JP2001104056A

JP2001104056A - ゴロ寝読書台

Info

Publication number: JP2001104056A
Application number: JP32452799A
Authority: JP
Inventors: Masashi Kanzaki; 賢史神崎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-10-08
Filing date: 1999-10-08
Publication date: 2001-04-17

Abstract

(57)【要約】【課題】寝転んで本を読む時は、両手で支えるのが普
通である。この姿勢だと、時間が経つにつれ、両手が疲
れてくるし、又、寒い時は手先が冷たい。読みながら、
両手が自由なら、他のことが出来る。【解決手段】寝転んで、両手代わりに、本を台に載
せ、その上部をクリップで掴み、下部をバーで支え、必
要ならば、頁をスプリングで抑える。そうして、読み易
い角度を作り、頁を捲る時以外は、両手を使わない。応
用例として、新聞も読める。折畳式のコンパクトな台で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、両手を使わず
（頁をめくる時以外）寝転んで、楽に、本や新聞を見る
台である。

【０００２】

【従来の技術】従来、寝転んで本を読む時は、両手で支
えてきた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。（イ）両腕が疲れる。（ロ）寒い時は、体は布団のなかでも、手が冷たい。本発明は、これらの欠点を除く為になされたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】本体は、Ａ板（１），Ｂ板
（２），Ｃ板（３）の３枚の平板が、蝶番で連結構成さ
れ、それぞれに部品がついている。Ａ板には、角度調節
移動バー（１１）があり、読みやすい角度を作る。Ｂ板
には、本の下部を支えるスライド式下支えバー（５）、
頁を抑えるスプリング弦（６）、アルミ円筒Ｂ（９）に
入れるアルミ心棒（１０），角度調整スプリング止め
（７−１）がある。Ｃ板には、本の上部をつかむスライ
ド式クリップ（４）角度調整スプリング（７），スプリ
ング弦止め（１２）、アルミ円筒Ａ（８）がある。Ｂ板
とＣ板を連結水平にするためのアルミ円筒と心棒であ
る。以上のような構成になるゴロ寝読書台である。

【０００５】

【発明の実施の形態】課題を解決するための手段で述べ
たような構成で、以下、使用を説明する。先ず、折りた
たんだ状態にある台（図２）よりＣ板を取り出し、Ｃ板
とＢ板を、蝶番を中心にして、くの字型の角度をとり
（図１）、角度調整スプリング（７）を止め（７−１）
に引っかける。この時、Ｂ板とＣ板を持ちながら、Ａ板
の角度調節移動バー（図５，１１）を適当に移動してＢ
板を仮に固定する（当然、ＢとＣは、一体で動く）。
（参考図５）次に、本を開いて、Ｃ板上のスライド式クリツプ（４）
のクリップ（４−５）を、指かけ（４−１）で開き、片
側頁数の全部を頁の余白部分でつかむ。その際、本の綴
じ目がＢ板とＣ板の継ぎ目（蝶番の所）位にくるように
スライド式クリップを動かし、本の上部が固定される。
この状態では、本が宙ずりの為、スライド式下支えバー
（５）を移動して、本の下部に接触させ固定する。最後
に、仮止めの状態の角度を、角度調節移動バー（１１）
を調整して、読みやすい状態に固定する。また、Ｃ板の
横にある角度調整スプリング（７）を、止め（７−１）
に引っかけず、スライド式下支えバー（５）の中からア
ルミ心棒（１０）を取り出し、アルミ円筒Ａ（８）から
アルミ円筒Ｂ（９）に貫通さす（図４）とＢ板とＣ板
は、一体の水平になる。この場合、新聞などは、折りめ
にホッチキスで留め、片頁分だけ台に乗せ、一枚一枚め
くれば、楽に読める。この場合は、クリップは使わな
い。

【０００６】

【発明の効果】『課題を解決するための手段』に述べた
構成は、出来るだけコンパクトで、簡易な操作が、寝転
んでできることである。本は、Ａ３版より大きくても読
めるし新聞なども読める。本の厚さについては、４〜５
ｃｍぐらいでも掴む強力なバネ丁番片開付きクリップで
ある（図３）。クリップ本体（４−５）を、手のひらの
中で、軽く包み、指かけ（４−１）に親指をかけて、力
強く開きやすいよう、丸く大きくしてある。掴んだ時、
頁数が滑りにくい様、クリップ下部とスライド板（４−
３）を締め合わす止めネジ（４−２）のナットの頭を、
指かけを中心に左右ひとつずつ、クリップ先端より３Ｃ
ｍ位奥に出してある（図３）。本を開いた時、頁数が多
くて膨らんだり、頁が跳ね上るような時は、スプリング
弦（図１，６）の片側をはずし、読もうとする頁の上
か、その前の読んだ頁数の上に弦を置き、はずしたスプ
リング弦留めに引っかける。この弦は、両端がスプリン
グで、中の方は細い鋼線（図３，６−１）である為、押
えつける力が強い。Ｂ板上の頁の時は（図１）のよう
に、Ｃ板上の頁の時はスプリング弦止（図１，１２）に
Ｂ板上から取りはずしてつける。取り付け自由である。
本を読む時、多くの場合、Ｂ板とＣ板を、角度調整スプ
リング（７）を止め（７−１）に引っかけ、くの字形に
して（図３）読むのが、一番楽であるが、Ｂ板とＣ板を
一体の水平にして読むこともできる。新聞を読む時は、
特に、便利だ。それには、（図４）の支えバー（５−
２）にあるアルミ心棒（１０）を取り出し、（この場
合、角度調整スプリング（７）をはずしておく）、Ｃ板
の横にあるアルミ円筒Ａ（８）よりＢ板の横にあるアル
ミ円筒Ｂ（９）に貫通さす。（図４）以上の操作は、座っていても出来るが、最終的には、ゴ
ロ寝になった時の方が、やり易い。そして、寝ていて、
一番見やすい様に台を、角度調節移動バー（１１）で設
定する。これは、一定の高さをもったバー（１１−３）
をレール（１１−２）の上を自由に動かしてＢ板の角度
を作るものである。（図５）この台は、左側側位（左
腕下のポーズ）、右側側位（右腕下のポーズ）のどちら
に置いても読むことができる。疲れた時は、ポーズを変
えれば良い。尚、左側側位で、本が厚くて而も左から読
む時、クリップが支えられないと思えば、右側側位にす
ればスライド式下支えバー（図１，５）が、充分、支え
られる様に高さが採ってあり（図４，５−２）、楽であ
る。同様に、右側側位で右読みも同じである。ベッドで
使う際も、ベッドの高さになるよう適当な台を設定し、
その上に置けば良い。前述のごとく、スライド式クリッ
プ（４）、スライド式下支えバー（５）、スプリング弦
（６）、アルミ円筒（Ａ，Ｂ）と角度調節移動バー（１
１）などが組合され、密接に一体となり操作されるゴロ
寝読書台である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の本を置く時の斜視図である。

【図２】本発明をコンパクトに折り畳んだ時の、斜視図
である。

【図３】本発明の前面から見た時の斜視図である。（Ｂ
板とＣ板をくの字にした時）並びに、詳細図である。

【図４】本発明の前からの斜視図である。（Ｂ板とＣ板
を水平にした時）並びに、詳細図である。

【図５】本発明の後ろから見た斜視図である。並びに、
詳細図である。

【符号の説明】

各引き出し線の数字の後ろに名称あり。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】スライド式クリップ（４）とスライド式
下支えバー（５）で本を固定し、必要ならば、頁数のふ
くらみ、跳ね上がりをスプリング弦（６）で抑え、角度
調節移動バー（１１）を操作し、寝転んで、両手を使わ
ず、読書できる折畳式台である。斜視図（図１）。