JP2001104856A - カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置 - Google Patents

カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置

Info

Publication number
JP2001104856A
JP2001104856A JP28568699A JP28568699A JP2001104856A JP 2001104856 A JP2001104856 A JP 2001104856A JP 28568699 A JP28568699 A JP 28568699A JP 28568699 A JP28568699 A JP 28568699A JP 2001104856 A JP2001104856 A JP 2001104856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide surface
coating
coating liquid
liquid
auxiliary liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28568699A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Tokimasa
泰彦 時政
Yuji Horikoshi
祐治 堀越
Yoshinobu Katagiri
良伸 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP28568699A priority Critical patent/JP2001104856A/ja
Publication of JP2001104856A publication Critical patent/JP2001104856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
    • B05C5/008Slide-hopper curtain coaters

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテン塗布方法において、自由落下液
膜中の屈曲線が原因となる線傷故障を防止し、自由落下
液膜を安定的に形成し、かつ、塗布液膜両側端部に生じ
る膜厚の不均一を防止できるようにする。 【解決方法】 スライドホッパー10の上面に塗布液が
流下するスライド面11が形成されている。スライド面
11は、塗布液を供給するスリット12が複数形成され
ており、ガイドプレート13及びエッジガイド14が形
成されている。スライド面11の上方であって、ガイド
プレート13の近傍には、補助液を供給する補助液ノズ
ル15が設けられており、この補助液ノズル15は、補
助液ノズル15から供給する補助液が、塗布液の流下方
向aと同一方向の速度成分のみとなるように設けられて
おり、すなわち、スライド面11上において、塗布液の
流下方法に直角方向bの速度成分を持たないようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスライドホッパによ
るカーテン塗布方法に関し、さらに詳しくは、スライド
面上を流下する塗布液の両側端部に生じる流量の不均一
が起因となる線傷故障を防止し、さらに自由落下塗布液
膜を連続走行するウェブ上に衝突させて塗布した塗布液
膜の両側端部に生じる膜厚の不均一を無くすとともに、
自由落下塗布液膜の両側端部が安定した状態で塗布する
ことができるカーテン塗布方法及びカーテン塗布装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルム等の写真感光材料の
製造にカーテン塗布方法が用いられるようになってお
り、このカーテン塗布方法は、写真乳剤等の各種液組成
物(以下、塗布液という)よりなる自由落下塗布液膜を
形成し、この自由落下塗布液膜を連続走行するウェブに
衝突せしめてウェブ上に塗布液膜を設ける方法である。
【0003】このようなカーテン塗布方法でウェブに塗
布液膜を形成する際、自由落下塗布液膜の形成が不安定
であるため、すなわち自由落下塗布液膜の側端部はウェ
ブ上への衝突が中央部に比較して弱いため、塗布液膜が
切れやすいという問題があった。また、塗布液膜の両側
端部において膜厚が不均一になるという問題もあった。
そこで、これらの問題点を解決するために、スライド面
上の塗布液の両側端部をそろえるためのガイドプレート
と塗布液との間、又は自由落下塗布液膜の両側端部を支
持するエッジガイドと自由落下塗布液膜との間に補助液
を供給し、自由落下塗布液膜を安定的に形成するととも
に、塗布液膜の両側端部に生じる膜厚の不均一を防止す
る塗布方法が提案されている。
【0004】例えば、特開平1−199668号公報で
は、自由落下塗布液膜の両側端を支持するエッジガイド
の上部から塗布液より高い表面張力を有する低粘の補助
液を流す方法が提案されており、特開平10−2352
60号公報では、スライド面の両側端部に配置されたガ
イドプレートに設けた注液手段より、自由落下塗布液膜
を支えるエッジガイドに、補助液を供給する方法が提案
されている。
【0005】また、カーテン塗布方法においては、自由
落下塗布液膜中に屈曲線が生じ、そのまま塗布された後
に線傷故障となる現象があった。そして、この線傷故障
は自由落下塗布液膜への直接的な外乱が起因していると
いう考えに基づき、線傷故障を防止する各種技術が提案
されている。
【0006】例えば、特開昭63−287575号公報
では、ガイドプレートとエッジガイドを一体とし、かつ
同一断面形状とした塗布装置が提案されており、特開昭
64−38166号公報では、リップ部先端の塗布液の
濡れ線の不規則性をなくすためにリップ部先端の形状を
規定した方法が提案されており、特開平7−16393
0号公報では、エッジガイド(縁ガイド)からの補助液
(潤滑液)の供給による外乱発生を防止するために補助
液の供給方法を工夫した方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−287575号公報、特開昭64−38166号
公報及び特開平7−163930号公報で提案された方
法では、自由落下塗布液膜中の屈曲線が原因となる線傷
故障を完全に防止することができず、実用上さらに別途
の解決法が必要であった。
【0008】また、上述した自由落下塗布液膜の安定化
及び塗布液膜の膜厚の均一化を図る方法においても、線
傷故障を防止することはできないものであった。すなわ
ち、特開平1−199668号公報で提案された塗布装
置では、エッジガイドより補助液を供給するために、そ
もそもスライド面上の塗布液膜の両側端部における流量
の不均一を改善することはできなかった。また、特開平
10−235260号公報で提案された塗布装置では、
スライド面に接しているガイドプレートの注液口から補
助液を塗布液に供給するので、補助液はスライド面と同
一平面上において塗布液の流下方向と垂直方向の速度分
布を持ち、塗布液の側端部の安定性に著しい悪影響を及
ぼすものであった。
【0009】以上のように、従来のカーテン塗布方法に
関する技術では、線傷故障を完全に防止することができ
るものがなく、また、線傷故障の防止とともに、自由落
下塗布液膜の安定性及び塗布液膜の膜厚の均一性も確保
できる技術が要望されていたが、未だ満足できる技術は
提案されていなかった。
【0010】本発明は以上の問題点を解決し、自由落下
塗布液膜中の屈曲線が原因となる線傷故障を防止しする
とともに、自由落下塗布液膜を安定して形成でき、か
つ、ウェブ上に形成された塗布液膜の両側端部の膜厚を
均一にできるようにしたカーテン塗布方法及びカーテン
塗布装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは線傷故障が
発生する原因について鋭意検討し、線傷故障が発生する
原因が、これまで考えられてきたような自由落下塗布液
膜への直接的な外乱だけが原因ではなく、スライド面上
の塗布液の両側端部に生じる流量の不均一も原因である
ことを見出した。そして、スライド面上より塗布液の両
側端部に補助液を供給すると、塗布液側端部の速度が速
くなって流量分布が均一になり、その結果線傷故障が改
善されることを見出し、本発明を完成させたものであ
る。
【0012】また、側端部に位置する流速の遅い塗布液
をスライド面上から除去すると、塗布液の流量分布が均
一になり、その結果、線傷故障が改善されることを見出
し、本発明を完成させたものである。
【0013】本発明の第1のカーテン塗布方法(請求項
1)は、少なくとも1層以上の塗布液をスライド面上で
積層させた後、連続走行するウェブ上に前記積層した塗
布液を自由落下塗布液膜として衝突させて塗布する方法
において、前記スライド面の両側端部より、塗布液の流
下方向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スライド面
と同一平面上において塗布液の流下方向と垂直方向の速
度成分を持たないように補助液を吐出させることを特徴
として構成されている。
【0014】本発明の第1のカーテン塗布装置(請求項
2)は、塗布液が流下するスライド面と、このスライド
面の両側に設けられたガイドプレートと、このガイドプ
レートの先端において連続して設けられたエッジガイド
と、スライド面から垂下した自由落下塗布液膜が衝突し
て塗布液膜が形成されるウェブを搬送する支持体とを有
する塗布装置であって、スライド面の両側端部に、塗布
液の流下方向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スラ
イド面と同一平面上において塗布液の流下方向と垂直方
向の速度成分を持たないように補助液を吐出させる補助
液ノズルが設けられていることを特徴として構成されて
いる。
【0015】本発明の第2のカーテン塗布方法(請求項
8)は、少なくとも1層以上の塗布液をスライド面上で
積層させた後、連続走行するウェブ上に前記積層した塗
布液を自由落下塗布液膜として衝突させて塗布する方法
において、スライド面上を流下する積層された塗布液の
両側端部に位置する塗布液を除去することを特徴として
構成されている。
【0016】本発明の第2のカーテン塗布装置(請求項
9)は、塗布液が流下するスライド面と、このスライド
面の両側に設けられたガイドプレートと、このガイドプ
レートの先端において連続して設けられたエッジガイド
と、スライド面から垂下した自由落下塗布液膜が衝突し
て塗布液膜が形成されるウェブを搬送する支持体とを有
する塗布装置であって、ガイドプレートに塗布液の両側
端部を吸引する吸液孔が形成されていることを特徴とし
て構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1のカーテン塗布方法
は、少なくとも1層以上の塗布液をスライド面上で積層
させた後、連続走行するウェブ上に前記積層した塗布液
を自由落下塗布液膜として衝突させて塗布する方法にお
いて、前記スライド面の両側端部より、塗布液の流下方
向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スライド面と同
一平面上において塗布液の流下方向と垂直方向の速度成
分を持たないように補助液を吐出させるものである。す
なわち、補助液は、スライド面と同一平面上において塗
布液の流下方向と垂直方向の速度成分を持たないので、
供給した補助液が、塗布液の側端部の安定性を損なうこ
とがなく、塗布液側端部の流速を速くし、塗布液全体の
流量を均一にしている。
【0018】補助液としては、従来から利用されている
ような塗布液よりも低粘度で表面張力の高い液ならどん
なものでも利用できる。例えば、水や低濃度ゼラチン溶
液が適用できる。
【0019】補助液の流量は、0.5〜5cc/min
であることが好ましく、3〜5cc/minがより好ま
しい。流量が0.5cc/min未満であると、塗布液
の側端部の加速が充分でなく、線傷故障が発生する。ま
た、5cc/minを超えると、それ自身が外乱要因と
なり、流下塗布液膜の安定性に著しい悪影響を及ぼすお
それがある。
【0020】本発明の第1のカーテン塗布装置(請求項
2)は、塗布液が流下するスライド面と、このスライド
面の両側に設けられたガイドプレートと、このガイドプ
レートの先端において連続して設けられたエッジガイド
と、スライド面から垂下した自由落下塗布液膜が衝突し
て塗布液膜が形成されるウェブを搬送する支持体とを有
する塗布装置であって、スライド面の両側端部に、塗布
液の流下方向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スラ
イド面と同一平面上において塗布液の流下方向と垂直方
向の速度成分を持たないように補助液を吐出させる補助
液ノズルが設けられている。
【0021】補助液ノズルは、上述したように、塗布液
の流下方向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スライ
ド面と同一平面上において塗布液の流下方向と垂直方向
の速度成分を持たないように補助液を吐出できれば、ス
ライド面の側端部に導入する構成は特に限定されるもの
でなく、スライド面の上方からスライド面の側端部に導
入しても、ガイドプレートを貫通してスライド面の側端
部に導入してもよい。
【0022】補助液ノズルの補助液をスライド面上へ吐
出する吐出口は、スライド面上であれば特に限定されな
いが、スライド面の角度が30度以上90度未満の個所
に位置させることが好ましい。この30度以上90度未
満の個所に位置させることにより、流量の均一化を効果
的に行うことができる。すなわち、スライド面の側端部
の流量の不均一は、スライド面上の塗布液が加速される
程大きくなるので、塗布液の流速が速い個所、すなわ
ち、スライド面の下流側の30度以上90度未満の個所
で補助液を供給することが好ましいものである。
【0023】補助液ノズルは、補助液ノズルと、補助液
ノズルの吐出口から上流側のスライド面とのなす角度が
0〜90度であるが、塗布液をより加速するように挿入
することが好ましく、スライド面に対してノズルヘッド
を塗布液の流下方向と逆方向(上流方向)により傾斜さ
せ、補助液が塗布液の流下方向と垂直方向の速度成分を
より持たないようにすることが好ましい。
【0024】補助液ノズルの吐出口は、直径が3mm以
下であることが好ましく、1.5mm以下であることが
より好ましい。吐出口の径は、塗布液を乱さないように
するためには小さい方が好ましいが、補助液の供給量と
の関係から適宜決定する。
【0025】本発明の第2のカーテン塗布方法は、少な
くとも1層以上の塗布液をスライド面上で積層させた
後、連続走行するウェブ上に前記積層した塗布液を自由
落下塗布液膜として衝突させて塗布する方法において、
スライド面上を流下する積層された塗布液の両側端部に
位置する塗布液を除去するものであり、両側端部に位置
する流速の遅い塗布液をスライド面上から除去すること
により、塗布液全体の流量を均一にするものである。
【0026】塗布液の除去は、0.5〜5cc/min
の流量で除去することが好ましく、3〜5cc/min
の流量で除去することがより好ましい。除去する流量が
0.5cc/min未満であると、塗布液全体の流量を
均一にすることが困難で、線傷故障が発生する場合があ
る。また、5cc/minを超えると、それ自身が外乱
要因となり、流下塗布液膜の側端部の安定性に著しい悪
影響を及ぼすおそれがある。
【0027】塗布液を除去する方法は、特に限定されな
いが、例えば、ガイドプレートに貫通する吸液孔を形成
し、この吸液孔から吸引除去するようにしたり、スライ
ド面上に吸引ノズルを配置し、この吸引ノズルで吸引除
去したりすることができる。
【0028】本発明の第2のカーテン塗布装置は、塗布
液が流下するスライド面と、このスライド面の両側に設
けられたガイドプレートと、このガイドプレートの先端
において連続して設けられたエッジガイドと、スライド
面から垂下した自由落下塗布液膜が衝突して塗布液膜が
形成されるウェブを搬送する支持体とを有する塗布装置
であって、ガイドプレートに塗布液の両側端部を吸引す
る吸液孔が形成されている。この第2のカーテン塗布装
置は、第1のカーテン塗布装置のように補助液を供給す
る手段(補助液ノズル、補助液供給源等)を設ける必要
がないので、装置全体を簡単な構造とすることができ
る。
【0029】吸液孔は、塗布液をスライド面上から吸引
除去できるものであればよく、その断面形状、ガイドプ
レート上の設置個所等は特に限定されず、また、必要に
より複数個所に設けてもよい。
【0030】本発明による第1のカーテン塗布装置の一
実施形態を図1を参照して説明する。図1は、カーテン
塗布装置の概略斜視図である。図1において、10はス
ライドホッパーで、このスライドホッパー10の上面に
塗布液が流下するスライド面11が形成されている。こ
のスライド面11は、略10〜30度の平面が続き、そ
の後、先端に行くに従って下方に湾曲した円弧状に形成
され、最終的に先端が略30〜90度の角度で形成され
ており、平面部分のスライド面11上に塗布液を供給す
るスリット12が複数形成されている。また、スライド
面11の両側端には、塗布液の幅を規制するガイドプレ
ート13が設けられており、このガイドプレート13の
先端に連続して自由落下塗布液膜の両側端を規制するエ
ッジガイド14が形成されている。 前記スライド面1
1の上方であって、ガイドプレート13の近傍には、補
助液を供給する補助液ノズル15(他方は図示せず)が
設けられており、この補助液ノズル15は、供給する補
助液が、塗布液の流下方向aと同一方向の速度成分のみ
となるように設けられており、すなわち、スライド面1
1上において、塗布液の流下方向に直角方向bの速度成
分を持たないようになっている。
【0031】前記補助液ノズル15先端の補助液の吐出
口16は、スライド面11の角度が30度〜90度の範
囲に設けられており、また、図2に示すように、斜めに
形成され、この斜めに形成された吐出口16がスライド
面11に対向するように配置されている。この吐出口1
6は、図3及び図4に示すように、略45度の角度で斜
めに切断したもので、その断面形状は楕円状となってい
る。そして、この補助液ノズル16の直径cは3mm以
下に設定されている。
【0032】また、補助液ノズル15は、図5中実線で
示すように、スライド面11に対して、ノズルヘッドを
塗布液の流下方向と逆方向(上流方向)に傾斜して設けら
れており、このように上流側に傾斜させて設けることに
より、図5中一点鎖線で示すようにスライド面11に垂
直に設けた場合より、補助液が塗布液に対して垂直の速
度成分をより持たないようにすることができる。なお、
補助液ノズル15は、ポンプ、補助液タンク等(図示せ
ず)に連結されている。
【0033】以上のようなカーテン塗布装置において
は、それぞれのスリット12…12から塗布液17をス
ライド面11に供給し、各塗布液17が積層した状態で
スライド面11を流下していく。この時、補助液ノズル
15の吐出口16から補助液をスライド面11の側端
部、すなわち塗布液17の側端部へ供給する。すると、
塗布液17はその両側に補助液が流れているので、その
側端部においても速度が遅くなることなく幅方向に均一
な流速で流れていき、スライド面11先端から自由落下
塗布液膜18としてウェブ(図示せず)に衝突し、塗布
液膜を形成する。
【0034】次に、本発明による第1のカーテン塗布装
置の他の実施形態を図6を参照して説明する。図6は、
カーテン塗布装置の概略平面図である。
【0035】図6に示すカーテン塗布装置は、図1に示
すカーテン塗布装置と同様に、スライドホッパー20の
上面にスライド面21が形成され、このスライド面21
にはスリット22が複数形成されている。また、スライ
ド面21の両側端にはガイドプレート23形成され、こ
のガイドプレート23に連続してエッジガイド24が形
成されている。
【0036】ガイドプレート23にノズル貫通孔25が
穿設されており、このノズル貫通孔25に補助液を供給
する補助液ノズル26がスライド面21上に突出して設
けられている。そして、この補助液ノズル26のスライ
ド面21上に突出している先端部分は略90度下流側へ
折曲され、吐出口27が塗布液28の流れと同一方向に
向き、補助液を塗布液の流下方向と同一方向に供給する
ようになっている。
【0037】以上のようなカーテン塗布装置において
は、補助液ノズル26の吐出口27からスライド面11
の端部にガイドプレート23に沿って補助液を供給する
ことにより、塗布液の端部の速度を早くし、塗布液が幅
方向に均一な速度で流れていくものである。
【0038】次に、本発明による第2のカーテン塗布装
置の一実施形態を図7を参照して説明する。図7は、カ
ーテン塗布装置のが概略斜視図である。
【0039】図7において、30はスライドホッパー
で、このスライドホッパー30の上面に塗布液が流下す
るスライド面31が形成されている。このスライド面3
1は、略10〜30度の平面が続き、その後、先端に行
くに従って下方に湾曲した円弧状に形成され、最終的に
先端が略30〜90度の角度で形成されており、平面部
分のスライド面31上に塗布液を供給するスリット32
が複数形成されている。また、スライド面31の両側端
には、塗布液の幅を規制するガイドプレート33が設け
られており、このガイドプレート33の先端に連続して
自由落下塗布液膜の両側端を規制するエッジガイド34
が形成されている。
【0040】前記ガイドプレート33には、スライド面
31と外部とを貫通する吸液孔35が穿設され、そし
て、この吸液孔35に吸液ノズル36が連結されるとと
もにポンプ37が連結されている。
【0041】以上のようなカーテン塗布装置において
は、吸液孔35から塗布液38の側端部の流速の遅い部
分を強制的に吸引除去する。すると、塗布液38の幅方
向の流速が略均一となり、その状態で自由落下塗布液膜
39となってウェブに衝突する。
【0042】
【実施例】本発明の効果を実施例によって説明する。
【0043】[実施例1]図1に示すカーテン塗布装置
(3層同時塗布のスライドホッパー)を用い、塗布液とし
て、10重量%のアルカリ処理ゼラチン液を、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウムで増粘し、最下層を粘度40
cp、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを0.1
5重量%含有、中間層を粘度70cp、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムを0.05重量%含有、最上層
を粘度20cp、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ムを0.15重量%及び青色染料0.01重量%含有す
るように調整した塗布液を用い、単位幅当たりの流量は
最下層1.25cc/cm.s、中間層2.5cc/c
m.s、最上層1.25cc/cm.sでスリット12、
12、12から吐出させた。
【0044】補助液として、粘度が2cp、表面張力が
37dyne/cmのゼラチン液を用い、流量3cc/
minで供給した。
【0045】なお、ガイドプレートの高さ(スライド面
からガイドプレート上面までの長さ)hが1mm、補助
液供給ノズルの直径が1.5mmであった。
【0046】スライド面は、水平に対する角度が15度
から30度に変化するものを用い、補助液ノズルの吐出
口を、スライド面の角度が変化する個所、図8中Aで示
す個所に設定した。
【0047】[実施例2]補助液ノズルの吐出口を、ガ
イドプレートとエッジガイドとの境界線よりガイドプレ
ート側に10mmの個所、図8中Bで示す個所に設定し
た。その他は、実施例1と同一である。
【0048】[比較例1]補助液ノズルの吐出口を、最
下層の塗布液を供給するスロットの下流側近傍、図8中
Cで示す個所に設定した。その他は、実施例1と同一で
ある。
【0049】[従来例1]実施例1と同様のスライド面
の角度が変化する個所、図8中Dで示す個所に貫通孔を
あけ、この貫通孔を通して補助液をスライド面に供給し
た。その他は、実施例1と同一である。
【0050】[従来例2]補助液ノズルの吐出口を、エ
ッジガイドの上部、図8中Eで示す個所に設定した。そ
の他は、実施例1と同一である。
【0051】<比較結果>線傷故障の大きさと、塗付液
膜側端部の安定性とを比較した。結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】<線傷故障>線傷故障の評価方法は、塗布
したサンプルの表面の均一性について目視による官能検
査で評価した。
【0054】評価は下記による。 ◎:全く線傷が見えない。 ○:うっすらと線傷が確認できる。 △:線傷が確認できる。 ×:極めて濃淡のはっきりした線傷が確認できる。
【0055】<塗布液膜側端部の安定性>塗布液膜側端
部の安定性の評価方法は、塗布中に塗布速度を次第に増
加させ、塗布液膜側端部が切れた時の塗布速度の相対的
な順番を評価した。比較的低速度で端部に液切れを起こ
すものが2で、順番が大きな数字ほど高速度でも液切れ
を起こさない安定性のあることを示す。
【0056】なお、いずれの場合も塗布液膜の両側端部
に生じる膜厚の不均一な幅は同等レベルであった。
【0057】以上の結果より、スライド面角度が大きい
場所で補助液を供給するほうが効果的であり、特に、ス
ライド面の角度が変化した個所が効果が大きいことがわ
かる。
【0058】[実施例3]上記実施例1と同様な塗布液
と塗布装置を使用し、補助液ノズルの吐出口の設置場所
をスライド面角度が変化する場所に固定し、挿入する補
助液ノズルを、図9中線分Fで示すように、スライド面
の垂直線Gに対し上流側に30度傾けて設置した。
【0059】[比較例2]補助液ノズルを、図9中線分
Gで示すようにスライド面に対し垂直に設置した。その
他は、実施例2と同一である。
【0060】[比較例3]補助液ノズルを、図9中線分
Hで示すように、スライド面の垂直線Gに対し下流側に
30度傾けて設置した。その他は、実施例2と同一であ
る。
【0061】<試験結果>線傷故障の大きさと、塗付液
膜側端部の安定性とを比較した。結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】線傷故障の大きさ及び塗布液膜側端部の安
定性の評価方法及びその評価は、上記表1の場合と同様
である。なお、いずれの場合も塗布液膜の両側端部に生
じる膜厚の不均一な幅は同等レベルであった。
【0064】以上の結果より、スライド面に対し挿入す
る補助液ノズルを、補助液が塗布液の流下方向と同一方
向に吐出されるように傾けた方が効果的であることがわ
かる。
【0065】[実施例4]下塗り処理した、ポリエチレ
ン被覆バライタ紙の上に種々の写真構成層をカーテン塗
布して以下に示す構成の多層カラー印画紙を作製した。
【0066】(層構成)以下に各層の組成を示す。数字
は塗布量(g/m2)を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算
塗布量を表す。
【0067】 第一層(青感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤 0.27 (立方体、平均粒子サイズ0.79、臭化銀0.3モル%) ゼラチン 1.22 イエローカプラー(ExY) 0.79 色像安定剤(Cpd−1) 0.08 色像安定剤(Cpd−2) 0.04 色像安定剤(Cpd−3) 0.08 色像安定剤(Cpd−5) 0.01 溶媒(Solv−1) 0.13 溶媒(Solv−5) 0.13
【0068】 第二層(混色防止層) ゼラチン 0.90 混色防止剤(Cpd−4) 0.08 溶媒(Solv−1) 0.10 溶媒(Solv−2) 0.15 溶媒(Solv−3) 0.12 色像安定剤(Cpd−7) 0.12 溶媒(Solv−8) 0.03
【0069】 第三層(緑感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤 0.13 (立方体、平均粒径0.79、臭化銀0.3モル%) ゼラチン 1.45 マゼンタカプラー(ExM) 0.16 紫外線吸収剤(UV−2) 0.16 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−4) 0.03 色像安定剤(Cpd−5) 0.10 色像安定剤(Cpd−6) 0.01 色像安定剤(Cpd−7) 0.08 色像安定剤(Cpd−8) 0.01 色像安定剤(Cpd−10) 0.02 色像安定剤(Cpd−16) 0.02 溶媒(Solv−3) 0.13 溶媒(Solv−4) 0.39 溶媒(Solv−6) 0.26
【0070】 第四層(混色防止層) ゼラチン 0.68 混色防止剤(Cpd−4) 0.06 溶媒(Solv−1) 0.07 溶媒(Solv−2) 0.11 溶媒(Solv−3) 0.09 色像安定剤(Cpd−7) 0.09 溶媒(Solv−8) 0.02
【0071】 第五層(赤感性乳剤層) 塩臭化銀乳剤 0.18 (立方体、平均粒子サイズ0.43μm、臭化銀0.8モル%) ゼラチン 0.80 シアンカプラー(ExC) 0.33 紫外線吸収剤(UV−2) 0.18 色像安定剤(Cpd−1) 0.33 色像安定剤(Cpd−2) 0.03 色像安定剤(Cpd−6) 0.01 色像安定剤(Cpd−8) 0.01 色像安定剤(Cpd−9) 0.02 色像安定剤(Cpd−10) 0.01 色像安定剤(Cpd−15) 0.04 溶媒(Solv−1) 0.01 溶媒(Solv−7) 0.22
【0072】 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.48 紫外線吸収剤(UV−1) 0.38 色像安定剤(Cpd−5) 0.01 色像安定剤(Cpd−7) 0.05 溶媒(Solv−10) 0.03 溶媒(Solv−9) 0.03 安定剤(Cpd−14) 0.03
【0073】 第七層(保護層) ゼラチン 0.90 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度17%)0.05 流動パラフィン 0.02 色像安定剤(Cpd−11) 0.01
【0074】(ExY)イエローカプラー
【化1】
【化2】 との1:1混合物(モル比)
【0075】(ExM)マゼンタカプラー
【化3】
【0076】(ExC)シアンカプラー
【化4】
【化5】 との25:75の混合物(モル比)
【0077】(Cpd−1)色像安定剤
【化6】 数平均分子量:60,000
【0078】(Cpd−2)色像安定剤
【化7】
【0079】(Cpd−3)色像安定剤
【化8】 n=7〜8(平均値)
【0080】(Cpd−4)混色防止剤
【化9】
【化10】
【化11】 の1:1:1の混合物(重量比)
【0081】(Cpd−5)色像安定剤
【化12】
【0082】(Cpd−6)色像安定剤
【化13】
【0083】(Cpd−7)色像安定剤
【化14】 m/n=9/1 数平均分子量:600
【0084】(Cpd−8)色像安定剤
【化15】
【0085】(Cpd−9)色像安定剤
【化16】
【0086】(Cpd−10)色像安定剤
【化17】
【0087】(Cpd−11)
【化18】
【化19】
【化20】 の1:2:1の混合物(重量比)
【0088】(Cpd−14)安定剤
【化21】
【0089】(Cpd−15)色像安定剤 メタクリル酸/n−ブチルアクリレート共重合体(40
/60重量比)
【0090】(Cpd−16)
【化22】
【0091】(UV−1)紫外線吸収剤
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】 の1:2:2:3:1の混合物(重量比)
【0092】(UV−2)紫外線吸収剤
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】 の2:3:4:1の混合物(重量比)
【0093】(Solv−1)溶媒
【化32】
【0094】(Solv−2)溶媒
【化33】
【0095】(Solv−3)溶媒
【化34】
【0096】(Solv−4)溶媒
【化35】
【0097】(Solv−5)溶媒
【化36】
【0098】(Solv−6)溶媒
【化37】
【0099】(Solv−7)溶媒
【化38】
【0100】(Solv−8)溶媒
【化39】
【0101】(Solv−9)溶媒
【化40】
【0102】(Solv−10)溶媒
【化41】
【0103】上記塗布液は、自由落下塗布液膜の単位幅
当りの流量は、各層の組成物の塗布量は変えずに、q=
5[cc/cm/s]になるように加水調製し、ポリス
チレンスルホン酸ナトリウムを増粘剤として添加し、最
下層粘度を40cp(剪断速度10[1/sec])、
その他の層は平均粘度50cp(剪断速度10[1/s
ec])になるように調整した。
【0104】カーテン塗布装置のスライド面の先端部
と、自由落下塗布液膜の着地点との距離を100mmに
保ち、スライド面として、スライド面角度が15度から
60度に変化する形状のものを使用した。
【0105】そして、スライド面角度が変化する個所、
すなわち図10中Iで示す個所に上流側へ30度傾けて
補助液ノズルを設置し、4cc/minの流量で補助液
を供給した。ノズルは直径1mmのものを使用した。
【0106】[実施例5]スライド面のやや下流側の個
所、すなわち図10中Jで示す個所にガイドプレートに
貫通孔を形成するとともに吸液ノズルを設置し、4cc
/minの流量で塗布液をスライド面から吸引除去し
た。その他は、実施例3と同一である。
【0107】[従来例3]エッジガイドの上部、すなわ
ち図10中Kで示す個所に補助液ノズルを設置し、4c
c/minの流量で補助液を供給した。その他は、実施
例3と同一である。
【0108】<試験結果>線傷故障の大きさと、塗布液
膜端部の安定性とを比較した。結果を表3に示す。
【0109】
【表3】
【0110】線傷故障の大きさ及び塗布液膜側端部の安
定性の評価方法及びその評価は、上記表1の場合と同様
である。なお、塗布液両側端部に生じる膜厚不均一の幅
はいずれの条件においても大きく変化することはなかっ
た。
【0111】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成することに
より、自由落下塗布液膜中の屈曲線が原因となる線傷故
障を防止することができるとともに、自由落下塗布液膜
を安定的に形成することができ、かつ、塗布液膜の両側
端部に生じる膜厚の不均一を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1のカーテン塗布装置の一実
施形態の部分斜視図である。
【図2】 本発明による第1のカーテン塗布装置の一実
施形態に用いる補助液ノズルの拡大側面図である。
【図3】 本発明による第1のカーテン塗布装置の一実
施形態に用いる補助液ノズルの先端部分の拡大側面図で
ある。
【図4】 本発明による第1のカーテン塗布装置の一実
施形態に用いる補助液ノズルの先端部分の拡大底面図で
ある。
【図5】 本発明による第1のカーテン塗布装置の一の
実施形態に用いる補助液ノズルの設置形態を示すの部分
側面図である。
【図6】 本発明による第1のカーテン塗布装置の他の
実施形態の部分斜視図である。
【図7】 本発明による第2のカーテン塗布装置の一実
施形態の部分斜視図である。
【図8】 実施例における補助液ノズルの設置個所を示
す図である。
【図9】 実施例における補助液ノズルのスライド面に
対する角度を示す図である。
【図10】 実施例における補助液ノズルの設置個所及
び塗布液吸液孔の形成個所を示す図である。
【符号の説明】
10、20、30…スライドホッパー 11、21、31…スライド面 12、22、32…スリット 13、23、33…ガイドプレート 14、24、34…エッジガイド 15、26…補助液ノズル 16、27…吐出口 17、28、38…塗布液 18、39…自由落下塗布液膜 35…吸液孔 36…吸液ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】<塗布液膜側端部の安定性>塗布液膜側端
部の安定性の評価方法は、塗布中に塗布速度を次第に増
加させ、塗布液膜側端部が切れた時の塗布速度の相対的
な順番を評価した。最も低速度で端部に液切れを起こす
ものが×で、以下、△、○、◎の順に高速度でも液切れ
を起こさない安定性のあることを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片桐 良伸 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AC14 AC86 AC93 AC94 CA48 DA04 EA05 4F041 AA12 AB01 BA07 BA12 BA34 BA56 CA04 CA16 CA22 CA25

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層以上の塗布液をスライド
    面上で積層させた後、連続走行するウェブ上に前記積層
    した塗布液を自由落下塗布液膜として衝突させて塗布す
    る方法において、前記スライド面の両側端部より、塗布
    液の流下方向と同一方向の速度成分を持ち、かつ、スラ
    イド面と同一平面上において塗布液の流下方向と垂直方
    向の速度成分を持たないように補助液を供給することを
    特徴とするカーテン塗布方法。
  2. 【請求項2】 塗布液が流下するスライド面と、このス
    ライド面の両側に設けられたガイドプレートと、このガ
    イドプレートの先端において連続して設けられたエッジ
    ガイドと、スライド面から垂下した自由落下塗布液膜が
    衝突して塗布液膜が形成されるウェブを搬送する支持体
    とを有する塗布装置であって、スライド面の両側端部
    に、塗布液の流下方向と同一方向の速度成分を持ち、か
    つ、スライド面と同一平面上において塗布液の流下方向
    と垂直方向の速度成分を持たないように補助液を吐出さ
    せる補助液ノズルが設けられていることを特徴とするカ
    ーテン塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記補助液ノズルが、スライド面の上方
    からスライド面の側端部に導入されている請求項2に記
    載のカーテン塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記補助液ノズルが、ガイドプレートを
    貫通してスライド面の側端部に導入されている請求項2
    に記載のカーテン塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記補助液ノズルの吐出口が、スライド
    面の角度が30度以上90度未満の個所に位置している
    請求項2、3又は4に記載のカーテン塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記補助液ノズルが、補助液ノズルと、
    補助液ノズルの吐出口から上流側のスライド面とのなす
    角度が0〜90度となるように設けられている請求項
    2、3、4又は5に記載のカーテン塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記補助液ノズルは、吐出口の径が3m
    m以下である請求項2、3、4、5又は6に記載のカー
    テン塗布装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1層以上の塗布液をスライド
    面上で積層させた後、連続走行するウェブ上に前記積層
    した塗布液を自由落下塗布液膜として衝突させて塗布す
    る方法において、前記スライド面上を流下する塗布液の
    両側端部分を除去することを特徴とするカーテン塗布方
    法。
  9. 【請求項9】 前記スライド面上を流下する塗布液の両
    側端部分を0.5〜5cc/minの流量で除去する請
    求項8に記載のカーテン塗布方法。
  10. 【請求項10】 塗布液が流下するスライド面と、この
    スライド面の両側に設けられたガイドプレートと、この
    ガイドプレートの先端において連続して設けられたエッ
    ジガイドと、スライド面から垂下した自由落下塗布液膜
    が衝突して塗布液膜が形成されるウェブを搬送する支持
    体とを有する塗布装置であって、ガイドプレートに塗布
    液の両側端部を吸引除去する吸液孔が形成されているこ
    とを特徴とするカーテン塗布装置。
JP28568699A 1999-10-06 1999-10-06 カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置 Pending JP2001104856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28568699A JP2001104856A (ja) 1999-10-06 1999-10-06 カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28568699A JP2001104856A (ja) 1999-10-06 1999-10-06 カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001104856A true JP2001104856A (ja) 2001-04-17

Family

ID=17694742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28568699A Pending JP2001104856A (ja) 1999-10-06 1999-10-06 カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001104856A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018386A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ricoh Co Ltd カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
EP2147724A1 (en) 2008-07-22 2010-01-27 Ricoh Company, Limited Curtain coating method and curtain coating apparatus
JP2010513026A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 耳端案内流体を用いた流し塗り法
US7870833B2 (en) 2006-09-15 2011-01-18 Ricoh Company, Ltd. Slide curtain coating apparatus and slide curtain coating method
US7943200B2 (en) 2007-03-12 2011-05-17 Ricoh Company, Ltd. Method of curtain coating
US8647719B2 (en) 2010-10-05 2014-02-11 Ricoh Company, Ltd. Curtain coating method and curtain coating apparatus

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018386A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ricoh Co Ltd カーテン塗布装置及びカーテン塗布方法
US7870833B2 (en) 2006-09-15 2011-01-18 Ricoh Company, Ltd. Slide curtain coating apparatus and slide curtain coating method
CN101144254B (zh) * 2006-09-15 2012-11-21 株式会社理光 滑动帘涂布装置和滑动帘涂布方法
US8343588B2 (en) 2006-09-15 2013-01-01 Ricoh Company, Ltd. Slide curtain coating apparatus and slide curtain coating method
JP2010513026A (ja) * 2006-12-19 2010-04-30 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 耳端案内流体を用いた流し塗り法
US7943200B2 (en) 2007-03-12 2011-05-17 Ricoh Company, Ltd. Method of curtain coating
US8539903B2 (en) 2007-03-12 2013-09-24 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method of curtain coating
EP2147724A1 (en) 2008-07-22 2010-01-27 Ricoh Company, Limited Curtain coating method and curtain coating apparatus
US8522713B2 (en) 2008-07-22 2013-09-03 Ricoh Company, Ltd. Curtain coating method and curtain coating apparatus
US8647719B2 (en) 2010-10-05 2014-02-11 Ricoh Company, Ltd. Curtain coating method and curtain coating apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6458421B2 (en) Method for coating a plurality of fluid layers onto a substrate
EP0003860B1 (en) Method for applying a plurality of superposed photographic layers to a web by curtain coating
JP2002254022A (ja) カーテン塗布方法
US5843530A (en) Method for minimizing waste when coating a fluid with a slide coater
JPH01199668A (ja) 塗布装置
JP4120913B2 (ja) 塗布方法
JP2001104856A (ja) カーテン塗布方法及びカーテン塗布装置
US5849363A (en) Apparatus and method for minimizing the drying of a coating fluid on a slide coater surface
JPH05261332A (ja) スライドビードコーテイング用リップ表面形状
US6287384B2 (en) Curtain coating method and apparatus for photographic printing paper
JP2002192050A (ja) 塗布装置および塗布方法
JP3552113B2 (ja) 塗布方法
JP2004035261A (ja) ウェブの接合及びコーティング方法、並びに、このような方法によって得られるウェブ
JP2000354813A (ja) カーテン塗布装置
EP0836117B1 (en) Curtain coating method
JP3727940B2 (ja) 写真印画紙のカーテン塗布方法
JPH10171064A (ja) 写真用印画紙のカーテン塗布方法
JPH11197589A (ja) 写真用印画紙のカーテン塗布方法
US3474758A (en) Multiple coating apparatus
JP2858136B2 (ja) 塗布方法
JPH10309506A (ja) 塗布方法
JPH10235260A (ja) 塗布装置及び写真感光材料
JPH0365266A (ja) 塗布方法及び装置
JPH11207229A (ja) カーテン塗布装置
JPH10115890A (ja) 写真感光材料のカーテン塗布方法