が互いに連通させられて形成されるも
のであることから、それぞれの空気極側薄板46a、4
6bに設けられる縦長孔56、横長孔64、および横長
孔66の面積(すなわち割合)を少なくできるので、空
気極側基板44を構成するそれぞれの空気極側薄板46
a、46bの強度が向上する。
【0038】また、本実施例の燃料極側基板40は、前
記燃料ガス流通孔の一部を形成する燃料極側部分貫通孔
(すなわち、横長孔56、縦長孔58、および横長孔6
0)が設けられた、不浸透性炭素より成る均一な厚さの
2枚の燃料極側薄板42a、42bが積層されたもので
あり、前記燃料ガス流通孔は、その燃料極側薄板42
a、42bが積層されることにより、その燃料極側薄板
42a、42bに設けられた横長孔56、縦長孔58、
および横長孔60が互いに連通させられて形成されるも
のであることから、それぞれの燃料極側薄板42a、4
2bに設けられる横長孔56、縦長孔58、および横長
孔60の面積(すなわち割合)を少なくできるので、燃
料極側基板40を構成するそれぞれの燃料極側薄板42
a、42bの強度が向上する。
【0039】また、本実施例では、燃料極側基板40を
構成する燃料極側薄板42a、42b、空気極側基板4
4を構成する空気極側薄板46a、46b、および遮蔽
板48は、全て同一のシートから製造されていたので、
一層、セパレータ50を安価に製造できる。
【0040】また、本実施例では、第1基板である燃料
極側基板40、空気極側基板44、および第2基板であ
る遮蔽板48は、炭素粉末およびフェノール樹脂を含む
混合物を熱処理することにより製造される不浸透性炭素
板であるので、気密性材料を容易に製造できる利点があ
る。
【0041】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明は上記実施例とは別の態様において
も実施できる。
【0042】たとえば、前述の実施例では、正極活物質
流通溝(燃料ガス流通溝)および負極活物質流通溝(空
気流通溝)の両方に本発明が適用されていたが、いずれ
か一方のみに本発明が適用されてもよい。
【0043】また、前記燃料側基板40に設けられた燃
料ガス流通孔および前記空気極側基板44に設けられた
空気流通孔は、前述の実施例の形状以外であってもよ
い。たとえば、前記空気流通孔は、直線状の5つの平行
する経路から成っていたが、前記燃料ガス流通孔と同様
に、蛇行する一つ或いは複数の経路であってもよい。
【0044】また、前述の実施例では、燃料極側基板4
0は、前記燃料ガス流通溝を形成するために、横長孔5
6および縦長孔58を備えた燃料極側薄板42aと、横
長孔60を備えた燃料極側薄板42bが積層されて形成
されていたが、燃料極側基板40は1枚で形成されても
よいし、逆に、燃料ガス流通溝を大きくするために3枚
以上が積層されて形成されてもよい。図9は、1枚のみ
から成る燃料極側基板90の平面図である。燃料極側基
板90には、燃料ガス流通部92と燃料ガス排出部94
とが連通した燃料ガス流通孔96が設けられている。ま
た、空気極側基板44も同様に、1枚のみで形成されて
もよいし、2枚以上で形成されてもよい。
【0045】また、前述の実施例では、気密性材料とし
て、炭素粉末とフェノール樹脂とを含む混合物を熱処理
して得られる不浸透性炭素板を用いていたが、ガラス状
カーボン(グラッシーカーボン)製の板、アルミニウム
板、シリコン基板またはステンレス板等の導電性材料が
気密性材料として用いられてもよい。或いは、触媒電極
間が配線により導通させられて電流が取り出される場合
等、燃料極側基板(または、それを構成する燃料極側薄
板)、遮蔽板、空気極側薄板(または、それを構成する
空気極側薄板)の一部材または全部材に導電性が要求さ
れない場合、その導電性が要求されない部材は、耐酸性
があり 100℃以上の耐熱性を有すればよいことから、セ
ラミックスまたはプラスチック等を用いてもよい。な
お、グラッシーカーボンまたはセラミックス等のように
硬質材料に孔開け加工がされる場合には、ドリル加工
法、レーザー加工法、ショットブラスト法、ウォーター
ジェット法、超音波加工法等が適宜用いられる。
【0046】また、前述の実施例のセパレータ50は、
熱処理工程84で得られた燃料極側薄板42a、42
b、遮蔽板48、空気極側薄板46a、46bが、積層
工程86において単に積層されることにより製造されて
いたが、必要に応じて、ガスケット、或いは圧着シー
ト、或いは接着剤等が介挿されてもよい。また、熱処理
工程84の前に積層工程86が実行されてもよい。すな
わち、熱処理前の各薄板(すなわち、燃料極側薄板42
a、42b、遮蔽板48、および空気極側薄板46a、
46b)が積層された後に、脱バインダー工程82およ
び熱処理工程84が実行されてもよい。このように積層
工程で積層された各薄板が、脱バインダー処理および熱
処理されると、薄板中の過剰のフェノール樹脂粉末が溶
融させられて各薄板が相互に接着させられ、更にその一
部が炭化されることによって、各薄板間に空隙のない一
体化された気密性の積層セパレータを得ることができ
る。
【0047】また、前述の実施例では、押出成形により
シートが成形されていたが、ドクターブレード法、ロー
ラー圧延法、プレス法、或いはペースト法等により成形
されてもよい。
【0048】また、前述の実施例のセパレータ50は、
燃料極側基板40、空気極側基板44および遮蔽板48
とから構成されていたが、セパレータが内部加湿法によ
り高分子膜の加湿を行なう形式の燃料電池に用いられる
場合など、セパレータ中に冷却水を流通させる必要があ
る場合には、冷却水を流通させるための冷却水流通基板
がさらに積層されてもよい。この場合、上記冷却水流通
基板は、燃料極側基板40と遮蔽板48との間、または
空気極側基板44と遮蔽板48との間に設けられ、且
つ、その冷却水流通基板の上記遮蔽板48と接していな
い側には第2遮蔽板がさらに介挿される。また、このよ
うにして構成されたセパレータが上記内部加湿法形式の
燃料電池用に用いられる場合には、高分子膜に適度な水
分を供給するために、燃料極側基板40または空気極側
基板44と上記冷却水流通基板との間に設けられた第2
遮蔽板には多孔質材料が用いられる。なお、冷却水が流
通する冷却水流通溝は、前記燃料ガス流通溝または空気
流通溝と同様に、冷却水流通基板に設けられた冷却水流
通孔と遮蔽板の表面とにより形成されてもよいし、従来
と同様の方法により形成されてもよい。
【0049】また、前述の実施例では、セパレータ50
を構成する各薄板、すなわち燃料極側薄板42a、42
b、遮蔽板48、空気極側薄板46a、46bは全て同
一の厚さであったが、それらは必ずしも同一の厚さであ
る必要はなく、それぞれ異なる厚さであってもよい。
【0050】また、前述の実施例では、燃料極側部分貫
通孔である横長孔56、縦長孔58および横長孔60
は、同じ形状(楕円形)であり、且つ、略同じ大きさで
あったが、燃料極側部分貫通孔を構成する複数の貫通孔
の形状および大きさは同じでなくてもよい。また、前述
の実施例では、空気極側部分貫通孔を構成する貫通孔の
うち縦長孔62および66も全て同じ形状および大きさ
であったが、それらの形状および大きさも同じでなくて
もよい。要するに、燃料極側部分貫通孔または空気極側
部分貫通孔を構成する各貫通孔は、互いに連通すること
により活物質流通孔を形成しさえすればよいのである。
【0051】以上に説明したものはあくまでも本発明の
一実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な固体高分子電解質燃料電池の構成を説
明する図である。
【図2】図5の燃料極側基板40を構成する(a)燃料
極側薄板42a、(b)燃料極側薄板42bをそれぞれ
示す平面図である。
【図3】図5の空気極側基板44を構成する(a)空気
極側薄板46a、(b)空気極側薄板46bをそれぞれ
示す平面図である。
【図4】遮蔽板48を示す平面図である。
【図5】本発明のセパレータの(a)正面図、および
(b)側面図である。
【図6】セパレータ50を構成する燃料極側薄板42
a、42b、および遮蔽板48を分離して示す斜視図で
ある。
【図7】セパレータ50を構成する2枚の空気極側薄板
46aと、2枚の空気極側薄板46bとを分離して示す
図である。
【図8】図5のセパレータを製造する方法を示す工程図
である。
【図9】本発明の他の実施例であって、一枚のみから成
る燃料極側基板90の平面図である。
【符号の説明】
40:燃料極側基板(第1基板) 42a、b:燃料極側薄板 44:空気極側基板(第1基板) 46a、b:空気極側薄板 48:遮蔽板(第2基板) 56:横長孔、58:縦長孔、60:横長孔(燃料極側
部分貫通孔) 62:縦長孔、64:横長孔、66:縦長孔(空気極側
部分貫通孔)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性材料より成る均一な厚さの第1基
    板に設けられ、厚さ方向に貫通する活物質流通孔と、該
    第1基板とともに積層され、気密性材料より成る均一な
    厚さの第2基板の表面とにより、活物質流通溝が形成さ
    れていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 【請求項2】 前記第1基板は、前記活物質流通孔の一
    部を形成する所定形状の部分貫通孔が設けられた、気密
    性材料より成る均一な厚さの少なくとも2枚の薄板が積
    層されたものであり、前記活物質流通孔は、該薄板が積
    層されることにより、該各薄板に設けられた部分貫通孔
    が互いに連通させられて形成されるものである請求項1
    記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 【請求項3】 厚さ方向に貫通する正極活物質流通孔を
    有し、気密性材料より成る均一な厚さの正極側基板と、
    厚さ方向に貫通する負極活物質流通孔を有し、気密性材
    料より成る均一な厚さの負極側基板と、該正極側基板と
    該負極側基板とにより挟持され、気密性材料より成る均
    一な厚さの遮蔽板とを備え、該正極活物質流通孔と該遮
    蔽板の一方の表面とにより正極活物質流通溝が形成さ
    れ、該負極活物質流通孔と該遮蔽板の他方の表面とによ
    り負極活物質流通溝が形成されていることを特徴とする
    燃料電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】 前記正極側基板は、前記正極活物質流通
    孔の一部を形成する所定形状の部分貫通孔が設けられ
    た、気密性材料より成る均一な厚さの少なくとも2枚の
    薄板が積層されたものであり、前記正極活物質流通孔
    は、該薄板が積層されることにより、該各薄板に設けら
    れた部分貫通孔が互いに連通させられて形成されるもの
    である請求項3記載の燃料電池用セパレータ。
  5. 【請求項5】 前記負極側基板は、前記負極活物質流通
    孔の一部を形成する所定形状の部分貫通孔が設けられ
    た、気密性材料より成る均一な厚さの少なくとも2枚の
    薄板が積層されたものであり、前記負極活物質流通孔
    は、該薄板が積層されることにより、該各薄板に設けら
    れた部分貫通孔が互いに連通させられて形成されるもの
    である請求項3記載の燃料電池用セパレータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015029353A1 (ja) * 2013-08-27 2015-03-05 住友精密工業株式会社 燃料電池

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