JP2001101872A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP2001101872A
JP2001101872A JP27848999A JP27848999A JP2001101872A JP 2001101872 A JP2001101872 A JP 2001101872A JP 27848999 A JP27848999 A JP 27848999A JP 27848999 A JP27848999 A JP 27848999A JP 2001101872 A JP2001101872 A JP 2001101872A
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Chikayoshi Morishima
哉圭 森嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器の活性化を制御することにより低消費
電力化を実現する増幅回路において、増幅器の活性化を
制御する回路の回路規模が小さくて、レイアウト面積の
小さな増幅回路を得る。 【解決手段】 制御信号SEが与えられているときに活
性化され、一対の増幅信号D、DCを出力する増幅器1
と、一対の増幅信号D、DCのいずれか一方の電位が変
化したことを検出し、検出されたときに検出信号POを
出力する検出回路2と、セット信号S及び検出信号PO
が与えられ制御信号SEを出力するラッチ回路3とを備
えている。このラッチ回路3は、セット信号Sの入力に
応じて制御信号SEの出力が開始され、検出信号POの
入力に応じて制御信号SEの出力が終了されるように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は増幅回路の低消費電
力化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】増幅器、例えばメモリ装置のセンスアン
プ回路は高速動作が要求されるので、カレントミラー型
差動増幅回路等が用いられる場合が多い。ところが、こ
のような高速動作が可能な増幅器は動作時に常に電流が
流れるために、消費電力が大きい。そこで、増幅動作が
必要な時間だけ増幅器を活性化し、それ以外の時間は増
幅器に供給される電流を止めるなど、非活性化状態にし
て消費電力の低減を図る工夫が必要である。
【0003】増幅器の活性化時間はインバータチェーン
等を用いたディレイ回路で生成することも可能である
が、増幅に必要な時間は回路構成、例えばメモリ装置で
言えばワード・ビット構成で最適な時間が変わる。つま
り、様々回路を設計するその都度、最適な活性化時間を
満たすディレイ回路を再設計しなければならない。
【0004】そこで、ディレイ回路を用いることなく、
増幅器の活性化時間の終了のタイミングを自動的に制御
する回路構成が提案されている。例えば特開平6−20
3577号公報、及び特開平5−120887号公報が
ある。前者では、センスアンプ部の出力の電位が所定の
電位だけ変化したことを検出してセンスアンプ部の動作
を非活性化させるレベル検出回路部が示されている。こ
のレベル検出回路部に同期クロック信号CKが与えら
れ、その同期クロック信号CKの電位が“H”レベルか
ら“L”レベルの変化に応じて、センスアンプ部の増幅
動作が開始されるように構成されている。この同期クロ
ック信号CKは、センスアンプ部の増幅動作が開始さ
れ、増幅されたデータがラッチ回路に取り込まれるのに
必要な時間よりも長い時間、“L”レベルの電位が保持
されていなくてはならない。すなわち、同期クロック信
号CKの電位は、センスアンプ部の増幅動作が完了する
タイミングよりも後まで“L”レベルに維持しなければ
正常に増幅動作をさせることができない。
【0005】また、後者、すなわち特開平5−1208
87号公報による差動増幅回路の構成図を図11に示
す。この差動増幅回路は、一つのカレントミラー型差動
増幅回路を含む差動増幅部1001と、その差動増幅部
1001からの差動出力信号DO、DOCとリセット信
号RSTとにより、差動増幅部1001の活性化を制御
する信号を生成する制御回路1002が示されている。
この制御回路1002は、ダイレクト入力可能な2個の
Dラッチと、2個のDラッチの出力端にそれぞれ接続さ
れた2段構成のインバータと、その2段構成のインバー
タからの出力信号がそれぞれ与えられた2入力NORゲ
ートと、そのNORゲートの出力が与えられたインバー
タとにより構成されている。ダイレクト入力可能な2個
のDラッチの各々は、2個のCMOSトランスミッショ
ンゲートと、1個の2入力NORゲートと、1個のイン
バータとにより構成されている。
【0006】並列に動作する2個のDラッチのそれぞれ
のダイレクト入力にはリセット信号RSTが与えられ、
リセット信号RSTの電位を“H”レベルにすることに
より2個のDラッチの出力端の電位は、それぞれ“L”
レベルとなる。その結果、差動増幅部1001は活性化
状態になると共に、差動出力信号DO、DOCがそれぞ
れ与えられ、それらの信号が入力されるのを制御する2
個のDラッチ内のそれぞれのCMOSトランスミッショ
ンゲートがオン状態になる。
【0007】差動増幅部1001が活性化されることに
より、差動増幅部1001に与えられた一対の入力信号
A、ACの電位差が増幅され、その増幅された一対の差
動出力信号DO、DOCのそれぞれが対応する2個のD
ラッチに入力される。いずれか一方のDラッチの入力と
して電位が“L”レベルの信号が取り込まれると、その
Dラッチの出力の電位が“H”レベルとなる。その変化
を2入力NORゲートにより検出して、2個のDラッチ
のデータ入力を制御するCMOSトランスミッションゲ
ートがオフ状態になると共に、差動増幅部1001が非
活性化状態になり、差動増幅部1001に電流が流れな
くなる。
【0008】このように構成されているため、差動増幅
部1001を活性化することにより増幅動作の開始を制
御する信号を生成するリセット信号RSTは、差動増幅
部1001の増幅動作が完了する前に非活性状態に戻ら
なくてはならない。すなわち、リセット信号RSTは、
差動増幅部1001の増幅動作が完了する前にその電位
を“L”レベルに戻らなくては正常に動作しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の方
法では、ディレイ回路を用いた場合はタイミング設計が
煩雑になり、また増幅器の活性化を制御する回路を有
し、増幅器の非活性化のタイミングを自動的に制御する
場合でも増幅動作に必要な時間の見積もりが必要である
という問題があった。また、増幅器の非活性化のタイミ
ングを自動的に制御する回路の回路規模が大きくチップ
サイズが大きくなるという問題があった。例えば、特開
平5−120887号公報の制御回路1002は、4個
のCMOSトランスミッションゲートと、3個の2入力
NORゲートと、7個のインバータとにより構成されて
いる。
【0010】この発明は上述のような問題を解決するた
めになされたもので、増幅器の活性化を制御することに
より低消費電力化を実現する増幅回路において、増幅器
の活性化を制御する回路の回路規模が小さくて、レイア
ウト面積の小さな増幅回路を得ることを目的としてい
る。また、増幅器の活性化を制御する回路のタイミング
設計が容易な増幅回路を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる増幅
回路においては、第1の制御信号が与えられているとき
に活性化されるように構成され、一対の増幅信号を出力
する増幅器と、前記増幅器からの前記一対の増幅信号が
与えられ、前記一対の増幅信号のいずれか一方の電位が
変化したことを検出し、検出されたときに検出信号を出
力する検出回路と、第2の制御信号及び前記検出回路か
らの検出信号が与えられ前記第1の制御信号を出力する
保持回路とを備え、前記保持回路は、前記第2の制御信
号の入力に応じて前記第1の制御信号の出力が開始さ
れ、前記検出信号の入力に応じて前記第1の制御信号の
出力が終了され、前記第2の制御信号が終了しても、前
記第2の制御信号が終了した時点での信号データが保持
されるように構成されているようにしたものである。
【0012】第2の発明に係わる増幅回路においては、
保持回路はRSラッチ回路で構成され、前記RSラッチ
回路のセット入力端に第2の制御信号が与えられ、前記
RSラッチ回路のリセット入力端に検出信号が与えられ
ており、前記第2の制御信号の終了のタイミングが、検
出回路により前記検出信号が出力されるタイミングより
も前にあるようにしたものである。
【0013】第3の発明に係わる増幅回路においては、
RSラッチ回路は2個のNANDゲートが含まれている
ようにしたものである。
【0014】第4の発明に係わる増幅回路においては、
RSラッチ回路は2個のNORゲートが含まれているよ
うにしたものである。
【0015】第5の発明に係わる増幅回路においては、
保持回路は、第2の制御信号の立ち上がり及び立ち下が
りのいずれか一方の変化点に応じてのみ第1の制御信号
を出力する信号データが保持されるように構成されたエ
ッジトリガ型にしたものである。
【0016】第6の発明に係わる増幅回路においては、
保持回路は、2段構成のDラッチが含まれ、前記2段構
成のDラッチのそれぞれのクロック信号として第2の制
御信号に応じた信号が与えられ、前記2段構成のDラッ
チの後段のDラッチの出力信号に応じて第1の制御信号
が出力されるようにしたものである。
【0017】第7の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器が非活性状態であるときに、一対の増幅信号の両
方を“H”もしくは“L”の電位にプリチャージするプ
リチャージ手段を備えたものである。
【0018】第8の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器からの一対の増幅信号を受け、前記一対の増幅信
号に対応するデータを保持する別の保持回路を備えたも
のである。
【0019】第9の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器はカレントミラー型差動増幅回路を備えるように
したものである。
【0020】第10の発明に係わる増幅回路において
は、増幅器は、一対の増幅信号の変化を妨げる方向にオ
フセットがあるようにしたものである。
【0021】第11の発明に係わる増幅回路において
は、増幅器は増幅の対象となる一対の入力信号の両方が
それぞれに与えられた2個の差動増幅回路が含まれ、前
記増幅器のオフセットは、前記一対の入力信号の両方の
電位が同電位であるときに、前記2個の差動増幅回路の
それぞれにおける一方の出力端の電位と他方の出力端の
電位とが異なるように構成したものである。
【0022】第12の発明に係わる増幅回路において
は、前記増幅器のオフセットは、前記2個の差動増幅回
路のそれぞれにおける一方の出力端に接続されたトラン
ジスタのトランジスタサイズと他方の出力端に接続され
たトランジスタのトランジスタサイズとを相違させるこ
とにより実現したものである。
【0023】第13の発明に係わる増幅回路において
は、増幅器は、増幅の対象となる一対の入力信号が与え
られた差動増幅回路と、差動増幅回路から一対の出力信
号が与えられた論理ゲート回路が含まれ、前記増幅器の
オフセットは、同一チップ内に存在する前記論理ゲート
回路と同じ論理の論理ゲート回路の論理しきい値電圧と
比較して、前記論理ゲート回路の論理しきい値電圧の値
を前記一対の出力信号の変化を検出しにくい方向にシフ
トすることにより実現したものである。
【0024】第14の発明に係わる増幅回路において
は、検出回路は、一対の増幅信号が与えられている論理
ゲート回路を有し、前記論理ゲート回路は、同一チップ
内に存在する前記論理ゲート回路と同じ論理の論理ゲー
ト回路の論理しきい値電圧と比較して、前記論理ゲート
回路の論理しきい値電圧の値が前記一対の増幅信号の変
化を検出しにくい方向にシフトされた構成にしたもので
ある。
【0025】第15の発明に係わる増幅回路において
は、論理ゲート回路は2入力論理ゲート回路で構成さ
れ、前記2入力論理ゲート回路により一対の増幅信号の
いずれか一方の電位が変化したことを検出する機能を有
するようにしたものである。
【0026】第16の発明に係わる増幅回路において
は、保持回路は、第3の制御信号に応答してリセットさ
れる初期化手段をさらに備えたものである。
【0027】第17の発明に係わる増幅回路において
は、初期化手段によるラッチ回路のリセットは、電源投
入時に行われるようにしたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1に実施の形態
1における増幅回路のブロック図を示す。増幅回路は、
メモリセルなどから読み出された一対の入力信号A、A
C、及び活性化が制御される制御信号SEが与えられ、
一対の入力信号A、ACの電位差を増幅して一対の増幅
信号D、DCを出力する増幅器1と、増幅信号D、DC
が与えられ、増幅信号D、DCのいずれか一方の電位が
変化したときにパワーオフ信号POを出力する検出回路
2と、パワーオフ信号PO、セット信号S及び初期化信
号Iが与えられ、制御信号SEを出力するラッチ回路3
と、増幅信号D、DCが与えられデータ出力信号Qを出
力するラッチ回路4とにより構成されている。
【0029】増幅器1の内部構成を図2に示す。増幅器
1は、2個のセンスアンプ11、12と、センスアンプ
11の出力である増幅信号DC及びセンスアンプ12の
出力である増幅信号Dの電位をそれぞれ“H”レベルに
プリチャージするためのPMOSトランジスタ13、1
4とにより構成されている。また、2個のセンスアンプ
11、12はそれぞれカレントミラー型差動増幅回路で
あり、各々は2個のPMOSトランジスタ51、52
と、センスアンプの一対の入力信号A、ACが与えられ
る2個のNMOSトランジスタ53、54と、センスア
ンプ11、12の活性、非活性を制御するNMOSトラ
ンジスタ55とにより構成されている。
【0030】増幅器1の接続形態について説明する。セ
ンスアンプ11、12内のそれぞれのPMOSトランジ
スタ51の一方のソース/ドレイン電極が電源線と接続
され、他方のソース/ドレイン電極が、PMOSトラン
ジスタ51のゲート電極と、PMOSトランジスタ52
のゲート電極と、NMOSトランジスタ53の一方のソ
ース/ドレイン電極とに接続されている。PMOSトラ
ンジスタ52の一方のソース/ドレイン電極が電源線と
接続され、他方のソース/ドレイン電極がNMOSトラ
ンジスタ54の一方のソース/ドレイン電極に接続され
ている。また、NMOSトランジスタ53の他方のソー
ス/ドレイン電極はNMOSトランジスタ54の他方の
ソース/ドレイン電極と、NMOSトランジスタ55の
一方のソース/ドレイン電極に接続されている。NMO
Sトランジスタ55の他方のソース/ドレイン電極は接
地線と接続されている。
【0031】増幅器1の入力信号Aは、センスアンプ1
1内のNMOSトランジスタ54のゲート電極と、セン
スアンプ12内のNMOSトランジスタ53のゲート電
極に与えられている。同様に、増幅器1の入力信号AC
は、センスアンプ11内のNMOSトランジスタ53の
ゲート電極と、センスアンプ12内のNMOSトランジ
スタ54のゲート電極に与えられている。
【0032】また、センスアンプ11内のPMOSトラ
ンジスタ52の他方のソース/ドレイン電極がPMOS
トランジスタ13の一方のソース/ドレイン電極に接続
され、その信号線上の信号が増幅信号DCとなる。同様
に、センスアンプ12内のPMOSトランジスタ52の
他方のソース/ドレイン電極がPMOSトランジスタ1
4の一方のソース/ドレイン電極に接続され、その信号
線上の信号が増幅信号Dとなる。PMOSトランジスタ
13、14の他方のソース/ドレイン電極はそれぞれ電
源線と接続されている。また、PMOSトランジスタ1
3、14、センスアンプ11内のNMOSトランジスタ
55及びセンスアンプ12内のNMOSトランジスタ5
5のそれぞれのゲート電極には制御信号SEが与えられ
ている。
【0033】検出回路2の内部構成を図3に示す。検出
回路2は2入力NANDゲート21で構成されている。
2入力NANDゲート21の一方の入力端には増幅信号
Dが与えられ、他方の入力端には増幅信号DCが与えら
れている。2入力NANDゲート21の出力端よりパワ
ーオフ信号POが出力される。
【0034】ラッチ回路3の内部構成を図4に示す。ラ
ッチ回路3は、セット信号Sを受けるインバータ31
と、パワーオフ信号POを受けるインバータ32と、R
Sラッチを構成する2個の2入力NANDゲート33、
34と、初期化信号Iを受けるNMOSトランジスタ3
6と、制御信号SEを出力するインバータ35とにより
構成されている。
【0035】インバータ31の入力端にはセット信号S
が与えられ、インバータ31の出力端は2入力NAND
ゲート33の一方の入力端に接続されている。2入力N
ANDゲート33の他方の入力端は2入力NANDゲー
ト34の出力端と、インバータ35の入力端とに接続さ
れている。インバータ32の入力端にはパワーオフ信号
POが与えられ、インバータ32の出力端は2入力NA
NDゲート34の一方の入力端に接続されている。2入
力NANDゲート34の他方の入力端は2入力NAND
ゲート33の出力端と、NMOSトランジスタ36の一
方のソース/ドレイン電極とに接続されている。NMO
Sトランジスタ36のゲート電極には初期化信号Iが与
えられ、NMOSトランジスタ36の他方のソース/ド
レイン電極は接地線と接続されている。インバータ35
の出力端より制御信号SEが出力される。
【0036】ラッチ回路4の内部構成を図5に示す。ラ
ッチ回路4は、増幅信号Dを受ける2入力NANDゲー
ト41と、増幅信号DCを受ける2入力NANDゲート
42とにより構成されている。この2個の2入力NAN
Dゲート41、42によりRSラッチが構成されてい
る。2入力NANDゲート41の一方の入力端には増幅
信号Dが与えられ、2入力NANDゲート41の他方の
入力端は2入力NANDゲート42の出力端と接続さ
れ、その信号線の信号によりデータ出力信号Qが出力さ
れる。また、2入力NANDゲート42の一方の入力端
には増幅信号DCが与えられ、2入力NANDゲート4
2の他方の入力端は2入力NANDゲート41の出力端
と接続されている。
【0037】次に実施の形態1における増幅回路の動作
について、図6のタイミングチャートを用いて説明す
る。初めにラッチ回路3は、制御信号SEの電位が
“L”レベルになるように初期化されている。例えば、
電源投入時等に初期化信号Iの電位を一時的に“H”レ
ベルにすることによりラッチ回路3は初期化される。そ
の結果、ラッチ回路3の記憶データとして“0”が記憶
され、制御信号SEの電位が“L”レベルになる。な
お、ラッチ回路3の記憶データの状態は、2入力NAN
Dゲート33の出力端の電位が“H”レベルであれば
“1”を、“L”レベルであれば“0”が記憶されてい
るものとする。
【0038】制御信号SEの電位が“L”レベルのと
き、増幅器1のセンスアンプ11、12内のそれぞれの
NMOSトランジスタ55はオフ状態であるので、セン
スアンプ11、12は非活性化状態であり、センスアン
プ11、12には電流が流れない。すなわち増幅器1が
非活性状態である。また、増幅器1内のPMOSトラン
ジスタ13、14はオン状態であるので、増幅信号D、
DCの電位はそれぞれ電源電位までプリチャージされ
る。
【0039】次に、セット信号Sとして正極性のパルス
を与える。このセット信号Sの電位が“L”レベルから
“H”レベルに変化するタイミングで、ラッチ回路3の
記憶データとして“1”が記憶され、制御信号SEの電
位が“H”レベルとなる。その結果、増幅器1のセンス
アンプ11、12内のそれぞれのNMOSトランジスタ
55がオン状態になり、センスアンプ11、12が活性
化され動作状態になると共に、増幅器1内のPMOSト
ランジスタ13、14がオフ状態になるので、増幅信号
D、DCに対するプリチャージ動作が終わる。
【0040】センスアンプ11、12にそれぞれ与えら
れている一対の入力信号A、AC間の電位差をセンスア
ンプ11、12がそれぞれ増幅し、センスアンプ12よ
り増幅信号Dが出力され、センスアンプ11より増幅信
号DCが出力される。入力信号A、AC間の電位差が大
きくなることにより、増幅信号D、DCの内の一方の電
位が“H”レベルから“L”レベルに変化する。このと
き、他方の電位は“H”レベルのままである。例えば、
入力信号A、ACの電位の関係がA<ACのときは、増
幅信号Dの電位を“H”レベルから“L”レベルに変化
させる。
【0041】検出回路2である2入力NANDゲート2
1は、増幅信号D、DCの電位が両方とも“H”レベル
の状態から、いずれか一方の電位が“L”レベルに変化
したことを検出して2入力NANDゲート21の出力で
あるパワーオフ信号POの電位を“L”レベルから
“H”レベルに変化させる。なお、セット信号Sの電位
は、パワーオフ信号POの電位が“H”レベルになる前
までに“L”レベルに戻しておくことが必要である。す
なわちセット信号Sのパルス幅は、増幅器1が活性化さ
れ、入力信号A、ACの電位差を増幅し、相補となる増
幅信号D、DCが出力されるまでの増幅動作に必要な時
間よりも短いことが必要である。
【0042】また同時に、いずれか一方の電位が“L”
レベルに変化した増幅信号D、DCが2入力NANDゲ
ート41、42で構成されているラッチ回路4に与えら
れることにより、増幅器1により増幅されたデータが取
り込まれ保持される。その保持されたデータがラッチ回
路4のデータ出力信号Qとして出力される。
【0043】パワーオフ信号POの電位が“H”レベル
になるとラッチ回路3の記憶内容が“1”から“0”に
リセットされるので、制御信号SEの電位が“L”レベ
ルになる。その結果、センスアンプ11、12は活性状
態から非活性状態に変わることにより増幅器1が非動作
状態になるとともに、増幅信号D、DCに対してはそれ
ぞれ電源電位にプリチャージ動作が開始される。
【0044】そのため、増幅信号D、DCの電位は共に
“H”レベルになるので、検出回路2の2入力NAND
ゲート21の出力であるパワーオフ信号POの電位が
“H”レベルから“L”レベルに変化するが、このとき
セット信号Sの電位は“L”レベルであるので、ラッチ
回路3の記憶データは“0”のままで変わらない。よっ
て制御信号SEの電位は、“L”レベルのままであり、
増幅器1のセンスアンプ11、12が活性化されないの
で、センスアンプ11、12が動作状態になることはな
い。
【0045】なお、このとき増幅器1により増幅された
データがラッチ回路4に保持されている。そのラッチ回
路4に保持されているデータは、増幅信号D、DCの電
位が“H”レベルにプリチャージされても変化せず継続
して保持されるので、ラッチ回路4の出力データ信号Q
に影響はない。
【0046】ところで、増幅信号D、DCのいずれか一
方の電位が“L”レベルに変化したことを検出してパワ
ーオフ信号POが出力され、その結果、増幅器1が非活
性状態に変わる。その増幅器1が非活性状態に変わるタ
イミングまでに、いずれか一方の電位が“L”レベルに
変化している増幅信号D、DCのデータをラッチ回路4
に取り込まれ、保持できるようにタイミング設計が行わ
れていなければならない。
【0047】以上のようにラッチ回路3を設け、セット
信号Sを一時的に活性化することにより、ラッチ回路3
に“1”が記憶され、制御信号SEの電位が“H”レベ
ルになる。その結果、増幅器1が活性化されるので、増
幅器1に電流が流れ、増幅動作が行われる状態、すなわ
ち動作状態になる。増幅器1が動作状態になると、一対
の入力信号A、ACの電位差が増幅され、その増幅され
た増幅信号D、DCのいずれか一方の電位が変化したこ
とを検出回路2で検出し、その検出された信号であるパ
ワーオフ信号POがラッチ回路3に与えられることによ
り、ラッチ回路3の記憶内容が“0”にリセットされ、
制御信号SEの電位が“L”レベルになる。その結果、
増幅器1が非動作状態になるので、増幅器1に電流が流
れなくなる。
【0048】すなわち、増幅器1が増幅動作を行う必要
のある期間のみ増幅器1が活性化され、それ以外の期間
は非活性化されるようにしたので、増幅器1には増幅動
作を行う必要のある期間のみ電流が流れ、消費電力を低
減することができるようになるという効果がある。ま
た、制御に中間電位を用いることもないので動作も安定
している。
【0049】さらに、本実施の形態1における増幅器1
の活性化の終了のタイミングを自動化するための基本回
路構成は、検出回路2を構成する1個の2入力NAND
ゲート21と、ラッチ回路3を構成する2個の2入力N
ANDゲート33、34、及び3個のインバータ31、
32、35である。一方、特開平5−120887号公
報では、図11に示した制御回路1002に相当し、そ
の制御回路1002は、4個のCMOSトランスミッシ
ョンゲートと、3個の2入力NORゲートと、7個(論
理的には3個)のインバータとにより構成されており、
必要とするトランジスタ数が多い。
【0050】よって、本実施の形態1のように構成すれ
ば、従来と同様の機能である増幅器の活性化の終了のタ
イミングを自動化し、増幅器の消費電力の低減を実現す
るのに、より少ない素子数で実現できるので、増幅回路
を搭載するチップのレイアウト面積の削減が達成できる
という効果がある。
【0051】また、増幅器1の出力である増幅信号D、
DCをそれぞれプリチャージするためのPMOSトラン
ジスタ13、14が増幅器1内に設けられている。この
PMOSトランジスタ13、14は、増幅器1が非活性
状態のときにそれぞれオン状態になり、増幅信号D、D
Cの電位をそれぞれ電源電位に保つことができるので、
検出回路2を増幅器1が活性化されている期間のみ動作
させるための回路が必要とされず、連続的に増幅信号
D、DCの電位を監視すればよいので、検出回路2を簡
単な回路構成で実現できるという効果がある。さらに、
増幅器1が非活性状態でも増幅信号D、DCの電位をそ
れぞれ電源電位に保つことができるので、検出回路2を
安定に動作させることができるという効果もある。
【0052】さらに、初期化信号Iを与えることによ
り、ラッチ回路3の記憶データが“0”にリセットさ
れ、制御信号SEが出力されないように初期化すること
を可能にする構成にしたので、増幅動作が不必要なとき
には容易に増幅器1を非活性状態にすることができるよ
うになる。
【0053】また、初期化信号Iを電源投入時に与える
ことにより、電源投入直後に増幅器1が活性化されるの
を防止することができるようになる。これらにより増幅
動作が不必要なときに増幅器1に電流が流れ、消費電力
が増加するのを防ぐことができるようになるという効果
を奏する。
【0054】なお、図4で示されたラッチ回路3の代わ
りに図7で示された別のラッチ回路3を用いてもよい。
この図7で示された別のラッチ回路3は、セット信号S
を受ける2入力NORゲート37と、パワーオフ信号P
Oを受ける2入力NORゲート38と、初期化信号Iを
受けるNMOSトランジスタ36と、制御信号SEを出
力するインバータ35とにより構成されている。
【0055】2入力NORゲート37の一方の入力端に
はセット信号Sが与えられ、2入力NORゲート37の
他方の入力端は2入力NORゲート38の出力端と、N
MOSトランジスタ36の一方のソース/ドレイン電極
とに接続されている。2入力NORゲート38の一方の
入力端にはパワーオフ信号POが与えられ、2入力NO
Rゲート38の他方の入力端は2入力NORゲート37
の出力端と、インバータ35の入力端とに接続されてい
る。NMOSトランジスタ36のゲート電極には初期化
信号Iが与えられ、NMOSトランジスタ36の他方の
ソース/ドレイン電極は接地線と接続されている。イン
バータ35の出力端より制御信号SEが出力されてい
る。
【0056】このラッチ回路3の記憶データの状態は、
2入力NORゲート38の出力端の電位が“H”レベル
であれば“1”を、“L”レベルであれば“0”が記憶
されているものとする。“0”が記憶されているときに
は制御信号SEの電位は、“L”レベルとなり、増幅器
1は非活性化状態になっている。この図7で示された別
のラッチ回路3は、図2で示されたラッチ回路3と同様
の動作となるので動作の説明は省略する。
【0057】よって、図7で示された別のラッチ回路3
を用いることにより、本実施の形態1における増幅器の
活性化の終了のタイミングを自動化するための基本回路
構成は、検出回路2を構成する1個の2入力NANDゲ
ート21と、ラッチ回路3を構成する2個の2入力NO
Rゲート37、38、及びインバータ35となる。この
ことは、図4で示されたラッチ回路3を用いる場合と比
較してより少ないトランジスタ数で実現することができ
るようになる。
【0058】実施の形態2.実施の形態2における増幅
回路は、図4に示した実施の形態1のラッチ回路3の内
部構成を変えたもので、他の部分は実施の形態1と同一
である。すなわち、増幅回路のブロック構成は、図1に
示した実施の形態1と同一であり、その部分の説明は省
略する。同様に、増幅器1、検出回路2、ラッチ回路4
はそれぞれ図2、図3、図5で示した実施の形態1と同
一であり、その部分の構成、接続形態、動作の説明は省
略する。
【0059】実施の形態2におけるラッチ回路3の内部
構成を図8に示す。ラッチ回路3は2個のダイレクト端
子付きのDラッチ310、320と、セット信号S及び
パワーオフ信号POを受ける2入力NORゲート301
と、3個のインバータ302、303、304とにより
構成されている。Dラッチ310は2個のCMOSトラ
ンスミッションゲート311、314と、2個のインバ
ータ312、313と、NMOSトランスミッションゲ
ート315とにより構成されている。同様に、Dラッチ
320は2個のCMOSトランスミッションゲート32
1、324と、2個のインバータ322、323と、N
MOSトランスミッションゲート325とにより構成さ
れている。
【0060】ラッチ回路3の接続形態について説明す
る。2入力NORゲート301の一方の入力端にはセッ
ト信号Sが与えられ、他方の入力端にはパワーオフ信号
POが与えられている。2入力NORゲート301の出
力端はインバータ302の入力端に接続されている。イ
ンバータ302の出力端からラッチ制御信号LCが出力
され、そのインバータ302の出力端は、インバータ3
03の入力端と、Dラッチ310内のCMOSトランス
ミッションゲート311のPMOS側ゲート電極及びC
MOSトランスミッションゲート314のNMOS側ゲ
ート電極と、Dラッチ320内のCMOSトランスミッ
ションゲート321のNMOS側ゲート電極及びCMO
Sトランスミッションゲート324のPMOS側ゲート
電極とに接続されている。インバータ303の出力端
は、Dラッチ310内のCMOSトランスミッションゲ
ート311のNMOS側ゲート電極及びCMOSトラン
スミッションゲート314のPMOS側ゲート電極と、
Dラッチ320内のCMOSトランスミッションゲート
321のPMOS側ゲート電極及びCMOSトランスミ
ッションゲート324のNMOS側ゲート電極とに接続
されている。
【0061】Dラッチ310内のCMOSトランスミッ
ションゲート311の一方のソース/ドレイン電極はイ
ンバータ312の入力端と、CMOSトランスミッショ
ンゲート314の一方のソース/ドレイン電極とに接続
されている。インバータ312の出力端は、記憶ノード
316と、インバータ313の入力端と、NMOSトラ
ンスミッションゲート315の一方のソース/ドレイン
電極と、Dラッチ320内のCMOSトランスミッショ
ンゲート321の一方のソース/ドレイン電極とに接続
されている。NMOSトランスミッションゲート315
の他方のソース/ドレイン電極は接地線と接続されてい
る。また、NMOSトランスミッションゲート315の
ゲート電極にはパワーオフ信号POが与えられている。
【0062】Dラッチ320内のCMOSトランスミッ
ションゲート321の他方のソース/ドレイン電極は、
インバータ322の入力端と、CMOSトランスミッシ
ョンゲート324の一方のソース/ドレイン電極と、N
MOSトランスミッションゲート325の一方のソース
/ドレイン電極とに接続されている。インバータ322
の出力端は、記憶ノード326と、インバータ323の
入力端と、インバータ304の入力端とに接続されてい
る。NMOSトランスミッションゲート325の他方の
ソース/ドレイン電極は接地線と接続されている。ま
た、NMOSトランスミッションゲート325のゲート
電極には初期化信号Iが与えられている。インバータ3
04の出力端はDラッチ310内のCMOSトランスミ
ッションゲート311の他方のソース/ドレイン電極に
接続され、その信号線の信号が制御信号SEである。
【0063】次に、実施の形態2における増幅回路の動
作について、図9のタイミングチャートを用いて説明す
る。増幅回路は、ラッチ回路3を除いて実施の形態1と
同一であり、また基本的な動作も実施の形態1と同様で
あるので、ここではラッチ回路3の動作を中心に説明す
る。
【0064】初めにラッチ回路3は、ラッチ回路3の出
力である制御信号SEの電位が“L”レベルになるよう
に初期化される。図9のタイミングチャートにおいて時
刻t1で初期化信号Iの電位が“H”レベルになると、
Dラッチ320内のNMOSトランスミッションゲート
325がオンし、記憶ノード326の電位が“H”レベ
ルとなるので、その反転された信号である制御信号SE
の電位は“L”レベルとなり、増幅器1は非活性状態に
なる。この初期化は電源投入時に増幅器1を非活性状態
にするために必要である。
【0065】時刻t2のときに初期化信号Iの電位が
“H”レベルから“L”レベルに変化する。なおこのと
きセット信号S、パワーオフ信号POの電位は、それぞ
れ“L”レベルである。このときDラッチ310、32
0に与えられているラッチ制御信号LCの電位が“L”
レベルであるので、Dラッチ320のCMOSトランス
ミッションゲート324がオンしている。よって、記憶
ノード326は“H”レベルの電位が保持されるので、
制御信号SEの電位は“L”レベルのままである。ま
た、Dラッチ310のCMOSトランスミッションゲー
ト311がオンしているので、制御信号SEの電位であ
る“L”レベルが伝達され、Dラッチ310の記憶ノー
ド316の電位が“H”レベルとなる。
【0066】時刻t3のときにセット信号Sの電位が
“L”レベルから“H”レベルに変化する。なおこのと
き初期化信号I、パワーオフ信号POの電位は、それぞ
れ“L”レベルである。このときラッチ制御信号LCの
電位が“L”レベルから“H”レベルに変化するので、
Dラッチ310のCMOSトランスミッションゲート3
11がオフし、CMOSトランスミッションゲート31
4がオンするので、記憶ノード316の電位が“H”レ
ベルのまま保持される。このときDラッチ320のCM
OSトランスミッションゲート321がオンし、CMO
Sトランスミッションゲート324がオフするので、記
憶ノード316の電位がCMOSトランスミッションゲ
ート321を介して伝達される。その結果、記憶ノード
326の電位が“L”レベルに変化するので、制御信号
SEの電位が“H”レベルになり、増幅器1が活性化さ
れる。
【0067】時刻t4のときにセット信号Sの電位が
“H”レベルから“L”レベルに変化する場合について
説明する。これは図9のタイミングチャート内に示した
(a)の場合に相当する。なおこのとき初期化信号I、
パワーオフ信号POの電位はそれぞれ“L”レベルであ
る。このときラッチ制御信号LCの電位が“H”レベル
から“L”レベルに変化するので、Dラッチ320のC
MOSトランスミッションゲート321がオフし、CM
OSトランスミッションゲート324がオンするので、
記憶ノード326の電位が“L”レベルのまま保持され
る。その結果、制御信号SEの電位は“H”レベルのま
まであり、増幅器1の活性化状態が継続される。なお、
このときDラッチ310のCMOSトランスミッション
ゲート311がオンし、CMOSトランスミッションゲ
ート314がオフするので、制御信号SEの電位がCM
OSトランスミッションゲート311を介して伝達され
る。その結果、記憶ノード316の電位が“L”レベル
に変化する。
【0068】時刻t5のときにパワーオフ信号POの電
位が“L”レベルから“H”レベルに変化する。なお、
このとき初期化信号I、セット信号Sの電位は、それぞ
れ“L”レベルである。これは図9のタイミングチャー
ト内に示した(a)の場合に相当する。このときDラッ
チ310のNMOSトランスミッションゲート315が
オンするので、記憶ノード316の電位は“L”レベル
になる。また、ラッチ制御信号LCの電位が“L”レベ
ルから“H”レベルに変化する。その結果、CMOSト
ランスミッションゲート311がオフし、CMOSトラ
ンスミッションゲート314がオンするので、その記憶
ノード316の電位が“L”レベルのまま保持される。
また、Dラッチ320のCMOSトランスミッションゲ
ート321がオンし、CMOSトランスミッションゲー
ト324がオフするので、記憶ノード316の電位がC
MOSトランスミッションゲート321を介して伝達さ
れる。その結果、記憶ノード326の電位が“H”レベ
ルに変化するので、制御信号SEの電位が“L”レベル
になり、増幅器1が活性状態から非活性状態に変わる。
【0069】時刻t6のときにパワーオフ信号POの電
位が“H”レベルから“L”レベルに変化する。なお、
このとき初期化信号I、セット信号Sの電位は、それぞ
れ“L”レベルである。これは図9のタイミングチャー
ト内に示した(a)の場合に相当する。このときは時刻
t4の場合の動作と同一になるので動作の説明を省略す
る。以降の動作は時刻t2〜時刻t6を繰り返す。
【0070】時刻t5のときにパワーオフ信号POの電
位が“L”レベルから“H”レベルに変化するが、この
ときセット信号Sの電位が“H”レベルのままであると
きの動作を説明する。これは図9のタイミングチャート
内に示した(b)、(c)の場合に相当する。このとき
初期化信号Iの電位は“L”レベルである。なお、図9
のタイミングチャート内に示した(b)、(c)の場
合、時刻t4ではセット信号Sの電位は“H”レベルの
ままで変化がないので、時刻t4の動作は時刻t3の動
作が継続されることになる。
【0071】このとき、Dラッチ310のNMOSトラ
ンスミッションゲート315がオンするので記憶ノード
316の電位は“L”レベルになる。また、ラッチ制御
信号LCの電位は“H”レベルのままであり、CMOS
トランスミッションゲート311がオフし、CMOSト
ランスミッションゲート314がオンしているので、記
憶ノード316の電位が“L”レベルのまま保持され
る。また、Dラッチ320のCMOSトランスミッショ
ンゲート321がオンし、CMOSトランスミッション
ゲート324がオフしているので、記憶ノード316の
電位がCMOSトランスミッションゲート321を介し
て伝達される。その結果、記憶ノード326の電位が
“H”レベルに変化するので、制御信号SEの電位が
“L”レベルになり、増幅器1が活性状態から非活性状
態に変わる。
【0072】時刻t6のときにパワーオフ信号POの電
位が“H”レベルから“L”レベルに変化するが、セッ
ト信号Sの電位が時刻t5と時刻t6の間で“H”レベ
ルから“L”レベルに変化したときの動作を説明する。
これは図9のタイミングチャート内に示した(b)の場
合に相当する。なお、このとき初期化信号Iの電位は
“L”レベルである。このときはパワーオフ信号PO、
初期化信号I、ラッチ制御信号LCの電位に変化がない
ので、時刻t5の状態が継続する。以降の動作は時刻t
2〜時刻t6を繰り返す。
【0073】時刻t6のときにパワーオフ信号POの電
位が“H”レベルから“L”レベルに変化するが、セッ
ト信号Sの電位が“H”レベルまま変化しないときの動
作を説明する。これは図9のタイミングチャート内に示
した(c)に相当する。なお、このとき初期化信号Iの
電位は“L”レベルである。このときラッチ制御信号L
Cの電位は“H”レベルのまま変化しないので、Dラッ
チ310のCMOSトランスミッションゲート311が
オフし、CMOSトランスミッションゲート314がオ
ンしているので、記憶ノード316の電位が“L”レベ
ルのまま保持される。このときDラッチ320のCMO
Sトランスミッションゲート321がオンし、CMOS
トランスミッションゲート324がオフするので、記憶
ノード316の電位がCMOSトランスミッションゲー
ト321を介して伝達される。しかしながら、記憶ノー
ド326の電位が“H”レベルのまま変化しないので、
制御信号SEの電位が“L”レベルになり、増幅器1の
非活性状態が継続される。
【0074】時刻t7のときにセット信号Sの電位が
“H”レベルから“L”レベルに変化するときの動作を
説明する。これは図9のタイミングチャート内に示した
(c)の場合に相当する。なお、このとき初期化信号I
及びパワーオフ信号POの電位は、それぞれ“L”レベ
ルである。このときは時刻t4の場合の動作と同一にな
るので説明を省略する。以降の動作は時刻t2〜時刻t
7を繰り返す。
【0075】以上のように図8で示したラッチ回路3を
設け、セット信号Sを一時的に活性化することにより、
ラッチ回路3の記憶ノード326の電位が“L”レベル
になるので、制御信号SEの電位が“H”レベルにな
る。その結果、増幅器1が活性化されるので、増幅器1
に電流が流れ、増幅動作が行われる状態、すなわち動作
状態になる。増幅器1が動作状態になると、一対の入力
信号A、ACの電位差が増幅され、その増幅された増幅
信号D、DCのいずれか一方の電位が変化したことを検
出回路2で検出し、その検出された信号であるパワーオ
フ信号POがラッチ回路3に与えられることにより、ラ
ッチ回路3の記憶ノード326の電位が“H”レベルに
なるので、制御信号SEの電位が“L”レベルになる。
【0076】その結果、増幅器1が非動作状態になるの
で、増幅器1に電流が流れなくなり、消費電力を低減す
ることができるようになるという効果がある。また、制
御に中間電位を用いることもないので動作も安定してい
る。
【0077】実施の形態1の図4で示したラッチ回路3
では、パワーオフ信号POの電位が“L”レベルから
“H”レベルに変化する前にセット信号Sの電位を
“H”レベルから“L”レベルに変化させておく必要が
あった。しかし、実施の形態2の図8で示したラッチ回
路3ではセット信号Sの電位が“L”レベルから“H”
レベルの立ち上がりエッジのみを検出して制御信号SE
を生成しているので、セット信号Sの電位を“H”レベ
ルから“L”レベルに変化させるタイミングは、次にセ
ット信号Sの電位を“L”レベルから“H”レベルにす
る時刻までの間であればいつでもよい。
【0078】すなわち、実施の形態2のラッチ回路3に
おいてセット信号Sの電位は、パワーオフ信号POの電
位が“H”レベルになる前(図9内で示した(a)の場
合)、“H”レベルの期間中(図9内で示した(b)の
場合)、及び“L”レベルに変化した後(図9内で示し
た(c)の場合)の何れのタイミングで“H”レベルか
ら“L”レベルに変化してもラッチ回路3の動作に支障
はない。
【0079】以上のような構成にすれば、増幅動作を制
御する制御信号SEの立ち上がりエッジのみを制御に使
っており、制御信号SEの立ち下がりのタイミングを考
慮しないで回路設計ができるようになるので、増幅回路
の回路設計が容易になるという効果を奏する。
【0080】また、増幅器1の出力である増幅信号D、
DCをそれぞれプリチャージするためのPMOSトラン
ジスタ13、14が増幅器1内に設けられている。この
PMOSトランジスタ13、14は、増幅器1が非活性
状態のときにそれぞれオン状態になり、増幅信号D、D
Cの電位をそれぞれ電源電位に保つことができるので、
検出回路2を動作させるタイミングを制御する必要がな
く、連続的に増幅信号D、DCを監視すればよいので、
検出回路2を簡単な構成で実現できるという効果があ
る。さらに、増幅器1が非活性状態でも増幅信号D、D
Cの電位をそれぞれ電源電位に保つことができるので、
検出回路2を安定に動作させることができるという効果
もある。
【0081】さらに、初期化信号Iを与えることによ
り、ラッチ回路3内の記憶ノード326の電位が“H”
レベルになり、制御信号SEが出力されないように初期
化することを可能にする構成にしたので、増幅動作が不
必要なときには容易に増幅器1を非活性状態にすること
ができるようになる。
【0082】また、初期化信号Iを電源投入時に与える
ことにより、電源投入直後に増幅器1が活性化されるの
を防止することができるようになる。これらにより増幅
動作が不必要なときに増幅器1に電流が流れ、消費電力
の増加するのを防ぐことができるようになるという効果
を奏する。
【0083】実施の形態3.実施の形態3における増幅
回路のブロック構成は、図1に示した実施の形態1と同
一であるので、ブロック構成の説明は省略する。また、
増幅回路を構成する増幅器1、検出回路2、ラッチ回路
3及びラッチ回路4の内部構成は、それぞれ図2、図
3、図4、図5に示した実施の形態1と同一であるの
で、その部分の構成、接続形態、動作及び実施の形態1
と同一の効果の説明は省略する。
【0084】ところで、増幅器1では、一対の入力信号
A、ACの尾少な電位差で増幅信号D、DCが変化する
ので、入力信号A、ACにノイズが含まれているとその
ノイズに反応して一時的に間違ったデータを出力するこ
とがある。このようにノイズに反応して誤った増幅信号
D、DCに検出回路2が反応すると、パワーオフ信号P
Oがラッチ回路3の記憶データを“0”にリセットして
しまうので、本来であれば増幅動作が継続すべきである
にもかかわらず動作途中で増幅器1を非活性化し、非動
作状態にしてしまうという問題がある。
【0085】これを防ぐには増幅器1に、入力信号A、
ACが多少変化しても、増幅信号D、DCが変化しにく
い方向にあらかじめオフセットを付けておくか、検出回
路2に増幅信号D、DCの変化を検出しにくい方向にオ
フセットを付けておけばよい。
【0086】増幅器1のオフセットについて述べる。初
めに、実施の形態3におけるオフセットがない増幅器1
とは、入力信号A、ACの電位が等しいときにセンスア
ンプ11の一対の差動出力の電位が等しく、かつセンス
アンプ12の一対の差動出力の電位が等しいときであ
る。
【0087】例えば、PMOSトランジスタとNMOS
トランジスタの駆動能力の比の関係が次のようになって
いる。 (P1/N1)=(P2/N2)=(P3/N3)=
(P4/N4) ここで、センスアンプ11のPMOSトランジスタ5
2、NMOSトランジスタ54、PMOSトランジスタ
51、及びNMOSトランジスタ53のそれぞれの駆動
能力をP1、N1、P2、N2とする。同様に、センス
アンプ12のPMOSトランジスタ52、NMOSトラ
ンジスタ54、PMOSトランジスタ51、及びNMO
Sトランジスタ53の駆動能力をそれぞれP3、N3、
P4、N4とする。
【0088】また、センスアンプ11内のPMOSトラ
ンジスタ51のソースドレイン電極とNMOSトランジ
スタ53のソースドレイン電極が接続されているノード
をノードND1、センスアンプ12内のPMOSトラン
ジスタ51のソースドレイン電極とNMOSトランジス
タ53のソースドレイン電極が接続されているノードを
ノードND2とする。
【0089】センスアンプ11の一対の差動出力は、そ
れぞれ増幅信号DCとノードND1上の信号となる。同
様にセンスアンプ12の一対の差動出力は、それぞれ増
幅信号DとノードND2上の信号となる。このとき、増
幅器1の入力信号Aと入力信号ACの電位が等しけれ
ば、増幅信号DC、ノードND1上の信号、増幅信号
D、ノードND2上の信号の電位がそれぞれ等しくな
る。この状態が増幅器1にオフセットがない状態であ
る。
【0090】増幅器1のオフセットは、センスアンプ1
1、12のそれぞれを構成する左側と右側のトランジス
タの駆動力の比を変えることにより実現することができ
る。すなわち、増幅信号D又は増幅信号DCを出力する
センスアンプ11、12の一方の出力端に接続されたP
MOSトランジスタ52及びNMOSトランジスタ54
の駆動能力の比と、ノードND1又はノードND2であ
るセンスアンプ11、12の他方の出力端に接続された
PMOSトランジスタ51及びNMOSトランジスタ5
3の駆動能力の比を変えたものである。具体的には、P
MOSトランジスタとNMOSトランジスタの駆動能力
の比の関係を次のようにしたものである。 (P1/N1)>(P2/N2) かつ (P3/N
3)>(P4/N4)
【0091】例えば、センスアンプ11、12を構成す
る各トランジスタのゲート長が一定であれば、N1及び
N3のそれぞれに対応するセンスアンプ11のNMOS
トランジスタ54及びセンスアンプ12のNMOSトラ
ンジスタ54のトランジスタサイズを、オフセットがな
い場合のそれぞれのトランジスタサイズと比較して同じ
ように小さくする。あるいは、P1及びP3のそれぞれ
に対応するセンスアンプ11のPMOSトランジスタ5
2及びセンスアンプ12のPMOSトランジスタ52の
トランジスタサイズを、オフセットがない場合のそれぞ
れのトランジスタサイズと比較して同じように大きくす
ることにより実現することができる。
【0092】一般に、増幅器1の入力信号Aと入力信号
ACの電位が等しいとき、増幅信号Dと増幅信号DCの
電位は等しくなる。ここで、上記のようにPMOSトラ
ンジスタとNMOSトランジスタの駆動能力の比を変
え、オフセットを持たせることにより増幅器1の増幅信
号D、DCの電位を、それぞれオフセットを持たないと
きよりも、より電源電位に近づけることができる。この
ときノードND1上の信号及びノードND2上の信号の
電位は、オフセットを持たないときよりそれぞれ低くな
る。
【0093】その結果、入力信号A、ACに多少ノイズ
が含まれていても増幅信号D、DCに対するノイズの影
響を低減することができるので、検出回路2が検出しに
くくなり、ラッチ回路3が誤動作しにくくなるので、ノ
イズに強い増幅回路を構成することができるようにな
る。
【0094】次に、検出回路2のオフセットについて述
べる。検出回路2である2入力NANDゲート21の論
理しきい値電圧の値を下げることにより、2入力NAN
Dゲート21の入力信号である増幅信号D、DCの電位
が“H”レベルから多少下がっても論理しきい値電圧以
下にならない限り、2入力NANDゲート21の出力で
あるパワーオフ信号POの電位が“H”レベルになるこ
とはない。
【0095】具体的には、2入力NANDゲート21の
論理しきい値電圧の値を、同一チップ内に存在する他の
2入力NANDゲートの論理しきい値電圧の値よりも小
さくしたものを用いればよい。例えば、2入力NAND
ゲート21の論理しきい値電圧の値を、ラッチ回路4の
RSラッチを構成する2入力NANDゲート41、42
のそれぞれの論理しきい値電圧よりも小さくすればよ
い。望ましくは、2入力NANDゲート21の論理しき
い値電圧の値を、同一チップ内に標準的に存在する他の
2入力NANDゲートの論理しきい値電圧の値よりも小
さくすればよい。このようにすることにより、増幅信号
D、DCに多少ノイズが含まれていてもパワーオフ信号
POが出力されなくなり、ラッチ回路3が誤動作しなく
なるので、ノイズに強い増幅回路を構成することができ
るようになるという効果を奏する。
【0096】また、図4に示したラッチ回路3の代わり
に図7で示した別のラッチ回路3としてもよい。図7で
示した別のラッチ回路3の内部構成、接続形態、動作の
説明は、実施の形態1の構成を一部変更したときの説明
と同一なので省略する。
【0097】さらに、図4に示したラッチ回路3の代わ
りに図8で示したラッチ回路3としてもよい。図8で示
したラッチ回路3の内部構成、接続形態、動作の説明は
実施の形態2と同一なので説明を省略する。
【0098】ラッチ回路3として、図7で示した別のラ
ッチ回路3又は図8で示したラッチ回路3を用いても、
増幅器1がノイズに反応し、ノイズの影響を受けた増幅
信号D、DCが出力され、その増幅信号D、DCに検出
回路2が反応すると、増幅回路に今まで述べたような不
具合が発生する。
【0099】これを防ぐには、この実施の形態3で説明
したように増幅器1にあらかじめオフセットを付けてお
くか、検出回路2に増幅信号D、DCの変化を検出しに
くい方向にオフセットを付けておけばよい。具体的な方
法は図4に示したラッチ回路3を用いたときの説明と同
様なので説明を省略する。このようにすることによりノ
イズに強い増幅回路を構成することができるようになる
という効果を奏する。
【0100】なお、この実施の形態3における増幅器1
を構成するセンスアンプ11、12としてカレントミラ
ー型差動増幅回路を用いた場合について述べたが、他の
差動増幅回路を用いても実現することができる。しか
し、他の差動増幅回路を用いてもノイズがあれば、増幅
回路1に上述の不具合が発生する。
【0101】それを回避するためにはその差動増幅回路
を用いた増幅器1にオフセットを付けることが必要であ
る。そのためには、それぞれの差動増幅回路の一方の出
力端に接続されたトランジスタのトランジスタサイズと
他方の出力端に接続されたトランジスタのトランジスタ
サイズを相違させることにより増幅器1にオフセットを
実現することができるようになるので、ノイズに強い増
幅回路を構成することができるようになる。
【0102】実施の形態4.実施の形態4における増幅
回路は、図2で示した実施の形態3の増幅器1の内部構
成を変えたもので、他の部分は同一である。すなわち、
増幅回路のブロック構成は、図1に示した実施の形態3
と同一であるので、ブロック構成の説明は省略する。同
様に、検出回路2、ラッチ回路3及びラッチ回路4の内
部構成は、それぞれ図3、図4、図5に示した実施の形
態3と同一であるので、その部分の構成、接続形態、動
作の説明は省略する。
【0103】実施の形態4における別の増幅器1の内部
構成を図10に示す。図10で示された別の増幅器1
は、カレントミラー型差動増幅回路を用いたセンスアン
プ12と、センスアンプ12の一対の出力信号をプリチ
ャージするための2個のPMOSトランジスタ14、1
5と、4個のインバータ16〜19とにより構成されて
いる。この図10のセンスアンプ12の内部構成は図2
のセンスアンプ12と同一であるので、その部分の接続
形態の説明は省略する。
【0104】入力信号A、ACは、それぞれセンスアン
プ12内のNMOSトランジスタ53のゲート電極、及
びNMOSトランジスタ54のゲート電極に与えられて
いる。PMOSトランジスタ51のソース/ドレイン電
極とNMOSトランジスタ53のソース/ドレイン電極
とが接続されている信号線はPMOSトランジスタ15
の一方のソース/ドレイン電極とインバータ16の入力
端に接続されている。また、PMOSトランジスタ15
の他方のソース/ドレイン電極は電源線と接続されてい
る。同様に、PMOSトランジスタ52のソース/ドレ
イン電極とNMOSトランジスタ54のソース/ドレイ
ン電極とが接続されている信号線はPMOSトランジス
タ14の一方のソース/ドレイン電極とインバータ18
の入力端に接続されている。また、PMOSトランジス
タ14の他方のソース/ドレイン電極は電源線と接続さ
れている。
【0105】PMOSトランジスタ14、15及びNM
OSトランジスタ55のゲート電極にはそれぞれ制御信
号SEが与えられている。インバータ16の出力端はイ
ンバータ17の入力端に接続されおり、インバータ17
の出力端より増幅信号DCが出力されている。また、イ
ンバータ18の出力端はインバータ19の入力端に接続
されており、インバータ19の出力端より増幅信号Dが
出力されている。
【0106】次に実施の形態4における動作を説明す
る。図2で示された増幅器1の代わりに図10で示され
た別の増幅器1を用いたときの増幅回路の動作は、実施
の形態3の図2〜図6で説明した増幅回路の動作と同様
であるので、動作の説明を省略する。この、別の増幅器
1を用いたときでも、別の増幅器1の活性、非活性を制
御できるので、消費電力を低減することができる。
【0107】ここで、インバータ16、18のそれぞれ
の論理しきい値電圧の値を低くすることにより、入力信
号A、ACに加わったノイズの影響でセンスアンプ12
より出力される一対の出力信号の電位が“H”レベルか
ら多少下がったとしても論理しきい値電圧以下にならな
い限り、インバータ16、18の出力の電位はそれぞれ
“L”レベルが保たれる。その結果、インバータ17、
19の出力である増幅信号DC、Dの電位はそれぞれ
“H”レベルを保つことができるようになる。
【0108】よって、入力信号A、ACが多少変化して
も、増幅信号D、DCの電位が“H”レベルから“L”
レベルに変化しにくい方向にオフセットを与えた増幅器
1を得ることができる。そのような増幅器1とすること
により、入力信号A、ACに多少ノイズが含まれていて
も増幅信号D、DCにノイズが現れにくくなるので、検
出回路2が検出しにくくなる。その結果、ラッチ回路3
が誤動作しにくくなるので、ノイズに強い増幅回路を構
成することができるようになる。
【0109】次に、検出回路2のオフセットについて述
べる。検出回路2のオフセットは実施の形態3と同一な
ので、ここではその実現法及び効果の説明を省略する。
【0110】なお、増幅器1から出力される増幅信号
D、DCの電位は、それぞれ“H”レベルからいずれか
一方の電位が“L”レベルに変化するのを検出回路2に
より検出していた。ここで、増幅器1の構成によっては
電位の関係が逆になる場合も考えられる。例えば、図1
0で示された別の増幅器1よりインバータ17、19を
削除し、インバータ16、18の出力をそれぞれ増幅信
号DC、Dとした場合である。
【0111】このとき、増幅器1が非活性状態のときに
増幅信号D、DCの電位は、それぞれ“L”レベルにな
っており、増幅器1を活性化することにより、入力信号
A、ACの電位差が増幅され、増幅信号D、DCの電位
の両方が“L”レベルからいずれか一方の電位が“H”
レベルに変化するのを検出回路2により検出することが
必要になる。
【0112】このような場合は、検出回路2として2入
力NORゲートを使用するか、図3で示した検出回路2
を一部変更して2入力NANDゲート21にインバータ
を2個追加した構成とし、増幅信号D、DCをそれぞれ
のインバータの入力端に与え、インバータの出力端をそ
れぞれ2入力NANDゲート21の一方入力端と他方の
入力端に接続するようにしてもよい。
【0113】このような検出回路2であっても、増幅信
号D、DCの変化を検出しにくい方向にオフセットを付
けておくことにより、増幅信号D、DCにノイズが含ま
れていても増幅器1の誤動作を防止できるようになる。
具体的には、2入力NORゲートで構成されているとき
は、その2入力NORゲートの論理しきい値電圧の値を
同一チップ内に存在する他の2入力NORゲートの論理
しきい値電圧よりも高くしたものを用いればよい。望ま
しくは同一チップ内に標準的に存在する2入力NORゲ
ートの論理しきい値電圧の値よりも高くしたものを用い
ればよい。
【0114】また、2個のインバータに2入力NAND
ゲート21の構成のときは、その2個のインバータの論
理しきい値電圧の値をそれぞれ同一チップ内に存在する
他のインバータの論理しきい値電圧よりも高くしたもの
を用いればよい。望ましくは同一チップ内に標準的に存
在するインバータの論理しきい値電圧の値よりも高くし
たものを用いればよい。
【0115】また、図4に示したラッチ回路3の代わり
に図7で示した別のラッチ回路3としてもよい。図7で
示したラッチ回路3の内部構成、接続形態、動作の説明
は、実施の形態3の構成を一部変更したときの説明と同
一なので省略する。
【0116】さらに、図4に示したラッチ回路3の代わ
りに図8で示したラッチ回路3としてもよい。図8で示
したラッチ回路3の内部構成、接続形態、動作の説明は
実施の形態2と同一なので説明を省略する。
【0117】ラッチ回路3として、図7で示した別のラ
ッチ回路3又は図8で示したラッチ回路3を用いても、
増幅器1がノイズに反応し、ノイズの影響を受けた増幅
信号D、DCが出力され、その増幅信号D、DCに検出
回路2が反応すると、増幅回路に今まで述べたような不
具合が発生する。
【0118】これを防ぐにはこの実施の形態4で説明し
たように増幅器1にあらかじめオフセットを付けておく
か、検出回路2に増幅信号D、DCの変化を検出しにく
い方向にオフセットを付けておけばよい。具体的な方法
は図4に示したラッチ回路3を用いたときの説明と同様
なので説明を省略する。このようにすることによりノイ
ズに強い増幅回路を構成することができるようになると
いう効果を奏する。
【0119】
【発明の効果】第1の発明に係わる増幅回路において
は、第1の制御信号により活性化が制御され、一対の増
幅信号を出力する増幅器と、一対の増幅信号が与えら
れ、一対の増幅信号のいずれか一方の電位が変化したこ
とを検出し、検出されたときに検出信号を出力する検出
回路と、第2の制御信号及び検出信号が与えられ第1の
制御信号を出力する保持回路とを備え、第2の制御信号
の入力に応じて第1の制御信号の出力が開始され、検出
信号の入力に応じて第1の制御信号の出力が終了され、
第2の制御信号が終了しても、第2の制御信号が終了し
た時点での信号データが保持されるようにした。その結
果、増幅器は第2の制御信号により活性化され、増幅器
の出力である一対の増幅信号のいずれか一方の電位が変
化したことを検出して自動的に増幅器が非活性化される
ので、増幅器に流れる電流を低減することができるとと
もに、増幅器に、一方の電位が変化したことを検出する
検出回路と、第2の制御信号の入力により第1の制御信
号の出力が開始され、検出信号の入力により第1の制御
信号の出力が終了する保持回路とによる簡単な機能を追
加することで実現することができるようになるという効
果を奏する。
【0120】第2の発明に係わる増幅回路においては、
保持回路はRSラッチ回路で構成され、セット入力端に
第2の制御信号が与えられ、リセット入力端に検出信号
が与えられており、第2の制御信号の終了のタイミング
が、検出回路により検出信号が出力されるタイミングよ
りも前にあるようにした。また、第3の発明に係わる増
幅回路においては、RSラッチ回路に2個のNANDゲ
ートが含まれており、第4の発明に係わる増幅回路にお
いては、RSラッチ回路に2個のNORゲートが含まれ
ているようにした。その結果、自動的に増幅器を非活性
化する機能を少ない回路規模で実現することができるよ
うになるという効果を奏する。
【0121】第5の発明に係わる増幅回路においては、
保持回路の第2の制御信号の入力は、第2の制御信号の
立ち上がり及び立ち下がりのいずれか一方の変化点に応
じてのみ第1の制御信号を出力する信号データが保持さ
れるように構成されたエッジトリガ型にした。また、第
6の発明に係わる増幅回路においては、保持回路は2段
構成のDラッチが含まれ、Dラッチのそれぞれのクロッ
ク信号として第2の制御信号に応じた信号が与えられ、
後段のDラッチの出力信号に応じて第1の制御信号が出
力されるようにした。その結果、第2の制御信号の一方
の変化点でのタイミングのみが使用されるので自動的に
増幅器を非活性化する回路を実現するときのタイミング
設計が楽になるという効果を奏する。
【0122】第7の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器が非活性状態であるときに、一対の増幅信号の両
方を“H”もしくは“L”の電位にプリチャージするプ
リチャージ手段を備えたことにより、増幅器が非活性状
態であっても一対の増幅信号をそれぞれ“H”もしくは
“L”の電位にプリチャージされているので、検出回路
2を増幅器1が活性化されている期間のみ動作させるた
めの回路が必要とされず、連続的に増幅信号D、DCの
電位を監視すればよいので、検出回路2を簡単な回路構
成で実現できるという効果がある。
【0123】第8の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器からの一対の増幅信号を受け、一対の増幅信号に
対応するデータを保持する別の保持回路を備えたので、
増幅器が非活性状態になっても増幅器から出力されたデ
ータを保持することができるようになるので、増幅器か
らの出力されたデータを利用する回路は、増幅器の活
性、非活性の状態を考慮しないでデータを利用できるよ
うになるという効果を奏する。
【0124】第9の発明に係わる増幅回路においては、
増幅器はカレントミラー型差動増幅回路を備えるように
したので、活性、非活性の制御がカレントミラー型差動
増幅回路の一つゲートにより制御でき、活性、非活性の
制御回路が簡単になるという効果を奏する。
【0125】第10の発明に係わる増幅回路において
は、増幅器は、一対の増幅信号の変化を妨げる方向にオ
フセットがあるようにした。また、第11の発明に係わ
る増幅回路においては、増幅器は2個の差動増幅回路が
含まれ、増幅回路のオフセットは、一対の入力信号の電
位が同電位であるときに、2個の差動増幅回路のそれぞ
れにおける一方の出力端の電位と他方の出力端の電位と
が異なるようにし、第12の発明に係わる増幅回路にお
いては、増幅器のオフセットは、差動増幅回路の一方の
出力端に接続されたトランジスタのトランジスタサイズ
と他方の出力端に接続されたトランジスタのトランジス
タサイズとを相違させることにより実現した。さらに、
第13の発明に係わる増幅回路においては、差動増幅回
路と、差動増幅回路からの出力信号が与えられた論理ゲ
ート回路が含まれ、増幅器のオフセットは、同一チップ
内に存在するその論理ゲート回路と同じ論理ゲート回路
の論理しきい値電圧と比較して、その論理ゲート回路の
論理しきい値電圧の値を、一対の出力信号の変化を検出
しにくい方向にシフトするようにした。その結果、増幅
器の入力信号のノイズによる一対の増幅信号の変化が妨
げられ、検出回路がノイズによる影響を検出しにくくな
るので、増幅器がノイズにより非活性化される誤動作を
防止することができるようになるという効果を奏する。
【0126】第14の発明に係わる増幅回路において
は、検出回路は、一対の増幅信号が与えられている論理
ゲート回路を有し、その論理ゲート回路は、同一チップ
内に存在するその論理ゲート回路と同じ論理ゲート回路
の論理しきい値電圧と比較して、その論理ゲート回路の
論理しきい値電圧の値が一対の増幅信号の変化を検出し
にくい方向にシフトされた構成になっているので、一対
の増幅信号にノイズが含まれている場合でも、検出回路
がノイズを検出しにくくなるので、増幅器がノイズによ
り非活性化される誤動作を防止することができるように
なるという効果を奏する。
【0127】第15の発明に係わる増幅回路において
は、論理ゲート回路は2入力論理ゲート回路で構成さ
れ、その2入力論理ゲート回路により一対の増幅信号の
いずれか一方の電位が変化したことを検出する機能を有
するようにしたので、簡単な回路で検出回路を実現する
ことができ、チップのレイアウト面積を大きくしなくて
すむという効果を奏する。
【0128】第16の発明に係わる増幅回路において
は、保持回路は、第3の制御信号に応答してリセットさ
れる初期化手段をさらに備えたので、増幅器の増幅動作
が必要のないときに非活性化することができるので、消
費電力の低減が実現できるという効果を奏する。
【0129】第17の発明に係わる増幅回路において
は、初期化手段によるラッチ回路のリセットは、電源投
入時に行われるようにしたので、電源投入時に増幅器が
活性化されるのを防止でき、消費電力の低減が実現でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1、2、3又は4による
増幅回路のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1、2又は3による増幅
器1の内部構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態1、2、3又は4による
検出回路2の内部構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態1、3又は4によるラッ
チ回路3の内部構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態1、2、3又は4による
ラッチ回路4の内部構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態1、3又は4による増幅
回路の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態1、3又は4による別の
ラッチ回路3の内部構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態2、3又は4によるラッ
チ回路3の内部構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態2、3又は4による増幅
回路の動作を説明するタイミングチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態4による別の増幅器1
の内部構成図である。
【図11】 従来技術による増幅回路の内部構成図であ
る。
【符号の説明】
1 増幅器 2 検出回路 3 ラッチ回路(保持回路) 4 ラッチ回路(別の保持回路) 11、12 センスアンプ(差動増幅回路) 13〜15 PMOSトランジスタ 16、18 インバータ 21、33、34 NANDゲート 36 NMOSトランジスタ 37、38 NORゲート 310、320 Dラッチ SE 制御信号(第1の制御信号) PO パワーオフ信号(検出信号) S セット信号(第2の制御信号) D、DC 増幅信号 I 初期化信号(第3の制御信号)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御信号が与えられているときに
    活性化されるように構成され、一対の増幅信号を出力す
    る増幅器と、 前記増幅器からの前記一対の増幅信号が与えられ、前記
    一対の増幅信号のいずれか一方の電位が変化したことを
    検出し、検出されたときに検出信号を出力する検出回路
    と、 第2の制御信号及び前記検出回路からの検出信号が与え
    られ前記第1の制御信号を出力する保持回路とを備え、 前記保持回路は、前記第2の制御信号の入力に応じて前
    記第1の制御信号の出力が開始され、前記検出信号の入
    力に応じて前記第1の制御信号の出力が終了され、前記
    第2の制御信号が終了しても、前記第2の制御信号が終
    了した時点での信号データが保持されるように構成され
    ていることを特徴とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 保持回路はRSラッチ回路で構成され、
    前記RSラッチ回路のセット入力端に第2の制御信号が
    与えられ、前記RSラッチ回路のリセット入力端に検出
    信号が与えられており、 前記第2の制御信号の終了のタイミングが、検出回路に
    より前記検出信号が出力されるタイミングよりも前にあ
    ることを特徴とする請求項1記載の増幅回路。
  3. 【請求項3】 RSラッチ回路は2個のNANDゲート
    が含まれていることを特徴とする請求項2記載の増幅回
    路。
  4. 【請求項4】 RSラッチ回路は2個のNORゲートが
    含まれていることを特徴とする請求項2記載の増幅回
    路。
  5. 【請求項5】 保持回路は、第2の制御信号の立ち上が
    り及び立ち下がりのいずれか一方の変化点に応じてのみ
    第1の制御信号を出力する信号データが保持されるよう
    に構成されたエッジトリガ型であることを特徴とする請
    求項1記載の増幅回路。
  6. 【請求項6】 保持回路は、2段構成のDラッチが含ま
    れ、 前記2段構成のDラッチのそれぞれのクロック信号とし
    て第2の制御信号に応じた信号が与えられ、前記2段構
    成のDラッチの後段のDラッチの出力信号に応じて第1
    の制御信号が出力されるように構成されていることを特
    徴とする請求項5記載の増幅回路。
  7. 【請求項7】 増幅器が非活性状態であるときに、一対
    の増幅信号の両方を“H”もしくは“L”の電位にプリ
    チャージするプリチャージ手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項5記載の増幅回路。
  8. 【請求項8】 増幅器からの一対の増幅信号を受け、前
    記一対の増幅信号に対応するデータを保持する別の保持
    回路を備えたことを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項5記載の増幅回路。
  9. 【請求項9】 増幅器はカレントミラー型差動増幅回路
    を備えていることを特徴とする請求項1、請求項2又は
    請求項5記載の増幅回路。
  10. 【請求項10】 増幅器は、一対の増幅信号の変化を妨
    げる方向にオフセットがあることを特徴とする請求項
    1、請求項2又は請求項5記載の増幅回路。
  11. 【請求項11】 増幅器は増幅の対象となる一対の入力
    信号の両方がそれぞれに与えられた2個の差動増幅回路
    が含まれ、 前記増幅器のオフセットは、前記一対の入力信号の両方
    の電位が同電位であるときに、前記2個の差動増幅回路
    のそれぞれにおける一方の出力端の電位と他方の出力端
    の電位とが異なるように構成されていることを特徴とす
    る請求項10記載の増幅回路。
  12. 【請求項12】 前記増幅器のオフセットは、前記2個
    の差動増幅回路のそれぞれにおける一方の出力端に接続
    されたトランジスタのトランジスタサイズと他方の出力
    端に接続されたトランジスタのトランジスタサイズとを
    相違させることにより実現されていることを特徴とする
    請求項11記載の増幅回路。
  13. 【請求項13】 増幅器は、増幅の対象となる一対の入
    力信号が与えられた差動増幅回路と、 差動増幅回路から一対の出力信号が与えられた論理ゲー
    ト回路が含まれ、 前記増幅器のオフセットは、同一チップ内に存在する前
    記論理ゲート回路と同じ論理の論理ゲート回路の論理し
    きい値電圧と比較して、前記論理ゲート回路の論理しき
    い値電圧の値を前記一対の出力信号の変化を検出しにく
    い方向にシフトすることにより実現されていることを特
    徴とする請求項10記載の増幅回路。
  14. 【請求項14】 検出回路は、一対の増幅信号が与えら
    れている論理ゲート回路を有し、 前記論理ゲート回路は、同一チップ内に存在する前記論
    理ゲート回路と同じ論理の論理ゲート回路の論理しきい
    値電圧と比較して、前記論理ゲート回路の論理しきい値
    電圧の値が前記一対の増幅信号の変化を検出しにくい方
    向にシフトされた構成になっていることを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項5記載の増幅回路。
  15. 【請求項15】 論理ゲート回路は2入力論理ゲート回
    路で構成され、前記2入力論理ゲート回路により一対の
    増幅信号のいずれか一方の電位が変化したことを検出す
    る機能を有することを特徴とする請求項14記載の増幅
    回路。
  16. 【請求項16】 保持回路は、第3の制御信号に応答し
    てリセットされる初期化手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1、請求項2又は請求項5記載の増幅回
    路。
  17. 【請求項17】 初期化手段によるラッチ回路のリセッ
    トは、電源投入時に行われることを特徴とする請求項1
    6記載の増幅回路。
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