JP2001106530A - 酸化鉄粒子 - Google Patents

酸化鉄粒子

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JP2001106530A
JP2001106530A JP2000229893A JP2000229893A JP2001106530A JP 2001106530 A JP2001106530 A JP 2001106530A JP 2000229893 A JP2000229893 A JP 2000229893A JP 2000229893 A JP2000229893 A JP 2000229893A JP 2001106530 A JP2001106530 A JP 2001106530A
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JP
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iron oxide
oxide particles
particles
slurry
weight
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Application number
JP2000229893A
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English (en)
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Hikari Minowa
光 箕輪
Hiroyuki Shimamura
宏之 島村
Hiroyuki Watanabe
広幸 渡辺
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色力、隠蔽力、色相、樹脂との混練性のバ
ランスが取れ、かつ耐熱性に優れた酸化鉄粒子を提供す
る。 【解決手段】 個数平均粒子径が0.1〜1μm、全粒
子のうちの20重量%以上の粒子内部及び/又は表面に
亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上
が存在し、かつ一次粒子の小粒径側からの累積個数が全
粒子個数の50%、90%及び95%における粒子径を
それぞれD50、D90、D95としたときに、下記式(1)
及び(2)を満足することを特徴とする酸化鉄粒子。 1.5D50≦D90 … … (1) 2.5D50≦D95 … … (2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に塗料用、イン
キ用、磁性トナー用、磁性キャリア用、ゴム・プラスチ
ック用の着色顔料等として好適であり、適度な着色力、
隠蔽力、色相、樹脂との良好な混練性を有し、かつ耐熱
性に優れた酸化鉄粒子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】酸化鉄
粒子は、各種分野、具体的には塗料用、インキ用、磁性
トナー用、磁性キャリア用、ゴム・プラスチック用の着
色顔料等に広く利用されており、特に磁性酸化鉄粒子は
乾式電子複写機、プリンタ等の磁性トナー用材料粉とし
て多用されている。
【0003】上記いずれの分野においても高性能化、高
品質化の要求はとどまるところがなく、酸化鉄粒子は着
色顔料として求められる着色力、隠蔽力、色相をバラン
ス良く適度に兼備していることが要求される。このよう
な要求を満たす大きな要因としては、酸化鉄粒子の粒度
分布が挙げられる。
【0004】一般的に、各種無機粉体は、目標の粒度を
設定し、製造諸条件を調整することにより製造される
が、100%目標の粒度を得ることは困難で、なるべく
上記製造諸条件の安定を図ることにより、粒度分布は調
整される。
【0005】この粒度分布の変動、すなわち酸化鉄粒子
の粒径のバラツキは、酸化鉄粒子を樹脂と混練した際の
着色力に大きな影響を与える。この事実は、例えば特開
平6−310317号公報の「粒状マグネタイト粒子粉
末は、出来るだけ少量で着色することができれば、取扱
い等の作業性の面からはもちろん省資源、省エネルギー
化の面からも有利であることから・・・着色力ができる
だけ高いことが要求される。」なる記載からも明らかで
ある。
【0006】この着色力は、顔料評価の際の一種の指標
となっており、理想的にビヒクル中に分散されている場
合には、粒子が微細なほど高くなることが知られてい
る。
【0007】また、隠蔽力は、顔料を展色材で練って塗
料化したものを塗布した場合に下地を見えなくする力で
あるが、「粉体 理論と応用」(丸善刊)によれば、顔
料の粒子が小さくなるにつれ着色力や隠蔽力は増大する
が、光の波長より粒子径が小さくなると隠蔽力は逆に小
さくなるとの記載があり、両者のバランスを取るという
ことは、この隠蔽力の最大点近傍を選択するということ
に他ならない。
【0008】一方、酸化鉄粒子においては、特開昭55
−65406号公報には、平均粒径0.2μmの粉末で
青みを帯びたマグネタイト粒子が黒色顔料として最も好
適であり、その黒色度合は平均粒径によって左右される
旨が記載されており、色相も重要な特性である。
【0009】この色相は粒子径が小さくなるほど青みを
失い、赤もしくは茶系に近づく傾向にあるので、上記着
色力や隠蔽力とのバランスを取ることが難しい。
【0010】また、着色顔料としての酸化鉄粒子に求め
られる他の特性に、樹脂との混練性が挙げられる。樹脂
中での顔料の混練性、分散性が重要であることは、特公
昭62−14576号公報にプロピレン系着色樹脂の色
ムラの大きな原因としては黒色顔料成分の偏在によると
ころが大きい旨が記載されていることからも明らかであ
る。
【0011】この樹脂との混練性についても酸化鉄粒子
の粒度が重要で、粒子径が大きいほど優れていると言え
るが、着色力や隠蔽力とのバランスを考えた場合には限
界がある。
【0012】しかしながら、微細な粒子では実用面にお
いて色相で劣ったり、凝集が著しく、樹脂との混練性の
不良や各種環境での劣化等を招きやすい。
【0013】さらに、着色顔料としての酸化鉄粒子に求
められる他の特性に、耐熱性が挙げられる。この耐熱性
が重要であることは、特開平6−310317号公報に
黒色顔料使用時には、150℃以上、殊に200℃以上
の温度においても色調が安定していることが要求される
旨が記載されていることからも明らかである。
【0014】酸化鉄粒子として望ましい2価の鉄の品位
については、例えば特開平4−130327号公報に磁
性酸化鉄粒子中のFeO含有量が25〜30重量%以上
であるとしている。この中で、FeO含有量が25重量
%以上である磁性酸化鉄粒子は黒色度が高いことが示さ
れており、従って耐熱性の評価においてFeO含有量が
なるべく高く保持できることが理想的である。
【0015】また、粉体の色味の変化については、下記
に示す色差ΔEにて評価することが多い。ここにΔLは
ある環境の下での劣化前後のL値変化量、Δaはa値変
化量、Δbはb値変化量である。
【0016】
【数1】
【0017】この色差ΔEが小さい方が粉体としての色
の変化が小さく、ΔEが0.5以下なら、一般的に目視
では差がないと判断されている。また、顔料粉はバイン
ダーと混合時の分散性に優れ、さらに焼成工程を経て製
造されることが多いので、焼成の前後でのΔEが0.5
以下が望ましい酸化鉄粒子であるといえる。
【0018】一般に、微細な粒子ではこの耐熱性が乏し
く、その欠点を改善するために粒子表面にコバルトや亜
鉛を有する特定の形態の複合酸化鉄被覆を設けた粒状マ
グネタイト粒子粉末が、上記特開平6−310317号
公報、特開平6−310318号公報、特開平8−13
3744号公報、及び特開平8−133745号公報に
開示されている。
【0019】しかし、このような粉末では確かに耐熱性
の向上は図れるものの、適度な着色力、隠蔽力、色相、
樹脂との良好な混練性を調整しようとする試みはなく、
むしろ表面に設けた被覆成分により、色相への悪影響す
ら生じる。
【0020】以上のように、着色力、隠蔽力と色相、樹
脂との混練性のバランスの取れ、かつ耐熱性に優れた酸
化鉄粒子は、単に粒度を揃えたシャープな分布を有して
いたり、耐熱性の被覆成分を付与するのみの酸化鉄粒子
では得られなかった。
【0021】従って、本発明の目的は、着色力、隠蔽
力、色相、樹脂との混練性のバランスが取れ、かつ耐熱
性に優れた酸化鉄粒子を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の通り、単に酸化鉄
粒子の粒子径を小さくすることによる隠蔽力や着色力の
向上、あるいは粒子径を大きくすることによる色相や樹
脂との混練性の向上には限界があり、さらに耐熱性をも
向上することは難しいことから、本発明者等はただ単に
粒子径を規定したり、粒度分布を揃える手段に拘泥する
ことなく、一次粒子の小粒径側からの累積個数による粒
子径に特定の関係を有し、かつ耐熱性を酸化鉄粒子に付
与することにより、上記目的が達成し得ることを知見し
た。
【0023】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、個数平均粒子径が0.1〜1μm、全粒子のうちの
20重量%以上の粒子内部及び/又は表面に亜鉛、ケイ
素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上が存在し、
かつ一次粒子の小粒径側からの累積個数が全粒子個数の
50%、90%及び95%における粒子径をそれぞれD
50、D90、D95としたときに、下記式(1)及び(2)
を満足することを特徴とする酸化鉄粒子を提供するもの
である。 1.5D50≦D90 … … (1) 2.5D50≦D95 … … (2)
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の酸化鉄粒子は、個数平均粒子径が0.1
〜1μm、全粒子のうちの20重量%以上の粒子内部及
び/又は表面に亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少な
くとも一種以上が存在し、かつ、一次粒子の小粒径側か
らの累積個数が全粒子個数の50%、90%及び95%
における粒子径をそれぞれD50、D90、D95としたとき
に、下記式(1)及び(2)を満足する。 1.5D50≦D90 … … (1) 2.5D50≦D95 … … (2)
【0025】また、下記式(3)及び(4)を満足する
ことが好ましく、下記式(5)及び(6)を満足するこ
とがさらに好ましい。 1.8D50≦D90 … … (3) 2.8D50≦D95 … … (4) 2D50≦D90 … … (5) 3D50≦D95 … … (6)
【0026】本発明の酸化鉄粒子は、D50に対しD90
びD95との格差が大きい傾向にあることから、粒度分布
は意図的に広くなっている。かかる粒子では単純に粒径
の大小が混在することによる各種特性のバランス効果は
もちろんのこと、大粒径粒子間の空隙を小粒径粒子で埋
めることによる樹脂への充填性向上や、樹脂への分散時
に小粒径粒子がコロになることによる分散性向上等の相
乗効果も期待できる。
【0027】上記式(1)及び(2)を満たさない領域
における酸化鉄粒子、すなわち、D 50に対しD90及び/
又はD95との格差が小さい傾向にある酸化鉄粒子では、
粒度分布が狭くて着色力と隠蔽力、又は色相と樹脂との
混練性いずれかに優れたものであるが、これら特性のバ
ランス面では不充分なものである。
【0028】また、本発明の酸化鉄粒子は、全酸化鉄粒
子のうちの20重量%以上の粒子内部及び/又は表面に
亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上
が存在している。この際、酸化鉄粒子の耐熱性をより向
上させるためには、これら成分が粒子表面に存在してい
ることが好ましく、0.3μm以下の小粒径酸化鉄粒子
の粒子表面に存在しているとより好ましい。これら成分
が酸化鉄粒子中に存在しない場合には、耐熱性を向上さ
せることが難しく、実用的には粒子内部及び/又は表面
に亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以
上が存在している酸化鉄粒子の比率が酸化鉄粒子全体の
20重量%以上あればよい。
【0029】特に、亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分は
酸化鉄粒子全体に対し各元素に換算して合計0.2〜5
重量%であることが好ましく、0.3〜3重量%である
ことがより好ましい。該成分の合計が0.2重量%未満
の場合には、耐熱性の改善効果が低く、5重量%を超え
る場合には、耐熱性の改善効果がそれ以上上がらないば
かりか、色相への悪影響が生じるおそれがある。
【0030】また、本発明の酸化鉄粒子は、酸化鉄粒
子:酸化チタン粒子の重量比を6:100で混合した際
の色差の測定においてL値が40以下、かつa値が0以
下であることが好ましく、L値が35以下、かつa値が
−0.1以下であるとさらに好ましい。このL値が40
を超える場合には、着色力不足であり、a値が0を超え
る場合には、赤みが強くなり色相不良となる。
【0031】本発明の酸化鉄粒子は吸油量が28ml/
100g以下であることが好ましく、25ml/100
g以下であるとさらに好ましい。この吸油量が28ml
/100gを超える場合には、樹脂との混合性が不良で
あることに起因して、分散性が不良であり、樹脂との混
練性も悪くなる。
【0032】本発明の酸化鉄粒子は、酸化チタン粒子を
混合し、空気中で180℃、3時間処理した時の粉体の
色味の変化である色差ΔEが0.5以下であることが好
ましい。上記色差ΔEが0.5を超えると色味が変化
し、耐熱性に劣るものとなる。
【0033】本発明の酸化鉄粒子は、酸化鉄粒子のみを
空気中で180℃、3時間処理した時のFeO維持率が
80%以上であることが好ましい。上記FeO維持率が
80%未満の場合には色味が変化し、耐熱性に劣るもの
となる。
【0034】本発明の酸化鉄粒子は、FeO含有量が1
8重量%以上であることが好ましい。このFeO含有量
が18重量%未満の場合には、黒色度に劣るので好まし
くない。
【0035】本発明の酸化鉄粒子は、走査型電子顕微鏡
(SEM)観察における粒度分布上の個数平均粒子径に
よる変動係数
【0036】
【数2】
【0037】が50%以上であることが好ましい。この
変動係数Cvが50%未満の場合には、酸化鉄粒子の粒
度分布が狭すぎて、着色力、隠蔽力と色相、樹脂との混
練性のバランスが取れない。なお、上式において分母は
SEM観察における粒度分布上の個数平均粒径(μ
m)、分子σeは個数分布の粒径の標準偏差(μm)で
ある。
【0038】本発明の酸化鉄粒子の形状は粒状(球状、
六面体状、八面体状等)であれば特に限定されるもので
はないが、特に八面体形状であることが好ましい。この
理由としては、八面体粒子は色相が球状粒子等に比べて
青みが強く、磁気特性的にも飽和磁化が高い傾向にある
ため、磁性トナー用、磁性キャリア用等の利用分野にお
いて有利である点が挙げられる。
【0039】本発明の酸化鉄粒子の形態は、マグネタイ
ト(Fe34 )を始めとして、マグヘマイト(γ−F
23 )やその中間組成のベルトライド化合物(Fe
Ox・Fe23 、0<x<1)、及びこれらの単独又
は複合化合物中の粒子内部及び/又は表面に亜鉛、ケイ
素、アルミニウム成分の少なくとも1種以上が存在する
スピネルフェライト粒子であれば良く、その他、Mn、
Ni、Cu、Mg、Ti、Co、Zr、W、Mo、P等
を必要な特性に応じて含んでも良いが、特にFe2+含有
量が多くて黒色度の高いマグネタイトを主成分とするも
のがより好ましい。
【0040】さらに、本発明の酸化鉄粒子は、分散性を
向上させるために、有機処理剤等による表面処理を施し
たものであっても良い。
【0041】次に、本発明の酸化鉄粒子の具体的な製造
方法の一例について説明する。本発明の酸化鉄粒子は、
Fe2+を含有する第一鉄塩水溶液をアルカリ水溶液で中
和して得られた水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩水
溶液に酸素含有ガスを通気して酸化することにより酸化
鉄粒子を製造するにあたり、酸化鉄粒子の粒径を制御す
る因子を適度に調節し、かつ亜鉛、ケイ素、アルミニウ
ム成分の少なくとも一種以上添加した酸化鉄粒子を一種
以上、二種以上の粒径の異なる酸化鉄粒子を製造した
後、酸化鉄粒子を含むスラリー状態のまま、均一に混合
する方法により製造できる。具体的には例えば次のよう
な組合せがあるが、これらに限定されることはない。 ア.二種以上の粒径の異なる酸化鉄粒子を製造するにあ
たり、一種以上は亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分を含
有しない酸化鉄粒子(以下、酸化鉄粒子甲という)と
し、他の一種以上は亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の
少なくとも一種以上含有した酸化鉄粒子(以下、酸化鉄
粒子乙という)とし、酸化鉄粒子乙の重量比率が酸化鉄
粒子全体の合計20%以上となるように混合して所望の
酸化鉄粒子を製造する方法。 イ.上記アで製造した混合酸化鉄粒子の表面に亜鉛、ケ
イ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上を被着し
て所望の酸化鉄粒子を製造する方法。 ウ.二種以上の粒径の異なる酸化鉄粒子を製造するにあ
たり、一種以上は亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分を含
有しない酸化鉄粒子(酸化鉄粒子甲)とし、他の一種以
上は亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも一種
以上を表面に被着した酸化鉄粒子(以下、酸化鉄粒子丙
という)とし、酸化鉄粒子丙の重量比率が酸化鉄粒子全
体の合計20%以上となるように混合して所望の酸化鉄
粒子を製造する方法。 エ.上記ウで製造した混合酸化鉄粒子の表面に亜鉛、ケ
イ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上を被着し
て所望の酸化鉄粒子を製造する方法。 オ.二種以上の粒径の異なる酸化鉄粒子甲(甲1、甲
2、…)を混合し、混合酸化鉄粒子の表面に亜鉛、ケイ
素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上を被着して
所望の酸化鉄粒子を製造する方法。
【0042】Fe2+を含有する第一鉄塩水溶液をアルカ
リ水溶液で中和して得られた水酸化第一鉄コロイドを含
む第一鉄塩水溶液に酸素含有ガスを通気して酸化するこ
とにより酸化鉄粒子を製造する方法は、酸化鉄粒子の製
造方法としてごく一般的であるが、通常、酸化鉄粒子に
目的の特性を安定的に与えたり、粒度分布を狭くしたり
するためには、バッチスケールで得られた酸化鉄粒子を
そのまま後処理するのが普通である。
【0043】本発明者等は、そうしたシャープな粒度分
布に拘泥することなく、一次粒子の小粒径側からの累積
個数による粒子径に特定の関係を満足し、かつ耐熱性を
兼ね備えた酸化鉄粒子を製造するための製造条件を吟味
した結果、上記方法により本発明の酸化鉄粒子の製造が
可能なことを見出したのである。
【0044】酸化鉄粒子の製造方法において、粒径に影
響を与える制御因子としては、反応温度、酸化速度、シ
ード量、使用酸化性ガス、過剰なアルカリ成分量等をコ
ントロールすることが知られているが、本発明において
は、上記因子を制御して予め粒径の異なり、かつその粒
径に応じ亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも
一種以上を添加した酸化鉄粒子を一種以上含む二種以上
の粒径の異なる酸化鉄粒子を用意し、均一に混合するこ
とが重要である。
【0045】また、二種以上の粒径の異なる酸化鉄粒子
を用意する際には、各々の酸化鉄粒子の粒子内部及び/
又は表面に存在する亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分が
酸化鉄粒子全体に対して各元素に換算して合計0.2〜
5重量%であれば良いが、大粒径側が持つ耐熱性を考慮
すると、個数平均粒子径が0.1〜0.25μmの小粒
径側の酸化鉄粒子の粒子内部及び/又は表面に存在する
亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分が酸化鉄粒子全体に対
して各元素に換算して各々0.2〜5重量%であれば実
用上差し支えない。このように亜鉛、ケイ素、アルミニ
ウム成分の少なくとも一種以上を添加することにより製
造された酸化鉄粒子の重量比率が酸化鉄粒子全体の合計
20%以上となるように調整すればよい。
【0046】また、酸化鉄粒子中の上記成分の存在部位
も表面被覆が好ましく、その際には該成分と第一鉄塩を
混合したスラリーを酸化反応させることにより生成する
複合酸化鉄として被覆するのがより好ましい。
【0047】また、上記成分と第一鉄塩の混合モル比
は、亜鉛、ケイ素、アルミニウム合計元素モル数/第一
鉄塩モル数で0.1〜0.9、好ましくは0.2〜0.
5とすることが好ましい。この比が0.1未満の場合に
は、充分な耐熱性が得られず、0.9を超える場合に
は、被覆層が粒子表面より剥離したり、磁気特性が低下
する。
【0048】また、本発明の酸化鉄粒子は意図的にブロ
ードな粒度分布とする必要があるので、例えば二種の粒
径の異なる酸化鉄粒子を用いる場合、(大粒径酸化鉄粒
子の個数平均粒子径)/(小粒径酸化鉄粒子の個数平均
粒子径)を1.5以上に調整する必要があり、好ましく
は2以上である。この数値が1.5未満だと、式(1)
及び(2)を満足することが難しい。
【0049】
【実施例】以下、実施例等により本発明を具体的に説明
する。
【0050】〔製造例1〕表1に示すように、Fe2+
2.0mol/l含有する硫酸第一鉄水溶液50リット
ルと4.0mol/lの水酸化ナトリウム55リットル
とを混合撹拌し、水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩
水溶液を得た。この反応水溶液の温度を90℃に保ちな
がら、20リットル/minの空気を通気し、酸化反応
を終了させ、八面体形状の酸化鉄粒子を含むマグネタイ
トスラリーAを得た。
【0051】〔製造例2〕表1に示すように、Fe2+
2.0mol/l含有する硫酸第一鉄水溶液50リット
ルと4.0mol/lの水酸化ナトリウム52リットル
とを混合撹拌し、水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩
水溶液を得た。この反応水溶液の温度を80℃に保ちな
がら、50リットル/minの空気を通気し、酸化反応
を終了させ、マグネタイトスラリーBを得た。なお、こ
のマグネタイトスラリーBに含まれる酸化鉄粒子の粒径
は製造例1で製造したマグネタイトスラリーAに含まれ
る酸化鉄粒子よりも小粒径である。
【0052】〔製造例3〕表1に示すように、製造例2
において反応を終了したスラリーにFe2+を2.0mo
l/l含有する硫酸第一鉄水溶液2.7リットルとZn
2+を2.0mol/l含有する硫酸亜鉛水溶液1.1リ
ットルを投入し、再び空気を通気し、酸化反応を終了さ
せ、マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子スラリーC
を得た。
【0053】〔製造例4〕表1に示すように、製造例3
において反応を終了したスラリーにFe2+を2.0mo
l/l含有する硫酸第一鉄水溶液2.7リットルとZn
2+を2.0mol/l含有する硫酸亜鉛水溶液1.1リ
ットルを投入し、再び空気を通気し、酸化反応を終了さ
せ、マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子スラリーD
を得た。
【0054】〔製造例5〕表1に示すように、製造例2
において反応を終了したスラリーを、pHが9となるよ
うに調整しながらケイ酸塩を1.0mol/l含有する
ケイ酸ナトリウム水溶液2.6リットルを投入し、15
分間撹拌した。さらに、このスラリーを、pHが7.5
となるように調整しながらAl3+を2.0mol/l含
有する硫酸アルミニウム水溶液2.7リットルを投入
し、15分間撹拌し、マグネタイトを主成分とする酸化
鉄粒子スラリーEを得た。
【0055】〔製造例6〕表1に示すように、製造例1
において反応を終了したスラリーAと製造例2において
反応を終了したスラリーBをスラリー濃度から換算した
酸化鉄粒子重量比で3:1となるように撹拌・混合し、
混合スラリーFを得た。
【0056】〔製造例7〕表1に示すように、製造例1
において反応を終了したスラリーAと製造例2において
反応を終了したスラリーBをスラリー濃度から換算した
酸化鉄粒子重量比で2:1となるように撹拌・混合し、
混合スラリーGを得た。
【0057】〔製造例8〕表1に示すように、製造例1
において反応を終了したスラリーAと製造例2において
反応を終了したスラリーBをスラリー濃度から換算した
酸化鉄粒子重量比で1:1となるように撹拌・混合し、
混合スラリーHを得た。
【0058】〔製造例9〕表1に示すように、製造例1
において反応を終了したスラリーAと製造例3において
反応を終了したスラリーCをスラリー濃度から換算した
酸化鉄粒子重量比で1:1となるように撹拌・混合し、
混合スラリーIを得た。
【0059】〔実施例1〕表2に示すように、混合スラ
リーFを、pHが9になるように調整しながらZn2+
2.0mol/l含有する硫酸亜鉛水溶液1.1リット
ルを投入し、15分間撹拌した。得られた酸化鉄粒子ス
ラリーを通常の濾過、洗浄、乾燥、粉砕工程により処理
し、マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子を得た。
【0060】〔実施例2〕表2に示すように、スラリー
濃度から換算した酸化鉄粒子重量比でスラリーA:スラ
リーC=3:1となるように撹拌・混合した混合スラリ
ーを通常の濾過、洗浄、乾燥、粉砕工程により処理し、
マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子を得た。
【0061】〔実施例3〕表2に示すように、混合スラ
リーGに、Fe2+を2.0mol/l含有する硫酸第一
鉄水溶液2.7リットルとZn2+を2.0mol/l含
有する硫酸亜鉛水溶液1.1リットルを投入した後、2
0リットル/minの空気を通気し、酸化反応を一旦終
了させた。このスラリーに、再度Fe2+を2.0mol
/l含有する硫酸第一鉄水溶液2.7リットルとZn2+
を2.0mol/l含有する硫酸亜鉛水溶液1.1リッ
トルを投入した後、再び空気を通気し、酸化反応を終了
させた。得られた酸化鉄粒子スラリーを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイトを主成
分とする酸化鉄粒子を得た。
【0062】〔実施例4〕表2に示すように、スラリー
濃度から換算した酸化鉄粒子重量比でスラリーA:スラ
リーD=2:1となるように撹拌・混合した混合スラリ
ーを通常の濾過、洗浄、乾燥、粉砕工程により処理し、
マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子を得た。
【0063】〔実施例5〕表2に示すように、混合スラ
リーHに、Fe2+を2.0mol/l含有する硫酸第一
鉄水溶液6.5リットルとAl3+を2.0mol/l含
有する硫酸アルミニウム水溶液2.7リットルを投入し
た後、20リットル/minの空気を通気し、酸化反応
を終了させた。得られた酸化鉄粒子スラリーを通常の濾
過、洗浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト
を主成分とする酸化鉄粒子を得た。
【0064】〔実施例6〕表2に示すように、スラリー
濃度から換算した酸化鉄粒子重量比でスラリーA:スラ
リーE=1:1となるように撹拌・混合した混合スラリ
ーを通常の濾過、洗浄、乾燥、粉砕工程により処理し、
マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒子を得た。
【0065】〔実施例7〕表2に示すように、混合スラ
リーIを、pHが7.5となるように調整しながらAl
3+を2.0mol/l含有する硫酸アルミニウム水溶液
2.7リットルを投入し、15分間撹拌した。得られた
酸化鉄粒子スラリーを通常の濾過、洗浄、乾燥、粉砕工
程により処理し、マグネタイトを主成分とする酸化鉄粒
子を得た。
【0066】〔比較例1〕スラリーAを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト粒子を
得た。
【0067】〔比較例2〕スラリーBを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト粒子を
得た。
【0068】〔比較例3〕スラリーFを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト粒子を
得た。
【0069】〔比較例4〕スラリーGを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト粒子を
得た。
【0070】〔比較例5〕スラリーHを通常の濾過、洗
浄、乾燥、粉砕工程により処理し、マグネタイト粒子を
得た。
【0071】このようにして得られたマグネタイトを主
成分とする酸化鉄粒子の各特性(添加元素含有率、粒
径、樹脂との混練、成形後の着色力及び色相、酸化チタ
ン混合時の樹脂との混練、成形後の着色力、色相及び色
ムラ、180℃、3時間耐熱試験におけるFeO含有率
と維持率、酸化チタン混合粉の180℃、3時間耐熱試
験における着色力及び色相とΔE、吸油量)について下
記の方法により評価した。結果を表3に示す。
【0072】<評価方法> (1)添加元素含有率 サンプルを溶解し、ICPにて測定した。 (2)粒径 走査型電子顕微鏡で1万倍の写真を撮影し、200個の
粒子のフェレ径を測定した。このデータをもとに、試料
の個数平均径、小粒径側から積算した累積個数粒子径D
50、D90、D95を求めた。 (3)酸化チタン混合時の着色力及び色相 試料を1.2g、酸化チタン粒子(石原産業(株)製A
−100)20g、スチールボール(6mmφ)100
gをガラス製ポットに入れ、シェーカーを用いて、50
0rpmで5分間混合した。得られた粉末をペレット状
に成形し、色差計(東京電色社製、カラーアナライザー
TC−1800型)にてL、a、b値を測色した。 (4)樹脂との混練、成形後の着色力、色相、色ムラ (試料と樹脂による成形プレートの作成)試料0.4重
量部とエチレン含有量8重量%、MFR1.8のエチレ
ン・プロピレン−ブロック共重合体100重量部をV型
ブレンダーを用い、20分間混合した後、一軸押出機で
造粒し、着色ペレットを作成した。このペレットを用い
て射出成形機(多機製作所製)にて350mm×100
mm×2mmの成形プレートを作成した。 (酸化チタンを混合した試料と樹脂による成形プレート
の作成)上記試料に代えて、上記(3)にて得られた試
料を含む酸化チタン混合粉末7.6重量部とした以外
は、上記試料と樹脂による成形プレートの作成方法と同
様にして成形プレートを作成した。上記方法にて作成し
た成形プレートを、色差計(東京電色社製、カラーアナ
ライザーTC−1800型)を用いてL、a、b値を測
色した。また、酸化チタン含有の成形プレートの色ムラ
を観察し、色ムラが全く確認されなかったものを○、や
や色ムラが見られるものを△、明らかに色ムラが確認さ
れたものを×とした。 (5)180℃、3時間耐熱試験におけるFeO含有率
と維持率 過マンガン酸カリウム標準液による酸化還元滴定法を用
いて、予め試料のFeO含有率を測定した。次に試料を
時計皿に入れ、通風型乾燥機(タバイエスペック製オー
ブン、PH−201型)にて、180℃、3時間保持し
た後、再びFeO含有率を測定し、下式に従ってFeO
維持率を算出した。 FeO維持率(%)=熱処理後FeO含有率(重量%)
/熱処理前FeO含有率(重量%)×100 (6)酸化チタン混合粉の180℃、3時間耐熱試験に
おける着色力及び色相とΔE 上記(3)にて得られた粉末を時計皿に入れ、通風型乾
燥機(タバイエスペック製オーブン、PH−201型)
にて、180℃、3時間保持した後、上記(3)の方法
でペレット成形し、測色した。また、ΔL、Δa、Δb
値よりΔEを下記の式にて計算した。
【0073】
【数3】
【0074】(7)吸油量 JIS K 5101(1978)に記載されている方
法でアマニ油を使用して測定した。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】表3の結果から明らかな通り、実施例1〜
7の酸化鉄粒子は、1.5D50≦D 90、かつ2.5D50
≦D95を満たしており、酸化チタン混合時や樹脂との成
形品の着色力及び色相が良好な数値を示し、成形品にも
色ムラは見られず、かつ耐熱性も充分良好であった。
【0079】これに対し、比較例1〜5の酸化鉄粒子
は、1.5D50≦D90、かつ2.5D 50≦D95を満たし
ておらず、酸化チタン混合時や樹脂との成形品の着色力
及び色相に劣り、成形品にも色ムラが生じ、かつ耐熱性
にも劣るものであった。
【0080】
【発明の効果】本発明に係わる酸化鉄粒子は、粒度分布
に関して小粒径側からの累積個数による粒子径に特徴を
有し、着色力、隠蔽力、色相、樹脂との混練性のバラン
スが取れ、かつ耐熱性に優れていることから、塗料用、
インキ用、磁性トナー用、磁性キャリア用、ゴム・プラ
スチック用の着色顔料等の用途に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C09C 1/24 G03G 9/10 311

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個数平均粒子径が0.1〜1μm、全粒
    子のうちの20重量%以上の粒子内部及び/又は表面に
    亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分の少なくとも一種以上
    が存在し、かつ一次粒子の小粒径側からの累積個数が全
    粒子個数の50%、90%及び95%における粒子径を
    それぞれD50、D90、D95としたときに、下記式(1)
    及び(2)を満足することを特徴とする酸化鉄粒子。 1.5D50≦D90 … … (1) 2.5D50≦D95 … … (2)
  2. 【請求項2】 上記粒子内部及び/又は表面に存在する
    亜鉛、ケイ素、アルミニウム成分が酸化鉄粒子全体に対
    して各元素に換算して合計0.2〜5重量%である請求
    項1に記載の酸化鉄粒子。
  3. 【請求項3】 上記酸化鉄粒子:酸化チタンの重量比を
    6:100で混合した際の、色差計で測定したL値が4
    0以下、かつa値が0以下であり、この混合粉末を空気
    中で180℃、3時間処理した時の粉体の色差ΔEが
    0.5以下である請求項1又は2に記載の酸化鉄粒子。
  4. 【請求項4】 上記酸化鉄粒子を空気中で180℃、3
    時間処理した時の下式で示されるFeO維持率が80%
    以上である請求項1、2又は3に記載の酸化鉄粒子。 FeO維持率(%)=100×熱処理後FeO含有率
    (重量%)/熱処理前FeO含有率(重量%)
  5. 【請求項5】 形状が八面体である請求項1〜4のいず
    れかに記載の酸化鉄粒子。
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